イオンで備蓄米は売ってない？どこで買える？値段や種類を徹底調査

こんにちは、モモストアです！

近年、地震や台風などの自然災害が多発していることから、防災意識が非常に高まっていますよね。非常食の中でも特に重要なのが「備蓄米」ですが、「近所のイオンに行ったけど売ってなかった」「種類が少なくて困る」といった声を耳にすることがあります。

生活に欠かせないイオンで、本当に備蓄米は手に入らないのでしょうか？
この記事では、イオンでの備蓄米の最新の取り扱い状況を徹底的に調査し、売っている場所や種類、そして「売ってない」と言われる理由まで深掘りしていきます。もしイオンで見つからなかった場合の、代わりにおすすめの購入場所や選び方もご紹介するので、ぜひ最後まで読んで、ご家庭の防災準備にお役立てください！

これを読めば、もう備蓄米の購入で迷うことはありませんよ！

イオンで「備蓄米」の取り扱いが減少・売ってないと言われる本当の理由

「イオンには行けば何でもある」というイメージが強いだけに、いざ備蓄米を探しに行った時に「あれ？ないな」と感じると、少し不安になりますよね。実は、イオンで備蓄米の陳列が少なかったり、「売ってない」と言われるのには、いくつかの理由が考えられます。

「防災用品」としての分類が難しいことと、季節性が影響している

一つ目の理由として、商品の「分類」が挙げられます。

備蓄米や長期保存食は、一般的なスーパーの食品売り場では「乾物」「レトルト食品」といった分類になりがちです。しかし、備蓄を目的とした「アルファ化米」などの本格的な長期保存米は、

１．食料品売り場のレトルトご飯コーナー
２．防災用品コーナー（懐中電灯などが置いてある場所）
３．一部の大型店舗では独立した「長期保存食」コーナー

と、売り場が分散していることが多いんです。特定の売り場しか見ないと、「売ってない」と勘違いしてしまうこともあります。

さらに、備蓄米は季節による需要の波が非常に大きいです。特に、防災の日（9月1日）や、大規模災害のニュースが流れた直後などは、一気に売れてしまい、棚が空になることがあります。

売り切れ＝売ってない、ではありません！

また、店舗の規模によっても取り扱い量は大きく異なります。特に小型の「まいばすけっと」や一部の都市型店舗では、陳列スペースの都合で、種類や在庫が非常に限られているのが現状です。

「普通のレトルトご飯」と「長期保存食」の違いの曖昧さ

二つ目の理由は、消費者側と店舗側の「認識の違い」です。

私たちが普段食べているパックご飯（賞味期限が数ヶ月〜1年程度）も、一時的な備蓄食として活用できます。そのため、店舗側も「レトルトご飯を多めに陳列しておけば、緊急時のニーズに応えられる」と判断し、本格的な5年保存などの「備蓄米」のラインナップを絞っている傾向が見られます。

【備蓄米として探されやすい主な種類】

種類	主な特徴	イオンでの取り扱い傾向
アルファ化米	お湯や水で戻す乾燥ご飯。軽くて長期保存（5年～7年）。	大型店舗や防災用品コーナーにあり。数が少ない。
長期保存レトルトご飯	パックご飯の保存期間を延ばしたもの（3年～5年）。	食品コーナーに稀にあり。通常のレトルトに紛れがち。
普通のレトルトご飯	一般食品。賞味期限1年前後。	取り扱いが最も多い。

このように、防災用品として特化した商品を探しているのに、一般的な食品に埋もれてしまっているのが、「売ってない」と感じる原因の一つなのです。まずは、ご自身がどの種類の「備蓄米」を探しているのかを明確にすることが、見つけ出すための第一歩になります。

もし、今すぐイオンの在庫を確認したい場合は、Googleで「イオン 備蓄米 在庫」を検索してみるのが確実です。

【結論】イオンで備蓄米を購入できる売り場はココ！種類とラインナップ

では、具体的にイオンのどの売り場に行けば、備蓄米を購入できるのでしょうか？モモストアが調査した結果、狙うべき売り場は主に以下の3箇所に絞られます。

本命は「生活用品売り場」の防災コーナー

イオンでは、衣料品や雑貨、家電などが並ぶ「生活用品売り場」の一角に、防災用品・防犯グッズを集めたコーナーが設けられています。特に大型店舗（イオンモールや総合スーパー）では、このコーナーの品揃えが豊富です。

【主な取り扱い商品】

• 尾西食品、アルファフーズなどの有名メーカーのアルファ化米（白米、わかめご飯、五目ご飯など）
• 長期保存可能な水や缶詰、レトルトカレーなどのセット商品
• 簡易トイレや防災セット本体

このコーナーにある備蓄米は、保存期間が5年以上のものがほとんどで、パッケージにも大きく「長期保存食」「5年保存」と記載されているため、探している商品が見つけやすいのが特徴です。

食品売り場では「レトルト米飯」と「乾物」の棚をチェック

次に、食品売り場です。ここでのチェックポイントは、通常のパックご飯が並んでいる棚ではなく、乾物やインスタント食品が並ぶ棚の端です。具体的には、以下の場所を重点的に見てください。

【食品売り場のチェックポイント】

1. レトルト米飯コーナー：通常のパックご飯の隣や下の段に、稀に3年保存などの長期保存パックご飯が置かれていることがあります。
2. 乾麺・インスタント食品コーナー：ここも、災害時に重宝するインスタントラーメンなどと一緒に、アルファ化米の単体商品が並べられていることがあります。
3. お米コーナー：お米やもち米の近くに、稀に玄米や備蓄用の特別な米が置かれているケースもありますが、備蓄米としては期待薄です。

イオンの食品売り場は、地域や店舗の特性に合わせて陳列が変わるため、「絶対ここ！」とは言い切れません。お近くのイオンで備蓄米の取り扱いがあるか、事前に店舗に電話で確認してみるのが最も確実な方法です。

不定期に設置される「特設コーナー」を狙う

イオンでは、季節の変わり目や、防災の日が近づくと、エスカレーター前やレジ周辺に「防災用品フェア」「非常食特集」などの特設コーナーを設けることがあります。

特設コーナーのメリットは、普段は置いていないメーカーの備蓄米や、お得なセット商品が手に入りやすいことです。もし、店舗に入ってすぐにそういったコーナーが見当たれば、まずそこで探してみることをおすすめします。特設コーナーは通常、期間限定なので、見かけたらチャンスだと思ってください。

主な備蓄米の種類と特徴（イオンで購入可能なもの）

種類	保存期間	調理方法	価格帯（目安）
アルファ化米	5年～7年	お湯（15分）または水（60分）	300円～500円/食
長期保存パックご飯	3年～5年	電子レンジまたは湯煎	400円～600円/食
レトルトお粥	2年～3年	そのまま、または湯煎	200円～400円/食

ご希望の備蓄米の種類と、それに合った売り場を把握しておけば、「売ってない」という事態は避けられるはずです。

イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の備蓄米はある？

イオンといえば、お財布に優しい価格と確かな品質が魅力のプライベートブランド（PB）、「トップバリュ」ですよね。では、このトップバリュから、長期保存が可能な備蓄米は販売されているのでしょうか？

トップバリュは「食料品」に特化、本格的な「防災食」は少なめ

結論から言うと、現時点（2025年11月現在）で、トップバリュとして5年以上の長期保存が可能な「アルファ化米」などの備蓄米は、大々的には展開されていません。

トップバリュは日々の生活に寄り添う食料品や日用品に力を入れています。そのため、防災を目的とした特別な加工が必要な食品よりも、日持ちのするレトルト食品や缶詰が中心になっています。

ただし、防災備蓄は何も「5年保存」のものだけに限りません。農林水産省も推奨している「ローリングストック法」を実践する上で、トップバリュの商品は非常に優秀な備蓄食となります。

「ローリングストック向け」のトップバリュおすすめ商品

ローリングストック法とは、普段使いの食品を少し多めに購入し、食べた分だけ買い足していくことで、常に一定量の食料を備蓄する方法です。この方法に最適なトップバリュ商品をご紹介します。

カテゴリー	おすすめトップバリュ商品	保存期間（目安）	備蓄食としてのメリット
レトルトご飯	パックごはん（コシヒカリ使用など）	約10ヶ月～1年	日常的に消費しやすく、飽きがこない。
缶詰・瓶詰	さばの味噌煮缶、ツナ缶、コーン缶	2年～3年	栄養豊富で、ご飯のおかずになる。
乾麺	パスタ、うどん、そうめん	1年～2年	調理に水が必要だが、満腹感が得られる。
レトルト食品	レトルトカレー、パスタソース	1年～2年	温めずにそのまま食べられるものもある。

もし、イオンで長期保存の備蓄米が見つからなかったとしても、これらのトップバリュ商品をストックしておけば、数ヶ月程度のライフライン停止には十分対応できます。

トップバリュで本格的な備蓄米が出たら嬉しいですが、まずは普段から食べ慣れたものを備蓄することが、非常時における心の安定につながります。トップバリュ商品で、手軽にローリングストックを始めてみてはいかがでしょうか？

備蓄米とローリングストックについて、さらに詳しく知りたい方は、「ローリングストック法 備蓄米 活用」と検索して、情報を集めてみてください。

イオンで備蓄米を買うメリットと、他のスーパーと比較したデメリット

イオンは全国に店舗を展開する巨大なショッピングモールです。備蓄米を購入する場所としてイオンを選ぶことには、他のスーパーや専門店にはないメリットと、逆に知っておくべきデメリットがあります。

イオンで購入する最大のメリット：圧倒的な「ついで買い」の利便性

イオンの最大の強みは、「ワンストップショッピング」です。

• 食品から衣料品、家電、そして防災用品まですべてが揃うため、備蓄米だけでなく、懐中電灯やカセットコンロ、電池といった防災グッズ全般を一度に揃えることができます。
• 日々の買い物に行ったついでに、備蓄米をチェックし、ローリングストック用のトップバリュ商品を買い足す、といった「ついで買い」がしやすいため、防災対策を習慣化しやすいです。
• WAONポイントやイオンカードの特典など、ポイント還元や割引デー（20日、30日）を利用すれば、備蓄米を少しでもお得に購入できるチャンスがあります。

特に、家族連れや車での買い物が中心の方にとって、イオンの広大な駐車場と豊富な品揃えは大きなメリットと言えますね。

他のスーパーと比較したデメリット：専門性と品揃えの限界

一方で、イオンを頼りにしすぎることで生じるデメリットも理解しておく必要があります。

専門メーカーの品揃えが弱い

イオンの防災コーナーに並ぶ備蓄米は、有名な大手メーカーの商品に偏りがちです。例えば、アレルギー対応に特化した備蓄米や、特定のヴィーガン対応食など、専門性の高い備蓄食を探している場合は、品揃えが不十分に感じるかもしれません。

【品揃えの比較】

購入場所	品揃えの傾向	価格帯
イオン	大手メーカー中心。防災セットが豊富。	標準的～やや安い。
防災専門店	アレルギー対応、ヴィーガンなど専門性が高い。	高め。
ドラッグストア	パックご飯やレトルト食品が中心。長期保存米は少ない。	安い。
ネット通販（Amazonなど）	種類・メーカーの選択肢が最も多い。	ピンキリ。セールを狙いやすい。

「価格競争力」で専門店に劣る場合がある

イオンは基本的に標準的な価格設定ですが、ネット通販の「まとめ買いセール」や、防災専門店の「大容量セット」と比較すると、単価が高くなる場合があります。特に、家族全員分の備蓄米を一度に大量購入する場合は、オンラインでの専門店の価格をチェックすることをおすすめします。

モモストアからのアドバイスとしては、「普段の備蓄はイオンでローリングストック」「本格的な5年保存の備蓄は、ネット通販のセールを狙ってまとめ買い」というハイブリッドな購入方法が、最も賢明と言えるでしょう。

イオンネットスーパーやオンラインストアでの備蓄米の取り扱い状況

「店舗まで行くのが面倒」「重い備蓄米を自宅まで運ぶのが大変」という方にとって、イオンのネットスーパーやオンラインストアの利用は非常に便利ですよね。では、オンラインでの備蓄米の取り扱い状況はどうなっているのでしょうか。

ネットスーパー：長期保存米は「隠れ商品」になりがち

イオンネットスーパーは、お近くの店舗から食料品を配送してくれるサービスです。基本的に、店舗で取り扱っている商品が中心となりますが、オンラインでの検索には少しコツが必要です。

【ネットスーパーで備蓄米を探すコツ】

オンラインのカテゴリでは、「米・穀物」や「レトルト食品」の中に長期保存米が紛れ込んでいることが多いです。以下のキーワードで検索窓に打ち込んでみてください。

• 「アルファ化米」：最も確実に長期保存米が見つかるキーワードです。
• 「5年保存」：保存期間を指定することで、一般食品を排除できます。
• 「非常食」：防災用品とセットで表示されることもあります。

しかし、ネットスーパーでは、店舗の在庫が反映されるため、特売日や防災意識が高まる時期にはすぐに在庫切れになることが多いです。オンライン上で「在庫なし」になっていても、翌日には補充されている可能性もあるため、諦めずにチェックを続けることが大切です。

イオンスタイルオンライン：防災用品としてセット購入に最適

一方、「イオンスタイルオンライン」は、イオンが運営する総合的なオンラインストアです。こちらは、ネットスーパーよりも防災セットや長期保存食に特化した品揃えが充実しています。

特に、備蓄米単体よりも、水や簡易トイレ、毛布などがセットになった「防災セット」の中の食品として、高品質なアルファ化米が組み込まれていることが多いのが特徴です。初めて防災セットを揃える方や、家族人数分の備蓄を一気に済ませたい方には、イオンスタイルオンラインの利用が非常におすすめです。

オンライン購入のメリット・デメリットまとめ

サービス	メリット	デメリット
ネットスーパー	自宅まで配送。日常の買い物と同梱可能。	在庫切れになりやすい。種類が少ない。
イオンスタイルオンライン	防災セットが豊富。大型商品をまとめて購入できる。	送料がかかる場合がある。注文から到着まで時間がかかる。

モモストアの経験上、ネットスーパーで備蓄米が「売ってない」と感じたら、イオンスタイルオンラインで「防災セット」を探してみると、求めている備蓄米が見つかることが多いですよ。

備蓄米はイオン以外だとどこで売ってる？購入できる店舗を徹底比較

イオンで見つからなかったり、もっと他の種類と比較したい場合、備蓄米はどこで購入できるのでしょうか？ここでは、イオン以外の主な購入場所を比較し、それぞれの場所がどんな人におすすめかを解説します。

ドラッグストア：身近で手軽な「短期備蓄」の強い味方

マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局などのドラッグストアは、実は非常食の穴場です。

• 取り扱い傾向：通常のレトルトパックご飯、お粥、栄養補助食品、カロリーメイトなど、短期間の備蓄に適した商品が中心です。
• 長期保存米：尾西食品などの5年保存アルファ化米を少量（1〜2種類）だけ取り扱っている店舗もありますが、品揃えはイオンよりも少ないことが多いです。
• おすすめな人：「とりあえず2〜3日分だけ確保したい」「ローリングストック用の食品を買い足したい」という方には、自宅近くにあるドラッグストアは非常に便利です。

特に、ドラッグストアはポイントアップデー（例：ウエルシアのTポイントデー）を利用すれば、備蓄米を実質お得に購入できるチャンスがあります。

ホームセンター：防災用品と合わせて購入するならココ

カインズ、コーナン、DCMなどのホームセンターは、防災用品全般に力を入れています。

• 取り扱い傾向：長期保存可能な備蓄米や水、カセットボンベ、ランタンなど、本格的な防災グッズのラインナップが豊富です。
• 長期保存米：アルファ化米の味の種類（五目、エビピラフなど）も、ドラッグストアより多く、防災セットとして大容量で販売されていることも多いです。
• おすすめな人：「防災用品をまとめて揃えたい」「家族人数分の備蓄を一度に完了させたい」という方には、専門コーナーが充実しているホームセンターが最適です。

ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）：最強の品揃えと価格競争力

やはり、備蓄米の購入先として最も選択肢が広いのはネット通販です。

• メリット：アレルギー対応、ヴィーガン対応、玄米ご飯、メーカーの限定品など、店舗ではまず見かけない商品まで手に入ります。価格比較も容易で、大容量のセット商品や定期的なセールを利用すれば、最も安く済ませられる可能性があります。
• デメリット：実物を見て確認できない、送料がかかる場合がある、到着まで時間がかかる（特に災害直後など）。
• おすすめな人：「とにかく種類を比較したい」「アレルギーや好みに合わせて厳選したい」「手間をかけずに自宅まで配送してほしい」という方。

購入場所別比較表

購入場所	長期保存米（5年超）	ローリングストック向け	価格の傾向	利便性
イオン	△（種類限定的）	◎（トップバリュが豊富）	標準的	◎
ドラッグストア	×（ほぼなし）	◎（日常食品が多い）	安い	◎
ホームセンター	○（防災セットが豊富）	△	標準的	○
ネット通販	◎（種類が最も豊富）	◎（まとめ買い）	セール時は最安	◎

備蓄米を探すのに苦労したら、ぜひ「長期保存米 おすすめ ランキング」で検索して、オンラインで探すところから始めてみてください。

長期保存米を選ぶときの重要ポイント！失敗しないためのチェックリスト

備蓄米と一口に言っても、その種類や保存期間は様々です。いざという時に「使えない！」「食べられない！」とならないよう、購入前に必ずチェックしておきたい重要ポイントを解説します。

保存期間と家族構成から考える「必要量」

備蓄米を選ぶ上で最も重要なのは、「どれくらいの期間、何人分をストックするか」です。

• 目標：最低でも「3日分」、できれば「7日分」の食料を備蓄することが推奨されています。
• 計算式：（人数）×（日数）×（1日あたりの必要食数）＝総食数。
• 例：大人2人、子供1人の3人家族が7日分備蓄する場合
  3人 × 7日 × 3食/日 ＝ 63食分

この量を目安に、賞味期限が5年や7年の長期保存米を中心に、ローリングストック用の1年保存程度の食品を組み合わせていくのが理想です。

【備蓄米のチェックリスト】

チェック項目	詳細
保存期間	5年以上か？（購入後に期限を忘れずに記録）
必要食数	家族全員の3日分（最低）を満たしているか？
アレルギー対応	家族にアレルギーを持つ人がいれば、特定原材料不使用のものか？

調理方法の簡単さ：水やお湯の有無が命運を分ける

災害時は、電気やガス、そして「水」が使えなくなる可能性を考慮しなければなりません。

長期保存米の代表格であるアルファ化米は、お湯があれば約15分、水（冷水）でも約60分で食べられるようになります。しかし、もし水が貴重な状況になった場合、水をあまり使わずに食べられる備蓄米を選ぶことも重要です。

【備蓄米の調理方法比較】

• アルファ化米：水が必要だが、軽くてかさばらない。味の種類が豊富で飽きにくい。
• 長期保存パックご飯：湯煎または電子レンジが必要。水は不要だが、調理器具がないと食べにくい。
• レトルトお粥：そのままでも食べられるものが多い。体調を崩した時にも優しい。

できれば、水だけで調理可能なアルファ化米と、水なしでそのまま食べられるレトルト食品をバランス良く備蓄することをおすすめします。特に水がない状況では、レトルト食品の開封だけで済む手軽さが、ストレス軽減につながります。

「味のバリエーション」と「栄養バランス」

非常時でも、美味しいものを食べることは心の支えになります。同じ白米ばかりでは飽きてしまうため、味のバリエーションを確保しておくことが大切です。

• 味：白米、五目ご飯、わかめご飯、ドライカレーなど、複数の味を用意する。
• 栄養：ご飯だけでなく、タンパク質（魚や肉の缶詰）、ビタミン（野菜ジュース、栄養補助食品）も忘れずに備蓄しましょう。備蓄米と合わせて、おかずになる缶詰もチェックしてください。

非常食を選ぶとき、つい価格や保存期間だけを見てしまいがちですが、「いざという時に食べ続けられるか」という視点を持つことが、備蓄の成功につながりますよ。

備蓄米の賞味期限はどれくらい？食べるときの注意点と保存方法

せっかく備蓄した備蓄米も、いざ使おうと思った時に賞味期限が切れていたら大変です。ここでは、備蓄米の賞味期限の目安と、長期保存を成功させるための正しい保存方法、そして食べる際の注意点について解説します。

アルファ化米の賞味期限はなぜ「5年」や「7年」なの？

一般的なお米は精米後数ヶ月、レトルトパックご飯でも約1年程度しか日持ちしませんが、アルファ化米などの本格的な備蓄米は、なぜ5年や7年もの長期保存が可能なのか疑問に思いますよね。

その秘密は、「アルファ化」と「脱酸素剤」にあります。

• アルファ化：炊いたご飯を急速乾燥させる技術です。これにより、水分を極限まで減らし、微生物が繁殖できない環境を作り出しています。
• 脱酸素剤：袋の中に残ったわずかな酸素を吸収することで、米の酸化や変質を防ぎ、カビの発生を完全に抑え込む役割を果たしています。

この二つの技術により、備蓄米は通常の食品と比べて圧倒的な長期保存を実現しているのです。ただし、これは「未開封で、正しい環境で保存された場合」に限られます。

【備蓄米の賞味期限と保存方法】

種類	主な賞味期限	開封後の目安	理想の保存場所
アルファ化米	5年～7年	水やお湯を入れたらすぐ	常温、湿度が低い、暗い場所
長期保存パックご飯	3年～5年	開封後は冷蔵庫で保存	常温、直射日光が当たらない場所

最も重要な保存方法は、「直射日光が当たらない」「高温多湿を避ける」ことです。特に、窓際やキッチンのコンロ下など、温度変化が激しい場所は避け、床下収納やクローゼットの奥など、涼しくて暗い場所で保管してください。

食べる時の注意点：期限切れは即NG！味見も慎重に

もし、備蓄米の賞味期限が切れてしまった場合、食べるのは避けるべきです。長期保存米は、賞味期限が切れたからといってすぐに食べられなくなるわけではありませんが、メーカーは「品質を保証できる期間」として賞味期限を設定しています。

• 期限切れの備蓄米：食中毒のリスクを考慮し、廃棄するのが基本です。特に、パッケージに破れや膨らみが見られる場合は、絶対に食べてはいけません。
• ローリングストックの重要性：賞味期限が切れる前に計画的に食べ、食べた分を買い足す「ローリングストック」を習慣化することで、常に新鮮な備蓄食を保つことができます。

また、アルファ化米を水で戻す際は、必ず清潔な水を使用し、手を清潔にしてから調理するように注意してください。災害時こそ、衛生管理が非常に重要になります。

備蓄米の保存についてもっと詳しく知りたい方は、「アルファ化米 保存 劣化」と検索してみてください。

備蓄米の種類と選び方：アルファ化米とパックご飯の決定的な違い

一口に「備蓄米」と言っても、大きく分けて「アルファ化米」と「長期保存パックご飯」の2種類があり、それぞれ特性が全く異なります。ここでは、この2つの決定的な違いを理解し、ご家庭の備蓄にどちらが適しているかを判断する基準を解説します。

アルファ化米：軽さと長期保存性、そして「水」の必要性

アルファ化米は、災害時の備蓄米の「王道」とも言える存在です。

• 仕組み：炊き上がったご飯を熱風などで急速乾燥させたもので、お湯や水を入れることで元のモチモチとしたご飯の状態に戻ります。
• 決定的なメリット：非常に軽くてコンパクトなため、非常用持ち出し袋に入れるのに最適です。また、脱酸素剤の技術により、5年〜7年と群を抜いて長期保存が可能です。
• 決定的なデメリット：調理に水またはお湯が必須です。特に水で戻す場合は、夏場でも60分、冬場はそれ以上かかるため、すぐに食べたい時には不向きです。

アルファ化米は、「水を備蓄していること」が前提となりますが、一度に大量に備蓄する場合や、非常用持ち出し袋に入れる場合には、この軽さが何よりも大きなメリットとなります。

長期保存パックご飯：手軽さと「熱源」の必要性

長期保存パックご飯は、普段私たちが食べているパックご飯の保存期間を延ばしたものです。

• 仕組み：特別な方法でご飯をパックし、酸素を遮断することで長期保存を可能にしています。
• 決定的なメリット：そのままの状態で食べることが可能なため、水も熱源も不要です（温めるとより美味しくなります）。普段食べ慣れたご飯に近い食感と味が楽しめます。
• 決定的なデメリット：保存期間が3年〜5年とアルファ化米より短く、また、アルファ化米よりも重く、かさばるため、持ち出し袋には不向きで、備蓄スペースを多く取ります。

パックご飯は、特にライフラインが復旧するまでの間の「日常に近い食事」として、ストレス軽減に役立ちます。もしカセットコンロなどの熱源を確保しているなら、湯煎で温めて食べられるパックご飯は非常に便利です。

【アルファ化米 vs パックご飯 比較表】

比較項目	アルファ化米	長期保存パックご飯
保存期間	◎ 5年～7年	○ 3年～5年
調理の手軽さ	△ 水・お湯が必要	◎ そのまま食べられる
携帯性	◎ 軽い、コンパクト	× 重い、かさばる
食感	乾燥米独特の食感	普段のご飯に近い

モモストアからの結論は、「アルファ化米を最低限の命綱として、パックご飯を普段使いの備蓄として」併用するのが、最もバランスの取れた備蓄方法です。

イオンでの備蓄米の値段相場と、お得に購入するための裏技

備蓄米は非常食という特性上、日常の食品よりもやや割高に感じることがあります。イオンで販売されている備蓄米の一般的な値段相場と、賢くお得に購入するための裏技をご紹介します。

イオンで見る備蓄米の価格帯（アルファ化米の単価）

イオンの防災コーナーなどで見かける、大手メーカーの5年保存アルファ化米の単価は、おおよそ以下の通りです。

• 白米（プレーン）：1食あたり 300円〜400円程度
• 味付きご飯（五目、わかめ、ドライカレーなど）：1食あたり 400円〜550円程度
• 長期保存パックご飯：1食あたり 400円〜600円程度（パックのサイズによる）

これに対し、ローリングストック用のトップバリュの通常のレトルトパックご飯は、1食あたり100円〜150円程度で購入できます。長期保存米は、特殊な加工技術とパッケージングが必要なため、どうしても単価が高くなってしまうのは仕方ありません。

お得に購入するための裏技：割引デーとオンラインの活用

備蓄米を大量に購入するとなると、塵も積もれば山となります。少しでも安く購入するために、以下の裏技を活用してください。

裏技１：イオンのお客様感謝デー（20日・30日）を狙う

毎月20日と30日は、イオンカードやWAONでの支払いで、食料品を含むほとんどの商品が5％オフになります。備蓄米は防災用品コーナーにある場合でも、この割引対象となることが多いです。

特に、家族全員分の備蓄を一気に揃える場合、5％オフでも数千円単位の割引になる可能性があります。この日に合わせてリストアップし、購入計画を立てることをおすすめします。

裏技２：防災の日（9月1日）前後のセールを狙う

多くの店舗は、防災の日（9月1日）に向けて防災用品の特設コーナーを設け、セールやキャンペーンを実施します。この時期は、防災セットや備蓄米のまとめ買いに特化した割引パックが販売されることが多く、単品で購入するよりもお得になることが多いです。

また、この時期を過ぎると在庫処分セールとして割引になる場合もありますが、需要が集中して品薄になるリスクもあるため、9月に入ったらすぐにチェックするのが賢明です。

裏技３：ネット通販の「大容量セット」を価格比較する

イオンの店舗で買うよりも、Amazonや楽天市場で販売されている「〇食セット」「1週間セット」といった大容量パックの方が、単価が安くなるケースがほとんどです。

店舗で種類をチェックし、気に入ったメーカーと種類をオンラインで検索し、「まとめ買い」をすることで、単価を大幅に抑えることができます。配送料も無料になることが多いので、重い備蓄米を運ぶ手間も省けます。

店舗で実物を見て、ネットで価格をチェックするというのが、最も賢い購入方法と言えますね。

お得な備蓄米の情報を集めるために、「備蓄米 大容量 セット 最安値」で検索して、価格競争力を比べてみましょう。

備蓄米と一緒に買いたい！おすすめの防災食・非常食ランキング

備蓄米だけでは、栄養も偏り、食事のストレスも溜まってしまいます。ここでは、備蓄米とセットで備えておくべき、モモストアおすすめの防災食・非常食をランキング形式でご紹介します。

第1位：長期保存水（5年保存・7年保存）

これは食品ではありませんが、備蓄の中で最も重要なのが「水」です。アルファ化米を戻すためにも、もちろん生命維持のためにも不可欠です。

• 備蓄目安：1人あたり1日3リットル。最低3日分（9リットル）が必要です。
• 長期保存の理由：普通のミネラルウォーターは賞味期限が短いですが、長期保存水は特殊な製造工程により5年〜7年の保存が可能です。

水は重いので、ネット通販や、イオンでの購入時も配送サービスを利用するのがおすすめです。

第2位：栄養補助食品（羊羹・ビスケット・エネルギーバー）

食欲がない時や、すぐにエネルギー補給が必要な時に活躍するのが、手軽にカロリーを摂取できる栄養補助食品です。

• おすすめ：長期保存羊羹は、日本の伝統的な非常食として非常に優秀です。高カロリーで、水なしでも食べやすく、和菓子ならではの癒やしも得られます。
• ビスケット・クラッカー：長期保存可能な缶入りのものは、そのまま食べても美味しいものが多く、噛むことでストレス解消にもつながります。

これらは非常用持ち出し袋のポケットにも入れやすいため、すぐに手の届く場所に分けて備蓄しておくと安心です。

第3位：タンパク質・ビタミン補給の缶詰（サバ缶・やきとり缶）

備蓄米だけでは不足しがちなタンパク質や脂質を補給するために、おかずとなる缶詰は必須です。

• サバ缶、イワシ缶：DHA/EPAが豊富で、栄養価が非常に高いです。味付けも味噌煮、醤油煮などバリエーションが豊富です。
• やきとり缶、コンビーフ缶：肉系のタンパク質を補給できます。特にやきとり缶は、備蓄米と混ぜて「やきとりご飯」にすることもでき、アレンジしやすいのが魅力です。

缶詰を選ぶ際は、「缶切りが不要なプルトップ缶」を選ぶようにしてください。災害時に缶切りが見つからない、壊れてしまったという事態を防ぐことができます。

この他にも、レトルトのお味噌汁やスープ、フリーズドライの野菜など、温かいものを用意しておくと、心も体もリラックスできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

災害時に役立つ！備蓄米を活用した簡単レシピと調理のコツ

せっかく備蓄した備蓄米も、そのまま食べるだけでは飽きてしまいます。非常時でも美味しく、栄養バランスよく食べられるように、アルファ化米をメインにした簡単アレンジレシピと調理のコツをご紹介します。

コツ１：水と時間がない時の「時短・節水」調理法

アルファ化米を水で戻すのに60分も待てない！という時や、貴重な水の使用を極力減らしたい時のコツです。

• 温める調理法：アルファ化米を袋ごと、温かい水（ぬるま湯）に浸すと、戻るまでの時間を短縮できます。お湯がない場合は、日中の太陽光で温められた水でも効果があります。
• 節水リゾット：必要な水の量を少しだけ減らし、代わりにレトルトスープや缶詰の汁（サバ缶の汁など）を加えて戻します。これにより、水の使用量を節約しつつ、味のついたリゾット風の食事になります。
• シェイク調理：アルファ化米と規定量の水を袋に入れ、よく振り混ぜてから時間を置くと、米粒が水に均一に触れやすくなり、戻りが早くなります。

水の備蓄が心もとない場合は、アルファ化米の量を少し減らして、代わりに缶詰やビスケットでカロリーを補うという選択肢も頭に入れておきましょう。

簡単アレンジレシピ：マンネリを打破する備蓄米料理

レシピ１：サバ缶と混ぜるだけ！栄養満点「サバ味噌ご飯」

【材料】

アルファ化米（白米）	1袋
サバの味噌煮缶	1/2缶
水（規定量）	必要に応じて

【作り方】

1. アルファ化米の袋に、規定量の水を入れます。
2. 水を入れた後、サバ味噌煮缶を汁ごと半分（または全部）入れます。
3. よく混ぜて、規定の時間（お湯なら15分、水なら60分）待ちます。

魚のタンパク質と味噌の塩気が加わり、白米だけよりも格段に美味しく、栄養価の高い一品になります。非常時でも、温かい食事の感動は計り知れません。

レシピ２：おやつにもなる！甘くて優しい「おしるこ風ご飯」

【材料】

アルファ化米（白米）	1袋
長期保存あんこ缶	適量
水（規定量より多め）	適量

【作り方】

1. アルファ化米に、規定量より少し多めの水を入れます。（サラサラのお粥状になるように）
2. 規定の時間待ってご飯が戻ったら、あんこ缶を混ぜて完成です。

甘いものは疲れた心と体に大きな癒やしを与えてくれます。お米のデンプンであんこの甘さがマイルドになり、非常時のおやつやデザートとして最適です。

非常時こそ、少しでも美味しいものを食べる工夫が、精神的な安定につながることを覚えておいてくださいね。

モモストアが厳選！おすすめの長期保存米【Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング】

最後に、イオンの店舗や近所のスーパーで見つからなかった場合に、ネット通販で確実に手に入る、モモストアがおすすめする長期保存米をご紹介します。いずれも、保存期間5年以上、水だけで調理可能な人気商品です。

おすすめ１：尾西食品のアルファ米（安心の定番）

アルファ化米の代名詞とも言えるのが「尾西食品」です。迷ったらまずこれを選んでおけば間違いありません。

• 特徴：非常に高い品質と豊富なバリエーションが魅力です。白飯だけでなく、わかめごはん、五目ごはん、山菜おこわなど、種類が非常に多いため、長期間の備蓄でも飽きがこないのが強みです。
• おすすめポイント：アレルギー対応食も充実しており、特にアレルギーを持つご家族がいる場合は、尾西食品のラインナップの中から選ぶことをおすすめします。

おすすめ２：サタケのマジックライス（調理の幅が広い）

サタケのマジックライスも、尾西食品と並ぶ人気のアルファ化米です。調理方法にユニークな特徴があります。

• 特徴：ご飯だけでなく、「パスタ」や「雑炊」になるタイプも用意されています。お湯の量を変えるだけで、ご飯にも雑炊にもなるため、非常食としてのアレンジの幅が広いのが魅力です。
• おすすめポイント：軽くてコンパクトながら、雑炊にすれば水分補給にも役立ちます。特に、胃腸が弱っている時や、小さなお子様がいる家庭におすすめです。

おすすめ３：永谷園フリーズドライご飯（手軽さNo.1）

永谷園のフリーズドライご飯は、お茶漬けなどで培われたフリーズドライ技術を活かした非常食です。

• 特徴：非常に早く戻る（お湯で数分）のが特徴です。また、味も永谷園ならではの「お茶漬け」や「カレー」といった、普段食べ慣れた味に近いものが多く、非常時の安心感につながります。
• おすすめポイント：少しでも早く食事を済ませたい時や、アルファ化米の独特の食感が苦手な方におすすめです。

これらの備蓄米は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なネット通販サイトで、お得なセット価格で販売されています。ぜひ、ご家庭のニーズに合わせて、最適な備蓄米を見つけてみてくださいね。

備蓄米の購入は、メルカリなどで「未使用・長期保存可能」なものを探すという方法もありますが、品質保証の点から、メーカー品を新品で購入することをモモストアは強くおすすめします。