生理食塩水はどこに売ってる?【初心者必見】薬局や市販の代用3選!
怪我の洗浄や鼻うがい、コンタクトレンズのケアなど、日常生活で意外と必要になるシーンが多い「生理食塩水」。
いざ必要になった時に、「一体どこに売ってるの?」「普通の水や食塩水と何が違うの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、生理食塩水はドラッグストアや薬局で手軽に手に入るものから、ネット通販でまとめ買いできるものまで、その種類や用途は多岐にわたります。
この記事では、生理食塩水が売ってる場所や失敗しない選び方、さらには自宅で自作する方法までを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!
「すぐにでも手に入れたい!」という方のために、コスパ最強の購入ルートもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
・ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局等)での探し方
・コンタクト用と鼻うがい用の生理食塩水の違い
・生理食塩水を100均やコンビニで買うことはできる?
・通販サイト(Amazon・楽天)がコスパ最強な理由
生理食塩水はどこに売ってる?市販の販売店まとめ

生理食塩水が必要になった時、まず最初に思い浮かぶのはドラッグストアや薬局ですよね。
しかし、店内のどのコーナーにあるのか、どのような名称で売られているのかを知っておかないと、意外と見つけるのが難しい商品でもあります。
生理食塩水とは、人間の体液とほぼ同じ浸透圧(約0.9%の塩化ナトリウム水溶液)で作られた液体のことを指します。
そのため、傷口を洗っても「しみない」のが最大の特徴であり、医療現場でも広く使われています。
市販されているものには、主に「コンタクトレンズ用」「鼻うがい用」「傷口洗浄用」といった用途別のパッケージが存在します。
マツモトキヨシやウエルシアなどのドラッグストア
最も確実に生理食塩水(またはそれに準ずる製品)を手に入れられるのが、大手ドラッグストアです。
マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局、ツルハドラッグ、サンドラッグなど、主要なチェーン店ではほぼ間違いなく取り扱いがあります。
ただし、店員さんに「生理食塩水をください」と言うと、調剤併設の店舗でない限り「コンタクトレンズ用品コーナー」や「鼻洗浄コーナー」を案内されることが多いです。
コンタクトレンズ用として売られている「ソフコン」や「ソフトコンタクトレンズ用保存液」の成分は、生理食塩水そのものであることが多いため、目的がレンズのすすぎや一時的な保存であればこちらを選べば問題ありません。
また、鼻うがいを目的としている場合は、ハナノアなどの「鼻洗浄液」として販売されているエリアを探してみましょう。
店舗によっては衛生用品コーナーの隅に、小さなボトルの精製水と一緒に並んでいることもあります。
ドン・キホーテや大型スーパーの医薬品コーナー
深夜まで営業しているドン・キホーテや、イオンなどの大型スーパー内にある医薬品・コンタクトレンズコーナーも狙い目です。
ドン・キホーテでは、コンタクトレンズ利用者が多いため、大容量の生理食塩水(すすぎ液)が格安で販売されていることがよくあります。
急に夜間に必要になった場合など、営業時間が長い店舗は非常に助かりますよね。
一方、スーパーの薬局コーナーでは、薬剤師が不在の時間帯だと買えない製品(第3類医薬品扱いの一部洗浄液など)があるため注意が必要です。
それでも、一般的なソフトコンタクトレンズ用の生理食塩水であれば、24時間営業の食品スーパーの衛生用品コーナーで見つけることができるでしょう。
ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局等)での探し方
ドラッグストアの広い店内で生理食塩水を自力で見つけるのは、意外とコツが必要です。
生理食塩水は、その用途によってパッケージの見た目が全く異なるため、「透明な液体が入ったボトル」というイメージだけで探すと、目当てのものを見逃してしまう可能性があります。
例えば、アイケアの棚には「すすぎ液」として、鼻ケアの棚には「洗浄剤」として、スキンケアの棚には「精製水」として並んでいます。
まず第一にチェックすべきは、コンタクトレンズの洗浄液・保存液が並んでいるエリアです。
ここには、500ml程度の大容量ボトルで、数百円という安価な生理食塩水が必ずと言っていいほど在庫されています。
コンタクトレンズコーナーの「すすぎ液」をチェック
生理食塩水を探す上で最も効率的なのが、コンタクトレンズケア用品の棚を確認することです。
ここには「保存・すすぎ用」と書かれた製品があり、その中身の多くは生理食塩水です。
代表的な製品としては、大洋製薬の「ソフコン」や、ロート製薬の製品などが挙げられます。
これらは余計な防腐剤が含まれていないタイプもあり、目や鼻の粘膜に使用する際にも安心感があります。
また、旅行用などのミニサイズも充実しているため、用途に合わせてサイズを選べるのもドラッグストアならではのメリットです。
もし見当たらない場合は、「ソフコンはありますか?」と店員さんに聞くとスムーズです。
鼻洗浄・花粉症対策コーナーで見つかる「鼻洗浄液」
鼻うがい(鼻洗浄)を目的に生理食塩水を探している場合は、花粉症対策や風邪予防のコーナーを覗いてみましょう。
「ハナノア」などの有名なブランド品が並んでいますが、これらの中身も基本的には体液に近い濃度に調整された洗浄液です。
鼻洗浄専用に調整されているものは、ミントの香りがついていたり、専用の器具が付属していたりするため、初めて鼻うがいをする方には特におすすめです。
一方で、純粋な生理食塩水だけが欲しい場合には、専用洗浄液はコストが高くつくこともあります。
その場合は、鼻洗浄器の本体だけを購入し、中に入れる液体としてコンタクト用の生理食塩水を利用するという裏技もあります。
コンタクト用と鼻うがい用の生理食塩水の違い
店頭で生理食塩水を探していると、「コンタクト用」と「鼻洗浄用」のどちらを買えばいいのか迷うことがありますよね。
結論から言うと、「塩分濃度0.9%」という基本スペックは同じですが、添加物に違いがあります。
用途を間違えても命に関わることは稀ですが、使用感や安全性に影響が出るため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
特に、目や鼻といったデリケートな粘膜に使用するものだからこそ、安易な判断は避けたいところです。
添加物の有無と保存期間の差
コンタクトレンズ用の生理食塩水には、雑菌の繁殖を防ぐための防腐剤が含まれているものと、全く含まれていない「無添加」のものがあります。
無添加のタイプは目への刺激が極めて少ないですが、一度開封すると非常に腐りやすく、1週間程度で使い切る必要があります。
一方で、鼻洗浄用の製品には、粘膜の炎症を抑える成分や、スッキリとした使用感を与えるためのメントールなどが配合されていることが多いです。
これをコンタクトレンズのすすぎに使ってしまうと、目に激痛が走る可能性があるため、絶対に避けてください。
逆に、コンタクト用のシンプルな生理食塩水を鼻うがいに使う分には、大きな問題はありませんが、メントールのような爽快感は得られません。
容器の形状と使い勝手の違い
製品の形にも、用途に合わせた工夫が凝らされています。
コンタクト用のボトルは、一滴ずつ、あるいは細い線状に出るように注ぎ口が設計されています。
これは、レンズの汚れをピンポイントで洗い流すのに適した形状です。
対して、鼻洗浄用のボトルは、鼻の穴にフィットするようにノズルが太くなっていたり、ボトルを押し潰すことで勢いよく液体が噴射される仕組みになっていたりします。
自分の目的が「洗浄」なのか「保存」なのかによって、この容器の形状が重要になってくるのです。
初めての方は、まず専用の容器がセットになったタイプを購入し、2回目以降は中身だけを補充用として買い足すのが最もコスパが良いでしょう。
| 比較項目 | コンタクト用 | 鼻洗浄用 |
| 主な成分 | 塩化ナトリウム、精製水 | 塩化ナトリウム、重曹、洗浄補助成分 |
| 刺激成分 | ほぼ無し | メントール等が含まれる場合あり |
| 主な用途 | レンズのすすぎ・保存 | 鼻腔内の汚れ・花粉の洗浄 |
| 価格帯 | 500ml 約300円〜 | 300ml 約800円〜 |
生理食塩水を100均やコンビニで買うことはできる?
「今すぐ必要だけど、近くにドラッグストアがない!」という時、100均やコンビニで生理食塩水が手に入れば非常に助かりますよね。
しかし、結論からお伝えすると、ダイソーやセリアなどの100均、あるいはセブンイレブンやローソンといったコンビニで「生理食塩水」そのものが売られているケースは極めて稀です。
これは、生理食塩水が医療的な側面を持つ製品であり、品質管理や浸透圧の調整が厳格に求められるため、低価格帯の雑貨をメインとする店舗では扱いが難しいという背景があります。
ただし、代用できる可能性のある「関連商品」なら置いていることがありますので、その詳細を見ていきましょう。
ダイソーやセリアで見つかる「精製水」との違い
100均の化粧品コーナーなどでよく見かけるのが「精製水」です。
精製水とは、水道水から不純物や塩素を取り除いた純粋な水のことであり、これ自体には塩分が含まれていません。
生理食塩水と精製水の決定的な違いは、「体液と同じ浸透圧かどうか」です。
精製水で鼻うがいをしたり傷口を洗ったりすると、細胞との浸透圧の差によって激しい痛みを感じます。鼻うがいをした時に「ツーン」とするのは、塩分が入っていないからです。
したがって、100均で精製水を買ってきても、そのままでは生理食塩水の代わりにはなりません。
どうしても代用したい場合は、後述する「自作方法」に従って、精製水に正確な量の食塩を混ぜる必要があります。
コンビニのコンタクトレンズ用「洗浄・保存液」
コンビニでは、お泊まりセットや旅行用コーナーに、小さな使い切りのコンタクトレンズ洗浄液が置かれています。
これらの製品の成分表をよく見ると、塩化ナトリウムが含まれており、実質的に生理食塩水に近い性質を持っていることがあります。
ただし、コンビニで売られているものの多くは「マルチパーパスソリューション(MPS)」と呼ばれるタイプで、洗浄・消毒成分が含まれています。
消毒成分が含まれている液体を、傷口の洗浄や鼻うがいに多量に使用することは、粘膜を傷つける恐れがあるため推奨されません。
あくまで「コンタクトレンズの緊急用」として割り切り、生理食塩水としての流用は避けるのが無難です。
通販サイト(Amazon・楽天)がコスパ最強な理由
定期的に生理食塩水を使用する方にとって、最も負担になるのが「買い忘れ」と「コスト」ですよね。
ドラッグストアで1本ずつ買うのも良いですが、実はAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトを利用するのが、結果として最も安く、かつ確実に手に入る方法です。
通販がコスパ最強と言われる最大の理由は、まとめ買いによる単価の下落と、重いボトルを自宅まで届けてくれる利便性にあります。
特に鼻うがいを習慣にしている方や、コンタクトレンズを毎日使う方にとって、通販は最強の味方と言えるでしょう。
500mlボトルのまとめ買いが断然お得
店舗では1本300円〜500円程度で売られている生理食塩水ですが、Amazonなどで10本〜20本のケース買いをすると、1本あたりの価格が劇的に安くなることがあります。
また、通販サイト独自のポイント還元を考慮すると、ドラッグストアの特売日を待つよりも安く済むケースがほとんどです。
特に大洋製薬の「ソフコン」などは、通販のベストセラー商品となっており、常に安定した低価格で提供されています。
さらに、定期おトク便などを利用すれば、注文の手間すら省けるため、忙しい方には特におすすめです。
重い液体を何本も持ち運ぶ苦労がないのも、通販ならではの大きなメリットですね。
鼻洗浄用の「サーレ」など粉末タイプも通販なら豊富
液体ボトルは場所を取るという方には、通販で人気の「粉末タイプ」が非常に便利です。
例えば、ハナクリーン専用の洗浄剤「サーレ」などは、個包装された粉末を規定量の水に溶かすだけで、新鮮な生理食塩水が作れる優れものです。
粉末タイプは使用期限を気にせず長期保管ができるため、花粉症の時期だけ使いたいといったニーズにも最適です。
こうした特殊な製品は、街の小さな薬局では在庫がないことも多いですが、楽天やYahoo!ショッピングなら、いつでもすぐに手に入ります。
送料が気になる場合は、他の日用品と一緒に注文して、送料無料ラインをクリアするのが賢い買い物術です。
【自作】生理食塩水の作り方と注意点
「お店に行く時間がないけれど、今すぐ鼻うがいをしたい!」という時、自宅にあるもので生理食塩水を自作することが可能です。
しかし、生理食塩水は「濃度」が命です。適当に塩を混ぜれば良いというわけではなく、正確な計量が必要になります。
濃度が0.9%から外れてしまうと、鼻に入れた時に激痛を感じたり、逆に粘膜にダメージを与えてしまう可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、失敗しないための正しい自作ステップと、衛生面でのリスクについて詳しく解説します。
水500mlに対して塩4.5gが黄金比
生理食塩水(0.9%濃度)を作るための計算式は、非常にシンプルです。
水500mlを使用する場合、必要な食塩の量は「4.5g」となります。1リットルなら「9g」です。
計量スプーンを使う場合は、小さじ1杯が約5gですので、小さじすり切り一杯より少し少なめと覚えておくと良いでしょう。
ただし、精度を高めるためには、0.1g単位で計れるデジタルスケールを使用することを強くおすすめします。
また、使用する塩は、添加物や香料が含まれていない「食塩」または「精製塩」を使用してください。
必ず「一度沸騰させた水」を使うべき理由
自作する際に最も重要なのが、水の衛生状態です。
水道水をそのまま使うのではなく、必ず一度沸騰させてから、体温程度(36度〜40度)まで冷まして使用してください。
水道水に含まれる塩素が鼻の粘膜を刺激するだけでなく、稀に水中に存在する微生物が鼻腔内で感染症を引き起こすリスクがあるからです。
特に鼻うがいに使用する場合、鼻の奥は非常にデリケートなため、徹底した衛生管理が求められます。
「面倒だから」と蛇口から出たての水を使うのは、絶対に避けてくださいね。
| 水の量 | 塩の量 | ポイント |
| 300ml | 2.7g | コップ1杯強の量 |
| 500ml | 4.5g | ペットボトル1本分 |
| 1000ml | 9.0g | 大量に作り置きする場合 |
生理食塩水の代用として使える市販品3選
「生理食塩水」という名前で売られていなくても、中身がほぼ同じ、あるいは代用として非常に優れた製品がいくつか存在します。
特に、初心者の方にとっては、自分で濃度を調節するよりも、あらかじめ調整された既製品を使う方が安全で確実です。
ここでは、ドラッグストアや通販で手軽に買える、生理食塩水の代用として定番のアイテム3選をご紹介します。
それぞれの製品に強みがあるため、自分の用途(目、鼻、傷口など)に合わせて選んでみてください。
大洋製薬「ソフコン」
コンタクトレンズユーザーにはおなじみの「ソフコン」は、実質的に純粋な生理食塩水です。
余計な薬剤が含まれていないため、レンズのすすぎだけでなく、鼻うがいのベース液としても愛用者が多い製品です。
500mlという大容量でありながら、1本数百円という圧倒的な安さが魅力です。
キャップもしっかり閉まるため、衛生的に保管しやすい点も高く評価されています。
小林製薬「ハナノア」の洗浄液
鼻うがいに特化したいのであれば、ハナノアの専用洗浄液が最も手軽です。
生理食塩水の濃度になっているのはもちろんのこと、鼻に抜ける爽快感や、初心者でも痛くないような工夫がなされています。
専用の器具がセットになっているタイプを選べば、届いたその日から鼻うがいをマスターできるため、挫折しにくいのが特徴です。
少し価格は高めですが、「失敗したくない」という初心者の方には最適な代用品です。
ニールメッド「サイナス・リンス」
通販サイトで絶大な支持を得ているのが、このサイナス・リンスです。
粉末を専用ボトルに入れて使うタイプですが、特許を取得したボトル形状により、大量の生理食塩水で鼻の奥まで丸洗いすることができます。
防腐剤不使用で、pHバランスも調整されているため、非常に低刺激で優しい使い心地です。
花粉症がひどい時期や、鼻炎に悩んでいる方にとっては、もはや手放せない存在となるはずです。
生理食塩水の使用期限と正しい保存方法
生理食塩水を購入、あるいは自作した際に、最も気をつけなければならないのが「使用期限」と「保存状態」です。
生理食塩水は栄養分を含まない塩水ですが、空気中の雑菌が混入しやすく、一度汚染されると目や鼻のトラブルを引き起こす原因になります。
特に防腐剤が含まれていないタイプや自作のものは、私たちが想像するよりもずっと早く品質が劣化してしまいます。
安全に使い続けるための具体的なルールを、市販品と自作品に分けて確認していきましょう。
市販品は「開封後」の期限に注意
市販されている生理食塩水のボトルには、必ず「使用期限(Exp.)」が印字されていますが、これはあくまで「未開封」の状態での期限です。
一度キャップを開けてしまうと、そこから細菌の侵入が始まるため、印字された日付は無効になります。
一般的に、大容量ボトルの生理食塩水(ソフコン等)は、開封してから1週間から10日程度で使い切るのが理想です。
もし1ヶ月以上放置してしまったものがあれば、中身が透明に見えても、雑菌が繁殖している可能性があるため思い切って破棄しましょう。
目や鼻の粘膜は非常にデリケートですので、「もったいない」という気持ちが大きな炎症を招くことになりかねません。
自作した生理食塩水は「当日中」が鉄則
自宅で作った生理食塩水には、市販品のような徹底した無菌状態や防腐処置が施されていません。
そのため、自作品の保存期間は非常に短く、作ったその日のうちに使い切る、あるいは余ったものは捨てるのが基本ルールです。
冷蔵庫に入れておけば数日は持つと考える方もいますが、冷たすぎる液体を鼻や目に入れると刺激が強すぎるため、結局は温め直す必要があります。
その際の手間や衛生リスクを考えると、使う直前に必要な分だけ(例:500mlなど)を作る習慣をつけるのが一番安全です。
「作り置きはしない」ことが、自宅ケアで失敗しないための最大の防御策と言えるでしょう。
鼻うがいで生理食塩水を使うメリットと効果
生理食塩水の用途として今最も注目されているのが、鼻うがい(鼻洗浄)です。
風邪の予防や花粉症対策として、医師も推奨することが多いこの習慣ですが、なぜ「ただの水」ではなく「生理食塩水」でなければならないのでしょうか。
その最大のメリットは、鼻の奥に溜まった粘着性の高い汚れを、痛みなく物理的に洗い流せることにあります。
鼻腔内を清潔に保つことが、全身の健康にどのような好影響を与えるのか、詳しく解説します。
花粉やウイルスを物理的に除去できる
私たちの鼻は、空気中のウイルスや花粉をキャッチする高性能なフィルターの役割を果たしています。
しかし、フィルターが詰まってしまうと、そこからウイルスが体内に侵入しやすくなります。
生理食塩水で鼻の奥まで洗うことで、粘膜に付着した花粉やウイルスを直接外へ押し流すことができます。
これは、うがい薬での喉うがいだけでは届かない「上咽頭(じょういんとう)」という重要な部位をケアできる唯一の方法です。
特に帰宅直後に鼻うがいを行うことで、室内に花粉を持ち込むリスクを減らし、アレルギー症状を劇的に緩和させる効果が期待できます。
鼻詰まりやドロドロ鼻水の解消に
風邪や副鼻腔炎(ちくのう症)で鼻が詰まっている時、鼻をかんでも奥の汚れが取れずに苦しい思いをすることがありますよね。
生理食塩水は体液と同じ浸透圧なので、固まりかけた鼻水をふやかして、スムーズに排出させる手助けをしてくれます。
鼻腔内が潤うことで、粘膜本来のバリア機能が回復し、炎症が鎮まりやすくなるという副次的な効果もあります。
薬を使わずに症状を和らげることができるため、妊娠中の方や小さなお子様、薬の副作用を避けたい方にとっても非常に優れたセルフケア手段です。
生理食塩水での鼻うがいで「痛くない」やり方
鼻うがいに興味はあるけれど、「痛そう」「溺れそうで怖い」と二の足を踏んでいる方も多いはず。
しかし、生理食塩水と正しい手順さえ守れば、痛みを感じることはまずありません。
鼻が痛くなる原因のほとんどは「温度」と「姿勢」にあります。
初心者の方でも今日から実践できる、絶対に痛くない鼻うがいのテクニックを3つのステップでマスターしましょう。
ポイント1:液体の温度は「人肌」に
最も重要なのが、生理食塩水の温度です。冷蔵庫から出したての冷たい水や、熱すぎるお湯は厳禁です。
理想的な温度は36度〜40度。自分の体温と同じくらいに調整することで、鼻に入れた瞬間の違和感がゼロになります。
自作する場合はお湯と水を混ぜて調整し、市販のボトルを使う場合は、ボウルにお湯を張って湯煎で温めるのがおすすめです。
この「人肌の温度」を守るだけで、恐怖心の半分は解消されると言っても過言ではありません。
ポイント2:声を出して耳管への流入を防ぐ
鼻うがい中に液体が耳の方へ行ってしまうのが怖い、という声をよく聞きます。
これを防ぐ魔法のキーワードが、声を出しながら行うことです。
液体を鼻に流し込んでいる間、「あーー」や「えーー」と声を出し続けることで、口と鼻の間の通路が閉じ、耳に水が行きにくくなります。
また、洗浄中は決して唾を飲み込まないように注意してください。飲み込む動作をすると圧力が変わり、耳に液体が入りやすくなってしまいます。
少し前かがみの姿勢になり、顔を斜め下に傾けることで、反対側の鼻の穴から自然に液体が出てくるようになります。
| ステップ | アクション | コツ |
| 準備 | 38度前後の生理食塩水を用意 | 手首に垂らして温かさを確認 |
| 注入 | 前かがみで「あー」と言いながら | 優しくゆっくりボトルを押す |
| 仕上げ | 軽く鼻をかむ(強くはNG) | 下を向いて残った水分を出す |
生理食塩水の用途:怪我の洗浄と応急処置
生理食塩水の活用法は、鼻うがいやコンタクトレンズだけではありません。実は、擦り傷や切り傷の「洗浄」においても、水道水より優れた効果を発揮します。
かつては傷口には消毒液、という考え方が主流でしたが、現在は「消毒液は傷を治す細胞まで壊してしまうため、生理食塩水や水で洗うのが最善」という湿潤療法の考え方が広まっています。
特に砂や泥が入った傷口を洗う際、生理食塩水があれば痛みを抑えつつ、清潔な状態を保つことができます。
細胞を傷つけずに汚れを落とす
水道水には微量の塩素が含まれているため、大きな傷口に使うと少し刺激を感じることがあります。
その点、生理食塩水は体液と全く同じ性質を持っているため、傷口に触れてもしみることがありません。
傷を治すために集まってきた「成長因子」という大切な成分を洗い流しすぎず、異物だけを効率的に除去できるのが生理食塩水の強みです。
特に小さなお子様がいるご家庭では、消毒液の代わりに生理食塩水を常備しておくと、いざという時の処置がスムーズになります。
「消毒は痛いから嫌だ!」と泣いてしまう子供でも、しみのない生理食塩水なら落ち着いて洗浄させてくれるはずです。
火傷(やけど)の冷却と保護にも
意外な使い方として、軽度の火傷の応急処置にも生理食塩水は役立ちます。
水道水で冷やすのが一般的ですが、皮膚が剥がれてしまっているようなデリケートな火傷の場合、生理食塩水に浸したガーゼで保護することで、乾燥を防ぎ、痛みを緩和できます。
火傷は初期の乾燥を防ぐことが、跡を残さず綺麗に治すための重要ポイントです。
キャンプやアウトドアなど、水道が近くにない環境でも、ペットボトルの生理食塩水を1本持っていれば、怪我や火傷の万能な救急アイテムとして機能してくれます。
生理食塩水と「精製水」を混ぜて使うのはアリ?
ドラッグストアの棚で隣同士に並んでいることが多い「生理食塩水」と「精製水」。
どちらも透明な液体で似ていますが、これらを混ぜて使っても良いのでしょうか?
答えは「用途によるが、基本的には濃度が薄まるため注意が必要」です。
生理食塩水の最大の特徴である「0.9%」という濃度が崩れてしまうと、そのメリットが失われてしまうからです。
精製水で薄めると「浸透圧」が変わる
例えば、生理食塩水が濃すぎると感じて精製水で薄めてしまうと、0.9%以下の濃度になってしまいます。
濃度が薄くなった液体(低張液)は、細胞内に水分を引き込もうとする力が働くため、粘膜に使用するとむくみや痛みの原因になります。
逆に、自作する際に精製水をベースにするのは非常に良いアイデアです。
水道水には塩素やミネラルが含まれていますが、精製水は不純物がゼロのため、より純度の高い、医療現場に近いクオリティの生理食塩水を作ることができます。
混ぜるのではなく、「精製水に規定量の塩を溶かして生理食塩水を作る」というのが正しい付き合い方です。
スチーマーや美容目的での使い分け
美容目的でスチーマーに入れる場合は、生理食塩水ではなく「精製水」単体を使うのが正解です。
生理食塩水をスチーマーに入れてしまうと、塩分が機械内部で結晶化し、故障の原因になってしまいます。
一方で、洗顔の最後に生理食塩水で顔をすすぐ「生理食塩水洗顔」という美容法もあり、こちらは肌のpHバランスを整える効果があると言われています。
このように、混ぜて中途半端なものを作るのではなく、それぞれの目的(機械には精製水、粘膜には生理食塩水)を明確にして使い分けることが、トラブルを防ぐ近道です。




