伝説のブレンデッド「ロングジョン」は終売で幻に?気になる在庫と代替銘柄を徹底解説
ウイスキーファンの方なら一度は耳にしたことがあるであろう、あの「ロングジョン」。
「最近お店で見かけないけれど、もしかして終売になったの?」「あの味が忘れられないけど、もう手に入らない?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、ロングジョン ウイスキーが本当に終売になったのか、そしてその背景や、今どうすれば手に入るのかを徹底的に調査しました。さらに、ロングジョンの風味に近いウイスキーもたっぷりご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
・いつ・なぜ終売になった?製造中止の背景にあるとされる理由
・ロングジョン ウイスキーの特徴と味わい:愛され続けた魅力とは
・ロングジョンの代わりになる?おすすめのブレンデッドウイスキー5選
・終売品の在庫はどこで探す?今すぐ買える可能性のある販売場所
- ロングジョン ウイスキーは本当に終売なの?現在の状況を調査
- いつ・なぜ終売になった?製造中止の背景にあるとされる理由
- ロングジョン ウイスキーの特徴と味わい:愛され続けた魅力とは
- ロングジョンの代わりになる?おすすめのブレンデッドウイスキー5選
- 終売品の在庫はどこで探す?今すぐ買える可能性のある販売場所
- Amazonや楽天市場などオンラインでの在庫状況と購入時の注意点
- メルカリなどのフリマサイトで「ロングジョン」を探す際のポイント
- ロングジョンを定価で手に入れるのは絶望的?価格高騰の現状を解説
- ロングジョンを楽しむ!おすすめの飲み方とベストなアレンジレシピ
- 「ロングジョン」の姉妹品や関連銘柄はある?歴史を深掘り
- サントリーが輸入していた?販売元とブランドの変遷をチェック
- 今こそ飲みたい!ブレンデッドウイスキー界の隠れた名酒たち
- 【読者アンケート】ロングジョン終売に対するウイスキーファンの声
ロングジョン ウイスキーは本当に終売なの?現在の状況を調査

まず結論からお伝えしますと、残念ながら、ロングジョン ウイスキーは事実上の「終売」となっています。
正確には、日本国内の正規ルートでの輸入・販売が終了している状況です。このニュースは、長年このウイスキーを愛飲してきたファンにとって、非常にショックな出来事でしたよね。
終売が囁かれ始めたのは数年前ですが、現在では大手酒販店やスーパーマーケットの棚から姿を消し、市場に出回っているのは既存の在庫のみとなっています。
「終売」と「販売終了」が意味するもの、市場への影響とは
「終売」と聞くと、単に「もう買えない」というイメージですが、ウイスキー業界においては少し複雑な背景があります。
ロングジョンはスコットランドで製造されているブレンデッドウイスキーであり、日本国内ではかつてサントリーが輸入販売を行っていました。しかし、ブランドの方針転換や販売戦略の変更など、様々な要因が重なり、日本市場への供給がストップしてしまったのです。
この「販売終了」が市場に与える影響は非常に大きく、終売が明らかになった直後から、残されたボトルを求める声が殺到しました。
その結果、在庫が枯渇し、一部のオンラインショップや専門の酒店では、元の定価よりもかなり高額なプレミアム価格で取引されるようになっています。
現在の入手難易度を具体的に解説
現在のロングジョンの入手難易度は、正直に言って「非常に高い」と言わざるを得ません。モモストアの調査に基づくと、入手ルートは主に以下の3つに絞られます。
- 一部の酒販店の奥深くに残るデッドストック:ごく稀に、昔ながらの酒屋さんなどで埃をかぶった状態で発見されることがあります。
- オンラインショップやオークション:価格は高騰していますが、最も確実に見つけられるルートです。
- フリマサイトや個人間取引:稀に定価に近い価格で出品されることもありますが、偽物や品質劣化のリスクも伴います。
特にヴィンテージボトルや、サントリー時代に販売されていた特級表記のあるボトルなどは、ウイスキーコレクターの間で非常に人気があり、価値は上がり続ける傾向にあります。今後、時間が経つにつれてさらに在庫は減り、より「幻」の存在になっていくでしょう。
もし今、お手元にロングジョンがある方は、非常に貴重なボトルをお持ちだということを再認識してくださいね。
終売のニュースは残念ですが、この情報を知っているだけでも、今後のウイスキー選びやボトル探しに役立つはずです。
次の見出しでは、具体的に「いつ、なぜ」終売になったのか、その真相に迫ります!
いつ・なぜ終売になった?製造中止の背景にあるとされる理由
ロングジョン ウイスキーが終売となったのは、一概に「この日」と特定できるものではありません。多くの終売品と同様に、徐々に市場から姿を消していった経緯があります。
日本国内での販売終了が明確になったのは、サントリーが取り扱いを終了した時期と重なります。具体的な終売の告知は公式には大々的に行われませんでしたが、2010年代に入ってから、徐々に店頭在庫が減り始め、最終的に再入荷の見込みがない状況になったことで、「終売」が確定しました。
では、なぜこれほどまでにファンに愛された銘柄が、市場から姿を消さなければならなかったのでしょうか。その背景には、いくつかの複合的な理由があるとモモストアは分析しています。
ウイスキー市場のグローバル戦略とポートフォリオの見直し
ロングジョンのブランドは、現在、多国籍企業であるペルノ・リカール傘下のシーバスリーガル社が所有しています。大規模なグローバル企業にとって、ブランドポートフォリオの最適化は常に重要な課題です。
ウイスキー市場は近年、シングルモルトやプレミアムブレンデッドの需要が世界的に高まっており、その中でロングジョンは、比較的価格帯が手頃な「スタンダードブレンデッド」のカテゴリーに位置していました。
| 要因 | 具体的な影響 |
| グローバル戦略の変更 | ブランドオーナーが、より利益率の高いプレミアムブランド(シーバスリーガルなど)に注力し、スタンダード銘柄の生産や販売を縮小した可能性。 |
| 原酒の供給バランス | ブレンデッドウイスキーの核となるモルト原酒(ロングモーン蒸溜所の原酒がキーモルトとされる)を、より高価格帯の製品に回す必要が生じた可能性。 |
| 日本市場の特殊性 | 日本の消費者の嗜好の変化(クラフトウイスキーブームなど)や、輸入元のサントリーの戦略転換により、販売の優先順位が下がった可能性。 |
特に、原酒の供給バランスの問題は、終売の大きな引き金になることが多いです。ブレンデッドウイスキーは、その個性を保つために特定のモルト原酒をキーモルトとして使用しますが、そのモルト原酒自体の需要が高まったり、熟成が間に合わなくなったりすると、採算性の低い銘柄から順に生産を終了せざるを得なくなります。
サントリーによる取り扱い終了の影響
日本市場においてロングジョンの存在感を支えていたのは、長年にわたるサントリーの販売網でした。サントリーは世界的なウイスキーメーカーであり、独自のブランド(山崎、白州など)や、競合他社の人気銘柄を多数取り扱っています。
ある時期、サントリーのポートフォリオの中で、ロングジョンが占める戦略的な重要性が低下したと考えられます。例えば、より販売を強化したい競合ブランドの台頭や、自社ブランドへの集中といった理由が挙げられます。
輸入元の変更や、そもそも日本市場への供給自体がストップしたことで、多くの消費者が手軽にロングジョンを購入できなくなり、結果的に「終売」という形になってしまったのです。
終売は寂しい出来事ですが、これもまたウイスキーの歴史の一ページ。次に、その「愛された」ロングジョンの具体的な魅力について掘り下げていきましょう。
(出典:ウイスキーブランドの歴史に関するウェブサイト、過去のサントリーの製品ラインナップ)
ロングジョン ウイスキーの特徴と味わい:愛され続けた魅力とは
ロングジョンは、数あるスコッチブレンデッドウイスキーの中でも、特にその「軽快さと飲みやすさ」で長年愛されてきた銘柄です。終売となった今、その味わいを正確に記憶しているファンも多いのではないでしょうか。
その核となるのは、スペイサイドの名門蒸溜所「ロングモーン」のモルト原酒がキーモルトとして使われている点です。
キーモルト「ロングモーン」がもたらすスペイサイドらしい華やかさ
ブレンデッドウイスキーの品質は、ブレンドの核となるモルト原酒の個性に大きく左右されます。ロングジョンのキーモルトとされるロングモーン蒸溜所の原酒は、スペイサイド地方特有の、非常にリッチでフルーティ、かつ繊細なアロマを持っています。
- 香り:バニラ、ハチミツのような甘いアロマと、リンゴや洋梨のようなフルーティさが特徴です。どこか柑橘系の爽やかさも感じられます。
- 味わい:口当たりは非常にスムーズで軽快。ブレンデッドらしいモルトとグレーンのバランスが絶妙で、嫌なアルコール感やピーティーさ(スモーキーさ)はほとんどありません。
- フィニッシュ(余韻):短くクリアで、軽やかな甘さが残るため、次に飲む一杯を誘うような爽快感があります。
このバランスの良さこそが、ロングジョンが「日常のウイスキー」として非常に優秀だった理由です。ストレートでもロックでも楽しめますが、特に水割りやハイボールにした時にその真価を発揮しました。
ロングジョンが持っていた「時代のニーズ」
ロングジョンが日本で広く受け入れられた時代は、まだウイスキーが高級品というイメージが強かった頃から、徐々に日常的なお酒として広がり始めた時期と重なります。
その価格帯と味わいのバランスが、まさに当時の日本の消費者ニーズにぴったり合っていたと言えます。重厚すぎず、癖が強すぎないため、ウイスキー初心者の方にも抵抗なく受け入れられやすかったのです。
テーブルに並べても主張しすぎず、食事の邪魔をしないその控えめながらも確かな存在感が、ロングジョンの大きな魅力でした。終売となった今、「あの頃の普段使いのウイスキー」として、多くの人が郷愁を覚えるのも納得できます。
テイスティングノートの比較:スタンダードと12年
ロングジョンにはスタンダード品の他にも、稀に12年熟成などのバリエーションが存在しました。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 銘柄 | 主な特徴 | テイスティングノート(イメージ) |
| スタンダード(NAS) | 軽快でスムーズ。ハイボールに最適。 | 若々しい麦芽、リンゴ、バニラ。ドライな口当たりとクリアな甘さ。 |
| 12年熟成 | スタンダードよりも熟成感と複雑さが増す。 | シェリー樽由来のナッツやドライフルーツ、トースト香。よりまろやかで長い余韻。 |
特に12年熟成は、終売となった今ではさらにレアリティが高く、もし見つけることができたらウイスキーファンにとっては大発見となるでしょう。熟成年数が増すことで、ロングモーン原酒が持つ複雑なリッチさが引き出され、より深みのある味わいになります。
この特徴を理解すると、「あの味が忘れられない」という気持ちがさらに強くなりますよね。しかし、ご安心ください。次の章では、ロングジョンの特徴に限りなく近い、おすすめの代替銘柄をご紹介します!
ロングジョンの代わりになる?おすすめのブレンデッドウイスキー5選
終売は残念ですが、ロングジョンを愛した舌は、きっと次に愛すべきウイスキーを探し求めているはずです。ロングジョンの特徴である「軽快さ」「フルーティさ」「バランスの良さ」をキーワードに、モモストアが厳選したおすすめのブレンデッドウイスキーを5つご紹介します。
これらの銘柄は、オンラインショップや一般的な酒販店でも比較的入手しやすく、価格帯もスタンダードなものを選んでいますので、ぜひ試してみてください。
代替ウイスキー選定の基準とおすすめ銘柄の詳細
選定にあたっては、以下の3つのポイントを重視しました。
- キーモルトの類似性:スペイサイド系のモルト(フルーティ、華やか)がブレンドの核になっていること。
- 飲み口の軽快さ:重すぎず、ハイボールや水割りにしても個性が失われないバランスを持っていること。
- 価格帯:かつてのロングジョンと同じく、デイリーユースできる手頃な価格帯であること。
デュワーズ ホワイトラベル(Dewar’s White Label)
アメリカで特に人気が高いブレンデッドウイスキーで、スコッチの中では比較的「軽やかでクリーミー」な部類に入ります。キーモルトはアバフェルディ蒸溜所の原酒で、ハチミツのような甘さとまろやかさが特徴です。
ロングジョンのようなスムーズな口当たりを求める方に最適で、ハイボールにすると爽快感が際立ち、特に食事との相性も抜群です。終売品のロングジョンを探すよりも、確実に手に入る代替品として、筆頭に挙げられる一本です。
バランタイン ファイネスト(Ballantine’s Finest)
言わずと知れた、世界的なブレンデッドウイスキーの代表格です。バランタインは、スペイサイドやハイランドの原酒を中心に40種類以上のモルトとグレーンがブレンドされています。
その味わいは「非常にバランスが取れている」の一言。リンゴやナッツの香りが感じられ、ロングジョンの持つフルーティさと軽やかさを見事に再現しています。特にウイスキーのブレンド技術の高さから、複雑すぎず、飲み飽きしない味わいが魅力です。
ジョニーウォーカー レッドラベル(Johnnie Walker Red Label)
「ジョニ赤」の愛称で親しまれ、世界で最も売れているウイスキーの一つです。ロングジョンよりもややパンチがあり、わずかにスモーキーさも感じられますが、そのフレッシュさとスパイシーさがハイボールにした時に活きます。
ロングジョンに比べると個性が強いものの、その軽快な後味は共通しており、「ちょっとパンチが欲しいけど、重すぎるのは嫌だ」という方に試してほしい一本です。特に寒い季節には、このスパイシーさが心地よく感じられます。
クランスマン(Clansman)
あまり日本ではメジャーではありませんが、隠れた実力派としてウイスキーファンに知られています。スコットランドのハイランド地域にあるロッホローモンド蒸溜所が手掛けるブレンデッドウイスキーで、フルーティでスムーズな仕上がりです。
驚くほど価格が手頃でありながら、品質は非常に高く、ロングジョンをデイリーで楽しんでいた方にとっては、最高のコストパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。ストレートで飲んでも雑味が少なく、価格以上の満足感が得られます。
グレンターナー ヘリテージ(Glenturret Heritage)
グレンターナーは、スコットランド最古の蒸溜所の一つであるグレンタレット蒸溜所のモルトをキーモルトとしています。このヘリテージは、その名の通り、伝統的なスコッチの味わいを継承しつつ、現代的な飲みやすさを追求したブレンデッドです。
ロングジョンのような柑橘系の爽やかさと、モルト由来のしっかりとしたコクが両立しており、ロックやストレートでゆっくり楽しむのに向いています。他の4銘柄よりもワンランク上の味わいを楽しみたい時におすすめです。
ブレンデッドウイスキーの楽しみ方と選び方のコツ
ロングジョンが終売になった今、これらの代替品を探す過程もウイスキーの醍醐味の一つです。ぜひ、それぞれのボトルを飲み比べて、あなただけの新しい「デイリーウイスキー」を見つけてください。
選び方のコツ:
- アルコール度数:多くのスタンダード品は40度ですが、たまに43度などのボトルもあります。度数が高いほど、香りが強く、味わいが濃厚になる傾向があります。
- ボトルの色:色が濃いほど、シェリー樽などの熟成の影響を強く受けている可能性が高く、フルーティさよりも重厚さが増します。ロングジョンに近いのは、比較的色が明るいボトルです。
- ハイボールテスト:購入後、まずはハイボールにして飲んでみてください。水で割っても香りが失われず、美味しいと感じるものが、あなたにとっての「第二のロングジョン」となるでしょう。
もし、これらのウイスキーをオンラインで購入される際は、次の見出しで詳しく解説するECサイトの情報を参考にしてみてくださいね。
終売品の在庫はどこで探す?今すぐ買える可能性のある販売場所
「代替品も良いけれど、やっぱりロングジョンのあの味が飲みたい!」そう思うのは、長年のファンなら当然の気持ちですよね。終売品とはいえ、まだこの世から完全に消えたわけではありません。
ここでは、在庫が残っている可能性のある販売場所と、探し方の具体的なコツをモモストアがご紹介します。
実店舗の「デッドストック」を探すというロマン
終売品を探す上で、最もロマンがあり、かつ定価に近い価格で手に入れられる可能性があるのが、実店舗のデッドストック(売れ残り在庫)です。
大手量販店やデパートの酒販コーナーでは、在庫管理が徹底されているため、終売品が残っている可能性は低いですが、狙い目は以下の店舗です。
狙い目の店舗タイプ:
- 地域の老舗の酒屋さん:昔から経営している酒屋さんは、棚の奥や倉庫に、数十年前の終売品をそのまま保管しているケースが多々あります。
- 街の小さなスーパーや食料品店:酒類販売の許可は持っていても、ウイスキーの回転率が低い店舗では、ロングジョンが忘れ去られたように置かれていることがあります。
- 地方の温泉街や観光地の土産物屋:これも同様に、ウイスキーの在庫が長期間動かない場所です。
探し方のコツ:
ただ店に入るだけでは見つけられないことが多いです。店主の方に直接、「昔サントリーが扱っていた『ロングジョン』というウイスキーを探しているのですが、在庫はございませんか?」と尋ねてみましょう。
運が良ければ、「ああ、昔あったね。ちょっと見てみるよ」と、倉庫から貴重なボトルが出てくるかもしれません。この探し方は時間と労力がかかりますが、成功した時の喜びはひとしおです。
インターネットを活用した在庫探しのテクニック
実店舗巡りは難しいという方は、やはりインターネットでの検索が最も効率的です。
ただし、ただ「ロングジョン」と検索するだけでは、在庫なしのページばかりがヒットしてしまいます。検索の際は、以下のテクニックを使ってみてください。
- 販売終了時期の近いウイスキーと一緒に検索:ロングジョンと同時期に終売になったウイスキーの名前(例:キャッスルロック、ブラック&ホワイトなど)と組み合わせて検索すると、古い在庫を持つショップのページが浮上することがあります。
- 商品名の後に「販売店」や「在庫あり」を付けて検索:「ロングジョン ウイスキー 販売店」「ロングジョン 在庫あり」など、具体的なキーワードを組み合わせることで、絞り込みが可能です。
- 画像検索の活用:Googleの画像検索でボトルの画像を検索し、その画像がアップロードされた直近のECサイトやブログを探るのも有効です。
また、ウイスキー専門の掲示板やSNSでの情報交換も非常に重要です。「どこで見かけた」といったリアルタイムな情報が、在庫探しの大きなヒントになることがありますよ。
実店舗とオンライン、それぞれのメリットを活かして、諦めずに探し続けてみましょう。次の章では、オンラインでの購入に特化した注意点をお伝えします。
Amazonや楽天市場などオンラインでの在庫状況と購入時の注意点
終売品を探す上で、最も手軽で、在庫を見つけやすいのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なオンラインショッピングサイトです。しかし、終売品特有のリスクや注意点があるため、安易に飛びつかず、冷静に購入判断をすることが大切です。
ECサイトでの在庫傾向と価格帯
大手ECサイトでロングジョンを検索すると、以下の3つの傾向が見られます。
- 極端な高額商品:元の定価(当時は1,000円台後半~2,000円台前半が中心)を大きく上回る、1万円以上の価格が付けられているケース。これはプレミア価格として販売されているものです。
- 在庫切れのページ:過去に販売していた名残としてページが残っているものの、「在庫切れ」や「販売終了」と表示されているもの。
- 並行輸入品:ごく稀に、海外のルートから仕入れた「並行輸入品」として出品されているもの。ただし、これらも価格は高めです。
楽天市場やYahoo!ショッピングでは、小規模な酒販店が出品している場合があり、そこで掘り出し物が見つかる可能性があります。一方、Amazonは比較的価格が高騰している傾向が見られます。
購入前に必ずチェックすべき3つの注意点
高額な終売品を購入する際は、以下の点に注意してください。
1. 出品者の評価と信頼性:
ECサイトで購入する際は、必ず出品しているストアの評価を確認しましょう。特に高額なウイスキーの場合、評価が低かったり、最近開設されたばかりのストアからの購入は避けるのが賢明です。長年営業している実績のある酒販店からの購入が最も安心できます。
2. ボトルの状態確認:
終売品は古いものが多く、保管状態が悪いと品質が劣化している可能性があります。特に以下の点に注目して、商品画像をチェックしてください。
- 液面低下(エンジェルズシェアの進行):長期間保存されると、コルクの隙間などからアルコールが蒸発し、液面が下がる「目減り」が起こります。液面の極端な低下は、品質劣化のサインの一つです。
- ラベルの状態:カビや汚れ、破れがないか。コレクション目的でなければそこまで気にしなくても良いですが、保存状態の指標になります。
- キャップの状態:液漏れやキャップ周りのカビがないか。
3. 「特級」表記の有無:
古いボトルには、かつての日本の酒税法に基づいた「特級」や「一級」といった表記がラベルに記載されていることがあります。この特級表記があるボトルは、流通時期が古く、希少価値が高い証拠です。
同じロングジョンでも、この表記の有無で価値や相場が大きく変わってきますので、コレクション目的であれば必ずチェックしましょう。
オンラインで見つかる「ロングジョン」以外の掘り出し物
ロングジョンが見つからなかったとしても、オンラインショップには終売間近の隠れた名酒がまだ残っていることがあります。ロングジョンを探しつつ、「終売」や「限定入荷」といったキーワードで他の銘柄を探してみるのも楽しいですよ。
例えば、過去に流通量が少なかった、あまり有名ではないブレンデッドウイスキーなどが、実は非常に高品質であるケースも珍しくありません。終売品のボトルは、「一期一会」の精神で探すのが一番です。根気よく探せば、きっと良い出会いがあるはずです。
主要ECサイトのリンクは次の通りです。新しいウィンドウで開いて、在庫をチェックしてみてくださいね。
メルカリなどのフリマサイトで「ロングジョン」を探す際のポイント
オンラインショップとは別に、終売品を探す上で無視できないのが、メルカリやラクマなどのフリマサイトです。これらのプラットフォームは、個人が所有していたボトルを出品するため、思わぬ掘り出し物が見つかる可能性があります。
ただし、酒類の個人間取引には、ECサイトとは異なる独自の注意点とリスクが伴います。安心して購入するためのポイントをしっかり押さえておきましょう。
フリマサイトのメリットとデメリット
フリマサイトを利用する最大のメリットは、「価格交渉の余地があること」と、「コレクターではない一般の出品者から購入できる可能性があること」です。
ご家庭の棚の整理などで出品されている場合、市場価格を把握しておらず、比較的安価に設定されているケースが稀にあります。これが、フリマサイトで終売品を探す醍醐味です。
| メリット | デメリット・リスク |
| 定価に近い価格で買える可能性がある。 | 品質の保証がない(特に保管状態)。 |
| 価格交渉が可能。 | 偽造品の可能性がある(極めて稀ですが)。 |
| 個人所有の貴重な古酒が見つかる。 | 配送時の破損リスクが高い(出品者の梱包技術に依存)。 |
トラブルを避けるための必須チェック項目
フリマサイトでロングジョンを購入する際は、「購入ボタンを押す前」に、出品者に対して以下の情報を質問し、納得のいく回答を得るようにしてください。
保管状態の確認(最重要)
ウイスキーの品質は、保管環境に全てがかかっています。特に古酒の場合は、以下の質問を具体的に投げかけてみましょう。
- 「どこで保管されていましたか?」:直射日光の当たらない冷暗所(床下収納や、日の当たらない押し入れなど)での保管が理想です。キッチンや窓際での保管は、熱や光による劣化が懸念されます。
- 「温度変化の少ない場所でしたか?」:温度が頻繁に上下する場所(例えば、夏は暑くなる屋根裏部屋など)での保管は避けるべきです。
- 「開封済みですか?」:未開封であることを改めて確認しましょう。
ボトルの詳細写真の追加依頼
出品されている写真だけでは、細部が確認できないことがあります。特に以下の箇所の「追加写真」を依頼してください。
- キャップ周りのアップ:液漏れの痕跡がないか、コルクが劣化してカビが生えていないかを確認します。
- 液面のレベル:ボトルの肩の部分と、液面の高さが写っている写真を追加してもらい、極端な目減りがないかをチェックしましょう。
- シリアルナンバーやロット番号:ボトルによっては、この情報が本物であることの証明になる場合があります。
梱包方法の確認
ガラス瓶であるウイスキーは、配送中に割れるリスクがあります。「どのように梱包して発送予定ですか?」と質問し、プチプチで厳重に包み、動かないように緩衝材を詰めるなど、丁寧な梱包を期待できるか確認しましょう。
これらの質問をすることで、出品者がどれだけ商品の状態を把握しているか、そして取引に対して誠実であるかを見極めることができます。フリマサイトでは、自己責任での取引となりますので、慎重に進めることが大切です。
メルカリなどのフリマサイトのリンクはこちらです。まずは「ロングジョン」で検索してみましょう。
ロングジョンを定価で手に入れるのは絶望的?価格高騰の現状を解説
終売品のロングジョンを探している方にとって、最も気になるのが「価格」ではないでしょうか。かつては2,000円前後で手に入ったウイスキーが、今や数倍、場合によっては10倍近い価格で取引されているのを見ると、驚きと同時にがっかりしてしまうかもしれません。
ここでは、なぜロングジョンの価格が高騰しているのか、そのメカニズムと、現在の相場観について詳しく解説します。
プレミア価格が発生するメカニズム
ウイスキーの価格が高騰する主な要因は、経済学の基本である「需要と供給のバランス」にあります。特に終売品の場合、供給が完全にストップするため、需要が少しでも残っていれば、価格は天井知らずで上がっていく傾向があります。
価格高騰の主な理由:
- 新規供給の停止:終売により、新品のボトルが市場に一切流通しなくなります。
- ファンによる囲い込み:長年の愛飲家やコレクターが、在庫がなくなる前にボトルを複数購入し、市場からボトルを「回収」します。
- 古酒としての価値:時間が経つことで、ボトル自体が歴史的価値を持つようになり、「古酒」としてのプレミアが付加されます。特に「特級」表記のあるボトルは、この傾向が顕著です。
- 投機的な購入:将来的な価格上昇を見込んで、転売目的で購入する層も存在し、これも価格高騰に拍車をかけます。
この結果、ロングジョンは今や「飲むウイスキー」というより「コレクションアイテム」としての側面が強くなってきていると言えるでしょう。
現在の相場観と、適正価格を見極める方法
現在のロングジョンの相場は、ボトルの種類や状態によって大きく異なりますが、一般的なスタンダードボトル(特級表記なし)で、5,000円から15,000円程度が目安となっています。(2025年現在)
適正価格を見極めるチェックリスト:
| 評価項目 | 価格が上がる条件 | 価格が下がる条件 |
| 状態 | 液面が満タンに近い、ラベルが綺麗 | 液面が大きく低下(目減り)、ラベルに汚れや破損 |
| 特級表記 | 特級または従価税率の表記がある | 特級表記がない(新しい流通品) |
| 箱/付属品 | オリジナルの化粧箱が付属している | ボトルのみ |
もし、フリマサイトなどで相場よりも極端に安いボトルを見つけた場合は、「なぜ安いのか?」を徹底的に確認する必要があります。それは品質が劣化しているからかもしれませんし、あるいは、単に出品者が価格を知らないラッキーなケースかもしれません。しかし、前者である可能性を常に念頭に置いて慎重に判断しましょう。
定価での入手は、もはや奇跡に近いと言えますが、もし老舗の酒屋さんでデッドストックを見つけた場合は、迷わず購入することをおすすめします。それこそが、終売ウイスキー探しの最大のロマンであり、最後のチャンスかもしれません。
価格高騰に負けず、次にロングジョンをどう楽しむか、飲み方について考えていきましょう。
ロングジョンを楽しむ!おすすめの飲み方とベストなアレンジレシピ
もし、あなたが今、貴重なロングジョンを手に入れたなら、その楽しみ方は無限大です。終売品であるからこそ、最高の状態で味わい尽くしたいですよね。ここでは、ロングジョンの持ち味を最大限に引き出す、おすすめの飲み方とアレンジレシピをご紹介します。
定番からこだわりまで:ロングジョンの魅力を引き出す飲み方
ロングジョンは軽やかな味わいが特徴なので、どんな飲み方にも順応してくれますが、特に以下の3つの飲み方がおすすめです。
ストレート(常温または加水)でじっくりと
貴重なウイスキーの本来の香りや味わいを確かめるには、やはりストレートが一番です。グラスに注ぎ、まずは常温で香りを楽しみましょう。バニラやフルーツの華やかなアロマが立ち上がってくるはずです。
もしアルコール度数が強く感じるようでしたら、数滴の水を加える「トワイスアップ」を試してみてください。水が加わることで、香りが開き、ウイスキーの持つ繊細な甘さがより強調されます。
ロック(溶けにくい氷で)でゆっくりと
ロックグラスに大きくて溶けにくい氷(できれば丸氷や削り出した氷)を入れ、ロングジョンを注ぎます。冷やされることで香りは落ち着きますが、その分、口当たりのスムーズさが際立ちます。
氷が徐々に溶け、ウイスキーの度数が下がっていく過程で、味わいの変化を楽しめるのがロックの魅力です。ウイスキーと氷が奏でる「カランカラン」という音も、贅沢な時間の一部として楽しんでください。
ハイボール(黄金比で爽快に)
ロングジョンの軽快さは、ハイボールにすると最高のポテンシャルを発揮します。まさにデイリーユースで愛された理由がここにあります。
モモストア推奨!ロングジョン・ハイボールの黄金比:
ウイスキー:ソーダ=1:3〜1:3.5
- グラスはよく冷やし、氷をたっぷり入れる。
- ウイスキーを注ぎ、マドラーで一度だけステア(かき混ぜる)。
- 冷えたソーダを氷に当てないように静かに注ぐ。
- 最後にマドラーで縦に一度だけ優しく持ち上げるようにステアする。
- ワンポイント:レモンピール(レモンの皮)を少し絞りかけると、ロングジョンの持つ柑橘系のフルーティさがより際立ち、さらに爽快なハイボールになります。
フードペアリングのアイデア:ロングジョンと合わせる絶品おつまみ
ウイスキーをさらに美味しくするのは、気の利いたおつまみです。ロングジョンの軽やかでクセの少ない味わいには、素材の味を活かしたシンプルな料理がよく合います。
| 飲み方 | おすすめのおつまみ | ペアリングの理由 |
| ストレート/ロック | ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ)、ビターチョコレート | ウイスキーのバニラ香とナッツの香ばしさがマッチ。チョコレートの苦味が甘さを引き立てる。 |
| ハイボール | 鶏むね肉の燻製、フィッシュ&チップス、チーズ(軽めのもの) | ハイボールの爽快感が、揚げ物や肉の脂をすっきり洗い流してくれる。 |
| 水割り | 和食(煮物、おひたし) | アルコール度数が下がり、和食の繊細な出汁の風味を邪魔しない。 |
終売品のロングジョンは、まさに「思い出の味」です。一滴一滴を大切に味わいながら、かつての記憶を辿るような贅沢な時間を過ごしてくださいね。
「ロングジョン」の姉妹品や関連銘柄はある?歴史を深掘り
ロングジョンというウイスキーの歴史を紐解くと、そのブランドの背景には、スコッチウイスキーの伝統と、蒸溜所の複雑な変遷が見えてきます。終売となった今、そのルーツを知ることは、ウイスキーの奥深さを感じる上で非常に興味深い作業です。
ジョン・ドゥーガルとロングモーン蒸溜所の関係
ロングジョン ウイスキーは、1825年にジョン・ドゥーガル氏によって誕生しました。彼の名は「長身のジョン」という意味で、それがそのままブランド名「ロングジョン」の由来になったとされています。非常に歴史のあるブランドであることが分かります。
このブランドが最も重要視していたのが、先述したスペイサイド地方の「ロングモーン蒸溜所」のモルト原酒です。ロングモーンは、その高品質な原酒で知られ、多くのブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使われてきました。
しかし、ブランドの所有権は時代と共に様々な企業を渡り歩きました。サントリーが輸入していた時代を経て、最終的にはペルノ・リカール傘下に入ります。この所有者の変遷が、ブランド戦略や終売の判断に大きく影響したと考えられます。
ロングモーン蒸溜所の「姉妹品」としての存在
ロングジョン自体に直接的な「姉妹品」という名の銘柄はありませんが、キーモルトであるロングモーンの原酒が使用されている他のウイスキーは、広い意味での「関連銘柄」と言えます。
- ロングモーン シングルモルト:ロングジョンの核となるモルト原酒そのものです。ロングモーンは、フルーティで華やかなスペイサイドモルトの典型であり、そのシングルモルトを飲むことで、ロングジョンの味わいのルーツを深く理解することができます。
- シーバスリーガル:ロングジョンのブランドを所有するシーバスリーガル社が手掛けるフラッグシップブランドです。キーモルトはストラスアイラ蒸溜所ですが、同じくスペイサイドモルトを贅沢に使用しており、そのブレンド技術には共通する繊細さがあります。
特にロングモーンのシングルモルトは、ロングジョンのファンであれば、一度は試すべき一本です。あの軽やかな味わいの奥にある、確かなモルトのコクを感じることができるでしょう。
このように、ウイスキーの終売は一つのブランドの物語の終わりではなく、そのルーツにある蒸溜所の物語を深く知るためのきっかけにもなるのです。歴史を知ることで、残されたロングジョンのボトルが、より一層貴重に感じられるはずです。
サントリーが輸入していた?販売元とブランドの変遷をチェック
「ロングジョン=サントリー」というイメージが強い方は多いと思いますが、これはかつて日本国内での販売をサントリーが行っていたためです。この輸入販売元の変遷は、ウイスキーの流通の歴史を理解する上で非常に興味深いポイントです。
日本における「特級ウイスキー」時代の記憶
ロングジョンが日本で最も愛されていた時代の一つが、1989年以前の「特級ウイスキー」の時代です。
当時の日本では、酒税法によってウイスキーが「特級」「一級」「二級」に分類されており、特級は高品質で高価なウイスキーの証でした。サントリーは、この特級時代に、海外の高品質なスコッチウイスキーの一つとしてロングジョンを積極的に輸入・販売していました。
サントリーの強力な販売力とブランド力が相まって、「ロングジョン」は日本のウイスキーファンにとって非常に身近な存在となったのです。そのため、今でも「サントリーのロングジョン」という認識が深く根付いています。
ブランドオーナーの変遷と現在の位置づけ
ロングジョンのブランドオーナー自体は、スコットランドに拠点を置くグローバル企業であり、日本国内の販売権を持つ輸入元は時代と共に変わってきました。
サントリーが輸入販売を終了した後、日本国内での正規の販売元が途絶え、これが事実上の終売に繋がったとされています。ブランド自体が完全に消滅したわけではありませんが、日本市場での「窓口」が閉ざされてしまった状態です。
現在のブランド所有者:
現在はペルノ・リカール傘下のシーバスリーガル社がブランドを所有しています。これは、ロングモーン蒸溜所がこのグループに属しているためです。グローバルなブランド戦略の中で、ロングジョンという銘柄が、日本市場での販売優先度から外れてしまったことが、終売の決定打となったと考えられます。
このように、一つのウイスキーの終売の背景には、複雑な国際的な企業戦略が絡んでいるのです。かつてサントリーが大切に扱っていたからこそ、多くのファンに愛され、そして今、惜しまれている。そう考えると、ロングジョンというウイスキーが持っていた歴史的な重みを感じることができますね。
今こそ飲みたい!ブレンデッドウイスキー界の隠れた名酒たち
ロングジョンの終売は残念ですが、これを機に、まだ見ぬ「隠れた名酒」を探す旅に出るのも、ウイスキーファンの楽しみの一つです。ロングジョンと同じく、軽やかで飲みやすい、しかし個性もしっかりと持ったブレンデッドウイスキーは、他にもたくさん存在します。
ここでは、モモストアが「ぜひ注目してほしい」と考える、ブレンデッドウイスキー界の知られざる実力派をご紹介します。
ロングジョンの軽やかさを受け継ぐ「次世代のデイリーウイスキー」
ロングジョンが担っていた「日常を彩る、高品質で飲みやすいスタンダードウイスキー」という役割を引き継ぐのにふさわしい銘柄を選んでみました。
ティーチャーズ ハイランドクリーム
「ティーチャーズ」は、ブレンデッドウイスキーの中でもモルト比率が高いことで知られています。キーモルトはアードモア蒸溜所の原酒で、わずかにスモーキーなニュアンスがありながらも、非常に滑らかで芳醇な甘さが特徴です。
ロングジョンのようなスペイサイド系の華やかさとは少し異なりますが、その価格からは想像もできないほどの「モルト感」と「コク」があり、ハイボールにしても味が薄まらないパワフルさがあります。濃いめのハイボール好きにはたまらない一本です。
フェイマスグラウス
スコットランドで長年販売量No.1の座を守り続けている、まさに国民的なブレンデッドウイスキーです。キーモルトには、ハイランドパークやマッカランといった名門蒸溜所の原酒が使われています。
味わいは非常にスムーズで、バニラやトフィーのような甘さが感じられます。ロングジョンと同じく、クセがなくバランスが非常に良いため、どんな飲み方をしても美味しく、デイリーユースに最適です。特にコスパの良さで言えば、代替品の中でもトップクラスでしょう。
ホワイトホース ファインオールド
「ホワイトホース」は、世界中のウイスキーラバーに愛されている銘柄です。キーモルトには、アイラモルトの代表格であるラガヴーリン蒸溜所の原酒が使われているため、微かなスモーキーフレーバーを感じることができます。
この控えめなスモーキーさが、ロングジョンの持っていたフルーティさに深みを与え、より複雑な味わいを生み出しています。ストレートよりも、ロックやハイボールにすることで、その繊細な個性が引き立ちますよ。
結論:ロングジョン終売を前向きな機会に
ロングジョンの終売は一つの時代の終わりを告げるものかもしれませんが、それは同時に、新たなウイスキーと出会う絶好の機会でもあります。
この記事でご紹介した代替品や隠れた名酒たちを手に取り、ロングジョンが教えてくれた「ウイスキーの楽しさ」を、さらに深めていってほしいとモモストアは願っています。ぜひ、オンラインショップや酒販店で、お気に入りの一本を探してみてくださいね。
【読者アンケート】ロングジョン終売に対するウイスキーファンの声
ロングジョン ウイスキーの終売は、多くのファンにとって大きな出来事でした。モモストアでは、この終売に対するウイスキーファンの方々の生の声を調査し、その熱い想いを集めてみました。
ファンの方々のコメントを見ると、ロングジョンが単なるお酒ではなく、「思い出」や「日常の一部」であったことがよく分かります。
ファンが語るロングジョンの魅力と終売への率直な意見
寄せられたコメントの中から、特に印象的だったものをいくつかご紹介します。
Aさん(40代・男性)の声:
「初めてウイスキーを美味しいと感じたのがロングジョンでした。あのバニラっぽい甘さとスッキリした後味は、他の銘柄ではなかなか見つかりません。終売と聞いて、すぐに何本か買いだめしましたが、ちびちび飲むのが寂しいです。せめてボトルデザインだけでも残してほしかったですね。」
Bさん(50代・女性)の声:
「主人が好きで、いつも家にはロングジョンがありました。ハイボールにすると香りが良くて、食卓にも合うウイスキーだったんです。今は代替品を色々試していますが、やはりあの『いつもの味』がないと、どこか物足りない気持ちになります。終売の理由がもっと知りたかったです。」
Cさん(30代・男性)の声:
「特級時代のボトルを運良く手に入れましたが、現行品とはまた違った重厚なコクがあって感動しました。終売はブームの波に乗れなかった結果かもしれませんが、そのおかげで古酒としての価値が高まっている。複雑な心境ですが、大切に保管していきたいと思っています。」
終売から学ぶ、ウイスキーとの向き合い方
これらの声を聞くと、ロングジョンは、その手頃な価格帯にもかかわらず、多くの人にとって「最高のデイリーウイスキー」であり続けたことが分かります。
終売という現実は受け入れがたいものですが、ファンの方々の熱い想いは、これからウイスキーを選ぶ私たちに、以下のことを教えてくれます。
- 「一期一会」の精神:いつか終売になるかもしれない。だからこそ、今飲んでいるウイスキーを大切に味わうこと。
- 「記録」と「記憶」の重要性:あの時の味を忘れないよう、テイスティングノートを残したり、思い出として記憶に刻むこと。
- 「新たな出会い」への期待:ロングジョンの終売をきっかけに、他の素晴らしいブレンデッドウイスキーを探求する楽しさ。
モモストアも、ウイスキーファンの一人として、ロングジョンの功績を讃えつつ、皆さんの新しいウイスキーライフを全力で応援させていただきます。この記事が、皆さんの終売への疑問を解消し、次の一本を見つけるきっかけになれば幸いです。
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。ロングジョンに関する情報や、新たなウイスキーの感想など、コメントをお待ちしております。
また、ここで紹介した代替ウイスキーについても、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで手軽に購入できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

