ラズベリーピューレはどこに売ってる?人気メーカーや代用方法も徹底解説!

ラズベリーピューレはどこに売ってる?人気メーカーや代用方法も徹底解説!

「ラズベリーピューレが急に必要になったけど、どこに売っているのかわからない!」
そう思ってこの記事にたどり着いたあなたは、きっとお菓子作りやドリンク作りで本格的な味を求めているのではないでしょうか?

スーパーやコンビニでは見かけないことが多いラズベリーピューレですが、実はいくつかの特定の店舗やオンラインショップで確実に入手できます。この記事では、どこでどんな商品が手に入るのか、また、もし見つからなかった場合の代用方法まで、モモストアが詳しく解説していきます!

この記事を読めば、もうピューレ探しで迷うことはありませんよ。ぜひ最後まで読んで、あなたの作りたいものがすぐに完成できるように役立ててくださいね。

・ラズベリーピューレの主な販売店はココ!実店舗とオンラインを徹底比較
・【スーパー編】ラズベリーピューレが手に入るのは?
・【専門店編】製菓材料店やデパートでの取り扱いと特徴
・オンラインショップなら確実にゲット!Amazon・楽天の品揃え
・業務用スーパーやコストコで買える?大容量ピューレのメリット
  1. ラズベリーピューレの主な販売店はココ!実店舗とオンラインを徹底比較
    1. 実店舗での購入:急いでいる時や手に取って選びたい人向け
    2. オンラインでの購入:確実性、種類、価格を重視する人向け
  2. 【スーパー編】ラズベリーピューレが手に入るのは?
    1. 高級スーパーは冷凍コーナーを要チェック!
    2. 輸入食品店カルディは「ラズベリーソース」が主力
    3. 業務スーパーでの可能性は?
  3. 【専門店編】製菓材料店やデパートでの取り扱いと特徴
    1. 製菓材料専門店の鉄板:富澤商店(TOMIZ)とクオカ(cuoca)
      1. 富澤商店とクオカのピューレの特徴比較
    2. デパート(デパ地下)の利用価値
  4. オンラインショップなら確実にゲット!Amazon・楽天の品揃え
    1. Amazon:迅速な配送と豊富なプライベートブランド
      1. Amazonで購入する際の注意点
    2. 楽天市場・Yahoo!ショッピング:専門店とポイント制度の活用
      1. 楽天・Yahoo!ショッピングのメリット
  5. 業務用スーパーやコストコで買える?大容量ピューレのメリット
    1. 業務用スーパーでのラズベリーピューレ事情
    2. コストコ(Costco)での取り扱いとメリット
    3. 大容量ピューレを買うメリットと注意点
  6. そもそもラズベリーピューレって何?ジャムやソースとの違いを解説!
    1. ラズベリーピューレの定義と特徴
    2. ジャム、ソースとの決定的な違い
      1. ラズベリー加工品の比較表
  7. 人気メーカーのラズベリーピューレを比較!製菓用におすすめなのは?
    1. 世界のパティシエが愛用する「ボワロン(Boiron)」社
    2. 日本の製菓メーカー・専門店のオリジナル商品
    3. 各社ラズベリーピューレ比較表(一例)
  8. 無糖と加糖どっちを選ぶべき?用途別のおすすめ
    1. 無糖(ノンシュガー)ピューレ:プロも愛用する自由度の高さ
    2. 加糖(シュガー入り)ピューレ:手軽さと安定感を求める人向け
  9. ラズベリーピューレがない時はどうする?意外な代用アイデア
    1. アイデア1:冷凍ラズベリーをブレンダーで「自作」する
    2. アイデア2:ラズベリージャムを薄めて代用する
    3. アイデア3:他のフルーツピューレやフルーツソースで代用する
  10. ラズベリーピューレを使った絶品レシピ3選!簡単ドリンクから本格スイーツまで
    1. レシピ1:鮮やかで爽快!ラズベリーレモネード
    2. レシピ2:定番の美味しさ!本格ラズベリームース
    3. レシピ3:シンプルな焼き菓子に添えるラズベリーソース
  11. ラズベリーピューレの保存方法と賞味期限は?開封後の注意点
    1. 未開封の場合:冷凍庫での長期保存が基本
    2. 開封後の注意点:風味を守る小分け保存のテクニック
      1. 小分け保存の具体的な方法
  12. 失敗しないラズベリーピューレの選び方!チェックすべきポイント
    1. チェックポイント1:原材料と加糖の有無
    2. チェックポイント2:加熱処理(殺菌)の有無
    3. チェックポイント3:容器のタイプと容量
      1. 容器の比較
  13. まとめ:ラズベリーピューレは目的に合わせて販売店を選ぼう

ラズベリーピューレの主な販売店はココ!実店舗とオンラインを徹底比較

momo-store.jp

本格的なお菓子作りに欠かせないラズベリーピューレですが、「どこに売ってるの?」という疑問を持つのは当然です。
なぜなら、一般的なスーパーでは生のラズベリーや冷凍ラズベリーはあっても、ピューレ状のものはなかなか置かれていないからです。
ここでは、ラズベリーピューレを購入できる主なルートを実店舗とオンラインに分けて、それぞれのメリットとデメリットを徹底的に比較していきますね!

実店舗での購入:急いでいる時や手に取って選びたい人向け

実店舗でラズベリーピューレを探す場合、鍵となるのは「製菓材料」や「輸入食品」に力を入れているお店を選ぶことです。
大型スーパーの製菓コーナーや、冷凍食品の棚を隅々まで探しても見つからない場合は、以下の店舗をチェックしてみてください。

実店舗購入のメリット・デメリット

メリット デメリット
その日のうちに手に入る。 取り扱い店舗が限られる。
賞味期限やパッケージを直接確認できる。 価格がオンラインより割高な場合がある。
他の製菓材料と一緒に購入できる。 在庫がないと無駄足になる可能性も。

実店舗での購入は、まさに「今すぐ欲しい!」という緊急性の高い時に最適です。特に、有名な製菓材料専門店であれば、品質の高い海外メーカー品など、プロ仕様のラインナップを見つけることができるでしょう。

また、高級スーパーの冷凍コーナーや、製菓材料が充実しているデパートの地下食料品売り場(デパ地下)も狙い目です。詳しくは次のH2見出しで、より具体的に店舗名を出して解説しますね!

オンラインでの購入:確実性、種類、価格を重視する人向け

「近所に専門店がない」「色々なメーカーのものを比較したい」という方には、オンラインショップでの購入が断然おすすめです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、冷凍品として販売されていることが多く、専門店の公式オンラインストアも利用できます。

オンライン購入のメリット・デメリット

メリット デメリット
自宅まで冷凍便で届くので便利。 送料がかかる場合が多い(まとめ買いで解決)。
国内外のあらゆるメーカー品を比較できる。 届くまでに時間がかかる(即日入手は不可)。
大容量の業務用サイズなども簡単に手に入る。 実物のパッケージを確認できない。

オンラインの最大の魅力は、その品揃えの豊富さです。実店舗ではなかなか見つからないような、特定の産地や製法にこだわったピューレも見つけられます。また、製菓材料を専門に扱うショップであれば、ラズベリーだけでなく他のフルーツピューレや関連材料も一緒に購入できるため、送料を考慮しても総合的にお得になることが多いです。

特に、冷凍品の購入になるため、冷凍庫の空きスペースを確保してから注文することが重要になります。配送の日時指定ができるかどうかも、チェックしておきたいポイントですね。

このように、実店舗とオンラインではそれぞれに違った強みがあります。あなたの住んでいる場所や、ピューレをいつまでに、どんな量で使いたいかによって、最適な購入ルートを選んでみてくださいね。

【スーパー編】ラズベリーピューレが手に入るのは?

一般的に、地域のスーパー(例:〇〇スーパー、〇〇マートなど)では、残念ながらラズベリーピューレを常時取り扱っていることは少ないです。
しかし、諦めるのはまだ早いです!実は、スーパーの中でも「高級志向」「輸入食品」「製菓材料」に特化したお店であれば、グッと見つかる確率が上がります。

高級スーパーは冷凍コーナーを要チェック!

まずチェックしてほしいのが、成城石井、紀ノ国屋、クイーンズ伊勢丹といった高級志向のスーパーです。
これらの店舗は、一般的なスーパーでは扱わないような珍しい輸入食材や、質の高い冷凍食品を豊富に取り揃えています。特に、冷凍フルーツのコーナーや、洋菓子材料の棚の近くを重点的に探してみましょう。

<高級スーパーで見つかる可能性が高い理由>

  • 製菓材料として意識の高い顧客層が多い。
  • 海外製の冷凍フルーツや加工品を輸入している。
  • 品揃えの差別化を図っているため、ニッチな商品も置かれやすい。

ただし、これらのスーパーでも、店舗の規模や地域性によって取り扱いの有無やメーカーが異なります。もしお近くに店舗がある場合は、事前に電話で確認してみるのが最も確実な方法です。(参考:成城石井の店舗情報

輸入食品店カルディは「ラズベリーソース」が主力

輸入食品の代名詞とも言えるカルディ(KALDI COFFEE FARM)も、真っ先に思い浮かぶお店の一つですよね。
カルディでは、ラズベリーの加工品として、「ラズベリーソース」や「ラズベリージャム」の取り扱いが豊富です。しかし、ストレートな製菓材料としての「ラズベリーピューレ(特に冷凍)」は、残念ながら常時販売されているわけではありません。ごくまれに、期間限定や輸入のタイミングで取り扱いがあることもありますが、基本的には見つけるのが難しいと認識しておいた方が良いでしょう。

もし、カルディでラズベリーソースを見つけた場合は、ピューレの代用品として使うことができないか検討してみてください。ソースはすでに甘みがついていたり、とろみがついていることが多いので、レシピによっては調整が必要になります。

業務スーパーでの可能性は?

大容量の食材がお得に手に入る業務スーパー(業スー)も気になるところです。
業務スーパーでは、冷凍フルーツのラインナップが非常に充実しており、冷凍ラズベリーは確実に手に入ります。
しかし、「ラズベリーピューレ」という形で販売されていることは稀です。ほとんどの場合、冷凍ラズベリーを購入し、自分でミキサーやブレンダーを使ってピューレにするのが一般的です。

もし大量にラズベリーピューレが必要で、かつ手間を惜しまないのであれば、業務スーパーの冷凍ラズベリーを購入して自作するのが、最もコスパの良い方法かもしれません。自作の方法については、「ラズベリーピューレがない時はどうする?」のH2見出しで詳しく解説しています。

結論として、スーパーで探すなら、まずは高級スーパーの冷凍コーナーからチェックし、なければオンラインショップに切り替えるのが、効率的で確実なルートと言えるでしょう。

【専門店編】製菓材料店やデパートでの取り扱いと特徴

「多少遠くても、品質にこだわった、プロも使うような本格的なピューレが欲しい」という方に最もおすすめしたいのが、製菓材料の専門店やデパートの地下食料品売り場(デパ地下)です。
これらの場所では、製菓・製パンに必要なあらゆる材料が揃っており、ラズベリーピューレも高い確率で、しかも種類豊富に取り扱われています。

製菓材料専門店の鉄板:富澤商店(TOMIZ)とクオカ(cuoca)

お菓子作りが趣味の方ならご存知の通り、富澤商店(TOMIZ)やクオカ(cuoca)といった製菓材料専門店は、ラズベリーピューレを探す上での「最後の砦」であり、「最初の選択肢」でもあります。
これらの専門店では、特に品質が求められる冷凍のフルーツピューレを、安定して取り扱っています。

富澤商店とクオカのピューレの特徴比較

店舗名 特徴 取り扱いメーカー例
富澤商店(TOMIZ) 国内・海外の製菓材料を幅広く取り扱い。冷凍ピューレの品揃えも充実しており、特にフランスのボワロン(Boiron)社製品など、プロ仕様のものが手に入りやすい。店舗数も多く探しやすい。 ボワロン社、他国内メーカー
クオカ(cuoca) おしゃれで高品質な材料が特徴。オンラインのオリジナルキットも人気。富澤商店同様、高品質な冷凍ピューレを取り扱うが、店舗数は富澤商店より少なめ。 ボワロン社、ラ・フルティエール社など

これらの専門店で取り扱われているピューレは、冷凍されていますが、冷凍・解凍を繰り返すと風味が落ちてしまうため、購入後はすぐに小分けにして再冷凍するのがおすすめです。パウチやアルミ缶に入っていることが多く、保存のしやすさも考慮して選ぶことができます。

また、これらの専門店は、オンラインショップも非常に充実しています。もしお近くに実店舗がない場合は、オンラインでの購入を検討しましょう。

デパート(デパ地下)の利用価値

デパートの地下にある食料品売り場、いわゆる「デパ地下」も、ラズベリーピューレを探す上で有効な場所です。
デパ地下の冷凍食品コーナーには、高級なデザート材料や輸入冷凍食材が置かれていることがあります。特に、製菓材料専門店がデパ地下に出店している場合や、高級食材を扱うグロッサリーコーナーがある場合は、見つかる可能性が高いです。

デパートのメリットは、他の食材や惣菜の買い物ついでに立ち寄れること。また、品質管理が徹底されているため、安心して購入できる点も魅力です。

<デパートで探す際のポイント>

  1. 高級冷凍食品コーナー:海外製の冷凍フルーツが並ぶエリアをチェック。
  2. 輸入食品・グロッサリーコーナー:瓶詰や缶詰のピューレ、またはチルドの製菓材料をチェック。
  3. 製菓材料専門店の出店:富澤商店などのテナントが入っている場合は確実。

専門店やデパートでの購入は、価格は高めになる傾向がありますが、品質と確実性においては間違いありません。特に「ボワロン」などの有名メーカーのピューレは、その色味と香りの高さから、プロのパティシエも愛用しています。こだわりのスイーツを作りたい方は、ぜひ専門店を覗いてみてくださいね。

オンラインショップなら確実にゲット!Amazon・楽天の品揃え

「近くに製菓材料店がない」「重たい冷凍品を運ぶのは大変」という方にとって、オンラインショップは最も確実で便利な購入方法です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なECサイトを利用すれば、自宅にいながらにして、世界中の高品質なラズベリーピューレを比較検討し、購入することができます。

Amazon:迅速な配送と豊富なプライベートブランド

Amazonの魅力は、何と言ってもその迅速な配送です。プライム会員であれば最短で翌日に届くことが多く、「週末の急なイベントに間に合わせたい!」という場合に非常に頼りになります。
Amazonでは、製菓材料の専門店がマーケットプレイスに出店していることが多く、フランスの有名なピューレメーカーから、日本の製菓メーカーの業務用サイズまで幅広く取り扱われています。

Amazonで購入する際の注意点

Amazonで検索する際は、「ラズベリーピューレ 冷凍」だけでなく、「ラズベリー ピューレ 製菓用」といった具体的なキーワードで検索すると、より専門的な商品が見つけやすくなります。

  • 価格比較の徹底:同じ商品でも、出品者によって価格や送料が大きく異なる場合があるため、必ずチェックしましょう。
  • レビュー確認:特に冷凍品の場合、梱包や配送の品質が重要です。購入前にレビューを確認し、冷凍状態で届いたかどうかの評価を参考にしましょう。
  • 大容量の選択肢:Amazonでは、1kgや2kgといった業務用サイズが比較的安価に手に入ることもあります。使用頻度が高い場合は、まとめ買いがおすすめです。

もし購入する商品に迷ったら、Amazonの売れ筋ランキングをチェックしてみるのも良いでしょう。人気の商品は、多くの人が品質に納得している証拠です。

楽天市場・Yahoo!ショッピング:専門店とポイント制度の活用

楽天市場やYahoo!ショッピングは、製菓材料の専門ショップが多数出店しているため、商品の専門性という点で非常に強いです。
特に、実店舗を持たないオンライン専門の製菓材料店や、地元のこだわりのフルーツ農家などが加工品を出品していることもあり、ニッチで高品質な商品を見つけたい場合に最適です。

楽天・Yahoo!ショッピングのメリット

  1. ポイント制度:日常の買い物で貯めたポイントを利用したり、ポイントアップデーを狙って購入したりすることで、実質的な価格を抑えることができます。
  2. 専門店の安心感:実店舗がある製菓材料店がオンラインにも出店していることが多いため、品質や商品に関する問い合わせがしやすいという安心感があります。(参考:楽天市場の製菓材料特集
  3. セット販売:ラズベリーだけでなく、マンゴーやパッションフルーツなど、他のフルーツピューレとのセット商品も多く、色々な味を試したい場合に便利です。

オンラインショップは、自宅から一歩も出ずに、多くの選択肢の中から最適なラズベリーピューレを選べる最高の購入ルートです。ただし、冷凍品には必ず送料がかかること、そして到着まで数日かかることを念頭に置いて、計画的に注文してくださいね。

業務用スーパーやコストコで買える?大容量ピューレのメリット

お菓子作りやスムージー作りが日課で、ラズベリーピューレを頻繁に使う方にとっては、「業務用サイズでお得に買いたい!」と考えるのは自然なことです。
ここでは、大容量の冷凍食材を扱う業務用スーパーやコストコ(Costco)での取り扱い状況と、大容量ピューレを購入するメリットについて解説します。

業務用スーパーでのラズベリーピューレ事情

先ほどのH2見出しでも触れましたが、業務スーパーでは「ラズベリーピューレ」そのものの取り扱いは非常に稀です。しかし、「冷凍ラズベリー」は、非常に安価で大袋で販売されています
もし、業務用スーパーで安価に手に入れたいのであれば、冷凍ラズベリーを購入し、手間をかけて自宅でピューレに加工するのが、最も現実的な選択肢となります。

冷凍ラズベリーからピューレを作る手順(簡単バージョン)

  1. 冷凍ラズベリーを耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで加熱し、完全に解凍する。
  2. 解凍したラズベリーをミキサーまたはブレンダーにかける。
  3. 種が気になる場合は、目の細かいザルや裏ごし器で濾す。
  4. 必要に応じて砂糖を加えて調整すれば、自家製ラズベリーピューレの完成!

この方法であれば、業務用スーパーの圧倒的なコストパフォーマンスを活かしつつ、新鮮な風味のピューレを手に入れることができます。ただし、どうしても「裏ごしの手間」がかかること、また、業務用ピューレのような均一な仕上がりにはなりにくいことは理解しておきましょう。

コストコ(Costco)での取り扱いとメリット

会員制倉庫型店のコストコも、大容量の冷凍食品が充実しているため、ラズベリーピューレを探す候補の一つになり得ます。
コストコでは、冷凍食品コーナーで「冷凍ミックスベリー」や「冷凍ラズベリー」の大袋が常時販売されています。これらも業務スーパーと同様に、ピューレとして利用するには自作が必要です。

ただし、過去には一部の店舗や時期限定で、海外メーカーのフルーツピューレの取り扱いがあったという情報もあります。もしコストコに行く機会があれば、冷凍ケースを隅々までチェックしてみる価値はあります。

大容量ピューレを買うメリットと注意点

製菓材料店やオンラインショップで販売されている大容量(1kg以上)のラズベリーピューレには、たくさんのメリットがあります。

大容量ピューレのメリット

コスパ 少量パックよりもグラムあたりの単価が安くなることが多い。
品質 プロ仕様の冷凍品が多く、色や風味が非常に安定している。
手間 既にピューレ状なので、解凍してすぐに使える(裏ごし不要)。

一方で、注意点もあります。大容量ピューレは、一度開封すると冷凍庫にそのまま戻すことになるため、必ず小分けにして再冷凍することを強くおすすめします。ジップロックや製氷皿などに小分けにして冷凍しておけば、使いたい分だけサッと取り出せて便利ですよ。

そもそもラズベリーピューレって何?ジャムやソースとの違いを解説!

ラズベリーピューレを探しているけれど、「そもそもピューレって何?ジャムやソースとどう違うの?」という基本的な疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
これらの違いを理解しておくと、レシピに合わせて最適な商品を選ぶことができるようになります。ここでは、ラズベリーピューレの定義と、他の加工品との違いを分かりやすく解説します。

ラズベリーピューレの定義と特徴

「ピューレ(Purée)」とは、フランス語で「裏ごし」や「すりつぶした状態」を意味します。料理や製菓におけるラズベリーピューレは、

「ラズベリーの果肉を加熱または非加熱で細かくすり潰し、種を取り除いた(または一部残した)滑らかな状態のもの」

を指します。市販されている多くは、冷凍保存されており、鮮やかな色とフレッシュな香りを保っているのが特徴です。

<ピューレの主な特徴>

  • なめらかさ:基本的に種や皮の固形物は取り除かれている。
  • 粘度:ジャムほど煮詰めていないため、サラッとしており、液体に近い。
  • 用途:ムース、ゼリー、マカロンのフィリング、シャーベット、カクテルなど、「生地や液体の味・色・香りのベース」として使われる。
  • 糖度:無糖(ノンシュガー)のものと、加糖(シロップや砂糖が加えられたもの)がある。

特に製菓においては、ピューレの美しい色と、加熱による劣化が少ないフレッシュな香りが非常に重要視されます。これが、冷凍ピューレがプロに愛用される理由です。

ジャム、ソースとの決定的な違い

ラズベリーの加工品には、ピューレの他にジャムやソースもありますが、これらは製法と用途が大きく異なります。

ラズベリー加工品の比較表

ピューレ (Purée) ジャム (Jam) ソース (Sauce)
主な製法 すり潰し、裏ごし。加熱は最小限か無し。 砂糖と共に長時間煮詰める。 ピューレや果実をベースに、さらに液体(水、酒など)を加え、とろみをつけたもの。
粘度・固形物 液体状。種は除去されていることが多い。 強いとろみ。果肉の形が残っていることが多い。 ピューレより粘度が低い。かけやすいように調整されている。
糖度 無糖~低めの加糖。 高糖度。長期保存のため。 調整された甘さ。
主な用途 生地・ベースの素材。(ムース、ソルベ、ゼリーなど) パン、ヨーグルトにそのままつける。(トッピング) アイス、パンケーキ、肉料理にかける。(トッピング)

この表からもわかるように、ピューレは「材料」であり、ジャムやソースは「調味料・トッピング」に近い役割を持っています。

ムースやアイスクリームを作る際、ジャムやソースを使ってしまうと、すでに含まれている大量の砂糖や、煮詰めたことによる風味が強すぎて、仕上がりがレシピ通りにならないことがあります。そのため、本格的な製菓には、糖度が調整された(または無糖の)ピューレを選ぶことが非常に重要なのです。

人気メーカーのラズベリーピューレを比較!製菓用におすすめなのは?

ラズベリーピューレは、特に製菓業界で需要が高いため、国内外の多くのメーカーから販売されています。
どのメーカーを選ぶかによって、ピューレの色味、香り、酸味のバランスが大きく変わってきます。ここでは、特にお菓子作りや本格的なドリンク作りに定評のある人気メーカーをいくつかご紹介し、その特徴を比較します。

世界のパティシエが愛用する「ボワロン(Boiron)」社

フランスのボワロン(Boiron Frères)社は、冷凍フルーツピューレの分野で世界的に最も有名なメーカーの一つです。
一流ホテルのシェフやパティシエがこぞって採用するボワロン社のピューレは、「フルーツ本来の味と香りが最もフレッシュな状態で再現されている」と評価されています。

<ボワロン社の特徴>

  • 品質:厳選された良質なフルーツのみを使用。
  • 製法:低温殺菌処理が施されているため、衛生的でありながら、加熱による風味の劣化が最小限に抑えられている。
  • 色と香り:ラズベリー特有の鮮やかな赤色と、芳醇で甘酸っぱい香りが際立っている。

ボワロン社のラズベリーピューレは、無糖タイプと加糖タイプ(約10%加糖)が用意されており、レシピの用途に応じて選べます。価格は高めですが、その品質は折り紙付きで、「失敗したくない!」という本格志向の方には文句なしでおすすめです。

日本の製菓メーカー・専門店のオリジナル商品

富澤商店(TOMIZ)やCotta(コッタ)といった日本の製菓材料専門店が、独自に企画・販売しているラズベリーピューレも非常に優秀です。
これらの商品は、日本人の味覚や、日本の製菓レシピに合わせて使いやすいように調整されているのが特徴です。

<国産・専門店系ピューレのメリット>

  • 安心感:品質管理や成分表示が日本語で分かりやすい。
  • 適度な甘さ:加糖タイプの場合、甘さが控えめに調整されていることが多い。
  • 入手性:国内のオンラインショップや実店舗で安定して手に入りやすい。

特に、初めてピューレを使う方や、小容量から試したい方には、これらの国内メーカーや専門店のオリジナル商品がおすすめです。大容量の業務用サイズも用意されていることが多いため、リピート購入しやすいのも嬉しいポイントですね。

各社ラズベリーピューレ比較表(一例)

メーカー 特徴 おすすめの用途
ボワロン社(フランス) フレッシュな香りと鮮やかな色。プロが愛用する世界標準の品質。 本格ムース、マカロン、ソルベ、カクテル。
ラ・フルティエール社(フランス) ボワロンに並ぶ有名メーカー。安定した品質で、ムースやジェラートに定評。 ゼリー、ババロア、ソース。
富澤商店オリジナル 価格と品質のバランスが良い。日本人向けに使いやすい。 家庭でのケーキ、タルト、焼き菓子。

高品質なピューレを選ぶことは、そのまま完成品のクオリティに直結します。特に色味や香りは、完成後の見た目と風味に大きな影響を与えるため、多少価格が高くても、信頼できるメーカーのものを選ぶことを強くおすすめします

無糖と加糖どっちを選ぶべき?用途別のおすすめ

ラズベリーピューレを探し始めると、「無糖(ノンシュガー)」と「加糖(シュガー入り)」の2種類があることに気づきますよね。
どちらを選ぶべきかは、「最終的に何を作るか」によって決まります。ここでは、それぞれの特徴と、最適な使い分けについて詳しくご紹介します。

無糖(ノンシュガー)ピューレ:プロも愛用する自由度の高さ

無糖のラズベリーピューレは、文字通り砂糖が一切加えられていない、純粋なラズベリーの裏ごし液です。プロのパティシエやシェフが好んで使うのは、この無糖タイプです。

<無糖ピューレのメリットとおすすめ用途>

メリット おすすめの用途
甘さの自由度が高い ムース、ババロア、ガナッシュなど、「砂糖の量を厳密にコントロールしたい」お菓子。
料理にも使える 肉料理(鴨肉など)のソースや、フレンチの付け合わせなど、甘さを控えたい料理全般。
香りが際立つ ラズベリー本来の酸味と香りを最大限に活かしたい時。
健康志向 砂糖の摂取量を控えたい人や、自家製スムージーなど。

無糖ピューレの最大の利点は、レシピに応じて後から加える砂糖の量を微調整できる点です。例えば、ムースを作る場合、ゼラチンの量や生クリームの泡立て具合に合わせて、糖度を細かく変えることができます。そのため、失敗しにくく、思い通りの味に仕上げやすくなります。

加糖(シュガー入り)ピューレ:手軽さと安定感を求める人向け

加糖のラズベリーピューレは、あらかじめメーカーによって約10%程度の砂糖が加えられているものが多いです。すでに甘さがついているため、特に初心者の方にとっては使いやすいタイプと言えます。

<加糖ピューレのメリットとおすすめ用途>

メリット おすすめの用途
すぐに使える手軽さ 解凍後、特に砂糖を計量する手間がなく、すぐに調理に移れる。
安定した味 常に一定の甘さで提供されるため、レシピの再現性が高い。
ドリンクベース スムージー、ソーダ、カクテルなど、そのまま混ぜて完成させるドリンク類。
アイス・ソルベ 凍らせるだけのアイスやソルベなど、シンプルなデザート。

加糖ピューレは、面倒な計量なしで、すぐにラズベリーの風味を活かしたい場合に最適です。ただし、レシピに「無糖ピューレを使用し、砂糖〇〇gを加える」と記載されている場合は、加糖ピューレを使うと砂糖の量が過剰になってしまうため注意が必要です。その場合は、加糖ピューレのパッケージに記載されている砂糖の量を考慮して、レシピの砂糖を減らすなどの調整をしてくださいね。

もし迷ったら、最初は無糖タイプを選んでおけば、後から甘さを足すことはいつでもできるので、失敗を避けやすいですよ。

ラズベリーピューレがない時はどうする?意外な代用アイデア

せっかくお菓子作りの準備を完璧にしたのに、ラズベリーピューレを買い忘れた!あるいは、近隣の店に目的のメーカーのものがなかった!そんな緊急事態に直面した時のために、ラズベリーピューレの代用アイデアをいくつかストックしておくと安心です。
ここでは、手軽に入手できるもので、ピューレに近い役割を果たせる代用品をご紹介します。

アイデア1:冷凍ラズベリーをブレンダーで「自作」する

最もピューレに近い代用品は、やはり「冷凍ラズベリー」からの自作です。冷凍ラズベリーは、一般的なスーパーでも冷凍フルーツコーナーで手に入りやすいため、緊急時の強い味方になります。

<自作ピューレの手順とポイント>

  1. 解凍:冷凍ラズベリー(100g)を耐熱容器に入れ、レンジで少し加熱するか、自然解凍する。完全に溶けきらなくても大丈夫ですが、ブレンダーにかけやすい状態にしましょう。
  2. 撹拌:ブレンダーやミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌します。
  3. 裏ごし(重要)種が気になる場合は、目の細かいザルやガーゼなどで必ず裏ごしします。裏ごしをしないと、種が口に残ってしまい、ムースやゼリーの食感が悪くなる原因になります。
  4. 加糖:必要に応じて、レシピで指定されている砂糖をここで加えます。

手間はかかりますが、この方法なら、市販のピューレに匹敵するフレッシュで純粋なラズベリーの風味を再現できます。裏ごしの手間を省きたい場合は、ジュース状にしてソースとして使うなど、用途を限定しましょう。

アイデア2:ラズベリージャムを薄めて代用する

「冷凍ラズベリーもないし、どうしよう…」という時に、多くの家庭にあるのが「ラズベリージャム」です。
ジャムはすでに加熱され、砂糖が多く加えられているため、完全にピューレの代わりにはなりませんが、工夫次第で代用可能です。

<ジャム代用のコツ>

  • 薄める:ジャムを少量の水やレモン果汁、リキュール(キルシュなど)で薄め、ピューレに近い粘度に調整します。
  • 裏ごし:ジャムに果肉の塊や種が残っている場合は、滑らかさを出すために裏ごしを推奨します。
  • 砂糖の調整:ジャムには大量の砂糖が含まれているため、レシピで指定されている砂糖の量を大幅に減らすか、ゼロにする必要があります。
  • 用途の限定:ムースやゼリーのベースとして使うには難易度が高いですが、パンケーキやアイスクリームにかけるソースとしては十分代用できます。

特に焼き菓子や、生地に混ぜ込むタイプのレシピであれば、ジャムの粘度や甘さがそこまで影響しない場合もあるので、試してみる価値はあります。

アイデア3:他のフルーツピューレやフルーツソースで代用する

ラズベリーピューレ特有の「甘酸っぱい風味と赤い色」を完全に再現するのは難しいですが、他のベリー系のピューレで代用すれば、似たような仕上がりにできます。

  • ストロベリーピューレ:色が近く、甘みもラズベリーに似ています。酸味が少ないため、レモン果汁を少量足して酸味を補うと良いでしょう。
  • ブラックベリーピューレ:酸味や香りはラズベリーに近いですが、色が濃く、仕上がりの色が暗くなる点に注意が必要です。
  • 市販のフルーツソース:ブルベリーやミックスベリーのソースも代用可能ですが、ジャムと同様、甘さや粘度の調整が必要です。

代用品を使う際は、特に甘さ(糖度)と酸味のバランスを細かく調整することが、成功の鍵になります。ちょっとした工夫で、代用品でも十分美味しいデザートを作ることができますよ!

ラズベリーピューレを使った絶品レシピ3選!簡単ドリンクから本格スイーツまで

高品質なラズベリーピューレが手に入ったら、いよいよそれを活かした絶品レシピに挑戦したいですよね。
ここでは、ピューレの鮮やかな色とフレッシュな風味を最大限に引き出す、簡単なものから本格的なものまで、おすすめのレシピを3つご紹介します。

レシピ1:鮮やかで爽快!ラズベリーレモネード

暑い季節にぴったりの、見た目も華やかなノンアルコールドリンクです。ピューレの鮮やかな赤色が映え、おもてなしにも最適です。

<材料(2人分)>

  • ラズベリーピューレ(加糖・無糖どちらでも可):50g
  • レモン果汁(生搾り推奨):30ml
  • ガムシロップ(無糖ピューレ使用時):適量
  • 炭酸水:250ml
  • 飾り用のラズベリー、ミント:適量

<作り方>

  1. グラスにラズベリーピューレとレモン果汁を入れます。
  2. 無糖ピューレを使う場合は、ここでガムシロップを加えてよく混ぜます。
  3. 氷をたっぷり入れ、冷えた炭酸水をゆっくりと注ぎます。
  4. 軽くステア(混ぜる)し、飾り用のラズベリーとミントを添えて完成です。

POINT:ピューレの酸味とレモンの酸味が合わさって、非常に爽快な味わいになります。炭酸水を注いだ後、グラデーションを楽しむためにあまり混ぜすぎないのがポイントです。

レシピ2:定番の美味しさ!本格ラズベリームース

製菓材料としてのラズベリーピューレの真価が発揮されるのがムースです。ボワロンなどの高品質なピューレを使うと、香りの良さが格段にアップします。

<材料(4個分)>

  • ラズベリーピューレ(無糖):100g
  • グラニュー糖:30g(ピューレの酸味で調整)
  • 板ゼラチン:3g(冷水でふやかしておく)
  • 生クリーム(乳脂肪分40%以上):100ml
  • 飾り用の冷凍ラズベリー:適量

<作り方>

  1. ピューレを耐熱ボウルに入れ、グラニュー糖を加えて湯せんにかけ、砂糖を溶かします。
  2. ふやかして水気を切ったゼラチンを加え、完全に溶かします。
  3. ボウルの底を氷水にあてて、ピューレ液の粗熱を取り、少しとろみがつくまで冷やします。
  4. 生クリームを8分立て(角が立つ程度)に泡立てます。
  5. 冷えたピューレ液を泡立てた生クリームに数回に分けて加え、ムラなく混ぜ合わせます。
  6. グラスや型に流し込み、冷蔵庫で3時間以上冷やし固めます。

POINT:ピューレ液が生クリームと混ざる直前までしっかり冷やすことが、ムースをふわっと仕上げるための秘訣です。温かいと生クリームの泡が消えて、どっしりとしたムースになってしまいます。

レシピ3:シンプルな焼き菓子に添えるラズベリーソース

チーズケーキやパウンドケーキ、パンケーキなど、シンプルな焼き菓子に添えるだけで、一気に華やかなデザートに変わるソースのレシピです。

<材料>

  • ラズベリーピューレ(加糖):50g
  • 水:大さじ1
  • レモン果汁:小さじ1/2
  • コーンスターチ(または片栗粉):小さじ1/4

<作り方>

  1. コーンスターチを水(分量外)で溶いておきます。
  2. 鍋にラズベリーピューレと水、レモン果汁を入れ、弱火で加熱します。
  3. 沸騰直前で火を止め、水溶きコーンスターチを少しずつ加えながら、手早く混ぜてとろみをつけます。
  4. 加熱しすぎるとコーンスターチの粘りが強くなりすぎるため、手早く、短時間で仕上げるのがコツです。
  5. 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やせば完成です。

POINT:加熱しすぎるとラズベリーの色がくすんでしまうため、手早く加熱を終えることが大切です。コーンスターチを使うことで、冷めても分離しにくい、美しいツヤのあるソースが完成します。

ラズベリーピューレの保存方法と賞味期限は?開封後の注意点

ほとんどのラズベリーピューレは、フレッシュな風味を保つために冷凍品として販売されています。そのため、購入後の保存方法や、一度開封した後の取り扱いには、いくつかの重要な注意点があります。
せっかくの高品質なピューレを無駄にしないためにも、正しい保存方法をしっかりマスターしておきましょう。

未開封の場合:冷凍庫での長期保存が基本

市販されている冷凍ラズベリーピューレは、基本的に未開封であれば製造日から1年~2年程度の賞味期限が設定されていることが多いです。
購入後は、必ず冷凍庫(-18℃以下)で保存しましょう。冷凍便で届いた商品を常温で放置するのは、品質低下の最大の原因となります。

<保存の際のチェックポイント>

  • 冷凍庫の温度:家庭用冷凍庫の場合、開け閉めが多いため、温度が不安定になりがちです。できるだけ温度変化の少ない奥の方で保存しましょう。
  • パウチ・缶の取り扱い:冷凍されているとはいえ、ぶつけたり落としたりするとパッケージが破損する可能性があります。優しく扱いましょう。

賞味期限はあくまでも「美味しく食べられる期限」を示すものですが、冷凍焼けや風味の劣化を防ぐためにも、なるべく早めに使い切るのが理想的です。

開封後の注意点:風味を守る小分け保存のテクニック

ラズベリーピューレは1kg単位で売られていることが多いため、一度にすべて使い切るのは難しいですよね。一度開封し、一部を使った後のピューレは、必ず「小分け」にして再冷凍することが、風味を保つための鉄則です。

小分け保存の具体的な方法

1. 製氷皿/シリコン型でキューブ状に

  • 方法:使いたい分量(例:1キューブ=約10g~20g)を計量し、製氷皿やシリコン製のマフィン型などに流し込みます。
  • メリット少量ずつ使えるため、非常に便利です。ドリンクの材料や、ちょっとしたソース作りに最適です。
  • 注意点:固まったら、すぐにキューブを取り出して、空気に触れないようにジップ付きの保存袋に移しましょう。

2. ジップ付き保存袋で薄くシート状に

  • 方法:保存袋に入れ、平らにして薄いシート状にして冷凍します。
  • メリット:冷凍時間が短く、使いたい分だけパキッと割って使えるため、大容量を保存するのに適しています。

解凍後の再冷凍について

一度完全に解凍したラズベリーピューレを、再び冷凍するのは、一般的には品質と衛生面から推奨されていません。特に家庭で再冷凍すると、風味が落ちるだけでなく、細胞が破壊されて食感が悪くなります。そのため、使う分だけ解凍し、残りは冷凍庫から出さないように注意しましょう。(参考:日本冷凍食品協会による食品保存の情報

失敗しないラズベリーピューレの選び方!チェックすべきポイント

ここまで読んでくださったあなたは、もうラズベリーピューレの購入場所はバッチリですね!
最後に、実際に商品を選ぶ際に「これだけはチェックしておきたい!」という失敗しないための選び方のポイントをまとめました。特にオンラインで購入する場合は、実物が見られない分、商品の詳細情報をしっかり確認することが大切です。

チェックポイント1:原材料と加糖の有無

最も重要なのは、原材料表示です。

  • 純粋なピューレ:原材料が「ラズベリー、砂糖(または糖類)」のみ、または「ラズベリー」のみであることを確認しましょう。
  • 無糖・加糖の選択:先ほど解説した通り、本格的なお菓子作りで砂糖の量をコントロールしたいなら「無糖」を、手軽に使いたいなら「加糖」を選びましょう。加糖の場合は、何パーセントの砂糖が加えられているか(例:10%加糖)もチェックすると、レシピの調整がしやすくなります。
  • 添加物:着色料や香料、保存料などが使われていないかを確認します。高品質な製菓用のピューレは、ほとんどの場合、ラズベリー本来の味を活かすため、無添加です。

チェックポイント2:加熱処理(殺菌)の有無

市販の冷凍フルーツピューレは、安全のために加熱殺菌処理が施されていることが多いです。

  • 非加熱(Raw)タイプ:稀に非加熱のピューレも存在しますが、加熱殺菌されているものに比べて賞味期限が短い場合や、衛生管理に特に配慮が必要な場合があります。よりフレッシュな風味を求めるプロ向けです。
  • 低温殺菌(パストリゼーション):多くの高品質なピューレが採用している方法で、風味の劣化を最小限に抑えつつ、安全性を高めています。このタイプであれば、安心して使用できます。

特に製菓においては、加熱処理が行われていないと風味が生っぽすぎたり、お菓子の安定性に影響を与えることもあるため、低温殺菌されているものを選ぶのが無難です。

チェックポイント3:容器のタイプと容量

ピューレの容器は主に「パウチパック」と「アルミ缶」の2種類があります。

容器の比較

パウチパック(アルミ袋) アルミ缶
メリット 開封後に空気を抜きやすく、再冷凍・小分け保存がしやすい。軽量でゴミの分別も楽。 匂い移りがなく、遮光性が高い。プロの現場での取り扱いに慣れている。
デメリット 冷凍庫内で場所を取りやすい。 開封時に缶切りが必要な場合がある。開封後の保存容器に移し替える手間がある。
おすすめ 家庭で少量ずつ使いたい人。 一度に大量に使う人、プロ志向の人。

家庭で使いやすく、保存性が高いのはパウチパックでしょう。容量については、初めて試すなら500g程度のもの、頻繁に使うなら1kg以上の業務用サイズを検討してみてください。

これらのチェックポイントを押さえておけば、あなたの作りたいものにぴったりの、最高品質のラズベリーピューレを見つけることができるはずですよ!

まとめ:ラズベリーピューレは目的に合わせて販売店を選ぼう

ラズベリーピューレがどこに売っているのか、そしてどんな商品を選べば良いのか、これで全てが明らかになったのではないでしょうか。
最後に、あなたのニーズに合わせた最適な購入ルートを再確認しましょう。

<あなたの目的別!最適な購入ルート>

目的 最適な購入ルート 商品選びのポイント
本格的なお菓子作り 製菓材料専門店(富澤商店、クオカ)、またはそのオンラインショップ。 ボワロンなどプロ仕様のメーカー、無糖タイプを選ぶ。
いますぐ少量欲しい 高級スーパー(成城石井など)の冷凍コーナーをまずチェック。 容量が少ないものや、瓶詰・缶詰タイプも視野に入れる。
価格を抑えたい 業務用スーパーで冷凍ラズベリーを購入し、自作する。 ミキサーや裏ごしの手間を惜しまないこと。
確実性と種類を重視 Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインショップ。 送料込みの価格や、セット販売を比較検討する。(参考:Amazonでラズベリーピューレを検索

ラズベリーピューレは、「冷凍品」であること、「製菓材料」であることから、一般のスーパーでは見つけにくいニッチな商品です。ですが、その分、手に入れた時の喜びと、それを使ったお菓子やドリンクの仕上がりのクオリティは格別です!

特にオンラインショップでは、自宅にいながらにして国内外のあらゆるメーカー品を比較できるのが最大の強みです。もし実店舗で見つからなかった場合は、ぜひオンラインを活用して、最高の一品を見つけてみてくださいね。

この記事が、あなたのピューレ探しと、その後の素晴らしい手作り体験の一助となれば幸いです。本格的なラズベリーの香りと色を楽しんでください!

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