LANケーブルはどこで売ってる?急な必要時に役立つ購入場所と賢い選び方
突然「LANケーブルがない!」と困った経験はありませんか?テレワークやオンラインゲームなど、安定したインターネット環境は、もはや私たちの生活に欠かせませんよね。
この記事では、LANケーブルが買える主要な販売店から、あなたの用途に合った失敗しない選び方まで、モモストアが詳しく解説します。もう急な出費や選び方に悩むことはありませんよ!
・家電量販店(ヤマダ・ヨドバシなど)のLANケーブル品揃えは?
・【安く買うなら】ホームセンターやディスカウントストアの穴場
・コンビニ(セブン・ファミマ)でも買える?緊急時の最終手段
・100円ショップ(ダイソー・セリア)のLANケーブルは使える?
- LANケーブルが買える場所【急いでいる時も安心】
- 家電量販店(ヤマダ・ヨドバシなど)のLANケーブル品揃えは?
- 【安く買うなら】ホームセンターやディスカウントストアの穴場
- コンビニ(セブン・ファミマ)でも買える?緊急時の最終手段
- 100円ショップ(ダイソー・セリア)のLANケーブルは使える?
- ドラッグストア(マツキヨ・ウェルシア)の取り扱い状況
- LANケーブルの選び方!「カテゴリ」と「長さ」の基礎知識
- 知っておきたい!LANケーブルの種類(ストレート/クロス)
- オンラインストアで購入するメリット・デメリット
- 初心者でも簡単!目的別おすすめLANケーブル診断
- LANケーブル購入で失敗しないための注意点
- 中古のLANケーブルはアリ?メルカリやヤフオクの活用法
- 【モモストア解説】急いでいるけどこだわりたい時のベストな購入ルート
LANケーブルが買える場所【急いでいる時も安心】

LANケーブルは、意外と多くの場所で売られているのですが、場所によって品揃えや価格帯が大きく異なります。
急いでいるとき、こだわりたいとき、とにかく安く済ませたいときなど、状況に応じてどこへ行くべきかを把握しておくと、時間もお金も節約できますよ。
まずは、主な購入場所を特徴と一緒に一覧で見てみましょう。
| 購入場所 | 特徴・メリット | 価格帯 | 品揃え |
| 家電量販店 | 種類が豊富、専門知識を持つ店員に相談可能、高品質なものが手に入る | 高め~標準 | ◎(プロ仕様〜一般まで) |
| オンラインストア | 価格競争が激しい、自宅から注文できる、レビューで評価を確認できる | 最安~標準 | ◎(ほぼ全ての種類) |
| ホームセンター | 長尺ケーブルや屋外用など、ちょっと特殊なものも扱うことがある | 標準~やや安め | 〇(実用的なものが中心) |
| ディスカウントストア | とにかく価格が安い、掘り出し物が見つかることも | 安め | △(短尺・一般カテゴリが中心) |
| コンビニ | 24時間営業で緊急時に便利、駅前など立地が良い | 非常に高め | ×(極めて限定的) |
| 100円ショップ | 最安値で手に入る、簡単な接続ならこれでOK | 最安値 | ×(短いもの、低カテゴリのみ) |
このように、目的によって選ぶべき場所は明確に分かれます。
「すぐに、それなりに良いものが欲しい」なら家電量販店、「時間があるから、一番安くて最適なものが欲しい」ならオンラインストア(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)がベストな選択肢になります。
これから、それぞれの販売店の詳細と、賢くLANケーブルを選ぶためのコツを深掘りしていきますね。特に、「カテゴリ」や「長さ」を間違えると、インターネットの速度が大きく低下してしまうので、しっかりチェックしてください!
家電量販店(ヤマダ・ヨドバシなど)のLANケーブル品揃えは?
「すぐに高性能なLANケーブルが必要になった!」というとき、多くの人がまず頭に思い浮かべるのが家電量販店ですよね。ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオンなど、主要な家電量販店は、LANケーブルの購入先として最も安心できる場所の一つです。
専門性の高いケーブルが欲しいならここ
家電量販店の最大のメリットは、何と言っても品揃えの幅広さと専門知識を持つ店員さんがいることです。オンラインストアと違い、実際にケーブルの太さや柔らかさを手に取って確認できるのも大きなポイントですね。
家電量販店では、一般的な家庭用LANケーブルはもちろん、以下のような特殊な用途のケーブルも豊富に取り扱っています。
- 高速通信対応ケーブル(Cat6A、Cat7、Cat8など):オンラインゲームや大容量のデータ転送を行うプロユーザー向け。
- フラットケーブル(薄型ケーブル):カーペットの下やドアの隙間を通したいとき。
- スリムケーブル(細型ケーブル):配線をスッキリさせたいとき。
- 長尺ケーブル(10m以上):ルーターと離れた部屋のパソコンを接続したいとき。
- 屋外用ケーブル:建物の外を通して配線するとき(耐久性に優れています)。
特に、最近のゲーム機や高画質の動画視聴には高速なCat6A以上のケーブルが推奨されることが多いです。もし、あなたの利用環境が10ギガ(10Gbps)対応の光回線なら、Cat6AかCat7を選ぶのが無難でしょう。
また、初めてLANケーブルを選ぶ方や、自分のインターネット環境がよくわからない方は、店員さんに「ルーターとパソコンを繋ぎたいんだけど、一番速いケーブルはどれですか?」「〇〇mの長さが欲しい」と具体的に相談してみましょう。専門的な視点から、最適な一本を提案してくれますよ。
ただし、デメリットとしてオンラインストアと比較すると価格が若干高めになる傾向があります。すぐに必要ではない場合は、お店で実物を確認してからAmazonや楽天市場などで安く購入するという方法も賢い選択です。
ちなみに、店舗によってはお得なセールをやっていることもあるので、最寄りの家電量販店の情報をチェックしてみるのもおすすめです。(外部リンク:主要な家電量販店のセール情報)
知っておくと便利な家電量販店のポイント:
| メリット | デメリット |
| 実物を見て触って選べる | 価格がオンラインストアより高めの場合がある |
| 専門知識を持つスタッフに相談できる | 夜遅くまで営業していない店舗が多い |
| 当日持ち帰れるので急ぎの時に最適 | 在庫がない場合がある(特にCat7以上の特殊品) |
まとめとして、「多少高くてもいいから、高品質で確実なケーブルを今すぐ手に入れたい」という場合に、家電量販店は最強の選択肢と言えます。
【安く買うなら】ホームセンターやディスカウントストアの穴場
「なるべく安く、でもそこそこの品質のものが欲しい」という場合に、家電量販店に次ぐ穴場となるのがホームセンターやディスカウントストアです。特にホームセンターは、実は長尺のLANケーブルを探している方にはかなりおすすめです!
ホームセンターの品揃えは意外と実用的
カインズ、コーナン、DCM、コメリなどの主要なホームセンターでは、DIY用品や工具と一緒にPC周辺機器のコーナーが設けられていることが多いです。
ホームセンターで売られているLANケーブルの特徴は、「実用性」に特化しているという点にあります。
- カテゴリ:Cat5e、Cat6が中心。Cat6A以上はあまり見かけません。
- 長さ:1mや3mなどの短尺はもちろん、10m、20mといった長尺のケーブルを比較的安価に取り扱っていることが多いです。
- 特殊品:店舗によっては、配線に便利なケーブルモール(配線カバー)や、屋外配線用のケーブルなどを置いていることもあります。
例えば、「ルーターが玄関にあり、パソコンを二階の部屋で使いたい」といった長距離の配線が必要な場合は、家電量販店より安く長尺ケーブルが手に入る可能性が高いです。ただし、通信速度にこだわるゲーマーやクリエイター向けの高カテゴリケーブルは期待しない方が良いでしょう。
ディスカウントストアは掘り出し物があるかも
ドン・キホーテや一部の総合ディスカウントストアも、LANケーブルの販売場所としてチェックすべきです。
これらの店舗は、商品の入れ替わりが激しく、仕入れによって価格が大きく変動するのが特徴です。
- 価格:非常に安価なものが多いですが、ノーブランド品や旧カテゴリ(Cat5など)のケーブルが混ざっていることもあります。
- 品揃え:短めのものが中心で、種類は限定的。フラットケーブルやカラーバリエーションは時々見かけます。
「そこまで速度にこだわらない」「とりあえず今の断線したケーブルの代わりが欲しい」といった目的であれば、ディスカウントストアで格安で手に入るかもしれません。ただ、通信品質に直結する重要な部品ですから、パッケージの「カテゴリ」表示だけは必ず確認しましょう。最低でもCat5e以上を選びたいところです。
| 店舗の種類 | 得意な商品 | 価格メリット |
| ホームセンター | 10m以上の長尺、配線モールなどの関連商品 | 品質と価格のバランスが良い |
| ディスカウントストア | 1m〜3mの短尺、低カテゴリの格安品 | とにかく価格が安い(掘り出し物も) |
時間があるなら、両方の店舗をのぞいてみるのが、賢い買い物をする秘訣です。特に、ホームセンターのDIYコーナーは、配線を隠すアイデアの宝庫なので、一見の価値ありですよ!
コンビニ(セブン・ファミマ)でも買える?緊急時の最終手段
「え、まさかコンビニでもLANケーブルが売ってるの?」と思う方もいるかもしれませんね。結論から言うと、主要なコンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)の多くでLANケーブルは販売されています。
コンビニで売っているケーブルの種類と価格帯
コンビニは24時間、どこでも開いているため、「今すぐ、本当に今すぐ必要!」という緊急事態の最終手段として非常に役立ちます。例えば、出張先のホテルでWi-Fiが不安定なときや、急なテレワークでケーブルが断線していることに気づいたときなどです。
ただし、コンビニのLANケーブルは、品揃えが極めて限定的です。
- 長さ:基本的に1m〜3mの短いものがほとんどです。それ以上の長尺はまず置いていません。
- カテゴリ:主流はCat5eかCat6です。高カテゴリのCat6A以上は見込めません。
- 価格帯:これが最大のデメリットですが、他の店舗と比較して非常に割高になります。緊急時に助かる反面、コストパフォーマンスは良くありません。
販売場所は、電池やスマホ充電器、USBメモリなどが並んでいるPC周辺機器コーナーの一角です。店舗によっては取り扱いがない場合もあるので、絶対に必要なら事前に電話で確認するか、Googleマップで調べてみるのも良いでしょう。(外部リンク:コンビニ LANケーブル 在庫確認)
「なぜコンビニのLANケーブルは高いの?」
それは、コンビニが「利便性」という付加価値を売っているからです。
深夜や早朝、他の店が閉まっている時間帯に、必要なものがすぐに手に入るという安心感に対して、その価格が設定されています。品質は問題ありませんが、あくまで「緊急用」と割り切って購入するのが賢明です。
もし、コンビニで買った短尺ケーブルで一時をしのいだら、後日、オンラインストアなどで最適な一本を改めて購入し直すのが、モモストアおすすめの戦略です。安くて品質の良いケーブルはAmazonや楽天市場でいくらでも見つかりますからね。
100円ショップ(ダイソー・セリア)のLANケーブルは使える?
「100円ショップでもLANケーブルが買えるらしいけど、本当に使えるの?」と疑問に思っている方は多いでしょう。はい、ダイソーやセリアなどの100円ショップでもLANケーブルは販売されています。
100均ケーブルの限界と適した用途
100円(税抜)や300円、500円といった価格帯で手に入る100均のLANケーブルは、「とにかく安く済ませたい」という方にとって魅力的ですよね。しかし、その安さにはいくつかの限界があることを理解しておく必要があります。
100均LANケーブルの主な特徴:
| カテゴリ | Cat5、Cat5eが中心。古い規格のものが多いです。 |
| 長さ | 非常に短く、50cm〜1m程度のものが主流です。 |
| 品質 | 価格相応で、耐久性は低め。長期間の使用や頻繁な抜き差しには向きません。 |
では、どんな用途なら100均ケーブルでOKなのでしょうか?
- 古い機器の接続:数年前のプリンターや、速度をあまり必要としない古いスマートテレビの接続など。
- 一時的なテスト用:「この機器、LAN接続できるかな?」と一時的に動作確認をしたい場合。
- ルーター周りの機器接続:ルーターからONU(光回線終端装置)への接続など、短い距離で速度低下の影響が少ない場所。
反対に、以下のような用途には、100均のLANケーブルは絶対に避けるべきです。
- オンラインゲーム:応答速度(Ping値)が命取りになります。Cat6A以上を選びましょう。
- 高画質動画のストリーミング:4K、8Kの動画視聴では、読み込み遅延やカクつきの原因になります。
- 長距離の配線:100均ケーブルは短尺しかないため、長距離を繋ぎたい場合はホームセンターやオンラインストアで買うべきです。
まとめると、100均のLANケーブルは「とりあえず繋げれば良い」という程度の目的でのみ活用し、メインのパソコンやゲーム機用には使わないのが、インターネット環境を快適に保つための鉄則だとモモストアは考えます。
ドラッグストア(マツキヨ・ウェルシア)の取り扱い状況
日用品や食料品の購入で、ドラッグストアを利用する機会も増えていますよね。では、ドラッグストアではLANケーブルは売っているのでしょうか?
結論からお伝えすると、ほとんどのドラッグストアではLANケーブルの取り扱いはありません。
マツモトキヨシやウェルシア、スギ薬局などのドラッグストアは、その名の通り医薬品や化粧品、日用品がメインの品揃えです。一部、乾電池やスマホの充電器、イヤホンといった簡単なデジタルアクセサリーを置いている店舗はありますが、LANケーブルのような専門性の高い商品は、残念ながら需要が少ないため取り扱われていないのが現状です。
例外的なケースとしては、
- 超大型店舗:通常のドラッグストアよりフロアが広く、家電量販店やホームセンターの要素を取り込んでいる複合型店舗。
- 期間限定のセール品:決算期や在庫処分などで、一時的に取り扱いがある場合。
このような特殊なケースを除き、基本的には「LANケーブルを探す場所」としてドラッグストアは除外して問題ありません。
もし急いでいる場合は、ドラッグストアに向かう時間と労力を使って、コンビニエンスストアや小型の家電量販店を探す方が確実にLANケーブルを手に入れることができますよ。
どうしても気になる方は、お店に入る前にGoogle検索で「[店名] LANケーブル 在庫」と調べてみるのも良いでしょう。(外部リンク:マツキヨ LANケーブル 取り扱い)
ドラッグストアはあくまで医薬品と生活必需品を購入する場所と割り切り、LANケーブルは「家電量販店」「ホームセンター」「オンラインストア」の3択で考えるのが、最も効率的で確実な方法です。
LANケーブルの選び方!「カテゴリ」と「長さ」の基礎知識
LANケーブルを買う場所がわかったところで、次に最も重要な「選び方」の基礎知識をお伝えします。この知識がないと、せっかく高性能な光回線を契約していても、ケーブルのせいで速度が半減してしまうという悲しい事態になりかねません。
「カテゴリ」が通信速度の限界を決める
LANケーブルのパッケージに「Cat5e」や「Cat6」といった表記がされているのを見たことがあるでしょうか?これが「カテゴリ(Category)」と呼ばれるもので、そのケーブルが対応できる通信速度の限界(理論値)を示しています。数字が大きいほど高性能で、より高速な通信に対応しています。
現在の主要なカテゴリと、その対応速度、主な用途を見てみましょう。
| カテゴリ | 最大通信速度(理論値) | 伝送帯域 | 主な用途 |
| Cat5e | 1Gbps | 100MHz | 一般的な家庭用インターネット、ADSL/光回線(1G契約)の一部 |
| Cat6 | 1Gbps | 250MHz | 現在のスタンダード、安定したWeb閲覧やHD動画視聴 |
| Cat6A | 10Gbps | 500MHz | 次世代スタンダード、4K動画、オンラインゲーム、10G対応光回線 |
| Cat7 | 10Gbps | 600MHz | ノイズに強く、業務用やデータセンター向け(家庭用は端子形状に注意が必要) |
| Cat8 | 40Gbps | 2000MHz | 最高速規格、主に業務用で、家庭用ではオーバースペック |
モモストアからのアドバイス:
現在の日本の光回線契約の主流は「1Gbps」ですが、今後「10Gbps」への移行が進んでいます。そのため、今から買うなら「Cat6A」を選んでおくのが最も賢明な選択です。
Cat6Aは10Gbpsに対応しているため、将来的に回線をアップグレードしてもケーブルを買い替える必要がありません。Cat6とCat6Aの価格差は小さくなってきているので、迷ったらCat6Aを選びましょう。
「長さ」は短ければ短いほど良い
ケーブルの長さは、必要な距離に合わせるのは当然ですが、もう一つ重要な法則があります。
それは、「短ければ短いほど、通信速度が安定する」ということです。
- ケーブルが長くなるほど、信号の減衰や外部ノイズの影響を受けやすくなります。
- 特に、高性能なCat7やCat8でも、長距離(例えば30m以上)になると本来の性能を発揮できなくなる可能性があります。
ですので、ルーターと機器を繋ぐ距離を正確に測り、必要な長さより少しだけ余裕を持たせた、できるだけ短いケーブルを選ぶのが速度と安定性を確保するコツです。余ったケーブルは、束ねずにゆったりと配線するか、配線モールを使って隠すなどして、極端な曲げや圧迫を避けてくださいね。
知っておきたい!LANケーブルの種類(ストレート/クロス)
LANケーブルを選んでいると、「ストレート」と「クロス」という表記を目にすることがあります。これ、実はかつては非常に重要な違いだったのですが、今はほとんど気にしなくても大丈夫です。
「ストレート」ケーブルが主流になった理由
簡単に言うと、LANケーブルには「ケーブルの両端にある端子の配線パターン」が2種類ありました。
1. ストレートケーブル:
両端の配線パターンが同じケーブルです。用途は「異なる種類の機器同士の接続」でした。 (例:パソコン $\rightarrow$ ルーター、ゲーム機 $\rightarrow$ モデム)
2. クロスケーブル:
両端の配線パターンが意図的に交差しているケーブルです。用途は「同じ種類の機器同士の接続」でした。 (例:パソコン $\rightarrow$ パソコン、ルーター $\rightarrow$ ルーター)
かつては、この「ストレート」と「クロス」を間違えると、インターネットに接続できないという問題が発生していました。しかし、現代のネットワーク機器には「Auto MDI/MDI-X」という自動判別機能が搭載されています。
この機能のおかげで、機器がケーブルの種類(ストレートかクロスか)を自動で認識し、最適な通信方法に切り替えてくれるようになりました。そのため、今ではほとんどの場合でストレートケーブルさえあれば事足りるのです。
モモストアからのワンポイント:
家電量販店やオンラインストアで売られているLANケーブルの99%以上は「ストレートケーブル」です。「クロスケーブル」は、よほど古い機器を使っている場合や、非常に特殊なネットワークを構築する場合以外は、まず必要ありません。
もしパッケージに特に記載がなければ、それはストレートケーブルだと判断して大丈夫ですよ。万が一、「クロス」と記載されているものを見かけたら、買わない方が無難です。
オンラインストアで購入するメリット・デメリット
急いでいない場合、モモストアが一番おすすめしたいのが、オンラインストア(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)での購入です。店舗に足を運ぶ手間が省け、何よりも選択肢が豊富で価格競争が激しいため、安くて質の高いLANケーブルを見つけやすいからです。
失敗しないオンラインでの選び方のコツ
オンラインストアの最大のメリットは、その圧倒的な品揃えにあります。家電量販店では手に入りにくいCat7やCat8といった超高性能ケーブル、豊富なカラーバリエーション、様々な長さのケーブルなど、ニッチな商品も簡単に見つけられます。
しかし、一方でデメリットもあります。それは「実物を確認できないこと」と「到着まで時間がかかること」です。
オンライン購入で失敗しないためのチェックポイント:
- レビューと評価:
星の数だけでなく、実際に購入した人のレビューを複数読みましょう。「すぐに断線した」「速度が出なかった」といった具体的なマイナスレビューがないかチェック。(外部リンク:LANケーブル おすすめ ランキング) - 販売元の確認:
Amazonや楽天の場合は、信頼できるメーカーが直接販売しているか、または評価の高い正規販売店からの購入かを確認しましょう。 - カテゴリと長さの再確認:
注文ボタンを押す直前に、必ず「Cat6A」「3m」など、必要なスペックが間違っていないか最終チェックをしてください。 - 発送予定日の確認:
「プライム対象」「あす楽対応」など、すぐに届くサービスがあるか確認しましょう。急いでいるのに海外発送で数週間かかる、といった失敗を避けるためです。
特にAmazonや楽天市場では、お得なセールやポイントアップキャンペーンが頻繁に開催されています。これらのタイミングを狙えば、家電量販店よりもはるかに安く、高性能なケーブルを購入することが可能です。
中古品も視野に入れるならメルカリやヤフオク
もし、予算を極限まで抑えたい、あるいは「もう廃盤になったこのメーカーのケーブルが欲しい」といったこだわりがあるなら、メルカリやヤフオクといったフリマアプリ・オークションサイトも選択肢に入ります。これについては後述の見出しで詳しく解説しますね。
オンラインでの購入は、時間と手間を節約しつつ、最も高性能かつ安価なケーブルを手に入れるための最良の方法だと言えます。
初心者でも簡単!目的別おすすめLANケーブル診断
LANケーブルの「カテゴリ」が大事なのはわかったけれど、結局自分は何を選べばいいの?という疑問にお答えします。ここでは、利用目的別に、モモストアがおすすめするカテゴリをズバリ診断していきます。
目的別・選ぶべきカテゴリ一覧
あなたのインターネットの主な利用目的を考えてみてください。それによって、必要なケーブルの「カテゴリ」は変わってきます。
| 利用目的 | おすすめカテゴリ | 理由 |
| オンラインゲーム(FPSなど) | Cat6A 以上 | ラグや遅延が命取り。10Gbps対応のCat6Aで安定した通信速度と低遅延を確保すべき。 |
| 4K/8K動画ストリーミング | Cat6A | 大容量のデータを安定して受信するため。Cat6でも可能だが、より快適性を求めるなら。 |
| 一般的なWeb閲覧・メール | Cat6 | 現在の標準規格。1Gbpsで十分な速度が出るため、コストパフォーマンスが良い。 |
| テレワーク(Web会議など) | Cat6A | ビデオ会議は安定性が重要。上り/下り両方の通信が安定するため、Cat6Aが安心。 |
| 古いルーター・プリンター接続 | Cat5e | 古い機器はそもそもCat6Aに対応していない場合も。コストを抑えてCat5eで十分。 |
迷ったらCat6Aを選べば間違いなし!
もしあなたが「どれを選べばいいか分からない」「将来的に回線速度を上げるかもしれない」と少しでも不安に感じるなら、Cat6A(カテゴリ6A)を選んでおけば、まず後悔することはありません。Cat6Aは現在と未来のネットワーク環境に幅広く対応できる「万能型」のケーブルと言えるからです。
合わせて考えたい「ケーブル形状」
カテゴリが決まったら、次に考えるべきはケーブルの形状です。
- スタンダード(丸型):最もノイズに強く、速度や安定性を重視する場合におすすめ。ただし、太いので配線が目立ちやすいです。
- フラット(薄型):厚さ約1〜2mmと非常に薄く、カーペットの下や扉の隙間などに隠して配線するのに最適。配線美化を重視するならこれ。
- スリム(細型):丸型ですが細く、配線スペースが限られている場所や、多くのケーブルを束ねたい場合に便利。
モモストア的おすすめ形状:
性能重視なら「スタンダード」。見た目重視なら「フラット」。どちらも欲しいなら、高品質な「スリム」ケーブルを選ぶと良いでしょう。
LANケーブル購入で失敗しないための注意点
「買ってすぐに壊れてしまった」「ケーブルの端子が折れて使い物にならなくなった」といった失敗談はよく聞かれます。最後に、LANケーブルを購入する際に、後悔しないための具体的な注意点をまとめておきましょう。
爪折れ防止機能は必須のチェック項目
LANケーブルのコネクタ(ルーターやPCに差し込む部分)には、カチッと固定するための「ツメ」が付いています。このツメが折れてしまうと、ケーブルが抜けやすくなり、通信が途切れる原因となります。
特に、頻繁に抜き差しをする場所や、小さな子どもやペットがいる家庭では、ツメが折れるリスクが高まります。
そのため、LANケーブルを購入する際は、「爪折れ防止機能」が搭載されているかどうかを必ずチェックしてください。
爪折れ防止機能の例:
- カバー付き:ツメの部分がカバーで覆われていて、不用意に触れて折れるのを防ぐタイプ。
- 柔軟素材採用:ツメ自体が非常に柔軟な素材でできており、多少曲げても折れない耐久性があるタイプ。
最近の有名メーカー(バッファロー、エレコムなど)のLANケーブルは、ほとんどがこの機能に対応していますが、安すぎるノーブランド品には付いていない場合があるので要注意です。(外部リンク:LANケーブル 爪折れ 防止 おすすめ)
ノイズ対策のシールドにも注目
LANケーブルには、ノイズ対策として「シールド」が施されているものがあります。シールドとは、ケーブルの内部をアルミホイルのようなもので覆い、外部からの電磁波ノイズ(電子レンジや蛍光灯などから出る)の影響を防ぐ機能です。
シールドの種類には、主に以下の2種類があります。
| 種類 | 特徴 | 適した場所 |
| UTP (Unshielded Twisted Pair) | シールドなし。柔軟で安価。 | 一般的な家庭内の短い配線、ノイズ源が少ない場所 |
| STP/FTP (Shielded Twisted Pair / Foiled Twisted Pair) | シールドあり。ノイズに強いが、硬く高価。 | 工場や病院などノイズが多い環境、業務用 |
一般的な家庭で使う場合は、取り回しの良いUTPケーブルで十分です。しかし、ルーターの近くに電子レンジや大きな電化製品がある場合は、STP/FTPケーブルを検討する価値があるでしょう。ただし、STPはアース(接地)処理も重要になるため、導入前に専門的な知識が必要になることも覚えておいてくださいね。
中古のLANケーブルはアリ?メルカリやヤフオクの活用法
新品だけでなく、中古のLANケーブルも選択肢に入ります。特に、「特定の長さのものが欲しい」「とにかく費用を抑えたい」という場合に、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・オークションサイトは便利です。
中古品のメリットと潜むリスク
中古品の最大のメリットは、価格の安さと、家電量販店ではもう手に入らない旧モデルや限定品が見つかる可能性があることです。未使用品や数回使用しただけの美品が、新品の半額以下で手に入ることも珍しくありません。
しかし、中古ならではのリスクも存在します。
- カテゴリ・規格の不明確さ:出品者がカテゴリを間違えて記載している、あるいは劣化で性能が落ちている可能性があります。
- 爪折れのリスク:前所有者の抜き差しによって、ツメが既に折れている、またはヒビが入っている場合があります。
- ケーブルの劣化:長期間、高温多湿の場所に放置されていたケーブルは、被膜が劣化し、通信が不安定になることがあります。
特に注意したいのは、見た目では判断できない「カテゴリ」や「劣化」です。
フリマアプリで購入する際のチェックポイント
中古品でも安心して購入するために、以下の点を徹底的にチェックしましょう。
- カテゴリの明記を確認:
商品名や説明文に「Cat6A」「Cat7」など、カテゴリが明確に記載されているか確認しましょう。「高速対応」といった曖昧な表現だけのものは避けるべきです。 - コネクタ部分の写真:
必ずコネクタのツメ部分の写真をアップロードしてもらっているか確認しましょう。ツメが白くなっていたり、ヒビが入っていないかをチェック。(外部リンク:メルカリ LANケーブル 注意点) - 使用期間の確認:
「新品未開封」なら問題ありませんが、「半年使用」など使用期間が記載されている場合は、その期間と価格のバランスを考えましょう。 - 出品者の評価:
出品者の評価が非常に低い、過去にトラブルを起こしている形跡がある場合は、購入を控えるのが賢明です。
中古品は安くて魅力的な反面、自己責任となる部分も大きいです。メインのパソコンやゲーム機用など、重要な接続に使うケーブルは、多少高くても新品の信頼できるメーカー品を選ぶのが、モモストアからの正直なアドバイスです。
【モモストア解説】急いでいるけどこだわりたい時のベストな購入ルート
これまでに、様々な購入場所と選び方の知識をお伝えしてきましたが、最後に「急いでいるけど、どうせ買うなら Cat6A以上の高性能なものが欲しい!」という、少し欲張りなあなたのためのベストな購入ルートをモモストアが提案します。
ステップ1:まずは家電量販店の在庫をチェック
まずは、最も確実で高性能なケーブルが手に入りやすい家電量販店の在庫をチェックします。
自宅近くのヤマダデンキやヨドバシカメラのオンラインストア(または電話)で、「Cat6Aの3m」など、希望のスペックが在庫にあるかを確認しましょう。大型店ならほぼ確実に在庫があるはずです。
なぜ在庫チェックが重要か:
Cat7やCat8は、店舗によっては在庫を置いていない場合があります。せっかく行ったのに無かった、という時間の無駄を避けるためです。(外部リンク:家電量販店 営業時間)
ステップ2:時間帯と優先度で行動を決める
A. 営業時間内かつ急ぎの場合:
在庫が確認できたら、すぐに店舗へ向かいます。店員さんに相談しつつ、実物を見て購入しましょう。多少高くても、すぐに高性能なケーブルが手に入るという安心感が最大のメリットです。
B. 営業時間外または翌日でもOKの場合:
急ぎの度合いが低ければ、オンラインストア(Amazon、楽天市場)で「Cat6A」または「Cat7」のケーブルを検索し、価格とレビューを比較します。翌日配達や即日発送サービスを利用すれば、店舗に行く手間を省き、最安値で手に入れられる可能性が高いです。特にAmazonのプライム会員や、楽天市場の「あす楽」対応商品は非常に便利です。
C. とにかく今日一日を乗り切りたい場合:
Cat6Aが手に入らなくても、今日の仕事やゲームを中断したくない!という場合は、コンビニで短尺のCat5eケーブルを一時的に購入し、その間にオンラインでCat6Aを注文します。コンビニケーブルで一時をしのぎ、後日、本命のケーブルが届いたら交換するという二段階作戦です。
この手順を踏めば、あなたは「急いでいる」という状況に流されることなく、本当に必要な「高性能なLANケーブル」を、最も効率の良い方法で手に入れることができます。
LANケーブルは一度買えば長く使える消耗品ですから、ぜひこの機会に最適な一本を見つけてくださいね!

