台車はどこに売ってる?ホームセンターから専門店の販売場所と選び方を徹底解説

台車はどこに売ってる?ホームセンターから専門店の販売場所と選び方を徹底解説

荷物の運搬や、重いものを移動させるときに大活躍してくれる「台車」。
一家に一台あると、家具のレイアウト変更や粗大ごみの移動、ネットショッピングで購入した大量の荷物を受け取るときなど、本当に便利ですよね。

でも、いざ「台車を買おう!」と思ったときに、「あれ、結局どこで売ってるんだろう?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
ホームセンターはもちろんですが、最近は様々な場所で多種多様な台車が販売されています。

この記事では、筆者モモストアが、台車が買える主要な販売店から意外な穴場、そして失敗しない台車の選び方までを徹底的に解説していきます。
あなたの用途にぴったりの一台を見つけるためのヒントが満載ですよ!

・台車はどこに売ってる?主要な販売店を徹底チェック!
・ホームセンター(コーナン、カインズなど)での台車の取り扱いと特徴
・ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)でお得な台車は見つかる?
・家具・家電量販店(ニトリ、ヨドバシなど)にも台車は売っている?
・台車が売ってる意外な場所!コンビニや100円ショップの可能性
  1. 台車はどこに売ってる?主要な販売店を徹底チェック!
    1. 台車が買える主要な販売ルート一覧
  2. ホームセンター(コーナン、カインズなど)での台車の取り扱いと特徴
    1. ホームセンターの台車品揃えの傾向
      1. 家庭用・一般用台車(最も種類が豊富)
      2. 業務用・高耐久性台車(特定店舗で充実)
      3. 平台車・キャリーカート(特殊用途向け)
  3. ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)でお得な台車は見つかる?
    1. ドン・キホーテや系列店での台車ラインナップ
    2. 購入時の注意点:キャスターと静音性
  4. 家具・家電量販店(ニトリ、ヨドバシなど)にも台車は売っている?
    1. ニトリの台車:インテリア・収納としての側面
    2. ヨドバシカメラなど家電量販店:キャリーカートと特殊台車
  5. 台車が売ってる意外な場所!コンビニや100円ショップの可能性
    1. 100円ショップ(ダイソー、セリアなど):簡易的な台車として
    2. コンビニエンスストア:緊急時の荷物運搬として
  6. 業務用・プロ仕様の台車を買うならココ!専門店・ECサイトの活用
    1. 工具・作業用品の専門店(モノタロウ、アスクルなど)
    2. 中古品市場(メルカリ、リサイクルショップ)
  7. 失敗しない!台車を選ぶときにチェックすべき3つの重要ポイント
    1. ポイント1:耐荷重(運ぶものの重さ)
    2. ポイント2:キャスターの素材と静音性
    3. ポイント3:デッキ(荷台)の素材とサイズ
  8. 家庭用におすすめの「折りたたみ式」と「静音キャスター」の魅力
    1. 折りたたみ式の台車が人気の理由
    2. 静音キャスターがもたらす快適さ
  9. 引っ越しやゴミ出しに便利!用途別の台車おすすめタイプ
    1. 用途1:引っ越しや大型家具・家電の一時的な移動
    2. 用途2:ゴミ出しや資源回収、日常の買い物
    3. 用途3:室内での観葉植物や家具の移動、掃除
  10. 台車の相場はいくら?価格帯別でわかる品質の違い
    1. 価格帯別:台車の特徴と適した用途
      1. 低価格帯(3,000円以下)
      2. 中価格帯(3,000円~8,000円)
      3. 高価格帯(8,000円以上)
    2. 価格と性能のバランスの見極め方
  11. 中古の台車はあり?メルカリやリサイクルショップでの購入メリット・デメリット
    1. 中古台車を購入するメリット
    2. 中古台車を購入するデメリットと注意点
      1. キャスターの劣化・摩耗
      2. デッキ(荷台)の歪みやサビ
      3. 送料が高額になるケース
  12. 台車を自作する方法もある?DIYで作る際の注意点
    1. DIY台車(平台車)の基本的な作り方
    2. DIY台車を作る際の3つの注意点
      1. 注意点1:キャスターとネジの選定が命
      2. 注意点2:ハンドルの固定は非常に難しい
      3. 注意点3:保険は効かないと心得る
  13. 【モモストア解説】ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で台車を買う最大のメリットと注意点
    1. ネット通販(ECサイト)で台車を買う最大のメリット
      1. メリット1:品揃えが店舗の比ではない
      2. メリット2:価格比較とレビューによる品質評価
      3. メリット3:大型商品でも自宅まで届けてくれる
    2. ネット通販(ECサイト)で台車を買う際の注意点
      1. 注意点1:実寸と写真のイメージの違い
      2. 注意点2:送料と返品ポリシー

台車はどこに売ってる?主要な販売店を徹底チェック!

momo-store.jp

台車を探すとき、まず思い浮かぶのは「ホームセンター」ですよね。
もちろんホームセンターは台車のメインの販売場所ですが、実はそれ以外にも、意外と身近な場所で手に入ったり、用途に合わせて専門的な商品を取り扱うお店があったりします。

台車を探せる主要な販売ルートを、まずはざっと一覧で確認してみましょう。

台車が買える主要な販売ルート一覧

台車は、大きく分けて以下の3つのルートで探すことができます。

販売ルート 代表的な店舗/サービス 特徴
1.実店舗(大型) ホームセンター、ディスカウントストア、家具・家電量販店 実物を触って確認できる。価格や種類は店舗による幅が大きい。
2.実店舗(小型・専門) 100円ショップ、業務用用品店、工具専門店 特定の用途(軽量、業務用など)に特化した商品が見つかる可能性がある。
3.インターネット通販 Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリ、各種メーカー直販サイト 種類・在庫が最も豊富。価格比較が容易で、家にいながら購入できる。

特に重要なのは、「何を運びたいか」「どれくらいの頻度で使うか」によって、どのルートを選ぶべきかが変わってくるという点です。
例えば、単にちょっとしたゴミ出しに使うだけなら100円ショップの簡易的なもので十分かもしれませんが、引っ越しや重量物を運ぶなら、しっかりとしたホームセンターや専門店の台車が必要になります。

この後の項目で、それぞれの販売店ごとの具体的な品揃えや価格帯について、詳しく掘り下げていきますね。ご自身が台車に求めるスペックと照らし合わせながら、最適な購入場所を見つけていきましょう!

重たいものを運ぶのが困難な今の時代、台車はもはや生活必需品と言っても過言ではありません。後悔のない買い物をするために、しっかりと情報をインプットしてくださいね。

ホームセンター(コーナン、カインズなど)での台車の取り扱いと特徴

台車といえば、やはりホームセンターが一番身近で確実な選択肢です。全国展開している「コーナン」「カインズ」「DCM」「コメリ」といった大型ホームセンターでは、必ずといっていいほど台車コーナーが設けられています。

ホームセンターの台車コーナーの魅力は、何といっても「実物を比較できること」に尽きます。
耐荷重の表示や、折りたたみの仕組み、キャスターの動きのスムーズさ、そして一番気になる「静音性」を、実際に触って確かめられるのは大きなメリットです。インターネットで写真を見るだけではわからない、「実際の大きさ」や「持ち手部分の握りやすさ」を確認できるのは、購入後の満足度に大きく関わってきますよ。

ホームセンターの台車品揃えの傾向

一般的なホームセンターでは、主に以下の3種類の台車が豊富に揃っています。

家庭用・一般用台車(最も種類が豊富)

最も多く見かけるのがこのタイプで、価格帯も手頃なものが多いです。主な特徴は以下の通りです。

  • 価格帯:3,000円~8,000円程度。
  • 耐荷重:100kg~150kg程度。一般的な家庭での使用には十分です。
  • 素材:軽量な樹脂製やアルミ製が主流。折りたたみ式が多く、収納に便利です。
  • 特記事項:静音タイプや軽量モデルなど、家庭での使いやすさを重視した商品が充実しています。

業務用・高耐久性台車(特定店舗で充実)

プロの現場でも使われるような、頑丈で耐久性の高い台車も取り扱っています。特に、「PRO」や「プロ仕様」といったコーナーを設けている店舗では見つけやすいでしょう。

  • 価格帯:8,000円~20,000円以上。
  • 耐荷重:200kg~300kg超。非常に重いものを運ぶ必要がある場合に適しています。
  • 素材:スチール製が多く、デッキ(荷台)部分が非常に頑丈です。
  • 特記事項:大型のキャスターや、ブレーキ機能付きのモデルも選べます。

平台車・キャリーカート(特殊用途向け)

荷台のみの台車(平台車)や、レジャーなどで使うキャリーカートも豊富です。特に平台車は、家の中で家具を移動させたり、ゴミ箱のキャスター代わりにしたりと、様々な用途に使えるため人気があります。

種類 メリット 主な用途 販売時期
平台車 スタッキング(積み重ね)収納が可能。小回りが利く。 家具の移動、室内での利用、一時的な荷物置き。 通年
キャリーカート 荷物を固定できるフックやネットが付属。 キャンプ、釣り、運動会、大量の買い出し。 レジャーシーズン前後に強化

ホームセンターを訪れる際は、ただ漠然と探すのではなく、「耐荷重150kgの静音タイプが欲しい」など、目的を明確にしていくと、店員さんにも相談しやすく、スムーズに最適な一台を見つけられますよ。また、週末などはセールを実施していることも多いので、チラシをチェックしてみるのもおすすめです!

より詳細なホームセンターの在庫状況や価格は、各店舗のウェブサイトで確認してみると良いでしょう。ホームセンターの台車情報はこちら

ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)でお得な台車は見つかる?

「ドン・キホーテ」に代表されるディスカウントストアも、台車を探す場所として見逃せません。ホームセンターほど種類は多くありませんが、「安さ」と「手軽さ」を重視するなら、ぜひチェックしてほしいスポットです。

ドン・キホーテや系列店での台車ラインナップ

ディスカウントストアで販売されている台車は、主に「生活雑貨」や「DIY用品」のコーナー周辺に置かれていることが多いです。品揃えの傾向としては、以下のようになります。

  • 家庭用簡易モデルが中心:取り扱いは、耐荷重50kg~100kg程度の小型で軽量な折りたたみ式がメインです。
  • 価格設定が非常に安い:ホームセンターの同等品と比較して、数百円~千円程度安い設定になっていることが多いです。
  • レジャー用品としてのキャリーカート:季節によっては、アウトドアコーナーで折りたたみ式のキャリーカートが大量に並ぶこともあります。
  • 耐久性よりも価格優先:安価な分、プロ仕様のような高い耐久性は期待できません。重いものを日常的に運ぶ用途には不向きな可能性があります。

ドン・キホーテなどで台車を購入する最大のメリットは、「急いでいるときにすぐに手に入る」ことと、「とにかく価格を抑えたい」というニーズを満たせる点です。

購入時の注意点:キャスターと静音性

ただし、注意していただきたい点もあります。ディスカウントストアで販売されている安価な台車は、コストを抑えるためにキャスター部分の品質が犠牲になっていることがあります。

  • キャスターの素材:硬いプラスチック製のキャスターだと、アスファルトやコンクリートの上を移動させるときに「ガラガラ」と非常に大きな音が鳴り響くことがあります。マンションや夜間の利用を考えている場合は、「静音」や「ゴム製キャスター」と記載があるかをよく確認しましょう。
  • 持ち手のグラつき:折りたたみ式の場合、持ち手を起こしたときにグラつきがないか、できれば実際に売り場で試してみることをおすすめします。重い荷物を乗せた状態で持ち手がグラつくと、非常に危険です。

結論として、ディスカウントストアは「ちょっとした荷物運び」や「一時的な利用」に最適な台車を見つけるのには向いていますが、「高品質」や「静音性」を最優先するなら、ホームセンターやECサイトの専門モデルを検討する方が賢明かもしれません。価格だけでなく、「使用する環境」を考慮して選ぶようにしましょう。

家具・家電量販店(ニトリ、ヨドバシなど)にも台車は売っている?

「家具や家電を運ぶことが多いから、ニトリやヨドバシカメラにも台車があるかも?」と考える方もいるでしょう。実際、これらの店舗でも台車は取り扱われていますが、その種類や目的はホームセンターとは少し異なります

ニトリの台車:インテリア・収納としての側面

ニトリの場合、台車は「運搬具」というよりも、「収納用品」や「インテリアの一部」として扱われることが多いです。

  • 平台車(キャスター台)がメイン:ニトリでよく見かけるのは、荷台が木製や樹脂製のシンプルな「平台車」です。これは、観葉植物を移動させたり、ゴミ箱や重い収納ケースの下に敷いて掃除をしやすくしたりするために使われることを想定しています。
  • デザイン性が高い:室内での利用を想定しているため、木目調やシンプルなモノトーンなど、部屋の雰囲気を壊さないデザイン性が重視されています。
  • 小型・軽量:耐荷重はそれほど高くなく、重い家具の移動というよりは、頻繁に動かす必要のあるものを載せておく用途に適しています。

ニトリの台車は、「室内で使う」「デザインを重視したい」という方には最適ですが、屋外での利用や、引っ越しのような長距離の重量物運搬には不向きであると覚えておきましょう。

ヨドバシカメラなど家電量販店:キャリーカートと特殊台車

ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店では、台車は基本的に「アウトドア」「レジャー」「カメラ用品」のコーナーで扱われています。

  • キャリーカート系が多い:大型カメラ機材やキャンプ用品を運ぶための、大容量のキャリーカート(ワゴンタイプ)が充実しています。
  • 折りたたみ小型台車もある:電池や工具などと一緒に、小型の折りたたみ式台車が置かれていることもありますが、種類はホームセンターに比べてかなり限定的です。
  • 特に注目は「階段昇降式」:階段を上り下りしやすいように、キャスターが3つ連なった特殊な台車が置かれていることがあります。これは、重い家電製品を階段で運ぶニーズがあるためです。

家電量販店は「台車専門店」ではないため、品揃えは少ないものの、特定の目的(アウトドア、階段での運搬)に特化した商品を見つけられる可能性があるのが魅力です。ただし、やはり価格はホームセンターやECサイトの方が有利な場合が多いので、比較検討は怠らないようにしましょう。

台車が売ってる意外な場所!コンビニや100円ショップの可能性

ここまではメジャーな販売店を紹介してきましたが、実は「こんなところにも売っているの?」と驚くような意外な場所でも台車やそれに代わるアイテムが見つかることがあります。特に、「今すぐ、ちょっとだけ使いたい」という場合に役立つ情報です。

100円ショップ(ダイソー、セリアなど):簡易的な台車として

「まさか台車が100円で?」と思うかもしれませんが、厳密には「台車」ではなく「キャスター付きの台座」が販売されています。

  • ミニ平台車:ダイソーなどでは、手のひらサイズの「キャスター付き植木鉢台」や「ミニ平台車」のようなものが300円~500円商品として売られています。
  • 用途:これは植木鉢、米びつ、小型の家電など、極めて軽いものを室内の平らな場所で移動させるためのものです。
  • 注意点:耐荷重は低く、屋外での使用や、重い荷物の運搬には絶対に使わないでください。キャスターがすぐに破損する恐れがあります。あくまで簡易的なキャスター付きの台座として利用しましょう。

これは台車そのものではありませんが、室内の小物を動かしたいという「小さなニーズ」は十分満たしてくれます。まずは100円ショップで代用できるか考えてみるのも一つの手です。

コンビニエンスストア:緊急時の荷物運搬として

コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)で「新品の台車が売られている」ことは、ほぼありません。

しかし、例えば大雨や災害などで「今すぐ大量の水を運ばなければならない」「避難所に荷物を運ぶ必要がある」といった緊急時には、店員さんに相談してみる価値があります。

  • レジ裏の台車:店舗の仕入れやゴミ出しに使っている業務用台車を、一時的に貸し出してくれる可能性があるかもしれません(もちろん、店舗や状況によります)。
  • 段ボールと養生テープで代用:どうしても台車がない場合は、丈夫な段ボール箱の下に、コンビニで売っているガムテープや養生テープを何重にも貼り付けて滑りやすくし、簡易的に荷物を引きずる「ソリ」のようなものを作ることで、短距離なら代用できることがあります。

これらの場所はあくまで「緊急時」や「代用品」としての活用がメインです。本格的な運搬が必要な場合は、最初からホームセンターやECサイトを頼るのが最も確実で安全ですよ。

業務用・プロ仕様の台車を買うならココ!専門店・ECサイトの活用

家庭用では満足できない、あるいは仕事で使うために「とにかく頑丈で、耐荷重が高く、耐久性も静音性も最高レベルの台車が欲しい」というプロ志向の方には、専門店の利用がおすすめです。

工具・作業用品の専門店(モノタロウ、アスクルなど)

工具や作業用品を専門に扱うECサイトや実店舗(例:ワークマンプロなど)は、台車の品揃えのレベルが段違いです。

  • 耐荷重の選択肢が豊富:家庭用ではなかなか見つからない300kg、500kgといった超重量級の台車が普通にラインナップされています。
  • 特殊機能に特化:
    • ドーリー(台車なしの車輪):キャスター単体での販売。
    • 特殊キャスター:床面に傷をつけないウレタンキャスターや、屋外でもスムーズなエア入りタイヤなど、用途に応じたキャスターを選べます。
    • ブレーキの種類:足踏み式ブレーキ、ワンタッチロックなど、細かな安全機能も充実しています。
  • プロブランドの取り扱い:カゴ台車、メッシュ台車など、物流業界で使われる専門的な台車も手に入ります。

特に「モノタロウ」のようなBtoB(企業間取引)向けのECサイトは、品質の確かな国内メーカーの台車が、個人でも購入できるのが大きな魅力です。ただし、専門的な商品が多いため、初めて台車を買う方には、少々難しく感じるかもしれません。商品の詳細なスペック(耐荷重、キャスター径など)をしっかり読み込んで選ぶ必要があります。

中古品市場(メルカリ、リサイクルショップ)

「専門店は高そう…でも丈夫なものが欲しい」という方は、中古市場をチェックしてみるのも一つの手です。高品質な業務用台車が、使用感はあっても格安で手に入る可能性があります。

購入場所 メリット デメリット・注意点
メルカリ・ヤフオク! 掘り出し物が見つかる。価格交渉できる可能性がある。 送料が非常に高くなることが多い。キャスターの摩耗度合いが確認しにくい。
リサイクルショップ 実物を見て試せる(動かせる)。即日持ち帰れる。 在庫が安定しない。大型のため、軽トラックなどで運搬が必要な場合がある。

中古の台車を購入する際は、キャスター(車輪)の状態が命です。キャスターが摩耗していたり、ベアリングにゴミが詰まっていると、いくら本体が頑丈でも動かしにくくなってしまいます。写真や説明文で、キャスターの接地面や軸の部分をしっかり確認してくださいね。

業務用台車の選び方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの情報も参考にしてください。業務用台車の選び方

失敗しない!台車を選ぶときにチェックすべき3つの重要ポイント

「台車なんてどれも同じでしょ?」と思ったら大間違いです。台車選びで失敗しないためには、用途と環境を明確にした上で、以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。

ポイント1:耐荷重(運ぶものの重さ)

これが最も重要な項目です。台車には必ず「最大積載量」や「耐荷重」が記載されています。これをオーバーすると、デッキ(荷台)が曲がったり、最悪の場合はキャスターが折れたりして、非常に危険です。

  • 家庭での目安:150kg程度あれば、冷蔵庫や洗濯機、重い家具など、ほとんどのものを運べます。迷ったらこのクラスを選んでおけば安心です。
  • 室内での小物運搬:100kg以下で十分です。
  • 業務・プロユース:200kg~300kg以上が必要です。

「運ぶもの+余裕」で耐荷重を選ぶのが鉄則です。積載量ギリギリで使うのは、台車の寿命を縮める原因になります。例えば、100kgのものを運ぶなら、150kg耐荷重の台車を選ぶなど、少し余裕を持たせましょう。

ポイント2:キャスターの素材と静音性

台車が「ガラガラ」うるさいのは、ほとんどがキャスターが原因です。キャスターの素材や構造によって、走行音や床への影響が大きく変わります。

キャスター素材 特徴 静音性 適した場所
ゴム(ラバー) 柔軟性があり、振動を吸収。標準的な静音タイプに多い。 ◎(比較的静か) マンション、屋内、アスファルト
硬質プラスチック(ナイロン) 安価で軽量。耐久性は低い。 △(音がうるさい) 工場内の平坦な床、屋外(短距離)
ウレタン 耐摩耗性が高く、床に傷がつきにくい。 ◎(非常に静か) 精密機器の運搬、オフィス、フローリング

特に集合住宅にお住まいの方は、「静音キャスター」を搭載したモデルを選ぶことを強くおすすめします。静音キャスターは、車輪の素材だけでなく、車輪の回転部分(ベアリング)にも工夫がされており、従来の台車と比べて走行音が格段に静かになります。

静音キャスターの仕組みについては、こちらの情報も参考になりますよ。静音キャスターの仕組み

ポイント3:デッキ(荷台)の素材とサイズ

デッキの素材は、台車の重さ、耐久性、価格に直結します。

  • スチール製(鉄):最も頑丈で、耐荷重が高い。しかし、重く、錆びやすいのが難点。業務用向き。
  • 樹脂製(プラスチック):軽量で、錆びる心配がない。家庭用に最も普及しているタイプ。耐荷重のバランスが良い。
  • アルミ製:非常に軽量で持ち運びやすい。錆びにくいが、価格が高め。

また、サイズについては、「運ぶものがデッキから大きくはみ出さないか」「使わないときに収納できるか」の2点を考慮しましょう。折りたたみ式を選ぶ場合は、折りたたんだ後の薄さも収納の重要なポイントになります。

家庭用におすすめの「折りたたみ式」と「静音キャスター」の魅力

一般家庭で台車を選ぶ際、多くの方が重視するのは「収納性」と「使用時の音」の2点ではないでしょうか。この2つのニーズを満たすのが、「折りたたみ式」と「静音キャスター」を組み合わせたモデルです。筆者モモストアも、この組み合わせを強くおすすめします。

折りたたみ式の台車が人気の理由

日本の住宅事情を考えると、大きな台車を常に出しっぱなしにしておくのは難しいですよね。その点、折りたたみ式の台車は非常に優れています。

  • 薄型で場所を取らない:使用しないときは、持ち手(ハンドル)部分を倒して平らにできます。玄関の靴箱の隙間、クローゼットの奥、ベッドの下など、ちょっとした隙間にスッと収納できるのが最大の魅力です。
  • 車のトランクにも積める:大きな荷物を買いに行った際や、一時的に誰かに台車を貸したいときなど、車で運搬する際にもトランクに簡単に積めるサイズになります。
  • 安全性:折りたたみ機構のロックがしっかりしているかどうかが、安全性を左右します。購入前に、ロックが硬すぎず、かつ使用中に外れないかを確認することが重要です。

折りたたみの機構には、持ち手を踏むことでロックが解除される「足踏みロック式」や、レバー操作で折りたためるものなど、様々な種類があります。実際に店舗で触ってみて、ご自身の使いやすいロック方式を選ぶと良いでしょう。

静音キャスターがもたらす快適さ

台車を夜間に使ったり、マンションの廊下で使ったりする場合、騒音は大きな問題です。静音キャスターは、この問題を劇的に解決してくれます。

  • 隣人トラブルの回避:特にフローリングやタイル、アスファルトの上を走行する際の「ガラガラ」という響く音は、時間帯によっては大きな迷惑となります。静音性の高いウレタンや特殊ゴム製のキャスターは、通常の台車に比べて遥かに静かに運搬が可能です。
  • ストレス軽減:運んでいる本人も、騒音に悩まされることがなくなります。重いものを運ぶ作業自体がストレスフルなのに、さらに騒音が加わると疲労度が倍増します。静かな台車は、運搬作業の快適性を高めてくれます。

最近のホームセンターやECサイトで販売されている家庭用台車は、ほとんどがこの「静音」を謳ったモデルになっています。価格が少し高くても、「静音性」はケチらずに投資する価値のある機能だと、モモストアは断言します。後悔したくないなら、静音モデル一択です。

引っ越しやゴミ出しに便利!用途別の台車おすすめタイプ

台車と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。「何のために使うか」を明確にすることで、選ぶべき台車のタイプは自然と絞られてきます。ここでは、一般的な家庭での用途別に、おすすめの台車タイプをご紹介します。

用途1:引っ越しや大型家具・家電の一時的な移動

年に数回程度、最も重く大きなものを運ぶのが引っ越しや家具の移動です。この用途には、「高耐荷重の手押し台車」がおすすめです。

  • 推奨タイプ:耐荷重150kg以上の手押し台車(ハンドル付き)。デッキは樹脂製でOKですが、キャスターは静音ゴム製を選びましょう。
  • チェックポイント:持ち手の高さ。背の高い方や、重い荷物を運ぶ方は、持ち手が低すぎると腰をかがめる必要があり、腰痛の原因になります。目安として、へその高さ程度のものを選ぶと、力が入りやすいです。
  • 活用術:引っ越しで荷物を積み込む際、台車に載せてそのままエレベーターに乗せることで、何度も往復する手間が省けます。

引っ越し時の台車活用術については、こちらの情報も参考になりますよ。引っ越し時の台車活用術

用途2:ゴミ出しや資源回収、日常の買い物

週に数回、ゴミ袋や資源ごみをまとめて運んだり、スーパーで大量に買い込んだ重いものを運んだりする用途です。この場合は「小型軽量の折りたたみ台車」または「キャリーカート」が最適です。

  • 推奨タイプ:耐荷重50kg~80kg程度のアルミ製折りたたみ台車、または買い物カート型キャリー
  • チェックポイント:自重の軽さ。台車自体が重いと、空の台車を押して往復するだけで疲れてしまいます。アルミ製など、女性でも片手で持ち運べる軽量モデルを選びましょう。
  • キャリーカートの利点:荷物を縛るネットや、荷物が落ちないように囲いがあるため、ゴミ袋のように形状が不安定なものを運ぶのに適しています。

用途3:室内での観葉植物や家具の移動、掃除

頻繁に移動させる必要のあるものを載せておく用途です。この場合は、「平台車(ドーリー)」一択です。

  • 推奨タイプ:木製または樹脂製の平台車(取っ手なし)
  • チェックポイント:サイズと耐荷重。載せるものの底面サイズに合ったものを選び、スタッキング(積み重ね)できるタイプだと、使わないときもコンパクトに収納できます。

このように、用途によって選ぶべき台車のタイプは明確に分かれます。複数の用途がある場合は、最も使用頻度が高く、かつ最も重いものを運ぶ用途に合わせて台車を選ぶと、失敗が少ないでしょう。

台車の相場はいくら?価格帯別でわかる品質の違い

台車は安価なものから高価なものまで、価格帯が非常に幅広いです。なぜこれほどまでに価格差があるのでしょうか?価格の違いは、主に「耐久性」「キャスターの品質」「耐荷重」に反映されています。予算に合わせて、最適な台車を選ぶための参考にしてください。

価格帯別:台車の特徴と適した用途

台車の価格帯を大きく3つに分けて、その特徴を解説します。

低価格帯(3,000円以下)

  • 特徴:ディスカウントストアや、ホームセンターのセール品などで見かける価格帯です。デッキは薄い樹脂製やアルミ製、キャスターは硬質なプラスチック製がほとんどです。
  • 品質:耐久性は期待できません。キャスターは音がうるさく、重い荷物を乗せるとすぐに動きが鈍くなったり、車輪が欠けたりするリスクがあります。
  • 適した用途:年に1~2回程度の軽い荷物運搬、室内の簡易的な移動。頻繁な利用には不向きです。

中価格帯(3,000円~8,000円)

  • 特徴:家庭用台車のメインストリームです。日本の主要メーカー(ナンシン、金沢車輌など)の静音モデルが購入できるラインです。デッキは丈夫な樹脂製が多く、折りたたみ機構もしっかりしています。
  • 品質:静音キャスターや高耐荷重(150kg前後)のものが多く、家庭での利用には十分すぎるほどの品質と耐久性があります。コスパが最も高いと言えます。
  • 適した用途:引っ越し、家具の移動、ゴミ出しなど、家庭でのあらゆる運搬作業。迷ったらこの価格帯から探すのがおすすめです。

高価格帯(8,000円以上)

  • 特徴:主に業務用、プロユースの台車や、特殊な機能(階段昇降、大型、ブレーキ付き)を持つモデルが中心です。デッキはスチール製や極厚樹脂製で、非常に頑丈です。
  • 品質:耐荷重300kg以上、長期間の使用に耐える耐久性、最高の静音性を誇ります。キャスター単体の交換部品なども充実しています。
  • 適した用途:倉庫作業、運送業、イベント設営など、仕事で毎日使う場合や、非常に重い荷物を頻繁に運ぶ場合

価格と性能のバランスの見極め方

台車選びは、「安物買いの銭失い」になりやすいアイテムの一つです。特にキャスターの品質は、価格に比例すると言っても過言ではありません。多少予算オーバーしても、中価格帯の「静音」かつ「高耐荷重」のモデルを選ぶことが、結果的に長く安全に使える一番の近道だとモモストアは考えます。

中古の台車はあり?メルカリやリサイクルショップでの購入メリット・デメリット

「台車は年に数回しか使わないから、中古で十分」と考える方もいるでしょう。中古の台車は、高級モデルを安価で手に入れるチャンスがありますが、同時にいくつかのリスクも伴います。メリットとデメリットをしっかり理解してから検討しましょう。

中古台車を購入するメリット

  • 価格の安さ:これが最大のメリットです。新品では手が出ないような国内メーカーの高性能な台車が、半額以下で出品されていることがあります。
  • 絶版品の入手:デザインや機能が気に入っていたのに廃盤になってしまったモデルを、中古市場で見つけられることがあります。
  • 環境への配慮:まだ使えるものを再利用することは、エコの観点からもメリットがあります。

中古台車を購入するデメリットと注意点

中古台車のリスクは、主に「見えない部分の劣化」にあります。

キャスターの劣化・摩耗

台車の命であるキャスターは、使えば使うほど摩耗し、静音性や走行性が低下します。特にベアリング(車輪の軸受け)にサビやゴミが詰まっていると、スムーズに動きません。

  • チェック方法:出品者に、キャスターの接地面の写真を追加してもらう、または「走行時に異音はありますか?」と質問してみましょう。

デッキ(荷台)の歪みやサビ

規定の耐荷重を超えた荷物を運んだ経験のある台車は、デッキ部分がわずかに歪んでいることがあります。これは、荷物を安定して運ぶ上で非常に危険です。

  • スチール製の場合:屋外で使われていたものは、サビが発生している可能性が高く、見た目の問題だけでなく、強度が落ちていることもあります。
  • 樹脂製の場合:直射日光に晒されていたものは、樹脂が劣化し、脆くなっている可能性があります。

送料が高額になるケース

台車は大型で重量があるため、フリマアプリなどでの送料が非常に高くつくことが多いです。商品価格と送料を合わせると、新品の低価格モデルが買えてしまうというケースも珍しくありません。送料込みの価格で比較検討しましょう。

結論として、中古で購入するなら、できればリサイクルショップなどで実物を「押して」「動かして」状態を確認できるものを選ぶのがベストです。ネット購入の場合は、信頼できる出品者で、キャスターの状態を細かく確認してから購入してくださいね。

台車を自作する方法もある?DIYで作る際の注意点

「市販の台車ではサイズが合わない」「とにかく個性的な台車が欲しい」というDIY好きの方なら、台車を自作するという選択肢もあります。特に、室内用の平台車(ドーリー)なら、比較的簡単に作ることができますよ。

DIY台車(平台車)の基本的な作り方

最も簡単な台車は、木材を使った平台車です。ホームセンターで材料を揃えて、週末に挑戦してみるのも楽しいかもしれません。

  1. デッキ(荷台)の準備:厚さ15mm~20mm程度の合板や集成材を、必要なサイズにカットします。
  2. キャスターの取り付け:デッキの四隅、できれば少し内側に、キャスターを取り付けます。このとき、すべてのキャスターが360度回転する「自在キャスター」を選ぶと、小回りが利いて便利です。
  3. 補強と仕上げ:木材の角をサンドペーパーで丸く削り、必要に応じてニスやペンキで仕上げます。

台車は重いものを運ぶためのものですから、「強度」が最優先です。以下の注意点を必ず守ってください。

DIY台車を作る際の3つの注意点

注意点1:キャスターとネジの選定が命

自作台車の最大の失敗ポイントは、キャスターの選定ミスです。必ず「載せたいものの重さ+台車の重さ+安全マージン」を考慮して、キャスターの耐荷重を選びましょう。

  • 例:200kgのものを載せたい場合、キャスター4輪合計で200kg以上の耐荷重が必要です。つまり、1輪あたり50kg以上の耐荷重があるキャスターを選ぶ必要があります。
  • ネジ:キャスターを固定するネジは、デッキの厚さギリギリではなく、最低でも板厚の2/3以上食い込む長さを選び、緩まないようにしっかり固定します。

注意点2:ハンドルの固定は非常に難しい

手押し台車のようなハンドル(持ち手)付きの台車を自作するのは、非常に難易度が高いです。ハンドルをデッキにしっかりと固定するための金具や溶接技術が必要になり、素人には危険が伴います。自作は、基本的にシンプルな「平台車」にとどめておくことをおすすめします。

注意点3:保険は効かないと心得る

市販の台車は、製造物責任法(PL法)などに基づいて安全性が保証されていますが、自作した台車が壊れて事故が起きても、すべて自己責任となります。強度計算をしっかり行い、絶対に耐荷重を超えないように注意して使用してください。

DIYは楽しいですが、安全が第一です。不安な場合は、迷わず市販の頑丈な台車を購入しましょう。

【モモストア解説】ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で台車を買う最大のメリットと注意点

最後に、現代の台車購入の主流となっているインターネット通販(ECサイト)について、筆者モモストアがそのメリットと注意点を総まとめします。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、そして時にはメルカリなど、ネットには無限の選択肢があります。

ネット通販(ECサイト)で台車を買う最大のメリット

メリット1:品揃えが店舗の比ではない

ホームセンターが一店舗で扱うのは数十種類ですが、ECサイトでは数千種類、数万種類の台車が販売されています。国内メーカー品から海外メーカーの輸入モデル、特殊な用途に特化したものまで、必ず希望のモデルが見つかります。

  • 具体例:折りたたみ式だけでも、アルミ製、樹脂製、木製、スチール製、ハンドル固定式、可変ハンドル式など、ありとあらゆるバリエーションが存在します。

メリット2:価格比較とレビューによる品質評価

価格比較サイトを使わなくても、Amazonや楽天内で複数のショップの価格を一瞬で比較できます。また、実際に購入した人のレビュー(口コミ)を読むことで、「静音性はどうか」「キャスターはすぐに壊れないか」といった、店舗では試せない品質情報を事前に知ることができます。

メリット3:大型商品でも自宅まで届けてくれる

台車は大型でかさばるため、車がないと持ち帰るのが大変です。ECサイトなら、自宅の玄関先まで配送してくれるため、持ち運びの手間が一切かかりません。特に重いスチール製台車を買う際は、このメリットは計り知れません。

ネット通販(ECサイト)で台車を買う際の注意点

注意点1:実寸と写真のイメージの違い

台車は、写真で見ると実際の大きさが分かりにくいものです。「このサイズで大丈夫だろう」と思って買ったら、「意外と大きすぎた」または「想像以上に小さすぎた」という失敗はよくあります。

  • 対策:必ず「荷台の縦・横の長さ」と「折りたたみ時の厚み」をメジャーで測り、設置場所や運ぶものと比較してから購入しましょう。

注意点2:送料と返品ポリシー

特に安い台車の場合、本体価格は安くても送料が高く設定されていることがあります。また、いざ届いてみたら不良品だった、イメージと違ったという場合に、返品時の送料を自己負担しなければならないケースも多いです。購入前に、送料と返品ポリシーをしっかり確認してください。

ECサイトでの購入は非常に便利ですが、失敗しないためには、「自宅で実物大のイメージをしっかり掴むこと」が成功の秘訣です。この解説を参考に、ぜひあなたにぴったりの台車を見つけてくださいね。

モモストアが、台車はどこで買えるのか、そしてどう選ぶべきかを徹底的に解説しました。この記事が、あなたの運搬作業を快適にするお手伝いになれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました