ダイソーで「18650電池」は本当に買える？販売状況と賢い代替品を徹底解説！

「ダイソーで高性能な18650電池が買えたら、すごく便利なのに！」
そう思って、お近くのダイソーを探し回った経験はありませんか？
結論から言うと、残念ながらダイソーでは18650リチウムイオン電池の取り扱いは「ほぼない」のが現状です。
しかし、皆さんがなぜ18650電池を探しているのか、その目的によってはダイソーで買える代替品で十分間に合う可能性があります！
この記事では、なぜダイソーに売っていないのかという理由から、どこで買うべきか、そして安全な代替品まで、モモストアが詳しく解説していきますね。

ダイソーで「18650電池」の取り扱いはある？【結論：ほぼ無い】

まず、皆さんが一番知りたいであろう「ダイソーで18650電池は売っているのか？」という疑問に、きっぱりとお答えします。
モモストアが全国の店舗情報や口コミ、そしてダイソーの公式発表を総合的に調査した結果、現在のところダイソーの店頭で18650リチウムイオン電池が販売されている可能性は、極めて低いという結論に至りました。
もちろん、店舗の裁量や一時的な入荷などで、ごく稀に「類似品」や「関連商品」を見かけることはあるかもしれませんが、私たちが一般的にイメージする「充電式の高品質な18650リチウムイオン電池」は、残念ながらラインナップに含まれていません。

ダイソーが販売している電池の種類を見てみると、主に以下の商品がメインとなっています。

• 単1形、単2形、単3形、単4形のアルカリ乾電池
• 単3形、単4形のマンガン乾電池
• コイン形リチウム電池（CR2032など）
• ニッケル水素充電池（「ReVOLTES」などの商品名で販売）

これらのラインナップからも分かるように、ダイソーは「日常使い」や「汎用性の高い」電池に特化しています。一方で、18650電池のような専門性の高い大容量リチウムイオン電池は、発火などの危険性も伴うため、慎重な取り扱いが求められます。
そのため、100円という価格帯で安全基準を満たした高品質な18650電池を提供するのが難しいという事情もあると推測されます。
もし、どうしてもダイソーで探したいという方は、電池コーナーだけでなく、モバイルバッテリーなどの充電関連の棚もチェックしてみると、代替品となるヒントが見つかるかもしれませんよ。ただし、本体となる18650電池そのものは、ほとんど期待できないと考えておいたほうが賢明でしょう。

なぜダイソーで18650電池の販売がないのか？（安全性が理由？）

「なぜ、あんなに何でも揃っているダイソーで、18650電池は売っていないんだろう？」
これは多くの方が抱く疑問ですよね。単なる「仕入れがない」という簡単な理由だけでなく、実はリチウムイオン電池特有の「安全性」と「コスト」の問題が大きく関係しています。

リチウムイオン電池の「熱暴走」と「発火リスク」

18650電池は、非常に高いエネルギー密度を持つ高性能な電池です。スマートフォンやノートパソコンのバッテリーにも使われているリチウムイオン技術のおかげで、パワフルで長持ちするのが最大の魅力です。
しかし、この高いエネルギー密度ゆえに、扱い方を間違えると大きなリスクを伴います。
特に、過充電（充電しすぎ）や過放電（使いすぎ）、または外部からの強い衝撃やショートなどが発生すると、「熱暴走」と呼ばれる現象を引き起こす可能性があります。
熱暴走が始まると、電池内部で化学反応が加速し、最終的に発火や破裂に至るケースも報告されています。
ダイソーのような誰もが気軽に購入する店舗では、こうした専門知識が必要な商品の取り扱いには、極めて慎重にならざるを得ません。高品質で安全な保護回路を搭載した18650電池を100円や数百円で提供するのは、品質管理とコストの両面から非常に難しいのです。

「規格」や「専門性」が汎用性に合わない

ダイソーが取り扱う商品は、老若男女、誰でも簡単に使える「汎用品」が中心です。
単3や単4電池は、テレビのリモコンから子どものおもちゃまで、用途が明確で互換性も高いですよね。
一方で、18650電池は、高性能なLED懐中電灯、電子タバコ（VAPE）、一部の電動工具など、特定の機器にのみ使われる「専門的な規格」の電池です。
間違って購入してしまうと、機器が故障したり、最悪の場合、事故につながる可能性もあります。
販売する側には、商品の性質を正確に伝え、安全な使用方法を指導する責任がありますが、ダイソーの店舗形態では、そこまでの専門的な説明を提供するのは現実的ではありません。
これらの理由から、ダイソーは安全性が高く、汎用性のある電池に絞って販売していると考えられます。安全面を最優先しているからこそ、ダイソーは私たちの生活を支えてくれているのですね。

18650電池は一体どんな電池？使用用途を分かりやすく解説

18650電池を探しているということは、きっと高性能な機器をお持ちのことでしょう。
しかし、「18650」という数字を見て、「なんだか規格が難しそう…」と感じる方もいるかもしれません。
ここでは、このパワフルな電池が一体何者で、どんな場所で活躍しているのかを、専門知識がなくても分かるように解説します。

「18650」が意味するもの：サイズと種類

「18650」という数字は、実は電池の「サイズ」を指しています。

数字	意味
18	直径が18ミリメートル
65	長さが65.0ミリメートル
0	円筒形（丸い形）

つまり、直径18mm、長さ65mmの円筒形の充電式リチウムイオン電池、というのが正式な意味です。単3電池（直径14mm、長さ50mm）と比べても一回り大きく、非常に大容量なのが特徴です。

種類としては、主に以下の2つに分けられます。

• IMR（高ドレイン）: 瞬発的な大きな電力が必要な機器向け。電子タバコなど。
• ICR（通常）: 容量重視で、安定した電力供給が求められる機器向け。ノートPC、モバイルバッテリーなど。

私たちが普段使う単三や単四電池が1.5Vなのに対し、18650電池の定格電圧は3.6V～3.7Vと非常に高く、エネルギー密度も圧倒的です。この「高電圧・大容量」こそが、高性能機器に欠かせない理由なんですね。

主な使用用途：パワフルな機器の心臓部

18650電池が使われている代表的な機器を見てみましょう。あなたの探しているものがこの中にあれば、その高性能っぷりがよく分かります。

使用機器	18650電池が選ばれる理由
高性能LED懐中電灯（フラッシュライト）	長時間、非常に明るい光を持続させるために、大容量の電力が必要。
電動工具（ドリル、ドライバーなど）	モーターを動かすための強力な瞬発力と電圧が必要。プロ仕様の多くで採用。
電子タバコ（VAPE）	加熱コイルを一瞬で温めるための、高い出力を安定して供給できる。
ノートパソコンのバッテリーパック	複数の18650電池を組み合わせて、長時間駆動に必要な大容量を確保している。
ポータブル電源	小型で大容量の電力を貯蔵できるため、キャンプや非常用の電源として最適。

見ての通り、どれも「高いパフォーマンス」と「長時間の使用」が求められる機器ばかりです。これらの機器を使う上で、電池の品質は機器の性能や寿命、そして何より「安全性」に直結するため、購入先選びは非常に重要なのです。ダイソーでは買えない理由も、この専門性の高さと安全性の重要性にあると言えるでしょう。

ダイソーで買える「充電池」や「モバイルバッテリー」が代替になる？

「18650電池がダイソーにないのは分かったけど、じゃあダイソーで売っている他の商品で代用できないかな？」
これは、すぐに電力を確保したい方にとって、現実的な選択肢ですよね。
結論から言うと、18650電池が使われている機器の「種類」によっては、ダイソーの製品で十分代用可能です。

代替案その１：モバイルバッテリーを「分解」しては絶対にダメ！

「モバイルバッテリーの中身は18650電池が使われているらしいから、ダイソーのモバイルバッテリーを買って分解すればいいのでは？」
これは絶対にやってはいけない行為です！
モバイルバッテリーの中には、確かに18650電池が使われている場合が多いですが、分解は非常に危険です。

• 分解時にショートさせて発火するリスクがある。
• モバイルバッテリーとして組み込まれた電池は、保護回路がケース内に内蔵されており、単体での使用を想定していないことが多い。
• 分解した時点で、火災や事故が発生した場合のメーカー保証や保険の対象外になる。

ダイソーのモバイルバッテリーは、スマホなどの充電には非常に便利ですが、あくまで「モバイルバッテリーとして」安全に使いましょう。

代替案その２：ニッケル水素充電池「ReVOLTES」

ダイソーで「充電して繰り返し使える電池」として販売されているのが、ニッケル水素電池（Ni-MH）です。
商品名としては「ReVOLTES（リボルテス）」などがあり、単3や単4の規格で手に入ります。

項目	18650電池（リチウムイオン）	ダイソーのニッケル水素充電池
サイズ	特殊（18mm×65mm）	単3形、単4形
定格電圧	3.6V～3.7V	1.2V
エネルギー密度	非常に高い	比較的低い
用途	高性能、高出力機器	汎用機器（リモコン、時計など）

もし、あなたが「18650電池のような高性能さはいらないけど、充電できる電池が欲しい」という目的であれば、ダイソーのニッケル水素充電池は非常に優秀な代替品になります。
例えば、「単3電池を使う機器」のランニングコストを抑えたい、という場合には最適な選択肢です。
ただし、18650電池専用の機器には電圧が違いすぎるため、絶対に使用できませんのでご注意ください。必ず、機器の取扱説明書を確認してくださいね。

18650電池が売っている可能性が高い店舗【家電量販店・ホームセンター】

ダイソーに売っていないとなると、次に思い浮かぶのは「どこなら確実に手に入るのか？」ということですよね。
18650電池は特殊な用途に使われるため、普通のコンビニやスーパーには置いてありません。購入するべきは、その「専門性」を理解し、「安全な管理」ができている店舗です。

家電量販店：安心感と専門的なアドバイス

大手家電量販店は、18650電池を購入する際の最も安心できる選択肢の一つです。

• ヨドバシカメラ、ビックカメラなど:
  電池コーナーの中でも、特に「特殊電池」や「カメラ・フラッシュライト関連」のコーナーに置かれていることが多いです。
  これらの店舗で販売されている電池は、信頼できるメーカーのものが多く、品質や安全性が比較的高いと言えます。
  また、店員さんに聞けば、あなたの使いたい機器に合った電池（保護回路付きか否かなど）について、専門的なアドバイスをもらえる可能性もあります。
• ハンズ（旧東急ハンズ）やロフト:
  店舗によっては、DIYや電子工作関連の部品、高性能な懐中電灯を取り扱っている場合があり、その交換用電池として販売されていることがあります。ただし、店舗によって品揃えが大きく異なるため、事前に電話などで確認するのがおすすめです。

家電量販店は、「実物を手に取って確認したい」「安全性を重視したい」という方には最適な場所です。

ホームセンター：DIY・電動工具ユーザーの味方

大型ホームセンター、特に電動工具やDIY用品の品揃えが豊富な店舗も、狙い目です。

• コーナン、DCM、カインズなど:
  電動工具のバッテリーは、内部に18650電池が組み込まれていることが多いため、電池単体、もしくは充電器とセットで販売されていることがあります。
• ただし注意が必要！:
  ホームセンターで売られている電池の中には、「保護回路」が搭載されていないものや、信頼性の低いノーブランド品が混ざっている可能性もあります。
  必ずパッケージをよく読み、信頼できるメーカー（例：パナソニック、ソニー、サムスン、LGなど）の製品を選ぶようにしましょう。
  特に、安価すぎる製品には手を出さない方が安全です。

以下の表に、購入場所のメリット・デメリットをまとめました。

購入場所	メリット	デメリット
家電量販店	品質が高い、アドバイスをもらえる、安心感がある。	値段が高い、種類が限定的。
ホームセンター	電動工具用など、高出力タイプが見つかる可能性がある。	専門店に比べ種類が少ない、品質の見極めが必要。
ネット通販（後述）	種類が豊富、価格競争力がある、比較しやすい。	偽物や粗悪品に注意が必要、実物を見られない。

店舗で探す際は、事前に「18650電池 販売店」で最寄りの店舗の在庫状況を検索してみると、無駄足にならずに済みますよ。（外部リンク）

専門性の高い18650電池は「ネット通販」で買うのが断然おすすめな理由

家電量販店やホームセンターでも手に入る18650電池ですが、モモストアとしては「ネット通販」での購入を断然おすすめします。
それは、18650電池のような専門的な製品こそ、ネット通販のメリットを最大限に活かせるからです。

理由その１：圧倒的な品揃えと選択肢の多さ

18650電池は、ただの「電池」ではありません。容量（mAh）、最大出力（A）、保護回路の有無、トップ（プラス極）の形状（フラットトップかボタンナップか）など、非常に多くの種類があります。
実店舗では、人気のある数種類しか置いていないことがほとんどですが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、世界中の信頼できるメーカーの製品から、特定の用途に特化したニッチな製品まで、幅広い選択肢から選ぶことができます。
特に、あなたが使っている機器が特殊な規格を要求する場合、ネット通販でなければ見つからないことも多いのです。

理由その２：価格競争によるコストパフォーマンスの高さ

実店舗は在庫コストや人件費がかかるため、どうしても販売価格が高くなりがちです。
一方、ネット通販では多くの販売者が競争しているため、高品質な製品を比較的安価に手に入れやすいというメリットがあります。
特に、予備も含めて複数本をまとめて購入したい場合、ネット通販であればセット販売なども豊富にあり、一本あたりのコストを大幅に抑えることが可能です。

理由その３：購入者のレビューや評価を参考にできる

18650電池は、品質が安全性を左右します。しかし、実店舗ではパッケージを見るだけで、その品質を判断するのは難しいですよね。
ネット通販では、実際にその製品を購入・使用した人々の生の声である「レビュー」や「評価」を、購入前にじっくり確認することができます。

• 「容量が公称値より少なかった」
• 「すぐに充電ができなくなった」
• 「長期間使用しても劣化が少ない」

など、具体的な使用感や問題点を事前に知ることができれば、粗悪品を避ける大きな手助けとなります。特にレビューが多い、評価の高いショップや製品を選ぶことで、安心して購入できます。

もちろん、ネット通販には偽物や粗悪品の混入というリスクも伴います。しかし、次でご紹介する「チェックポイント」をしっかり押さえておけば、安全で高品質な18650電池を、最も賢く手に入れることができるのは間違いありません。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで購入する際のチェックポイント

ネット通販は便利ですが、前述の通り、品質にばらつきがあるのも事実です。
特に18650電池のような、安全性が重要な製品を購入する際は、以下のチェックポイントを必ず確認してから注文するようにしましょう。

チェックポイント１：販売者が信頼できる「正規代理店」であるか

Amazonや楽天市場では、メーカー直営のストアや、メーカーから正式に販売を委託された「正規代理店」が出店していることがあります。

• Amazonでは「販売元：〇〇」の項目をチェックし、信頼できる企業名やメーカー名であることを確認しましょう。
• メーカーの公式サイトから、正規販売店のリストを確認するのも有効です。
  特に、人気メーカーの電池には偽物が出回ることがあるため、正規ルートで購入することが、「本物の性能」と「安全」を手に入れるための絶対条件です。

怪しいと感じる低価格すぎる商品や、商品説明が不自然な日本語である場合は、購入を控えるのが賢明です。

チェックポイント２：「公称容量（mAh）」と「最大放電電流（A）」を確認

18650電池を選ぶ上で最も重要なスペックが、容量と出力です。

項目	確認すべきこと
公称容量 (mAh)	電池の持ち（連続使用時間）を示します。一般的な製品で2000mAh〜3500mAh程度です。
最大放電電流 (A)	電池が瞬時に供給できる電力の大きさです。高性能ライトや電子タバコ（VAPE）など、高出力を求める機器では特に重要です。
保護回路の有無	次章で詳しく解説しますが、「Protected」と記載があるかを確認しましょう。

「5000mAh！」などとあまりにも容量が誇張されている製品は、性能を偽っている偽物である可能性が高いです。
一般的に、3500mAhを超える公称容量を持つ18650電池は、現時点ではほとんど存在しません。非現実的な数値には注意しましょう。

チェックポイント３：日本語の製品説明とPSEマークの確認

日本国内でリチウムイオン電池を販売する場合、安全性を満たしている証として、電気用品安全法に基づく「PSEマーク」の表示が義務付けられています。

• 商品ページやパッケージにPSEマークがあるか確認しましょう。
• 製品の説明が、機械翻訳のような不自然な日本語ではなく、しっかりと書かれているかチェックしましょう。

これらを確認することで、日本国内の安全基準を満たした製品を選んでいるという安心感が得られます。（外部リンク）

18650電池を選ぶときに絶対知っておきたい「保護回路」の重要性

18650電池を購入する際、価格や容量ばかりに目が行きがちですが、実は「保護回路（プロテクト回路）」の有無こそが、あなたの安全を左右する最も重要な要素です。
特に初心者の方や、電池の扱いに不慣れな方は、必ず「保護回路付き」を選ぶようにしてください。

保護回路とは？：安全のための見張り番

保護回路とは、電池のプラス極とマイナス極の間に組み込まれた小さな電子基板のことです。
この基板が、電池が安全に使用できる範囲を超えそうになったときに、自動的に電流の流れを遮断して、電池を守る役割を果たします。
具体的に、保護回路が防いでくれる危険な状態は以下の通りです。

危険な状態	保護回路の機能
過充電（Overcharge）	充電しすぎたときに、充電をストップさせます。最も発火リスクが高い状態を防ぎます。
過放電（Overdischarge）	電池を使い切ったときに、放電をストップさせます。電池の寿命を延ばし、過放電による劣化を防ぎます。
過電流（Overcurrent）	ショートなどで急に大電流が流れたときに、電流を遮断します。熱暴走や発火を防ぎます。

保護回路がない電池（Unprotected Cell）は、専門知識を持った人が、電流や電圧を厳密に管理できる充電器や機器でのみ使用すべきものです。
一般ユーザーが使う高性能な懐中電灯などでも、電池自体に保護回路がついているタイプを選ぶことで、より安心して使用することができます。

保護回路付き電池は少し「長い」

保護回路は小さな基板ですが、電池の端に搭載されるため、保護回路付きの18650電池は、保護回路なしのものよりもわずかに「長く」なります。

• 保護回路なし: 約65mm（純粋な18650規格）
• 保護回路付き: 約68mm〜70mm程度

あなたが持っている機器が、この「長さ」の違いを許容できるかどうかも、購入前に確認しておくべき重要なポイントです。
特に、電池を入れるスペースがタイトな機器の場合、保護回路付きの電池が入らない可能性があります。機器の仕様書を確認し、「Protected 18650対応」などと記載があるかを見てみましょう。
安全を優先するなら、多少手間でも「保護回路付き」の電池と「専用の充電器」をセットで購入するのが、最も賢い選択です。

充電器はどれを選べばいい？安全な充電方法のポイント

安全な18650電池を手に入れたら、次に考えるべきは「どうやって充電するか」です。
高性能な電池だからこそ、充電方法を間違えると、電池の性能を十分に引き出せないだけでなく、大きな事故につながる可能性もあります。
充電器選びのポイントと、安全に充電するためのルールをご紹介します。

ポイント１：必ず「リチウムイオン電池専用」の充電器を選ぶ

「家に単三電池の充電器があるから、これでいいか」と考えるのは非常に危険です。
ニッケル水素電池（単3など）とリチウムイオン電池（18650）は、充電に必要な電圧や充電方法が全く異なります。

• リチウムイオン電池: CC/CV（定電流・定電圧）方式という、専門的な充電方式が必要です。
• ニッケル水素電池: 一般的な充電方式が使われます。

必ずパッケージや説明書に「18650対応」「リチウムイオン電池対応」と明記されている専用の充電器を選びましょう。
特に、高品質な充電器は、充電完了時に自動で電源が切れる「オートカットオフ機能」や、電池の異常を検知する機能が付いており、安全性が非常に高いです。

ポイント２：信頼できる「多機能充電器」がおすすめ

初めて18650電池を使う方には、複数の電池サイズに対応した「多機能充電器」をおすすめします。

多機能充電器のメリット	解説
サイズ自動判別	18650だけでなく、21700や16340といった他のリチウムイオン電池のサイズ、さらには単3などのニッケル水素電池にも対応している製品が多い。
USB給電対応	コンセントだけでなく、モバイルバッテリーやパソコンからも充電できる製品が増えており、持ち運びや緊急時にも便利。
ディスプレイ表示	充電中の電圧や、充填された容量（mAh）などが表示される製品もあり、電池の状態を把握しやすい。

特に、充電時の電流値（A）を切り替えられる機能がついていると、急いでいるときは高電流で、長寿命を優先したいときは低電流で、と使い分けができるので非常に便利です。

安全に充電するためのルール

どんなに高性能な充電器を使っても、基本的なルールを守らなければ危険です。

• 充電中は目を離さない:
  充電中に異常な発熱や異臭がした場合は、すぐに充電を中止し、難燃性の場所に移動させましょう。充電中はそばに燃えやすいものを置かないようにしてください。
• 充電が完了したらすぐに外す:
  高性能な充電器でも、長期間挿しっぱなしにすると電池の劣化や故障の原因になります。充電完了を示すサインが出たら、速やかに電池を取り出しましょう。
• 異常を感じたら使用しない:
  電池の外装（シュリンク）が破れていたり、凹んでいたり、膨らんでいたりする電池は、絶対に充電・使用しないでください。これらの電池は内部でショートしている可能性があり、非常に危険です。

安全な充電環境を整えることが、18650電池を長く、快適に使うための第一歩です。

18650電池の「寿命」や「廃棄方法」は？知っておくべき豆知識

高価で高性能な18650電池は、できるだけ長く安全に使いたいですよね。
ここでは、電池の寿命を延ばすための知識と、使用済み電池を安全に処分するための正しい方法をご紹介します。

18650電池の寿命：充放電のサイクル回数

リチウムイオン電池の寿命は、使用期間ではなく、「充放電サイクル（Cycle Life）」で数えられます。

• 一般的な18650電池のサイクル寿命は、約300回〜500回程度と言われています。
• 「1サイクル」とは、電池の残量が0%から100%まで充電され、再び0%まで使われることを指します。

例えば、電池残量50%から満充電にし、また50%使うという行為を2回繰り返すと、これで1サイクルとカウントされます。
このサイクル回数を超えると、電池の最大容量が徐々に減少し、充電しても以前ほど長持ちしなくなります。

寿命を延ばすための賢い使い方

サイクル寿命を少しでも延ばし、電池を長く使うためには、以下の点に気をつけましょう。

• 満充電・完全放電を避ける:
  リチウムイオン電池は、残量が極端な状態（100%に近い状態と0%に近い状態）で保管・放置されると劣化が早まります。
  理想的なのは、残量20%〜80%の間で運用することだと言われています。
• 高温を避ける:
  高温環境下での充電や使用は、電池の劣化を劇的に早めます。真夏の車内などに放置することは絶対に避けてください。
• 保管時の電圧:
  長期間使わない場合は、電池残量を約3.7V（満充電より少し低い状態）にして保管するのがベストです。多くの高性能充電器には「ストレージモード」という保管用充電モードがあります。

使用済み18650電池の正しい廃棄方法

もし電池が膨らんでしまったり、性能が極端に落ちてしまったら、それは「寿命」です。
18650電池は、普通の燃えないゴミとして捨てては絶対にダメです。残った電力でゴミ収集車の中でショートし、火災の原因となる可能性があります。

廃棄場所	方法
家電量販店	多くの店舗で「小型充電式電池リサイクルボックス」が設置されています。
ホームセンター	電池コーナーなどに回収ボックスが設置されている場合があります。
自治体の回収窓口	地域によっては役場や公共施設で回収している場合があります。

廃棄する際は、必ず電池のプラス極とマイナス極の金属部分をビニールテープなどで覆い（絶縁処理）、ショートを防いでから回収ボックスに入れましょう。
安全に使い、安全に捨てる。これが高性能な18650電池を使う上で最も大切なマナーです。
JBRC（一般社団法人JBRC）の公式サイトで最寄りの回収場所を検索できます。（外部リンク）

【Q&A】ダイソーの他のサイズの電池（単3・単4）はどうなの？

ダイソーで18650電池は手に入らないということが分かりましたが、では、普段使いの電池はどうなのでしょうか？
ダイソーの単3・単4電池や、ニッケル水素充電池について、その品質やコスパに関する疑問にお答えします。

Q1：ダイソーの単3・単4アルカリ電池の品質は？

ダイソーで販売されているアルカリ乾電池は、1本あたり10円程度と非常に安価です。

• 品質:
  以前は「すぐに電池が切れる」といった評価もありましたが、近年は品質が向上していると言われています。国内メーカーの製品と比べると、大電流を長時間流すようなハイパワーな使い方（デジタルカメラなど）には向いていませんが、時計やリモコン、小型のLEDライトなど、消費電力が少ない機器には、十分すぎる性能を持っています。
• コスパ:
  圧倒的なコスパの良さが魅力です。予備としてストックしておくには最適でしょう。
  ただし、液漏れのリスクを考えると、高価な機器や、長時間留守にする機器には、信頼できる国内メーカーの電池を使う方が安心かもしれません。

Q2：ダイソーのニッケル水素充電池「ReVOLTES」は使える？

「ReVOLTES」などの商品名で販売されているダイソーのニッケル水素充電池は、単3・単4規格ではありますが、18650電池と同じく「繰り返し使える」充電池です。

• 性能:
  一般的なエネループなどの製品に比べると、容量（mAh）はやや低めですが、価格を考えると非常に優秀です。特に、頻繁に電池交換が必要なおもちゃやワイヤレスマウスなどには、ランニングコストを大幅に下げられるためおすすめです。
• 注意点:
  充電器は別売りです。必ず「ニッケル水素電池対応」の充電器をセットで購入し、使用しましょう。ダイソーでも専用の充電器が売っている場合もありますが、できれば信頼できるメーカーの多機能充電器を使う方が、充電ムラがなく安心です。

Q3：ダイソーのコイン形リチウム電池（CR2032など）は大丈夫？

CR2032などの小型のボタン電池も、ダイソーで手軽に購入できます。
これらは、パソコンのマザーボードや車のキーレスエントリー、体温計などに使われています。

• 安全性:
  これらは一次電池（使い切り）であり、18650のような二次電池（充電式）と違い、発火リスクは比較的低いです。
  ただし、小さいため小さなお子様が誤飲する事故が多発しています。
  購入後は、手の届かない場所に保管し、使用済みのものもすぐに絶縁して、安全な方法で処分するように心がけましょう。

ダイソーの電池は、使い方と目的に合わせて選べば、私たちの生活を豊かにしてくれる強力な味方になってくれます。高性能な機器には18650電池を、日用品にはダイソーの電池を、と使い分けるのが賢い選択ですね。
もし、充電池についてさらに深く知りたい場合は、充電池の種類と選び方を解説した記事を参考にしてみてください。（外部リンク）

筆者が実際に18650電池の代わりに使用したアイテム体験談

筆者であるモモストアも、高性能なフラッシュライトのために18650電池を愛用しています。しかし、外出先で予備の電池が切れてしまった際など、緊急で電力を確保したい場面に遭遇することがあります。
そんな時、「ダイソーの製品で何とか代用できないか？」と試行錯誤した経験から、実際に代用が「できたもの」と「できなかったもの」をリアルな体験談としてご紹介します。

代用「できなかった」もの：緊急用乾電池ケース

高性能な18650電池を使うフラッシュライトは、多くの場合、専用の「乾電池アダプター」を使えば、単四電池3本などで代用できることがあります。

• 試したこと:
  ダイソーで売っている単四電池と、単四電池を3本入れるアダプターを使って、18650電池の代わりに使用しました。
• 結果:
  ライト自体は点灯しました。しかし、明るさが極端に落ち、ハイパワーモードが使えなくなりました。
  これは、単四電池の電圧（1.5V×3本＝4.5V）は近いものの、最大出力（流せる電流）が18650電池に比べて圧倒的に低いためです。
• 教訓:
  「点灯させるだけ」なら代用できるが、「機器本来の性能」は引き出せないため、あくまで緊急用。高性能機器の代用には向かない、ということが分かりました。

代用「できた」もの：ダイソーのモバイルバッテリーを「光源」として使う

18650電池を使う機器が動かない時、その機器を「諦める」のではなく、目的を達成するための「別のダイソー製品」を使うという発想の転換が有効でした。

• 試したこと:
  キャンプ中にフラッシュライト（18650使用）が切れたとき、ダイソーで買った500円のモバイルバッテリーとUSB接続の小型LEDライトを組み合わせて使用しました。
• 結果:
  モバイルバッテリーは、内部にリチウムイオン電池が使われているため、比較的長時間、安定した電力を供給できます。USBライトは非常に明るく、フラッシュライトの代わりとして、十分な光源を確保できました。
• 教訓:
  電池単体で代用を探すのではなく、「目的（光を確保する、充電する）を達成できるダイソー製品」を探す方が、より安全で確実な解決策になるという発見がありました。

このように、18650電池の代用品を探すときは、「同じ規格の電池」ではなく、「同じ機能」を代替できる製品を探すという視点を持つと、ダイソーで賢く目的を達成できる可能性が高まります。

18650電池が売っている可能性が高い店舗【家電量販店・ホームセンター】

ダイソーでは入手が難しい18650電池ですが、やはり実際に商品を手に取って買いたいという方も多いでしょう。ここでは、過去の販売実績や現在の取り扱い状況から見て、18650電池が売っている可能性が高い、より具体的な店舗と、それぞれの店舗でチェックすべきポイントを詳しく深掘りします。

専門性の高い「電子部品店」は必ずチェック

もしお住まいの地域に秋葉原の電気街のような電子部品を扱う専門店があれば、そこは18650電池の宝庫です。

• 代表的な店舗:
  千石電商、秋月電子通商（主にネット通販だが、店舗もある）、共立電子産業（大阪）など。
• メリット:
  容量や出力の違い、保護回路の有無など、非常に細かいスペックで電池を選べます。また、充電器も専門性の高い製品が揃っています。
• デメリット:
  店員さんは非常に詳しいですが、一般の店舗と違い、初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。自分で必要なスペックを事前に把握しておく必要があります。

これらの店舗で扱っている電池は、電子工作や自作機器に組み込むことを前提としているため、中には保護回路なしのセル（素の電池）も多くあります。取り扱いには十分な知識と注意が必要です。

実は穴場？「中古品・リサイクルショップ」の現実

メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサイトに加え、中古品を扱う店舗でも18650電池を見かけることがあります。

• 電動工具のリサイクルショップ:
  マキタやパナソニックなどの電動工具の修理用として、内部の18650セルを取り出しているケースがあります。
• 危険性:
  中古の18650電池は、「過去にどれだけ使われたか（劣化具合）」「保管状態」が全く分からないため、絶対に手を出さない方が良いです。
  見た目が綺麗でも、内部で大きな劣化が進んでいる可能性があり、急な電圧低下や熱暴走のリスクが高まります。
• モモストアの結論:
  安全性と寿命を考えれば、18650電池は必ず「新品」を購入してください。安価な中古品に手を出して、機器や身体を危険に晒すのは避けましょう。

ドラッグストアやコンビニではほぼ不可能

ついでに、近所のドラッグストア（スギ薬局、ハックドラッグなど）やコンビニ（セブンイレブン、ローソン、ファミマ）での取り扱いについてもお伝えしておきます。

• これらの店舗は、汎用性の高い単3・単4電池、またはコイン電池に特化しています。
• 専門的な18650電池が販売される可能性は、ダイソーと同じく、ほぼゼロと考えて間違いないでしょう。

時間と労力を無駄にしないためにも、18650電池を探す際は、大手家電量販店やネット通販に絞って探すのが、最も効率的で安全な方法です。（外部リンク）

まとめ：18650電池は目的を決めて安全に購入しよう

この記事を通して、ダイソーで18650電池が手に入らない理由と、安全に購入するための最適な方法、そして賢い代替案についてご理解いただけたかと思います。

• 結論：
  ダイソーでは、18650リチウムイオン電池は基本的に取り扱っていません。これは、リチウムイオン電池特有の安全管理の難しさと、製品の専門性によるものです。
• 代替品：
  リモコンや時計などの汎用機器のランニングコストを抑えたいなら、ダイソーのニッケル水素充電池が有力な代替品となります。
• 最適な購入先：
  18650電池本体を購入するなら、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販が、品揃えと価格、そしてレビューによる品質チェックの点で最も優れています。

大切なのは、高性能な18650電池を使う際には、その「パワー」と同時に「危険性」も理解しておくことです。
必ず「保護回路付き」の製品を選び、専用の充電器を使い、異常がないか注意深く見守りながら使用してくださいね。
モモストアの記事が、皆さんの安全で快適な18650電池ライフのお役に立てれば幸いです！

18650電池の「寿命」や「廃棄方法」は？知っておくべき豆知識

高性能で高価な18650電池は、できるだけ長く安全に使いたいですよね。ここでは、電池の寿命を延ばすための知識と、使用済み電池を安全に処分するための正しい方法をご紹介します。

18650電池の寿命：充放電のサイクル回数と劣化のサイン

リチウムイオン電池の寿命は、使用期間ではなく、「充放電サイクル（Cycle Life）」で数えられます。

• 一般的な18650電池のサイクル寿命は、約300回〜500回程度と言われています。この回数を超えると、電池の最大容量が徐々に減少し、充電しても以前ほど長持ちしなくなります。
• 「1サイクル」とは、電池の残量が0%から100%まで充電され、再び0%まで使われることを指します。

劣化のサインとしては、以下のようなものが挙げられます。これらのサインが見られたら、交換の時期が来たと判断しましょう。

• 使用時間が極端に短くなる: 以前は数時間使えたのに、すぐに電池が切れるようになった。
• 電池が膨らんでいる: これは非常に危険なサインです。内部でガスが発生している可能性があり、すぐに使用を中止し、安全に廃棄してください。
• 外装（シュリンク）の破れや凹み: 内部セルにダメージが及んでいる可能性があり、ショートの原因になるため危険です。

寿命を延ばすための賢い使い方：保管が肝心

サイクル寿命を少しでも延ばし、電池を長く使うためには、特に「保管方法」が重要です。

• 満充電・完全放電を避ける:
  リチウムイオン電池は、残量が極端な状態（100%に近い状態と0%に近い状態）で保管・放置されると劣化が早まります。理想的なのは、残量20%〜80%の間で運用すること、そして長期間使わない場合は、約40%〜50%程度の残量（電圧でいうと3.7V前後）で保管するのがベストです。
  高性能充電器の「ストレージモード」を積極的に活用しましょう。
• 高温を避ける:
  高温環境下での充電や使用、保管は、電池の劣化を劇的に早めます。特に、夏場の直射日光が当たる場所や車内などに放置することは絶対に避けてください。保管温度は15℃〜25℃程度が理想です。
• 過度な高出力を避ける:
  常に最大出力に近い電流で使い続けると、電池内部の温度が上がり、劣化が進みます。可能であれば、機器の性能を最大限に活かしつつも、電池に負担をかけすぎない使い方が望ましいです。

使用済み18650電池の正しい廃棄方法：絶縁は必須

もし電池が膨らんでしまったり、性能が極端に落ちてしまったら、それは「寿命」です。
18650電池は、普通の燃えないゴミとして捨てては絶対にダメです。残った電力でゴミ収集車の中でショートし、火災の原因となる可能性があります。

廃棄場所	方法と注意点
絶縁処理	廃棄前に、必ず電池のプラス極とマイナス極の金属部分をビニールテープなどで覆う（絶縁処理）ことが必須です。これを怠るとショートする可能性があります。
家電量販店	多くの店舗で「小型充電式電池リサイクルボックス」が設置されています。最も一般的な回収ルートです。
JBRC加盟店	リサイクル推進団体のJBRC（一般社団法人JBRC）に加盟している店舗（ホームセンター、カメラ店など）の回収ボックスを利用できます。
自治体の回収窓口	地域によっては役場や公共施設で回収している場合がありますが、事前に確認が必要です。

安全に使い、安全に捨てる。これが高性能な18650電池を使う上で最も大切なマナーです。

【Q&A】ダイソーの他のサイズの電池（単3・単4）はどうなの？

ダイソーで18650電池は手に入らないということが分かりましたが、では、普段使いの電池はどうなのでしょうか？
ダイソーの単3・単4電池や、ニッケル水素充電池について、その品質やコスパに関する疑問にお答えします。

Q1：ダイソーの単3・単4アルカリ電池の品質は？

ダイソーで販売されているアルカリ乾電池は、1本あたり10円程度と非常に安価です。

• 品質の現状:
  以前は「すぐに電池が切れる」といった評価もありましたが、近年は品質が向上していると言われています。国内メーカーの製品と比べると、大電流を長時間流すようなハイパワーな使い方（デジタルカメラやストロボなど）には向いていませんが、時計やリモコン、小型のLEDライトなど、消費電力が少ない機器には、十分すぎる性能を持っています。
• コスパとリスク:
  圧倒的なコスパの良さが魅力です。予備としてストックしておくには最適でしょう。ただし、液漏れのリスクを考えると、高価な機器や、長時間留守にする機器には、信頼できる国内メーカーの電池を使う方が安心かもしれません。特に、入れっぱなしになる機器は、少し高くても信頼性の高い電池を選びましょう。

豆知識: 液漏れは、電池が完全に使い切られた状態で機器に入れっぱなしにされると起こりやすいです。使い終わったらすぐに取り出すのが基本です。

Q2：ダイソーのニッケル水素充電池「ReVOLTES」は使える？

「ReVOLTES」などの商品名で販売されているダイソーのニッケル水素充電池は、単3・単4規格ではありますが、18650電池と同じく「繰り返し使える」充電池です。

• 性能と用途:
  一般的なエネループなどの製品に比べると、容量（mAh）はやや低めですが、価格を考えると非常に優秀です。特に、頻繁に電池交換が必要なおもちゃやワイヤレスマウス、低消費電力の懐中電灯などには、ランニングコストを大幅に下げられるためおすすめです。
• 自己放電率:
  ニッケル水素充電池には「充電後、使わなくても自然に電力が減っていく（自己放電）」という性質があります。高性能な充電池（低自己放電タイプ）に比べると、ダイソーの製品は自己放電が早めの傾向があるため、「使う直前に充電する」という使い方が最も効率的です。

Q3：ダイソーのボタン電池（CR2032など）と18650電池の互換性は？

18650電池とボタン電池は、同じリチウムを素材としているものもありますが、形状も電圧も全く異なるため、互換性は一切ありません。

• ボタン電池は主に3Vの一次電池（使い切り）です。
• 18650電池は主に3.6V〜3.7Vの二次電池（充電式）です。

ボタン電池は、パソコンのマザーボードや車のキーレスエントリー、体温計などに使われています。特に、小さいため小さなお子様が誤飲する事故が多発しています。購入後は、手の届かない場所に保管し、使用済みのものもすぐに絶縁して、安全な方法で処分するように心がけましょう。
ダイソーの電池は、使い方と目的に合わせて選べば、私たちの生活を豊かにしてくれる強力な味方になってくれます。高性能な機器には18650電池を、日用品にはダイソーの電池を、と使い分けるのが賢い選択ですね。
もし、充電池についてさらに深く知りたい場合は、ニッケル水素電池の詳しい使い方を解説した記事を参考にしてみてください。（外部リンク）

まとめ：18650電池は目的を決めて安全に購入しよう

この記事を通して、ダイソーで18650電池が手に入らない理由と、安全に購入するための最適な方法、そして賢い代替案についてご理解いただけたかと思います。

ダイソーでの「18650電池」まとめ

ダイソーでは、18650リチウムイオン電池は基本的に取り扱っていません。
これは、リチウムイオン電池特有の安全管理の難しさと、製品の専門性によるものです。

• 高性能な機器を使いたいなら:
  Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで「信頼できるメーカー」の「保護回路付き」の新品を買いましょう。
• 汎用機器のコストを抑えたいなら:
  ダイソーのニッケル水素充電池や、アルカリ電池を賢く使い分けましょう。

大切なのは、高性能な18650電池を使う際には、その「パワー」と同時に「危険性」も理解しておくことです。
必ず「保護回路付き」の製品を選び、専用の充電器を使い、異常がないか注意深く見守りながら使用してくださいね。
安全性が確保できていれば、18650電池はあなたの高性能機器の性能を最大限に引き出してくれる、素晴らしいエネルギー源になってくれます。
モモストアの記事が、皆さんの安全で快適な18650電池ライフのお役に立てれば幸いです！