ファーストピアスはどこで買える?安全で安心な購入場所と選び方を徹底解説!
「初めてピアスを開けたいけど、ファーストピアスってどこで買うのが一番いいの?」
そう思って検索された方は多いのではないでしょうか?
おしゃれなアイテムだし、アクセサリーショップに行けばすぐに買えそう……と思うかもしれませんが、ファーストピアスはただのアクセサリーではありません。
ピアスホールが完成するまでの大切な期間、ずっと肌に触れ続けている「医療機器」に近い存在だからこそ、「どこで買うか」と「何を選ぶか」がめちゃくちゃ重要になります。
この記事では、ファーストピアスを購入できる場所を徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
さらに、ピアスホールを安全に、そしてきれいに完成させるための「素材」や「サイズ」の選び方まで、初心者の方が疑問に思う全てをモモストアが詳しくお伝えしますね!
安心して素敵なピアスライフをスタートさせるための準備を、一緒に始めましょう!
この記事でわかること!
・ファーストピアスが買える場所ごとのメリットとデメリット
・初心者さんが最も失敗しにくい安全な購入ルート
・ピアスホールトラブルを防ぐための正しい素材とサイズの選び方
・ピアッシング後に必要なケア用品のすべて
・金属アレルギーの人が選ぶべきピアスの知識
この記事を読み終わる頃には、あなたにぴったりのファーストピアスがきっと見つかっているはずです!
- ファーストピアスを購入できる主な場所とそれぞれの特徴
- 病院やクリニックでピアッシングと同時に購入するメリット
- 【ドラッグストア・薬局】マツキヨ、スギ薬局、ウエルシアでの販売状況
- 【ディスカウントストア】ドン・キホーテでの取り扱いと注意すべき点
- 【通販サイト】Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで購入するメリット・デメリット
- 【アクセサリー・バラエティショップ】ロフトやPLAZAはファーストピアス初心者におすすめ?
- 失敗しないファーストピアスの「素材」選び:サージカルステンレスと純チタンの安心感
- ファーストピアスの「太さ(ゲージ)」は16Gが定番!なぜ細い18Gや20Gはダメなの?
- ピアスホールを安定させるために必要な「軸の長さ(内径)」の選び方
- ピアッシング後に用意すべき消毒液やケア用品のチェックリスト
- 金属アレルギーが心配な人が選ぶべきファーストピアスと対策
- モモストアが勧める!安全・安心にピアスホールを完成させるためのチェックポイント
- ファーストピアスの素材と太さ(ゲージ)の正しい知識
- ピアッサーとセットになっているファーストピアスの選び方
- ネット通販で購入する際の「偽物」「品質不良」を見分けるコツ
- ピアッシング後のケア用品も一緒に買うのがおすすめ!
- 【モモストア解説】失敗しないファーストピアス選びのまとめ
ファーストピアスを購入できる主な場所とそれぞれの特徴

ファーストピアスを購入できる場所は、大きく分けて「実店舗」と「オンライン」の2種類、さらに細かく分けると「医療機関」「ドラッグストア」「ディスカウントストア」「通販サイト」などがあります。
「どこで買っても一緒じゃないの?」と思うかもしれませんが、実は購入する場所によって、「商品の安全性」「価格帯」「デザインのバリエーション」が全く違ってくるんです。
特に初めてピアッシングをする方にとっては、「安心感」が最も重要ですよね。それぞれの購入場所の特徴をしっかり把握して、自分にとってベストな選択肢を見つけましょう。
ここでは、主要な購入先を一覧にして、それぞれのメリットとデメリットをわかりやすく比較してみました。
| 購入場所 | 主な商品形態 | 安全性・信頼性 | デザイン性 | 価格帯 |
| 病院・クリニック | 医療用ピアッサーに付属 | 最高レベル(医療機器として承認) | 限定的(シンプル) | やや高め(施術費込み) |
| ドラッグストア | 市販のピアッサーに付属 | 高い(管理医療機器) | 限定的 | 中程度 |
| ドン・キホーテ | ピアッサー、単品ピアス | 商品による(要確認) | 比較的豊富 | リーズナブル |
| 通販サイト | 単品ピアス、ピアッサー | 商品による(要確認) | 非常に豊富 | 幅広い(ピンキリ) |
| アクセサリー店 | (セカンドピアス向けが多い) | 低め(ファーストピアスは稀) | 高い | 中程度〜高め |
ご覧の通り、安全性という点では「病院」が圧倒的です。しかし、「デザインにこだわりたい」「手軽に済ませたい」というニーズも当然ありますよね。
次のセクションから、それぞれの購入場所を掘り下げて、失敗しないためのポイントをお伝えしていきます!
また、ファーストピアスの購入を検討する際は、後のトラブルを防ぐためにも、ピアスの開け方や正しい手順も併せて確認しておきましょう。安全なピアッシングは準備から始まりますよ。
病院やクリニックでピアッシングと同時に購入するメリット
「ファーストピアスは、まず病院で開けてもらうのが一番安全!」
これは、ピアス開けを考えている初心者の方に、モモストアが一番に伝えたいことです。
病院やクリニック(主に皮膚科や美容外科)でピアスホールを開ける場合、ファーストピアスは施術費用の中に含まれているか、その場で選んで購入する形になります。
これは、ただ手軽だからという理由だけではありません。安全性を最優先するなら、これがベストな選択と言えるんです。
病院で購入・施術する3つの大きなメリット
病院でのピアッシングと購入には、市販のピアッサーを使う自己開けにはない、以下のような明確なメリットがあります。
徹底した衛生管理と医療用ファーストピアスの使用
病院で使用されるピアッサーやファーストピアスは、全て滅菌処理された「医療機器」として承認されているものです。
特にファーストピアスは、金属アレルギーを起こしにくい「医療用ステンレス」や「チタン」といった、生体適合性の高い素材が採用されています。これは、ピアスホールが完成するまでの炎症やトラブルのリスクを最小限に抑えるための重要なポイントです。
市販品の中には、パッケージが破れていたり、滅菌状態が不確かなものも稀にありますが、医療機関ならその心配は一切ありません。
正確な位置決めと開ける角度の調整
「いざ自分で開けてみたら、左右で位置がずれてしまった」「開ける角度が斜めになってしまった」といった失敗談は、自己ピアッシングでよく聞かれます。
斜めに開いてしまうと、セカンドピアスへの付け替えが困難になったり、ピアスホールが安定しにくくなったりと、後々までトラブルの原因になります。
病院では、皮膚の専門家である医師が、耳たぶの厚さや血管の位置を確認し、最もきれいに見える位置と角度で正確に開けてくれます。
わずかなズレが大きな後悔に繋がることもあるため、ここはプロに任せるのが安心です。
炎症やトラブルが起きた際の即座な対応とサポート
ピアスホールを開けた後、赤みや腫れ、かゆみといった炎症が起こることは少なくありません。
自己開けの場合、トラブルが起きても「どこの病院に行けばいいんだろう?」と慌ててしまいがちですが、病院で開けた場合は、そのクリニックでそのまま診察や適切な処置を受けることができます。
ファーストピアス期間中のケア指導も受けられるので、「万が一の時も安心」という心理的なメリットは計り知れません。
ただし、デメリットとしてデザインの選択肢が非常に少ないこと、そして市販のピアッサーよりも費用が高くなる点は理解しておきましょう。特にデザインにこだわりたい方は、次のセクションで紹介する購入場所も検討してみてください。
多くの病院では、提携しているメーカーの医療用ピアスしか置いていないことが多いです。シンプルなボールタイプや誕生石などの一粒タイプがメインとなるでしょう。
費用はクリニックによって異なりますが、両耳で5,000円〜10,000円程度が相場とされています。まずは近くのピアッシングを行っている皮膚科や美容外科を探してみるのがおすすめです。
【ドラッグストア・薬局】マツキヨ、スギ薬局、ウエルシアでの販売状況
「病院はちょっと敷居が高いな……」と感じる方にとって、最も身近で手軽な購入先がドラッグストアや薬局ですよね。
マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなど、多くの主要なドラッグストアでは、ファーストピアス単体ではなく、「ピアッサー(穴あけ器)」とファーストピアスがセットになった商品が販売されています。
ドラッグストアで購入するメリット・デメリット
ドラッグストアでピアッサーを購入することのメリットは、なんといってもその「手軽さ」と「商品の信頼性」にあります。
ドラッグストアのメリット
・自宅近くでいつでも買える(手軽さ)
・ほとんどの商品が「管理医療機器」として認証されている
・ピアッサーにファーストピアスが最初からセットになっている
・価格が比較的安価(1,000円台〜2,000円台)
・ピアッシング後のケア用品も同時に揃えられる
ドラッグストアで取り扱われているピアッサーは、ほとんどが日本国内の基準を満たした「管理医療機器」として販売されているため、一定の品質と安全性が保証されています。
中に入っているファーストピアスも、サージカルステンレスや純チタン、医療用樹脂などの肌に優しい素材で作られていることが多いので、初心者の方でも比較的安心して使用できます。
販売場所と購入時の注意点
ドラッグストアでは、ピアッサーは「化粧品・アクセサリーコーナー」や「衛生用品・救急用品コーナー」の近くに陳列されていることが多いです。しかし、店舗によってはレジ近くの鍵付きのガラスケースの中に陳列されていることもあります。
これは、ピアッサーが「管理医療機器」であり、購入者が未成年でないか、また使い方を理解しているかなどを店員が確認するためです。見当たらない場合は、遠慮せずに店員さんに声をかけてみましょう。
購入時の最も重要な注意点は、「ピアッサーの種類」と「ファーストピアスの素材」をしっかり確認することです。
ピアッサーには「耳たぶ用」と「軟骨用」があります。誤って軟骨用で耳たぶを開けたり、その逆を行ったりすると、大きなトラブルに繋がる可能性があります。
また、パッケージに「金属アレルギー対応」と記載されていても、素材が「医療用樹脂」なのか「チタン」なのかをチェックし、ご自身の肌質に最も合う素材を選ぶことが大切です。
特にピアッサー付属のピアスはデザインが非常にシンプルなので、デザイン性を求める場合は、次にご紹介するドンキや通販サイトもチェックしてみましょう。
ドラッグストアのオンラインストアでも取り扱いがある場合がありますが、在庫状況は実店舗の方が確実です。お近くの主要ドラッグストアの公式サイトなどで、事前に在庫を確認しておくとスムーズですね。
【ディスカウントストア】ドン・キホーテでの取り扱いと注意すべき点
「激安の殿堂」こと、ドン・キホーテ(ドンキ)は、ファーストピアスを探す上で見逃せない場所の一つです。
ドラッグストアよりも商品の種類が豊富で、価格もリーズナブルなのが魅力ですよね。
ドンキでの取り扱いは?品揃えの傾向
ドンキホーテでは、主に以下の商品が購入可能です。
- ピアッサーセット(ファーストピアス付き): ドラッグストアと同じく、耳たぶ用、軟骨用などのピアッサーが多数取り揃えられています。
- ファーストピアス単品: ピアッサーではなく「ニードル」でピアッシングする方向けに、ファーストピアスとして使用できるストレートバーベルなどのボディピアスが単品で販売されていることがあります。
- ケア用品: 消毒ジェルやホール洗浄液なども、アクセサリーコーナーや衛生用品コーナーで一緒に購入できます。
ドンキの強みは、デザインのバリエーションが豊富なことです。特に若者向けのトレンドアイテムが充実しているので、ファーストピアスといえども、ちょっとおしゃれなデザインを選びたい方にはおすすめです。
定番のシルバーやゴールドのボールタイプだけでなく、カラフルなストーン付きや、少し個性的なモチーフのピアッサーが見つかることもあります。
ドンキで購入する際の最大の注意点
ドンキは便利ですが、購入には特に注意が必要です。それは、「ファーストピアスとして不適切なアクセサリー」も同じ売り場に陳列されている可能性があるからです。
注意すべきチェックポイント:
- 「管理医療機器」の表示があるか: ピアッサーを購入する場合は、パッケージにこの表示があることを必ず確認してください。
- 素材の確認: ピアッサーに付属しているファーストピアスは、多くの場合「サージカルステンレス」や「チタン」などの安全性の高い素材ですが、単品で販売されている安価なファッションピアスは、ファーストピアスとしては絶対に使用しないでください。ニッケルなどのアレルギー性の高い金属が含まれている可能性があります。
- ゲージ(太さ)の確認: ファッションピアスは20G(細い)が多いですが、ファーストピアスには16G(太い)が推奨されます。ゲージが細すぎると、ピアスホールが安定しにくくなるリスクがあります。
ドンキホーテのスタッフは、ドラッグストアの薬剤師のような専門知識を持っているわけではないため、最終的な商品チェックは購入者自身が行う必要があります。「安いから」という理由だけで飛びつかず、必ずパッケージの記載事項を隅々まで確認し、ファーストピアスとして適しているかを判断してくださいね。
【通販サイト】Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで購入するメリット・デメリット
「とにかくデザインにこだわりたい」「自宅にいながらじっくり比較したい」という方にとって、通販サイトは最強の選択肢です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手サイトでは、実店舗では見つけられないほど多種多様なファーストピアスやピアッサーが販売されています。
通販サイトならではの圧倒的なメリット
通販サイトの最大の魅力は、「デザイン・素材・価格」の全てにおいて選択肢が広いことです。
- デザインの多様性: シンプルなボールや立爪デザインはもちろん、小さな動物モチーフ、透明ピアス、さらには軟骨用やボディ用など、幅広いニーズに応える商品が見つかります。
- 素材の選択肢: サージカルステンレス、純チタン、医療用樹脂、強化ガラスなど、アレルギー対策に特化した素材を簡単に絞り込んで比較できます。
- レビューが豊富: 実際に購入し、使用した人のレビューや評価を参考にできるため、商品の安全性や使い勝手を事前に確認しやすいです。
- 価格競争: 実店舗よりも価格競争が激しいため、品質の良い商品をリーズナブルな価格で購入できるチャンスが多いです。
特に「ボディピアス専門店」が大手通販サイトに出店しているケースも多く、これらの専門店はファーストピアスに適した「軸の太さ(ゲージ)」や「軸の長さ(内径)」が明確に記載されているため、初心者でも選びやすいです。
通販サイトのデメリットと危険を避けるコツ
一方で、通販サイトには「偽物や粗悪品が紛れているリスク」という大きなデメリットがあります。
危険な商品を見分けるためのコツ:
- 販売元のチェック: 信頼できる「ボディピアス専門店」や、実績のあるアクセサリーショップが出品している商品を選びましょう。極端に新しい出品者や、日本語がおかしい販売元のものは避けるべきです。
- レビューの質と量: 評価の星の数だけでなく、実際に購入した人のレビューを複数読み込み、「金属アレルギーは出なかったか」「ピアッサーは問題なく作動したか」といった具体的な情報を確認しましょう。
- 素材の明確な記載: 「アレルギー対応」とだけ書かれている商品ではなく、「サージカルステンレス316L」「純チタン」など、具体的な素材名が明記されているかをチェックしてください。
ピアスホールが安定するまでの期間(約1ヶ月〜3ヶ月)は、ファーストピアスをつけっぱなしにする必要があります。安さだけで選んでしまい、炎症を起こしたり、金属アレルギーを発症したりすると、せっかく開けたピアスホールを塞がなければならなくなることもあります。
初期投資として、少し高くても信頼できる商品をAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングの公式ストアから購入するのが、最も安全で賢い方法ですよ。
【アクセサリー・バラエティショップ】ロフトやPLAZAはファーストピアス初心者におすすめ?
ロフト(Loft)や東急ハンズ(ハンズ)、PLAZAなどのバラエティショップも、おしゃれなグッズを探す場所として人気ですよね。これらの店舗では、ファーストピアスになり得る商品が販売されているのでしょうか?
取り扱い状況と種類
結論から言うと、ロフトやPLAZAといったバラエティショップでは、「ピアッサーセット」が販売されていることが多いです。
特に、耳たぶ用のシンプルなデザインのものが、パッケージに入って衛生的に販売されています。
- ピアッサー: 耳たぶ用の瞬間ピアッサーや、安全性の高い製品が一部取り扱われています。
- ケア用品: ピアスホール用の消毒液や、ホールを洗浄するための専用ジェルなども一緒に並んでいることがあります。
- 単品ピアス: ただし、単品で売られているファッションピアスは、基本的にはセカンドピアス(ホールが完成してから使うピアス)向けであり、ファーストピアスとして使うには不向きな素材や太さのものがほとんどです。
バラエティショップの利用の仕方
バラエティショップをファーストピアスの購入先として利用するメリットは、「パッケージを手に取って確認できる」ことと、「店員さんに相談しやすい雰囲気がある」ことです。
しかし、アクセサリー専門店ではないため、商品の種類はドラッグストアと同じか、それよりも少ない場合があります。
もしロフトなどでピアッサーを購入する場合は、以下の点を確認してください。
- ピアッシング用であることの確認: 必ず「ピアッサー」と書かれたセット商品を選んでください。
- 素材の確認: 必ずパッケージ裏面を見て、「サージカルステンレス」や「チタン」などの安全な素材であることをチェックしましょう。
「おしゃれなファーストピアスが欲しい」という方は、実店舗ではドンキホーテやアクセサリー専門店を回り、より豊富なデザインから選びたい場合は通販サイトの利用を組み合わせるのが賢い方法です。
例えば、ロフトなどで取り扱いのあるピアッサーのブランドを調べて、そのブランドが提供しているファーストピアスのデザイン一覧をオンラインで見てみるのも良いかもしれませんね。
失敗しないファーストピアスの「素材」選び:サージカルステンレスと純チタンの安心感
ファーストピアス選びで、購入場所と同じくらい、いや、それ以上に重要なのが「素材選び」です。
ピアスホールを開けてから安定するまでの約1〜3ヶ月間、ファーストピアスは文字通り「つけっぱなし」になります。この期間に、ピアスホールとピアス素材がずっと接触しているため、素材によっては金属アレルギーや炎症を引き起こす大きな原因になってしまうんです。
ファーストピアスに最適な二大巨頭
初心者の方が安心して使える、ファーストピアスに最も推奨される素材は、以下の二つです。
サージカルステンレス316L(医療用ステンレス)
「サージカル(Surgical)」は「外科の」という意味の通り、医療用のメスや手術器具にも使われる非常に安全性の高いステンレスです。
- メリット:
- 生体適合性が高い: ほとんどアレルギーを起こさないと言われています。
- 耐久性が高い: 錆びにくく、変色しにくいので、つけっぱなしのケアも楽です。
- 価格が比較的安い: チタンに比べて安価に手に入りやすいです。
- デメリット:
- ニッケルなどの金属が含まれているため、極度の金属アレルギーを持つ方は注意が必要です。(ただし、溶け出しにくい構造になっています。)
市販のピアッサーに付属しているファーストピアスで最も多く使われている素材であり、一般的には初心者の方が最も選びやすい安心素材と言えるでしょう。
純チタン(ピュアチタン)
チタンは、人工骨やインプラントなどの体内に入れる医療材料にも使われる素材です。
- メリット:
- 金属アレルギーのリスクが極めて低い: 金属がイオン化しにくいため、極度の金属アレルギー体質の方に特におすすめです。
- 非常に軽い: 耳への負担が少なく、ピアッシング後の腫れがある期間でも快適に過ごしやすいです。
- デメリット:
- サージカルステンレスよりも価格が高くなる傾向があります。
- デザインのバリエーションがやや少ないことがあります。
特に「過去にアクセサリーでかぶれた経験がある」「アトピー体質だ」という方は、迷わず純チタンを選ぶと、トラブルのリスクを大きく減らすことができますよ。純度の低いチタン(チタン合金など)はアレルギーを引き起こす可能性があるため、必ず「純チタン」であることを確認しましょう。
避けるべき素材は?
ファーストピアスとして絶対に避けるべき素材は、以下の通りです。
| 素材 | 避けるべき理由 |
| ニッケル、コバルト、クロムを含む安価な合金 | 金属アレルギー発症の主要原因です。ファッションピアスに多いので要注意。 |
| メッキ加工品(金メッキ、銀メッキなど) | メッキが剥がれると、下の金属が露出し、アレルギーの原因になります。 |
| アクリル、プラスチック製の透明ピアス | 傷がつきやすく、雑菌が繁殖しやすいです。ファーストピアスには不向き。 |
ピアスホールが完成するまでは、デザインよりも「安全性」と「素材の品質」を最優先することをモモストアは強くおすすめします!
ファーストピアスの「太さ(ゲージ)」は16Gが定番!なぜ細い18Gや20Gはダメなの?
ファーストピアス選びで素材の次に重要になるのが、ピアスの「太さ」です。
ピアスの太さは「G(ゲージ)」という単位で表され、数字が小さくなるほど太くなります。例えば、14Gは16Gよりも太いということです。
耳たぶのファーストピアスに最適なゲージ
耳たぶに開けるファーストピアスとして、現在最も推奨されている標準的な太さは「16G(約1.2mm)」です。
市販のピアッサーの多くも、この16Gのファーストピアスがセットされています。
16Gが推奨される理由
なぜ、普段よく目にするファッションピアス(20Gが多い)よりも太い16Gが良いのでしょうか?
- ホールが安定しやすい: 細いピアスだと、ピアスホールの皮膚が部分的に切れたり、負担が集中したりして、安定するまでに時間がかかってしまうことがあります。16Gの適度な太さは、ホール全体に均等に圧力がかかり、皮膚がしっかりと形成されるのを助けます。
- セカンドピアスへの移行がスムーズ: 16Gで開けておけば、ピアスホールが完成した後に、一般的なファッションピアス(20Gや18G)にスムーズに付け替えられます。もし20Gで開けてしまうと、後から18Gや16Gのピアスをつけようとしたときに、ホールを傷つけてしまうリスクがあります。
- 排除されにくい: 細すぎるピアスは、皮膚の柔らかい方だと「排除」(体が異物と判断して押し出してしまう現象)のリスクが高まると言われています。適度な太さは、そのリスクを軽減します。
細いゲージ(18G、20G)は避けるべき?
市販のピアッサーの中には、18G(約1.0mm)や20G(約0.8mm)のファーストピアスが付属しているものも存在します。
初心者の方は、できるだけ16Gを選ぶことを強くおすすめします。
20Gはファッションピアスと同じ太さで見た目は細くて可愛いかもしれませんが、ホールをきれいに完成させるという目的においてはデメリットが大きいです。
「細い方が早く治りそう」と勘違いしがちですが、実際にはその逆で、太さが足りないとホールが不安定になり、トラブルを招きやすくなるということを覚えておいてくださいね。
もし、どうしてもデザイン上の理由などで細いピアスを選びたい場合は、ピアッシングを専門とする病院で、細いゲージでの開け方やその後のケアについて相談してから行うのが安全です。
ピアスホールを安定させるために必要な「軸の長さ(内径)」の選び方
素材と太さ(ゲージ)が決まったら、最後に確認すべきなのが「軸の長さ」、別名「内径(ないけい)」です。
これは、ピアスが耳たぶを貫通する部分の長さのこと。この長さを間違えると、せっかく慎重に選んだファーストピアスも、トラブルの原因になってしまいます。
開けた直後の腫れを考慮した長さに!
ピアスホールを開けた直後の耳たぶは、必ずと言っていいほど腫れます。
体にとってピアッシングは小さな傷であり、炎症反応として水分が溜まり、耳たぶがパンパンになるんです。
ここで内径が短いピアスを選んでしまうと、どうなるでしょうか?
耳たぶがヘッドとキャッチに締め付けられてしまい、血行が悪化します。
そうなると、痛みが増すだけでなく、ピアスが皮膚に埋没してしまう「埋没トラブル」の原因にもなりかねません。埋没してしまうと、自力で取り出すことができず、病院で切開して取り出してもらう必要が出てきます。
推奨される内径の長さ
耳たぶの厚さには個人差がありますが、一般的にファーストピアスに推奨される内径の長さは、「6mm〜8mm」です。
- 内径6mm: 耳たぶが薄めの方や、腫れが比較的少ないと予想される方に適しています。
- 内径8mm: 耳たぶが標準〜厚めの方、または初めてで腫れが心配な方に最もおすすめです。市販のピアッサーに付属しているピアスも、8mmのものが多く採用されています。
ピアッサー付属のピアスは、この腫れを考慮して少し長めに作られていることが多いので安心ですが、単品のボディピアスを購入する場合は、必ず商品説明で内径の長さを確認しましょう。
開けたばかりの頃は、ピアスと耳たぶの間に少し隙間ができるくらいがちょうど良いと覚えておいてください。この隙間は、洗浄の際にも洗い残しを防ぐために非常に重要になります。
ちなみに、軟骨ピアス(ヘリックスなど)を開ける場合は、耳たぶよりもさらに腫れやすい部位のため、内径10mm程度のさらに長めのものを選ぶ必要があります。開ける部位によって必要な長さが全く異なるので注意が必要です。
ピアッシング後に用意すべき消毒液やケア用品のチェックリスト
ファーストピアスを装着したら、それで終わりではありません。むしろ、ここからがピアスホールを完成させるための本番です!
適切なケア用品を事前に用意しておくことで、痛みや炎症を最小限に抑え、美しいピアスホールを作ることができます。
最低限用意すべき3つのケア用品
ピアッシング後に最低限用意しておきたい、必須のケア用品は以下の3点です。
刺激の少ない「洗浄液(ソープ)」または「消毒液」
かつては消毒液が主流でしたが、最近では「洗い流すケア」が主流になっています。
- おすすめは泡ソープ: ピアッシング専用の泡ソープや、刺激の少ない弱酸性のボディソープを使って、ピアスをつけたまま優しく泡で洗い、ぬるま湯でしっかりと洗い流すのが、ホールを傷つけずに清潔に保つ最も良い方法です。
- 消毒液を使う場合: 消毒液を選ぶなら、ピアスホール専用に作られた、刺激の少ないタイプを選びましょう。頻繁な消毒はかえって肌の自然治癒力を妨げることもあるため、使いすぎには注意が必要です。
市販の一般的なアルコール消毒液は、刺激が強すぎるため絶対に使用しないでください!ピアスホールを傷つけ、かえって炎症を悪化させる原因になります。
綿棒
ピアスホールの周りや、キャッチの裏側などは、指やタオルではなかなかきれいに洗えません。
細い綿棒を使って、洗浄時に泡をなじませたり、優しく汚れを拭き取ったりするために使います。清潔な綿棒を常にストックしておきましょう。
軟膏(抗生物質入り)
病院でピアッシングをした場合は、炎症止めや化膿止めの軟膏を処方されることがほとんどです。
市販のピアッサーで開ける場合も、もし赤みや腫れが出てきた場合に備えて、抗生物質入りの軟膏(テラマイシン軟膏など)を準備しておくと安心です。
ただし、軟膏の使いすぎはホールの蒸れの原因になるため、赤みが引いたら使用を控えるなど、医師や薬剤師の指示に従って使いましょう。
毎日のケアの基本
毎日のケアは、朝晩2回の「洗浄」が基本です。
- 手をきれいに洗う。
- ピアスをつけたままで、ピアスの周りに泡ソープを優しく乗せる。
- ピアスを軽く前後に動かし、ホールの中の汚れを泡で包み込む。
- ぬるま湯で、泡と汚れをシャワーなどでしっかりと洗い流す。
- 清潔なタオルで水分を優しく拭き取り、ドライヤーの冷風などで完全に乾かす。
このケアを怠ると、分泌物や石鹸カスが溜まって雑菌が繁殖し、炎症や化膿の原因となります。サボらず続けることが、ホール完成への最短ルートですよ!
金属アレルギーが心配な人が選ぶべきファーストピアスと対策
「私、金属アレルギーかも……」という不安は、初めてピアスを開ける人にとって大きな壁ですよね。
金属アレルギーは、汗などで金属がイオン化し、それが皮膚のタンパク質と結合することで、体が異物と判断して起こるアレルギー反応です。一度発症すると治らないため、ファーストピアス選びでの対策が非常に重要になります。
金属アレルギー対策の「最強素材」
前述の「素材選び」のセクションでも触れましたが、金属アレルギーが心配な方は、迷わず以下の素材を選んでください。
| 対策素材 | 特徴 | アレルギーリスク |
| 純チタン | 人工骨にも使われる生体適合性の高い素材。非常に軽い。 | 極めて低い |
| 医療用樹脂(セラミック) | 金属を全く含まない素材。見た目は透明なものが多く、目立ちにくい。 | ほぼゼロ |
| 強化ガラス | こちらも非金属。アクリルよりも傷がつきにくく、衛生的。 | ほぼゼロ |
特に純チタンか医療用樹脂(セラミック)は、アレルギーの心配がある方にモモストアが自信を持っておすすめできる素材です。
「サージカルステンレス」も非常に安全ですが、体質によっては微量のニッケルに反応してしまう可能性もゼロではないため、アレルギー体質の方はより純度の高いチタンや非金属素材を選ぶのが最も確実です。
ピアスホールをコーティングする対策も
「気に入ったデザインのピアスがチタン製ではなかった……」という場合に、一時的な対策として使えるのがピアスホール用のコーティング剤です。
- ピアスを装着する前に、ピアスの軸(ポスト)の部分に透明なコーティング剤を塗布し、金属が直接皮膚に触れるのを防ぐことができます。
- ただし、これはファーストピアス期間(ホールが完成するまで)には絶対に使わないでください。ホールが完成していない状態では、コーティング剤が刺激になったり、衛生面で問題が生じる可能性があります。
- あくまでも、ホールが完成し、セカンドピアスを装着する際の「お守り」として使用するものと心得ましょう。
また、もし心配ならピアッシングを行う前に皮膚科で「パッチテスト」を受けるという手もあります。
自分の体にどの金属が合わないのかを正確に知っておけば、今後のアクセサリー選びにも役立ちます。手間はかかりますが、長期的な安心感を得るための賢い投資と言えるでしょう。
金属アレルギーの症状について、さらに詳しく知りたい方は、専門的な情報源も参照して、正しい知識を身につけておきましょう。
モモストアが勧める!安全・安心にピアスホールを完成させるためのチェックポイント
ファーストピアスの購入場所から素材、サイズまで、様々な情報をお伝えしてきました。
最後に、「安全で美しいピアスホール」を確実に完成させるために、モモストアが厳選した最終チェックリストをお届けします。この手順通りに進めれば、トラブルなく素敵なピアスライフをスタートできるはずです!
最終チェックリスト:7つのステップ
- 購入場所の決定:
- 安全第一なら: 病院・クリニックでの施術・購入
- 手軽さ優先なら: ドラッグストアのピアッサー(「管理医療機器」表示を厳守)
- デザイン優先なら: 信頼できる通販サイト(レビューと素材表示をチェック)
- 素材の選定:
- 金属アレルギーが心配な方は「純チタン」、そうでない方は「サージカルステンレス316L」を選ぶ。
- メッキ製品やアクリル製、安価なファッションピアスは絶対に避ける。
- ゲージ(太さ)の確認:
- 耳たぶは「16G(1.2mm)」を標準とする。18Gや20Gはできるだけ避ける。
- 内径(長さ)の確認:
- ピアッシング直後の腫れを考慮し、「6mm〜8mm」で余裕を持たせる。
- ケア用品の準備:
- 刺激の少ないピアスホール専用の洗浄液(ソープ)、または軟膏を事前に用意しておく。
- ピアッシング後の「外さない」期間の厳守:
- 耳たぶの場合、最低でも「1ヶ月〜3ヶ月」はファーストピアスを外さずに、つけっぱなしで過ごすことを徹底する。
- トラブル対応の準備:
- もし腫れや痛みが引かない場合は、すぐにピアッシングを行った病院、または皮膚科を受診することを心に留めておく。
通販で購入するならAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで!
特にデザインにこだわりたい、または実店舗で欲しいピアッサーが見つからなかったという方は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで「ファーストピアス 16G チタン」といった検索ワードで探してみてください。
これらの大手通販サイトには、前述の素材やサイズにこだわった優良なボディピアス専門店が多数出店しています。
レビューが高く、具体的な素材名が明記されている商品を選べば、失敗のリスクはほとんどありません。
自宅でじっくり比較検討できるのが通販の最大のメリットです。安心安全なファーストピアスを選んで、楽しいピアスライフを始めてくださいね!
ピアスホールが安定した後のセカンドピアスのおすすめ素材についても、ぜひ調べてみてください。
ファーストピアスの素材と太さ(ゲージ)の正しい知識
このセクションでは、素材とゲージについて、さらに踏み込んだ解説をします。
知識として知っておくことで、自信を持ってファーストピアスを選ぶことができるようになりますよ。
なぜ「サージカルステンレス316L」を選ぶべきなのか?
私たちがよく耳にする「サージカルステンレス」には、実は多くの種類があります。その中でも、ファーストピアスとして最も推奨されるのが「316L」という規格です。
「L」はLow Carbon(低炭素)を意味し、これによって金属がイオン化して溶け出すのをさらに抑制する効果があります。つまり、金属アレルギーの原因となるニッケルなどが体内に溶け出しにくい、非常に安定した素材なんです。
ピアッサーやボディピアスを販売している専門店では、必ずこの「316L」の表記があるかを確認しましょう。単に「ステンレス製」としか書かれていない場合は、アレルギー性の高いニッケルが多めに含まれている可能性があり、ファーストピアスには不向きです。
また、316Lは海水や温泉でも錆びにくい耐食性も持っているため、シャワーやお風呂でホールを洗浄する際も、つけっぱなしで安心して使用できるという大きなメリットがあります。
純チタンはなぜアレルギーフリーと言われるのか?
純チタンが金属アレルギー対策の「最強素材」と呼ばれるのは、その特性に理由があります。
チタンは、空気中の酸素と触れると表面に「不動態皮膜(ふどうたいひまく)」という非常に薄い酸化皮膜を形成します。この皮膜は非常に安定しており、汗や体液に触れても金属イオンが溶け出すのを完全にシャットアウトしてくれるんです。
つまり、体内に異物(金属イオン)が入るルートを絶ってくれるため、金属アレルギー反応が起こらない、というメカニズムです。
ただし、ここでも注意が必要なのは、「チタン合金」と「純チタン」を混同しないことです。
チタン合金は、強度を高めるために他の金属(アルミニウムやバナジウムなど)が混ぜられており、これらの混ぜ物によってはアレルギーを引き起こす可能性があります。必ず「純チタン」や「チタン製(グレード2以上)」と表記されているものを選ぶようにしましょう。
ピアスホールの「ゲージ」と「ミリ」の関係表
ゲージの数字と実際の太さ(ミリ)の関係を覚えておくと、ファーストピアスだけでなく、セカンドピアス以降のアクセサリー選びにも役立ちます。
| ゲージ(G) | 太さ(mm) | 用途・特徴 | 耳たぶの推奨度 |
| 20G | 約0.8mm | 一般的なファッションピアス。細すぎるため非推奨。 | 非推奨 |
| 18G | 約1.0mm | 細めだが、まだホール安定に時間がかかることがある。 | △ |
| 16G | 約1.2mm | 耳たぶのファーストピアスに最も一般的。 | ◎ 標準 |
| 14G | 約1.6mm | 軟骨ピアスのファーストピアスに多い。耳たぶには太め。 | △(厚い場合のみ) |
ピアスホールは、開けたゲージよりも細いピアスを装着することはできますが、太いピアスを装着することはできません。
将来的に太めのデザインのボディピアスも楽しみたいなら14Gで開ける選択肢もありますが、初めての方は、付け替えがしやすく、デザインも豊富な16Gからスタートするのが一番後悔が少ないですよ。
ピアッサーとセットになっているファーストピアスの選び方
ドラッグストアやドン・キホーテなどで手に入るピアッサーは、ファーストピアスが最初から内蔵されているため、「手軽さ」という点では群を抜いています。
しかし、ピアッサーを選ぶ際にも、中のファーストピアスについて細かいチェックが必要です。
ピアッサーの素材チェックを怠らない!
ピアッサーのパッケージには、「医療用」と大きく書かれていることが多いですが、必ずしもピアッサーの本体素材と内蔵されているピアスの素材が同じとは限りません。
確認すべきは、「ピアスの軸(ポスト)の素材」です。
- ピアッサー本体の素材: プラスチック製のものがほとんどです。これは問題ありません。
- 内蔵ピアスの素材: 必ず「サージカルステンレス」や「純チタン」であることを確認してください。安価なピアッサーの中には、軸が「医療用樹脂」のものもあります。これは金属アレルギー対策にはなりますが、強度やホールが安定するまでの期間に不安が残る場合もあります。
また、石や飾りがついているピアッサーの場合、その飾りの台座部分にニッケルなどの合金が使われている可能性もあります。できるだけ、飾り部分が肌に直接触れないシンプルな構造のものを選ぶか、飾りの素材まで純チタンやセラミックでできている商品を選ぶと、さらに安心できますよ。
ピアッサーの「タイプ」を選ぶ:瞬間式とバネ式
市販のピアッサーには、大きく分けて2つのタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | メリット |
| 瞬間式(バネ式) | レバーなどを握り込むと「カチッ」と一瞬でピアスが装着される。 | 痛みを感じる時間が短い。最も一般的。 |
| 押し込み式 | 自分で時間をかけてゆっくりと押し込んで穴を開けるタイプ。 | 力をコントロールできるが、恐怖心で途中で止まりやすい。 |
初めて自分でピアッシングする方は、瞬間ピアッサーを選ぶことをモモストアはおすすめします。
押し込み式は途中で諦めてしまったり、変な角度で止まってしまったりするリスクがあるため、一瞬で終わる瞬間式の方が、心理的な負担も少なく、失敗のリスクも少ないでしょう。
ピアッサーは「管理医療機器」ですので、使用方法がパッケージに非常に詳しく書かれています。購入後、使用する前に説明書を隅々まで読み、手順を頭に入れることが、安全なピアッシングへの第一歩です。
瞬間ピアッサーの仕組みや具体的な使い方は、動画サイトなどで確認しておくと、当日緊張せずに臨めるはずです。
ネット通販で購入する際の「偽物」「品質不良」を見分けるコツ
通販サイトは便利ですが、前述の通り、質の悪い商品が紛れている可能性があるため、見極める目が必須です。
特に安価な海外製品の中には、ファーストピアスと偽って、アレルギー性の高い素材を使ったアクセサリーが売られていることがあります。
信頼できるショップと商品を見抜くためのチェックリスト
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入する際、以下のポイントをクリアしているかを確認しましょう。
| チェック項目 | 合格ライン |
| 販売者情報 | 日本の会社名、所在地、電話番号が明確に記載されている。 |
| 商品タイトル・説明文 | 「サージカルステンレス316L」「純チタン」など、具体的な素材名が明記されている。 |
| レビューの評価 | 星の数だけでなく、直近のレビューで「アレルギーが出なかった」「ホールが安定した」といった具体的なコメントがある。 |
| 画像 | ピアスの軸の部分など、詳細な部分が鮮明に写っている。 |
| 価格帯 | あまりに極端に安すぎる商品(数十円〜数百円など)は避ける。 |
特に注意したいのは「極端な安さ」です。
純チタンや医療用ステンレスは、それなりのコストがかかる素材です。あまりにも安価な商品は、素材をごまかしているか、製造過程の衛生管理がずさんである可能性を疑ったほうが良いでしょう。
安全なピアッシングのために、1,000円〜3,000円程度の適正価格の商品を選ぶことが、結果的に「安物買いの銭失い」を防ぐことになります。
「ファーストピアスにも使える」の落とし穴
通販サイトの商品説明で「ファーストピアスにも使えます」という曖昧な表現を見かけることがあります。
これは、販売者が「ファーストピアスとして使っても問題ないだろう」と判断しているだけで、正式に医療機器として認証されているわけではないケースが多いです。
もちろん、ボディピアス専門店で売られているサージカルステンレス製のストレートバーベルなどは、ファーストピアスとして優秀ですが、購入者の自己責任が伴います。
不安な場合は、必ず「管理医療機器」として認証されたピアッサー、または病院で使用されているものと同じ規格のピアスを選ぶようにしましょう。
ピアッシング後のケア用品も一緒に買うのがおすすめ!
ファーストピアスを購入する際、ケア用品も同時に揃えておくことをおすすめします。
特に通販でピアッサーやピアスを購入する場合、届いたその日にピアッシングをしたい!と思うかもしれませんが、ケア用品がないと、その後のホール管理がすぐにできず、雑菌が入るリスクが高まります。
専用洗浄剤と消毒液の違いを理解する
洗浄剤(泡ソープ)と消毒液は、その役割が全く異なります。
| 名称 | 役割 | 使用頻度 | 注意点 |
| 専用洗浄剤(ソープ) | ホール周辺の分泌物や皮脂の「汚れを落とす」。 | 朝晩2回 | すすぎ残しがないように徹底する。 |
| 消毒液(ピアスホール用) | ホールの「細菌を殺菌・抑制する」。 | 炎症時のみ | 刺激が強いため、健康なホールには使いすぎない。 |
健康なピアスホールを育てるためには、「清潔」が第一です。つまり、毎日欠かさず行うべきは「洗浄」であり、「消毒」ではありません。
消毒液は、赤みや腫れなど、「軽い炎症が起きた場合の応急処置」として準備しておくイメージで十分です。
特に通販サイトでは、ピアッサーとピアスホール用の泡ソープがセットになった「スターターキット」のような商品も販売されています。初心者の場合は、こうしたセット商品を購入するのが最も手っ取り早く、間違いも少ないでしょう。
軟骨用と耳たぶ用でケアの注意点が変わる
開ける部位によっても、ケアの注意点は変わってきます。
- 耳たぶ: 比較的ホールが安定しやすく、ケアも簡単です。毎日2回の洗浄を徹底すれば問題ありません。
- 軟骨: 耳たぶよりもデリケートで、安定するまでに半年〜1年近くかかることもあります。衣類や髪の毛に引っ掛けないよう、細心の注意を払う必要があります。枕カバーや布団なども清潔に保ち、寝る時も引っ掛けないように気をつけましょう。
どの部位を開けるにしても、触りすぎは厳禁です!ピアスホールを触るのは、洗浄するときと、炎症がないかチェックするときだけにしましょう。人間の手には雑菌がたくさんついていますからね。
【モモストア解説】失敗しないファーストピアス選びのまとめ
ファーストピアスは、あなたのピアスライフのスタートを左右する、非常に重要なアイテムです。
この記事でご紹介した通り、「どこで買うか」「何を基準に選ぶか」という選択一つで、ピアスホールの完成度やトラブルのリスクが大きく変わってきます。
迷ったら「病院」か「信頼できる通販サイト」の二択!
モモストアから、特に初心者の方へのおすすめは以下の通りです。
| 最優先事項 | 推奨ルート | 選ぶべきピアス |
| 安全と安心 | 病院・クリニック | 医療用サージカルステンレスまたはチタン(病院推奨品) |
| デザイン性・価格 | Amazon・楽天の優良店 | レビューが高く、素材・ゲージが明確な16G純チタン製ピアス |
ドラッグストアやドンキも手軽ですが、最終的な素材チェックの責任は自分にあります。特に通販サイトで購入する場合は、「素材の安全性(純チタンや316L)」と「ゲージ(16G)」の2点を絶対に妥協しないようにしてください。
焦らず、じっくりと、自分の体質とニーズに合ったファーストピアスを選び、素敵なピアスホールを完成させてくださいね。
ピアスホールの完成までの期間も、ぜひ楽しんで過ごしてください!

