AirPods Proのイヤーチップはどこに売ってる?純正・互換品の販売場所と選び方
AirPods Proのイヤーチップがどこに売っているのか、急に必要になった時って困りますよね。私も以前、紛失した経験があり、どこにでも売っているわけではないと知って焦ったことがあります。
通勤中に片方を落としてしまったり、毎日使っているうちに古くなったりと、イヤーチップの交換はAirPods Proユーザーなら誰もが直面する問題です。
この記事では、純正品から人気の互換品まで、確実に手に入る販売場所を徹底的に解説します。さらに、種類が多すぎて迷ってしまう「互換品の選び方」や、「交換のタイミング」についても詳しくご紹介しますね。
この記事を読めば、もうイヤーチップ探しで迷うことはありません。あなたのAirPods Proライフがより快適になるよう、一緒に最適なイヤーチップを見つけましょう!
・【純正品】Appleストア・家電量販店など確実な購入場所まとめ
・互換イヤーチップはどこで探す?オンラインストアと店頭販売の違い
・ダイソー・セリアなどの100均でも手に入る?代替品・互換品の現状
・購入前に知っておきたい!純正イヤーチップのサイズ確認方法と注意点
- AirPods Proのイヤーチップはどこで買える?主な販売店を解説
- 【純正品】Appleストア・家電量販店など確実な購入場所まとめ
- 互換イヤーチップはどこで探す?オンラインストアと店頭販売の違い
- ダイソー・セリアなどの100均でも手に入る?代替品・互換品の現状
- 購入前に知っておきたい!純正イヤーチップのサイズ確認方法と注意点
- 互換イヤーチップの選び方:素材(シリコン・フォーム)ごとのメリット・デメリット
- 人気メーカー別!おすすめの互換イヤーチップを徹底比較
- イヤーチップを交換するベストなタイミングと交換手順
- イヤーチップが外れやすい・耳が痛い…そんな時のトラブルシューティング
- オンライン購入 vs. 店頭購入:それぞれのメリットとデメリット
- イヤーチップを清潔に保つ!正しいお手入れ方法と頻度
- AirPods Pro(第一世代・第二世代)でイヤーチップに互換性はある?
- 【Amazon・楽天】オンラインで賢く買う!おすすめ互換品の検索キーワード
- 中古品(メルカリなど)での購入はアリ?注意すべきポイント
- ダイソー・セリアなどの100均以外は?コンビニやドラッグストアでの取り扱いは?
- AirPods Proのイヤーチップが純正品であることを見分ける方法
- 運動時に最適!スポーツ向けのイヤーチップの選び方とおすすめ
- イヤーチップの「メッシュ部分」が破れたり詰まったりした時の対処法
- 純正品か互換品か?それぞれの価格帯とコスパ比較
- イヤーチップの紛失を防ぐ!ケースやアクセサリーの活用術
- AirPods Proのイヤーチップ交換でノイズキャンセリング性能は変わる?
- AirPods Proのイヤーチップはカスタムできる?特注品の可能性
- AirPods Proのイヤーチップにまつわるよくある疑問Q&A
- まとめ:AirPods Proイヤーチップの購入と選び方の最終チェック
AirPods Proのイヤーチップはどこで買える?主な販売店を解説

AirPods Proを使っていると、イヤーチップが耳に合わなくなったり、いつの間にか紛失してしまったりすることがありますよね。特に急いでいる時に「どこで買えるんだろう?」と迷ってしまう方も多いはずです。結論から言うと、イヤーチップは大きく分けて「純正品」と「互換品(サードパーティ製)」の2種類があり、それぞれで主要な販売場所が異なります。まずは、それぞれの購入ルートを分かりやすく整理していきましょう。
純正品のイヤーチップが手に入る主なルート
最も安心な選択肢は、やはりAppleが公式に販売している純正品です。純正品はAirPods Pro本体に付属していたものと全く同じ品質、素材でできているため、フィット感やノイズキャンセリング性能を維持したい方には最適です。純正品を購入できる主な場所は以下の通りです。
- Apple Store(直営店):全国の主要都市にある直営店です。在庫があれば、その場で購入できるのが最大のメリットです。
- Apple公式サイト(オンライン):確実に正規品が手に入り、店舗が近くにない方でも安心です。
- 大手家電量販店:ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店では、Apple製品のアクセサリーコーナーで販売されていることが多いです。ただし、店舗によっては在庫状況が不安定な場合があるので、訪問前に電話で確認することをおすすめします。
- Amazon、楽天市場などの主要オンラインモール:Apple Store公式として出店している場合や、正規の販売代理店が出品している場合もあります。
特に、公式サイトや大手家電量販店のオンラインストアは、家にいながら確実に純正品を手に入れられるため、急いでいない場合は最もおすすめのルートです。また、Apple Store(直営店)が近くにある方は、Apple Store検索をしてみて在庫を確認してから行くのが確実です。
互換品(サードパーティ製)のイヤーチップの主な販売場所
純正品も良いですが、「もっとフィット感を高めたい」「ノイズキャンセリング効果を上げたい」「価格を抑えたい」といったニーズがある場合は、互換品のイヤーチップも素晴らしい選択肢となります。サードパーティ製の互換品は、純正品にはない様々な素材や形状のものがあります。
互換品の販売場所は非常に幅広く、以下の場所で探すことができます。
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング:最も互換品の種類が豊富なのが、これら巨大オンラインモールです。人気メーカーの製品から格安の製品まで、比較しながら選ぶことができます。
- 家電量販店(店頭・オンライン):Apple製品アクセサリーコーナーとは別に、オーディオアクセサリーコーナーなどで、ComplyやSpinFitといった有名メーカーの製品が取り扱われていることがあります。
- PC・スマホアクセサリー専門店:ロフトや東急ハンズといったバラエティショップのガジェットコーナーでも、時々見かけることがあります。
純正品は主にApple製品を取り扱う場所が中心ですが、互換品はオンラインでの選択肢が圧倒的に多いのが特徴です。まずはオンラインで口コミなどをチェックし、気になる製品の取り扱い店舗を調べてみるのが効率的ですね。
【純正品】Appleストア・家電量販店など確実な購入場所まとめ
「やっぱり安心して使いたいから純正品が良い」という方も多いですよね。純正品のイヤーチップは、AirPods Proのノイズキャンセリングや装着感テストといった本来の機能が最大限に発揮されるように設計されています。ここでは、純正品を確実に購入するための具体的な場所と、それぞれのメリット・デメリットを掘り下げて解説していきます。
Apple Store(直営店)とApple公式サイトでの購入
純正品の購入において、最も推奨されるのはApple公式のルートです。
Apple Store 直営店のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・その場で確実に購入できる | ・店舗が少ない(主要都市のみ) |
| ・店員さんに相談できる | ・営業時間内に訪問する必要がある |
| ・サイズを再確認できる場合がある | ・在庫状況の事前確認が必要な場合がある |
直営店に行く際は、どのサイズが必要か事前に把握しておくとスムーズです。もしサイズに不安がある場合は、店員さんに相談してみましょう。
Apple公式サイト(オンライン)のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・24時間いつでも注文可能 | ・届くまでに数日かかる |
| ・確実に正規品を購入できる | ・送料がかかる場合がある(一定額以上で無料) |
| ・店舗に行く手間がない | ・実物を見て確認できない |
公式サイトは在庫切れの心配がほぼなく、忙しい方や近くに店舗がない方にとって非常に便利です。純正品はS・M・Lの各サイズセットで販売されていますので、必要なサイズを確認して注文しましょう。
大手家電量販店の販売状況と注意点
ビックカメラやヨドバシカメラといった大手家電量販店も、純正品の重要な販売チャネルです。これらの店舗はAppleの正規販売店としてイヤーチップを取り扱っています。
家電量販店で購入する際のポイント
家電量販店での純正品の販売場所は、店舗によって異なります。多くの場合、「Apple製品アクセサリーコーナー」または「イヤホン・ヘッドホンアクセサリーコーナー」に陳列されています。
しかし、家電量販店は非常に多くの商品を取り扱っているため、純正品のイヤーチップは在庫が少なめだったり、特定のサイズだけが売り切れていたりするケースも少なくありません。
【購入前の重要チェックリスト】
- ✅ 事前に在庫を確認する:特にMサイズなど需要が高いサイズは、急いでいるなら電話で確認してから行きましょう。
- ✅ ポイントを利用する:多くの場合、ポイントで購入したり、購入でポイントを貯めたりできます。
- ✅ オンラインストアも活用する:家電量販店も自社のオンラインストアを持っています。実店舗の在庫がない場合は、そちらを確認してみましょう。
また、量販店によっては、Apple WatchのバンドやiPhoneケースなどと一緒に並べられていることもあるので、見つからなければ遠慮なく店員さんに尋ねてみてください。
互換イヤーチップはどこで探す?オンラインストアと店頭販売の違い
純正品に比べて、互換イヤーチップは選択肢が爆発的に増えます。素材もシリコンだけでなく、遮音性の高いフォーム(ウレタン)素材や、独自形状のシリコンチップなど多種多様です。しかし、その分「どこで探せば良いの?」「粗悪品を掴まされたくない」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、互換イヤーチップの主な探し場所であるオンラインストアと店頭販売の違いを詳しく比較し、それぞれの利用シーンを解説します。
互換イヤーチップ探しの主戦場!オンラインストアの強み
互換イヤーチップを探すなら、やはりAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大オンラインモールが主戦場になります。特にAmazonは海外メーカーの製品も豊富で、選択肢の幅が群を抜いています。
オンラインストアのメリット
- 圧倒的な品揃え:純正品にはない素材(低反発ウレタンなど)や、独自の設計が施されたチップなど、数多くの製品を比較できます。
- 価格競争による安さ:多くのメーカーが出品しているため、価格競争が働きやすく、純正品よりも安価に手に入れられる可能性が高いです。
- 口コミ・レビューで判断できる:実際に購入したユーザーの評価(フィット感、耐久性、ノイズキャンセリングへの影響など)を参考に、品質を見極めることができます。
- 比較検討が容易:自宅にいながら、複数のメーカーのスペックや価格を一覧で比較できます。
粗悪品を避けるためには、必ず「販売元」と「レビュー件数」「平均評価」を確認しましょう。レビュー数が多く、星4つ以上を維持している製品であれば、一定の品質が担保されていると考えて良いでしょう。
実際に見て触って選びたい!店頭販売の探し方
「装着感は実際に触ってみないと分からない」という方のために、互換品を取り扱う実店舗の探し方を紹介します。
家電量販店・バラエティショップの取り扱い
家電量販店では、先述の通りオーディオアクセサリーコーナーに互換品が置かれていることがあります。特に以下のメーカーやブランドの製品は店頭で見かける機会が多いです。
| 主な互換品メーカー | 特徴 | 想定される店頭での陳列場所 |
| Comply(コンプライ) | 低反発フォーム素材の世界的ブランド。遮音性に優れる。 | ハイエンドオーディオコーナー、イヤホンアクセサリーコーナー |
| SpinFit(スピンフィット) | 独自構造で耳の奥までフィットするシリコンチップ。 | イヤホン・ヘッドホンコーナー |
| AZLA(アズラ) | 高音質を追求した高品質なシリコンチップ。 | プレミアムオーディオアクセサリーコーナー |
これらのメーカーの製品はパッケージがしっかりしているので、家電量販店や少し高級なオーディオ専門店で探すのが確実です。東急ハンズやロフトのようなバラエティショップでは、AnkerやCIOといったガジェット系ブランドの互換品が並んでいることもあります。
店頭販売の最大のメリットは、パッケージの質感や素材のサンプルを触れることです。特に低反発フォームチップは、実際に指で潰した感触や復元速度を確認できると、使用感がイメージしやすいですね。
ただし、オンラインストアに比べると、店頭では取り扱いメーカーやサイズのバリエーションが非常に少ないというデメリットがあります。もし特定のメーカーの特定のサイズを探しているのであれば、事前にそのメーカーの公式サイトや、家電量販店のウェブサイトで取り扱いがあるか確認するのが賢明です。
ダイソー・セリアなどの100均でも手に入る?代替品・互換品の現状
「ちょっと試したいだけだから、まずは安く済ませたいな」「失くしたからとりあえず間に合わせで…」そんな時、ふと頭をよぎるのが100円ショップの存在です。ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップには、様々なイヤホン関連のアクセサリーが並んでいますよね。では、AirPods Pro専用のイヤーチップは売っているのでしょうか?
ここでは、100円ショップでのイヤーチップの取り扱い状況と、代替品として利用できる可能性について、モモストアが詳しく解説します。
100円ショップでの「AirPods Pro専用」イヤーチップの有無
残念ながら、現時点(2025年11月時点)で、ダイソー、セリア、キャンドゥなどの大手100円ショップでは、「AirPods Pro専用」として設計・販売されているイヤーチップは、ほぼ見かけません。
これは、AirPods Proのイヤーチップが通常のカナル型イヤホンと異なり、特殊な取り付け構造(カチッとロックする機構)を持っているためです。この特殊な構造に対応した製品を100円という価格で販売するのは、コスト的に非常に難しいのが現状です。
ただし、100円ショップでは「一般的なカナル型イヤホン用のイヤーチップセット」は豊富に販売されています。これは、AirPods Proには使えませんが、万が一他のイヤホン用として必要になった場合は大変便利です。
100均の代替品を「自己責任」で利用する際の注意点
SNSや一部のブログでは、「100均の汎用チップを加工してAirPods Proに使っている」という情報を見かけることがあります。これは、あくまで自己責任で行う裏技的な方法であり、モモストアとしては推奨できません。
【推奨できない理由】
- ノイズキャンセリング性能の低下:AirPods Proはイヤーチップが耳穴をしっかり密閉することで、ノイズキャンセリング効果を発揮します。汎用チップでは密閉性が確保できず、機能が大幅に低下します。
- 落下・紛失のリスク増大:特殊なロック機構に対応していないため、AirPods Pro本体にチップがしっかり固定されず、耳から外れた際に本体ごと落下したり、イヤーチップだけが耳の中に残ってしまう危険性があります。
- 装着感テストに失敗する:AirPods Proには「イヤーチップ装着状態テスト」機能がありますが、汎用チップでは密閉度が基準に満たず、テストに失敗する可能性が高いです。
「どうしても急ぎで、とりあえずの代替品が欲しい」という場合でも、AirPods Proは高価な精密機器ですので、数百円〜千円程度で手に入る、安価でも専用設計の互換品をAmazonなどで探すのが安全策と言えます。
購入前に知っておきたい!純正イヤーチップのサイズ確認方法と注意点
純正品を購入する前に、まず知っておきたいのが「自分の耳に合うサイズはどれか」ということです。AirPods Proのイヤーチップは、たった一つのサイズが合わないだけで、ノイズキャンセリング効果が激減したり、すぐに耳から外れてしまったりする原因になります。
ここでは、あなたが今使っているAirPods Proの性能を最大限に引き出すために、正しいサイズの確認方法と、純正品購入時のちょっとした注意点について詳しくご紹介します。
AirPods Proの「イヤーチップ装着状態テスト」を活用する
最も確実で便利なのは、AirPods Proに搭載されている「イヤーチップ装着状態テスト」機能を使うことです。この機能は、AirPods Proが耳の中で適切に密閉されているかどうかを音響的に測定し、最適なサイズを教えてくれます。
テストの手順(iPhone・iPadの場合)
- AirPods ProをiPhoneまたはiPadに接続し、両耳に装着します。
- 「設定」アプリを開き、「Bluetooth」をタップします。
- AirPods Proの名前の横にある「i」マークをタップします。
- 「イヤーチップ装着状態テスト」をタップし、「続ける」→「再生」と進みます。
テスト結果は、「密閉性が良好です」または「調整するか、別のサイズのイヤーチップを試してください」と表示されます。
| テスト結果 | 対処法 |
| 両方とも「密閉性が良好」 | 現在のサイズが最適です。購入する際も同じサイズを選びましょう。 |
| 片方または両方が「調整または別のサイズを試す」 | イヤーチップを深く装着し直すか、ワンサイズ大きいもの、または小さいものを試しましょう。 |
多くの場合、左右の耳で最適なサイズが異なることがあります(例:左がS、右がM)。純正品のイヤーチップはS・M・Lのセット販売ですが、互換品を購入する際は、左右で異なるサイズを組み合わせて使用することも可能です。
純正品のパッケージと互換性の注意点
純正品のイヤーチップは、AirPods Pro(第一世代)とAirPods Pro(第二世代)で互換性があります。ただし、販売されているパッケージには注意が必要です。
- 純正品の購入:AirPods Proのイヤーチップは、通常、S、M、Lのいずれか一種類を左右ペアで販売されています。サイズ間違いを防ぐため、ご自身のサイズをしっかり把握してから購入に進みましょう。
- AirPods Pro(第一世代/第二世代):第一世代と第二世代は、イヤーチップの形状や取り付け機構が同じであるため、基本的に共通して使えます。安心して購入してください。
また、純正品は非常に耐久性が高いですが、使用頻度が高い場合は半年〜1年を目安に交換することをおすすめします。
長く使っていると、Appleサポートページでも推奨されているように、イヤーチップのメッシュ部分に耳垢や汗が詰まってしまい、音質やノイズキャンセリング性能に影響が出ることがあります。
互換イヤーチップの選び方:素材(シリコン・フォーム)ごとのメリット・デメリット
互換イヤーチップを探し始めると、純正品と同じシリコン素材のものだけでなく、まるで耳栓のような感触の「フォーム(ウレタン)」素材のものなど、様々な選択肢があることに気づくはずです。「結局、どれを選べばいいの?」と迷ったら、まずは素材ごとの特性を理解することが重要です。
定番の「シリコン素材」:純正品との違いとメリット
純正品と同じシリコン素材の互換品は、最も一般的な選択肢です。しかし、純正品と全く同じではなく、各メーカーが独自の工夫を凝らしています。
互換シリコンチップの特徴
- メリット:
- 耐久性が高い:水洗いが可能で、汗や皮脂にも強く、長期間清潔に保てます。
- 装着感が安定している:純正品に近い使用感で、長時間装着しても疲れにくいよう設計されているものが多いです。
- 独自形状の恩恵:SpinFitのように、耳穴のカーブに合わせて先端がわずかに動く「可動式」の製品もあり、純正品よりもフィット感が向上する場合があります。
- デメリット:
- 密閉性はフォームに劣る:耳の形に完全にフィットするわけではないため、フォーム素材に比べると遮音性やノイズキャンセリング効果の向上幅は小さいことがあります。
- 滑りやすい場合がある:運動時など大量に汗をかくと、耳の中で滑りやすく、外れやすくなることがあります。
「純正品のサイズは合うけど、もう少しだけフィット感が欲しい」という方や、「とにかく清潔に使いたい」という方には、高品質な互換シリコンチップがおすすめです。
究極の密閉性を求めるなら「フォーム(ウレタン)素材」
Comply(コンプライ)に代表されるフォーム素材のイヤーチップは、体温で柔らかくなり、耳穴の形状に合わせて変形する特性を持っています。
フォーム(ウレタン)チップの特徴
- メリット:
- 最高の遮音性と密閉性:耳穴の隙間を完全に埋めるため、ノイズキャンセリング効果が最も高まりやすいです。
- 抜群のフィット感:自分の耳型になるため、長時間装着しても圧迫感が少ないと感じる人もいます。
- 落下防止:耳の中でしっかり固定されるため、ランニングや激しい動きでも外れにくいです。
- デメリット:
- 耐久性が低い:シリコンに比べて摩耗しやすく、定期的な交換(数ヶ月〜半年程度)が必要になります。
- 水洗い不可:水や汗を吸い込むため、清潔に保つためにはこまめな拭き取りが必要です。
- 装着に手間がかかる:装着前にチップを指で細く潰してから耳に入れるという一手間が必要です。
「電車や飛行機で最大限のノイズキャンセリング効果を得たい」「耳穴の形が特殊でシリコンだとすぐ外れてしまう」という方には、フォーム素材が救世主になるかもしれません。ただし、フォームチップは寿命が短めなので、消耗品として割り切って購入しましょう。
【素材別のおすすめユーザー】
| 素材 | おすすめポイント | 特に推奨するユーザー |
| シリコン | 耐久性、清潔さ、安定した装着感 | 日常使い、運動時の利用、長持ちさせたい方 |
| フォーム(ウレタン) | 遮音性、究極の密閉性、落下防止 | 騒音環境での利用、ノイキャン効果最優先の方 |
人気メーカー別!おすすめの互換イヤーチップを徹底比較
互換イヤーチップの素材ごとの特徴が分かったところで、次は具体的にどのメーカーの製品を選べば良いのか、人気メーカーとその主力製品を比較してみましょう。これらのメーカーの製品は、Amazonや楽天市場、家電量販店のオンラインストアなどで簡単に購入できます。
品質と評判が保証されているメーカーの製品を選ぶことで、粗悪品を避けることができますよ。
フォームチップの代名詞 Comply(コンプライ)
フォーム(低反発ウレタン)チップといえば、Complyの名前を思い浮かべる方が多いでしょう。元々補聴器のために開発された技術を応用しており、その密閉性は折り紙付きです。
AirPods Pro向け Complyチップのラインナップ
ComplyはAirPods Pro専用の「Pシリーズ」を展開しています。
- P-Series:AirPods Pro専用の設計で、クリック音とともに確実にロックされます。究極のノイズキャンセリング効果と、耳への圧迫感が少ない装着感を提供します。
【Complyの評価】:
- 密閉性・遮音性:文句なしのトップレベルです。ノイズキャンセリング性能を最大限に引き上げたいユーザーから絶大な支持を得ています。
- 耐久性:シリコンチップに比べると劣ります。使えば使うほど劣化していくため、約3ヶ月〜半年での交換が推奨されています。
- 価格帯:純正品よりもやや高めの設定ですが、その性能を考えれば納得できる価格です。
独自技術でフィット感を追求 SpinFit(スピンフィット)
SpinFitは、イヤーチップの傘の部分が360度回転する独自のクッション構造を持つシリコンチップで有名です。この機構により、耳穴のカーブに合わせてチップが柔軟に角度を変え、純正品では得られなかった安定感と音の通り道の確保を実現しています。
AirPods Pro向け SpinFitチップのラインナップ
「CP1025 for AirPods Pro」が有名です。
- CP1025:AirPods Proの機構に完全対応し、独自の回転機構で耳に深く、しかし快適にフィットします。シリコンチップでありながら、遮音性が純正品よりも向上したというレビューも多いです。
【SpinFitの評価】:
- 装着感:純正品は少し浅いと感じる方に人気です。耳に優しく密着するため、長時間のリスニングでも疲れにくいと評判です。
- 耐久性・清潔さ:高品質なシリコン素材のため、水洗い可能で衛生的。耐久性も高いです。
- 価格帯:純正品とほぼ同等か、若干安価な設定のものが多いです。
高音質を追求する AZLA(アズラ)
AZLAは、特に高音質を追求するオーディオファンに人気の韓国のブランドです。「SednaEarfit」シリーズが有名で、音響特性を考慮した特殊な設計が特徴です。
AirPods Pro向け AZLAチップのラインナップ
「SednaEarfit Crystal for AirPods Pro」などが代表的です。
- SednaEarfit Crystal:医療用シリコンを採用し、肌への刺激を抑えつつ、音の反射を考慮した内部構造で、クリアな音質と高い装着安定性を両立させています。
【AZLAの評価】:
- 音質への影響:音質を良くする効果を謳っており、特に高音域のクリアさが増したと感じるユーザーが多いです。
- 装着感:やや硬めのシリコンで、しっかり耳穴に固定される感触があります。
- 素材:アレルギー反応を起こしにくい医療用素材を使用している点も、敏感肌の方に評価されています。
どのメーカーの製品もAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったオンラインモールで購入可能です。ご自身の利用シーンに合わせて、シリコンかフォームか、音質重視かフィット感重視かで選んでみてください。
イヤーチップを交換するベストなタイミングと交換手順
イヤーチップは消耗品です。「失くしていないから大丈夫」と思っていても、実は知らず知らずのうちに劣化が進んでいることがあります。イヤーチップの性能低下は、AirPods Proの肝であるノイズキャンセリングや音質に直結するため、ベストなタイミングで交換することが、快適な利用には欠かせません。
交換を検討すべきサインとベストなタイミング
以下のサインが見られたら、イヤーチップの交換を検討するタイミングです。
| 交換サイン | 考えられる原因 | 交換することで期待できる効果 |
| ノイズキャンセリング効果の低下 | イヤーチップの変形、またはメッシュ部分の目詰まりによる密閉性の低下。 | ノイズキャンセリング性能の回復、本来の静寂性の確保。 |
| 耳から外れやすくなった | シリコンやフォームが緩み、弾力が失われたことによる摩擦力の低下。 | 装着感の安定、紛失リスクの軽減。 |
| イヤーチップの変色や異臭 | 皮脂や耳垢が染み付いたことによる衛生状態の悪化。 | 衛生面の改善、耳のトラブル予防。 |
| イヤーチップ装着状態テストの不合格 | 密閉性が損なわれている最も客観的な証拠。 | 音質とノイズキャンセリングの最適化。 |
一般的に、シリコンチップは1年〜1年半、フォームチップは3ヶ月〜半年での交換が推奨されています。特にフォームチップは寿命が短いことを念頭に置いておきましょう。
AirPods Proのイヤーチップ交換手順(純正・互換品共通)
AirPods Proのイヤーチップ交換は非常に簡単で、誰でも数秒で完了できます。
交換の手順
- 取り外し:古いイヤーチップを、指で強めに根本を掴み、力を入れて引っ張ります。AirPods Pro側の楕円形のジョイント部分から「パチッ」と音がして外れます。
- 装着の確認:新しいイヤーチップを取り付ける前に、AirPods Pro本体のジョイント部分に耳垢やゴミが詰まっていないか確認し、必要であれば柔らかい布で優しく拭き取ります。
- 取り付け:新しいイヤーチップを、本体のジョイント部分に合わせて押し込みます。「カチッ」という音がするまでしっかり押し込むのがポイントです。この音がしないと、正しくロックされておらず、使用中に外れる原因になります。
交換後には、必ずiPhoneで「イヤーチップ装着状態テスト」を再度実施し、ノイズキャンセリング効果と音質が正常に機能しているか確認することをおすすめします。
もし交換時に「カチッ」という音がしない場合は、チップの向きがずれている可能性があります。チップを少し回しながら、ジョイントの形状と合う位置を探して再度押し込んでみてください。
イヤーチップが外れやすい・耳が痛い…そんな時のトラブルシューティング
せっかくAirPods Proを買ったのに、「歩いているとすぐ外れる」「長時間つけていると耳の奥が痛くなる」といったトラブルに悩まされている方も少なくありません。イヤーチップは単なるアクセサリーではなく、快適性と機能性を左右する最重要パーツです。
ここでは、これらのよくあるトラブルの原因を特定し、イヤーチップの交換や調整で解決できる具体的な対処法をご紹介します。
外れやすい時の主な原因と対策
イヤーチップが外れやすいと感じる場合、原因は主に「サイズ選び」「装着方法」「素材」の3つに分けられます。
原因1:サイズが合っていない(大きすぎる、または小さすぎる)
多くの場合、イヤーチップが小さすぎると耳の奥で固定されず、話したり動いたりする拍子に外れてしまいます。逆に大きすぎると、耳の入り口付近の軟骨を圧迫し、不快感から無意識に触ってしまい外れることがあります。
【対策】:
- 装着状態テスト:前述の「イヤーチップ装着状態テスト」で密閉性を確認しましょう。特に「密閉性が不十分」と出た場合は、ワンサイズ大きなチップを試すべきです。
- 左右差の確認:左右の耳で最適なサイズが異なることは珍しくありません。左右で異なるサイズのチップを使うことを恐れないでください。
原因2:装着方法が正しくない
AirPods Proは、ただ耳に差し込むだけでなく、少し回転させて耳穴の奥に「ロック」させるように装着するのが正しい方法です。
【対策】:
- AirPods Proを耳に差し込みます。
- 本体の軸が、地面に対してほぼ垂直(やや斜め後ろ下向き)になるように、少し後方にひねるように調整します。
- 耳の形に合わせて本体の位置を微調整し、イヤーチップが耳穴に密着する感覚が得られる位置を探します。
この装着方法を試すだけでも、外れにくさが劇的に改善することがあります。
原因3:素材が肌に合っていない
運動などで汗をかくと、純正シリコンチップが滑りやすくなることがあります。
【対策】:
- フォームチップへの交換:激しい運動や発汗が多い方は、低反発ウレタン素材のフォームチップ(Complyなど)を試してみましょう。耳穴にしっかり固定され、滑りにくくなります。
- 特殊シリコンチップへの交換:グリップ力の高い素材や、独自の形状で耳のくぼみに引っかかるように設計された互換シリコンチップも有効です。
長時間使用で耳が痛い時の対処法
耳の痛みの原因は、イヤーチップのサイズが大きすぎて耳穴の軟骨を圧迫しているか、またはイヤーチップとは関係なくAirPods Pro本体が耳介に当たっているかのどちらかです。
【対策】:
- ワンサイズ小さいチップを試す:装着状態テストで「良好」と出ても、痛みがあるならワンサイズ小さいものを試してみましょう。ノイズキャンセリング効果はわずかに落ちるかもしれませんが、快適性を優先すべきです。
- カスタム設計のチップを選ぶ:AZLAなどのように、長時間装着を前提に、耳への負担を軽減する形状を追求したカスタムシリコンチップを試してみるのも良い解決策になります。
オンライン購入 vs. 店頭購入:それぞれのメリットとデメリット
イヤーチップの購入場所は、オンラインストア(Amazon、楽天など)と実店舗(家電量販店、Apple Storeなど)の大きく2つに分けられます。それぞれに一長一短がありますので、ご自身の「何を優先するか」に合わせて最適な購入ルートを選びましょう。
オンラインストアで購入するメリット・デメリット
互換品の圧倒的な品揃えと価格の安さが魅力のオンライン購入ですが、デメリットも存在します。
オンライン購入のメリット
- 価格の安さ:店頭価格よりも安く設定されていることが多いです。特に互換品は、セールやクーポンを利用することでさらにお得に購入できます。
- 圧倒的な選択肢:世界中のメーカーの純正品、互換品を自宅から簡単に比較できます。純正品にない素材やサイズも手に入りやすいです。
- 他者の評価を参考にできる:レビューや評価をチェックできるため、失敗しにくいです。
- 24時間いつでも購入可能:時間を気にせず、自分の好きなタイミングで注文できます。
オンライン購入のデメリット
- 実物を確認できない:パッケージや素材の質感、色などを確認できないため、イメージと異なる場合があります。
- 即日入手が難しい:注文から到着まで、最短でも翌日以降、人気商品や海外製品の場合は数日〜数週間かかることがあります。
- 粗悪品の混入リスク:レビューをよく確認しないと、品質の低い格安互換品を誤って購入してしまうリスクがあります。
店頭で購入するメリット・デメリット
店頭購入は、安心感と即時性が最大の魅力です。
店頭購入のメリット
- 即日入手が可能:急にイヤーチップが必要になった場合、在庫さえあればその場ですぐに手に入れられます。
- 実物を確認できる:特にフォームチップなどは、実際に触って硬さや質感を確認できるのは大きなメリットです。
- 店員さんに相談できる:純正品であれば、Apple Storeや家電量販店の詳しい店員さんに相談し、適切なサイズや製品を選んでもらうことができます。
- 安心感:偽物や粗悪品のリスクがほぼゼロです。
店頭購入のデメリット
- 価格が割高になりがち:オンラインストアに比べて定価販売が多く、割引が少ない傾向があります。
- 品揃えが限定的:特に互換品は、有名メーカーの数種類しか置いていないことが多く、特殊なサイズや素材は手に入りにくいです。
- 店舗まで行く手間と時間:移動時間や交通費がかかります。
【結論】:
- 即時性・安心感重視:純正品をすぐに手に入れたいならApple Store、大手家電量販店へ。
- 価格・選択肢重視:様々な互換品を比較検討し、お得に手に入れたいならAmazon、楽天市場などのオンラインストアへ。
イヤーチップを清潔に保つ!正しいお手入れ方法と頻度
イヤーチップは、耳垢や皮脂、汗などが付着しやすい場所です。ここが汚れていると、見た目が悪いだけでなく、音質の劣化やノイズキャンセリング性能の低下、さらには耳の健康問題(外耳炎など)を引き起こす原因にもなります。AirPods Proを長く快適に使うためにも、正しいお手入れ方法と適切な頻度を知っておきましょう。
シリコンチップとフォームチップ:素材別のお手入れ方法
お手入れ方法は、素材によって大きく異なります。間違った方法で清掃すると、チップを傷めたり、素材の劣化を早めたりする可能性があるため注意が必要です。
シリコンチップのお手入れ(純正品・互換品共通)
シリコンは耐久性が高く、水洗いが可能なため、最もお手入れが簡単です。
- イヤーチップを本体から外す:必ずAirPods Pro本体からチップを外してから清掃してください。
- 水またはぬるま湯で洗う:中性洗剤を少量使っても構いません。指で優しく揉み洗いし、メッシュ部分の耳垢を落とします。
- よくすすぐ:洗剤成分が残らないよう、水でしっかりと洗い流します。
- 完全に乾かす:これが最も重要です。乾いた柔らかい布で水分を拭き取った後、風通しの良い場所で完全に自然乾燥させます。水分が残っていると、装着時の不快感や故障の原因になります。
※Appleの公式サポート情報にもある通り、アルコールやその他の溶剤は使わないでください。
フォーム(ウレタン)チップのお手入れ(Complyなど)
フォーム素材は水を吸ってしまうため、水洗いは厳禁です。
- イヤーチップを本体から外す:これも必ず行ってください。
- 乾いた布で拭き取る:乾いた柔らかい布(メガネ拭きなどが最適)で、チップの表面に付着した耳垢や皮脂を優しく拭き取ります。
- 優しくブラッシング:チップの穴の部分(メッシュ)に詰まった耳垢は、綿棒や、消毒済みの柔らかいブラシで軽く払うように取り除きます。
フォームチップは基本的に消耗品として、汚れがひどくなったり、弾力がなくなったりしたら交換するのが基本です。
お手入れの適切な頻度
どれくらいの頻度でお手入れすべきかは、使用頻度や個人の体質(耳垢の量など)によって異なりますが、目安は以下の通りです。
【お手入れ頻度の目安】
- 普段のお手入れ(毎日の利用後):乾いた布やティッシュで軽く拭き取る。
- 本格的な清掃(水洗いなど):最低でも月に一度。特に運動で汗をかいた後や、湿気の多い場所で使った後は、早めの清掃をおすすめします。
イヤーチップを清潔に保つことは、AirPods Pro クリーニングキットのような専用の道具を使うとさらに効率的です。
AirPods Pro(第一世代・第二世代)でイヤーチップに互換性はある?
AirPods Proは、2019年に発売された第一世代と、2022年に発売された第二世代(USB-Cモデル含む)の2種類があります。どちらのモデルを使っていても、「イヤーチップは共通で使えるのだろうか?」という疑問を持つ方は多いはずです。特に、新しいAirPods Proに買い替えた際に、古いチップが使えるのかどうかは気になるところですよね。
結論:第一世代と第二世代のイヤーチップは互換性あり
安心してください。AirPods Proの第一世代と第二世代のイヤーチップは、基本的に共通の取り付け機構を採用しているため、互換性があります。
これは、Appleがユーザーの利便性を考慮して、イヤーチップの形状やロック機構を統一しているためです。そのため、第一世代で使っていたS・M・Lのイヤーチップは、そのまま第二世代でも問題なく使えますし、その逆も可能です。
【互換性のポイント】
- 取り付け機構:チップを本体のジョイントに押し込んで「カチッ」とロックする仕組みは、両世代で共通です。
- 形状:チップの先端の形状(楕円形)も共通しています。
これにより、互換品のイヤーチップを購入する際も、「AirPods Pro用」と明記されていれば、世代を気にすることなく購入できるので安心ですね。ただし、念のため、互換品のパッケージや説明文に「第一世代、第二世代対応」と記載されているかを確認するのが最も確実です。
第二世代の「XSサイズ」と購入時の注意点
第二世代のAirPods Proには、本体購入時に同梱されるイヤーチップに「XSサイズ」が追加されました。第一世代にはXSサイズは付属していませんでした。
【XSサイズの登場が意味するもの】
- 耳の小さい方や、従来のSサイズでも大きく感じていた方にとって、XSサイズの登場は朗報です。より高いフィット感と密閉性を実現できるようになりました。
- XSサイズを使いたい場合、第二世代の純正品パッケージを購入するか、XSサイズをラインナップに加えている互換品メーカーを選ぶ必要があります。
第一世代から買い替えた方で、以前Sサイズを使っていてまだ少し大きいと感じていた方は、このXSサイズを試してみる価値は非常に高いです。装着状態テストでSサイズが「調整が必要」と出る場合も、XSサイズで解決する可能性があります。
互換品メーカーも、このXSサイズに対応した製品を続々とリリースしていますので、オンラインストアで検索する際は「AirPods Pro XS サイズ」といったキーワードを追加してみることをおすすめします。
【Amazon・楽天】オンラインで賢く買う!おすすめ互換品の検索キーワード
オンラインストアでの互換品の選択肢は豊富すぎて、「何をどう検索すれば良いか分からない」と戸惑ってしまうことがありますよね。Amazonや楽天市場を漫然と検索しても、大量の製品に埋もれてしまい、最適なものを見つけ出すのは至難の業です。
ここでは、あなたが求めている機能や素材にたどり着くための、「賢く絞り込める」おすすめの検索キーワードと、購入時のチェックポイントをご紹介します。
目的別!互換イヤーチップの検索キーワード集
以下のキーワードを「AirPods Pro イヤーチップ」に加えて検索窓に入力することで、欲しい製品に早くたどり着けます。
| 目的 | 検索キーワード | 得られる製品の特徴 |
| ノイキャン効果の最大化 | 「フォーム」「低反発」「ウレタン」 | Complyなどに代表される密閉性の高いフォーム素材のチップ。 |
| 運動・落下防止 | 「スポーツ」「滑り止め」「フック」 | グリップ力の高いシリコンや、フィット感を高める独自の形状を持つチップ。 |
| 音質の向上 | 「音質」「オーディオ」「SednaEarfit」 | AZLAなどのように、音響特性を考慮した高級シリコンチップ。 |
| 金属アレルギー・敏感肌 | 「医療用シリコン」「低刺激」「アレルギー」 | 肌に優しい素材を使用した互換チップ。 |
| 価格重視(お試し) | 「3ペア」「格安」「セット」 | 価格の安い多サイズセットなど。ただし、レビュー確認は必須です。 |
特に「フォーム」や「ウレタン」で検索すれば、Comply社の製品や、それに対抗する他社の低反発チップが上位に表示されるため、迷うことなく密閉性の高い製品にたどり着けます。
オンライン購入で「失敗しない」ためのチェックリスト
安くて便利なオンライン購入ですが、失敗しないために以下の点を確認しましょう。
- ✅ レビューの数と平均評価:最低でも星4.0以上、レビュー件数が100件以上ある製品を選びましょう。
- ✅ 「AirPods Pro専用」の記載:汎用チップを無理やり対応させている製品ではないか、取り付け機構がAirPods Proと同じロック式であるかを画像で確認してください。
- ✅ サイズ展開:自分の必要なサイズ(S、M、L、またはXS)が含まれているか、または単一サイズで購入可能か確認しましょう。
- ✅ 保証・返品対応:万が一サイズが合わなかった場合や初期不良があった場合に備え、返品や交換に対応しているかを確認しておくと安心です。
これらのチェックポイントを押さえることで、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった巨大なオンラインモールでも、ご自身のニーズに合った最適なイヤーチップを見つけ出すことができます。純正品と互換品を賢く使い分けて、より快適なAirPods Proライフを送りましょう。
中古品(メルカリなど)での購入はアリ?注意すべきポイント
「とにかく安く手に入れたい」「純正品の特定のサイズだけ欲しいけど、セットで買うのはもったいない」といった理由から、メルカリやラクマなどのフリマアプリで中古のイヤーチップの購入を検討される方もいらっしゃるかもしれません。確かに中古品は価格が魅力ですが、イヤーチップに関しては、中古での購入は衛生面や機能面のリスクが高く、モモストアとしてはあまり推奨できません。
中古品購入のリスク:衛生面と機能面
イヤーチップは、耳の穴に直接触れる、非常にパーソナルな衛生用品です。
衛生面でのリスク
他人の耳垢や皮脂、雑菌が付着している可能性があります。出品者が丁寧に洗浄していると記載していても、目に見えない部分での衛生状態は保証できません。特に、フォーム(ウレタン)素材のチップは水洗いができないため、内部に雑菌や汚れが溜まっている可能性を否定できません。
耳の健康を守るためにも、イヤーチップは新品を購入するのが最も安全な選択です。耳の病気や炎症を引き起こすリスクを考えれば、数百円や数千円の節約よりも、新品の安心感を選ぶべきでしょう。
機能面でのリスク
- 劣化の可能性:特にシリコンやフォーム素材は、使用時間や保管状態によって弾力性が失われます。中古品は見た目には綺麗でも、密閉性が低下している可能性が高く、結果的にノイズキャンセリング効果が落ちてしまうことがあります。
- サイズ・世代の間違い:出品者や購入者が、第一世代と第二世代のチップを混同しているケースや、S・M・Lのサイズを間違って申告しているケースも考えられます。イヤーチップのサイズ表記は非常に小さく、肉眼での判断が難しいため、間違いが起こりやすいです。
- 純正品と互換品の違い:純正品と偽って互換品が出品されている可能性もゼロではありません。特に安価な互換品はロック機構が甘く、使用中に外れるリスクがあります。
中古品を購入する際の「最終手段」と注意点
もし、どうしても中古品を購入せざるを得ない状況(例:特定のメーカーの廃盤品など)であれば、以下の点に細心の注意を払ってください。
- ✅ シリコンチップに限定する:水洗いができないフォームチップは避けるべきです。シリコンチップであれば、購入後にアルコールフリーのウェットティッシュなどで徹底的に清掃・除菌しましょう。
- ✅ 使用期間の確認:「使用期間は短い」「数回のみの使用」など、なるべく使用頻度が低いものを狙いましょう。
- ✅ 純正品の証明:純正品を探している場合は、パッケージや購入時のレシートなど、正規品であることを証明できる情報が出品されているかを確認しましょう。
結論として、AirPods Proのイヤーチップは、価格もそれほど高価ではありません。安全かつ快適なリスニング体験のためにも、正規の販売ルート(Apple公式サイト、Amazon、楽天市場などの新品)で購入することを強く推奨します。
ダイソー・セリアなどの100均以外は?コンビニやドラッグストアでの取り扱いは?
100円ショップには専用品はないと分かりましたが、では、もっと身近なコンビニやドラッグストアではどうでしょうか?急な紛失や破損で「今すぐ欲しい!」という時に、立ち寄れる場所の選択肢が多いと助かりますよね。ここでは、利便性の高い場所でのイヤーチップの取り扱い状況を解説します。
コンビニエンスストア(セブン・ローソン・ファミマなど)の状況
主要なコンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど)では、AirPods Proのイヤーチップはほとんど取り扱われていません。
コンビニで販売されているスマホ・オーディオ関連のアクセサリーは、主に以下の製品に限定されることが多いです。
- 充電ケーブル(Lightning、USB-Cなど)
- モバイルバッテリー
- 汎用の有線イヤホン(緊急用)
- スマートフォンケース(ごく一部の機種)
AirPods Proのイヤーチップのような「特定の高機能イヤホンの専用交換パーツ」は、需要が限定的であるため、コンビニの店頭に並ぶことは現時点では難しいでしょう。急な場合は、コンビニに立ち寄るよりも、後述のドラッグストアや家電量販店を探す方が確実です。
ドラッグストア(マツキヨ、スギ薬局、ハックドラッグなど)の状況
ドラッグストアは、日用品や医薬品だけでなく、最近では食品や日用雑貨、さらには一部の家電製品まで幅広く取り扱うようになりました。しかし、AirPods Proのイヤーチップが常時取り扱われている可能性は非常に低いです。
【取り扱いが少ない理由】
- コアなガジェット商品:イヤーチップは、充電器やモバイルバッテリーに比べて、専門性が高く、購入者が限定されます。
- 陳列スペースの制約:ドラッグストアの主要な売れ筋は、医薬品や化粧品であり、ガジェット用のスペースは非常に限られています。
ただし、もし互換品を見つける可能性があるとすれば、それは比較的規模の大きなドラッグストアや、都市部の店舗にある「健康家電」や「オーディオアクセサリー」の小さなコーナーです。ここに、Complyなどの有名メーカーのイヤーチップが、耳栓や聴覚補助具の近くに陳列されている可能性はゼロではありません。
【結論】:急ぎで探している場合は、コンビニやドラッグストアは避けて、確実に純正品が手に入るApple Store、または大手家電量販店のオンラインストアを頼るのが最も効率的です。もし近隣に家電量販店がない場合は、Amazonで「お急ぎ便」を利用するのが最速の手段となるでしょう。
AirPods Proのイヤーチップが純正品であることを見分ける方法
オンラインストア、特にAmazonや楽天市場では、純正品と称して販売されているイヤーチップの中には、非純正品(互換品)が紛れているケースも報告されています。粗悪な偽物ではないにしても、購入したものが本当にAppleが作った純正品であるかどうかを見分ける知識は重要です。
最も確実な見分け方:刻印(サイズ表記)の確認
純正品のAirPods Proイヤーチップには、必ずチップの根本内側に、非常に小さい文字でサイズが刻印されています。
- Sサイズ:「S」の刻印
- Mサイズ:「M」の刻印
- Lサイズ:「L」の刻印
- XSサイズ:「XS」の刻印(第二世代のみ)
この刻印は、チップを少しひっくり返したり、強い光の下で拡大鏡などを使わないと見えないほど小さいですが、正規品には必ず存在します。一方、安価な互換品の多くは、この刻印が省略されているか、あるいは粗雑なフォントで刻印されていることが多いです。
パッケージや販売元で確認するその他のポイント
購入前や、届いたパッケージを開封する前に確認できる点も重要です。
| チェックポイント | 純正品の特徴 | 偽物/互換品の傾向 |
| パッケージ | しっかりした厚紙で、Appleのロゴや製品写真が高精細に印刷されている。 | 紙質が薄い、印刷が粗い、ロゴの位置がずれている。 |
| 販売元(オンライン) | 「Apple Store公式」「Apple正規販売代理店」など、信頼できる販売元の記載がある。 | 個人名義、または評価が少ないショップからの出品。 |
| チップの質感 | シリコンが非常に滑らかで、厚みが均一。メッシュ部分も非常に精巧に作られている。 | シリコンがベタつく、ざらつく、メッシュの網目が粗い。 |
Amazonや楽天市場で購入する場合は、「ストアの評価」が非常に重要です。いくら製品の写真が純正品に見えても、楽天のストアレビューなどで「偽物だった」「すぐに壊れた」といったレビューが目立つ場合は、購入を避けるべきです。
運動時に最適!スポーツ向けのイヤーチップの選び方とおすすめ
AirPods Proは、ランニングやジムでのトレーニング中にも非常に便利なノイズキャンセリング機能を持っていますが、激しい動きや大量の汗によって、純正チップだと外れやすいと感じるユーザーは少なくありません。運動中にAirPods Proが外れてしまうと、運動への集中が途切れるだけでなく、紛失や破損のリスクも高まります。
ここでは、スポーツをされる方に特化した、外れにくいイヤーチップの選び方と、おすすめの素材・製品をご紹介します。
スポーツ向けイヤーチップに求められる2大要素
スポーツ時に使うイヤーチップに求められる性能は、以下の2点です。
- 高いグリップ力と密着性:汗をかいても滑りにくく、激しい振動や動きの中でも耳穴にしっかり固定されること。
- 耐久性と耐水性:汗や湿気に強く、劣化しにくい素材であること。
おすすめの素材と製品タイプ
フォーム(ウレタン)チップはどうか?
フォームチップは密閉性が非常に高く、激しい動きでも外れにくいというメリットがあります。しかし、フォーム素材は汗や水分を吸収しやすく、耐久性が低下しやすいため、大量に汗をかくランニングや高強度のトレーニングにはあまり向いていません。衛生面からも、スポーツにはシリコン系がおすすめです。
スポーツに最適な「ハイブリッド・シリコン」チップ
スポーツ向けに最も推奨されるのは、通常のシリコンよりもグリップ力を高めた「ハイグレードシリコン」や、独自の形状で耳のくぼみに引っ掛けるよう設計された互換シリコンチップです。
| 特徴 | メーカー・製品例 | おすすめポイント |
| 高グリップシリコン | AZLA SednaEarfit(一部モデル) | 医療用素材などを使用し、滑りにくく耐久性が高い。水洗い可能で衛生的。 |
| 独自の固定機構 | 特定の互換品(イヤーフィン一体型など) | 耳の軟骨部分に引っ掛ける「イヤーフィン」が付いており、激しい運動でも外れにくい。 |
特に、イヤーフィン付きの互換品は、AirPods Pro本体の上から被せるように装着するものが多く、耳全体で固定されるため、ランニングなどの縦の揺れに非常に強くなります。オンラインストアで「AirPods Pro イヤーチップ スポーツ」や「イヤーフィン」といったキーワードで検索して探してみてください。
運動中は外れにくいイヤーチップを選ぶことで、途中で音楽が途切れるストレスから解放され、より集中してトレーニングに励むことができますよ。
イヤーチップの「メッシュ部分」が破れたり詰まったりした時の対処法
イヤーチップの先端にあるメッシュ部分は、音の出口を保護しつつ、AirPods Pro本体の音響システムへの異物混入を防ぐ重要な役割を担っています。しかし、このメッシュは非常にデリケートなため、「破れてしまった」「耳垢で詰まってしまった」といったトラブルが起こりやすい場所でもあります。
メッシュが「詰まった」時の清掃と注意点
メッシュ部分に耳垢やホコリが詰まると、音がこもって聞こえたり、ノイズキャンセリング性能が低下したりします。
【清掃方法】
- イヤーチップを外す:必ず本体からチップを外します。
- ブラシで優しく払う:消毒した柔らかい歯ブラシや、家電量販店などで売っているクリーニングキット付属のブラシで、メッシュの外側から内側に向けて、優しく耳垢を払います。
- 水洗い(シリコンのみ):シリコンチップであれば、ぬるま湯で優しく揉み洗いし、詰まりを解消します。
【絶対にしてはいけないこと】:
- 鋭利なものでほじる:針や爪楊枝などで詰まりを取ろうとすると、メッシュを破ってしまう危険性が高いです。
- 強く息を吹きかける:詰まったものがメッシュの奥に押し込まれてしまい、さらに取れにくくなることがあります。
メッシュが「破れた」時の影響と交換の必要性
メッシュ部分が破れてしまった場合は、すぐに新しいイヤーチップに交換する必要があります。
| メッシュが破れた時の影響 |
| ノイズキャンセリング性能の低下:メッシュは音響設計の一部です。破れることで密閉性が損なわれ、ノイキャン効果が低下します。 |
| AirPods Pro本体の故障リスク:メッシュがないと、耳垢やゴミが本体の音響ポートに直接入ってしまい、故障の原因となる可能性があります。 |
| 音質の劣化:音の反射が変わるため、本来の音質が損なわれます。 |
メッシュが破れたチップを使い続けることは、AirPods Pro本体の寿命を縮めることにつながりかねません。純正品であれ互換品であれ、メッシュに破損が見られたら、速やかに交換用のイヤーチップを購入しましょう。純正品や高品質な互換品は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでいつでも手に入ります。
純正品か互換品か?それぞれの価格帯とコスパ比較
イヤーチップを購入する際、多くの方が気になるのが「価格」ですよね。純正品は安心だけど少し高い、互換品は安いけど品質は大丈夫?といった疑問を持つ方もいるでしょう。ここでは、純正品と互換品の一般的な価格帯と、それぞれのコスパ(コストパフォーマンス)について比較し、あなたの予算と目的に合った選び方を提案します。
純正品の価格帯とコスパ
純正品のイヤーチップは、Apple Storeや正規代理店で販売されています。価格はメーカーによって統一されています。
【純正品の価格帯】
- 価格:1セット(S・M・Lのいずれか1サイズ×2個)あたり1,000円〜2,000円台(税込)が目安です。
- コスパの評価:
- 機能面でのコスパは高い:ノイズキャンセリングや装着状態テストなど、AirPods Proのすべての機能を最大限に引き出す設計であるため、品質や機能性においては抜群のコスパです。
- 交換頻度でのコスパは普通:シリコン素材のため耐久性は高いですが、紛失などで交換が必要になった場合の出費は互換品より高めになります。
「とにかくAirPods Pro本来の性能を維持したい」「品質に妥協したくない」という方にとっては、純正品が最もコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
互換品(サードパーティ製)の価格帯とコスパ
互換品は価格帯が非常に幅広く、素材やメーカーによって大きく異なります。
【互換品の価格帯】
- 格安互換品:数百円〜1,000円程度(複数サイズセットの場合もあり)
- 高品質互換品:2,000円〜3,500円程度(Comply、SpinFit、AZLAなどの有名メーカー)
【コスパの評価】
| 製品カテゴリ | メリット | デメリット | おすすめユーザー |
| 格安互換品 | 価格が安く、とりあえず試したい時に便利。 | 品質のバラつきが大きい。耐久性やノイキャン効果が低い場合がある。 | 緊急時、または特定のサイズを安く試したい方。 |
| 高品質互換品 | 純正品を超えるフィット感や遮音性を得られる可能性がある。 | 純正品よりも高価な場合がある。フォームチップは交換頻度が高い。 | ノイキャンや音質を追求したい、純正品でフィットしなかった方。 |
フォームチップは純正品シリコンよりも高価なことが多いですが、「最高の遮音性を手に入れられる」という点で、その機能に価値を見出す方にとってはコスパが高いと言えます。一方、格安互換品は、レビューをしっかり確認し、品質に問題ないかを確認できれば、非常にお得な選択肢となります。
イヤーチップの紛失を防ぐ!ケースやアクセサリーの活用術
イヤーチップは非常に小さいため、AirPods Pro本体から外れた際に紛失しやすいパーツです。特に、屋外で交換作業をしたり、本体を落としてしまったりすると、見つけるのは至難の業です。イヤーチップの紛失を未然に防ぎ、AirPods Pro本体を安全に持ち運ぶためのアクセサリーや活用術をご紹介します。
紛失防止のためのイヤーチップ交換の鉄則
まず、最も重要なのはイヤーチップの交換作業をどこで行うかです。
- 原則は室内で行う:交換作業は、床に落としてもすぐに見つけられる明るい室内で行うのが鉄則です。
- 屋外での交換は避ける:外出先で交換が必要になった場合でも、地面ではなく、手のひらの上で慎重に行いましょう。風の強い日は特に注意が必要です。
また、装着時も「カチッ」とロック音が鳴るまでしっかり押し込むことを徹底し、簡単に外れない状態を保つことが、紛失を防ぐための基本となります。
イヤーチップの予備を持ち運ぶためのケース活用術
純正品も互換品も、イヤーチップを交換すると不要なサイズや予備のチップが残ります。これらを保管したり、持ち運んだりするのに便利なのが、専用の収納ケースやAirPods Proのケースカバーです。
イヤーチップ専用の小型ケース
互換品メーカーなどから、S・M・Lなどのチップを分けて収納できる小型のピルケースのようなものが販売されています。
- メリット:清潔に保て、必要なサイズのチップだけをコンパクトに持ち運べます。
- 活用術:予備のチップを一つだけこのケースに入れ、AirPods Proの充電ケースと一緒にカバンやポーチに忍ばせておけば、急な紛失にも対応できます。
AirPods Proケースカバーの活用
AirPods Proの充電ケースを保護するためのシリコンカバーやハードケースの中には、予備のイヤーチップを収納できるポケットやスペースが設けられているものがあります。
- メリット:本体と予備チップを一体化して持ち運べるため、持ち忘れを防げます。
- 活用術:装着しているチップとは異なるサイズの予備を収納しておけば、装着感が悪くなった時にすぐ試せます。
これらのアクセサリーは、Amazon、楽天市場などで「AirPods Pro 予備チップ ケース」といったキーワードで多数販売されています。万が一に備えて、予備のイヤーチップを安全に管理できる環境を整えておきましょう。
AirPods Proのイヤーチップ交換でノイズキャンセリング性能は変わる?
AirPods Proの最大の魅力は、業界トップクラスのノイズキャンセリング(ノイキャン)機能です。イヤーチップは、このノイキャン性能に直接影響を与える非常に重要なパーツであり、チップの選び方一つで、静寂性のレベルが大きく変わってしまいます。
ノイズキャンセリングの仕組みとイヤーチップの関係
AirPods Proのノイキャン機能は、以下の2つの要素が組み合わさって成り立っています。
- パッシブノイズアイソレーション(遮音性):イヤーチップが耳穴を物理的に密閉することで、物理的に外部の音を遮断する機能です。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC):外部の音をマイクで拾い、それと逆位相の音を再生してノイズを打ち消す電気的な機能です。
このうち、イヤーチップが深く関わるのが「パッシブノイズアイソレーション」です。
- 密閉性が高いほど:イヤーチップが耳穴にピッタリと密着し、隙間がないほど、物理的な遮音性が高まります。これにより、ANC機能が低周波ノイズの打ち消しに専念できるようになり、ノイキャン効果全体が向上します。
- 密閉性が低いほど:隙間から外部の音が漏れて入り込み、ANCが適切に機能しなくなり、ノイキャン効果が著しく低下します。
純正品 vs. フォームチップ:ノイキャン性能の比較
ノイズキャンセリング性能を最優先で考えるなら、イヤーチップの素材選びが非常に重要になります。
| チップの種類 | ノイキャン性能への影響 | 理由 |
| 純正シリコンチップ | 基準となる性能を発揮。 | AirPods Proの設計基準を満たす密閉性を確保。 |
| フォーム(ウレタン)チップ | 純正品以上に向上する可能性が高い。 | 耳穴の形状に完全にフィットし、純正品では埋めきれない微細な隙間も埋めるため、パッシブ遮音性が最大化される。 |
| 安価な互換シリコンチップ | 低下するリスクがある。 | シリコンの質や形状が純正品より劣り、密閉性が不足する可能性がある。 |
「電車や飛行機の騒音が気になる」「オフィスで集中したい」といった用途でAirPods Proを使っている方は、ノイキャン効果の最大化を目指して、Complyのような高品質なフォームチップを試してみる価値は非常に高いです。
AirPods Proのイヤーチップはカスタムできる?特注品の可能性
「純正品のどのサイズも合わない」「特定の互換品でも満足できない」という方は、究極のフィット感を求めて「イヤーチップのカスタム」を検討することがあります。カスタムイヤホンで使われるような、完全に自分の耳型に合わせたイヤーチップを作ることは、AirPods Proでも可能なのでしょうか?
カスタムイヤーチップ(耳型採取)の現状
結論から言うと、AirPods Proのイヤーチップを完全にカスタムメイド(耳型を採取して作成)することは、技術的には可能です。これを「カスタムIEM(インイヤーモニター)」の技術を応用したカスタムイヤーピースと呼びます。
- 専門業者の存在:一部の補聴器店やオーディオ専門店では、AirPods Proの本体に適合するよう、ユーザーの耳型(インプレッション)を採取し、アクリルやシリコン素材で完全にオーダーメイドのイヤーピースを作成するサービスを提供しています。
【カスタムのメリット】
- 究極のフィット感:自分の耳型に完全に一致するため、痛みや外れやすさの悩みが解消されます。
- 最高の遮音性:隙間が一切なくなるため、ノイズキャンセリング性能が最大限に高まります。
カスタムイヤーチップのデメリットと注意点
カスタムイヤーチップは魅力的ですが、いくつかのデメリットと注意点があります。
| デメリット・注意点 | 内容 |
| 費用が高い | イヤーチップの購入費としては非常に高価で、数万円の費用がかかることがあります。 |
| 作成に時間がかかる | 耳型採取から完成まで、数週間から1ヶ月程度かかるのが一般的です。 |
| 販売場所が限られる | 一般的な家電量販店やオンラインストアでは販売されておらず、カスタムIEMを取り扱う専門店でのみ依頼可能です。 |
| ノイキャンへの影響 | カスタムチップの音響特性が純正品と異なるため、AirPods Proの音響センサーとANC機能が誤動作するリスクがゼロではありません。 |
カスタムイヤーチップは、あらゆる市販のチップを試してもフィット感に満足できなかった場合の「最終手段」として検討すべき選択肢です。まずは純正品、次にComplyやSpinFitなどの高品質な互換品を試してみて、それでも解決しない場合に専門店に相談してみるのが最も現実的な流れと言えるでしょう。
AirPods Proのイヤーチップにまつわるよくある疑問Q&A
最後に、AirPods Proのイヤーチップに関して、ユーザーの皆さんからよく寄せられる疑問とその回答をQ&A形式でまとめてみました。
Q1: イヤーチップのサイズは、AirPods Pro(無印)と共通ですか?
A: 共通ではありません。
AirPods Proは耳栓のように耳穴に差し込む「カナル型」で、イヤーチップを使いますが、AirPods(無印)は耳の入り口に引っ掛ける「インナーイヤー型」であり、イヤーチップを使用しないか、別売りのカバー(イヤーピース)を使用します。AirPods Proのイヤーチップは、AirPods(無印)には使えません。必ず「Pro用」を購入してください。
Q2: 左右でサイズが違っても大丈夫ですか?
A: 全く問題ありません。むしろ推奨されます。
人間の耳の形は左右で微妙に異なっていることが非常に多いため、左耳にはS、右耳にはMといったように、左右で異なるサイズのチップを使うことは全く問題ありませんし、AirPods Proの機能(ノイキャンなど)も適切に動作します。iPhoneの「イヤーチップ装着状態テスト」で、左右それぞれに最適なサイズを見つけましょう。
Q3: 純正品を安く手に入れる方法はありますか?
A: 公式ルート以外での割引は稀です。
Apple製品は基本的に定価販売のため、純正品が大幅に安くなることはほとんどありません。
- 最安のルート:Apple公式サイトまたは正規販売店のオンラインストアです。
- 割引の可能性:家電量販店のポイント還元を利用するのが、実質的な割引として最も一般的な方法です。また、Amazonの「プライムデー」や「ブラックフライデー」など、大規模セール時に稀に割引対象となることがあります。
Q4: 互換品を使っても保証は受けられますか?
A: 基本的に本体の保証には影響しませんが、互換品が原因で本体が故障した場合は保証対象外です。
イヤーチップは消耗品であり、サードパーティ製のチップを使用したこと自体でAirPods Pro本体の保証(AppleCare+など)が無効になることはありません。しかし、もし品質の悪い互換チップが原因で本体側の接続部に損傷を与えたり、異物が入って故障したりした場合は、その修理は保証の対象外となる可能性が高いです。信頼できる有名メーカーの互換品を選ぶことが重要です。
まとめ:AirPods Proイヤーチップの購入と選び方の最終チェック
AirPods Proのイヤーチップは、単なる付属品ではなく、ノイズキャンセリング性能や音質、そして何よりあなたの快適性に直結する重要なパーツです。最後に、今回の記事の重要なポイントをおさらいして、あなたの購入をサポートします。
購入場所の最終チェックリスト
- 【純正品】:Apple Store(直営・オンライン)、大手家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)のApple製品コーナーで。
- 【互換品】:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングが最も種類豊富で価格も安い。
- 【避けるべき場所】:100円ショップやコンビニ、ドラッグストアには専用品はほぼない。中古品は衛生面・機能面から非推奨。
選び方の最終チェックリスト
- サイズ:まずはiPhoneの「イヤーチップ装着状態テスト」で最適なサイズを確認すること。
- 素材:
- フィット感・清潔さ重視:高品質な互換シリコンチップ(SpinFit、AZLAなど)
- ノイキャン・遮音性重視:フォームチップ(Complyなど)
- 運動・外れにくさ重視:高グリップシリコン、またはイヤーフィン付きの互換品
- 品質:オンライン購入では、レビュー件数と平均評価が星4.0以上の製品を選び、粗悪品を避けましょう。
適切なイヤーチップを選び、定期的に交換・清掃することで、あなたのAirPods Proは買ったばかりの頃と同じ最高のパフォーマンスを発揮し続けます。
この記事が、あなたにとって最適なイヤーチップを見つけるための道標となれば嬉しいです。快適なワイヤレスライフを楽しんでくださいね!
モモストアでした!

