100均で印鑑が売ってない？ダイソー・セリアでの販売状況と即日入手方法を徹底解説

「急いで認印が必要になったから100均に駆け込んだのに、自分の名字の印鑑だけ見つからない…」
「そもそも、最近は100均で印鑑の取り扱いが減っているって本当？」

この記事を読んでいるあなたは、今まさにそんな疑問や困りごとに直面しているかもしれませんね。結論から言うと、100均でも印鑑の販売は続いていますが、在庫の状況や名字によっては「売ってない」と感じることは十分にありえます。

この記事では、筆者であるモモストアが、ダイソーやセリアなどの大手100円ショップの印鑑の最新の取り扱い状況を徹底調査！「なぜ売ってないのか」という理由から、もしもの時に当日中に印鑑を手に入れる裏技、さらには安くオーダーする方法まで、あなたの疑問をすべて解決します。

「100均で印鑑が売ってない」は本当？現状の取り扱い状況を解説

「最近、ダイソーに行ったけど印鑑コーナーが縮小されていた気がする…」「昔はあんなにたくさん並んでいたのに！」と感じている方もいるかもしれません。実際に、店舗によっては、以前よりも印鑑の陳列スペースが小さくなっているケースはあります。しかし、これは「売ってない」のではなく、「販売方法が変わった」「在庫の置き場所が目立たなくなった」という側面が大きいんです。

多くの100円ショップ、特にダイソーやセリアでは、現在も既製の認印を110円（税込）で販売しています。主な種類は、プラスチック製で朱肉を使って押す「既製印鑑」と呼ばれるものです。これは、荷物の受け取りや社内の簡単な書類への捺印など、「認印」として一時的に使うには十分なクオリティです。

ただし、デジタル化が進んだことで、印鑑の需要自体が昔ほど高くないため、店舗側も頻繁に売れる名字に絞って在庫を置く傾向が強まっています。そのため、一般的な名字の方は問題なく購入できる一方で、少しでも珍しい名字だと「売ってない」状況に直面しやすくなっているのが現状です。

筆者モモストアの調査では、主要な100円ショップでは、既製印鑑のラインナップとして、おおよそ以下の名字をカバーしていることが分かりました。

名字のカテゴリ	取り扱いの傾向	在庫の目安（本）
一般的（佐藤、田中、鈴木など）	ほぼ確実に販売されている	10本以上
やや珍しい（五郎丸、長谷部など）	大型店でのみ見つかる可能性がある	1～3本
非常に珍しい（漢字が複雑、読みが特殊）	ほとんど売っていない	0本

あなたが「売ってない」と感じた場合、それはお店の在庫切れか、そもそもその店舗の仕入れリストに入っていない名字である可能性が高いです。焦らず、まずは次のH2で解説する各社の販売状況をチェックしてみてくださいね。

ダイソー・セリア・キャンドゥの「既製印鑑」の品揃えと価格を比較

日本の3大100円ショップであるダイソー、セリア、キャンドゥ。どこも110円で印鑑を販売していますが、実はそれぞれで品揃えや陳列方法に特徴があります。この違いを知っておくことで、「売ってない」と諦める前に、別の100均に行ってみるという選択肢が生まれますよ。

ダイソーの既製印鑑の特徴と「売ってない」時の対処法

ダイソーは、既製印鑑の品揃えという点では最も充実していると言えます。以前は、約500～600種類の名字を取り扱っているとされていましたが、現在はより売れ筋の名字に絞りつつも、他の100均に比べて珍しい名字の取り扱いも多い傾向にあります。

• 価格帯：110円（税込）
• 種類：既製認印（木材風のプラスチック製が主流）
• 陳列場所：文具コーナーの壁面、またはレジ近くの特設コーナー

ダイソーで印鑑が売ってない場合、まず確認してほしいのが「印鑑の貸出ケース」です。印鑑自体は陳列棚に並んでおらず、名字が書かれた紙のプレートだけが展示され、欲しいプレートを持ってレジで交換してもらうシステムを導入している店舗があります。もし見つからなかったら、焦らず店員さんに「印鑑はありますか？」と聞いてみましょう。

セリア・キャンドゥの既製印鑑の特徴と「見つけにくい」理由

セリアやキャンドゥも既製印鑑を販売していますが、ダイソーに比べて品揃えの種類はやや少ない傾向にあります。特にセリアは、おしゃれな商品が多い反面、実用的な文具の品揃えは絞られていることが多く、「売ってない」と感じやすいかもしれません。

店舗名	品揃えの傾向	価格
セリア（Seria）	一般的な名字に限定。おしゃれな文具と一緒に陳列され、見つけにくい場合がある。	110円（税込）
キャンドゥ（Can☆Do）	一般的な名字＋α。店舗規模によって在庫のばらつきが大きい。	110円（税込）

もしセリアやキャンドゥで探すなら、陳列場所を隅々までチェックすることが大切です。ダイソーのように壁一面に並んでいるわけではなく、文具コーナーの小さな引き出しの中や、他の細々とした文具に紛れて置いてあることが多いからです。特にキャンドゥの小型店では、印鑑自体の在庫数が少ないため、すぐに売り切れてしまうことも「売ってない」原因の一つと言えます。

あなたの名字の印鑑が100均に「売ってない」3つの理由

「なぜ、田中さんや佐藤さんの印鑑はたくさんあるのに、私の名字だけないの？」と不思議に思ったことはありませんか？実は、100均であなたの印鑑が「売ってない」のには、明確な3つの理由があります。これを知れば、効率的に印鑑探しができるようになりますよ。

理由１：名字の登録数が年間売上ランキングで低い

100円ショップの印鑑は、基本的に「既製印鑑」です。これは、あらかじめ大量に作られた印鑑のことで、メーカーは全国の名字の出現頻度に基づいて製造数を決めています。つまり、年間で一番多く売れる名字（佐藤、鈴木、高橋など）は大量に作られますが、売上ランキングで下位になる名字は、製造数も少なくなってしまうんです。

• 一般的な名字：製造数が多く、補充も頻繁に行われるため、常に在庫がある。
• 珍しい名字：そもそも製造数が少なく、店舗に割り当てられる数も少ないため、一度売り切れると再入荷まで時間がかかる。

特に、漢字は一般的でも読み方が特殊な名字（例：小鳥遊（たかなし）さん、四月一日（わたぬき）さんなど）は、既製印鑑のラインナップから外れていることが多いです。「売ってない」と感じたら、まずは自分の名字が既製印鑑の対象になっているかを冷静に判断することが、次のアクションを決める重要なポイントになります。

理由２：店舗の在庫管理ミスや発注ミス

意外と多いのが、在庫管理上の問題です。100円ショップは扱う商品数が非常に多いため、特定の商品の在庫管理がおろそかになりがちです。

原因	店舗での状況
棚卸ミス	実際には在庫があるのに、棚の奥や他の商品に紛れて見つからない。
発注漏れ	人気名字は頻繁に発注するが、珍しい名字の補充を忘れてしまう。
陳列ミス	印鑑の補充時に、別の名字の仕切りに間違って陳列されている。

もしあなたが一般的な名字なのに「売ってない」場合は、店員さんに在庫を調べてもらうのが一番手っ取り早い解決策です。「え、店員さんに聞くなんて気が引ける…」と思うかもしれませんが、店員さんは在庫を把握するプロです。もしかしたら倉庫のどこかに眠っているかもしれませんよ。遠慮せずに尋ねてみましょう。

理由３：漢字の異体字や旧字は取り扱っていない

あなたの名字が「齋藤」さんや「渡邊」さんなどの旧字体や異体字である場合、100均の既製印鑑は基本的に対応していません。100均で扱っているのは、JIS規格に準拠した一般的な書体のものに限られます。

• 一般的な文字：「斉藤」「渡辺」
• 100均では売ってない文字：「齋藤」「渡邉」「髙橋」「山﨑」など

もし、旧字体や異体字の印鑑が必要な場合は、後述する印鑑専門店やネット通販でのオーダーが必須になります。100円で済ませようとせず、必要経費だと割り切って、正確な印鑑を用意しましょう。特に公的な書類に使用する場合は、文字が異なると受理されない可能性もありますので要注意です。

【重要】100均の印鑑は「実印」や「銀行印」に使えるの？

「100均の印鑑は安いけど、品質は大丈夫？」「重要な契約に使えるの？」という疑問は、多くの方が抱く不安だと思います。ここでは、100均印鑑の用途を明確にし、絶対に避けるべきシーンについて詳しく解説していきます。

「認印」としての使用は基本的にOK！

結論から言うと、100均の印鑑は「認印」として使用する分には問題ありません。認印とは、日常生活で最も頻繁に使う、簡単な確認や受領の意思を示すための印鑑です。

使える主な用途	備考
宅配便の受け取り	配達員への受領サインとして
回覧板や簡単な社内書類	「確認しました」のサインとして
出勤簿・タイムカード	個人の識別のための捺印として

ただし、最近ではシャチハタタイプ（浸透印）が認められない職場や書類も増えています。100均の既製印鑑は朱肉を使うタイプなので安心ですが、捺印する書類の規定を事前に確認するのが賢明です。筆者モモストアとしては、朱肉を使って押す既製印鑑をひとつ持っておくと、いざという時に役立つのでおすすめです。

「実印」や「銀行印」としての使用は避けるべき3つの理由

実印（印鑑登録をした印鑑）や銀行印（金融機関に登録した印鑑）は、あなたの財産や権利を守るための「分身」とも言える非常に重要な印鑑です。これらを100均の印鑑で代用することは、原則として避けるべきです。

多くの自治体や金融機関では、100均印鑑（大量生産された既製品）の登録を拒否することは明言していません。しかし、セキュリティや耐久性の観点から、以下のような大きなリスクがあります。

H3：理由１：同一印影が大量に存在するため偽造リスクが高い

100均の既製印鑑は、同じ名字であればすべて同じデザイン、同じ印影です。全国の店舗で何万本も販売されているため、もし悪意のある第三者に印影を知られてしまった場合、同じ印鑑を簡単に手に入れることができてしまいます。これは、実印や銀行印としてのセキュリティがゼロに等しいことを意味します。実印や銀行印は、世界に一つしかない「オーダーメイド」の印鑑を使うのが鉄則です。

H3：理由２：耐久性が低く欠けやすい素材である

100均の印鑑は、コストを抑えるためにプラスチックなどの安価な素材で作られています。長期間使用したり、強く押しすぎたりすると、印面が欠けたり、摩耗したりする可能性が高いです。一度登録した印鑑が欠けてしまうと、「改印手続き」が必要になり、非常に手間がかかります。重要な印鑑は、耐久性の高い柘植（つげ）やチタンなどの素材で作られたものを選ぶべきです。

100均で「シャチハタタイプ」のネーム印は買える？種類と注意点

朱肉不要でポンポン押せるシャチハタタイプの印鑑は便利ですよね。100円ショップでも、シャチハタと同様の「浸透印」が販売されています。「売ってない」と決めつける前に、その種類と、本家シャチハタとの違いを知っておきましょう。

ダイソー・セリアで買える「浸透印」の種類

100円ショップでは、シヤチハタ株式会社の製品ではなく、他社の製造した浸透印が販売されています。これらはインクが印面に浸透しており、スタンプ台なしで捺印できるのが特徴です。

商品名（一例）	主な特徴	注意点
プッシュスタンプ	キャップ不要で、上部を押すだけで印面が出てくるタイプ。	インクの補充ができないものが多く、インクが薄くなったら終わり。
ネーム印（キャップ式）	通常の印鑑と同じようにキャップが付いているタイプ。	インクが乾燥しやすいものがある。
訂正印サイズ	直径約6mmの小さな印面。	認印としては小さすぎるため、使用用途が限られる。

価格はもちろん110円（税込）です。品揃えは既製印鑑と同様に、一般的な名字に限定されています。もしあなたの名字の浸透印が売ってない場合は、残念ながら100均では入手が難しいと考えた方が良いでしょう。

本家シャチハタ「ネーム9」との大きな違い

100均の浸透印と、文具店などで販売されている本家シヤチハタの「ネーム9」には、決定的な違いがあります。この違いを知らないと、「すぐに壊れた」「インクが薄い」と後悔することになりかねません。

H3：インクの品質と耐久性が全く違う

ネーム9は、メーカー独自の高品質なインクを使用しており、約5,000回以上の捺印が可能とされています。また、専用のインクで補充することで、半永久的に使用できます。一方、100均の浸透印はインクの品質や容量が劣るため、使える回数が少なく、インクが切れたら終わりという製品がほとんどです。長く使いたい場合は、迷わず本家ネーム9を選びましょう。

参考：シヤチハタ公式サイト（外部サイトへ）

H3：オーダーメイドの可否と書体の種類

本家ネーム9は、名字のオーダーメイドが可能で、楷書体、行書体、隷書体、篆書体など多様な書体から選ぶことができます。また、珍しい名字にも対応しています。しかし、100均の浸透印は既製品のみで、書体も選べません。特に仕事で使うなど、書体にこだわりたい場合は、100均ではなくオーダー品を選ぶべきです。

もしもの時！100均に印鑑が「売ってなかった」時の緊急対応リスト

急いで印鑑が必要なのに、100均で自分の名字が「売ってない」…。そんな緊急事態に陥ったとき、焦らずに対応するための具体的な行動リストをご紹介します。このリストを知っているだけで、時間と手間を大幅に節約できますよ。

ステップ１：他の100均店舗をはしごする

まず、最初に行った店舗で見つからなくても、すぐに諦めないでください。先述した通り、100均の印鑑は店舗ごとに在庫状況が異なります。特に、大型の店舗や、オープンして間もない店舗は、在庫が充実している可能性が高いです。以下の順番で回ってみることをおすすめします。

1. ダイソーの大型店：在庫数が多いため、見つかる可能性が最も高い。
2. 文具に力を入れているセリア：セリアの中でも特に文具売り場が広い店舗を探す。
3. キャンドゥ：穴場的な存在なので、近くにあればチェックする。

ただし、自転車や車で移動できる範囲に限って行動しましょう。電車賃や時間をかけてまで110円の印鑑を探し回るのは、賢明とは言えません。

ステップ２：店員さんに在庫確認と取り寄せが可能か聞く

自分の名字の印鑑が見つからなかった場合、その場で店員さんに以下の2点を確認しましょう。

１．現在の在庫確認：「○○という名字の印鑑はありますか？」と具体的に尋ねることで、バックヤードの在庫や陳列ミスがないかを確認してもらえます。

２．商品のお取り寄せ：セリアやダイソーでは、在庫がない商品でもお取り寄せ（注文）に対応してくれることがあります。ただし、お取り寄せには数日～1週間程度かかるため、当日中に必要な場合はこの方法は使えません。急ぎではないが、どうしても100均で手に入れたい場合に有効です。

ステップ３：代替手段としての「サイン」で乗り切る

緊急時の最終手段として、「サイン」で済ませられないか確認しましょう。特に宅配便の受け取りなど、認印が必要な場面の多くは、現在「サイン」や「拇印（指紋）」で代用可能です。

使用場所	代用可否の目安
宅配便	ほぼ全てサインでOK。ただし、貴重品の場合は要確認。
簡易的な領収書	状況によるが、上司や担当者の許可があればサインで代用できることが多い。
公的な書類（役所、銀行）	不可。必ず印鑑（または署名＋実印）が必要。

公的な手続きや金融機関での手続き以外であれば、柔軟に対応してくれるケースが多いので、まずは「印鑑がないのですが、サインではだめでしょうか？」と尋ねてみてください。意外とあっさりOKが出るかもしれませんよ。

【当日入手】100均以外で印鑑がすぐに手に入る販売場所

100均を何軒か回っても「売ってない！」と絶望しているあなたへ。安心してください、当日中に印鑑を手に入れる方法は他にもたくさんあります。少し価格は上がりますが、確実性や品質を考えると、これらの選択肢も検討すべきです。

ドラッグストアやスーパーの文具コーナー

意外と見落としがちなのが、ドラッグストアや大型スーパーの文具コーナーです。特に調剤薬局を併設しているような大型のドラッグストア（例：マツモトキヨシ、ウエルシアなど）や、イオンなどの総合スーパーには、簡単な文具と一緒に既製印鑑が置かれていることが多いです。

• 価格帯：200円～500円程度
• 品揃え：100均よりは多いが、専門店ほどではない。
• メリット：夜遅くまで営業している店舗が多く、急な出費にも対応しやすい。

100均よりも少しだけ価格は高いですが、その分、100均にはない少し珍しい名字の取り扱いがある可能性があります。スーパーやドラッグストアでの買い物ついでに、サッとチェックしてみることをおすすめします。

ホームセンターの印鑑コーナー

ホームセンター（例：カインズ、コーナン、DCMなど）は、印鑑の品揃えが非常に充実しています。特に大型の店舗では、既製印鑑だけでなく、朱肉や印鑑ケースなどの関連グッズも豊富です。文具コーナー、またはサービスカウンター近くに設置されていることが多いです。

• 価格帯：既製印鑑で300円～800円程度
• 品揃え：100均やスーパーよりもはるかに充実しており、約1,000種類以上の名字を扱う店舗もある。
• 特記事項：店舗によっては、簡易的な「スピード名入れサービス」（翌日以降の引き渡し）を行っている場合もあります。

急ぎで既製印鑑が必要な場合は、ホームセンターに足を運ぶのが最も確実な方法の一つと言えるでしょう。事前に電話で在庫状況を確認するのも良いかもしれません。

参考：ホームセンター（一例）を検索（外部サイトへ）

はんこの自動販売機（自販機）

最近、駅前や商業施設、大型書店などで見かけるようになったのが、はんこの自動販売機です。これが「売ってない」問題を解決する最強のツールになるかもしれません。

• 価格帯：500円～3,000円程度
• メリット：その場でオーダーし、最短10分程度で印鑑が完成する。
• デメリット：設置場所が限られているため、事前に設置場所を検索する必要がある。

珍しい名字や、ひらがな・カタカナの印鑑など、100均では絶対に売ってないような印鑑も作成可能です。緊急で必要になった場合の「切り札」として、自販機の設置場所を覚えておくのも手です。

珍しい名字や「売ってない」印鑑を安く手に入れるオーダー方法

「どうせなら長く使える、ちゃんとした印鑑が欲しい」「珍しい名字だからオーダーするしかない」と考えているなら、最も品質と価格のバランスが良いのはネット通販です。もはや、高いお店で買う時代ではありません。

ネット通販（はんこ屋）でのオーダーが最もお得

ネット通販の印鑑専門店（例：はんこプレミアム、ハンコヤドットコムなど）を利用すると、実店舗を持つ専門店よりも圧倒的に安く、高品質な印鑑をオーダーできます。その理由は、実店舗の運営コストがかからないため、その分を価格に還元できるからです。

H3：高品質な印鑑が1,000円台から手に入る

ネット通販では、耐久性の高い「柘植（つげ）」や「アカネ」などの素材で作られた認印が、1,000円台から販売されています。送料を含めても、実店舗で数千円する印鑑とほぼ変わらない品質のものが手に入ります。もちろん、珍しい名字や旧字体での作成も問題ありません。

H3：納期と価格のバランスを自由に選べる

ネット通販では、「特急仕上げ（翌日発送）」や「標準仕上げ（3～5日後発送）」など、納期によって価格が変わるシステムを採用しているお店が多いです。急ぎの場合は特急を選び、急ぎでなければ標準を選ぶことで、さらに安く抑えることができます。

珍しい名字で100均に「売ってない」と嘆くより、最初からネット通販でオーダーした方が、結果的に時間と労力の節約になります。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでも、印鑑専門店が出店していますので、ぜひチェックしてみてください。

参考：印鑑専門店（一例）を検索（外部サイトへ）

100均の印鑑売り場はどこ？効率的な探し方と在庫確認のコツ

「売ってない」と感じる原因の一つに、「そもそも売り場を間違えている」ということがあります。100均の売り場は広いので、迷子にならないための効率的な探し方と、店員さんへの賢い聞き方を解説します。

印鑑が置かれている「3つの場所」を巡回せよ

印鑑は一般的な文具とは少し特殊な商品なので、決まった場所に置かれていないことがあります。以下の3つの場所を順番にチェックしましょう。

場所１：文具コーナーの壁面	筆記用具やノートの近くの壁面に、名字がずらりと並んでいる最も一般的な場所です。
場所２：レジ周りの特設コーナー	ダイソーの大型店でよく見られます。印鑑そのものではなく、名字のプレート（注文票）が置かれていることがあります。
場所３：事務用品（ファイル・クリップ）の近く	店舗によっては、印鑑をファイルやクリップなどの「事務用品」のカテゴリで扱っていることがあります。

特にセリアでは、印鑑が小さくまとめて置かれていることが多く、他の文具に埋もれて見つけにくいので注意が必要です。

「在庫確認」を依頼するときの賢い聞き方

店員さんに「印鑑ありますか？」と聞くだけでは、すぐに「ないですね」と返されてしまうことがあります。賢く在庫を確認してもらうためには、以下の情報を具体的に伝えましょう。

• 「○○という名字の既製印鑑を探しているのですが、在庫を確認していただけますか？」
  →既製品であることを伝え、検索してもらう。
• 「他の店舗からお取り寄せは可能でしょうか？もし可能なら何日くらいかかりますか？」
  →在庫がない場合の次のアクションを尋ねる。

さらに、在庫の品番（バーコード番号）が分かれば、店員さんはより確実に検索できます。もし前に買った印鑑のパッケージが残っていれば、その番号を伝えるのが最も効率的です。

100均印鑑と専門店印鑑の「品質」と「耐久性」の違い

「認印だし、100均ので十分じゃない？」と思う方もいるでしょう。しかし、印鑑は一度作ると何年も使うものです。ここでは、100均と専門店で販売されている印鑑の品質と耐久性の決定的な違いを比較します。

H3：素材の耐久性と印面の摩耗

100均の印鑑は、主にプラスチックや安価な樹脂でできています。この素材は、朱肉の油分や長期間の使用により、以下のような問題が発生しやすいです。

1. 印面の摩耗：何度も押しているうちに、印面の文字が少しずつすり減り、鮮明さが失われる。
2. 素材の劣化：プラスチックが乾燥や熱でひび割れ、欠けやすくなる。
3. 捺印時の安定性：軽すぎるため、強く押すと印影がブレやすい。

一方、専門店で販売されている印鑑は、柘植（つげ）や水牛の角、チタンなどの耐久性に優れた素材が使われています。これらの素材は、何十年と使っても印影がほとんど変わらない耐久性を持っています。特にチタンは金属素材のため、半永久的に使えると言われています。

H3：印影の「美しさ」と「鮮明さ」

印鑑の品質は、単に押せるかどうかだけでなく、「印影の美しさ」にも現れます。100均の印鑑は、大量生産の型抜きで作られているため、印面のフチが均一でなく、インクのノリが悪い部分が出やすいことがあります。印影がぼやけたり、欠けたりすることが多く、公的な書類には不向きです。

専門店では、職人による手彫りや、コンピュータ制御による高精度な彫刻が行われます。これにより、印影の文字のフチがシャープで、均等に朱肉が付き、鮮明で美しい印影が得られます。この「美しさ」は、特にビジネスシーンや目上の方への捺印の際に、あなたの信頼性を高める要素にもなります。

H3：書体選びの自由度とセキュリティ

前述の通り、100均では書体が選べません。しかし、専門店では「印相体（いんそうたい）」や「篆書体（てんしょたい）」といった、文字の判読が難しく、偽造されにくい書体を選ぶことができます。これが実印や銀行印のセキュリティを担保する重要な要素です。

認印であっても、もしも悪用されるリスクを少しでも減らしたいなら、文字の判読が難しい書体でオーダーするのがおすすめです。価格を少し上げるだけで、安心と品質が手に入ると思えば、専門店でのオーダーは決して高すぎる買い物ではありません。

ネット通販で印鑑を買うメリット・デメリットを解説

100均に印鑑が「売ってない」問題を解決する手段として、ネット通販は非常に優秀です。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在します。ここでは、ネット通販で印鑑をオーダーする際の注意点も含めて詳しく解説します。

メリット１：価格と品質のバランスが最強

先述の通り、ネット通販最大の魅力は、高品質な印材を安価に購入できることです。実店舗の約半額、時にはそれ以下の価格で、柘植や黒水牛、チタンなどの本格的な印鑑が手に入ります。特に、実印や銀行印といった重要な印鑑を初めて購入する方には、ネット通販での購入を強くおすすめします。

• 価格帯：認印（柘植）1,000円～、実印（黒水牛）5,000円～
• 品揃え：印材、サイズ、書体、ケースなど、全てにおいて選択肢が豊富。

メリット２：珍しい名字、旧字体、特殊な書体にも完全対応

100均では絶望的な「珍しい名字」も、ネット通販なら完全に問題ありません。あなたが入力した文字通りに、正確に、そして専門的な書体で彫刻してくれます。また、「こんな名字は彫れないかも…」と心配する必要がないのも大きなメリットです。

デメリット１：実際に「印影」を確認できない

ネット通販の最大のデメリットは、完成した印鑑を手に取って印影を確認できないことです。書体を選んでも、実際にどんな仕上がりになるか不安に感じる方もいるでしょう。この不安を解消するために、多くの優良なネットショップでは、「印影プレビューサービス」を提供しています。注文前に印影のイメージ画像を確認できるサービスなので、これを利用するようにしましょう。

デメリット２：納期がかかる（即日入手は難しい）

既製品ではなく、オーダーメイドの印鑑を注文する場合、どんなに早くても発送までに1日～数日はかかります。急ぎで当日中に必要な場合は、ネット通販は使えません。この場合は、前述した「はんこの自動販売機」や「実店舗の印鑑専門店」を利用しましょう。

ネット通販を利用する場合は、時間に余裕をもって、計画的に購入することをおすすめします。

買い置きに最適！ダイソー・セリアで買える便利な印鑑関連グッズ

あなたの名字の印鑑が「売ってない」としても、朱肉や印鑑ケースなど、印鑑関連のグッズは100均で買うのが絶対にお得です。ここでは、筆者モモストアがおすすめする、ダイソー・セリアでチェックすべき印鑑関連の優秀グッズをご紹介します。

H3：携帯に便利！おしゃれな「印鑑ケース」

ビジネスバッグやポーチに入れて持ち運ぶために、印鑑ケースは必須です。100均の印鑑ケースは、以前は事務的なデザインが多かったのですが、最近はセリアを中心におしゃれなデザインのものが増えています。

• ダイソー：シンプルなプラスチック製や、高級感のある布張りタイプ。
• セリア：キャラクターものや、トレンドのくすみカラーを取り入れたデザイン。

購入時には、印鑑のサイズがケースのサイズに合うかを必ず確認しましょう。特に認印は直径10.5mmが多いですが、訂正印（6mm）は専用のケースが必要になります。

H3：ミニサイズの「朱肉」と「朱肉補充インク」

朱肉は、100均でも十分な品質のものが手に入ります。特に、携帯に便利なミニサイズの朱肉は、外出先で急に印鑑が必要になった時に役立ちます。

また、ヘビーユーザーの方におすすめしたいのが、「朱肉補充インク」です。これは、朱肉が薄くなってきた時に、インクを足して復活させるためのものです。一度朱肉本体を買えば、インクを足すことで長く使えるので、コスパが非常に高い商品です。

H3：「スタンプ台」と「捺印マット」はセットで用意

100均には、朱肉だけでなく、ゴム印やスタンプを押すための「スタンプ台」も売っています。事務作業で使う方は要チェックです。

そして、意外と重要なのが「捺印マット」です。これは、捺印する際に下に敷くことで、印鑑にかかる圧力を均一にし、印影を鮮明にするためのマットです。書類が分厚かったり、不安定な場所で押す時でも、マットを敷くだけで失敗するリスクを大幅に減らせます。これは110円以上の価値がある便利グッズなので、ぜひ購入をおすすめします。

【モモストアおすすめ】高品質で安い印鑑を手に入れるならココ！

100均に印鑑が「売ってない」という経験は、むしろ「これを機に良い印鑑を持とう！」というチャンスかもしれません。筆者モモストアが、認印から実印まで、品質と価格の両面からおすすめできる印鑑の購入先をまとめました。

認印・ネーム印（すぐに欲しい場合）

とにかく当日中に、100均よりも確実な既製品が欲しい場合は、前述した通りホームセンターやドラッグストアの文具コーナー、そしてはんこの自動販売機が最善の選択肢です。500円～3,000円程度の出費で、確実に問題を解決できます。

実印・銀行印（品質重視の場合）

実印や銀行印は、あなたの財産を守る重要なアイテムです。安さよりも「偽造されにくさ」「耐久性」「美しさ」を重視して選びましょう。購入先は、「ネット通販の印鑑専門店」一択です。

• 素材の選び方：
  • 耐久性重視: チタン（半永久的で欠けにくい）
  • コストと品質のバランス重視: 黒水牛、柘植（つげ）
• 書体の選び方:
  • セキュリティ重視: 印相体、篆書体（偽造されにくい）

専門店でオーダーすることで、文字の配置や太さまでこだわった、あなただけの「分身」とも言える印鑑を手に入れることができます。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでも、信頼できる印鑑専門店が出店しています。カスタマーレビューを参考に、安心できるお店を選んで、ぜひ高品質な印鑑を手にしてくださいね。