スーパーで売ってるじゃがいもを植えてもいい?【初心者必見】失敗しない育て方3選

スーパーで売ってるじゃがいもを植えてもいい?【初心者必見】失敗しない育て方3選

家庭菜園を始めようと思った時、ふとキッチンにある「スーパーで買ったじゃがいも」を見て、これをそのまま土に植えたら芽が出て育つのではないか?と考えたことはありませんか?

結論から申し上げますと、スーパーで食用として販売されているじゃがいもを植えることは、物理的には可能ですが、実は植物防疫法や病害虫のリスクの観点から推奨されていません。

せっかく手間暇かけて育てるなら、美味しいじゃがいもをたくさん収穫したいですよね。この記事では、なぜ食用のじゃがいもを植えるのが良くないのか、そして初心者でも失敗せずに収穫を楽しむための「種芋」の選び方や育て方のコツを詳しく解説します。

家庭菜園の楽しさを最大限に引き出すための知識を詰め込みましたので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

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正しい種芋選びが収穫量アップの近道です!

・スーパーで売ってるじゃがいもを植えるのがダメな理由
・食用のじゃがいもと「種芋」の決定的な違いとは?
・家庭菜園でじゃがいも栽培を始める時期と準備
・失敗しないためのじゃがいも品種選び3選
・じゃがいも栽培に必要な道具と土作りの基本

スーパーで売ってるじゃがいもを植えるのがダメな理由

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病気のリスクを避けるために専用の種芋を使いましょう

スーパーや八百屋さんで並んでいるじゃがいもは、あくまで「食べるため」に生産・流通しているものです。

これを土に植えてしまうと、まず直面するのが「ウイルス病」のリスクです。食用のじゃがいもは、種芋として検査を受けているわけではないため、見た目が綺麗でも内部にウイルスを持っている可能性があります。

ウイルスに感染している個体を植えると、芽が出ても大きく育たなかったり、途中で枯れてしまったりすることが非常に多いのです。また、そのウイルスが土壌に残り、翌年以降の栽培に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。

さらに重要なのが、「植物防疫法」との兼ね合いです。じゃがいもにはジャガイモシストセンチュウなどの重大な害虫が付着している恐れがあり、これらが拡散することを防ぐために、種芋の流通は厳格に管理されています。

初心者が「もったいないから」と食用のいもを植えて、結果的に周囲の農地にまで被害を広げてしまうのは避けたいですよね。安心して栽培を楽しむためにも、検査済みの「種芋」を購入することが基本中の基本となります。

最近では、Amazonや楽天市場などの通販サイトでも、病気検定済みの高品質な種芋が手軽に購入できます。重い土や肥料と一緒にまとめて注文できるので、コスパ最強で非常におすすめですよ。

ウイルス病による収穫への悪影響

じゃがいも栽培において、最も恐ろしいのがウイルス病です。これに感染すると、葉がモザイク状に縮れたり、株全体が矮小化したりします。

一度感染してしまうと治療法はなく、抜き取って処分するしかありません。食用のいもを植えた場合、この発症確率が格段に上がります。

健康な種芋を使えば、1つの種芋から10個以上のいもが収穫できることも珍しくありませんが、ウイルスに侵された株からは、ピンポン玉のような小さないもが数個しか取れないといった悲しい結果になりかねません。

趣味の園芸とはいえ、収穫の喜びは格別なものです。その喜びを確実なものにするために、初期投資として専用の種芋を選ぶ価値は十分にあります。

発芽抑制処理がされている可能性

スーパーのじゃがいもを植えても、なかなか芽が出ないことがあります。それは、「発芽抑制」の処理がされている場合があるからです。

食用のじゃがいもは、消費者の手元に届くまでに芽が出てしまうと商品価値が下がるため、貯蔵中に低温管理されたり、特定の処理が行われたりしています。

そのため、土に植えても休眠が打破されず、腐ってしまうケースが多々あります。種芋として売られているものは、逆に「芽が出やすい状態」に調整されているため、植え付け後の活着がスムーズです。

「芽が出ない、育たない」というストレスを抱えるよりも、最初からプロが管理した種芋を使うほうが、精神衛生上も良いと言えるでしょう。

食用のじゃがいもと「種芋」の決定的な違いとは?

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検査の有無が大きな違い!安心感が違います

「見た目は同じじゃがいもなのに、なぜ値段が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、食用のいもと種芋には、品質管理のプロセスにおいて雲泥の差があります。

最大の決定打は、農林水産省が定めた「種苗法」に基づく厳格な検査をパスしているかどうかです。種芋は、栽培から収穫、出荷に至るまで、何度も病気のチェックが行われます。

以下の表で、その主な違いを比較してみましょう。

項目 食用のじゃがいも 専用の種芋
主な目的 調理・食用 栽培・増殖
ウイルス検査 なし 厳格な検査あり
発芽率 不安定(抑制の場合あり) 高い(発芽を前提に管理)
病害虫リスク 高い 極めて低い
入手方法 スーパー・コンビニ ホームセンター・園芸通販

このように、種芋は「育てること」に特化したエリートのいもなのです。対して食用のいもは、あくまで「安全に食べること」を目的にしています。

最近はメルカリなどで個人が育てた「種芋」が安く出品されていることもありますが、これも注意が必要です。公的な検査を受けていない場合、スーパーのいもを植えるのとリスクは変わりません。

確実に成功させたいなら、やはり楽天市場やYahoo!ショッピングなどに出店している、実績のある種苗店から購入するのが一番の近道です。特に春先や秋口の植え付けシーズン前には予約が殺到するため、早めのチェックが欠かせません。

種芋専用の圃場で育てられている

種芋は、一般の食用のじゃがいも畑とは隔離された特別な場所で育てられます。これは、周囲からの害虫(アブラムシなど)によるウイルス媒介を防ぐためです。

標高の高い冷涼な地域などが選ばれることが多く、徹底した管理下で「健康な血統」が守られています。

私たちが手にする一袋の種芋には、こうした農家さんの並々ならぬ努力と、日本の農業を守るためのルールが詰まっているのです。そう考えると、数百円の価格差はむしろ安く感じられるのではないでしょうか。

休眠期間のコントロール

じゃがいもには「休眠」という性質があり、収穫してすぐは芽が出ません。品種によってこの休眠の長さは異なります。

種芋として販売されているものは、植え付けのタイミングに合わせて休眠が明けるように計算されて貯蔵されています。

スーパーのいもは、いつ収穫されたものか判別しにくいため、植えてもすぐに反応してくれません。タイミングを逃すと、収穫時期が梅雨に重なり、土の中でいもが腐ってしまう原因にもなります。

「植えたい時にすぐ活動してくれる」のが種芋の大きなメリットの一つです。

家庭菜園でじゃがいも栽培を始める時期と準備

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植え付けのタイミングが収穫の命運を分けます

じゃがいも栽培において、最も重要と言っても過言ではないのが「植え付け時期」の選定です。じゃがいもは比較的涼しい気候を好む野菜であり、極端な暑さや寒さには弱いという特徴があります。

一般的に、春に植えて初夏に収穫する「春作(はるさく)」と、晩夏に植えて冬の入り口で収穫する「秋作(あきさく)」の2回、チャンスがあります。初心者がまず挑戦すべきは、栽培期間が比較的安定している「春作」です。

春作の場合、関東以西の平地であれば2月下旬から3月中旬が植え付けのベストタイミングとなります。この時期を逃して4月に入ってから植え付けると、収穫時期が梅雨の長雨と重なってしまい、土の中がいもが腐るリスクが急増します。

また、秋作に挑戦する場合は、8月下旬から9月上旬の、暑さが少し和らいだ時期を狙います。秋作は栽培期間が短いため、休眠が短い品種を選ぶなど、春作とは違ったノウハウが必要になりますが、冬に新じゃがを楽しめるのは大きな魅力です。

いずれの時期も、Amazonなどのオンラインショップでシーズン前に種芋を予約しておくと、いざ植えようとした時に「売り切れていた!」という失敗を防げます。特に人気品種は争奪戦になるため、早めの行動が吉です。

地温と霜への対策

じゃがいもを植える際、地温が5度〜10度程度まで上がっていることが望ましいとされています。あまりに早く植えすぎて、発芽したばかりの芽が強い霜に当たると、芽が真っ黒に枯れてしまう「霜害」を受けることがあります。

もし早い時期に植え付ける場合は、不織布やマルチシートを使って地温を上げ、霜から守る工夫が必要です。逆に、遅すぎる植え付けは夏の高温によって株が弱る原因となります。

地域の桜の開花時期を一つの目安にするのも良い方法です。自然のサイクルに合わせることで、じゃがいも自身が持つ生命力を最大限に引き出すことができます。

準備期間にすべきこと

植え付けの2週間前までには、畑の準備を済ませておきましょう。じゃがいもは酸性土壌を好むため、石灰の入れすぎには注意が必要です。石灰を多く入れすぎると、表面がザラザラになる「そうか病」の原因になるからです。

堆肥と元肥を混ぜ込み、ふかふかの土を作っておくことで、新しいいもがのびのびと育つスペースを確保できます。この準備期間をしっかり設けることで、根の張りが格段に変わります。

マンションのベランダなどで袋栽培をする場合は、市販の「じゃがいも専用培養土」が非常に便利です。最初から最適な肥料分が配合されており、そのまま袋をプランター代わりに使えるタイプも通販で安く手に入ります。重い土こそ、玄関まで届けてくれるネット通販の活用が賢い選択ですね。

失敗しないためのじゃがいも品種選び3選

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料理に合わせた品種選びで楽しさ倍増!

じゃがいもには驚くほど多くの品種がありますが、初心者が「育てやすさ」と「美味しさ」の両立を目指すなら、まずは定番の3つの品種から選ぶのが正解です。

品種によって、病気に強いもの、収穫量が多いもの、食感がホクホクしているものなど、個性が全く異なります。自分がどんな料理でじゃがいもを楽しみたいかを想像しながら選んでみてください。

ここでは、家庭菜園で圧倒的な人気を誇る厳選3品種をご紹介します。

品種名 特徴 向いている料理
男爵いも ホクホクした食感の定番。育てやすい。 コロッケ、ポテトサラダ
メークイン しっとりして煮崩れしにくい。表面が滑らか。 カレー、肉じゃが、シチュー
キタアカリ 「栗じゃがいも」と呼ばれる甘み。ビタミン豊富。 じゃがバター、ポテトフライ

これらの品種は、いずれも日本の気候に適応しており、多くのホームセンターやネットショップで高品質な種芋が流通しています。特に「キタアカリ」は、火の通りが早く、家庭で調理する際にも非常に重宝するため、筆者一押しの品種です。

通販サイトでは、これら定番品種の食べ比べセットや、少量ずつのアソートパックも販売されています。広いスペースがない方でも、プランターごとに品種を変えて育てることで、家庭でミニ収穫祭を楽しむことができますよ。

男爵いも:失敗知らずの王道品種

明治時代から愛され続けている「男爵いも」は、その強健な性質から家庭菜園初心者に最適です。凹凸が多い形は皮が剥きにくいと感じることもありますが、そのホクホクした粉質の食感は、自家製ならではの味わいを際立たせてくれます。

デンプン価が高いため、マッシュした時の香りの良さは格別です。また、貯蔵性にも優れているため、たくさん収穫できても長く楽しめるというメリットがあります。

メークイン:見た目の美しさと調理のしやすさ

長い卵型をした「メークイン」は、芽が浅いため皮が剥きやすく、調理の下準備が非常に楽な品種です。粘質で煮崩れしにくいため、じっくり煮込む料理でも形を保ってくれます。

芽が出にくい(休眠が長い)性質があるため、春作での栽培に向いています。肌が滑らかで見た目が綺麗なため、収穫した時の達成感もひとしおです。スーパーで見かけるものよりも、掘りたてのメークインはさらにしっとりとした甘みを感じられます。

じゃがいも栽培に必要な道具と土作りの基本

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万全の準備が豊作への第一歩となります

じゃがいもを育てるために、大がかりな機械は必要ありません。しかし、最低限揃えておくべき道具と、じゃがいもが好む土の環境を知っておくことで、成功率はぐんと上がります。

特に大切なのが「排水性(水はけ)」の良い土です。じゃがいもは加湿を嫌うため、水が溜まってしまうような場所ではいもが腐りやすくなります。

まずは以下の基本セットを準備しましょう。
・スコップ(またはクワ)
・肥料(じゃがいも専用が望ましい)
・堆肥(牛糞堆肥や腐葉土)
・黒マルチ(雑草対策と地温上昇のため)
・プランター(ベランダ栽培の場合、深さ30cm以上)

これらの道具も、まとめて揃えるなら通販が便利です。特に肥料や堆肥といった重量物は、自分で運ぶとなると重労働ですが、ネット注文ならコスパ良く玄関まで届けてくれます。

排水性と通気性を重視した土作り

地植えの場合は、植え付け前にしっかりと耕し、土の中に空気を含ませます。水はけが悪い場所では、畝(うね)を高く作ることで、雨が降っても水が溜まらないように工夫します。

じゃがいもは、茎の横から伸びる「ストロン」という茎の先にいもを作ります。土が硬すぎると、いもが大きく育つことができません。そのため、堆肥を多めに入れて、ふんわりとした柔らかい土を目指しましょう。

また、前述の通り酸度調整にも注意が必要です。酸性度が強い場合は少しだけ苦土石灰を入れますが、基本的には「入れすぎない」のがコツです。pH5.0〜6.0程度の弱酸性を維持するのが理想的です。

肥料の与え方のコツ

じゃがいもは「元肥(もとごえ)」をしっかり与えるのが基本です。ただし、種芋に直接肥料が当たると「肥料焼け」を起こして腐ってしまうことがあるため、種芋の間に肥料を置く「溝肥(みぞごえ)」という方法が推奨されます。

追肥(追加の肥料)は、芽が15cm〜20cmほどに育ったタイミングで行います。この時に同時に「土寄せ」という作業を行い、新しいいもが日光に当たって緑色になる(ソラニンが発生する)のを防ぎます。

適切なタイミングで肥料を与えることで、いもの肥大が驚くほどスムーズになります。面倒がらずに、成長のサインを見逃さないようにしましょう。

じゃがいもの植え付け:初心者でも失敗しない手順

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芽を上にして優しく置いてあげましょう

土の準備が整い、元気な種芋が手元に届いたら、いよいよ「植え付け」の作業です。この工程でのちょっとしたコツが、後の発芽率や収穫量に大きく影響します。

まず、大きな種芋を使う場合は、1つが30g〜50g程度になるように切り分けます。この際、それぞれの「かけら」に必ず元気な芽が含まれるように注意してください。切った後は、切り口を1〜2日ほど日陰で乾かすか、草木灰をまぶして腐敗を防ぐのが一般的です。

ただし、初心者の場合は「切らずにそのまま植えられる小さめの種芋」を選ぶのが最も安全です。切る手間が省けるだけでなく、切り口から腐るリスクをゼロにできるからです。こうした「小粒の種芋」も通販サイトでは非常に人気があり、まとめ買いが推奨されています。

植え付ける深さは、だいたい10cm程度が目安です。あまり深く植えすぎると芽が出るまでに時間がかかり、浅すぎると土寄せが追いつかずにいもが露出してしまいます。間隔は30cmほど空け、風通しを良くして育てましょう。

「芽出し(浴光催芽)」でスタートダッシュ

植え付けの1〜2週間前から、種芋を明るい日陰に置いて少し芽を伸ばしておく「芽出し」という作業を行うと、植え付け後の成長が非常にスムーズになります。これを「浴光催芽」と呼びます。

芽が少し色づき、がっしりとした状態になってから土に埋めることで、地中で腐る前に素早く地上に芽を出すことができるのです。

特に気温がまだ低い時期の春作では、このひと手間が大きな差を生みます。種芋が届いたらすぐに箱から出し、平らなカゴなどに並べて光に当ててあげましょう。

逆さ植え(超浅植え)というテクニック

最近、家庭菜園のベテランの間で流行っているのが「逆さ植え」という方法です。通常は芽を上にして植えますが、あえて芽を「下」に向けて植え付ける手法です。

芽が土を回り込んで出てくるため、強い芽だけが生き残り、結果として芽かきの作業が楽になったり、丈夫な株に育ったりすると言われています。

初心者は基本の「芽を上」にする方法で問題ありませんが、慣れてきたら数株だけ逆さ植えを試して、成長の違いを観察してみるのも家庭菜園の醍醐味ですね。いずれの方法でも、信頼できる通販ショップの元気な種芋を使うことが成功の絶対条件です。

じゃがいも栽培の天敵!病害虫への対策と予防法

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日々の観察が最大の防御になります

じゃがいもは比較的丈夫な野菜ですが、特定の病気や害虫には注意が必要です。せっかく順調に育っていても、一晩で葉がボロボロにされたり、病気が広がったりしては元も子もありません。

最も警戒すべき害虫は「ニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)」と「アブラムシ」です。ニジュウヤホシテントウは葉を網目状に食い荒らし、アブラムシはウイルス病を媒介します。

見つけ次第捕殺するのが基本ですが、数が多い場合は早めに野菜用の薬剤を使用するのも一つの手です。最近では、天然成分由来の「オーガニック栽培でも使えるスプレー」がAmazonなどで安価に販売されており、家庭菜園でも安心して使用できます。

また、連作(同じ場所に同じ科の植物を続けて植えること)を避けることも重要です。じゃがいもと同じナス科の植物(トマト、ナス、ピーマンなど)を育てた後の土は避け、3〜4年は間隔を空けるようにしましょう。

「そうか病」を防ぐための土壌管理

前述しましたが、じゃがいもの見た目を悪くする「そうか病」は、土壌がアルカリ性に傾くと発生しやすくなります。石灰の使いすぎは厳禁です。

もし過去にそうか病が出たことがある場所なら、土壌を少し酸性に保つ資材(ピートモスなど)を混ぜることで抑制できる場合があります。

また、未熟な堆肥を使用すると、土の中の細菌が活発になり病気を誘発することもあります。必ず「完熟」と書かれた堆肥を使用するようにしましょう。品質の安定した完熟堆肥も、重たいものこそ通販での自宅配送が非常に便利でコスパ最強です。

疫病の兆候を見逃さない

梅雨時期などの高温多湿な環境で発生しやすいのが「疫病」です。葉に水に濡れたような暗褐色の斑点が現れ、急速に拡大して株を枯らしてしまいます。

これを防ぐには、とにかく「風通し」を良くすることです。芽かきを適切に行い、株元に光と風が届くように管理します。

万が一発生してしまった場合は、感染した葉をすぐに取り除き、周囲に広がらないよう注意します。早期発見・早期対応が、全滅を防ぐ唯一の手段です。毎朝の「おはよう」の挨拶がてら、葉の裏までチェックする習慣をつけましょう。

じゃがいも栽培の重要作業「芽かき」と「土寄せ」

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大きな芋を育てるための必須作業です

植え付けが終わって一安心…といきたいところですが、じゃがいもを大きく育てるためには、成長の途中で行う「芽かき」と「土寄せ」が欠かせません。この2つの作業を丁寧に行うかどうかで、収穫時のいもの大きさが決まります。

まず「芽かき」とは、1つの種芋からたくさん出てきた芽のうち、元気な2〜3本だけを残して、他を引き抜いてしまう作業です。欲張って全ての芽を育ててしまうと、栄養が分散してしまい、小さないもばかりになってしまいます。

目安は芽の高さが10cm〜15cmになった頃です。残したい芽の根元をしっかり押さえ、不要な芽を横に倒すようにして引き抜きます。この際、種芋ごと抜けてしまわないよう慎重に行うのがコツです。

そして「土寄せ」は、成長した株の根元に周囲の土を盛り上げる作業です。じゃがいもは種芋よりも「上」の方向に新しいいもを作ります。土寄せをしないといもが地表に出てしまい、日光に当たって緑色に変わってしまいます。これは毒素(ソラニン)の原因になるため、必ず2回は土寄せを行いましょう。

1回目の土寄せと追肥のタイミング

最初の土寄せは、芽かきをした直後に行います。この時に、株の周りに軽く肥料をまき(追肥)、土と混ぜながら寄せると効率的です。

「いもの赤ちゃんが育つお部屋を広くしてあげる」というイメージで、10cmほど土を盛り上げます。この時期に栄養をしっかり与えることで、その後の茎葉の伸びが力強くなります。

使用する肥料は、リン酸分が多めの「いも専用肥料」がおすすめです。窒素が多すぎると葉ばかりが茂って「つるボケ」という状態になり、いもが育たなくなるので注意しましょう。

2回目の土寄せで「緑化」を完璧に防ぐ

2回目の土寄せは、1回目の後2〜3週間後、または花が咲き始めた頃に行います。じゃがいもは成長とともに土を押し上げてくるため、再度しっかりと土を被せてあげる必要があります。

この時、プランター栽培の場合は土を足すスペースがなくなることがあります。そのため、植え付け時にはプランターの縁から10cm以上余裕を持って土を入れておき、後から足せるようにしておくのがポイントです。

もし土が足りなくなったら、市販の培養土を「増し土」として追加しましょう。手間はかかりますが、この土寄せを丁寧に行うことで、収穫時に綺麗な黄金色のじゃがいもに出会える確率がぐんと高まります。

じゃがいも収穫のベストタイミングと見極め方

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葉が黄色くなったら宝探しの時間です!

待ちに待った「収穫」の時です!じゃがいも栽培で最も感動する瞬間ですね。しかし、焦って早く掘りすぎるといもが未熟で小さく、逆に遅すぎると土の中で腐ったり虫に食われたりします。

収穫の目安は、青々としていた葉や茎が「黄色く枯れ始めてきた頃」です。株全体の3分の2ほどが黄色くなったら、いものデンプンが十分に蓄えられた合図です。

また、収穫する日の「天気」も非常に重要です。必ず数日間晴天が続いた、土が乾いている日を選んでください。湿った状態で掘り出すと、いもに泥がついて腐りやすくなり、保存性が著しく低下してしまいます。

試しに1株だけ掘ってみて、十分な大きさになっているか確認してから本番に臨むのも良い方法です。宝探しのような感覚で、お子さんと一緒に楽しむのも素敵ですね。

「新じゃが」として楽しむなら少し早めに

皮が薄くてみずみずしい「新じゃが」を味わいたい場合は、葉が完全に枯れる少し前、まだ緑が残っている段階で収穫します。この時期のいもは、指でこするだけで皮が剥けるほど繊細で、香りが非常に高いのが特徴です。

ただし、新じゃがは水分が多いため長期保存には向きません。その日のうちに調理して、揚げたてのフライドポテトや、皮ごと茹でたじゃがバターにするのが最高に贅沢な食べ方です。

自家製だからこそ味わえるこの贅沢は、スーパーで売っているじゃがいもでは絶対に体験できません。これこそが家庭菜園を続ける最大のモチベーションになりますね。

収穫後の「キュアリング」で保存性アップ

掘り出したじゃがいもは、すぐに箱に詰めてはいけません。土の上に広げて、表面を2〜3時間ほど乾かす「キュアリング」という作業を行います。これにより皮がしっかりとし、傷がつきにくくなります。

ただし、日光に当てすぎると緑色になってしまうため、長時間の放置は禁物です。表面が乾いたら、土を軽く払い(水洗いは厳禁!)、風通しの良い涼しい暗所で保管しましょう。

段ボール箱に新聞紙を敷き、りんごを1個一緒に入れておくと、りんごから出るエチレンガスの効果で芽が出にくくなるという知恵もあります。たくさん収穫できたら、ぜひ試してみてください。

まとめ:正しい「種芋」選びで豊かな収穫を!

モモ
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まずは高品質な種芋をゲットしましょう!

いかがでしたでしょうか。「売ってるじゃがいもを植えてもいいですか?」という疑問から始まったこの記事ですが、結論としては「失敗を防ぎ、周囲に迷惑をかけないためにも、専用の種芋を使うべき」ということがお分かりいただけたかと思います。

スーパーのいもは美味しく食べて、栽培には検査済みの健康な「種芋」を用意する。このルールを守るだけで、あなたの家庭菜園の成功率は飛躍的に高まります。

最後にもう一度、じゃがいも栽培を成功させるポイントをおさらいしましょう。
信頼できるお店から「種芋」を購入する
・適切な植え付け時期(春・秋)を守る
・「芽かき」と「土寄せ」を忘れずに行う
・収穫は晴天が続いた日に行う

重い土や肥料、そしてこだわりの品種の種芋は、楽天市場やAmazonなどの通販を賢く活用することで、コスパ良く、しかも楽に揃えることができます。シーズンになると人気品種からどんどん売り切れてしまうので、今すぐチェックして、ワクワクするじゃがいも栽培の準備を始めましょう!

自分で育て、掘り起こしたばかりのじゃがいもの味は、きっとあなたの食卓を最高に幸せな場所にしてくれるはずです。ぜひ、素敵な菜園ライフをスタートさせてくださいね。

モモ
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あなたの家庭菜園が豊作になることを応援しています!

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