すきバサミはどこで買える?ドラッグストアから100均まで売ってる場所と選び方を徹底解説

すきバサミはどこで買える?ドラッグストアから100均まで売ってる場所と選び方を徹底解説

髪の毛が伸びてきたけど美容室に行く時間がない、あるいは少しだけボリュームダウンしたいという時に大活躍するのがすきバサミですよね!
でも、いざ買おうと思っても「どこに売ってるの?」「100均ので大丈夫?」と疑問に思う方も多いはずです。

この記事では、すきバサミが買える身近なお店からネット通販まで、販売場所を徹底的に調査しました。
さらに、プロ仕様とセルフカット用の違いや、失敗しないための選び方、正しい使い方まで、モモストアが詳しく解説していきます。最後まで読めば、あなたにぴったりの一本が見つかること間違いなしですよ!

・すきバサミが売ってる場所【一覧】すぐに買えるお店を徹底チェック
・ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局など)の取り扱いと特徴
・100円ショップ(ダイソー・セリア)のすきバサミの品質は?
・ホームセンター(カインズ・コーナン)は種類が豊富で本格派も揃う
・意外な穴場!バラエティショップや家電量販店でも買える?
  1. すきバサミが売ってる場所【一覧】すぐに買えるお店を徹底チェック
    1. 実店舗の販売場所と在庫状況
  2. ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局など)の取り扱いと特徴
    1. ドラッグストアで売ってるすきバサミのラインナップ
  3. 100円ショップ(ダイソー・セリア)のすきバサミの品質は?
    1. 100均すきバサミのメリットとデメリット
  4. ホームセンター(カインズ・コーナン)は種類が豊富で本格派も揃う
    1. ホームセンターの圧倒的な品揃えをチェック
  5. 意外な穴場!バラエティショップや家電量販店でも買える?
    1. バラエティショップ(ロフト・東急ハンズなど)の魅力
    2. 家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシ)は理美容家電のついでに
  6. プロ仕様とセルフカット用の違いと選び方のポイント
    1. 材質と構造が決定的に違う
    2. 失敗しないためのグリップ(持ち手)の選び方
  7. すきバサミの主要メーカーとおすすめブランドを比較!
    1. 一般向けセルフカットの二大巨頭:貝印とグリーンベル
    2. ネット通販で見つかるプロ仕様ブランド
  8. 【初心者向け】失敗しないすきバサミの「すき率」の選び方
    1. すき率とは?ハサミの仕組みを理解しよう
    2. 初心者は「低すき率」から始めるのが鉄則
  9. 子供の散髪に使う場合の安全なハサミ選びの注意点
    1. 刃先が丸い「セーフティタイプ」を選ぶ
    2. 切れ味は「静音性」にも影響する
  10. すきバサミの正しい使い方!セルフカットのコツと手順
    1. セルフカットを始める前の準備と心構え
    2. 【部位別】すきバサミで失敗しないカット手順
      1. 前髪のすき方
      2. 全体のボリュームダウン(後ろ髪・横髪)
  11. すきバサミの切れ味を長持ちさせる手入れと保管方法
    1. 使用後の簡単なお手入れ(毎日のお手入れ)
    2. サビや変形を防ぐ正しい保管場所
  12. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリットと注意点
    1. ネット通販の最大のメリットは「圧倒的な選択肢」
    2. ネット通販で購入する際の注意点
  13. 中古品(メルカリなど)ですきバサミを買うのはあり?
    1. 中古品購入のメリットと潜むリスク
    2. フリマアプリで購入する際のチェックポイント
  14. すきバサミ以外で髪のボリュームを減らす方法はある?
    1. レザー(カミソリ)を使ったカット
    2. 電動バリカンを使った刈り上げ
    3. ヘアケア用品によるボリュームコントロール
  15. すきバサミの「歯」の種類(V字・U字)による仕上がりの違い
    1. V字カットのすきバサミの特徴
    2. U字カット(笹刃)のすきバサミの特徴
  16. すきバサミを使うべき髪質と使わない方が良い髪質
    1. すきバサミを使うべき髪質
    2. すきバサミを使わない方が良い髪質
  17. すきバサミで失敗した時の緊急修正テクニック
    1. 絶対にやってはいけないこと
    2. 【失敗別】緊急修正テクニック
  18. すきバサミを使うなら一緒に買うべき便利グッズ
    1. 必須アイテム:散髪ケープ(ヘアエプロン)
    2. 仕上がりを左右する:ヘアクリップとコーム(クシ)
    3. セルフカットの正確性を高める:鏡と霧吹き
  19. すきバサミの研磨(メンテナンス)はどこでできる?料金の目安
    1. 研磨が必要な時期のサイン
    2. 研磨を依頼できる場所と料金の目安
  20. すきバサミに関するよくある疑問Q&A
    1. Q1. すきバサミとカットハサミは、どちらを先に使うべきですか?
    2. Q2. 濡れた髪と乾いた髪、どちらを切るべきですか?
    3. Q3. 刃にネジがついているが、自分で緩めたり締めてもいいですか?
    4. Q4. すきバサミの寿命はどれくらいですか?
  21. まとめ:あなたにぴったりのすきバサミを見つけよう!

すきバサミが売ってる場所【一覧】すぐに買えるお店を徹底チェック

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まず、すきバサミが手に入る場所を一覧でご紹介しますね。実は、私たちが普段利用している非常に身近なお店の多くで取り扱いがあります。急に必要になった時でも、このリストがあればすぐに買いに走れますよ!

実店舗の販売場所と在庫状況

実店舗で購入する最大のメリットは、実際に手に取って重さや持ち手のフィット感を確かめられる点です。特に初めてすきバサミを購入する方は、この「触れる」という行為が非常に重要になります。

すきバサミの陳列場所は、お店の形態によって異なりますが、主に以下のコーナーを探してみましょう。

  • ドラッグストア:ヘアケア用品、衛生用品、またはコスメ・ビューティツールのコーナー。
  • 100円ショップ:手芸・裁縫用品コーナーの近く、または美容・衛生用品コーナー。
  • ホームセンター:工具・園芸コーナーではなく、日用品・理美容品コーナー。
  • バラエティショップ:美容グッズ、トラベル用品の近く。

ただし、在庫状況は店舗の規模や時期によって大きく変動します。特に子供の入園・入学前や夏休み前など、セルフカットの需要が高まる時期には品切れになることもありますので、事前に電話で確認するか、余裕をもって購入することをおすすめします。

販売店の種類 取り扱い商品の傾向 在庫の安定性
ドラッグストア 貝印など定番メーカーの一般向け、子供用セット 高い(地域差あり)
100円ショップ オリジナルブランドの低価格帯 普通(品切れしやすい)
ホームセンター プロ仕様に近いもの、多機能ハサミセット、メーカー品 非常に高い
ネット通販 全種類(プロ用、海外製品、専門ブランド) 非常に高い(常に在庫あり)

このように、どこで買うかによって、手に入るすきバサミの種類や品質が大きく変わってくるのが分かりますよね。用途に合わせて、購入先を検討してみましょう。

ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局など)の取り扱いと特徴

最も手軽にすきバサミを探せるのが、お近くのドラッグストアです。マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシア、ココカラファインなど、どこのチェーン店でも大抵取り扱っています。

ドラッグストアで売ってるすきバサミのラインナップ

ドラッグストアの品揃えは、「セルフカットに特化した一般向け」が中心です。美容師さんが使うような本格的なプロ仕様のものはほとんど見かけませんが、自宅で家族の髪を切る、自分の前髪を整えるといった用途には十分すぎるほどの品質を持っています。

主な取り扱いメーカーは、カミソリや爪切りでおなじみの貝印(KAI)や、美容・衛生用品に強いグリーンベル(Green Bell)が主流です。これらのメーカーは、切れ味はもちろんのこと、安全性や使いやすさに配慮した設計が特徴です。

ドラッグストアでよく見かける商品の特徴

  • 一体型(カットハサミとセット):すきバサミ単体ではなく、カットハサミとセットで販売されている商品が多いです。このセットがあれば、基本的なセルフカットがすべて完結します。
  • 子供用・ベビー用:特に子供の散髪に特化した、刃先が丸く安全性の高いすきバサミも充実しています。初めての散髪で不安なパパ・ママには特におすすめです。
  • 値段:だいたい1,000円から3,000円程度の価格帯が中心です。ネット通販と比較しても、極端に高いということはありません。

急いでいて「今日中に手に入れたい!」という場合は、まずドラッグストアをチェックするのが最も効率的です。ただし、商品の説明書きをよく読み、自分の用途に合った「すき率」かどうかを確認するようにしてくださいね。

また、ドラッグストアは日用品のついでに買えるのが便利ですが、専門的なアドバイスを受けられるスタッフは少ないため、貝印のすきバサミのレビューを事前にネットで見ておくと安心です。

100円ショップ(ダイソー・セリア)のすきバサミの品質は?

「とりあえず試してみたい」「前髪にだけ使いたい」という方にとって、100円ショップは非常に魅力的な選択肢ですよね。ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な100均でも、すきバサミは販売されています。でも、本当に100円(税抜)の商品で大丈夫なのでしょうか?

100均すきバサミのメリットとデメリット

結論から言うと、100均のすきバサミでも十分使えます。ただし、使い方と期待値を理解しておくことが大切です。

メリット

  • 圧倒的な安さ:失敗を恐れず、気軽にセルフカットにチャレンジできます。
  • 手軽さ:どこの店舗にも置いてある可能性が高く、すぐに入手可能です。
  • 軽さ:プラスチック素材を多用しているため、非常に軽く、長時間使っても疲れにくい場合があります。

デメリット

  • 切れ味の持続性:安価なステンレス素材が多いため、切れ味の持続性は専門メーカー品に劣ります。数回の使用で切れ味が悪くなる可能性があります。
  • すき率の選択肢:すき率が選べない、あるいはパッケージに記載がない場合があり、初めて使うと「すきすぎた!」という失敗につながりやすいです。
  • 刃の精度:刃と刃の噛み合わせの精度が甘く、髪を挟んでしまう(引っかかってしまう)リスクが少し高くなります。

ダイソーとセリアの傾向

店舗名 商品の傾向 購入をおすすめする人
ダイソー セルフカットセット(ハサミ+クシ+ケース)など、セット販売が多い。 初めてのセルフカットで最低限の道具を揃えたい方。
セリア シンプルでモノトーンなどデザイン性に配慮したものも。 子供のちょっとした散髪用など、使用頻度が低い方。

本格的なヘアスタイルチェンジではなく、あくまで「ちょっとした手入れ」や「お試し」に使う分には、100均のすきバサミは賢い選択肢と言えるでしょう。もし本格的にセルフカットを継続したいのであれば、次に紹介するような、もう少し品質の高い商品にステップアップすることをおすすめします。

ホームセンター(カインズ・コーナン)は種類が豊富で本格派も揃う

ホームセンターは、実はすきバサミの隠れた名店です。カインズ、DCM、コーナン、コメリなど、どのホームセンターでも非常に幅広い品揃えを見つけることができます。特に「品質と価格のバランス」を重視するなら、ここが一番のおすすめかもしれません。

ホームセンターの圧倒的な品揃えをチェック

ホームセンターの理美容品コーナーは、ドラッグストアや100均とは一線を画しています。なぜなら、ホームセンターは生活のあらゆる「道具」を扱う場所だからです。ここでは、以下のような幅広い種類のすきバサミが販売されています。

ホームセンターで見つかるすきバサミの特徴

  • 幅広い価格帯:数百円の簡易的なものから、数千円のプロ仕様に近い本格的なものまで、予算に合わせて選べます。
  • 専門メーカー品:貝印、グリーンベルに加え、散髪用品に特化したメーカーの商品も置かれています。切れ味や耐久性に優れており、「長く使いたい」という方には最適です。
  • 高すき率・低すき率の選択肢:すき率のバリエーションが豊富で、パッケージに詳細が明記されていることが多いです。失敗のリスクを減らすためにも、この情報は非常に重要です。
  • 散髪ケープや霧吹きなどの関連グッズ:セルフカットを快適に行うための周辺グッズがまとめて手に入るのも大きな魅力です。

特に注目したいのは、ホームセンターのプライベートブランド(PB)商品です。たとえばカインズやコーナンは、自社のブランドで高品質ながら価格を抑えた理美容ツールを開発していることがあります。専門メーカー品と遜色ない品質で、より手頃な価格で購入できるのは嬉しいポイントですよね。

もし、あなたが「長く使える良いものを納得して選びたい」と考えているなら、ホームセンターの理美容品コーナーで、それぞれの商品の重さや刃の仕組みをじっくり見比べてみることを強くおすすめします。店員さんに相談できる場合もありますが、基本的には自分でパッケージの説明をしっかり読んで判断することが大切です。

意外な穴場!バラエティショップや家電量販店でも買える?

ドラッグストア、100均、ホームセンターと来て、次に注目したいのは、一見すきバサミとは縁がなさそうなバラエティショップ家電量販店です。これらの場所も、特定のニーズを持った人にとっては魅力的な購入先となります。

バラエティショップ(ロフト・東急ハンズなど)の魅力

ロフトや東急ハンズ、あるいは特定のコスメ専門店などのバラエティショップでは、すきバサミは「美容・ビューティツール」として陳列されています。

  • デザイン性:シンプルでスタイリッシュなデザインや、カラーバリエーションが豊富な商品が多いのが特徴です。道具の見た目にもこだわりたい方には最適です。
  • 美容メーカーとのコラボ:ヘアメイクアップアーティストが監修したものや、特定の美容メーカーが開発した、よりプロ目線に近いセルフカットツールが見つかることがあります。
  • ニッチな用途:眉毛や鼻毛など、特定の部位の手入れに特化したハサミと一緒に置かれていることが多く、全体的なグルーミングアイテムを探している方には便利です。

価格帯はドラッグストアより少し高めになる傾向がありますが、「切れ味だけでなく、使っていて気分が上がる道具が欲しい」という方には、バラエティショップを覗いてみる価値は十分あります。

家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシ)は理美容家電のついでに

ヨドバシカメラやビックカメラなどの大型家電量販店では、理美容家電のコーナー(シェーバーやドライヤー、電動バリカンなど)の一角に、意外とすきバサミが置かれています。

家電量販店で購入するメリットは、プロ仕様の電動バリカンなどと一緒に比較検討できる点です。電動バリカンとすきバサミを併用してセルフカットを行う方も多いため、まとめてチェックできるのは効率的です。

ただし、商品の種類はドラッグストアほど多くなく、貝印などのごく一般的な定番商品に絞られている場合がほとんどです。家電を買いに行ったついでにチェックする、というスタンスで探すのが良いでしょう。

まとめ:穴場ショップの選び方

ショップ 購入理由 価格帯
バラエティショップ デザイン性、プロ監修、グルーミング全般 やや高め
家電量販店 電動バリカンなど他の理美容家電と併せて検討したい 標準的

プロ仕様とセルフカット用の違いと選び方のポイント

すきバサミを選ぶ際、最も迷うのが「プロ仕様」と「一般のセルフカット用」のどちらを選ぶべきかという点です。見た目は似ていても、その構造や機能には大きな違いがあります。この違いを理解することが、セルフカット成功への第一歩です。

材質と構造が決定的に違う

プロ仕様のすきバサミは、基本的に高級なステンレスや特殊鋼が使われています。これは、美容師さんが一日に何百回と開閉しても切れ味が落ちず、錆びにくい耐久性を必要とするためです。

  • プロ仕様:
  • 材質:コバルト合金鋼など、非常に硬く錆びにくい。
  • 刃の構造:刃の当たりを調整するネジ(ネジ山)が精密に作られており、微妙な切れ味の調整が可能
  • 価格:数万円から数十万円。

一方で、セルフカット用のすきバサミは、より手軽で扱いやすいように設計されています。

  • セルフカット用:
  • 材質:一般的なステンレス鋼。
  • 刃の構造:ネジは固定式や簡易的なものが多く、切れ味の調整はできないことが多い。
  • 価格:数百円から数千円。

セルフカットを年に数回程度しか行わない一般の方が、無理にプロ仕様の高価なハサミを購入する必要はありません。セルフカット用でも、貝印やグリーンベルといった信頼できるメーカーの2,000円〜3,000円程度のものを選べば、十分な切れ味と耐久性が得られます。

失敗しないためのグリップ(持ち手)の選び方

ハサミは「切る」だけでなく「持つ」道具でもあります。持ちやすさは、セルフカットの仕上がりを大きく左右します。

グリップのチェックポイント

タイプ 特徴 メリット
メガネ型(均等型) 左右の指穴が同じ大きさ。どちらの手でも持ちやすい。 初心者、利き手ではない方で切る場合も安定しやすい。
オフセット型 親指の穴が手前、薬指の穴が奥にある形。 手の形にフィットしやすく、手首の負担が少ない。長時間の使用向き。
可動式(回転型) 親指側のリングが回転する。 よりプロ向け。様々な角度から髪を切る際に手首をひねらなくて済む。

自宅でのセルフカットなら、まずはメガネ型(均等型)で十分です。鏡を見ながら、腕を上げて作業することが多いため、手首への負担が少ないオフセット型もおすすめです。お店で実際に握ってみて、自分の指にフィットするかどうかを確かめるのが一番ですよ。

すきバサミの主要メーカーとおすすめブランドを比較!

すきバサミを選ぶ際に、品質の目安となるのがメーカーやブランドです。特に初めて購入する方は、どのメーカーを選べば良いか迷いますよね。ここでは、日本で人気が高く、信頼できるすきバサミの主要ブランドをご紹介します。

一般向けセルフカットの二大巨頭:貝印とグリーンベル

一般のドラッグストアやホームセンターで最も多く見かけるのが、日本の二大メーカー、貝印(KAI)グリーンベル(Green Bell)です。

1.貝印(KAI)

  • 特徴:調理器具から医療器具まで、幅広い刃物を扱う総合メーカーの安心感があります。
  • 商品ラインナップ:「KQシリーズ」や「セルフカットセット」など、一般向けの商品が非常に充実しています。カットハサミとセットになっているものが多く、「これからセルフカットを始める人」に最適です。
  • 価格:手頃な価格帯が中心で、コストパフォーマンスに優れています。

2.グリーンベル(Green Bell)

  • 特徴:理美容・衛生用品に特化しており、爪切りや耳かきなど、精密なツールに強みを持っています。
  • 商品ラインナップ:プロ仕様に近い切れ味を追求したシリーズや、子供の散髪に特化したシリーズなど、用途に合わせた専門性の高い商品が多いです。
  • 価格:貝印と比べて、少しだけ高価格帯の商品もありますが、その分、長く使える高品質なものが多い印象です。

ネット通販で見つかるプロ仕様ブランド

もし、あなたが「プロに近い仕上がり」を目指したい、または「長く使える一生モノ」を探しているなら、ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)で、理美容師向けの専門ブランドを探してみましょう。

  • アコス(AKOHS):プロの美容師にも愛用者が多い日本のメーカー。高品質なステンレス鋼を使用し、切れ味、持続性ともに優れています。セルフカットに使うには高価かもしれませんが、その投資に見合った結果が得られます。
  • 光(HIKARI):こちらもトッププロに支持されるブランド。特に「髪を傷めないカット」にこだわった特殊な刃の形状を持つすきバサミが人気です。

これらの専門ブランドのハサミは、実店舗ではなかなか見つけることができません。しかし、ネット通販であれば、口コミや詳細なスペック(すき率、材質など)を比較しながら、納得のいく一本を選べます。プロブランドを選ぶ際は、プロ仕様のすきバサミ比較記事を参考にするのがおすすめです。

【初心者向け】失敗しないすきバサミの「すき率」の選び方

すきバサミを選ぶ上で、最も重要と言っても過言ではないのが「すき率」です。このすき率を間違えると、「全然すけない…」となったり、「スカスカになってしまった!」という失敗につながります。ここでは、初心者の方が失敗しないためのすき率の選び方を詳しく解説します。

すき率とは?ハサミの仕組みを理解しよう

すき率とは、一度ハサミを開閉した際に、切れる髪の毛の量の割合をパーセントで示したものです。例えば、「すき率25%」のハサミであれば、一度切った毛束の約25%がカットされるということになります。

すきバサミの刃は、ギザギザになっている「クシ刃」と、それを迎え撃つ「カット刃」の2つで構成されています。クシ刃の歯の間隔や深さが、すき率を決定づけるのです。

すき率の目安

すき率 用途 おすすめのユーザー
15%~25% 前髪や顔周りの繊細な調整、毛先の微調整 初心者、セルフカットで失敗したくない方
30%~40% 全体のボリュームダウン、毛量の多い方の内側 セルフカットに慣れている方、毛量が多い方
50%以上 一気に毛量を減らしたい時、プロの荒切り 基本的にはプロ向け、初心者には不向き

初心者は「低すき率」から始めるのが鉄則

初めてすきバサミを使う方や、セルフカットに慣れていない方は、必ずすき率15%〜25%程度の低すき率のものから始めるようにしてください。

なぜなら、髪の毛は一度切りすぎると元に戻せないからです。低すき率であれば、「少しずつ」しか切れないため、切りすぎを防げます。もし「もう少し減らしたい」と思ったら、同じ場所をもう一度切ればいいだけです。

逆に、高すき率(40%以上)のものを使ってしまうと、一度切っただけでごっそりと毛が減ってしまい、不自然な段差やスカスカな毛先になってしまうリスクが非常に高まります。特に、髪の毛の根元付近をカットする際は、低すき率であっても細心の注意が必要です。

パッケージにすき率が明記されていない商品もありますが、その場合は、クシ刃の歯の間隔が広く、歯が太いものは高すき率、歯の間隔が狭く、歯が細いものは低すき率である傾向があります。購入前には必ず、すき率の仕組みを理解しておきましょう。

子供の散髪に使う場合の安全なハサミ選びの注意点

小さなお子さんの髪の毛を自宅で切るパパやママも多いですよね。動いてしまう子供の散髪は、大人よりもさらに安全に配慮する必要があります。子供の散髪用のすきバサミを選ぶ際の重要な注意点をお伝えします。

刃先が丸い「セーフティタイプ」を選ぶ

子供の散髪用すきバサミを選ぶ際に、まず確認すべきは「刃先が丸くなっているか」どうかです。子供は予測不能な動きをすることが多く、ふとした瞬間にハサミの刃先が皮膚に触れてしまうリスクがあります。

  • 丸い刃先:万が一、子供が急に動いてしまっても、刃先で肌を傷つけてしまうリスクを最小限に抑えることができます。
  • 子供専用のセット:貝印やグリーンベルなどのメーカーから、子供の散髪専用のセットが販売されています。これらは、ハサミのサイズも子供の小さな頭に合わせた設計になっており、使いやすさの点でもおすすめです。

また、散髪中にハサミが手から滑り落ちないよう、持ち手に滑り止め加工が施されているものや、指かけ部分が大きく安定感のあるデザインのものを選ぶと、より安全性が高まります。

切れ味は「静音性」にも影響する

子供の散髪において、意外と重要なのがハサミの「音」です。切れ味が悪いハサミは、切るたびに「ガチャガチャ」と大きな音を立てたり、髪の毛を無理に引きちぎるような感覚を与えることがあります。この音が、子供を怖がらせてしまう原因になることがあります。

切れ味の良いハサミを選ぶことのメリット

  1. 静かに切れる:静かでスムーズに切れるハサミは、子供に不安を与えません。
  2. 髪を傷めない:切れ味が悪いと髪の毛が傷つき、枝毛の原因にもなりかねません。
  3. 迅速に終わる:スムーズに切れるため、散髪の時間を短縮でき、子供の集中力が途切れる前に終わらせられます。

多少値が張っても、貝印やグリーンベルなどの信頼できるメーカーの製品で、「静音性」や「スムーズな切れ味」を謳っているものを選ぶのが、結果的に親子のストレスを減らすことにつながります。子供の散髪は、親子のコミュニケーションの時間でもありますから、できるだけ楽しく、安全に進めたいものですね。

すきバサミの正しい使い方!セルフカットのコツと手順

すきバサミを購入したら、次はいよいよ実践です。しかし、適当に切ってしまうと、思わぬ失敗(穴が開いたようになる、毛先がスカスカになるなど)を招くことがあります。正しい使い方と、プロが実践するようなコツを覚えて、理想のヘアスタイルを目指しましょう。

セルフカットを始める前の準備と心構え

セルフカットの成否は、事前の準備で8割が決まると言っても過言ではありません。必ず以下の準備を怠らないようにしてください。

  • 髪は乾いた状態で切る:髪が濡れていると、乾いたときにボリュームが変わるため、切りすぎてしまう原因になります。必ず乾いた状態で行いましょう。
  • 鏡を二つ用意する:正面だけでなく、後ろ姿も確認できるように、手鏡や三面鏡を用意しましょう。
  • 「切りすぎない」を徹底:一度に切ろうとせず、「少しずつ」「何回かに分けて」を合言葉にしてください。切りすぎたら修正できません。

【部位別】すきバサミで失敗しないカット手順

すきバサミは、毛先から根元に向かって垂直に切るのではなく、毛束の中間から毛先に向かって角度をつけて切るのが基本です。

前髪のすき方

前髪は顔の印象を大きく左右するため、特に慎重に行う必要があります。

  1. 毛束を取る:前髪を少量ずつ、薄くスライスして取ります。
  2. ハサミを入れる角度:ハサミを毛束に対して「縦」または「斜め」に入れます。横に切るのは絶対にNGです。
  3. 切る場所:毛先から2〜3cm上の位置から、ハサミを開閉しながら毛先に向かって滑らせるように切ります(スライドカットの要領)。一度に切らず、同じ毛束を2回〜3回に分けて行うことで、自然な仕上がりになります。

全体のボリュームダウン(後ろ髪・横髪)

ボリュームを減らしたい部分(ハチ周りや内側)の髪をブロッキング(小分け)します。

  1. 内側の髪を取る:髪の表面ではなく、内側の髪(ボリュームを出している部分)を薄く縦に引き出します。
  2. 切る場所と角度:頭皮から5cm〜10cm程度離れた中間部分に、ハサミを毛束に対して斜め45度に入れて切ります。
  3. 切る回数:同じ場所を何度も切るのではなく、少しずつ場所をずらしながら切っていくことで、毛量が均一に減り、自然なグラデーションがつきます。

どうしても不安な方は、セルフカットの動画を参考にするのが一番分かりやすいですよ。動画を見ながら実践することで、手の動かし方やハサミの入れ方を学ぶことができます。

すきバサミの切れ味を長持ちさせる手入れと保管方法

お気に入りのすきバサミを長く愛用するためには、日頃のちょっとしたお手入れと正しい保管方法が不可欠です。どんなに高価なハサミでも、手入れを怠るとすぐに切れ味が落ちてしまいます。簡単な手順でできるメンテナンス方法をご紹介しますね。

使用後の簡単なお手入れ(毎日のお手入れ)

ハサミを使った後、刃の間には目に見えないほどの細かい毛や皮脂が付着しています。これらを放置しておくと、サビや切れ味の悪化につながります。

  1. 毛の除去:使用後はすぐに、乾いたタオルやティッシュペーパー、または付属の専用ブラシなどで、刃と刃の間に入り込んだ髪の毛を丁寧に取り除きます。
  2. 拭き取り:アルコールなどは使わず、乾いた柔らかい布で、刃の表面全体を優しく拭き取ります。
  3. 潤滑油を差す(任意):プロ仕様のハサミには、ネジ部分に専用の潤滑油を差すことが推奨されています。頻繁に使う場合は、月に一度程度、ネジ山にごく少量の油を注すとスムーズな動きが保たれます。一般のセルフカット用ハサミであれば、特に必要ありません。

注意点:水洗いは基本的にNGです。水気を完全に拭き取れないと、内部でサビが発生する原因になります。どうしても水洗いをしたい場合は、食器用洗剤などは使わず、すぐに水分を完全に拭き取り、ドライヤーなどで乾燥させてください。

サビや変形を防ぐ正しい保管場所

ハサミは「刃物」ですから、保管場所にも注意が必要です。間違った場所に保管すると、刃が欠けたり、ネジが緩んだりする原因になります。

  • 湿度を避ける:浴室や洗面台の近くなど、湿気の多い場所はサビの原因になるため避けてください。
  • 専用ケースに入れる:購入時に付いてきたプラスチックのケースや、専用のポーチに入れて保管しましょう。これは、外部からの衝撃で刃先が欠けるのを防ぐためです。
  • 高い場所を避ける:落下させると、刃の噛み合わせが狂ってしまうことがあります。子供の手が届かない、安定した棚の中などに保管してください。

正しい手入れと保管を行うことで、安価なすきバサミでも長く気持ちよく使うことができます。愛着を持って道具を扱うことは、セルフカットのモチベーション維持にもつながりますね。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリットと注意点

実店舗での購入も便利ですが、やはり現代の買い物で欠かせないのがネット通販です。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトは、すきバサミを探す上で最大の選択肢を提供してくれます。

ネット通販の最大のメリットは「圧倒的な選択肢」

ネット通販で購入する最大の魅力は、そのラインナップの多様さにあります。実店舗ではスペースの制約上、定番商品しか置けませんが、ネットではプロ向けの専門ブランドから、海外のユニークな商品、さらには非常に安価なノーブランド品まで、無限とも言える選択肢の中から選ぶことができます。

ネット通販がおすすめの理由

  1. プロ仕様の購入が可能:先ほど紹介したようなプロ御用達のハサミも、ネットであれば簡単に手に入ります。
  2. すき率や材質を細かく比較:商品説明にすき率(15%や30%など)や材質(440Cステンレスなど)が詳細に記載されていることが多く、スペックをじっくり比較検討できます。
  3. 口コミやレビューが豊富:実際に購入した人のリアルな感想(切れ味、耐久性、使いやすさなど)を参考にできるため、失敗のリスクを減らせます。
  4. 価格比較が容易:複数のサイトで価格を比較したり、セールやポイントアップのタイミングを狙って、最もお得に購入することができます。

Amazonではすきバサミの人気ランキングをチェックしてみるのも良いでしょう。他の人がどのような商品を選んでいるのかを知る良い手がかりになります。

ネット通販で購入する際の注意点

選択肢が多い分、注意すべき点もあります。特に気をつけたいのは以下の2点です。

  • 実物に触れられない:重さや持ち手のフィット感は、写真やレビューだけでは分かりません。不安な方は、ドラッグストアなどで一度類似品を触ってみて、サイズ感を把握してから購入するのがおすすめです。
  • 粗悪品に注意:あまりにも安すぎるノーブランド品の中には、粗悪なものも紛れている可能性があります。レビュー評価が極端に低いものや、評価数が少なすぎるものは避けるのが無難です。

信頼できるのは、やはり貝印やグリーンベルといった有名メーカーの公式ストアか、Amazonや楽天市場内の「正規販売店」であることを確認してから購入することです。価格だけでなく、販売元の信頼性も判断基準に加えてくださいね。

中古品(メルカリなど)ですきバサミを買うのはあり?

中古品売買サイトやフリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)でも、すきバサミが出品されているのを見かけます。特にプロ仕様の高価なハサミが安く手に入るチャンスもあり、魅力的ですが、中古品ならではのリスクもあります。ここでは、中古のすきバサミ購入の是非と、注意点について解説します。

中古品購入のメリットと潜むリスク

メリット

  • プロ仕様を安価に入手:数万円するプロ用ハサミが、数千円〜1万円台で手に入る可能性があります。
  • 廃盤品・レアなモデル:すでに生産が終了してしまった、特定の使い心地を持つモデルを見つけられることがあります。

リスク

  • 切れ味の保証なし:最も大きなリスクはこれです。前の持ち主がどれだけ手入れをしていたか、あるいは研磨に出していたかどうかが全く分かりません。購入後すぐに「全く切れない」という状態である可能性もあります。
  • 衛生面:完全に消毒されているかどうかの確認が難しいため、購入後はご自身で入念な清掃と消毒を行う必要があります。
  • 刃の変形・ネジの緩み:落下などによる目に見えないダメージを受けている可能性があり、それが切れ味の悪化につながっていることがあります。

フリマアプリで購入する際のチェックポイント

どうしても中古品を購入したい場合は、以下の点を必ずチェックしてください。

  1. 商品の状態:「使用回数」「購入時期」「研磨歴」が具体的に記載されているかを確認しましょう。
  2. 刃先の写真:刃先のクローズアップ写真を確認し、刃こぼれやサビがないかをチェックしてください。
  3. 出品者の評価:出品者の評価が極端に低い場合は避けた方が無難です。
  4. ブランド品の証明:プロ仕様のハサミであれば、シリアルナンバーやメーカーの刻印などが写っているかを確認し、偽物でないかをチェックしましょう。

結論として、プロ仕様のハサミに精通した方や、ご自身で研磨に出すことができる環境にある方以外は、基本的に中古品の購入は避けた方が安全です。特に初心者の方は、新品の信頼できるメーカー品を購入し、正しい手入れをしながら使うことをモモストアは強くおすすめします。

中古品のリスクについては、フリマアプリでのハサミ購入のリスクを調べて、よく検討してみてください。

すきバサミ以外で髪のボリュームを減らす方法はある?

すきバサミは便利ですが、使い慣れないうちは失敗が怖いですよね。実は、すきバサミを使わなくても、髪のボリュームをコントロールする方法はいくつかあります。ここでは、すきバサミの代わりになるツールやテクニックをご紹介します。

レザー(カミソリ)を使ったカット

美容室でも使われることがあるのが、レザー(カミソリ)を使ったカット方法です。これは、刃のついたカミソリで髪の毛を削るようにして、毛先を細くし、ボリュームを減らすテクニックです。

  • 特徴:毛先に自然な軽さや動きを出すのに優れており、特にミディアムからロングヘアの方におすすめです。
  • 注意点:非常に繊細なテクニックが必要で、知識がないと髪の毛を傷つけてしまうリスクがあります。カミソリ型のセルフカットツールも販売されていますが、取り扱いには十分な注意が必要です。

電動バリカンを使った刈り上げ

特に男性や、ショートヘアの方で襟足やサイドのボリュームを減らしたい場合は、電動バリカンを使った「刈り上げ」が最も手軽で失敗しにくい方法です。

  • 特徴:アタッチメント(〇mmと書かれたコーム)を装着してカットするため、均一な長さにカットでき、ムラになりにくいです。
  • メリット:すきバサミのように何度も切る必要がなく、一気にボリュームダウンできます。

ヘアケア用品によるボリュームコントロール

物理的に髪の毛を切る以外にも、日々のヘアケアでボリュームをコントロールする方法があります。

1.シャンプー・トリートメントの選び方
ボリュームが出やすい方は、「ノンシリコン」「ライトタイプ」など、髪を軽やかに仕上げるタイプのシャンプーを選ぶと、全体的にふんわりしすぎず、落ち着いた印象になります。

2.アウトバストリートメント
重めのオイルやクリームタイプのアウトバストリートメントを、髪の内側や毛先に揉み込むようにして使うと、髪の重さが増し、ボリュームが抑えられます。

すきバサミが怖いという方は、まずはこれらの代替手段やヘアケアの見直しから試してみてはいかがでしょうか。

すきバサミの「歯」の種類(V字・U字)による仕上がりの違い

すきバサミのパッケージには、「V字カット」や「U字カット」といった記載があることがあります。これは、すきバサミのクシ刃の形状を表しており、この形状によって、髪の毛の切れ方や、仕上がりの自然さが大きく変わってきます。ここでは、その違いを詳しく見ていきましょう。

V字カットのすきバサミの特徴

V字カット(V型溝)は、クシ刃の溝がVの字になっているタイプです。多くのセルフカット用すきバサミに採用されている、最も一般的な形状です。

  • すき率:比較的、低すき率のものが多い傾向があります。(15%〜25%程度)
  • 切れ方:刃に引っかかった髪の毛をしっかりとホールドしてからカットします。
  • 仕上がり:切っている実感があり、切りすぎを防ぎやすいですが、髪の毛を強く挟んでしまうと、切った断面がやや不揃いになりやすいことがあります。
  • おすすめ:初めてすきバサミを使う初心者や、前髪など少量ずつ慎重に切りたい部分におすすめです。

U字カット(笹刃)のすきバサミの特徴

U字カット(U型溝)は、クシ刃の溝が丸く(Uの字に)なっているタイプで、刃が笹の葉のようにカーブしていることから笹刃と呼ばれることもあります。

  • すき率:V字よりも高すき率(30%以上)のものが多くなります。
  • 切れ方:刃が髪の毛を滑らせるようにして切るため、切り口が非常に自然で、髪への負担も少ないと言われています。
  • 仕上がり:切った後のラインが残りにくく、より自然なボリュームダウンが可能です。プロの美容師さんが使うハサミにも、この笹刃タイプが多いです。
  • おすすめ:セルフカットに慣れてきた方、全体的なボリュームを一気に、かつ自然に減らしたい方におすすめです。

形状の違いまとめ

形状 カットの特徴 仕上がりの自然さ 初心者向き?
V字カット 髪をホールドして切る 普通(切りすぎ防止優先) 初心者向き
U字カット(笹刃) 髪を滑らせて切る 非常に自然 慣れた人向き

ご自身のスキルレベルや、目指したい仕上がりの自然さを考えて、刃の形状を選んでみてくださいね。特にネット通販で購入する際は、このV字かU字かの記載があるかを確認すると、失敗を防げます。

すきバサミを使うべき髪質と使わない方が良い髪質

すきバサミは万能のツールではありません。実は、すきバサミを使うことで、かえって髪の毛の悩みが悪化してしまう髪質や、その効果が最大限に発揮される髪質があります。ご自身の髪質を理解して、賢くすきバサミを活用しましょう。

すきバサミを使うべき髪質

すきバサミの恩恵を最も受けられるのは、以下のような髪質の方です。

  • 毛量が多い方:髪の毛一本一本が太く、全体のボリュームが出やすい方は、すきバサミを使うことで劇的にスタイリングがしやすくなります。
  • 硬い髪質の方:髪が硬いと、カットハサミで単純に長さを切るだけでは、毛先がパツンと重くなりすぎてしまいます。すきバサミで毛先に自然な軽さを出すことで、柔らかい印象になります。
  • 直毛の方:パーマなどがかかっていない真っ直ぐな髪は、ボリュームダウンしても形が崩れにくいというメリットがあります。

特に、ドライヤーで乾かした後に「頭が大きく見える」「スタイリング剤を使ってもボリュームが抑えられない」という方は、迷わずすきバサミの購入を検討してみてください。

すきバサミを使わない方が良い髪質

一方で、以下のような髪質の方は、すきバサミの扱いに十分注意するか、使用を避けた方が良い場合があります。

  • 毛量が少ない方・細い髪質の方:すきバサミを使うと、さらに毛量が減ってしまい、寂しい印象になりかねません。ボリュームを出したい場合は、段カット(レイヤー)など、カットハサミでの調整が基本となります。
  • 強い癖毛(縮毛)の方:癖毛は、すきバサミで毛量を減らしすぎると、短い毛と長い毛の差が強調されて、かえって癖が暴れたり、まとまりにくくなることがあります。癖毛のボリュームダウンは、美容室でプロに相談するのが最も安全です。
  • ダメージが強い髪:枝毛や切れ毛が多い髪にすきバサミを使うと、髪の内部をさらに傷つけ、切れ毛を誘発する可能性があります。まずはヘアケアで髪質改善を優先しましょう。

ご自身の髪質に合ったカット方法を選ぶことが、理想のヘアスタイルへの近道です。もし、自分の髪質がどちらに当てはまるか分からない場合は、信頼できる美容師さんに相談してみるのも一つの手ですよ。

すきバサミで失敗した時の緊急修正テクニック

どれだけ慎重にカットしても、セルフカットに失敗はつきものです。「切りすぎた!」「毛先がスカスカになった!」と慌ててしまう方もいるでしょう。ここでは、すきバサミで失敗した時の緊急修正テクニックと、やってはいけないことをご紹介します。

絶対にやってはいけないこと

失敗したと思った時、焦ってさらにハサミを入れるのは絶対にNGです。冷静さを失ってハサミを入れ続けると、傷を広げるだけになってしまいます。

  • 横にカットする:パツンとした不自然なラインが強調されてしまいます。
  • 同じ場所を何度も切る:その部分だけが極端に短くなり、「穴が開いた」ような状態になります。
  • 根元から切る:短い毛が立ち上がり、チクチクしたり、変なボリュームが出たりします。

【失敗別】緊急修正テクニック

1.毛先がスカスカになった時(前髪など)

  • 対処法:短すぎる毛を隠すように、長い毛を被せるようにスタイリングします。ワックスやバームなどの重めのスタイリング剤を使って、短い毛を寝かせつけ、浮き上がらないように押さえつけましょう。
  • 応急処置:短期間はヘアピンやカチューシャなどで、短い部分を完全に隠してしまうのも手です。

2.内側をすきすぎて変な段差ができた時

  • 対処法:段差の下の部分(長い毛)の毛先をさらに軽くすいて、長い毛と短い毛の境目をぼかします。ただし、すくのは毛先から2〜3cmの部分までで、中間は触らないように注意してください。
  • 応急処置:内側の段差が目立つ場合は、髪全体を一つに結んだり、ハーフアップにしたりして、髪を下ろすのを避けるのが良いでしょう。

3.全体のボリュームが減りすぎた時

  • 対処法:時間をかけて髪が伸びるのを待ちます。約1ヶ月で1〜1.5cmは伸びますので、焦らず待ちましょう。
  • 応急処置:ドライヤーで髪を乾かす際、根元を下から持ち上げるように乾かし、ボリュームが出るように工夫します。パーマをかけるのも、ボリュームを取り戻す有効な手段です。

最も確実な修正方法は、正直に美容室に相談することです。プロの美容師さんは、失敗した髪の修正に慣れていますので、勇気を出して相談してみてください。

すきバサミを使うなら一緒に買うべき便利グッズ

すきバサミ単体でもセルフカットは可能ですが、よりプロに近い仕上がりを目指し、後片付けを楽にするために、いくつか一緒に買うべき便利グッズがあります。これらのアイテムを揃えることで、セルフカットが格段に快適になりますよ。

必須アイテム:散髪ケープ(ヘアエプロン)

セルフカットで最も面倒なのが、切った髪の毛の後始末です。散髪ケープなしでカットすると、床に散らばるだけでなく、首や服の中に入り込み、かゆみの原因にもなります。

  • メリット:切った髪の毛をすべてキャッチしてくれるため、後片付けが非常に楽になります。
  • 選び方:首元がしっかりと密着するものを選びましょう。また、子供用のケープは、マジックテープなどで簡単に着脱できるものが便利です。

仕上がりを左右する:ヘアクリップとコーム(クシ)

プロの美容師さんがカットする際、必ずと言っていいほど使うのがヘアクリップとコームです。これらはブロッキング(髪を小分けにすること)のために欠かせません。

  • ヘアクリップ:髪を上下や左右に分けて、切らない部分をしっかりと留めておくために使います。大きめのダッカールクリップがあると、毛量の多い方でもしっかり髪を固定できます。
  • コーム(クシ):髪をとかし、毛束を均一な状態に整えることで、切りムラを防ぎます。特に「テールコーム」と呼ばれる、先が細くなっているタイプは、髪を正確に分け取るのに便利です。

セルフカットの正確性を高める:鏡と霧吹き

特に後ろ髪を切る際に重要となるのが、鏡を複数使うことです。三面鏡があればベストですが、難しい場合は、大きな鏡と手鏡を組み合わせて使い、あらゆる角度から仕上がりをチェックできるようにしましょう。

また、軽く髪を湿らせるための霧吹きも便利です。髪を濡らしすぎると失敗の原因になりますが、乾かしすぎてパサついている髪に、ごく軽く水やローションを吹きかけると、髪のまとまりが良くなり、カットしやすくなります。

これらの便利グッズは、ドラッグストア、ホームセンター、100円ショップのどこでも手に入りますので、すきバサミと一緒にチェックしてみてくださいね。

すきバサミの研磨(メンテナンス)はどこでできる?料金の目安

どんなに高品質なすきバサミでも、使い続ければ必ず切れ味は落ちてきます。切れ味の落ちたハサミを無理に使っていると、髪の毛を傷める原因にもなりかねません。ここでは、ハサミの切れ味を回復させる「研磨(メンテナンス)」について解説します。

研磨が必要な時期のサイン

以下のような状態になったら、研磨のサインだと考えてください。

  • 髪が引っかかる:ハサミを開閉する際に、髪の毛が「パチン」と切れずに、途中で引っかかってしまう。
  • 毛先が白くなる:切った毛先が潰れてしまい、枝毛のような状態になったり、毛先が白っぽく見えたりする。
  • 開閉が重い:ネジを緩めても開閉がスムーズにいかず、指に負担がかかる。

研磨を依頼できる場所と料金の目安

一般のセルフカット用ハサミ(1,000円〜3,000円程度のもの)の場合、研磨に出すよりも買い替えた方が安価になることが多いため、基本的には「消耗品」として扱われます。しかし、プロ仕様に近い数千円〜数万円のハサミであれば、研磨に出す価値は十分にあります。

1.専門の研磨業者
インターネットで「ハサミ 研磨 専門」と検索すると見つかる、ハサミのメンテナンスを専門に行っている業者です。最も専門性が高く、確実に切れ味を回復させてくれます。

  • 料金目安:1本あたり3,000円〜5,000円程度(送料別)。
  • 期間:郵送でのやり取りになるため、1週間〜10日程度。

2.購入したメーカーのメンテナンス部門
貝印やグリーンベルなど、メーカーによっては自社製品の研磨サービスを提供している場合があります。最も安心して任せられますが、料金は業者と同等か、やや高めになることもあります。

3.地域の刃物店・金物店
昔ながらの金物店や包丁などを研いでいるお店でも、ハサミの研磨を受け付けている場合があります。料金は安価なことが多いですが、すきバサミの精密な刃を扱えるかどうかを事前に確認が必要です。

特にプロ仕様のハサミは、素人や知識のない業者が研磨すると、逆にハサミをダメにしてしまうリスクがあります。必ず、ハサミ研磨の信頼できる業者を探して依頼してくださいね。

すきバサミに関するよくある疑問Q&A

最後に、すきバサミに関するお客様からよく寄せられる疑問にお答えしていきます。疑問を解消して、安心してすきバサミを活用してください。

Q1. すきバサミとカットハサミは、どちらを先に使うべきですか?

A. 基本的にはカットハサミを先に使い、最後にすきバサミを使います。

まず、カットハサミで髪の毛の全体の長さを決め、大きな段差をなくします。長さを決めてからでないと、すいた後のバランスが取れないためです。

カットハサミでの作業が完了した後、最後に全体のボリュームを減らしたり、毛先を自然にぼかしたりするためにすきバサミを使います。この順番を間違えると、修正が非常に難しくなりますので注意してください。

Q2. 濡れた髪と乾いた髪、どちらを切るべきですか?

A. 必ず乾いた髪を切ってください。

前述の「正しい使い方」でもお伝えしましたが、乾いた髪と濡れた髪では、ボリューム感や長さの感覚が全く異なります。特にくせ毛の方は、濡れている状態と乾いた状態での長さの差が大きく出ます。乾いた状態で切ることで、仕上がりをそのまま確認できるため、切りすぎを防ぐことができます。

ただし、プロの美容師さんは濡れた状態で切ることもありますが、これは濡れた状態の方が髪を均一に分け取りやすいためです。セルフカットの場合は、乾いた状態が最も安全です。

Q3. 刃にネジがついているが、自分で緩めたり締めてもいいですか?

A. 一般のセルフカット用ハサミであれば、少し緩めても問題ありませんが、プロ用は触らない方が無難です。

ネジはハサミの開閉の重さや、刃の噛み合わせの「当たり」を調整するためにあります。開閉が硬いと感じる場合は、ごく軽く(1/8回転程度)緩めてみてください。ただし、緩めすぎると刃の噛み合わせが狂い、髪を挟んでしまう(切れない)原因になります。

プロ仕様のハサミは、このネジ調整が非常に精密で、素人が触るとバランスを崩してしまうことがあるため、基本的にはメーカーや専門業者に任せるのが安心です。

Q4. すきバサミの寿命はどれくらいですか?

A. 使用頻度や品質によって大きく異なりますが、目安は以下の通りです。

  • 100円ショップのハサミ:数回〜数十回程度。切れ味が落ちたらすぐに買い替えましょう。
  • 一般のセルフカット用(1,000円〜3,000円):数年単位で使えますが、切れ味が落ち始めたら買い替え時期です。
  • プロ仕様(研磨前提):定期的に研磨に出すことで、10年、20年と長く使うことができます。

切れ味が悪くなると髪の毛を傷めてしまうため、切れ味が落ちたハサミはすぐに使用を中止し、買い替えか研磨を検討してください。

まとめ:あなたにぴったりのすきバサミを見つけよう!

この記事では、「すきバサミどこに売ってる?」という疑問にお答えするため、ドラッグストアから100均、ネット通販まで、あらゆる販売場所を徹底的に解説してきました。

あなたのニーズに合った購入場所の最終チェック

  • とにかく安く済ませたい:100円ショップ(ダイソー、セリア)
  • 今日中に手に入れたい:ドラッグストア(貝印、グリーンベルの定番品)
  • 高品質で長く使いたい:ホームセンター(幅広いメーカー品)、ネット通販(プロ仕様ブランド)

また、失敗しないためには、すき率(初心者は15%〜25%)と、持ち手(グリップ)のフィット感を重視することが大切です。購入場所が決まったら、ぜひ本記事の「正しい使い方」を参考にして、理想のセルフカットにチャレンジしてみてください。

もし、商品の詳細を比較検討したい場合は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングですきバサミ一覧をチェックしてみてくださいね。あなたにぴったりの一本が必ず見つかるはずです!

記事の執筆者:モモストア

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