ウィッグ売ってる場所はどこ？ドンキや薬局、専門店まで販売店を徹底解説！

「急にウィッグが必要になったけど、どこで売っているの？」
「自然に見えるウィッグを失敗せずに買いたい！」
そんな風に思って、この記事にたどり着いたのではないでしょうか？
ウィッグと一口に言っても、ファッション用、コスプレ用、医療用など種類が豊富で、販売場所も多岐にわたります。コンビニで売っているようなものでもないので、どこに行けば目的に合ったウィッグが見つかるのか、迷ってしまいますよね。
この記事では、身近な店舗から専門性の高い場所まで、ウィッグが買える場所を徹底的に調査し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。あなたの悩みを解決するヒントが必ず見つかりますよ！

ウィッグはどこで買える？主な販売店の種類と特徴を徹底比較

ウィッグを購入できる場所は、大きく分けて「実店舗」と「ネット通販」の2つに分類されます。どちらも一長一短ありますので、あなたの購入目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

実店舗のメリットは、なんといっても実際に手にとって試着できる点です。ウィッグは髪の色や質感、そしてサイズ感が非常に重要なので、鏡で見て確認できるのは大きな安心材料になります。急いでいる場合も、その日のうちに手に入れられるのは助かりますよね。ただし、店舗の在庫には限りがあるため、種類やカラーの選択肢が少ないのがデメリットです。また、人目を気にせずに試着しにくい環境かもしれません。

一方、ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど）は、品揃えが圧倒的で、価格帯も幅広く選べるのが最大のメリットです。国内外の多様なブランドから、数えきれないほどのスタイル、カラー、素材のウィッグを比較検討できます。特に人毛MIXや高品質なファイバーウィッグを探す場合、専門店ブランドの公式通販や大手ECサイトが中心になります。

しかし、ネット通販は試着ができないため、「写真と実物の色が違った」「サイズが合わなかった」といった失敗のリスクが伴います。そのため、返品・交換のポリシーを事前にしっかり確認することが必須です。また、商品が届くまでに数日かかるため、すぐに使いたい場合には不向きと言えるでしょう。

それぞれの場所の特徴をこちらの表にまとめましたので、参考にしてください。

購入場所	主な特徴	価格帯（目安）	おすすめの用途
ドン・キホーテ	手軽さ・安さ。バラエティ豊か	1,000円～5,000円台	イベント、急ぎ、お試し
ドラッグストア・薬局	一部店舗のみ取り扱い。医療用の場合あり	5,000円～20,000円程度	自然な部分用、医療用（店舗による）
バラエティショップ（ロフトなど）	おしゃれでトレンド感のあるデザイン	3,000円～10,000円程度	ファッション、イベント、プレゼント
ウィッグ専門店	高品質、医療用、専門スタッフの相談	10,000円～数十万円	医療用、日常使い（高品質）、オーダー
ネット通販（Amazon・楽天など）	種類豊富、価格競争が激しい	1,000円～100,000円以上	コスパ重視、種類重視、じっくり選びたい

「すぐに試せる実店舗」のメリット・デメリット

実店舗での購入は、特にウィッグ初心者の方には大変おすすめです。なぜなら、ウィッグの購入は洋服選び以上に「試着」が重要になるからです。ネットの画像だけではわからない、光の当たり具合による色の見え方や、実際に着用した時のつむじの自然さ、肌との馴染み具合などを確認できます。

また、多くの実店舗では専門知識を持ったスタッフさんがいるため、自分の髪質や顔の形、使用目的に合わせてアドバイスをもらえるのも大きなメリットです。特に医療用ウィッグを検討されている方は、サイズ調整やカットの相談が欠かせませんので、対面でのサポートがある実店舗が安心です。

ただし、デメリットとして挙げられるのは、在庫の制限と価格です。店舗のスペースには限りがあるため、ネット通販に比べて商品の数が少なく、特定のスタイルやカラーが欠品していることもあります。また、人件費などのコストがかかる分、同じ品質の商品でもネット通販より価格が高めに設定されていることが多いのが実情です。

もしお住まいの地域に専門店がなくても、大型のショッピングモールや都市部のバラエティショップなら、比較的多くの種類を取り扱っている可能性が高いですよ。（全国のウィッグ専門店を検索してみる）

「圧倒的な品揃えのネット通販」のメリット・デメリット

ネット通販の魅力は、なんといっても自宅にいながら世界中のウィッグをチェックできる点にあります。特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、有名ブランドから個人輸入のような形で販売されているウィッグまで、多種多様な商品が並びます。価格帯の幅も広く、1000円台の超プチプラウィッグから、10万円を超える人毛100%の高級ウィッグまで、予算に合わせて選べるのが強みです。

さらに、ネット通販では、他のお客様のレビューや評価を参考にできるため、購入前に実際の使用感をイメージしやすいというメリットもあります。多くのレビューを読むことで、そのウィッグの自然さや耐久性、お手入れのしやすさなどを把握できます。

しかし、最大のデメリットは試着ができないことです。ウィッグの失敗談で最も多いのが「色が思ったより明るかった」というものです。画面で見る色と、実際に光の下で見る色には差があるため、色選びには細心の注意が必要です。特に赤みがかったブラウンやアッシュ系カラーは、画像での判断が難しいため、不安な場合は購入を控えるか、同じブランドの別商品のレビューを徹底的に調べましょう。

ネットで購入する場合は、必ず「返品・交換OK」の記載があるか、試着や開封後も対象となるかといったルールを確認してから購入手続きに進むようにしてください。

【すぐ欲しい！】身近な店舗「ドン・キホーテ」での取り扱いと価格帯

「明日までにウィッグが必要！」「ハロウィンやイベントで急遽使うことになった！」そんな時、多くの人が思い浮かべるのがドン・キホーテ（ドンキ）ではないでしょうか。ドンキは、ウィッグの取り扱いがあるお店の中でも、圧倒的な店舗数の多さと夜遅くまで営業している利便性から、「とりあえず行ってみよう」となりやすい場所ですよね。

ドンキで取り扱っているウィッグの多くは、ファッション用やコスプレ・パーティー用が中心です。フルウィッグはもちろん、前髪ウィッグやポニーテールなどの部分ウィッグも豊富に揃っています。特にイベントシーズンになると、カラフルなアフロウィッグやアニメキャラクター風の奇抜なカラーウィッグが特設コーナーに並び、見ているだけでも楽しいですよね。

価格帯は非常に手頃で、安いものなら1,000円台から、フルウィッグでも5,000円前後で購入できるものがほとんどです。この価格帯であれば、普段ウィッグを使わない方でも気軽にチャレンジしやすいでしょう。

ただし、価格が安い分、高品質な人毛ウィッグや医療用ウィッグのような「自然さ」を追求した商品は少ないのが実情です。ファイバーの光沢が強く、ウィッグだと一目でわかってしまうものもありますので、日常使いを検討されている方は、購入前に試着をして、光の下で自然に見えるかチェックすることをおすすめします。

また、ドンキではウィッグと一緒に、ウィッグネットや専用ブラシ、スプレーなどのケア用品も販売されていることが多いので、初めてウィッグを買う方にとっては、必要なものが一通り揃うという点も魅力です。（ドン・キホーテのウィッグ取り扱い店舗を調べる）

ドンキで買えるウィッグの価格帯と特徴

ドン・キホーテのウィッグコーナーをモモストアが調査したところ、主に以下の3つの価格帯に分けられることが分かりました。

価格帯（目安）	種類と特徴	向いている用途
1,000円台～3,000円未満	ポニーテール、エクステ、前髪などの部分ウィッグが中心。フルウィッグも一部あり。素材は安価な化繊が多く、光沢が強め。	パーティー、短時間のコスプレ、SNS投稿用
3,000円～5,000円台	ファッション性の高いフルウィッグが中心。耐熱ファイバー使用のものもあり、コテでアレンジ可能な商品も増える。カラーやスタイルが豊富。	イベント、ライブ、休日のイメチェン
5,000円～10,000円未満	より自然なつむじの加工が施されたり、毛量が調整されたりしている商品。自然なカラーが多く、日常使いも意識したもの。	日常使いのお試し、デート、カジュアルな外出

特に注目したいのは、ドンキのオリジナルブランドや、ドンキで取り扱いのある海外ブランドのウィッグです。中には「この値段でこのクオリティ！？」と驚くほど自然に見える掘り出し物もあります。しかし、パッケージだけでは判断が難しいので、必ず試着室を利用するか、店内照明の下で透け感や光沢をしっかり確認することが、失敗しないためのカギとなります。

筆者モモストアとしては、「とりあえずウィッグってどんなものか試してみたい」という初心者の方や、「派手なカラーを一日だけ楽しみたい」という方には、ドンキのウィッグは最適だと感じています。

ドラッグストアや薬局でウィッグは買える？医療用とファッション用の違い

ドラッグストアや薬局は、日用品や化粧品を買いに行く場所というイメージが強いですが、実は一部の店舗ではウィッグも取り扱っています。ただし、ドン・キホーテのようなバラエティに富んだ品揃えを期待するのではなく、より特定のニーズに特化したウィッグが置かれているケースが多いです。

主に置いてあるのは、白髪隠しや薄毛カバーを目的とした「部分ウィッグ（ヘアピース）」や、一部のメーカーの「簡易的なフルウィッグ」です。これらは、派手なカラーよりも、黒や自然な茶色など、日本人の髪色に馴染みやすい落ち着いた色が中心となります。価格帯は、品質にもよりますが、数千円～2万円程度のものが多く見られます。

特に、大きな店舗や調剤薬局を併設しているようなドラッグストアでは、医療用ウィッグのパンフレットが置いてあったり、提携している専門店を紹介している場合があります。これは、抗がん剤治療などで一時的に髪を失われた方が、自宅から近い場所で情報を得られるように配慮されているためです。薬剤師さんや店員さんに相談できるわけではありませんが、まずは情報収集の窓口として利用できるかもしれません。（ウィッグを取り扱うドラッグストアチェーンを検索）

医療用ウィッグを探す場合のドラッグストアの役割

医療用ウィッグは、一般のファッションウィッグとは異なる厳しい基準を満たしている必要があります。特に、長時間着用しても肌に負担がかからない通気性や、デリケートな頭皮に優しい素材が求められます。そのため、ドラッグストアで販売されている簡易的なウィッグが、必ずしも医療用として適しているとは限りません。

しかし、一部のドラッグストア（例えば、介護用品や健康用品に力を入れている店舗）では、大手医療用ウィッグメーカーのパンフレットや、試着用ではないものの見本品を置いていることがあります。ここで得られる情報は、主にメーカーの連絡先や製品の特徴といった「導入情報」です。

本格的に医療用ウィッグを選ぶ際は、専門店のカウンセリングを受けることを強くおすすめします。専門店では、頭のサイズや形に合わせて細かく調整してくれるだけでなく、治療による髪の変化にも対応できるよう、アフターケアの体制が整っています。ドラッグストアはあくまでも第一歩の情報収集の場として活用し、納得のいく製品を見つけるためには、専門店へのアポイントメントを取ることが最良の選択と言えるでしょう。

ファッション性の高いウィッグを探すなら！ロフトやPLAZAなどのバラエティショップ

普段使いのおしゃれなウィッグや、トレンド感のあるスタイルを楽しみたいなら、ロフト、PLAZA、東急ハンズなどのバラエティショップがおすすめです。これらの店舗は、ファッション雑貨やコスメに力を入れているため、ウィッグも「アクセサリー感覚」で楽しめる商品が充実しています。

取り扱いの中心は、若者向けのブランドウィッグや、韓国風、海外セレブ風といった流行りのスタイルです。フルウィッグはもちろん、ハイライトカラーのメッシュエクステや、前髪だけをぱっつんに変えられる部分ウィッグなど、手軽にヘアチェンジを楽しめるアイテムが豊富に揃っています。価格帯は、ドンキより少し高めで、3,000円〜10,000円程度が主流です。品質も安定しており、耐熱ファイバーを使ったものが多く、自分でコテやアイロンを使ってアレンジしやすいのも魅力です。

バラエティショップのメリットは、他のファッションアイテムと一緒にコーディネートを考えながら選べることです。例えば、ロフトならコスメやカラコン、PLAZAならバッグやアクセサリーなど、ウィッグと合わせてトータルコーディネートをイメージしやすい環境にあります。また、パッケージもおしゃれで可愛らしいものが多く、見ているだけでもワクワクしますよね。

ただし、専門知識を持ったスタッフが常駐しているわけではないため、ウィッグに関する詳しい相談や、医療用といった特殊なニーズへの対応は難しいと考えておいた方が良いでしょう。あくまでも「ファッションアイテム」として楽しむための場所と認識しておきましょう。

ロフト・PLAZA・ハンズなど各店舗の傾向

大型のバラエティショップは、それぞれ独自の仕入れ傾向があるため、あなたの目的に合わせて選ぶと効率的です。

店舗名	傾向と取り扱い商品	特におすすめの人
ロフト（Loft）	トレンドに敏感。人気ブランドのウィッグや、話題の韓国風前髪ウィッグなど、SNSでバズった商品をいち早く取り入れる傾向があります。	流行のスタイルを試したい方、幅広い商品を見比べたい方
PLAZA（プラザ）	可愛らしく、ガーリーな雰囲気の商品が多め。エクステやポイントウィッグなど、手軽に付けられる部分ウィッグに力を入れている印象です。	初めてウィッグに挑戦する方、ガーリーなファッションが好きな方
東急ハンズ（ハンズ）	実用性や素材を重視した商品が多い。本格的なコスプレウィッグの土台や、ウィッグケア用品など、マニアックなアイテムも。	ウィッグを自作・加工したい方、ケア用品を探している方

これらの店舗で気になる商品を見つけたら、まずは手に取って、毛先の質感や絡まりやすさをチェックしてみましょう。特にファイバーウィッグは、見た目の光沢だけでなく、指通りも重要です。もし、気に入った商品が見つかったら、すぐに購入する前に、Amazonや楽天市場で同じ商品のレビューがないか確認するのも賢い買い方ですよ。（バラエティショップで人気のウィッグブランドを検索）

高品質・医療用ウィッグを求めるなら！ウィッグ専門店とその魅力

「ウィッグを日常的に使いたい」「治療などで高品質な医療用ウィッグが必要」という方にとって、ウィッグ専門店は最も信頼できる購入先となります。大手のアデランス、アートネイチャー、またはプリシラやリネアストリアなどのファッションウィッグ専門店がこれに該当します。専門店は、品質、技術、アフターフォローのすべてにおいて、他の販売店とは一線を画しています。

専門店では、人毛100%や人毛MIXといった自然さにこだわった素材のウィッグが豊富に揃っており、つむじのリアルさや、髪の毛一本一本の立ち上がり方まで、徹底的に追求されています。価格帯は高めになりますが、それに見合うだけの耐久性と自然さがあります。特に、「オーダーメイドウィッグ」や「セミオーダーウィッグ」は、自分の頭の形や髪色に合わせて作られるため、既製品にはない究極のフィット感が得られます。

そして何よりの魅力は、専門の毛髪診断士やスタイリストによる丁寧なカウンセリングが受けられることです。ウィッグの選び方だけでなく、購入後のメンテナンス方法、自毛が伸びてきたときの対処法、さらには購入後のカットやパーマなどのアフターサービスまで、トータルでサポートしてもらえます。特に医療用の場合、保険適用や助成金に関する情報提供を受けられることもあるため、迷ったらまずは専門店の無料相談を利用することをおすすめします。

もちろん、専門店でもファッションウィッグの取り扱いがありますが、価格はネット通販やドンキと比べると高めです。しかし、品質の確かさと保証の充実度を考えると、決して高い買い物ではないはずです。

専門店ならではのアフターフォローと相談体制

専門店で購入する最大の利点は、「買って終わり」ではない、継続的なサポートを受けられる点です。特に医療用ウィッグは、治療期間を通して使い続けることが多いため、以下の表のようなアフターサービスが非常に重要になってきます。

アフターフォローの例	具体的なサービス内容	重要性
サイズ調整・修理	着用していくうちに伸びてくるアジャスターの調整、ネットの破れや毛量の補充など、長く使うための修理対応。	ウィッグの寿命を延ばし、常に快適なフィット感を保つために必須。
スタイルチェンジ	購入後のカットやパーマ。自毛が伸びてきた際に、ウィッグと自毛を馴染ませるための微調整。	ファッションや自毛の状態に合わせて、ウィッグをより自然に見せる。
専用クリーニング	プロによる徹底的な汚れ落としとトリートメント。	家庭でのケアでは落としきれない皮脂や汚れを除去し、ウィッグの質感を持続させる。

これらのサービスは、購入価格に含まれている場合や、有料オプションの場合がありますので、契約前にしっかりと確認しておきましょう。また、専門店のカウンセリングは、ウィッグの知識がない方でも安心して臨めるように、プライバシーに配慮した個室で行われることがほとんどです。自分の悩みや希望を率直に伝えることで、最適なウィッグを見つけることができますよ。少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、まずは無料の資料請求や試着予約から始めてみてはいかがでしょうか。（大手ウィッグ専門店の無料相談をチェック）

コスプレやイベント用ウィッグなら専門店やアニメグッズ店をチェック！

アニメのキャラクターになりきりたい、ハロウィンや学園祭で人目を引くスタイルに挑戦したい、という目的であれば、コスプレ専門のウィッグショップや、アニメグッズを取り扱う店舗が最適です。これらの店舗は、ファッションウィッグとは全く異なる、特殊なカラーやスタイルに特化しているのが特徴です。

コスプレウィッグ専門店（例：アシストウィッグ、スワローテイルなど）では、キャラクターの髪色を忠実に再現した、蛍光色やパステルカラーなど、数百種類に及ぶカラーバリエーションを取り揃えています。また、特定のキャラクターの髪型を作るために、毛量が多く、加工しやすいように設計されたウィッグが多く、自分でカットやセットをする前提で作られているのが一般的です。価格帯は、フルウィッグで3,000円～8,000円程度と、比較的リーズナブルな価格設定になっています。

また、アニメイトやK-BOOKSといったアニメグッズ店でも、人気アニメの公式ライセンス商品として、特定のキャラクターのウィッグを取り扱っている場合があります。こちらは、すでにキャラクターの髪型にセットされていることが多いため、手間をかけずにすぐに着用できるのがメリットです。

購入の際は、「耐熱性」があるかどうかが重要なポイントです。コスプレウィッグは、アイロンやコテを使ってセットすることが前提となるため、耐熱温度が160度～180度程度あるかを確認しましょう。また、ほとんどのコスプレウィッグはファイバー製ですが、最近は光沢が少なく、より人毛に近い質感の「高品質ファイバー」を使った商品も増えていますので、自然に見せたい場合は素材にもこだわって選ぶことをおすすめします。

コスプレウィッグ特有の素材やカラーバリエーション

コスプレウィッグとファッションウィッグの大きな違いは、その素材とカラーの専門性にあります。

コスプレウィッグの主な素材

• 通常ファイバー：安価で色展開が豊富ですが、光沢が出やすく、絡まりやすい傾向があります。
• 耐熱ファイバー：熱に強く、コテやアイロンで自在にセットできます。現在主流の素材です。
• 高品質ファイバー（人工毛）：人毛に近いマットな質感で、絡まりにくく、自然な印象を与えます。価格は通常ファイバーより高めです。

コスプレウィッグのカラーの深さ

一般的なファッションウィッグのカラーは、せいぜい数十種類ですが、コスプレウィッグ専門店では、「赤」「青」といった基本色だけでなく、「青紫がかった薄い水色」「緑がかった黄色」など、非常に細かく色味が分かれています。これは、キャラクターの色指定に忠実に合わせる必要があるためです。

購入する際は、単に「青」ではなく、「ターコイズブルー」「ロイヤルブルー」「アイスブルー」といった詳細なカラー名や、メーカー独自のカラーコードを確認し、できればレビュー写真で実物に近い色合いをチェックするようにしましょう。また、色移りを防ぐために、保管の際は他のウィッグや衣類と接触させないよう注意が必要です。

【意外と使える】ダイソーやセリアなどの100均ウィッグの実力とアレンジ方法

「え、100円ショップにもウィッグって売ってるの！？」と驚かれる方もいるかもしれませんが、実はダイソーやセリアといった大手100円ショップでも、ウィッグやヘアエクステが販売されています。もちろん、高品質な人毛ウィッグのような自然さを期待することはできませんが、その価格からは想像できない「使える」場面がたくさんあります。

100均ウィッグの主なラインナップは、ポニーテール用のクリップタイプのエクステや、前髪ウィッグ、メッシュエクステといった部分ウィッグが中心です。フルウィッグはあまり見かけませんが、ごく稀にパーティーグッズとして販売されていることがあります。素材はほとんどが化学繊維で、光沢が強く、少し「おもちゃっぽい」と感じるかもしれません。

しかし、その最大のメリットは、何といっても失敗を恐れずに大胆な加工ができることです。例えば、コスプレウィッグの「毛量増し」のために使ったり、細かいパーツにカットして飾りとして使ったり、またはペットのアクセサリーとして使ったりと、工夫次第で活用の幅が広がります。100円なので、コテで失敗しても、染めてしまっても、惜しくないのが強みです。

もし、100均ウィッグを少しでも自然に見せたい場合は、ウィッグの表面にベビーパウダーや制汗スプレーを軽く吹きかけることで、光沢を抑えることができます。また、カールが強すぎる場合は、低めの温度でドライヤーを当てて伸ばすといったアレンジも試してみてください。あくまで「イベントのお遊び用」として割り切って使うのが、賢い活用法と言えるでしょう。

100均ウィッグをクオリティアップさせる裏技

モモストアが実践している、100均ウィッグをワンランクアップさせるための裏技をいくつかご紹介します。

裏技１：ドライシャンプーやベビーパウダーでテカリを抑える

100均ウィッグは、新品だとテカテカと光沢があり、一目でウィッグだとバレてしまいがちです。これを解消するには、ウィッグ全体にドライシャンプー（またはベビーパウダー）を少量吹きかけ、ブラシで馴染ませる方法が有効です。パウダーの粒子が光の反射を抑え、マットな質感に近づけてくれます。ただし、かけすぎると白っぽくなってしまうので注意が必要です。

裏技２：熱湯に数秒浸してカールを調整する

カールがキツすぎる場合や、逆に緩ませたい場合は、耐熱性のあるファイバーであれば、60℃～80℃くらいのお湯に数秒間浸し、その後冷水で冷やして乾かすと、カールの調整が可能です。熱湯すぎると素材が溶ける危険があるため、必ず低い温度から試してください。

裏技３：複数のウィッグを重ねて毛量を増やす

100均のフルウィッグは毛量が少ないことが多いです。同じ色のエクステや部分ウィッグを複数購入し、ウィッグネットの裏側や、ボリュームが欲しい部分に縫い付けることで、より自然で豊かなボリュームを出すことができます。

ネット通販（Amazon・楽天・Yahoo!）で買うメリット・デメリットと選び方のコツ

現代において、ウィッグ購入の主流となりつつあるのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ネット通販サイトです。先に述べた通り、これらのプラットフォームの最大の強みは、実店舗では到底敵わない「圧倒的な商品数」と「価格の安さ」です。

実店舗では見つからないようなニッチなカラーや、最新のトレンドを取り入れたデザインがすぐに見つかるため、ファッション感度の高い方や、特定のコスプレウィッグを探している方には欠かせない選択肢となっています。また、セール期間やポイントアップキャンペーンを利用すれば、専門店や実店舗よりもずっとお得な価格で高品質なウィッグを手に入れることができるのも大きな魅力です。

しかし、ネット通販特有のデメリットも存在します。特に、海外からの輸入品やノーブランド品の場合、商品説明が不十分だったり、レビューがサクラであったりする可能性もゼロではありません。粗悪品に当たってしまうと、毛が抜けやすい、絡まりやすい、化学繊維特有の嫌な匂いがする、といったトラブルに見舞われることもあります。

ネット通販で失敗しないためには、「レビューの数と内容」「販売店の評価」「返品・交換の条件」の3点を徹底的にチェックすることが重要です。特に、実際に購入した人がアップロードしている写真付きのレビューは、商品の色や質感を知る上で非常に参考になります。

失敗しないための通販サイトでの選び方

ネット通販で満足度の高いウィッグを購入するためには、以下のチェックリストを活用してください。

チェック項目	具体的な確認ポイント	重要度
レビュー評価	総合評価が星4.0以上か。悪い評価の内容（色、サイズ、抜け毛など）をチェック。	★★★★★
販売店の信頼性	Amazonなら「プライム対象」か、楽天・Yahoo!なら「公式ショップ」や「長年の実績」があるか。	★★★★☆
素材・耐熱性	「人毛MIX」か「高品質ファイバー」か。「耐熱180℃まで可」など、具体的な記載があるか。	★★★★☆
つむじ・前髪	つむじ部分が自然に見える「I型つむじ」や「人工皮膚」の仕様か。前髪の長さ（モデル着用画像だけでなく数値）が自分に合うか。	★★★★★
返品・交換条件	試着や開封後でも返品可能か、カラー交換に対応しているか、返送料はどちら負担か。	★★★★★

特に価格が安すぎる商品には注意が必要です。あまりに安価なウィッグは、不自然な光沢があったり、すぐに絡まって使い物にならなくなるケースも少なくありません。ある程度の品質を求めるなら、フルウィッグであれば最低でも3,000円〜5,000円以上を目安として検討することをおすすめします。予算内で最も評価の高い商品を見つけることが、ネット通販成功のカギとなります。（Amazonの人気ウィッグランキングを見てみる）

ウィッグの選び方！自分にぴったりの種類を見極める「3つの質問」

「ウィッグは欲しいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…」という悩みを抱えている方は多いです。ウィッグ選びで失敗しないためには、漠然と「可愛い」という理由だけで選ぶのではなく、「なぜウィッグを使うのか」という目的を明確にすることが大切です。目的が定まれば、おのずと選ぶべきウィッグの種類や素材が絞られてきます。

ここでは、あなたに最適なウィッグを見つけるための「3つの質問」を提案します。これらの質問に答えることで、あなたが本当に必要としているウィッグのタイプが見えてくるはずですよ。

質問１：ウィッグを「いつ」「どれくらいの頻度」で使いますか？

• 毎日、長時間使う（日常使い・医療用）： → 人毛MIXまたは人毛100%、通気性が良く、つむじが自然なものを選びましょう。耐久性と快適性が最優先です。
• 休日やイベントのみ（週に1～2回）： → 高品質な耐熱ファイバーで十分です。ファッション性やカラーの豊富さを重視して選べます。
• 一時的に、短時間のみ（パーティー・コスプレ）： → 安価なファイバー製や、ドンキ・100均のウィッグでもOKです。色やデザインの派手さを楽しみましょう。

質問２：「隠したい」ですか？それとも「変身したい」ですか？

• 「隠したい」（薄毛・白髪・地毛のボリュームダウン）： → 部分ウィッグ（ヘアピース）を選びましょう。地毛の色と質感に完璧に合わせることが最重要です。
• 「変身したい」（ロングヘア→ボブ、黒髪→金髪など）： → フルウィッグを選びましょう。特に地毛の色と大きく変える場合は、フルウィッグの方が自然に見えます。

質問３：「加工・アレンジ」をしますか？

• コテやアイロンで頻繁にアレンジする： → 耐熱ファイバーまたは人毛100%を選びましょう。
• そのまま着用したい（手間をかけたくない）： → すでにカット・セットされている既製品を選びましょう。

用途別！ファッションウィッグと医療用ウィッグの違い

ウィッグのカテゴリの中でも、特に「ファッション用」と「医療用」は、選び方が大きく異なります。

【ファッションウィッグ】

目的は「おしゃれを楽しむこと」なので、自然さよりもトレンド性やデザインの多様性が重視されます。素材は主にファイバー（人工毛）で、手頃な価格で多くのスタイルを試せるのが魅力です。ただし、通気性や肌への優しさは、医療用に比べて劣る場合が多いです。

【医療用ウィッグ】

目的は「精神的なQOL（生活の質）の維持」であり、自然さと快適性が最優先されます。

• 素材：肌触りが良く、通気性に優れた素材（人毛MIXや高品質なファイバー）が使われます。
• キャップ：長時間着用しても蒸れにくい、軽量で肌に優しいネット（キャップ）構造が採用されています。
• サイズ調整：頭皮がデリケートな状態でも使えるよう、金具ではなくマジックテープや柔らかいアジャスターが使われることが多いです。

特に医療用は、専門店のサポートが不可欠です。焦らずじっくりと、自分の状態と予算に合ったものを選びましょう。

フルウィッグ・ハーフウィッグ・ポイントウィッグの種類と具体的な使い方

ウィッグは、頭全体を覆うものから、前髪や襟足の一部だけをカバーするものまで、非常に多くの種類があります。それぞれの種類には、適した用途やメリット・デメリットがありますので、具体的な使い方と一緒に解説します。自分のなりたいスタイルや、隠したい部分に合わせて最適なウィッグを選びましょう。

フルウィッグ（全頭ウィッグ）

地毛をすべてウィッグネットの下に隠し、頭全体を覆うタイプです。

• メリット：全く違う髪型や髪色に「完全変身」できる。地毛の色や長さに関係なく、自由なスタイルを楽しめる。
• デメリット：夏場は蒸れやすい。地毛が長い場合、ネットに収納するのに手間がかかる。
• 使い方：ウィッグネットで地毛をしっかりまとめ、上からウィッグを被り、コームやアジャスターで固定します。つむじ部分が自然に見えるよう、鏡で確認しながら位置を調整しましょう。

ハーフウィッグ（半頭ウィッグ）

ウィッグのネットが頭頂部から襟足までを覆い、前髪や頭頂部の地毛を活かして着用するタイプです。

• メリット：地毛とウィッグを自然に馴染ませやすい。フルウィッグより通気性が良い。
• デメリット：地毛の色とウィッグの色を合わせるのが難しい。地毛が少ないと、ウィッグとの境目が目立つことがある。
• 使い方：地毛のトップ（つむじ周辺）を少し残し、ウィッグのコームを地毛に差し込んで固定します。境目をカチューシャやヘアバンドで隠すと、より自然に見えます。

ポイントウィッグ（部分ウィッグ・ヘアピース）

前髪、サイド、ポニーテール、お団子など、特定のパーツにボリュームや長さを足すために使うタイプです。

• メリット：装着が非常に簡単で、手軽にイメチェンできる。白髪隠しや薄毛カバーとしても優秀。
• デメリット：地毛の色と合っていないと非常に不自然に見える。
• 使い方：クリップやピンで地毛に留めるだけです。前髪ウィッグなら、分け目の位置を調整し、軽く地毛と馴染ませるようにブラッシングしましょう。

部分ウィッグ（前髪・ポニーテール）の簡単な付け方

特に人気が高い「前髪ウィッグ」と「ポニーテールウィッグ」の簡単な付け方のコツをご紹介します。

【前髪ウィッグの付け方】

1. 地毛の前髪を分ける：地毛の前髪をセンターで左右に分け、ピンなどで留めておきます。この時、ウィッグのネットが見えないように、少しだけ地毛を残しておくと良いです。 2. ウィッグを乗せる：ウィッグの裏側についているクリップ（パッチンピン）を開き、地毛の根元部分に差し込み、パチンと閉じます。 3. 馴染ませる：ウィッグの毛先を指で軽く整えながら、横に残した地毛と自然に馴染ませるようにブラッシングします。もし地毛とウィッグの色の差が気になる場合は、ウィッグの境目を隠すようにヘアバンドを使うのもおすすめです。

【ポニーテールウィッグの付け方】

1. 地毛を結ぶ：地毛をポニーテールの位置でゴムでしっかりと結びます。お団子タイプの場合は、お団子にしておきます。 2. ウィッグを装着：ウィッグの根元にあるクリップやコームを地毛の結び目（またはお団子）に差し込み、コードやリボンで結びつけて固定します。 3. 完成：ウィッグの毛束を整え、地毛とウィッグが一体化しているか確認します。

ポニーテールウィッグは、地毛が短くても簡単に憧れのロングポニーテールが作れるため、ファッションウィッグの中でも特に人気が高いアイテムです。

失敗しないための「サイズ」「色」「素材」のチェックリスト

ウィッグ選びで最も後悔しやすいのが、「サイズが合わなかった」または「色が似合わなかった」という点です。特にネット通販では試着ができないため、事前に自分の頭のサイズを正確に測り、商品ページの情報を細かくチェックすることが、失敗を避けるための絶対条件となります。

「サイズ」のチェックリスト：頭囲の測り方と選び方

フルウィッグを購入する場合、頭のサイズが合わないと、ウィッグがずれたり、逆に締め付けがきつくて頭痛の原因になったりします。購入前に必ず以下の手順で自分の頭囲を測りましょう。

【正しい頭囲の測り方】

1. 準備：メジャー（裁縫用ソフトメジャーが最適）を用意します。 2. 計測：メジャーの始点を、おでこの生え際より少し上の位置（頭の中で一番出っ張っているおでこのライン）に合わせます。 3. 頭を一周：メジャーを耳の上を通り、後頭部の一番出っ張っている部分を通るように一周させます。 4. 確認：メジャーの端が重なった位置の数値を読み取ります。これがあなたの「頭囲」です。

一般的な女性の頭囲は54cm～57cm程度ですが、ウィッグにはS、M、Lなどのサイズ展開があり、さらにアジャスターで2cm～3cm程度の調整が可能です。商品ページに記載されている「頭囲の適応サイズ」と、自分の計測値をしっかり照らし合わせましょう。迷ったら、少し小さめのサイズを選び、アジャスターで緩める方が、ずれにくく安定します。

「色」と「素材」のチェックリスト

ウィッグの色選びは、特に慎重になるべきポイントです。

色選びのコツ

• 日常使いの場合：地毛の色よりもワントーン暗い色を選ぶと、より自然に見えます。光の加減で明るく見えることを計算に入れておきましょう。
• 地毛との馴染ませ：ハーフウィッグや部分ウィッグの場合、地毛とウィッグの毛先を合わせて、色の差が目立たないかを鏡でチェックすることが必須です。
• カラー名の罠：「チョコブラウン」「アッシュベージュ」といったおしゃれなカラー名は、メーカーによって色味が全く異なります。必ずモデル着用写真だけでなく、屋外で撮影された写真や、購入者のレビュー写真を参考にしましょう。

人毛と人工毛（ファイバー）のメリット・デメリット比較

素材は、ウィッグの見た目の自然さ、価格、そしてお手入れのしやすさに直結します。

素材	メリット	デメリット
人毛100%	圧倒的に自然な光沢と手触り。地毛と同じようにカラーリング、パーマが可能。	価格が高い。ファイバーより耐久性が低い。雨や湿気でスタイルが崩れやすい。
人毛MIX	人毛の自然さとファイバーの形状記憶の良さを両立。価格も人毛より抑えめ。	人毛100%ほどの自由なアレンジはできない場合がある。
人工毛（ファイバー）	価格が安い。スタイルが崩れにくい（形状記憶）。カラーが豊富。	テカリが出やすい。熱に弱いものがある。絡まりやすい。

日常使いで自然さを追求するなら「人毛MIX」、ファッション性を重視するなら「高品質ファイバー」が、コスパと満足度のバランスが取れていておすすめです。

初心者でも簡単！ウィッグのお手入れ方法と長持ちさせるコツ

せっかく購入したウィッグも、お手入れを怠るとすぐに絡まったり、パサついたりして、寿命が短くなってしまいます。特にファイバー製のウィッグは、静電気で絡まりやすいため、正しい方法でメンテナンスすることが非常に重要です。ここでは、ウィッグを長持ちさせ、常に美しい状態を保つための簡単なお手入れ方法をご紹介します。

正しいシャンプーとブラッシングのやり方

ウィッグは、使用頻度にもよりますが、5回から10回使用するごとにシャンプーをするのが目安です。

ステップ１：ブラッシングで絡まりを解消

シャンプーをする前に、必ずウィッグ専用のブラシ（目が粗いもの）で、毛先から順番に優しくブラッシングします。上から一気にブラッシングすると、絡まりが悪化し、毛が抜ける原因になるので注意しましょう。

ステップ２：優しく押し洗い

洗面器にぬるま湯を張り、ウィッグ専用のシャンプー（または刺激の少ないおしゃれ着用洗剤）を溶かします。ウィッグを浸し、揉み洗いではなく、優しく押し洗いをします。摩擦はウィッグの毛を傷める原因になります。特にネットの部分は、指の腹で軽く押すように洗いましょう。

ステップ３：トリートメントとすすぎ

シャンプーを洗い流した後、専用のトリートメントを溶かしたぬるま湯にウィッグを浸します。数分放置した後、水が透明になるまでしっかりすすぎます。トリートメントが残っていると、ベタつきやテカリの原因になります。

ステップ４：自然乾燥が基本

タオルでウィッグを包み込み、優しく水分を吸い取ります（こすらない！）。その後、ウィッグスタンドに被せ、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。ドライヤーを使う場合は、必ず低温設定にし、ウィッグから20cm以上離して使用しましょう。

ウィッグを長持ちさせるための保管方法と注意点

ウィッグを被らない時の保管方法も、寿命を大きく左右します。

1. 専用スタンドを使用する：ウィッグスタンドに被せて保管することで、型崩れを防ぎ、ネットの通気性を保つことができます。
2. 直射日光を避ける：紫外線はウィッグの変色や劣化の原因になります。必ず日陰に保管しましょう。
3. 静電気対策：専用のウィッグスプレー（または静電気防止スプレー）を定期的に吹きかけることで、絡まりを予防できます。

これらの簡単なお手入れを習慣にすることで、お気に入りのウィッグを長く、美しく使い続けることができますよ。（ウィッグのお手入れ動画を参考にしてみる）

中古やフリマアプリ（メルカリなど）での購入はアリ？注意点も解説

「新品は高いけど、試してみたい…」そう考えて、メルカリやラクマなどのフリマアプリ、または中古専門のウィッグショップでウィッグを探す方も多いのではないでしょうか。中古のウィッグは、通常価格の半額以下など、破格の値段で手に入る可能性があるため、コストを抑えたい方にとっては魅力的な選択肢です。特に、すでに廃盤になった人気モデルや、高品質な人毛ウィッグを格安で手に入れられるチャンスもあります。

しかし、中古品である以上、いくつかの注意点があり、特に衛生面と品質の確認は徹底する必要があります。

まず、衛生面のリスクです。前の持ち主の使用頻度や保管状態が不明であるため、頭皮の脂や匂いが残っている可能性があります。購入後は、すぐに専用シャンプーで丁寧に洗浄・消毒することが必須です。また、ネット部分の伸びや破れ、フケなどの付着がないかを、事前に出品者に細かく確認すべきです。

次に、品質の劣化です。ファイバーウィッグは、使用やお手入れの方法が悪いと、毛先が絡まったり、熱によるダメージで縮れたりしていることがあります。画像だけでは判断しづらいため、「毛先の状態はどうか」「絡まりやすいか」といった質問を出品者にするなど、入念なチェックが必要です。

結論として、中古での購入は「アリ」ですが、「新品同様のクオリティを期待しないこと」「衛生管理を徹底すること」を前提として、自己責任で判断することが大切です。

トラブルを避けるためのメルカリ購入時の注意点

メルカリなどのフリマアプリでウィッグを購入する際、トラブルを避けるためにモモストアが実践している注意点をお伝えします。

1. 複数の画像を要求する：商品画像が少ない場合、ウィッグの「裏側（ネット部分）」「つむじのアップ」「毛先の状態」「着用写真（モデルではなくトルソーで可）」など、多角的な画像を要求しましょう。
2. 具体的な質問をする：「使用頻度はどれくらいか？」「シャンプーは専用品を使っていたか？」「匂いはあるか？」など、気になる点を具体的に質問し、回答を記録しておきましょう。
3. 人毛の保証を確認する：「人毛100%」と記載されていても、確証がない場合があります。メーカーのタグや購入証明の有無を確認しましょう。
4. 評価の低い出品者は避ける：過去の取引でトラブルが多い出品者からの購入は避けましょう。ウィッグはデリケートな商品なので、丁寧な対応をしてくれる出品者を選ぶのが賢明です。

特にコスプレウィッグの場合、一度の使用で手放す人も多いため、状態が良いものが見つかる可能性が高いです。出品者の対応や評価を参考に、信頼できる取引を心がけてください。

【筆者のおすすめ】ウィッグを賢くお得にゲットするための秘訣

これまでウィッグが買える様々な場所を見てきましたが、最後に、筆者モモストアが考える「ウィッグを賢く、そしてお得に手に入れる」ための秘訣をご紹介します。

秘訣１：まずは「プチプラ」で試してから「本命」へ！

ウィッグ初心者の方がいきなり数万円の高品質ウィッグに手を出すのはリスクが高いです。まずは、ドン・キホーテやネット通販の3,000円〜5,000円程度のプチプラウィッグで、以下の点を試してみましょう。

• 自分に似合うスタイル：ロング、ボブ、ショートなど、どの長さやスタイルが自分の顔の形に合うか。
• 似合う色味：ファッションウィッグを被ってみて、肌の色がくすまない、自然に見える色味は何か。
• お手入れの習慣：ウィッグを洗ったり、ブラッシングしたりする手間が自分に合っているか。

この「お試し期間」を経て、自分の好みが定まってから、高品質な専門店のウィッグや高額な人毛ウィッグを購入することで、失敗を劇的に減らすことができます。

秘訣２：セールやアウトレット情報を狙うのがおすすめ

大手ウィッグ専門店や有名ブランドは、年に数回、大規模なセールやアウトレット販売を実施しています。特に、旧モデルの在庫処分や、パッケージに難があるだけの未使用品などが、破格の値段で販売されることがあります。

このようなセール情報は、実店舗ではなかなか告知されないため、公式サイトのメルマガ登録や、Amazon・楽天市場の「セール情報」ページをこまめにチェックすることが重要です。特に年末年始やゴールデンウィークといった大型連休の前後には、大きなセールが開催されやすい傾向にあります。

また、オンライン専用のブランドの中には、定期的に「半額セール」や「ポイント還元UP」キャンペーンを行っているところもあります。高価な人毛MIXウィッグも、セール時なら予算内で手に入る可能性が高まりますので、焦らず情報収集を徹底しましょう。

秘訣３：オンラインと実店舗のメリットを融合させる

最も賢い購入方法は、「実店舗で試着し、ネット通販で最安値で購入する」という戦略です。

1. まず、ウィッグ専門店やバラエティショップで気になるウィッグをいくつか試着し、型番やブランド名を控えます。
2. 次に、その型番をAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、時にはメルカリなどで検索し、最も安く販売されている店舗を見つけます。
3. ただし、試着したお店でしか受けられないアフターサービス（カット調整や修理など）が必要な場合は、価格が高くても実店舗で購入する方が最終的な満足度は高くなります。

このように、それぞれの販売店の「いいとこ取り」をすることで、失敗なく、お得に最高のウィッグを手に入れることができます。あなたのウィッグライフがより豊かで楽しいものになりますように！（最新のウィッグセール情報を確認する）