ゲーミングチェアはどこで買える?失敗しない選び方と人気モデルをご紹介!
長時間パソコンに向かって作業やゲームをする皆さん、体の疲れがなかなか取れないとお悩みではないでしょうか?
その疲れ、もしかしたら使っている椅子が原因かもしれませんよ!
「ゲーミングチェアに興味はあるけど、どこで売ってるんだろう?」「ネットで買うのは不安だし、座って試したいけどどこに行けばいいの?」そんな疑問をお持ちですよね。
この疑問を解決するため、この記事では、ゲーミングチェアが実際にどこで買えるのか、そして失敗しないための選び方の極意を、筆者モモストアが詳しく解説していきます!
この記事を読めば、もう迷うことなく、あなたにぴったりの最高のゲーミングチェアを見つけることができますよ。
理想の快適環境を手に入れて、作業効率もゲームの勝率もグッと上げていきましょう!
・【実店舗】ゲーミングチェアを試座できる主要な販売店リスト
・家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ)で探すメリットと注意点
・家具・インテリア量販店(ニトリ・IKEA)のゲーミングチェアの傾向
・ゲーミングチェア専門店(PCショップなど)ならではの魅力
- ゲーミングチェアはどこで売ってる?実店舗とネット通販を徹底比較
- 【実店舗】ゲーミングチェアを試座できる主要な販売店リスト
- 家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ)で探すメリットと注意点
- 家具・インテリア量販店(ニトリ・IKEA)のゲーミングチェアの傾向
- ゲーミングチェア専門店(PCショップなど)ならではの魅力
- ドン・キホーテやホームセンターでも買える?低価格帯モデルの探し方
- 【ネット通販】Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングのメリットとデメリット
- 失敗しないゲーミングチェアの「選び方」3つの重要ポイント
- 素材別(PUレザー・ファブリック・メッシュ)の特徴とおすすめな人
- 機能別(リクライニング・オットマン・ロッキング)で快適度が激変!
- 人気のゲーミングチェアブランドと価格帯の目安
- ゲーミングチェアを安く買うための賢い購入タイミング
- 中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入はアリ?
ゲーミングチェアはどこで売ってる?実店舗とネット通販を徹底比較

ゲーミングチェアは、今やPC専門店だけでなく、多くの場所で取り扱われるようになりました。しかし、それだけに「どこで買うのが自分にとって最適か?」という判断が難しくなっています。
まずは、ゲーミングチェアの主な購入先である実店舗とネット通販の、それぞれのメリットとデメリットを比較して、ご自身のスタイルに合った購入方法を見つけていきましょう。
実店舗の最大の魅力は、やはり「試座(しざ)」ができることです。高価な買い物ですから、実際に座ってリクライニングの角度、アームレストの高さ、座面の硬さを確認できるのは大きな安心材料になります。特に、自分の体型にフィットするかどうかは、長時間座る上では非常に重要です。ただし、実店舗は展示スペースの関係上、取り扱っているモデルが限られているというデメリットがあります。
一方、ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)のメリットは、圧倒的な品揃えと価格の安さです。日本未発売の海外ブランドや、実店舗では取り扱いのないマイナーなカラーも簡単に見つけられますし、セールやポイントアップキャンペーンを利用すれば、実店舗よりも安く手に入れられるケースも多いです。しかし、実際に座り心地を試せないという最大のデメリットがあります。購入者のレビューを頼りにするしかないため、初めて購入する方や座り心地にこだわりたい方は少し勇気がいるかもしれません。
この比較を頭に入れた上で、次の項目からは具体的な販売場所を詳しく見ていきましょう。
| 購入方法 | メリット | デメリット | おすすめな人 |
| 実店舗 | 実際に座り心地を試せる すぐに持ち帰れる 店員に相談できる |
品揃えが限られる 価格がネットより高めのことも 持ち帰りが大変 |
初めて購入する人 座り心地を重視する人 |
| ネット通販 | 圧倒的な品揃え 価格が安い・セールが多い 自宅まで届けてくれる |
試座できない 到着まで時間がかかる 組み立てが必要な場合が多い |
価格を重視する人 モデルやブランドが決まっている人 |
どちらの方法を選ぶにしても、それぞれの特性を理解しておくことが大切です。
【実店舗】ゲーミングチェアを試座できる主要な販売店リスト
座り心地が最優先!という方のために、ゲーミングチェアを実際に試座できる可能性が高い主要な販売店をリストアップしました。
これらの店舗では、実際にチェアに座ってみて、リクライニングを倒したり、アームレストを調整したりと、様々な機能を試すことができます。ただし、店舗によって展示モデルや在庫状況は異なりますので、お目当てのモデルがある場合は、事前に展示状況を電話などで確認してから行くことを強くおすすめします。
家電量販店で見つけよう!主要な販売店と特徴
大手家電量販店は、ゲーミングデバイスの特設コーナーを設けていることが多く、様々なブランドのチェアを比較検討しやすい環境が整っています。特に、ゲーミングPCや関連機器と一緒に展示されているため、購入するPC環境をイメージしながら試せるのが大きなメリットです。
- ヨドバシカメラ・ビックカメラ:大型店舗ほど展示モデルが豊富です。AKRacing、DXRacer、Contieaksといった人気ブランドの主力モデルが多く、高価格帯のモデルも試せるチャンスがあります。店員さんもPC周辺機器に詳しいため、専門的な質問もしやすいでしょう。
- ヤマダ電機(LABI):店舗によりますが、近年はゲーミングコーナーを拡大しており、特にオリジナルブランドや提携ブランドのモデルを展示していることがあります。
家電量販店で試座する際のポイントは、できるだけ長時間座ってみることです。「少し座っただけでは快適に感じるが、30分後には腰が痛くなる」というケースも少なくありません。可能であれば、10分〜15分ほど実際に座り続け、体の負担がないかを確認しましょう。
家具・インテリア量販店で見つけよう!主要な販売店と特徴
家具・インテリア量販店は、ゲーミングチェアを「高機能なデスクチェア」の一つとして販売しています。価格帯が比較的安価なものから、デザイン性に優れたものまで幅広く取り扱っているのが特徴です。
- ニトリ:オリジナルブランドの「NITORI×ゲーミングチェア」を展開しており、コストパフォーマンスに優れたモデルが豊富です。特に初めてゲーミングチェアを購入する方や、予算を抑えたい方におすすめです。
- IKEA:デザイン性の高いデスクチェアや、ゲーミング仕様のチェアを取り扱っています。北欧デザインが好きな方や、部屋のインテリアにこだわりたい方は要チェックです。
これらの店舗のメリットは、通常の家具と一緒に見られるため、部屋全体のコーディネートを考えやすいことです。また、配送サービスや組み立てサービスが充実しているのも嬉しいポイントです。
人気モデルの最新情報はこちらからで確認できます。
| 店舗カテゴリ | 強み・特徴 | 展示モデルの傾向 |
| 家電量販店 | 専門性の高いモデルが多い PCパーツとの同時検討が可能 |
AKRacing、DXRacerなど有名ブランドの主力モデル |
| 家具量販店 | 価格が手頃なモデルが多い デザイン性や汎用性の高いモデル |
オリジナルブランドや、比較的安価なモデル |
家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ)で探すメリットと注意点
先ほども触れましたが、ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店は、ゲーミングチェアを探す上で最も重要な場所の一つです。なぜなら、彼らは単に椅子を売っているだけでなく、ゲーミング環境全体を提案しているからです。このメリットを最大限に活用し、注意点も理解しておきましょう。
メリット:専門性の高いモデルの試座と情報収集
最大のメリットは、やはり専門性の高いチェアを試せることです。ゲーミングチェアのトレンドを牽引しているAKRacingやSecretlab、DXRacerなどのハイエンドモデルは、まずこれらの大型店舗に展示されることが多いです。これらのチェアは、オフィスチェアとは一線を画す、eスポーツプレイヤー向けに設計された機能(深いリクライニング、4Dアームレストなど)を搭載しており、座ってみる価値は十分にあります。
また、ゲーミングデバイス(キーボード、マウス、ヘッドセットなど)と同じフロアにあるため、実際にゲームをする際の体勢や、デスクとの相性をトータルでシミュレーションできるのも大きな強みです。店員さんも最新のガジェット情報に詳しいため、「このチェアとこのデスクの組み合わせはどうですか?」といった具体的なアドバイスをもらえる可能性が高いです。
注意点:価格帯と展示モデルの入れ替わり
注意点としては、展示モデルは人気のある高価格帯のモデルが中心になりがちで、手頃な価格帯のモデルの試座ができない場合があります。もし予算が決まっている場合は、展示されている高級モデルの座り心地を参考にしつつ、最終的にはネット通販で予算内のモデルのレビューをしっかり確認する必要があります。
さらに、展示モデルは頻繁に入れ替わるため、「前回座ったあのチェアがない!」ということもあり得ます。もし気に入ったモデルを見つけたら、すぐに決断するか、メーカーの公式サイトなどで展示店舗の情報を確認するのが確実です。
筆者モモストアのアドバイスとしては、家電量販店は「試座の場」として割り切り、最も座り心地が良かったモデルのブランドや素材を記憶しておき、最終的な購入は価格が安いAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで行うという方法も賢い選択ですよ。
| 活用方法 | 具体的な行動 |
| 試座 | リクライニング、アームレスト調整など全機能を試す。15分以上座り続ける。 |
| 情報収集 | 店員に最新のトレンドや、自分の体型に合うモデルの傾向を聞く。 |
| 購入の決め手 | 座り心地の良いブランドと素材を特定し、ネットで最安値を探す。 |
家具・インテリア量販店(ニトリ・IKEA)のゲーミングチェアの傾向
「ゲーミングチェアは欲しいけど、本格的なレーシングシートタイプはちょっと部屋に合わないかも…」
「そこまで高いものは必要ないから、まずは試してみたい」
そうお考えの方には、ニトリやIKEAなどの家具・インテリア量販店での購入がおすすめです。
家具量販店の特徴:手頃な価格とデザインの汎用性
家具・インテリア量販店が取り扱うゲーミングチェアの傾向は、以下の二点に集約されます。
- 価格帯が手頃:1万円台〜3万円台といった、初めての方でも手を出しやすい価格帯のモデルが充実しています。特にニトリのオリジナルモデルは、その代表例と言えます。
- デザインの汎用性:家電量販店で見かけるような「THE・ゲーミング!」といった派手なデザインよりも、オフィスチェアに近い落ち着いたデザインや、インテリアに馴染みやすいシンプルなカラーリングのモデルが多いです。
特にニトリでは、座り心地を追求した「ワークチェア」の技術を応用したゲーミングチェアも多く、「長時間座っても疲れにくい」という実用性を重視しているのが分かります。IKEAでも、シンプルながら人間工学に基づいたデザインのチェアが多く、部屋の雰囲気を壊したくないクリエイターや、在宅ワーカーにも人気があります。
「ちょっと惜しい」部分と注意点
もちろん、価格が手頃な分、高級モデルと比較すると「ちょっと惜しい」部分もあります。
- リクライニング角度:180度近くまで倒せるモデルは少なく、深くても135度〜150度程度のものが多いです。ゲームの休憩中に仮眠を取りたい方には少し物足りないかもしれません。
- アームレストの調整機能:4D(前後、左右、角度、高さ)調整ができるモデルは少なく、高さ調整のみ、または固定式のものが多い傾向にあります。
- 素材の耐久性:PUレザーの場合、数年で表面が剥がれてくる可能性があるため、耐久性を重視するならファブリックモデルを選ぶなどの工夫が必要です。
これらの店舗は全国展開しており、自宅の近くで見つけやすいというメリットもあります。まずはニトリやIKEAで手頃なモデルを試座してみて、「自分に必要な機能」と「予算」のバランスを見極めるのが、賢い選び方と言えるでしょう。
ゲーミングチェア専門店(PCショップなど)ならではの魅力
家電量販店や家具量販店では満足できない、よりコアなゲーマーやプロ志向の方にぜひ足を運んでほしいのが、ドスパラやパソコン工房といったPC専門店、またはゲーミングデバイスに特化した専門店です。
これらの店舗は、他にはない独自の魅力と、深い専門知識を提供してくれます。
専門店に並ぶのは「本気の」ゲーミングチェア
PC専門店では、ゲーミングPC本体や高性能パーツと一緒に、ハイエンドなゲーミングチェアが並びます。ここで見かけるチェアは、単なる椅子ではなく、「ゲームで勝つためのギア」という位置づけです。
- プロ仕様モデルの展示:eスポーツチームが実際に使用しているモデルや、海外で評価の高いブランド(Secretlab、Noblechairsなど)の取り扱いが多いです。これらのチェアは、素材の耐久性、安定性、座面や背もたれの剛性が非常に高く、激しい操作や長時間にわたる集中力を要するプレイを支える設計になっています。
- 独自のオリジナルモデル:ドスパラの「GALLERIA」ブランドのように、専門店独自のノウハウを活かしたオリジナルモデルを開発・販売していることもあります。これは、日本のゲーマーの体型やプレイスタイルに合わせた、細やかな配慮がされていることが多いです。
専門店の強みは「知識」と「深い提案」
専門店最大の魅力は、そこにいる店員さんの「専門知識の深さ」です。「〇〇というゲームを主にプレイするのですが、どのモデルがおすすめですか?」「身長が185cmあるのですが、座面の奥行きが合うチェアはありますか?」といった具体的な質問にも、的確なアドバイスをもらえます。
また、ゲーミングチェアだけでなく、ゲーミングデスクやモニター、マウスなどの周辺機器との組み合わせを考慮した「トータルコーディネート」の提案を受けられるのも大きなメリットです。自分の理想とする「ゲーミング空間」の実現に、一歩近づくことができるでしょう。
ただし、これらの専門店は大型商業施設に入っていることが少なく、郊外の独立店舗が多い傾向があります。店舗数が限られているため、事前にお近くの店舗の場所を確認してから訪問しましょう。
ドン・キホーテやホームセンターでも買える?低価格帯モデルの探し方
「とりあえず、今の椅子の代わりになるものが欲しい!」「予算は1万円台で、急いで手に入れたい!」という、スピードと価格を重視するニーズもありますよね。そんな時に活躍するのが、ドン・キホーテや大手ホームセンターです。
これらの店舗でも、実はゲーミングチェアやそれに近い高機能チェアが販売されています。その傾向と、購入の際の注意点を見ていきましょう。
ドン・キホーテ:圧倒的な価格破壊と限定モデル
ドン・キホーテは、言わずと知れた「驚安の殿堂」です。ここでは、他店では考えられないような低価格帯でゲーミングチェアを見つけることができます。特に、ドン・キホーテのプライベートブランド(PB)製品や、期間限定の特価品として並ぶことが多いです。価格は1万円を切るものもあり、「まずはゲーミングチェアというものを試してみたい」という初心者には最適な選択肢の一つとなります。
- メリット:非常に安価、すぐに手に入る、急な故障時の代用品として便利。
- 注意点:商品の入れ替わりが激しい、展示品がない場合が多い、機能や耐久性は価格相応であるため、長く使う用途には不向きな場合があります。
ホームセンター(カインズ・コーナンなど):実用性重視のモデル
ホームセンターでは、主に「オフィスチェア」や「作業用チェア」のコーナーで、ゲーミングチェアに近い機能を搭載したモデルを見つけることができます。彼らが取り扱うチェアは、「DIYや作業の休憩に使える」といった実用性を重視しており、メッシュ素材で通気性が良いモデルや、シンプルなデザインのものが多い傾向にあります。
ホームセンターのチェアは、以下の点で優れています。
- 素材のバリエーション:家庭用品のプロであるため、夏場でも蒸れにくいメッシュ素材や、手入れが簡単なPUレザーなど、素材の選択肢が豊富です。
- 組み立てやすさ:DIYに慣れていない人でも簡単に組み立てられるよう、構造がシンプルに設計されていることが多いです。
これらの店舗での購入は、あくまで「エントリーモデル」または「汎用性の高いモデル」を探す場合に適しています。本格的にeスポーツで長時間集中したい方は、やはり家電量販店や専門店で試座してから、Amazonや楽天市場などの通販で高性能モデルを探すのがおすすめです。
【ネット通販】Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングのメリットとデメリット
実店舗での試座を終えたら、次はネット通販を最大限に活用する番です。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングは、ゲーミングチェアの購入において「最強の選択肢」と言っても過言ではありません。その理由と、知っておくべきデメリットを解説します。
ネット通販のメリット:価格・品揃え・口コミの宝庫
ネット通販が実店舗に勝る最大のメリットは、以下の通りです。
- 圧倒的な品揃え:日本国内で流通しているほぼ全てのモデルを比較できます。海外ブランドの直輸入品や、ネット通販限定のカラーモデルなども簡単に見つかります。
- 価格競争とセール:複数の販売者が競争しているため、価格が常に変動しており、実店舗よりも安価に購入できるチャンスが多いです。特にプライムデー(Amazon)や楽天スーパーセールなどの大型セール時には、半額近い価格で販売されることもあります。
- 購入者のレビュー:実際に購入した人のレビューが数多く寄せられています。座り心地、組み立てやすさ、耐久性など、試座では分からない長期的な評価を知る上で、非常に貴重な情報源となります。
特に、レビューでは「〇〇(身長・体重)の私には少し小さいと感じた」「組み立てに2時間かかったが、女性一人でもできた」など、具体的な体型や作業に関する情報が得られるため、試座ができないというデメリットをある程度補ってくれます。
ネット通販のデメリット:試座の不可と組み立ての手間
デメリットは、やはり「試座ができない」ことと、「自分で組み立てる必要がある」ことです。
- 座り心地のギャンブル性:レビューを読んでも、最終的な座り心地は個人差があります。心配な方は、返品・交換の保証が充実しているショップを選ぶと安心です。
- 重労働な組み立て:ゲーミングチェアは重量が20kg〜30kgと重く、部品点数も多いため、組み立てに力と時間が必要です。女性一人や、DIYが苦手な方は、有料の組み立てサービスを利用することも検討しましょう。
賢く購入するためには、実店舗でモデルを絞り込み、ネット通販で最安値を探すという「ハイブリッド戦略」が最も失敗の少ない方法です。
失敗しないゲーミングチェアの「選び方」3つの重要ポイント
どこで売っているかがわかったところで、次に「何を基準に選ぶか」という本題に入りましょう。数多あるゲーミングチェアの中から自分にベストな一台を見つけるためには、以下の3つのポイントを絶対に押さえておく必要があります。これらは、快適なゲーミング・ワークライフを送るための鍵となります。
ポイント1:自分の「体格」に合っているか?(サイズと耐荷重)
チェアのサイズは、デザインや機能よりも最優先で考えるべきです。
座面が高すぎる、または低すぎると、デスクとの相性が悪くなり、肩こりや手首の痛みの原因になります。また、背もたれの高さも重要です。ヘッドレストが首の位置に合わないと、正しい姿勢を維持できません。
- 座面幅・奥行き:座った時、太ももの裏側に余裕があるか。幅が狭すぎると窮屈で血行が悪くなります。
- 耐荷重:自分の体重だけでなく、ゲーム中に勢いよく座ったり、リクライニングしたりする時の衝撃も考慮し、体重より少し余裕のある耐荷重のモデルを選びましょう。
- 日本人向けモデル:海外メーカーのモデルは座面が高め・深めに設計されていることが多いです。小柄な方や女性は、Bauhutte(バウヒュッテ)など、日本人向けに設計されたブランドを検討すると良いでしょう。
ポイント2:使用目的に合った「機能」を持っているか?(リクライニングとアームレスト)
リクライニングとアームレストの機能は、使用目的によって求められるレベルが異なります。
- ゲーム利用:リクライニングは150度〜180度近く倒せるものがおすすめです。休憩時に横になることができます。アームレストは4D調整(高さ、角度、前後、左右)ができるモデルを選び、マウス操作時に肘をしっかりサポートできるようにしましょう。
- デスクワーク利用:リクライニングは135度程度で十分です。それよりも、腰を支えるランバーサポートが自分の体型に合わせて調整できるか(上下・前後)、そして長時間のタイピング作業で腕を休ませられるか(アームレストの高さ調整)を重視しましょう。
ポイント3:メンテナンス性も考慮した「素材」は何か?(PUレザー・ファブリック・メッシュ)
チェアの素材は、快適性とメンテナンス性に直結します。次のH2で詳しく解説しますので、そちらも参考にしてください。
素材別(PUレザー・ファブリック・メッシュ)の特徴とおすすめな人
ゲーミングチェアを選ぶ上で、「PUレザーにするか?」「それともファブリックか?」という素材選びの悩みは必ず出てきます。この素材選びは、座り心地だけでなく、耐久性や日々の手入れのしやすさにも大きく関わってきます。それぞれの特徴を理解して、自分のライフスタイルに最適な素材を選びましょう。
PUレザー(ポリウレタンレザー):王道の高級感と手入れのしやすさ
ゲーミングチェアの定番素材といえば、PUレザーです。レーシングシートのような光沢感があり、高級感のある見た目が特徴です。
- メリット:飲み物などをこぼしてもサッと拭き取れるため、手入れが非常に簡単です。見た目の質感が高く、デザイン性に優れています。
- デメリット:通気性が低いため、夏場や暖房の効いた部屋では蒸れやすいです。また、耐久性は本革に劣り、使用頻度や環境によっては数年で表面がひび割れたり、剥がれたりするリスクがあります。
- おすすめな人:見た目のカッコよさを重視する人、ペットを飼っている人、手入れを簡単に済ませたい人。
ファブリック(布地):通気性と肌触りの良さ
近年、特に人気が高まっているのがファブリック素材です。布製なので、オフィスチェアに近い柔らかな雰囲気を持ちます。
- メリット:通気性が抜群に良いため、夏場でも蒸れにくく、オールシーズン快適に過ごせます。肌触りが優しく、サラッとしているのも魅力です。
- デメリット:飲み物などをこぼすと染みになりやすく、掃除が大変です。ホコリやペットの毛がつきやすいという点もあります。
- おすすめな人:長時間座る人、汗っかきな人、インテリアに馴染むデザインを求める人。
メッシュ素材:最高の通気性を誇る
背もたれや座面全体がメッシュになっているタイプは、オフィスチェアからの派生が多いですが、ゲーミングチェアにも採用されています。
- メリット:圧倒的な通気性で、蒸れとは無縁です。夏場のエアコン代節約にもつながります。
- デメリット:ファブリック以上に掃除がしにくく、耐久性もPUレザーより劣る場合があります。見た目がゲーミングチェアとしては少し地味に感じるかもしれません。
- おすすめな人:とにかく暑がりな人、蒸れを完全に避けたい人、一年中快適さを求める人。
| 素材 | 通気性 | 手入れのしやすさ | 耐久性 |
| PUレザー | 低い(蒸れやすい) | 高い(拭き取れる) | 普通(剥がれる可能性あり) |
| ファブリック | 高い(快適) | 低い(染みになりやすい) | 高い(剥がれにくい) |
| メッシュ | 最高(蒸れない) | 低い(ホコリが絡む) | 普通(素材による) |
機能別(リクライニング・オットマン・ロッキング)で快適度が激変!
ゲーミングチェアは、単なる椅子ではありません。様々な便利機能が搭載されており、これらの機能を使いこなすことで、ゲームや作業の快適度が劇的に向上します。特に重要な3つの機能、「リクライニング」「オットマン」「ロッキング」について詳しく見ていきましょう。
リクライニング機能:休憩と仮眠の質の向上
ゲーミングチェアの代名詞とも言えるのが、このリクライニング機能です。深いリクライニングは、休憩の質を大きく高めてくれます。
- 135度:一般的なオフィスチェアでも採用されている角度です。休憩時に少し体を伸ばす程度ならこれで十分です。
- 150度~170度:ほとんど水平に近い角度まで倒れます。ゲームや作業の合間に、短時間の仮眠を取りたい方にはこの角度が必要です。頭部をしっかり支えるヘッドレストとセットで考えましょう。
- 注意点:リクライニング機能を使う際は、チェアのキャスターがしっかりロックされているか、または座面に重みがかかっているかを確認し、転倒しないように注意が必要です。
オットマン(フットレスト)機能:究極のリラックスタイム
オットマンは、リクライニングを倒した時に足を乗せる台のことです。チェア本体から引き出せる内蔵型と、別売りのものがあります。
- 内蔵型のメリット:使いたいときにすぐに引き出せて、収納場所を取りません。リクライニングと組み合わせることで、簡易ベッドのような状態になり、体の血流を改善し、疲労回復を促します。
- 内蔵型のデメリット:オットマンの強度が弱いものだと、体重をかけると破損する可能性があります。また、内蔵機構がある分、チェア本体が重くなりがちです。
- 別売りも検討:内蔵型にこだわらず、デザインや高さが合う別売りのオットマンを検討するのも良い方法です。
ロッキング機能:リラックスしながら集中を促す
ロッキング機能は、座面と背もたれが連動して「ゆらゆら」と傾く機能です。深くリクライニングするわけではありませんが、座ったまま小刻みに体を動かすことができます。
- メリット:体を少し動かすことで血行を促進し、同じ体勢でいることによる筋肉の硬直を防ぎます。特に、考え事をしたり、軽い休憩を取ったりする際に非常に心地よく感じられます。
- 注意点:「バケットシートタイプ」と呼ばれるホールド性の高いモデルは、ロッキング機能があっても可動域が狭い場合があります。購入前に可動域を確認しましょう。
これらの機能は、多ければ多いほど価格が高くなる傾向がありますので、自分にとって「本当に必要な機能」を見極めて選ぶことが大切です。
人気のゲーミングチェアブランドと価格帯の目安
ゲーミングチェアの世界には、国内外問わず数多くのブランドが存在し、それぞれに独自の強みや特徴があります。どのブランドを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、特に人気の高い主要なブランドと、それぞれの価格帯の目安をご紹介します。ご自身の予算と照らし合わせながら、気になるブランドを見つけてください。
ハイエンド(5万円~):プロも愛用する耐久性と快適性
この価格帯は、耐久性や機能性において最高水準を誇ります。プロゲーマーやストリーマー、在宅で長時間作業するビジネスパーソンなど、「投資」としてチェアを考える人におすすめです。
- Secretlab(シークレットラボ):世界的にも評価の高いトップブランド。特に「TITAN Evo」シリーズは、独自の素材と設計で、高い耐久性と快適な座り心地を両立しています。
- Noblechairs(ノーブルチェアーズ):ドイツ発のブランドで、高級オフィスチェアのような洗練されたデザインが特徴です。素材にこだわりがあり、本革や高品質なファブリックを使用したモデルが人気です。
ミドルレンジ(3万円~5万円):機能と価格のバランスが優秀
最も選択肢が豊富な価格帯です。必要な機能は一通り揃っており、品質も安定しています。初めてゲーミングチェアを購入する方にも最適なゾーンです。
- AKRacing(エーケーレーシング):日本国内で最も有名なブランドの一つ。豊富なカラーバリエーションと、日本人の体型にフィットしやすい設計が魅力です。モデルも多く、自分に合った一台が見つけやすいです。
- Contieaks(コンティークス):日本のメーカーが手がけており、デザインと座り心地のバランスが良いのが特徴。特にオットマン内蔵モデルなど、利便性の高いモデルが多いです。
エントリーレンジ(1万円~3万円):手軽に試せるコスパモデル
予算を抑えつつ、ゲーミングチェアのメリットを享受したい方向けです。ニトリやアイリスオーヤマのモデルもこの価格帯に多く含まれます。
- Bauhutte(バウヒュッテ):日本のゲーミング家具ブランドで、多機能ながらも比較的安価なモデルが多いです。特に「昇降式デスク」など、他のゲーミング家具との組み合わせを前提としたユニークな製品展開が特徴です。
- Dowinx、GTPLAYERなどの海外ブランド:Amazonや楽天市場で特に人気のあるコスパブランドです。機能は充実していますが、品質には個体差があるため、レビューをしっかり確認してから購入しましょう。
ゲーミングチェアを安く買うための賢い購入タイミング
ゲーミングチェアは決して安い買い物ではありませんから、できるだけお得に手に入れたいですよね。実は、ゲーミングチェアには「安くなりやすい時期」や「狙い目のセール」が存在します。これらのタイミングを知っておくことで、数千円から数万円もお得に購入できる可能性があります。
最大の狙い目!Amazonと楽天市場の大型セール
ネット通販は価格競争が激しいため、セール時には驚くほどの割引が行われます。
- Amazonプライムデー:毎年7月頃に行われるAmazon最大のセールです。ゲーミングデバイスは目玉商品になりやすく、有名ブランドのチェアが大幅な割引価格で販売されることが非常に多いです。
- 楽天スーパーセール・お買い物マラソン:楽天市場では、ほぼ毎月行われるこれらのイベント時に、多くの店舗がポイントアップや割引セールを実施します。ポイント還元率が高いため、実質的な購入価格が非常に安くなる可能性があります。
- 年末年始・ブラックフライデー:11月のブラックフライデーや、年末年始のセールも大きなチャンスです。特にモデルチェンジ前の旧型モデルは、この時期に在庫一掃のための大幅な値下げが行われます。
家電量販店やメーカーの「決算セール」も見逃せない
実店舗での購入を考えている場合も、決算時期を狙うと良いでしょう。
- メーカーの決算セール:ゲーミングチェアメーカーやPCパーツメーカーは、毎年3月と9月(または12月)に決算を迎えることが多いため、この時期にメーカー公式サイトでセールが開催されることがあります。
- 店頭の「展示品処分セール」:新しいモデルが入荷する際や、決算期には、店頭で試座に使われていた「展示品」が、大幅な割引価格で販売されることがあります。もちろん新品ではありませんが、使用期間が短いものが多く、状態が良いのに格安で手に入る超お買い得品です。店員さんに「展示品の処分予定はありませんか?」と聞いてみるのも良いでしょう。
購入したいモデルが決まったら、すぐに買うのではなく、まずはAmazonや楽天市場の「お気に入りリスト」に入れておき、価格の変動をチェックするのが最も賢い方法です。そして、セールが始まったら迷わず購入しましょう!
中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入はアリ?
「有名ブランドのハイエンドモデルが欲しいけど、新品は高すぎる…」
そんな時、選択肢に入ってくるのが、中古品やフリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)での購入です。新品より格段に安い価格で手に入る可能性がある反面、いくつかのリスクも伴います。中古での購入を検討する際に、知っておくべきメリットとデメリット、そして注意点を解説します。
中古品購入のメリットと魅力
中古品最大のメリットは、やはり「価格の安さ」です。人気ブランドのモデルでも、定価の半額以下、場合によっては3分の1程度の価格で出品されていることもあります。特に、引っ越しなどで手放す「使用期間が短い美品」に巡り合えれば、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
また、既に生産が終了したレアなモデルや、限定カラーのモデルを見つけられる可能性があるのも、中古市場ならではの魅力です。
知っておくべきデメリットと注意点
価格が安い分、以下のデメリットとリスクを許容する必要があります。
- 衛生面の問題:中古品である以上、前の使用者の体臭や皮脂が付着している可能性があります。購入後、アルコール消毒やファブリック素材の場合はクリーニングが必要です。
- 耐久性の懸念:ガスシリンダー(座面の昇降を司る部品)は消耗品です。前使用者がどれくらいの期間、どのように使用していたかによって、すぐに故障する可能性があります。
- 保証・サポートがない:メーカーの保証は、基本的に最初の購入者のみに適用されます。中古品には保証がなく、故障しても自己負担での修理・交換となります。
- フリマアプリでのトラブル:部品の欠品や、写真では分からなかった傷・汚れ、配送中の破損など、出品者との間でトラブルになる可能性があります。評価の高い出品者を選び、気になる点は購入前に必ず質問しましょう。
中古で購入するなら、「メーカー名とモデル名」が明確に記載されているものを選び、ガスシリンダーの動作確認や、大きな異音がないかを確認してから購入することが重要です。特に、座面の昇降機能は、必ず動画などで確認させてもらいましょう。

