チョロギはどこに売ってる?スーパーから通販まで!時期や美味しい食べ方を徹底調査!
「チョロギ」って聞くと、「あ、おせちに入ってる赤い変な形のアレね!」ってピンとくる人も多いんじゃないでしょうか?
年末年始にしか見かけないし、普段どこで売っているのか、そもそも何なのか、よくわからないことが多いですよね。
この記事では、珍しい食材チョロギの正体から、スーパーやデパート、通販などどこで手に入るのか、さらには生のチョロギの時期や、美味しい食べ方まで、モモストアが徹底的に解説していきます!
・チョロギが売っているのはどこ?【実店舗編】
・スーパーならココをチェック!イオンやデパ地下での取り扱い状況
・ドンキホーテやドラッグストアなど意外な販売店は?
・チョロギを確実に手に入れるなら「通販」が断然おすすめ!
- そもそもチョロギって何?どんな食べ物なの?
- チョロギが売っているのはどこ?【実店舗編】
- スーパーならココをチェック!イオンやデパ地下での取り扱い状況
- ドンキホーテやドラッグストアなど意外な販売店は?
- チョロギを確実に手に入れるなら「通販」が断然おすすめ!
- チョロギが店頭に並ぶのはいつ?旬の時期と販売期間
- 生のチョロギが欲しい!収穫時期と手に入る場所
- おせちの定番「梅酢漬け」の作り方と縁起のいい意味
- 漬物だけじゃない!チョロギの驚きの美味しい食べ方レシピ
- チョロギの「塩抜き」は必須?美味しく食べるための下処理
- チョロギの保存方法は?長くシャキシャキ食感を保つコツ
- チョロギは健康に良い?知られざる栄養成分と効果
- まとめ:チョロギは時期と場所を絞れば必ず見つかる!
そもそもチョロギって何?どんな食べ物なの?

多くの方が「おせちの赤い巻貝みたいなやつ」というイメージを持っているチョロギですが、その正体を知るとちょっと面白いですよ。
実はチョロギは、中国原産のシソ科の植物で、地下茎の先端にできる「塊茎(かいけい)」、つまり根っこの部分を食べるんです!
見た目がなんとも個性的で、細長くクルクルと巻いたような形をしています。別名では「草石蚕(くさいさご)」とも呼ばれるんですが、これは蚕(かいこ)の形に似ていることからきているんですよ。
おせち料理では「長老喜」や「長老木」といった縁起の良い漢字を当てて、長寿を願う意味が込められています。
チョロギの味や食感は?生のままだとどうなる?
私たちがお店でよく見かけるチョロギは、ほとんどが梅酢や紫蘇で漬けられた「漬物」の状態です。この漬物としてのチョロギは、梅の酸味と塩気が効いていて、シャキシャキ、カリカリとした独特の食感が特徴です。どちらかというと、らっきょうに近い歯ごたえかもしれませんね。
では、漬物にする前の「生のチョロギ」はどうでしょうか?
生のチョロギは白色で、泥を落としてみると意外と可愛らしい見た目をしています。生の状態だと、独特のクセやえぐみが少々ありますが、加熱するとこのえぐみが消えて、ほくほくとした食感に変化するんです。例えるなら、ゆり根や小さなお芋のような素朴な味わいになりますよ。
生のチョロギを手に入れるのは少し難しいですが、もし手に入ったら、ぜひ生姜醤油でシンプルに炒めたり、ホクホクになるまで煮物にしたりして、漬物とは全く違う味わいを楽しんでみてください!
チョロギの栽培地は?国産品は希少価値が高い?
チョロギの主な原産国は中国ですが、日本国内でもわずかながら栽培が行われています。
特に有名なのは、大分県竹田市や千葉県、長野県などの一部地域です。
国内で流通しているチョロギの多くは中国産ですが、国産のものは栽培の手間や収穫量が少ないため、非常に希少価値が高いと言えます。
国産のチョロギは、主に道の駅や産地直売所、地元のデパートの催事などで、収穫時期である11月下旬から12月にかけて限定的に販売されます。国産の生のチョロギを塩漬けにして自分で梅酢漬けを作る、という方もいらっしゃるんですよ。もし店頭で見かけたら、それはとてもラッキーなことかもしれませんね。
チョロギの基本的な知識を深めて、いざ探しに行く準備が整いました!次は、具体的にどこに行けば買えるのかを見ていきましょう。
(外部リンク:JAおおいたのチョロギに関する情報を見てみる)
チョロギが売っているのはどこ?【実店舗編】
チョロギは一年中どこでも見かけるような食材ではないため、いざ買おうと思っても「どこに行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。
基本的には、「漬物」や「おせち材料」として販売される場所を狙うのが正解です。時期によって売っている場所がガラッと変わるので、ここをしっかり把握しておきましょう!
販売店の種類と主な取り扱い形態
チョロギが店頭に並ぶ主な販売店と、そこで見られる商品の種類をまとめました。特に年末は、スーパーだけでなく、様々な場所で特設コーナーが設けられるため要チェックです。
| 販売店の種類 | 時期 | 主な商品の形態 | ポイント |
| 大型スーパー/デパート | 通年(瓶詰・パック)、年末(特設) | 梅酢漬けのパック、瓶詰、稀に生のチョロギ | 年末のおせち食材コーナーが確実。デパ地下は高級品も。 |
| 漬物専門店 | 通年 | 様々な味付けの瓶詰、量り売り | 珍しい味や高級品を探すならココ。専門店は一年中在庫がある可能性が高い。 |
| 道の駅/産直市場 | 11月下旬〜12月 | 生のチョロギ、地元の漬物メーカー品 | 新鮮な「生」のチョロギを探すなら最有力候補。 |
| ディスカウントストア | 年末(可能性あり) | 格安の梅酢漬けパック | ドンキホーテなど。定番品ではなく、その年によって取り扱いが変わることも。 |
漬物専門店を狙うメリット
近くに老舗の漬物屋さんや、地域の特産品を取り扱うアンテナショップなどがある場合は、一度足を運んでみることをおすすめします。
漬物専門店では、梅酢漬けだけでなく、醤油漬けや味噌漬け、粕漬けなど、バリエーション豊かなチョロギを取り扱っている場合があります。
また、量り売りをしているお店であれば、少量から試せるのも嬉しいポイントですね。専門店ならではのこだわり製法で作られたチョロギは、スーパーで買うものとは一味違った美味しさがありますよ!
年末だけでなく、通年でチョロギを求めているなら、専門店やオンラインの漬物屋さんのチェックは必須です。瓶詰であれば、日持ちもするのでおすすめです。
スーパーならココをチェック!イオンやデパ地下での取り扱い状況
一番手軽に手に入れたいのが、いつものスーパーですよね。でも、チョロギは野菜売り場にはなく、決まったコーナーに置かれることが多いので、探す場所を間違えないようにしましょう!
イオン、西友、ライフなどの大型スーパーでの探し方
イオンや西友、ライフ、イトーヨーカドーといった大型スーパーでは、主に以下の2つの場所を探してみてください。
- おせち料理・正月用品の特設コーナー(11月下旬〜12月):これが最も確実です!お正月が近づくと、かまぼこや伊達巻、黒豆などが並ぶ特設コーナーができます。チョロギの梅酢漬けは、黒豆の近くや、酢の物・珍味のコーナーに置かれていることがほとんどです。
- 漬物・珍味コーナー(通年):小型の瓶詰やパック詰めのチョロギは、通年で漬物や佃煮、珍味などが並ぶ冷蔵ケースの一角にひっそりと置かれていることがあります。このコーナーはちょっと見つけにくいので、「瓶詰の梅干し」や「らっきょう」の並びを重点的に見てみましょう。
ただし、おせち需要の時期を外れると、通年取り扱いのあるスーパーは限られてきます。地域の需要や店舗の規模によって在庫状況は異なりますので、もし見つからなければ、思い切って店員さんに尋ねてみるのが一番早いです。
デパ地下(三越・ISETAN・高島屋など)の強み
ちょっと高級なチョロギや、珍しい産地のものを探しているなら、デパ地下がおすすめです。
三越、伊勢丹、高島屋などのデパートの地下食品フロア、特に老舗の漬物店や高級食材店が集まる一角をチェックしてみてください。
デパ地下のチョロギは、パッケージが豪華だったり、産地が明確な国産品だったり、伝統的な製法で作られた高品質なものが見つかる可能性が高いです。年末になると、贈答品としても使えるような立派な化粧箱入りのチョロギも並びますよ。値段は少し張りますが、お正月に食べる縁起物としては、特別感があっていいですよね。
もし、お近くに成城石井のようなこだわり食材を扱うスーパーがあるなら、そちらも要チェックです。一般的なスーパーでは見かけない、独自ルートで仕入れたチョロギの漬物に出会えるかもしれません。
ドンキホーテやドラッグストアなど意外な販売店は?
スーパーやデパート以外にも、実はチョロギを扱っている可能性のある、ちょっと意外な場所があります。特にトレンドブログでは、こうした「意外な発見」の情報が喜ばれますよね!
MEGAドンキホーテでの取り扱い状況
総合ディスカウントストアであるドンキホーテ、特にMEGAドンキホーテのように食品の品揃えが豊富な店舗では、チョロギの取り扱いが確認されています。
ドンキホーテの「情熱価格」ブランドは、ユニークでコスパの良い商品が多いですが、チョロギも例外ではありません。
ただし、ドンキホーテの場合は、定番商品として通年置かれているというよりも、年末の特売品やおつまみコーナーの一環として期間限定で並ぶことが多いようです。
もしお近くのドンキホーテを訪れる際は、おつまみコーナーや珍味の棚、あるいはレジ近くの季節商品の陳列棚などを探してみてください。運が良ければ、驚きの安さでチョロギを手に入れられるかもしれません!
ドンキホーテの店舗は地域によって品揃えがかなり異なるため、確実ではありませんが、一度チェックしてみる価値はありますよ!
ドラッグストアの漬物コーナーにも注目!
「え、ドラッグストアにチョロギ?」と思うかもしれませんが、最近のドラッグストアは食品の取り扱いが非常に充実しています。
スギ薬局、ウエルシア、マツモトキヨシといった大手チェーンでは、梅干しや漬物、おつまみなどのコーナーを設けていることが多いですよね。
もちろん、全ての店舗でチョロギが売っているわけではありませんが、特に年末の時期には、お正月用の簡単な珍味としてチョロギのパックが置かれることがあります。
もし、お近くのドラッグストアで食料品の取り扱いがある場合は、お漬物やレトルト食品の棚を隅々までチェックしてみましょう。意外な場所で、探していたチョロギがあなたを待っているかもしれませんよ!
ただし、これらの意外な販売店での取り扱いは季節や在庫状況に左右されやすいため、確実に手に入れたい場合は、やはりスーパーや専門店の方がおすすめです。でも、普段のお買い物ついでにサッと見つけられたら嬉しいですよね!
チョロギを確実に手に入れるなら「通販」が断然おすすめ!
「近くのスーパーを何軒回っても見つからない!」「特定のメーカーのチョロギが欲しい!」という方に、モモストアが一番おすすめしたいのがインターネット通販の活用です。
通販のメリットは「種類」と「時期」を選ばないこと
実店舗でのチョロギの販売は、どうしても年末の時期に集中しがちで、商品の種類も限られてしまいます。
しかし、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトを使えば、その問題は一気に解決します!
通販を利用するメリットは、主に以下の3点です。
- 通年で購入可能:お正月シーズンが終わっても、漬物として加工されたチョロギは一年中手に入ります。急に食べたくなった時でも安心です。
- 圧倒的な品揃え:梅酢漬けだけでなく、味噌漬けや減塩タイプ、大容量の業務用、さらには生のチョロギの予約販売など、実店舗では見かけない様々なチョロギを選べます。
- 産地やメーカーを選べる:「あの有名な漬物メーカーのものが食べたい」「〇〇県の国産チョロギが欲しい」といったこだわりにも対応できます。
特に、国産の生のチョロギを予約して、自分で漬けてみたい!という方は、(外部リンク:楽天市場のチョロギ一覧をチェック)のように、収穫時期に合わせて通販サイトをチェックするのが最も効率的ですよ。
メルカリやフリマアプリでの入手はどう?
Amazonや楽天といった正規ルート以外にも、メルカリなどのフリマアプリでチョロギが出品されていることがあります。
これは主に、農家さんが収穫した生のチョロギを直接販売していたり、年末に買いすぎたおせち用のパックを未開封のまま譲る、といったケースが多いです。
フリマアプリの魅力は、思わぬ掘り出し物や、スーパーでは手に入らない珍しいものが格安で手に入る可能性があることですが、以下の点には注意が必要です。
- 商品の状態(未開封か、消費期限は大丈夫か)をよく確認する。
- 生のチョロギの場合、新鮮さに問題がないか出品者に確認する。
- 個人間取引のため、返品やクレーム対応が難しい場合がある。
新鮮な生のチョロギを探している場合は、フリマアプリも選択肢の一つですが、商品の安全性や品質を重視するなら、やはり大手通販サイトや、公式オンラインストアからの購入が最も安心でしょう。
チョロギが店頭に並ぶのはいつ?旬の時期と販売期間
チョロギがなかなか見つからない最大の理由は、「時期」が限定されているからです。店頭で探す場合は、この販売期間を絶対に逃さないようにすることが大切です!
おせちの縁起物として販売される期間
チョロギの加工品(梅酢漬けなど)が最も店頭に並ぶのは、やはりお正月のおせち料理の準備期間です。
具体的には、多くのスーパーや小売店では、11月下旬から12月末にかけて、集中的に販売されます。
この時期になると、普段はチョロギを置いていないようなお店でも、おせち材料として一時的に仕入れることが多いんです。
特に12月に入ってからは、黒豆や数の子、伊達巻などが並ぶ「おせち特設コーナー」を必ずチェックしてください。チョロギは、これらの珍味・酢の物エリアに小袋や瓶詰で陳列されていることがほとんどです。
年が明けてしまうと、在庫処分で安くなる可能性もありますが、すぐに店頭から姿を消してしまうため、確実に手に入れたいなら12月中旬までには購入を済ませておくのが安心でしょう。買い逃した場合は、通年販売している漬物専門店か、通販に頼ることになります。
通年買えるチョロギは「瓶詰」や「缶詰」が主流
お正月以外でもチョロギを楽しみたい!という方は、通年で販売されている保存性の高い商品を探しましょう。
漬物メーカーや食品会社から出ている瓶詰タイプや、少し大きめのパックに入った商品であれば、特定のスーパーの漬物コーナーや、大手通販サイトで一年中購入が可能です。
これらの通年商品であれば、ビールのおつまみや箸休めとして、いつでも手軽にチョロギのシャキシャキ食感を楽しむことができますよ。
ただし、通年商品は、年末の特設コーナーに並ぶ季節限定のパックよりも、少し割高になる傾向があります。たくさん食べたい方は、やはり年末の特売を狙うか、通販で大容量パックを探すのがおすすめです。
生のチョロギが欲しい!収穫時期と手に入る場所
自分で漬物を作ってみたい、または漬物以外の料理に使ってみたい、という方は「生のチョロギ」を探す必要があります。
生のチョロギは、加工品よりもさらに手に入りにくい幻の食材ですが、販売時期と場所を絞れば見つけられる可能性が高まりますよ。
生のチョロギの収穫期は晩秋から初冬
生のチョロギが収穫されるのは、11月下旬から12月上旬にかけての、寒い季節です。
この時期は、ちょうどおせち料理の準備が始まる少し前。収穫されたチョロギは、すぐに漬物として加工されるか、一部が産地直送で出荷されます。
生のチョロギは、土の中にできる塊茎のため、非常に傷みやすく、日持ちもしません。そのため、市場に出回る期間は極めて短く、流通量も少ないんです。
もし店頭で生のチョロギを見かけたら、それは「旬の採れたて」ということ。迷わずゲットすることをおすすめします!
収穫時期を狙って、以下のような場所を探してみましょう。
生のチョロギを探すなら道の駅や産地直売所へ
生のチョロギが最も手に入りやすい場所は、チョロギの産地近くにある「道の駅」や「農産物直売所」です。
特に、大分県竹田市や千葉県東金市などの主要な産地では、収穫期に生のチョロギが店頭に並びます。
| 場所 | 特徴 | 検索ワード例 |
| 道の駅・直売所 | 鮮度抜群で、比較的安価に手に入る。ただし、産地が限定される。 | 「道の駅 チョロギ」「産直市場 チョロギ」 |
| 産地直送の通販サイト | 予約販売が多いが、確実に手に入る。泥付きの状態で届くことも。 | 「チョロギ 生 産地直送」「国産 チョロギ 予約」 |
| 高級デパートの青果コーナー | 稀に、厳選された国産の生のチョロギが並ぶことがある。 | 店員に直接聞くのが確実。 |
生のチョロギは、泥が付いた状態で販売されていることが多いです。
購入後は、すぐに下処理をして漬物にするか、加熱調理して楽しむのがベストです。生のチョロギに出会えたら、漬物だけでなく、後述するホクホクとしたバターソテーにもぜひ挑戦してみてください!
おせちの定番「梅酢漬け」の作り方と縁起のいい意味
チョロギといえば、やっぱり鮮やかな赤色が特徴の「梅酢漬け」ですよね。
おせち料理に欠かせないこの漬物には、長寿を願う素敵な意味が込められています。
チョロギに込められた「長老喜」の縁起
チョロギは、そのユニークな形から漢字で「草石蚕」と書かれることもありますが、おせち料理に使われる場合は、当て字で「長老喜」や「長老木」と書かれるのが一般的です。
これは、「長寿」を意味する縁起の良い言葉で、「いつまでも元気で長生きできますように」という願いが込められています。
また、鮮やかな赤色は、古来から魔除けの色とされてきたため、お正月に食べることで邪気を払い、一年を健康に過ごせるようにという意味もあるんですよ。
黒豆の黒色とチョロギの赤色のコントラストが美しいだけでなく、このような深い意味があることを知ると、お正月がさらに楽しみになりますね。
自宅でパリパリ食感!チョロギ梅酢漬けレシピ
生のチョロギが手に入ったら、ぜひ自家製の梅酢漬けに挑戦してみてください!
市販品よりも塩分を控えめにしたり、自分の好きな甘さに調整できるのが手作りの魅力です。
パリパリ、シャキシャキの食感を出すには、最初の「塩漬け」と「塩抜き」の工程が非常に重要になります。
チョロギの梅酢漬け 基本のレシピ
| 材料(作りやすい分量) | |
| 生のチョロギ | 200g |
| 塩(下漬け用) | チョロギの重量の3%(約6g) |
| 梅酢 | 200cc |
| 砂糖 | 大さじ2〜3(お好みで調整) |
| 酒(下茹で用) | 大さじ2 |
作り方の手順(シャキシャキを保つコツ)
- 丁寧な下処理:チョロギを流水で洗い、歯ブラシなどを使って泥を丁寧に落とします。変色している部分や根が長い場合は切り落とします。
- 下茹で:鍋に湯を沸かし、酒(大さじ2)と一緒にチョロギを入れ、3分程度さっと茹でます。これにより、アクが抜けて色が綺麗に仕上がります。
- 塩漬け(パリパリの秘訣):湯切りしたチョロギと塩を保存袋に入れ、軽く揉んで、冷蔵庫で半日〜1日おきます。この塩漬けで水分が抜け、シャキシャキとした食感が生まれます。
- 塩抜き:たっぷりの水にさらし、途中で水を替えながら一日かけてじっくりと塩抜きをします。この工程で塩辛さが抜け、梅酢の味が引き立ちます。
- 梅酢漬け:水気を切ったチョロギ、梅酢、砂糖を保存袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫で2日以上漬け込めば完成です。
塩抜きをしっかり行うことが、美味しく仕上がるための最大のポイントです。手間はかかりますが、ぜひ挑戦して、長寿の願いが込められた自家製チョロギを楽しんでくださいね。
漬物だけじゃない!チョロギの驚きの美味しい食べ方レシピ
チョロギ=梅酢漬けというイメージが強いですが、実は漬物以外の調理法でも大活躍する万能食材なんです!
生のチョロギが手に入ったときや、漬物に飽きてしまった時に試してほしい、モモストアおすすめのレシピをご紹介します。
ホクホク食感を楽しむ「チョロギの素揚げ&バターソテー」
チョロギを加熱調理すると、食感がガラッと変わり、ホクホクとしたお芋のような食感になります。これがまた絶品なんです!
特に、お酒のおつまみや、肉料理の付け合わせにぴったりですよ。
チョロギの素揚げ(シンプルイズベスト!)
- 作り方:泥をきれいに落とした生のチョロギを、高温でサッと揚げるだけ!衣はつけなくてもOKです。
- ポイント:短時間で揚げればシャキシャキ感が残り、じっくり揚げれば中まで火が通りホクホクになります。揚がったら塩胡椒を振って完成。ジャガイモのフライドポテトのような感覚で、手が止まらなくなりますよ!
チョロギとベーコンのバター炒め(ご飯も進むメイン級!)
生のチョロギをメイン料理として楽しむなら、バター炒めがおすすめです。ベーコンやキノコと一緒に炒めることで、チョロギの素朴な味わいにコクが加わります。
調理方法:
- フライパンにバターを熱し、刻んだベーコンとキノコ(しめじ、エリンギなど)を炒めます。
- 泥を落としてさっと水気を切ったチョロギを投入し、さらに炒めます。
- 仕上げに塩胡椒で味を整え、パセリを散らせば完成です。
ホクホクしたチョロギの食感と、バター醤油の香りが食欲をそそります。
和食にも使える!「味噌漬け」や「炊き込みご飯」アレンジ
チョロギのクセのなさ、ほのかな甘みは、和食にもよく合います。梅酢漬けに抵抗がある方も、これらのアレンジなら食べやすいかもしれません。
- 味噌漬け:生のチョロギを味噌、みりん、少量の鷹の爪と一緒に漬け込むと、ご飯のお供にぴったりの風味豊かな味噌漬けになります。塩抜きの手間がないので、梅酢漬けよりも手軽に作れますよ。
- 炊き込みご飯:サツマイモや鶏肉と一緒に、チョロギを加えて炊き込みご飯にするのもおすすめです。加熱することでホクホクになるチョロギが、お米の甘みとマッチして、上品な味わいになります。
- 茶碗蒸しや吸い物:さっと下茹でしたチョロギを、茶碗蒸しの具材や、お吸い物の彩りとして加えると、見た目も華やかになり、ちょっとした珍味として楽しめます。
漬物としてだけでなく、様々な料理に使えるチョロギの魅力を、ぜひご家庭で発見してみてください!
チョロギの「塩抜き」は必須?美味しく食べるための下処理
生のチョロギを手に入れた時、または市販の塩漬けパックを使って梅酢漬けを作る時、「塩抜き」の工程をどうするかは、仕上がりの味と食感を左右する重要なポイントです。
なぜ塩抜きが必要なのか?
生のチョロギは、泥を洗い落とした後、すぐに塩漬けにするか、熱湯でさっと茹でてアクを抜く必要があります。
特に長期保存や梅酢漬けにする場合、まず塩分濃度の高い塩水で下漬けをします。これにより、チョロギから余分な水分が抜け、あの独特な「パリパリ」「シャキシャキ」とした歯ごたえが生まれるんです。
しかし、塩漬けしたままでは塩辛すぎて食べられませんよね。
そのため、塩抜きをして塩分を程よく抜き、その後に梅酢や調味料をしっかり染み込ませるという工程が必要になります。
「塩抜きなんて面倒くさい」と感じるかもしれませんが、このひと手間を惜しむと、味がしょっぱすぎたり、食感がふにゃふにゃになってしまったりと、残念な仕上がりになってしまうので注意が必要です。
正しい塩抜き方法と時間の目安
塩抜きは、チョロギの美味しさを最大限に引き出すための大切な工程です。正しい手順をチェックしておきましょう。
ステップ1:たっぷりの水に浸す
塩漬けを終えたチョロギを、たっぷりの冷水に浸します。チョロギが完全に水に浸るようにしてください。水はこまめに交換するのがコツです。水を替えることで、塩分がより早く、均一に抜けていきます。
ステップ2:塩抜き時間の目安
塩抜きにかかる時間は、最初にどのくらいの濃度の塩で漬けたかによって異なりますが、一般的には半日〜丸一日かけてじっくり行うのが理想的です。
途中で一つかじってみて、塩辛さが抜け、ほんのり塩味が残る程度になったらOKです。
※注意点:塩抜きをしすぎると、チョロギの旨味や食感まで失われてしまうことがあります。長時間水に浸しすぎないように、味見をしながら調整しましょう。
生のチョロギをそのまま調理する場合
もし、生のチョロギを味噌漬けや炒め物などの加熱調理に使う場合は、上記のような長時間の塩抜きは基本的に不要です。
泥をきれいに洗い落とした後、さっと下茹でをしてアクを抜く程度で十分ですよ。そのまま調理することで、チョロギ本来の優しい風味を味わうことができます。
チョロギの保存方法は?長くシャキシャキ食感を保つコツ
せっかく手に入れたチョロギ、特に生のものは傷みやすいため、正しい方法で保存することが重要です。
チョロギの漬物と生のチョロギ、それぞれの保存方法について見ていきましょう!
市販のチョロギ漬物の保存方法
スーパーなどで購入する梅酢漬けなどの加工品は、ほとんどの場合、未開封であれば賞味期限が長く設定されています。
保存方法の指示(常温、冷蔵など)は、商品のパッケージに記載されている通りに守ってください。ただし、一般的には以下のようになります。
| 商品の状態 | 保存場所 | ポイント |
| 未開封のパック/瓶詰 | 冷暗所または冷蔵庫(パッケージに従う) | 梅酢や塩分で保存性が高いため、比較的長期間保存可能。 |
| 開封後のパック/瓶詰 | 冷蔵庫(密封容器に移す) | 必ず別の密閉容器に移し替え、なるべく早く食べきる。 |
| 手作りの梅酢漬け | 冷蔵庫(煮沸消毒した瓶) | 漬け汁に完全に浸っている状態を保ち、清潔な箸で取り出す。 |
特に手作りの漬物は、保存容器をしっかり煮沸消毒し、雑菌が入らないように注意することが、長期保存の秘訣です。梅酢に完全に浸っていれば、数ヶ月間は美味しく食べられますよ。
生のチョロギを保存するなら「塩漬け」がベスト
生のチョロギは、土から掘り出した塊茎であるため、鮮度落ちが非常に早いのが特徴です。
購入したら、できるだけ早く調理するのが基本ですが、もしすぐに使えない場合は「塩漬け」にして保存するのがおすすめです。
塩漬けにすることで、水分が抜けて日持ちが良くなるだけでなく、前述した通り、あのシャキシャキとした食感が生まれるという一石二鳥の効果もあります。
塩漬けにする場合は、泥を落として軽く塩をまぶした後、密閉できる袋や容器に入れて冷蔵庫で保存します。この状態であれば、数週間〜1ヶ月程度の保存が可能になります。
使う際は、必ず塩抜きをしてから調理してくださいね。そのままにしておくとどんどん水分が抜けてしまうので、冷蔵庫の野菜室など、温度変化の少ない場所で保管しましょう。
チョロギは健康に良い?知られざる栄養成分と効果
おせちの飾りとして使われることが多いチョロギですが、実は知られざる栄養素や健康効果が詰まっている、優秀な食材でもあるんです!
ただの縁起物として終わらせるのはもったいないですよ。
チョロギに含まれる主な栄養素
チョロギは、シソ科の植物の塊茎(根っこ)であるため、野菜としての栄養素を豊富に含んでいます。
特に注目したいのは、以下の成分です。
- スタキオース(Stachyose):チョロギの主要な成分であり、豆類などに含まれるオリゴ糖の一種です。これは難消化性のオリゴ糖で、胃や小腸で分解されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などの善玉菌のエサとなることで知られています。
- 食物繊維:塊茎類らしく、食物繊維も比較的豊富に含まれています。整腸作用が期待できるため、お通じの改善をサポートしてくれます。
- カリウム:体内の余分なナトリウム(塩分)を排出するのを助けるミネラルです。ただし、チョロギの漬物は塩分が高いため、取りすぎには注意しましょう。
チョロギは、これらの栄養素から「長老喜」という名前の通り、健康と長寿を願うにふさわしい食材だと言えます。
特に注目したい「整腸作用」と「脳機能への期待」
チョロギの健康効果で最も注目されているのが、スタキオースによる整腸作用です。
スタキオースは、腸内環境を整える善玉菌を増やし、お腹の調子を良くしてくれる効果が期待できます。特に冬場は食生活が偏りがちになることもあるため、おせちでチョロギを食べるのは理にかなっていると言えますね。
また、最近の研究では、チョロギに含まれる成分が脳機能の維持や改善に役立つ可能性についても注目が集まっています。もちろん、これは研究段階ではありますが、昔から縁起物として重宝されてきた食材には、やはりそれなりの理由があるのかもしれません。
ただし、漬物として食べる場合は、塩分や糖分が高くなりがちです。健康効果を期待してたくさん食べるというよりは、少量ずつ、箸休めとして美味しくいただくのが一番ですよ。
もし生のチョロギが手に入ったら、加熱調理することで塩分を気にせずに栄養を取り入れることができるので、おすすめです。
まとめ:チョロギは時期と場所を絞れば必ず見つかる!
チョロギを探しているあなたへ、モモストアからのまとめです。
チョロギは、シソ科の植物の根っこである「塊茎」で、おせち料理には「長老喜」として長寿の願いが込められた縁起物です。
普段はあまり見かけませんが、探す場所と時期を絞れば確実に見つけることができます。
【チョロギが見つかる場所】
- 年末の大型スーパー:最も確実!11月下旬〜12月末のおせち特設コーナーをチェック。イオンやデパ地下が有力。
- 漬物専門店:通年販売しており、様々な種類の漬物チョロギが見つかる。
- 通販サイト:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなら、時期を問わず豊富な種類が手に入る。生のチョロギの予約も可能!
- 道の駅・直売所:特に11月〜12月の収穫期には、生のチョロギが手に入るチャンスあり。
見慣れない食材かもしれませんが、梅酢漬けのシャキシャキ食感、加熱調理後のホクホク食感と、全く異なる美味しさが楽しめます。
ぜひ、この記事を参考に、あなただけの美味しいチョロギを見つけて、食卓を彩ってみてくださいね!
筆者:モモストア

