コロナ 検査キットはどこに売ってる?今すぐ買える販売店とネット通販の正しい選び方

コロナ 検査キットはどこに売ってる?今すぐ買える販売店とネット通販の正しい選び方

こんにちは、モモストアです!

「あれ、もしかして風邪かな?」「念のため、すぐに検査しておきたい」
そんな時、新型コロナウイルスの検査キットをどこで手に入れたらいいか迷いますよね。

販売場所は時期によって大きく変わり、「コンビニでも買える」「薬局でしか買えない」「ネット通販が主流」など、情報が錯綜しがちです。特に重要なのは、厚生労働省に承認された「一般用(OTC)医薬品」の検査キットを選ぶことです。

この記事では、現在のコロナ検査キットの最新の販売状況を徹底調査!どこで、何を、どう選ぶべきかを、モモストアが分かりやすく解説していきます。
もしもの時に備えて、この記事を読んで最適な検査キットを常備する準備をしましょう。

・コロナ検査キットはどこに売ってる?【販売店の最新情報】
・ドラッグストアや薬局で検査キットを買うときの注意点
・コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での取り扱い状況はどうなってる?
・検査キットのネット通販が今一番おすすめな理由
・「研究用」と「一般用(OTC)」の違いとは?失敗しない選び方を徹底解説
  1. コロナ検査キットはどこに売ってる?【販売店の最新情報】
    1. ドラッグストア・薬局での購入:原則「第1類医薬品」扱い
    2. ネット通販での購入:24時間いつでもどこでも手に入る
    3. 販売店の最新状況まとめ
  2. ドラッグストアや薬局で検査キットを買うときの注意点
    1. 必ず薬剤師に声をかけること!
    2. 在庫の確認と営業時間外販売の制度
  3. コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での取り扱い状況はどうなってる?
    1. 現在のコンビニでは「原則取り扱いなし」
    2. コンビニに設置されている「PCR検査サービス」
  4. 検査キットのネット通販が今一番おすすめな理由
    1. 理由1:24時間・365日、いつでも購入可能
    2. 理由2:承認済みキットの選択肢が豊富
    3. 理由3:価格比較が簡単で、備蓄しやすい
  5. 「研究用」と「一般用(OTC)」の違いとは?失敗しない選び方を徹底解説
    1. 最大のポイント:「国の承認」があるかないか
      1. 一般用(OTC):厚生労働省承認済み
      2. 研究用:国の承認なし
    2. 失敗しない選び方:必ず「第1類医薬品」を選ぶ
  6. 【自宅常備に最適】抗原検査キットとPCR検査キットの選び分け
    1. 抗原検査キット:即時性・手軽さが魅力
    2. PCR検査キット:高い精度が魅力
    3. 比較表で一目瞭然!
  7. 新型コロナとインフルエンザ同時検査キットを選ぶメリット
    1. メリット1:一度の検査で済む手軽さ
    2. メリット2:迅速な治療・療養開始に繋がる
    3. メリット3:備蓄をシンプルにできる
  8. ネット通販で人気の高い「一般用(OTC)」承認済み検査キットを比較
    1. 人気キット比較表
    2. 検査方法による選び分け
      1. 鼻腔ぬぐい液タイプ
      2. 唾液タイプ
  9. 検査キットの価格はどのくらい?販売店とネット通販で比較してみました
    1. 価格帯の現状:1回分あたり1,000円台後半~3,000円台
    2. 実店舗(ドラッグストア・薬局)での価格
    3. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)での価格
  10. 自宅で検査キットを使う前に知っておきたい【正しい手順】
    1. ステップ1:事前の準備を徹底する
    2. ステップ2:検体を正しく採取する
    3. ステップ3:試薬と混ぜて、正確に待機する
    4. ステップ4:結果を判定し、正しく行動する
  11. 陽性・陰性が出た時に取るべき行動と最新の療養期間
    1. 陽性が出た場合:医療機関への連絡と療養
    2. 陰性が出た場合:過信は禁物!
  12. 検査キットの使用期限と、備蓄しておく際の保管方法
    1. 検査キットの使用期限はいつまで?
    2. 【重要】備蓄時の正しい保管方法
  13. もしもの時のために備えておくべき最低限の検査キット数
    1. 最低限備えておきたい「2回分」
    2. 家族構成・ライフスタイル別:推奨備蓄数
  14. 検査キットに関するよくある疑問Q&A(購入・使用編)
    1. Q1:「第1類医薬品」のネット購入で、薬剤師からの説明は必須ですか?
    2. Q2:鼻腔ぬぐい液を採取する際、綿棒を奥まで入れるのが怖いです。どのくらいまで入れるべき?
    3. Q3:結果の判定線がとても薄い線に見えるのですが、これは陽性ですか?
    4. Q4:購入したキットが「研究用」でした。捨てるべきですか?
  15. 【もしもに備える】検査キットと一緒に常備したいアイテム
    1. 解熱鎮痛剤(市販薬)
    2. 経口補水液・ゼリー飲料
    3. マスク・手袋・消毒液
    4. 接触を避けるための生活用品
  16. 自宅でできる!抗原検査キットをメルカリで購入する際のポイント
    1. メルカリ購入の最大のリスク:販売が規制されている場合がある
    2. もし購入するなら確認すべき3つのこと
  17. 自宅でできる郵送PCR検査キットのメリット・デメリットと選び方
    1. 郵送PCR検査キットのメリット
    2. 郵送PCR検査キットのデメリット
    3. PCR検査キットを選ぶ際の重要ポイント
  18. 【鼻腔・唾液】検査キットの採取方法ごとのメリット・デメリットを再確認
    1. 鼻腔ぬぐい液タイプのキット
    2. 唾液タイプのキット
    3. 結局、どちらを選ぶべき?
  19. インフルエンザ流行期の準備:同時検査キットを最大限活用する方法
    1. なぜ流行期に同時検査キットが必須なのか?
    2. 同時検査キットの「使い方」のポイント
  20. 抗原検査キットをネットで「最安値」で買うための裏技と注意点
    1. 裏技1:単価を下げる「まとめ買い」を徹底する
    2. 裏技2:送料込みの価格で比較する
    3. 裏技3:ECサイトの「ポイントアップデー」を狙う
    4. 最安値追求の注意点:必ず「第1類医薬品」を確認
  21. 【使えなかったらどうする?】判定不能時の対処法とキットの交換
    1. 判定不能の最も多い原因は「検体採取の失敗」
    2. 判定不能が出た場合の対処法
    3. キットの交換・返品について
  22. 検査キットを処分する際の【危険物】扱いのルールと手順
    1. 鉄則1:ビニール袋に入れて「密閉」する
    2. 鉄則2:「ゴミの日まで」の保管方法
    3. 鉄則3:自治体のルールを必ず確認する
  23. 【最新動向】コロナ検査キットの今後の位置づけと備蓄の必要性
    1. 検査キットの役割は「自己判断の補助」へ
    2. 備蓄は「安心料」として引き続き重要
  24. 【総まとめ】検査キットを今すぐ・お得に手に入れるための行動リスト
    1. 行動リスト:購入編
    2. 行動リスト:備蓄・管理編

コロナ検査キットはどこに売ってる?【販売店の最新情報】

momo-store.jp

「いざ」というときに焦らないためにも、検査キットが現在どのような場所で手に入るのかを正確に把握しておくことはとても大切です。
結論から言うと、現在の主な販売場所は「ドラッグストア・薬局」「ネット通販」の2つが主流となっています。

一時期は、ドラッグストアやコンビニの店頭から検査キットが消えるような状況もありましたが、今は供給も安定しています。ただし、購入場所にはいくつかのルールと注意点がありますので、詳しく見ていきましょう。

ドラッグストア・薬局での購入:原則「第1類医薬品」扱い

厚生労働省の承認を受けた「一般用(OTC)」の抗原検査キットは、安全性が高く、自宅で簡単に検査結果を知ることができる便利なアイテムです。しかし、この種の検査キットは医薬品の中でも「第1類医薬品」として分類されています。

第1類医薬品とは?
第1類医薬品は、副作用のリスクなどが比較的高く、特に慎重な使用が求められる医薬品です。そのため、購入時には以下の条件が求められるのが原則です。

  • 薬剤師が常駐していること: 検査キットに関する説明や、副作用、正しい使用方法などの情報提供を行うため、薬剤師がいる店舗でのみ販売されます。
  • 対面または書面による情報提供: 薬剤師から、検査キットの特徴や使用上の注意点について、口頭または文書で説明を受ける必要があります。
  • 販売時間: 薬局やドラッグストアの営業時間ではなく、薬剤師が勤務している時間帯のみの販売となることが多いです。

つまり、24時間営業のドラッグストアでも、夜間や早朝など薬剤師が不在の時間帯には購入できない場合があるという点に注意が必要です。また、急いでいるときに限って薬剤師が他の業務で手が離せない、といったケースも考えられます。

主要なドラッグストア(マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局など)のほとんどで取り扱いはありますが、確実に入手したい場合は、事前に電話で在庫と薬剤師の在席を確認するのが最も確実な方法と言えます。

ネット通販での購入:24時間いつでもどこでも手に入る

一方、近年最も利用者が増えているのがネット通販での購入です。

こちらも、承認を受けた「一般用(OTC)医薬品」の検査キットであれば、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトの「第1類医薬品」を取り扱う指定の販売店から購入が可能です。

ネット通販のメリット

利便性 24時間いつでも注文可能。薬剤師の勤務時間を気にする必要がない。
在庫の安定性 店舗に比べて在庫が豊富で、自宅にまとめて備蓄しやすい。
価格比較 複数の販売店の価格や送料を簡単に比較できるため、お得に購入しやすい。
情報提供 購入後、サイト上の文書やメールで薬剤師からの情報提供・確認が行われるため、店頭と同じく安心感がある。

ネット通販なら、体調がすぐれない時でも、自宅から一歩も出ずに購入手続きを完了し、配送を待つことができます。特に、複数回分をまとめて購入して備蓄しておきたい方にとっては、ネット通販が最も現実的かつ効率的な方法と言えるでしょう。

販売店の最新状況まとめ

現在の販売チャネルごとの状況をまとめました。

販売場所 取り扱い 主な注意点
ドラッグストア・薬局 ◯(豊富) 薬剤師のいる時間帯のみ販売可能。在庫変動が大きい。
ネット通販(Amazon・楽天など) ◎(主流) 24時間いつでも購入可能。「第1類医薬品」の表示を確認すること。
コンビニエンスストア △(原則なし) 一部の地域や時期によっては取り扱いがあったが、現在はほぼなし。
家電量販店・ホームセンター ✕(原則なし) 「研究用」のみの取り扱いの場合が多いため、購入は推奨されない。

やはり、確実性と利便性を考えるとネット通販が非常に強力です。急を要する場合は近隣のドラッグストア、常備用としてまとめて購入するならネット通販、と使い分けるのが賢明ですね。

ドラッグストアや薬局で検査キットを買うときの注意点

体調が悪く、すぐにでも検査したい!というとき、一番に思い浮かぶのが近所のドラッグストアや薬局だと思います。しかし、店頭で購入する際には、知っておくべき「お作法」と「注意点」があります。

単に商品棚からカゴに入れるだけでは購入できないケースがほとんどなので、スムーズに手に入れるためにしっかり準備しておきましょう。

必ず薬剤師に声をかけること!

前述の通り、厚生労働省に承認された検査キットは「第1類医薬品」です。これは、薬剤師による適切な情報提供が義務付けられていることを意味します。

お店に行って、レジに持って行こうとしても、「薬剤師が席を外しているので少々お待ちください」と言われたり、「まずはあちらで説明を受けてください」と案内されることがほとんどです。

検査キットが陳列されている場所には、必ずといっていいほど「この商品は薬剤師の説明が必要です」「ご希望の方はスタッフにお声がけください」といった張り紙があります。見つけたら、恥ずかしがらずにすぐに薬剤師さんや店員さんに声をかけるようにしましょう。

【購入時に聞かれる可能性のある質問例】

  • 体調はいかがですか?どのような症状がありますか?
  • 過去にこの検査キットを使ったことがありますか?
  • パッケージに記載されている注意事項は読みましたか?

これらの質問は、薬剤師が安全に使用できるかを確認するためのものです。正直に答え、疑問点があればその場で解消するようにしましょう。これは、ご自身の安全を守るためにも非常に大切なプロセスです。

在庫の確認と営業時間外販売の制度

いくら薬剤師がいる時間帯を狙っても、検査キット自体の在庫がないと意味がありません。特に流行期には、午前中に売り切れてしまう店舗も少なくありませんでした。

手間かもしれませんが、購入しに行く前にお店に電話をして在庫を確認することを強くおすすめします。その際、「一般用(OTC)の抗原検査キットの在庫はありますか?」と具体的に尋ねるとスムーズです。

また、一部の薬局では、緊急時に対応できるよう「営業時間外対応」を行っている場合があります。これは主に調剤薬局で実施されている制度ですが、急な発熱などで夜間にどうしても検査キットが必要になった場合に、薬局の掲示物やホームページで連絡先を確認することで、対応してもらえる可能性があります。

ただし、これはあくまで「緊急時」の対応であり、確実に購入できる保証はないため、やはり普段からネット通販などで備蓄しておくのが一番安心です。

また、ドラッグストアで購入する際にポイントカードを持っている場合は、ポイントが付与されることが多いです。価格自体はネット通販と大差ないことが多いですが、日頃から利用しているドラッグストアであれば、ポイント分がお得になるというメリットもありますね。

コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での取り扱い状況はどうなってる?

「急な発熱で、今すぐ欲しい!」「夜中でも手に入る場所はないの?」と思ったとき、誰もが思い浮かべるのが、24時間営業しているコンビニエンスストアだと思います。
実際に、コロナ禍の初期や感染拡大のピーク時には、一部のコンビニでも検査キットの取り扱いがありました。では、現在の主要なコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)の状況はどうなっているのでしょうか。

現在のコンビニでは「原則取り扱いなし」

結論からお伝えすると、現在のコンビニエンスストアでは、原則として「一般用(OTC)の抗原検査キット」の取り扱いはありません。これは、コンビニの店員さんは薬剤師ではないため、「第1類医薬品」である検査キットを販売することができないという、法律上の理由があるためです。

一時期、コンビニのレジ横などで検査キットを見かけた方もいるかもしれませんが、それは多くの場合、「研究用」として販売されていたか、または「登録販売者」がいる一部の店舗でのみ試験的に販売されていたケースに限定されます。

現在の国内の販売ルールが厳格化された結果、利便性の高いコンビニであっても、承認済みの検査キットを常時販売することは難しい状況が続いています。そのため、「コンビニに行けば必ず買える」という認識は、残念ながら通用しません。

コンビニに設置されている「PCR検査サービス」

ただし、コンビニによっては、店頭で検査キット自体を販売するのではなく、「PCR検査の検体回収ポスト」や「申込書」が設置されている場合があります。

  • 検体回収サービス: 自宅で採取した検体(唾液など)を、コンビニに設置された専用ポストに投函することで、検査センターへ送付するサービスです。
  • 申込書によるサービス: コンビニで申込書を購入し、後日、自宅に届いた検査キットを使用し、郵送で検査を行うものです。

これらは「その場で結果がわかる」抗原検査キットとは異なり、検査結果が出るまでに時間を要しますが、PCR検査は抗原検査よりも高い精度でウイルスを検出できるというメリットがあります。

【コンビニ関連の検査サービスを利用する際の注意点】

抗原検査キット ほぼ取り扱いなし。急ぎの場合はドラッグストアかネット通販を利用する。
PCR回収サービス 取り扱いがある場合があるが、結果判明まで時間がかかるため、即時性は期待できない。

もしあなたが「今すぐ」「その場で」結果を知りたいのであれば、やはり薬剤師がいるドラッグストアに行くか、自宅に備蓄してある承認済みキットを使うのが最善の策となります。

検査キットのネット通販が今一番おすすめな理由

ここまで、販売店の状況を見てきましたが、モモストアが今の時代に最も推奨したいのが、ネット通販での購入です。

特に、コロナ対策が「自宅での備え」へと移行している現在、ネット通販が持つ多くのメリットは、私たちの生活において非常に大きな安心感を与えてくれます。なぜネット通販がおすすめなのか、その具体的な理由を詳しく見ていきましょう。

理由1:24時間・365日、いつでも購入可能

実店舗の場合、薬剤師が不在の時間帯は購入できません。しかし、ネット通販であれば、夜中や早朝でも関係なく、自分のタイミングで注文を完了できます

体調が悪い時に、無理をして営業時間内の薬局まで出かける必要がありませんし、お店の前で「薬剤師が今いません」と門前払いされる心配もありません。パソコンやスマートフォンから、わずか数分で手続きが完了するのは、体調不良時には特に大きなメリットです。

また、購入手続き後には、メールやサイト上のマイページで薬剤師からの情報提供が行われます。これにより、店舗での対面説明と同じ義務が果たされるため、安心して「第1類医薬品」を購入できます。

理由2:承認済みキットの選択肢が豊富

ドラッグストアの店頭に並ぶ検査キットは、スペースの都合上、どうしても種類が限られてしまいがちです。また、人気のキットはすぐに売り切れてしまうこともあります。

一方、ネット通販では、厚生労働省の承認を受けた「一般用(OTC)」の抗原検査キットや、同時検査キットなど、多種多様なメーカーの商品が取り扱われています。例えば、「唾液採取が良い」「鼻腔ぬぐい液が良い」「インフルエンザも同時に検査したい」といった個別のニーズに合わせて、最適なキットを選ぶことが可能です。

さらに、1回分、2回分、5回分といったパッケージの容量も豊富です。家族構成や備蓄の目的に合わせて、必要な数を過不足なく選べるのも魅力です。

理由3:価格比較が簡単で、備蓄しやすい

ネット通販の最大の利点の一つは、価格の透明性です。楽天市場やYahoo!ショッピングでは、複数の販売店が一つの商品を扱っていることが多く、最安値や送料込みの価格を瞬時に比較できます

また、ネット通販では「〇個セット」といった大容量パックでの販売も多く、単価が安くなる傾向があります。検査キットは使用期限があるものの、一定期間の備蓄が必要なアイテムです。まとめて購入することで、一つあたりのコストを抑えられ、経済的に自宅に常備しておくことができます

購入した履歴も残るため、次に購入する際にどのメーカーが使いやすかったか、いつ購入したかなどを確認しやすいのも地味ながら便利なポイントです。

結論として、ネット通販で承認済みの「第1類医薬品」を探すのが、今のコロナ検査キット購入の「最適解」と言えるでしょう。

「研究用」と「一般用(OTC)」の違いとは?失敗しない選び方を徹底解説

検査キットを購入しようと検索すると、「研究用」と「一般用(OTC)」という2種類の表記を見かけることがあります。この違いを理解せずに購入してしまうと、正確な結果が得られなかったり、後の行動指針を誤ったりする原因になりかねません。

ここは、検査キットを選ぶ上で最も重要なポイントの一つです。モモストアが、この2つの決定的な違いと、失敗しないための選び方を分かりやすく説明します。

最大のポイント:「国の承認」があるかないか

「研究用」と「一般用(OTC)」の最大の違いは、厚生労働省による「体外診断用医薬品」としての承認を受けているかどうかです。

一般用(OTC):厚生労働省承認済み

「OTC」とは「Over The Counter」の略で、カウンター越しに購入できる、つまり一般の人が薬局などで購入できる医薬品を指します。

  • 国の承認: あります。厳格な臨床試験や性能評価を経て、国がその品質、有効性、安全性を確認しています
  • 精度: 診断を目的として使用できる一定の精度が保証されています。
  • 販売方法: 「第1類医薬品」として、薬剤師による情報提供が義務付けられています。(実店舗またはネット通販)
  • 目的: 自己検査による診断の補助として使用できます。陽性が出た場合、その結果を基に医療機関を受診する、療養に入るなどの行動に移せます。

研究用:国の承認なし

「研究用」と銘打たれたキットは、文字通り「研究目的」で使用されるものであり、一般の人が自己診断に使うことは想定されていません

  • 国の承認: ありません。有効性や安全性について、国のお墨付きは得ていません。
  • 精度: 性能が保証されておらず、結果が正しいかどうかを判断できません。偽陽性(陰性なのに陽性)や偽陰性(陽性なのに陰性)のリスクが高いです。
  • 販売方法: 医薬品ではないため、コンビニや雑貨店、一部のECサイトでも販売されていました。薬剤師による説明義務もありません。
  • 目的: あくまで「研究」のためであり、自己診断や、その後の療養・行動の判断に使うべきではありません

失敗しない選び方:必ず「第1類医薬品」を選ぶ

あなたの検査の目的が「新型コロナウイルスに感染しているか否かを正しく知りたい」ということであれば、選ぶべきは断然「一般用(OTC)」の検査キット、つまりパッケージに「第1類医薬品」と明記されているもの一択です。

「研究用」キットは価格が安い場合もありますが、その結果を信頼して「陰性だから大丈夫」と判断してしまうと、知らず知らずのうちに周囲に感染を広げてしまうリスクがあります。安心を買うためにも、必ず承認済みのキットを選ぶようにしましょう。

ネット通販で購入する際は、商品名だけでなく、厚生労働省の承認情報を確認できるウェブサイトで、販売されている商品がリストに載っているかを確認するのも良い方法です。

【選び方のチェックリスト】

チェック項目 一般用(OTC) 研究用
パッケージ表記 「第1類医薬品」または「体外診断用医薬品」と記載 「研究用」と記載
購入場所 薬局、薬剤師のいるドラッグストア、指定のネット通販 コンビニ、雑貨店など(非推奨)
信頼性 国が承認した信頼できる精度 性能保証なし、自己判断の目安にもならない

【自宅常備に最適】抗原検査キットとPCR検査キットの選び分け

一口にコロナ検査キットといっても、「抗原検査キット」と「PCR検査キット」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。どちらも自宅で検体を採取できるキットですが、その仕組みと用途を理解しておくことで、「今、自分に必要なのはどちらか」を判断できるようになります。

自宅に常備しておくなら、圧倒的に利便性の高いキットがおすすめです。それぞれの特徴を比較してみましょう。

抗原検査キット:即時性・手軽さが魅力

現在、ドラッグストアやネット通販で「第1類医薬品」として広く販売されているのは、ほとんどがこの抗原検査キット(抗原定性検査キット)です。

  • 仕組み: ウイルスを構成するタンパク質(抗原)を直接検出します。
  • 結果判明までの時間: わずか15分〜30分程度で結果が出ます。
  • 検体採取方法: 鼻腔の粘膜を綿棒でぬぐう、または唾液を採取する方法が一般的です。
  • 感度(精度): ウイルスの量が比較的多い、発症初期(特に症状が出てから9日以内)に高い精度を発揮します。潜伏期間中など、ウイルスの量が少ない時期には陰性となる「偽陰性」のリスクがあります。
  • 最適な用途: 「今、熱がある」「喉が痛い」など、症状が出ているときの緊急的な確認や、出勤・登校前の確認など、即時性を求める場合に最適です。

自宅常備の結論:
症状が出た際に「すぐに結果を知りたい」「医療機関を受診すべきか判断したい」という目的で備蓄するなら、手軽で迅速な抗原検査キットが断然おすすめです。

PCR検査キット:高い精度が魅力

PCR検査キットは、検体を自宅で採取し、指定の検査機関に郵送することで結果を知るタイプのものが主流です。

  • 仕組み: ウイルスの遺伝情報(核酸)を増幅させて検出します。
  • 結果判明までの時間: 検体が検査機関に到着してから数時間〜1日程度かかります。
  • 検体採取方法: 唾液採取が主流です。
  • 感度(精度): ウイルスの量が少なくても検出できるため、抗原検査よりも高い精度を持ちます。無症状の方や、感染が疑われるが症状が出る前の時期の確認に適しています。
  • 最適な用途: 「海外渡航やイベント参加前の陰性証明が必要な場合」「濃厚接触者となり、症状が出る前に念のため確認したい場合」など、高精度な結果を求める場合に利用されます。

自宅常備の結論:
結果が出るまでに時間がかかるため、緊急時の備蓄には不向きです。しかし、「発症前でも感染の有無を確認したい」という目的に特化して、抗原検査とセットで備蓄しておくのは非常に有効です。

比較表で一目瞭然!

種類 抗原検査キット PCR検査キット(郵送)
結果までの時間 15〜30分(迅速) 数時間〜1日(検査機関到着後)
主な用途 症状がある時の緊急確認、日々の確認 高精度な確認、無症状時の確認、証明用
感度(精度) 発症初期に有効(中程度) 高い(ウイルスの微量でも検出可能)
常備への適性 ◎(即時性が高い) △(時間がかかる)

新型コロナとインフルエンザ同時検査キットを選ぶメリット

新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは、発熱や喉の痛み、倦怠感など、非常に似た症状を示すことが多く、自己判断でどちらに感染しているかを区別するのはほぼ不可能です。

特に冬場や季節の変わり目には、両方のウイルスが同時に流行する可能性が高まります。そんな時に非常に役立つのが、「新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス同時検査キット」です。

これは、一つの検体(鼻腔ぬぐい液など)を使って、同時に2種類のウイルスの抗原を検出できるという優れものです。なぜ、この同時検査キットを選ぶべきなのか、そのメリットを解説します。

メリット1:一度の検査で済む手軽さ

発熱や体調不良で苦しんでいるときに、何度も鼻に綿棒を入れたり、唾液を採取したりするのは、心身ともに大きな負担となります。

同時検査キットであれば、一度の検体採取で、コロナとインフルエンザ両方の判定を同時に行うことができます。これにより、検査にかかる時間や労力を大幅に節約でき、体力の消耗を最小限に抑えられます。

また、検査結果を待つ時間も一度で済むため、「まずコロナを調べて、次にインフルエンザを調べる…」といった二度手間がなくなり、迅速な判断を下すことが可能になります。

メリット2:迅速な治療・療養開始に繋がる

インフルエンザの場合、発症から48時間以内など、特定の時間内に抗インフルエンザ薬の服用を開始することが、早期回復に非常に重要とされています。

自己判断で風邪と決めつけてしまい、検査が遅れると、インフルエンザの治療開始が遅れてしまう可能性があります。同時検査キットで迅速にインフルエンザ陽性が判明すれば、すぐに医療機関を受診し、適切な治療を受けることができます。

同様に、新型コロナウイルスの陽性が判明した場合も、速やかに周囲への感染拡大を防ぐための行動(自宅療養など)に移ることができます。

メリット3:備蓄をシンプルにできる

自宅に検査キットを備蓄する際、コロナ用とインフルエンザ用を別々に購入・管理するのは、場所も取りますし、使用期限の管理も煩雑になりがちです。

同時検査キットであれば、一つ備蓄しておくだけで、二つの主要なウイルスに対応できます。これにより、備蓄品がシンプルになり、いざというときに「あれ、どっちのキットだっけ?」と迷うこともなくなります。

同時検査キットは、価格が単体の検査キットよりも若干高くなる傾向がありますが、「安心感」「迅速性」「利便性」を総合的に考慮すると、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。特にご家族がいる場合は、同時検査キットの常備を強くおすすめします。

ネット通販では、さまざまなメーカーの同時検査キットが「第1類医薬品」として販売されていますので、ぜひチェックしてみてください

ネット通販で人気の高い「一般用(OTC)」承認済み検査キットを比較

ネット通販で「一般用(OTC)」の抗原検査キットを探そうと思っても、種類がたくさんあってどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。承認済みのキットの中から、特に人気が高く、使いやすいと評判の商品をモモストアが厳選してご紹介します。

これらのキットはすべて厚生労働省に承認された「第1類医薬品」ですので、安心して自宅での自己検査に使用できます。ご自身の好みや検査方法に合わせて選んでみてください。

人気キット比較表

代表的な人気キットの特徴を比較してみました。

製品名(例) 検査方法 検査時間 同時検査 特徴・ポイント
Panbio COVID-19 Antigen ラピッドテスト(一般用) 鼻腔ぬぐい液 約15分 世界的に実績が多く、迅速な結果判明が魅力。
アンスペクトコーワ W(一般用) 鼻腔ぬぐい液 約8〜10分 ◯(インフルエンザA/B) コロナとインフルエンザを同時に検査可能。判定時間が短い。
エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B(一般用) 鼻腔ぬぐい液 約30分 ◯(インフルエンザA/B) 富士レビオ製で信頼性が高い。同時に2種類のウイルスを検出。
テガルナ®スティック SARS-CoV-2 Ag(一般用) 鼻腔ぬぐい液 約15分 スティック型で扱いやすく、手順がシンプル。

※上記はあくまで一例です。最新の製品ラインナップは、各ECサイトの「第1類医薬品」カテゴリをご確認ください。

検査方法による選び分け

検査キットを選ぶ上で、「検体の採取方法」は非常に重要なポイントです。主に「鼻腔ぬぐい液」と「唾液」の2種類がありますが、現在は鼻腔ぬぐい液の方が主流で、キットの種類も豊富です。

鼻腔ぬぐい液タイプ

鼻の奥から手前あたり(鼻の入り口から約2cm程度)を綿棒でぬぐう方法です。

  • メリット: ウイルスが多く存在する場所から採取するため、比較的高い感度(精度)が期待できます。多くの承認済みキットがこの方法を採用しています。
  • デメリット: 慣れないうちは、綿棒を鼻に入れることに抵抗を感じる人もいます。

唾液タイプ

専用の容器に唾液を採取する方法です。

  • メリット: 鼻に綿棒を入れる必要がなく、痛みや不快感が少ないのが最大のメリットです。
  • デメリット: 検査前の飲食制限がある(最低30分前からは飲食しない)など、採取の条件が細かく設定されている場合があります。

どちらのタイプを選ぶにしても、最も大切なのは「パッケージの指示通りに正確に検体を採取する」ことです。採取量が少なすぎたり、手順を間違えたりすると、正しい結果が得られない可能性があります。初めて使う場合は、事前に動画などで正しい使い方を確認しておくことをおすすめします。

検査キットの価格はどのくらい?販売店とネット通販で比較してみました

検査キットは、もはや一時的なものではなく、トイレットペーパーや常備薬と同じように「もしも」のために自宅に備えておくべき必需品となっています。そのため、購入する上で「価格」は無視できない要素ですよね。

ここでは、承認済みの「一般用(OTC)」抗原検査キットに焦点を当て、実店舗とネット通販での価格帯の比較と、賢く購入するためのヒントをご紹介します。

価格帯の現状:1回分あたり1,000円台後半~3,000円台

現在、厚生労働省に承認された「一般用(OTC)医薬品」の抗原検査キットは、1回分あたり概ね1,000円台後半から3,000円台で販売されています

これは、検査の精度を保証するための品質管理や、医薬品としての認可にかかるコストなどが反映されているため、以前出回っていた「研究用」の安価なキットと比べると、どうしても高くなりがちです。

ただし、インフルエンザとの同時検査キットなど、多機能なものはさらに価格が上がる傾向にあります。

実店舗(ドラッグストア・薬局)での価格

実店舗での価格は、定価または定価に近い価格で販売されていることが多いです。メーカーや地域によって多少の差はありますが、大幅な値引きはあまり期待できません。

  • メリット: 普段使っているドラッグストアのポイントが付与されることがあるため、実質的な支出を抑えられる場合がある。
  • デメリット: 在庫切れのリスクや、薬剤師の在席時間という制限がある。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)での価格

ネット通販では、販売店が多いため価格競争が起きやすく、特に「まとめ買い」をすることで単価を抑えられるチャンスが多いのが特徴です。

【ネット通販の価格例】

購入パターン 単価の傾向 特記事項
1回分のみ 実店舗とほぼ同等、または若干安い程度。 送料がかかる場合は、実店舗より割高になることもある。
5回分セット 単価が1,000円台前半〜中盤に下がることも。 送料無料のラインを超えることが多く、最もお得になりやすい。
インフル同時検査キット 単体キットより高め(1回分あたり2,500円〜4,000円程度)。 一度の検査で済む利便性を考えると、十分に許容範囲。

自宅に備蓄する目的であれば、「5回分などのセット購入」を検討し、「送料無料」の販売店を選ぶのが、賢くお得に手に入れるための鉄則と言えます。また、Amazonや楽天市場などのセール期間を狙うと、さらに割引価格で購入できる可能性もあります。

自宅で検査キットを使う前に知っておきたい【正しい手順】

承認済みの抗原検査キットを手に入れたら、いざという時に慌てずに済むよう、使用する前の準備と正しい手順を把握しておきましょう。

検査キットは、使い方を少しでも間違えると、正確な結果が得られない可能性があります。特に、検体の採取方法と、試薬と検体を混ぜる時間(反応時間)は厳密に守る必要があります。

ステップ1:事前の準備を徹底する

検査を行う前に、いくつかの準備が必要です。特に唾液採取タイプの場合は、この準備が非常に重要になります。

【検査前のチェックリスト】

  • 手の洗浄: 石鹸で手を洗い、清潔な状態にします。
  • 環境整備: 検査に必要なキット一式を広げられるよう、清潔で平らな場所を確保します。ティッシュペーパーやゴミ袋も用意しておくとスムーズです。
  • 時間の確認: 結果判定に必要な時間(15分など)を測るためのタイマー(スマホでOK)を用意します
  • 唾液タイプの場合: 検査の30分前からは飲食、喫煙、歯磨き、うがいは避けます。

体調が悪いとつい手順を飛ばしがちですが、これらを怠ると、口の中に残った食べ物や飲み物の影響で正しい判定ができなくなる可能性がありますので、必ず守ってください。

ステップ2:検体を正しく採取する

最も結果に影響を与えるのが、この検体採取のステップです。パッケージに記載されている方法に従い、慎重に行いましょう。

【鼻腔ぬぐい液採取のポイント】

  • 綿棒を鼻の穴の入り口から約2cm〜3cm程度のところまで挿入します。(製品によって深さが異なります)
  • 粘膜に軽く触れるように、ゆっくりと5回ほど回転させながらぬぐいます
  • 片方の鼻だけでなく、左右両方の鼻腔から検体を採取するのが一般的です。

【唾液採取のポイント】

  • 口を数回すすいでから唾液を採取するキットもありますが、キットの指示を最優先してください。
  • 唾液を専用容器に、指示された量(線まで)を採ります。泡が入らないように注意しましょう。

ステップ3:試薬と混ぜて、正確に待機する

採取した検体は、すぐに付属の試薬(バッファー液)と混ぜます。この工程で、ウイルスが試薬に溶け出します。

  • 試薬と検体がしっかり混ざるよう、チューブの底を数回叩いたり、軽く振ったりします。(激しく振りすぎないよう注意)
  • 規定量の液を、カセット(判定プレート)の指定された窓に滴下します。
  • タイマーをセット: 滴下したらすぐに、規定の判定時間(例:15分)を測ります

注意!: 15分で判定のキットなら、15分経過したらすぐに判定し、30分以上放置しないでください。時間が経ちすぎると、試薬が乾燥し、不正確な線(擬陽性)が現れることがあります

ステップ4:結果を判定し、正しく行動する

判定時間経過後、カセットの「C」ラインと「T」ラインを確認します。この結果に従って、次の行動に移りましょう。

キットの使用方法を事前に理解しておけば、急な体調不良時でも落ち着いて検査を進めることができます。一度、YouTubeなどでメーカー提供の使用方法動画を見ておくのもおすすめです。

陽性・陰性が出た時に取るべき行動と最新の療養期間

自宅で抗原検査キットを使い、いよいよ結果が出ました。結果が陽性であった場合、または陰性であった場合でも、その結果に基づいて取るべき行動は異なり、最新のルールに従う必要があります

特に療養期間や、周囲への連絡については、時期によってルールが頻繁に変わってきたため、最新の情報をしっかりと把握しておくことが重要です。モモストアが、それぞれの結果が出た場合の行動指針を解説します。

陽性が出た場合:医療機関への連絡と療養

厚生労働省承認の「一般用(OTC)」抗原検査キットで陽性反応が出た場合、あなた自身が新型コロナウイルスに感染している可能性が非常に高いと判断されます。

【陽性時の取るべき行動】

1. 医療機関への連絡・受診相談
まずはかかりつけ医や、地域の相談窓口(発熱相談センターなど)に連絡しましょう。検査キットで陽性が出たことを伝え、受診の必要性や、自宅療養に関する指示を仰いでください。体調が優れない場合は、オンライン診療や電話での診療を利用できる場合があります

2. 自宅での隔離・療養開始
医療機関や保健所からの指示があるまでは、他の家族や同居人への感染を防ぐため、自宅内で隔離(自宅療養)を開始します。

  • 部屋を分け、可能な限り自室から出ないようにする。
  • 食事や洗面所など、共有スペースを利用する際はマスクを着用する。
  • こまめな手洗いや、換気を徹底する。

3. 最新の療養期間の把握
療養期間に関するルールは、国や自治体の判断によって変わりますが、一般的に、「発症日(症状が出た日)を0日として5日間」かつ「症状軽快後24時間経過」が目安とされています。しかし、これはあくまで目安であり、必ず医療機関の指示に従ってください。

陰性が出た場合:過信は禁物!

検査キットで陰性が出た場合、「これで一安心!」と思いがちですが、抗原検査キットはウイルスの量が少ない初期段階では「偽陰性」となるリスクがあります。特に、症状が出始めたばかりの時点や、まだ症状がない場合は注意が必要です。

【陰性時の取るべき行動】

1. 引き続き体調を観察する
陰性であっても、発熱や喉の痛みなどの症状がある場合は、感染している可能性を完全に否定できません。引き続き、外出を控え、マスクを着用し、体調の変化を注意深く観察してください

2. 時間を置いて再検査を検討する
もし症状が悪化したり、発症から24時間〜48時間後に症状が顕著になったりした場合は、時間を置いて再度検査キットを使用するか、医療機関を受診することを検討しましょう。

3. 感染対策を緩めない
陰性でも、手洗いやうがい、換気、マスク着用といった基本的な感染対策は緩めないことが重要です。インフルエンザなど、他の感染症の可能性も考慮し、慎重に行動しましょう。

検査キットの使用期限と、備蓄しておく際の保管方法

検査キットを自宅に常備しておく上で、避けて通れないのが「使用期限」と「正しい保管方法」です。せっかく備えても、いざ使おうと思った時に期限が切れていたり、保管方法が悪くて使えなくなっていたりしたら意味がありませんよね。

ここでは、自宅に検査キットをストックしておく際の具体的な管理方法と注意点をモモストアが詳しくお伝えします。

検査キットの使用期限はいつまで?

承認済みの抗原検査キットには、医薬品と同様に必ず「使用期限」が設定されています。この期限は、製造元がキットの品質や検査の精度を保証できる期間を示しています。

  • 使用期限の確認: パッケージの外箱や、個包装されているアルミ袋などに「使用期限:YYYY年MM月」という形で記載されています。
  • 期限切れのキット: 期限が切れたキットは、判定の精度が低下している可能性があり、絶対に使用しないでください。必ず新しいキットに交換しましょう。

購入したキットの使用期限をチェックし、スマートフォンやカレンダーにメモしておくなど、期限が来る前に使い切るか、新しいものに買い替える習慣をつけておくことが大切です。

【重要】備蓄時の正しい保管方法

抗原検査キットに含まれる試薬は、温度や湿度に非常に敏感です。不適切な環境で保管すると、試薬が変質し、検査結果が不正確になる原因となります。

【保管の際の3つの鉄則】

鉄則1:直射日光と高温多湿を避ける
ほとんどの検査キットは、「室温(例:1℃〜30℃)」といった形で保管温度が指定されています。夏の炎天下に置かれた車の中や、窓際、暖房器具の近くなど、温度が急激に変化する場所は避けてください。高温多湿になる洗面所や台所周りも避けるべきです。

鉄則2:冷蔵庫に入れない(原則)
「冷やしておけば安心」と思いがちですが、キットのパッケージに「要冷蔵」の指示がない限り、冷蔵庫での保管は避けてください。冷蔵庫から取り出した際に、キットが急激な温度変化(結露)を起こし、性能が低下する可能性があります。

鉄則3:子どもの手の届かない場所に置く
試薬が入ったチューブなどは、誤飲の危険性があります。鍵のかかる棚や、子どもの手の届かない高い場所に保管しましょう。

おすすめの保管場所は、リビングや寝室の、直射日光が当たらない棚の引き出しなど、室温が比較的安定している場所です。まとめて購入した場合は、期限が分かりやすいように透明なケースに入れて管理すると良いでしょう。

もしもの時のために備えておくべき最低限の検査キット数

検査キットを自宅に常備することは、急な体調不良や、周囲で感染者が出た際、迅速かつ冷静に行動するための「お守り」のようなものです。では、一体何回分くらいを備蓄しておけば安心できるのでしょうか。

「最低限これだけは」という数と、家族構成やライフスタイルに応じた推奨の備蓄量について、モモストアが具体的なプランを提案します。

最低限備えておきたい「2回分」

個人で備蓄する場合、最低限用意しておきたいのは「2回分」です。

なぜ2回分?

  1. 初期の確認と再確認: 症状が出始めたばかりの「検査キットの感度が低い時期」に一度検査し、もし陰性だった場合に、24時間~48時間後にもう一度検査するためです。初期の偽陰性リスクを減らすことができます。
  2. 夫婦・同居人の確認: 自分が陽性だった場合、同居している家族の状況も確認するため。

しかし、「2回分」はあくまで最低限のラインです。もしもの時、ドラッグストアに買いに行くのが困難な状況も想定し、できればもう少し余裕を持たせたいところです。

家族構成・ライフスタイル別:推奨備蓄数

家族構成や、日々の生活環境によって、必要な備蓄量は変わってきます。

ライフスタイル 推奨備蓄数 備蓄の考え方
一人暮らし・在宅中心 3〜5回分 初期確認用+予備。ネット注文しても届くまでの時間をカバーする。
夫婦・二人暮らし 5回分セット(1箱) 二人で使っても、それぞれが初期確認+再検査ができる分。
小学生以下の子どもがいる家庭 10回分以上 子どもは症状が出やすく、家族内での感染リスクが高いため、多めに備蓄。同時検査キットも活用する。
接客業・医療従事者など、人と接触が多い方 定期的な確認用も含めて多めに 定期的な自己検査の必要性も考慮し、常時5回分以上のストックを推奨。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、発熱などの体調不良が頻繁に起こりがちです。夜間や休日など、すぐに医療機関にかかれない時のために、多めに備蓄しておくことが、親御さんの精神的な負担を減らすことにも繋がります

ネット通販では5回分や10回分のセットが割安で販売されています。使用期限が切れないうちに、必要に応じて買い足していくローリングストックの方法で備蓄を進めていきましょう。

検査キットに関するよくある疑問Q&A(購入・使用編)

最後に、検査キットを購入したり、使用したりする際によく寄せられる疑問について、モモストアがお答えします。正しい知識を持って、安心して検査キットを活用しましょう。

Q1:「第1類医薬品」のネット購入で、薬剤師からの説明は必須ですか?

A. 必須です。
ネット通販であっても、「第1類医薬品」である承認済み検査キットの販売には、薬剤師による情報提供が義務付けられています

通常は、購入手続きの途中で、サイト上の文書(添付文書情報など)を閲覧し、「理解しました」というチェックを入れる必要があります。また、注文完了後には、薬剤師からメールなどで使用上の注意点などが送られてくるのが一般的です。このメールの確認や返信をすることで、情報提供を受けたことになります。これを怠ると、最悪の場合、キャンセルとなる可能性もありますので、必ずチェックしてください。

Q2:鼻腔ぬぐい液を採取する際、綿棒を奥まで入れるのが怖いです。どのくらいまで入れるべき?

A. パッケージの指示に従い、不安な場合は少なめに。
基本的に、承認された一般用(OTC)検査キットの多くは、鼻の穴の入り口から約2cm〜3cm程度の、手前の部分(鼻腔前部)をぬぐう方法が採用されています。

医療機関で行うPCR検査のように、鼻の奥(鼻咽頭)まで深く入れる必要はありません。パッケージの図解をよく確認し、「この線まで」と指定されている部分を越えないようにゆっくり入れてください。もし痛みや強い抵抗を感じたら、無理せず、優しく回転させながら粘膜をぬぐうようにしましょう。

Q3:結果の判定線がとても薄い線に見えるのですが、これは陽性ですか?

A. 判定時間内に線が現れた場合、薄くても「陽性」の可能性が高いです。
検査キットの判定結果は、「C(コントロール)ライン」と「T(テスト)ライン」の2本の線で判断します。

  • 陽性: 判定時間内にCラインとTラインの両方に線が出た場合。Tラインがどんなに薄くても、線が出た時点で陽性と判断されます。
  • 陰性: Cラインのみに線が出た場合。
  • 判定不能: Cラインに線が出なかった場合。

Tラインが薄くても陽性である可能性が高いですが、必ずパッケージの判定例と見比べて判断してください。もし判定に迷うようであれば、すぐに医療機関に相談するか、翌日に再検査を行うことを強くおすすめします。

Q4:購入したキットが「研究用」でした。捨てるべきですか?

A. 自己診断には使わず、廃棄を推奨します。
万が一「研究用」を購入してしまった場合、その結果は信頼性が保証されていないため、絶対に自己診断の判断材料として使用しないでください

廃棄する際は、そのまま一般ゴミとして捨てるのではなく、お住まいの自治体のルールに従って廃棄しましょう。特に、試薬や液体の入ったものは、ビニール袋などで密閉して捨てるなど、感染性廃棄物としてではなく、一般的な廃棄物のルールに従って処分してください。

【もしもに備える】検査キットと一緒に常備したいアイテム

検査キットを常備するだけでなく、いざ体調不良になったときに自宅で安心して療養を過ごすためには、いくつかの関連アイテムも一緒に備えておくことが大切です。

熱が出たり、喉が痛くなったりしたときに「あれがない、これがない」と焦らないよう、今のうちにまとめて準備しておきましょう。モモストアが推奨する、検査キットと一緒に常備しておきたいアイテムをご紹介します。

解熱鎮痛剤(市販薬)

発熱や頭痛、関節痛などの症状が出たときに、体力を消耗しすぎないよう、熱を下げる薬は必須です。

  • 推奨: アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤(タイレノールなど)や、イブプロフェン系(イブなど)の薬を、医師や薬剤師と相談の上、いくつかストックしておきましょう。
  • 注意点: 特に基礎疾患がある方や、他のお薬を飲んでいる方は、必ずかかりつけ医や薬剤師に相談してから購入・服用してください。

経口補水液・ゼリー飲料

発熱や嘔吐、下痢などで脱水症状になるのを防ぐため、水分と電解質を補給できるものは非常に重要です。食事があまり摂れないときでも、エネルギー補給ができるゼリー飲料も役立ちます。

  • 推奨: 経口補水液(OS-1など)、スポーツドリンク、ビタミン補給ができるゼリーなど。
  • 備蓄のヒント: 賞味期限が長いものが多いため、ダンボール箱などでまとめて備蓄しておくと安心です。

マスク・手袋・消毒液

ご自身が陽性となって自宅療養する場合、同居する家族に感染を広げないための「防御アイテム」が必要です。

  • 高性能マスク: 不織布マスクを多めに。療養中に家族と接触する際に使用します。
  • 使い捨て手袋: 汚れたものやゴミを扱う際に使用すると安心です。
  • アルコール消毒液: 手指消毒はもちろん、ドアノブやテーブルなど、共有部分を拭き取る際に使います。

接触を避けるための生活用品

自宅療養で自室に隔離する場合、家族との接触を最小限にするためのアイテムがあると便利です。

  • 非接触型体温計: 毎日の検温に。
  • 使い捨て食器: 食器を介した感染リスクを減らすため。
  • ビニール袋: 自分の部屋で出たゴミ(ティッシュなど)を密封して保管するために使います。

これらのアイテムも、検査キットと一緒にネット通販でまとめて手配するのが最も効率的です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで、これらの常備薬や生活用品もチェックしてみてくださいね。

自宅でできる!抗原検査キットをメルカリで購入する際のポイント

ネット通販といえば、Amazonや楽天市場などの公式ショップが安心ですが、フリマアプリのメルカリでも検査キットが出品されているのを見かけることがあります。正規のルートではないため、少しハードルが高く感じられますが、中古品ではなく「新品・未開封品」を選ぶなど、いくつかのポイントを押さえれば、お得に手に入れられる可能性があります。

ただし、メルカリなどのフリマアプリでの購入には、いくつかの重要なリスクと注意点があります。モモストアがそのポイントを解説します。

メルカリ購入の最大のリスク:販売が規制されている場合がある

実は、メルカリでは、厚生労働省に承認された「第1類医薬品」の販売は、原則として規制の対象となることがあります。医薬品は、薬剤師による適切な情報提供が義務付けられているため、個人間での譲渡や販売は推奨されていません

フリマアプリで販売されているキットは、以下のどちらかである可能性が高いです。

  • 「研究用」キット: 医薬品ではないため規制対象外となることが多いが、前述の通り信頼性に欠けます。
  • 「医療用」を流用したもの: 本来は医療機関でのみ使用されるものを個人が転売している可能性があり、安全性の観点から問題があります。

結論:
検査結果を信頼して自分の行動を判断したいのであれば、メルカリなどのフリマアプリではなく、必ずAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの正規の「第1類医薬品」取り扱い店舗から購入することを強くおすすめします。

もし購入するなら確認すべき3つのこと

それでも「予備として安く手に入れたい」「研究用でも目安として使いたい」という場合は、以下の点を確認してください。

確認ポイント1:使用期限
必ず出品者に正確な使用期限(年月)を確認してください。期限が近いものは避けるべきです。商品画像で外箱の使用期限が写っているかどうかも重要です。

確認ポイント2:保管方法
出品者に「保管はどのようにしていましたか?」と尋ねてみましょう。高温多湿な場所や、直射日光の当たる場所に保管されていた場合、たとえ期限内でも試薬の性能が落ちている可能性があります。適切な室温(1℃〜30℃など)で保管されていたかを確認してください。

確認ポイント3:製品の承認状況
商品名を確認し、それが「一般用(OTC)」として厚生労働省に承認されている製品であるかを、ご自身でリストで確認する必要があります。承認されていないものは、自己診断には向きません。

安心・安全を最優先するなら、やはり、信頼できるネット通販サイトの正規販売店から購入するのが、最も賢明な選択と言えます。

自宅でできる郵送PCR検査キットのメリット・デメリットと選び方

前述の通り、自宅で検査できるキットには迅速な「抗原検査キット」の他に、精度の高い「PCR検査キット(郵送型)」があります。どちらも自宅で検体採取できますが、PCR検査は郵送が必要なため、用途が大きく異なります。

抗原検査キットをメインで備蓄しつつ、「渡航前や証明書が必要なときに備えたい」「無症状だけど念のため確認したい」という目的があるなら、PCR検査キットの知識も持っておくと役立ちます。

郵送PCR検査キットのメリット

PCR検査は、ウイルス遺伝子を増幅させて検出するため、抗原検査よりも感度が高く、ウイルスの量が非常に少ない感染初期や無症状の段階でも検出できるのが最大のメリットです。

  • 高精度: 診断精度が高く、偽陰性のリスクが低い。
  • 無症状でも可能: 症状がない、または症状が軽微な人でも利用しやすい。
  • 証明書発行: 提携医療機関や検査センターを通じて、陰性証明書の発行に対応している場合がある。(別途費用が必要)
  • 採取が簡単: 主に唾液採取型が多く、鼻腔ぬぐい液よりも手軽に採取できます。

郵送PCR検査キットのデメリット

一方で、いくつか注意すべきデメリットがあります。

  • 結果に時間がかかる: 検体を郵送し、検査機関が到着・検査・結果報告を行うため、結果判明まで1〜2日程度(最短でも数時間)かかるため、即時性に欠けます。
  • 価格が高め: 抗原検査キットよりも単価が高くなる傾向があります。
  • 郵送の手間: 自分で検体をポストに投函したり、集荷を手配したりする手間がかかります。

PCR検査キットを選ぶ際の重要ポイント

郵送PCR検査キットを選ぶ際は、以下の3点を確認しましょう。

1. 検査の提携先と精度
どこの検査機関に検体が送られ、誰が検査・報告を行うのかを明確にしている、信頼できる会社が販売しているキットを選びましょう。検査精度や、報告までのスピードについても、販売サイトで確認が必要です。

2. 結果報告のスピード
「検体到着後〇時間以内に結果報告」といった具体的なスピードが明記されているかを確認してください。急いでいる場合は、土日祝日も検査を行っている機関を選ぶと安心です。

3. 証明書発行への対応
渡航やイベント参加など、陰性証明書が目的の場合は、そのキットが正式な証明書の発行に対応しているか、また別途料金がかかるかどうかも確認しましょう。

PCR検査キットは、抗原検査キットでは不安な場合や、より正確な情報を知りたい場合に非常に有効です。ご自身の目的と照らし合わせて、上手に活用してくださいね。

【鼻腔・唾液】検査キットの採取方法ごとのメリット・デメリットを再確認

ここまで、検査キットの購入場所や種類について解説してきましたが、やはり「痛み」や「手軽さ」に関わる検体採取方法については、購入前にしっかり確認しておきたいですよね。

鼻腔ぬぐい液と唾液、どちらの方法が自分に合っているのか、それぞれのメリットとデメリットを改めて比較し、最適なキット選びに役立ててください。

鼻腔ぬぐい液タイプのキット

鼻の穴の入り口から少し奥の粘膜を綿棒でぬぐう、現在の主流の検査方法です。

メリット デメリット
  • ウイルスを検出する感度が高いとされる。
  • 検査前の飲食制限がない。
  • 承認済みキットの種類が豊富で、選択肢が多い。
  • 綿棒を入れる際に、人によっては多少の不快感や痛みを伴うことがある。
  • 採取が不十分だと、正しい結果が得られないリスクがある。

こんな人におすすめ:
より高い感度を求める方、検査前に飲食制限をしたくない方、そして多少の不快感は許容できる方におすすめです。

唾液タイプのキット

専用の容器に唾液を溜めて検体とする、比較的利用者にとってストレスの少ない方法です。

メリット デメリット
  • 鼻への刺激がなく、痛みや不快感がほぼゼロ。
  • 小さな子どもや、鼻が敏感な人でも比較的簡単に採取できる。
  • 検査の30分前など、一定時間の飲食・歯磨き・うがいが禁止される
  • 唾液を規定量溜めるのに時間がかかる場合がある。
  • 鼻腔ぬぐい液タイプに比べて、承認済みキットの選択肢が少ない。

こんな人におすすめ:
痛みや不快感を絶対に避けたい方、鼻腔への刺激に弱い方におすすめです。ただし、検査前の飲食制限は必ず守ってください。

結局、どちらを選ぶべき?

緊急時の備蓄として、「いつでも、すぐに検査できること」を最優先するなら、鼻腔ぬぐい液タイプの方が利便性が高いと言えます。なぜなら、体調不良で急に「検査したい!」と思ったときに、唾液タイプだと「30分飲食してしまったから、また待たないと…」というタイムロスが発生する可能性があるからです。

しかし、ご家族の中に鼻腔採取が苦手な方がいる場合は、全員がストレスなく使える唾液タイプを選ぶなど、使用する人の特性に合わせて選ぶのが一番です。どちらのタイプも、信頼できる「第1類医薬品」を選べば、正確な判定が期待できますのでご安心ください。

インフルエンザ流行期の準備:同時検査キットを最大限活用する方法

新型コロナウイルスが第五類感染症に移行し、私たちはインフルエンザと同じように、より身近な感染症として向き合っていくことになりました。特に秋冬のインフルエンザ流行期には、同時検査キットが文字通り「救世主」となります

同時検査キットを最大限に活用し、流行期を乗り切るための具体的な使い方と、備蓄戦略をモモストアが詳しく解説します。

なぜ流行期に同時検査キットが必須なのか?

同時検査キットが流行期に必須となる最大の理由は、「医療機関の負担軽減」と「迅速な療養開始」の2点にあります。

インフルエンザとコロナの症状は酷似しているため、流行期には多くの人が発熱外来に集中し、医療機関がひっ迫する可能性があります。自宅で事前にどちらの陽性が出ているかを確認できれば、医療機関側も準備ができ、スムーズな診療に繋がります。

  • インフルエンザ陽性の場合: 確定診断を受け、早期にタミフルなどの抗インフルエンザ薬の処方を開始できる。
  • コロナ陽性の場合: 指示に従い、周囲への感染拡大を防ぐための迅速な隔離・療養に移れる。

どちらのウイルスに感染しているかによって、その後の治療や生活の注意点が大きく変わるため、同時検査による早期の判別は非常に重要なのです。

同時検査キットの「使い方」のポイント

同時検査キットの使い方は、基本的な抗原検査キットと大きく変わりませんが、判定カセットに「コロナ用」と「インフルエンザA/B用」の2つの判定エリアがあるのが特徴です。

【判定時の確認ポイント】

判定カセットの結果 判断される状況 取るべき行動
Cラインのみ出現 陰性(コロナ・インフルエンザ両方) 症状を観察し、感染対策を継続。
コロナTライン+Cライン出現 新型コロナ陽性 医療機関に連絡し、指示に従い療養開始。
インフルTライン+Cライン出現 インフルエンザ陽性 速やかに医療機関を受診し、治療薬の処方を相談。
両方のTライン+Cライン出現 両方陽性の可能性(稀) 医療機関に連絡し、両方陽性である可能性を伝えて指示を仰ぐ。

同時検査キットは、特に「発熱から48時間以内」など、症状の初期段階で高い精度を発揮するとされています。症状が出たら、すぐに使用できるように、手の届きやすい場所に常備しておきましょう。

自宅に備蓄するなら、必ず承認済みの同時検査キット(第1類医薬品)を、家族の人数+予備の分だけ揃えておくことが、流行期を安心で過ごすための最大の防御策となります。

抗原検査キットをネットで「最安値」で買うための裏技と注意点

検査キットは、いざという時の安心を買うものですが、やはりできるだけ費用を抑えたいですよね。ネット通販は価格競争が激しいため、「最安値」で購入できるチャンスが豊富にあります。

承認済みの「第1類医薬品」の検査キットを、最もお得に手に入れるための裏技と、その際に注意すべき落とし穴について、モモストアが具体的に解説します。

裏技1:単価を下げる「まとめ買い」を徹底する

前述しましたが、これがネット通販で最安値を狙うための基本中の基本です。多くの販売店では、1回分よりも5回分、10回分といったセットの方が、1回あたりの単価が格段に安く設定されています

  • チェックポイント: 商品価格だけでなく、「1回分あたりの単価」を計算して比較しましょう。
  • 適用例: 家族や友人と共同購入したり、使用期限が長めのものを多めに買って備蓄したりすることで、単価を抑えることができます。

裏技2:送料込みの価格で比較する

「商品本体価格が安い!」と飛びついても、送料が1,000円以上かかってしまっては、結果的に高くついてしまいます。ネット通販で比較する際は、必ず「送料込みの総額」で比較するようにしましょう。

  • チェックポイント: 「〇〇円以上で送料無料」の条件を満たすよう、他の常備薬や日用品と合わせて購入するのも有効な手段です。
  • 例: 検査キット2箱(計5,000円)+体温計(1,000円)で合計6,000円にして送料無料にする、など。

裏技3:ECサイトの「ポイントアップデー」を狙う

Amazonのプライムデー、楽天市場の「お買い物マラソン」や「5と0のつく日」、Yahoo!ショッピングの「PayPay祭り」など、大手ECサイトには定期的にポイント還元率がアップするイベントがあります。

  • チェックポイント: これらのポイントアップデーに購入することで、実質的な購入費用を大幅に抑えることができます
  • 注意点: ポイントアップデーは注文が殺到し、人気のキットが一時的に品切れになる可能性もあるため、事前に「お気に入り」に登録しておくなどの準備が必要です。

最安値追求の注意点:必ず「第1類医薬品」を確認

価格比較サイトなどで「最安値」を検索すると、承認されていない「研究用」のキットが混ざって表示されることがよくあります。何度も強調しますが、安さだけを追求して「研究用」を選んでしまうと、検査の信頼性が失われます

どんなに安くても、必ず商品ページで「第1類医薬品」の記載があるか、そして薬剤師からの情報提供のプロセスがあるかを確認してください。安心・安全な検査結果があってこその「最安値」であることを忘れないようにしましょう。

【使えなかったらどうする?】判定不能時の対処法とキットの交換

いざ検査キットを使ってみて、「CラインもTラインも線が出ない」「Cラインだけが薄すぎる」といった「判定不能」の結果が出てしまうことがあります。これは、検査が正常に行われなかったことを示しており、非常に焦ってしまう状況です。

ここでは、判定不能となった場合にどうすればいいのか、その原因と対処法、そしてキットの交換についてもモモストアが具体的に解説します。

判定不能の最も多い原因は「検体採取の失敗」

判定不能となる原因の多くは、以下の3つに集約されます。

原因 具体的な理由 対処法
検体採取の失敗 鼻腔のぬぐい方が不十分で、ウイルスの含まれる粘液が十分に採取できていない 新しいキットで、パッケージの図を参考に、より丁寧にぬぐう。
試薬量の不足 試薬(バッファー液)と検体を混ぜた後、カセットに滴下した液量が少なすぎる 指定された滴数(例:3滴)を、確実に入れるようにする。
不適切な保管 高温多湿や、結露によって試薬が変質してしまっている 別の場所で保管していた予備のキットを使う。

特に、判定結果をコントロールする「Cライン」に線が出ない場合は、「検査自体が有効に行われていませんよ」という警告です。検体の量が少なすぎたり、試薬がカセットに適切に染み込んでいなかったりする可能性が高いです。

判定不能が出た場合の対処法

判定不能が出たら、パニックにならず、以下の手順を踏んでください。

1. タイマーの時間を確認する
まだ判定時間(例:15分)に達していない場合は、少し待ってみましょう。ただし、時間を超過して線が現れても無効です。

2. 予備のキットで再検査する
判定不能の原因の多くは「使用方法のミス」ですが、キットの不具合である可能性もゼロではありません。もし予備のキットがあれば、使用説明書を最初から最後まで読み直した上で、慎重に再検査を行ってください

3. 医療機関に相談する
予備のキットもない、または再検査でも判定不能になってしまった、という場合は、医療機関に電話で相談してください。「自宅キットで判定不能だったが、症状がある」ことを伝えれば、適切な指示を受けることができます。

キットの交換・返品について

もし、「明らかにキットの初期不良で判定不能になった」と感じた場合は、購入した店舗やメーカーに問い合わせてみましょう。

  • 実店舗の場合: 購入時のレシートを持参し、薬剤師に状況を説明してください。
  • ネット通販の場合: 購入履歴から販売店に連絡し、判定不能となったカセットの状態などを説明してください。

使用方法のミスによる判定不能は交換・返品の対象外となることが多いですが、メーカー側も品質管理には万全を期しているため、不具合の可能性も考慮して対応してくれる場合があります。

検査キットを処分する際の【危険物】扱いのルールと手順

検査が終わり、陽性・陰性にかかわらず、使用済みの検査キットは、感染性廃棄物として正しく処理する必要があります。これは、自分自身や、ゴミ収集に関わる人たちへの感染リスクを防ぐために、非常に重要なルールです。

「燃えるゴミでいいの?」と迷うかもしれませんが、以下のモモストアの解説を読んで、正しい処分方法を覚えておきましょう。

鉄則1:ビニール袋に入れて「密閉」する

使用済みの検査キット(綿棒、試薬チューブ、カセットなど)は、そのままゴミ箱に捨ててはいけません

【正しい処理の手順】

  1. 二重に密閉: 検査キットをビニール袋に入れ、しっかりと口を縛ります。さらに、もう一枚のビニール袋に入れて、二重に密閉するのが最も安全です。
  2. 試薬の処理: 試薬(バッファー液)が残っている場合は、トイレットペーパーや新聞紙などに染み込ませ、それもキットと一緒に密閉袋に入れます。
  3. 外箱の処理: 外箱や説明書など、体液が付いていないものは、通常通り資源ゴミや燃えるゴミとして処分できます。

鉄則2:「ゴミの日まで」の保管方法

密閉した使用済みキットは、「燃えるゴミ」として出すのが一般的ですが、すぐにゴミの日が来ない場合もあります。ゴミの日まで、密閉した袋を、他のゴミとは分けて、フタ付きのゴミ箱などに入れて保管しましょう。

特に、陽性だった場合は、他の家族が触れないよう、さらに注意が必要です。

鉄則3:自治体のルールを必ず確認する

ほとんどの自治体で「燃えるゴミ」として処理できますが、稀に指定の回収方法や分別がある場合もあります。念のため、お住まいの自治体のホームページで「使用済み検査キットの廃棄方法」を確認しておくと安心です。

「もしかしたら感染しているかも」という状況で使ったキットを扱う際は、必ず使い捨て手袋を着用するか、作業後に石鹸でしっかりと手を洗うことを忘れないでください。最後まで感染拡大を防ぐ意識を持つことが大切です。

【最新動向】コロナ検査キットの今後の位置づけと備蓄の必要性

新型コロナウイルスが「特別な感染症」から、インフルエンザなどと同様の「一般的な感染症」へと位置づけが変わったことで、検査キットの役割も変化しています。今、改めて「備蓄の必要性はあるのか?」「今後もキットを買い続けるべきか?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

モモストアが、検査キットの今後の位置づけと、常備しておくことの重要性について、最新の動向を踏まえて解説します。

検査キットの役割は「自己判断の補助」へ

コロナ対策が個人の判断に委ねられるようになった現在、検査キットの最大の役割は、「医療機関を受診する前の、自己判断の補助」へと変わっています。

  • 症状が出たとき: 検査キットで陽性か陰性かを確認することで、「すぐに医療機関に連絡すべきか」「まずは自宅で安静にすべきか」を判断できます。
  • 家族や職場への配慮: 陽性が出た場合、周囲に早めに状況を伝えることで、感染拡大の防止に貢献できます。
  • インフルエンザとの区別: 同時検査キットがあれば、自己判断が難しいインフルエンザとの区別もつき、迅速な治療開始に繋げられます。

検査キットは、「自分が今、どのような状態にあるか」を客観的に知るための、最も手軽で迅速なツールなのです。

備蓄は「安心料」として引き続き重要

コロナウイルスがなくなったわけではありませんし、今後も変異を繰り返しながら存在し続けます。また、インフルエンザとの同時流行は毎年のリスクとなります。

急な発熱は、夜間や休日など、ドラッグストアが閉まっていたり、薬剤師がいなかったりするタイミングで起こりがちです。そのような「緊急事態」に備えて、自宅に承認済みの検査キットを常備しておくことは、依然として高い重要性を持ちます。

【今後の備蓄戦略】

  1. 同時検査キットを優先: 今後はコロナ単体ではなく、インフルエンザとの同時検査キットを備蓄のメインとすることが賢明です。
  2. ローリングストック: 使用期限が切れる前に新しいものを購入し、期限が近いものを優先的に使う「ローリングストック」で無駄なく備蓄を継続しましょう。
  3. ネット通販を主軸に: 在庫が安定しており、まとめ買いでお得になるネット通販を主な購入ルートとしましょう。

検査キットは、防災グッズや救急箱の中身と同様に、「いつか使うかもしれない安心料」として、常に期限内のものをストックしておくことをモモストアは強く推奨します。

【総まとめ】検査キットを今すぐ・お得に手に入れるための行動リスト

ここまで、コロナ検査キットの販売場所、選び方、使い方、そして備蓄方法について詳しく解説してきました。最後に、あなたが今すぐ取るべき行動を、チェックリストとしてまとめます。このリストに沿って行動すれば、安心して検査キットを手に入れ、常備することができますよ!

行動リスト:購入編

  1. 購入チャネルを決定する:
    • 急ぎで1〜2回分欲しい:薬剤師がいる時間帯のドラッグストアに電話で在庫確認後、購入。
    • 備蓄用としてまとめて欲しい:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの「第1類医薬品」取り扱い店でセット購入。
  2. 「第1類医薬品」を選ぶことを徹底する:
    • 絶対に「研究用」と書かれた安価なキットには手を出さない
    • パッケージに「第1類医薬品」または「体外診断用医薬品」と記載があることを確認する。
  3. セット購入&送料無料を狙う:
    • 5回分など、まとめ買いによる「単価の安さ」を最優先する。
    • 送料を無料にするために、他の常備薬や同時検査キットを合わせて購入する。

行動リスト:備蓄・管理編

  1. 家族構成に応じた数を備蓄する:
    • 最低2回分、できれば家族人数×2回分+予備を目安に準備する。
    • インフルエンザ流行期に備え、同時検査キットの割合を増やす。
  2. 適切な場所に保管する:
    • 直射日光、高温多湿、急激な温度変化がある場所(窓際、冷蔵庫など)は避ける
    • 室温が安定したリビングや寝室の棚に保管する。
  3. 使用期限を管理する:
    • 外箱の使用期限をチェックし、スマホのリマインダーやカレンダーにメモする。
    • 期限が近いものから使用していく「ローリングストック」を実践する。

検査キットを常備することは、あなた自身と、大切なご家族、そして職場や学校を守るための大切なステップです。これを機に、ぜひ自宅の備蓄状況を見直してみてくださいね。

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