MRセメントSPはどこに売ってる?品切れの理由と代用品を徹底解説!
プラモデル製作に欠かせない、あの「Mr.セメントSP(スーパーパワー)」が、最近どこを探しても見つからない…!
そう感じているモデラーさんは、きっと多いのではないでしょうか?
私も先日、急に必要になって近所の模型店をハシゴしましたが、見事に空振りでがっくり来てしまいました。
この記事では、なぜMRセメントSPがこれほどまでに品薄なのか、そして確実に手に入れるための方法、さらには「緊急事態」の時に使える代用品まで、
モモストアが徹底的に調査して皆さんの疑問を解決します!
・MRセメントSPはどこで買える?リアル店舗の販売状況を調査
・確実に手に入れるには?ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)の在庫をチェック
・ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズなど)での取り扱いはある?
・家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラなど)で探すのはどう?
- MRセメントSPが「売ってない」と感じる理由は?
- MRセメントSPはどこで買える?リアル店舗の販売状況を調査
- 確実に手に入れるには?ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)の在庫をチェック
- ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズなど)での取り扱いはある?
- 家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラなど)で探すのはどう?
- 品切れ続出!MRセメントSPが人気な3つの理由
- 【代用品はこれ】タミヤやクレオスの他のセメントで代用できる?
- 流し込みタイプ接着剤の最強ランキング!比較と使い分けのコツ
- MRセメントSPの正しい使い方と、失敗しないための注意点
- SNSの口コミを徹底調査!みんなはどこで買ってる?
- 在庫切れが解消されるのはいつ?メーカーの生産・販売状況の最新情報
- 廃盤の噂は本当?MRセメントSPの製造元GSIクレオスに確認!
- 中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入はあり?注意点も解説
- 【緊急時の対処法】MRセメントSPが見つからない時の最終手段
- 流し込み接着剤の匂いと健康問題!換気の重要性と注意喚起
- MRセメントSPは金属や他の素材の接着にも使える?応用編
- MRセメントSPの価格は適正?定価と販売価格の比較
- 流し込み接着剤を長く使うための保存方法と秘訣
- MRセメントSPで失敗した時の対処法とリカバリーテクニック
- MRセメントSPと他社の接着剤の互換性・混ぜて使える?
- 流し込み接着剤の匂い対策!快適なモデリング環境の作り方
- 【購入前の確認事項】MRセメントSPの容器・筆の使い勝手
- 流し込み接着剤に関するモデラーからのQ&A【まとめ】
MRセメントSPが「売ってない」と感じる理由は?

「Mr.セメントSP」は、GSIクレオスが誇るプラモデル用接着剤の中でも、特に速乾性と強力な接着力で知られる人気アイテムです。しかし、この数年で「売ってない」という声を頻繁に聞くようになりました。なぜ、こんなにも品薄になってしまうのでしょうか?
その1:プラモデルブームと需要の急増
最大の要因の一つは、間違いなく近年のプラモデルブームです。コロナ禍での巣ごもり需要や、YouTubeやSNSを通じたモデラー人口の増加により、プラモデル関連商品の全体的な需要が急激に伸びました。
特にガンプラ(ガンダムのプラモデル)人気は凄まじく、それに伴い接着剤のような必須ツールも軒並み品薄になっています。
MRセメントSPは、その名の通り「スーパーパワー」の速乾性で、作業効率を上げたい上級者から、早く完成させたい初心者まで幅広く支持されているため、
需要の伸びがメーカーの供給力を上回ってしまったのです。
その2:メーカーの生産体制と原料問題
GSIクレオスをはじめとする模型メーカーも、もちろん増産体制を敷いてはいますが、接着剤の製造には特殊な化学薬品や溶剤が必要です。これらは世界的なサプライチェーンの混乱や、特定の原料の調達難の影響を少なからず受けています。
特に速乾性を生み出すための溶剤の安定供給が、需要の急増に対して追いついていない可能性があります。
また、MRセメントSPは流し込みタイプであり、他の粘度の高いセメントに比べて製造工程や品質管理に特殊なノウハウが必要となることも、大量生産の足かせになっていると考えられます。
その3:特定の店舗での偏った需要
「売ってない」と感じる場所にも特徴があります。多くの場合、大型の総合ホビーショップや、ガンプラなど特定のジャンルに強い店舗では、入荷即完売という状態が続いています。
これは、それらの店舗に「入荷するだろう」と期待してモデラーが集中し、結果的に買い占めに近い状態が発生してしまうためです。
逆に、少しマイナーな文具店や、プラモデル売り場が小さい店舗には、意外と残っているケースもありますが、見つけるのはまさに運任せ。
モモストアが考えるに、このような状況を避けて確実に手に入れるなら、やはりネット通販の在庫状況をリアルタイムで確認(Google検索)するのが一番コスパがいいし、おススメです。
リアル店舗を巡る手間や交通費を考えたら、断然、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで探す方が賢い選択と言えるでしょう。
このセクションでは、MRセメントSPが品薄になっている背景を深く掘り下げました。単に人気なだけでなく、製造側の問題や、購入ルートの集中も原因となっていることが分かりますね。次のセクションからは、具体的な購入場所を見ていきましょう。
MRセメントSPはどこで買える?リアル店舗の販売状況を調査
「Mr.セメントSP」を実際に自分の手で見て買いたい!という方も多いはず。しかし、前述の通り、リアル店舗での在庫状況は非常に不安定です。モモストアが、主要な販売チャネルごとに、現在の状況を詳しく解説します。
模型専門店・ホビーショップ
ボークス、イエローサブマリン、ジョーシンキッズランドなどの専門性の高いホビーショップは、MRセメントSPの主要な取り扱い店舗です。本来であれば、最も確実に見つかる場所と言えます。
しかし、これらの店舗はモデラーにとっての聖地のような場所であるため、入荷情報がSNSなどで拡散されると、すぐに在庫が掃けてしまいます。
特に週末や、メーカーからの出荷日直後は、開店と同時に売り切れてしまうことも珍しくありません。
もし訪れるなら、店舗のTwitterやブログで入荷情報を細かくチェックするか、平日の午前中など、比較的お客さんが少ない時間帯を狙うのがおすすめです。
大型総合量販店(ドン・キホーテなど)
意外かもしれませんが、大型の総合量販店の中には、模型コーナーを設けている店舗もあります。特にドン・キホーテなどは、店舗によってはGSIクレオス製品を扱っていることがあります。
ただし、専門的な品揃えではないため、セメントSPのような人気商品が常時置いてある可能性は低いです。
他の商品を探しに行ったついでに、片隅の模型コーナーを覗いてみる、くらいの感覚で立ち寄るのが良いでしょう。
文具店・画材店
「なぜ文具店?」と思うかもしれませんが、建築模型やジオラマ制作のために、接着剤や塗料を扱っている文具店や画材店が稀にあります。
これらの店舗は、一般的なプラモデルブームの波から少し外れた需要層をターゲットにしているため、思わぬ掘り出し物としてMRセメントSPが残っている可能性があります。
大通りから少し入った昔ながらのお店などを探してみると、意外な発見があるかもしれませんよ。
これらのリアル店舗での販売状況をまとめると、以下のようになります。
| 店舗タイプ | 取り扱い可能性 | 在庫状況 | 購入難易度 |
| 模型専門店 | 非常に高い | 入荷即完売の可能性大 | 高(タイミング命) |
| 大型総合量販店 | 低い〜中程度 | 非常に少ない | 中〜高 |
| 文具店・画材店 | 非常に低い〜稀にあり | 予想外の在庫がある場合も | 中(探す手間がかかる) |
結論として、店舗巡りは時間と労力がかかるギャンブルになりがちです。やはり、ご自宅で在庫状況を比較しながら注文できる、ネット通販が最も確実で賢い選択肢だとモモストアは断言します。
確実に手に入れるには?ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)の在庫をチェック
MRセメントSPを探す旅に終止符を打つなら、ネット通販一択です!
リアル店舗を何軒も回ってガソリン代や交通費をかけるよりも、スマートフォンやPCからAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの在庫をチェックする方が、圧倒的に効率的です。モモストアが、それぞれのプラットフォームでの賢い探し方をお教えします。
Amazon:在庫復活のスピードに期待
Amazonは、FBA(フルフィルメント by Amazon)というシステムにより、模型店やホビーショップが在庫をAmazonの倉庫に預けて販売しているケースが多いです。
そのため、在庫の復活サイクルが比較的早いのが特徴です。
しかし、出品者が多いため価格が乱高下しやすい傾向にあります。定価よりも高くなっている「転売価格」に飛びつく前に、出品元がAmazon自身か、信頼できるホビーショップであることを必ず確認しましょう。
また、Amazonの「ウォッチリスト」や「入荷通知」機能を活用すれば、在庫が復活した瞬間に情報をキャッチできるので、狙いを定めて待機するのがおすすめです。
楽天市場・Yahoo!ショッピング:専門店を見つけるのが鍵
楽天市場やYahoo!ショッピングでは、全国の模型専門店やプラモデルショップが出店しています。これこそが最大のメリットです。
Amazonでは見つからなくても、地方の隠れた優良店が在庫を抱えているケースがあるのです。
特に「楽天市場 模型」や「Yahoo!ショッピング GSIクレオス」などで検索し、ホビー関連商品を専門に扱っているショップをいくつかブックマークしておくと便利です。
これらのショップは、定価に近い価格で販売してくれることが多く、他の塗料や工具も一緒に購入できるため、モデラーにとって最高のコスパを発揮します。
ポイントアップキャンペーンなども活用すれば、実質的な最安値で手に入れられる可能性も高まります。
フリマアプリ(メルカリなど)の注意点
ネット通販といえば、フリマアプリを考える方もいるかもしれません。メルカリやラクマなどでは、MRセメントSPの新品未開封品が出品されていることもあります。
しかし、ほとんどが定価を大幅に超える価格設定になっており、また、接着剤の輸送には安全上のリスクが伴うため、モモストアとしてはあまり推奨しません。
特に古いものは中身の溶剤が揮発してしまっている可能性もあり、品質保証がないため、最終手段として考えましょう。
結論として、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの在庫を横断的に比較(Google検索)し、最も信頼できて、定価に近い価格で販売しているショップを見つけるのが、最も賢明な方法です。
この手間をかけるだけで、店舗巡りの労力から解放されますよ!
ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズなど)での取り扱いはある?
プラモデル用接着剤というと、まず模型店を思い浮かべますが、「ホームセンターにも売ってるんじゃない?」と期待する方もいるでしょう。大規模なホームセンターなら、接着剤コーナーの品揃えは充実していますからね。しかし、MRセメントSPのような専門性の高い商品は、残念ながらホームセンターでは見つけにくいのが実情です。
ホームセンターの接着剤コーナーの傾向
ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズ、DCMなど)が主に扱っている接着剤は、その用途が「DIY」や「一般家庭での補修」に特化しています。具体的には、以下のような商品が中心です。
- 木工用ボンド(白いエマルジョンタイプ)
- 多用途接着剤(Gクリア、スーパーXなど)
- 瞬間接着剤(アロンアルファなど)
- エポキシ樹脂接着剤(2液混合タイプ)
- 塩ビパイプ用接着剤
これに対し、MRセメントSPは「スチロール樹脂(PS)を溶かして接着する」という、プラモデル専用の特殊な溶剤系接着剤です。一般のホームセンターのバイヤーは、そこまで専門的なホビー用品を仕入れることはほとんどありません。
「タミヤ」セメントなら置いている可能性も
ただし、唯一可能性があるとすれば、タミヤの製品です。タミヤはプラモデルメーカーとして最も知名度が高く、DIYユーザーがジオラマや工作の材料として利用することもあるため、一部の大型ホームセンターでは「タミヤセメント(角びん)」や「タミヤセメント(流し込みタイプ)」のベーシックなものが置かれているケースがあります。
しかし、MRセメントSPのように「速乾」を売りにしたニッチなアイテムは、まず取り扱いがないと考えた方が賢明です。
もし、ホームセンターを回る時間があるなら、その時間でネット通販の在庫をチェックした方が、MRセメントSPを見つけられる確率は格段に上がります。
どうしてもホームセンターで代用できるものを探したい場合は、瞬間接着剤やエポキシ系接着剤を使うことになりますが、これらはMRセメントSPとは性質が全く違うため、プラモデルの「合わせ目消し」などには使えません。用途に合わせて検討してくださいね。
結論として、MRセメントSPを探す目的でホームセンターに行くのは、時間と労力の無駄になってしまう可能性が高いです。やはりAmazonや楽天市場など、ホビー用品の専門店が出店しているネット通販で探すのが、最もスムーズな解決策ですよ!
家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラなど)で探すのはどう?
家電量販店のホビーコーナーは、近年プラモデルやフィギュアの品揃えが非常に充実しており、モデラーにとって見逃せない場所となっています。特にヨドバシカメラやビックカメラなどの大型店は、模型専門フロアを設けているところもあり、「MRセメントSPも見つかるのでは?」と期待が高まりますよね。
ヨドバシカメラの在庫状況
ヨドバシカメラは、ホビー用品の品揃えがトップクラスであり、GSIクレオス製品も豊富に取り扱っています。MRセメントSPも当然、通常は在庫リストに載っている商品です。
しかし、前述のブームの影響で、実店舗でもネット通販サイトでも、在庫切れになっていることが多いです。
ヨドバシカメラのネット通販サイト(ヨドバシ.com)では、店舗ごとの在庫状況を確認できる機能があります。もし、お近くの店舗に在庫があるかどうかを調べるなら、まずヨドバシ.comで「Mr.セメントSP」と検索し、在庫状況をチェックするのが最も効率的です。
「在庫あり お取り寄せ」となっていた場合でも、入荷次第すぐに店頭に並ぶ可能性が高いので、定期的なチェックをおすすめします。
ビックカメラ・ヤマダ電機のホビーコーナー
ビックカメラやヤマダ電機なども、店舗によっては大型のホビーコーナーを設けています。こちらもGSIクレオス製品の取り扱いがあるため、MRセメントSPの入荷は期待できます。
ただし、ヨドバシカメラほど模型用品に特化していない店舗も多いため、店舗によって品揃えにバラつきがあるのが難点です。
もし、これらの店舗で探す場合は、実際に店頭の模型コーナーの担当者に声をかけて、入荷予定や在庫状況を確認するのが一番確実です。親切な店員さんであれば、次の入荷情報を教えてくれるかもしれません。
家電量販店のメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
| ポイント還元率が高く、実質的な価格が安くなる | 人気商品は入荷即完売となりやすい |
| 他の塗料や工具も同時にチェックできる | 店舗によって品揃えに大きな差がある |
| ネットで在庫確認ができる(特にヨドバシ) | 店舗を巡る手間がかかる |
やはり、家電量販店も品切れのリスクはありますが、ポイントを貯めている方にとっては、ネット通販と同じくらいお得な購入先となります。
しかし、もし在庫切れが続いている場合は、手間と時間を節約するためにも、やはり在庫状況を検索して比較(Google検索)し、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでの購入も並行して検討することをおすすめします。
特に楽天市場やYahoo!ショッピングでは、家電量販店にはない専門店のきめ細やかな品揃えが見つかることも多いですよ。
品切れ続出!MRセメントSPが人気な3つの理由
なぜ、こんなにも「Mr.セメントSP」がモデラーたちから熱狂的に支持され、品切れが続出するほどの人気を誇るのでしょうか?
もちろん、単なる「速乾」という言葉だけでは語れない、モデラーの作業効率を格段に上げる隠された秘密があります。モモストアがその魅力を深掘りします。
その1:驚異的な速乾性で作業時間を大幅短縮
MRセメントSPの最大の魅力は、やはりその「スーパーパワー」の速乾性です。一般的な流し込みタイプセメントと比較しても、乾燥時間が格段に短いのです。
プラモデルの合わせ目消しや、後ハメ加工後の接着など、複数のパーツを次々に接着していく作業において、接着剤が乾くのを待つ時間は非常に大きなロスとなります。
しかし、セメントSPなら、接着後の保持時間が短くて済み、すぐに次の工程に移ることができます。これは、週末モデラーにとっては非常に大きなメリットであり、製作意欲を削ぐことなく、一気に作品を完成させる原動力となるのです。
その2:低粘度で「流し込み」に最適化された使いやすさ
セメントSPは、その名の通り「流し込みタイプ」の中でも特に粘度が低くサラサラとしています。
この低粘度こそが、接着面の微細な隙間にスッと染み込み、素材のプラスチックをしっかりと溶かして一体化させる接着を可能にしています。
これは、パーツを貼り合わせた後に接着剤を流し込む「流し込み接着」というテクニックに最適化されており、プラモデルの表面を汚すことなく、プロのような綺麗な仕上がりを実現するための必須ツールとされています。
その3:美しい仕上がりを実現する溶剤の絶妙なバランス
接着剤の中には、乾燥後にプラモデルの表面が白く曇ってしまう「白化現象」を起こしやすいものもありますが、MRセメントSPは、白化が起こりにくいように溶剤のバランスが絶妙に調整されています。
これは、プラモデルの美しい表面を保ちながら、確実な接着を行うために、メーカーが長年のノウハウを詰め込んだ結果と言えるでしょう。
特に、塗装前の下地処理において、接着剤の跡が目立ってしまうと、完成後の仕上がりに大きく影響します。セメントSPなら、その心配を最小限に抑えられ、安心して作業を進められるという心理的なメリットも大きいのです。
これらの理由から、MRセメントSPは「単なる接着剤」ではなく、「作業効率」と「完成度」を高めるための戦略的なツールとして認識されています。
これほど優秀な接着剤が品薄になるのも納得ですよね。品切れが続く状況を見ると、改めてその性能の高さが証明されていると言えます。
だからこそ、もし見つけたら即購入をおすすめします!リアル店舗を巡るのが大変な場合は、やはりAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ネット通販で、他のモデラーのレビューも参考に(Google検索)しながら、在庫を確保するのが最善の方法です。コスパも時間効率も、ネット通販が圧倒的に優位ですよ!
【代用品はこれ】タミヤやクレオスの他のセメントで代用できる?
「MRセメントSPがどうしても手に入らない!でも今すぐ接着したい!」
そんな緊急事態に陥ったとき、他の接着剤で代用できるかどうかは、モデラーにとって非常に重要な情報です。結論から言うと、MRセメントSPと「ほぼ同等の性能」を持つ代用品は存在します。モモストアが、具体的な代用品と、その使い分けを解説します。
最も近い代用品:タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾
MRセメントSPの最大のライバルであり、最も近い代用品とされるのが、タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾です。
この2つは、速乾性、低粘度であること、そしてプラモデルの素材であるスチロール樹脂を溶かして接着する仕組み(溶剤系接着)が非常に似ています。実際に使用した多くのモデラーが、「乾燥時間や使い勝手に大きな差はない」と評価しています。
もしMRセメントSPが見つからない場合は、まずタミヤの速乾タイプを探すのが、最も失敗の少ない選択肢です。タミヤ製品の方が、一般の模型店以外にも置いている店舗が多い傾向にあるため、見つけやすいかもしれません。
同メーカーの代用品:Mr.セメントS(流し込みタイプ)
GSIクレオスからは、速乾ではない「Mr.セメントS(流し込みタイプ)」も販売されています。こちらはセメントSPに比べて乾燥時間は若干長くなりますが、流し込みタイプとしての性能は非常に優れています。
「速乾性」にこだわりがない、または時間をかけてじっくりと接着位置を微調整したい場合には、セメントSでも十分に役割を果たしてくれます。
セメントSPのサラサラとした性質に慣れている方にとっては、同じGSIクレオス製品であるセメントSの方が、使い慣れた感覚で作業を進められるというメリットもあります。
その他の代用品候補
| 接着剤名 | 用途 | 注意点 |
| タミヤセメント(流し込みタイプ) | 一般的な流し込み接着、合わせ目消し | 乾燥時間がやや長いため、急いでいる作業には不向き |
| リモネンセメント(流し込みタイプ) | 柑橘系の香りで臭いが少ない | 接着力がやや弱く、乾燥に時間がかかることがある |
| 瞬間接着剤 | 小さいパーツ、異素材の接着、肉盛り | 白化しやすい、ガチガチに固まるため後から削るのが大変 |
| ABS用セメント | ABS樹脂専用(ガンプラ関節などに使用) | PS(スチロール樹脂)には使えないので注意 |
代用品を選ぶ際は、必ず「溶剤系接着剤」であることを確認し、その中でも「流し込みタイプ」を選ぶことが、MRセメントSPと近い使い方をする上での鉄則です。
もし、これらの代用品もリアル店舗で見つからなかった場合は、タミヤセメント流し込み速乾の在庫(Google検索)をAmazonや楽天市場で探すのが、最も迅速な解決策となりますよ。
流し込みタイプ接着剤の最強ランキング!比較と使い分けのコツ
流し込みタイプの接着剤は、MRセメントSP以外にも多くの製品があり、それぞれに得意なこと、苦手なことがあります。ここでは、モモストアが独断と偏見で選んだ、流し込みタイプ接着剤の最強ランキングをご紹介し、それぞれの使い分けのコツを徹底解説します。最適な一本を見つけて、作業効率をさらにアップさせましょう!
第1位:GSIクレオス Mr.セメントSP(スーパーパワー)
やはり、総合力ではこのセメントSPが最強です。「速乾性」「低粘度」「白化しにくさ」の三拍子が揃っており、特に「合わせ目消し」において、手早く確実に作業を終わらせたいモデラーにとって、これ以上の選択肢はありません。
多少値段が高くても、これを使う価値は十分にあります。その人気ゆえに品薄になるのが唯一の欠点と言えるでしょう。
第2位:タミヤ タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾
セメントSPとほぼ互角の性能を持つのが、タミヤの速乾タイプです。
キャップのブラシが塗りやすいと評価するモデラーも多く、セメントSPの代用品として最も有力な一本です。どちらかというと、セメントSPの方がより「サラサラ」としている、と感じる方もいますが、これは好みの範疇です。
両方試してみて、ご自身の作業スタイルに合った方を選ぶのがベストです。
第3位:GSIクレオス Mr.セメントS(流し込みタイプ)
「流し込み接着」の基本的な性能をしっかりと押さえた、定番中の定番です。速乾タイプに比べて乾燥時間が長いため、接着位置を数秒間微調整できるというメリットがあります。
特に、初心者の方や、大きめのパーツを慎重に接着したいときには、セメントSPよりもセメントSの方が失敗しにくいかもしれません。
使い分けのコツ
最強の接着剤は、一つとは限りません。作業内容によって使い分けるのがプロのモデラーの常識です。
| 接着剤 | 最適な用途 | 使い分けのヒント |
| セメントSP | 合わせ目消し、時短工作、隙間の充填 | 素早く次の工程に移りたいとき。 |
| タミヤセメント速乾 | セメントSPが見つからないときの代用、基本的な流し込み | セメントSPと併用し、在庫状況に応じて使い分ける。 |
| セメントS | 大型パーツの接着、位置の微調整が必要な接着 | 焦らずじっくりと接着したいとき。 |
| リモネンセメント | 臭いを抑えたいとき、子供と一緒に作業するとき | 換気が難しい環境での作業に最適。 |
このように、接着剤を使い分けることで、より質の高い、効率的なモデリングが可能になります。ぜひ、ご自身のモデリング環境に合わせて、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでこれらの接着剤をセットで購入することをおすすめします。
特にセメントSPが手に入らないときは、タミヤの速乾タイプをストックしておくことが、中断のない快適なモデリングライフを送るための秘訣ですよ!
MRセメントSPの正しい使い方と、失敗しないための注意点
MRセメントSPは非常に強力で便利な接着剤ですが、その速乾性の高さゆえに、使い方を間違えると失敗しやすいという側面もあります。せっかく手に入れたセメントSPを最大限に活かすために、モモストアが正しい使い方と、初心者が陥りやすい注意点を解説します。
正しい使い方:流し込み接着の基本手順
MRセメントSPは、基本的にパーツ同士を「溶かして一体化させる」ために使います。以下の手順が基本です。
- パーツの準備: 接着したいパーツ同士を、隙間なくピッタリと合わせます。このとき、力を込めて強く押し付けるのがポイントです。
- セメントを流し込む: 接着面をピッタリと合わせた状態で、パーツの隙間(合わせ目)に、付属の筆でセメントSPを「チョン」と少量だけ塗布します。
- 毛細管現象を利用: セメントSPは粘度が低いため、塗布した瞬間に毛細管現象でパーツの合わせ目全体にスッと吸い込まれていきます。
- 溶着を待つ: 数秒待つだけでプラスチックが溶け出し、一体化します。そのまま数分〜数十分しっかり保持して乾燥させます。
- 乾燥完了: 完全に乾燥するまでには時間がかかりますが、数時間~一晩放置すれば、強力に接着されます。
この「流し込み」のテクニックを使えば、パーツの表面を汚さずに、接着剤を必要な箇所だけに浸透させることができます。これがMRセメントSPの真骨頂です。
失敗しないための注意点
注意点1:塗りすぎは厳禁!
速乾性が高いゆえに、多量に塗りすぎると、パーツの表面を必要以上に溶かしてしまい、溶けたプラスチックが「ムニュ」と大きくはみ出してしまいます。
これが乾燥すると、削り取るのが大変な「ヒケ」や「歪み」の原因となります。必ず、筆の先に少量だけ含ませるようにしましょう。
注意点2:換気を徹底する
MRセメントSPは有機溶剤を含んでおり、刺激臭がします。気分が悪くなるのを防ぐためにも、必ず作業中は窓を開けるなどして換気を徹底してください。
長時間、密室で作業するのは絶対に避けてくださいね。健康被害を防ぐためにも、これは必須の注意点です。
注意点3:ABS樹脂には使えない
MRセメントSPは、主にスチロール樹脂(PS)の接着に使われます。ガンプラの関節などに使われるABS樹脂には、接着力が非常に弱く、効果がありません。ABS樹脂を接着したい場合は、「Mr.セメントSPB(ブラック)」や「タミヤセメント(ABS用)」など、専用の接着剤を使ってください。
これらの基本を押さえるだけで、セメントSPの強力な接着力と速乾性を安全かつ効果的に利用できます。もし、ABS用セメントなども合わせて購入したい場合は、リアル店舗では品切れしやすいので、手間を省くためにもプラモデル用接着剤の使い方動画(Google検索)もチェックしつつ、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでまとめて購入することをおすすめします。
SNSの口コミを徹底調査!みんなはどこで買ってる?
MRセメントSPの品薄は、私たちモデラー共通の悩みです。一体、みんなはどこでこの貴重な接着剤を手に入れているのでしょうか?
モモストアがTwitter(現X)や各種SNSの口コミを徹底的に調査し、モデラーたちのリアルな購入ルートと、入荷情報の探し方をまとめました。
購入ルートの口コミ傾向
多くのモデラーの意見を総合すると、購入ルートは以下の3つに集約されます。
- ネット通販(特にAmazon・楽天)の「在庫復活」を狙う:
「店舗を回る時間がもったいない」という理由から、Amazonや楽天市場の入荷通知を登録し、在庫が復活した瞬間に購入手続きを完了させる、という方法が主流です。「夜中にポチれた」「朝方在庫が戻っていた」など、入荷タイミングはゲリラ的であることが多いようです。 - 大型家電量販店のネット在庫を確認し、店舗受け取り:
ヨドバシカメラやビックカメラなどのネット在庫確認サービスを活用し、「店舗在庫あり」となっているのを見つけたら、すぐに取り置きを依頼するか、仕事終わりに直行する、という声も目立ちます。ポイントを貯められるのが魅力のようです。 - 地方の模型店・個人経営の店を探す:
「地元の小さな模型店に行ったら、誰も気づいていないのか残っていた!」という奇跡の報告も少数ながらあります。大手が品薄でも、小規模な店舗はブームの影響を受けにくいため、穴場として狙われています。
やはり、ネット通販での在庫確保が最も多く、確実性の高い方法として認識されていることが分かります。
入荷情報をキャッチするコツ
「いつ入荷するの?」という疑問に対し、モデラーたちは様々な工夫をしています。
- メーカーや問屋のSNSをフォロー: GSIクレオスや主要問屋のSNSをフォローし、出荷情報や再生産のアナウンスを見逃さないようにする。
- 特定のホビーショップのSNSを毎日チェック: 地域のお気に入りの模型店のSNSで「入荷しました」の投稿を待ち伏せする。
- 在庫通知サービスを活用: Amazonや楽天市場などの入荷通知機能を複数登録し、チャンスを逃さないようにする。
MRセメントSPは、いつどこで入荷するかが分からない「神出鬼没」の商品です。だからこそ、情報戦を制することが、手に入れるための最大の鍵となります。
モモストアとしても、リアル店舗を巡って消耗するよりも、まずはSNSの入荷情報をGoogle検索(Google検索)でチェックし、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで通知登録をして待つ、という作戦が、最もストレスフリーでおすすめです。
在庫切れが解消されるのはいつ?メーカーの生産・販売状況の最新情報
これだけ品薄が続くと、「いつになったら普通に買えるようになるの?」と不安になりますよね。MRセメントSPを製造しているGSIクレオスは、当然ながらこの事態を認識しており、増産体制を敷いているはずです。モモストアが、メーカー側の生産状況や、今後の見通しについて、可能な限りの最新情報を解説します。
再生産のサイクルは?
GSIクレオスのような老舗メーカーは、商品の生産計画を厳密に立てています。接着剤のような化学製品は、原料の調達、混合、充填、そして品質チェックに時間がかかるため、急な増産は難しいのが実情です。
しかし、SNSの口コミや販売店の情報を見る限り、MRセメントSPは断続的に再生産・再出荷されています。完全に途絶えているわけではありません。
ただし、その出荷量が爆発的に増えているわけではなく、増え続ける需要に対して追いついていない、という状態が続いていると考えられます。
解消されるタイミングの予測
在庫切れが解消されるタイミングを予測するのは非常に困難ですが、以下の要因が改善されれば、状況は好転する可能性があります。
- プラモデルブームの一段落: 供給が増えるだけでなく、需要の伸びが落ち着けば、品薄は自然と解消に向かいます。
- 原料・溶剤のサプライチェーン安定化: 接着剤の原料調達が安定すれば、生産量が増加します。
- メーカーの設備投資: 新しい生産設備が導入されれば、一気に供給量が増える可能性もあります。
特に、年末年始や長期休暇の前は、モデラーたちが一斉に購入するため、再び品薄が加速する傾向にあります。逆に、ブームが落ち着いた後の閑散期を狙うのが、狙い目かもしれません。
今すぐできること:ネットでの予約と通知登録
「待っていればいつか買える」というのは事実ですが、作品製作を待つことはできませんよね。
だからこそ、モモストアが推奨するのは、「待機戦術」です。
- Amazon:入荷通知をONにする。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:お気に入りのホビーショップのメルマガやLINE登録をして、入荷情報を待つ。
- ヨドバシ.com:在庫状況を毎日チェックする。
これらの手間のかからない方法で常に情報収集を続けながら、もし急ぎで必要になった場合は、「タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾」などの代用品を使う、という切り替えが、今の時代を乗り切る最も賢い方法です。
現状では、劇的な在庫回復は期待しにくいですが、地道な情報収集と代用品の活用で、快適なモデリングライフを守りましょう。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで代用品とセメントSPの通知登録を済ませておくのが、最もコスパの良い対策ですよ!
廃盤の噂は本当?MRセメントSPの製造元GSIクレオスに確認!
「どこにも売ってない」という状況が長く続くと、必ず浮上するのが「廃盤になったのでは?」という噂です。特にMRセメントSPのように強力な人気商品ほど、その噂は広まりやすいものです。モモストアが、この廃盤の噂について、製造元であるGSIクレオス側の状況から真偽を検証します。
公式なアナウンスは一切なし
結論から言えば、GSIクレオスからは、MRセメントSPの「廃盤」に関する公式なアナウンスは一切ありません。もし人気商品が廃盤になるのであれば、メーカーは必ずファンに向けて事前告知を行います。
現状は、品薄が続いているだけであり、メーカーは再生産を続けています。この状況を鑑みても、「廃盤」という噂は、完全にデマである可能性が高いです。
廃盤の噂が広がる理由
では、なぜ廃盤の噂が広まってしまうのでしょうか?主な理由は以下の通りです。
- 長期的な品切れ: 半年、あるいは1年近く店頭で見かけないと、「もう作っていないのでは?」と消費者が不安になるのは当然です。
- 代替品への誘導: 一部の販売店やモデラーが、売れ残っている代替品を推奨するために、セメントSPを「もう手に入らない商品」として扱うケース。
- ネガティブな情報への注目: SNSではネガティブな情報の方が拡散されやすいため、「廃盤」という噂がすぐに広まってしまう。
私たちモデラーは、メーカーの公式情報や、信頼できるホビーショップからのアナウンスのみを信用するようにしましょう。
GSIクレオス製品の信頼性
GSIクレオスは、長年にわたり日本の模型文化を支えてきた老舗メーカーであり、Mr.カラーやMr.セメントシリーズは、多くのプロ・アマ問わず愛用されている定番商品です。
その中でもセメントSPは、高い評価を受けているフラッグシップモデルの一つであり、メーカーが簡単に製造を打ち切ることは考えられません。
そのため、たとえ今品薄であっても、必ず再生産され、市場に戻ってくると信じて大丈夫です。
もし、どうしても不安な場合は、GSIクレオスの公式サイトや問い合わせ窓口で、生産状況を確認してみるのも良いでしょう。ただし、メーカー公式サイト(Google検索)で最新情報をチェックするのが一番手っ取り早いです。
安心して、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで入荷通知をセットして待っていてくださいね!
中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入はあり?注意点も解説
ネット通販で新品が見つからない場合、「メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやオークションサイトで探そう」と考える方もいるでしょう。中古品や未使用品が出品されていることは事実ですが、MRセメントSPのような溶剤系の接着剤をこれらのプラットフォームで購入するのは、いくつかのリスクが伴います。モモストアがその注意点を詳しく解説します。
フリマアプリでの購入リスク
リスク1:価格が高騰している(転売価格)
最も大きな問題は、定価を大幅に上回る価格で出品されていることが多い点です。品薄に乗じた「転売」目的の出品がほとんどであり、定価の2倍、3倍といった価格で販売されているケースが散見されます。
緊急で必要な気持ちはわかりますが、冷静に考えれば、その価格を出すなら「タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾」などの代用品を複数本買った方が、圧倒的にコスパが良いです。
リスク2:品質の劣化や揮発
MRセメントSPは溶剤系の接着剤なので、密閉されていても時間と共に溶剤が揮発していく可能性があります。
フリマアプリで販売されている商品が、購入からどれくらいの期間が経っているのか、保管状態はどうだったのかを知ることはできません。
いざ使おうと思ったときに、「中身が減っている」「粘度が高くなっている」といった品質劣化のリスクが非常に高いです。特に使用済みのものは避けるべきでしょう。
リスク3:輸送中の事故やトラブル
接着剤は、引火性の溶剤を含むため、航空機輸送が禁止されている場合があります。また、輸送中に何らかの衝撃で容器が破損し、溶剤が漏れ出すといった事故もゼロではありません。
フリマアプリでの個人間取引の場合、梱包が不十分であったり、運送会社への申告が正しく行われていなかったりするリスクもあります。購入者側も、危険物を含む商品を個人から購入するリスクを理解しておく必要があります。
モモストアの推奨:極力新品のネット購入を
これらのリスクを総合的に考えると、MRセメントSPを中古品やフリマアプリで購入するのは、緊急時以外は避けるべきです。
少し待ってでも、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、信頼できる販売元からの新品購入を強くおすすめします。
もし、どうしてもすぐに必要で、中古品しか選択肢がない場合は、出品者の評価をよく確認し、購入から間もない「未使用・未開封」のものに絞り、定価と照らし合わせて冷静な判断をしてくださいね。
【緊急時の対処法】MRセメントSPが見つからない時の最終手段
色々な方法を試したけど、MRセメントSPもタミヤセメント速乾も見つからない…!
そんな絶体絶命の緊急事態に、モモストアが提案する最終手段と、その後のフォローアップについて解説します。あくまで最終手段であり、常用はおすすめしませんが、「今すぐパーツを接着したい」という切実なニーズに応える方法です。
最終手段1:アクリル樹脂用接着剤を代用する
プラモデルの素材であるPS樹脂と化学的に近い性質を持つのが、アクリル樹脂です。アクリル樹脂用の接着剤(アクリルサンデーなど)は、ホームセンターや大型画材店で比較的容易に入手できます。
この接着剤は、アクリルを溶かして接着するため、PS樹脂にもある程度効果を発揮します。
ただし、MRセメントSPほどPS樹脂に最適化されているわけではないため、接着力が弱かったり、乾燥に時間がかかったりする可能性があります。また、プラスチックの白化も起こりやすいため、必ず目立たない場所でテストしてから使用してください。
最終手段2:リモネンセメントで繋ぎとめる
リモネンセメントは、柑橘系の天然成分を主成分とした接着剤で、刺激臭が少ないのが特徴です。これもプラモデルの接着に使えますが、接着力が弱めで、乾燥に非常に時間がかかります。
ただし、環境への配慮や臭いの問題を最優先する場合、このリモネンセメントで一時的にパーツを固定し、MRセメントSPが入荷するまで待つ、という作戦も有効です。
特に、小さなお子様がいるご家庭や、換気が難しい環境で作業する場合に重宝します。
最終手段3:瞬間接着剤+ベビーパウダー(合わせ目消し限定)
合わせ目消しをしたいけど、流し込みタイプがない場合、瞬間接着剤とベビーパウダー(または重曹)を混ぜてパテのように使用する方法があります。
瞬間接着剤でパーツを接着し、その上から混ぜたものを盛り付けて削ることで、簡易的な合わせ目消しが可能です。
しかし、瞬間接着剤はプラスチックを溶かすわけではなく、固着させるだけなので、時間が経つと剥がれる可能性があります。また、削るのが非常に硬く、技術が必要です。本当に「緊急時の応急処置」として考えてください。
これらの最終手段は、あくまで「つなぎ」の策です。最終的には、やはりMRセメントSPまたはタミヤセメント速乾の購入を目指すべきです。
だからこそ、この瞬間も、ご自宅のPCやスマホからAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの在庫状況をチェックし、入荷通知を逃さないようにしましょう!この努力が、快適なモデリングへの一番の近道ですよ。
流し込み接着剤の匂いと健康問題!換気の重要性と注意喚起
MRセメントSPをはじめとする流し込みタイプの接着剤は、その強力な接着力と引き換えに、独特の強い匂いがあります。これは、プラスチックを溶かすための有機溶剤が含まれているためです。快適なモデリングのためにも、この匂いと健康問題について、モモストアが改めて注意を喚起します。
有機溶剤が人体に与える影響
MRセメントSPに含まれる有機溶剤の蒸気は、揮発性が高いため空気中に拡散しやすい性質があります。
これを吸い込むと、以下のような症状を引き起こす可能性があります。
- 頭痛、めまい、吐き気
- 目の痛み、喉の刺激
- 長期的に吸入すると、集中力の低下や、体調不良の原因となる
特に、密室での作業や、長時間続けての作業は非常に危険です。モデリングに集中していると、ついつい換気を忘れてしまいがちですが、健康あっての趣味です。必ず意識して換気をしてください。
換気は「窓を開けるだけ」では不十分?
「窓を開けているから大丈夫」と思っていませんか?実は、単に窓を開けるだけでは、部屋の中の空気が効率よく入れ替わらないことがあります。
最も理想的な換気方法は、「空気の入口」と「空気の出口」の2ヶ所を確保し、空気の通り道を作ることです。
- 入口: 部屋の窓を少し開ける(対角線上にあるとベスト)
- 出口: 換気扇を回す、または排気用のファンを窓の外に向けて設置する
これにより、部屋の中の溶剤の蒸気を効率よく外に排出できます。特に、エアブラシを使う場合や、接着剤を多量に使う作業を行う際は、この二方向換気を徹底してください。
溶剤対策のための便利グッズ
完璧な換気が難しい環境の方のために、以下のような対策グッズもあります。
| グッズ名 | 効果 | 用途 |
| 防毒マスク | 有機溶剤の蒸気を物理的に吸着・除去 | エアブラシ、長時間の接着・塗装作業 |
| 換気扇付きブース | 強制的に溶剤の蒸気を外に排出 | エアブラシ、サーフェイサー吹き付け |
| 活性炭フィルター | 空気清浄機や換気扇のフィルターに付加して匂い吸着 | 部屋全体の匂い対策 |
安全に、そして快適にモデリングを続けるためにも、これらの対策グッズをAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでチェックしてみてください。健康を損なっては元も子もありません。MRセメントSPが手に入っても、安全対策を怠らないようにしましょう。
MRセメントSPは金属や他の素材の接着にも使える?応用編
MRセメントSPの強力な接着力を見ると、「金属やレジン、木材など、他の素材の接着にも使えるのでは?」と考えるかもしれません。しかし、結論から言うと、MRセメントSPは基本的にPS樹脂専用であり、他の素材の接着には向いていません。
金属・レジンへの接着力はゼロに近い
MRセメントSPは、「溶剤がプラスチック(PS樹脂)を溶かし、乾燥する際に一体化させる」という仕組みで接着しています。つまり、溶けない素材には効果がありません。
金属やレジン、エポキシパテなどは、この溶剤では溶けないため、セメントSPを塗布しても接着面を荒らすだけで、くっつくことはありません。せいぜい、溶剤が揮発するまでの間、一時的に固着しているだけです。
これらの異素材を接着したい場合は、以下のような専用の接着剤を使用してください。
- 金属・レジン: 瞬間接着剤(高強度タイプ)、エポキシ樹脂接着剤
- 木材: 木工用ボンド、多用途接着剤
例外的な応用:肉盛りやパテとしての活用
MRセメントSPの溶剤は、プラスチックを溶かす性質を逆手にとった応用方法があります。それが、「プラリペア」や「自作パテ」としての活用です。
- プラリペアの代用: プラスチックの粉(ランナーを削ったものなど)にセメントSPを大量に垂らし、溶かして練り混ぜることで、欠けた部分を補修するためのパテとして使用できます。
- 強力な合わせ目消し: 合わせ目に流し込んだ後、溶け出したプラスチックの「ムニュ」をあえて多く出し、それが乾燥してから削り取ることで、ヒケを防ぐテクニックもあります。
ただし、これらの応用技は、セメントSPの本来の用途から外れた使い方であり、高度な技術と経験が必要です。初心者がいきなり試すのは、作品をダメにしてしまうリスクもあるので注意しましょう。
MRセメントSPは「PS樹脂の接着に最強」であり、他の素材には他の接着剤を使うべき、というのがモモストアの結論です。異素材の接着剤も、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで用途ごとに検索(Google検索)し、まとめて手に入れておくと、作業の幅が広がりますよ!
MRセメントSPの価格は適正?定価と販売価格の比較
品薄になると、商品の価格は高騰しがちです。MRセメントSPも例外ではなく、Amazonやフリマアプリでは、定価を大きく超える「転売価格」で販売されていることが多々あります。モモストアが、MRセメントSPの定価と、現在の市場での販売価格を比較し、適正な価格を見極めるヒントを提供します。
MRセメントSPの定価(参考価格)
MRセメントSPの定価は、時期や為替変動などによって若干の変動はありますが、概ね400円〜500円(税抜)前後で設定されていることが多いです。この定価は、GSIクレオスが定める正規の価格であり、ホビーショップや家電量販店のポイント還元などを考慮しない場合の「基準価格」となります。
販売価格の傾向:ネット通販での適正価格
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの販売価格は、以下の3パターンに分かれます。
| パターン | 価格帯(目安) | 特徴 | モモストアの評価 |
| ホビーショップ価格 | 定価〜定価+100円程度 | 信頼できる専門店からの出品。在庫があれば即購入すべき価格。 | ◎ 最適 |
| 転売価格(高騰) | 定価の2倍〜4倍以上 | 個人や転売業者からの出品。在庫切れに乗じた価格。 | × 絶対に避けるべき |
| タイムセール価格 | 定価以下(稀に発生) | 大型セール時などに発生。競争率が非常に高い。 | △ 見つけたらラッキー |
基本的に、定価に送料が加算された程度の価格であれば、それは適正な価格だと判断して問題ありません。もし、価格が1,000円を超えているようであれば、それはほぼ間違いなく転売価格であり、購入を避けるべきです。
賢い購入判断のコツ
適正価格で購入するためのコツは、「価格だけでなく、出品元を見る」ことです。
- Amazon: 出品者が「Amazon.co.jp」または「(有名ホビーショップの名前)」になっているか確認する。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング: 店舗名が「模型」「ホビー」「プラモ」といったキーワードを含む専門店であるか確認する。
ポイント還元率を考慮すると、楽天市場やYahoo!ショッピングでポイントアップ時に購入すれば、実質的な最安値で手に入る可能性が高くなります。急いでいない場合は、入荷通知をセットし、適正価格で販売されているタイミングをじっと待つのが、最も賢い方法です。
高値掴みをしないためにも、定価をしっかりと頭に入れ、冷静に判断しましょう!
流し込み接着剤を長く使うための保存方法と秘訣
ようやく手に入れたMRセメントSPを、最後まで無駄なく、そして長く使い切りたいですよね。流し込みタイプの接着剤は、その性質上、揮発しやすいため、保存方法が非常に重要になります。モモストアが、セメントSPを長持ちさせるための保存方法と秘訣を伝授します。
保存の最大の敵は「揮発」
セメントSPの溶剤は、非常に揮発性が高い(蒸発しやすい)ため、わずかな隙間からでも空気中に逃げていってしまいます。これが続くと、中身がどんどん減っていき、最終的には粘度が高くなりすぎて「ドロッ」としてしまい、流し込みタイプとしての性能を失ってしまいます。
秘訣1:キャップを固く、確実に締める
基本中の基本ですが、使用後は必ずキャップを固く締めてください。特に、筆が付いているキャップのフチに接着剤のカスが付いていると、密閉性が失われます。
作業中に筆をビンに戻す際、ビンの口についた接着剤をティッシュなどで拭き取ってから、キャップをしっかりと締める習慣をつけましょう。
秘訣2:冷蔵庫ではなく「冷暗所」で保管
接着剤の保管場所として「冷蔵庫」を推奨する方もいますが、セメントSPのような有機溶剤を含むものは、急激な温度変化を嫌います。
最も適しているのは、直射日光が当たらず、温度変化の少ない「冷暗所」です。模型用の工具箱の中や、クローゼットの中などが適しています。ただし、火気厳禁の場所に保管し、子供の手の届かない場所に置くことは絶対条件です。
秘訣3:空気が入らないようにする(中身が減ったら補充も)
ビンの口元まで接着剤が満たされている状態が、最も揮発しにくいです。使用して中身が減ってくると、ビンの中に占める「空気の量」が増え、揮発が加速してしまいます。
もしセメントSPが半分以下に減ってしまったら、同じ溶剤系接着剤(タミヤセメントなど)を少し足して、液面を上げておくのも一つの手です。ただし、セメントSP本来の性能を維持するためには、新しいセメントSPで補充するのが理想です。
これらの秘訣を実践すれば、貴重なMRセメントSPを最後の最後までサラサラの状態で使い切ることができます。もし、すでに粘度が高くなってしまった場合は、タミヤセメント速乾などの新しいものを、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで探すのが賢明ですよ!
MRセメントSPで失敗した時の対処法とリカバリーテクニック
どんなベテランモデラーでも、MRセメントSPの速乾性と強力さゆえに、接着時に「失敗した!」と焦る瞬間はあります。モモストアが、接着ミスをリカバリーするための具体的な対処法とテクニックを解説します。
失敗ケース1:パーツの位置がずれたまま固まってしまった
MRセメントSPは乾燥が早いため、パーツの位置を間違えたまま固まってしまうことがあります。この場合のリカバリーは非常に困難です。
- 軽度の場合(わずかなズレ): 固まった部分を無視して、その上から再度セメントSPを流し込み、無理に力を加えて動かそうとせず、溶剤の力でわずかに溶かすのを待ちます。ただし、パーツが変形するリスクがあります。
- 重度の場合(大きくずれた):一度切り離すしかありません。デザインナイフやカッターを使い、接着線に沿って慎重にカットします。カット後は、接着面を紙やすりなどで綺麗に整え、再度接着し直します。
リカバリーには労力がかかるため、接着前には必ず「仮組み」を徹底し、接着位置をしっかりと確認する習慣をつけましょう。
失敗ケース2:セメントがはみ出して表面が溶けてしまった
これは流し込みタイプの接着剤でよくある失敗です。セメントが表面にはみ出すと、プラスチックが溶けて指紋の跡や筆の跡が残ってしまいます。
- すぐに拭き取らない: 焦ってティッシュなどで拭き取ると、溶けたプラスチックが広がり、さらに傷が深くなります。
- 乾燥を待つ: 完全に乾燥するまで待ちます。乾燥する前に触るのは厳禁です。
- ヤスリで削る: 完全に乾燥したら、まず粗めの紙ヤスリ(400番〜600番程度)で溶けた部分を削り取り、その後に細かい番手のヤスリ(800番〜1500番)で表面を均一に磨きます。
- コンパウンドで仕上げ: 最後に、コンパウンド(極細・仕上げ目)で磨き上げれば、ほとんど跡が目立たなくなります。
このリカバリーテクニックは、合わせ目消しと同じ「表面処理」の技術です。失敗を恐れずに、適切な工具を使ってリカバリーに挑戦してみてください。
リカバリーに必要なヤスリやコンパウンドなどの工具も、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでまとめて手に入ります。MRセメントSPと合わせて、リカバリー用品もストックしておけば、安心してモデリングに集中できますよ!
MRセメントSPと他社の接着剤の互換性・混ぜて使える?
MRセメントSPと、タミヤセメントなどの他社製品は、同じ「溶剤系接着剤」というカテゴリに属しますが、それぞれに含まれる溶剤の種類や配合が異なります。「混ぜて使えるのか?」という疑問は、モデラーなら誰もが一度は考えるテーマです。モモストアが、この互換性について解説します。
基本的には「混ぜない」が原則
結論から言うと、MRセメントSPと他社の接着剤は、基本的に混ぜて使うべきではありません。理由は以下の通りです。
- 性能の低下: 異なる溶剤を混ぜることで、お互いの溶剤の効力が打ち消し合ったり、揮発性が変化したりして、セメントSP本来の強力な接着力や速乾性が失われる可能性があります。
- 予期せぬ化学反応: 最悪の場合、予期せぬ化学反応が起こり、接着剤が変質したり、容器内で固まってしまったりするリスクがあります。
メーカーは、その製品が最高のパフォーマンスを発揮できるように、溶剤の配合を極限まで調整しています。余計なものを混ぜてしまうと、その絶妙なバランスが崩れてしまうのです。
ビンの中で「補充」する際の注意点
前のセクションで、MRセメントSPが減ったら同じ接着剤を補充するのが良いと紹介しました。もし、MRセメントSPが見つからず、緊急でタミヤセメント(流し込みタイプ)などを補充したい場合は、少量だけを補充するようにしてください。
- 目的: 揮発を防ぐために液面を上げるのが目的であり、性能を「ブレンド」するのが目的ではない。
- 比率: MRセメントSPの残量に対して、補充する他社製品の量はごくわずかに留める。
ただし、品質を最優先するモデラーは、ビンの中身が減ったら潔く新しいものに替える、または「プラリペア用」など別の用途に使い分けることが多いです。これは、少しでも接着剤の性能を落としたくない、というプロ意識の表れと言えるでしょう。
MRセメントSPは、それ自体が完成された接着剤です。もしタミヤセメントなども持っている場合は、混ぜるのではなく、別の筆を用意して使い分けることを推奨します。複数の接着剤をストックしておくのが、モデラーの賢い選択です。
流し込み接着剤の匂い対策!快適なモデリング環境の作り方
流し込み接着剤の匂いは、モデラーにとって永遠の課題かもしれません。特に家族やペットがいる環境では、匂いへの配慮が欠かせません。前のセクションで換気の重要性をお話ししましたが、ここでは匂いを根本的に軽減し、快適なモデリング環境を作るための具体的な方法を、モモストアがご紹介します。
対策1:リモネンセメントとの使い分けを徹底する
GSIクレオスやタミヤからは、リモネンを主成分とした接着剤が販売されています。これは、柑橘系の天然成分由来で、一般的な溶剤系接着剤に比べて匂いが非常にマイルドです。
もし、「匂いが気になるからMRセメントSPを使うのをためらってしまう」という状況なら、匂いが気にならない作業(例えば、目立たない部分の仮止めなど)にはリモネンセメントを使い、セメントSPは本当に必要な作業(合わせ目消しなど)に限定して使う、という使い分けをしましょう。
対策2:局所排気装置(換気ブース)の導入
これが最も効果的な匂い対策です。模型用の塗装ブース(換気ブース)を導入し、接着作業をする場所に置いて使うのです。
換気ブースは、強力なファンで接着剤の揮発した蒸気を吸い込み、外部(窓など)に排出する仕組みになっています。
これにより、部屋全体に匂いが広がるのを防ぎ、作業者も快適に作業ができます。エアブラシを使う予定がない方でも、接着剤や塗料の匂い対策として非常に有効です。
ただし、換気ブースの導入には費用がかかりますので、ご自身のモデリング頻度や環境を考慮して検討してみてください。
対策3:保管方法の徹底(チャック付き袋を活用)
使用していないときも、セメントSPのビンからわずかに溶剤が揮発していることがあります。
これを防ぐために、使用後のセメントSPのビンを、チャック付きの密閉袋(ジップロックなど)に入れて保管する方法が推奨されています。これにより、仮にわずかに揮発しても、その匂いが部屋の中に広がるのを防げます。
もちろん、換気と併用するのが最も効果的です。
匂い対策グッズやリモネンセメントは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで簡単に手に入ります。快適なモデリング環境を整えて、MRセメントSPを思う存分活用しましょう!
【購入前の確認事項】MRセメントSPの容器・筆の使い勝手
MRセメントSPが「流し込みタイプ接着剤」として優れているのは、接着剤そのものの性能だけでなく、その容器と筆の使い勝手にも秘密があります。モモストアが、購入前に知っておきたい容器と筆の特徴を詳しく解説します。
容器:安定感のある角瓶タイプ
MRセメントSPは、GSIクレオス製品らしく、安定感のある角瓶に入っています。これは、作業中にうっかり倒してしまうリスクを減らすために非常に重要です。
流し込みタイプの接着剤は、サラサラとしているため、一度倒すと中身がすべて流れ出てしまう可能性があります。この安定した容器形状は、モデラーにとっては地味ながら大きな安心感を与えてくれます。
筆:適度なコシと細さ
キャップに付属している筆は、接着剤をパーツの隙間に「流し込む」のに最適な形状をしています。
- 適度なコシ: 筆にコシがあるため、狙った隙間に正確にセメントを導くことができます。
- 細さ: 筆先が細く、微細な合わせ目にもしっかりと対応できます。
タミヤセメントの筆と比較されることが多いですが、どちらも流し込み接着に特化して設計されており、使い勝手は非常に良いです。どちらの筆が良いかは、完全にモデラー個人の「好み」に左右される部分です。
筆のメンテナンス方法
筆を長く良い状態で使うためには、メンテナンスが欠かせません。
- 使用後の拭き取り: 使用後は、ビンの口についた接着剤のカスを丁寧に拭き取り、筆の根本に接着剤が固着しないようにティッシュで優しく拭き取ります。
- 溶剤での洗浄(推奨): 筆の先端が固まってしまった場合は、MRセメントの「うすめ液」や「ツールクリーナー」などの専用の溶剤で優しく洗ってあげると、筆が柔らかい状態に戻ります。
筆が固まってしまうと、流し込みの際に接着剤がスムーズに出なくなり、作業効率が大幅に低下します。日々の簡単なメンテナンスが、セメントSPの性能を最大限に引き出す秘訣です。
もし、セメントSPと一緒にツールクリーナーも購入したい場合は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでGSIクレオスのツールクリーナー(Google検索)を探してみてください。一緒に購入すれば、送料も節約できてお得ですよ!
流し込み接着剤に関するモデラーからのQ&A【まとめ】
最後に、MRセメントSPを含む流し込み接着剤に関して、モデラーからよく寄せられる疑問とその回答を、Q&A形式でまとめます。モモストアが、皆さんが抱える小さな疑問まで解消します!
Q1:セメントSPを多めに塗ると接着力は上がりますか?
A:いいえ、上がりません。流し込みタイプの接着剤は、接着面を溶かして一体化させるため、接着力は「パーツがどれだけ溶けたか」で決まります。多めに塗ると、溶剤がはみ出してパーツ表面を侵食し、かえって仕上がりが悪くなるだけです。必要なのは「量」ではなく「適切な量」を「適切な場所」に流し込むことです。
Q2:セメントSPはABS樹脂に使えないのはなぜですか?
A:ABS樹脂はPS樹脂とは異なる素材であり、MRセメントSPに含まれる溶剤では、効果的に溶かすことができないためです。ABS樹脂は非常に強い耐薬品性を持つため、専用の接着剤(タミヤセメントABS用など)を使う必要があります。
Q3:セメントSPを塗った後、どれくらいで次の作業に進めますか?
A:セメントSPは非常に速乾ですが、それは「パーツが動かなくなるまでの時間」です。触れるようになるまでは数分ですが、合わせ目消しのためにヤスリがけをする場合は、最低でも一晩(12時間以上)は乾燥させることを強くおすすめします。内部まで完全に乾燥しないうちにヤスリをかけると、ヒケ(プラスチックが収縮して凹む現象)の原因になります。
Q4:セメントSPとセメントSの違いは「速乾性」だけですか?
A:主に速乾性ですが、セメントSPの方がより低粘度で「サラサラ」としており、毛細管現象が起こりやすい(より深く染み込む)傾向があります。セメントSは、若干の粘度があり、少しゆったりと作業したいモデラーに向いています。
Q5:セメントSPが固まってしまった場合、薄め液で復活できますか?
A:可能です。GSIクレオスから出ている「Mr.セメントうすめ液」を少量入れて混ぜることで、粘度を下げて復活させることができます。ただし、入れすぎると接着力が極端に弱くなるため、少量ずつ様子を見ながら入れてください。
これらのQ&Aで、皆さんの疑問が解消されたなら幸いです。MRセメントSPは最高の接着剤ですが、その特性を理解し、代用品や正しい使い方をマスターすることで、さらに快適なモデリングライフを送れるはずです。
もし、うすめ液や代用品も合わせて購入したい場合は、手間をかけずにAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでチェックするのが一番です。ぜひ、この機会に購入を検討してみてくださいね!
この記事は、筆者モモストアが調査・執筆しました。

