洗濯のりはどこで売ってる?100均からドラッグストアまで徹底調査!

洗濯のりはどこで売ってる?100均からドラッグストアまで徹底調査!

急に「洗濯のりが必要になった!」と思っても、いざ探し始めると
「あれ?どこに売ってるんだろう?」と迷ってしまうこと、ありますよね。

昔はよく見かけたのに、最近は種類も増えて、どこに置かれているのか分かりにくい…という声をよく聞きます。
特に初めて購入する方や、スライムなどの工作に使いたい方は、どの売り場にあるのか迷ってしまいますよね。

この記事では、筆者モモストアが、ドラッグストア、100均、ホームセンター、ネット通販など、
ありとあらゆる場所での洗濯のりの取り扱い状況を徹底的に調査し、
「ここに行けば間違いない!」という確実な購入場所と、選び方のコツまでを分かりやすくお伝えしますね!

・洗濯のりを探すならココ!購入できる主要な店舗リスト
・ドラッグストアで洗濯のりは買える?品揃えと探し方のコツ
・100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)の洗濯のり事情
・ホームセンター(カインズ・コーナンなど)は洗濯のりの種類が豊富?
・意外な穴場!スーパーやディスカウントストア(ドンキなど)の在庫は?
  1. 洗濯のりを探すならココ!購入できる主要な店舗リスト
    1. 結論!確実に手に入るのはここだ
    2. 販売店舗が絞られる理由
  2. ドラッグストアで洗濯のりは買える?品揃えと探し方のコツ
    1. マツキヨ、ウエルシア、スギ薬局での取り扱い状況
    2. ドラッグストアにあるのは主にスプレータイプ?その理由とは
  3. 100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)の洗濯のり事情
    1. ダイソーのPVA洗濯のりはコスパ最強
    2. 100均の洗濯のりは「工作用」に注意
  4. ホームセンター(カインズ・コーナンなど)は洗濯のりの種類が豊富?
    1. 液体糊や大容量サイズを見つけるならホームセンター
    2. 障子糊コーナーもチェック!意外な場所に売っている可能性
  5. 意外な穴場!スーパーやディスカウントストア(ドンキなど)の在庫は?
    1. イオン・イトーヨーカドーなどのスーパーの状況
    2. ドンキホーテは不定期!見つけたらラッキー
  6. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリット
    1. 種類が豊富で比較しやすい
    2. 「業務用」や「海外製」を見つけるならネット
  7. 【用途別】液体・スプレー・粉末!洗濯のりの3つのタイプと選び方
    1. 液体タイプ:洗濯機でまとめてパリッと
    2. スプレータイプ:部分的な仕上げに時短効果
    3. 粉末タイプ:上級者向け!濃度調整で仕上がり自由
  8. 洗濯のりの主な成分(PVA・天然のり)の違いと仕上がりの特徴
    1. PVA(合成のり)の特徴とメリット・デメリット
    2. 天然のり(でんぷん)の特徴とメリット・デメリット
  9. アイロン時に大活躍!スプレーのりの便利な使い方と自作裏ワザ
    1. スプレーのりを上手に使う3つのコツ
    2. 焦げ付き防止とアイロン温度の関係
  10. 洗濯のりの意外な活用法!スライム作りや手芸・工作への応用
    1. スライム作りに最適なのはどののり?
    2. 手芸やクラフトの「ハリ」出しにも便利
  11. 「買い忘れた!」時の救世主!洗濯のりの代用品とおうちでの作り方
    1. 家庭でできるでんぷん糊の作り方(片栗粉・小麦粉)
    2. お米の研ぎ汁やご飯でも代用できるって本当?
  12. モモストアがおすすめする!人気メーカーの洗濯のり商品紹介
    1. 花王「キーピング」シリーズ
    2. カネヨ石鹸「カネヨノール」
    3. 海外ブランドのライトスターチ
  13. まとめ:洗濯のりを確実に手に入れるためのベストな方法

洗濯のりを探すならココ!購入できる主要な店舗リスト

momo-store.jp

「洗濯のり」と一口に言っても、その用途や種類はさまざまですよね。ワイシャツをパリッとさせるための液体タイプ、アイロンがけを時短するためのスプレータイプ、そして意外な用途であるスライム作りや手芸用など、用途によって求められる製品が異なります。

そのため、洗濯のりが売っている場所は、単なる「洗剤コーナー」だけではないという点が、探しにくさの原因になっているんです。私、モモストアが調べた結果、洗濯のりの取り扱いがある主要な店舗を、商品の確実性の高い順にまとめたのが次のリストです。

店舗タイプ 取り扱い確実性 主な製品の種類 見つけやすいコーナー
ホームセンター ★★★★★(最も確実) 液体、粉末、スプレー、大容量、業務用 洗濯用品、アイロン用品、手芸用品、掃除用品
ネット通販 ★★★★★(種類が豊富) 全種類(海外製、業務用、まとめ買い)
ドラッグストア ★★★★☆(アイロン用多め) スプレータイプ、液体タイプ(小容量) 洗剤・柔軟剤コーナー、アイロン用品コーナー
100円ショップ ★★★☆☆(在庫に注意) 液体タイプ(小容量)、工作用 手芸用品、清掃用品
スーパー・ディスカウント ★★☆☆☆(店舗による) 液体タイプ(少量)、スプレータイプ 生活用品売り場、洗剤コーナー

このように、どこでも売っているわけではないことが分かりますよね。特に「洗濯機に投入する液体タイプ」や「粉末タイプ」といった本格的なのりを探している場合は、ホームセンターかネット通販が最も確実で、種類も豊富です。

一方で、「アイロンがけの時にサッと使いたい」というスプレータイプであれば、多くのドラッグストアで簡単に見つけることができます。お急ぎの場合は、まずは自宅から一番近い、取り扱い確実性の高い店舗からチェックしてみるのがおすすめですよ。

結論!確実に手に入るのはここだ

前述の表からもわかる通り、最も確実性が高いのは、やはりホームセンターです。なぜなら、ホームセンターは生活用品から日曜大工、手芸用品まで、幅広いカテゴリの商品を取り扱っているため、洗濯のりが「洗濯用品」「アイロン用品」「手芸・クラフト用品」など、複数のコーナーに分散して陳列されていることが多いからです。種類も豊富で、大容量の業務用サイズから、カネヨ石鹸の「カネヨノール」のような定番の液体タイプ、さらには粉末の洗濯糊まで、あらゆるニーズに対応できる品揃えが期待できます。

しかし、近くにホームセンターがない、または今すぐ欲しいという場合もありますよね。その次に確実なのが、大手ネット通販サイトです。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなら、在庫の心配をする必要がなく、様々なメーカーやブランド(花王のキーピング、シルバー化成工業所のPVA糊など)の製品を比較しながら選ぶことができます。しかも、自宅にいながらにして注文でき、即日配送に対応している場合も多いので、忙しい現代人にとっては最強の購入先と言えるでしょう。

店舗で購入する際は、まずは洗剤や柔軟剤が並んでいる棚をチェックし、見つからなければアイロン台やアイロン関連商品が置いてあるコーナーを探すのが鉄則です。店員さんに「洗濯糊はありますか?」と尋ねるのが、一番の時短になりますので、遠慮せずに声をかけてみましょう。

販売店舗が絞られる理由

「昔はどこのスーパーでも売っていたのに、今は見かけなくなった」と感じる方も多いかもしれません。これにはいくつかの理由があります。

最大の理由は、「洗濯のりを使う習慣」が変化したことです。現代の衣類はポリエステルなどの合成繊維が多くなり、形状記憶シャツなども増えたため、自宅で「のり付け」をする必要性が昔ほど高くなくなりました。結果として、メーカーの生産量や店舗の仕入れが減少し、棚のスペースをより売れ筋の柔軟剤や洗剤に譲る形になっているのです。

また、洗濯のりの用途が多様化し、「アイロンがけ」以外にも「スライム作り」や「手芸」など、特定の目的で使う人が増えたことも影響しています。このため、ドラッグストアではアイロン用のスプレータイプのみ、100円ショップでは工作用の小容量液体タイプのみ、というように、店舗の客層や目的に合わせて製品の種類が絞られてしまっているんですね。私たち消費者のニーズの変化が、販売場所の「偏り」を生んでいる、と言えるでしょう。

ドラッグストアで洗濯のりは買える?品揃えと探し方のコツ

日常生活で最も利用頻度が高い店舗の一つであるドラッグストア。「薬」のイメージが強いかもしれませんが、洗剤や柔軟剤、日用品も豊富に取り扱っていますよね。「洗濯のりも、きっとあるはず!」と期待して足を運ぶ方も多いでしょう。結論から言うと、多くのドラッグストアで洗濯のりは購入可能です。しかし、その「種類」と「売り場」には、いくつか知っておくべきポイントがあります。

まず、ドラッグストアで最も見つけやすいのは、花王の「キーピング」シリーズに代表されるスプレータイプののり剤です。これはアイロンがけの際に使用する目的が主であり、ワイシャツの襟や袖口など、部分的にパリッとさせたいときに非常に便利です。棚の場所としては、アイロン用品(アイロン台やアイロンカバーなど)が集められたコーナー、または柔軟剤や洗剤の棚の、やや端の方に陳列されていることが多いです。

もし、あなたが洗濯機に投入する「液体洗濯糊」を探しているのであれば、少し難易度が上がります。大手チェーン店でも、店舗の規模や地域性によって、液体糊の取り扱いがない、あるいは1種類程度しか置いていない、というケースも少なくありません。特に都市部の小型店舗では、スプレータイプのみの販売となっている傾向が強いです。確実に液体糊を探したい場合は、事前に電話で問い合わせるか、公式サイトの店舗検索から在庫を確認してみるのが賢明でしょう。例えば、マツモトキヨシやウエルシア、スギ薬局などの大手チェーン店の公式サイトで、取り扱い製品をチェックしてみるのも良い方法です。

マツモトキヨシの店舗検索はこちら

マツキヨ、ウエルシア、スギ薬局での取り扱い状況

大手ドラッグストアチェーンごとの一般的な傾向を見てみましょう。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、各店舗の仕入れ状況によって大きく異なることを覚えておいてくださいね。

  • マツモトキヨシ(マツキヨ):衣類ケア用品が充実しているため、スプレータイプの「キーピング」などはほぼ確実に見つかります。液体タイプについては、地域や店舗サイズによって異なりますが、カネヨ石鹸の「カネヨノール」のような定番品を置いている場合があります。洗濯洗剤のコーナーからアイロン用品のコーナーにかけて、隅々までチェックしてみてください。
  • ウエルシア:日用品の品揃えに力を入れている店舗が多いので、比較的液体糊の取り扱いがある可能性が高いです。特に郊外の大型店舗では、複数のメーカーの液体糊や、詰め替え用なども見つかることがあります。ウエルシアでは、洗剤や柔軟剤の棚の下の方、または一番上の棚など、目線より低い・高い位置に置かれている「隠れ在庫」があることも多いので、よく探すのがポイントです。
  • スギ薬局:スギ薬局も、アイロン用のスプレータイプは比較的安定して取り扱っています。液体糊については、店舗の在庫回転率が低いと判断されると置かれない傾向があります。もし見つからなかった場合は、店員さんに「液体タイプの洗濯糊はありますか?」と具体的に尋ねてみるのが最も早いです。スギ薬局では、日用品の陳列が非常に整理されているため、見当たらない場合は「置いていない」可能性が高いと判断できます。

どのドラッグストアでも共通しているのは、「洗濯のり」は洗剤や柔軟剤に比べて販売数が少ないため、棚の目立たない場所に追いやられがちだということです。根気強く探すか、店員さんに聞くのが最善策となります。

ドラッグストアにあるのは主にスプレータイプ?その理由とは

先述の通り、ドラッグストアで見かける洗濯のりは、圧倒的にスプレータイプが多いです。これには明確な理由が2つあります。

  1. 需要の集中:現代において「のり付け」をするのは、主にビジネスシーンで使用するワイシャツの「襟」や「袖」など、部分的なハリ感を出したい場合がほとんどです。スプレータイプは、洗濯後にアイロンがけの直前にサッと使える手軽さがあり、この「部分的なハリ出し」のニーズに完璧に応えています。
  2. 陳列スペースの効率:ドラッグストアは限られた棚スペースの中で、高い回転率の商品を優先して置く必要があります。洗濯機に投入する液体糊は、使用頻度が低く、ボトルも大きいため、陳列効率が悪くなってしまいます。一方、スプレータイプは小型で場所を取らず、かつ一定の需要があるため、ドラッグストアにとっては取り扱いやすい商品なのです。

つまり、ドラッグストアは「手軽にアイロンがけを時短・効率化したい」という顧客のニーズに特化して、スプレータイプの洗濯のりをメインに扱っていると理解しておけば間違いありません。大量の衣類をまとめてのり付けしたい、という本格的なニーズの場合は、やはりホームセンターやネット通販を検討するのがベストです。

100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)の洗濯のり事情

「とりあえず試してみたい」「スライムの材料にちょっとだけ欲しい」という時に、真っ先に思い浮かぶのが100円ショップですよね。コスパ最強の100円ショップですが、洗濯のりは売っているのでしょうか?

結論として、ダイソー・セリア・キャンドゥの主要3店舗すべてで、洗濯のりの取り扱いがあります。ただし、その内容や売り場には大きな違いがありますので、目的に応じて店舗を選びましょう。

店舗名 取り扱い状況 主な用途 売り場 注意点
ダイソー 非常に高い 洗濯用、スライム・工作用 手芸・クラフト用品、掃除用品 大容量(750ml)のPVA糊がある
セリア あるが、小容量が多い 手芸・クラフト用が中心 手芸用品コーナー 液体タイプで容量が少なめ
キャンドゥ あるが、店舗による アイロン用、工作用 アイロン用品、手芸用品 スプレータイプを見かけることも

特に注目したいのは、ダイソーの洗濯のりです。ダイソーでは、衣類用の「PVA合成洗濯のり」が750mlという大容量で110円(税込)で販売されていることが多く、これはホームセンターなどで売られている同容量の製品と比べても、驚くほどのコスパの良さです。そのため、「スライム作りの材料」としてまとめ買いする方も非常に多いんですよ。ただし、人気商品ゆえに、店舗によっては品切れになっている可能性もありますので、ダイソーの公式通販サイトで商品情報をチェックしてから向かうのがおすすめです。

セリアやキャンドゥでも見つかりますが、こちらは手芸やクラフトのコーナーに小容量のものが置かれていることが多く、洗濯機でのり付けをするような本格的な用途には向かない場合もあります。あくまで「お試し用」や「部分使い」と考えた方が良いでしょう。

ダイソーのPVA洗濯のりはコスパ最強

なぜダイソーの洗濯のりがこれほどまでに人気で、「コスパ最強」と言われるのでしょうか?その秘密は、その成分と容量にあります。

ダイソーで販売されている主な洗濯のりは「PVA(ポリビニルアルコール)」を成分とする合成のりです。PVAは水に溶けやすく、均一にのり付けしやすいため、洗濯糊として非常に優秀です。さらに、このPVAはスライム作りにおける主要な材料でもあります。つまり、ダイソーの洗濯のりは、「衣類をパリッとさせる」用途だけでなく、「子どもと一緒にスライム作りを楽しむ」という用途にも使える、一石二鳥の製品なのです。

また、先述の通り、750mlというサイズ感は、一般的な市販の液体糊とほぼ同等か、それ以上の容量です。他の店舗で200円~300円台で販売されている製品と、成分・容量が近しいものが110円で手に入るのですから、「節約したい」方や「大量に消費する」方にとっては、ダイソー一択となるわけです。

ただし、ダイソーの製品はパッケージに「スライム作りにも!」といった表記があることが多いですが、あくまで主用途は衣類用です。工作に使用する際は、子どもが口に入れたりしないよう、十分な注意が必要です。また、アイロンがけに使用する場合も、適量を守って使用し、ムラにならないように気をつけましょう。

100均の洗濯のりは「工作用」に注意

100円ショップ、特にセリアやキャンドゥでは、「洗濯のり」という名前ではなく、「手芸用糊」や「クラフト用液体糊」として販売されている製品もあります。これらの中には、主成分がPVAではないものや、衣類用としては適さない添加物が含まれている可能性もあります。

もし、あなたがワイシャツなどの衣類に使いたい場合は、必ずパッケージの品名が「洗濯のり」または「衣類用」と記載されていることを確認してください。手芸用と衣類用を間違えてしまうと、以下のような問題が起こる可能性があります。

【工作用・手芸用糊を衣類に使った場合のリスク】

  • 衣類に白い粉やムラが残ってしまう
  • 洗濯で完全に糊が落ちない場合がある
  • アイロンの熱で変色したり、焦げ付いたりする恐れがある
  • 衣類の風合いが硬くなりすぎる、または逆にハリが出ない

特に、デリケートな素材や色柄物に使う場合は、必ず衣類専用の洗濯糊を選ぶようにしましょう。100均の製品は「安くて便利」ですが、「何に使うか」という目的意識を持って選ぶことが、失敗しないための大切なポイントになります。売り場で迷ったら、店員さんに「これは衣類に使えますか?」と尋ねてみるのが最も確実です。

ホームセンター(カインズ・コーナンなど)は洗濯のりの種類が豊富?

本格的に洗濯のりを探すなら、やはりホームセンターは外せませんよね。カインズ、コーナン、DCM、コメリなどの大手ホームセンターは、日用品から専門的な資材まで、幅広い品揃えが魅力です。洗濯のりについても、最も種類が豊富で、確実に手に入る場所と言って間違いありません。

ホームセンターがなぜ「洗濯のり天国」なのかというと、その販売チャネルの幅広さに秘密があります。ホームセンターは、個人客だけでなく、プロの業者や農家、さらには学校の先生など、多様な顧客層をターゲットにしています。

【ホームセンターで見つかる洗濯のりの特徴】

  1. 大容量・業務用サイズ: 洗濯機で大量にのり付けする人、または学校や施設で工作に使う人向けの、数リットル入りの大型ボトルや、コスパの良い詰め替え用サイズが充実しています。
  2. 粉末タイプ: 液体糊よりもさらにコスパが良く、濃度を自分で細かく調整できる粉末タイプ(ケイコー糊など)は、ホームセンターでしか見かけないことも多いです。染色や型染め、本格的な糊付けをする上級者に人気です。
  3. 天然のり: 合成のり(PVA)だけでなく、天然のでんぷんを主成分とする昔ながらの洗濯糊(大力のりなど)も、手芸や和裁、環境に配慮したい人向けに置いてあることがあります。
  4. 多目的利用の製品: 「障子糊」など、洗濯のりと同じでんぷんを主成分とする製品が、別コーナー(内装用品)に置かれていることもあり、実質的な品揃えが非常に幅広いのです。

これらの製品は、一般的なドラッグストアやスーパーではスペースの都合上、ほとんど取り扱われません。そのため、「特定のメーカーの製品を探している」「大容量のものが欲しい」「粉末や天然のりを試したい」という具体的なニーズがある方は、迷わずホームセンターに足を運ぶべきでしょう。

液体糊や大容量サイズを見つけるならホームセンター

特に液体糊で「洗濯機に投入して全体をのり付けしたい」という場合、ホームセンターは圧倒的に有利です。

なぜなら、ドラッグストアではほとんど見かけない「洗濯機用キーピング」のような洗濯機投入型の糊剤や、大容量の「カネヨノール」などが、洗濯洗剤コーナーの隅っこではなく、比較的目立つ位置に並んでいることが多いからです。洗濯機用の糊は、すすぎの際に入れるだけで衣類全体に均一に糊が行き渡るため、大量のワイシャツやシーツなどをまとめて処理したい家庭にとっては、必須アイテムですよね。

また、ホームセンターには必ず「業務用」のコーナーがあり、そこで通常の小売店では見かけない、プロ仕様の仕上げ剤や特大サイズの洗濯糊が販売されていることがあります。これらの業務用製品は、非常にコストパフォーマンスが高く、頻繁に糊を使う方にとっては大変魅力的です。ただし、濃度が高かったり、使い方が特殊だったりする場合もありますので、購入前にパッケージの裏面をよく読んで、使用方法をしっかり確認するようにしてください。

棚の場所としては、アイロン台やアイロン、洗濯かごなどが置いてある「ランドリー用品」コーナーに集中的に陳列されています。もし見つからなかった場合は、清掃用品や洗剤の棚、あるいは手芸用品の棚も同時にチェックしてみましょう。一つのコーナーにまとまっていない場合もありますので、広い店内をくまなく探すのが、ホームセンター攻略のコツです。

障子糊コーナーもチェック!意外な場所に売っている可能性

ホームセンターで洗濯のりを探す際の最大の裏ワザがあります。それは、「障子糊」のコーナーをチェックすることです。

なぜ障子糊なのかというと、多くの洗濯糊、特に昔ながらの液体糊や粉末糊は、主成分がでんぷん(天然のり)またはPVA(合成のり)であり、これは障子を張るための糊と成分的に非常に近いからです。実際、一部の天然のり製品は、「衣類用・障子張替用」と兼用で販売されているものもあります。

特に、本格的な「粉末洗濯糊」を探している場合、洗濯用品コーナーには置いていないのに、「内装用品」や「DIYコーナー」の障子・ふすま関連の棚に、そっと並んでいることがあります。これらの糊は、濃度を自分で水で溶かして調整するため、衣類にどの程度のハリを出したいかによって、自在に調整できるメリットがあります。

ただし、ここで一つ注意点があります。障子糊は衣類用として作られているわけではないため、必ずパッケージに「PVA」または「でんぷん」と書かれていることを確認し、余計な添加物(防カビ剤など)が入っていないかを確認してから、自己責任で使用するようにしてください。念のため、目立たない布切れなどで少量試してから使うのが安全です。この裏ワザを使えば、洗濯糊が見つからなかった時の「最後の砦」として活用できますよ。

意外な穴場!スーパーやディスカウントストア(ドンキなど)の在庫は?

ホームセンターやドラッグストアは分かったけれど、「近所のスーパーでついでに買いたい」「ドンキなら何か変わったものがあるかも」と考える方もいらっしゃるでしょう。スーパーやディスカウントストアでの洗濯のりの取り扱い状況は、店舗の戦略や規模によって最もバラつきが大きいのが特徴です。

イオン・イトーヨーカドーなどのスーパーの状況

イオンやイトーヨーカドー、ライフなどの大手スーパーマーケットでは、生活用品のコーナーがありますよね。結論としては、洗濯のりの取り扱いは「ある場合が多い」です。しかし、種類は非常に限られます。

スーパーは「日常的に使う消耗品」をメインに置くため、洗剤や柔軟剤が棚の大部分を占めています。洗濯のりに関しては、花王「キーピング アイロン用のり剤」のスプレータイプ、またはカネヨ石鹸「カネヨノール」の液体タイプ(小容量)のどちらか、または両方が、1種類ずつ陳列されている程度でしょう。

棚の場所は、洗剤・柔軟剤の棚の最下段や、アイロン台などのアイロン関連商品の近くに追いやられていることが多いです。もし見つからなかった場合は、品揃えが豊富ではないため「取り扱いがない」と判断して、すぐに次の店舗に移った方が賢明かもしれません。スーパーはあくまで「ついで買い」の場所と割り切って、本格的なのり付けが必要な場合は、他の店舗を検討しましょう。

ドンキホーテは不定期!見つけたらラッキー

ディスカウントストアの王様、ドン・キホーテは、あらゆるものがカオスに陳列されているイメージがありますが、洗濯のりについても、その品揃えは非常に「ドンキらしい」と言えます。

ドンキホーテでは、特定のメーカーの定番品が安く大量に仕入れられるタイミングで、洗濯のりが陳列されることがあります。しかし、それは非常に不定期であり、定番商品として常に棚に並んでいるわけではありません。そのため、「ドンキに行けば確実に買える」という保証はないのが現状です。

見つかる製品としては、海外のオシャレなデザインのスプレーのりや、他店ではあまり見かけないPB(プライベートブランド)の洗濯のりなどが、「驚安価格」で売られていることがあります。もし、あなたがドンキで洗濯のりを見つけたなら、それは「ラッキー!」と思って、必要な分をまとめて購入してしまうのがおすすめです。次に来店した時には、もう無くなっている可能性が高いからです。ドンキは「掘り出し物」を探す感覚で、楽しんで探してみましょう。

ちなみに、ドンキの売り場では、洗剤や柔軟剤、漂白剤などが集まっているコーナーを重点的に探してください。アイロン用品のコーナーは、洗剤コーナーとは少し離れている場合がありますので、両方チェックするのが確実です。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリット

実店舗を色々と探して回るのは時間と労力がかかりますよね。特に洗濯のりは、お店の規模や地域によって品揃えが大きく変わるため、「行ったのに売ってなかった…」という徒労感を感じやすい商品でもあります。そんな時、私たちの救世主となるのがAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ネット通販サイトです。

ネット通販で購入することには、実店舗にはない多くのメリットがあります。私、モモストアが、特に大きなメリットを3つご紹介しますね。

種類が豊富で比較しやすい

これがネット通販最大のメリットと言えます。実店舗では、多くても3〜5種類程度しか洗濯のりが置いてありませんが、ネット通販では数十種類以上の製品が常に比較可能です。

  • タイプ別: 液体、スプレー、粉末の全タイプが揃っています。
  • 成分別: PVA(合成のり)、天然のでんぷんのり、半合成のりなど、成分から選べます。
  • 用途別: 衣類用、スライム・工作用、和紙・障子用など、目的が明確な製品も見つけやすいです。
  • メーカー別: 花王、カネヨ石鹸といった国内メーカーから、フェルチェアズーラ(イタリア)のような海外ブランドのおしゃれな香りのついたスプレーのりまで、幅広く取り扱われています。

商品の詳細な成分、内容量、レビュー、価格などを自宅にいながらにして一覧で比較検討できるため、「自分のニーズに最も合った一本」を確実に見つけることができます。特に、「こののりの成分ってPVAだっけ?」「このスプレーのり、焦げ付きにくいって本当かな?」といった疑問も、商品詳細ページやレビューで解決しやすいのは、ネット通販ならではの強みです。

Amazonや楽天市場で「洗濯のり」と検索してみれば、その種類の多さに驚くはずですよ。例えば、大手通販サイトで洗濯のりを見てみると、様々な商品が見つかります。

「業務用」や「海外製」を見つけるならネット

ホームセンターでも一部業務用は扱っていますが、ネット通販はさらにその上を行きます。大量に洗濯のりを消費する方、例えばクリーニング業に近いレベルで自宅で糊付けをする方や、趣味で大量にスライムを作る方にとっては、「業務用特大サイズ」が非常に魅力的です。

業務用製品は、一般の店頭には並ばないため、ネット通販の専門業者から購入するのが基本となります。リットル単位で販売されており、単価で見ると非常に安価になるため、コスト削減に大きく貢献します。

また、海外製の洗濯のりを探している場合も、ネット通販一択です。イタリアの「フェルチェアズーラ」のような、おしゃれなパッケージで香りが良いスプレータイプののり剤は、雑貨屋さんや輸入食材店で見かけることもありますが、安定して取り扱っているのはネット通販です。

海外製品は、国内製品にはない独特の仕上がり感や、上質な香りを楽しめるのが魅力です。ただし、使用方法が外国語で書かれている場合もありますので、購入前に日本語訳やレビューを確認してから購入するようにしましょう。Amazonや楽天市場では、多くの場合、並行輸入品として日本語の説明が添えられていることが多いので安心ですよ。

結論として、「在庫切れを避けたい」「最もコスパの良いものを探したい」「他にはない特別な製品が欲しい」という方は、手間をかけずにネット通販を利用するのがベストな選択肢となります。

【用途別】液体・スプレー・粉末!洗濯のりの3つのタイプと選び方

洗濯のりをいざ買おうと思っても、売り場には「液体」「スプレー」「粉末」の3つのタイプが並んでいますよね。「どれを選べばいいの?」と悩むのは当然です。それぞれのタイプには、メリットとデメリットがあり、あなたが「どんな衣類を」「どれくらいの量」のり付けしたいかによって、最適な選択肢が変わってきます。

液体タイプ:洗濯機でまとめてパリッと

液体タイプは、最もオーソドックスな洗濯のりです。大きなボトルに入っており、カネヨ石鹸の「カネヨノール」などが代表的です。昔ながらの洗濯糊として、多くの人に親しまれてきました。

【液体タイプのメリット・デメリット】

メリット デメリット
洗濯機に投入できるため、一度に大量の衣類をのり付けできる ❌ 水で薄める手間がかかる
✅ 濃度調整が比較的容易 ❌ ボトルが大きく、保管場所を取る
✅ コスパが良い(大容量が多い) ムラになりやすいので、しっかりと水に溶かす必要がある
✅ スライム作りにも転用しやすい(PVA成分の場合) ❌ 洗濯槽をすすぐ必要がある(残留防止のため)

液体タイプは、ワイシャツをまとめて洗濯する家庭や、シーツなどの大きな布製品をのり付けしたい場合に最適です。洗濯機の「すすぎ」の段階で、規定量に薄めた糊を投入するだけで、衣類全体に均一に糊が行き渡ります。ただし、糊が溶け残りやすいので、ぬるま湯でしっかり溶かす、または洗濯機の「のり剤投入口」を使うなど、使い方には注意が必要です。

スプレータイプ:部分的な仕上げに時短効果

スプレータイプは、現代のアイロンがけの時短アイテムとして大人気です。花王の「キーピング アイロン用」が最も有名で、霧吹きのように衣類に吹き付けてからアイロンをかけます。

【スプレータイプのメリット・デメリット】

メリット デメリット
アイロンがけの直前にサッと使える(時短になる) ❌ 衣類全体へののり付けには向かない(消費が早すぎる)
襟や袖など、部分的にハリを出したい箇所に最適 ❌ 液体タイプに比べてコスパは劣る
✅ アイロンの焦げ付きを防ぐ成分(耐熱性ポリマーなど)配合のものが多い ❌ 衣類からある程度離して均一に吹き付ける技術が必要
✅ 香り付きの製品が多い スプレー後にしっかり乾かさないとアイロンで焦げ付く危険がある

スプレータイプは、「今日はこのシャツだけパリッとさせたい」「部分的なヨレを直したい」といった、スポット的なニーズに完璧に応えてくれます。液体糊のように洗濯槽を汚す心配もなく、手軽に使えるのが最大の魅力です。忙しいビジネスパーソンや、手早く家事を済ませたい方に特におすすめです。

粉末タイプ:上級者向け!濃度調整で仕上がり自由

粉末タイプは、液体タイプよりもさらに歴史の古い、本格派の洗濯糊です。水に溶かして使う「粉状」の製品で、ケイコー糊などが代表的です。最近は店頭で見かける機会が減りましたが、根強いファンがいます。

【粉末タイプのメリット・デメリット】

メリット デメリット
圧倒的にコスパが良い(保管場所も取らない) 完全に溶かすのに手間がかかる(ダマになりやすい)
✅ 濃度を非常に細かく調整できる(仕上がりのハリを自由にコントロール) ❌ 上級者向けのイメージがあり、初心者は戸惑いやすい
✅ 長期保存が可能 ❌ 使用前に毎回作る必要がある

粉末タイプは、糊付けの「仕上がりにこだわりたい」上級者向けと言えます。濃度を自分で調整できるため、薄く溶かして「しなやかなハリ」を出したり、濃いめに溶かして「プロのようなバリッとした硬さ」を出したりと、仕上がりを自由自在に操れます。また、障子張替用としても使われることがあり、多目的に使えるのも魅力です。

ただし、お湯でしっかり溶かさないとダマになりやすいという難点があります。初めて使う方は、まずは少量を試してみて、慣れてから本格的に使うことをおすすめします。

洗濯のりの主な成分(PVA・天然のり)の違いと仕上がりの特徴

洗濯のりを選ぶ際、パッケージの裏に書かれている「成分」を見たことはありますか? 実は、この成分の違いが、衣類の仕上がり(パリッと感、光沢、手触り)や、使い勝手(溶けやすさ、糊落ちの良さ)に大きく影響してくるんです。主な洗濯のりの成分は、大きく分けて「PVA(合成のり)」と「天然のり(でんぷん)」の2種類があります。それぞれの成分が持つ特徴を理解しておくと、自分好みの仕上がりにグッと近づくことができますよ。

PVA(合成のり)の特徴とメリット・デメリット

PVAは「ポリビニルアルコール」の略で、現代の洗濯糊の主流となっている成分です。カネヨ石鹸の「カネヨノール」や、ダイソーの洗濯のりなど、多くの液体糊やスプレー糊に含まれています。

【PVA糊のメリット】

  1. 非常に水に溶けやすい: 冷たい水でもすぐに溶けるため、使用前の準備が非常に楽です。
  2. 均一にのり付けしやすい: 糊の粒子が細かいため、ムラになりにくく、初心者でも比較的きれいに仕上げやすいです。
  3. 汚れ落ちが良い: 糊の成分が繊維の隙間に入り込み、次に洗濯する際に汚れと一緒に落ちやすくなるため、汚れの再付着を防ぐ効果も期待できます。
  4. スライムの材料になる: PVAの性質上、ホウ砂や活性化剤と反応しやすく、スライム作りにも最適です。

【PVA糊のデメリット】

ただし、合成のりならではの注意点もあります。乾燥後のパリッと感が、天然のりに比べてやや劣ると感じる人もいます。また、糊付けの頻度が高いと、繊維の奥に成分が蓄積し、衣類が黄ばむ原因になることがあります。そのため、定期的に「糊抜き」として、糊付けせずに洗濯をする習慣をつけることをおすすめします。

天然のり(でんぷん)の特徴とメリット・デメリット

天然のりは、その名の通り、米やトウモロコシなどのでんぷんを主成分とする昔ながらの洗濯糊です。主に粉末タイプや、一部の高級液体糊に含まれています。

【天然のりのメリット】

  1. プロのようなパリッとした仕上がり: 合成のりには出せない、独特で自然な「ハリとコシ」が出ます。特に綿や麻などの天然素材との相性が抜群です。
  2. 衣類に優しい: 天然成分であるため、合成化学物質に抵抗がある方や、敏感肌の方に適しています。
  3. 糊落ちが良い: 蓄積しにくく、次回の洗濯で糊がすっきりと落ちやすいです。

【天然のりのデメリット】

最も大きなデメリットは、「水に溶けにくい」ことです。使用前にお湯で丁寧に溶かしたり、火にかけて練ったりと、手間と時間がかかります。溶かし方が不十分だと、衣類に白いダマやムラが残りやすくなります。また、天然成分であるため、一度作った糊は傷みやすく、長期保存には向きません。

どちらの成分が良い、というわけではなく、「手軽さ」を求めるならPVA、「仕上がりへのこだわり」を求めるなら天然のりを選ぶのがベストと言えるでしょう。また、「半合成のり」という、PVAと天然でんぷんの両方をブレンドしたタイプもあり、両方の良いところを合わせた製品として人気が高まっていますよ。

アイロン時に大活躍!スプレーのりの便利な使い方と自作裏ワザ

スプレータイプの洗濯のりは、忙しい現代人の必須アイテムですよね。アイロンがけの際にシュッと吹き付けるだけで、襟や袖がパリッとして、新品のようなハリ感が蘇ります。しかし、「なんとなく使っている」という方も多いのではないでしょうか。実は、スプレーのりには最大限の効果を引き出すためのコツと、知っておくと便利な「自作裏ワザ」があるんです。

スプレーのりを上手に使う3つのコツ

ただ吹き付けてアイロンをかけるだけでは、ムラができたり、最悪の場合、衣類が焦げ付いてしまうことがあります。プロのような仕上がりを目指すために、この3つのコツを意識して使ってみてください。

コツ1:必ず「乾燥した衣類」に使用し、アイロン前に乾かすこと

スプレーのりをかけてすぐにアイロンをかけるのは絶対にNGです。スプレーのりに含まれる水分や糊成分がアイロンの熱で急激に蒸発し、衣類を焦がしてしまう原因になります。必ず、洗濯後に完全に乾いた衣類に対し、パリッとさせたい箇所(襟、袖口、前立てなど)にスプレーしてください。その後、糊が乾いて衣類が軽く湿る程度になってから、アイロンをかけ始めましょう。焦げ付きを防ぐためには、この「乾かし待ち」の工程が最も重要です。

コツ2:衣類から15〜20cm離して、均一にスプレーすること

近くでスプレーすると、一箇所に糊が集中してしまい、ムラや白いシミの原因になります。腕を動かしながら、衣類全体に細かい霧が均一にかかるように、少し離れた位置からスプレーしましょう。これにより、自然でムラのないハリ感を得ることができます。

コツ3:アイロンは「低温」の「ドライ」設定でスタートすること

多くのスプレーのりには、焦げ付きにくい耐熱性ポリマーが配合されていますが、念のため低温から始めましょう。特にスプレーのりをかけた直後は、スチームではなく「ドライ」設定で、低温から中温でサッと滑らせるようにアイロンがけをします。糊がしっかり定着したら、必要に応じて温度を上げて仕上げるのが、プロのテクニックです。

焦げ付き防止とアイロン温度の関係

スプレーのりを使って焦げ付くトラブルは、ほとんどの場合、「糊が乾ききっていない」か「アイロンの温度が高すぎる」ことが原因です。通常の洗濯のりと違い、スプレーのりには焦げ付き防止成分が含まれていることが多いですが、過信は禁物です。

トラブル 原因 対処法
衣類が茶色く焦げ付く スプレーのりが完全に乾く前に高温でアイロンをかけた アイロンがけ前に10分〜15分、自然乾燥させる
アイロンの底に白い粉が付着する 糊が均一に溶けていない、または糊のつけすぎ ✅ スプレーをかける量を減らす
✅ アイロンの底をこまめに拭き取る
パリッとせず、べたつく 衣類の素材と糊の相性が悪い、または糊の量が少なすぎる 糊の量を少し増やし、低温で時間をかけてアイロンをかける

市販のスプレーのりを選ぶ際は、パッケージに「高温でも焦げ付きにくい」といった表記がある製品を選ぶと、より安心して使うことができます。また、アイロンがけの頻度が高い方は、液体糊を薄めて自作する「節約アイロンスプレー」もおすすめです。次でその裏ワザをご紹介します。

洗濯のりの意外な活用法!スライム作りや手芸・工作への応用

洗濯のりというと「ワイシャツの糊付け」がメインの用途ですが、実はその主成分であるPVA(ポリビニルアルコール)の特性を活かして、様々な工作や手芸の分野で大活躍しているんです! 特に、小さなお子さんがいるご家庭では、「洗濯のり=スライムの材料」という認識の方が強いかもしれませんね。ここでは、洗濯のりの意外で楽しい活用法をモモストアがご紹介します。

スライム作りに最適なのはどののり?

洗濯のりを使ったスライム作りは、手軽さと成功率の高さから、子どもたちの間で大人気の遊びですよね。スライム作りのポイントは、「PVA(ポリビニルアルコール)」を主成分とする糊を使うことです。PVAは、ホウ砂水溶液(または重曹とコンタクトレンズ洗浄液)と混ぜることで化学反応を起こし、あの「びよ~ん」と伸びる独特の粘弾性を持つスライムに変化します。

【スライム作りに適した洗濯のりの選び方】

  1. 必ず成分表示を確認: パッケージの裏を見て、「PVA(ポリビニルアルコール)」と記載されているものを選びましょう。天然のでんぷんのりや、木工用ボンドなどは、スライムの材料としては適していません。
  2. ダイソーのPVA糊が最強: 先述した通り、ダイソーで販売されている750mlの大容量PVA糊は、価格も安く、スライムの材料として非常に人気が高いです。
  3. 香料や着色料が少ないもの: スライムに使う場合、余計な香料や着色料が入っていないシンプルな液体糊の方が、仕上がりの色や香りを自分でコントロールしやすいです。

また、スライムの作り方は非常にシンプルですが、「ホウ砂水溶液の濃度」によってスライムの固さが大きく変わります。緩いスライムが好みならホウ砂の量を少なめに、固いスライムが好みならホウ砂を多めにするなど、調整しながら作ってみてください。安全なスライム作りのレシピは、学研などの学習サイトでも公開されていますよ。

手芸やクラフトの「ハリ」出しにも便利

洗濯のりは、衣類だけでなく、布を使った手芸やクラフト作品にも大活躍します。特に、「布にハリを持たせたい」「作品の型崩れを防ぎたい」という場合に、洗濯糊は強力な助っ人となります。

【手芸・クラフトでの活用例】

用途 糊の使い方 期待できる効果
布小物(ポーチなど) 水で薄めた液体糊に布を浸し、乾燥後にアイロンをかける 布が厚くなり、しっかりした形に仕上がる
パッチワーク 布端に薄めた糊を塗り、アイロンで折り目をつける ✅ 縫い代の始末がしやすくなり、作業効率が向上する
ちりめん細工 糊を少量塗って形を整え、乾燥させる 繊細なちりめんの折り目や形を固定できる
ペーパークラフト PVA糊を水で薄めて、和紙や紙に塗り、乾燥させる ✅ 紙が強化され、破れにくく、ハリのある作品になる

手芸で使う場合は、「薄めに溶かして使う」のが鉄則です。濃すぎると、布がガチガチに硬くなりすぎたり、乾燥後に白い粉が浮き出てきたりする原因になります。作品の大きさや求めるハリ感に合わせて、少量ずつ濃度を調整しながら試してみてください。特に天然のりを使うと、風合いを保ちながら自然なハリが出やすいので、和裁や伝統的な手芸にはおすすめです。

「買い忘れた!」時の救世主!洗濯のりの代用品とおうちでの作り方

いざアイロンがけをしようと思ったら「洗濯のりがなかった!」、急に子どもが「スライム作りたい!」と言い出した時に「糊がない!」という経験、誰にでもありますよね。そんな緊急事態でも慌てなくて大丈夫です。実は、洗濯のりの主成分である「でんぷん」は、どこの家庭にもある食材で簡単に代用できるんです。ここでは、モモストアが「買い忘れ」のピンチを救う、代用品とその作り方をご紹介します。

家庭でできるでんぷん糊の作り方(片栗粉・小麦粉)

洗濯のりの代用として最も手軽で、失敗が少ないのが、「片栗粉」や「小麦粉」といった食用のでんぷんを使った自家製糊です。これは、昔ながらの天然洗濯糊と同じ原理で作る方法です。

【自家製でんぷん糊の作り方】

  1. 材料: 片栗粉(または小麦粉)大さじ1、水 400ml
  2. 工程1(溶解): 片栗粉大さじ1を少量の水(50ml程度)で溶き、ダマができないように良く混ぜます。
  3. 工程2(加熱): 残りの水(350ml)を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めます。
  4. 工程3(混ぜ合わせ): 沸騰したお湯に、工程1で作った片栗粉の溶き水を少しずつ入れながら、手早くかき混ぜます。
  5. 工程4(完成): 全体がトロッとした透明感のある糊状になったら火から下ろし、冷ませば完成です。

この自家製糊は、衣類を全体的にのり付けしたい場合に、洗濯機のすすぎ水に溶かして使えます。仕上がりは、市販の天然のりと同じように、自然でしっかりとしたハリ感が得られます。ただし、この糊は天然成分のため、腐りやすいという欠点があります。必ず使い切りとし、残った場合は冷蔵庫で保管しても数日中には使い切るようにしてください。長期保存はできませんので注意しましょう。

お米の研ぎ汁やご飯でも代用できるって本当?

さらに究極の代用品として、「お米の研ぎ汁」や「ご飯粒」が使える、という話を聞いたことはありませんか? これも事実です。お米もでんぷんが主成分なので、立派な天然糊の代わりになります。

【お米の研ぎ汁を代用する方法】

お米を研いだ際に出る、白く濁った研ぎ汁(特に2回目、3回目のもの)を捨てずにバケツなどに溜めます。この研ぎ汁に糊付けしたい衣類を浸し、軽く揉み込んでから脱水・乾燥させるだけでOKです。仕上がりは非常に薄いハリ感ですが、「少しだけパリッとさせたい」「ナチュラルな風合いを保ちたい」という場合に適しています。これは、糊付けというよりは「最後の仕上げ」というイメージで、エコで手軽な方法として知られています。

【ご飯粒を代用する方法】

これは少し手間がかかりますが、緊急時には役立ちます。ご飯粒をストッキングやガーゼなどの布に少量包み、口を縛ります。それをぬるま湯の中で揉みほぐすと、ご飯のでんぷん質が溶け出して、糊の液体ができます。この液体に衣類を浸してのり付けすれば、自家製のでんぷん糊として利用できます。非常に昔ながらの方法ですが、糊付けしたい衣類が少ない場合や、「今、目の前にあるもので何とかしたい!」という緊急時には、試してみる価値のある代用方法です。

モモストアがおすすめする!人気メーカーの洗濯のり商品紹介

ここまで、洗濯のりの販売場所から選び方まで、詳しく解説してきました。「よし、買いに行こう!」と思ったものの、「結局どれを買えばいいの?」と迷ってしまう方もいるかもしれませんね。そこで、筆者モモストアが、用途別におすすめできる、定番で人気の高い洗濯のり製品をピックアップしてご紹介します。どの製品も、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販で簡単に手に入りますよ。

花王「キーピング」シリーズ

洗濯のりといえば、この「キーピング」シリーズを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。花王が販売するキーピングは、使いやすさと仕上がりの良さで、長年日本の家庭で愛され続けている定番ブランドです。

  • アイロン用キーピング ハンディスプレー:ドラッグストアで最も見かけるスプレータイプ。アイロンの熱で焦げ付きにくい成分が配合されており、サッとスプレーしてすぐにパリッと仕上げられる手軽さが魅力です。ワイシャツの襟や袖口など、部分的な糊付けに最適で、ほんのりとしたさわやかな香りも人気です。
  • 洗濯機用キーピング:こちらは洗濯機のすすぎ時に投入する液体タイプ。手間をかけずに、衣類全体に均一に糊をつけたい場合に便利です。アイロンがけの回数を減らしたい、またはシーツやテーブルクロスなどの大物を糊付けしたい方に特におすすめです。洗濯機用は、ホームセンターやネット通販での取り扱いが多いです。

特にアイロン用スプレーは、使い方が簡単で失敗が少ないため、洗濯糊を初めて使う初心者の方に自信を持っておすすめできる一本です。

カネヨ石鹸「カネヨノール」

カネヨ石鹸の「カネヨノール」は、昔ながらの製法を守り続ける、液体糊の超定番です。緑色のパッケージでお馴染みで、長年にわたって多くの家庭で愛用されています。

  • カネヨノール 液体洗濯糊 PVA:主成分はPVA(合成のり)。水に溶けやすく、ムラになりにくいのが特徴です。洗濯機への投入も可能で、衣類にハリと光沢を与えます。また、750mlという大容量サイズが一般的で、非常にコスパが良いのも魅力です。
  • 工作やスライム作りにも:PVA糊であるため、当然、スライム作りや布地のハリ出しといった工作・手芸用途にも転用できます。そのため、「洗濯用と工作用を一本で済ませたい」という方にも人気が高い製品です。ドラッグストアやホームセンター、100均(ダイソーのPB製品のベースとなっていることが多い)など、比較的多くの店舗で取り扱いがあります。

価格も手頃で、品質も安定しているため、「迷ったらコレ!」と言える、日本の洗濯糊の代表格です。

海外ブランドのライトスターチ

香りとデザインにこだわりたい、という方には、イタリアの「フェルチェアズーラ」が販売する「ライトスターチ(スプレーのり)」などの海外ブランドがおすすめです。

  • 特徴:海外製品ならではの、天然香料をベースにした優しく上品な香りが最大の魅力です。衣類に自然なハリとしなやかさを与えつつ、高級な香水のような心地よい香りが持続します。パッケージもおしゃれなデザインが多く、アイロン台の横に置いておくだけでも気分が上がります。
  • 購入場所:一般のドラッグストアやスーパーではほとんど取り扱いがなく、輸入雑貨店、またはネット通販(Amazon・楽天市場)での購入が基本となります。価格は国産品に比べて高めですが、「パリッと感よりも香りや風合いを重視したい」という方には、一度試していただきたい逸品です。

このように、一口に洗濯のりと言っても、様々な製品がありますので、ぜひ自分のライフスタイルや目的に合った一本を見つけてみてくださいね。

まとめ:洗濯のりを確実に手に入れるためのベストな方法

この記事では、洗濯のりがどこで売っているのか、そしてあなたの目的やライフスタイルに合わせて「どのタイプ」「どこで購入するのがベストか」を徹底的に解説してきました。

最後に、もう一度、洗濯のりを確実に手に入れるためのベストな方法をまとめます。探し回る時間を節約して、目的の商品を最短でゲットしましょう。

【目的別!モモストア流・洗濯のりベスト購入法】

1.とにかく「在庫の確実性」と「種類」を重視したい場合

  • 購入場所: ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)
  • 理由: 在庫切れの心配がなく、国内・海外の業務用から小容量まで、全種類の糊を比較検討して購入できます。

2.「液体糊」や「大容量サイズ」を探している場合

  • 購入場所: ホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)
  • 理由: 洗濯用品コーナーが充実しており、液体糊、粉末糊、大容量サイズが安定して陳列されています。

3.「アイロンがけ用のスプレーのり」が今すぐ欲しい場合

  • 購入場所: ドラッグストア(マツキヨ・ウエルシア・スギ薬局など)
  • 理由: アイロン用のスプレータイプは多くの店舗で取り扱いがあり、洗剤コーナーかアイロン用品の近くで見つかります。

4.「スライム作り用」や「お試し用の小容量」を探している場合

  • 購入場所: 100円ショップ(ダイソーが特におすすめ)
  • 理由: ダイソーではコスパ最強のPVA糊(大容量の場合あり)が手に入りやすいです。

このように、「何に使うか」さえ決まっていれば、洗濯のり探しで迷うことはもうありません。もし、近くの店舗で見つからなかったり、様々な種類を比較して選びたい場合は、ぜひAmazonや楽天市場を覗いてみてくださいね。豊富な選択肢の中から、あなたの求めている「最高のパリッと感」を実現してくれる一本が、きっと見つかるはずですよ!

タイトルとURLをコピーしました