スーパーでわらび餅が見つからない？販売場所や買えるお店、通販のおすすめを徹底解説

「急にわらび餅が食べたくなったのに、近所のスーパーに行っても全然見つからない！」
そんな経験、ありますよね？
あのもちもちぷるぷるの食感が恋しいのに、和菓子コーナーにもデザートコーナーにもなくてガッカリ……。

実は、わらび餅がスーパーで売ってないのにはいくつかの理由があるんです。
そして、知っている人だけが買える「隠れた販売場所」や、そもそもスーパー以外で手軽に手に入れる方法もありますよ！
この記事では、わらび餅を探している皆さんの疑問をモモストアがスッキリ解決します！

この記事を読めば、もうわらび餅難民になることはありません！
どこで買えるかはもちろん、絶対に失敗しない通販の超おすすめ商品までご紹介しますので、最後までじっくり読んでくださいね。

スーパーでわらび餅が売ってない！見つからない主な理由とは？

スーパーを何軒もハシゴしたのに、お目当てのわらび餅が見つからないと、本当にテンションが下がりますよね。
もしかして、うちの近所のスーパーだけ置いてないのかな？と不安になるかもしれませんが、実はいくつかの共通する理由があるんです。

わらび餅が「季節商品」として扱われている可能性がある

わらび餅は、そのひんやりとした食感から、一般的に夏場に最も需要が高まるお菓子です。
そのため、多くのスーパーでは、アイスやゼリー、水ようかんなどと同じように、夏の間の「季節商品」として重点的に仕入れ、販売することが多いんです。

特に大手スーパーでは、商品の入れ替えサイクルが速いため、秋に入ると同時に店頭から姿を消してしまうことがよくあります。
夏が過ぎて肌寒くなってきた時期に探すと、「あれ、昨日まであったのに！」なんてことも珍しくありません。
もし今が夏以外であれば、定番商品として扱っている店舗を探すか、後述する通販の利用を検討するのが賢明ですよ。

販売場所が「和菓子」「チルド」「常温」で分かれている

これが最も多い理由の一つかもしれません。
わらび餅と一言で言っても、その種類によって保存方法や販売場所が大きく異なるんです。

• チルドわらび餅（賞味期限が短い生菓子）：主にデザートコーナーやゼリー、プリンが並んでいる冷蔵ケース。
• 常温保存可能なわらび餅（パック入りなど）：和菓子コーナー、または乾物や粉類が置いてある棚。
• わらび餅粉（手作り用）：小麦粉や片栗粉などの製菓材料コーナー。

このように、一つのスーパー内でもわらび餅が最大3か所に分散している可能性があるため、「デザートコーナーになかったから売ってない」と決めつけてしまうのは早計です。
探す場所が間違っているだけというケースも非常に多いので、次の見出しで詳しく解説する「探し方」をぜひ試してみてください。

人気すぎて「売り切れ」になっている

最近は、コンビニやスーパーのオリジナルブランドのわらび餅がSNSで話題になり、爆発的に売れることがありますよね。
特に「生わらび餅」や「とろけるわらび餅」など、食感にこだわった商品は、テレビや雑誌で紹介されるとすぐに品切れになってしまいます。

「スーパーでわらび餅が売ってない＝廃盤」ではない場合が多いです。
単に人気すぎて、午前中の早い時間や、入荷直後に売り切れてしまっているだけかもしれません。
もし、どうしてもそのスーパーで買いたい場合は、店員さんに「いつ頃入荷しますか？」と尋ねてみるのが一番確実ですよ。
スーパーのわらび餅の入荷時間について（Google検索）

わらび餅はスーパーのどこで売ってる？探すべき3つの場所

わらび餅を見つけるためには、やみくもに探すのではなく、「この種類ならここ！」という場所の目星をつけることが大切です。
前述の通り、スーパー内でわらび餅が販売されている可能性が高い3つの場所を、詳しくご紹介しますね。

場所1：チルド（冷蔵）デザートコーナー

スーパーで最も見つけやすい、そして多くの方が最初に探す場所がここです。
プリン、ゼリー、杏仁豆腐、シュークリームなどが並んでいる冷蔵ケース、もしくは牛乳やヨーグルトの近くの棚を探しましょう。

チルドわらび餅の特徴とチェックポイント

• 食感：とろとろ系、もちもち系など、生菓子に近い食感のものが多いです。
• パッケージ：透明なプラスチックの容器に入っていて、すぐに食べられる状態のものが多いです。
• チェックすべきブランド：
  有名な和菓子メーカーはもちろんですが、スーパーのプライベートブランド（例：セブン＆アイの「セブンプレミアム」系や、イオンの「トップバリュ」系など）のわらび餅も、このコーナーに並ぶことが多いですよ。

ただし、このコーナーは商品の入れ替えが激しいため、季節外れだと、水ようかんなどに場所を譲っていることがあります。念入りにチェックしてみてください。

場所2：常温の「和菓子」または「お菓子」コーナー

日持ちがするように工夫されたわらび餅は、冷蔵を必要としないため、常温の棚に置かれています。
スーパーの規模によって場所は異なりますが、煎餅や最中、カステラなど、他の和菓子が並ぶ一角を探してみましょう。

常温わらび餅の特徴とチェックポイント

• 食感：チルド品と比べて、弾力が強めで少ししっかりした食感のものが多いです。
• パッケージ：個包装の小さなパックが複数入った箱や袋詰めのものが多く、お土産用のような見た目のものもあります。
• メリット：賞味期限が比較的長いため、ストックしておきたい方には特におすすめです。

特に、お正月やお盆など、帰省シーズンには、この常温の和菓子コーナーが拡大されて、地域の名産品のようなわらび餅が並ぶこともあるので、イベント時期は要チェックです。

場所3：製菓材料・粉類コーナー（わらび餅粉）

わらび餅自体が売ってない、という場合は、いっそ自分で作ってしまうという手もあります！
そのための材料である「わらび餅粉」は、小麦粉や片栗粉、ホットケーキミックスなどが並ぶ製菓材料の棚で見つけることができます。

注意点：「わらび餅粉」と一口に言っても、本物のわらび粉が使われているもの（高価）から、さつまいもでんぷんやタピオカでんぷんなどが主原料のもの（安価）まで、種類が豊富です。
本物のわらび粉100%のものを使えば、より本格的で透明感のあるわらび餅ができますが、スーパーで手軽に手に入るのは、ブレンドされたものが多いですよ。

わらび餅の販売場所と種類

販売場所	主な種類	特徴
チルドデザート	生わらび餅、きな粉別添えパック	賞味期限が短く、とろける食感が魅力
常温和菓子	個包装、箱入り	日持ちがする。やや弾力があるものが多い
製菓材料	わらび餅粉、ミックス粉	手作り用。本物のわらび粉は高価

これら3つの場所を全てチェックすれば、スーパー内でわらび餅を見つけられる確率は格段にアップしますよ！

スーパー以外でわらび餅が買える意外なお店5選

「もうスーパーは諦めた！」という方のために、スーパー以外でわらび餅をゲットできる、意外と知られていない販売ルートをご紹介します。
場所によってはスーパーよりも高品質なものが手に入ったり、夜遅くでも購入できたりと、メリットもたくさんありますよ！

コンビニエンスストア（セブン・ローソン・ファミマなど）

言うまでもなく、最も手軽に買える場所の一つです。
特に最近のコンビニのわらび餅は、専門店の味に負けないくらいクオリティが高いことで有名です。

• 品揃え：各社とも定番のきな粉わらび餅のほか、抹茶わらび餅、黒蜜入りわらび餅など、季節限定のフレーバーが充実しています。
• メリット：24時間営業のため、いつでも購入可能。また、新商品開発が活発で、常に新しい味に出会えるチャンスがあります。

コンビニで探す場合は、スーパーと同じくデザートコーナーの冷蔵ケースをチェックしてくださいね。限定品は発売直後に売り切れることが多いので、見つけたらラッキーです！

業務スーパー

「大量に、しかも安くわらび餅を食べたい！」という、コスパ重視の方に絶対おすすめなのが業務スーパーです。
業務スーパーのわらび餅は、SNSでもたびたび話題になる大人気商品なんですよ。

特徴：
業務スーパーでは、通常のスーパーでは見かけない「水ようかん」や「わらび餅」などがセットになった大容量パックや、冷凍のわらび餅などが販売されています。
特に、パックに入ったタイプのわらび餅は、冷蔵庫で冷やして切り分けるだけで、自宅で手軽に本格的な味わいを楽しめます。しかも価格が驚くほど安いのが魅力です。

ただし、店舗によっては品切れのこともあるため、午前中など早い時間の来店がおすすめです。

ドラッグストア（マツキヨ、スギ薬局、ココカラファインなど）

「え、ドラッグストアで？」と思うかもしれませんが、最近のドラッグストアは食品の品揃えが非常に充実しています。
お菓子やチルド食品のコーナーに、スーパーと同じメーカーのわらび餅が並んでいることがよくあるんです。

• メリット：スーパーやコンビニよりも競争率が低いため、意外と穴場だったりします。また、ポイントを使ってお得に購入できるのも嬉しい点ですね。
• チェックポイント：スーパーほどの品揃えは期待できませんが、定番のきな粉わらび餅は置いてある可能性が高いです。

百円ショップ（ダイソー、セリア、キャンドゥなど）

ちょっとしたおやつや、個包装のものを探しているなら百円ショップも侮れません。
駄菓子コーナーやレジ横のフードコーナーで、小さめのわらび餅パックや、日持ちのするゼリー状のわらび餅が販売されていることがあります。

本格的な味を期待するよりは、「手軽にちょっとだけ食べたい」という時に利用するのがおすすめです。

産直市場・道の駅

もしドライブなどで近くを通る機会があれば、産直市場や道の駅をチェックしてみてください。
地元の和菓子店が製造した、地域限定のわらび餅や、本わらび粉を使用した高級品が並んでいることがあります。

これは本当に美味しい！
スーパーやコンビニでは味わえない、作りたてに近いわらび餅に出会えるかもしれませんよ。お土産としても喜ばれること間違いなしです。
道の駅で有名なわらび餅を探す（Google検索）

本格派わらび餅を求めるなら専門店やデパ地下がおすすめ！

「どうせ食べるなら、本当に美味しい、本格的なわらび餅が食べたい！」
そう思ったら、やはり和菓子専門店やデパートの地下にある食品フロア（デパ地下）を訪れるのがベストな選択です。

スーパーやコンビニのわらび餅も美味しいですが、専門店で使われている「本わらび粉」の割合や、きな粉の質、黒蜜の風味は、やはり格別です。

専門店ならではの「とろける」食感の秘密

専門店や老舗和菓子店のわらび餅がなぜあんなに美味しいのかというと、使われている材料と製法に大きな違いがあるからです。

• 本わらび粉の使用：
  一般的なスーパーのわらび餅は、コストを抑えるためにわらび粉以外のデンプン（サツマイモ、タピオカなど）が主に使用されていますが、専門店では希少で高価な「本わらび粉」を多く使用しています。この本わらび粉こそが、あの透明感と、口に入れた瞬間に「とろける」ような滑らかな食感を生み出す源なのです。
• 作りたての提供：
  多くの専門店では、その日の朝に作られたわらび餅を販売しています。わらび餅は時間が経つと硬くなりやすいデリケートなお菓子です。作りたてをすぐに食べられるのは、専門店ならではの特権と言えますね。

デパ地下和菓子コーナーのメリット

「近所に専門店はないけれど、ちょっと良いものを買いたい」という場合は、デパ地下がおすすめです。

デパ地下の魅力
デパ地下には、全国の有名和菓子店の支店が集まっていることが多いです。
特定の老舗店に行かなくても、いくつもの名店のわらび餅を比較検討できるのが最大のメリットです。

専門店とデパ地下の比較

購入場所	価格帯	特徴
和菓子専門店	高価	本わらび粉使用率が高い、作りたて、製法にこだわり
デパ地下	中〜高価	全国の有名店が集結、手土産に最適

特に、お中元やお歳暮の時期には、限定の高級わらび餅セットなども販売されるので、贈答品としても最適ですよ。

デパ地下の和菓子店を巡るだけでも、わらび餅に対する知識が深まり、より一層美味しく感じられるはずです。少し贅沢なわらび餅タイムを楽しんでくださいね。

業務スーパーのわらび餅はコスパ最強！大容量パックを徹底レビュー

先ほども少し触れましたが、業務スーパーのわらび餅は、知る人ぞ知る隠れた名品です。
「とにかく安くて、たくさん食べたい！」という方にとって、これ以上の選択肢はないかもしれません。
モモストアも何度もお世話になっている、業務スーパーのわらび餅の魅力を徹底的に掘り下げてみましょう！

驚きの安さと大容量！その種類とコスパ

業務スーパーで取り扱っているわらび餅は、主に以下の2種類が有名です。

1. 冷凍わらび餅（個包装）：
   冷凍の状態で販売されており、食べる分だけ解凍して食べられる便利なタイプです。個包装になっているため、お弁当のデザートやお子様のおやつにもぴったりです。冷凍庫にストックしておけるのが嬉しいですね。
2. 冷蔵パックわらび餅（水ようかんとセットの場合もあり）：
   巨大なパックに入った状態で販売されています。水ようかんと一緒になったアソートパックなどもあり、そのボリュームは圧巻です。冷蔵庫で冷やして、自分で好きなサイズに切り分けて食べるスタイルです。

どちらも価格は数百円程度で、通常のスーパーで売られているわらび餅と比べても、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
「わらび餅ってすぐに食べ終わっちゃうんだよね…」という悩みを一気に解消してくれますよ！

レビュー！食感や味の満足度は？

「安いからといって、味がイマイチなのでは？」と心配になる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
業務スーパーのわらび餅は、価格以上の満足度が得られます。

• 食感：
  本わらび粉100%の「とろける」食感というよりは、タピオカやサツマイモデンプン由来の「もっちり」「むっちり」とした弾力のある食感が特徴です。これはこれで食べ応えがあり、やみつきになります。
• きな粉＆黒蜜：
  きな粉と黒蜜は別添えになっていることが多いので、自分の好みの量をかけて楽しむことができます。甘さは控えめなので、飽きずに最後まで美味しく食べられますよ。

アレンジレシピ！業務スーパーわらび餅をさらに美味しく

大容量パックだと、たまに味が単調に感じられることもあるかもしれません。
そんな時は、ちょっとしたアレンジを加えるだけで、まるで高級和菓子のような味わいになります！

おすすめアレンジ

業務スーパーわらび餅アレンジレシピ

アレンジ名	追加材料	効果
抹茶わらび餅風	抹茶パウダー	きな粉に混ぜるだけで、ほろ苦さが加わり大人な味に
ミルクティーわらび餅	冷たいミルクティー	わらび餅を細かくしてタピオカ風に。夏のデザートにぴったり
バニラアイス乗せ	バニラアイス	温かいわらび餅に冷たいアイスを乗せる「アフォガード」風

業務スーパーに行った際は、ぜひわらび餅のコーナーをチェックしてみてくださいね。冷凍品は売り場が異なる場合があるので、店員さんに尋ねるのが確実です！
業務スーパーのわらび餅の最新レビューを見る（Google検索）

コンビニ各社のわらび餅を比較！今すぐ食べたい時のおすすめは？

「今すぐ、5分以内にわらび餅を食べたい！」
そんな時に頼りになるのが、徒歩圏内にあるコンビニエンスストアです。
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3大コンビニは、それぞれが個性を出したわらび餅を販売しており、和菓子好きの私たちを楽しませてくれます。

セブン-イレブン：とろける食感への飽くなき追求

セブン-イレブンは、「とろける食感」を追求したわらび餅に定評があります。
特に、カップに入ったわらび餅は、スプーンで持ち上げると形が崩れてしまうほどの柔らかさで、SNSでも話題になることが多いです。

• 特徴：
  わらび餅自体に黒蜜が練り込まれているタイプや、クリームを使った洋風アレンジが施されたものなど、スイーツとしての完成度が高いのが魅力です。
• ターゲット：
  本格的な和菓子というよりは、「新感覚スイーツ」として楽しみたい方、手軽に贅沢なデザートを食べたい方におすすめです。

きな粉の香ばしさも際立っており、コーヒーや紅茶にもよく合いますよ。

ファミリーマート：バランスの取れた定番の美味しさ

ファミリーマートのわらび餅は、「和菓子としての王道」をいく、バランスの良さが特徴です。
もちもち感ととろける食感のちょうど中間をいくような、安定した美味しさが楽しめます。

• 特徴：
  シンプルなきな粉わらび餅はもちろん、黒蜜を後からかけるタイプが多く、味の濃さを自分で調整できるのが嬉しいポイント。季節によっては、フルーツと合わせたパフェ風のわらび餅も登場します。
• ターゲット：
  「定番のわらび餅が食べたい」「もちもち感をしっかり楽しみたい」という、和菓子好きのスタンダードなニーズを満たしてくれます。

ローソン：個性的な和スイーツが光る

ローソンは、独自のスイーツブランド「Uchi Café」において、他社にはないユニークな和スイーツを次々と発売しています。
わらび餅も例外ではなく、驚きのある商品が多いのが魅力です。

• 特徴：
  「ふわふわ」や「むっちり」など、食感に特化したネーミングの商品が多く、また、あんこや抹茶など和の素材をふんだんに使った贅沢な構成が多いです。
• ターゲット：
  常に新しい味を試したい好奇心旺盛な方や、ちょっとしたご褒美スイーツを探している方にぴったりです。

コンビニは商品の入れ替えが非常に速いので、気になる商品を見つけたら、すぐにゲットするのが鉄則ですよ！

手作りわらび餅に挑戦！粉はどこで手に入る？

スーパーでわらび餅が見つからないなら、「いっそ自分で作ってみよう！」と考えるのは、とても素敵なアイデアです。
実は、わらび餅は材料さえ揃えば、自宅で簡単に、しかも出来立ての最高の状態で楽しめるお菓子なんです。
ここでは、手作りに必要な「わらび餅粉」がどこで手に入るのか、そして粉の種類について詳しくご紹介します。

「わらび餅粉」の調達場所リスト

わらび餅粉は、意外と身近な場所で手に入れることができます。

わらび餅粉が手に入るお店

1. スーパーの製菓材料コーナー：
   最も手軽なのは、前述の通り、小麦粉や片栗粉、ゼラチンなどが並ぶ製菓材料の棚です。ただし、このコーナーにあるのは、ほとんどがわらび粉以外のデンプンを主原料とした「わらび餅ミックス粉」であることが多いです。
2. 専門店・デパートの製菓材料店：
   富澤商店やクオカなどの製菓材料専門店、またはデパートの地下にある専門店に行くと、本わらび粉の割合が高い、高品質な粉を見つけることができます。本格的な味を追求したいなら、ここがおすすめです。
3. 和菓子材料店：
   地域に根差した和菓子用の材料を扱う専門店があれば、そこに高品質な「本わらび粉」が置いてある可能性が高いです。
4. Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング：
   最も手軽に、豊富な種類から選べるのが通販です。「本わらび粉100%」から、使いやすいミックス粉まで、産地や配合をじっくり比較して購入できます。

知っておきたい！「本わらび粉」と「わらび餅粉」の違い

ここで、わらび餅の味を大きく左右する「粉」の知識を深めておきましょう。

本わらび粉：
文字通り、わらびの根っこから採れるデンプンのみを使用した粉です。非常に希少で高価です。
特徴：色はやや薄い茶色や灰色がかっており、出来上がったわらび餅は透明感があり、口に入れた瞬間に溶けるような、極上の食感になります。

わらび餅粉（ミックス粉）：
サツマイモ、タピオカ、加工デンプンなどを主原料とし、風味付けのために少量のわらび粉が混ぜられていることが多いです。
特徴：色が白っぽいものが多く、出来上がったわらび餅は「もちもち」とした弾力のある食感になります。スーパーでよく見かけるのはこのタイプです。

初めて手作りに挑戦するなら、まずは手軽な「わらび餅粉（ミックス粉）」から試してみて、慣れてきたら「本わらび粉」にステップアップするのがおすすめです。出来立てのわらび餅は、お店で買うものとは一味違う美味しさですよ！

わらび餅を買うならいつ？時間帯や季節ごとの販売状況

わらび餅はデリケートなお菓子なので、販売のタイミングや季節によって、スーパーでの「出会いやすさ」が大きく変わってきます。
ここでは、わらび餅を確実にゲットするための、時間帯や季節ごとの販売戦略をご紹介しますね。

わらび餅が最も売れる「旬」はいつ？

前述の通り、わらび餅は一般的に「夏の和菓子」として認識されています。

• 最盛期：
  6月～8月がわらび餅の最盛期です。この時期は、スーパーのチルドコーナーはもちろん、和菓子店でも新商品や限定品が続々と登場します。この時期に探せば、まず「売ってない」ということはありません。
• シーズンイン・アウト：
  4月頃から商品が並び始め、9月に入ると徐々に売り場が縮小し始めます。10月以降は、通年商品として扱っている一部のメーカー品しか見かけなくなることが多いです。

夏以外の季節にわらび餅を探している方は、チルドコーナーだけでなく、常温の和菓子コーナーや、通販の利用を検討する方が効率的ですよ。

スーパーでの「買い時」を逃さないための時間帯

もし、季節に関係なくスーパーで買いたい場合は、「入荷時間」と「売り切れる時間」を意識することが大切です。

1. 午前中（開店直後～11時頃）：
   生菓子やデザートは、基本的に開店直後の早い時間に納品・陳列されることが多いです。
   特に人気商品は、午前中に売り切れてしまうことが多いため、確実にゲットしたいなら、この時間帯を狙いましょう。
2. 午後の早い時間（13時～15時頃）：
   お昼ご飯のついでにデザートを買う人が増えるため、この時間帯にわらび餅の売れ行きがピークを迎えることが多いです。この時間を過ぎると、品薄になる可能性が高まります。

【裏ワザ】
スーパーの夕方の見切り品コーナーをチェックするのも一つの手です。
賞味期限が近いわらび餅が、半額などで売られていることがあります。ただし、これは運任せなので、確実性が欲しい場合は午前中がおすすめです。

購入したい店舗の入荷サイクルを把握することが、わらび餅をゲットする一番の近道ですよ！

【通販】自宅で本格派！Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングのおすすめわらび餅

「近所に専門店もないし、スーパーにも売ってない！」「でも、本当に美味しいわらび餅が食べたい！」
そんな方にこそ、ぜひ活用していただきたいのが通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングには、全国の有名店の本格的なわらび餅や、大容量で日持ちのする商品が豊富に揃っています。

通販のメリット：全国の名店の味が自宅に

通販でわらび餅を買うことには、多くのメリットがあります。

• 品質の高さ：
  スーパーには流通していない、本わらび粉を使用した高級わらび餅や、和菓子職人が作るこだわりの逸品が手に入ります。
• 日持ちの良さ：
  贈答用としても販売されているため、日持ちするように工夫された真空パックや冷凍品が多く、ストックしやすいです。
• 種類が豊富：
  きな粉や黒蜜だけでなく、抹茶、ほうじ茶、チョコ、さらには栗や芋を使った変わり種など、バラエティ豊かな商品から選べます。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングでの選び方

あまりにも種類が多すぎて迷ってしまうかもしれません。
ここでは、通販サイトごとの特徴と、おすすめの選び方をご紹介します。

楽天市場・Yahoo!ショッピング：老舗和菓子店の競争が激しい

この2つのモール型通販サイトでは、全国各地の老舗和菓子店がしのぎを削って出店しています。
選び方のポイント：
レビュー数が多く、「本わらび粉」の配合率を明記している商品を選ぶと失敗が少ないです。また、ギフト需要が高いため、贈答品としても使える美しいパッケージの商品が多いのも特徴です。

テーブルでまとめますね。

通販サイト別わらび餅選びのヒント

通販サイト	得意な商品	チェックポイント
Amazon	大手メーカー品、大容量品	プライム会員なら翌日配送など、早さが魅力
楽天市場・Yahoo!ショッピング	全国の老舗・名店	レビュー、本わらび粉の使用有無、贈答用か
メルカリ	手作り、地域限定品	新鮮さには注意が必要だが、掘り出し物がある

メルカリなどのフリマアプリも活用できる？

メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、地域限定のわらび餅や、和菓子作りが趣味の方の手作りわらび餅が出品されていることがあります。
ただし、食品なので衛生面や賞味期限には十分注意し、出品者にしっかり確認を取ってから購入するようにしてくださいね。

ご自宅にいながら、全国の美味しいわらび餅を堪能できるのが通販の醍醐味です。ぜひお気に入りの逸品を見つけて、お茶請けとして楽しんでください！
楽天市場でわらび餅を探す（外部リンク）

わらび餅を美味しく保存する方法と日持ちについて

「わらび餅をたくさん買ってしまったけど、食べきれるかな？」「美味しく保存する方法はあるの？」
と、わらび餅の日持ちや保存方法について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
わらび餅は非常にデリケートなお菓子なので、正しい方法で保存することが、最後まで美味しく食べるための鍵になります。

わらび餅の賞味期限はタイプによって大きく異なる

まず、わらび餅の日持ちは、その種類や製造方法によって大きく異なります。

1. 生わらび餅（専門店、チルド品）：
   当日〜長くても2日程度です。水分の含有量が非常に高く、デンプンが時間とともに硬くなる（老化現象）ため、基本的に「作りたて」を食べるのが一番美味しいです。
2. 常温パックわらび餅（スーパー、コンビニ）：
   製造工程で殺菌処理が施されているため、数週間〜数ヶ月程度日持ちするものが多いです。パッケージに記載されている賞味期限をしっかり確認しましょう。
3. 通販の真空パック・冷凍わらび餅：
   半年〜1年程度日持ちするものもあります。冷凍品は解凍後すぐに食べる必要がありますが、ストックしておけるのが魅力です。

【重要】冷蔵庫に入れるのはNG？

多くの方が「生菓子だから冷蔵庫へ」と考えがちですが、実は「生わらび餅」を冷蔵庫に入れるのはNGなんです。

理由：
わらび餅の主成分であるデンプンは、低い温度（特に0℃～5℃）になると急激に老化し、硬くなってしまいます。
冷蔵庫に入れると、あのプルプルとした独特の食感が失われて「もちもち」を通り越して「硬い」食感になってしまうんです。

正しい保存方法

わらび餅のタイプ別保存方法

わらび餅のタイプ	最適な保存場所	注意点
生わらび餅（当日〜2日）	常温（涼しい場所）	直射日光を避け、その日のうちに食べる
チルドパック（賞味期限を確認）	冷蔵庫（指定がある場合のみ）	食べる30分前に冷蔵庫から出して、少し常温に戻す
常温パック、真空パック	常温（冷暗所）	パッケージの指示に従う

特に専門店で購入したわらび餅は、冷蔵庫に入れず、風通しの良い涼しい場所で保存し、なるべく購入したその日のうちに食べきってしまうのが一番美味しい食べ方ですよ！

食べ比べたい！地域限定や変わり種わらび餅の紹介

わらび餅と聞くと、きな粉と黒蜜がかかったシンプルなものを想像しがちですが、実は日本各地にはユニークな「ご当地わらび餅」や、想像を超える「変わり種わらび餅」がたくさん存在します。
ここでは、わらび餅の世界をさらに広げてくれる、面白い商品をご紹介しますね。

ご当地わらび餅：地域色豊かな逸品たち

地域によって、わらび餅は独自の進化を遂げています。

• 沖縄のわらび餅：
  きな粉の代わりに、沖縄産の「黒糖」をたっぷりまぶしたわらび餅があります。黒糖特有のコクのある甘さが特徴で、きな粉とはまた違う、素朴で深い味わいが楽しめます。
• 京都のわらび餅：
  言わずと知れた和菓子の本場。抹茶やほうじ茶を練り込んだわらび餅や、竹の皮に包まれた高級感あふれるわらび餅など、洗練された商品が多いです。
• 山陰地方のわらび餅：
  「わらび餅」ではなく「わらび粉を使ったお餅」という独自の進化を遂げた商品もあり、とろけるというよりは「弾力がすごい」のが特徴のものもあります。

こうしたご当地わらび餅は、道の駅や物産展、そして前述の通り通販サイトで見つけることができますよ。

スイーツとして進化！驚きの変わり種わらび餅

最近のトレンドは、わらび餅を和菓子の枠から飛び出させ、洋菓子と融合させた「ハイブリッドスイーツ」です。

話題の変わり種

進化系わらび餅の例

種類	特徴	販売場所のヒント
クリームわらび餅	わらび餅の中に生クリームやカスタードがたっぷり	コンビニ、洋菓子店、デパ地下
フルーツわらび餅	わらび餅にフルーツのピューレや果肉を練り込み	専門店、催事場
タピオカわらび餅	モチモチ感が強く、タピオカドリンクのように飲むスタイル	コンビニ、タピオカ専門店

特に、わらび餅の中にクリームを入れたタイプは、新食感スイーツとして大人気です。ぷるぷるとしたわらび餅と、とろりとしたクリームの相性が抜群で、和菓子が苦手な方でも美味しく食べられます。

色々なわらび餅を食べ比べて、あなたのお気に入りの「ベストわらび餅」を見つけてみてくださいね！

【裏技】わらび餅が売り切れの時に代用できる和菓子はコレ！

どうしてもわらび餅が手に入らない！でも、あの「きな粉」と「もちもち感」が忘れられない！
そんな、わらび餅シックになってしまった時のために、わらび餅の食感や味わいに近い、代用できる和菓子をご紹介します。
これを覚えておけば、スーパーでわらび餅が売ってない時も、きっと心の平穏を保てますよ。

食感で代用するなら「葛餅（くずもち）」が一番近い

わらび餅の代用品として、最もおすすめなのが「葛餅」です。
わらび餅が「わらび」のデンプンから作られるのに対し、葛餅は「葛（くず）」のデンプンから作られます。

• 共通点：
  どちらもデンプンを加熱して作るため、プルプルとした弾力のある食感が非常に似ています。きな粉と黒蜜をかけて食べるスタイルも共通しています。
• 違い：
  葛餅の方が、わらび餅よりも少ししっかりとした弾力があり、透明度が高いことが多いです。また、関東と関西で葛餅の定義が異なる場合もありますが、一般的にスーパーで売られているものは、食感が似ています。

もしわらび餅が売り切れていたら、和菓子コーナーで葛餅を探してみてください。きっと満足できるはずです。

味わいで代用するなら「安倍川餅」や「きな粉餅」

わらび餅の魅力は、食感だけでなく、あの香ばしいきな粉と黒蜜の甘さですよね。
この「味わい」を代用したいなら、お餅を使った和菓子がおすすめです。

• 安倍川餅（あべかわもち）：
  つきたてのお餅にきな粉をたっぷりまぶし、砂糖をかけて食べるお菓子です。わらび餅のような冷たい食感はありませんが、きな粉の風味を存分に楽しめるため、きな粉好きにはたまりません。
• わらび餅風のお餅：
  スーパーによっては、一口サイズの求肥（ぎゅうひ）や、柔らかいお餅にきな粉と黒蜜をセットにした商品が販売されています。
  これらはわらび餅とパッケージが似ていることが多いので、間違えて買ってしまう人もいるくらい、代用品としては優秀ですよ。

手軽に代用！家にあるものでわらび餅風に

もし、家に「片栗粉」か「ゼラチン」があれば、簡易的な「わらび餅風」を自分で作ることも可能です。
片栗粉を水と砂糖で練って加熱すれば、「なんちゃってわらび餅」が簡単に作れます。
これにきな粉と黒蜜をかければ、緊急時のわらび餅欲は満たされるはず！

わらび餅がなくても、和菓子の世界には美味しい代用品がたくさんあります。ぜひ、色々な和菓子を試して、お気に入りを見つけてくださいね。

葛餅とわらび餅の違いを詳しく知る（Google検索）

手作りわらび餅を失敗しないためのコツとアレンジレシピ集

わらび餅粉を手に入れたら、次に挑戦するのは手作りですよね。
でも、「手作りは難しいんじゃないか」と心配になる方もいるかもしれません。
ご安心ください！
いくつかのポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に、美味しいわらび餅を作ることができますよ。
モモストアが、失敗しないためのコツと、ちょっとしたアレンジレシピをご紹介します。

失敗しないための2大ポイント

わらび餅作りで失敗してしまう主な原因は、「加熱不足」か「混ぜ不足」です。

ポイント1：粉と水は「冷たい状態」で完全に混ぜる

最初にわらび餅粉と水を混ぜる工程が最も重要です。
この時、水は必ず冷水を使いましょう。熱い水だと、粉を入れた瞬間にダマになってしまい、滑らかなわらび餅になりません。

• 冷たい水でわらび餅粉をしっかり溶かし、完全に沈殿物がなくなるまで混ぜるのがコツです。
• 砂糖を加える場合は、この段階で一緒に溶かしておきましょう。

ポイント2：「透明になるまで」しっかり加熱・練り上げる

火にかけると、液状だったものが急に固まり始めます。
ここで「もういいかな」と火を止めてしまうと、中が生煮えで、白い粉っぽい部分が残ってしまい、食感が悪くなります。

• 最初は弱火〜中火で、ヘラで絶えず鍋底からしっかり混ぜます。
• 全体が透明になり、強い弾力が出て、鍋から生地が簡単にはがれるようになるまで、ひたすら練り上げましょう。

透明になってからが勝負です。この「練り」の工程が、あのプルプルとした弾力のある食感を生み出す元になりますよ。

手作りわらび餅アレンジレシピ集

基本のわらび餅が作れるようになったら、次は色々な味に挑戦してみましょう！

手作りわらび餅のアレンジレシピ

アレンジ名	作り方（基本レシピに追加）	おすすめのトッピング
ミルクティーわらび餅	水の代わりに濃いめに淹れたミルクティーを使う	練乳、タピオカ、メープルシロップ
黒ごまわらび餅	練る直前に「黒練りごま」を大さじ1〜2加える	黒蜜、きな粉（白ごまを混ぜても美味しい）
レモンわらび餅	水の2割程度をレモン果汁に置き換える	砂糖をまぶす、炭酸水に入れて食べる

特にミルクティーわらび餅は、まるでカフェのスイーツのような味わいで、お子様から大人まで大人気です。
手作りなら、砂糖の量も調節できるので、ヘルシーに楽しみたい方にもおすすめですよ。

冷やしすぎると硬くなるので、完成したら氷水で冷やし、食べる直前まで常温の涼しい場所で保存してくださいね！

わらび餅の歴史と文化！知って食べるともっと美味しい豆知識

わらび餅は、ただ美味しいだけでなく、実は非常に長い歴史と奥深い文化を持つ和菓子なんです。
わらび餅のルーツや、なぜ今の形になったのかを知ると、いつものわらび餅がもっと美味しく、愛おしく感じられるはずですよ。
ここでは、わらび餅にまつわる面白い豆知識をご紹介します。

わらび餅は「幻の和菓子」だった？そのルーツ

わらび餅の歴史は古く、なんと平安時代にまで遡ると言われています。
わらび餅が文献に初めて登場するのは、醍醐天皇の時代です。

醍醐天皇が愛した和菓子
醍醐天皇がわらび餅を召し上がり、「美味である」と褒め称え、「太夫（たゆう）」の位を授けたという伝説があります。
このことから、わらび餅は「岡太夫餅（おかたゆうもち）」とも呼ばれていたそうです。すごい出世ですね！

当時のわらび餅は、現在のように気軽に食べられるものではなく、公家や貴族などの身分の高い人しか口にできない「幻の和菓子」でした。
その理由は、原料となる「本わらび粉」が、わらびの根っこからわずかしか採れない、非常に希少なものだったからです。現代でも本わらび粉が高価なのは、この希少性から来ています。

「わらび餅」と「葛餅」を分けた文化の違い

前述の代用品でも触れましたが、わらび餅と葛餅はよく比較されます。
実は、この二つは、日本の東西で発展した歴史的な背景があります。

わらび餅と葛餅の文化的な違い

和菓子	主な原料	主な消費地（文化）
わらび餅	わらび粉	主に西日本（京都など）で発展
葛餅	葛粉（または小麦粉でんぷん）	主に東日本（東京など）で発展

これは、それぞれの原料となる「わらび」や「葛」が、どの地域で多く採れたかという地理的な理由も関係していると言われています。
現代では全国どこでも両方手に入りますが、京都に行けば本わらび餅、東京の老舗店に行けば葛餅を、と食べ分けてみるのも面白いですね。

わらび餅は、時代を超えて人々に愛され続けてきた、日本の誇るべき和菓子の一つです。
次の一口は、その歴史の重みを感じながら、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

わらび餅と一緒に買いたい！きな粉・黒蜜の選び方とこだわり

わらび餅の主役はもちもちした本体ですが、その美味しさを100倍引き出してくれるのが「きな粉」と「黒蜜」です。
スーパーや通販では、きな粉と黒蜜がセットになっていることが多いですが、あえて別々に購入して、自分の好みのわらび餅を追求してみるのも楽しいですよ。
ここでは、わらび餅をさらに美味しくするための、きな粉と黒蜜の選び方のこだわりをご紹介します。

きな粉は「深煎り」か「浅煎り」かで味が変わる

きな粉は、大豆を煎って粉にしたものですが、その「煎り方」によって、風味が全く異なります。

• 深煎りきな粉：
  大豆を長時間じっくりと煎ったきな粉です。色が濃い茶色で、香ばしさが強く、コクのある味わいが特徴です。どちらかというと、わらび餅やみたらし団子など、和菓子の風味を引き立てるのに向いています。
• 浅煎りきな粉：
  煎り時間が短いため、大豆本来の甘みが強く、色が薄く黄色っぽいのが特徴です。大豆そのものの優しい風味を味わいたい時に向いています。

わらび餅には、香ばしさが強い深煎りきな粉がおすすめですが、優しい甘さが好きなら浅煎りを試してみるのも良いでしょう。
スーパーの製菓材料コーナーで、深煎りや浅煎りを選んでみてください。

黒蜜は「沖縄黒糖100%」を選ぶのが間違いなし

黒蜜は、主に黒糖を煮詰めて作るシロップですが、これもまたピンキリです。
最高のわらび餅体験をするためには、ぜひ「沖縄産黒糖100%」のものを選んでください。

• 風味の深さ：
  沖縄黒糖は、サトウキビのミネラル分が豊富で、独特のコクと深み、そしてわずかな塩気を感じるのが特徴です。この複雑な味わいが、わらび餅のシンプルな甘さを引き締めてくれます。
• とろみ：
  水飴などで増量されていない、黒糖本来の自然なとろみがあるため、わらび餅によく絡み、見た目も美しく仕上がります。

もし黒蜜が手に入らなければ、家にあるメープルシロップや、黒糖を少量のお湯で溶いたものでも代用できますが、やはり本格的な黒蜜の風味は格別ですよ！
わらび餅を食べる際は、きな粉と黒蜜にもこだわって、最高の組み合わせを見つけてくださいね。

わらび餅の意外な健康効果！美容やダイエットに嬉しいポイント

わらび餅は美味しいだけでなく、実は健康や美容に嬉しい効果も秘めているんです。
和菓子はカロリーが高いイメージがあるかもしれませんが、わらび餅は他のスイーツと比べてもヘルシーな部類に入ります。
ここでは、わらび餅の意外な健康効果について、モモストアが詳しく解説しますね。

低カロリーでダイエット中のおやつに最適

わらび餅の主成分はデンプンで、そのほとんどが水分です。
そのため、1個あたりのカロリーは、他の洋菓子と比べてもかなり低いのが特徴です。

カロリー比較（目安）

わらび餅と他スイーツのカロリー比較（100gあたり）

わらび餅	ショートケーキ	シュークリーム
約100kcal	約350kcal	約250kcal

もちろん、きな粉や黒蜜の量によってカロリーは変動しますが、適量を守れば、ダイエット中の「ちょっと甘いものが食べたい」という欲求を満たすのに最適です。
罪悪感なく楽しめるのが、わらび餅の嬉しいポイントですね。

原料の「わらび粉」には豊富な食物繊維

わらびの根っこから抽出される「わらび粉」には、豊富な食物繊維が含まれています。

• 整腸作用：
  食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなり、お通じを良くする効果が期待できます。これは、美肌効果にも繋がるため、美容を意識している方にもおすすめです。
• 腹持ちの良さ：
  わらび餅のあの弾力と、食物繊維のおかげで、少量でも満腹感を得やすく、間食の量を抑える効果も期待できます。

ただし、これは本わらび粉の割合が多いわらび餅に限ります。安価なミックス粉では、食物繊維の恩恵は少ないかもしれませんが、それでも一般的な洋菓子よりはヘルシーですよ。

黒蜜に含まれる「ミネラル」で美容をサポート

黒蜜の原料である黒糖には、カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
特に、女性に不足しがちな鉄分も含まれているため、白砂糖を使ったシロップよりも、栄養価が高いと言えます。

わらび餅を食べる際は、きな粉に含まれる大豆イソフラボン（美容効果）と、黒蜜に含まれるミネラル（健康サポート）の組み合わせを意識すると、ただ美味しいだけでなく、心と体の両方に嬉しい効果が期待できますね。

わらび餅と一緒に飲みたい！最高に合うおすすめの飲み物5選

わらび餅の美味しさを最大限に引き出すためには、一緒に飲む飲み物にもこだわりたいですよね。
あの上品な甘さと、きな粉の香ばしさにぴったり合う、最高のマリアージュをご紹介します。
ぜひ、あなたのお気に入りの一杯を見つけて、優雅なティータイムを楽しんでください。

王道！抹茶（薄茶）

やはりわらび餅と最も相性が良いのは、日本の伝統的な飲み物である「抹茶」です。
抹茶のほろ苦さと渋みが、わらび餅の黒蜜の甘さを引き締めてくれます。

• ポイント：
  わらび餅の甘さを邪魔しないよう、砂糖の入っていない薄茶（うすちゃ）がおすすめです。

香ばしさで引き立てる「ほうじ茶」

「抹茶はちょっとハードルが高い」という方には、ほうじ茶がおすすめです。
ほうじ茶の香ばしい香りは、きな粉の香ばしさと共鳴し、口の中をさっぱりとリフレッシュしてくれます。
温かいほうじ茶はもちろん、夏場に冷たいアイスほうじ茶も最高ですよ。

意外な相性！「濃い目のブラックコーヒー」

実は、わらび餅とコーヒーの組み合わせは、最近の和スイーツカフェでも定番になりつつある人気の組み合わせです。
特に、深煎りの豆で淹れた濃いめのブラックコーヒーがおすすめです。コーヒーの苦みが、黒蜜の上品な甘さを際立たせてくれます。
まるで、きな粉餅のような感覚で楽しめますよ。

紅茶（ストレートまたはアールグレイ）

紅茶と和菓子？と思うかもしれませんが、フレーバーティーのアールグレイはわらび餅と驚くほど合います。
アールグレイのベルガモットの爽やかな香りが、口の中の甘さを洗い流してくれるため、何個でも食べられてしまいそうです。

夏場には「麦茶」でさっぱりと

夏の暑い日に食べるわらび餅には、冷たく冷やした麦茶が一番です。
麦茶の持つ自然な香ばしさと、ゴクゴク飲める爽快感が、わらび餅のもちもちとした食感と絶妙なバランスを生み出してくれますよ。

その日の気分や、わらび餅の甘さによって、色々な飲み物を試してみてくださいね！

【豆知識】わらび餅を食べる時のマナーってあるの？

わらび餅は、自宅でカジュアルに食べることも多いですが、和菓子店や茶会でいただく場合は、ちょっとしたマナーを知っておくと、より美味しく、優雅な気持ちで楽しめます。
特に、デパ地下などで購入したわらび餅を手土産として持っていく際にも役立つ情報です。

わらび餅の基本的ないただき方

楊枝を使うのが基本

わらび餅は、基本的に和菓子用の「黒文字（くろもじ）」と呼ばれる木製の楊枝、またはプラスチック製の楊枝でいただきます。
フォークやスプーンを使うよりも、きな粉や黒蜜がこぼれにくく、上品に食べることができます。

• 一口サイズに切ってある場合は、そのまま楊枝で刺していただきます。
• 大きな塊の場合は、楊枝で一口大に切り分けてから、口に運びましょう。

きな粉と黒蜜は「お皿の上」で整える

きな粉や黒蜜は、わらび餅にたっぷりかかっていることが多いですが、一口食べるたびに、お皿の上で少しずつ付け足すのが上品な食べ方です。
特に、黒蜜は垂れやすいので、楊枝に付いた蜜をお皿のフチなどで軽く切ってから口に運ぶと、手が汚れるのを防げます。

食べる順番に決まりはないけれど…

わらび餅は、特に食べる順番に決まりはありません。
しかし、もしきな粉や黒蜜が別添えの場合は、まずわらび餅そのものの風味を一口だけ味わってみるのもおすすめです。
その後、きな粉や黒蜜をかけて、味の変化を楽しむという食べ方を試してみてください。

手土産にするなら「保冷剤」を必ず添えて

専門店などで生わらび餅を購入し、手土産にする場合は、必ず保冷剤を添えて、直射日光の当たらない涼しい場所で持ち運びましょう。
また、先ほどもお話しした通り、わらび餅は冷蔵庫に入れると硬くなってしまうため、相手の方にも「すぐに召し上がっていただくか、常温の涼しい場所で保管してください」と一言添えると、親切ですよ。

これらのマナーを知って、より一層、わらび餅の美味しさを感じてみてくださいね！
和菓子のマナーについて（Google検索）

わらび餅が「固い」と感じた時の復活裏技！

「せっかく買ったわらび餅が、冷蔵庫に入れてしまってカチカチに固くなってしまった…」
「パックのわらび餅が、もちもち感がなくてイマイチ…」
そんな時でも諦めないでください！
わらび餅の食感を復活させるための裏技があるんです。知っていると便利な、簡単な方法をご紹介します。

固くなったわらび餅を救う「レンジ加熱」

冷蔵庫などで冷やしすぎて固くなってしまったわらび餅は、デンプンの老化が原因です。
この老化は、「温める」ことで一時的に元に戻すことができます。

1. わらび餅を耐熱容器に入れる：
   固くなったわらび餅を、きな粉や黒蜜を落として耐熱容器に入れます。
2. 少量の水を加える：
   わらび餅が乾燥している場合は、大さじ1〜2程度の水を加えます。
3. レンジで加熱する：
   ラップをかけて、500Wで20秒〜30秒ほど加熱します。加熱しすぎると溶けすぎてしまうので、最初は短めに調整してください。
4. 軽く混ぜて冷ます：
   加熱後、わらび餅が熱々のうちにヘラなどで軽く混ぜて形を整えます。
   その後、常温で冷ますか、急いでいる場合は氷水にさっと通して冷やすと、プルプルとした食感が復活します。

ただし、一度復活させても、また冷やすと固くなるので、この裏技は食べる直前に行うのが鉄則です！

パックのわらび餅を美味しくする「ひと手間」

スーパーなどで購入したパックのわらび餅は、そのまま食べると、たまに「もちもち感が足りない」と感じることがありますよね。
そんな時は、パックから出したわらび餅を、一度水でサッと洗ってみてください。

理由：
パックのわらび餅の表面には、くっつき防止のためのデンプンや水分が残っていることがあります。これを洗い流すことで、わらび餅本来のツルツルとした食感が引き立ちます。

• 洗いすぎると風味が落ちてしまうので、サッと水に通す程度でOKです。
• 水気を切ってから、きな粉と黒蜜をかければ、いつもよりワンランク上の美味しさになりますよ！

ちょっとしたひと手間で、わらび餅はさらに美味しくなります。ぜひ試してみてくださいね！

【おもてなし】わらび餅を格上げする盛り付けアイデア

せっかく美味しいわらび餅を手に入れたなら、盛り付けにもこだわって、お客様へのおもてなしや、自分へのご褒美タイムを特別なものにしませんか？
ちょっとした工夫で、スーパーのわらび餅も、まるで高級料亭のデザートのように見違えますよ。

器は「ガラス」や「竹」の涼しげなものを

わらび餅は、その透明感と冷たさを強調することで、より美しく見えます。
夏場はもちろん、一年中、涼しげな器を使うのがおすすめです。

• ガラスの器：
  透明なガラスや、カットが入ったガラスの器に盛り付けると、わらび餅のつややかな質感が際立ちます。
• 竹の器（ざる）：
  竹製のざるや器に、わらび餅と氷を一緒に盛り付けると、涼やかな雰囲気がグッと増し、風情のあるおもてなしになります。

器の色は、きな粉や黒蜜の色を引き立てる、白や透明、またはシックな黒などがおすすめです。

添え物で彩りと香りをプラス

わらび餅の隣に、ちょっとした添え物をプラスするだけで、見栄えが格段にアップします。

• ミントの葉：
  わらび餅の上に、小さなミントの葉を1枚添えるだけで、緑の差し色が加わり、一気にプロっぽい仕上がりになります。
• 季節のフルーツ：
  夏の時期なら、カットした桃やマスカットなどを少し添えると、見た目の彩りが増し、さっぱりとした酸味がわらび餅の良いアクセントになります。
• 飾り付け用のきな粉：
  盛り付けた後に、茶こしを使ってきな粉を上からもう一度薄く振りかけると、ふんわりとした見た目になり、お皿のフチもきれいに保てます。

和菓子だからといって難しく考える必要はありません。ケーキをデコレーションするような感覚で、自由に盛り付けを楽しんでくださいね！

わらび餅の冷凍保存はできる？解凍方法と注意点

「業務用スーパーで大容量パックを買ったけど、食べきれない…」「通販でたくさん届いた！」
そんな時に気になるのが、わらび餅の冷凍保存が可能かどうか、ですよね。
結論から言うと、わらび餅は冷凍できるものと、できないものがあります。間違った方法で冷凍すると、せっかくの食感が台無しになってしまうので注意が必要です。

「生わらび餅」は基本的に冷凍NG

専門店やスーパーのチルドコーナーで売られている、水分の多い「生わらび餅」は、基本的に冷凍には向いていません。

理由：
生わらび餅に含まれる水分が、冷凍によって氷の結晶になり、わらび餅の組織を壊してしまいます。解凍すると、水っぽくなったり、あのプルプルとした食感が失われ、ボソボソとした状態になってしまうことが多いからです。

冷凍保存に向いているわらび餅のタイプ

冷凍保存できるのは、主に以下のタイプです。

• 市販の「冷凍わらび餅」：
  業務スーパーなどで売られている、最初から「冷凍用」として作られている商品です。冷凍しても品質が変わらないよう、デンプンや製法が工夫されています。
• 自分で手作りしたわらび餅：
  手作りしたわらび餅は、温かい状態のものをすぐに密閉して冷凍することで、比較的食感を保ちやすいです。

手作りわらび餅を冷凍する手順

1. すぐに密閉する：
   出来上がったわらび餅を一口サイズに切り分け、きな粉や黒蜜をつけずに、粗熱が取れたらすぐにラップで包み、ジップロックなどの密閉袋に入れます。
2. 急速冷凍する：
   家庭用冷凍庫の場合、金属製のトレーなどに乗せて、なるべく早く凍らせるようにしましょう。
3. 自然解凍でいただく：
   食べる時は、冷蔵庫ではなく、常温で自然解凍するのがおすすめです。約1時間ほどで食べ頃になります。

冷凍保存する場合は、解凍後の食感が多少変わってしまうことは理解しておきましょう。でも、捨てるよりは美味しく食べられるので、ぜひ試してみてくださいね！