湯たんぽはどこに売ってる？時期別の販売店と選び方を徹底解説

こんにちは、モモストアです！
寒い季節になると、誰もが恋しくなるのがじんわりと身体を温めてくれる「湯たんぽ」ですよね。
あの優しい温もりは、暖房とはまた違った格別の心地よさがあります。

でもいざ「欲しい！」と思ったときに、「あれ？湯たんぽってどこに売っているんだろう？」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、湯たんぽが売られている場所は季節によってガラッと変わりますし、お店によって取り扱っている種類や価格帯も全然違ってくるんです。
この記事では、湯たんぽを探しているあなたが「今、どこで、どんな湯たんぽを買うべきか」を徹底的に解説していきますね！

湯たんぽが売っているお店は季節によって違う？販売時期の真実

結論からお伝えすると、湯たんぽは「冬の季節商品」なので、季節によって販売店舗や在庫状況が大きく変わります。
夏場に探しても、ほとんどのお店では見つからないのが現実です。

湯たんぽが最も手に入りやすい時期はいつ？

湯たんぽが店頭に並び始めるのは、一般的に毎年9月下旬〜10月上旬頃からです。これは、季節の変わり目で朝晩の冷え込みを感じ始める時期に合わせて、小売店が準備を始めるためです。

そして、最も品揃えが豊富になるのは、本格的な寒さが到来する11月〜1月にかけてです。
この時期になると、大型のホームセンターや家具量販店、そして通販サイトでも、様々な素材やデザイン、機能を持った湯たんぽが一斉に並びます。

逆に、2月下旬頃から在庫が減り始め、3月に入るとほとんどの店舗では次のシーズンの入れ替えのために陳列棚から姿を消してしまいます。
「寒い！」と感じてから探すと、デザインや容量の選択肢が限られてしまうことが多いので、早めの準備がおすすめですよ。

季節外れでも湯たんぽが買える意外な場所

では、もし真夏や春先に湯たんぽが欲しくなったらどうすればいいでしょうか？
季節外れでも湯たんぽが見つかる可能性がある場所は、主に以下の2つです。

通販サイト：一年中安定して購入可能

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトは、季節に関係なく湯たんぽを販売しています。
特に、冷え性対策や体調管理のために一年中湯たんぽを使う方も増えているため、通販サイトでは定番商品としていつでも取り扱いがあることが多いです。
ただし、人気商品は冬に集中して在庫がなくなる可能性もあるため、レビューを参考にしながら計画的に購入するのが良いでしょう。

大型ホームセンター：ごく一部の定番品を取り扱うことも

季節外れでも、一部の非常に大きなホームセンターやDIYショップでは、防災用品やキャンプ用品、健康グッズといったカテゴリの一部として、昔ながらの金属製湯たんぽや、ごくシンプルな樹脂製の湯たんぽを定番品として置いている場合があります。
ただしこれは店舗の方針によるので、事前に電話などで確認してから足を運ぶのが確実です。

季節によって販売場所と品揃えが大きく変わることを覚えておけば、湯たんぽ探しで迷うことはなくなりますね。さあ、次に具体的な販売店を見ていきましょう！

【冬本番】湯たんぽが売っている主な店舗カテゴリ総まとめ（ニトリ・無印良品・量販店など）

冬の寒さが本格化する11月〜1月、湯たんぽを探しに行くなら、まずはこれらの店舗をチェックしてみてください。
お店ごとに「得意な湯たんぽの傾向」が違うので、自分の欲しいタイプに合わせてお店を選ぶと効率的です。

ニトリ：コスパと種類の豊富さが魅力

家具・インテリアでおなじみのニトリは、冬になると湯たんぽの品揃えが非常に豊富になります。

• 種類： 樹脂製、ゴム製、カバー付きセット、蓄熱式（充電式）など、幅広いラインナップです。
• 価格帯： 1,000円〜3,000円程度のものが多く、コストパフォーマンスに優れています。
• 特徴： ニトリらしいシンプルなデザインのものから、可愛らしいカバー付きのものまであり、初めて湯たんぽを使う方にも選びやすいです。

特に「Nウォーム」などニトリ独自の素材を使ったカバーも展開されており、肌触りの良さを重視する方には特におすすめです。

無印良品：シンプルイズベストなデザイン

無印良品（MUJI）の湯たんぽは、その名の通り、シンプルで無駄のないデザインが最大の魅力です。

• 種類： 主にポリエチレン製の半透明な湯たんぽ（大・中・小）と、肌触りの良い綿素材などの専用カバーが中心です。
• 価格帯： ややニトリより高めですが、品質が高く、長く使えるものが揃っています。
• 特徴： 半透明なので、お湯の量を確認しやすく、デザインにこだわりたい方や、インテリアに馴染むものが欲しい方に人気があります。

無印良品は、毎年冬になると定番品として展開していますが、人気が高いため、早めに売り切れてしまうこともあります。

バラエティストア（東急ハンズ・ロフト）：おしゃれさと機能性の両立

東急ハンズやロフトといったバラエティストアは、デザイン性や機能性を重視した湯たんぽを探すのに最適です。

• 種類： 電子レンジで温めるタイプ、アロマを楽しめるタイプ、ユニークな形状のもの、ドイツのfashy（ファシー）などの海外メーカー品など、個性的な商品が多いです。
• 価格帯： 3,000円〜5,000円程度の、比較的高価格帯の商品も取り扱っています。
• 特徴： ギフトにも最適な、おしゃれなパッケージや、最新の技術を取り入れた機能性湯たんぽを見つけることができます。

「人とは違う湯たんぽが欲しい」「ちょっと良いものをプレゼントしたい」という方は、ぜひこれらの店舗をチェックしてみてください。

ホームセンターや家電量販店で見つける湯たんぽの種類と価格帯

ホームセンターや家電量販店は、湯たんぽの中でも特に実用性や耐久性に優れた製品を探すのに向いています。
これらの店舗では、大容量のものや、昔ながらのしっかりした作りのものが多く、まさに「道具」として湯たんぽを選びたい方に最適です。

ホームセンター（カインズ、コーナン、コメリなど）の品揃え

ホームセンターの湯たんぽコーナーは、その店舗の広さからもわかる通り、非常に多岐にわたる種類が並びます。

金属製（トタン）の湯たんぽ

昔ながらのトタン（金属）製の湯たんぽは、耐久性が非常に高く、直火対応型であればお湯を沸かし直すことも可能です（ただし推奨されていないものも多いので注意）。
ホームセンターは、金属製湯たんぽの在庫が最も安定している場所と言えます。価格帯は2,000円〜4,000円程度で、長く愛用したい方に人気です。

大容量・業務用サイズの湯たんぽ

ホームセンターでは、一般家庭用だけでなく、キャンプやアウトドア、または業務用として使えるような大容量（4L以上）の湯たんぽも取り扱っていることがあります。
また、冬場の作業用防寒具やキャンプ用品と合わせて販売されているため、用途に合わせた周辺アイテムも見つけやすいのも大きなメリットです。

店舗タイプ	得意な湯たんぽ	平均価格帯
ニトリ	樹脂製、充電式、カバー付き	¥1,000～¥2,500
無印良品	ポリエチレン製、シンプルデザイン	¥900～¥1,500
ホームセンター	金属製、大容量、機能性カバー	¥1,500～¥4,000
バラエティストア	デザイン重視、電子レンジ式、海外製	¥3,000～¥5,000

家電量販店（ヨドバシ、ヤマダ電機など）の品揃え

家電量販店では、「電気」や「技術」が関係する湯たんぽが中心になります。

蓄熱式（充電式）湯たんぽが主流

お湯を入れずに、電気の力で内部の蓄熱材を温めるタイプの湯たんぽがメインです。

• メリット： お湯を用意する手間がない、コードレスで使える、温度が安定しやすい。
• デメリット： 充電時間がかかる、本体価格がやや高い（2,000円〜5,000円程度）。

「手間なく簡単に使いたい」「お湯を入れるのが面倒」という方には、家電量販店で探すのが一番早いでしょう。また、冬場は暖房器具コーナーの一角で販売されていることが多いです。

身近なコンビニエンスストアで湯たんぽは手に入る？緊急時の穴場

急な冷え込みで「今すぐ湯たんぽが欲しい！」と思ったとき、すぐに駆け込めるのがコンビニエンスストアですよね。
誰もが一度は「コンビニで湯たんぽって売ってるのかな？」と考えたことがあるはずです。

大手コンビニ（セブンイレブン・ローソン・ファミマ）の湯たんぽ事情

残念ながら、一般的な「お湯を入れる湯たんぽ本体」が販売されていることは、ほとんどありません。
コンビニは商品の入れ替わりが非常に早く、広い陳列スペースを確保できないため、かさばる季節商品を扱う優先度が低いのです。

ただし、全く手に入らないわけではありません。

カイロやレンジ式ホットパックが代用品に

コンビニエンスストアの多くが、冬場に力を入れているのは「カイロ」や「電子レンジで温めるホットパック」です。

• 貼るカイロ・貼らないカイロ： 言わずと知れた定番の防寒アイテムです。
• レンジでチンするタイプ： 「ゆたぽん」シリーズなどの、ジェルやビーズを電子レンジで温めて使うタイプであれば、一部の店舗で取り扱いがある場合があります。

これらは厳密には湯たんぽではありませんが、緊急時の代用品としては十分です。もし湯たんぽが見つからなくても、これらのアイテムで急場をしのぐことは可能ですよ。

コンビニの「湯たんぽカバー」として使えるもの

「本体は持っているけど、カバーを忘れた！」という場合もコンビニで解決できる可能性があります。

代用品	用途	注意点
厚手の靴下・手袋	ミニ湯たんぽのカバー	熱が伝わりすぎる可能性があるため、二重にするなど注意が必要
タオル	湯たんぽを包む	タオルが薄い場合は、バスタオルなど厚手のものを選ぶ
レジ袋・ジップロック	湯たんぽ本体の保護（カバーの上からさらに）	熱に弱い素材もあるため、必ず熱が冷めてから使用すること

あくまで緊急時の代用品ですが、「何か温かいものを身近な場所で手に入れたい」というニーズには、コンビニのホットパックやカイロが一番早く対応できる場所であることは間違いありません。
湯たんぽ本体を探す目的であれば、やはりドラッグストアやホームセンターに向かうのが確実です。

ドラッグストア（マツキヨ・スギ薬局・ウエルシア）の湯たんぽの特徴と品揃え

薬や日用品を扱うドラッグストアは、実は冬の防寒対策グッズが充実している隠れた湯たんぽの穴場スポットの一つです。
特に健康や安眠を目的としたアイテムが多く、他のお店とは少し違った湯たんぽが見つかるかもしれません。

健康・安眠グッズとしての湯たんぽ

ドラッグストアでは、単に身体を温めるだけでなく、「冷え性の改善」「生理痛の緩和」「安眠」といった健康効果をアピールした商品が目立ちます。

• ジェルタイプのホットパック： 白元アースの「ゆたぽん」シリーズなど、レンジで温めるタイプはほぼ確実に置いてあります。これらは寝る前のリラックスタイムや、特定の部位を集中的に温めたいときに非常に便利です。
• ミニサイズ・部分用湯たんぽ： お腹や腰、首など、特定の部位にフィットしやすい形状の小さな湯たんぽや、カバーに工夫が凝らされた商品も多く見られます。

大手ドラッグストアであるマツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなどは、冬になると入り口付近やレジ横の目立つ場所に防寒グッズコーナーを設けます。
ここで売られている湯たんぽは、一般的に樹脂製（ポリ湯たんぽ）やゴム製のものが多いです。金属製はあまり見かけません。

ドラッグストアならではのメリット・デメリット

ドラッグストアで湯たんぽを購入するメリットとデメリットをまとめました。

メリット	デメリット
健康グッズとの関連商品が見つかる	品揃えは大型店より劣る
ポイントが使える（Tポイントなど）	金属製の湯たんぽはほぼ無い
急な冷え込みでも比較的早く販売開始	季節外れには全く見つからない

特にドラッグストアのポイントを貯めている方にとっては、日用品を買うついでに湯たんぽも購入できるため、非常にお得です。
ただし、冬の終わり頃になると、在庫一掃セールなどで安くなっている場合もありますが、選べる種類はかなり限定されてしまいます。

レンジ式ホットパックと湯たんぽの比較

ドラッグストアでよく見かけるレンジ式ホットパックと、一般的な湯たんぽの違いについても見てみましょう。

• 湯たんぽ： 温かさの持続時間が長い（6〜10時間）。お湯を入れる手間がある。
• レンジ式ホットパック： 温かさの持続時間は短い（1〜3時間）。手軽に温められる。

「寝る前に布団に入れて朝まで温かさを保ちたい」という場合は湯たんぽ本体を、「仕事中にちょっと手を温めたい」「生理痛のときだけ集中的に」という場合はレンジ式ホットパックを選ぶと良いでしょう。

100円ショップ（ダイソー・セリア・キャンドゥ）の湯たんぽは使える？

「湯たんぽにあまりお金をかけたくない」「試しに使ってみたい」という方にとって、100円ショップの湯たんぽは非常に魅力的ですよね。
しかし、名前が「100円ショップ」でも、湯たんぽ本体は100円（税抜）で買えないことがほとんどです。

ダイソー・セリア・キャンドゥの湯たんぽ本体の価格帯

現在の100円ショップで販売されている湯たんぽは、そのほとんどが300円、500円、または600円（税抜）の商品になっています。

1. ダイソー： 610mlサイズが550円（税込）、1.7Lサイズが660円（税込）など、サイズによって価格が分かれています。ポリエチレン製のものが主流で、別売りのカバーも販売されています。
2. セリア： 以前は100円のソフト湯たんぽなどもありましたが、現在はミニサイズのジェルタイプや、湯たんぽカバーなどが中心になっていることが多いです。
3. キャンドゥ： 1.6Lのカバー付き湯たんぽが550円（税込）で販売されていた例もあり、こちらも500円前後の商品が中心です。

とはいえ、他店で1,000円以上する湯たんぽが500円〜600円で手に入るのは、やはりコスパが良いと言えます。

100均湯たんぽのメリットと注意点

安価な100均湯たんぽを使う上で知っておきたいポイントをまとめました。

メリット	注意点（デメリット）
価格が安く、試しやすい	耐久性は高くない可能性がある
ミニサイズが豊富で持ち運びに便利	保温時間が短い（特に小型のもの）
専用カバーも安価に手に入る	大容量の本格的なものは少ない
レジャーやアウトドアにも気兼ねなく使える	熱湯ではなく「少し冷ましたお湯」推奨の場合がある

特に注意したいのは、耐久性と保温時間です。
本体の素材が薄い場合や容量が少ない場合は、温かさが長持ちしないことがあります。また、熱湯ではなく80℃程度に冷ましたお湯を使用することが推奨されている製品もあるので、使用上の注意書きをよく読んでから使用するようにしてくださいね。

カバーや周辺アイテムこそ100均が最強！

湯たんぽ本体よりも、むしろカバーや周辺アイテムを100均で揃えるのが賢い方法かもしれません。

• 湯たんぽカバー： もこもこ素材やニット素材など、デザインも豊富です。
• じょうご（漏斗）： お湯を注ぐ際にこぼさないために必須のアイテム。湯たんぽ本体に付属していない場合が多いので、100円で手に入るのは助かります。
• 湯温計： 正確な湯温を測りたい場合に便利です。

「本体は性能の良いものを通販で買って、カバーやじょうごは100均で安く揃える」という組み合わせが、最も満足度の高い湯たんぽライフを送るための秘訣ですよ！

湯たんぽはオンライン通販（Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング）で購入するのがお得？

実店舗の情報をたっぷりお伝えしてきましたが、湯たんぽ探しで絶対に外せないのがオンライン通販です。
「すぐに欲しいから実店舗へ」という方も多いですが、通販サイトには実店舗にはない大きなメリットがたくさんあるんです。

通販サイトの圧倒的な品揃えと価格競争

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、実店舗の比ではないほどの種類の湯たんぽが取り扱われています。

• メーカーの豊富さ： 国内の有名メーカーだけでなく、ドイツの「fashy（ファシー）」など海外ブランドの製品、そしてまだ日本では馴染みのない最新機能を持った製品まで、世界中の湯たんぽが集まっています。
• 素材・機能の多様性： 金属、樹脂、ゴム、セラミックなどあらゆる素材、そして電子レンジ式、充電式、足専用、腰専用といった機能に特化したものまで、自分のニッチなニーズに合うものが見つかります。
• 価格の比較が容易： 複数のショップやメーカーの価格を瞬時に比較できるため、最も安い価格で手に入れることが可能です。

特に「こんな湯たんぽが欲しい」という具体的なイメージがある方は、通販で検索するのが一番早く、そしてお得に手に入れる方法と言えるでしょう。

通販ならではのメリット・デメリット

通販での購入を検討する際に知っておきたいメリットとデメリットをまとめました。

メリット	デメリット
時期を問わず購入可能（一年中）	実物を触って確認できない
レビューを見て信頼性を確認できる	送料がかかる場合がある
ポイント還元でお得に購入可能	届くまでに時間がかかる（即日配送の場合を除く）
最新モデルや海外製品が見つかる	人気商品は冬に在庫切れになる可能性あり

メルカリやフリマアプリでの購入はおすすめ？

湯たんぽを少しでも安く手に入れたい、またはレトロなデザインのものが欲しいという理由で、メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用する方もいます。
湯たんぽは消耗品であるため、特に使用済みの中古品を購入する際は細心の注意が必要です。

• 水漏れのリスク： 経年劣化によるゴムや樹脂のひび割れ、金属のサビなどで水漏れする可能性があります。
• 衛生面： 直接肌に触れるものですから、衛生面で不安が残ります。

もしフリマアプリで購入する場合は、「新品・未使用・未開封」のものに限定するか、出品者に内部の状態や使用頻度をしっかり確認してから購入することをおすすめします。
特に安全性を重視するなら、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの正規ショップから新品を購入するのが一番安心ですよ。

湯たんぽの販売時期はいつからいつまで？買い逃さないためのベストタイミング

「いざ湯たんぽを買いに行ったら、もう棚が空っぽだった…」という悲しい経験をしないためにも、湯たんぽがいつから店頭に並び、いつまで買えるのかを把握しておくことは大切です。
ここでは、湯たんぽの販売時期について、もう少し深掘りして解説していきます。

湯たんぽシーズンの開始と終了

湯たんぽの販売サイクルは、衣替えの時期と連動していると考えて間違いありません。

時期	湯たんぽの状況	買うべき人	主な販売場所
9月下旬〜10月上旬	販売開始（種類は少なめ）	早めに準備したい方	無印良品、ニトリ、通販
11月〜1月	最盛期（種類が最も豊富）	デザインや機能を選びたい方	全実店舗、通販
2月	在庫が減り始める	価格重視で安く手に入れたい方	実店舗（在庫限り）
3月〜8月	店頭からほぼ消える	緊急で必要な方	通販サイトのみ

特に11月頃は、各メーカーの最新モデルが出揃い、カバーのデザインも一番豊富になる時期なので、じっくり選びたい方には最適なタイミングです。

シーズン終盤の「在庫一掃セール」を狙う

「どうしても安く湯たんぽを手に入れたい！」という方は、2月頃のシーズン終盤のセールを狙うのも一つの手です。

• ホームセンターやドラッグストアでは、季節商品として残った湯たんぽが大幅な割引価格で販売されることがあります。
• ただし、選べるのは売れ残った数種類のみで、人気の色やデザインは期待できません。

来シーズン用として、機能性重視で安価な湯たんぽを確保したい場合は、シーズン終盤のセールをこまめにチェックしてみてください。

オフシーズンの湯たんぽ活用術

「冬が終わったら湯たんぽはしまっちゃうの？」と思われがちですが、実は湯たんぽは夏場でも活躍する便利なアイテムなんです！

水枕や氷嚢として活用

ゴム製や樹脂製の湯たんぽの多くは、冷たい水や氷を入れて水枕や氷嚢（ひょうのう）として使うことができます。

• 発熱時： 冷たい水を入れることで、首や脇の下を冷やすのに役立ちます。
• クールダウン： 寝苦しい夜に抱き枕のように使うと、ひんやりして快適に眠れます。

ただし、すべての湯たんぽが冷温両用ではないので、購入時にパッケージや説明書をしっかり確認してくださいね。一年中活躍できる湯たんぽを選べば、コスパもさらに良くなります！

湯たんぽを選ぶ時のポイント！素材（金属・プラスチック・ゴム）の違いとメリット

湯たんぽの販売場所がわかったら、次に重要になるのが「何を基準に選ぶか」です。
湯たんぽは主に、金属製、プラスチック（樹脂）製、ゴム製の3つの素材に分けられ、それぞれに特性があります。
自分の使い方や重視したいポイントに合わせて、最適な素材を選びましょう。

保温性と耐久性で選ぶ「金属製（トタン）」

昔ながらの湯たんぽといえばこれ！主にホームセンターでよく見かけるトタン製（金属）の湯たんぽは、耐久性が非常に高いのが特徴です。

• メリット：
  • 耐久性が高い： 適切に手入れすれば10年以上使えることもあります。
  • 保温時間が長い： 本体自体が熱を蓄えやすく、温かさが長持ちします。
  • 直火対応型もある：コンロにかけてお湯を温め直せる製品もあります（ただし、使用前に要確認）。
• デメリット：
  • 本体が重い：水やお湯を入れるとかなりの重量になります。
  • 熱伝導率が高い：低温やけどのリスクが高いため、必ず厚手のカバーが必要です。
  • 錆びやすい：使用後に水分をしっかり乾燥させないと錆びる可能性があります。

「とにかく長く使いたい」「朝まで温かさをキープしたい」というヘビーユーザーにおすすめです。

軽さと手軽さで選ぶ「プラスチック（樹脂）製」

現在、最も一般的に普及しているのが、ニトリや無印良品、ドラッグストアなどで見かけるプラスチック（ポリエチレンなど）製の湯たんぽです。

• メリット：
  • 本体が軽い： 持ち運びが楽で、お湯を入れてもそれほど重くなりません。
  • 価格が安い：金属製に比べて安価なものが多く、手軽に始められます。
  • 錆びる心配がない：手入れが簡単です。
• デメリット：
  • 保温時間が金属製よりやや短い：6〜8時間程度が目安です。
  • 耐久性は金属製に劣る：熱湯を入れすぎたり、落としたりすると破損する可能性があります。

初めて湯たんぽを使う方や、手軽さを重視する方に向いています。

柔らかさと冷温両用で選ぶ「ゴム製・シリコン製」

バラエティストアや通販でよく見かけるのが、ゴムやシリコンでできた湯たんぽです。ドイツのfashy（ファシー）製品などが有名です。

• メリット：
  • 身体にフィットしやすい： 柔らかいので、抱き枕のように抱いたり、腰に巻いたりと、身体の形に合わせて使えます。
  • 冷温両用が多い：水枕や氷嚢としても一年中活躍できます。
  • 低温やけどのリスクが比較的低い： 熱がゆっくり伝わるため、直接触れても安心感があります。
• デメリット：
  • ゴム特有の匂いがすることがある。
  • 耐久性が金属製より劣る。

肌触りやフィット感を重視する方、または一年中冷温両用で使いたい方に最適です。

湯たんぽのサイズと容量の選び方！用途別のおすすめサイズ

素材の次に重要なのが、湯たんぽのサイズと容量です。同じ湯たんぽでも、容量が違えば温かさの持続時間や使い勝手が大きく変わってきます。

容量別：湯たんぽの選び方ガイド

湯たんぽの容量は、小さいもので500ml程度から、大きなもので3L以上まで幅広くあります。

容量目安	持続時間目安	主な用途	おすすめの場所
〜1.0L（ミニサイズ）	3〜6時間	手のひら、デスク作業、部分温め	ひざの上、足元（靴下の中）、ポケット
1.0L〜2.0L（標準サイズ）	6〜8時間	就寝時（足元）、一般的な冷え対策	布団の足元、ソファ
2.0L〜3.5L（大容量）	8〜10時間以上	朝まで温かさをキープしたいとき	布団の中央、広範囲の冷え対策

就寝時のおすすめは標準〜大容量

もしあなたが湯たんぽを「寝る時」に使いたいと考えているなら、最低でも1.5L以上の標準サイズを選ぶことをおすすめします。
容量が少ないと、寝ている途中で冷めてしまい、夜中に寒さで目が覚めてしまう原因になりかねません。
特に冷えがひどい方や、寒い地域にお住まいの方は、2.5L以上の大容量タイプを選ぶと、朝までじんわりとした温かさが持続してくれますよ。

オフィスやアウトドアにはミニサイズ

逆に、オフィスでのデスクワーク中や、キャンプなどのアウトドアで使う場合は、ミニサイズ（1.0L以下）が非常に便利です。

• 持ち運びがしやすい。
• お湯の準備が簡単で済む。
• ひざの上や、足元のブランケットの中にこっそり入れても邪魔にならない。

ミニサイズは、100円ショップや無印良品でもよく見かけるので、手軽に試すことができます。

特殊な形状の湯たんぽ

最近では、特定の用途に特化したユニークな形状の湯たんぽも増えています。

1. ブーツ型・足袋型： 足全体をすっぽり包み込んで温めるタイプ。特に足先の冷えが気になる方には絶大な人気があります。
2. 座布団型： 椅子の上に敷いて座れる形状のもの。オフィスや車の運転中など、長時間座る際に腰やお尻を温めるのに役立ちます。
3. 抱き枕型（細長い形状）： 抱きついて温まれる形状で、布団の中で広範囲を温めるのに適しています。

これらの特殊な形状のものは、主にバラエティストアや通販サイトで見つけることができます。ちょっと変わったものが欲しい方は、ぜひ「特殊形状 湯たんぽ」で検索してみてくださいね。

繰り返し使えるタイプだけじゃない？電子レンジ式や充電式の湯たんぽ

湯たんぽといえば「お湯を注ぐ」のが基本ですが、最近は「お湯不要」の便利な湯たんぽも主流になってきています。
手間を省きたい方や、より安全に使いたい方は、これらの新しいタイプの湯たんぽも選択肢に入れてみましょう。

手軽さ最強！電子レンジでチンする湯たんぽ

ドラッグストアでよく見かける「ゆたぽん」などに代表される、ジェルやビーズ状の中身を電子レンジで温めるタイプのホットパックです。

• 原理： 内部のジェルやセラミックなどが、電子レンジのマイクロ波で温められ、その熱を放出します。
• メリット：
  • お湯漏れの心配がゼロ： 水を使わないので、完全に水漏れの心配がありません。
  • 温め時間が短い：数分で温まり、すぐに使えます。
  • 手軽さ：お湯を沸かす手間が一切不要です。
• デメリット：
  • 保温時間が短い：長くても3〜4時間程度で冷めてしまいます。
  • 出力調整が必須：温めすぎると破裂する危険性があるため、指定されたワット数と時間を守る必要があります。

「ちょっとした冷え」や「短時間の部分温め」には最適ですが、朝まで温かさを求める場合は、やはりお湯式の湯たんぽに軍配が上がります。

コードレスで繰り返し使える蓄熱式（充電式）湯たんぽ

家電量販店やニトリなどでよく見かけるのが、電気で蓄熱材を温める「蓄熱式湯たんぽ」です。

• 原理： 本体内部の蓄熱材（水や特殊な液体など）を、コンセントから電源を取って温めます。
• メリット：
  • コードレス： 充電が完了すれば、コードを外してどこでも使えます。
  • お湯不要：お湯を沸かしたり、注いだりする手間がありません。
  • 保温力：約8時間前後の保温力を持つものが多く、お湯式に近い持続時間を持っています。
• デメリット：
  • 充電時間がかかる：製品にもよりますが、充電に15〜20分程度かかります。
  • 本体価格が高い：一般的な樹脂製湯たんぽよりも高価です（2,000円〜5,000円）。

「お湯の手間は省きたいけれど、保温力も欲しい」という、両方の良いとこ取りをしたい方に非常におすすめのタイプです。

電気あんか・電気毛布との違い

蓄熱式湯たんぽと似た「電気で温める」アイテムに、電気あんかや電気毛布があります。

• 電気あんか・電気毛布： 電源コードを繋いでいる間はずっと温かいですが、常に電気代がかかり、電磁波を気にされる方もいます。
• 蓄熱式湯たんぽ： 充電時のみ電気を使い、使用中は電源不要。優しくじんわりとした自然な温かさが特徴です。

どちらを選ぶかはライフスタイルによりますが、モモストアとしては、やけどのリスクも少なく、電気代も節約できる蓄熱式湯たんぽも素晴らしい選択肢だと考えています。

湯たんぽの安全な使い方と注意点！低温やけどを防ぐための対策

湯たんぽは古くから伝わる安全な暖房器具ですが、使い方を誤ると「低温やけど」のリスクがあります。
低温やけどは、体温より少し高い温度（44℃〜50℃程度）に長時間触れ続けることで起こるやけどで、気づかないうちに皮膚の深いところまで損傷してしまうため、非常に危険です。
安全に、快適に湯たんぽを使うためのルールをしっかり確認しておきましょう。

低温やけどを防ぐ「二重のカバー」ルール

低温やけどを避けるための最も重要なルールは、「直接肌に触れないこと」です。

カバーは必ず二重にする！

湯たんぽ本体には、必ず専用のカバーをかけるのはもちろんですが、さらにその上からタオルや厚手の毛布で包むなどして、二重に覆うことを徹底してください。
特に金属製の湯たんぽは、熱伝導率が高いため、カバーが薄いと低温やけどを起こしやすいので要注意です。

• 就寝時、湯たんぽを布団に入れて足元を温める際も、足と湯たんぽが直接触れないように、布団の間に空間を作るように配置しましょう。

熱湯はNG！適温のお湯を入れる

湯たんぽに入れるお湯の温度は、熱ければ熱いほど良いわけではありません。

1. 推奨温度： 70℃〜80℃が目安です。
2. 理由： 沸騰したばかりの熱湯（100℃）は、湯たんぽ本体を傷める原因になったり、蓋を閉める際に蒸気でやけどをする危険性があります。また、温度が高すぎると、低温やけどのリスクも増大します。
3. 対策： 沸騰したお湯をポットから注ぐ場合は、一度沸騰させてから5〜10分程度待って、少し冷ましてから入れるようにしましょう。

湯たんぽにお湯を入れる際は、入れすぎず、容量の7〜8割程度に抑えておくと、蓋を閉めやすくなりますし、本体が破損するリスクも減らせます。

湯たんぽを使用してはいけない人・場所

以下のような方は、特に注意が必要です。

対象者・場所	理由と注意点
糖尿病など末梢神経障害がある方	温度に対する感覚が鈍くなっているため、低温やけどに気づきにくい。家族などが定期的に確認すること。
乳幼児・高齢者	自分で湯たんぽの位置を変えられないため、低温やけどのリスクが高い。必ず布団から離した場所に置くか、使用を避ける。
泥酔している方	寝返りなどができず、長時間同じ場所に触れ続けてしまうため、使用は避けるべきです。

湯たんぽは、熱源から離して使うことが基本です。特に、暖房器具の近くや、ストーブの上など高温になる場所に放置するのは絶対に避けてください。

おすすめの湯たんぽメーカーと人気商品をご紹介

湯たんぽの選び方や安全な使い方がわかったところで、次は実際に「どんなメーカーのどんな湯たんぽが人気なのか」をご紹介します。
ここでは、特に信頼性が高く、多くの人に選ばれている定番のメーカーに絞ってご紹介しますね。

fashy（ファシー） – ドイツ生まれの高品質ゴム製湯たんぽ

湯たんぽといえば、ドイツの老舗ブランド「fashy（ファシー）」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

• 特徴： 耐久性の高いPVC（塩化ビニール）またはゴム製が主流で、キャップ部分も水漏れしにくいしっかりとした作りです。
• 人気の理由： 柔らかく身体にフィットする形状と、ポップで可愛いカバーデザインの豊富さから、特に若い女性やプレゼント用として高い人気を誇っています。
• 活用法： 冷温両用なので、夏場は氷枕としても使え、一年中活躍してくれます。

通販サイトでは「ファシー 湯たんぽ」で検索すれば、非常に多くの種類が見つかります。価格は3,000円〜5,000円程度とやや高めですが、品質とデザイン性は抜群です。

マルカ – 日本の老舗メーカーが作る安心の金属製

「マルカ」は、古くから金属製（トタン）の湯たんぽを作り続けている日本の老舗メーカーです。

• 特徴： 昔ながらの金属製をベースに、IH対応のステンレス製など、現代の生活に合わせた製品も開発しています。
• 人気の理由： 「じょうごの要らない湯たんぽ」など、ユーザーの使いやすさを考えた工夫が凝らされている点が評価されています。
• 活用法： 耐久性が高く、丁寧に扱えば長く使えるため、「一生もの」の湯たんぽを探している方に最適です。

主にホームセンターや通販サイトで購入可能で、価格も比較的手頃なものが多いです。

白元アース – レンジでチンする「ゆたぽん」シリーズ

先ほどもご紹介した通り、電子レンジで温めるタイプの「ゆたぽん」シリーズは、白元アースから発売されています。

• 特徴： ジェルタイプで、電子レンジで加熱して繰り返し使えます。
• 人気の理由： 手軽さと、お湯を使わない安全性の高さから、特に子どもがいる家庭や、お年寄りがいる家庭で重宝されています。
• ラインナップ： 首用、目元用、足元用など、温めたい部位に特化した形状の商品が豊富です。

ドラッグストアに行けば必ずといっていいほど置いてある定番商品なので、手軽さを求めるならまずはここから試してみるのがおすすめです。

これらのメーカー以外にも、ニトリや無印良品のプライベートブランド商品も非常に人気が高いので、チェックしてみてくださいね。

【まとめ】湯たんぽを見つけるならまずココ！穴場スポットは？

ここまで湯たんぽがどこに売っているのか、そしてどう選ぶべきかを詳しく見てきましたが、最後に「ここに行けば間違いない！」という結論と、意外な穴場スポットをまとめておきましょう。

結論：湯たんぽ探しは「時期」と「目的」で決まる！

冬本番（11月〜1月）なら、以下の場所に行けばほぼ確実に見つかります。

1. 種類豊富さ・コスパ重視： ニトリ、無印良品
2. 実用性・耐久性重視（金属製など）： ホームセンター
3. デザイン性・機能性重視（海外製など）： 東急ハンズ、ロフト
4. 手軽さ・健康グッズ重視（レンジ式）： ドラッグストア

特に「いつでも、じっくり、お得に」買いたいなら、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトを利用するのが最も賢い選択です。

知っておきたい！湯たんぽの穴場スポット

定番のお店以外にも、冬場に湯たんぽが売られている可能性がある意外な場所をご紹介します。

ドン・キホーテ

ドン・キホーテでは、冬になるとキャラクターものや、ユニークなデザインの湯たんぽが並ぶことがあります。コスパの良い商品も多いので、遊び心のある湯たんぽを探しているならチェックしてみる価値ありです。

衣料品店（しまむら・ユニクロの一部）

衣料品店、特にしまむらなどでは、冬場のルームシューズや防寒アイテムの一つとして、カバーとセットになった湯たんぽを扱うことがあります。ファッション性の高いカバーが欲しい方におすすめです。

雑貨店（3COINSなど）

300円ショップや、少し価格帯が高めの雑貨店でも、冬場には電子レンジ式のミニ湯たんぽや、おしゃれな湯たんぽカバーが販売されます。特に若者向けの可愛らしいデザインを探しているなら、立ち寄ってみると良いでしょう。

湯たんぽは、電気代もかからず、環境にも優しい、古くて新しい素晴らしい暖房アイテムです。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの湯たんぽを見つけて、この冬を快適に過ごしてくださいね！購入前に口コミも見てみると失敗が少ないですよ！

湯たんぽを選ぶ時のポイント！素材・サイズ・容量の違い

湯たんぽを選ぶ上で、最も重要なのが素材、サイズ、そして容量です。これらが異なると、温かさの持続時間や使い勝手、そして安全性にも大きく影響してきます。ここからは、素材やサイズについて、より具体的に、あなたの生活にフィットする選び方をお伝えしていきます。

湯たんぽの保温時間を左右する「素材」を再チェック！

先ほども少し触れましたが、素材選びは湯たんぽの「性能」そのものです。あなたが何を最優先するかで選ぶべき素材は決まります。

プラスチック（樹脂）製：バランス型で初心者向き

多くのお店で最も見かけるタイプです。ポリエチレンなどの樹脂でできており、軽くて扱いやすいのが特徴です。

• 温かさの伝わり方： じんわりと優しく熱を伝えます。金属ほど急激に熱くならないため、比較的安心して使えます。
• 手入れ： 錆びる心配がなく、使った後のお手入れが簡単です。
• 注意点： 熱湯を入れすぎると変形や破損の原因になるため、必ず推奨温度を守りましょう。

ゴム製：柔軟性と冷温両用が魅力

主に合成ゴムやPVC（塩化ビニール）でできており、水枕としても使える柔軟性が最大の強みです。

• 温かさの伝わり方： ゴムの厚みがある分、熱がゆっくりと伝わります。抱き枕のように抱きしめたい方には、この柔らかさが心地よいです。
• 耐久性： 柔軟性が高い分、衝撃には強いですが、経年による劣化（ひび割れなど）が起こる可能性があるため、定期的な交換が必要です。
• 選ぶポイント： カバーのデザインが非常に豊富なので、インテリアや好みに合わせて選びたい方に最適です。

金属製（トタン・銅）：究極の保温性と耐久性

最も保温時間が長く、適切に使えば一晩中温かさが持続します。

• 温かさの伝わり方： 熱伝導率が高いため、すぐに熱くなります。このため、必ず厚手のカバーやバスタオルで何重にも包んで使用することが必須です。
• 選び方： お湯の入れやすさを考慮して、口が広いもの（広口タイプ）を選ぶと、お湯をこぼしにくく安全です。

金属製は「重い」「錆びる」というデメリットもありますが、その圧倒的な保温力は、寒さが厳しい地域にお住まいの方や、冷え性で悩んでいる方にこそ試していただきたい逸品です。

容量とサイズ：あなたの「温めたい場所」に合わせて選ぶ

サイズ選びは、湯たんぽを使う目的を明確にすると失敗しません。

寝る時：布団全体を温める大容量

就寝前の布団を温めたい、または朝まで温かさを維持したい場合は、2.5L〜3.5L程度のサイズを選びましょう。

• 布団の中心や足元に置くと、熱が布団全体に広がり、寝床全体がホカホカになります。
• 容量が大きい分、お湯もたっぷり入るので、朝まで冷めにくいのが最大のメリットです。

お腹や腰：局所的に温める標準サイズ

お腹や腰、肩など、特定の部位を温める温活目的で使う場合は、1.5L〜2.0L程度の標準サイズが使いやすいです。

• 重すぎず、抱きかかえるのにちょうど良いサイズ感です。
• 椅子に座っている時や、ソファでくつろいでいる時に、お腹の上に乗せても負担になりにくいです。

外出や持ち運び：ポケットサイズのミニタイプ

100円ショップでも見かけることが多い、500ml程度の小さな湯たんぽは、外出時やオフィスでの使用に便利です。

• ポケットやカバンに入れて持ち運べるので、通勤時や寒い屋外での待ち時間にも活躍してくれます。
• ただし、保温時間は短いので、あくまで「一時的に温める」ためのものと割り切って使いましょう。

このように、湯たんぽはサイズと素材の組み合わせによって、様々な用途で大活躍するアイテムです。あなたが一番湯たんぽを活用したいシーンを想像して、最適なものを選んでみてくださいね。

湯たんぽの寿命と交換の目安について知っておこう

湯たんぽは繰り返し使えるエコな暖房器具ですが、残念ながら「一生使える」というわけではありません。特にプラスチック製やゴム製は、経年劣化によって安全性が低下します。愛用の湯たんぽを安全に使い続けるために、寿命と交換の目安を知っておきましょう。

素材別の一般的な寿命の目安

湯たんぽの寿命は、素材と使用頻度によって大きく変わります。

素材	一般的な寿命目安	交換すべきサイン
金属製（トタン、ステンレス）	10年〜	本体に深いサビ、穴、亀裂が見られる場合
プラスチック（樹脂）製	3年〜5年	本体の色が変わる、ヒビが入る、弾力がなくなる
ゴム・PVC製	2年〜3年	ゴムが硬化する、粘り気が出る、継ぎ目から水がにじむ
蓄熱式（充電式）	2年〜3年	充電時間が長くなる、温かさの持続時間が短くなる、本体が異常に熱くなる

最も怖い「水漏れ」のチェックポイント

湯たんぽが寿命を迎えるサインの中で、最も危険なのが「水漏れ」です。水漏れは低温やけどの原因になるだけでなく、寝具や床を濡らしてしまうことにも繋がります。

本体にヒビや変形がないか

特に樹脂製やゴム製の湯たんぽは、熱を繰り返し加えることで素材が劣化します。

• 使用前に、本体の表面を軽く押してみて、パリパリと音がしないか、あるいは小さなヒビが入っていないかをチェックしましょう。
• 湯たんぽの口元（蓋のネジ部分）は特に劣化しやすいので、念入りに確認してください。

蓋のパッキンは劣化していないか

水漏れの多くは、本体ではなく、蓋の内側にある「パッキン（ゴム製のリング）」の劣化が原因で起こります。

• パッキンが硬くなっていたり、ひび割れていたりしたら、すぐに交換が必要です。パッキンだけは別売りされている場合もあるので、メーカーに問い合わせてみましょう。

異臭がしないか

ゴム製の湯たんぽから、ゴムが溶けたような強い異臭がする場合は、劣化が進んでいるサインです。無理に使用せず、新しいものに交換することをおすすめします。

湯たんぽを長持ちさせるためのお手入れ方法

湯たんぽを長く安全に使うためには、適切なメンテナンスが欠かせません。

1. 使用後の乾燥： シーズンが終わったら、湯たんぽの中のお湯を完全に抜き、蓋を開けた状態でしっかりと内部を乾燥させてください。水分が残っていると、金属製は錆び、樹脂製やゴム製はカビや劣化の原因になります。
2. 高温多湿を避ける： 保管する際は、直射日光が当たる場所や、高温多湿になる場所（押入れの奥など）を避け、風通しの良い涼しい場所にしまいましょう。
3. カバーの手入れ： カバーは汗や皮脂を吸っているので、定期的に洗濯して清潔に保つことが、本体の寿命にも繋がります。

もしお手入れ方法がわからない場合は、購入したメーカーの公式サイトで確認してみてくださいね。

【冬本番】湯たんぽが売っている主な店舗カテゴリ総まとめ（ニトリ・無印良品・量販店など）

寒い冬を乗り切るための湯たんぽ。ここでは、冬本番の時期に、多くの種類と在庫が期待できる主な実店舗のラインナップを再度整理します。あなたの自宅や職場に近いお店をチェックして、最高の湯たんぽを見つけましょう！

ニトリ：機能性とデザイン性を両立

ニトリの湯たんぽは、「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズの通り、安価でありながら機能性も高いのが特徴です。

• 主要製品： Nウォームカバー付き湯たんぽ、充電式蓄熱湯たんぽ、スタンダードな樹脂製湯たんぽ。
• 販売場所： 暖房器具コーナーまたは寝具・寝室用品コーナーの一角。
• おすすめポイント： カバーとセットで販売されている商品が多いので、すぐに使い始めたい方に便利です。

特に充電式湯たんぽは、お湯を沸かす手間がないため、一人暮らしの方や高齢の方にも非常に人気があります。

無印良品：シンプルで上質な暮らしを追求

無印良品の湯たんぽは、そのミニマルなデザインから、インテリアにこだわる方に根強いファンがいます。

• 主要製品： ポリエチレン湯たんぽ（大・中・小）、専用湯たんぽカバー（綿、ウールなど）。
• 販売場所： 季節の生活雑貨コーナー、または寝具コーナー。
• おすすめポイント： 半透明な本体は残湯量が確認しやすく、専用カバーも肌触りが良く高品質です。

ただし、毎年冬の早い時期に売り切れてしまうことも多いため、見つけたら早めに購入することをおすすめします。

ホームセンター：大容量と金属製を探すならここ

カインズ、コーナン、コメリなどのホームセンターは、湯たんぽを「生活の道具」として捉えた製品が中心です。

• 主要製品： 金属製（トタン）湯たんぽ、大容量ポリ湯たんぽ（4L以上）、アウトドア用湯たんぽ。
• 販売場所： 防寒・暖房器具コーナー、またはDIY・日用品コーナー。
• おすすめポイント： 最も耐久性の高い金属製を探しているなら、ホームセンターが一番の品揃えです。また、作業やレジャーに使うタフな湯たんぽも見つかります。

多くの人が集まるショッピングモール内にあるホームセンターよりも、郊外の大型店舗の方が、より専門的な湯たんぽを扱っている傾向があります。

店舗名	得意な製品傾向	注目ポイント
ニトリ	セット品、充電式	Nウォームなどの独自素材カバー
無印良品	シンプル、ポリエチレン	ミニマルなデザイン、高品質なカバー
ホームセンター	金属製、大容量	耐久性、アウトドア・業務用
ドラッグストア	レンジ式、ミニサイズ	手軽さ、健康・安眠目的

これらの情報を頭に入れておけば、無駄なく効率的に湯たんぽを探すことができますね！

ドラッグストア（マツキヨ・スギ薬局・ウエルシア）の湯たんぽの特徴と品揃え

ドラッグストアは、単なる薬局ではなく、日用品や食品まで揃う生活に欠かせない場所です。そんなドラッグストアでも、冬になると防寒・温活グッズが充実します。ここでは、ドラッグストアならではの湯たんぽの特徴と、買うべき商品をご紹介します。

温活・リラックスグッズとしての湯たんぽ

ドラッグストアで売られている湯たんぽは、「治療」や「リラックス」の視点から選ばれているものが多く、他の店舗とは一線を画します。

レンジでチンする湯たんぽが主流

特に目立つのは、先述の「ゆたぽん」シリーズなどの電子レンジで温めるホットパックです。

• 人気の理由： お湯を沸かす手間がなく、夜中に急に身体が冷えたときでもすぐに温められる手軽さが受けています。
• ラインナップ： 目元用、肩用、足用など、部位ごとに特化した形状が多く、ピンポイントで温めたいニーズに応えています。

小型のポリ湯たんぽも人気

マツモトキヨシやウエルシアなどでは、シンプルな樹脂製（ポリ湯たんぽ）の小型サイズも取り扱っています。

• 価格帯が安く、初めてのお試しや、予備として購入しやすいのがメリットです。
• ただし、大容量や金属製はほとんど見かけないので、本格的な保温力を求める方はホームセンターなどに行きましょう。

ドラッグストアで湯たんぽを購入するメリット

ドラッグストアで湯たんぽを買うことには、いくつかの大きなメリットがあります。

1. ポイントが貯まる・使える： 多くのドラッグストアで共通ポイント（Tポイント、楽天ポイントなど）が使えたり、独自のポイントが貯まったりするため、実質的な価格が安くなることがあります。
2. 急な冷え込みに対応： 全国どこにでも店舗があるため、急な出張や旅行先で湯たんぽが必要になった場合でも、すぐに見つけやすいです。
3. 健康相談も可能： 薬剤師さんや登録販売者さんがいるので、「冷え性対策としてどのタイプが良いか」といった相談もできる可能性があります。

購入する際は、ポイントデーなどの割引日を狙っていくと、さらにお得に手に入りますよ！

ホームセンターや家電量販店で見つける湯たんぽの種類と価格帯

ホームセンターと家電量販店は、湯たんぽを「道具」として、その機能性や耐久性、先進性を重視する方にとって最高の場所です。それぞれの店舗が持つ得意分野を理解して、あなたにとって最適な「暖房ギア」を見つけていきましょう。

ホームセンター：昔ながらの知恵とタフな耐久性

ホームセンター（DCM、カインズ、コメリなど）では、湯たんぽは暖房器具や生活用品、時にはキャンプ用品のカテゴリーとして扱われます。

金属製と大容量のラインナップ

前述の通り、金属製（トタン、ステンレス）の湯たんぽは、ホームセンターの「専売特許」のようなものです。

• 耐久性： 非常に丈夫で、少々手荒に扱っても壊れにくいタフさがあります。
• 大容量： 業務用の大型タイプや、ペットの防寒対策に使えるような、特大サイズも見つかることがあります。

周辺アイテムの充実度もトップクラス

湯たんぽ本体だけでなく、湯たんぽカバー、お湯を注ぐためのじょうご、さらにアウトドア用の湯たんぽ袋など、周辺アイテムの品揃えも充実しています。

• 湯たんぽと一緒に必要なものをまとめて購入できるので、手間が省けます。

家電量販店：電気の力で手間いらずの最新湯たんぽ

ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店では、湯たんぽは「暖房器具」または「季節家電」として扱われます。

蓄熱式（充電式）湯たんぽの比較検討に最適

家電量販店の湯たんぽコーナーは、ほぼ蓄熱式（充電式）湯たんぽの展示場だと思って間違いありません。

• メーカー比較： 複数のメーカー（スリーアップ、ヒロ・コーポレーションなど）の製品を並べて比較できるため、「充電時間」「保温時間」「本体の重さ」などを吟味できます。
• 価格帯： 2,000円〜5,000円程度のものが中心で、高機能なものや、デザイン性の高いものは5,000円を超えることもあります。

電子レンジ式の湯たんぽも併売

ドラッグストアで売られているような電子レンジ式の湯たんぽも、小型家電として一部の店舗で取り扱いがあります。電気製品と一緒に購入したい方は、ここでまとめてチェックできます。

お湯を沸かす手間を完全に省きたい方、そして最新の技術を使った湯たんぽを試したい方は、ぜひ家電量販店を訪れてみてください。実物を手に取って、充電の手軽さなどを店員さんに聞いてみるのも良いでしょう。