AirPods Pro(第1世代)は本当に売ってない?現在の購入方法と価格を徹底調査!
「AirPods Proの初代って、もう新品では手に入らないの?」
そう思って検索された方は多いのではないでしょうか?
初代モデルならではの愛着や、お手頃な価格で手に入れたいという思いから、今でも第1世代を探している方はたくさんいらっしゃいますよね。
この記事では、AirPods Pro(第1世代)の現在の公式販売状況から、中古市場での価格相場、そして安全に購入するための具体的な方法まで、モモストアが詳しく解説していきます!
「売ってない」と言われる真相と、それでも手に入れるルートを一緒に見ていきましょう!
・なぜ「売ってない」状況になったのか?販売終了の背景を解説
・今すぐ新品のAirPods Pro(第1世代)を手に入れる方法は?
・【中古市場】AirPods Pro(第1世代)の現在の価格帯はいくら?
・フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)で賢く購入するチェックポイント
- AirPods Pro(第1世代)はApple公式で本当に販売終了したの?
- なぜ「売ってない」状況になったのか?販売終了の背景を解説
- 今すぐ新品のAirPods Pro(第1世代)を手に入れる方法は?
- 【中古市場】AirPods Pro(第1世代)の現在の価格帯はいくら?
- フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)で賢く購入するチェックポイント
- 大手中古販売店(ゲオ・じゃんぱら)での在庫状況とメリット
- 楽天市場やYahoo!ショッピングで第1世代を買う際の注意点
- AirPods Pro(第1世代)特有の「ノイズ問題」を知っておこう
- 購入後に故障したら?Appleのサービス・修理サポートは受けられる?
- 第2世代との違いは?今あえて第1世代を選ぶメリットとデメリット
- 第1世代の代替品として検討すべきおすすめのワイヤレスイヤホン
- 【Q&A】AirPods Proのイヤホンだけ/ケースだけを交換する方法
- 偽物に騙されない!中古購入時に確認すべき「正規品の見分け方」
- 第2世代との違いは?今あえて第1世代を選ぶメリットとデメリット
- モモストアが考える!第1世代は「今」買うべきか?総合判断
AirPods Pro(第1世代)はApple公式で本当に販売終了したの?

結論からお伝えすると、AirPods Pro(第1世代)は、すでにApple公式では新品の販売が終了しています。
「やっぱりそうか…」とがっかりされた方もいるかもしれませんね。ですが、これはApple製品の歴史を考えれば自然な流れなんです。
第1世代は2019年10月30日に華々しく登場し、その圧倒的なノイズキャンセリング性能で世界中を驚かせました。しかし、2022年9月にAirPods Pro(第2世代)が登場したことに伴い、Appleの製品ラインナップから第1世代は姿を消すことになったんです。
主要な家電量販店や、Apple製品を扱う正規販売店でも、新品の在庫はほぼ残っていません。
もし店頭で見かけたとしても、それは発売当時の在庫の残り、いわゆるデッドストックである可能性が非常に高いでしょう。
ですから、「売ってない」という感覚は、公式ルートや新品市場に限って言えば、まさにその通りということになります。
Appleの製品サイクルから見る販売終了の必然性
Appleは、新しい世代の製品を発売する際、旧世代の製品を段階的に販売終了にするのが一般的な戦略です。これは、常に最新のテクノロジーをユーザーに提供し、製品ラインナップをシンプルに保つためなんですね。
AirPods Proの場合も、第2世代がH2チップという新しい心臓部を搭載し、ノイズキャンセリング性能やバッテリー持続時間を大幅に向上させたことで、第1世代はその役目を終えた形になります。
この「世代交代」は、私たちユーザーにとっては少し寂しいことかもしれませんが、技術の進化の証でもあります。
公式での新品入手の道は途絶えたものの、中古市場やフリマアプリでは、まだまだ活発に取引されています。
もしあなたが「どうしても第1世代がいい!」という強いこだわりを持っているなら、次の章で解説する裏ルートを探る価値は十分にありますよ!
中古品であっても、その魅力を再発見できるかもしれませんし、何より第2世代に比べてグッとお得に手に入る可能性がありますからね。
「認定整備済製品」で第1世代は復活する可能性はある?
Appleには、一度回収した製品を厳密にチェックし、新品同様の状態にして再販売する「認定整備済製品」というプログラムがあります。
MacBookやiPadなどでは、この整備済製品が狙い目となることが多いのですが、残念ながらAirPods Proに関しては、この整備済製品として第1世代が出回ることは、現時点では非常に稀です。
整備済製品の対象となるのは、基本的に現行モデルか、ごく最近まで販売されていたモデルが中心です。
AirPods Proも現在は第2世代が主流ですので、今後もし整備済製品として登場するとしても、第2世代が中心になるでしょう。
したがって、公式な新品に近い形での第1世代の復活は、期待薄だと考えておくのが現実的です。私たちが取るべき戦略は、非公式なルート、つまり中古市場を攻めることになりますね。
なぜ「売ってない」状況になったのか?販売終了の背景を解説
AirPods Pro(第1世代)が「売ってない」という状況の裏には、Appleの製品戦略と、私たちユーザーのニーズの変化が深く関わっています。単なる古いモデルだからという理由だけではない、いくつかの重要な背景があるんですよ。
H2チップ搭載の第2世代への完全移行
第1世代の心臓部は「H1チップ」でしたが、第2世代ではさらに進化した「H2チップ」が搭載されました。
このH2チップの登場は、ただのマイナーチェンジではありません。ノイズキャンセリング性能が劇的に向上し、外音取り込みモードもより自然になったほか、バッテリー効率も改善されています。
Appleとしては、より優れたユーザー体験を提供できる第2世代に製品ラインナップを一本化したいという明確な意図があるため、第1世代の販売を終了するのは当然の流れと言えるでしょう。
ユーザー側から見ても、ノイズキャンセリングを目的としてAirPods Proを選ぶ以上、最新で最高の性能を持つ第2世代を選ぶ傾向が強くなりました。
公式に第1世代を併売するメリットが、Apple側にも、ユーザー側にも少なくなったことが、「売ってない」状況を決定づけた最大の要因です。
LightningからUSB-Cへの充電規格の変更
もう一つ、重要な変更点として充電規格の変更があります。
第1世代の充電ケースはLightningコネクタを採用していましたが、2023年以降に発売された新しいAirPods Pro(第2世代)では、USB-Cコネクタを搭載した充電ケースが標準となりました。
これは、EU(ヨーロッパ連合)の規制に対応するためや、iPhoneやiPadなど他のApple製品の充電規格がUSB-Cに統一されつつある流れを受けたものです。
もしAppleが第1世代の販売を続けるとしたら、わざわざ充電ケースをUSB-C仕様に作り直す必要が出てきます。採算性や開発リソースを考えれば、旧世代のモデルにそこまでコストをかけるのは合理的ではありませんよね。
この充電規格の統一化も、第1世代が市場から姿を消した大きな理由の一つです。
無償修理プログラムの終了と品質問題
実は、AirPods Proの第1世代には、発売当初から特定の製造期間の製品で「異音(ノイズ)の問題」が発生していました。具体的には、大音量時やノイズキャンセリング使用時に、パチパチ、バリバリといった異音が発生するケースです。
Appleはこれに対応するため、「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」を提供していました。
しかし、このプログラムも製品の発売から時間が経過したことで、多くの方が修理期間の対象外となってしまいました。
これは、今から第1世代を購入しようとする方にとって、非常に重要な問題です。
「AirPods Pro 第1世代 ノイズ問題」について、中古品市場ではノイズ発生のリスクがある製品が多く出回っている可能性があるということです。
Apple側としても、品質上のリスクがある旧製品を公式に販売し続けることは避けたかったのでしょう。
今すぐ新品のAirPods Pro(第1世代)を手に入れる方法は?
公式販売は終了しているものの、「どうしても新品未開封の第1世代が欲しい!」という熱心なファンの方もいらっしゃるはずです。
そんな方に、現実的に新品のAirPods Pro(第1世代)を手に入れることができる、わずかな可能性を秘めたルートを解説します。
【可能性:極小】大手家電量販店の「デッドストック」を探す
前述の通り、大手家電量販店や正規販売店では、新品のAirPods Pro(第1世代)はほとんど在庫が残っていません。
しかし、稀に非常に小さな地域限定の店舗や、在庫管理が古い町の電気屋さんなどで「デッドストック」として残っているケースがごく稀にあります。
この方法に賭ける場合は、オンラインで検索しても出てこないため、直接店舗に電話で問い合わせたり、実際に足を運んでみたりする「地道な努力」が必要になります。
成功率は低いですが、もし見つかれば、それはプレミア価格ではなく、当時の正規価格に近い価格で手に入るかもしれません。一種の宝探しですね。
【可能性:高】フリマアプリ・オークションの「新品未開封」
最も可能性が高いのは、メルカリやYahoo!オークションなどの個人間取引のプラットフォームです。
ここでは、「景品でもらった」「プレゼントされたが使わなかった」といった理由で、新品未開封のまま保管されていた第1世代が出品されることがあります。
ただし、ここで注意しなければならないのは、価格が高騰しているケースが多いという点です。
新品未開封品は、もはやコレクターズアイテムのような扱いになるため、第2世代の新品価格(約4万円前後)と変わらない、あるいはそれ以上の高値が付けられることも珍しくありません。
また、新品未開封と偽って、巧妙に作られた偽物(コピー品)が出品されているリスクもゼロではありません。特に、相場より異常に安い場合は警戒が必要です。この偽物対策については、後ほど詳しく解説します。
新品を購入する際の保証とリスク
たとえ新品未開封の第1世代を手に入れたとしても、「保証が切れている」という最大のリスクを理解しておく必要があります。
AirPods Proの限定保証は通常、購入日から1年間です。第1世代はすでに販売終了から数年が経過しているため、保証期間は確実に切れています。
万が一、初期不良(ノイズ問題など)が発生した場合でも、無償修理や交換の対象外となるため、修理費用は全額自己負担となります。
「新品未開封」という言葉の誘惑に負けず、購入前に必ずシリアル番号を確認し、Appleのサポートページで保証状況をチェックするよう心がけましょう。
【中古市場】AirPods Pro(第1世代)の現在の価格帯はいくら?
新品の入手が難しいとなると、現実的な選択肢は中古品となります。中古市場では、AirPods Pro(第1世代)は非常に活発に取引されており、価格帯も幅広いです。
ここでは、主要な販売チャネルごとに、ざっくりとした現在の価格相場と、価格を左右する要因を詳しく見ていきましょう。
中古品の価格帯を決定する3つの要素
第1世代の中古価格は、以下の3つの要素によって大きく変動します。
- 付属品の有無と状態:
箱やイヤーチップ(特に予備のもの)、Lightningケーブルが揃っているかどうかは重要なポイントです。付属品が全て揃っていると、価格は高くなります。 - 本体(イヤホン・ケース)のキズや汚れ:
使用感の少ない美品は当然高くなりますが、ケースにスレやキズが多いもの、イヤホン本体が変色しているものは価格が下がります。 - 動作の状況(特にノイズキャンセリング機能):
これが最も重要です。前述の異音問題が発生していないか、ノイズキャンセリング機能が正常に動作するかどうかで、価格は数千円~1万円以上変わることもあります。
「ジャンク品」「ノイズあり」と明記されているものは、驚くほど安価ですが、そのままでは実用が難しいことを理解しておく必要があります。
主要チャネル別!AirPods Pro(第1世代)の価格相場表
現在の主要な中古販売チャネルでの大まかな相場感をまとめました。
価格は、あくまで状態や時期によって変動しますので、一つの目安として参考にしてください。
| 販売チャネル | 状態の目安 | 相場価格帯(円) | 特徴とリスク |
| フリマアプリ(メルカリなど) | 美品・動作確認済みフルセット | 10,000円 ~ 18,000円 | 価格交渉の余地あり。ただし、偽物や動作不良のリスクあり。 |
| 中古専門店(じゃんぱら、イオシスなど) | 中古良品~美品(保証付き) | 12,000円 ~ 20,000円 | 価格は高めだが、店舗保証(数週間~数ヶ月)が付く安心感。 |
| ジャンク品/部品取り(フリマ、専門店) | 片耳のみ、ケースのみ、ノイズありなど | 3,000円 ~ 8,000円 | 修理や部品交換の知識がある人向け。普通に使用するのは困難。 |
| 楽天市場/Yahoo!ショッピング(中古店) | 中古品(店舗による) | 8,000円 ~ 15,000円 | ポイント還元がある場合も。店舗の評価やレビューを要チェック。 |
もしあなたが、「とにかくノイズキャンセリング機能を使いたい!」と考えているなら、価格が少し高くても、中古専門店や信頼できる出品者から、動作保証付きのものを購入するのが最も安全で確実な方法です。
「AirPods Pro 第1世代 中古価格」をチェックして、リアルタイムの相場感を掴んでみてくださいね。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)で賢く購入するチェックポイント
AirPods Pro(第1世代)を最も手軽かつ安価に入手できる可能性があるのが、メルカリやラクマといったフリマアプリです。しかし、その手軽さの裏には、偽物や動作不良品に遭遇するリスクが潜んでいます。
ここでは、失敗しないために、購入前に必ず確認すべき「賢いチェックポイント」をモモストアが伝授します!
チェックポイント1: 偽物リスクを回避する「シリアル番号」の確認
フリマアプリで最も警戒すべきは偽物です。見た目はそっくりでも、ノイズキャンセリング性能はゼロ、すぐに壊れるといった粗悪品が大量に出回っています。
購入前の最重要チェック事項は、「シリアル番号を教えてもらう」ことです。
出品者に充電ケース内側などに記載されているシリアル番号の画像を要求し、その番号をAppleの保証状況確認ページで入力してみましょう。
もし「有効な購入日ではありません」や「シリアル番号が確認できません」と出た場合は、その製品は偽物である可能性が極めて高いです。
また、シリアル番号は本物でも、中身だけをすり替えた「合わせ技」の偽物もあるため、次のポイントも合わせて確認しましょう。
チェックポイント2: 出品者の評価と取引実績を徹底検証
フリマアプリでは、出品者の評価が信頼性のバロメーターになります。
- 「良い評価」の割合: 95%以上を目安にしましょう。
- 取引実績: AirPods Pro(第1世代)のような高額な電子機器の取引実績が過去にあるか、またその際の評価コメントはどうだったかを確認します。
- 評価コメントの内容: 「迅速な対応」だけでなく、「商品説明通りだった」「動作に問題なかった」といった具体的なコメントがあるかをチェックしましょう。
- 新規アカウントや評価ゼロ: 価格が相場より大幅に安いにも関わらず、評価がゼロの新規アカウントからの購入は、リスクが高すぎるため避けるのが賢明です。
チェックポイント3: 動作確認と付属品に関する質問
トラブルを未然に防ぐために、具体的な質問を投げかけましょう。
- ノイズキャンセリングの動作: 「ノイズキャンセリングや外音取り込みモード使用時に、パチパチ、バリバリといった異音(ノイズ)は発生しませんか?」と直接確認する。
- バッテリーの持ち: 「フル充電から連続で何時間くらい使用可能ですか?」と、具体的な使用感を聞く。第1世代は経年劣化でバッテリーが消耗していることが多いため、過度な期待は禁物ですが、極端に短い場合は購入を見送るべきです。
- MagSafe充電ケースかどうか: 第1世代には、ワイヤレス充電対応ケースとMagSafe対応ケースの2種類があります。どちらのモデルかを確認しましょう。(MagSafe対応ケースの方が新しいモデルです)
これらの質問に対し、曖昧な返答をしたり、質問を無視したりする出品者は、信頼できないと判断して購入を控えるべきです。
大手中古販売店(ゲオ・じゃんぱら)での在庫状況とメリット
フリマアプリは価格が魅力ですが、保証がないのがネックですよね。そこで、次に検討したいのが、ゲオやじゃんぱら、ハードオフといった大手の中古販売店です。
これらの店舗での購入は、フリマアプリにはない「安心感」という大きなメリットがあります。
大手中古店の「安心感」という最大のメリット
中古専門店で購入する最大のメリットは、「動作保証が付いていること」に尽きます。
フリマアプリの場合、「購入後の動作不良は自己責任」となるケースがほとんどですが、中古専門店では、独自の数週間から数ヶ月間の保証期間を設けている場合が多いです。
もし購入直後にノイズキャンセリングの不具合や、接続不良などの初期不良が発生しても、保証期間内であれば交換や返金に応じてくれるため、高額な買い物をする上での安心感がまるで違います。
また、これらの店舗ではプロのスタッフが事前に動作チェックやクリーニングを行っているため、偽物が混入するリスクも極めて低いです。
主要中古販売店の在庫傾向と探し方
大手中古販売店と言っても、それぞれ在庫の傾向や探し方に特徴があります。
- ゲオ(GEO):
ゲームやスマホの取り扱いが多いイメージですが、ワイヤレスイヤホンの取り扱いも豊富です。オンラインストアで在庫をチェックできるほか、実店舗では比較的リーズナブルな価格で見つかることがあります。 - じゃんぱら:
PCやスマホなどデジタル製品に特化した専門店で、AirPods Proの在庫も豊富です。オンラインストアでは、詳細な状態や付属品の有無が細かく記載されているため、遠方からでも安心して購入できます。 - ハードオフ(Hard Off):
「ジャンク品」コーナーの印象が強いかもしれませんが、動作確認済みの良品も多く取り扱っています。ただし、在庫は店舗ごとに大きく異なるため、お近くの店舗を巡る「店舗巡り」が楽しいかもしれません。
中古専門店でも価格がピンキリな理由
中古専門店でも、AirPods Pro(第1世代)の価格には幅があります。これは主に、前述の「状態」と「モデル」の違いによるものです。
具体的には、「ワイヤレス充電対応ケース」モデルよりも、「MagSafe充電ケース」モデルの方が、製造時期が新しく、状態が良いものが多いため、高値で販売される傾向があります。
また、イヤホン本体やケースを交換した履歴がある「整備済み」に近い製品は、特に価格が高く設定されますが、その分バッテリーの持ちが良いなど、安心して使える可能性が高くなります。
価格は高いと感じても、長い目で見てトラブルなく使い続けたいなら、中古専門店での「保証付き良品」の選択を強くおすすめします。
楽天市場やYahoo!ショッピングで第1世代を買う際の注意点
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトも、AirPods Pro(第1世代)を探す上での重要なチャネルです。
ただし、公式の新品販売がない現在、これらのECサイトで販売されているのは、主に「中古品」か「並行輸入品」のいずれかになります。ポイント還元やセールを活用できるメリットがある反面、ECサイトならではの注意点を知っておく必要があります。
ECサイトで見かける「並行輸入品」とは?
ECサイトで「新品」として売られている第1世代のAirPods Proの多くは、「並行輸入品」である可能性が高いです。
並行輸入品とは、正規のルート(Apple Japan)を通さずに、海外の正規販売店などから輸入された製品のことです。
- 価格: 正規販売当時の価格より高額になっていることが多いです。
- 品質: 基本的には本物のApple製品ですが、海外モデルのため、日本の技適マーク(電波法に基づく認証マーク)がない場合があります。
- 保証: メーカー保証(Appleの限定保証)が、日本国内で適用されない、あるいは非常に限定的になる可能性があるため、購入前に必ず販売店舗の保証規定を確認してください。
並行輸入品は、新品であっても実質的に「保証なし」のリスクを背負うことになるため、価格とリスクを天秤にかける必要があります。
「中古品」販売店を選ぶ際の重要ポイント
楽天市場やYahoo!ショッピングには、多くの専門の中古販売店が出店しています。これらの店舗から購入する場合は、以下の点に注目してください。
- 店舗の評価とレビュー:
過去の購入者の評価(星の数)はもちろん、特に「中古品の状態に関する具体的なレビュー」を読み込みましょう。「記載通りの美品だった」「バッテリーの持ちが悪かった」といった生の声は非常に参考になります。 - 保証期間と内容:
店舗独自の保証(初期不良対応期間)が何日間あるのか、具体的な保証の範囲はどこまでなのかをしっかり確認してください。「ジャンク品」や「現状渡し」と明記されているものは、保証対象外となるため避けるのが無難です。 - 付属品の明記:
「箱なし」「イヤーチップ欠品」「ケーブルなし」など、付属品が明確に記載されているかを確認しましょう。
ECサイトでの購入は、自宅にいながら手軽に、しかもポイントを利用してお得に購入できる大きなメリットがあります。しかし、販売元がAppleではなく、あくまで出店している中古店舗であることを念頭に置いて、慎重に店舗選びを行ってくださいね。
AirPods Pro(第1世代)特有の「ノイズ問題」を知っておこう
AirPods Pro(第1世代)の中古品購入を検討する上で、最も知っておくべき重要な問題が「ノイズ問題」です。
これは一部の製品で確認された現象で、中古市場にもその影響が残っているため、予備知識としてしっかりと理解しておきましょう。
ノイズ問題(異音)の具体的な症状とは?
AirPods Pro(第1世代)で報告された音の問題は、主に以下の2つの症状です。
- パチパチ、バリバリといった異音:
特に激しい運動中や、電話で話している時、周囲の騒音レベルが高い場所でノイズキャンセリング機能をオンにしている時に、断続的な異音が発生する。 - ノイズキャンセリング機能の低下:
ノイズキャンセリング機能が、以前と比べて効かなくなっている、または低音域のノイズを遮断できていないと感じる。
この問題は、イヤホン本体内部のコンポーネントの故障が原因であるとされていました。
「修理サービスプログラム」はすでに終了している?
Appleは、この問題に対応するため「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」を提供していました。
これは、対象となる製造期間のAirPods Proであれば、購入後3年以内は無償で交換・修理を受けられるというものでしたが、このプログラムの受付は、多くの製品で期限切れとなっています。
あなたがこれから購入する中古品が、このプログラムの対象期間内である可能性は極めて低いです。
中古品でノイズ問題のある製品を買ってしまったら
もし中古品を購入し、ノイズ問題が発生してしまった場合、どうなるでしょうか。
- フリマアプリの場合:
出品時に「ノイズなし」と明記されていたにもかかわらず、届いてすぐにノイズが出た場合は、出品者に連絡して返品・返金を交渉しましょう。ただし、出品者が応じてくれるかどうかは、フリマアプリの運営会社のルールや、出品者個人の誠意に委ねられる部分が大きいです。 - 中古専門店の場合:
保証期間内であれば、お店に連絡すれば交換・返品の対応を受けられます。保証期間外の場合は、Appleの正規サービスプロバイダに持ち込むしかありませんが、修理費用はかなり高額(片耳やケースだけで1万円以上かかることも)になります。
ノイズ問題は第1世代の持病のようなものですから、中古購入の際は、「ノイズが発生したら買い替えを検討する」くらいの気持ちで、比較的安価な製品を選ぶか、あるいは最初からノイズ対策が施された第2世代を検討する方が、結果的にストレスなく使えるかもしれません。
購入後に故障したら?Appleのサービス・修理サポートは受けられる?
中古のAirPods Pro(第1世代)を安く手に入れたとしても、長く使いたいですよね。しかし、精密機器である以上、いつかは故障やバッテリーの寿命が訪れます。
もし購入後にトラブルが発生した場合、Appleの正規のサポートは受けられるのでしょうか?
保証が切れたAirPods Proの修理費用
前述の通り、第1世代はほぼ全てが限定保証期間(1年間)を過ぎています。そのため、修理やバッテリー交換は全て「保証対象外」となり、費用が発生します。
Appleのサポートページで公表されている、AirPods Proの保証対象外サービス料金の例を見てみましょう。
| サービス内容 | 保証対象外サービス料金の目安(片方・税別) | 保証対象外サービス料金の目安(ケース・税別) |
| バッテリーサービス(イヤホン・ケース) | 約7,800円 | 約7,800円 |
| その他の修理サービス(紛失・故障など) | 約12,000円 | 約12,000円 |
※上記の価格はあくまで目安です。最新の情報はAppleの公式サイトや正規サービスプロバイダでご確認ください。
ご覧の通り、片耳のイヤホンが故障しただけで、中古の第1世代が買えてしまうほどの費用がかかってしまいます。両耳やケースも故障したら、新しい第2世代が買えてしまうレベルの出費になる可能性も…。
第1世代の経年劣化は避けられないため、「修理費用を考えると、中古の第1世代は消耗品と割り切る必要がある」という認識を持っておきましょう。
AppleCare+に後から加入することはできる?
通常、Apple製品には購入日から30日以内であれば、AppleCare+という延長保証サービスに加入できます。これに加入していれば、過失による損傷でも低額なサービス料で修理や交換を受けられます。
しかし、中古で購入した、しかも販売終了した第1世代のAirPods Proに、後からAppleCare+に加入することはできません。
第1世代は、発売から時間が経っているため、Appleのデータベースで保証期限が切れていると判断されてしまいます。
そのため、中古品を選ぶ際は、保証を期待せず、現在の状態が最良であるものを選ぶことが何よりも重要になります。
第2世代との違いは?今あえて第1世代を選ぶメリットとデメリット
第1世代が「売ってない」状況で、新品の第2世代が公式で販売されている今、なぜあえて第1世代を選ぶべきなのか?
第1世代ならではのメリットと、避けて通れないデメリットを、第2世代との比較を交えて正直に解説します。
今あえて第1世代を選ぶ3つのメリット
第1世代が今でも人気を保っているのは、以下の3つのメリットがあるからです。
- 中古価格の圧倒的な安さ:
これが最大のメリットです。第2世代の新品価格(約4万円)と比べると、第1世代の中古良品は1万円台から手に入ります。ノイズキャンセリングや音質を試してみたい、というエントリーユーザーには最適の価格帯です。 - 音質の評価は今でも高い:
第1世代の音質は、実は今でも非常にバランスが良く、ファンが多いんです。第2世代はよりクリアで分析的な音質になったのに対し、第1世代は「温かみがある」「聴き疲れしにくい」という意見もあります。音質の好みで第1世代を選ぶ方も少なくありません。 - 初代ならではのシンプルなデザイン:
第2世代はケースにストラップホールやスピーカーが搭載されましたが、第1世代は非常にシンプルでコンパクトなデザインです。よりミニマルなデザインを好む方には、第1世代が好まれることもあります。
第1世代を選ぶ際の4つのデメリット
一方で、中古の第1世代には、最新機種にはない決定的なデメリットがあります。
- バッテリーの劣化:
最も深刻な問題です。第1世代は発売から数年が経過しているため、中古品はバッテリーの持続時間が新品当時より確実に短くなっています。長時間の移動や会議には向かない可能性があります。 - ノイズキャンセリング性能が劣る:
第2世代がH2チップでノイキャン性能を大幅に向上させたため、第1世代の性能は相対的に見劣りします。「ノイズを完全に消したい」という目的が強いなら、第1世代では物足りなく感じるかもしれません。 - 前述の「ノイズ問題」のリスク:
経年による異音発生のリスクが常に伴います。 - 充電規格が古い(Lightning):
最新のiPhoneやiPadがUSB-Cに移行しているため、充電のためにLightningケーブルを持ち歩く必要が出てきます。
第1世代 vs 第2世代 スペック比較表
具体的な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | AirPods Pro(第1世代) | AirPods Pro(第2世代/USB-C) |
| 発売年 | 2019年10月 | 2022年9月(USB-Cは2023年9月) |
| チップ | Apple H1 | Apple H2 |
| ノイキャン性能 | 標準(高い) | 第1世代の最大2倍(非常に高い) |
| バッテリー持続時間(イヤホン単体) | 最大4.5時間 | 最大6時間 |
| 充電ケースの端子 | Lightning | USB-C |
| ケース機能 | MagSafe対応(一部モデル) | 「正確な場所を見つける」機能、スピーカー搭載 |
| イヤーチップ | 4サイズ(S/M/L) | 4サイズ(XS/S/M/L) |
第1世代の代替品として検討すべきおすすめのワイヤレスイヤホン
「第1世代を探していたけど、ノイズ問題やバッテリー劣化のリスクを考えると、やっぱり躊躇してしまう…」という方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたのために、第1世代に近い価格帯で手に入り、かつノイズキャンセリング性能や音質に優れた、おすすめのワイヤレスイヤホン(AirPods Proの代替品)をモモストアが厳選してご紹介します。
代替品選びのポイントは「ノイズキャンセリング」と「価格」
AirPods Proを選ぶ人の多くは、その高いノイズキャンセリング性能を求めています。代替品を選ぶ際も、このノイキャン性能は譲れないポイントですよね。
また、第1世代の中古価格(1万円~2万円程度)を予算の目安とするなら、その価格帯で最高のパフォーマンスを発揮するモデルを選ぶのが賢明です。
ここでは、特に評判の良い3つのカテゴリーのイヤホンをご紹介します。
もし他のメーカーの選択肢も知りたい場合は、ぜひ「ノイズキャンセリング ワイヤレスイヤホン おすすめ」で最新情報を検索してみてください。
代替品おすすめ1:【最強ノイキャン】SONY WF-1000XMシリーズ
ワイヤレスイヤホンの分野で、AirPods Proと常に比較されるのが、ソニーの「WF-1000XM」シリーズです。
特に最新モデルはノイズキャンセリング性能が非常に高く、「静寂性」という点ではAirPods Proに匹敵、あるいは凌駕しているという評価も多いです。
- 第1世代代替としてのおすすめ:
最新の「WF-1000XM5」は高価ですが、一つ前のモデルである「WF-1000XM4」は、中古や型落ち新品であれば第1世代の中古品と同等か、少し上の価格帯で購入できるチャンスがあります。XM4はノイズキャンセリング性能も高く、バッテリー持続時間もAirPods Pro(第1世代)より優れているため、「とにかくノイズを消したい」という方には最良の代替品となるでしょう。
代替品おすすめ2:【コスパ最強】Anker Soundcore Libertyシリーズ
「予算は抑えたいけど、ノイズキャンセリングも欲しい」という方に絶大な人気を誇るのが、AnkerのSoundcoreシリーズです。
このシリーズは、1万円台で購入できるモデルが多く、価格以上のノイズキャンセリング性能と、迫力ある重低音サウンドが魅力です。
- 第1世代代替としてのおすすめ:
「Soundcore Liberty 4 NC」や、フラッグシップモデルの「Soundcore Liberty 3 Pro」などは、AirPods Pro(第1世代)の中古相場とほぼ同価格帯か、それ以下で購入できます。特に、バッテリー持続時間はAnker製品の方が長い傾向があるため、「長時間使いたい」という方や、「初めてノイキャンイヤホンを買う」という方には、最も現実的でリスクの低い選択肢と言えます。
代替品おすすめ3:【Apple連携重視】Beats Studio Buds / Beats Fit Pro
もしあなたがiPhoneユーザーで、Apple製品同士のスムーズな連携(H1チップの恩恵)は捨てたくない、という場合は、Apple傘下のBeats製品が代替品候補になります。
これらの製品はAirPods Proほどではないものの、ペアリングの速さや、iCloudでのデバイス間連携がスムーズというメリットがあります。
- 第1世代代替としてのおすすめ:
「Beats Studio Buds」はAirPods Proより安価でノイズキャンセリング機能を搭載しており、手軽にAppleのエコシステムを体験したい方に最適です。「Beats Fit Pro」は運動にも適したウィングチップ付きで、H1チップを搭載しているため、Apple製品との親和性は抜群です。
【Q&A】AirPods Proのイヤホンだけ/ケースだけを交換する方法
第1世代のAirPods Proを中古で購入したものの、「片耳だけ無くした!」「ケースだけ壊れた!」といったトラブルは、意外と多いものです。
中古品は保証がないため、このような場合でもAppleのサポートに頼ることはできるのでしょうか?
ここでは、イヤホンやケースといったパーツ単位での交換・修理サービスについて解説します。
Apple公式の「パーツ交換」サービスを利用する
AirPods Proは、イヤホン(左右)や充電ケースを単体で交換・購入することができます。
たとえ保証期間が切れていても、Appleの正規サービスプロバイダに持ち込むことで、有償でパーツを交換してもらうことが可能です。
料金は前述の通り、片耳あたり1万円前後、ケースも1万円前後と、決して安くはありませんが、確実に「正規品」の新品パーツを手に入れられるという安心感があります。
パーツ交換の主な流れは以下の通りです。
- Appleのサポートページや電話で予約をする。
- サービスプロバイダ(Apple Storeや正規修理店)に故障した本体を持ち込む。
- 修理担当者が状態を確認し、交換費用を提示される。
- 費用を支払い、新しいパーツを受け取る。
中古で購入した第1世代でも、この有償交換サービスは利用できます。ただし、交換されるパーツは、現行で利用可能な最新の互換パーツ(例えばMagSafe対応ケースなど)になる可能性もあります。
非公式なパーツ販売サイトのリスク
インターネット上には、「AirPods Proの片耳だけを格安で販売します」といった非公式のパーツ販売サイトも存在します。
一見、安く済むように見えますが、これらのパーツは以下の大きなリスクが伴うため、モモストアとしてはおすすめできません。
- 偽物の可能性:
パーツ単体であっても、見た目だけを似せた偽物である可能性があり、すぐに故障したり、正規品とペアリングできなかったりするトラブルが頻発しています。 - 技適マークなし:
特に海外から輸入されたパーツは、日本の電波法に適合していることを示す「技適マーク」がない場合があり、日本国内で使用すると法律違反となるリスクがあります。 - ファームウェア問題:
正規品のイヤホンと非正規品のケースなど、異なるパーツを組み合わせると、ファームウェアのアップデートが正常に行われず、動作が不安定になることがあります。
AirPods Proのペアリングと初期化について
新しいパーツに交換したり、中古品を購入したりした際は、「初期化(リセット)」と「再ペアリング」が必須になります。
ケースの裏側にある設定ボタンを長押しすることで、初期化が行えます。これにより、以前の所有者とのペアリング情報を完全に削除し、あなたのiPhoneとスムーズに接続できるようになります。
中古品を譲り受けた際、もしリセット方法が分からない場合は、AirPods Pro リセット方法を検索してみてくださいね。
偽物に騙されない!中古購入時に確認すべき「正規品の見分け方」
中古市場、特にフリマアプリや海外通販サイトでAirPods Pro(第1世代)を購入する際に、最も気をつけたいのが「偽物」の存在です。
今の偽物は非常に精巧に作られており、パッと見では正規品と区別がつかないものも多いです。しかし、よく見ると必ずどこかに「怪しい点」があります。
偽物と正規品を区別する4つのポイント
高価なAirPods Proで失敗しないために、購入前にチェックすべき4つのポイントを具体的に解説します。
- シリアル番号の確認(最重要):
これは前述した通り、Appleの公式サイトでシリアル番号を入力し、製品情報がヒットするかどうかを確認することです。偽物の場合、全く反応しないか、あるいは適当な番号が表示されてしまうことが多いです。ただし、近年は本物のシリアル番号を転用している悪質な偽物もあるため、これだけで判断するのは危険です。 - パッケージと印刷の品質:
偽物は、パッケージの紙質や印刷が粗悪なことが多いです。- フォントのチェック: ロゴや文字のフォント(書体)がApple純正品とわずかに違う、またはぼやけている。
- 印字のチェック: 充電ケースの裏側やイヤホン本体に記載されているモデル番号やシリアル番号の印字が薄い、または滲んでいる。
- パッケージの開け方: Apple純正のパッケージは、非常にスムーズに開けられるように設計されていますが、偽物は開封時の感触がチープだったり、包装のビニールが安っぽかったりします。
- ケースのヒンジ(蝶番)とマグネット:
AirPods Proの充電ケースは、フタの開閉感が非常にスムーズで、カチッと閉まるマグネットの強さが絶妙です。偽物は、フタを開閉するヒンジ部分がグラグラしていたり、マグネットが弱すぎたり、あるいは強すぎて開けにくかったりするなど、細部に粗があります。この「操作感」は、偽物が見破られやすいポイントの一つです。
- ノイズキャンセリングの機能性:
接続して実際に使用してみた場合、偽物はすぐにバレます。- ノイキャンの効果: 偽物はノイズキャンセリング機能が全く効かないか、あるいは非常に効果が弱いことが多いです。
- ペアリング時の画面: 偽物は接続時に本物そっくりのポップアップ画面が出ますが、そのフォントやアニメーションがわずかに不自然な場合があります。
偽物を見破る!ケース内側の刻印の違い
特に、充電ケースの内側にある刻印は、偽物を見破る大きな手がかりになります。
正規品は非常に精密で、微細な文字までくっきりとした「レーザー刻印」が施されていますが、偽物は単なる「印刷」や「ペイント」で、触るとザラザラしていたり、少し擦っただけで消えそうだったりします。
中古品を購入する際は、出品者に「充電ケースのフタを開けた内側」のアップ写真を要求し、刻印の美しさと精巧さを確認しましょう。
第2世代との違いは?今あえて第1世代を選ぶメリットとデメリット
第1世代が「売ってない」状況で、新品の第2世代が公式で販売されている今、なぜあえて第1世代を選ぶべきなのか?
第1世代ならではのメリットと、避けて通れないデメリットを、第2世代との比較を交えて正直に解説します。
今あえて第1世代を選ぶ3つのメリット
第1世代が今でも人気を保っているのは、以下の3つのメリットがあるからです。
- 中古価格の圧倒的な安さ:
これが最大のメリットです。第2世代の新品価格(約4万円)と比べると、第1世代の中古良品は1万円台から手に入ります。ノイズキャンセリングや音質を試してみたい、というエントリーユーザーには最適の価格帯です。 - 音質の評価は今でも高い:
第1世代の音質は、実は今でも非常にバランスが良く、ファンが多いんです。第2世代はよりクリアで分析的な音質になったのに対し、第1世代は「温かみがある」「聴き疲れしにくい」という意見もあります。音質の好みで第1世代を選ぶ方も少なくありません。 - 初代ならではのシンプルなデザイン:
第2世代はケースにストラップホールやスピーカーが搭載されましたが、第1世代は非常にシンプルでコンパクトなデザインです。よりミニマルなデザインを好む方には、第1世代が好まれることもあります。
第1世代を選ぶ際の4つのデメリット
一方で、中古の第1世代には、最新機種にはない決定的なデメリットがあります。
- バッテリーの劣化:
最も深刻な問題です。第1世代は発売から数年が経過しているため、中古品はバッテリーの持続時間が新品当時より確実に短くなっています。長時間の移動や会議には向かない可能性があります。 - ノイズキャンセリング性能が劣る:
第2世代がH2チップでノイキャン性能を大幅に向上させたため、第1世代の性能は相対的に見劣りします。「ノイズを完全に消したい」という目的が強いなら、第1世代では物足りなく感じるかもしれません。 - 前述の「ノイズ問題」のリスク:
経年による異音発生のリスクが常に伴います。 - 充電規格が古い(Lightning):
最新のiPhoneやiPadがUSB-Cに移行しているため、充電のためにLightningケーブルを持ち歩く必要が出てきます。
第1世代 vs 第2世代 スペック比較表
具体的な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | AirPods Pro(第1世代) | AirPods Pro(第2世代/USB-C) |
| 発売年 | 2019年10月 | 2022年9月(USB-Cは2023年9月) |
| チップ | Apple H1 | Apple H2 |
| ノイキャン性能 | 標準(高い) | 第1世代の最大2倍(非常に高い) |
| バッテリー持続時間(イヤホン単体) | 最大4.5時間 | 最大6時間 |
| 充電ケースの端子 | Lightning | USB-C |
| ケース機能 | MagSafe対応(一部モデル) | 「正確な場所を見つける」機能、スピーカー搭載 |
| イヤーチップ | 4サイズ(S/M/L) | 4サイズ(XS/S/M/L) |
モモストアが考える!第1世代は「今」買うべきか?総合判断
さて、ここまでAirPods Pro(第1世代)が「売ってない」現状から、購入ルート、リスク、そして後継機との比較までを詳しく解説してきました。
最後に、筆者であるモモストアとして、「今、あなたは第1世代を買うべきか?」という最も重要な問いに対する総合的な判断をお伝えします。
結論:第1世代は「特定の目的がある人」にだけおすすめ
モモストアの結論は、「目的が明確な方、または予算が極端に限られている方のみ、中古の第1世代を検討すべき」です。
以下のフローチャートで、ご自身がどちらのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。
【AirPods Pro(第1世代)購入判断フロー】
- Q1. ノイズキャンセリングの性能は「最強」でなくても良い?
- Yes: → Q2へ
- No: → 第2世代または他の最新ノイキャン機を買うべき!
- Q2. バッテリーの持ちは「短くても気にしない」?
- Yes: → Q3へ
- No: → 第2世代または他の最新機種を買うべき!
- Q3. ノイズ問題やバッテリー劣化のリスクを理解し、自己責任で対応できる?
- Yes: → 【中古の第1世代】を中古専門店(保証付き)で探すべき!
- No: → 第2世代または他の最新機種を買うべき!
【おすすめしない人】第2世代への乗り換えを強く推奨!
特に以下のような方は、多少出費が増えても、第2世代への乗り換えを強くおすすめします。
- 毎日の通勤・通学で長時間使う人:
バッテリーの劣化が避けられない第1世代では、途中で充電切れになるリスクがあります。第2世代はバッテリーが強化されています。 - ノイズキャンセリングを最重要視する人:
第2世代のノイキャン性能は、第1世代から劇的に進化しています。真の静寂を求めるなら、最新機種を選びましょう。 - 中古品のリスクを避けたい人:
中古品は偽物や動作不良のリスクが常にあります。新品の第2世代なら、Appleの公式保証が付くため、安心して使用できます。
【おすすめする人】中古の第1世代でも満足できるタイプ
一方で、中古の第1世代でも十分に満足できるのは、以下のような方です。
- とにかく安くAirPods Proの体験をしたい人:
1万円台で、高品質なAppleのノイズキャンセリング機能を手に入れられるのは大きな魅力です。 - 短時間の使用がメインの人:
デスクワーク中の集中用や、短い移動時間だけなど、連続使用時間が短ければバッテリーの劣化も大きな問題になりません。 - 音質の「温かみ」を求めるオーディオマニア:
第1世代特有の音のバランスが好きで、あえてこのモデルを指名買いする方もいます。
中古の第1世代を購入するなら、必ず「中古専門店での保証付き良品」を選び、ノイズ問題が保証対象であることを確認してから購入してくださいね。
あなたのAirPods Pro探しが、良い結果となるよう心から応援しています!





