ドライフラワーはどこに売ってる?探し方から失敗しない選び方まで徹底解説

ドライフラワーはどこに売ってる?探し方から失敗しない選び方まで徹底解説

最近、Instagramやインテリア雑誌でよく見かけるようになったドライフラワーですが、「いざ買おう!」と思っても、どこに売っているのか、どんなお店で扱っているのか、意外と知られていませんよね。

生花店はもちろん、おしゃれな雑貨店、身近な100円ショップ、さらには大型の家具店まで、実は様々な場所で手に入れることができるんです。しかし、場所によって品質や価格、デザインの傾向が大きく違うため、自分の目的に合った場所を選ぶことがとても重要になります。
この記事では、「ドライフラワーが欲しいけど、どこで買えばいいんだろう?」というあなたの疑問を、モモストアが徹底的に解消します!

価格重視で手軽に楽しみたい人から、プロ仕様の特別な一品を探している人まで、誰もが満足できるドライフラワーの探し方と、失敗しない選び方までを詳しくご紹介していきますね。

・ドライフラワーってどこで売ってるの?【主な販売場所早見表】
・身近な100均(ダイソー・セリア)のドライフラワーの品質はどう?
・無印良品やニトリなどインテリアショップでの取り扱いと特徴
・プロの品質!お花屋さん(実店舗・ネット)で買うメリット・デメリット
・専門店以外!意外な場所でドライフラワーを見つける穴場スポット
  1. ドライフラワーってどこで売ってるの?【主な販売場所早見表】
    1. 初めて買う人におすすめの「手軽な販売店」リスト
    2. 「高品質なもの」を求める人におすすめの購入ルート
  2. 身近な100均(ダイソー・セリア)のドライフラワーの品質はどう?
    1. 100円ショップのドライフラワーのメリット・デメリット
    2. 100均商品の上手な活用法と選び方のコツ
  3. 無印良品やニトリなどインテリアショップでの取り扱いと特徴
    1. 無印良品の「シンプル・ナチュラル」なラインナップ
    2. ニトリやIKEAなど大型家具店での見つけ方
  4. プロの品質!お花屋さん(実店舗・ネット)で買うメリット・デメリット
    1. 実店舗の専門家からアドバイスを受ける価値
    2. ネット花屋(サブスク含む)を利用する際のチェックポイント
  5. 専門店以外!意外な場所でドライフラワーを見つける穴場スポット
    1. ホームセンターや園芸店での掘り出し物を見つける方法
    2. アパレル系雑貨店やフライングタイガーの「トレンド」商品
  6. ハンドメイド派必見!手芸店(ユザワヤなど)のドライフラワー事情
    1. レジンやキャンドルに使う「小花」の探し方
    2. スワッグやリースに最適な「大ぶりな枝もの」の選び方
  7. ネット通販(Amazon・楽天・メルカリ)で買う時の注意点とメリット
    1. 通販ならではの「送料」と「写真との色味の違い」問題
    2. メルカリやminneで「一点物」を探す際のコツとリスク
  8. 失敗しない!ドライフラワーの「長持ちする」選び方3つのポイント
    1. 新しいものを選ぶための「花の状態」チェックリスト
    2. 「色落ちしにくい」ドライフラワーの種類と加工方法
  9. 人気の「スワッグ」や「リース」を自分で作るための材料の探し方
    1. スワッグ作りに欠かせない「土台」と「主役の花」の組み合わせ
    2. リース制作で使える「グルーガン」と「ワイヤー」の準備
  10. ドライフラワーを長く楽しむための簡単な飾り方とお手入れ方法
    1. 飾る場所を選ぶ際の「日光」と「湿度」の重要性
    2. 埃や虫対策!日々の簡単なお手入れのコツ
  11. 【価格帯別】ドライフラワーの相場と予算の目安
    1. 1,000円以下で楽しむための「コスパ最強」アイテム
    2. 5,000円以上の「プロ仕様」高級ドライフラワーの魅力
  12. ドライフラワーが手に入らない時の「代用品」と「自作」のコツ
    1. 諦める前に!プリザーブドフラワーやフェイクフラワーとの比較
    2. 初めてでも失敗しない!「ハンギング法」でドライフラワーを自作する方法

ドライフラワーってどこで売ってるの?【主な販売場所早見表】

momo-store.jp

ドライフラワーを探すとき、まず思い浮かぶのはお花屋さんかもしれませんが、実は選択肢は驚くほど広いです。あなたの住んでいる地域や、ドライフラワーの利用目的によって、ベストな購入場所は変わってきます。
たとえば、ちょっとしたインテリアのアクセントが欲しいだけなら、近所の雑貨店や100円ショップでも十分なものが見つかりますし、結婚式のブーケや大切な人へのギフト用なら、やはり専門性の高いお店を選ぶべきでしょう。

ここでは、代表的な販売場所を「価格」「品質」「手軽さ」の3つの視点で比較し、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。この早見表を見れば、あなたの目的に合ったお店が一目で分かりますよ。

初めて買う人におすすめの「手軽な販売店」リスト

初めてドライフラワーに挑戦する方や、まずは安く試してみたいという方には、手軽に立ち寄れるお店がおすすめです。これらの店舗は、普段の買い物ついでにチェックできるのが大きな魅力です。特に、最近の100円ショップや雑貨店の進化は目覚ましいものがあり、以前では考えられなかったようなクオリティの高い商品に出会えることもあります。

【手軽さ重視のおすすめ店舗】

  • 100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥ):
    価格: 最安(110円〜)。
    品質: ばらつきあり。ハンドメイドの材料として最適。
    特徴: 小さめの花材やリース土台など、DIY用品が豊富。季節商品も充実。
  • 無印良品:
    価格: 中(500円〜2,000円程度)。
    品質: 安定。ナチュラルでシンプルなデザイン。
    特徴: スタイリッシュなインテリアに馴染む、統一感のある色味が多い。
  • ホームセンター(カインズ、コーナンなど):
    価格: 中〜高(500円〜)。
    品質: 安定。園芸コーナーと併設されている場合が多い。
    特徴: 比較的大きな枝ものや、制作ツール(グルーガンなど)が一緒に手に入る。

特に100円ショップは、試しに飾ってみて「自分には合わなかったな」となっても、金銭的なダメージが少ないのが嬉しいポイントですよね。ただし、やはり安価な分、花材が折れやすかったり、色褪せが早かったりする傾向もあるため、その点は理解しておく必要があります。

Q. 100均のドライフラワーはどんな用途に使えますか?
A. 小さなガラス瓶に入れたり、レジンアクセサリーの材料にしたり、複数の花材を組み合わせてミニスワッグを作るなど、小物作りやアレンジメントのパーツとして非常に優秀です。そのまま飾る場合は、日陰で埃がつきにくい場所を選ぶと長持ちします。

「高品質なもの」を求める人におすすめの購入ルート

長く愛用したい、特別な空間を演出したい、またはプロ並みの仕上がりを目指すハンドメイド作品を作りたいという場合は、やはり品質を重視した購入ルートを選ぶべきです。これらの店舗では、花材の鮮度や加工技術が高く、色や形が美しく保たれているものが手に入ります。

【品質・デザイン重視のおすすめ店舗】

販売場所 価格帯(目安) 主なメリット 注意点
専門店・実店舗の花屋 高(1,500円〜) 実物を見て選べる、店員さんに相談できる、ギフト対応が充実。 店舗数が少ない、価格が高い傾向がある。
ネット通販(専門サイト) 中〜高(1,000円〜) 品揃えが豊富、珍しい花材が見つかる、自宅まで配送。 送料がかかる、実物を見られないため写真頼みになる。
ハンドメイドマーケット(minne/Creema) 中(800円〜) 一点物が多い、作家のセンスが光る、カスタムオーダーも可能。 発送に時間がかかる場合がある、作家によって品質に差がある。

特に専門店やお花屋さんでは、生花の状態から丁寧に乾燥させた、色鮮やかで形が崩れにくい高品質なドライフラワーに出会えます。ギフトとして贈る場合や、ブライダルブーケのような大切なアイテムとして使うなら、迷わずこれらのルートを選びましょう。また、専門店のネット通販は、全国どこからでも豊富な種類の中から選べるのが最大の魅力です。

Q. 専門店と一般の花屋、どちらがいいですか?
A. 専門店はドライフラワーやプリザーブドフラワーに特化しており、知識や品揃えが豊富です。一般の花屋は、生花がメインですが、その花屋で扱っている生花を新鮮なうちにドライ加工している場合があり、珍しい花材のドライフラワーに出会えることもあります。求める花材の種類やアドバイスの深さで選ぶと良いでしょう。

身近な100均(ダイソー・セリア)のドライフラワーの品質はどう?

「ドライフラワー、ちょっと試してみたいけど、高いのはちょっと…」という方に真っ先に選択肢として挙がるのが、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップですよね。昔の100均とは比べ物にならないくらい、最近のドライフラワーコーナーは充実しています。特に、小ぶりの花材や、リース、ポプリなど、アレンジメントに使えるアイテムが豊富に並んでいます。

しかし、「100円でドライフラワーが買えるなんて、品質は大丈夫なの?」と不安に思う方もいるでしょう。結論から言うと、用途によっては十分すぎるほどの品質であり、賢く選べば高見えするアレンジメントも可能です。ただし、専門店のような耐久性や色の鮮やかさを期待しすぎると、がっかりしてしまうかもしれません。

100円ショップのドライフラワーのメリット・デメリット

まずは、100均ドライフラワーの具体的なメリットとデメリットを整理して、購入の参考にしてみてください。これを把握しておけば、「思ってたのと違った…」という失敗を減らすことができますよ。

【メリット】

  • 圧倒的な価格の手軽さ: 110円(税込)から購入できるため、色々な種類を試すことができます。
  • どこでも手に入るアクセスの良さ: ほとんどの人が住んでいる場所の近くに店舗があるため、思い立った時にすぐ購入できます。
  • アレンジメントのパーツが豊富: 花材だけでなく、ガラスジャー、ワイヤー、麻ひも、リース土台なども同時に手に入り、トータルコーディネートが可能です。

【デメリット】

  • 色落ちや劣化が早め: 専門店に比べ、加工技術や使用している花材の質が劣るため、色褪せや花びらの破損が早い傾向があります。
  • 花材の種類が限られる: バラやユーカリなど定番のものはありますが、珍しい品種や季節の限定品などはほとんどありません。
  • 個体差が大きい: パッケージ内で花が崩れていたり、色が均一でなかったりすることがあります。購入前にパッケージ越しによく確認する必要があります。

特にハンドメイドをされる方にとっては、100均はまさに宝の山です。大量にパーツが必要な時や、レジンに埋め込むような小さな花材を探しているときには、100均が最強の味方になってくれます。ただし、飾り付けとして「主役」にしたい場合は、少し物足りなく感じるかもしれません。その場合は、100均で買った花材をメインの花材の「引き立て役」として使うのがおすすめです。

Q. 100均のドライフラワーはギフトに使えますか?
A. そのまま贈るのは避けた方が無難ですが、100均の花材をベースに、自分でラッピングを工夫したり、メッセージカードを添えたりすれば、手作り感のある心温まるギフトになります。高見えするリボンなどをプラスするのがおすすめです。

100均商品の上手な活用法と選び方のコツ

100均のドライフラワーをよりおしゃれに、そして長く楽しむためには、ちょっとした選び方のコツがあります。安いからといって適当に選んでしまうと、すぐにダメになってしまうので注意が必要です。

【選び方のコツ】

  1. 破損が少ないものを選ぶ: パッケージを軽く振ってみて、花材がポロポロと落ちる音がしないか確認しましょう。花びらや葉が欠けていないか、変色していないかもチェックポイントです。
  2. 主張しすぎない色を選ぶ: 100均の着色されたドライフラワーは、時々色が鮮やかすぎる場合があります。他のインテリアと馴染ませるなら、くすんだ色味やベージュ系など、ナチュラルカラーを選ぶと失敗が少ないです。
  3. 「束」ではなく「単体」で使う: 大きな束で飾るよりも、小さなガラス瓶に数本だけ挿したり、ウォールシェルフに無造作に置いたりなど、「引き算」のインテリアを意識するとグッと洗練されて見えます。

また、100均のドライフラワーは、あくまで「花材」として捉え、自分で一手間加えることで価値を高めることができます。例えば、少し埃っぽいと感じたら、飾る前にドライフラワー用のスプレー(外部リンク)を軽く吹き付けてカビ対策をするのも一つの手です。一手間加えるだけで、見違えるほどおしゃれになりますよ。

Q. 100均で「本物」ではないドライフラワーもあるの?
A. はい、あります。ダイソーなどでは、プリザーブドフラワーに近い造りのものや、ソラフラワーなどの自然素材のフェイクフラワーが販売されていることがあります。これらは本物のドライフラワーよりも丈夫で長持ちするため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

無印良品やニトリなどインテリアショップでの取り扱いと特徴

ドライフラワーを飾る目的が「部屋の雰囲気を良くしたい」「シンプルでおしゃれな空間にしたい」というインテリア目的であれば、無印良品やニトリ、IKEAなどの大型インテリアショップをチェックするのは鉄板のルートです。これらのショップで販売されているドライフラワーは、単体の花材としてよりも、最初から「インテリアアイテム」としてデザインされているのが特徴です。

そのため、販売されている花材は、それぞれのブランドの持つ世界観やテイストにしっかりマッチするように選ばれており、「買ったはいいけど、家の家具と合わない…」という失敗が非常に起こりにくいのが大きなメリットです。特に無印良品やニトリは、その「シンプルで万人受けするデザイン」が魅力ですよね。

無印良品の「シンプル・ナチュラル」なラインナップ

無印良品のドライフラワーは、「飾ることで生活に溶け込む」ことをコンセプトに作られている印象を受けます。無印良品らしい主張しすぎない色味と、シンプルでナチュラルな素材感が魅力です。

【無印良品ドライフラワーの特徴】

  • 色合い: ほとんどが自然のままの色や、優しく色付けされたくすみカラー。強い原色は少なく、木製家具や白壁に自然に馴染みます。
  • 種類: ラベンダー、ユーカリ、コットンフラワーなど、香りが楽しめるものや素朴な植物が中心。花束やスワッグとして完成された状態で販売されていることもあります。
  • 価格帯: 比較的手頃な価格帯で、雑貨感覚で購入できます。1,000円〜3,000円程度のものが多く、ギフトとしても選びやすい価格です。
  • 周辺アイテム: 花瓶やガラスベース、アロマディフューザーなど、一緒に飾るための関連雑貨も豊富なので、トータルでコーディネートしやすいです。

無印良品でドライフラワーを買うときは、一緒に無印良品の白磁のフラワーベースや、シンプルな木製のトレイを購入し、セットで飾ると失敗がありません。まさに「無印良品の世界観」をそのまま部屋に持ち込むことができるというわけです。ただし、商品の入れ替わりが早かったり、店舗によっては取り扱いがない場合もあるため、事前に公式サイトや店舗に確認(外部リンク)してから来店するのが確実です。

Q. 無印良品のドライフラワーはどんな部屋に合いますか?
A. 北欧風、和モダン、ナチュラルテイストの部屋にぴったりです。特に、壁紙や家具の色味が薄い部屋に飾ると、ドライフラワーの持つ素朴な質感が引き立ち、優しい空間を演出できます。

ニトリやIKEAなど大型家具店での見つけ方

ニトリやIKEA(イケア)などの大型家具店でも、ドライフラワーやフェイクグリーン(造花)は重要なインテリアの要素として扱われています。特にニトリは「お、ねだん以上。」のコンセプト通り、価格以上の見た目の良さを追求した商品が多いのが特徴です。

【ニトリ・IKEAのドライフラワーの傾向】

  • ニトリ:
    ドライフラワーというよりは、「フェイクフラワー(造花)」や「アーティフィシャルフラワー」に力を入れている印象が強いです。本物のドライフラワーも取り扱いはありますが、埃を気にせず長期的に飾りたい場合は、ニトリの高品質な造花も検討の価値ありです。
  • IKEA(イケア):
    シンプルながらも少しエッジの効いたデザインが多く、大ぶりの枝ものや、複数の花材が組み合わされたユニークなブーケが見つかります。価格も手頃で、北欧らしいモダンなインテリアにぴったりです。

大型家具店でドライフラワーを探す際のコツは、「雑貨・小物コーナー」や「フラワーベースの周辺」を重点的にチェックすることです。これらの店舗では、ドライフラワーが単体で陳列されているよりも、「こんな風に飾ると素敵ですよ」という提案型で、モデルルームの一部として展示されていることが多いからです。展示されているドライフラワーの飾り方や組み合わせを参考にできるのも、大型家具店ならではのメリットと言えます。

Q. 大型家具店のドライフラワーは耐久性が高いですか?
A. 本物のドライフラワーは、専門店のものであっても時間の経過とともに劣化は避けられません。しかし、ニトリなどで見られる高品質なフェイクグリーンは、日光による色褪せや虫食いの心配がなく、耐久性は非常に高いです。ドライフラワー特有の自然な風合いを重視するか、永続的な美しさを重視するかで選ぶと良いでしょう。

プロの品質!お花屋さん(実店舗・ネット)で買うメリット・デメリット

「どうせ買うなら、本当に素敵なものを飾りたい!」「大切な人へのギフトだから、最高品質を選びたい」という方にとって、やはり生花店やドライフラワー専門店は外せない選択肢です。プロが選定し、丁寧に加工したドライフラワーは、その色鮮やかさ、花の形の美しさ、そして長持ちする耐久性において、他の販売場所とは一線を画します。

ここでは、実店舗とネットの花屋、それぞれの強みと弱みを深掘りし、あなたのニーズに最適な購入方法を見つけるお手伝いをします。特に、ブライダルや記念日などの特別な用途で使う予定がある方は、ぜひこの章を参考にしてください。

実店舗の専門家からアドバイスを受ける価値

ドライフラワー専門店や、ドライフラワーの取り扱いが多いおしゃれな花屋さんの実店舗を訪れる最大のメリットは、「専門家からの直接的なアドバイス」を受けられる点です。これはネット通販や雑貨店では絶対に得られない、非常に価値のある体験です。

【実店舗購入のメリット】

  1. 実物を見て触って選べる: ドライフラワーは、写真と実物で色味や質感が大きく異なることがあります。実店舗なら、光の当たり方による色の変化まで確認できます。
  2. 花材の状態をチェックできる: 乾燥の度合いや花びらの欠け、虫食いの有無など、自分の目で厳しくチェックしてから購入できます。
  3. カスタマイズの相談が可能: 「この花とこの花を組み合わせてスワッグにしてほしい」「部屋の壁の色に合わせて色味を調整してほしい」など、プロの技術によるアレンジを依頼できます。
  4. お手入れ方法を直接聞ける: 花材に合わせた最適なお手入れ方法や、長持ちさせるための飾り方を、具体的に教えてもらえます。

特に、初めてドライフラワーを飾る方や、「どんな種類を選べばいいか分からない」という方には、実店舗での購入が強くおすすめです。店員さんは、あなたの部屋の雰囲気や予算、飾りたい場所を聞いた上で、最適な花材を提案してくれます。ただし、専門店は一般的な雑貨店よりも価格設定が高めであることと、都市部に集中している傾向があるため、自宅からアクセスしにくい場合があるのがデメリットです。

Q. お花屋さんで買うドライフラワーは、なぜ高いのですか?
A. 高品質な生花を選び、適切な温度と湿度で時間をかけて乾燥させるという、手間と技術がかかっているためです。特に、色を鮮やかに残すためのシリカゲルを使った乾燥法や、グリセリンを使った加工法などは、専門的な知識とコストが必要です。

ネット花屋(サブスク含む)を利用する際のチェックポイント

近年、ドライフラワーや生花を扱うネット花屋が非常に増え、全国どこに住んでいても豊富な選択肢の中から選べるようになりました。特に、定期的に新鮮な花材が届く「花のサブスクリプションサービス」を利用してドライフラワーを楽しむ方も増えています。

【ネット通販でのチェックポイント】

チェック項目 確認すべきこと なぜ重要か
商品の写真 自然光と室内光の両方で撮影されているか、アップ写真があるか。 色味の違いを防ぎ、花材のディテールを確認するため。
レビューと評価 「破損なく届いたか」「写真通りの色味だったか」というコメントが多いか。 梱包の丁寧さや品質の安定性を判断するため。
花材の原産地 日本産か、海外産か。特に気になる場合は記載があるか。 品質の基準や安全性を判断する一つの目安になるため。
送料と梱包方法 送料はいくらか、「宅配便」か「ポスト投函」か ドライフラワーは非常にデリケートなため、ポスト投函だと破損のリスクが高まるため。

ネット通販のメリットは、なんといっても「手に入りにくい珍しい花材」や「海外から直輸入されたユニークな花材」を自宅にいながら手に入れられることです。また、サブスクサービスの中には、届いた生花を自分でドライフラワーにするという楽しみ方を提案しているものもあります。

ただし、ネットでの購入は、花材が輸送中に破損するリスクがあるため、梱包が丁寧だと評判のショップ(外部リンク)を選ぶことが大切です。また、届いた商品に破損があった場合の「返品・交換ポリシー」を事前に確認しておくと安心ですよ。

Q. サブスクで届いた花をドライフラワーにするのは簡単ですか?
A. はい、非常に簡単です。特にバラやユーカリなどは、届いたらすぐに麻ひもで束ねて逆さに吊るす(ハンギング法)だけで、きれいにドライになります。新鮮なうちに行うのが成功の秘訣です。

専門店以外!意外な場所でドライフラワーを見つける穴場スポット

ドライフラワーは、必ずしも「お花」として売られているわけではありません。おしゃれな雑貨や、インテリアのアイテムとして、予想外の場所でひっそりと販売されていることが多いです。ここでは、誰もが知っている定番の場所以外で、素敵なドライフラワーを見つけることができる「穴場スポット」をご紹介します。

これらの場所をチェックすることで、他の人とはちょっと違う、個性的なドライフラワーを見つけることができるかもしれません。特に、トレンドを意識したデザインや、ユニークなアレンジメントを探している方には必見の情報です。

ホームセンターや園芸店での掘り出し物を見つける方法

ホームセンターや園芸店は、一見すると「ガーデニング用品」や「DIY用品」がメインのように思えますが、実はドライフラワーの隠れた名所であることが多いです。特に大型のホームセンターでは、生花や観葉植物のコーナーの一角に、ドライフラワーやポプリ、そしてリースやスワッグの材料が並べられています。

【ホームセンターの隠れたメリット】

  • 大ぶりな枝ものや葉ものが豊富: 庭木や観葉植物のコーナーに隣接しているため、ユーカリやパンパスグラスなどの大ぶりな枝ものが、他の店よりも安価に手に入ることがあります。
  • DIY資材とセットで買える: 自分でリースやスワッグを作りたい場合、必要な土台、ワイヤー、グルーガン、麻ひもなどが全て同じ場所で手に入ります。
  • プリザーブドフラワーも充実: ドライフラワーだけでなく、プリザーブドフラワーやハーバリウム用の液材など、加工品も充実している店舗が多いです。

ホームセンターでのおすすめは、「生花コーナーの端」「レジ前のワゴン」をチェックすることです。生花からドライにするためのスプレーやシリカゲルも手に入るため、「ドライフラワーを自作したい!」という方にとっては、最高のワンストップショップになりますよ。

Q. ホームセンターで買う時の注意点はありますか?
A. 埃をかぶっている商品がないか、よくチェックしてください。園芸用品の近くにあるため、土や肥料の匂いが移っている可能性もあります。必ず袋に入ったものか、清潔な状態で陳列されているものを選びましょう。

アパレル系雑貨店やフライングタイガーの「トレンド」商品

「ASOKO」「フライングタイガー コペンハーゲン」「AWESOME STORE」といったアパレル系や海外発のおしゃれなプチプラ雑貨店も、ドライフラワーの穴場です。これらのショップは、その時々のインテリアトレンドを敏感に取り入れているため、「今、おしゃれな人が飾っている花」が手に入りやすいのが特徴です。

【雑貨店のドライフラワーの魅力】

特徴 具体例
デザイン性が高い 海外のトレンドカラーを取り入れた、ビビッドな色味やユニークな花材が多い。
飾り方が提案されている 小さなガラス瓶や、ユニークな形のフラワーベースとセットで販売されていることが多い。
価格がお手頃 単体の花材ではなく、ミニブーケやスワッグとして、1,000円〜2,000円程度で手に入りやすい。

特にフライングタイガーなどでは、ドライフラワーだけでなく、ポプリやサシェといった「香りを楽しむ」ための商品も豊富です。アパレル系の雑貨店でドライフラワーを見つけたら、それはまさにその時期の「インスタ映え」するトレンドアイテムである可能性が高いです。「ちょっと部屋の雰囲気を変えたいな」というときに、気軽にチャレンジできるのが嬉しいですね。

Q. 雑貨店のドライフラワーは長持ちしますか?
A. 雑貨店の商品は、見た目の可愛らしさを重視している場合が多く、長持ちさせるための特別な加工はされていないことが多いです。日光や湿気を避けた場所に飾り、なるべく早く楽しむつもりで購入するのがおすすめです。

ハンドメイド派必見!手芸店(ユザワヤなど)のドライフラワー事情

ドライフラワーの需要が高まっているのは、単に「飾るため」だけではありません。近年、レジンアクセサリー、キャンドル、ハーバリウムなど、ハンドメイドの材料として、ドライフラワーが非常に人気を集めています。小さな花や葉を樹脂に閉じ込めることで、永続的な美しさを楽しむことができるからです。

この分野でドライフラワーを探すなら、手芸用品を専門に扱うお店、例えばユザワヤやトーカイなどが最高の場所になります。ここでは、単体の花材だけでなく、ハンドメイドに必要な道具や資材も同時に手に入ります。手芸店でのドライフラワーの探し方と、作品に最適な花材の選び方をご紹介します。

レジンやキャンドルに使う「小花」の探し方

レジンやキャンドルの制作で最も重宝されるのは、「押し花」や「小花」といった、比較的平らで小さな花材です。手芸店では、これらの花材が、色別に、またはミックスセットとして小分けにパックされて販売されています。

【小花・押し花の選び方】

花材の種類 主な用途 選び方のコツ
アジサイ(ミニ) レジンの背景、キャンドルの装飾 花びらが薄く透けているものを選ぶと、光が透過して美しく見えます。
かすみ草 空間を埋める、メインの花の引き立て役 色が変色していないか、小さな粒がポロポロ落ちないか確認。
レースフラワー ピアスやネックレス、繊細なデザイン 葉脈がはっきりしているものを選ぶと、立体感が出ます。

手芸店で小花を探すときは、「レジンコーナー」や「クラフト資材コーナー」をチェックしましょう。ここで販売されている花材は、既にカビ対策や色落ち対策が施されていることが多く、ハンドメイド用途に特化しているため、安心して購入できます。また、手芸店オリジナルの「季節の小花セット」なども定期的に販売されるため、時期によって違った雰囲気の作品が作れるのが楽しいですよ。

Q. レジンに入れると色落ちしませんか?
A. レジン液の特性上、濃い色の花材(赤、青など)は色落ちしやすい傾向があります。色が抜けても大丈夫なように、あえて淡い色の花を選ぶか、色落ち防止のための専用コーティング剤を塗布してからレジンに入れるのがおすすめです。

スワッグやリースに最適な「大ぶりな枝もの」の選び方

手芸店は小花だけでなく、スワッグ(壁飾り)やリース(輪飾り)といった大きなインテリア作品を作るための花材も豊富です。これらの作品の主役となる、大ぶりの枝ものやボリュームのある花材の選び方には、いくつかのポイントがあります。

【大ぶりな枝ものの選び方】

  • ユーカリ: スワッグのベースとして非常に人気です。葉の形が均一で、折れていないものを選びましょう。葉の香りが残っているものだと、さらにリラックス効果も期待できます。
  • パンパスグラス: ボリュームを出したいときに最適です。穂先がしっかりとしていて、フワフワ感が残っているものを選んでください。ただし、穂が落ちやすいため、持ち運びには注意が必要です。
  • コットンフラワー: 冬のリースやスワッグのアクセントにぴったりです。実がカチカチでしっかりしているものを選び、湿気で綿がヘタっていないか確認しましょう。

手芸店では、これら大ぶりの花材を「花束」としてではなく「花材」としてバラ売りしていることが多いため、必要な量だけ購入できるのも経済的です。また、スワッグやリースの制作に必要なワイヤーや麻ひも、リボンなどは、必ずまとめてチェックしておきましょう。

Q. スワッグを作る際、どのくらいの長さが必要ですか?
A. 一般的なスワッグは30cm〜50cm程度の長さで作られることが多いです。メインの枝ものを作りたい長さよりも少し長め(約10cm)に購入し、最後に長さを調整するのが失敗しないコツです。枝の先端が折れやすいので、長さに余裕を持たせましょう。

ネット通販(Amazon・楽天・メルカリ)で買う時の注意点とメリット

忙しくてお店に行く時間がない、または近所のお店では珍しい花材が見つからないという方にとって、ネット通販は最強の購入ルートです。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手モールから、メルカリやminneなどのCtoCマーケットまで、ドライフラワーの取り扱いは膨大です。

ネット通販のメリットは、なんといっても「品揃えの多さ」と「価格比較のしやすさ」ですが、その一方で、「実物を見られない」という大きなデメリットもあります。ここでは、ネット通販で失敗せず、納得のいくドライフラワーを手に入れるための具体的な注意点とメリットを解説していきます。

通販ならではの「送料」と「写真との色味の違い」問題

ネット通販を利用する際に、多くの人が直面するのが「送料問題」と「写真とのギャップ」です。特にドライフラワーはデリケートな商品のため、送料だけでなく、梱包の質にも気を配る必要があります。

【通販購入時の要注意ポイント】

  1. 送料が商品価格を上回ることも:
    小さな花材を少量だけ購入する場合、送料の方が高くなることがあります。複数の花材をまとめて購入したり、送料無料ラインを設定しているショップを狙うなど、送料を抑える工夫が必要です。
  2. 「写真写り」に騙されない:
    ドライフラワーは光の当たり方で色味が大きく変わります。特に濃い青や赤などは、写真よりも実物はくすんで見えることが多いです。「自然光で撮影」「無加工」などと記載された写真が多いショップを選ぶのがおすすめです。
  3. 花材のサイズを必ず確認:
    写真だけだと大きさが伝わりにくいので、「長さ〇cm」「直径〇cm」といった具体的なサイズ表記を必ず確認し、メジャーなどでイメージする癖をつけましょう。

また、Amazonや楽天市場では、海外からの輸入品も多く販売されています。価格は安いですが、届くまでに時間がかかったり、品質にばらつきがあったりする場合があるため、「発送元」や「納期」も重要なチェックポイントとなります。

Q. ドライフラワーはポスト投函で届いても大丈夫ですか?
A. できるだけ避けた方が良いです。ポスト投函は、輸送中に強く圧迫されたり、曲げられたりするリスクがあります。特に大ぶりの花材や、形を保ちたいリースなどは、手渡しの宅配便で送ってもらうことを強くおすすめします。

メルカリやminneで「一点物」を探す際のコツとリスク

Amazonや楽天が「大量生産品」が中心なのに対し、メルカリやminne、Creemaといったハンドメイドマーケットは、「一点物」や「手作りの温かみ」を求める方に最適な場所です。

【マーケット購入のメリット・デメリット】

メリット デメリット
作家の個性が光る一点物が見つかる。 品質の保証がなく、作家によって品質に差がある
カスタムオーダーに応じてくれる場合がある。 発送までに時間がかかることが多く、急ぎの注文には向かない。
市販されていない珍しい花材や組み合わせがある。 返品・交換のルールがショップごとに異なる。

メルカリなどで購入する場合のコツは、「評価の高い出品者」を選ぶことと、出品されている花材が「いつ頃ドライにされたものか」を質問してみることです。鮮度が良ければ、それだけ長く美しさを保てる可能性が高まります。また、梱包についても、過去の購入者のレビューを参考にすると、破損のリスクを予測できます。

Q. メルカリで売られているドライフラワーは安全ですか?
A. 基本的には安全ですが、個人間の取引であるため、虫食いやカビの対策が不十分な場合もあります。購入後、飾る前に軽く虫除けスプレーを吹きかけたり、風通しの良い場所で陰干ししたりするなど、自己責任での対策を心がけてください。

失敗しない!ドライフラワーの「長持ちする」選び方3つのポイント

せっかく購入したドライフラワーも、すぐに色褪せてしまったり、ポロポロと崩れてしまっては残念ですよね。ドライフラワーは、生花とは違い、購入した時点での「状態」が、その後の寿命を大きく左右します。つまり、選ぶ時点での見極めが非常に重要になるのです。

ここでは、長持ちするドライフラワーを見つけるための、プロも実践する3つのチェックポイントをご紹介します。これをマスターすれば、きっとあなたのお部屋を長く彩ってくれる素敵なドライフラワーに出会えるはずです。

新しいものを選ぶための「花の状態」チェックリスト

ドライフラワーは、乾燥させているとはいえ、時間の経過とともに劣化していきます。特に、紫外線や湿気によって、花びらの変色や、茎の脆化(もろくなること)が起こりやすくなります。新しいもの、つまり鮮度の良いドライフラワーを見分けるためのチェックリストを確認しましょう。

【購入前にチェックすべき状態】

  • 色味の鮮やかさ:
    くすみカラーは魅力ですが、不自然に色が濁っている、または購入したい色とは違う方向に変色している場合は、古いものの可能性があります。天然の色を保っているもの、または均一に着色されているものを選びましょう。
  • 花びらの弾力:
    カチカチに固まっているのではなく、触ると少しだけ弾力があるものが理想的です。乾燥させすぎると脆くなり、わずかな振動で破損しやすくなります。
  • カビの有無:
    特に湿気がこもりやすい茎や葉の付け根の部分に、白い粉のようなもの(カビ)がついていないか、入念にチェックしてください。
  • 独特の匂い:
    ドライフラワーは無臭、または生花だった時のわずかな香りが残っている程度が普通です。カビ臭や薬品臭がする場合は、製造過程や保管状態に問題があるかもしれません。

実店舗で購入する場合は、手に取って軽く触ったり、匂いを嗅いだりして、これらの状態をチェックできます。ネット通販の場合は、商品の「再入荷」の頻度や、レビューの日付などを参考に、新しいロットの商品(外部リンク)が販売されているかを確認しましょう。

Q. 少し変色しているくらいなら大丈夫ですか?
A. 薄いピンクや黄色など淡い色味のドライフラワーは、時間が経つとアンティークのような風合いに変化しますが、濃い緑や青が茶色っぽく変色している場合は、劣化が進んでいるサインです。目的の風合いに合わせて判断してください。

「色落ちしにくい」ドライフラワーの種類と加工方法

ドライフラワーの最大の悩みの一つが「色落ち」です。飾っているうちに、だんだんと色が抜けて、白っぽくなってしまうのは避けられません。しかし、最初から色落ちしにくい種類の花材を選んだり、特別な加工が施されているものを選んだりすることで、美しさを長く保つことができます。

【色落ちしにくいドライフラワー】

種類 特徴 加工方法(目安)
ユーカリ、ミモザ 葉や枝が主役で、色が濃いため退色が目立ちにくい ハンギング法(自然乾燥)
スターチス、帝王貝細工 元々水分が少ない花で、乾燥しても花びらがしっかりしている シリカゲル法、自然乾燥
プリザーブドフラワー ドライフラワーとは別物ですが、特殊な液体で色を固定しているため、色褪せに非常に強い 特殊液剤による着色・保存加工

特に、生花の色をそのまま残したい場合は、「シリカゲル法」で乾燥させたものがおすすめです。シリカゲルという乾燥剤に花を埋めて水分を抜くこの方法は、花の色と形を最も鮮明に残すことができます。専門店では、この方法で加工された高品質なドライフラワーが販売されていることが多いです。

Q. 色落ちを防ぐために、自分でできる対策はありますか?
A. はい、あります。一番効果的なのは、「直射日光を避けること」です。窓際ではなく、部屋の奥まった場所や、照明が当たらない場所に飾ってください。また、時々、UVカット効果のあるドライフラワー用スプレーを吹きかけるのも有効です。

人気の「スワッグ」や「リース」を自分で作るための材料の探し方

ドライフラワーの魅力は、ただ飾るだけでなく、自分の手でオリジナルの作品を作り上げられる点にもあります。特に、壁に飾るスワッグや、玄関を彩るリースは、ドライフラワーの持つナチュラルな魅力を最大限に引き出せる人気のアレンジメントです。

「自分で作ってみたいけど、何から揃えればいいの?」という疑問にお答えするため、ここではスワッグとリース、それぞれの制作に必要な材料の探し方と、作品をグレードアップさせるための素材の選び方を詳しく解説していきます。必要な材料さえわかれば、購入ルートも明確になりますよ。

スワッグ作りに欠かせない「土台」と「主役の花」の組み合わせ

スワッグは、花材を束ねて吊るすだけのシンプルな構造ですが、だからこそ花材の組み合わせのセンスが問われます。ベースとなる「土台」と、目を引く「主役の花」、そして全体のバランスを取る「脇役の花」を意識して選びましょう。

【スワッグの材料探しと組み合わせ例】

役割 おすすめの花材(購入場所) 組み合わせのコツ
土台(ベース) ユーカリ、モミ、シダなどの葉もの(ホームセンター、園芸店) 葉の形や色が違うものを3種類以上混ぜると、立体感が出ます。
主役(メイン) バラ、プロテア、パンパスグラス(専門店、ネット通販) ドライにしてもボリュームが残る花を選ぶと、豪華な印象になります。
脇役(フィラー) かすみ草、スターチス、麦など(100均、手芸店) メインの花の隙間を埋めるように配置し、全体のまとまりを出す。
結束材 麻ひも、ワイヤー(100均、手芸店) ワイヤーでしっかり固定した後、麻ひもやリボンで飾り付けをする。

スワッグ作りで最も重要なのは、「土台」となるユーカリやモミの葉です。これらはホームセンターの園芸コーナーで安価に手に入ることも多いので、まずはベースとなる素材から探すのがおすすめです。主役となる花材は、色や形が鮮明なものを専門店やネット通販で選びましょう。特にバラは、ドライにする過程で色が濃くなるため、生花のときよりも少し明るめの色を選ぶと良い結果が得られます。

Q. スワッグを束ねる際に、何かコツはありますか?
A. 「螺旋(らせん)状」に組むと、束ねた後も自然な広がりが出て、立体的な美しい形になります。太い枝から先に組み始め、細い花材を最後に加えていくと安定します。

リース制作で使える「グルーガン」と「ワイヤー」の準備

リース作りは、スワッグよりもさらに細やかな作業と接着技術が必要になります。土台となるリースベースに花材を一つ一つ貼り付けていくため、接着剤や固定用のワイヤーが欠かせません。これらのツールは、主に手芸店やホームセンターで手に入れることができます。

【リース制作に必要な道具と材料】

  • リースベース(土台):
    天然素材の「つる」や、発泡スチロール、木材などがあります。手芸店や100均で購入できますが、本格的なものはホームセンターの園芸コーナーでも見つかります。
  • グルーガン(接着剤):
    ドライフラワーを土台に固定するのに最も適しています。熱で溶けた樹脂で接着するため、乾燥時間が必要なく、しっかりと固定できます。ホームセンターや手芸店で、本体とスティックをセットで購入しましょう。
  • フローラルワイヤー:
    グルーガンだけでは固定が難しい重い実や太い枝を固定するために使います。色付き(緑や茶色)のワイヤーを選べば、目立ちにくいです。

リース作りでは、まず土台全体を葉もの(例えばユーカリやモミ)で覆い、その上にメインの花材をバランス良く配置していくのがセオリーです。グルーガンは非常に熱くなるので、作業の際は火傷に十分注意し、軍手や指サック(外部リンク)などを使用することをおすすめします。

Q. リース作りで花材の隙間を埋めるにはどうすればいいですか?
A. 苔(モス)や小さなかすみ草、または小さな松ぼっくりなどの実ものを使うと、自然な雰囲気で隙間を埋めることができます。これらも手芸店やホームセンターのクラフトコーナーで手に入ります。

ドライフラワーを長く楽しむための簡単な飾り方とお手入れ方法

お気に入りのドライフラワーを手に入れたら、次に考えるのは「どうやって飾るか」そして「どうやって長く美しさを保つか」ですよね。ドライフラワーは、生花と違って水やりの手間がないのが魅力ですが、飾る場所やお掃除の方法を少し工夫するだけで、寿命が格段に変わってきます。

この章では、ドライフラワーを長期間にわたって楽しむための、簡単だけど効果絶大な飾り方のコツと、日々のメンテナンス方法を、モモストアが詳しくお教えします。「すぐに色褪せてしまった」「カビが生えてしまった」という失敗談は、これで解決です!

飾る場所を選ぶ際の「日光」と「湿度」の重要性

ドライフラワーを飾る場所を選ぶ際、最も注意すべきは「日光(紫外線)」「湿度」の二つです。これらはドライフラワーの劣化を早める最大の敵と言っても過言ではありません。この二つの要素から花材を守ることが、長持ちさせるための最初のステップとなります。

【ドライフラワーの天敵を避ける方法】

  • 直射日光は絶対にNG:
    紫外線は、ドライフラワーの色素を分解し、色褪せを劇的に早めます。窓際や、日光が強く当たる壁面は避け、部屋の中でも比較的日陰になる場所(例えば、壁に沿った棚の上など)を選んでください。
  • 湿度が高い場所もNG:
    ドライフラワーは完全に乾燥していますが、湿気を吸うとカビが生えたり、花びらがベタついたりする原因になります。特に、お風呂場やキッチン、洗面所といった水回りの近くは避けるべきです。
  • エアコンの風が当たらない場所に:
    エアコンや扇風機の強い風が直接当たると、花材が揺れて摩擦が生じ、花びらや葉がポロポロと落ちてしまいます。穏やかな空気の流れがある場所が最適です。

ベストな場所は、「直射日光が当たらず、風通しの良い、湿度が低い場所」です。リビングや寝室の壁、玄関のニッチ(飾り棚)などが適しています。また、もし湿度の高い場所にどうしても飾りたい場合は、ガラスドームや額縁に入れて「密閉」することで、湿気から守るという手もあります。

Q. ガラスケースに入れて飾るのは効果的ですか?
A. はい、非常に効果的です。湿気や埃から花材を完全に守ることができるため、長持ちします。ただし、密閉容器内の空気が熱くなると花材が傷むことがあるため、直射日光が当たらないように注意してください。

埃や虫対策!日々の簡単なお手入れのコツ

ドライフラワーは生花と違い水やりは不要ですが、その代わりに「埃」がつきやすいという問題があります。埃がたまると見た目が悪くなるだけでなく、湿気と結びついてカビの原因にもなりかねません。日々の簡単なお手入れで、この問題をクリアできます。

【簡単お手入れチェックリスト】

お手入れ項目 頻度 具体的な方法
埃の除去 月1回程度 やわらかい筆や化粧用のブラシで軽く払うか、カメラ用のブロワーで空気を吹きかける。
換気 毎日 部屋の窓を開け、新鮮な空気を入れ替える。
虫対策 半年に1回 防虫剤(ドライフラワー用)を飾っている場所の近くに置くか、無臭の防虫スプレーを軽く吹きかける。
状態チェック 週1回 茎や葉の付け根にカビや変色がないか、破損がないか確認する。

埃を取る際に、掃除機を使ったり、強く叩いたりするのは絶対にやめましょう。花材が壊れたり、花びらが取れたりする原因になります。あくまで優しく、丁寧に行うのがコツです。また、虫はドライフラワーの素材自体を食べることは少ないですが、埃やカビを好むため、定期的な埃の除去が最も効果的な虫対策になります。

Q. ドライフラワーを水洗いしても大丈夫ですか?
A. いいえ、水洗いは絶対に避けてください。水に濡れると、吸水してしまい、乾燥が不十分だと一気にカビが生えたり、形が崩れたりします。埃は、必ず乾いた状態で取り除くようにしましょう。

【価格帯別】ドライフラワーの相場と予算の目安

ドライフラワーを探す際、「自分の予算内でどれくらいのものが買えるのか」を知っておくことは非常に大切です。ドライフラワーの価格は、「花材の種類」「加工の難易度」「販売ルート」によって大きく変動します。特に、珍しい花材や、高度な技術で鮮やかな色を保ったものは、当然ながら高価になります。

ここでは、代表的な価格帯でどのようなドライフラワーが手に入るのか、具体的な相場と予算の目安を解説します。これを参考に、あなたの目的と財布に合ったドライフラワーを見つけてくださいね。

1,000円以下で楽しむための「コスパ最強」アイテム

「まずは試しに一つだけ飾ってみたい」「ハンドメイドのパーツとして大量に使いたい」という方には、1,000円以下のプチプラアイテムがおすすめです。この価格帯のドライフラワーは、主に100円ショップや雑貨店、そしてネット通販のセール品などで見つけることができます。

【1,000円以下のドライフラワーの特徴】

  • 単体、または小分けパック:
    一つの花材が数本入ったものや、レジン用の小花がミックスされたパックが中心です。
  • 定番の花材が中心:
    ラベンダー、かすみ草、麦の穂など、加工が比較的簡単な定番の花材が多いです。
  • ネット通販での選び方:
    Amazonや楽天市場で「メール便対応」「送料無料」の小袋商品を選ぶと、非常にお得に購入できます。ただし、品質にばらつきがあるため、レビューをしっかりチェックしましょう。

この価格帯のドライフラワーは、「消耗品」として割り切って使うのが賢明です。例えば、季節ごとに色を変えて飾ったり、古くなったらすぐに交換したりすることで、常に新鮮な気持ちで楽しむことができます。また、小さな瓶に詰めていくつも並べる「コレクション」として楽しむのもおすすめです。

Q. 100均以外のコスパの良いドライフラワーはありますか?
A. ホームセンターの切り花コーナーで、ドライフラワーになりやすい花(ミモザ、ユーカリなど)を安く購入し、自分で乾燥させるのが最強のコスパです。生花からドライにする手間はかかりますが、新鮮な状態で仕入れられるため、仕上がりも美しくなります。

5,000円以上の「プロ仕様」高級ドライフラワーの魅力

一方、5,000円以上の価格帯になってくると、それはもう「インテリアの主役」として、または「一生モノのギフト」として選ばれる、プロ仕様の高級ドライフラワーになります。この価格帯は、主に専門店や著名なネット花屋で取り扱われています。

【高級ドライフラワーの魅力】

特徴 具体的な商品例 購入に適したシーン
圧倒的なボリュームとデザイン プロのフローリストがデザインした特大スワッグやリース。 リビングの壁飾り、新築祝い、店舗のディスプレイ。
珍しい花材と高度な加工 天然色を完璧に残したバラや、海外からの希少な輸入花材 ブライダルブーケ、記念日のギフト、特別な日の装飾。
高級な花器とのセット販売 作家物の陶器や、真鍮(しんちゅう)のフラワーベースとセットになった商品。 上司や目上の方への贈り物、格調高い空間の演出。

高級ドライフラワーの魅力は、その「存在感」と「芸術性」にあります。単なる飾りではなく、一つのアート作品として空間を格上げしてくれる力があります。また、高級品であればあるほど、花材の仕入れから乾燥、梱包に至るまで、品質管理が徹底されているため、安心して長く楽しむことができます。

Q. 高額なドライフラワーはどれくらい長持ちしますか?
A. 飾る環境によりますが、適切な場所(直射日光・湿気なし)に飾れば、数年間は美しい色と形を保つことができます。特に、プリザーブドフラワーに近い特殊加工が施されたものは、半永久的に楽しめると言われています。

ドライフラワーが手に入らない時の「代用品」と「自作」のコツ

「どうしても欲しい花材がどこにも売っていない」「引っ越し先でドライフラワーが買えるお店が見つからない」という状況は、意外と起こるものです。そんな時は、諦める必要はありません。ドライフラワーの持つ風合いに近い「代用品」を探すか、いっそのこと「自分で作ってしまう」という方法があります。

この章では、ドライフラワー特有のナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出できる、他の植物やアイテムをご紹介するとともに、初心者でも簡単にできるドライフラワーの自作方法を解説します。購入ルートに縛られず、自由にドライフラワーのある生活を楽しみましょう。

諦める前に!プリザーブドフラワーやフェイクフラワーとの比較

ドライフラワーが手に入らない時の最も有力な代用品は、「プリザーブドフラワー」「フェイクフラワー(アーティフィシャルフラワー)」です。これらはドライフラワーとは似て非なるものですが、それぞれのメリットを理解すれば、ドライフラワーの代わりとして十分に活躍してくれます。

【ドライフラワー vs. 代用品 比較表】

ドライフラワー プリザーブドフラワー フェイクフラワー
特徴 本物の花を乾燥。色褪せや形崩れがある。 特殊液で色と形を固定。生花に近い質感と色。 造花。素材はポリエステルなどで耐久性が高い
メリット ナチュラルな風合い、価格が手頃。 長持ち、水やり不要、色が鮮やか。 メンテナンスフリー、水回りにも飾れる。
デメリット 湿気・日光に弱い、脆い。 水厳禁、価格が高い、色移りすることがある。 人工的な見た目や手触り。

もしあなたが「色褪せない鮮やかな色」を重視するなら、プリザーブドフラワーが最適です。一方、「水回りや屋外など、過酷な環境に飾りたい」場合は、フェイクフラワー一択です。フェイクフラワーの品質も年々向上しており、最近では触っても本物と見分けがつかないほど精巧なものもたくさんあります。

Q. プリザーブドフラワーとドライフラワーを一緒に飾れますか?
A. はい、一緒に飾れます。プリザーブドフラワーの鮮やかな色合いと、ドライフラワーの落ち着いた質感は、お互いを引き立て合うため、プロのフローリストもよく組み合わせます。ただし、どちらも湿気には弱いので、飾る場所には注意してください。

初めてでも失敗しない!「ハンギング法」でドライフラワーを自作する方法

「買えないなら、自分で作ろう!」と考えるのも、ドライフラワーを楽しむ醍醐味の一つです。ドライフラワーの自作は、特別な道具や材料がなくてもできる、最も簡単な「ハンギング法(吊るす方法)」から始めるのがおすすめです。この方法なら、初めての方でもほとんど失敗なく、きれいなドライフラワーを作ることができます。

【ハンギング法のステップ】

  1. 新鮮な花を選ぶ:
    ドライフラワーにするなら、花が開ききっていない、新鮮な状態の生花を選びましょう。古い花は、乾燥させる途中で花びらが落ちやすくなります。
  2. 葉を整理し、束ねる:
    茎についている葉は、カビの原因になるため、下半分以上をきれいに取り除きます。麻ひもや輪ゴムで茎の根元をきつめに束ねます。(乾燥すると茎が細くなるため、輪ゴムがおすすめです)
  3. 吊るす(ハンギング):
    風通しの良い、直射日光の当たらない場所に、花を下向きにして吊るします
  4. 乾燥を待つ:
    花の種類にもよりますが、2週間〜1ヶ月程度で完全に乾燥します。花びらがカサカサになり、重さを感じなくなったら完成です。

この方法で特に成功しやすいのは、ユーカリ、ミモザ、カスミソウ、ラベンダー、バラなどです。特にユーカリは、葉が分厚く水分が少ないため、非常にきれいにドライになります。乾燥させる場所が、お家のインテリアの一部になるのも、この方法の素敵なところです。

Q. 自作する際、早く乾かす方法はありますか?
A. 乾燥剤(シリカゲル)を使って乾燥させる方法が最も早く、色もきれいに残せます。密封容器にシリカゲルと花を入れ、数日〜1週間で完成します。手芸店やホームセンターで購入できます。

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