百貨店商品券はどこで買える？購入場所からお得な使い方まで徹底解説！

この記事はモモストアが解説します。

「急に百貨店の商品券が必要になったけど、どこで売っているの？」
「贈り物にするなら、どこで買うのが一番お得で確実なの？」

そんな疑問をお持ちではありませんか？
百貨店商品券は、全国の主要な百貨店で使える非常に便利なギフト券です。特に目上の方への贈り物や、結婚・出産祝いなど、かしこまったシーンでのプレゼントとして大変喜ばれます。

この記事では、百貨店商品券の購入方法を「確実な場所」「お得な場所」「便利なオンライン」の3つの視点から徹底的に解説します。 さらに、紙の商品券とカードタイプのギフトカードとの違いや、知って得する賢い使い方まで、すべてわかりますよ！

全国百貨店共通商品券とは？その驚きの汎用性

百貨店の商品券と聞くと、デパートのカウンターで売られている紙の券を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 正式名称は「全国百貨店共通商品券」といい、日本百貨店協会に加盟している全国約500の百貨店やデパートで利用できる、非常に汎用性の高い商品券なんです。

この商品券の最大の魅力は、その使い勝手の良さにあります。

「全国百貨店共通商品券」が愛される理由とメリット

全国百貨店共通商品券が長年、贈答品として、また自分へのご褒美としても選ばれ続けているのには、明確な理由があります。

１. 有効期限がない
全国百貨店共通商品券には、有効期限が設定されていません。そのため、受け取った方が好きなタイミングで、焦ることなくゆっくりとお買い物に使うことができます。これは、有効期限のあるクレジットカード系の商品券にはない大きなメリットです。

２. お釣りが出る
これが非常に重要です。たとえ1,000円の商品券で100円の買い物をしたとしても、残りの900円は現金でお釣りとして戻ってきます。額面を無理に使い切ろうとしなくても良いため、現金と同じような感覚で利用できるのが魅力です。

３. 全国約500店舗で使える
日本全国の主要な百貨店、例えば三越、伊勢丹、高島屋、大丸、松坂屋、西武、そごうなど、ほとんど全ての有名百貨店で利用可能です。引っ越しや転勤などで居住地が変わっても、使う場所に困ることはまずありません。

４. 種類は1,000円券のみ
額面は1,000円券の1種類のみです。贈る際は、ご予算に合わせて枚数を調整するだけなので、非常にシンプルで分かりやすいのも特徴です。

全国百貨店共通商品券の基本情報

種類	紙の商品券
額面	1,000円券のみ
有効期限	なし（無期限）
お釣りの有無	出る
利用可能店舗	日本百貨店協会加盟の全国約500店舗（百貨店・デパート）

このように、全国百貨店共通商品券は、単なる金券としてではなく、自由度が高く、使いやすさに特化しているからこそ、多くの人に支持されているのです。

ただし、百貨店内のテナントやレストラン、一部の専門店などでは利用できない場合もありますので、ご利用の際は事前に各百貨店にご確認ください。

詳細な利用可能店舗は、日本百貨店協会公式サイトで確認できます。最新の情報は、こちらでチェックしてみてください。

百貨店の商品券が買える確実な場所は「百貨店の店頭」！

百貨店商品券を最も確実かつ安心して購入できる場所は、やはり「全国百貨店共通商品券」を取り扱っている百貨店やデパートの店頭カウンターです。

「え、デパートならどこでも買えるんじゃないの？」と思われるかもしれませんが、原則として「日本百貨店協会に加盟している百貨店」であれば購入可能です。

店頭購入の具体的な流れとメリット

店頭での購入は、贈り物として利用する際に特にメリットが大きいです。

百貨店での購入場所

商品券を取り扱っている場所は、百貨店によって異なりますが、主に以下の場所が挙げられます。

• 商品券売場・ギフトサロン：多くの場合、本館やサービスカウンターの一角に専用の売場があります。
• インフォメーションカウンター：規模の小さい店舗や、商品券売場が設置されていない場合、総合案内所で購入できることがあります。
• 外商・法人窓口：大量購入や法人利用の場合は、こちらの窓口がスムーズです。

もし場所がわからなければ、入口のインフォメーションで「商品券を購入したいのですが」と尋ねればすぐに案内してもらえます。

店頭購入の最大のメリット：美しいラッピングと熨斗（のし）対応

店頭で購入する最大の魅力は、その場で購入目的を伝え、丁寧なラッピングや熨斗（のし）をつけてもらえることです。

特に贈答用の場合、百貨店の包装紙や高級感のある封筒に入れてもらえると、贈り物の品格が格段に上がりますよね。結婚祝い、出産祝い、退職祝い、お中元やお歳暮など、用途に応じた熨斗の種類や表書きも相談できます。これは、オンラインや金券ショップでは得られない、デパートならではのサービスです。

店頭購入の注意点：支払い方法は現金が基本！

ほとんどの百貨店では、商品券の購入は「現金のみ」の取り扱いとなっています。

これは、商品券が現金と同等に扱われる「金券」であるため、クレジットカードでの購入を認めると、クレジットカードのショッピング枠を現金化する行為（換金）につながってしまうのを防ぐためです。

ごく一部の百貨店や特定の法人窓口では、例外的にクレジットカードが使える場合もありますが、基本は現金を用意していくのが確実です。 「ポイントを貯めたい」「手持ちの現金がない」という方は、次の見出しで解説するオンライン購入や金券ショップの情報を参考にしてくださいね。

百貨店のオンラインストアで購入するメリットと注意点

「百貨店に行きたいけれど、忙しくて時間が取れない」「遠方に住んでいて近くにデパートがない」という方には、百貨店のオンラインストアを利用した購入方法が非常に便利です。

近年、多くの百貨店がオンラインストアを通じて商品券の販売を始めています。

オンライン購入の大きなメリット３つ

オンラインで購入することには、店頭購入にはないメリットがあります。

メリット１：時間や場所を選ばず注文できる

当然ですが、オンラインストアなら24時間いつでも、自宅から一歩も出ずに注文を完結できます。急ぎではないけれど、いずれ必要になることがわかっている場合や、夜間・早朝にしか時間が取れない方にとって、これほど便利な方法はありません。

特に、遠方に住むご親戚や知人への贈り物として、直接相手の住所へ配送してもらえるのは非常に便利です。

メリット２：クレジットカードが使える可能性がある

前述の通り、店頭では基本的に現金のみの取り扱いですが、オンラインストアの場合、クレジットカード払いが可能な百貨店が存在します。

オンラインストア側がクレジットカード決済を導入している場合、カード会社の規約や百貨店のポリシーによりますが、商品券の購入にカードが使えることがあります。これにより、ポイントを貯めながら商品券を購入できるという大きなメリットが生まれます。

ただし、これは百貨店によって対応が完全に分かれるため、購入前には必ず、利用したい百貨店のオンラインストアの支払い方法を確認してください。

メリット３：法人利用の際の管理が楽

企業の周年記念や福利厚生、取引先への贈答品として大量に商品券を購入する場合、オンラインで注文し、請求書払いなどを利用できると、経理上の管理が非常に楽になります。配送先を複数指定できるサービスを提供している百貨店もあります。

オンライン購入で必ずチェックすべき注意点

便利だからこそ、オンライン購入特有の注意点をしっかり把握しておきましょう。

オンライン購入の注意点チェックリスト

配送期間	注文から手元に届くまでに数日〜1週間程度かかる場合があるため、急ぎの場合は店頭購入を検討しましょう。
送料・手数料	一定額以上の購入で送料無料になるケースが多いですが、少額だと送料がかかることがあります。
取り扱い種類	オンラインでは「全国百貨店共通商品券」と「百貨店ギフトカード」のどちらか一方のみ取り扱っている場合もあります。
熨斗・ラッピング	対応はしていますが、店頭のように細かな相談は難しく、選択肢が限定されることがあります。

オンラインで購入する際は、「急ぎで必要ではないか」をまず確認することが重要です。 例えば、京王ネットショッピングのように、オンラインで全国百貨店共通商品券や百貨店ギフトカードを取り扱っている例があります。ご自身が利用したい百貨店のオンラインストアを一度見てみることをおすすめします。

H3：オンラインでの注文手順（一般的な例）

1. 各百貨店のオンラインストアで「商品券」のページへアクセス
2. 「全国百貨店共通商品券」か「百貨店ギフトカード」を選択
3. 額面と枚数を指定し、カートに入れる
4. ラッピング、熨斗の有無、配送先を指定
5. 支払い方法を選択（クレジットカードまたは銀行振込など）
6. 注文確定後、商品券が手元に届くのを待つ

特に遠方への贈り物として利用する場合、オンラインストアの丁寧な配送サービスは心強い味方となってくれますよ。

お得に買いたいなら「金券ショップ」を賢く活用しよう

「贈り物ではなく、自分で使うために少しでもお得に手に入れたい！」
そうお考えの方に最適なのが、金券ショップやチケット販売店を利用する方法です。

金券ショップでは、全国百貨店共通商品券を額面よりも少し安く、割引価格で購入できる場合があります。

金券ショップで購入する最大の魅力と注意点

なぜ金券ショップで割引価格で購入できるのでしょうか？

魅力：額面以下の「格安」価格で手に入る

金券ショップで販売されている商品券は、企業からの贈答品や株主優待などで受け取った方が、現金化するためにショップに買い取ってもらった「中古品」に当たります。

ショップは額面よりわずかに安く買い取り、さらにわずかな利益を上乗せして販売するため、利用者は結果的に定価よりも安く商品券を購入できる、という仕組みです。

割引率はそれほど大きくないかもしれませんが、まとまった金額を購入する場合や、継続的に百貨店を利用する方にとっては、年間で数千円、数万円単位でお得になる可能性があります。

金券ショップの注意点：在庫と信頼性

金券ショップで購入する際の注意点は、主に以下の3点です。

1. 在庫状況：常に商品券があるとは限りません。特に人気のある1,000円券は品薄になることもあります。
2. 価格変動：店舗や時期（お中元・お歳暮の時期など）によって価格が変動することがあります。
3. 信頼性：偽造品のリスクは非常に低いですが、万が一に備え、信頼できる大手チェーンの金券ショップを選ぶことが重要です。

H3：オンライン金券ショップの活用とメリット

最近では、実店舗の金券ショップだけでなく、オンラインの金券ショップも非常に便利です。

実店舗に足を運ぶ必要がなく、自宅から24時間いつでも注文が可能です。また、オンライン金券ショップによっては、実店舗では珍しいクレジットカード決済に対応している場合があります。

ただし、オンラインの場合は送料や振込手数料がかかることがあり、また、手元に届くまでに日数がかかる点は理解しておきましょう。

急ぎで欲しい場合は店頭の金券ショップ、とにかくお得さや手軽さを追求したい場合はオンラインの金券ショップといったように、使い分けるのが賢明です。

例えば、アクセスチケットのような大手オンライン金券ショップでは、全国百貨店共通商品券の取り扱い状況や価格を簡単に確認できます。自分で使う分なら、ぜひチェックしてみてください。

クレジットカードで購入できる？支払い方法の裏技

「百貨店商品券をクレジットカードで買いたい！」というニーズは非常に高いですよね。なぜなら、カードで購入できれば、高額な商品券の購入でもポイントやマイルが貯まるからです。

結論から言うと、一般的に「全国百貨店共通商品券」はクレジットカードで購入できません。 しかし、いくつか例外的な方法や、カードで購入できる類似のギフト券が存在します。

原則：百貨店店頭ではクレジットカードはNG

ほとんどの百貨店の店頭カウンターでは、商品券を現金化目的の換金行為と見なされないように、現金以外での支払いを厳しく制限しています。これは、多くの百貨店や商品券発行元の共通のルールです。

そのため、「百貨店の商品券売り場でクレジットカードを使おう」と考えているなら、残念ながら諦める必要があるでしょう。

例外的な購入ルートとその裏技

しかし、「どうしてもカード決済したい！」という方もいるはず。そのための裏技的なルートや、検討すべき代わりの商品を見ていきましょう。

裏技１：オンラインストアで探す

前述の通り、一部の百貨店のオンラインストアでは、決済システムの関係でクレジットカード払いが可能になっている場合があります。 ただし、これは百貨店側の対応次第であり、いつでも使えるとは限りません。購入前に必ず支払い方法の欄を確認してください。

裏技２：金券ショップのオンラインショップを利用する

オンラインの金券ショップの中には、利便性を高めるためにクレジットカード決済を導入しているところがあります。

この場合、商品券自体は額面より安い価格で購入できる上に、クレジットカードのポイントも貯まるため、最もお得に商品券を手に入れるルートの一つと言えます。ただし、手数料がかかる場合もあるため、最終的な支払総額とポイント還元率を比較して検討することが大切です。

代わりの選択肢：カード系ギフト券を検討する

全国百貨店共通商品券にこだわらなければ、クレジットカードで購入できるギフト券は数多くあります。

例えば、「VJAギフトカード」や「JCBギフトカード」といった信販会社系のギフトカードです。これらは、発行元のオンラインサイトや販売店で、クレジットカードを使って購入できる場合が多いです。

もちろん、これらのギフトカードは百貨店でも利用できますし、百貨店以外のショッピングセンターやホテル、レストランなど、利用範囲が非常に広いというメリットもあります。

クレジットカードで購入可否の比較

商品券名	百貨店店頭	百貨店オンライン	金券ショップ（オンライン含む）	汎用性
全国百貨店共通商品券	不可（現金のみ）	一部可（要確認）	一部可（要確認）	百貨店限定
VJAギフトカード	可（販売店による）	可（オンライン注文）	可	非常に高い（百貨店含む）
JCBギフトカード	可（販売店による）	可（オンライン注文）	可	非常に高い（百貨店含む）

「百貨店以外でも使えた方がいい」「ポイントを優先したい」という方は、VJAギフトカードのような、より汎用性の高い商品券を検討してみるのも良いでしょう。

コンビニやスーパーでは買えない？類似のギフトカードとの違い

「コンビニやスーパーでも商品券って売ってるから、百貨店の商品券もあるんじゃない？」

残念ながら、全国百貨店共通商品券は、コンビニエンスストアや一般のスーパーマーケットでは取り扱いがありません。

コンビニやスーパーで目にするギフトカードは、全く別の種類の商品券やプリペイドカードです。この違いを知っておくことで、購入時に無駄足を踏むことがなくなりますよ。

コンビニで売っているギフトカードの正体

コンビニで一般的に販売されているのは、主に以下の種類のギフトカードです。

百貨店ギフトカード（カードタイプ）

実は、コンビニ（特にファミリーマートやローソンなど）では、「百貨店ギフトカード」というカードタイプのギフト券が販売されています。

これは、紙の「全国百貨店共通商品券」とは別の商品で、カードに金額がチャージされており、残高がなくなるまで繰り返し利用できます。

コンビニで手軽に購入できる反面、購入できる額面が限定されている（例：ローソンでは1,000円・5,000円・10,000円など）ことと、紙の商品券と比べてお釣りが出ない（残高が減る方式）という違いがあります。

VJA/JCBギフトカード、Amazonギフトカードなど

コンビニでは、全国の商業施設や加盟店で幅広く使える「VJAギフトカード」や「JCBギフトカード」などの信販系ギフトカード、そしてオンラインショッピングに特化した「Amazonギフトカード」や「App Store & iTunesギフトカード」などが販売されています。

これらは百貨店でも使える場合がありますが、あくまで発行元が百貨店ではないため、全国百貨店共通商品券とは別物です。

スーパーでの取り扱いは？

イオン系列のスーパーでは「イオン商品券」、セブン＆アイ系列のスーパーでは「セブン＆アイ商品券」など、それぞれのグループ店舗に特化した商品券が販売されています。

これらも非常に便利ですが、使える場所は当然、そのグループ店舗内に限定されます。

商品券・ギフトカードの購入場所比較

商品券名	紙orカード	購入場所（主なルート）	お釣りの有無
全国百貨店共通商品券	紙	百貨店店頭、百貨店オンライン、金券ショップ	出る
百貨店ギフトカード	カード	コンビニ、百貨店店頭、百貨店オンライン	出ない（残高方式）
VJA/JCBギフトカード	紙	銀行、信販会社の販売店、オンライン	原則出ない（※店舗による）

このように、一口に「商品券」と言っても、購入できる場所や機能が大きく異なります。 もしあなたが「お釣りが欲しいから紙の商品券が良い」とお考えなら、迷わず百貨店の店頭かオンライン、金券ショップを選びましょう。

一方で、「手軽に買いたい」「カードタイプが好き」という方なら、コンビニで買える百貨店ギフトカードも選択肢に入ってきますよ。

百貨店共通商品券と「百貨店ギフトカード」の違いを徹底比較

前述の通り、「百貨店の商品券」には、大きく分けて紙の「全国百貨店共通商品券」とカードの「百貨店ギフトカード」の2種類があります。

どちらも全国の百貨店で使えるという点は共通していますが、機能や使い勝手には明確な違いがあります。贈る相手や自分の用途に合わせて、最適な方を選べるように、ここでしっかりと比較しておきましょう。

紙タイプ VS カードタイプ：機能の違い

この二つの最大の違いは、「お釣りの有無」と「額面のバリエーション」です。

お釣りの有無（最も大きな違い！）

・全国百貨店共通商品券（紙）：お釣りが出ます。
・百貨店ギフトカード（カード）：お釣りは出ず、残高がゼロになるまで繰り返し使えます。（プリペイドカード方式）

紙の商品券は「額面を使い切る必要がない」という点で安心感がありますが、カードタイプは残高を細かく使っていけるため、「少額の買い物にも抵抗なく使える」というメリットがあります。

額面の種類

・全国百貨店共通商品券（紙）：1,000円の1種類のみです。

・百貨店ギフトカード（カード）：5,000円、10,000円、20,000円、30,000円、50,000円など、高額なバリエーションが豊富です。（コンビニなどでは低額面も販売されています）

特に高額な贈り物をする場合、紙の商品券を何十枚も渡すのは少々かさばりますが、カードなら1枚にまとめることができ、スマートな印象を与えられます。

購入場所と利用上の細かい違い

購入場所の違い

紙の商品券が「コンビニでは買えない」のに対し、カードタイプの百貨店ギフトカードはコンビニでも購入可能です。（ただし、額面は限定されます）

また、カードタイプはアメリカン・エキスプレスなどのクレジットカード会社のウェブサイトから、カード会員限定でオンライン購入できるルートもあります。

盗難・紛失時の違い

・全国百貨店共通商品券（紙）：紛失・盗難に遭っても再発行はできません。

・百貨店ギフトカード（カード）：記名式で購入した場合など、発行元によっては再発行や利用停止の措置が可能な場合があります。ただし、これも対応は各百貨店や購入ルートによって異なるため、購入時に確認が必要です。

全国百貨店共通商品券 VS 百貨店ギフトカード

項目	全国百貨店共通商品券（紙）	百貨店ギフトカード（カード）
お釣りの有無	出る	出ない（残高方式）
額面の種類	1,000円のみ	5,000円〜50,000円など高額帯が豊富
コンビニ購入	不可	可能（一部コンビニ）
高額な贈り物	枚数が多くなる	1枚にまとめられスマート

贈答品として最も人気があるのは、やはりお釣りが出て使い勝手が良い「全国百貨店共通商品券（紙）」です。 しかし、「高額をスマートに贈りたい」「若い人への贈り物だからカードの方が抵抗がないかも」と感じる場合は、百貨店ギフトカードも非常に有力な選択肢となります。

贈り物に最適！百貨店商品券を選ぶべきシーンとラッピング

百貨店商品券は、金額を気にさせずに、相手に好きなものを選んでもらうという「気遣い」の気持ちを伝えるのに最適な贈り物です。 特に目上の方や、相手の好みがわからない時のプレゼントとして、非常に重宝されています。

百貨店商品券が活躍する贈り物シーン

以下のような、特に品格と確実性が求められるシーンで、百貨店商品券は選ばれています。

会社の退職祝いや永年勤続表彰

長年の労をねぎらう退職祝いや、功績を称える表彰品として、商品券は大変適しています。現金ではないため、相手に失礼な印象を与えず、また「何を選ぶか」という煩わしさを解消できます。

結婚祝いや出産祝いのお返し（内祝い）

結婚祝いや出産祝いのお返しは、相手によって必要なものが異なるため、カタログギフトや商品券がよく使われます。 全国の百貨店で使える商品券は、品質の高いものを選ぶ自由を提供するため、内祝いとしてもらった相手に喜ばれます。

お中元、お歳暮、香典返し

季節の挨拶や弔事の返礼品としても、商品券は定番です。特に生鮮食品や消耗品と違い、有効期限がないため、相手に負担をかけません。

目上の方への誕生日や記念日のプレゼント

上司や恩師、ご両親など、趣味や好みがわかっていても、自分で選ぶ喜びを提供したい場合に最適です。「これで好きなものを買ってね」というメッセージを込めて贈ることができます。

贈答品としてのラッピングと熨斗のポイント

商品券を贈る際、最も重要なのが「渡し方」です。購入場所を店頭に選ぶ大きな理由の一つが、このラッピングサービスにあります。

１. 百貨店の専用封筒とケース
百貨店の店頭で購入すると、高級感のある専用の封筒や、さらにそれを入れるギフトケースに入れてもらえます。これがあるだけで、贈り物の印象は大きく向上します。

２. 熨斗（のし）の選び方
用途に合わせて、熨斗の選び方は慎重に行いましょう。

熨斗（のし）の基本的な使い分け

用途	水引の種類	表書きの例
結婚祝い	結び切り（紅白10本）	寿、御祝
出産・入学祝い	蝶結び（紅白5本）	御祝、内祝（お返しの場合）
退職・昇進祝い	蝶結び（紅白5本）	御礼、御祝
お見舞い	結び切り（紅白5本）	御見舞

店頭のギフトサロンであれば、担当者が用途に応じた適切な熨斗や包装紙を提案してくれるので安心です。オンラインで購入する場合は、注文画面で間違いのないようにしっかりと選択しましょう。

美しいラッピングと適切な熨斗は、単なる金券を「心遣いのこもった贈り物」に変える魔法です。

【活用術】お釣りは出るの？知っておきたい賢い使い方

全国百貨店共通商品券の購入方法がわかったところで、次は「どうやって賢く使うか？」という点に注目しましょう。

商品券は現金と同じように使えるのが魅力ですが、知っておくとさらにお得になる活用術があります。特に「お釣りの問題」と「ポイントの二重取り」は要チェックです。

Q1: やはり最大のメリットは「お釣りが出る」こと！

「1,000円の商品券で300円のハンカチを買ったらどうなるの？」

ご安心ください。全国百貨店共通商品券は、購入金額が商品券の額面よりも少ない場合、差額が現金でお釣りとして返ってきます。

これは、信販会社系のギフトカード（JCBやVJAなど）では原則お釣りが出ず、百貨店ギフトカード（カードタイプ）は残高を使い切るまで利用するためお釣りが出ない、という点と比べると、非常に大きなアドバンテージです。

そのため、財布に商品券がある場合、少額の買い物でもためらわずに使って、現金としてお釣りを回収していくのが賢い使い方と言えます。

Q2: ポイントカードや優待との併用はできる？

百貨店でお買い物をする際、多くの人が各百貨店発行のポイントカードや友の会カードを利用していますよね。

実は、全国百貨店共通商品券を使って支払いをしても、現金払いと同様に百貨店のポイントが付与されるケースが多いです。

ただし、これは百貨店によってルールが異なります。
例えば、「現金と商品券での支払いはポイント付与の対象」「クレジットカードでの支払いはポイント付与率が下がる」など、さまざまな規定があります。

購入前にカウンターで必ず確認！
お会計の際、「この商品券で支払ってもポイントはつきますか？」と尋ねるだけで、よりお得に買い物を楽しむことができます。特に高額な買い物をする際は、ポイントの有無で大きな差が出ますので、ぜひ確認してみてくださいね。

Q3: 商品券で買えないものはある？

ほとんどの商品やサービスに利用できますが、一部例外があります。

• 商品券、ギフトカード、印紙、切手、ハガキなどの金券類：商品券で別の金券を買うことはできません。
• タバコ：基本的に購入できません。
• 一部ブランドのテナント：百貨店内に店を構えていても、テナント側の規定により商品券が使えない場合があります。
• 外商部が取り扱う特殊な商品：一部、商品券利用の対象外となるものがあります。

特にデパート内のレストランやカフェ、食料品フロア（デパ地下）など、日常的に利用する場所でも使えるのが全国百貨店共通商品券の素晴らしい点です。

「特別なものじゃなくてもいいから、デパ地下の美味しいお惣菜を買おう」というような、普段使いにも躊躇なく使えるのが、この商品券の真骨頂と言えるでしょう。

有効期限は？万が一発行元が倒産した時の対処法

「せっかくもらった商品券、気づいたら有効期限が切れていた！」なんてことになったら悲しいですよね。

ここでは、全国百貨店共通商品券の「有効期限」と、「万が一」の事態が起こった場合の安全性について解説します。

全国百貨店共通商品券は「有効期限なし」が最大の特徴！

全国百貨店共通商品券の最も優れた点の一つが、有効期限が設定されていないことです。

これは、贈られた方がいつでも好きな時に使えるという安心感を提供し、贈り物として選ばれる大きな理由となっています。 「いつか使うかもしれないから」と大事に保管していても、慌てる必要はありません。

一方で、電子マネーや一部のプリペイドカード、信販会社系のギフトカードには有効期限が設定されているものもあります。購入・利用の際は、この「有効期限の有無」を必ず確認するようにしましょう。

万が一、商品券を発行した百貨店が倒産したら？

非常に稀なケースですが、商品券を発行した百貨店が閉店したり、倒産してしまったりする可能性はゼロではありません。

しかし、全国百貨店共通商品券は、日本百貨店協会が発行に関与している共通の商品券であるため、非常に高い安全性が確保されています。

対処法１：他の加盟店で利用する

発行元が閉店しても、日本百貨店協会に加盟している他の百貨店であれば、基本的に問題なく利用できます。

例えば、A百貨店で発行された商品券でも、B百貨店やC百貨店で使うことができる、ということです。全国約500の加盟店がありますから、使える場所に困ることはないでしょう。

対処法２：一定期間の返金措置がある

万が一、発行元が破綻し、利用者が「どうしても現金に戻したい」と希望する場合、通常、一定期間（2ヶ月程度）の返金期間が設けられます。

この返金対応は、商品券の裏面に記載された発行元の百貨店が行うことになります。

有効期限と安全性に関する要点

有効期限	なし
倒産時の利用	他の全国の加盟百貨店で利用可能
倒産時の返金	一定期間、発行元にて返金対応がある（要確認）

このような高い安全性も、全国百貨店共通商品券がビジネスシーンや高額の贈答品として選ばれる理由の一つです。安心して購入・利用してくださいね。

百貨店商品券はAmazonや楽天市場で買える？ECサイトの活用法

最近では、ほとんどの商品がAmazonや楽天市場のような大手ECサイトで手に入る時代です。

では、「全国百貨店共通商品券」は、これら大手ECサイトで直接購入できるのでしょうか？ また、もし購入できないとしても、ECサイトを賢く活用する方法はあるのでしょうか？

Amazonや楽天市場での「正規の」取り扱いはありません

結論から言うと、Amazonや楽天市場といった大手ECサイトでは、全国百貨店共通商品券の正規の販売ルートとしての取り扱いはありません。

商品券は「金券」にあたるため、多くのECサイトでは、規約により個人が出品する形での販売（転売）を禁止しているか、非常に厳しく制限しています。

そのため、「公式に購入したい」場合は、前述した「百貨店の店頭」「百貨店のオンラインストア」「信頼できる金券ショップ」の3つのルートを利用することになります。

ECサイト・フリマアプリの裏側：個人間取引の是非

検索すると、フリマアプリ（メルカリなど）や一部のECサイトのマーケットプレイスで、個人が出品している商品券が見つかることがあります。

これらは額面よりも安い価格で販売されていることが多く、一見お得に見えますが、購入には大きなリスクが伴います。

１. 偽造品のリスク
個人間取引では、偽造品を見抜くのは非常に困難です。万が一偽造品を購入してしまっても、百貨店では使えませんし、出品者とのトラブルに発展する可能性もあります。

２. 規約違反のリスク
フリマアプリなどでは、金券類の出品を禁止または制限している場合が多く、購入後にトラブルが発生しても運営側の補償を受けられない可能性があります。

モモストアとしては、確実なものを安心して購入するためにも、正規のルートを利用することを強くおすすめします。

ECサイトを賢く活用するなら「代わりのギフトカード」を

もしあなたがAmazonや楽天市場で贈り物を探していて、どうしても商品券を贈りたいのであれば、「百貨店商品券」ではなく、各ECサイトが発行しているギフトカードを利用するのが一番賢い方法です。

ECサイトでの購入が容易な代替ギフトカード

ギフトカード名	購入できるECサイト	特徴
Amazonギフトカード	Amazon	オンラインショッピングに特化。若年層に人気。
楽天ギフトカード	楽天市場（一部）	楽天グループのサービスで利用可能。

相手が百貨店よりもオンラインショッピングを好む方であれば、Amazonや楽天市場で「百貨店商品券」を探すよりも、相手がよく利用するECサイトのギフトカードを贈る方が、実用的な贈り物となるでしょう。

百貨店商品券の購入を検討される方は、正規ルートである百貨店のオンラインストアをご確認いただくのが最善です。

百貨店商品券を贈る前に！確認すべき注意点

百貨店商品券は優れた贈り物ですが、贈る相手や購入の仕方によっては、思わぬ落とし穴があるかもしれません。 ここでは、あなたが安心して商品券をプレゼントできるよう、贈る前に必ず確認しておきたい注意点をまとめました。

注意点１：贈る相手が「百貨店を利用するか」を考える

全国百貨店共通商品券は、名前の通り「百貨店」でしか使えません。

もし、贈る相手が生活圏に百貨店がなかったり、普段からネット通販や地元のスーパーでの買い物を中心にしている場合、せっかくの商品券も使い道に困ってしまう可能性があります。

事前に相手の住んでいる地域やライフスタイルを考慮し、もし百貨店の利用頻度が低そうであれば、以下のような汎用性の高いギフト券を検討する方が親切です。

• VJAギフトカード、JCBギフトカード（多くの商業施設で利用可能）
• Amazonギフトカード（オンラインショッピング向け）

注意点２：「法人名義」での購入と経費処理について

会社で取引先への贈答品や、福利厚生の一環として商品券を購入する場合、経費として処理することが多いでしょう。

この場合、百貨店の法人窓口やオンラインストアを利用し、必ず領収書を発行してもらう必要があります。

金券ショップで購入した場合、通常は領収書の発行は可能ですが、購入した価格（割引された価格）での記載になります。また、税務上の取り扱いについては複雑になる場合があるため、必ず経理担当者や税理士に相談しましょう。

注意点３：紙の保管方法と劣化

全国百貨店共通商品券は有効期限がないため、長く保管されることもあります。

しかし、紙の商品券ですので、保管状態が悪いと、折れたり、汚れたりして、最悪の場合、利用を断られてしまうことがあります。

• 保管場所：直射日光を避け、湿度の低い場所（金庫など）での保管が最適です。
• 折り目：商品券に大きく折り目をつけてしまうと、利用時に問題となる可能性があるので、綺麗な状態で保管するよう心がけてください。

贈る際も、渡しやすくするために、百貨店で提供される専用のケースや封筒に入れて渡すようにしましょう。

注意点４：ギフトカードの残高確認

もし「百貨店ギフトカード」（カードタイプ）を贈る場合は、紙の商品券と違ってお釣りが出ない（残高方式）ため、相手が残高を確認しやすいように、残高照会方法を伝えておくと親切です。

残高は、百貨店の店頭や専用のウェブサイトで確認できることが一般的です。

これらの注意点を踏まえて購入・贈答を行うことで、百貨店商品券の持つ価値を最大限に活かすことができるはずです。

まとめ：あなたにぴったりの商品券購入方法

ここまで、全国百貨店共通商品券の購入場所から、お得な使い方、さらには似た商品券との違いまで、幅広く解説してきました。

最後に、あなたの目的別に「どこで買うべきか」をまとめます。

目的別！最適な購入ルート

あなたが百貨店商品券を購入する目的は、以下のどれにあてはまりますか？

【確実性・品格最優先】贈り物として丁寧に贈りたい場合

→ 百貨店の店頭カウンター

最も確実なルートであり、専用のラッピングや熨斗（のし）を細かく相談できるのが最大のメリットです。贈り物としての品格を重視するなら、この方法一択です。支払い方法はほぼ現金のみとなります。

【手軽さ・ポイント優先】自分の好きな時間に購入したい場合

→ 百貨店のオンラインストア

24時間いつでも注文でき、一部の百貨店ではクレジットカードでの購入も可能です。ただし、手元に届くまでに日数がかかるため、急ぎでない場合に利用しましょう。

【お得さ・安さ優先】自分で使うために安く手に入れたい場合

→ 金券ショップ（オンライン含む）

額面よりも安く購入できるため、最もお得に商品券を手にできます。特にオンラインの金券ショップであれば、クレジットカードが使える場合もあり、さらにお得です。ただし、在庫や信頼性の確認は重要です。

百貨店商品券のメリット再確認

全国百貨店共通商品券の魅力は、その高い汎用性と安心感にあります。

百貨店商品券の「安心」ポイント

有効期限	無期限
お釣り	出る
利用場所	全国約500の百貨店で利用可能

「どこで使えるか」を心配することなく、受け取った相手の自由な選択を尊重できる、心遣いのこもった贈り物として、今後も長く愛されていくでしょう。

この記事が、あなたが百貨店商品券をスムーズに、そして賢く購入・活用する手助けとなれば幸いです。

モモストアが、あなたの素敵なギフト選びを応援しています！