喪中ハガキはどこで買える？急ぎで入手できる場所と選び方を徹底解説！

こんにちは、モモストアです！
年の瀬が近づくと、毎年頭を悩ませるのが「喪中ハガキ」の準備ですよね。

「そろそろ出さないと！」と焦りながらも、「あれ、そういえばどこで買うんだっけ？」となる方は意外と多いんです。
特に急いでいる時や、初めて準備する時は、どこに行けば確実に入手できるのか知っておきたいものですよね。

この記事では、喪中ハガキを急ぎで手に入れるための購入先から、「官製」と「私製」の違い、さらには正しい投函時期や切手の選び方まで、知りたい情報を全てまとめました。
この記事を読めば、あなたの疑問は全て解決し、スムーズに準備を完了できますよ！

喪中ハガキを今すぐ買いたい！急いでいる時の購入先BEST3

「気づいたらもう11月下旬！」「今週末には投函したい！」と、喪中ハガキの準備を急いでいる方もいらっしゃるかと思います。
年賀欠礼の通知は、遅くとも相手が年賀状を書き始める前の12月上旬までに届くのがマナーとされていますから、急ぐ気持ちはよくわかります。

そこで、急な時でも在庫がある可能性が高く、すぐに入手できる場所をモモストアが厳選し、BEST3形式でご紹介します。

第1位：大型の文具専門店（ロフト・東急ハンズなど）

急いでいる時、最も頼りになるのが、ロフトや東急ハンズなどの大型文具専門店や、大型書店に併設されている文具コーナーです。
なぜなら、これらの店舗では「インクジェット対応の私製はがき」や「印刷済みセット」など、種類が豊富に揃っているため、自分の状況に合った商品を選びやすいからです。

• メリット:
  • デザインやセットの種類が豊富。
  • インクジェット対応など、自宅印刷派に嬉しい商品が多い。
  • 筆記具や切手など、必要なものを同時に購入できる。
• 注意点:
  • 小さな店舗では取り扱いがない場合があるため、事前に電話などで確認するのが確実です。
  • ピーク時期（11月）の週末は混雑していることが多いです。

急いでいる時は「喪中セット」をチェック！

店頭では、ハガキ本体だけでなく、予備や印刷失敗を想定した枚数が入った「喪中セット」が販売されていることがあります。
特に「宛名シール付き」や「文面テンプレート付き」のセットは、手間を大幅に削減できるため、時間がない方には非常におすすめですよ。

第2位：オンラインストア（Amazon・楽天市場）

実店舗に足を運ぶ時間がないなら、Amazonや楽天市場などのオンラインストアが第2位です。
「え、通販で急ぎ？」と思うかもしれませんが、最近は当日発送や翌日配送に対応している業者が増えています。

検索窓に「喪中ハガキ 即日発送」や「喪中ハガキ 翌日配達」と入力して探してみてください。
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オンラインの最大のメリットは、24時間いつでも注文できること、そして大量の在庫から選べることです。文面印刷を依頼する場合でも、最短翌日発送などスピード対応してくれるサービスもありますよ。

第3位：大型郵便局の窓口

官製はがき（胡蝶蘭）を使いたい場合や、本当に土日でも急いで手に入れたい場合は、大型郵便局の窓口が頼りになります。
郵便局で売っているのは切手不要の「胡蝶蘭の絵柄の官製はがき」が基本です。

ただし、普通のポスト投函用の切手（弔事用）は、郵便窓口が閉まっている時間でも、大型のゆうゆう窓口が開いていれば購入できることがあります。
窓口の営業時間は要チェックですが、確実に「ハガキ」と「切手」が手に入る場所として重宝します。

郵便局で喪中ハガキは買える？販売時期や種類を徹底チェック

「喪中ハガキといえば郵便局」と考える方は多いですが、実は郵便局で販売しているのは「胡蝶蘭の切手が印刷された官製はがき（弔事用）」だけなんです。
喪中の文面やデザインが印刷されたものは、基本的に取り扱っていません。

ここでは、郵便局で手に入るハガキの種類と、知っておきたい販売時期について詳しく解説していきますね。

郵便局で買える「弔事用」はがきとは？

郵便局で購入できるのは、切手の部分に弔事を示す胡蝶蘭（こちょうらん）の柄が印刷されたハガキです。これは「郵便局が発行する官製はがき」なので、わざわざ切手を貼る必要がありません。

ただし、このハガキは白紙の状態で販売されています。自分で印刷するか、手書きで文面を作成する必要がありますので、その点は注意が必要です。

最近では、インクジェットプリンターに対応したタイプの胡蝶蘭はがきも販売されていますので、自宅で印刷する予定の方は、店員さんに「インクジェット対応のものが欲しい」と伝えてみましょう。

郵便局でのハガキの種類比較表

郵便局で手に入る主要なハガキの種類をまとめました。

種類	特徴	切手の有無	用途
胡蝶蘭ハガキ	弔事用（薄墨色印刷）。官製はがきなので切手不要。	切手不要（額面に含まれる）	喪中ハガキ、お悔やみ状など
通常はがき（山桜）	一般的な官製はがき。弔事には適さない。	切手不要（額面に含まれる）	通常の手紙、年賀状など
弔事用切手	胡蝶蘭の柄の切手。私製はがきに貼って使用。	切手のみ（ハガキは別購入）	私製はがきで喪中を出す時

販売開始時期はいつ頃？

胡蝶蘭の官製はがきは、年賀はがきのように期間限定で販売されるものではなく、基本的に一年中販売されています。

しかし、喪中ハガキの需要が高まる9月下旬から11月にかけては、在庫を多く準備する郵便局が多いです。
特に12月に入ると、年賀状の販売がピークになるため、胡蝶蘭ハガキの在庫が減り始めることもあります。

もし大量に必要とする場合は、なるべく早め（10月〜11月上旬）に最寄りの郵便局で在庫を確認することをおすすめします。

切手を貼るなら「弔事用切手」を忘れずに！

文具店などで購入した無地の私製はがきを使う場合、必ず弔事用の切手（胡蝶蘭のデザイン）を貼る必要があります。
普通の慶事用の切手（おめでたい柄）や、記念切手を貼ってしまうとマナー違反になるので気をつけてくださいね！
この弔事用切手も、もちろん郵便局で購入できますよ。

コンビニ（セブン・ローソン・ファミマ）で喪中ハガキは売っている？

「仕事の帰りにサッと寄りたい」「24時間いつでも買えるのが便利」という理由で、コンビニでの購入を検討する方は多いですよね。
では、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要コンビニエンスストアで喪中ハガキは売っているのでしょうか？

結論：デザイン入りハガキは「限定的」、胡蝶蘭ハガキは「ほぼない」

まず結論からお伝えすると、コンビニで喪中用の「胡蝶蘭の官製はがき」が販売されていることは、ほとんどありません。

コンビニで販売されているのは、主に以下の2パターンです。

1. 年賀状印刷のカタログ（早期割引期間中など）
2. インクジェット対応の無地私製はがき（一部店舗・時期限定）

喪中ハガキのデザインや文面がすでに印刷された完成品は、コンビニでは取り扱いが非常に限定的になります。特に年末近くになると、年賀状関連商品が陳列棚の大部分を占めるため、喪中ハガキを見つけるのは難しくなります。

コンビニで喪中ハガキを探す際のチェックポイント

どうしてもコンビニで購入したい場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。

• 大型店舗を選ぶ: ターミナル駅の近くや幹線道路沿いの大型店舗など、文具や雑貨の取り扱いスペースが大きい店舗を探しましょう。
• 年賀状コーナーをチェック: 年賀状印刷の注文受付コーナーの近くに、「喪中・寒中見舞い」のパンフレットや、少量の私製ハガキセットが置かれていることがあります。
• 「切手」は購入できる: 喪中ハガキ自体はなくても、私製ハガキに貼るための通常の切手は購入できます。ただし、弔事用の胡蝶蘭切手は、基本的に郵便局でしか扱っていません。

コンビニはあくまで「緊急時」の選択肢と考え、確実な入手を目指すなら、郵便局や文具店を利用するのが賢明です。

コンビニで印刷注文する手もあります！

ちなみに、コンビニのマルチコピー機では、自分で作成した喪中ハガキのデザインデータを持ち込んで印刷することは可能です。
しかし、ハガキを持ち込む手間や、印刷品質、色の濃さなどを考えると、手間とコストがかかるため、あまりおすすめはしません。

コンビニでは、はがき関連の印刷サービス（年賀状・喪中）の「注文受付」は行っていても、その場で即日印刷・販売しているわけではないので、混同しないように注意してくださいね。

【意外な穴場】文具店やホームセンターでの取り扱い状況

郵便局やコンビニ以外にも、喪中ハガキを取り扱っている「穴場」があります。それが、地域密着型の文具店や、大型のホームセンターです。
「まさかこんなところで？」と思うかもしれませんが、意外と便利な商品が見つかることがありますよ！

文具専門店はデザイン派の強い味方！

先ほども少し触れましたが、文具専門店（大型・小型問わず）は、喪中ハガキを探す上で非常に有力な購入先です。
特に、デザイン性の高いものや、インクジェットプリンターでの印刷に適した高品質の私製はがきを豊富に取り扱っています。

• 取り扱いの傾向:
  • 白無地、グレー無地など、弔事に適した落ち着いた色の私製ハガキ。
  • 喪中挨拶文のテンプレートが付属したセット。
  • 自宅のプリンターで印刷しやすいよう、厚さや紙質が工夫されたハガキ。

文具店であれば、「薄墨色の筆ペン」や「宛名書き用のプリンターインク」なども一緒に購入できるので、まとめて準備を済ませたい方には最適の場所と言えます。

ホームセンター（DCM、コーナン、カインズなど）は実用的なセットが充実

ホームセンターは、実は年賀状や喪中ハガキの「印刷サービス」の注文受付を積極的に行っているため、関連商品も充実していることが多いです。

• 取り扱いの傾向:
  • インクジェットプリンター対応のシンプルな私製ハガキ（大量パック）。
  • プリンター関連商品（インク、用紙など）と同じ棚に置かれていることが多い。
  • 年賀状印刷サービスと同時に、喪中印刷のカタログが置かれている。

ただし、文具店に比べると、デザインの種類は少なめで、シンプルな「自宅印刷用」のハガキが中心となります。
大量に印刷する必要がある方にとっては、ハガキのコスパが良い大容量パックが見つかる可能性があるので、一度足を運んでみる価値はありますよ。

家電量販店でも探してみよう！

ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店も、プリンター用紙コーナーで喪中ハガキになり得る私製ハガキを販売しています。
特にプリンターの買い替え時期やインク購入のついでにチェックしてみると、意外な発見があるかもしれません。

これらの店舗は、主要な郵便局やコンビニとは違った商品構成になっているので、「どこも同じような商品しかない…」と諦めていた方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

100均（ダイソー・セリア）で喪中ハガキは見つけられる？

「できるだけ安く済ませたい」「ちょっとした予備だけ欲しい」という時に、ついつい足が向くのが100円ショップ（100均）ですよね。
ダイソーやセリアでは、喪中ハガキや関連商品は販売されているのでしょうか？

喪中ハガキ「そのもの」の販売は基本的にない

残念ながら、喪中の文面やデザインが印刷された「喪中ハガキ」そのものが100均で販売されていることは、ほとんどありません。
100均は、あくまで汎用性の高い商品を中心に扱っているため、特定の時期や用途に特化した商品は少ないのが現状です。

しかし、「喪中ハガキを準備するためのアイテム」なら、100均で揃えることができます！
これは自宅で印刷や手書きをする方にとっては、非常に助かるポイントですよね。

100均で揃えられる喪中ハガキ関連アイテム

100均の文具コーナーや紙製品コーナーをチェックすると、以下のアイテムが見つかる可能性があります。

アイテム名	用途	チェックポイント
白無地の私製はがき	自宅印刷・手書き用のはがき本体	インクジェット対応か（裏面の表示を確認）
薄墨の筆ペン	手書きで一言添える、差出人名を書く	乾きやすさ、書きやすさをチェック
ハガキサイズの封筒	喪中を出す相手が少ない場合に、封書にする	白やグレーなど、弔事に適した色か
宛名書き用テンプレート	ハガキの宛名をまっすぐに書くための定規	ハガキサイズに対応しているか

ダイソーやセリアの「白無地のハガキ」を使う際の注意点

100均の白無地のハガキを喪中ハガキとして使う場合、最も重要な注意点があります。
それは、必ず「弔事用切手（胡蝶蘭）」を貼る必要があるということです。

前述のとおり、弔事用切手は郵便局でしか購入できません。
ハガキだけ100均で買って安心してしまい、「普通の切手を貼ってしまった！」とならないように、必ず郵便局にも立ち寄ることを忘れないようにしてくださいね。

安価に抑えたい気持ちはわかりますが、喪中ハガキはマナーが大切なものです。
ハガキの紙質があまりにも薄いものや、派手な柄のものは避けるようにしましょう。

プロに任せる！印刷通販サービスでの注文がおすすめな理由

「自宅で印刷するのは面倒くさい…」「忙しくて文面を考える時間もない」という方には、印刷通販サービスでの注文が断然おすすめです。
費用は少しかかりますが、それに見合うだけのメリットがたくさんありますよ！

印刷通販サービスのメリットBEST3

挨拶状ドットコム、フタバ、しまうまプリントなどの印刷通販専門業者を利用するメリットは、以下の3つです。

圧倒的なデザイン・文面テンプレートの豊富さ

店頭販売されているハガキはデザインが限られますが、印刷通販サービスなら数百種類以上のデザインから選ぶことができます。
また、故人の情報や差出人情報を入力するだけで、自動的にマナーに合った文面を作成してくれるので、自分で一から考える必要がありません。

宛名印刷まで全てお任せできる

喪中ハガキの準備で最も手間がかかるのが「宛名書き」です。
印刷通販サービスでは、住所録をアップロードすれば、プロの仕上がりで宛名まで印刷してくれます。
手書きの労力と、印刷ミスによるインク代やハガキ代の無駄を考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

投函代行サービスがある

さらに便利なのが、「投函代行サービス」です。
印刷が完了したハガキを、業者側で郵便局に持ち込んで投函まで行ってくれるサービスです。
これで「ポストに入れるのを忘れた！」という心配もなくなり、本当に全ての手間を省くことができます。忙しい年末には、このサービスが神に思えますよ。

印刷通販サービスについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【Google検索】喪中ハガキ 印刷通販 おすすめ

注文から到着までのスピードと注意点

「通販だと時間がかかるのでは？」と心配な方もいるでしょう。
最近の印刷通販はスピードが向上しており、最短で翌日発送に対応している業者も珍しくありません。

ただし、以下の点には注意が必要です。

• 校正（チェック）は入念に: 自分の入力ミスがないか、氏名や故人の情報、住所を何度もチェックしましょう。印刷後にミスが発覚しても、基本的には自己責任になってしまいます。
• 注文時期を考慮: 11月中旬から12月上旬は注文が殺到します。早めに注文しないと、通常より納期が遅れる可能性があります。

多少の費用を払ってでも、マナーと品質を重視し、手間なくスムーズに準備を完了させたい方には、印刷通販サービスは最適な選択肢と言えるでしょう。

喪中ハガキの「私製はがき」と「官製はがき」の違いとは？

喪中ハガキを選ぶ際、「私製はがき」と「官製はがき」のどちらにするか、迷うことがありますよね。
それぞれの特徴と、マナーの面で違いがあるのかをしっかり理解しておきましょう。

私製はがき（しせいハガキ）の特徴

私製はがきとは、郵便局以外の民間企業や印刷会社が発行しているハガキのことです。
文具店やホームセンター、印刷通販などで販売されているハガキは、全てこの私製はがきに該当します。

• メリット:
  • デザインの自由度が高い（様々な色、紙質、厚さがある）。
  • 自宅のプリンターに合わせた紙質を選べる（インクジェット専用など）。
• デメリット:
  • 必ず弔事用の切手（胡蝶蘭）を貼る必要がある。
  • 切手を貼る手間がかかる。

私製はがきはマナー違反？

「官製はがきじゃないと失礼？」と心配になる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
喪中ハガキとして私製はがきを使用することは、全くマナー違反ではありません。
むしろ、デザインを自由に選べるため、故人や家族の思いを反映させたい場合に適しています。

重要なのは、必ず弔事用の切手を正しく貼ることです。これを間違えるとマナー違反になってしまうので、注意しましょう。

官製はがき（かんせいハガキ）の特徴

官製はがきとは、日本郵便株式会社が発行しているハガキのことで、切手の部分にあらかじめ胡蝶蘭の柄が印刷されている「弔事用」のものがあります。

• メリット:
  • 切手を貼る手間が不要。
  • マナーとして最も一般的で、安心感がある。
  • 郵便局でいつでも購入できる。
• デメリット:
  • デザインは胡蝶蘭柄のみで、シンプルすぎる。
  • 自分で印刷する場合は、印刷の品質に注意が必要な場合がある。

結局どっちを選ぶべき？

選び方に迷ったら、以下の基準で決めてみてください。

あなたの状況	おすすめのハガキ	理由
マナー重視、手間をかけたくない	官製はがき（胡蝶蘭）	切手不要で最も安心感があるため。
デザイン重視、自宅で印刷したい	私製はがき（インクジェット対応）	紙質やデザインを自由に選べるため。
枚数が多く、宛名印刷も依頼したい	印刷通販サービス（私製はがきが主）	プロに任せることで、品質と効率が向上するため。

どちらを選んでもマナー違反ではないので、ご自身の予算や手間、デザインの好みに合わせて、最適な方を選んでくださいね。

自分で印刷する？デザインテンプレートの選び方と注意点

「自宅にプリンターがあるし、自分でサクッと印刷したい！」という方もいらっしゃるでしょう。
自分で印刷すれば、費用を抑えられますし、急な枚数変更にも対応しやすいというメリットがあります。

ここでは、自宅印刷の際に失敗しないためのテンプレートの選び方と注意点を解説します。

無料・有料のデザインテンプレートの選び方

喪中ハガキのテンプレートは、主に「無料」と「有料」の2種類があります。

無料テンプレートの利用

家電メーカー（Canon、Epsonなど）やインクメーカーの公式サイト、または年賀状ソフトの公式サイトなどでは、喪中ハガキ用の無料テンプレートが提供されています。

• 注意点: デザインのバリエーションは少ないことが多いですが、シンプルなものなら十分使えます。ただし、必ず「喪中」専用のテンプレートであることを確認してください。「年賀状の無料テンプレート」の中に紛れている場合もあるので注意が必要です。

有料テンプレートやソフトの利用

デザイン性が高く、より凝ったものにしたい場合は、有料のテンプレート集や年賀状作成ソフトを利用するのがおすすめです。
有料なだけに、文字の配置やマナーへの配慮がしっかりしているものが多いので安心です。

• 選び方: 「筆文字」や「薄墨」に対応しているか、また「白黒印刷」か「カラー印刷」かを選べるかもチェックポイントです。

自宅印刷で失敗しないための3つの注意点

自宅で印刷する際は、以下の3点に特に注意しましょう。

注意点1：ハガキの裏面（文面）は薄墨が基本！

喪中ハガキの文面は、「悲しみを表すために薄墨色（グレー）」で印刷するのが伝統的なマナーです。
もしカラープリンターをお持ちであれば、インクの設定で「薄墨」や「グレー」のトーンを選んで印刷するようにしましょう。
黒インクしかなくても、設定でトーンを薄くできることが多いです。
【Google検索】喪中ハガキ 薄墨 印刷設定

注意点2：宛名面は必ず黒（濃墨）で印刷する

裏面を薄墨で印刷しても、宛名面は「濃い黒色」で印刷するのが一般的です。
これは、郵便物を確実に届けるための配慮とされています。
手書きの場合も、毛筆や筆ペンで濃くはっきりと書くように心がけてください。

注意点3：印刷用紙は「私製ハガキ」を使う

自宅印刷の際は、インクジェット対応の「私製ハガキ」を使うのが最もきれいに仕上がります。
郵便局の官製はがき（胡蝶蘭）もインクジェット対応のものがありますが、裏面に胡蝶蘭の切手部分の裏写りが若干ある場合もあるので、こだわりたい方は私製ハガキを選びましょう。

自分で印刷する場合は、必ず試し刷りをして、インクのにじみや文字の配置に問題がないか確認してから、本番のハガキに印刷するようにしてくださいね！

喪中ハガキを出す時期はいつからいつまで？遅れた場合の対処法

喪中ハガキは、いつ頃投函するのが正しいマナーなのでしょうか？
出す時期を間違えると、相手が年賀状を準備してしまったり、逆に失礼になってしまったりする可能性があるので、しっかり確認しておきましょう。

喪中ハガキの正しい投函時期

喪中ハガキは、「相手が年賀状の準備を始める前に届く」ように送るのが原則です。

具体的な時期の目安は以下の通りです。

ベストな時期：11月中旬〜12月上旬

遅くとも12月上旬までには相手に届くように投函するのが、最も丁寧で適切な時期とされています。
年賀状の投函が始まるのが12月15日頃からなので、その前に届くように逆算して準備をしましょう。

準備を始める時期：9月下旬〜10月

故人が亡くなった直後から準備を始める必要はありませんが、印刷を依頼する場合は時間がかかりますので、9月下旬頃から名簿の整理やデザインの検討を始められると理想的です。

時期を逃してしまった！遅れた場合の対処法

「うっかり準備が遅れてしまった」「不幸があったのが年末近くだった」など、やむを得ない事情で12月中旬を過ぎてしまった場合はどうすれば良いでしょうか？

遅れた場合は、「寒中見舞い」として出すのが正しい対処法です。

寒中見舞いを出す時期の目安

寒中見舞いは、松の内が明けてから（通常1月7日以降）から、立春の前日（2月4日頃）までに出すのがマナーです。
関東圏では松の内は1月7日まで、関西圏では1月15日までとする地域もあるので、事前に確認しておくと安心です。

寒中見舞いを出すのはどんな時？

1. 喪中ハガキを出す時期（12月上旬）を過ぎてしまった場合。
2. 自分が喪中で、相手から年賀状を受け取ってしまった場合。
3. 相手が喪中であることを知らずに年賀状を出してしまった場合。

特に、相手から年賀状が届いて初めて「相手が喪中だった」と知った場合は、松の内が明けてから、お悔やみの言葉を添えた寒中見舞いを出すのがマナーです。
この場合、年賀状の返信ではないので、松の内が明けてから投函するように気をつけましょう。

寒中見舞いについては、次の見出しでも詳しく解説しますね。

喪中ハガキの宛名書きはどうする？手書きと印刷のメリット・デメリット

喪中ハガキの文面が整ったら、次に待っているのは「宛名書き」です。
宛名書きは、手書きが良いのか、それとも印刷でも問題ないのか、迷うところですよね。

手書きと印刷、マナー的にはどちらが正解？

結論から言うと、どちらを選んでもマナー違反ではありません。近年は印刷で済ませる方が主流になりつつあります。

手書きのメリット・デメリット

メリット	デメリット
・丁寧さ、心のこもった印象を与えられる。	・時間がかかる、手間がかかる。
・文字の大きさや配置を自由に調整できる。	・字に自信がないと、かえって読みにくい。
・少数の場合はすぐに済む。	・枚数が多いと疲れる、ミスも多くなる。

手書きで書く場合は、筆ペンや毛筆を使い、濃い墨色で書くのが一般的です。薄墨は、文面（裏面）に使うのが基本なので、宛名書きは濃くはっきりと書きましょう。

印刷のメリット・デメリット

メリット	デメリット
・大量の枚数を短時間で仕上げられる。	・手書きよりも、やや事務的な印象になる。
・誤字脱字のリスクが少ない。	・プリンターのインク代や手間がかかる。
・印刷通販ならプロの美しい仕上がりに。	・データ入力（住所録作成）に時間がかかる。

印刷で済ませる場合は、楷書体など、読みやすい書体を選ぶようにしましょう。行書体など崩れた書体は、弔事にはあまり適しません。

心を込めた一言を添えるのがおすすめ

宛名書きを印刷で済ませたとしても、ハガキの余白に手書きで短い一言を添えるだけで、ぐっと心のこもった印象になります。

例えば、以下のような一言を添えてみましょう。

• 「寒さ厳しき折、皆様の健康をお祈り申し上げます。」
• 「どうかお変わりなく、良き年をお迎えください。」
• 「近いうちにご連絡させていただきます。」

この一言を手書きで添えることで、「事務的に送ったわけではない」という気持ちが伝わり、印刷のデメリットを補うことができますよ。

喪中ハガキは、ご不幸があったことをお知らせする大切なものですので、差出人の住所・氏名も省略せずに、正式なものを記載するようにしましょう。

喪中ハガキに使う切手はどれが正解？慶事用はNG！

私製はがきを選んだ場合、絶対に間違えてはいけないのが「切手選び」です。
切手を適当に選んでしまうと、せっかくハガキのマナーを守っていても台無しになってしまいますよ。

正解は「弔事用切手（胡蝶蘭）」一択！

私製はがきで喪中ハガキを出す場合、必ず「弔事用の切手」を貼る必要があります。
これは、「胡蝶蘭（こちょうらん）」のデザインが特徴で、派手な色を使わず、落ち着いたトーンで印刷されています。

• どこで買える？: 郵便局の窓口でのみ購入可能です。コンビニや切手自動販売機では取り扱っていません。
• なぜ胡蝶蘭？: 胡蝶蘭は、弔事にも使用される花であり、「故人を偲ぶ」という意味合いが込められています。

間違ってはいけない！絶対にNGな切手

以下の切手を喪中ハガキに貼ってしまうと、マナー違反になってしまうので、絶対に避けましょう。

NGな切手	理由	対処法
慶事用切手（鶴や松竹梅など）	「慶事（おめでたいこと）」を示す切手は、弔事にふさわしくない。	郵便局で胡蝶蘭切手に交換してもらう。
キャラクター切手	カジュアルすぎる、弔事の厳粛な雰囲気に合わない。	普通切手（無地）にするか、胡蝶蘭切手を選ぶ。
記念切手（派手な色や柄）	デザインが派手で、故人を偲ぶ気持ちと相反する印象を与える。	できる限り弔事用切手を選ぶのが無難。

普通切手（地味な無地）ならギリギリセーフ？

もし、弔事用切手が手に入らない、または手元にないという場合は、最もシンプルな無地の普通切手（山桜などのデザイン）であれば、許容範囲とする意見もあります。

しかし、できれば郵便局で弔事用切手を購入するのが、最も正しいマナーです。
喪中ハガキは年に一度の大切な通知ですので、切手一つにも気を配りたいものですね。

官製はがき（胡蝶蘭）を使う場合は、切手のデザインが既に印刷されているため、この心配はありません。どちらを選ぶかによって、切手の準備も変わってくることを覚えておきましょう。

寒中見舞いとの使い分け！時期を逃した場合の正しい送り方

喪中ハガキの準備をしていると、必ず耳にするのが「寒中見舞い」という言葉。
この二つはどのように使い分けるのが正しいのでしょうか？

喪中ハガキと寒中見舞いの違い

この二つは、目的と送る時期が全く違います。

種類	主な目的	送る時期の目安
喪中ハガキ	自分が喪中であるため、「年賀状を出しません」と事前に通知する。	11月中旬～12月上旬（相手が年賀状準備前）
寒中見舞い	年賀状のやり取りができない時期に、季節の挨拶や近況を伝える。	1月7日以降～2月4日頃（松の内が明けてから）

寒中見舞いを喪中に使う3つのパターン

寒中見舞いは、喪中ハガキの代わりや、その後のフォローとして非常に重要な役割を果たします。
具体的には、以下の3つのパターンで寒中見舞いを使用します。

パターン1：喪中ハガキを出すのが遅れた場合

前述の通り、12月中旬を過ぎてしまった場合、年賀状の投函時期と重なってしまいます。
この場合、「年賀状を出しません」という喪中ハガキの役割を、「寒中見舞い」に託します。
1月7日以降に「新年のご挨拶が遅れましたが…」といった形で、喪中の報告とご挨拶を兼ねた文面を送りましょう。

パターン2：相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合

相手が喪中であることを知らずに年賀状を出してしまった場合、相手は返信に困ってしまいます。
この場合、相手からの連絡を待つのではなく、自分から「松の内が明けてから」寒中見舞いを送り、「年賀状を出してしまい申し訳ありません」というお詫びの気持ちを伝えましょう。

ただし、お詫び状と言っても、過度に謝罪の言葉を並べる必要はありません。「ご無沙汰しております」といった季節の挨拶から入り、丁寧な言葉で伝えてください。

パターン3：喪中の方へ挨拶を送る場合

自分が喪中でなくても、相手が喪中の方に対しては、年賀状を送ることは控えなければなりません。
代わりに、松の内が明けてから寒中見舞いを送り、「年末にご不幸があったと伺い、心よりお悔やみ申し上げます」といった追悼の言葉を添えて、近況を伺うのがマナーです。

寒中見舞いは、「お見舞い」という言葉の通り、相手の体調を気遣う気持ちを伝える挨拶状です。
文面にも、寒さへの気遣いなどを忘れずに盛り込むと、より丁寧な印象になりますよ。

喪中ハガキの購入前に確認しておきたいチェックリスト

最後に、喪中ハガキを購入する前に、あなたが確認しておくべき最終チェックリストをまとめました。
これをチェックすれば、「買った後に足りないものに気づいた！」という失敗を防げますよ！

【ハガキ購入前の必須チェックリスト】

購入前に、以下の3点を明確にしておきましょう。

喪中ハガキを送る「正確な枚数」

まずは、年賀状をやり取りしている人の中から、喪中ハガキを送るべき相手をリストアップし、正確な枚数を把握しましょう。
この時、予備として10%〜20%ほど多めに購入しておくことを強くおすすめします。
手書きでの失敗や、プリンターの印刷ミス、急な送り先追加などに備えられます。

「官製」か「私製」か（切手準備の有無）

ハガキの種類によって、切手の準備が必要かどうかが変わってきます。

• 官製はがき（胡蝶蘭）: 郵便局で購入すれば、切手は不要。
• 私製はがき（文具店などで購入）: 弔事用切手を郵便局で別途購入する必要がある。

「自分で印刷」か「業者に依頼」か（納期）

自宅で印刷する場合、ハガキ本体以外にインクや薄墨の筆ペンが必要になります。
業者に依頼する場合は、納期（到着予定日）を必ず確認し、投函期限（12月上旬）に間に合うかを逆算しましょう。
急ぎの場合は、即日発送に対応している印刷通販サービスを選ぶなど、柔軟に対応してください。

【投函前の最終チェックリスト】

ハガキが完成し、いざ投函！という前の最終確認です。

チェック項目	詳細	重要度
切手は弔事用か？	私製ハガキの場合、胡蝶蘭切手が貼られているか。	高
宛名と文面は濃墨・薄墨の使い分けができているか？	宛名：濃い黒、文面：薄墨（グレー）になっているか。	中
差出人の住所・氏名に間違いはないか？	故人ではなく、喪主や家族の氏名が記載されているか。	高
投函日時は適切か？	12月上旬までに相手に届くよう投函するか、遅れた場合は寒中見舞いにするか。	高

喪中ハガキは、故人を偲びつつ、新年のご挨拶を控えることを丁寧に伝えるための大切な手段です。
この記事を参考に、焦らず、マナーを守って準備を進めてくださいね。