ドコモで4Gスマホが売ってない?隠された理由と乗り換えのベストな選択肢
「そろそろ機種変更したいなと思ってドコモショップやオンラインショップを覗いてみたけど、4Gスマホの選択肢がほとんどない!これってどういうこと?」
そう感じている方は、決して少なくないはずです。電池の持ちが悪くなったり、動作が重くなったりして、機種変更を検討するタイミングってありますよね。
実は、ドコモをはじめとする大手キャリアでは、今、ある大きな戦略に基づいて4Gスマホの販売を意図的に絞っています。
この記事では、なぜドコモで4Gスマホが売っていないのかという疑問の真相に迫り、あなたが今後どのような選択肢を持つべきか、モモストアがわかりやすく解説していきますね!
・「4Gスマホが売ってない」背景にあるキャリア戦略と5Gへの移行推進
・ドコモが4Gスマホの新規販売を絞る!在庫が少ない本当の理由
・4Gスマホでも「通話ができなくなる」?VoLTE非対応機種が抱える2026年問題
・まだ4Gで十分と感じるあなたへ!今あえて4Gスマホを選ぶメリットとデメリット
- ドコモで4Gスマホが見当たらないのはなぜ?販売状況の最新実態
- 「4Gスマホが売ってない」背景にあるキャリア戦略と5Gへの移行推進
- ドコモが4Gスマホの新規販売を絞る!在庫が少ない本当の理由
- 4Gスマホでも「通話ができなくなる」?VoLTE非対応機種が抱える2026年問題
- まだ4Gで十分と感じるあなたへ!今あえて4Gスマホを選ぶメリットとデメリット
- ドコモオンラインショップでは買えない?4G機種を探す最後の砦
- 新品の4Gスマホを手に入れるなら!ドコモ以外の「賢い」購入ルート
- 中古・リファービッシュ品はアリ?注意点と安心できる購入先を徹底解説
- 4Gスマホユーザーが知っておくべき「FOMAサービス」終了のデッドライン
- 5Gに乗り換えるなら今がチャンス!ドコモ最新プランと機種選びのコツ
- 格安SIM(MVNO)なら4Gスマホを使い続けられる?利用時の注意点
- 結論:ドコモの4Gスマホが今後どうなるか?長期利用を考える上での最終判断
ドコモで4Gスマホが見当たらないのはなぜ?販売状況の最新実態

皆さんがドコモの店舗やオンラインショップで4Gスマホを探しても見つからないのは、単なる在庫切れというよりも、キャリア全体の方針が大きく影響しているためです。まずは、現在の販売状況がどうなっているのか、その実態から見ていきましょう。
結論から申し上げると、ドコモは現在、販売するスマートフォンのラインナップを急速に5G対応機種へとシフトさせています。これは、新しい通信規格である5Gの普及を最優先事項としているからです。ドコモオンラインショップを見ていただければ一目瞭然ですが、新機種として登場するモデルのほとんどが5G対応であり、4G専用モデルはごくわずか、もしくは販売が終了している状態です。
特に、かつて人気だった多くの4Gスマートフォンは、「在庫限り」「販売終了」といったステータスになっていることが多いですよね。これは、半導体不足などの一時的な問題ではなく、戦略的なモデルチェンジの結果だと捉えるのが正しいでしょう。
では、具体的にどのような機種が販売終了になっているのでしょうか?
例えば、少し前の人気モデルや、エントリークラスのコンパクトな機種など、手頃な価格帯の4Gスマホは軒並み姿を消しています。これは、ユーザーをより新しい5Gプランへと誘導したいというドコモ側の意図が強く働いているためです。もしあなたが「シンプルな機能で十分」「価格を抑えたい」と考えていたとしても、そのニーズに応える新品の4Gスマホを探すのは非常に難しくなっています。
この状況を打破するためには、「ドコモで新品の4Gスマホを探す」という考え方自体を見直す必要が出てきます。実際、ドコモショップの店員さんに尋ねても、「最新機種は5G対応のみです」と案内されることが増えているはずです。彼らは販売戦略に基づいて動いているため、在庫がない、あるいは今後入荷の予定がない機種を無理に勧めることはありません。この変化は、スマートフォンの買い替えを検討している私たちユーザーにとって、「5G時代への移行」という大きな決断を迫っていることを意味します。
この厳しい販売状況の裏側にある、もっと深い理由を次のセクションで詳しく見ていきましょう。
「4Gスマホが売ってない」背景にあるキャリア戦略と5Gへの移行推進
ドコモが4Gスマホの販売を縮小している背景には、単なるトレンドではなく、通信事業者としての非常に重要な経営戦略が隠されています。それは、「5Gネットワークへの早期移行と投資の回収」です。
現在、ドコモは5Gネットワークの整備に巨額の投資を行っています。この投資を回収し、さらに高度なサービスを提供していくためには、多くのユーザーに5G対応機種と5Gプランを利用してもらう必要があります。もし、いつまでも4Gスマホを充実させてしまうと、ユーザーが「まだ4Gでいいや」と留まってしまい、5Gへの移行が進みません。
通信キャリアにとって、新しい規格への移行は単に速度が速くなるだけでなく、周波数帯の効率的な利用(電波の有効活用)という大きなメリットがあります。既存の4Gの周波数帯の一部を5Gに転用(いわゆる「転用5G」や「なんちゃって5G」とも呼ばれるもの)することで、少ない投資で5Gエリアを広げることが可能になります。しかし、4G端末ばかりが使われていると、この転用もスムーズに進みません。だからこそ、ドコモは「機種は5Gへ、プランも5Gへ」という強力なメッセージを発しているのです。
また、ドコモは2026年3月31日をもって、従来の3Gサービスである「FOMA」および「iモード」の提供を終了することを発表しています。これに付随して、実は一部の古い4G機種(特にVoLTE非対応のもの)も、音声通話ができなくなるなど、機能の一部が利用できなくなることがわかっています。
この動きは、通信業界全体の流れでもあります。
| キャリア | 3Gサービス終了時期 | 現在の戦略 |
| NTTドコモ (FOMA) | 2026年3月31日 | 5Gへの本格的な移行推進、VoLTE非対応4G機種への注意喚起 |
| au (CDMA 1X WIN) | 2022年3月31日 (終了済) | 5Gネットワークの最適化とサービス展開 |
| ソフトバンク | 2024年1月31日 (終了済) | 3G終了後の4G/5Gサービス強化 |
他社がすでに3Gサービスを終了している中で、ドコモもいよいよその時を迎えます。この3G終了の波は、古い4G機種にも影響を与え始めているため、ドコモとしては古い機種を使い続けるユーザーに対して機種変更を促すという大きな目的があるわけです。この戦略的なシフトこそが、「4Gスマホが売ってない」と感じる最大の理由なのです。
ドコモが4Gスマホの新規販売を絞る!在庫が少ない本当の理由
前述の通り、戦略的な理由が最も大きいのですが、他にもドコモが4Gスマホの新規販売を絞り、結果的に在庫が少なくなっている具体的な理由がいくつか存在します。これらの要因は複雑に絡み合っており、単なる「5G移行」だけでは説明できない状況を作り出しています。
メーカー側の生産ラインのシフト
スマートフォンの製造メーカーも、ドコモと同様に5Gへのシフトを進めています。最新のプロセッサや部品は、ほとんどが5G通信に対応することを前提に設計されています。たとえば、QualcommやMediaTekといった主要なチップセットメーカーは、低価格帯のモデルであっても5G通信機能を組み込むようになってきました。これは、メーカー側から見ても、4G専用の部品や機種を設計・生産するメリットが薄れてきていることを意味します。
もしドコモが「4G専用の新型スマホ」を注文したとしても、メーカーは既存の5G対応プラットフォームを流用して4G機能だけを有効にするような、効率の悪い生産体制を取らざるを得なくなります。結果として、メーカー側も4G専用機の新規生産や再生産に消極的になり、ドコモに供給される在庫も自然と少なくなってしまうのです。
半導体不足と部品の共通化
一時期、世界的な半導体不足が問題となりました。この時期、メーカーは限られた部品を使って、最も需要があり利益率が高い「5G対応のフラッグシップモデル」や「ハイエンドモデル」に生産リソースを集中させました。これにより、相対的に需要が減少しつつある4G専用機への部品供給が後回しになり、在庫不足が慢性化しました。
現在は半導体不足が解消に向かっていますが、一度5Gメインの生産体制が確立されると、今さら古い規格の機種を大量に再生産する理由がなくなります。これが、ドコモが販売を継続したいと思っても、メーカーからの供給がないという「在庫が少ない本当の理由」の一つです。
認定・認証プロセスの非効率化
ドコモで販売されるスマートフォンは、ドコモのネットワークで問題なく動作するための認定(技術適合性や動作保証など)を受ける必要があります。新しい5G機種に注力する中で、すでに「過去のモデル」となりつつある4G機種の認証を継続的に維持・更新することは、ドコモにとってもメーカーにとっても手間とコストがかかります。新しい機種の開発にリソースを集中させるため、4G機種の再認定や継続販売の優先順位は低く設定されがちなのです。
これらの理由から、ドコモの販売棚から4Gスマホが消えるのは、もはや時間の問題であり、自然な流れであると言えるでしょう。
4Gスマホでも「通話ができなくなる」?VoLTE非対応機種が抱える2026年問題
現在4Gスマホをお使いの方にとって、最も注意すべきなのが「2026年問題」とも呼ばれる、VoLTE(ボルテ)非対応機種の利用制限です。この問題は、「ドコモで4Gスマホが売ってない」理由にも深く関係しています。
VoLTEとは何か?なぜ必要になるのか?
VoLTEとは「Voice over LTE」の略で、4Gの高速データ通信ネットワークを使って音声通話を行う技術です。これ以前の通話は、3Gネットワーク(FOMA)を使って行われていました。
ドコモは、2026年3月31日に3Gサービス(FOMA)を完全に終了します。これにより、3Gネットワークに依存していた従来の通話方式は使えなくなります。したがって、通話を継続するためには、必ず4Gネットワーク上で通話を行うVoLTEに対応している必要があるのです。
VoLTE非対応の4G機種は2026年以降どうなる?
ドコモが過去に販売した4Gスマホの一部には、VoLTEに対応していない機種が存在します。具体的には、比較的古い時期に発売されたiPhone 5sやiPhone 5c、そして一部のAndroidスマートフォンなどがこれに該当します。ドコモの発表によると、これらのVoLTE非対応の4G機種は、FOMAサービス終了後、音声通話機能がご利用いただけなくなります。
データ通信(インターネットやメール)は引き続き利用できる可能性もありますが、「電話」としての基本的な機能が使えなくなるのは致命的ですよね。ドコモは対象機種のリストを公式サイトで公開していますので、もし不安な場合は、ご自身の機種がそのリストに含まれていないか、一度確認してみてください。検索窓に「ドコモ VoLTE 非対応 4G機種一覧」と入れて検索すれば、最新の情報が見つかりますよ。(ドコモ公式情報)
機種変更を検討すべき具体的なサイン
もしあなたの4Gスマホが以下の条件に当てはまるなら、機種変更を真剣に検討する時期に来ています。
- 購入から5年以上経過している
- OSのセキュリティアップデートが提供されなくなった
- バッテリーの消耗が異常に早い、または膨張してきた
- 「音声通話または一部機能がご利用いただけなくなる機種(4G)一覧」に含まれている
VoLTE非対応の問題は、スマホ自体の寿命や性能とは別に、通信インフラの変更によって強制的に訪れる期限です。安心して使い続けるためにも、2026年3月31日を待たずに、VoLTE対応の4G機種、または最新の5G機種への移行を強くおすすめします。
まだ4Gで十分と感じるあなたへ!今あえて4Gスマホを選ぶメリットとデメリット
「5Gって速いらしいけど、動画やSNSを見るくらいなら今の4Gで全然困らないよ」と感じる方は多いはずです。実際、4G(LTE)の通信速度は十分に高速であり、ほとんどの日常的な用途で不満を感じることはありません。しかし、今あえて4Gスマホを選ぶことには、いくつかのメリットと、目を背けてはいけないデメリットが存在します。
4Gスマホを選ぶメリット:コストと安定性
| メリット | 詳細 |
| 価格が安い | 新規の4G機種はほぼないですが、中古や型落ち品を探せば、5G機種に比べて大幅に安価に購入できます。予算を抑えたい方には最大の魅力です。 |
| コンパクトな機種が多い | 5Gスマホは高性能化に伴い大型化の傾向がありますが、4G時代の機種には手になじむコンパクトなモデルが多く、片手操作を重視する方に好まれます。 |
| バッテリー持ちが良い | 一般的に5G通信は4G通信よりも電力を多く消費します。4G専用機は5G通信をしない分、バッテリー消費が抑えられる傾向があり、電池持ちの良さに繋がることがあります。 |
4Gスマホを選ぶデメリット:将来性とセキュリティリスク
メリットは魅力的ですが、デメリットは将来的な利用に大きく関わるため、特に注意が必要です。
- 購入できる選択肢が極端に少ない: ドコモではほぼ販売されておらず、選択肢は中古や他社のSIMフリー機に限られます。
- 最新OSへの対応期間が短い: 型落ちの4Gスマホは、最新のAndroidやiOSへのアップデートサポートが早めに終了します。セキュリティ面で脆弱になるリスクが高まります。
- VoLTE非対応機種に注意が必要: 2026年以降、通話ができなくなるリスクのある機種が混ざっている可能性があります。
- 5Gの恩恵を受けられない: 5Gエリアが拡大し、大容量通信や低遅延が必要なアプリやサービス(例:クラウドゲーム、高精細動画ストリーミング)が登場した際、その恩恵を全く受けられません。
結論として、今4Gスマホを選ぶのは、「極端に予算を抑えたい」または「特定のコンパクトな機種にこだわる」場合に限定すべきです。それ以外の方は、今後のセキュリティや利便性を考えて、5G対応機種への移行を検討するのが賢明な選択と言えます。
ドコモオンラインショップでは買えない?4G機種を探す最後の砦
ドコモで4Gスマホが売っていないとわかっても、「どうしてもドコモの回線で使える新品に近い4G機種が欲しい」と諦めきれない方もいるでしょう。ここでは、ドコモのサービス内で4G機種を探す「最後の砦」と、その利用条件を深掘りします。
ドコモショップ実店舗での「個別在庫」に期待する
ドコモオンラインショップでは「在庫なし」「販売終了」となっていても、ごく稀に、全国のドコモショップ実店舗に古い在庫が残っているケースがあります。これは、店舗が独自に確保していたり、展示品として置いてあったりするものです。
ただし、この方法は非常に運に左右されます。お近くのドコモショップに足を運ぶか、電話で在庫状況を問い合わせる手間がかかります。また、もし在庫があったとしても、それは「型落ちモデル」や「古いバージョンのOSのまま」である可能性が高いです。それでも「新品がいい」という方にとっては、試す価値のある方法かもしれません。
「認定中古品(リユース品)」プログラムを利用する
ドコモには、品質チェックとバッテリーチェックをクリアした「認定中古品(リユース品)」を販売するプログラムがあります。これは主にiPhoneが中心ですが、中には4G対応機種も含まれている場合があります。認定中古品は、以下のようなメリットがあります。
- ドコモが動作を保証しているため、中古でも安心感がある。
- クリーニングされており、状態が良いことが多い。
- 購入時のサポート(故障時の対応など)もドコモを通じて受けられる。
ただし、これらのリユース品は在庫の変動が激しいため、欲しい機種が常にあるとは限りません。こまめにオンラインショップの認定中古品コーナーをチェックし、在庫があったらすぐに購入を決断するくらいのスピード感が必要です。これは新品ではありませんが、「ドコモが保証する4G機種」という点で、最も安心できる選択肢の一つです。
重要な注意点:4G機種購入時の料金プラン
たとえ4Gスマホを見つけて購入できたとしても、ドコモの料金プランの選択肢は「5G対応プラン」が主流となっています。現在、ドコモの主要プランである「eximo(エクシモ)」や「irumo(イルモ)」などは5G対応機種を前提として設計されています。4G機種でこれらのプランを利用すること自体は可能ですが、5G機種への乗り換えを優遇するキャンペーンや割引を享受できないケースが多いです。
そのため、4G機種を購入したとしても、料金面でのメリットは薄いかもしれません。購入する際は、新しい機種がどの料金プランで最もお得に使えるのかを、店員さんや公式サイト(ドコモ料金プラン一覧)で確認することが大切です。
新品の4Gスマホを手に入れるなら!ドコモ以外の「賢い」購入ルート
ドコモでの購入が難しいとなれば、目を向けるべきは「SIMフリー」市場です。SIMフリースマホであれば、ドコモの回線でも問題なく利用でき、しかもまだまだ4G対応の新品機種が多く販売されています。ここでは、新品の4Gスマホを賢く手に入れるための具体的なルートをご紹介します。
家電量販店やメーカー直販サイトのSIMフリー機
ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店では、Xiaomi、OPPO、ASUSなどのメーカーが販売するSIMフリーの4Gスマートフォンが、今でも現行モデルとして並んでいます。これらの機種は、比較的安価でありながら、高性能なカメラや大容量バッテリーを搭載していることが多く、コストパフォーマンスに優れています。
- メリット: 最新のOSやセキュリティアップデートに対応している新品が手に入る。価格帯が幅広い。
- デメリット: ドコモの純正機種ではないため、初期設定やトラブル対応は基本的にメーカーが行う。
格安SIM(MVNO)事業者のセット販売
IIJmio、mineo、OCNモバイルONE(現在は新規受付停止)などの格安SIM事業者(MVNO)は、独自の料金プランだけでなく、スマートフォン本体のセット販売にも力を入れています。彼らは、ミドルレンジからエントリークラスの4Gスマホを積極的に取り扱っています。
特に、MNP(他社からの乗り換え)と同時にセット購入すると、本体価格が驚くほど割引されるキャンペーンを頻繁に行っています。もし、ドコモの料金が高すぎると感じているなら、このタイミングで格安SIMへの乗り換えと同時に、新しい4Gスマホを手に入れるのは非常に賢い選択です。
| 購入ルート | 特徴 | 推奨ユーザー |
| メーカー直販・量販店 | 機種の選択肢が豊富。ドコモ回線の動作確認が必要。 | 自分で設定できる、特定のメーカーにこだわりがある方。 |
| MVNOのセット販売 | 本体価格が大幅割引になることが多い。契約が必要。 | 通信費を抑えたい、乗り換えを検討している方。 |
重要!ドコモ回線での「動作確認」を必ず行う
SIMフリーの4Gスマホをドコモ回線で利用する場合、最も重要なのが「ドコモのプラチナバンド(Band 19)」に対応しているかどうかです。Band 19に対応していない機種だと、特に地方や山間部、建物の奥などで電波が掴みにくくなり、通信が不安定になることがあります。
購入前には必ず、その機種がドコモの動作確認済み端末リストに含まれているか、またはメーカーの公式サイトでドコモの周波数帯に対応しているかを確認しましょう。(ドコモのSIMカードで他社端末を利用する際の手続き)このひと手間が、購入後の後悔を防ぐ鍵となります。
中古・リファービッシュ品はアリ?注意点と安心できる購入先を徹底解説
新品の4Gスマホが手に入りにくい今、中古品やリファービッシュ品(整備済み品)は非常に魅力的な選択肢となります。価格が大幅に抑えられる一方で、リスクも存在します。安全かつ賢く購入するためのポイントを押さえておきましょう。
中古・リファービッシュ品の決定的な違い
中古品とリファービッシュ品は、どちらも一度誰かの手に渡ったものですが、その品質保証に大きな違いがあります。
- 中古品: 専門業者が買い取り、清掃・動作確認を行ったもの。状態はAランク(極美品)からCランク(傷多め)まで幅広く、保証期間は短いことが多いです。
- リファービッシュ品(整備済み品): 専門の業者やメーカー自身が、部品交換や修理を行い、新品同様の品質基準に戻したもの。特にバッテリーは新品に交換されていることが多く、中古品よりも長期の保証が付くことが多いです。ドコモの「認定中古品」もこの一種です。
予算に余裕があれば、品質と安心感を重視してリファービッシュ品を選ぶのが断然おすすめです。
中古購入時に絶対にチェックすべき5つの注意点
中古の4Gスマホを購入する際は、以下の5点を必ず確認してください。特にドコモ回線で使う場合は重要です。
- 赤ロムではないか: 盗難品や代金が支払われていない端末は、キャリアによって通信が制限され、使用できなくなります(赤ロム)。信頼できる販売店は「永久保証」として赤ロムになった場合の返金・交換を保証しています。
- SIMロック解除済みか: ドコモ以外のキャリアが販売した機種の場合、SIMロックが解除されているか確認が必要です。
- VoLTEに対応しているか: 古い機種の場合、前述の2026年問題で通話ができなくなるリスクがないか確認します。
- バッテリー最大容量: iPhoneであれば設定画面で確認できます。80%未満の場合は、すぐにバッテリー交換が必要になる可能性が高いです。
- ネットワーク利用制限: IMEI(製造番号)をドコモのサイトで照会し、「〇」判定であることを確認します。
安心できる中古・リファービッシュ品の購入先
フリマアプリ(メルカリなど)での個人間取引は価格が安い反面、赤ロムや保証面でのリスクが高いです。安心感を優先するなら、以下の専門サイトを利用しましょう。
| 購入先 | 特徴 | 推奨ポイント |
| ドコモ認定中古品 | ドコモが保証。品質は高いが、在庫が不安定。 | 保証の安心感を最優先する方。 |
| イオシス、ゲオモバイル | 中古スマホ専門大手。在庫豊富で保証も充実。 | 多くの機種を比較したい、実機を見たい方。 |
| Apple Store(整備済製品) | iPhoneのみ。メーカー品質保証付き。 | iPhoneユーザーで、新品同様の品質を求める方。 |
中古市場は4G機種の宝庫とも言えますが、知識武装をして賢く探すことが、後悔しない機種選びの秘訣です。
4Gスマホユーザーが知っておくべき「FOMAサービス」終了のデッドライン
4Gスマホを使っているあなたも、間接的にドコモの3Gサービス「FOMA」の終了(2026年3月31日)の影響を受けます。このデッドラインが、あなたの機種変更を加速させる最大の要因となる可能性があります。ここでは、FOMA終了が4Gユーザーに及ぼす具体的な影響を再確認しましょう。
デッドラインが4Gユーザーに与える2つの影響
VoLTE非対応の4G機種は通話不可になる
これは前述しましたが、最も直接的な影響です。FOMAの停波により、FOMA回線(3G)を利用して音声通話を行っていた古い4G機種は、通話機能を失います。該当機種かどうかは、ドコモの公式発表リストで確認できます。(VoLTE非対応機種一覧)
4G通信の「品質」が将来的に変わる可能性がある
FOMAが終了すると、ドコモは3Gに割り当てていた周波数帯の一部を4Gや5Gの通信のために転用することができます。これは、一般的には5Gのエリア拡大に繋がりますが、一方で、ネットワーク全体のリソース配分が変わり、場所によっては4G通信の安定性や速度がわずかに影響を受ける可能性も否定できません。
ドコモはネットワークの最適化を図るため、利用者全体の体験が向上するように努めますが、新しい5Gエリアが優先されるのは当然の理屈です。長期的に見ると、最新規格の端末を使う方が、より快適な通信環境を享受できる可能性が高まります。
3Gサービス終了後の手続きは?
FOMAプランをご利用中の方は、2026年3月31日までに4Gまたは5Gプラン、対応機種への変更が必要です。これを怠ると、4月1日以降は自動解約となります。4Gスマホを使っていても、古い料金プランのままでは解約されてしまうリスクがあるので、念のためご自身の料金プランが最新のものかを確認してください。
FOMAから新しいプランに移行する際には、ドコモは専用の割引プログラムや乗り換えサポートを提供していることが多いです。これを活用すれば、機種変更の費用を抑えることができるため、デッドラインを「チャンス」と捉えて、早めに手続きを進めるのが賢明です。
5Gに乗り換えるなら今がチャンス!ドコモ最新プランと機種選びのコツ
4Gスマホの選択肢が少ない今、いっそのこと最新の5Gに乗り換えてしまうのは、最も合理的で将来性のある選択肢です。ドコモは5Gの普及に力を入れているため、乗り換えのメリットが最も大きいタイミングとも言えます。ここでは、5Gに移行する際の最新情報と機種選びのコツをご紹介します。
ドコモの5G主要料金プランを理解する
ドコモの現在の主要な料金プランは、大きく分けて以下の3つです。
| プラン名 | 特徴 | 推奨ユーザー |
| eximo(エクシモ) | 段階制の無制限プラン。使った分だけ支払うため、月の使用量が変動する人に最適。 | データ利用量が多い月と少ない月がある方、家族割を活用したい方。 |
| irumo(イルモ) | 低容量・低価格プラン。0.5GB/3GB/6GB/9GBの4段階。データ使用量が少ない人向け。 | 自宅Wi-Fiがメインで、スマホはあまり使わない方。 |
| ahamo(アハモ) | シンプルなワンプラン(20GB)。オンライン専用で、割安かつ手軽に大容量を使いたい人向け。 | シンプルさを求める方、オンライン手続きに抵抗がない方。 |
これらのプランは全て5Gに対応しており、5G機種に機種変更することで最大限のパフォーマンスを発揮します。あなたの使い方に合わせて、どのプランが最もお得になるのかをシミュレーションしてみましょう。
5G機種選びの「失敗しない」3つのコツ
5G機種を選ぶ際は、以下の点に注目すると失敗が少なくなります。
- 対応周波数帯の確認: 5Gには「Sub6(サブシックス)」と「ミリ波(mmWave)」という2種類の周波数帯があります。現在主流なのはSub6ですが、真の超高速通信を体験できるのはミリ波です。もしハイスペックな機種を選ぶなら、「ミリ波」に対応しているかを確認すると、将来的に安心です。
- カメラ・処理能力は「型落ちハイエンド」を狙う: 最新モデルは高価ですが、1~2世代前のフラッグシップモデル(型落ちのハイエンド機)であれば、現在のミドルレンジ機種よりも高性能なカメラやプロセッサを搭載していることが多く、価格が安くなった今が狙い目です。
- 「いつでもカエドキプログラム」をフル活用: ドコモが提供するこのプログラムを利用すれば、機種代金の約半額程度の支払いが免除される可能性があります。これは、高価な5G機種に手を出しやすくするためのドコモ最大のサポートです。2年後の機種変更を前提とすることで、実質的な負担額を大幅に抑えられます。
4Gスマホにこだわらず、この機会に最新の技術と最もお得なプランに乗り換えるのが、最も「賢い」選択と言えるでしょう。
格安SIM(MVNO)なら4Gスマホを使い続けられる?利用時の注意点
「ドコモの料金プランはちょっと高い」「通信費を抑えたいけど、お気に入りの4Gスマホを使い続けたい」という方にとって、格安SIM(MVNO)は非常に魅力的な選択肢です。ここでは、格安SIMと4Gスマホの相性、そして注意点を見ていきましょう。
格安SIMと4Gスマホの相性は抜群
多くの格安SIM事業者は、ドコモから回線を借りてサービスを提供しています。そのため、あなたが持っているドコモ版の4Gスマホであれば、SIMカードを入れ替えるだけで、そのまま利用できる可能性が非常に高いです。これが格安SIMの最大の魅力です。
格安SIMの多くは、通信速度こそドコモ本家には劣る時間帯もありますが、月額料金は大幅に抑えられます。特に、データ通信の使用量が少ない方(例えば月3GB~10GB程度)であれば、通信費を半額以下にすることも夢ではありません。
利用時の注意点:APN設定とVoLTE対応
格安SIMに乗り換える際に、必ず注意してほしい点がいくつかあります。
- APN設定が必要: SIMカードを差し替えるだけでは使えません。多くの場合、「APN設定」というインターネットに接続するための初期設定を手動で行う必要があります。これは格安SIM事業者の公式サイトに手順が詳しく書いてありますので、心配しなくても大丈夫です。
- 動作確認済み端末のチェック: あなたの4Gスマホが、乗り換え先の格安SIMの公式サイトにある「動作確認済み端末一覧」に載っているかを必ずチェックしてください。特に、テザリング機能や緊急通報機能などが、完全に動作するかどうかは事前に確認が必要です。
- 音声通話の品質: 格安SIMでも通話はVoLTEで行われますが、一部の古いドコモ機種だと、格安SIMで利用する際に「VoLTE(HD+)」などの高音質通話が使えない場合があります。通話品質を重視する方は、この点もチェックしましょう。
乗り換えのベストなタイミング
もしあなたの4Gスマホがまだ現役で使える状態であれば、3Gサービスが終了する2026年3月31日までは使い続けることができます。その間に、格安SIMの料金プランやキャンペーンをじっくりと比較検討するのがおすすめです。格安SIMは頻繁にお得なキャンペーンを行っているので、情報収集(格安SIM キャンペーンをGoogleで検索)を怠らないようにしましょう。
結論:ドコモの4Gスマホが今後どうなるか?長期利用を考える上での最終判断
ここまで、ドコモで4Gスマホが売っていない理由から、今後の選択肢までを詳しく解説してきました。最後に、長期的な利用を考える上で、モモストアとしての最終的な判断と、皆さんが取るべき具体的な行動をまとめます。
ドコモの4Gスマホは今後「希少種」へ
ドコモの戦略は明確で、今後、4G専用機種の新規販売や再生産はほとんど期待できません。現在販売されているのは、在庫処分やコストパフォーマンス重視のミドルレンジ5G機種が中心となります。つまり、ドコモの4Gスマホは、今後「認定中古品」や「中古市場」でしか手に入らない希少な存在になっていきます。
長期利用を考える上での「二択」
あなたが今後スマートフォンをどのように使いたいかによって、取るべき道は二つに分かれます。
【A案】最新技術と安心感を最優先するなら:今すぐ5G機種へ移行
- セキュリティアップデートの心配がない。
- ドコモの最新料金プランやサポートを最大限に受けられる。
- 「いつでもカエドキプログラム」を利用すれば、実質的な負担を抑えられる。
取るべき行動: ドコモオンラインショップで「いつでもカエドキプログラム」対象の5G機種(できれば型落ちハイエンド)を選び、eximoやahamoなどの新プランに移行しましょう。(ドコモ5G製品情報)
【B案】コストとコンパクトさを優先するなら:SIMフリー4G機種 or 認定中古品へ
- スマホ本体の購入費用を大幅に抑えられる。
- お気に入りのコンパクトな機種を選べる可能性がある。
- 格安SIMに乗り換えれば、毎月の通信費も節約できる。
取るべき行動: 中古販売サイトや格安SIMのセット販売で、「VoLTE対応」かつ「ドコモのBand 19対応」の4G SIMフリー機種を探しましょう。購入後は、格安SIMへの乗り換えも検討すると、さらにメリットが大きくなります。(ドコモ Band19 対応 4GスマホをGoogleで検索)
どちらの選択肢を選んだとしても、あなたのスマホライフが快適になるよう、この情報がお役に立てれば嬉しいです。迷ったら、この記事をもう一度読み返して、あなたのニーズに最も合った選択をしてくださいね。

