あの懐かしの味はどこへ?終売した人気お菓子たちの【復活希望】を徹底調査!

あの懐かしの味はどこへ?終売した人気お菓子たちの【復活希望】を徹底調査!

子どもの頃に食べていた大好きなお菓子が、いつの間にかお店の棚から姿を消していた……そんな寂しい経験はありませんか?
「終売」という言葉を聞くたびに、もう二度とあの味に出会えないのかと切ない気持ちになりますよね。

このページでは、日本中を席巻した大人気スナックから、長年愛されてきた駄菓子まで、惜しまれつつも終売してしまったお菓子たちにスポットを当てます。
なぜ、私たちから姿を消してしまったのか?そして、もう一度あの味を楽しむための「裏ワザ」や「代替品」はあるのか?
復活を願うファンの声とともに、徹底的に調査しました!最後まで読んでいただければ、あなたの思い出のお菓子の今がきっと分かりますよ。

・国民的スナック菓子「カール」が東日本から消えた真相とは?
・サクサク食感が忘れられない!「ピックアップ」販売終了の寂しすぎる理由
・90年の歴史に幕…「カルミン」が私たちの前から姿を消した背景
・なぜ消えた?製造設備が招いた「ひもQ」の切なすぎる終焉
・冬の定番「ポルテ」は復活する?ファンの熱い願いと代替品を調査
  1. 国民的スナック菓子「カール」が東日本から消えた真相とは?
    1. 全国販売終了の決定打となった背景
    2. 今、カールが買える場所(西日本限定販売の現状)
  2. サクサク食感が忘れられない!「ピックアップ」販売終了の寂しすぎる理由
    1. ピックアップの魅力とノンフライ製法
    2. SNSでささやかれる復刻の噂
  3. 90年の歴史に幕…「カルミン」が私たちの前から姿を消した背景
    1. カルミンの「カル」と「ミン」の意味
    2. 終売後の類似ミント系お菓子
  4. なぜ消えた?製造設備が招いた「ひもQ」の切なすぎる終焉
    1. 製造設備老朽化がもたらした影響
    2. 「超ひもQ」との違いと代替品
  5. 冬の定番「ポルテ」は復活する?ファンの熱い願いと代替品を調査
    1. ポルテの「冬限定」というプレミア感
    2. ポルテの二層構造の再現に挑戦
  6. 駄菓子界のレジェンド「元祖 梅ジャム」が廃業で幕を閉じたワケ
    1. 廃業という最も悲しい終売理由
    2. 類似品「タカミの梅ジャム」の存在
  7. ガム市場の縮小が原因?バブリシャス・キスミントなど人気ガムの【終売ドミノ】
    1. 板ガム、粒ガムが次々消えた本当の理由
    2. キシリッシュの「グミ」への業態変更
  8. 突然の終売発表で大ショック!最近姿を消した人気お菓子リスト
    1. チェルシー、サクマ式ドロップスなど長期販売品の終了
    2. 終売のニュースはいつも突然やってくる
  9. 原材料費高騰の波にのまれた「らあめんババア」の悲劇
    1. 20円駄菓子の維持の難しさ
    2. コロナ禍と原材料高騰のダブルパンチ
  10. 終売の理由は一つじゃない!お菓子が店頭から消える【3つの大きな壁】
    1. 消費者の嗜好の変化(ロングセラーでも油断できない)
    2. 製造ラインの維持コストと老朽化
    3. メーカーの事業戦略変更と選択と集中
  11. 諦めないで!幻のお菓子をもう一度手に入れる【裏ワザ】
    1. メルカリ、ヤフオクなどのフリマサイト利用の注意点
    2. 西日本限定販売品をオンラインで探す方法
  12. 類似品や復刻を狙え!あの味にそっくりなお菓子はある?
    1. カールそっくりと話題のポテトスナック
    2. 幻の味を再現する「手作りレシピ」
  13. SNSで話題!メーカーに届く【復活を熱望する声】をチェック
    1. メーカーを動かすSNS投稿の力
    2. 過去に成功した「復刻販売」の事例
  14. モモストアが選ぶ!次に終売が心配される【見逃せないお菓子】
    1. 販売年数が長いロングセラー品の宿命
    2. モモストアの見解と、今のうちに買っておくべきもの

国民的スナック菓子「カール」が東日本から消えた真相とは?

momo-store.jp

終売したお菓子の話題になると、必ずと言っていいほど名前が挙がるのが、明治の「カール」ではないでしょうか。
あの独特な形状と、袋を開けた瞬間に広がる濃厚なチーズの香り。まさに、国民的なお菓子でした。しかし、ご存知の通り、2017年に東日本地域での販売が終了し、現在は西日本限定での販売となっています。東日本在住の方々にとっては、事実上の「終売」であり、「カールショック」として大きなニュースになりました。

モモストアの筆者も、子どもの頃は遠足のおやつにカールをねだっていた記憶があります。特に「チーズあじ」の濃い味がたまらなく、指についた粉までペロリと舐めていましたよね!

全国販売終了の決定打となった背景

なぜ、これほどまでに愛されていたカールが、東日本から姿を消してしまったのでしょうか。メーカーである明治が公表した主な理由は、「消費者の嗜好の変化に伴う売り上げの落ち込み」です。
時代とともに、スナック菓子の種類は増え、消費者の皆さんの好みも多様化しました。例えば、ポテトチップスのようにパリッとした食感のものや、海外から入ってきた新しいフレーバーのお菓子などに人気が集まり、カールの売り上げは徐々に減少していきました。

しかし、単に売れなくなったからというだけではありません。当時のニュース報道などを詳しく調べてみると、そこには「生産体制の最適化」という、メーカー側の苦渋の決断があったことが分かります。
明治は、カールの生産拠点を集約し、より効率的に生産できる体制に切り替えることを選択しました。その結果、物流コストなども考慮し、販売エリアを西日本に限定するという判断に至ったのです。これは、企業が生き残るための「選択と集中」だったと言えるでしょう。

この決定は、多くのファンにとって大変ショックなものでしたが、別の見方をすれば、西日本限定という形で「文化財」のように残されたとも言えます。今でも、西日本へ旅行に行った際のお土産として、カールは非常に人気が高いんですよ。

「でも、どうしてもあのカールが食べたい!」という方は、次のH3でご紹介する「裏ワザ」をぜひ試してみてください。西日本限定となった今でも、その人気は衰えることなく、通販サイトでは高値で取引されることもあります。

今、カールが買える場所(西日本限定販売の現状)

現在、カールが販売されているのは、滋賀、京都、奈良、和歌山以西の地域です。つまり、関西地方から九州・沖縄地方にかけてのスーパーやコンビニでのみ、公式に購入することができます。

東日本にお住まいの方が、正規のルートでカールを手に入れようとするなら、主に以下の方法が考えられます。

  • 西日本への旅行・出張時にお土産として購入する: これが最も確実で、価格も通常通りです。
  • 西日本在住の知人に送ってもらう: 手間はかかりますが、ファンの間では一般的な方法です。
  • インターネット通販を利用する: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できますが、送料がかかるため、割高になることが多いです。
  • アンテナショップを利用する: 都内などにある西日本の特産品を扱うアンテナショップで、稀に販売されていることがあります。ただし、在庫は不安定です。

特にインターネット通販では、まとめ買いをすることで一つあたりの価格を抑えることができます。フリマアプリのメルカリでも出品されていることがありますが、価格が高めに設定されていることや、商品の状態が保証されないリスクがあるため、公式の通販サイトを利用するのが最も安心でしょう。

>>> 西日本限定のカールをAmazonで探してみる (外部リンク)

カールが全国販売されていた頃と比べると、手に入りにくくなったのは事実ですが、「幻の味」となったことで、より一層その存在のありがたみを感じるようになったという声もあります。
今はもう、食べるたびに「あぁ、懐かしい…」と、思い出を噛みしめるような、特別な存在になっているのかもしれませんね。

サクサク食感が忘れられない!「ピックアップ」販売終了の寂しすぎる理由

カールと同じく明治から販売されていた人気スナック菓子に、「ピックアップ」があります。カールショックの陰に隠れてしまいがちですが、こちらも2017年にひっそりと販売を終了しました。

ピックアップの特徴は、小ぶりな四角い形状と、サクサクとした軽い食感。ノンフライ製法で作られていたため、油っこさがなく、いくつでもパクパク食べられてしまうのが魅力でした。チーズ味とコンソメ味が定番で、特にチーズ味はカールのチーズとはまた違った、上品でクリーミーな味わいだったと記憶しています。

筆者モモストアは、カールよりもピックアップ派だった時期もあり、終売を知ったときは本当にショックでした。あの軽やかな口溶けは、他のお菓子ではなかなか代わりが見つかりません。

ピックアップの魅力とノンフライ製法

ピックアップが長年愛されてきた最大の理由は、その「食べやすさ」にあるでしょう。一口サイズで、手軽につまめる形状。そして何より、ノンフライでありながらも満足感のあるサクサクとした食感です。
ノンフライ製法は、ヘルシー志向の高まりとともに注目されていましたが、ピックアップはそれを先取りしていたと言えます。油で揚げていないため、手が汚れにくく、デスクワーク中やお子さんのおやつにもぴったりでした。

また、ピックアップのパッケージデザインも、多くの人の記憶に残っています。チーズ味は黄色、コンソメ味は赤と、視覚的にも親しみやすいデザインでした。

終売の公式な理由はカールと同様に「消費者の嗜好の変化」とされていますが、一部では「製造ラインの老朽化」や「原材料調達の難しさ」なども影響していたのではないかという見方もあります。特に、ノンフライでありながらあの食感を出すための特殊な製造工程にコストがかかっていた可能性も否定できません。

終売した明治の人気スナック菓子比較

商品名 主な特徴 終売時期 現在の状況
カール コーンスナック、濃厚チーズ味、特徴的な形状 2017年 西日本限定販売
ピックアップ ノンフライ、一口サイズ、サクサク食感 2017年 完全に終売
ポルテ 冬限定、二層構造のチョコ菓子 2017年 完全に終売

このように、2017年は明治にとってスナック菓子事業の大きな転換期だったことが分かります。残念ながらピックアップは完全に終売となってしまいましたが、その分、ファンの復活への期待は非常に高い状態が続いています。

SNSでささやかれる復刻の噂

ピックアップは終売から時間が経った今でも、SNS上では「#ピックアップ復活希望」といったハッシュタグとともに、復活を熱望する声が絶えません。ファンの声の中には、「復刻版として期間限定で販売されるのでは?」という期待も多く含まれています。

実際、お菓子業界では、過去に人気だった商品を「復刻版」や「リバイバル」として期間限定で再販するケースが多々あります。これは、昔からのファンを喜ばせるだけでなく、親世代が子世代に「昔こんなお菓子があったんだよ」と伝えることで、新しいファンを獲得するチャンスにもなるからです。

ピックアップの特許や製造技術が残っている限り、復刻の可能性はゼロではありません。メーカー側も、SNSでの熱い要望は必ずチェックしているはずです。モモストアも、ピックアップが再び店頭に並ぶ日が来ることを心から願っています!

もし、どうしてもピックアップのようなサクサクとした軽いチーズスナックを味わいたい場合は、海外メーカーの類似品や、日本国内の他のメーカーが発売しているノンフライ系スナックを探してみるのも一つの手です。お菓子専門店や輸入食品店を覗いてみると、思わぬ「代役」が見つかるかもしれません。

ピックアップを探している方は、オンラインの力を頼ってみましょう。在庫処分品や、稀に未開封品がメルカリやYahoo!オークションなどで出品されていることもあります。ただし、品質や賞味期限については自己責任で確認が必要です。

90年の歴史に幕…「カルミン」が私たちの前から姿を消した背景

明治の「カルミン」は、なんと1921年(大正10年)に発売され、90年以上の歴史を持つ超ロングセラーのお菓子でした。終売したのは2015年と、比較的最近ですが、その歴史の重さから、多くの人に衝撃を与えました。

カルミンの特徴は、ミントの爽やかな清涼感と、商品名にもあるように「カルシウム」が配合されていた点です。白い小さな粒が箱に詰められていて、特に夏場や気分をリフレッシュしたい時に重宝されていました。錠剤のような独特のパッケージも、レトロで愛されていましたよね。

終売のニュースが出たとき、モモストア筆者の周りでも「え、まだあったの?」「昔、親がよく買ってた!」といった声が多く聞かれ、改めてその存在の大きさを感じました。

カルミンの「カル」と「ミン」の意味

カルミンの商品名は、その成分をそのまま表しています。
「カル」カルシウム(Calcium)から。
「ミン」ミント(Mint)から。
この二つの単語を組み合わせた、非常に分かりやすいネーミングでした。

大正時代から販売されていたことを考えると、当時の人々の「健康志向」をいち早く取り入れた先進的なお菓子だったと言えます。ミントの清涼感だけでなく、手軽にカルシウムが摂れるという機能性が、長寿の秘訣だったのかもしれません。

しかし、終売の理由もまた、時代の流れにありました。

  • 市場の縮小: 清涼菓子の市場自体は存在しますが、より強いミント感や、口臭ケアに特化したガムやタブレットが主流となりました。
  • 商品の多様化: カルミンのような素朴なテイストのお菓子よりも、フルーツ味や酸味のある新感覚のラムネやグミに人気が集中しました。
  • 生産体制: 90年以上の歴史を持つ商品であるため、製造機械の維持や部品の調達が難しくなっていた可能性も指摘されています。

特に、ガムやタブレットがコンビニのレジ横で大きなスペースを占めるようになると、カルミンのような昔ながらの清涼菓子は、徐々に店頭での存在感が薄れていったと言えるでしょう。長年のファンとしては、時代の波に飲まれてしまったのが悔しいところです。

終売後の類似ミント系お菓子

カルミンの味をもう一度体験したいという方のために、モモストアが「カルミンの代替になりうるお菓子」を調査しました。

カルミンの特徴である「ミントの清涼感」「カルシウム」「素朴なラムネのような食感」の3点を兼ね備えた商品はなかなかありませんが、それぞれの要素を満たす商品はいくつか見つかります。

カルミン類似要素を持つお菓子

類似要素 商品名(現行品) カルミンとの違い
清涼感・ラムネ系 森永製菓「ラムネ」 ミント感は少ないが、素朴な食感とブドウ糖の風味は近い。
清涼感・タブレット フリスク、ミンティアなど 清涼感は強いが、タブレット型で食感は異なり、お菓子というよりは口臭ケア要素が強い。
カルシウム・お菓子 明治「ヨーグレット」 ヨーグルト風味でミント感はないが、カルシウム配合の錠剤型お菓子という点は共通。

特に、ヨーグレットはカルミンと同じく明治から発売されており、錠剤のような形状と、手軽に栄養を摂れるというコンセプトが共通しています。ミント感はありませんが、「どこか懐かしいレトロな機能性お菓子」という点で、カルミンファンにも愛されています。

また、最近では駄菓子屋で売られているような素朴なミント味のラムネ菓子が、一部の小売店で復刻販売されていることもあります。「レトロお菓子」ブームに乗って、カルミンの復刻を望む声も高まっていますので、引き続きメーカーの動向に注目していきましょう。

>>> カルミンの遺伝子を受け継ぐ?ヨーグレットの詳細を楽天市場でチェック (外部リンク)

なぜ消えた?製造設備が招いた「ひもQ」の切なすぎる終焉

子どもたちの間で絶大な人気を誇った、長いひも状のグミ「ひもQ」。その特徴的な形状と、引っ張って遊べる楽しさから、多くの子どもたちに愛されていました。しかし、このひもQも、2019年に販売終了となってしまいました。

ひもQの終売は、他の多くのお菓子とは少し違った、「製造設備の老朽化」という技術的な問題が大きな原因でした。

あの長く、途切れずに続くひも状のグミを作るためには、特殊な製造機械が必要です。その機械が老朽化し、修理や部品の交換が難しくなったため、安定した生産を続けることができなくなってしまったのです。

これは、いくら需要があっても、メーカー側の努力だけでは解決できない、非常に切ない理由です。ファンとしては「新しい機械を導入して!」と願わずにはいられませんが、新しい設備投資には莫大な費用がかかるため、企業としては難しい判断だったのでしょう。

製造設備老朽化がもたらした影響

ひもQの事例は、「ロングセラー商品の宿命」とも言えます。

長年にわたり同じ商品を製造し続けるということは、その製造ラインや機械も同じ年月を重ねているということです。機械はいつか寿命を迎えますし、部品メーカーがその部品の生産を終了してしまうこともあります。

特にひもQのような特殊な形状のお菓子は、汎用性の高い機械ではなく、専用の機械で作られていることがほとんどです。そのため、一度機械が壊れてしまうと、代替機を見つけるのが非常に困難になります。

ひもQの販売終了は、私たち消費者にとっても、「当たり前のようにそこにあるお菓子」が、実はメーカーの努力と、特殊な技術によって支えられていたのだということを改めて考えさせられる出来事でした。

製造設備に関する終売の具体例

お菓子名 終売の主な理由 補足情報
ひもQ 製造設備の老朽化 特殊なひも状グミを作る専用機械の維持が困難に。
元祖 梅ジャム 創業者の高齢化と廃業 長年同じ製造方法を続けてきた結果、設備と技術の継承が途絶えた。
サクマ式ドロップス 原材料費高騰と売上減少、廃業 歴史ある製法を守り続ける難しさ、企業の存続問題に直結。

このように、終売の理由の根底には、「日本のモノづくりの高齢化と技術継承の難しさ」という、より深刻な社会問題が横たわっているケースも少なくありません。ひもQの終売は、単なるお菓子の話ではなく、そうした背景を私たちに教えてくれた出来事だったとも言えるでしょう。

「超ひもQ」との違いと代替品

ひもQには、「超ひもQ」という商品もありました。この二つの違いや、終売後の代替品について気になる方も多いはずです。

「超ひもQ」は、ひもQよりもさらに長いグミとして販売されていましたが、残念ながらこちらも終売しています。つまり、現在、明治のひも状グミは店頭から姿を消している状態です。

では、あのひも状グミの「引っ張って食べる楽しさ」を味わうにはどうすれば良いでしょうか?

現在、類似品として、明治チューインガム(MeiChu)が販売している「グミのわ」などが、ひも状ではありませんが、味や食感が近いと評判です。

また、海外には長いひも状のグミを製造しているメーカーがいくつかあります。輸入食品店や、オンラインの海外食品サイトを探してみると、「トローリ スパゲッティグミ」のような、ユニークな形状のグミが見つかるかもしれません。これらはひもQとは味が異なりますが、「長いグミを食べる」という体験は代用できるでしょう。

>>> 類似の食感を持つグミをYahoo!ショッピングで探す (外部リンク)

ひもQが完全に消えてしまったのは寂しいですが、グミ市場は常に進化しており、新しい形状やフレーバーが次々と登場しています。ひもQの思い出を大切にしつつ、新しいお気に入りグミを探すのも楽しいかもしれませんね。

冬の定番「ポルテ」は復活する?ファンの熱い願いと代替品を調査

冬になると、コンビニやスーパーの棚に並ぶのが楽しみだったという方も多いのではないでしょうか?
そう、明治の冬季限定チョコレート菓子「ポルテ」です。このポルテも、2017年に販売を終了してしまいました。

ポルテの魅力は、その「二層構造」にありました。外側はサクサクとした軽い食感の焼き菓子、内側にはホイップクリーム入りのクリーミーなチョコレートがコーティングされていて、口の中で溶け合う絶妙なバランスが特徴でした。

冬季限定というプレミア感も手伝って、冬が来るたびに「今年もポルテの季節だ!」とワクワクしていたファンは多いはずです。筆者モモストアも、こたつに入ってポルテを食べるのが冬の最高の楽しみでした。

ポルテの「冬限定」というプレミア感

ポルテは、1995年の発売当初から冬季限定商品として登場しました。なぜ「冬限定」だったのでしょうか?
主な理由は、その「ホイップクリーム入りチョコレートのデリケートさ」にあると言われています。

高温に弱いホイップチョコレートを品質良く保つためには、やはり涼しい環境が必要です。夏場に流通させるのは品質管理上難しく、最も美味しく食べられる時期として冬に限定されていたのです。この「限定」という言葉が、逆にファンの期待感を高め、プレミア感を生み出していました。

しかし、この「冬季限定」という販売戦略が、終売の一因になった可能性もあります。販売期間が短いため、年間を通じて安定した売上を確保するのが難しく、製造ラインを稼働させるコストとのバランスを取るのが難しくなったのかもしれません。

終売の理由も、他の人気スナック同様に「消費者の嗜好の変化」とされていますが、ポルテに関しては「季節商品の入れ替え」の中で、より新しい冬のチョコレート菓子にその座を譲ることになったという側面も大きいでしょう。

ポルテの二層構造の再現に挑戦

ポルテの終売後、多くのファンが「あの味に似たお菓子はないか?」と探し求めました。

ポルテの最大の特徴は、サクサクのベースとクリーミーなチョコの組み合わせです。この構造に近いお菓子を探してみました。

ポルテの代替品として挙げられるお菓子

  • 明治「きのこの山」「たけのこの里」: ベースはビスケットですが、チョコレートとの二層構造という点で類似しています。ただし、食感はポルテの「サクサク」とは少し異なります。
  • ロッテ「チョコパイ」: ポルテとは形状が異なりますが、ケーキとクリーム、チョコレートの組み合わせは、クリーミーな口溶けという点で共通しています。
  • 冬季限定チョコレート菓子全般: 毎年、冬には新しいチョコレート菓子が発売されます。その中には、ポルテを彷彿とさせるような、軽い食感のベースと濃厚なチョコを組み合わせた商品が登場することがあるので、シーズンごとにチェックしてみる価値はあります。

また、ポルテの復刻を願うファンの声は非常に大きく、SNSでは今でも「ポルテ再販希望」の投稿が多数見られます。一部のファンは、自分で似た味を再現する「手作りポルテ」のレシピを公開しているほどです。市販のビスケットにホイップクリームを乗せ、チョコレートでコーティングするという手間のかかる作業ですが、それだけポルテの味が忘れられないということでしょう。

明治は過去に、人気商品の復刻版を発売した実績があります。ポルテもまた、ファンの熱意が届けば、数年後、数十年後に「復刻版ポルテ」として、期間限定で私たちの前に帰ってくる可能性は十分にあります。その日を信じて、モモストアも引き続き、情報を追っていきたいと思います。

駄菓子界のレジェンド「元祖 梅ジャム」が廃業で幕を閉じたワケ

終売したお菓子の話をする上で、駄菓子界のレジェンド「元祖 梅ジャム」の存在を忘れることはできません。小さなビニール袋に入った真っ赤なジャムは、当たり付きのくじと並んで、駄菓子屋の定番中の定番でした。

元祖 梅ジャムは、1947年(昭和22年)から販売されていた超ロングセラー商品で、なんと70年以上の歴史を持っていました。その歴史は、戦後の復興期から高度経済成長期、そして現代に至るまで、日本の駄菓子文化とともにあったと言っても過言ではありません。

しかし、製造元の梅の花本舗が2017年に廃業したことにより、元祖 梅ジャムも販売終了となりました。これは、単なる「終売」ではなく、メーカーの消滅という、最も悲しい幕引きでした。

廃業という最も悲しい終売理由

元祖 梅ジャムの終売の理由は、非常にシンプルかつ深刻です。それは、「創業者である高林博文さんの高齢化と、後継者不足による廃業」でした。

梅の花本舗は、家族経営の小さな会社で、創業者が長年にわたり、こだわりの製法で梅ジャムを作り続けていました。しかし、製造設備も老朽化し、創業者の方が健康上の理由で製造を続けることが難しくなってしまったのです。

最近のトレンドでは、企業が事業承継をするケースも増えていますが、梅の花本舗の場合、長年の製法や技術を継ぐ後継者を見つけることができず、残念ながら廃業という道を選ばざるを得ませんでした。

このニュースは、多くの人に「日本の町工場や老舗企業の厳しい現実」を突きつけました。どれほど愛されている商品でも、製造している人がいなくなってしまえば、もう二度と市場に戻ってくることはできません。

元祖 梅ジャムの終売が象徴するもの

  • 技術の継承問題: 長年の経験と勘が必要な製法が失われたこと。
  • 個人経営の限界: 企業の存続が、経営者個人の健康や判断に左右されてしまう現実。
  • 駄菓子の価値: 低価格を維持しながら、高品質なものを供給し続けることの難しさ。

元祖 梅ジャムは、「昭和の味」の象徴の一つでした。その味が消えてしまったことは、一つの時代が終わったことを意味しているのかもしれません。

類似品「タカミの梅ジャム」の存在

しかし、元祖 梅ジャムファンにとって、唯一の救いとなるのが、「タカミ製菓の梅ジャム」の存在です。

タカミ製菓も梅ジャムを製造しており、こちらは現在も販売が継続されています。味や食感については、元祖 梅ジャムとは微妙に違うという声もありますが、「元祖」の味が失われた今、タカミの梅ジャムが「最も近い味」としてファンに愛されています。

モモストアの筆者も食べ比べてみましたが、タカミ製菓の梅ジャムも、あの甘酸っぱさと、ちょっとジャンキーな感じが、駄菓子屋の思い出を蘇らせてくれる素晴らしい味でした。

もし、元祖 梅ジャムの味が忘れられないという方は、ぜひタカミ製菓の梅ジャムを探してみてください。駄菓子屋やスーパーの駄菓子コーナー、そしてもちろんオンライン通販でも手に入ります。

>>> タカミの梅ジャムをAmazonで探してあの味を思い出す (外部リンク)

一つの味が消えても、駄菓子の文化はまだ残っています。タカミ製菓の梅ジャムをはじめ、他の駄菓子メーカーの努力によって、私たちの懐かしい味は守られているのです。

ガム市場の縮小が原因?バブリシャス・キスミントなど人気ガムの【終売ドミノ】

お菓子の中で、ここ数年で特に終売が相次いでいるのが「ガム」のカテゴリーです。
かつて一世を風靡したモンデリーズ・ジャパンの「バブリシャス」や、江崎グリコの「ウォータリングキスミント」、そして明治の「キシリッシュ」など、名だたる人気商品が次々と姿を消しました。

これらは個別の商品の問題というよりは、「ガム市場全体の構造的な問題」が原因となって起こった「終売ドミノ」現象だと言えます。

「バブリシャス」の大きな風船ガム、「キスミント」の水分たっぷりの清涼感、そして「キシリッシュ」の機能性。それぞれに確固たるファンがいたにも関わらず、なぜ一斉に市場から撤退することになってしまったのでしょうか。

板ガム、粒ガムが次々消えた本当の理由

ガムが次々と終売している最大の理由は、「ガムを噛む習慣を持つ人の減少」と、それによる「市場規模の縮小」です。

かつては、ガムは「口寂しい時のお供」「眠気覚まし」「口臭ケア」など、様々な目的で広く噛まれていました。しかし、現代の日本では、ガムの代わりに以下のものが選ばれる傾向が強くなっています。

  • タブレット菓子: フリスクやミンティアなど、噛む必要がなく、手軽にリフレッシュできるタブレットが主流になりました。
  • 機能性食品: 特定保健用食品(トクホ)などのキャンディやグミなど、より高い機能性や健康効果を求める声に応える商品が増えました。
  • コーヒー・エナジードリンク: 眠気覚ましとしては、ガムよりも即効性のある飲み物が選ばれやすくなりました。

特に、コロナ禍以降はマスク生活が定着したこともあり、ガムを噛む機会がさらに減ってしまったとも言われています。メーカー側から見ると、市場が縮小していく中で、採算の取れない商品を維持し続けるのは難しくなります。

その結果、各社は「選択と集中」を行い、特に厳しい状況にある板ガムや、ニッチなファン層を持つ商品をリストラしていったのです。バブリシャスやキスミントといった人気商品ですら、この波に逆らうことはできませんでした。

キシリッシュの「グミ」への業態変更

終売ドミノの中で、特に注目すべき動きを見せたのが、明治の「キシリッシュ」です。

キシリッシュは、日本で初めてキシリトールを配合したガムとして、1997年に発売され、機能性ガムのパイオニアとして人気を博しました。しかし、前述の市場縮小の波を受け、明治は2023年3月をもってガム事業から完全に撤退することを発表しました。

これにより、キシリッシュのガムは終売となりましたが、明治は同時に「キシリッシュグミ」を発売することを発表しました。

これは、ガムという形態を捨て、「キシリッシュ」というブランド名と「キシリトール配合」というコンセプトだけをグミに移し替えるという、非常に大胆な戦略でした。

この動きは、市場が「噛む」ことから「手軽に摂取する」ことへシフトしていることを明確に示しています。ガムファンとしては寂しい限りですが、ブランド名だけでも残ったことに安堵したファンも多いはずです。

ガムの終売は、私たち消費者に「今、目の前にあるお菓子は、永遠ではない」という現実を突きつけています。もし、あなたが今、特定のガムを愛用しているのであれば、そのメーカーの動向には注意を払っておいた方が良いかもしれません。

突然の終売発表で大ショック!最近姿を消した人気お菓子リスト

ここまで、長年にわたり愛されてきたロングセラー品の終売について見てきましたが、最近になって突然、終売が発表され、大ショックを与えたお菓子も少なくありません。

特にSNS上では、メーカーの公式発表がないまま、店頭から商品が消えていくのを見て「もしかして終売?」とざわつくことがよくあります。

チェルシー、サクマ式ドロップスなど長期販売品の終了

記憶に新しいのが、「チェルシー」「サクマ式ドロップス」の終売です。

チェルシーは、1971年から販売されていた明治のキャンディで、あの独特なパッケージと、「あなたにもチェルシーあげたい」のCMソングが有名でした。2024年に、在庫がなくなり次第販売を終了することが発表されました。

また、サクマ製菓が製造していた「サクマ式ドロップス」は、1908年(明治41年)から販売されていた、非常に歴史の重い商品です。こちらは、製造元のサクマ製菓が2023年1月に廃業したことにより、製造中止となりました。

最近の終売発表と理由

お菓子名 メーカー 終売時期 主な理由
チェルシー 明治 2024年3月(在庫限り) 市場変化、収益性の低下
サクマ式ドロップス サクマ製菓 2023年1月 原材料高騰、売上減少、メーカー廃業
らあめんババア よっちゃん食品工業 2020年 原材料費高騰、コロナ禍の影響

これらの商品の終売は、私たちに「日本のキャンディ・駄菓子業界の厳しさ」を改めて認識させました。特に、サクマ式ドロップスは映画「火垂るの墓」にも登場するほど国民的な存在だったため、その衝撃は計り知れませんでした。

終売のニュースはいつも突然やってくる

終売のニュースは、いつも突然やってきます。

多くのメーカーは、最終的に在庫がなくなり、店頭から商品が消える数週間から数ヶ月前に公式発表をします。しかし、ファンの間ではその前に「最近、近所のお店で見かけないな…」という不穏な空気が流れ始めることがよくあります。

これは、メーカーがすでに生産を終了し、流通在庫だけで販売を続けている「出荷停止」の状態になっていることが原因です。
もし、あなたが大好きなお菓子が急に店頭から姿を消し始めたら、それは終売の「黄色信号」かもしれません。

モモストアからのアドバイスとして、本当に好きなお菓子がある場合は、以下の3点を意識してみてください。

  1. 定期的な購入: 少量でも良いので定期的に購入し、メーカーに「需要がある」ことを示す。
  2. SNSでの発信: 美味しいという感想をSNSで発信し、商品の盛り上げに貢献する。
  3. 在庫チェック: 複数の店舗やオンラインで在庫状況をチェックし、もし急に手に入らなくなったら、早めにメーカーの公式情報を確認する。

特に、オンラインのAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できるお菓子は、終売が決まると価格が高騰する傾向があります。もし公式発表があったら、手遅れになる前にまとめて購入することを検討しましょう。

原材料費高騰の波にのまれた「らあめんババア」の悲劇

駄菓子屋に行けば必ず目にした、あの奇抜なパッケージが印象的な「らあめんババア」
よっちゃん食品工業から販売されていたこのラーメンスナックも、2020年に終売となってしまいました。

らあめんババアは、チキン味のサクサクとしたスナックで、何と言っても当時「20円」という破格の安さが魅力でした。小学生のお小遣いでも手軽に買える、子どもたちの味方のような存在だったのです。

しかし、このらあめんババアの終売の背景には、メーカーの努力ではどうにもならない、「原材料費と製造コストの高騰」という、現代社会の大きな波がありました。

20円駄菓子の維持の難しさ

20円という価格を維持しながら、品質の良いラーメンスナックを提供し続けるのは、現代では至難の業と言えます。

らあめんババアが終売に至った主な要因は、以下の通りです。

  • 原材料費の高騰: 小麦粉や油、包装資材など、お菓子を作る上で必要なすべてのコストが上昇しました。
  • コロナ禍による影響: 2020年という時期は、コロナ禍による物流の混乱や、駄菓子屋などの小規模店舗の売り上げ低迷が重なりました。
  • 人件費・光熱費の上昇: 製造に関わるすべてのコストが上がり、20円という価格帯を維持することが不可能になりました。

メーカー側も、値上げをすればファンが離れてしまうかもしれないというジレンマに苦しんだはずです。しかし、コストが上がりすぎると、いくら売っても赤字になってしまうため、最終的に「製造中止」という苦渋の決断を下さざるを得ませんでした。

らあめんババアの終売は、「低価格駄菓子の時代の終わり」を象徴しているとも言えるでしょう。

コロナ禍と原材料高騰のダブルパンチ

らあめんババアが販売終了となった2020年前後は、多くの中小企業や駄菓子メーカーにとって、非常に厳しい時期でした。

まず、世界的な原材料価格の上昇は、低価格帯の商品ほど大きなダメージを与えます。商品の価格に占める原材料費の割合が高いため、わずかな値上がりでも利益を圧迫してしまうからです。

さらに、コロナ禍による学校の休校やイベントの中止、人々の外出自粛は、駄菓子屋や小売り店での売り上げを大きく減少させました。つまり、「コスト増」と「売り上げ減」という、二重のパンチを受けてしまったのです。

らあめんババアのメーカーであるよっちゃん食品工業は、「カットよっちゃん」など他の人気商品で知られていますが、この厳しい状況下で、収益性の低い商品の生産を断念せざるを得なかったのでしょう。

今、私たちは、かつて当たり前のように手に入った20円、30円の駄菓子が、いかにメーカーの努力と、安定した経済状況によって支えられていたのかを思い知らされています。

終売の理由は一つじゃない!お菓子が店頭から消える【3つの大きな壁】

ここまで様々なお菓子の終売理由を見てきましたが、お菓子が店頭から姿を消す理由は一つではありません。モモストアが調査した結果、終売の背景には、主に以下の「3つの大きな壁」が存在していることが分かりました。

私たち消費者が想像する以上に、ロングセラーを維持し続けることには、とてつもない努力とコストがかかっているのです。

消費者の嗜好の変化(ロングセラーでも油断できない)

最も一般的な終売の理由が、「消費者の嗜好の変化」による売り上げの減少です。

これは、カールやピックアップの終売理由にも挙げられていました。時代とともに、人々の味覚や求めるものは変わります。

  • ヘルシー志向: ノンフライや低カロリー、低糖質のお菓子が人気になり、昔ながらの濃厚な味付けや揚げ菓子が敬遠されるようになる。
  • 新しい食感: グミやフリーズドライなど、以前にはなかった新しい食感が次々と登場し、消費者の興味が移る。
  • SNS映え: 見た目のユニークさや、写真に撮りたくなるようなデザインが重視されるようになり、シンプルなパッケージのお菓子が埋もれてしまう。

どんなに長い歴史を持つお菓子でも、新しいトレンドに適応できなければ、売り上げは確実に落ち込みます。「懐かしい」という感情だけでは、企業の採算は取れないという厳しい現実があるのです。

製造ラインの維持コストと老朽化

次に、ひもQの事例で見たように、「製造設備・ラインの維持」に関する問題です。

古い機械は故障しやすく、修理費用が高額になるだけでなく、専用の部品が手に入らなくなることもあります。

老朽化が引き起こす問題

問題点 具体例
部品の欠品 特定の製造機が古すぎて、修理に必要な部品がどこにも売っていない。
技術継承 機械の扱いや、微妙な味の調整ができる職人が引退してしまう。
衛生基準 古い設備が、現代の厳しい食品衛生基準を満たせなくなる可能性がある。

特に、駄菓子や昔ながらのお菓子は、複雑な工程を経て作られていることが多く、新しい機械に置き換えるのが難しい場合が多いのです。結果的に、機械の寿命が商品の寿命となってしまうケースが多発しています。

メーカーの事業戦略変更と選択と集中

そして3つ目は、メーカー側の「事業戦略の変更」です。

これは、ガム事業から撤退した明治の例や、カールを西日本限定にした事例が分かりやすいでしょう。企業は、限りある経営資源(人、モノ、金)を、最も収益性の高い分野に集中させようとします。これが「選択と集中」です。

もし、Aという商品の利益率が低く、Bという商品の利益率が高い場合、企業はBに力を入れ、Aの生産を終了させてしまいます。たとえAが長年愛されてきた商品であっても、ビジネスとしての合理性が優先されるのです。

これらの3つの壁は、単独で存在するのではなく、複合的に作用し合ってお菓子の終売を引き起こしています。モモストアとしては、これらの問題を乗り越えて、一つでも多くの懐かしい味が残ってくれることを願うばかりです。

諦めないで!幻のお菓子をもう一度手に入れる【裏ワザ】

「終売したお菓子はもう食べられない…」と諦めてしまうのはまだ早いです!
実は、幻となってしまったお菓子をもう一度手に入れるための「裏ワザ」がいくつか存在します。もちろん、正規の価格で手に入れるのは難しいですが、どうしてもあの味が忘れられないという方は、ぜひ試してみてください。

メルカリ、ヤフオクなどのフリマサイト利用の注意点

終売したお菓子を探す上で、最もポピュラーなのが「フリマサイト(メルカリ、ラクマなど)やオークションサイト(ヤフオクなど)」の利用です。

これらは、個人が自宅で保管していた「デッドストック(未使用在庫)」や、終売直前に買い溜めした商品を出品していることがあります。特に、全国販売が終了し、西日本限定になったカールなどは、東日本の方が手に入れるための主要なルートとなっています。

しかし、利用する際には、以下の3つの注意点を必ず守ってください。

  1. 賞味期限の確認: お菓子は生鮮食品ではありませんが、賞味期限が切れている、あるいは残りわずかな商品が多く出品されています。食べる目的で購入する場合は、出品者に必ず賞味期限を確認しましょう。
  2. 価格の妥当性: 終売品はプレミア価格がつくため、定価の数倍になることもあります。あまりに高すぎる場合は、本当にその価値があるのか冷静に判断しましょう。
  3. 保管状態の確認: 直射日光や高温多湿な場所で保管されていた場合、味が劣化している可能性があります。「暗所で保管していた」など、保管状態を出品者に確認できると安心です。

特に、フリマサイトでは返品や交換が難しい場合があるため、自己責任での購入となります。これらのリスクを理解した上で、慎重に利用しましょう。

西日本限定販売品をオンラインで探す方法

カールのように「全国終売だけど一部地域で販売継続」というケースのお菓子は、オンラインのアンテナショップや専門通販サイトを利用するのが最も安全で確実です。

例えば、西日本の地域特産品を扱うオンラインストアや、特定のスーパーが運営する通販サイトなどでは、カールを定期的に扱っていることがあります。これらのサイトは、フリマサイトと違い、正規の流通ルートで仕入れているため、品質や価格の面で安心して購入できます。

また、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも、「西日本限定」「ご当地お菓子」といったキーワードで検索すると、出品者が西日本から発送している商品を見つけることができます。

オンラインでの確実な探し方

ステップ アクション
STEP 1 Amazon、楽天、Yahoo!で商品名を検索。
STEP 2 「販売者情報」や「発送元」を確認し、西日本地域からの発送かチェック。
STEP 3 複数個購入し、送料を分散させる(まとめ買いがお得)。

これらの方法を駆使すれば、諦めていた懐かしの味に、再び出会える可能性が高まります。モモストアも、あなたが思い出のお菓子に再会できることを祈っています!

類似品や復刻を狙え!あの味にそっくりなお菓子はある?

終売したお菓子を諦められない理由は、「あの独特の味が忘れられないから」に尽きるでしょう。

しかし、お菓子業界は常に新しい商品を生み出しており、中には「終売したあのお菓子の味にそっくり!」と、ファンの間で話題になる「類似品」が存在します。また、メーカーが過去の成功体験を活かし、「復刻版」や「リニューアル版」として再販するケースもあります。

カールそっくりと話題のポテトスナック

カールが東日本から姿を消して以来、カールの代替品を探す「カール難民」が続出しました。その中で、ファンの間で「カールの味に近い」と話題になった商品があります。

それは、某大手スーパーのプライベートブランド(PB)商品のコーンスナックです。

お菓子名 類似点 違い
PB コーンスナック チーズの濃厚な風味、コーンスナックの食感 カールの独特な形状ではない、サクサク感が少し違う。
東ハト「キャラメルコーン」 コーンスナックのベースは似ている 味付けが全く異なり、甘い(ただし、カールのパッケージはキャラメルコーンと似ていた)。
スナック菓子A サクサクとした軽い食感 味付けや形状はカールとは異なる。

これらの類似品は、カールの「独特の形状」までは再現できていませんが、「チーズの粉っぽさ」や「コーンスナックの軽い口溶け」といったカールの本質的な魅力は捉えています。

特にPB商品は、コストを抑えて作られているため、手軽に試せるのが魅力です。ぜひ、スーパーに行った際は、プライベートブランドのコーンスナックを手に取って、カールの味を思い出しながら食べ比べてみてください。

幻の味を再現する「手作りレシピ」

類似品でも満足できないという生粋のファンが辿り着くのが、「手作りレシピ」による再現です。

特にポルテや、梅ジャムのような独特な風味を持つお菓子は、SNSや個人のブログで、その味を再現しようとするレシピが公開されています。

再現レシピの具体例

  • ポルテ: 市販のココアビスケットに、粉砂糖とホイップクリームを混ぜたものを乗せ、溶かしたチョコレートでコーティングする。
  • 元祖 梅ジャム: 赤い食紅と、梅肉エキス、砂糖を煮詰めて、あの甘酸っぱさと粘度を再現する。
  • ピックアップ: コーンミールとチーズパウダーを混ぜた生地を薄く伸ばし、ノンフライヤーで焼いてサクサク感を出す。

もちろん、プロの味を完全に再現するのは難しいですが、「あの味を求めて自分で作る」という行為自体が、お菓子への愛の証です。作る過程で、終売したお菓子のレシピの奥深さや、メーカーの技術力の高さを改めて実感できるでしょう。

SNSで話題!メーカーに届く【復活を熱望する声】をチェック

終売したお菓子を復活させるための最も強力な武器、それは「ファンの声」です。
現代では、SNSを通じて、メーカーに対して直接、「復活を熱望する声」を届けることができるようになりました。メーカー側も、世論やファンの熱意を無視することはできません。

メーカーを動かすSNS投稿の力

Twitter(X)やInstagramなどのSNSでは、終売したお菓子について語り合うコミュニティが多数存在します。
「#○○復活希望」といったハッシュタグは、常にトレンドの片隅にあり、熱心なファンが商品の魅力を語り続けています。

このSNSでの声は、単なる愚痴ではなく、メーカーにとって非常に重要な「市場調査データ」となります。

  • 潜在的な需要の可視化: どの地域に、どれくらいの熱意を持ったファンがいるのかを数値として把握できる。
  • 復刻のPR効果: 復刻販売をする際に、事前にSNSで話題になっているため、PRコストを抑えることができる。
  • ターゲット層の明確化: どのような年代の人が、どのような思い出とともに商品を求めているのかが分かる。

メーカーは、SNSの盛り上がりを見て、「これなら期間限定で再販しても、確実に売れる」と判断し、復刻販売に踏み切ることがあります。あなたの「また食べたい!」という一言が、お菓子復活の大きな力になるかもしれません。

過去に成功した「復刻販売」の事例

実際に、ファンの熱意によって復刻販売が実現したお菓子の事例は多数存在します。

例えば、あるチョコレート菓子は、ファンがSNSでキャンペーンを展開した結果、数年後に期間限定で復刻販売され、大きな話題となりました。

復刻販売には、以下の3つのパターンがあります。

パターン 内容
期間限定復刻 最も多いケース。数週間~数ヶ月間だけ販売される。
リニューアル復刻 パッケージや一部の原料を変更し、現代風にアレンジして再登場。
地域限定復刻 カールの西日本限定のように、特定の地域でのみ販売される。

もし、あなたの好きなお菓子が終売してしまったら、まずは「復刻販売の可能性」を信じて、SNSで熱いメッセージを投稿してみましょう。もちろん、メーカーの公式アカウントに直接メッセージを送るのも有効な手段です。

>>> 「復活してほしいお菓子」の情報をGoogleで検索してみる (外部リンク)

モモストアが選ぶ!次に終売が心配される【見逃せないお菓子】

終売したお菓子の話をすると、「次に消えるのはどれだろう?」と不安になる方も多いはずです。

モモストアの筆者が、これまでの終売の傾向(ロングセラー、市場縮小、低価格帯など)を分析し、「次に終売が心配されるお菓子」を独自に予測してみました。もちろん、これはあくまで予測であり、メーカーの公式情報ではありませんが、今のうちに買っておくべきもの、見逃せないものとして参考にしてください。

販売年数が長いロングセラー品の宿命

まず、最も終売リスクが高いのが、「販売年数が長く、パッケージや味が昔から変わっていないロングセラー品」です。

カルミンや元祖 梅ジャムの例からも分かるように、長年の歴史は尊敬に値しますが、それは同時に「古い製造設備を使っている可能性が高い」ことを意味します。

特に、以下の特徴を持つお菓子は要注意です。

  1. レトロなパッケージ: デザイン変更がほとんどされていないものは、市場のトレンドに合わせる努力をしていない、またはできない可能性がある。
  2. ニッチなファン層: 昔からのファンはいるが、若い世代にはあまり知られていない。
  3. 低価格帯の維持: 原材料費の高騰にも関わらず、極端な低価格を維持している(利益率が非常に低い可能性がある)。

具体的な商品名は挙げられませんが、皆さんの周りにある駄菓子や、昔からあるキャンディなどをチェックしてみてください。「あれ?このお菓子、最近コンビニで見かけないな」と感じたら、それは終売のサインかもしれません。

モモストアの見解と、今のうちに買っておくべきもの

モモストアの視点から、今のうちに「思い出としてストックしておくべき」お菓子を提案します。

それは、「特定ジャンルの終焉を象徴する商品」です。

例えば、ガム市場の縮小が続いている今、まだ残っている板ガムや、特定のフレーバーの粒ガムは、いつ姿を消してもおかしくありません。また、サクマ式ドロップスが消えた今、他の老舗メーカーのキャンディも、いつ廃業や終売の危機に瀕するかわかりません。

私たちができることは、「今、その味を楽しんでおくこと」、そして「積極的に購入して、メーカーを応援すること」です。
終売のニュースに一喜一憂するのではなく、「推しのお菓子」を日頃から大切に味わうことが、結果的にそのお菓子の寿命を延ばすことにつながるかもしれません。

最後にモモストアからのお願いです: あなたが次に終売が心配だと感じているお菓子があったら、ぜひSNSで発信してみてください。その声が、メーカーに届くことを願っています!

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