リドスプレーはどこで売ってる？薬局・ドンキの販売状況と安全な入手方法を徹底解説

「リドスプレーって、ドラッグストアで手軽に買えるのかな？」「ドン・キホーテにも置いてある？」そう思ってこの記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。早漏対策として注目されているリドスプレーですが、実は一般的なお店では販売されていません。医薬品であるため、購入ルートが特殊なんです。

この記事では、リドスプレーがなぜ市販されていないのかという理由から、安全かつ確実に手に入れるための正規ルート、さらにはその効果や使い方、注意点まで、気になる情報を網羅して詳しくお伝えしますね。あなたに最適な選択肢を見つける手助けになれば幸いです。

リドスプレーは市販されてないって本当？販売状況の真実

まず、あなたが最も知りたいであろう「リドスプレーは市販されているのか？」という疑問にズバリお答えします。

結論から言うと、リドスプレーは、日本の薬局やドラッグストアなどの一般店舗では市販されていません。

なぜなら、リドスプレーは主成分に局所麻酔薬である「リドカイン」を含んでいるため、日本では医薬品としての承認を受けていないからです。これは「未承認薬」という扱いになり、医師の判断のもとでしか使用・処方ができない決まりになっています。

早漏治療薬として海外で開発され広く使われているものではありますが、国内で正式な承認がないため、コンビニや薬局の棚に並ぶことはないんですね。もし店頭で見かけることがあれば、それは「リドスプレー」という名称ではない、リドカイン以外の成分を使った類似品である可能性が高いです。正規のリドスプレーを探している方は、市販薬として探すのは諦めて、次の章でご紹介する医療機関での処方というルートを検討してくださいね。

この事実は、安全に効果的な治療薬を手に入れるために、まず理解しておくべき最も重要なポイントです。

ドラッグストアや薬局、マツキヨなどで探しても見つからない理由

「じゃあ、なんでドラッグストアや薬局では売ってないの？」という疑問が次に湧いてくるかと思います。

この答えもやはり、リドスプレーが「未承認医薬品」であることに尽きます。日本で医薬品を一般の店舗で販売するためには、厚生労働省による厳格な審査と承認が必要です。この承認を得るには、有効性はもちろん、安全性に関しても徹底的なデータ提出と検証が求められます。

リドスプレーの主成分であるリドカイン自体は、国内でも手術や検査時の局所麻酔薬として広く使われている安全性の高い成分です。しかし、「早漏治療薬として、このスプレーの形で使用すること」に対する国内の承認がまだ得られていないため、法律上、ドラッグストアやマツモトキヨシ、スギ薬局などの店頭に置くことができないのです。

これらの店舗で販売されているのは、あくまで「雑貨」や「化粧品」に分類される商品、もしくは医薬部外品や一般用医薬品（OTC）のみです。リドスプレーのような専門的な医薬品は、必ず医師の診察と処方箋が必要な「医療用医薬品」と同じ管理下に置かれます。

もし、海外で広く使われている成分なのであれば、なぜ日本で承認されないのだろう？と疑問に思うかもしれませんね。これには、承認申請にかかる時間や莫大なコスト、そして国内の需要バランスなどが複雑に絡み合っています。ですが、安全性を考慮すると、現行の「医師の管理下で処方」というルールは、私たち使用者を守るために必要不可欠な仕組みと言えるでしょう。

だからこそ、薬局でいくら探しても見つからないのは当然なんですね。もし見つけたら、それは正規のルートではないか、全く別の商品だと疑ってください。

ドン・キホーテやロフト、バラエティショップの取り扱い状況

ドラッグストアがダメなら、ちょっと変わった商品も扱うドン・キホーテやロフト、東急ハンズなどのバラエティショップならどうだろう？と考える方も多いでしょう。特にドン・キホーテは、海外の珍しい商品や、ちょっとしたアメニティグッズなども豊富に取り扱っていますからね。

ですが、残念ながら、これらの店舗でもリドスプレーの取り扱いはありません。

理由は前述の通り、リドスプレーが「医薬品」であるため、一般的な小売店では販売できないからです。ドン・キホーテで見かける精力剤やサプリメント、あるいは男性向けのアメニティグッズなどは、医薬品ではなく「健康食品」や「雑貨」の分類です。医薬品を扱うためには、専門の登録販売者や薬剤師の配置、厳格な在庫管理、販売許可などが必要になりますが、ドン・キホーテなどのバラエティショップは、そうした医薬品の販売ルートではないのです。

ただし、勘違いしやすい点として、これらの店舗には「遅延スプレー」や「男性用ローション」といった名称の類似品が売られていることがあります。これらはリドカインを含んでおらず、主にメントールなどの清涼成分で刺激を和らげたり、ローションの保湿効果で摩擦を減らしたりする目的で作られた商品です。

もし、リドカインの麻酔効果によって確実に早漏対策をしたいという目的であれば、これらの類似品では期待する効果を得るのは難しいでしょう。正規のリドスプレーを探している方は、ドン・キホーテやロフトを巡る時間と労力を、安全な処方ルートの検討に充てることをおすすめします。時間は有限ですから、効率よく解決策を探しましょう！

リドスプレーの安全な入手先はどこ？正規ルートを解説！

市販されていないことが分かりましたね。では、一体どこでリドスプレーを手に入れることができるのでしょうか？

リドスプレーの安全で唯一の正規ルートは、「早漏治療やED治療を専門とするクリニックでの処方」です。

リドスプレーは海外の医薬品ですが、日本の専門クリニックでは、厚生労働省が定める正式な手続き（医師による個人輸入）を経て、患者さんに提供されています。つまり、医師の診察を受けて、その医師の責任のもとで使用が認められるという流れです。

「クリニックに行くのはちょっと抵抗があるな…」と感じるかもしれません。しかし、早漏治療はもはや珍しいことではなく、多くの専門クリニックが存在しています。特に近年は、対面での診察だけでなく、オンライン診療が非常に便利になっています。これなら、自宅にいながら、人目を気にせず医師の診察を受け、処方薬を自宅に郵送してもらうことができます。

実は簡単！クリニックでの処方の流れ

クリニックでの処方の流れは、思っているよりもずっとシンプルでスピーディーです。主に以下のステップを踏みます。

1. 予約: クリニックのウェブサイトからオンライン診療の予約をします。多くのクリニックが24時間予約を受け付けています。
2. 問診・診察: 予約した日時に、スマートフォンやパソコンを使って医師とビデオ通話で診察を受けます。リドスプレーの使用目的や健康状態、アレルギーの有無などを聞かれます。
3. 処方・決済: 医師がリドスプレーの処方を決定したら、そのままオンラインで決済を行います。
4. 郵送: 処方されたリドスプレーは、プライバシーに配慮された梱包で、最短で即日発送されます。

このように、クリニックに行かなくても、専門の医師と相談しながら安全な医薬品を手に入れることができるのです。診察を通して、リドスプレーが本当にあなたに合っているか、副作用のリスクはないかを確認できるため、安心して使用を開始できますよ。

オンライン診療（ED専門クリニック）で処方を受ける流れ

先ほど触れたオンライン診療について、もう少し詳しく解説しますね。これが今の時代、リドスプレーを最も手軽かつ安全に手に入れるためのベストな方法と言えるからです。

「病院」と聞くと、待ち時間が長かったり、他の患者さんと顔を合わせたりすることに抵抗がある方も多いですが、EDや早漏専門のオンラインクリニックは、そういった不安を一切感じさせない仕組みになっています。すべてがオンラインで完結するため、通勤中の電車内や、仕事の休憩時間など、ちょっとした空き時間を使って診察を受けることも可能です。

オンライン診療のメリットと具体的な手順

オンライン診療の最大のメリットは、時間と場所を選ばない利便性と、プライバシーの確保です。特にデリケートな悩みである早漏治療においては、誰にも知られずに専門的なケアを受けられるというのは非常に大きな利点ですよね。

具体的な手順は以下の通りです。

ステップ	内容	ポイント
Step 1	クリニック選定と予約	ED・早漏治療を専門とするオンラインクリニックを選び、公式サイトから診察希望日時を予約します。
Step 2	事前問診票の記入	健康状態やアレルギー、現在服用している薬などを入力します。正直に正確に記入することが大切です。
Step 3	オンライン診察	予約時間にビデオ通話で医師と話します。リドスプレーが適切か、使用上の注意点などを丁寧に説明してくれます。
Step 4	処方・決済	処方が決定したら、クレジットカードなどで決済を行います。
Step 5	薬の受け取り	薬は最短即日発送され、通常は数日以内に指定の住所に届きます。梱包は中身が分からないように配慮されています。

ほとんどの専門クリニックでは、初回診察料が無料であったり、薬代以外はかからなかったりする場合が多いです。また、リドスプレーだけでなく、内服薬の選択肢など、様々な治療法を比較検討できるのも、専門クリニックならではの強みです。まずは勇気を出して、一歩踏み出してみましょう！

個人輸入代行サイトでの購入は危険がいっぱい！避けるべき理由

リドスプレーを探していると、インターネット上で「個人輸入代行サイト」や「海外通販」の広告を目にすることもあるでしょう。「クリニックに行く手間が省けるし、もしかしたら安いかも？」と魅力的に感じるかもしれませんが、モモストアとしては絶対に避けてほしいルートです。

個人輸入代行サイトを利用することには、計り知れないほどの危険が潜んでいます。そのリスクは、金銭的な損失だけでなく、あなたの健康や命に関わる重大なものになる可能性さえあるからです。

個人輸入で生じる４つの重大なリスク

なぜ個人輸入を避けるべきか、主なリスクを４つに分けて解説します。

１．偽造品・粗悪品のリスク（最大のリスク）
個人輸入サイトで流通している医薬品の中には、残念ながら有効成分が全く入っていない偽造品や、逆に過剰な成分が入っている粗悪品が混ざっているケースが後を絶ちません。最悪の場合、体に有害な物質が含まれていたり、製造過程で衛生管理がされていなかったりする可能性もあります。見た目が本物そっくりでも、中身が全く違うということが平然と行われています。効果がないだけでなく、健康被害を受ける可能性が非常に高いのです。

２．健康被害が生じた場合の救済措置がない
国内の医療機関で処方された薬で副作用などの健康被害が出た場合、日本では「医薬品副作用被害救済制度」という国の補償制度が適用されます。しかし、個人輸入した医薬品は、この救済制度の対象外です。つまり、もし体に異変が起きても、すべて自己責任で対応しなければならず、誰も責任を取ってくれません。

３．副作用や正しい使い方の指導がない
リドスプレーは医薬品です。使う量やタイミング、アレルギーの有無など、専門的な知識が必要です。クリニックで処方を受ければ、医師や薬剤師から正しい使い方や副作用について詳しく指導してもらえますが、個人輸入ではそうしたサポートは一切ありません。誤った使い方で効果が得られなかったり、肌トラブルを起こしたりするリスクが高まります。

４．品質管理の問題
海外から郵送される過程で、適切な温度管理がされていない可能性があります。特に医薬品は温度変化に敏感なものが多く、品質が劣化してしまうと、本来の効き目が失われたり、変質して有害になったりすることもあります。

手軽さや安さに惹かれる気持ちはわかりますが、ご自身の体は一つしかありません。安全と安心を最優先するならば、個人輸入は絶対に避け、必ずクリニック経由の正規ルートを選んでくださいね。

リドスプレーの主成分「リドカイン」ってどんな薬？

リドスプレーの主成分である「リドカイン」について、もう少し掘り下げてみましょう。この成分がどういうもので、どんな働きをするのかを知っておくと、安心して使用できますよね。

リドカインは、局所麻酔薬の一種で、医療現場では非常にポピュラーで、世界中で広く使われている医薬品です。早漏治療以外にも、様々な場面で活躍しているんですよ。

リドカインの働きと医療現場での利用例

リドカインの働きはシンプルです。それは、「神経の伝達を一時的に遮断すること」。

私たちの体は、痛みや熱、触覚といった感覚を神経を通じて脳に伝えています。リドカインを皮膚に塗布したり噴霧したりすると、その部分の神経の働きが一時的にストップし、感覚が麻痺します。これが麻酔効果です。

リドスプレーの場合、この局所麻酔効果を亀頭などのデリケートな部分に利用することで、過敏な感覚を和らげ、刺激を脳に伝えにくくするのが目的です。これにより、射精までの時間を延長させるという仕組みになっています。

医療現場では、リドカインは以下のような幅広い用途で使われています。

用途	具体例
表面麻酔	歯科治療での注射前の麻酔、内視鏡検査時の喉の麻酔など。
注射による局所麻酔	簡単な手術や縫合処置、皮膚科での小規模な処置など。
家庭用医薬品	市販の塗り薬（フェミニーナ軟膏など）に含まれ、かゆみを抑える成分としても使われています。

このように、リドカインは非常に身近で、歴史があり、安全性が確立されている成分です。早漏対策のために体に使うことに不安を感じるかもしれませんが、適切な指導のもとで使用すれば、過度に心配する必要はありませんよ。専門クリニックの医師に相談して、あなたの状態に合わせて使用量を調整してもらってくださいね。

リドスプレーを使うとどれくらい時間が延長するの？効果の持続時間

リドスプレーを使うことで、実際にどれくらい時間が延長するのか？これは、ユーザーの方々が最も気になるポイントの一つですよね。効果の感じ方には個人差がありますが、一般的な目安をお伝えします。

効果発現時間と持続時間について

リドスプレーの最大の特長は、比較的即効性が高いことです。噴霧してから効果が現れるまでの時間と、その効果が持続する時間の目安は以下の通りです。

項目	目安時間	補足
効果発現までの時間	噴霧後、約10分～30分	麻酔成分が皮膚に浸透するまでの時間です。製品や体質によって異なります。
効果の持続時間	約30分～2時間	射精までの時間を延長する効果が持続する時間です。これも使用量や個人差に左右されます。

多くのクリニックや利用者の声によると、リドスプレーを使用することで、普段の数倍の時間を実現できるケースが多く報告されています。例えば、普段は3分で終わってしまうという方でも、15分〜20分程度まで延長できたという例もあります。

ただし、ここで注意してほしいのは、延長効果は「感度の低下」によってもたらされるということです。完全に感覚を麻痺させてしまうと、行為自体の満足度も低下してしまいますよね。そのため、リドスプレーの目的は「完全に射精させないこと」ではなく、「パートナーとの満足のいく時間まで、射精をコントロールできる状態を作ること」にあります。

最適な使用量を見つけるには、最初は少なめの量から試してみて、徐々に調整していくのがおすすめです。そして、もし期待する効果が得られない場合や、逆に感覚が麻痺しすぎてしまう場合は、必ず処方を受けた医師に相談し、適切なアドバイスを受けてくださいね。自己判断で量を増やしすぎると、かえって感覚が鈍くなりすぎる可能性がありますから、十分にご注意ください。

初めて使う人へ！リドスプレーの正しい使い方と効果的なタイミング

リドスプレーを初めて使うとき、「いつ、どれくらい、どうやって使えばいいんだろう？」と戸惑うのは当然です。正しい使い方をすることで、リドスプレーの最大の効果を引き出し、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。

使用の４ステップと最重要注意点

リドスプレーの効果を最大限に活かすための使用方法は、以下のシンプルな４ステップです。

Step 1: 噴霧のタイミング
行為を行う約10分～30分前に噴霧します。早すぎると効果が薄れてしまい、直前すぎると麻酔が効く前に始まってしまいます。事前にタイミングを計算しておきましょう。

Step 2: 噴霧する場所と回数
最も敏感な部分、つまり亀頭の先端や裏側（特に過敏な部分）を中心にスプレーします。最初は1〜2プッシュから試してみて、効果を見ながら量を調整するのが鉄則です。必要以上に使いすぎると、感覚が麻痺しすぎてしまうので注意が必要です。

Step 3: 浸透させる時間
噴霧後、リドカインが皮膚に浸透するまで、10分から30分程度待ちます。この間は、皮膚を乾燥させないように優しく馴染ませるのも良いでしょう。

Step 4: 洗い流す（超重要！）
これが最も重要なステップです。麻酔が浸透し、感度が和らいでいるのを確認したら、必ず、行為の直前に噴霧した部分を洗い流してください！
洗い流さずに使用すると、パートナーの体にリドカインが移ってしまい、パートナーのデリケートな部分にも麻酔効果が及んでしまう可能性があります。これは、行為の満足度を下げるだけでなく、予期せぬトラブルにもつながりかねません。シャワーを浴びるか、ウェットティッシュなどでしっかり拭き取ってから行為を始めるようにしましょう。

リドスプレーは、正しく使えば非常に強力な味方になります。不安な点は処方医に確認し、常に安全に使用することを心がけてくださいね。

リドスプレーのメリットとデメリットを正直に比較！

リドスプレーは早漏対策として有効ですが、もちろん良い面ばかりではありません。使用を検討する上で、メリットとデメリットの両方を理解し、あなたにとって最適な選択かどうかを判断することが大切です。ここでは、モモストアがリドスプレーの正直な評価を比較表にまとめました。

メリット（良い点）

リドスプレーの最大の利点は、その即効性と確実性にあります。

• 高い即効性: 内服薬のように消化吸収を待つ必要がなく、直接患部に作用するため、比較的短時間（10〜30分）で効果が現れます。
• 効果の確実性: 局所麻酔薬であるリドカインが主成分のため、適切に使用すれば高確率で感度を下げ、射精時間を延長させる効果が見込めます。
• 携帯性の良さ: スプレータイプでコンパクトなので、持ち運びが簡単で、必要な時にすぐに使用できます。
• 副作用の少なさ: 内服薬と比較して、体全体に作用する副作用（めまい、吐き気など）がほとんどない点がメリットです。ごく稀に噴霧箇所にアレルギー反応が出る程度です。

デメリット（注意点）

一方で、リドスプレーには使い方や効果の特性上、いくつかのデメリットもあります。

• 感度の低下: 効果の根源が麻酔作用であるため、射精までの時間は延長しても、行為における快感が部分的に低下してしまう可能性があります。
• パートナーへの影響: 洗い流しが不十分だと、パートナーに麻酔成分が移り、パートナーの感度も低下させてしまうリスクがあります。この「洗い流す手間」が、行為前のムードを損なうと感じる人もいます。
• 入手の制限: 市販されておらず、必ず医師の処方（診察）が必要なため、手軽に手に入らないという煩雑さがあります。

このように、リドスプレーは「感度低下と引き換えに時間を延長する」という、非常に実用的なアイテムです。デメリットを理解し、特に「洗い流し」のステップを徹底することで、安全で満足度の高い早漏対策を実現できますよ。

感度低下が気になる人へ！リドスプレー以外の早漏治療の選択肢

リドスプレーのデメリットとして、「感度低下」が挙げられると知って、「時間を延長したいけど、快感は維持したい…」と感じた方もいるでしょう。

安心してください。早漏治療には、リドスプレーのような外用薬以外にも、感度を低下させずに時間を延長できる別の選択肢があります。それが、「内服薬」による治療です。

内服薬「ダポキセチン」の画期的な効果

早漏治療薬として世界的に広く使われ、日本国内の専門クリニックでも処方されている内服薬に、「ダポキセチン」があります。これはリドスプレーとは全く異なるアプローチで早漏を改善します。

ダポキセチンの主な作用は、脳内のセロトニン濃度を一時的に高めることです。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分を安定させる働きがありますが、射精のコントロールにも深く関わっています。早漏の一因として、このセロトニンが不足している、またはすぐに再吸収されてしまうことが挙げられます。

ダポキセチンは、セロトニンの再吸収を遅らせることで、射精の反射が起きるまでの時間を延ばします。これにより、感度を低下させることなく、射精までの時間を通常時の3～4倍程度に延長させることが期待できるのです。

比較項目	リドスプレー（外用薬）	ダポキセチン（内服薬）
作用の仕組み	局所麻酔（感度を鈍らせる）	脳内セロトニン濃度調整（射精反射を遅らせる）
感度の変化	低下する（デメリット）	低下しない（大きなメリット）
準備の手間	行為前に塗布・洗い流しが必要	行為の1～3時間前に服用するだけ
延長効果	確実性があるが、快感も低下	自然な形で、延長効果が期待できる

どちらが良いかは、あなたの目的や体質によって異なります。感度低下よりも「絶対に時間を延ばしたい」ならリドスプレー、「快感を維持しつつ延長したい」ならダポキセチンといったように、専門医と相談しながら最適な治療法を選びましょう。これもオンライン診療で気軽に相談できますよ。詳しくはダポキセチンの詳細も確認してみてくださいね。

リドスプレーと類似商品の違いは？他の早漏スプレーとの比較

リドスプレー以外にも、「遅延スプレー」や「男性用スプレー」といった名称で販売されている商品がたくさんあります。これらはリドスプレーと何が違うのでしょうか？購入後に「思っていた効果と違った…」と後悔しないためにも、成分の違いを理解しておくことが重要です。

市販の遅延スプレーと医薬品の違い

市場に出回っているスプレータイプの遅延対策商品は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。

１．リドスプレー（医薬品）

• 主成分: リドカイン（局所麻酔薬）
• 特徴: 医師の処方が必要。医薬品として効果の確実性があり、麻酔作用で直接的に感度を鈍らせる。
• 入手法: 専門クリニックでの処方のみ。

２．市販の遅延スプレー（指定医薬部外品・一般用医薬品）

• 主成分: ベンゾカインなど（局所麻酔薬）
• 特徴: リドカインと似た働きをする麻酔成分だが、日本国内で承認を受けているもの。リドカインより作用が穏やかなものが多い。
• 入手法: 薬局やネット通販で購入可能。ただし、効果はリドスプレーより弱いとされる。

３．市販の男性用ローション/スプレー（化粧品・雑貨）

• 主成分: メントール、アルギニン、植物エキスなど
• 特徴: 麻酔作用はない。主にメントールの清涼感や、ローションの保湿・保護作用によって、刺激を間接的に和らげることを目的とする。
• 入手法: ドン・キホーテやネット通販など、どこでも購入可能。

もしあなたが「確実な麻酔効果」を求めているのであれば、市販の雑貨品ではほぼ効果は得られません。指定医薬部外品のスプレーも効果は期待できますが、医師の管理下で安全に使用できるリドスプレー（医薬品）が最も強力です。

重要なのは、自分の求める効果レベルと、安全性を天秤にかけることです。高い効果を求めるなら、クリニックでの処方を選ぶことが、結果的に遠回りしない最短ルートになりますよ。

リドスプレーに関するよくあるQ&A総まとめ

最後に、リドスプレーに関して読者の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。不安な点を解消して、安心して次のステップへ進みましょう。

併用や女性への影響に関するQ&A

Q1: リドスプレーはED治療薬（バイアグラ、シアリスなど）と併用できますか？

A1: 基本的に併用は可能です。ED治療薬は勃起をサポートする薬であり、リドスプレーは射精までの時間を延長する薬なので、作用機序が異なります。勃起力に不安がある方は、ED治療薬で勃起力を確保しつつ、リドスプレーで時間をコントロールするという、両方の良いところ取りの治療法を選ぶこともできます。ただし、必ず処方を受ける医師に併用したい旨を伝え、安全性を確認してください。

Q2: リドスプレーを使うと、完全に感度がなくなってしまうことはありますか？

A2: 適切な使用量を守っていれば、完全に感覚がなくなることは稀です。リドスプレーはあくまで「過敏さを和らげる」ことが目的です。しかし、使いすぎると感覚がかなり鈍くなり、満足度が大きく低下する可能性はあります。最初は少量（1プッシュ程度）から試して、あなたにとって最適な使用量を見つけることが非常に重要です。

Q3: リドスプレーを洗い流さなかった場合、女性（パートナー）にどんな影響がありますか？

A3: 洗い流さなかった場合、パートナーのデリケートな部分にリドカインが移行し、麻酔作用が及んでしまう可能性があります。これにより、パートナーも感度が鈍くなり、行為の満足度が低下してしまうかもしれません。また、体質によってはアレルギー反応を起こす可能性もゼロではありません。前述の通り、行為直前の洗い流しは、必ず徹底してください。

Q4: 薬局や通販で見かける「遅延スプレー」でも代用できますか？

A4: 「目的とする効果」によります。市販のものは主に「化粧品」や「雑貨」扱いで、リドカインのような強力な麻酔成分は含まれていません。そのため、効果は限定的です。「医薬品と同等の確実な麻酔効果」を求めるのであれば、リドスプレーの代用にはなりません。一時的な刺激緩和や清涼感で十分であれば市販品でも良いかもしれませんが、本格的な早漏対策には、クリニック処方のリドスプレーまたは内服薬が推奨されます。

Q5: リドスプレーはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買えますか？

A5: リドスプレー（医薬品）は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった国内のECサイトでは販売されていません。販売が許可されているのは、先ほども説明した通り、クリニック経由の処方ルートのみです。もしECサイトで「リドスプレー」と検索して出てくる商品があった場合、それは類似品、もしくは個人輸入代行業者が出品している違法性の高い商品である可能性があります。安全性を考えると、ECサイトでの購入は避けるべきです。正規のルートから処方を受けましょう。