パクチーが売ってない時期はいつ？旬の季節と手に入りにくい理由を徹底解説！

エスニック料理には欠かせない、独特の香りが魅力のパクチー（コリアンダー）。大好きなのに、なぜかスーパーで見かけない時期ってありますよね？
急に食卓から消えると、「まさかもう手に入らないの！？」と焦ってしまう方も多いはず。

この記事では、パクチーが売ってないと感じる具体的な時期や、その理由、さらには一年中安定して手に入れるための裏ワザまで、モモストアが徹底的に解説します！

パクチーがスーパーから消える！売ってない時期はいつ頃が多い？

パクチー好きの皆さんにとって、スーパーの野菜売り場にパクチーの姿がないのは一種の「事件」ですよね。私も「今日こそパクチーまみれの食卓に！」と意気込んで行ったのに、棚が空っぽだと本当にがっかりします。では、一体パクチーが売ってないと感じる時期はいつ頃が多いのでしょうか？

結論から言うと、パクチーの流通が最も不安定になり、店頭から姿を消しやすいのは、ズバリ「真夏（7月下旬～9月上旬）」と「真冬（1月～2月）」の二つの時期です。

パクチーが真夏に姿を消す、決定的な理由

パクチーはもともと暑さに弱いハーブとして知られています。特に日本の夏は高温多湿。パクチーにとって非常に過酷な環境なんです。
具体的に、真夏に売ってない理由を深掘りしましょう。

• 【高温による生育不良】パクチーは一定以上の高温になると、急に花を咲かせようとする性質（トウ立ち）があります。トウ立ちすると葉が固くなり、香りが弱まり、商品価値が著しく低下してしまいます。そのため、露地栽培は真夏を避けるのが一般的です。
• 【傷みやすさの増大】収穫後の鮮度維持も大きな課題です。夏場の輸送中に熱を持つと、葉がしおれたり変色したりと、非常に足が早くなります。販売側も品質管理が難しいため、入荷を控えるケースが増えます。
• 【価格の高騰】真夏でも需要はありますが、供給がハウス栽培などに頼ることになり、生産コストが上がります。結果的に販売価格が高くなり、スーパーによっては一時的に陳列を見送るという判断をすることもあります。つまり、「売ってない」というより「高すぎて仕入れにくい」という側面もあるわけです。

もちろん、最近では栽培技術の進歩や、冷涼な地域での高地栽培、安定した品質の輸入物もありますが、やはり真夏は「パクチー難民」になりやすい時期だと心得ておきましょう。

真冬にもパクチーが見当たらないのはなぜ？

夏とは逆に、真冬もパクチーが売ってない時期になることがあります。寒さに弱いわけではないのですが、日照時間や気温が低すぎると成長が緩やかになります。主な理由は以下の通りです。

• 【成長の停滞】パクチーは温暖な気候を好むため、冬場の低温期には成長が極端に遅くなります。出荷までに時間がかかるため、この時期は市場に出回る絶対量が少なくなります。
• 【ハウス栽培のコスト増】冬場に出回るパクチーのほとんどはハウス栽培です。暖房費などのコストがかさむため、どうしても価格が高めに設定されます。結果、夏場と同様に、スーパーによっては仕入れを絞る傾向が見られます。

つまり、パクチーが手に入りにくい時期は、そのデリケートな性質上、日本の極端な暑さ・寒さによって生まれているということですね。しかし、年間を通して安定的に手に入れる方法も必ずありますので、ご安心ください！
まずは、パクチーが最も美味しい「旬」の時期について詳しく見ていきましょう。

ズバリ！パクチーの旬はいつ？最も美味しく安く手に入る季節

パクチーがスーパーから消える時期がある一方で、「最も美味しくて、量も多く、そして何よりお財布に優しい」最高の旬があります。旬の時期を知っておけば、大量購入して色々な料理に使い放題！という贅沢な食卓が実現できますよ。

パクチーの旬は、日本の栽培環境によって異なりますが、主に「春から初夏」と「秋」の年2回がピークとなります。これは、パクチーが極端な暑さや寒さを嫌う性質と深く関わっています。

露地栽培のパクチーが美味しい2大ピーク

モモストアが調べたところ、パクチーの旬の時期は以下のようになっています。

時期	特徴	流通量と価格
春～初夏（4月～6月）	冬の寒さを乗り越え、暖かくなり始める時期。葉が柔らかく、香りが最も華やかで強い最高の状態。	流通量が安定し始め、価格も落ち着く傾向にあります。
秋（9月下旬～11月）	夏の猛暑を過ぎ、涼しくなる時期。暑さで成長が止まっていたパクチーが再び勢いを取り戻します。	春に次いで流通量が多く、価格も安定しています。葉は肉厚になりやすいです。

この二つの時期は、パクチーが最も元気な季節。特に春のパクチーは葉が薄く、とても柔らかいため、生でサラダや和え物にして食べるのが最高に美味しいと言われています。ぜひ、この時期を狙ってスーパーや直売所を訪れてみてください。

旬のパクチーは香りが格別！成分の違いを解説

旬のパクチーが美味しいのは、単に新鮮というだけではありません。パクチーの独特な香りは「デカナール」や「リナロール」といった、いくつかの揮発性の芳香成分によって構成されています。これらの成分が、最もバランスよく、そして濃く含まれるのが旬の時期なのです。

• デカナール：パクチー特有の石鹸のような香り（一部の人が苦手と感じる成分）。旬の時期はこれが強すぎず、他の成分と調和します。
• リナロール：柑橘系のような、爽やかでフローラルな香り。これが強くなることで、パクチー全体の香りがまろやかになります。
• 栄養価：旬の時期は、ビタミンCやβ-カロテンなどの栄養価も高まりやすいと言われています。ただ食べるだけでなく、健康面でもメリットが大きいのが旬の魅力です。

旬の時期は、ハウス栽培ではなく自然光をたっぷりと浴びた露地ものが多く出回ります。土の力をしっかり吸って育ったパクチーは、香りも味もパワーアップしていますので、ぜひ旬の時期に「本気のパクチー」を味わってみてください。旬を逃さないよう、旬の野菜カレンダーをチェックするのもおすすめです。

パクチーが手に入りにくい3つの理由：栽培の難しさと流通の事情

なぜパクチーは、他の一般的な野菜と比べて「売ってない時期」が生じやすいのでしょうか？その背景には、パクチーという植物の特殊な性質と、日本の流通システム特有の事情が絡み合っています。モモストアが、パクチーが安定供給されにくい3つの主な理由を詳しく掘り下げます。

理由１：環境変化に対する驚くほどのデリケートさ

パクチーは非常にセンシティブな植物です。特に以下の2点において、栽培農家を悩ませています。

①温度変化に即座に反応する「トウ立ち」問題
前述の通り、パクチーは少しでも高温や乾燥が続くと「子孫を残さなきゃ！」と勘違いし、すぐに花芽（トウ）をつけてしまいます。トウ立ちすると、その株は葉を収穫する目的では使えなくなります。真夏はもちろん、春先や秋口でも、急な気温の上昇があると、一瞬にして大量のパクチーが出荷停止になるリスクを抱えているのです。

②連作障害に弱い性質
パクチーを同じ畑で続けて栽培すると、病原菌が増えたり土壌の栄養バランスが崩れたりして、うまく育たなくなります（連作障害）。そのため、農家さんは毎年場所を変える必要があり、安定した大掛かりな生産ラインを組みにくいという難しさがあります。

理由２：日持ちの悪さ（足の早さ）と物流の課題

パクチーは、収穫されてから店頭に並ぶまでの鮮度維持が非常に難しい野菜です。この「足の早さ」が、スーパーでの取り扱いを難しくしています。

• 水分蒸発によるしおれ：葉が薄く柔らかいため、水分が蒸発しやすく、すぐにしおれてしまいます。店頭で並んでいる間にしおれてしまうと、お客様は買ってくれませんよね。
• エチレンガスへの弱さ：他の野菜から出るエチレンガス（熟成を促すガス）に触れると、すぐに黄色く変色してしまいます。他の野菜と同じ冷蔵庫やトラックで運ぶ際に、厳重な管理が必要になります。

これらの理由から、スーパー側も「廃棄ロス」のリスクを恐れ、「確実に売れる量だけ」をピンポイントで仕入れる傾向が強くなります。週末の特売日や、エスニックフェアなどのイベントがない限り、なかなか大量に陳列されないのは、流通の都合が大きいのです。

理由３：流通ルートの多様性の低さ

キャベツやきゅうりのように、全国どこでも大規模に栽培されている野菜とは異なり、パクチーはまだ流通量が少なく、専門の農家や限られたルートでしか扱われていないケースが多いです。
たとえば、全国的なスーパーチェーンでも、全店舗に均一に供給できるほどの生産量がないため、「一部の店舗では売っているけど、近所のお店にはない」という地域差が生まれやすいのです。特に地方の小規模なスーパーでは、リスクを避けて取り扱いそのものがないことも珍しくありません。

パクチーが売ってない理由まとめ

理由	具体的な影響
環境変化へのデリケートさ	トウ立ちによる品質低下、連作障害で生産地が安定しない。
日持ちの悪さ	店頭でのしおれ・変色リスクが高く、スーパーが仕入れをためらう。
流通ルートの偏り	全国均一の供給が難しく、地域や店舗によって品揃えに差が出る。

これらの事情を理解しておくと、「売ってない時期」でもパニックにならず、次に見出しでご紹介する「探しに行くべき場所」を絞り込むヒントになりますよ。

夏と冬、季節ごとのパクチーの購入事情と価格変動の傾向

パクチーの「売ってない時期」が夏と冬に集中する理由を解説しましたが、実はこの二つの時期でも、パクチーの「中身」と「価格」の傾向は大きく異なります。季節ごとの購入事情を把握しておけば、狙い目や買い時が明確になります。

真夏のパクチー：高価だが「輸入品」が頼みの綱

真夏の7月～9月上旬にかけては、日本国内の露地栽培品がほぼ皆無になります。この時期に店頭に並ぶパクチーは、主に以下のいずれかになります。

1. 冷涼地（高地）での栽培品：山間部など、夏でも比較的涼しい地域で栽培されたもの。
2. 温度管理が徹底されたハウス栽培品：最新の設備を導入した大規模農場で、空調管理のもと育てられたもの。
3. 輸入品：タイやベトナムなど、気候が適した国から航空便などで輸入されたもの。

これらのパクチーは、生産や輸送に手間やコストがかかるため、どうしても価格が高くなりがちです。普段1袋200円前後で買えていたものが、350円～450円程度になることも珍しくありません。また、輸入品は香りが非常に強く、日本の露地栽培品とは少し香りの質が異なると感じる方もいます。

【真夏の購入ポイント】

• 価格は高めを覚悟する。
• 輸入品は香りや葉の形が独特な場合がある。
• 大型スーパーやアジア食材店など、輸入品の流通に強い店舗を狙うべき。

真冬のパクチー：量が少なく、品質は安定傾向

真冬の1月～2月頃は、日照時間が短く、国内の供給量が最も少なくなる時期です。しかし、真夏と比べると、品質は比較的安定していると言えます。

この時期のパクチーは、ほとんどが国内のハウス栽培品です。農家さんがしっかりと温度と湿度を管理して育てているため、葉の傷みは少なく、鮮度も保たれやすいのが特徴です。ただし、成長がゆっくりなため、葉の厚みが薄くなったり、少し小ぶりになったりすることもあります。

【真冬の購入ポイント】

• 流通量が少ないため、「売り切れ」に注意が必要。
• 価格は高めだが、真夏ほどの高騰は見られないことが多い。
• 輸入品もありますが、冬は国内のハウス栽培品で品質が安定していることが多いので、安心して選べます。

年間を通してパクチーを楽しむためには、旬の時期に「貯め買い」し、保存技術をマスターすること（後述します！）や、季節ごとに流通しているパクチーの生産国を意識してみるのも面白いかもしれませんね。

価格が高騰するもう一つの要因：ブームによる需要過多

季節要因以外にも、パクチーの価格が高騰したり、一時的に品薄になったりする大きな要因があります。それが「パクチー大ブーム」の再燃です。

数年前に一大ブームを巻き起こしたパクチーですが、テレビや雑誌で特定のレシピが紹介されたり、期間限定のパクチー専門メニューが流行したりすると、突発的に需要が急増します。需要が生産量を大幅に上回ると、季節に関係なく、一時的にスーパーの棚から一斉に姿を消すという現象が起こります。モモストアとしては、このブームの波に乗るのも楽しいですが、安定的に供給してくれるお店を常に把握しておくことが重要だと考えます。

パクチーを見つけるならココ！販売場所を徹底調査

「パクチーが売ってない時期」でも、諦める必要はありません！パクチーは一般的な野菜とは少し扱いが異なるため、探しに行くべき「特注ルート」があるのです。スーパーで見つからないときは、次に挙げる場所をぜひチェックしてみてください。

大型スーパー・高級スーパーのハーブコーナー

まず、最も身近な選択肢として「大型のスーパー」があります。すべてのスーパーで扱っているわけではありませんが、特に「高級志向のスーパー」や「品揃えが豊富で生鮮食品に力を入れている大型店舗」では、年間を通してパクチーを扱っている可能性が非常に高いです。

• 【チェックポイント】一般的な野菜売り場ではなく、「ハーブ類」や「薬味」のコーナーを重点的に見てください。ベビーリーフやイタリアンパセリなどと一緒に、小袋に入って陳列されていることが多いです。輸入品や、水耕栽培の安定供給品を置いていることがあります。
• 【価格帯】この手の店舗では、多少価格が高くても品質を重視しているため、多少割高になることを覚悟しておきましょう。

エスニック食材店・アジアンマーケット

パクチーを本気で探すなら、ここが一番の「確実な場所」かもしれません。タイやベトナム、インドネシアなどのアジア各国専門の食材店では、パクチーはもはや定番の「主役」です。

• 【メリット】他店よりも流通量が格段に多く、時には根っこ付きの新鮮なパクチーを手に入れることができます。根っこ付きは鮮度が長持ちするだけでなく、スープの出汁としても使えるため、パクチーを丸ごと楽しみたい方には最適です。
• 【デメリット】自宅から遠い場合がある、大量パック販売が中心で少量購入には向かない場合がある。

農産物直売所・道の駅

もしお近くに農産物直売所や道の駅があれば、季節の変わり目や旬の時期にぜひ足を運んでみてください。一般的なスーパーでは流通に乗らないような、地元の小規模農家さんが大切に育てたパクチーが並んでいることがあります。

• 【メリット】朝採れの超新鮮なパクチーを手に入れられる可能性が高いです。また、価格も中間マージンがない分、スーパーよりも安価なことが多いです。
• 【注意点】農家さんの裁量で出荷されるため、品揃えが不安定です。行く前に電話で確認するか、午前中の早い時間帯に行くのがおすすめです。

ネット通販（Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング）

「売ってない時期」を完全に克服するには、ネット通販が最強の味方になります。特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、多くの産地直送農家や専門商社が出品しています。

特に品質が安定しているのは、「水耕栽培」や「無農薬栽培」を謳っている専門の出品者です。定期購入コースを利用すれば、毎月決まった日に新鮮なパクチーを自宅まで届けてもらえるので、「売ってない！」と焦ることから解放されますよ。この方法なら、日本のどこに住んでいても安定的にパクチーを確保できます。産地直送のパクチーを探すのも楽しいですよ。

販売場所別・パクチー探しの難易度テーブル

販売場所	年間供給の安定度	価格帯（変動）	鮮度・品質
大型/高級スーパー	中～高（夏・冬は不安定）	中～高	安定
エスニック食材店	高	中～高	非常に高い（根付きの場合）
農産物直売所	低～中（旬の時期は高）	低～中	非常に高い（朝採れ）
ネット通販	高（専門業者利用の場合）	中～高	安定（配送スピードによる）

あなたのライフスタイルに合わせて、最適なパクチーの調達ルートを見つけてみてくださいね。

「パクチー難民」必見！代わりになるハーブや野菜はコレ！

どうしてもパクチーが売ってない！そんな時でも、料理の風味を諦める必要はありません。パクチーが持つ「独特の爽やかさ」「ほろ苦さ」「シャープな青臭さ」といった要素を補完できる、優秀な「代役」ハーブ＆野菜をご紹介します。パクチー難民を何度も経験してきたモモストアのイチオシ代替品です。

代替品１：三つ葉（ミツバ）

日本料理の薬味としてお馴染みの三つ葉は、意外かもしれませんがパクチーの代替品として非常に優秀です。特に葉の部分を使うと、パクチーが持つ「青臭さ」と「爽やかさ」を程よく再現してくれます。

• 【パクチーとの共通点】爽やかな風味とシャキシャキとした食感が似ています。
• 【使い方のコツ】タイ料理などのエスニック料理に使う場合は、根っこに近い茎の部分を使うと、より青臭さが強調され、エスニックな風味に近づきます。また、パクチーの香りに抵抗がある方には、三つ葉の方がマイルドで使いやすいかもしれません。

代替品２：セロリの葉

セロリの茎は使っても、葉は捨ててしまうという方も多いのではないでしょうか？実はセロリの葉こそ、パクチーの代替品として大活躍する「隠れた名役者」なんです。

• 【パクチーとの共通点】セロリの葉は、茎よりも香りが強く、強烈な青臭さと苦味を持っています。これが、パクチー特有のクセを再現するのに最適なのです。
• 【使い方のコツ】細かく刻んで、タコスやフォー、トムヤムクンなどの料理に散らしてみてください。パクチーほどの強さはありませんが、独特の風味が料理全体を引き締めます。また、セロリの茎は通年手に入りやすいので、困った時の最終兵器として常備しておくのも良いでしょう。

代替品３：イタリアンパセリ

イタリアンパセリは、パクチーと同じくエスニック料理や地中海料理で多用されるハーブです。見た目もパクチーと似た平たい葉をしており、代用しやすいのが特徴です。

• 【パクチーとの共通点】パセリ特有の苦味はありますが、日本のパセリよりも風味がマイルドで爽やかです。パクチーの香り成分の一つであるリナロールが持つ「爽やかな香り」の部分を代替してくれます。
• 【使い方のコツ】香りが少し弱いので、多めに使うか、レモン汁と合わせて風味を増すと良いでしょう。タブレやサルサなどのメキシコ・中東系の料理の代替には特に向いています。

香りを高めるための「裏技調味料」

代替ハーブを使う際、もう一歩パクチーの風味に近づけるための裏技があります。それは、「パクチー風味の調味料」を組み合わせることです。

パクチー風味をプラスする調味料

調味料	特徴	おすすめの料理
コリアンダーシード（粉末）	パクチーの種を粉にしたもの。葉とは違い、柑橘系でスパイシーな香りが強い。	カレー、炒め物、肉の下味
パクチーペースト	生のパクチーをペースト状にしたもの。手軽にパクチーの風味を再現できる。	ラーメン、スープ、ドレッシング
ライムまたはレモン果汁	代替ハーブと合わせることで、エスニック料理特有の「酸味と爽やかさ」をプラス。	サラダ、和え物、魚料理

三つ葉とコリアンダーシードを組み合わせるだけで、かなり本格的なエスニック風味に近づけることができます。パクチーが売ってない時こそ、これらの代替品を駆使して、料理のバリエーションを広げてみてはいかがでしょうか。

【種類別】パクチーの選び方と新鮮さを保つ保存方法

せっかく手に入れたパクチー。「すぐにしおれてしまった…」とがっかりした経験はありませんか？パクチーは日持ちが悪い（足が早い）のが玉に瑕。しかし、ちょっとした選び方のコツと正しい保存方法を知っておけば、新鮮さを長くキープすることができます。モモストアが、プロの知恵をお教えします。

新鮮なパクチーを見分ける「3つのチェックポイント」

購入する際、以下の3点を意識するだけで、新鮮で日持ちの良いパクチーを選ぶことができます。

1. 葉の色とハリ：濃い緑色をしていて、ピンとハリがあるものを選びましょう。葉先が黄色くなっていたり、しおれて垂れ下がっているものは鮮度が落ちています。
2. 茎の太さと水分：茎は太すぎず細すぎないものが良く、根元を軽く押してみて水分がしっかりと感じられるものが新鮮です。スカスカしているものは避けてください。
3. 根の有無（最重要）：もし可能であれば、根っこ付きのパクチーを選ぶのがベストです。根っこがあるかないかで、保存期間が倍以上変わることがあります。根付きは生命力が残っている証拠で、新鮮なまま保存しやすいのです。

【目的別】パクチーを長持ちさせる最強の保存テクニック

パクチーの使い道や量に合わせて、最適な保存方法を選びましょう。パクチーの保存の鍵は、「乾燥させすぎないこと」と「水分で腐らせないこと」のバランスです。

保存法１：冷蔵庫で「立てて」保存する（3～5日）

少量で数日以内に使い切る予定の場合に最適です。まるで「生け花」のように保存するのがコツです。

1. 買ってきたパクチーの根元を少しだけ切る（根付きの場合はそのままでOK）。
2. グラスやジャムの空き瓶などに、少量（1～2cm程度）の水を入れる。
3. パクチーの茎の先端を水に浸し、葉の部分は水に触れないように立てて入れる。
4. 全体をビニール袋などで軽く覆い、冷蔵庫の野菜室で保存する。

こうすることで、パクチーが水を吸い上げ、鮮度を保ちやすくなります。水を毎日取り替えれば、より長持ちします。

保存法２：冷凍保存（約1ヶ月）

大量に手に入れたり、「売ってない時期」のためにストックしておきたい場合に最適です。冷凍すれば、約1ヶ月は風味が保たれます。

1. パクチーをよく洗い、水気をキッチンペーパーで徹底的に拭き取る（これが重要！）。
2. 葉と茎を使いやすい大きさに刻む。
3. フリーザーバッグに入れ、空気をしっかり抜いて平らにして冷凍する。

使用する際は、解凍せずにそのまま料理に振りかけるのがおすすめです。解凍すると水分が出てベチャッとしやすいので、凍ったまま使ってください。風味は生には及びませんが、加熱調理や薬味としては十分使えます。

保存法３：パクチーオイル（約2週間）

パクチーの香りを閉じ込めて、調味料としても使えるおしゃれな保存法です。

刻んだパクチーをオリーブオイルに漬け込み、冷蔵庫で保存します。オイルがパクチーの香りを吸収し、そのままドレッシングや炒め物に使えて便利です。色味が変わりやすいので、早めに使い切りましょう。このレシピで長期保存用のパクチーオイルを作る方法もありますので、検索して参考にしてみてください。

パクチーの「種」はコリアンダー！自宅で手軽に栽培する方法

「売ってない時期」に左右されたくない！常に新鮮なパクチーを味わいたい！そんなパクチー愛好家のために、モモストアがおすすめするのが「自宅での栽培」です。パクチーは家庭菜園やベランダ菜園でも比較的簡単に育てることができ、必要な分だけ摘み取れるのは最高の贅沢ですよ。

パクチーの正体と、種「コリアンダーシード」について

ご存知の通り、パクチーはタイ語での呼び名です。英語では「コリアンダー」と呼ばれ、葉の部分を「パクチー」、種の部分を「コリアンダーシード」として使い分けています。自宅で栽培する際は、このコリアンダーシードを種として使います。

コリアンダーシードは、スーパーのスパイス売り場や、ネット通販のハーブ・野菜種コーナーで簡単に手に入ります。

自宅栽培のステップ：初心者でも失敗しない植え方

パクチーは生育が早いため、種まきから約1ヶ月半～2ヶ月で収穫できます。難しそうに聞こえますが、実は非常に簡単です。

ステップ１：種まきの準備（時期と場所）

• 種まき時期：春（3月～5月）と秋（9月～10月）が最適です。真夏と真冬を避けてください。
• 栽培場所：ベランダや庭など、日当たりと風通しが良い場所を選びます。プランターや植木鉢で十分育てられます。
• 土の準備：市販の野菜用培養土を使えばOKです。

ステップ２：種をまく前のひと手間（発芽率アップ！）

コリアンダーシードは、硬い殻に覆われていて、そのまままくと発芽しにくいことがあります。そこで、ひと手間加えることで発芽率が格段にアップします。

1. コリアンダーシードをキッチンペーパーなどの上に置き、麺棒などで軽く叩いて殻を割る（完全に粉々にはしない）。
2. 割った種を水に一晩（8時間～12時間）つけて吸水させる。
3. 種まき用の土に、種をまく（密集させすぎないように注意！）。

このひと手間を加えるだけで、パクチーの芽が出るのが早くなりますよ！

ステップ３：日常の管理と水やり

• 水やり：土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。ただし、水をやりすぎると根腐れを起こすので、土の状態をよく見てください。
• 肥料：プランターの場合は、生育に応じて液体肥料を時々与えると、葉つきが良くなります。

収穫のコツ：長く楽しむための摘み取り方

パクチーの葉が10～15cmほどの大きさになったら、収穫を始められます。

一度にすべての葉を摘み取ってしまうと、株が弱ってしまいます。外側の大きな葉から、必要な分だけを少しずつ摘み取るようにしましょう。真ん中の成長点（新しい葉が出てくる部分）を残しておけば、また新しい葉がどんどん生えてきて、長い期間にわたって収穫を楽しむことができますよ。自分で育てたパクチーは格別な香りと美味しさです！

家庭菜園に関する詳しい情報はこちらのリンクでも見ることができます。

ネット通販を活用！安定的にパクチーを手に入れる裏ワザ

自宅栽培は魅力的ですが、「手間をかけずに、常に安定した量のパクチーを確保したい」という方も多いはず。そんな方のために、最も確実で便利な裏ワザ、それが「ネット通販の賢い活用術」です。特に「売ってない時期」にこそ、ネット通販の真価が発揮されます。

裏ワザ１：専門の定期購入サービスを狙う

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで探すと、パクチーを専門に扱う農家さんや業者による「定期購入サービス」や「大容量セット」を見つけることができます。

• 【メリット】市場の流通量や価格の変動に左右されず、毎月、または隔週で一定量のパクチーが届きます。特にハウス栽培や水耕栽培を専門とする業者の場合、年間を通じて品質が安定しているのが魅力です。
• 【デメリット】一度に届く量が多いため、使い切るためのレシピや保存計画を立てる必要があります。

モモストアのおすすめは、あえて少し多めのパックを注文し、半分はすぐに使い、残りの半分は前述の「冷凍保存」に回してしまう方法です。これで約1ヶ月間、常に新鮮な生パクチーと、いつでも使える冷凍パクチーがある状態を作れます。

裏ワザ２：パクチー「パウダー」や「冷凍刻み」を活用する

生パクチーがどうしても手に入らない、または「売ってない時期」で高すぎる場合は、加工品を常備しておくのが賢い選択です。

加工品の活用法

加工品	特徴と用途	生のパクチーとの違い
フリーズドライパクチー	お湯で戻せば、ある程度生の風味と食感が復活する。インスタントスープやラーメンに最適。	香りは弱めだが、手軽さが圧倒的。
パクチーパウダー	種（コリアンダーシード）ではなく、葉を乾燥・粉末にしたもの。スパイスとして使う。	香りが凝縮されているため、少量で風味付けが可能。
冷凍刻みパクチー	業務スーパーなどで見かける。既に刻んであるため、薬味として便利。	食感は失われるが、香りは比較的残る。

これらを一つ持っておくと、急にパクチーが食べたくなった時や、料理の仕上げに少しだけ加えたい時などに重宝します。生にこだわるのも良いですが、加工品も進化しているので、ぜひ試してみてください。

裏ワザ３：メルカリや地域のフリマアプリもチェック

最後の裏ワザは、意外かもしれませんがフリマアプリです。家庭菜園でパクチーを大量に育てている方が、新鮮なものを格安で出品しているケースが稀にあります。

• 【メリット】採れたてに近い新鮮なパクチーを、市場価格よりも安く手に入れられることがあります。
• 【注意点】出品の安定性はありません。あくまで「運が良ければ」という裏ワザですが、ご近所の方が出品している場合は、送料も安く済み、非常にメリットが大きいです。

ネット通販を駆使すれば、「パクチーが売ってない」という悩みから完全に解放されることができます。特に真夏や真冬は、スーパーを梯子するよりも、信頼できるネットショップを一本見つける方が確実ですよ。

パクチーを使ったやみつきレシピ！プロが教える絶品料理

安定的にパクチーを確保できるようになったら、次はパクチーをふんだんに使った絶品レシピに挑戦しましょう！ただ料理に添えるだけではもったいない、パクチーを主役にした、やみつきになる料理をモモストアが厳選してご紹介します。どれも簡単に作れて、パクチー好きにはたまらないものばかりです。

レシピ１：無限パクチーサラダ（モモストア特製）

その名の通り、パクチーをいくらでも食べられる魔法のサラダです。パクチー嫌いな人もこれなら食べられるかも？

材料（2人前）

• パクチー：2株（大量）
• きゅうり：1本
• もやし：1袋

タレの材料

• ナンプラー：大さじ2
• レモン果汁（またはライム果汁）：大さじ1
• 砂糖：小さじ1/2
• ごま油：小さじ1
• ニンニクチューブ：少々
• 唐辛子（輪切り）：お好みで

作り方

1. パクチーは3cm程度に、きゅうりは千切りにする。もやしはさっと茹でて冷水にとり、水気を切る。
2. タレの材料をすべて混ぜ合わせる。
3. ボウルにパクチー、きゅうり、もやしを入れ、食べる直前にタレをかけて、全体を優しく混ぜ合わせる。
4. 味が馴染んだら完成！多めに作って冷蔵庫で冷やしておくと、さらに美味しくなります。

【ポイント】
タレに少しだけピーナッツバター（無糖）を加えると、コクが出てさらに無限感がアップします。

レシピ２：根っこまで活用！パクチー・根っこスープ

根っこ付きのパクチーが手に入ったら、ぜひ試してほしいのがこのスープです。根っこから出る深い旨味と香りが、市販のスープとは一線を画します。

材料（2人前）

• パクチーの根っこ：2株分
• 鶏がらスープの素（顆粒）：小さじ1
• 水：400ml
• お好みの具材：鶏肉、きのこ、豆腐など
• 仕上げ：残りのパクチーの葉

作り方

1. パクチーの根っこを包丁の背で潰し、細かく刻む。
2. 鍋に水、鶏がらスープの素、刻んだ根っこを入れ、具材と共に5分ほど煮込む。
3. 根っこからしっかりと香りが抽出されたら、仕上げに塩胡椒で味を整える。
4. 器に盛り付け、生のパクチーの葉をたっぷり乗せて完成。

【ポイント】
根っこは食べても美味しいですが、香りが強いので、気になる方は食べる前に取り出してもOKです。このスープは疲労回復にも良いと言われているので、体調が優れない時にもおすすめです。

パクチーの香りを引き立てる調理法

パクチーの魅力を最大限に引き出すには、「火を通しすぎないこと」が鉄則です。

• 生のまま使う：サラダ、和え物、サンドイッチ、タコスなど、生の香りと食感を楽しむ。
• 加熱調理の最後に入れる：炒め物やスープに入れる場合は、火を止める直前に入れるか、盛り付け後に乗せるだけにしましょう。熱を加えすぎると、せっかくの爽やかな香りが飛んでしまいます。

美味しいパクチーレシピは無限大です。ぜひ色々な国の料理にチャレンジしてみてくださいね！

パクチーの香りの秘密と、なぜ好き嫌いが分かれるのか？

パクチーの話題で必ず出るのが「好き嫌いが分かれる」問題です。熱烈な愛好家（パクチニスト）がいる一方で、「カメムシの臭いがする」「石鹸のような味がする」と全く受け付けない人もいます。この強烈な香りの秘密と、なぜこのように好き嫌いが分かれてしまうのかについて、科学的な視点も交えて解説します。

パクチーの香りの主成分は「アルデヒド類」

パクチーの独特な香りは、主に「アルデヒド類」と呼ばれる成分によって構成されています。特に「デカナール」や「ノナナール」といった長鎖アルデヒドが、その個性的な香りの元となっています。

• 長鎖アルデヒド：これは、石鹸や洗剤に含まれる脂肪酸の酸化によって生成される成分と非常に似た化学構造を持っています。そのため、パクチーの香りを「石鹸」や「カメムシ（カメムシの分泌液もアルデヒド類が多い）」と感じる人がいるのは、化学的には理にかなっているのです。
• リナロール：一方で、パクチーには「リナロール」という柑橘系やフローラルな香りの成分も含まれています。パクチーを「爽やかで美味しい」と感じる人は、このリナロールの香りを強く感じ取っていることが多いです。

つまり、パクチーの香りは、「石鹸・カメムシ系」と「柑橘・ハーブ系」の香りが混在しており、そのバランスや、人がどちらの成分を強く感じるかによって、印象が大きく変わるのです。

好き嫌いを分けるのは「遺伝子」が原因！？

「自分はパクチーがどうしても無理！」という方は、もしかしたら遺伝子の影響かもしれません。近年の研究で、パクチーのアルデヒド類を認識する「嗅覚受容体遺伝子」が、好き嫌いに関係している可能性が指摘されています。

具体的には、「OR6A2」と呼ばれる嗅覚受容体遺伝子を持っている人は、パクチーに含まれるアルデヒド類を敏感に察知しやすく、結果としてカメムシ臭や石鹸臭を強く感じてしまうというものです。この遺伝子の有無は生まれつき決まっているので、生理的に受け付けない人がいるというのは、決して大げさな話ではないのです。

しかし、ご安心ください。舌や鼻の受容体は、経験や食文化によって変化するとも言われています。初めて食べた時は苦手でも、少量ずつ加熱調理したものから試すなど、食べ慣れることで克服できる可能性もありますよ。

パクチーの遺伝子に関するより詳しい情報は、こちらの研究論文や記事で確認できます。

モモストアが勧める！今すぐ買えるパクチー関連商品リスト

パクチーが売ってない時期でも、その風味を楽しみたい！そんな時に活躍するのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでいつでも手に入るパクチー関連商品です。モモストアが厳選した、おすすめの「パクチーアイテム」をご紹介します。生パクチーがなくても、これらの商品があれば、いつもの食卓が一気にエスニックに変わりますよ。

おすすめ１：パクチー専門農家の乾燥パクチー（フリーズドライ）

生のパクチーを特殊な技術で乾燥させた商品です。お湯で戻すと、生に近い色と風味、そして食感が楽しめます。特にラーメンやインスタントスープの薬味として使うと、手軽に本格的な香りをプラスできます。

• 【活用シーン】ストック食材として常備。災害時やキャンプなど、生鮮食品が手に入らない場面でも重宝します。
• 【購入のポイント】「農家直送」「無添加」などのキーワードで探すと、より高品質なものが見つかります。

おすすめ２：コリアンダーシード（ホール・パウダー）

パクチーの種です。葉とは異なり、爽やかな柑橘系の香りとスパイシーさが特徴で、カレーやマリネ、ピクルス作りに欠かせません。ホール（粒）とパウダー（粉末）がありますが、どちらもあると便利です。

• ホール：魚や肉の臭み消し、ピクルスの風味付けに。
• パウダー：カレー粉、炒め物、代替ハーブと合わせた風味強化に。

おすすめ３：パクチーシーズニング・調味料セット

様々なハーブや塩をブレンドし、パクチーの香りを再現した万能シーズニングです。これを振りかけるだけで、どんな料理も一瞬でエスニック風になります。

• 【使い方】フライドポテト、唐揚げ、ゆで卵、サラダなど、どんな料理にも合います。特に鶏肉料理との相性は抜群です。
• 【メリット】塩分やスパイスのバランスがすでに整っているので、料理初心者でも失敗なく味が決まります。

ネット通販で買う際の注意点

パクチー関連商品をネット通販で買う際は、以下の点に注意してください。

• 賞味期限：特に生パクチーを注文する際は、到着後の消費期限を確認しましょう。
• レビュー：「香りの強さ」「葉の鮮度」に関するレビューをしっかりと確認し、信頼できる出品者を選ぶことが大切です。
• 送料：少量購入だと送料が高くなることがあるため、他の商品とのまとめ買いや、送料無料ラインを狙うのがおすすめです。

これらのアイテムを常備しておけば、「パクチーが売ってない！」という緊急事態でも、慌てることはありませんよ。

パクチーに関するQ&A！よくある疑問をモモストアが解決

最後に、パクチーに関するよくある疑問や、「売ってない時期」にまつわる素朴な質問に、モモストアがお答えします。疑問を解消して、もっと楽しくパクチー生活を送りましょう！

Q1：スーパーの店員さんに聞いたら、入荷予定を教えてもらえますか？

A：はい、教えてもらえる可能性が高いです。特に大型スーパーの場合、「発注担当者」か「青果部門の責任者」に聞くのが一番確実です。

パクチーは通常の野菜と異なり、発注量が少なく、入荷が不安定なため、多くのスーパーでは入荷曜日や入荷時間をある程度決めています。店員さんに聞く際は、「今週のパクチーの入荷予定日を教えていただけますか？」と具体的に尋ねてみてください。運が良ければ、「〇曜日の午前中に入荷します」といった具体的な情報を得ることができますよ。

Q2：パクチーの根っこは食べても大丈夫ですか？

A：はい、もちろん食べられます。むしろ、積極的に食べていただきたい部分です！

パクチーの根っこは、葉や茎よりも香りが凝縮されており、タイ料理などでは重要な出汁や香味野菜として使われます。特に、カレーペーストやトムヤムクンのスープストックに使うと、料理全体の深みが格段に増します。よく洗って泥を落とし、細かく刻んだり、潰したりして使ってください。新鮮な根っこ付きパクチーを見つけたら、ぜひ根っこも捨てずに活用しましょう。

Q3：冷凍パクチーを美味しく使うコツはありますか？

A：最も大事なコツは、「解凍しないこと」です。これは冷凍庫から出してすぐ、カチコチに凍ったまま料理に使うということです。

解凍してしまうと、細胞が壊れて水分が出てしまい、ベチャッとした食感になってしまいます。そのため、冷凍パクチーは以下のような使い方をしてください。

• 炒飯や炒め物に、火を止める直前に振りかける。
• スープや味噌汁に、器に盛り付けた後に散らす。
• タレやドレッシングに混ぜて、香りのみを活かす。

生のようなシャキシャキ感は期待できませんが、香りの風味付けとしては十分活躍してくれます。冷凍保存する場合は、前述したように水気を完全に拭き取ってから冷凍するように心がけてくださいね。

Q4：パクチーを食べると、どんな健康効果が期待できますか？

A：パクチーは栄養価が高く、美容と健康に良いハーブとして知られています。主な効果としては、以下のようなものがあります。

• デトックス効果：パクチーのキレート作用（特定の物質と結合する作用）が、体内に蓄積した重金属などの有害物質の排出を促すと言われています。
• 抗酸化作用：ビタミンCやβ-カロテンなどの抗酸化物質が豊富に含まれており、アンチエイジング効果が期待できます。
• 消化促進：パクチーの香りの成分には、消化を助ける働きがあり、胃もたれなどを軽減する効果があると言われています。

美味しく食べて健康になれる、まさに一石二鳥のハーブですね！パクチーの健康効果に関する詳しい情報は、専門のサイトも参考にしてみてください。