薬局でピアスは売ってる?販売店舗から種類・値段・ケア用品まで徹底解説!

薬局でピアスは売ってる?販売店舗から種類・値段・ケア用品まで徹底解説!

こんにちは、モモストアです!
「急にピアスを開けたくなったけど、どこでピアッサーが買えるの?」「開けた後の消毒液、どこに売ってる?」と、急なピアス関連の商品が必要になった時、真っ先に思い浮かぶのが身近な薬局(ドラッグストア)ではないでしょうか。

結論から言うと、薬局では「売っているもの」と「売っていないもの」がはっきり分かれています。
この疑問をモモストアが詳しく解説しますので、この記事を読めば、あなたが探しているピアス関連商品がどの薬局で、いくらくらいで手に入るのかが、全て分かりますよ!

・薬局(ドラッグストア)でピアスは本当に買えるの?取り扱い商品の全体像
・ファーストピアス・セカンドピアスはどの薬局で見つけられる?
・ピアッサー(穴あけ器)の取り扱いがある薬局と購入前のチェックポイント
・ピアスのアフターケア用品を扱う主要ドラッグストア一覧
・【マツモトキヨシ】でのピアス関連商品の在庫と価格帯をチェック!

  1. 薬局(ドラッグストア)でピアスは本当に買えるの?取り扱い商品の全体像
    1. 薬局で「買える」ピアス関連商品の一覧
    2. 薬局で「買えない」可能性が高いピアス関連商品
  2. ファーストピアス・セカンドピアスはどの薬局で見つけられる?
    1. ピアッサーに付属する「ファーストピアス」の真実
      1. ピアッサー付属のファーストピアスの特徴
    2. 薬局で探す「セカンドピアス」の選択肢
  3. ピアッサー(穴あけ器)の取り扱いがある薬局と購入前のチェックポイント
    1. ピアッサーの取り扱いが多い主要ドラッグストア
    2. 購入前に必ずチェックすべき4つのポイント
      1. チェックポイント①:ピアスの素材(最も重要!)
      2. チェックポイント②:有効期限の確認
      3. チェックポイント③:未成年者の同意
      4. チェックポイント④:ピアッシング後の注意書き
  4. ピアスのアフターケア用品を扱う主要ドラッグストア一覧
    1. ホールを清潔に保つための必須アイテム
      1. ① ピアス専用の消毒液・洗浄ジェル
      2. ② 市販の抗生物質配合軟膏
      3. ③ 生理食塩水に近い洗浄液(ホールの洗浄用)
    2. 主要チェーン店と取り扱い商品の傾向
  5. 【マツモトキヨシ】でのピアス関連商品の在庫と価格帯をチェック!
    1. マツキヨで手に入るピアスの種類と価格帯
      1. ① ピアッサーの在庫状況
      2. ② 簡易ピアス(透明ピアスなど)
    2. マツキヨのケア用品はPB商品も優秀!
  6. 【ウエルシア】でファーストピアスは見つかる?お得な購入方法も紹介
    1. ウエルシアのピアス関連商品傾向
      1. ピアッサー・ファーストピアス
      2. ケア用品・トラブル対策グッズ
    2. 知っておきたい!ウエルシアでお得に買う裏ワザ
  7. 【スギ薬局・ココカラファイン】はピアスに強い?トラブル対策グッズの充実度
    1. ピアス本体よりも「トラブル対策」がメイン
      1. ① 充実の皮膚用医薬品コーナー
      2. ② ピアッサーの有無と探し方
  8. 薬局以外でピアスを購入できる意外な販売店はどこ?
    1. ① 雑貨・バラエティショップ系
    2. ② ディスカウント・激安ショップ系
    3. ③ 100円ショップ系(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
    4. ④ 医療機関(皮膚科・美容外科)
  9. オンライン通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で購入するメリットとデメリット
    1. オンライン通販で購入する3つの最大のメリット
      1. メリット①:素材・種類の選択肢が無限大
      2. メリット②:価格比較と口コミ確認が可能
      3. メリット③:メルカリなどのフリマアプリでの掘り出し物
    2. オンライン通販の2つのデメリットと注意点
      1. デメリット①:実物を見られない・試着できない
      2. デメリット②:届くまでのタイムラグ
  10. 薬局で買うピアスの安全性とアレルギー対策の選び方
    1. 「医療機器承認番号」を必ずチェック!
    2. 金属アレルギーを防ぐための「素材選び」
      1. アレルギー対策素材を選ぶためのキーワード
    3. アレルギーはなぜ起こる?メカニズムの理解
  11. 薬局で買えるピアスケア用品のおすすめと正しい使い方
    1. ピアスホールケアの基本は「消毒」ではなく「洗浄」
      1. 【ケア用品①】おすすめの「洗浄」アイテム
      2. 【ケア用品②】おすすめの「消毒」アイテム
    2. 正しいケアの頻度と手順
  12. ピアスホールのトラブル発生!薬局で買える市販薬と対応法
    1. 【症状別】薬局で買える市販薬リスト
      1. ① 赤み・腫れ・軽い化膿が疑われるとき
      2. ② 強いかゆみ・軽い炎症があるとき(金属アレルギーの初期症状)
    2. これだけはやってはいけない3つのこと
  13. まとめ:ピアスを薬局で買うのは賢い選択?最適な購入場所を見極めよう
    1. 結論:目的によって購入先を使い分けるのが「最適解」
      1. 薬局で購入すべき商品(賢い選択)
      2. オンライン通販・専門店で購入すべき商品
  14. ファーストピアスが取れた!薬局で買える代用品と病院に行くべきタイミング
    1. ファーストピアスが外れた時の緊急対応
    2. 薬局で緊急時に買える代用品リスト
    3. 病院に行くべき「危険なサイン」
  15. 金属アレルギーでも安心!薬局で買えるチタン・樹脂製のピアッサーと選び方
    1. アレルギー対応ピアッサーの2つの柱
      1. ① 純チタン製ピアッサー
      2. ② 医療用樹脂製ピアッサー
    2. サージカルステンレス vs 純チタン
  16. 薬局で買えるピアス穴の「ニオイ対策」とホールクリーナーの使い方
    1. ニオイの原因と薬局での対策商品
      1. ① 専用ホールクリーナー(ピアフロスなど)
      2. ② 泡タイプの低刺激石鹸
    2. ピアフロスの正しい使い方(ホール安定者向け)
  17. ピアスホールを一時的に隠したい!透明ピアスを薬局で探すコツ
    1. 薬局での透明ピアスの取り扱い状況
    2. 透明ピアスの種類と選び方の注意点
      1. ① 樹脂製(アクリル製)透明ピアス
      2. ② ガラス製透明ピアス(稀にオンラインで見つかる)
    3. 透明ピアスを使う際の「裏ワザ」と「リスク」
      1. 【裏ワザ】目立たなさレベルを上げる!
      2. 【リスク】長期使用は避けるべき理由
  18. 薬局の薬剤師さんに聞きたい!ピアスに関する相談内容リスト
    1. ピアッシング前の「安全」に関する相談
    2. ピアッシング後の「ケア」に関する相談
    3. 相談の際の「モモストアからの裏技」
  19. 軟骨ピアスは薬局で開けても大丈夫?専門家が教える注意点
    1. 軟骨ピアスと耳たぶピアスの決定的な違い
    2. 薬局で軟骨用ピアッサーを買う際の注意点
    3. モモストアからのおすすめ
  20. ピアス穴の「しこり(肉芽)」対策!薬局で買える市販薬はある?
    1. しこり・肉芽の種類を見極める
    2. 薬局で買える「炎症性のしこり」への市販薬
    3. 【重要】肉芽腫は市販薬では治せない
  21. 薬局で「ピアスの穴が塞がらないようにするスプレー」ってある?
    1. 「穴を塞がせない」ための現実的な商品
    2. 穴が塞がるまでの時間はどれくらい?
  22. ピアスを開けた後の入浴・シャワーは大丈夫?薬局で買える防水グッズ
    1. 入浴・シャワーに関する基本のルール
    2. 薬局で買える「防水・衛生」対策グッズ
  23. 海外旅行やプールに行く前に!薬局で揃えるべきピアス関連の持ち物
    1. 旅行・水場対策で薬局で揃えるべき3つの必須アイテム
      1. ① トラベルサイズの消毒液・洗浄ジェル
      2. ② 予備の透明ピアス(またはチタン製ピアス)
      3. ③ 抗生物質配合の軟膏

薬局(ドラッグストア)でピアスは本当に買えるの?取り扱い商品の全体像

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まず、一番気になる「薬局でピアスは買えるのか?」という疑問ですが、答えは「商品によります」ということになります。

ドラッグストアは、その名の通り「薬」を扱うお店ですので、主に衛生面や医療的な側面が強い商品の取り扱いが中心です。そのため、「ファッションアイテム」としてのピアス本体、つまりカラフルなものやデザイン性の高いセカンドピアス・ファッションピアスは、基本的に販売されていません。

薬局で「買える」ピアス関連商品の一覧

薬局で見つけやすい、または高確率で取り扱いがある商品は、以下の通りです。

  • ピアッサー(穴あけ器): 衛生管理された状態で販売されており、滅菌済みのファーストピアスがセットになっているものがほとんどです。主に「JPS(日本ピアスシステム)」や「ワンダーワークス」といったメーカーの製品が多く見られます。
  • ピアス消毒液・ケアジェル: ピアッシング後の化膿予防や、ホールの清掃に使う専用の消毒液やジェル、または市販の傷薬用消毒液(マキロンなど)が充実しています。
  • 透明ピアス(簡易タイプ): 学校や職場で目立たせたくない時に使う透明の樹脂製ピアスは、簡易的なものなら取り扱いがあることがあります。ただし、長期使用には向かないため、一時的な使用にとどめましょう。
  • 化膿止め・軟膏: トラブルが起きた際に使用する抗生物質配合の市販薬(ドルマイシン軟膏など)は、薬剤師がいる店舗で購入可能です。

これらの商品は、「医療機器」または「医薬品・医薬部外品」として分類されるため、薬局での取り扱いが豊富なのです。価格帯は、ピアッサーが2,000円~4,500円程度、消毒液が800円~1,500円程度が目安となります。

薬局で「買えない」可能性が高いピアス関連商品

逆に、ドラッグストアではほとんど見かけない商品は以下の通りです。

商品カテゴリー 薬局での取り扱い状況 主な販売場所
ファッションピアス × ほぼ取り扱いなし アクセサリーショップ、雑貨店、デパート、ECサイト
高価なセカンドピアス × ほぼ取り扱いなし 専門のピアススタジオ、ジュエリーショップ
ボディピアス(特殊な形状) × ほぼ取り扱いなし ボディピアス専門店、ECサイト

もしあなたが求めているのが、TPOに合わせたおしゃれなデザインのピアス本体なら、薬局ではなく、次にご紹介する専門店やECサイトをチェックするのが賢明です。

また、店舗の規模によっても取り扱い状況は大きく変わります。駅前などの小型店舗よりも、郊外の大型ドラッグストアの方が、ピアッサーなどのアイテムを置いている可能性が高いですよ。

急いでピアス関連商品を探しているなら、まずは最寄りのドラッグストアに電話で「ピアッサーはありますか?」と確認してみるのが、一番手っ取り早い方法です!

ちなみに、ピアスを開ける際の注意点について詳しく知りたい方は、こちらのGoogle検索結果も参考にしてみてくださいね。

ファーストピアス・セカンドピアスはどの薬局で見つけられる?

ピアスの穴を開ける際、最初に着ける「ファーストピアス」と、ホールが安定してから着ける「セカンドピアス」は、それぞれ役割が大きく異なります。そのため、薬局での取り扱い状況も明確に分かれています。

ピアッサーに付属する「ファーストピアス」の真実

薬局で手に入る「ファーストピアス」は、基本的にピアッサー(穴あけ器)にセットされた状態でのみ販売されています。

これは、ピアッサーが滅菌された状態でパッケージされているため、衛生的にファーストピアスをホールに装着できることを保証するためです。単品でファーストピアス(ボールタイプやシンプルなスタッドピアスなど)だけが売られているケースは、ほとんどありません。

ピアッサー付属のファーストピアスの特徴

  • 素材: 医療用ステンレス、チタン、または純度の高いプラスチック(医療用樹脂)など、金属アレルギーを起こしにくい素材が選ばれています。
  • 形状: ポスト(軸)が太く、長さも余裕をもって作られています。これは、開けたばかりのホールが腫れる可能性を考慮し、締め付けを防ぐためです。
  • 値段: ピアッサー本体の価格に含まれています。(例:2,500円~4,500円程度)

もし「ピアッサーは使いたくないけど、ファーストピアスだけ欲しい」という場合は、薬局ではなく、皮膚科や美容外科などの医療機関、または専門のピアススタジオで購入・施術を依頼する必要があります。

薬局で探す「セカンドピアス」の選択肢

セカンドピアスは、ホールが安定した後のおしゃれを楽しむためのピアスです。前述の通り、薬局では華やかなファッションピアスは販売されていませんが、一部の店舗では以下の「機能性」に特化したセカンドピアスを取り扱っていることがあります。

  1. 透明ピアス(樹脂製・シリコン製):最も取り扱いが多いセカンドピアスです。一時的にホールを塞ぎたくないが目立ちたくない、というニーズに応えるための商品で、10個前後がセットになって安価(数百円程度)で販売されていることが多いです。ただし、樹脂製は傷がつきやすく、雑菌が繁殖しやすいデメリットがあるため、長期間の使用は避けてください。
  2. 簡易なサージカルステンレス製ピアス:ごく稀ですが、アレルギー対策としてサージカルステンレス(医療用ステンレス)やチタンなどの素材を使った、非常にシンプルなスタッドピアスを置いているドラッグストアもあります。これは、ピアス穴がまだ不安定な人が、金属アレルギー対策をしながらホールを安定させるために使うことを想定しています。見つけたらラッキー、くらいの気持ちで探してみましょう。

結論として、薬局は「穴あけとケアのプロフェッショナル」であり、「アクセサリーの専門店」ではありません。

そのため、ピアス選びで失敗したくないなら、ファーストピアスの素材(特にニッケル不使用のもの)をしっかり確認することが重要です。購入する際は、パッケージの裏面にある「医療用具承認番号」や「素材表記」を必ずチェックしてくださいね。ピアッシング後のファーストピアスの外し方で困ったら、こちらの検索結果も役立ちます。

ピアッサー(穴あけ器)の取り扱いがある薬局と購入前のチェックポイント

「よし、今日穴を開けるぞ!」と決意したときに、すぐに手に入るのが薬局のピアッサーの大きな魅力ですよね。ただし、すべての薬局でピアッサーが手に入るわけではなく、また、購入前に知っておくべき注意点もいくつかあります。

ピアッサーの取り扱いが多い主要ドラッグストア

ピアッサーは、医薬品というよりも「医療機器」に近いため、ある程度医療品や衛生用品の品揃えが充実している大型店舗での取り扱いが中心になります。

  • マツモトキヨシ(マツキヨ): 最も取り扱いが多いチェーンの一つです。特に都心部の大型店や、ヘルスケアコーナーが充実している店舗では、数種類のピアッサーを比較しながら選ぶことができます。
  • ウエルシア: こちらもピアッサーの取り扱いが比較的安定しています。薬剤師さんが常駐している時間が長く、購入時に簡単な相談ができるメリットもあります。
  • スギ薬局: 地域によって差が出やすいですが、化粧品や健康食品のコーナー近くに置かれていることがあります。
  • サンドラッグ/ココカラファイン: 店舗の規模によりますが、マツキヨやウエルシアと比較すると、取り扱いの種類や在庫が少ない傾向にあります。

購入を検討する際は、まずはオンラインストアの在庫確認機能や、直接店舗に電話で確認することをおすすめします。

購入前に必ずチェックすべき4つのポイント

チェックポイント①:ピアスの素材(最も重要!)

ピアッサーに付属しているファーストピアスが、どのような素材で作られているかを必ず確認してください。特に初めてピアスを開ける方は、アレルギーを起こしにくい素材を選ぶことが、トラブルを防ぐ一番の鍵です。

素材名 特徴と安全性
サージカルステンレス 医療用器具にも使われる素材。アレルギーを起こしにくく、最も一般的で安心。
チタン(純チタン) 非常に軽く、金属アレルギーのリスクが最も低いとされています。高価な場合が多いです。
医療用樹脂 金属を一切含まないプラスチック素材。金属アレルギーの心配がないですが、ポストが太めの場合が多いです。

「ステンレス」とだけ書かれている場合、微量のニッケルが含まれている可能性があり、アレルギー体質の方は注意が必要です。「サージカルステンレス316L」や「純チタン」と明記されているものを選びましょう。

チェックポイント②:有効期限の確認

ピアッサーは滅菌パックされていますが、パッケージには有効期限が記載されています。期限切れの商品は、衛生状態が保証されないため、絶対に避けてください。購入時に期限が十分に先であることを確認しましょう。

チェックポイント③:未成年者の同意

多くのピアッサーメーカーは、未成年者による使用の場合、保護者の同意(署名など)を強く推奨または義務付けています。パッケージにその旨が記載されているか確認し、必ずルールを守って使用してください。

チェックポイント④:ピアッシング後の注意書き

ピアッサーの使い方だけでなく、ピアッシング後の消毒やケア方法、トラブル時の対処法が記載された説明書が付属しているかどうかも重要です。特に、「穴を開けたら何日後に消毒を始めるか」といった手順は商品によって異なる場合があるため、熟読が必要です。

薬局でピアッサーを買うのは手軽で便利ですが、後のトラブルを防ぐためにも、購入前の確認をしっかり行って、安全にピアスライフをスタートさせましょう!

ピアスのアフターケア用品を扱う主要ドラッグストア一覧

ピアスを無事に開けたら、次に最も重要になるのが「アフターケア」です。ファーストピアスを外すまでの約1ヶ月〜3ヶ月間、ホールを清潔に保つためのケア用品は、薬局の得意分野。豊富に揃っています。

ホールを清潔に保つための必須アイテム

薬局では主に以下の3種類のケア用品が販売されています。

① ピアス専用の消毒液・洗浄ジェル

一般的な傷薬の消毒液は刺激が強すぎたり、治癒を妨げたりする成分が含まれていることがあります。そのため、できればピアスホール専用として販売されている商品を選ぶのがおすすめです。

  • ジェルタイプ: 「ジェムケリー」などのメーカーから販売されていることが多く、液だれしにくく、ピンポイントでケアしやすいのが特徴です。
  • スプレータイプ: 「ピアフロス」と併用できるものや、ミスト状で優しく消毒できるタイプなどがあります。

② 市販の抗生物質配合軟膏

少し赤みが出たり、ジンジンとした痛みを感じたり、軽い化膿が疑われる場合に役立ちます。代表的なのは「ドルマイシン軟膏」や「テラ・コートリル軟膏」などの抗生物質が含まれた市販の軟膏です。

ただし、注意点があります。これらの軟膏は、あくまで「軽度の化膿」の初期対応用です。痛みが強すぎる場合や、黄色い膿が出るなど、症状がひどい場合はすぐに使用を中止し、皮膚科を受診してください

③ 生理食塩水に近い洗浄液(ホールの洗浄用)

ピアスホールの洗浄には、体液に近い成分の「生理食塩水(アイボンの洗浄液など)」や、それに近い成分でできた洗浄液が推奨されることがあります。泡立てて優しく洗浄するタイプの石鹸も販売されていますが、特に敏感肌の方は、刺激の少ない洗浄液を薬剤師さんに相談して選ぶと安心です。

主要チェーン店と取り扱い商品の傾向

チェーン店ごとの傾向をまとめました。

ドラッグストア名 ケア用品の傾向 おすすめの探し方
マツモトキヨシ 専用ジェル・消毒液が充実。PB(プライベートブランド)商品もチェック。 ピアス本体(ピアッサー)と同じ棚に並んでいることが多い。
ウエルシア 医薬品としての消毒液・軟膏の品揃えが良い。ケア用品は定番品を扱う。 傷薬や救急箱用品のコーナーを探す。
スギ薬局 傷薬、化膿止めの軟膏が豊富。ピアス専用品は店舗による差が大きい。 ビューティーコーナーよりも、医薬品コーナーで探す。
サンドラッグ 汎用的な消毒液が中心。価格重視なら要チェック。 プライベートブランドの救急用品をチェック。

特にマツキヨなどの大型店では、ピアス穴専用のフロス(糸)を使ってホール内部の汚れを落とす「ピアフロス」といった商品も販売されていることがあります。これはホールが安定した後のケアに非常に有効なので、見つけたらぜひ試してみてください。

アフターケアは、ピアスのトラブルを避けるために最も大切な工程です。ケアの方法について、より専門的な情報を知りたい方は、こちらのGoogle検索も参考にすると良いでしょう。

【マツモトキヨシ】でのピアス関連商品の在庫と価格帯をチェック!

全国に店舗を構え、多くの人が利用するマツモトキヨシ(マツキヨ)は、ピアス関連商品を探す際の「本命」ドラッグストアと言って間違いありません。品揃えの豊富さと、プライベートブランド(PB)商品の充実度が魅力です。

マツキヨで手に入るピアスの種類と価格帯

① ピアッサーの在庫状況

マツキヨでは、耳たぶ用のピアッサーを中心に、へそや軟骨用の一部のピアッサーも取り扱っている店舗があります。特に以下のブランドは高確率で見つかります。

  • JPS(日本ピアスシステム): 「セイフティピアッサー」が有名。医療用の高品質なステンレスやチタンを使用しており、初めての方でも安心して使える定番品です。価格帯は2,500円〜4,000円程度
  • ワンダーワークス: こちらも有名なブランドで、特に透明ピアスがセットになった「イージーピアッサー」など、目立ちにくい商品を求める方に人気があります。価格帯はJPSとほぼ同等です。

商品の陳列場所は、レジ周りのショーケースや、絆創膏・救急用品コーナーのガラスケース内など、防犯上の理由から目につきにくい場所に置かれていることもあります。見つからない場合は、必ず店員さんに声をかけてみましょう。

② 簡易ピアス(透明ピアスなど)

マツキヨの化粧品コーナーやヘアアクセサリーコーナーの近くに、簡易的な透明ピアスや、学校・職場用の目立たない肌色のピアスなどが並んでいることがあります。これらは安価ですが、あくまで一時的な使用にとどめ、ホールが完成するまでは使用を控えるべきです。

マツキヨのケア用品はPB商品も優秀!

マツキヨがピアス関連で最も力を入れているのは、やはりアフターケア用品です。自社のプライベートブランド商品も開発しており、コスパが良いと評判です。

商品カテゴリー マツキヨPB or 定番商品例 価格帯の目安
ピアス専用消毒ジェル マツキヨブランドのケアジェル、またはジェムケリーの消毒ジェル。 800円〜1,300円
市販の化膿止め軟膏 ドルマイシン軟膏、テラ・コートリル軟膏など。 1,000円〜1,500円
その他衛生用品 滅菌ガーゼ、アルコール消毒綿(ピアッサー使用前用)。 数百円

特に、マツキヨのプライベートブランドの消毒液やジェルは、余計な添加物を抑えつつ、ホールを優しくケアできる成分を配合していることが多く、「安かろう悪かろう」ではない高品質が支持されています。

また、マツキヨはアプリやポイントデーの活用でお得に購入できる機会も多いのが魅力です。ピアッサーやケア用品もポイントアップの対象になることがありますから、購入前にアプリでクーポンをチェックしてみるのがおすすめですよ!

マツキヨでは、ピアッサーの種類を公式サイトやオンラインストアで確認できるので、わざわざ店舗に行ってみて「なかった…」という事態を避けることができます。ぜひ、マツモトキヨシの在庫情報をチェックしてみてください。

【ウエルシア】でファーストピアスは見つかる?お得な購入方法も紹介

TポイントやWAON POINTが貯まる・使えることで知られるウエルシアも、ピアス関連商品を探す上で外せないドラッグストアです。特に、医薬品と生活用品の品揃えのバランスが良いのがウエルシアの特徴です。

ウエルシアのピアス関連商品傾向

ピアッサー・ファーストピアス

ウエルシアでも、JPSなどの定番メーカーのピアッサー(ファーストピアス付き)は取り扱いがあります。ただし、マツキヨと比較すると商品の種類は絞られている傾向にあります。耳たぶ用ピアッサーは比較的見つけやすいですが、軟骨用や特殊な部位用のピアッサーは、店舗によっては置いていない可能性も考慮しておきましょう。

商品の陳列場所は、救急用品コーナーや衛生用品コーナーの一角、またはビューティーケア用品の棚の近くなど、店舗によって異なるため、迷ったら薬剤師さんや登録販売者さんに尋ねてみるのが確実です。ウエルシアは薬剤師の常駐時間も長いため、ピアッサー購入時の衛生的な質問や、アレルギーに関する相談もしやすい環境にあります。

ケア用品・トラブル対策グッズ

ウエルシアが特に充実しているのは、医薬品としてのケア用品です。化膿止め軟膏や、傷口の消毒液、低刺激性の石鹸などは豊富に揃っています。

ピアスホールの洗浄には、「泡タイプ」の低刺激石鹸が推奨されることがありますが、ウエルシアでは赤ちゃん用のベビーソープや、敏感肌用の洗顔料なども取り扱っているため、これらを代用して優しく洗浄することも可能です。

知っておきたい!ウエルシアでお得に買う裏ワザ

ウエルシアを利用する最大のメリットは、そのポイントシステムです。ピアス関連商品も、もちろんポイントの対象になります。

  • 毎月20日の「お客様感謝デー」:TポイントまたはWAON POINTを200ポイント以上利用すると、1.5倍の価値で買い物ができます。たとえば、3,000円のピアッサーをポイントで購入する場合、実質2,000円分のポイント(3,000 ÷ 1.5 = 2,000)で買えてしまうということです。高額なピアッサーやケア用品をまとめ買いするなら、この日が断然お得です!
  • 定期的なポイントアップキャンペーン:特定の週にポイントが5倍になるキャンペーンなども開催されることがあります。急ぎでなければ、キャンペーンを待って購入することで、後の買い物に使えるポイントをガッツリ貯めることができますよ。

ピアッサーやケア用品は、急に必要になることが多いですが、もし時間に余裕があるなら、ウエルシアのポイントシステムを賢く活用して、お得に安全な商品を手に入れましょう。

また、ピアッシング後のトラブル対策として、ウエルシアの薬剤師さんに「もし化膿したら、どの軟膏がおすすめですか?」と相談してみるのも、安心材料になりますよ。

ウエルシアでのピアス選びのヒントをもっと知りたい方は、ウエルシアの店舗情報も調べてみてください。

【スギ薬局・ココカラファイン】はピアスに強い?トラブル対策グッズの充実度

スギ薬局やココカラファインは、地域に密着した店舗展開をしており、特に医薬品や処方箋対応に力を入れているチェーンです。そのため、ピアス関連商品についても、その特徴が色濃く出ています。

ピアス本体よりも「トラブル対策」がメイン

結論から言うと、スギ薬局やココカラファインでは、マツキヨやウエルシアと比べて、ピアッサーやファーストピアス本体の取り扱い種類は少ない傾向にあります。特に小型店舗では、全く置いていないケースも珍しくありません。

しかし、これは「ピアスに弱い」というわけではなく、これらの薬局の強みは「ピアスホールのトラブル対策に強い」という点にあります。

① 充実の皮膚用医薬品コーナー

両チェーンとも、皮膚のかゆみ止め、抗炎症作用のある塗り薬、化膿止め軟膏といった「肌のトラブル全般」に対応する市販薬の品揃えが豊富です。

  • かゆみ・炎症止め: ピアスホールがジンジン痒い、赤く腫れてきた、といった初期症状に対応できるステロイド配合の弱い塗り薬(医師の処方箋なしで買えるもの)が手に入ります。
  • 内服薬(抗ヒスタミン剤): アレルギー体質でかゆみが出やすい方のために、内服できる抗ヒスタミン剤(アレルギーを抑える薬)も薬剤師の指導のもとで購入可能です。

ピアスホールが安定するまでの期間は、ちょっとした刺激でトラブルを起こしがちです。そうした「万が一」の事態に備えて、これらの薬局で常備薬を用意しておくのは非常に賢い選択と言えるでしょう。

② ピアッサーの有無と探し方

もしスギ薬局やココカラファインでピアッサーを探す場合、以下のポイントをチェックしてください。

薬局名 ピアッサーの取り扱い傾向 おすすめの探し方
スギ薬局 定番のJPSなど、最低限の種類は取り扱う。店舗によって差が大きい。 化粧品と救急用品コーナーの間にあるガラスケース内をチェック。
ココカラファイン 衛生用品よりも医薬品に特化しているため、ピアッサーは少なめ。 オンラインストアで「ピアッサー」と検索して、在庫のある店舗を調べるのが確実。

特にスギ薬局は、ポイントプログラムやクーポンが充実しており、ドラッグストアとして日常的に利用している方も多いでしょう。ピアッサーやケア用品も、日用品の買い物ついでに購入できる手軽さは大きな魅力です。

大事なのは、トラブルが起きてから慌てて探すのではなく、ピアッシング前に予防策としてこれらの薬局でケア用品と初期対応の軟膏を揃えておくことです。分からないことがあれば、迷わず専門知識を持った薬剤師さんに相談しましょう。

薬局以外でピアスを購入できる意外な販売店はどこ?

薬局は「ケア用品とピアッサー」がメインでしたが、おしゃれなピアス本体や、より専門的なボディピアスを探しているなら、薬局以外の販売店を知っておくことが大切です。ここでは、薬局以外でピアスが買える意外な穴場をご紹介します。

① 雑貨・バラエティショップ系

ロフトや東急ハンズ、PLAZA(プラザ)といったバラエティショップは、ファッション雑貨の宝庫です。薬局では見つからないデザイン性の高いセカンドピアスや、流行のアクセサリーが豊富に揃っています。

  • ロフト・東急ハンズ:ピアス本体はもちろん、アレルギー対策用の「ピアスコーティング剤」や、ユニークなピアススタンドなど、関連グッズも充実しています。特に東急ハンズは、手芸用品の近くに、自分でピアスを加工するためのパーツが売られていることもあり、DIY派にはおすすめです。
  • PLAZA:海外のトレンドを意識した、可愛らしいデザインのファッションピアスが多いのが特徴。価格帯はやや高めですが、プレゼント選びにも最適です。

② ディスカウント・激安ショップ系

ドン・キホーテやアベイルといったディスカウントストアは、安価で種類豊富なピアスが手に入ります。特にドン・キホーテは、アクセサリーコーナーが広く、ファッションピアスから、簡易的なボディピアス、さらにはピアッサーまで取り扱っていることが多いです。

ただし、安価な商品は素材が不明確なものも含まれていることがあるため、金属アレルギーの方は購入前に「サージカルステンレス」「ニッケルフリー」などの表記を必ず確認するようにしてください。デザインの可愛さだけで飛びつかず、素材チェックは必須です。

③ 100円ショップ系(ダイソー・セリア・キャンドゥ)

驚くかもしれませんが、ダイソーやセリアといった100円ショップでもピアス関連商品が販売されています。

  • 透明ピアス・簡易ピアス:主に樹脂製の透明ピアスが数本セットで販売されています。急な冠婚葬祭や、学校の規則でピアスを外さなければならない時に重宝します。
  • ピアスパーツ・収納グッズ:手作りのためのTピンや丸カンといったパーツ、ピアスを吊り下げるための収納ケースなども充実しており、コスパ良くピアスの整理ができます。

100円のものは、やはり品質面で高級品に劣るため、長時間の着用や、ホールが不安定な時期の使用は避けましょう。

④ 医療機関(皮膚科・美容外科)

最も安全で確実なのは、医療機関でのピアッシングです。ここでは、ピアス本体を購入するというよりも「施術」を受けることになりますが、医療用の滅菌されたファーストピアス(チタンや医療用プラスチック)を確実に装着してもらえますし、アレルギーやトラブル時の対応も万全です。

「初めてで不安」「アレルギー体質だから心配」という方は、多少費用はかかっても、皮膚科での施術を選ぶのが最も安心です。

これらの販売店を使い分けて、あなたのピアスライフをより豊かにしてくださいね。

オンライン通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で購入するメリットとデメリット

薬局や実店舗を巡る時間がない、または特定の種類・素材のピアスが欲しいという場合は、オンライン通販の利用が最も効率的で賢明な選択となります。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトは、ピアス関連商品において圧倒的な品揃えと価格競争力を持っています。

オンライン通販で購入する3つの最大のメリット

メリット①:素材・種類の選択肢が無限大

薬局ではほとんど見かけない、サージカルステンレス、純チタン、アクリル、ゴールドフィルドといった多様な素材のピアスを、自宅にいながら比較検討できます。特に金属アレルギーの方は、専門性の高い「ボディピアス専門店」が出店している楽天市場などを利用することで、安心して使える素材を簡単に見つけられます。

  • ボディピアス: 軟骨用、へそ用、舌用など、特殊な部位のピアスも豊富です。
  • ピアッサー: 薬局の定番品に加え、耳たぶが厚い人用のロングポストタイプや、特殊な部位用のピアッサーも見つかります。
  • ケア用品: 薬局にはない、海外製の専門的な洗浄液や、アレルギー対応のコーティング剤なども手に入ります。

メリット②:価格比較と口コミ確認が可能

一つの商品を複数のショップが扱っているため、最安値を探しやすく、またポイント還元率なども比較できます。さらに、実際に購入した人のレビュー(口コミ)を事前にチェックできるため、「つけ心地はどうか」「アレルギーは出なかったか」といった、実店舗では得られない生の声を参考にできるのは非常に強力なメリットです。

メリット③:メルカリなどのフリマアプリでの掘り出し物

新品だけでなく、メルカリなどのフリマアプリでは、未使用品や数回使用しただけの状態が良いピアスが、定価よりもかなり安く出品されていることがあります。特に、すでに廃盤になったデザインや、高価なブランドピアスを手頃な価格で手に入れたい場合に有効です。

オンライン通販の2つのデメリットと注意点

便利さの反面、オンライン購入にはデメリットもあります。

デメリット①:実物を見られない・試着できない

写真と実物の色味が違ったり、サイズ感がイメージと異なったりするリスクがあります。購入前には必ずサイズ(ゲージ、ポストの長さなど)をミリ単位で確認し、可能であれば手持ちのピアスと比較することをおすすめします。

デメリット②:届くまでのタイムラグ

「今すぐピアッサーが欲しい!」という急なニーズには対応できません。最短で翌日配送のサービスもありますが、注文時間や在庫状況によっては数日かかることもあります。緊急性が高い場合は、薬局や実店舗を利用しましょう。

オンライン通販は、「時間をかけて、安全な素材の、自分好みのピアスを選びたい」という方には最適な購入場所です。特にAmazonや楽天市場では、サージカルステンレス製のシンプルなセカンドピアスが非常に安価で提供されていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。

薬局で買うピアスの安全性とアレルギー対策の選び方

薬局でピアッサーやケア用品を選ぶ最大の理由は、その「安全性」と「信頼性」にあります。しかし、ただ購入するだけでなく、購入者がいくつかのポイントを理解しておくことで、さらに安全性を高めることができます。

「医療機器承認番号」を必ずチェック!

薬局で販売されているピアッサーは、日本の厚生労働省によって「医療機器」として承認されているものがほとんどです。この承認を得るためには、厳しい滅菌処理と品質基準をクリアする必要があります。

パッケージのどこかに「医療機器承認番号 (○○A○○○○○○○)」といった記載があるかを確認してください。この番号があることで、そのピアッサーが国によって安全性が認められた製品であることの証になります。これが、ディスカウントストアなどで販売されている安価な類似品との最も大きな違いです。

金属アレルギーを防ぐための「素材選び」

ファーストピアスやセカンドピアスを選ぶ際、金属アレルギーのリスクを最小限に抑えるためには、素材選びがすべてです。

特にアレルギーの原因となりやすいのは「ニッケル」という金属です。薬局で販売されているピアッサーのほとんどは、安全性の高い素材を採用していますが、念のためパッケージで以下の表記を探しましょう。

アレルギー対策素材を選ぶためのキーワード

安全性 キーワード 備考
◎ 最も安全 純チタン、医療用樹脂 金属を全く含まない、またはアレルギー発症例が極めて少ない。
○ 安全性が高い サージカルステンレス316L 医療用として使われる。アレルギーが起きにくい定番素材。
△ 要注意 一般的な「ステンレス」 微量のニッケルを含む可能性があり、体質によっては注意が必要。

ピアッシング後のホールは、言わば「傷口」です。そこに合わない素材を入れ続けると、かゆみ、赤み、腫れ、最悪の場合はケロイド化(耳たぶが異常に膨らむこと)に繋がることもあります。だからこそ、薬局で販売されている信頼できる素材のものを選ぶことが大切なのです。

アレルギーはなぜ起こる?メカニズムの理解

金属アレルギーは、汗などでピアスに含まれる金属イオンが溶け出し、それが体内のタンパク質と結合することで、体が「異物」と判断し、過剰に反応することで起こります。

これを防ぐためにも、

  1. ホールが安定するまでは、必ず安全な素材(チタンやサージカルステンレス)を選ぶ。
  2. 夏場など汗をかきやすい時期は、こまめに消毒液や水で清潔に保つ。

といった基本的なケアを怠らないようにしましょう。安全なピアッシング方法を身につけることが、快適なピアスライフの第一歩です!

薬局で買えるピアスケア用品のおすすめと正しい使い方

薬局で販売されているケア用品は、多種多様です。どれを選んで、どのように使えば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、モモストアが厳選するおすすめのケア用品と、最も効果的な「正しい使い方」を解説します。

ピアスホールケアの基本は「消毒」ではなく「洗浄」

まず、基本的な考え方として、ピアスホールのケアは「消毒」よりも「洗浄」が重要です。

ピアッシング直後は消毒が必要ですが、長期間にわたって頻繁に消毒液を使うと、傷の治りを遅らせたり、肌に必要な常在菌まで殺してしまい、かえってトラブルの原因になることがあります。

【ケア用品①】おすすめの「洗浄」アイテム

  • 低刺激性の液体石鹸(ベビーソープなど):優しく泡立てた石鹸で、ホール周辺とピアス本体を洗います。泡が残らないように、ぬるま湯で丁寧に洗い流すのがポイントです。薬局のベビー用品コーナーや敏感肌用コーナーで探しましょう。
  • 生理食塩水または精製水:体液に近い成分であるため、刺激が最も少ないです。薬局で「コンタクトレンズ用」や「注射用」として売られている精製水を利用し、綿棒に浸して優しくホールの周りを拭き取るだけでも、汚れが落ちて清潔に保てます。

【ケア用品②】おすすめの「消毒」アイテム

初期のケアや、軽度の赤みが出たときのために、一つは持っておきたいアイテムです。

  • ピアス専用のジェルタイプ消毒液:(例: ジェムケリー ピアジェリーなど)
    これが最もおすすめです。ジェルタイプは液だれせず、患部に密着してくれます。薬局の救急用品コーナーで探してみてください。消毒成分が傷を治すことを邪魔しないよう、専用に作られている点が汎用品との大きな違いです。
  • マキロンなどの汎用消毒液:もし専用品が手に入らない場合は、マキロンなどの一般的な消毒液でも構いませんが、使用は初期の数日間に留め、頻繁な使用は避けるようにしてください。

正しいケアの頻度と手順

ピアスホールの正しいケアは、以下の手順で、朝晩の1日2回行うのが理想的です。

  1. 手を洗う: 石鹸で手を洗い、清潔にします。
  2. 石鹸で洗浄(お風呂時など):ピアスを外さずに、ピアスを少しずつ回しながら、泡立てた石鹸をホール周辺に優しく馴染ませ、汚れを落とします。
  3. 洗い流す: ぬるま湯で石鹸成分が残らないよう、しっかりと洗い流します。
  4. 消毒(初期のみ):ピアッシング後、最初の1〜2週間は、洗浄後にピアス専用の消毒液やジェルを少量塗りつけます。
  5. 水分を拭き取る:清潔なタオルやティッシュペーパーで、水分を優しく押し当てるように拭き取ります。濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなるため、完全に乾かすことが重要です。

ピアスを外してゴシゴシ洗うのは厳禁です。ホールが完成していないうちにピアスを外すと、穴が塞がったり、ホール内部を傷つけたりしてしまいます。必ず着けたままケアを行いましょう。

ピアスホールのトラブル発生!薬局で買える市販薬と対応法

どんなに気を付けていても、ピアスホールにトラブルはつきものです。特に開けてから数週間〜数ヶ月は、赤み、腫れ、かゆみといった症状が出やすい時期です。いざというときのために、薬局で買える市販薬と、症状別の正しい対応法を知っておきましょう。

【症状別】薬局で買える市販薬リスト

薬局の医薬品コーナーには、ピアスホールに使える優秀な市販薬が揃っています。ただし、購入の際は必ず薬剤師や登録販売者に相談し、症状を伝えて適切な薬を選んでもらってください。

① 赤み・腫れ・軽い化膿が疑われるとき

ホールが赤く腫れ、少し黄色っぽい液が出るなど、化膿の兆候が見られる場合は、抗生物質が含まれた軟膏で対処します。

  • ドルマイシン軟膏: 2種類の抗生物質が配合されており、細菌による化膿に効果があります。
  • テラ・コートリル軟膏: 抗生物質とステロイド(炎症を抑える成分)が配合されており、炎症と細菌の両方に作用します。腫れがひどい場合に有効です。

これらの軟膏は、塗る前に必ず優しく洗浄し、清潔にしてから、薄く塗布するようにしてください。厚く塗ると蒸れて逆効果になることがあります。

② 強いかゆみ・軽い炎症があるとき(金属アレルギーの初期症状)

ピアスホール周辺が異常に痒い場合は、金属アレルギーや接触性皮膚炎の可能性があります。炎症を抑える薬で対応します。

  • ステロイド外用薬(弱いもの):ドラッグストアで買える中では、最も弱いランクのステロイド(例: プレドニゾロン配合など)が配合された軟膏を選びましょう。かゆみや赤みを素早く抑えてくれます。

ただし、ステロイドは長期使用には向きません。数日使用して改善しない場合は、すぐに皮膚科を受診してください。

これだけはやってはいけない3つのこと

トラブルが発生した際に、悪化させてしまうNG行動があります。

  1. ピアスを外す:化膿している状態でピアスを外すと、穴が塞がり、ホール内部に膿が閉じ込められてしまい、症状が悪化します。ファーストピアスは外さず、着けたままケアを続けてください。
  2. 頻繁に触る・回す:気になるからといって、手で触ったり、ピアスを回したりすると、雑菌が入り込んだり、ホール内部を傷つけたりして、治癒を妨げます。触るのはケアをする時だけにしましょう。
  3. 自己判断で放置する:腫れがひどくなる、痛みが続く、ドロッとした膿が出るなど、症状が改善しない場合は、迷わず病院へ行くべきサインです。市販薬での対処は初期段階のみと心得てください。

ピアスは、小さな傷ですが、体の免疫機能が関わるデリケートな部位です。適切な市販薬で対処しつつ、症状が悪化しないよう注意深く観察しましょう。

まとめ:ピアスを薬局で買うのは賢い選択?最適な購入場所を見極めよう

さて、ここまで薬局でのピアス関連商品の取り扱いについて詳しく見てきましたが、改めて「ピアスを薬局で買うのは賢い選択なのか?」という疑問に答えたいと思います。

結論:目的によって購入先を使い分けるのが「最適解」

薬局は、「医療・衛生」に関する商品においては、最も信頼できる場所であり、非常に賢い選択と言えます。

しかし、おしゃれやファッションといった「デザイン性・種類」に関する商品においては、専門ショップやオンライン通販に軍配が上がります。

薬局で購入すべき商品(賢い選択)

  • ピアッサー(ファーストピアス付き): 医療機器承認された安全な商品が手軽に手に入る。
  • ピアス専用消毒液・ケアジェル: 衛生面が保証され、薬剤師に相談しながら選べる。
  • 化膿止め軟膏・低刺激石鹸: トラブル時の初期対応薬や、毎日の優しい洗浄剤。

薬局の強みは、急なニーズに対応できる手軽さと、薬剤師や登録販売者といった専門家のアドバイスを受けられる安心感です。特に、ピアッサーとケア用品の購入においては、薬局はベストな選択肢の一つです。

オンライン通販・専門店で購入すべき商品

  • デザイン性の高いセカンドピアス・ファッションピアス: 薬局では見つからない豊富な種類の中から選べる。
  • 特殊素材のボディピアス: 純チタン、サージカルステンレス316Lなど、アレルギー対応の専門店の商品をじっくり選べる。

最終的に、あなたのピアスライフを快適にするためには、「安全に穴を開け、清潔に保つためのアイテムは薬局」「おしゃれを楽しむためのアイテムはオンラインや専門店」と、目的によって購入先を賢く使い分けることが重要です。

この情報が、あなたの安心で楽しいピアスライフの一助となれば幸いです。もし、どのピアッサーを選べばいいか迷ったら、ピアッサーの種類比較を参考に、納得のいくものを見つけてくださいね!

 

筆者:モモストア

ファーストピアスが取れた!薬局で買える代用品と病院に行くべきタイミング

「うっかり寝ている間にファーストピアスが外れてしまった!」「キャッチだけがどこかにいってしまった!」
ピアッシング直後やホールが安定しきっていない時期にこんなトラブルが起こると、本当に焦りますよね。穴が塞がるまでの時間はあっという間です。そんな緊急事態に、薬局でできる緊急対応と、買ってはいけない代用品について詳しく解説します。

ファーストピアスが外れた時の緊急対応

ピアスが外れたら、とにかく穴を塞がないことが最優先です。もし手元に消毒済みのセカンドピアスや透明ピアスがあれば、それを装着するのがベストですが、何もない場合は以下の方法を試みてください。

  • 清潔な手で探す: まずは手を石鹸で洗い、鏡を見ながら外れたピアスを探し、優しく元に戻します。無理に押し込んだり、焦って力を入れたりすると、ホールを傷つけてしまいます。
  • 薬局に走る前に代用品で応急処置:緊急で何も見つからない場合は、清潔な綿棒の軸(プラスチックの部分)や、裁縫用の針(もちろん消毒済み)を一時的に通して穴を確保する応急処置もあります。しかし、これはあくまで一時の手段です。すぐに薬局で代用品を調達しましょう。

薬局で緊急時に買える代用品リスト

ファーストピアスを失くした場合、薬局で買うべき代用品は「ピアッサーに付属している透明ピアス」か、「低刺激のサージカルステンレス製ピアス」です。

緊急代用品 薬局での取り扱い 注意点
簡易透明ピアス 高確率で販売あり(マツキヨ、ウエルシアなど) 樹脂製は傷がつきやすく、長期間の使用は避ける。あくまで一時しのぎ。
ピアッサー(未使用) 高確率で販売あり 中身のファーストピアスだけを使う。本体はもったいないが、素材の安全性が高い。
市販のセカンドピアス ごく稀に販売あり 「サージカルステンレス」「チタン」表記を必ず確認すること。

病院に行くべき「危険なサイン」

ただピアスが外れただけなら薬局で解決できますが、以下の症状が見られる場合は、迷わず皮膚科やピアススタジオに相談してください。

  • 強い痛みや発熱: 感染症を起こしている可能性があり、抗生物質の飲み薬が必要な場合があります。
  • 大量の黄色い膿が出る: 単なる分泌物ではなく、細菌感染のサインです。
  • 耳たぶが極端に腫れてピアスが埋まりそう: 腫れがひどすぎて自力での処置が難しい場合です。
  • 赤く硬いしこりができた: ケロイド化の初期症状かもしれません。専門医の診断が必要です。

特にホールが安定するまでの3ヶ月間は、どんな小さなトラブルでも過信せず、自己判断を避けることが大切です。薬局の薬剤師さんに相談しつつ、心配な場合はすぐに専門医の力を借りましょう。

金属アレルギーでも安心!薬局で買えるチタン・樹脂製のピアッサーと選び方

「ピアスを開けたいけど、金属アレルギーが心配…」という方は多いですよね。ピアスホールのトラブルの多くは、この金属アレルギーが原因で起こります。しかし、ご安心ください。薬局で販売されているピアッサーの中には、金属アレルギーに極めて配慮した商品がしっかりと用意されています。

アレルギー対応ピアッサーの2つの柱

薬局でアレルギー対策として選ぶべきピアッサーは、大きく分けて「純チタン製」と「医療用樹脂製」の2つです。

① 純チタン製ピアッサー

チタンは人工関節や歯科インプラントにも使われる素材で、人体との親和性が非常に高く、金属アレルギー発症例が最も少ない金属の一つです。

  • 特徴:軽くて丈夫なため、重さによる負担が少ないです。また、ホールが安定するまでの長期装着にも適しています。
  • 選び方の注意点:「チタン合金」ではなく、必ず「純チタン」または「生体用チタン」と明記されているものを選んでください。合金にはアレルギーの原因となりやすい金属が含まれている可能性があります。

② 医療用樹脂製ピアッサー

こちらは金属を一切使用していないプラスチック製のピアッサーです。

  • 特徴:金属アレルギーの心配がゼロです。非常に安価で手軽なタイプも多いです。
  • 選び方の注意点:金属製に比べてポスト(軸)が太めになっていることが多く、ホールが塞がりにくいというメリットがありますが、ポストに傷がつきやすいため、長期間のファーストピアスとしての使用にはあまり推奨されません。あくまで一時的な使用や、どうしても金属が怖いという方のための選択肢として考えると良いでしょう。

サージカルステンレス vs 純チタン

薬局では「サージカルステンレス」のピアッサーも多く見られますが、金属アレルギーの体質レベルによって使い分けが必要です。

素材 適している人 コスト
純チタン アレルギー体質である、過去に金属でかぶれたことがある人 高め(3,500円〜4,500円程度)
サージカルステンレス アレルギーの心配があまりないが、念のため安全なものを選びたい人 標準的(2,500円〜3,500円程度)

ご自身の体質が心配な方は、迷わず純チタン製を選ぶか、皮膚科で相談してからピアッシングに臨むことを強くお勧めします。
薬局での購入時にパッケージの裏側をしっかり確認し、成分表示を理解することが、アレルギーから身を守るための第一歩ですよ。

薬局で買えるピアス穴の「ニオイ対策」とホールクリーナーの使い方

ピアスホールが安定してくると、ホールから「なんだかニオイがする…」と気づくことがあります。これは、ピアス穴の中に溜まった皮脂、古い角質、汗、そしてそれらが混ざって酸化したものが原因です。このニオイ対策も、薬局のケア用品でしっかり解決できます。

ニオイの原因と薬局での対策商品

ニオイの原因は、主に以下の2つです。

  1. 垢(あか)や皮脂の蓄積: ホール内部は洗いにくいため、古い角質や皮脂がたまりやすいです。
  2. 雑菌の繁殖: 溜まった汚れを餌に雑菌が繁殖し、ニオイの元となります。

① 専用ホールクリーナー(ピアフロスなど)

ニオイ対策の切り札となるのが「ピアフロス」です。これは、特殊な糸を洗浄液に浸し、それをピアスホールに通すことで、ホール内部の汚れを物理的に絡め取って掃除する商品です。

  • 取り扱い: マツキヨやウエルシアの大型店舗、またはオンライン通販で見つかります。
  • 効果: 糸を通すと、汚れがごっそり取れるため、ニオイの原因を根本から除去できます。

ただし、このピアフロスはホールが完全に安定している人(ピアッシング後半年以上が目安)しか使えません。無理に通すとホールを傷つけてしまうため、注意が必要です。

② 泡タイプの低刺激石鹸

毎日できるニオイ対策の基本は、やはり丁寧な「洗浄」です。

  • 低刺激ソープ:薬局で売っているベビーソープや敏感肌用の泡立てやすいソープで、ピアスを外した状態で優しく洗います。指でこすらず、泡で汚れを浮かせることが重要です。
  • 洗浄後の消毒(軽度):洗浄後に、ピアス専用の消毒ジェルを少量塗布することで、雑菌の繁殖を防ぎ、ニオイを抑える効果があります。

ピアフロスの正しい使い方(ホール安定者向け)

ピアフロスを使う際は、ホールを傷つけないように以下の手順で行いましょう。

  1. フロスを専用液に浸す: 付属の洗浄液(または精製水)にフロスを数秒間浸し、ふやかします。
  2. 入口にフロスの先を当てる: フロスの硬くなっている先端を、ピアスホールの入口に優しく当てます。
  3. ゆっくりと通す: 抵抗を感じたらすぐにやめ、無理に通さないこと。ゆっくりと奥まで通し、反対側から引き抜きます。
  4. 清潔にする: フロスを通した後は、念のためぬるま湯で洗い流し、水分を完全に拭き取ります。

ニオイの原因は「汚れの蓄積」です。薬局でこれらの専用ケア用品を手に入れて、定期的な洗浄を心がけましょう。清潔なホールは、トラブルも起こりにくく、ピアスライフを快適にしてくれますよ。

ピアスホールを一時的に隠したい!透明ピアスを薬局で探すコツ

学校や職場など、一時的にピアスを外したり隠したりする必要があるとき、透明ピアスは非常に役立つアイテムです。「ピアス穴を塞ぎたくない」「ピアス禁止だけど目立たないようにしたい」というニーズで、薬局で探す方が多いです。

薬局での透明ピアスの取り扱い状況

透明ピアスは、ピアッサーや消毒液と並び、多くの薬局で販売されています。主に以下のコーナーに陳列されています。

  • ピアッサー・救急用品コーナー: ピアッサーの隣など、衛生用品として並んでいます。
  • ヘアアクセサリー・化粧品コーナー: 女性向けのアクセサリーや簡易な美容アイテムとして並んでいることもあります。

価格帯は非常に安価で、数百円で数本セットになっているものがほとんどです。

透明ピアスの種類と選び方の注意点

薬局で販売されている透明ピアスは、主に「アクリル(樹脂)製」と「ガラス製」がありますが、店頭で見つかるのはほとんどがアクリル(樹脂)製です。

① 樹脂製(アクリル製)透明ピアス

最も一般的で、安価なタイプです。

  • メリット: 軽い、安価、手軽に入手できる。
  • デメリット: 傷がつきやすいため、雑菌が繁殖しやすく、長時間の装着やホールが不安定な時期の使用はトラブルの原因になりやすいです。

【重要】: 樹脂製は酸素を通しにくく、ホールに負担がかかります。どうしても使いたい場合は、「1日だけ」といった短期の使用にとどめるようにしてください。

② ガラス製透明ピアス(稀にオンラインで見つかる)

薬局ではほとんど見られませんが、オンライン通販のボディピアス専門店ではガラス製が販売されています。

  • メリット: 表面が滑らかで傷がつきにくく、ホールを傷つけにくいため、一時的な使用としては最も安全性が高いです。
  • デメリット: 樹脂製よりも高価。

透明ピアスを使う際の「裏ワザ」と「リスク」

透明ピアスを安全に使うための裏ワザと、知っておくべきリスクをお伝えします。

【裏ワザ】目立たなさレベルを上げる!

ポストの先端にファンデーションを軽く塗ると、さらに目立たなくすることができます。ただし、化粧品がホールに入るのは厳禁なので、塗るのはホールの「外側」の目立つ部分だけにして、清潔な状態を保ってください。

【リスク】長期使用は避けるべき理由

透明ピアスは、その素材の特性上、金属やチタン製のピアスよりも安全性が劣ります。

リスク要因 影響
雑菌繁殖 樹脂の傷に汚れが溜まりやすく、化膿や炎症の原因に。
ホールの収縮 ポストが細いものが多く、外している間にホールが縮小する可能性がある。
ピアスが埋まる キャッチやヘッド部分が小さく、ホール内に埋没してしまうリスクがある。

特にピアッシング後半年以内のホールには、透明ピアスの使用は極力控えましょう。どうしても必要な場合は、帰宅後すぐにチタン製などの安全なピアスに戻し、薬局で買った消毒液でケアすることを忘れないでくださいね。

薬局の薬剤師さんに聞きたい!ピアスに関する相談内容リスト

薬局には、薬の専門家である薬剤師さんや、医薬品の知識を持つ登録販売者さんがいます。ピアスに関する疑問や不安があるとき、彼らに相談することは、安全なピアスライフを送る上で非常に有効です。何をどう聞けばいいのか、具体的な相談内容のリストをご紹介します。

ピアッシング前の「安全」に関する相談

ピアッサーを購入する際や、初めてのピアッシングに不安があるときに聞くべきリストです。

相談内容 聞くべき理由
「このピアッサーはアレルギー対応ですか?」 パッケージの表記が分かりにくい場合、どの素材が最も安全か確認するため。
「耳たぶが厚いのですが、このピアッサーで大丈夫ですか?」 ポストの長さが足りるか、メーカー推奨の適応範囲外でないかを確認するため。
「以前、アクセサリーでかぶれたことがあります。どの素材を選べば良いですか?」 具体的な症状を伝えることで、チタンや樹脂といった最適な素材を推奨してもらえる。

薬剤師さんは、商品の成分や素材について正確な情報を持っているので、ネットの情報を鵜呑みにするよりも、直接質問するのが最も確実です。

ピアッシング後の「ケア」に関する相談

ホールが安定しないときや、日常のケアで疑問があるときに聞くべきリストです。

  • 「この消毒液は、ホールが安定した後も使えますか?」→ 安定後は消毒を控え、洗浄に切り替えるべきかのアドバイスをもらう。
  • 「ホールが少し赤く、かゆみがあります。市販の軟膏で対応できますか?」→ 症状の程度を伝え、市販薬で対応可能か、それとも病院に行くべきかの判断を仰ぐ。
  • 「ピアスホールを洗うのに、刺激の少ない石鹸はどれですか?」→ ベビーソープなど、低刺激で洗浄力のある商品を紹介してもらう。
  • 「ピアスの着脱がスムーズにできません。何か良い潤滑剤はありますか?」→ 医療用のワセリンや、専用のケアジェルが使えるかを確認する。

相談の際の「モモストアからの裏技」

薬剤師さんに相談する際、「今、ピアッシングして○日目です」「アレルギー体質で、特にニッケルでかぶれます」といった具体的な状況を伝えることが重要です。
薬局のスタッフは、数ある商品の中からあなたの状況に最も適したものを勧めてくれます。遠慮せずに声をかけて、安全・安心なケア用品選びをサポートしてもらいましょう。

軟骨ピアスは薬局で開けても大丈夫?専門家が教える注意点

耳たぶのピアッシングに慣れてくると、「軟骨ピアスにも挑戦したい!」と思う方も多いでしょう。薬局でも軟骨用のピアッサーを見かけることがありますが、軟骨ピアッシングは耳たぶとは大きく異なり、特に慎重な検討が必要です。

軟骨ピアスと耳たぶピアスの決定的な違い

軟骨と耳たぶのピアッシングには、以下のような決定的な違いがあります。

項目 耳たぶ(ローブ) 軟骨(ヘリックス、トラガスなど)
組織 脂肪組織と皮膚 軟骨組織と皮膚
安定までの期間 約1〜3ヶ月 約6ヶ月〜1年
痛み 比較的少ない 強く、治癒過程で痛みが長引きやすい
リスク 軽い炎症や化膿 感染症、肉芽(できもの)、変形

薬局で軟骨用ピアッサーを買う際の注意点

薬局でも「軟骨用」と記載されたピアッサーが販売されていることがあります。これは、通常の耳たぶ用ピアッサーよりも強力なバネでピアッシングできるように設計されています。

  • 角度の難しさ:軟骨はカーブしているため、鏡を見ながら自分で正確な角度で開けるのは至難の業です。斜めに開いてしまうと、ピアスがうまく通らない、最悪の場合軟骨を割ってしまうなどのリスクがあります。
  • アフターケアの難易度:治癒期間が長く、腫れやすい軟骨は、少しでも不潔にするとすぐにトラブルを起こします。適切なケア用品と、頻繁な観察が必要です。

モモストアからのおすすめ

軟骨ピアスは、ピアッシングを専門とする場所で行うことを強くお勧めします。

  1. 病院(皮膚科・美容外科):麻酔をして施術してくれることが多く、痛みが少ないです。衛生面も完璧で、トラブル時の対応もスムーズです。
  2. ピアススタジオ:専門の知識と経験を持ったスタッフが、適切な位置と角度でピアッシングしてくれます。デザインに関する相談も可能です。

もし薬局で軟骨用ピアッサーを購入したとしても、セルフピアッシングは非常に難易度が高いことを理解しておきましょう。安全第一で、美しいホールを作るためにも、自己判断せずに専門家の力を借りることも検討してくださいね。

ピアス穴の「しこり(肉芽)」対策!薬局で買える市販薬はある?

ピアスホールにできるトラブルの中でも、特に厄介なのが「しこり」や「肉芽(にくげ)」と呼ばれる硬いできものです。触ると痛かったり、見た目が気になったりしますよね。これには薬局の市販薬で対応できるものと、病院でしか治せないものがあります。

しこり・肉芽の種類を見極める

ピアスホールの周りにできる「できもの」には、大きく分けて以下の2種類があります。

種類 特徴 対応
肉芽(にくげ) 赤く、ゼリー状またはぶよぶよした盛り上がり。ホールの縁にできやすい。 病院での治療が必須(軟膏、または切除)。
しこり(炎症性) 硬く、ホールの奥にあることが多い。痛みを伴う。 初期は薬局の市販薬で対処可能。改善しなければ病院へ。

薬局で買える「炎症性のしこり」への市販薬

もしできたのが、細菌感染による「炎症性のしこり」の初期段階であれば、薬局で販売されている市販薬で改善する可能性があります。

  • 抗生物質配合軟膏:(例: ドルマイシン軟膏、テラ・コートリル軟膏)腫れと痛みを伴うしこりの場合、細菌が原因となっていることがあります。これらの軟膏を塗布することで、細菌の増殖を抑え、しこりが小さくなる可能性があります。
  • 非ステロイド性抗炎症薬(内服):(例: ロキソニンSなど)痛みがひどい場合に、一時的に内服薬で痛みを抑える方法もあります。ただし、これは症状を緩和するだけで、根本的な治療ではありません。

【重要】肉芽腫は市販薬では治せない

肉芽腫(真性の肉芽)は、ピアスホールを異物と判断した体が、過剰な修復組織を作ってしまうことが原因で起こります。これは市販の塗り薬では治すことが非常に難しく、皮膚科や形成外科での治療が必須となります。

肉芽腫の治療には、

  • ステロイド注射: 患部に直接ステロイドを注射し、過剰な組織の増殖を抑える。
  • 圧迫療法: シリコンのパーツなどで患部を圧迫し続ける。
  • 外科的切除: 大きくなった肉芽をメスで切除する。

といった専門的な治療が必要です。

しこりやできものができてしまったら、「まずは薬局で抗生物質の軟膏を買って1週間試す」、「改善しない、または赤くぶよぶよしている場合はすぐに病院へ行く」という手順を踏むのが最も賢明です。

肉芽ができてしまった際の対応についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのGoogle検索結果も確認してみてくださいね。

薬局で「ピアスの穴が塞がらないようにするスプレー」ってある?

「ちょっとの間だけピアスを外したいけど、穴が塞がってしまうのが怖い…」という不安から、「穴を塞がないようにするスプレーや薬はないか」と薬局で探す方がいらっしゃいます。結論から言うと、魔法のように穴を塞がないようにするスプレーは存在しません。

「穴を塞がせない」ための現実的な商品

薬局で手に入る商品で、「穴を塞がせない」という目的を間接的に達成できるものは、主に以下の通りです。

  1. 透明ピアス(樹脂製・ガラス製):これが最も現実的な方法です。ピアス本体を「透明」に変えることで、穴自体は塞がずに、目立たなくします。前述の通り、樹脂製は傷がつきやすいため、短期的な使用に限定すべきです。
  2. ピアス穴用潤滑剤・ジェル:これは、穴を塞がせないというよりも、「ピアスをスムーズに出し入れできるようにする」ためのものです。着脱時にホールを傷つけにくくし、穴の形を保つのに役立ちます。薬局の救急用品コーナーでワセリンや、ピアス専用のジェルを探してみましょう。
  3. 市販の軟膏(ドルマイシンなど):穴が塞がる原因の一つに「炎症による腫れ」があります。炎症を抑える軟膏を塗布することで、腫れが引き、穴のスペースが確保されやすくなるという間接的な効果が期待できます。

穴が塞がるまでの時間はどれくらい?

ピアス穴が塞がるスピードは、個人差や開けた場所によって大きく異なります。

状態 耳たぶの場合 軟骨の場合
ピアッシング直後(1ヶ月以内) 数時間〜半日で完全に塞がる可能性あり。 比較的遅いが、数日〜1週間で細くなる。
安定期(3〜6ヶ月) 数日〜1週間で細くなることが多い。 1週間以上外しても大丈夫なことが多いが、個人差あり。
完成(1年以上) 数週間〜数ヶ月外しても大丈夫なことが多い。 数週間外しても大丈夫なことが多い。

開けてから数ヶ月以内のホールは、特に塞がりやすいと心得てください。
薬局で透明ピアスを買って、どうしても外さなければならない時間だけ使用し、帰宅したらすぐに安全性の高いファーストピアスに戻すという「徹底した入れ替え」が、穴を守るための最善策です。

ピアスを開けた後の入浴・シャワーは大丈夫?薬局で買える防水グッズ

ピアッシング後の「お風呂」は、多くの人が不安に感じるポイントの一つです。「水に濡らしてはいけないのか」「シャンプーがホールに入ったらどうしよう」といった疑問も、薬局で手に入るグッズで解決できます。

入浴・シャワーに関する基本のルール

ピアッシング後の入浴・シャワーに関する基本ルールは、以下の通りです。

  • シャワーはOK、長風呂はNG:シャワーは、むしろホールを清潔に保つために推奨されます。しかし、長時間湯船に浸かると、体が温まりすぎて腫れが悪化したり、雑菌が入るリスクが高まるため、長風呂は避けてください。
  • 石鹸・シャンプーはOK、残すのはNG:シャンプーや石鹸は、ホールに汚れがたまるのを防ぐために使っても大丈夫です。ただし、洗浄成分がホール内に残ってしまうと刺激になるため、最後はシャワーで念入りに洗い流すことが重要です。
  • 入浴後の水分は完全に拭き取る:ホールが濡れたままの状態は、雑菌が繁殖しやすい最悪の状態です。入浴後は、清潔なタオルやティッシュで、優しく水分を押し当てて完全に乾かすことを徹底してください。

薬局で買える「防水・衛生」対策グッズ

薬局の救急用品コーナーには、ピアスホールを水から守るための便利なグッズが揃っています。

グッズ名 用途 価格帯の目安
防水テープ(透明フィルム) 入浴時、ホールを完全に水から遮断したい場合に貼る。 500円〜1,000円
滅菌ガーゼ・綿棒 入浴後の水分や分泌物を拭き取る際に使用。常に清潔なものを使う。 数百円
低刺激性石鹸 刺激を与えずにホール周辺を洗浄するための泡ソープなど。 800円〜1,500円

防水テープは、特に髪の毛が長い方におすすめです。シャンプー中にピアスが引っかかったり、髪の毛の汚れがホールに入ったりするのを防ぐことができます。ただし、長時間の密閉は避けて、入浴後すぐに剥がしてください。

ピアスホールは常に清潔に保つことが治癒への近道です。薬局でこれらの衛生用品を揃えて、毎日の入浴時間をトラブルなく過ごしましょう。

海外旅行やプールに行く前に!薬局で揃えるべきピアス関連の持ち物

ピアスを開けたばかり、またはホールが安定していない時期に、海外旅行や海、プールに行く予定がある場合、いつも以上にピアスホールのケアに注意が必要です。薬局では、持ち運びに便利なトラベルサイズのケア用品や、水場での対策グッズを揃えることができます。

旅行・水場対策で薬局で揃えるべき3つの必須アイテム

旅行先や水場で「もしも」の事態が起こっても対応できるように、以下の3点は必ず薬局で用意しておきましょう。

① トラベルサイズの消毒液・洗浄ジェル

普段使っているピアス専用の消毒液やジェルを、トラベルサイズの小さな容器に移し替えるか、最初からトラベル用として販売されているものを購入しましょう。

  • 海外旅行の場合:機内持ち込み手荷物に液体を入れる際は、容量制限(100ml以下)があります。小さなボトルに小分けにして、ジップロックなどの透明な袋に入れて持ち運びましょう。
  • 水場の後:プールや海に入った後は、必ず真水でホールを洗い流し、すぐに消毒または洗浄ジェルでケアしてください。水中の雑菌がホールに入るリスクを最小限に抑えられます。

② 予備の透明ピアス(またはチタン製ピアス)

旅行先でピアスを失くしたり、何らかの理由で一時的に外す必要が出た場合に備えて、必ず予備を数ペア持っていきましょう。

  • 紛失対策:スーツケースと手荷物の両方に分けて入れておくと、どちらかが行方不明になっても安心です。
  • 治安対策:海外では、高価なピアスが目立つと狙われるリスクもあります。念のため、旅行中は目立たない安全性の高いチタン製のシンプルなピアスに付け替えるのも賢明な対策です。

③ 抗生物質配合の軟膏

慣れない環境や水質の違いで、急にホールが炎症を起こすことがあります。

  • ドルマイシン軟膏などの市販の化膿止め軟膏を、小さなポーチに忍ばせておきましょう。軽度の赤みや腫れであれば、現地で薬を探す手間をかけずに初期対応が可能です。

海外では日本の薬局と同じ商品が手に入るとは限りません。特にピアスケア用品は専門性が高いので、国内の薬局で万全の準備をしてから出発するようにしてくださいね。

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