マルちゃん鍋用ラーメンは売ってない?どこで買えるか販売店と在庫状況を徹底調査!
いよいよ寒くなってきて、お鍋が恋しい季節になりましたね!
鍋の〆といえば、やっぱりラーメンという方も多いのではないでしょうか?
そんな鍋好きさんから絶大な人気を誇るのが、東洋水産(マルちゃん)の「鍋用ラーメン」です。
でも、「最近、全然見かけない…」「もしかして、もう売ってないの?」と心配になって検索された方も多いかもしれませんね。
ご安心ください!
実はこの「鍋用ラーメン」、終売ではなく、ちゃんと販売されています。しかし、ある特殊な事情と販売ルートの偏りから、「売ってない」と感じる方が続出しているんです。
この記事では、筆者モモストアが、鍋用ラーメンが店頭から消える理由と、確実に手に入れるための販売場所や購入戦略を徹底的に解説していきます!
・【販売店一覧】マルちゃん鍋用ラーメンはどこで買えるの?
・スーパーでの取り扱いを徹底調査!イオンや西友、ライフの在庫状況
・ドラッグストア(マツキヨ・ウェルシアなど)での販売状況は?
・コンビニ(セブン・ファミマ・ローソン)では買えないって本当?
マルちゃん鍋用ラーメンが「売ってない」と言われる理由は何?

「マルちゃん鍋用ラーメン」を探しているのに、どこに行っても見つからないと、「もしかして廃盤になった?」と不安になりますよね。
結論から言うと、この商品は廃盤にはなっていません。東洋水産さんの公式サイトにもしっかり商品情報が掲載されており、2024年9月には麺が改良されたリニューアルも行われています。
では、なぜこんなにも多くの人が「売ってない」と感じてしまうのでしょうか?
これには、主に3つの大きな理由が関係しています。
チルド麺売り場の特殊性と季節性
マルちゃん鍋用ラーメンは、インスタントラーメンではなく、実はチルド麺(生麺・半生麺)のカテゴリーに分類される商品です。これは、冷蔵保存が必要な麺類で、スーパーや小売店では、うどんや焼きそば、生ラーメンなどと同じ冷蔵の棚に並んでいます。
このチルド麺売り場には、他の商品にはない特殊な事情があります。
一つは「場所の限定性」です。通常の袋麺やカップ麺の棚は広く場所を取っていますが、チルド麺は冷蔵ケースの一部を占めるため、置ける商品の種類や数が物理的に限られています。
そして最も大きな理由が「季節限定での販売」であることです。
・鍋の季節しか店頭に並ばない
マルちゃん鍋用ラーメンは、その名の通り「鍋料理の〆」に特化した商品です。そのため、多くの小売店では、毎年秋口から冬にかけての期間限定商品として仕入れが行われます。
具体的には、だいたい9月〜10月頃にリニューアルや新商品の発売がアナウンスされ、11月~1月をピークに店頭に並びます。
- 春~夏(3月~8月): ほとんどの店舗で販売が終了し、チルド麺売り場は冷やし中華やざるそば、冷製パスタなどに切り替わります。
- 秋~冬(9月~2月): 鍋つゆや鍋野菜と一緒に特設コーナーが設けられ、販売が再開されます。
あなたがもし春や夏にこの商品を探していたのなら、それは残念ながら季節外れだった可能性が高いです。また、冬でも2月後半になると、店舗によっては在庫処分に入り、早々に棚から姿を消してしまうこともあります。
・店舗ごとの仕入れ基準が厳しい
チルド麺は賞味期限が短めであるため、小売店側も在庫管理に非常に気を使います。
特に、小規模なスーパーや個人商店、品揃えを厳選しているドラッグストアなどでは、定番の焼きそばやうどんを優先し、鍋用ラーメンのような季節限定品は最初から仕入れないという判断をするところも少なくありません。
あなたが探しているお店がたまたま仕入れをしていなかった、というケースも「売ってない」理由の大きな一つなのです。
「鍋用ラーメン」の種類が複数あることによる混乱
マルちゃんには「鍋用ラーメン」という名前で流通している商品が、実はいくつかあります。
消費者が「鍋用ラーメン」と聞くと、一つに特定しがちですが、東洋水産は主に以下の3種類を鍋用麺として展開しています。
| 商品名 | 麺の種類 | 特徴 | 販売時期/場所 |
| 鍋用ラーメン 2袋入 | 半生麺(ゆでこぼし不要) | 煮崩れしにくく、のどごしなめらか。最もスタンダードなチルド麺。 | 主に秋〜冬/スーパーの冷蔵麺コーナー |
| 鍋用ラーメン 太麺 2袋入 | 半生麺(ゆでこぼし不要) | モチモチとした食感の太麺。最初から煮込みたい人向け。 | 主に秋〜冬/スーパーの冷蔵麺コーナー |
| 鍋の〆に食べるラーメン | ノンフライ麺(袋麺) | 個包装の乾燥麺。常温保存が可能。 | 通年販売/インスタント麺コーナー |
あなたが探していたのが「チルド麺の鍋用ラーメン」だったとして、お店には「鍋の〆に食べるラーメン」のノンフライ麺しか置いてない場合、「探しているものが売ってない」と感じてしまいますよね。
チルド麺の鍋用ラーメンは冷蔵ケース、ノンフライ麺の鍋の〆に食べるラーメンは常温の袋麺コーナーと、陳列場所が全く違うため、見落としている可能性もあります。お店で探す際は、これらの違いを念頭に置いて売り場をチェックしてみてくださいね。
地域や店舗限定での販売ルート
一部の「鍋用ラーメン」は、特定のエリアのスーパーや、特定の卸売業者とのみ取引がある店舗限定で販売されているケースもあります。
特に、地域密着型のスーパーや、業務スーパーなどの特殊な業態の店舗では、大手チェーン店とは異なる仕入れルートを持っていることがあります。
「近所のスーパーには絶対あるのに、引っ越し先の店には全然ない!」という経験をされた方もいるかもしれませんが、これも地域ごとの流通の偏りが原因かもしれません。
あなたが住んでいる地域のスーパーのチラシやWebサイトをチェックするか、直接問い合わせてみるのが、確実な入手への近道になりますよ。
【販売店一覧】マルちゃん鍋用ラーメンはどこで買えるの?
「売ってない」という状況の裏には、上記のような複雑な販売事情が隠れていることが分かりました。
では、具体的にどんなお店を探せば、マルちゃん鍋用ラーメンに出会えるのでしょうか?
チルド麺の「鍋用ラーメン」は、基本的に冷蔵設備があり、チルド麺の品揃えが豊富な店舗で取り扱いがある可能性が高いです。
筆者モモストアが、主な販売チャネルと、それぞれの店舗での探し方のコツをまとめました。
マルちゃん鍋用ラーメンの主要販売チャネル
マルちゃん鍋用ラーメンを最も取り扱いやすいのは、やはり生鮮食品を扱うスーパーマーケットです。
| チャネル | 具体的な店舗名 | 探し方のコツ |
| 大型スーパー・総合スーパー | イオン、イトーヨーカドー、西友、ライフ、イズミヤなど | 鍋つゆや鍋野菜の近くにある「チルド麺(生麺)」の冷蔵ケースを探す。 |
| ディスカウントストア | ドン・キホーテ(一部)、トライアル、業務スーパー(一部) | 日配品(豆腐や麺類)のコーナーにある冷蔵ケースを探す。 |
| 食品スーパー | OKストア、ヤオコー、サミット、成城石井(ごく稀)など | 地元のニーズに合えば積極的に導入される。チラシを要チェック。 |
| ドラッグストア | ウェルシア、スギ薬局、コスモス、ハックドラッグなど | 食品の取り扱いが多い大型店(特に生鮮食品ありの店舗)のみ。 |
| ネット通販 | Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング | 確実に入手可能。送料を抑えるため、まとめ買いがおすすめ。 |
地域によって異なる販売の優先順位
お店が商品を仕入れる際には、地域ごとの「売れ筋」が大きく影響します。
・北日本・東日本エリア(鍋文化が根強い地域)
特に冬季の鍋料理が一般的な地域(北海道、東北など)では、鍋用ラーメンの需要が非常に高く、大型スーパーや地域密着型スーパーでは優先的に陳列される傾向があります。このエリアでは、冬場であれば比較的簡単に見つけることができるはずです。
・西日本・九州エリア(ちゃんぽん麺、うどんの需要が高い地域)
西日本では、鍋の〆にラーメンではなく、「ちゃんぽん麺」や「うどん」を選ぶ文化が根強い地域もあります。東洋水産からも「鍋用ちゃんぽん麺」が発売されているため、店舗によってはそちらを優先的に仕入れる場合があります。
このエリアで鍋用ラーメンを探す際は、「鍋用ちゃんぽん麺」の横をチェックすると見つかることが多いですよ。ライバル商品の隣にひっそりと並んでいるかもしれません。
「鍋の〆に食べるラーメン(ノンフライ麺)」の販売場所
もしチルド麺が見つからなくても、常温保存可能な「鍋の〆に食べるラーメン」なら、多くの店舗で比較的簡単に手に入ります。
こちらは乾麺や袋麺と同じ棚に置かれているため、インスタントラーメンコーナーを探してください。
常温保存できるため、スーパーだけでなく、多くのドラッグストアや小型のコンビニでも取り扱いがある可能性が高まります。
特に急いでいる時や、季節外れの時期に探している場合は、このノンフライ麺タイプで代用するのも一つの賢い選択肢ですね。
・在庫確認は「チルド麺」で聞くのが確実
お店の店員さんに在庫を尋ねる際は、「マルちゃんの鍋用ラーメンはありますか?」と聞くだけでなく、「冷蔵のチルド麺の鍋用ラーメン」と具体的に伝えるのがポイントです。
「鍋の〆に食べるラーメン(ノンフライ麺)」と混同されてしまい、間違った案内をされるのを防ぐことができますよ。
スーパーでの取り扱いを徹底調査!イオンや西友、ライフの在庫状況
マルちゃん鍋用ラーメンを最も見つけやすいのは、やはり全国展開している大手スーパーです。
これらの大型店は、チルド麺の冷蔵ケースも大きく、品揃えが充実しているため、導入率が高い傾向にあります。
ただし、同じチェーン店でも、店舗の規模や地域特性によって在庫状況は大きく変わるため、事前に傾向を知っておくと無駄足にならずに済みますよ。
イオン(AEON)グループでの取り扱い
イオンは全国に広く展開しており、鍋用ラーメンの主要な販売チャネルの一つです。
- 取り扱いの傾向: 非常に高い
- 探し方のポイント: イオンでは、鍋シーズンになると、鍋つゆや鍋野菜コーナーと並行して「鍋〆コーナー」のような特設冷蔵ケースが設置されることが多いです。
- 在庫の特徴: イオングループでは、マルちゃんだけでなく、シマダヤや他のメーカーの鍋用麺も豊富に揃えているため、もしマルちゃんが売り切れていても、類似品で代用しやすいのが魅力です。
- 注意点: 小さな「まいばすけっと」など、コンビニサイズの小型店舗では、チルド麺の取り扱い自体がないか、ごく限られた種類しかないため、大型の「イオン」「イオンスタイル」を探すようにしてください。
西友(SEIYU)グループでの取り扱い
西友はウォルマート傘下(現在は変更されていますが)で、価格競争力があり、日常の食料品に強みを持っています。
- 取り扱いの傾向: 中〜高
- 探し方のポイント: 西友は、チルド麺コーナーが他のスーパーよりも細かく分類されていることがあります。「うどん・そば」「生ラーメン」とは別に、「鍋・おでん関連」の棚に置かれていることが多いです。
- 在庫の特徴: 西友は比較的安価な商品を揃える傾向があるため、価格が手頃な「鍋用ラーメン」は定番商品として積極的に仕入れられます。
- LIVIN(リヴィン)との違い: 高級志向の「LIVIN」などの店舗では、鍋用ラーメンよりも、より価格帯の高いチルド麺や高級食材が優先され、取り扱いがない場合もあります。普段使いの西友を探しましょう。
ライフ(LIFE)での取り扱い
近畿圏や首都圏を中心に展開するライフは、新鮮な食材に力を入れているスーパーです。
- 取り扱いの傾向: 高い
- 探し方のポイント: ライフでは、鍋つゆの隣に専用の棚が用意されていることが多いです。麺類だけでなく、豆腐や油揚げ、練り物など、鍋の具材とまとめて陳列されています。
- 在庫の特徴: ライフはチルド麺の品揃えが充実していることが多く、「鍋用ラーメン」のレギュラーと太麺の両方を扱っている店舗も珍しくありません。また、ライフ独自のプライベートブランド(PB)商品と競合している場合もありますが、マルちゃんのブランド力は健在です。
スーパーで「売ってない」時の最後の確認場所
もし冷蔵のチルド麺売り場をくまなく探しても見つからなかった場合、もう一度、常温のインスタント麺コーナーへ行ってみてください。
先ほども触れましたが、常温で保存できる「鍋の〆に食べるラーメン」が、チルド麺の代わりとして置かれている可能性が非常に高いです。チルド麺が売り切れても、こちらで〆のラーメンを確保できるかもしれません。
| 見つからない時の行動リスト | チェックする場所 |
| ① チルド麺コーナー全体を再確認 | うどん、焼きそば、生ラーメンの冷蔵ケース |
| ② 鍋つゆ・鍋野菜コーナーの特設ケース | 鍋の具材と一緒に並ぶ冷蔵棚 |
| ③ 常温のインスタント袋麺コーナー | サッポロ一番、マルちゃん正麺などと並ぶ棚 |
| ④ 店員さんに直接聞く | 「冷蔵のチルド麺の鍋用ラーメン」の在庫を聞く |
特に、人気が集中する週末の夕方などは在庫が薄くなりやすいので、できるだけ午前中の早めの時間帯にスーパーを訪れるのが、在庫をゲットする最大のコツですよ。
ドラッグストア(マツキヨ・ウェルシアなど)での販売状況は?
最近、ドラッグストアは日用品だけでなく、食料品も豊富に取り扱うようになり、私たちの生活に欠かせない存在になっていますよね。
「もしかしてドラッグストアにも鍋用ラーメンがあるのでは?」と期待する方も多いでしょう。
残念ながら、結論から言うと、ドラッグストアでの鍋用ラーメン(チルド麺)の取り扱いは、店舗の形態によって大きく分かれます。
チルド麺の取り扱いがあるのは大型ドラッグストアのみ
ドラッグストアで鍋用ラーメンが販売されているかどうかを判断する一番のポイントは、「冷蔵・冷凍食品の取り扱いがあるか」です。
- 取り扱いが期待できる店舗:
生鮮食品まで取り扱っている「ウェルシア」や「コスモス」などの大型店舗、あるいはスーパーと隣接している、もしくは一体化しているような店舗。これらの店舗は、チルド麺の冷蔵ケースを導入している可能性が高いです。 - 取り扱いが難しい店舗:
都心部の小型店舗や、医薬品・化粧品がメインで、常温の飲料やお菓子しか置いていないような店舗。
特にウェルシアやスギ薬局は、近年食料品の品揃えを強化しており、冬場には鍋つゆと一緒にチルド麺を仕入れていることがあります。
・狙うべきは常温の「鍋の〆に食べるラーメン」
しかし、チルド麺の「鍋用ラーメン」が見つからなくても、ほとんどのドラッグストアで常温の「鍋の〆に食べるラーメン」(ノンフライ麺)は取り扱っていることが多いです。
こちらは乾麺のため、医薬品のついでにサッと購入できるのが魅力です。
| 商品タイプ | 期待できるドラッグストア | 販売時期 |
| チルド麺「鍋用ラーメン」 | ウェルシア、コスモスなど、冷蔵設備ありの大型店 | 主に秋〜冬(9月~2月) |
| ノンフライ麺「鍋の〆に食べるラーメン」 | ほとんどのドラッグストア(小型店含む) | 通年(ただし冬場が品揃え充実) |
・マツモトキヨシやサンドラッグはどうか?
「マツモトキヨシ」や「サンドラッグ」などの都市型ドラッグストアは、食料品の比重が比較的低めです。
これらの店舗では、常温の袋麺は置いていても、冷蔵のチルド麺は場所を取るため仕入れていないケースが多いです。
しかし、最近のドラッグストアは、地域住民の食料品の購入場所として進化しているため、店舗によっては例外的にチルド麺コーナーを設けている場合もあります。
もし近くに大型スーパーがない場合は、一度これらのドラッグストアのチルド麺コーナーを覗いてみる価値はありますよ。特に、レジ近くの特売コーナーにポツンと置かれていることもあるので、意外な発見があるかもしれません。
ドラッグストアでの購入メリットと注意点
ドラッグストアで購入する最大のメリットは、ポイントアップデーを狙えることです。
例えばウェルシアなら毎月20日の「お客様感謝デー」など、特定の日に購入すれば、Tポイントや独自ポイントを使ってお得に購入できます。鍋用ラーメンは消耗品ですから、ポイントを活用して購入するのは賢い方法です。
ただし、注意点としては、在庫が不安定なことです。スーパーのように頻繁に発注・陳列されているわけではないので、一度売り切れると、次の入荷まで時間がかかることがあります。ストックとして購入する場合は、賞味期限をよく確認し、多めに確保しておくのがおすすめです。
コンビニ(セブン・ファミマ・ローソン)では買えないって本当?
急に鍋が食べたくなった時や、仕事帰りにサッと立ち寄れるコンビニエンスストアは、非常に便利ですよね。
「鍋つゆは売ってるのに、鍋用ラーメンは売ってない…」とがっかりした経験がある方もいるかもしれません。
残念ながら、結論から言うと、コンビニでマルちゃんの「鍋用ラーメン」(チルド麺)を購入するのは、非常に難しいです。
コンビニでチルド麺の取り扱いが少ない理由
コンビニは限られたスペースで、多種多様な商品を販売しなければなりません。そのため、商品の「回転率」と「汎用性」が非常に重要になります。
・チルド麺は場所を取る上に賞味期限が短い
マルちゃんの鍋用ラーメンはチルド麺です。冷蔵ケースの場所を大きく占領する上に、生麺や半生麺であるため、賞味期限が短いというデメリットがあります。
コンビニの冷蔵ケースは、おにぎり、サンドイッチ、チルド飲料、そしてデザートといった、回転率の高い商品で埋め尽くされています。
その貴重なスペースを、季節限定でしか売れない「鍋用ラーメン」に割くのは、経営的に難しいと判断されるケースがほとんどです。
・袋麺タイプが優先される
コンビニでは、もし鍋の〆の麺を置くとしても、常温で長く保存できる「鍋の〆に食べるラーメン」(ノンフライ麺)の袋麺タイプが優先されます。
これは、冬場になると、鍋つゆやレトルトのおでんと一緒に、インスタント麺コーナーに特設されることが多いです。あなたが探していたチルド麺ではないかもしれませんが、コンビニで〆の麺を探すなら、このノンフライ麺タイプが最も現実的な選択肢となります。
| コンビニで見かける鍋関連商品 | 見つかりにくい商品 |
| ✅ 鍋つゆ各種(ストレート/濃縮) | ❌ マルちゃん 鍋用ラーメン(チルド麺) |
| ✅ レトルトおでん | ❌ マルちゃん 鍋用ラーメン 太麺(チルド麺) |
| ✅ 鍋の〆に食べるラーメン(ノンフライ麺) | ✅ 冷蔵うどん・焼きそば(定番品) |
コンビニに置かれやすいチルド麺とは?
コンビニに置かれているチルド麺は、非常に種類が限られています。
- 汎用性の高い商品: ゆでうどん、ゆでそば、焼きそば麺など、年間を通して需要があり、様々な料理に使える汎用性の高い麺が優先されます。
- PB(プライベートブランド)商品: セブンイレブンやローソン、ファミリーマートの各社が開発した独自のチルド麺(例えば、PBの生ラーメンやつけ麺)が、マルちゃんなどのナショナルブランドよりも優先される傾向があります。
これらの理由から、もしコンビニでマルちゃん鍋用ラーメンが見つからなくても、それはお店の品揃えの問題ではなく、コンビニという業態の特性によるものだと理解しておくと、無駄な探し回りを減らすことができますよ。
どうしても今すぐマルちゃん鍋用ラーメンが欲しい!という場合は、コンビニに立ち寄る前に、まずは大型スーパーか、ネット通販の在庫状況を確認するのが、賢い方法と言えるでしょう。
マルちゃん鍋用ラーメンの麺の特徴と魅力!なぜ鍋に最適なの?
多くの人に愛され、「売ってない!」とまで探されるマルちゃん鍋用ラーメンですが、なぜそこまで鍋の〆として絶大な人気を誇るのでしょうか?
その秘密は、通常のラーメンやうどんとは一線を画す、鍋に特化して開発された麺の構造にあります。この麺の魅力を知れば、さらに探すモチベーションが湧いてくること間違いなしです!
最大の特徴は「煮崩れしにくさ」
通常の生麺やインスタント麺を鍋の〆に入れると、長時間煮込むことによって、麺がふやけて溶け出してしまったり、スープがドロドロになったりすることがありますよね。これは、麺に含まれるでんぷん質が煮汁に溶け出すこと(煮崩れ)が原因です。
しかし、マルちゃん鍋用ラーメンは、まさにこの「煮崩れ」を防ぐために、特別な製法で作られています。
・独自の半生麺製法と原材料の工夫
この麺は、東洋水産独自の製法で作られた半生麺であり、パッケージにも記載されているように「ゆでこぼし不要」です。
これはつまり、麺の表面の余計な粉やぬめりが極力抑えられており、そのまま鍋に入れてもスープが濁りにくいということを意味します。
また、原材料に「でん粉」や「卵白」などが使われており、これが麺のコシを強化し、煮込んでも麺の形を保ち続けるための重要な役割を果たしています。
| 通常の麺 | 鍋用ラーメン |
| 長時間煮込むと麺がふやける | 長時間煮込んでも煮崩れしにくい |
| 麺からでんぷんが溶け出し、スープが濁りやすい | ゆでこぼし不要で、スープの味を損ないにくい |
| つるつるした食感は失われやすい | 最後までなめらかで、のどごしの良い食感が持続 |
〆に最適なのどごしと食感
鍋用ラーメンは、煮崩れしにくいだけでなく、その食感ものどごしにこだわって作られています。
煮込んでも適度なコシを保ちつつ、つるんとしたなめらかな舌触りが特徴です。
鍋の具材をすべて食べ終わり、残った出汁がたっぷり染み込んだ状態でこの麺を投入すると、まるで専門店の〆ラーメンのようなクオリティになるんです。
筆者モモストアが考える、この麺が鍋に最適な理由をまとめると以下の通りです。
- 最後の最後まで美味しい: 麺がだれないので、話に夢中になって少し煮込みすぎても、最後までコシと食感が保たれます。
- どんな鍋にも合う汎用性: 醤油、味噌、塩、キムチ、もつ鍋、水炊きなど、どんな種類の鍋つゆにも合わせやすい、クセのないシンプルな風味です。
- 圧倒的な手軽さ: 鍋にそのまま入れるだけでOKなので、別に麺を茹でる手間が一切かかりません。これは、酔っぱらっていても簡単に〆が作れる、冬場最高のメリットです。
2024年9月のリニューアルでさらに進化
2024年9月には、マルちゃん鍋用ラーメンがさらに改良されました。
東洋水産の公式情報(東洋水産公式ニュースリリース)によると、このリニューアルで麺は以下のように進化しています。
- 伸びにくさの向上: 煮込んでもさらに麺が伸びにくく改良され、鍋料理との相性がよりアップしました。
- 麺の溶け出しを抑制: 煮込んだ際に麺が溶け出すのを抑えることで、スープの風味を最後までクリアに保てるようになりました。
- なめらかさの向上: よりのどごしの良い麺に仕上げられ、つるつるとした食感が楽しめるようになりました。
このリニューアルによって、以前の商品よりもさらに「売ってない」という声が増えたのかもしれません。なぜなら、商品力がアップしたことで、より多くの人が買い求めるようになり、店頭在庫の回転が速くなった可能性が高いからです。
もし以前の商品を探していた方も、リニューアル後の麺をぜひ一度試してみてください。その進化に驚かれるはずですよ!
レギュラーと太麺の違いは?「鍋の〆に食べるラーメン」との比較
マルちゃん鍋用ラーメンには、主に3つの選択肢があることをお伝えしましたが、それぞれどのような違いがあり、どんな鍋に合うのでしょうか?
ここでは、それぞれの麺の特徴と、おすすめの使い分けについて、詳しく解説していきます。
鍋用ラーメン(レギュラー)
最もスタンダードで、長年愛されているのがこのレギュラータイプです。
- 麺の太さ: 中細麺
- 食感: のどごしなめらか、適度なコシ
- おすすめの鍋: あっさり系や定番の鍋(水炊き、寄せ鍋、鶏だし、塩ちゃんこなど)
この麺は、つるんとした食感が特徴で、スープによく絡みながらも麺自体の主張が強すぎません。そのため、鍋の出汁そのものの味を楽しみたい時や、どんな鍋にでも失敗なく合わせたい時に最適です。
特に、魚介系の出汁が効いた鍋に入れたときの、麺のなめらかなすすり心地は最高ですよ!
鍋用ラーメン(太麺)
レギュラーでは物足りない!もっと麺をガツンと食べたい!という方のために登場したのが、この太麺タイプです。
- 麺の太さ: 太麺
- 食感: モチモチとした強いコシ、食べ応え抜群
- おすすめの鍋: 濃厚系やパンチの効いた鍋(キムチ鍋、味噌鍋、豚骨鍋、担々鍋など)
太麺は、モチモチとした食感が特徴で、強いコシが煮込んでもしっかりと残ります。スープとの絡みも良いため、濃い味付けの鍋に入れると、麺がスープをしっかりと持ち上げ、一口で満足感を得られます。
最初から野菜や肉と一緒に煮込みたい時や、お腹をしっかり満たしたい時の〆にもぴったりです。
鍋の〆に食べるラーメン(ノンフライ麺)
これはチルド麺ではなく、常温で保存できる袋麺(インスタント麺)タイプです。
- 麺の太さ: 細麺
- 食感: ノンフライ麺特有のつるっとした食感とコシ
- おすすめの鍋: 在庫がない時や、手軽に代用したい時(あらゆる鍋に対応)
ノンフライ麺の最大のメリットは、常温で長期保存ができることと、どこでも手に入りやすいことです。
チルド麺ほどの「煮崩れしにくさ」はありませんが、ノンフライ製法によってコシが強く、普通のインスタント麺よりは鍋の〆に適しています。常備しておくと、急な鍋パーティーでも安心ですよ。
| タイプ | 麺の種類 | 保存方法 | 煮込む時間 | こんな人におすすめ |
| レギュラー | 半生麺(チルド) | 冷蔵 | 3〜4分 | バランス重視。あっさり鍋の〆に。 |
| 太麺 | 半生麺(チルド) | 冷蔵 | 4〜5分 | 食べ応え重視。濃厚鍋や煮込み好きに。 |
| 〆に食べるラーメン | ノンフライ麺(袋麺) | 常温 | 2〜3分 | 手軽さ・常備性重視。チルド麺が「売ってない」時の代用に。 |
使い分けの極意
筆者モモストアが実践している使い分けは、「鍋の濃さ」と「買い物の頻度」で決める方法です。
- 濃厚な鍋(味噌・キムチ)を作るときは、迷わず太麺(チルド麺)を買い置きします。
- あっさり鍋(水炊き・塩)を作るときは、レギュラー(チルド麺)をチョイスします。
- 常備用として、常に〆に食べるラーメン(ノンフライ麺)をインスタント麺棚にストックしておきます。
このように使い分けることで、どんな鍋でも最高の〆ラーメンを楽しむことができます。あなたが探しているチルド麺が「売ってない」時でも、ノンフライ麺があればとりあえず安心できますね。
もし売ってなかったら?代わりにおすすめの〆用麺3選
どれだけ情報を集めても、地元のスーパーやドラッグストアにマルちゃん鍋用ラーメンが「売ってない」という日もあるかもしれません。
特に、鍋のピークシーズンを過ぎた時期や、店舗の在庫切れのタイミングだと、本当に見つからなくて困ってしまいますよね。
そんな時のために、マルちゃん鍋用ラーメンの代わりとして、鍋の〆に使うのに優秀な他の麺類を3つご紹介します。これらも煮崩れしにくい工夫がされていることが多いので、ぜひ試してみてください!
おすすめ代用麺1:シマダヤ「本生 鍋用ラーメン」
マルちゃん鍋用ラーメンの強力なライバルであり、多くのスーパーで隣同士に並んでいることが多いのが、シマダヤの「本生 鍋用ラーメン」です。
- 特徴: こちらもマルちゃん同様、ゆでこぼし不要のチルド麺で、煮崩れしにくいことに特化して作られています。
- 麺の傾向: マルちゃんよりも、ややコシが強く、食感がしっかりしていると感じる方も多いです。麺が持つ風味もシンプルで、出汁の味を邪魔しません。
- 入手しやすさ: マルちゃんが売り切れている時でも、シマダヤは在庫があるというケースもよくあります。両方とも仕入れるスーパーは多いので、マルちゃんが見つからなかったら、まずはシマダヤのチルド麺コーナーを探してみましょう。
おすすめ代用麺2:中華麺専門店の「生麺」や「半生麺」
マルちゃんやシマダヤのような専用商品が見つからなくても、諦めるのは早いです。
スーパーのチルド麺コーナーには、業務用やラーメン専門店監修の「生ラーメン」や「半生ラーメン」が置いてありますよね。これらの麺を使う際にも、煮崩れを防ぐ工夫をすれば、美味しい〆ラーメンが作れます。
- 調理の工夫: 鍋に入れる前に、麺を一度軽く別茹で(ゆでこぼし)してください。
- こうすることで、麺の表面に付いている打ち粉や、煮崩れの原因となる余分なでんぷん質が落ちます。
- ただし、完全に茹で上げる必要はなく、さっと湯通しする程度でOKです。その後に鍋に入れれば、スープが濁りにくく、麺もだれにくくなります。
- おすすめの麺: 「多加水麺」や「熟成麺」と記載された、コシの強い麺を選ぶのがおすすめです。
おすすめ代用麺3:エースコック「ワンタンメン」
これは少し変化球ですが、乾麺の袋麺の中で、鍋の〆に使うと意外と美味しいと評判なのが、エースコックの「ワンタンメン」です。
- 特徴: 付属のスープは使わず、麺だけを鍋の〆に使います。
- メリット: ワンタンメンの麺は、普通のインスタント麺よりも若干太めで、もちもち感があります。そして、何よりもワンタンが一緒に入っていることがポイントです。
- 残った鍋の出汁に、ワンタンメンの麺とワンタンを入れると、一気に豪華な〆になります。
- 調理の工夫: こちらも鍋に入れる前に、麺を軽く湯通しすることで、より美味しく食べられます。
| 代用麺 | 特徴/メリット | 注意点 |
| シマダヤ 鍋用ラーメン | マルちゃんと同コンセプト。入手しやすい。 | チルド麺なので、冷蔵庫が必要。 |
| 生ラーメン/半生麺 | 麺のクオリティが高い。好みの麺を選べる。 | 必ず別茹で(湯通し)が必要。 |
| エースコック ワンタンメン | ワンタンも入って豪華。常温保存可能。 | 麺の風味が鍋の出汁に影響する場合がある。 |
もしマルちゃん鍋用ラーメンが「売ってない」と嘆いているなら、ぜひこれらの代用麺を試してみてください。意外な美味しさに気づき、鍋の〆のバリエーションが増えるかもしれませんよ。
【公式情報】マルちゃん鍋用ラーメンの製造・リニューアルの歴史
「マルちゃん鍋用ラーメン」が、なぜこんなにも熱狂的なファンに支えられているのか、その背景には東洋水産さんの長年にわたる麺へのこだわりと、鍋文化を支えてきた歴史があります。
ここでは、この商品の知られざる歴史と、リニューアルの変遷について、公式情報をもとに深掘りしていきます。
