携帯トイレはどこで買える?ドラッグストア・100均から緊急時の選び方まで徹底解説

携帯トイレはどこで買える?ドラッグストア・100均から緊急時の選び方まで徹底解説

こんにちは、モモストアです!
地震や台風などの災害が年々増えている今、「携帯トイレってどこに売っているんだろう?」「いざという時、すぐ手に入る場所を知っておきたい!」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

また、災害時だけでなく、車の渋滞中やアウトドア、小さなお子さんとの外出時など、予期せぬ「トイレがない!」という緊急事態は突然やってきますよね。

この記事では、そんな時に焦らないように、携帯トイレが手に入る具体的な販売場所から、失敗しない選び方のコツまでを、徹底的に解説していきます。
備蓄に最適な場所や、緊急時の代用アイデアもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、安心できる備えをしてくださいね。

・携帯トイレの主要な販売場所を徹底リストアップ!
・【ドラッグストア・薬局】急な事態に心強い!在庫状況と売り場はココ
・【100円ショップ】ダイソーやセリアで買える?安価な簡易トイレの実力
・【ホームセンター】防災備蓄や大容量セットを探すならここがベスト
・【コンビニ】セブンやローソンでも取り扱いがある?緊急時の最終手段

  1. 携帯トイレの主要な販売場所を徹底リストアップ!
    1. 最も手に入りやすいのはこの5つの場所!
    2. 携帯トイレはなぜ多くの店舗で販売されているのか?
  2. 【ドラッグストア・薬局】急な事態に心強い!在庫状況と売り場はココ
    1. ドラッグストアの携帯トイレ売り場は2パターン
      1. 防災用品コーナー・季節用品の近く
      2. 介護用品・おむつコーナーの周辺
    2. 急いでいる時の在庫チェックと選び方のコツ
  3. 【100円ショップ】ダイソーやセリアで買える?安価な簡易トイレの実力
    1. ダイソー・セリアで買える携帯トイレの種類と売り場
      1. 防災グッズ・レジャーコーナーをチェック
      2. 100円の限界?品質と用途を理解する
    2. キャンドゥの面白い商品!女性や子供向けの工夫
  4. 【ホームセンター】防災備蓄や大容量セットを探すならここがベスト
    1. 防災コーナーが充実!長期備蓄向けラインナップ
    2. 価格と品質のバランスを比較するポイント
  5. 【コンビニ】セブンやローソンでも取り扱いがある?緊急時の最終手段
    1. コンビニの携帯トイレは「限定的」な取り扱い
    2. コンビニで見つける「サニタリーバッグ」や「簡易ナプキン」での代用
  6. 【ネット通販】Amazon・楽天で買うメリットと失敗しない選び方
    1. 実店舗にない「種類と容量」の圧倒的な豊富さ
    2. 失敗しない!ネット通販で携帯トイレを選ぶ3つの秘訣
      1. 凝固剤の性能をレビューで確認する
      2. 処理袋の「厚み」と「防臭力」を確認する
      3. 「保存期間」と「製造年月日」を確認する
  7. 車載用・渋滞対策に強い!カー用品店での携帯トイレの探し方
    1. カー用品店ならではの「車載専用」の工夫
    2. 車内での携帯トイレ使用の注意点
      1. プライバシーの確保と目隠し
      2. 処理後の保管場所と防臭
  8. 携帯トイレの選び方3つの重要ポイント(凝固剤・容量・消臭)
    1. ポイント1:凝固剤は「高吸水性ポリマー」を選ぶ
      1. 瞬間凝固であることの重要性
    2. ポイント2:用途と頻度で「容量」と「回数」を決定する
    3. ポイント3:強力な「消臭機能」は必須!特に集合住宅の方へ
  9. 女性や子ども、介護が必要な人が使いやすい携帯トイレとは?
    1. 女性特有の悩みを解決する「受け口」の工夫
      1. 広くて密着しやすい受け口
      2. 「使い捨て排便袋」と「目隠しポンチョ」のセット
    2. 子ども用携帯トイレは「楽しさ」と「簡単さ」が鍵
    3. 介護用の視点:消臭力と処理のしやすさを最優先
  10. 災害時だけじゃない!アウトドアや旅行で携帯トイレを活用するシーン
    1. アウトドア・キャンプ:環境とマナーを守るエチケット
      1. 登山での「携帯トイレブース」の活用
      2. キャンプ場の夜間や混雑対策
    2. 旅行・ドライブ:渋滞時と体調不良の緊急対策
      1. 大渋滞の切り札
      2. 体調不良や病気の時
  11. 携帯トイレの正しい使い方と知っておきたい処理・廃棄の方法
    1. 携帯トイレの基本的な使用手順
      1. 準備と設置
      2. 排泄と凝固剤の投入
      3. 密封と処理
    2. 使用後の処理と廃棄の注意点
      1. 基本は「可燃ゴミ」として廃棄
      2. 災害時の集積所と処理
  12. 備蓄はどれくらい必要?家族構成別のおすすめ携帯トイレパック
    1. 「1人1日5回×7日分」が備蓄の黄金ルール
    2. 備蓄品を保管する場所の工夫
      1. 分散収納のすすめ
  13. 携帯トイレが売ってない!そんな時に代用できる緊急の対策
    1. 代用トイレの作り方:新聞紙とポリ袋で乗り切る
      1. 準備するもの
      2. 代用トイレの作り方と使用方法
    2. 女性・子ども向けの緊急時の代用品

携帯トイレの主要な販売場所を徹底リストアップ!

momo-store.jp

「携帯トイレ」と一口に言っても、実は非常に多くの場所で販売されています。あなたが今いる場所、緊急度、そして用途に合わせて、どこで購入するのがベストなのかを知っておくことが大切です。
ここでは、主要な販売チャネルとその特徴を詳しくご紹介します。

最も手に入りやすいのはこの5つの場所!

「今すぐ欲しい!」という緊急の状況で、まず駆け込むべきは以下の5つの場所です。それぞれの店舗が、携帯トイレに対してどのような立ち位置で商品を展開しているのかを見ていきましょう。

  • ドラッグストア・薬局:最も安定して取り扱いがある場所の一つ。防災用品だけでなく、介護用品としても扱われているため、見つけやすいです。
  • ホームセンター:防災コーナーが充実しており、大容量のセットや、凝固剤などの関連商品も豊富。備蓄用を探すならここ。
  • 100円ショップ:手軽な1回使い切りタイプが中心。価格重視や、とりあえずの備えには最適です。
  • カー用品店:車内での使用を想定した商品が多く、コンパクトで車載しやすいものが充実しています。
  • ネット通販:種類、価格帯、容量すべてにおいて最も選択肢が広い。時間に余裕があるなら一番おすすめです。

このように、目的によって購入すべき場所は変わります。たとえば、「家に備蓄する」ならホームセンターやネット通販「車に常備する」ならカー用品店やドラッグストアといった具合ですね。
次のセクションから、各店舗ごとの詳しい情報(在庫状況、売り場など)を深掘りしていきます。

携帯トイレはなぜ多くの店舗で販売されているのか?

昔は一部の専門店でしか見かけなかった携帯トイレですが、近年ではこれほど多くの場所で販売されるようになった背景には、社会的なニーズの変化があります。

まず、一つは「防災意識の向上」です。東日本大震災以降、各自治体や企業が推奨する「自助」の備えとして、水や食料だけでなく「トイレ問題」の重要性が広く認識されました。断水などで自宅のトイレが使えなくなった場合、数日〜1週間分の携帯トイレの備蓄が必須だとされています。このため、スーパーやホームセンターなど、幅広い顧客層が利用する場所での取り扱いが拡大しました。

二つ目は、「高齢化と介護需要の増加」です。携帯トイレや簡易トイレは、災害用としてだけでなく、介護現場や病院での需要も非常に高いです。ドラッグストアが特に力を入れているのは、この「介護用品」としての側面が大きいからなんですね。

そして三つ目が、「アウトドア・レジャーの多様化」です。キャンプや登山だけでなく、車中泊やフェスなど、トイレ設備が十分に整っていない場所での活動が増えています。環境保護の観点からも、携帯トイレの利用が推奨されるようになり、レジャー用品店やカー用品店でも定番商品となりました。

携帯トイレは、もはや特別なものではなく、私たちの日常生活の「安全・安心」を支える重要なアイテムへと変化しているんですね。

【ドラッグストア・薬局】急な事態に心強い!在庫状況と売り場はココ

急に必要になった時、一番見つけやすくて安心できるのが、マツモトキヨシ、スギ薬局、ウェルシアなどのドラッグストアです。ほとんどの店舗が朝から夜遅くまで営業しており、私たちの生活動線にあるため、真っ先に駆けつける場所として最適です。

ドラッグストアの携帯トイレ売り場は2パターン

ドラッグストアでの携帯トイレの売り場は、主に以下の2パターンに分かれています。どちらのコーナーにあるかを知っておけば、探す手間が省けますよ。

防災用品コーナー・季節用品の近く

多くの場合、「防災用品」として、水や保存食、懐中電灯などと一緒に陳列されています。特に、地震や台風が多い時期、または防災の日(9月1日)などが近づくと、このコーナーが目立つ場所に設けられることが多いです。
このコーナーにあるのは、主に「大人数用のセット」や「凝固剤と処理袋がセットになったスタンダードなタイプ」が多いのが特徴です。比較的、防災グッズとしてパッケージされたものを見つけやすいでしょう。

介護用品・おむつコーナーの周辺

ドラッグストアが他店と大きく違う点は、「介護用品」としての需要も高いという点です。大人用のおむつや失禁パッド、ポータブルトイレなどが並ぶコーナーの近くにも、携帯トイレが置かれていることがあります。
ここに置かれているのは、主に「寝たきりの方でも使いやすい設計のもの」や「排泄後の消臭効果が高いもの」など、より専門的な商品が多い傾向にあります。もし防災コーナーで見当たらなかった場合は、こちらのコーナーもチェックしてみてください。

主要ドラッグストアの携帯トイレ取り扱い傾向
店舗名 主な取り扱い商品 見つけやすいコーナー
マツモトキヨシ 1回分〜10回分パック、防災メーカー品 防災用品、介護用品
スギ薬局 自社PB品、大容量凝固剤 防災用品、介護用品
ウェルシア 少量パック、車載用、介護用 介護用品、季節の防災特集

急いでいる時の在庫チェックと選び方のコツ

急いでいる時ほど、売り場が見つからなかったり、欲しいものが品切れだったりすると焦ってしまいますよね。そこで、ドラッグストアで携帯トイレを探す際の時短テクニックをご紹介します。

まず、もし店員さんに聞く時間がない場合は、「おむつ」や「生理用品」が置いてある場所の近くを探してみてください。排泄に関する商品は、導線的に近い場所に集められていることが多いからです。
また、防災特集の棚がない場合でも、レジ横や入口近くに「季節のおすすめ」としてコンパクトに陳列されているケースもあります。

商品を選ぶ際は、パッケージに書かれている「凝固剤の吸収量」と「使用回数」を必ずチェックしてください。特に、液体を素早くジェル状に固める「高吸水性ポリマー」が使用されているかどうかが、臭い対策や処理のしやすさに直結します。

さらに、多くのドラッグストアでは、公式アプリやウェブサイトで「在庫検索」ができる場合があります。店舗に向かう前に、一度チェックしておくと確実性が高まります。
在庫確認は、災害時や大きな渋滞時には特に重要です。いざという時に、時間のロスを最小限に抑えましょう。

マツモトキヨシの携帯トイレ在庫をチェック

【100円ショップ】ダイソーやセリアで買える?安価な簡易トイレの実力

「とりあえず一つ持っておきたい」「車やカバンに入れておきたいけど、高いものはちょっと…」という方にとって、100円ショップは最高の選択肢です。ダイソー、セリア、キャンドゥなどの大手100円ショップでは、携帯トイレを取り扱っていることが多く、気軽に試せるのが魅力です。

ダイソー・セリアで買える携帯トイレの種類と売り場

100円ショップで販売されている携帯トイレは、主に「1回使い切りタイプ」が中心です。防災用品や車載用品として、コンパクトにまとめられているのが特徴です。

防災グッズ・レジャーコーナーをチェック

ダイソーやセリアでは、「防災グッズ」のコーナーに陳列されていることが最も多いです。懐中電灯や簡易レインコート、防寒アルミシートなどと一緒に並んでいます。このコーナーがない場合は、キャンプ用品や旅行グッズが並ぶ「レジャーコーナー」を探してみてください。
特にダイソーでは、防災用品のラインナップが充実しており、凝固剤だけの販売や、目隠し用のポンチョまで売っていることがあります。

100円の限界?品質と用途を理解する

100円で買える携帯トイレは非常に優秀ですが、高価な専門品と比較すると、やはり性能には限界があります。購入前に、以下の点に注意してください。

  • 容量:成人男性の排尿量に対応できないものもあるため、特に車内での使用を想定している場合は、容量をよく確認してください。
  • 凝固スピード:凝固剤の質によっては、固まるまでに時間がかかる場合があります。すぐに固まらないと、揺れなどで中身が漏れるリスクが高まります。
  • 防臭性:処理袋の素材が薄く、完全な防臭効果が期待できない場合があります。車内など密閉された空間で使う場合は、二重の袋に入れるなどの工夫が必要です。

つまり、100円の携帯トイレは、「渋滞時の緊急用」や「予備の備え」としては十分ですが、「自宅の長期的な防災備蓄」や「介護用」としては、より高品質な専門品を選ぶ方が安心だということです。用途に合わせて賢く使い分けましょう。

ダイソーの携帯トイレの使用方法を調べる

キャンドゥの面白い商品!女性や子供向けの工夫

キャンドゥは、他の100円ショップと比べて、デザイン性やアイデア商品に富んでいるのが特徴です。携帯トイレに関しても、女性や子どもが使いやすい工夫がされた商品が見つかることがあります。

例えば、排泄口が広く設計されていて、女性でも使いやすい形の受け口がついたものや、可愛らしいキャラクターが描かれたパッケージのものなどがあります。緊急時とはいえ、気分的に抵抗なく使えるというのは大きなメリットですよね。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、「トイレに行きたい!」という急な要求に対応できるかどうかが、外出時のストレスを大きく左右します。キャンドゥで売られているような、コンパクトでサッと使えるタイプを一つカバンに入れておくと、お出かけの安心感が格段に増しますよ。

ただし、100円ショップの商品は入れ替わりが激しいため、「この商品が絶対にある」という確証は持てません。もし特定のタイプを探している場合は、複数の店舗を回るか、やはりネット通販を検討するのが確実です。

【ホームセンター】防災備蓄や大容量セットを探すならここがベスト

カインズ、DCM、コメリなどのホームセンターは、携帯トイレを「本格的な防災用品」として扱っているため、種類や在庫の豊富さではドラッグストアや100円ショップを上回ります。特に、大容量のセットや、自宅の洋式トイレに被せて使う「凝固剤+処理袋」のセットを探しているなら、ホームセンター一択です。

防災コーナーが充実!長期備蓄向けラインナップ

ホームセンターの携帯トイレ売り場は、ほとんどの場合、店舗の奥にある「防災・防犯コーナー」に集約されています。このコーナーは、水や食料、発電機、ブルーシートなど、災害時に必要なあらゆるものが揃っている、まさに「備蓄の聖地」とも言える場所です。

ここで見つかる携帯トイレの特徴は以下の通りです。

  • 大容量セット:50回分、100回分といった、家族全員が数日間にわたって使えるセットが主流。
  • 処理方法が明確:自治体のルールに合わせた処理方法がパッケージに明記されている商品が多い。
  • 凝固剤の専門性:消臭効果が高く、長期間の保存に耐える凝固剤のみの詰め替えパックも充実。
  • 組立式トイレ:段ボールなどで組み立てて使用する、本格的な簡易トイレ本体も販売されている。

自宅の押し入れや物置に長期間保管する備蓄品を探すなら、ホームセンターで実際にパッケージのサイズや保存期間を確認して購入するのが最も安心できますね。また、店員さんに聞けば、備蓄に関するアドバイスをもらえる可能性もあります。

価格と品質のバランスを比較するポイント

ホームセンターでは、価格帯の幅も広いため、「安ければいい」という選び方は避けたほうが賢明です。品質と価格のバランスを比較する際は、以下のポイントを参考にしてください。

ホームセンターでの携帯トイレ比較チェックリスト
チェック項目 安価な商品 高価な商品(専門品)
凝固スピード やや遅い、時間がかかる場合あり 数秒で瞬間凝固
消臭効果 簡易的な消臭機能のみ 特殊な活性炭や高分子素材で強力消臭
処理袋の厚み 薄い(二重にした方が安心) 厚手で破れにくく、透けにくい素材
保存期間 3〜5年程度が多い 10年以上の長期保存対応品もある

多少値が張っても、「長期保存できる」「消臭力が高い」という専門品を選ぶことが、結果的に災害時のストレスを減らすことにつながります。特に、マンションなど集合住宅にお住まいの方は、臭い対策が非常に重要になるので、消臭効果の高いものを選ぶべきでしょう。

カインズの防災グッズをチェックしてみる

【コンビニ】セブンやローソンでも取り扱いがある?緊急時の最終手段

深夜や早朝、または遠出をしていて周りにドラッグストアやホームセンターがない場合、頼りになるのがコンビニエンスストアです。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートといった主要なコンビニでも、実は携帯トイレを取り扱っているケースがあります。ただし、注意が必要です。

コンビニの携帯トイレは「限定的」な取り扱い

コンビニは、防災用品を常時、大規模なコーナーとして展開しているわけではありません。携帯トイレの取り扱いは、「店舗の立地」や「季節・時事」に大きく左右される傾向があります。

  • 都市部の店舗:在庫がほとんどないか、レジ横などに1〜2個だけ置かれていることが多いです。
  • 高速道路のサービスエリアや郊外店:車中泊や長距離移動の需要があるため、車載用として比較的取り扱いが多いです。
  • 災害直後や緊急時:地震や大雨などで交通が麻痺した際など、緊急性が高まると一時的に取り扱いが増えることがあります。

つまり、コンビニは「どこに行っても確実にある」というわけではありませんが、「最後の手段」として知識を持っておく価値はあります。見つけるとしたら、レジ横の緊急グッズコーナーや、乾電池・ライターなどが並ぶ棚の下あたり、またはカー用品雑誌の近くを探してみてください。

コンビニで見つける「サニタリーバッグ」や「簡易ナプキン」での代用

もしコンビニで携帯トイレ本体が見つからなかったとしても、排泄物を処理するための代用品が手に入る可能性が高いです。

コンビニで手に入る緊急時の代用品
代用品 携帯トイレとの違い 用途とポイント
生理用ナプキン・おむつ 液体を吸収する能力は高いが、尿の量には限界がある。 少量の排泄物や、液体吸収の補助として使う
サニタリーバッグ 排泄物が入った袋をさらに密封するのに使える。 処理後の防臭対策として、二重の袋にする際に利用。
新聞紙・ビニール袋 凝固剤がないと処理が困難。臭いも漏れやすい。 最低限の受け皿として使用。トイレットペーパーを丸めて吸水材代わりに。

あくまで「代用」であり、凝固剤がないと処理は非常に大変です。しかし、何もないよりはマシです。コンビニでは、「ビニール袋」と「新聞紙などの紙類」、そして「生理用ナプキン」などを組み合わせて、最低限の準備をしておくことができます。

万が一の時は、恥ずかしがらずに店員さんに「防災グッズはありますか?」と尋ねてみましょう。レジの裏などに在庫を保管していることもありますよ。

【ネット通販】Amazon・楽天で買うメリットと失敗しない選び方

緊急時ではないけれど、「いざという時のために、家族分の備蓄をしっかり揃えておきたい」と考えているなら、ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)を利用するのが最もおすすめです。ネット通販には、実店舗にはない大きなメリットがたくさんあります。

実店舗にない「種類と容量」の圧倒的な豊富さ

ネット通販最大のメリットは、その「品揃えの幅広さ」に尽きます。実店舗ではスペースの制約上、定番商品しか置けませんが、ネットでは様々なメーカーの、あらゆる用途に特化した商品を見つけることができます。

  • 長期保存タイプ:保存期間が15年保証などの、超長期備蓄に特化した商品。
  • 機能特化タイプ:排泄物を見せない工夫がされた「目隠しポンチョ付きセット」や、女性の体型に合わせた受け口の商品。
  • 大容量・小分けパック:500回分といった超大容量のものから、カバンに入れておける小分けの2〜3回分パックまで、ニーズに合わせて選べます。
  • 海外メーカー品:日本の店舗では見かけない、海外で評価の高いアウトドア用携帯トイレ。

これらの商品は、実店舗を何軒も回って探す手間をかけずに、自宅でじっくり比較検討できるのが最高に便利です。また、レビュー機能があるため、実際に使った人の意見を参考にできるのも大きなメリットです。

失敗しない!ネット通販で携帯トイレを選ぶ3つの秘訣

あまりにも種類が多すぎて、かえってどれを選べばいいか分からなくなる…という失敗を避けるために、ネット通販で携帯トイレを選ぶ際の秘訣を3つご紹介します。

凝固剤の性能をレビューで確認する

商品説明文に「瞬間凝固」と書かれていても、実際には時間がかかる商品もあります。特に「凝固剤がすぐ固まらない」というレビューがないか、必ずチェックしてください。水の量(目安500cc〜1L)をどれだけ早く固められるかが、高品質な携帯トイレの証拠です。

処理袋の「厚み」と「防臭力」を確認する

処理袋が薄いと、破れるリスクや臭いが漏れるリスクが高まります。可能であれば、処理袋の「厚み(ミクロン数)」や「防臭袋BOSなどの専門の防臭素材を使用しているか」を確認しましょう。レビューで「臭い漏れがない」と評価されている商品を選ぶのがおすすめです。

「保存期間」と「製造年月日」を確認する

防災備蓄品は、長期保存できることが大前提です。パッケージに「製造から10年保存」などと記載があるか確認し、購入後も使用期限を忘れないようにしましょう。ネット通販の場合、在庫によっては古い製造日のものが届く可能性もゼロではないので、到着後に製造年月日を確認できるとなお安心です。

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車載用・渋滞対策に強い!カー用品店での携帯トイレの探し方

長距離ドライブや車中泊、そして何よりも恐ろしい大渋滞に巻き込まれた時、「トイレに行きたい!」という切実な悩みは、ドライバーや同乗者にとって深刻な問題になります。そんな車内での緊急事態に特化した携帯トイレを探すなら、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店が最適です。

カー用品店ならではの「車載専用」の工夫

カー用品店で販売されている携帯トイレは、車内という限られた空間での使用を想定して、非常に多くの工夫が凝らされています。

  • コンパクト設計:ドリンクホルダーに収まるサイズや、シートの下に邪魔にならずに収納できるフラットな形状のものが多いです。
  • 受け口の形状:座った状態や、車のシートに体を預けた状態で、漏れにくいように工夫された受け口の形状になっています。特に、女性用と男性用で受け口の設計が異なる商品が充実しています。
  • 目隠しポンチョ一体型:車内で人目を気にせず使えるように、処理袋とセットで目隠しポンチョが付属している商品が多く見られます。
  • 防臭・消臭機能:車内は密閉性が高いため、臭いがこもりがちです。そのため、カー用品店の商品は、特に強力な防臭・消臭機能を持つものが人気です。

これらの特徴から、カー用品店の携帯トイレは「いますぐ車に入れておくための準備」として、最も適していると言えます。高速道路に乗る前や、旅行の出発前に立ち寄って購入するのが賢いですね。

車内での携帯トイレ使用の注意点

車内で携帯トイレを使う際、特に注意しておきたいのが「プライバシーの確保」と「処理後の置き場所」です。

プライバシーの確保と目隠し

サービスエリアなどの駐車場で携帯トイレを使う場合、周りの車からの視線が気になりますよね。もし、目隠しポンチョが付属していない商品を使う場合は、大きめのバスタオルやレジャーシートなどを車内に常備しておき、窓を覆うなどの対策が必要です。

処理後の保管場所と防臭

使用後の携帯トイレは、必ず処理袋をしっかり縛り、さらに防臭性の高いビニール袋(ジップロックなど)に入れて密封してください。車内にそのまま放置すると、臭いが充満してしまいます。理想としては、車の外に持ち出せるように、小さなフタ付きのゴミ箱を用意するか、サービスエリアなどのゴミ箱にすぐに捨てるようにしましょう。

長時間の渋滞に備える場合は、携帯トイレだけでなく、ウェットティッシュや消臭スプレーなどもセットで車に常備しておくことをモモストアは強くおすすめします。

携帯トイレの選び方3つの重要ポイント(凝固剤・容量・消臭)

販売場所がわかったところで、次に重要になるのが「何を基準に選ぶか」です。携帯トイレは、命に関わる防災用品の一つですから、なんとなく安いものを選ぶのは危険です。ここでは、失敗しない携帯トイレ選びの3つの最重要ポイントを解説します。

ポイント1:凝固剤は「高吸水性ポリマー」を選ぶ

携帯トイレの心臓部とも言えるのが、排泄物を瞬時に固めてくれる「凝固剤」です。凝固剤の主成分には、おむつにも使われている「高吸水性ポリマー(SAP)」が使われています。このポリマーの質が、使い勝手を大きく左右します。

瞬間凝固であることの重要性

質の良い高吸水性ポリマーは、排泄後すぐに液体をジェル状に固めます。これが「瞬間凝固」です。なぜ瞬間凝固が重要かというと、

  • 処理が楽になる:液体ではないので、袋から漏れる心配がない。
  • 臭いの発生を抑える:液体が空気と触れる時間を短縮し、臭いの原因となる細菌の増殖を防ぐ。
  • 揺れに強い:車内や移動中でも中身が揺れて漏れる心配がない。

パッケージに「すぐに固まる」または「高吸水性樹脂使用」と明記されているかを確認し、特に「1分以内に固まる」などの具体的な表記があるものが理想的です。

ポイント2:用途と頻度で「容量」と「回数」を決定する

携帯トイレの容量には、個人差や用途による違いがあります。適切な容量と回数を選ぶことが、防災備蓄のムダを防ぎ、緊急時に困らないための鍵となります。

用途別のおすすめ容量と回数
用途 おすすめ容量(1回あたり) おすすめ回数
車載・アウトドア 500cc〜1,000cc対応 1〜5回分パック
防災備蓄(自宅) 1,000cc〜1,500cc対応 1日5回×人数×7日分
介護・夜間 1,500cc以上の大容量 大容量の詰め替え凝固剤

特に自宅の防災備蓄では、「最低7日分」の用意が推奨されています。これは、トイレの復旧に時間がかかることを見越しているためです。家族構成に合わせて、1人あたり1日5回を目安に計算し、必要な回数分がセットになっている大容量パックを選ぶと効率的です。

ポイント3:強力な「消臭機能」は必須!特に集合住宅の方へ

携帯トイレで最もストレスになるのが「臭い」の問題です。排泄物は放置しておくと強烈な臭いを放ち、特にマンションなどの集合住宅で生活する被災者にとって、深刻な精神的ストレスになります。

そのため、携帯トイレを選ぶ際は、凝固剤に「消臭成分」が配合されているもの、または「防臭袋(BOSなど)」がセットになっているものを選ぶことが、もはや必須条件と言えます。

  • 消臭成分:炭やゼオライトなど、臭いを吸着する成分が配合された凝固剤。
  • 防臭袋:医療現場でも使われるような、非常に高い防臭性を持つ特殊素材の処理袋。

ただのビニール袋では臭いは完全に防げません。周りの人への配慮、そして自分自身の快適さを保つためにも、「高い消臭力」を謳っている商品を積極的に選ぶようにしてください。

女性や子ども、介護が必要な人が使いやすい携帯トイレとは?

携帯トイレを選ぶ際、特に女性、子ども、そして介護が必要な方にとっては、「使いやすさ」と「プライバシーの確保」が非常に重要になってきます。一般的な携帯トイレでは使いにくいと感じる方も多いため、それぞれのニーズに合わせた専用の工夫を知っておきましょう。

女性特有の悩みを解決する「受け口」の工夫

女性が携帯トイレを使う上で最も困難なのが、受け口の位置合わせです。特に車内や立っている状態では、体が不安定になりやすく、漏れの原因にもなります。

広くて密着しやすい受け口

女性向けの携帯トイレは、受け口が広めに設計されており、体の曲線に密着しやすいように工夫されています。これにより、しゃがんだり立ったりといった不安定な姿勢でも、排泄物が外に漏れ出るのを防ぐことができます。

「使い捨て排便袋」と「目隠しポンチョ」のセット

女性は排尿だけでなく排便の際にもプライバシーの確保がより重要になります。そのため、「便座に被せるタイプの排便袋」や、「全身を覆える目隠しポンチョ」がセットになった商品を選ぶのがおすすめです。

特にポンチョは、車中泊やアウトドア、避難所などで非常に役立ちます。ポンチョがあるだけで、心理的な抵抗感が格段に軽減され、スムーズに排泄を済ませることができます。

子ども用携帯トイレは「楽しさ」と「簡単さ」が鍵

小さなお子さんの場合、緊急時でも「トイレが怖い」「使い方がわからない」と感じてしまうことがあります。子どもが嫌がらずに使えるようにするには、以下のポイントが重要です。

  • 可愛らしいデザイン:キャラクターや動物のパッケージなど、トイレであることを意識させないようなデザイン。
  • 簡単装着:親がサッと装着できる、組み立て不要のシンプルな構造。
  • 高い消臭力:使用後の臭いに敏感な子どもが多いため、臭いを完全にシャットアウトできること。

また、携帯トイレを「おもちゃ」や「特別なお出かけグッズ」のように見せて、抵抗感を和らげる工夫も大切です。「これは車に乗る時だけの特別なトイレだよ」などと声をかけて、スムーズに使えるように誘導してあげましょう。

介護用の視点:消臭力と処理のしやすさを最優先

介護が必要な方の場合は、ご本人だけでなく、介護をする方の負担も考慮して選ぶ必要があります。ここでは、「消臭力」と「処理のしやすさ」が二大要素となります。

介護用として販売されている携帯トイレや凝固剤は、一般の防災用品よりもさらに強力な消臭成分が配合されていることが多いです。また、受け口が広くて安定しているものや、ベッドサイドに置ける組み立て式トイレとセットで使えるものが便利です。

使用後の処理袋は、そのままゴミとして出せるように、外から中身が見えないよう工夫されているものを選ぶと、介護者の心理的な負担も軽減されます。ドラッグストアの介護用品コーナーで、実物を手に取って比較することをおすすめします。

災害時だけじゃない!アウトドアや旅行で携帯トイレを活用するシーン

携帯トイレは「災害用」というイメージが強いですが、実は私たちの日常生活やレジャーシーンでも、驚くほど多くの場面で活躍する「快適アイテム」なんです。ここでは、携帯トイレがあなたの旅やアウトドアをどれだけ快適にするかをご紹介します。

アウトドア・キャンプ:環境とマナーを守るエチケット

登山やキャンプ場、フェスなどのアウトドアシーンでは、トイレが設置されていなかったり、あっても非常に混雑したりすることがよくあります。

登山での「携帯トイレブース」の活用

最近では、環境保護の観点から、登山道に「携帯トイレブース」が設置されている山が増えています。しかし、ブースがあってもトイレ自体はないため、必ず携帯トイレを持参する必要があります。自然の中で排泄するのは、環境破壊や景観を損なう行為につながります。携帯トイレを使うことで、自然を汚すことなく、自分の排泄物を持ち帰るというマナーを守ることができます。

キャンプ場の夜間や混雑対策

キャンプ場やフェス会場のトイレは、早朝や夜間、非常に混雑しがちです。特に女性や子どもは、夜中にテントから離れてトイレに行くのは少し怖いですよね。そんな時、テントの中で使える簡易トイレや、目隠しポンチョがあれば、安心して用を足すことができます。夜中の移動の手間も省け、快適な睡眠を確保できます。

旅行・ドライブ:渋滞時と体調不良の緊急対策

長距離ドライブや海外旅行など、車や飛行機、バスでの移動中は、思いがけない「トイレのタイミング」に悩まされることがあります。

大渋滞の切り札

ゴールデンウィークやお盆期間中の高速道路の渋滞は、本当に予測不能です。サービスエリアまで我慢できない、という状況は誰にでも起こりえます。車載用のコンパクトな携帯トイレを常備しておけば、万が一の渋滞でも焦る必要がなくなります。特に、お子さんが急に「トイレ!」と言い出した時の安心感は絶大です。

体調不良や病気の時

乗り物酔いや急な腹痛など、体調が優れない時にも携帯トイレは役立ちます。トイレに駆け込む時間がない時や、潔癖症で公共のトイレに抵抗がある時にも、自分専用の清潔な環境で排泄を済ませられるのは大きなメリットです。

このように、携帯トイレは「まさか」の時に役立つだけでなく、私たちのレジャーや移動をより快適で安心なものにしてくれる、隠れた名脇役なんです。

携帯トイレの正しい使い方と知っておきたい処理・廃棄の方法

携帯トイレは、ただ買うだけでなく、いざという時にスムーズに使えるように「正しい使い方」と「責任ある処理・廃棄方法」を知っておくことが非常に重要です。使い方が間違っていると、漏れや臭いの原因になり、さらなるトラブルを招きかねません。

携帯トイレの基本的な使用手順

携帯トイレのタイプによって多少異なりますが、基本的な使い方は非常にシンプルです。

準備と設置

もし洋式トイレに被せて使うタイプなら、便座を上げてから、処理袋を便器全体にしっかりと被せます。車内などで使うポータブルタイプの場合は、受け口を広げて安定させます。この時、排泄物が確実に袋の中に入るように、受け口の形を整えておくのがポイントです。

排泄と凝固剤の投入

排泄を済ませた後、付属の凝固剤(粉末状)を排泄物全体にまんべんなく振りかけます。凝固剤が液体に触れると、すぐにジェル状に固まり始めます。ここで焦らず、凝固剤が全体に行き渡るまで待つことが大切です。凝固剤がすべて固まったことを確認してから、次のステップに進んでください。

密封と処理

凝固が確認できたら、処理袋の口をしっかりと縛り、排泄物が漏れないようにします。さらに、防臭のためにもう一枚別のビニール袋に入れ、二重にして密封することを強く推奨します。この状態で、一時的に保管するか、自治体のルールに従って廃棄します。

ウェットティッシュやトイレットペーパーは、できるだけ携帯トイレの袋には入れずに、別途ビニール袋にまとめて処理すると、凝固剤の性能を最大限に活かせます。

使用後の処理と廃棄の注意点

携帯トイレの最大の問題は「使用後の処理」です。これは地域の自治体によってルールが異なりますが、一般的な注意点と方法を知っておきましょう。

基本は「可燃ゴミ」として廃棄

凝固剤で固められた排泄物は、ほとんどの自治体で「可燃ゴミ」として処理されます。ただし、必ず「中身が見えないように」黒や色のついた袋で二重・三重に密閉し、「携帯トイレ使用済み」などのメモを貼り付けるなど、自治体のルールに従って出す必要があります。

災害時の集積所と処理

大規模な災害が発生し、ゴミ収集がストップしている場合は、自宅で一時的に保管するか、自治体が指定する「仮設トイレの横にある集積所」などに運び込むことになります。この場合も、必ず二重密封して臭い対策を徹底し、衛生的であることを最優先にしてください。

間違っても、川や下水道に流したり、山林に埋めたりすることは絶対にやめてください。環境汚染につながり、処理施設の復旧を妨げる原因にもなります。

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備蓄はどれくらい必要?家族構成別のおすすめ携帯トイレパック

携帯トイレの備蓄は、食料や水と同じくらい、いや、それ以上に重要な防災対策です。なぜなら、排泄は我慢できない生理現象であり、これができないことが、精神的・衛生的に最も大きなダメージとなるからです。ここでは、家族構成別に必要な備蓄量の目安と、おすすめのパックをご紹介します。

「1人1日5回×7日分」が備蓄の黄金ルール

多くの防災専門家や自治体が推奨している携帯トイレの備蓄量の目安は、「1人あたり1日5回」を「最低7日分」です。

なぜ7日分かというと、ライフライン(水、電気、ガス)の中で、下水道(トイレ)の復旧が最も遅れるケースが多いからです。大規模な災害では、1週間以上自宅のトイレが使えないことも珍しくありません。

計算式は非常にシンプルです。

$$ 1人あたりの必要回数 = 5回 \times 7日 = 35回 $$

この回数を基準に、家族構成に合わせて必要なセット数を計算しましょう。

家族構成別・携帯トイレ備蓄の目安(7日間)
家族構成 合計必要回数 おすすめのパック
一人暮らし 35回 50回分パック
夫婦(2人) 70回 100回分パック(50回×2)
夫婦+子ども2人(4人) 140回 100回分パック+50回分パック
高齢者含む3人 105回+α 100回分パック+介護用凝固剤

これに加えて、車載用として3〜5回分を別途用意しておくと、さらに安心できます。

備蓄品を保管する場所の工夫

大容量パックを購入しても、邪魔にならないように保管する場所も重要です。

分散収納のすすめ

すべての備蓄品を一箇所にまとめてしまうと、その場所が被災した際にすべてを失うリスクがあります。携帯トイレも、以下の場所に分散して収納するのが賢明です。

  • リビングや寝室の近く:すぐに取り出せる場所に1〜2日分の少量パック。
  • 防災リュックの中:避難所への移動を想定し、数回分。
  • 物置やクローゼット:残りの大部分(大容量パック)。
  • 車の中:渋滞対策用のコンパクトなセット。

特に、水回り(浴室や洗面所)の近くに保管するのは避けましょう。湿気が凝固剤の劣化を早める可能性があります。乾燥した場所で、直射日光が当たらないように保管してください。

定期的に、備蓄品のチェックリストに携帯トイレの使用期限を書き込み、入れ替えを行う「ローリングストック」の習慣をつけると完璧です。

携帯トイレが売ってない!そんな時に代用できる緊急の対策

「今すぐ必要なのに、どこを探しても売り切れている…」「災害で物流が完全にストップしてしまった…」そんな最悪の状況に陥る可能性もゼロではありません。携帯トイレが手に入らない時、命を守るためにできる「緊急の代用対策」を知っておきましょう。

代用トイレの作り方:新聞紙とポリ袋で乗り切る

最も身近にあるものを使って、簡易的な代用トイレを作る方法です。これはあくまで最終手段であり、処理や臭い対策は携帯トイレに劣りますが、排泄を我慢するよりは遥かにマシです。

準備するもの

必須アイテム:

  • ゴミ袋(厚手のもの):45L〜70Lサイズ(便器に被せる用)
  • 小さなビニール袋:使用済み排泄物を入れる用
  • 新聞紙、またはキッチンペーパー、ペット用のシーツなど
  • 消臭用のもの:重曹(ベーキングソーダ)やコーヒーの残りカスなど(あれば)

代用トイレの作り方と使用方法

  1. 洋式トイレの便座を上げます。
  2. 便器全体を覆うように、厚手のゴミ袋を二重に被せます。
  3. 吸水材として、新聞紙をクシャクシャに丸めて、袋の底に敷き詰めます。新聞紙がない場合は、大量のキッチンペーパーや、不要になった布を細かく裂いたものでも構いません。
  4. 排泄を済ませた後、排泄物の上にも新聞紙や吸水材を多めに被せて、水分を吸わせます。
  5. 排泄物が入ったゴミ袋の口を、空気を入れてからしっかり縛り、中身が見えないようにする。
  6. さらに別のビニール袋に入れ、二重・三重にして密封し、一時保管します。

新聞紙は、水分を吸収するだけでなく、多少の消臭効果や雑菌の繁殖を抑える効果も期待できるため、非常に優れた代用吸水材となります。新聞紙は日頃からストックしておくと良いでしょう。

女性・子ども向けの緊急時の代用品

女性や子どもが安心して使えるように、緊急時に身近なものでできる工夫もあります。

  • 代用受け口:ペットボトル(口を大きくカットしたもの)や、漏斗(じょうご)をビニール袋の口に固定し、受け口として使用する方法。ただし、衛生面には十分注意してください。
  • 目隠し:カーテンや毛布を車内や部屋の窓に貼り付けたり、傘や大きなバスタオルで簡易的な仕切りを作ったりして、プライバシーを確保する。
  • 排泄誘導:子どもには、お気に入りのぬいぐるみやブランケットを一緒に持ち込ませるなど、安心感を与える工夫をしてあげる。

災害時は、ストレスと不安で「トイレに行きたい」という気持ちを我慢してしまう人が増えます。しかし、我慢は体調不良や病気の原因になります。「代用でもいいから、必ず排泄する」という意識を持つことが、サバイバルの基本です。

災害時に役立つ簡易トイレの作り方を動画で見る


この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。モモストアの筆者である私が、携帯トイレの販売場所から選び方、そして緊急時の対処法までをまとめました。

携帯トイレは、「いつか使うかもしれない」ではなく、「必ず必要になる時が来るかもしれない」という前提で備えておくべき、現代の必須アイテムです。特に、防災備蓄は一度用意すれば終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。

もし、「うちの家族構成なら、具体的にどのメーカーの何回分がベスト?」や、「車中泊に特化した小型の携帯トイレをもっと詳しく知りたい」といったご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談くださいね。あなたの「安心」をさらに強化するためのお手伝いをさせていただきます!

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