パルスオキシメーターは薬局で買える?どこに売ってるか販売店から選び方まで解説

パルスオキシメーターは薬局で買える?どこに売ってるか販売店から選び方まで解説

「体調管理のためにパルスオキシメーターが欲しいけど、どこで買えるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、パルスオキシメーターが薬局やドラッグストアで販売されているのか、そして確実に入手できる場所をモモストアが詳しく解説します。
購入時の注意点や選び方のポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね!

この記事でわかること(目次代わりにご活用ください)

・パルスオキシメーターは薬局で買える?販売状況を解説
・ドラッグストアや家電量販店の取り扱い状況は?
・【最速!】今日中にパルスオキシメーターを手に入れるならココ
・ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)は品揃えが豊富で安心
・パルスオキシメーターは医療機器!購入時に確認すべきポイント

  1. パルスオキシメーターは薬局で買える?販売状況を解説
    1. 医療機器としてのパルスオキシメーターの立ち位置
    2. 主な薬局・ドラッグストアの取り扱い傾向
  2. ドラッグストアや家電量販店の取り扱い状況は?
    1. ドラッグストアは最も有力な購入先の一つ
      1. 主要ドラッグストアの販売状況(一例)
    2. 家電量販店は「健康家電コーナー」をチェック
  3. 【最速!】今日中にパルスオキシメーターを手に入れるならココ
    1. 在庫確認後のドラッグストア・薬局
    2. ネット通販の「当日配送」サービスを利用する
      1. 当日配送のポイント
  4. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)は品揃えが豊富で安心
    1. ネット通販のメリットとデメリット
      1. ネット通販のメリット
      2. ネット通販のデメリット
    2. 信頼できる販売店を選ぶことが重要
  5. パルスオキシメーターは医療機器!購入時に確認すべきポイント
    1. 医療機器認証を受けているか
    2. 測定値の視認性と操作性
      1. ディスプレイの種類と見やすさ
      2. 操作の簡単さ
    3. 保証期間とメーカーの信頼性
  6. 医療機器認証番号って何?家庭用と医療用の違い
    1. 「医療機器認証番号」とは信頼の証
    2. 家庭用と医療用の明確な違い
  7. パルスオキシメーターの正しい測り方と注意点
    1. 正しい測定手順
    2. 測定時の重要な注意点
    3. 測定エラーが出たときの確認リスト
  8. 数値の目安は?危険な値と正常値を知っておこう
    1. SpO2(血中酸素飽和度)の目安
    2. PR(脈拍数)の目安
    3. 高山病や睡眠時無呼吸症候群との関係
  9. 【メーカー別】人気・おすすめのパルスオキシメーター機種を比較
    1. 国内主要メーカーの比較表
    2. おすすめ機種のピックアップ
      1. 機能と価格のバランス重視:日本精密測器 パルスフィット BO-750
      2. スマホ連携でデータ管理:オムロン HCR-6900T(仮称:Bluetooth対応モデル)
      3. 最もシンプルで手軽:ドリテックOX-101 (仮称:シンプルモデル)
  10. 中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入は避けるべき?
    1. 避けるべき理由:衛生面と精度の問題
      1. 衛生面のリスク
      2. 測定精度の劣化・保証なし
    2. メルカリやヤフオクでの注意点
  11. パルスオキシメーターの価格帯は?相場をチェック
    1. 価格帯別の特徴と相場
    2. 価格が変動しやすい時期
  12. 測定できない・誤差がある時の対処法と原因
    1. よくある測定エラーの原因と対処法
      1. 原因1: 指の冷えや血行不良
      2. 原因2: マニキュアや汚れ
      3. 原因3: 測定中の動き
      4. 原因4: 電池切れまたは電池の接触不良
    2. 誤差が生じやすいその他の要因
  13. まとめ:パルスオキシメーターの購入は信頼できる場所で!
    1. 購入場所の最終チェックリスト
    2. 失敗しないための最重要ポイント

パルスオキシメーターは薬局で買える?販売状況を解説

momo-store.jp

結論からお伝えすると、パルスオキシメーターは薬局で購入することが可能です!
ただし、いつでも、どこの薬局でも必ず置いてあるかというと、少し状況が異なります。

医療機器としてのパルスオキシメーターの立ち位置

まず、パルスオキシメーターは、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)において「管理医療機器」に分類されています。
これは、体温計や血圧計と同じ分類で、専門的な知識を持った薬剤師さんや登録販売者さんがいる店舗で販売することが許可されています。
そのため、調剤薬局や大規模なドラッグストアでは取り扱いがある場合が多いのですが、
「医療機器のコーナー」や「体温計・血圧計コーナー」といった場所に陳列されていることが一般的です。

特に、コロナ禍で需要が急増した時期には、在庫切れが頻発しましたが、現在は供給も安定しており、比較的容易に入手できるようになっています。
ですが、店舗によっては「特定の商品しか置かない」「在庫を抱えない」という方針のところもありますので、
「絶対今日中に欲しい!」という場合は、事前に電話で在庫を確認するのが最も確実な方法と言えるでしょう。
お近くの薬局に電話して、「パルスオキシメーターの在庫はありますか?」と尋ねてみてください。

主な薬局・ドラッグストアの取り扱い傾向

多くの人が利用する主な薬局チェーンやドラッグストアでの取り扱い傾向をまとめました。

店舗形態・チェーン名 取り扱い傾向 購入時のポイント
調剤薬局(街の小さな薬局) 取り扱いがない、または在庫が少ないことが多い。取り寄せ可能な場合あり。 薬剤師に相談できるため、機種選定のアドバイスをもらいやすい。
大手ドラッグストア(マツキヨ、スギ薬局、ウエルシアなど) 高確率で取り扱いあり。数種類の機種を比較できることが多い。 体温計・血圧計と同じコーナーを探す。プライベートブランド品がある場合もある。
コンビニ併設型ドラッグストア 取り扱いは稀。店舗規模による。 緊急時や郊外では便利だが、品揃えは期待薄。

モモストアのおすすめは、やはり大手ドラッグストアを数店舗回ってみることです。
品揃えが豊富だと、実際に触ってサイズ感や操作性を確かめられるのが大きなメリットになります。
特に、体調がすぐれない時に使用するものなので、操作が簡単で、見やすいディスプレイの機種を選びたいですよね。

ちなみに、パルスオキシメーターは「医療機器」であるため、一般的なスーパーマーケットやコンビニエンスストアでは販売されていません。
もし見かけたとしても、それはおそらく正式な医療機器認証を受けていない製品の可能性がありますので、購入は避けてくださいね。
必ず「医療機器認証番号」が記載されているかを確認しましょう。
(医療機器認証については、後の項目で詳しく解説します!)

ドラッグストアや家電量販店の取り扱い状況は?

薬局以外にも、パルスオキシメーターを販売している店舗はいくつかあります。特に「医療機器」として分類されるため、健康器具や精密機器を扱う店舗での取り扱いが多くなります。

ドラッグストアは最も有力な購入先の一つ

先ほどのH2でも触れましたが、ドラッグストアは非常に有力な購入先です。
多くのドラッグストアが調剤薬局を併設しているか、医薬品・医療機器の販売に力を入れているためです。
特に、体温計や血圧計、衛生用品などが置かれている棚に一緒に陳列されています。
もし見当たらない場合は、店員さんに「パルスオキシメーターはありますか?」と尋ねれば、すぐに案内してもらえるはずです。
ドラッグストアのメリットは、薬剤師さんや登録販売者さんに簡単な質問ができることです。
例えば、「一番操作が簡単なものはどれですか?」「電池の持ちが良いのは?」といった質問は、購入後の安心につながります。

主要ドラッグストアの販売状況(一例)

以下は、多くの地域で確認されている大手ドラッグストアの傾向です。

  • マツモトキヨシ: 自社ブランド品や大手メーカー品(オムロン、ドリテックなど)を扱うことが多い。
  • スギ薬局: 医療機器の品揃えが比較的豊富。体温計などと合わせて比較しやすい。
  • ウエルシア薬局: 医薬品や医療器具に力を入れており、取り扱い機種も複数ある傾向。
  • ココカラファイン: 店舗によりますが、健康管理グッズとして扱っていることが多い。

※在庫状況は各店舗・時期によって変動しますので、訪問前に電話確認をおすすめします。

家電量販店は「健康家電コーナー」をチェック

意外かもしれませんが、ビックカメラやヨドバシカメラといった大手家電量販店でも、パルスオキシメーターは販売されています。
これは、パルスオキシメーターが「健康家電」や「美容・健康」のカテゴリーに含まれるためです。
特に大型店舗であれば、多くのメーカーの製品が並べられており、実際に手に取って比較することができます。
価格帯はドラッグストアと大差ありませんが、家電量販店独自のポイント還元やキャンペーンを利用できる場合があります。
また、店員さんが電子機器に詳しいため、ディスプレイの見やすさやバッテリーの持ちなど、技術的な側面からのアドバイスをもらえる可能性もあります。

ただし、小さな電気店や地域密着型の家電販売店では、取り扱いがないことがほとんどですので、
訪れるのは必ず大手家電量販店の健康家電コーナーに絞ってくださいね。

【最速!】今日中にパルスオキシメーターを手に入れるならココ

「すぐにでもパルスオキシメーターが必要になった!」という緊急性の高い状況では、どこに行けば最も早く確実に手に入るのでしょうか。
モモストアが考える、今日中に手に入れるための最速ルートをご紹介します。

在庫確認後のドラッグストア・薬局

やはり、リアル店舗で購入するのが最速です。
ですが、ただ闇雲に店舗を回るのは時間の無駄になってしまいます。
必ず、訪問前に電話で在庫確認をしましょう。この際、以下の3点を伝えるとスムーズです。

  • 製品名: 「パルスオキシメーターを探しています」と具体的に伝える。
  • 在庫の確認: 「在庫はありますか?」と尋ねる。
  • 取り置きの依頼: 「これから伺うので、念のため取り置きをお願いできますか?」とお願いしてみる。

特に大きな都市のターミナル駅周辺にあるドラッグストアは、在庫を多く抱えている傾向があるため狙い目です。
また、営業時間が長い店舗を選ぶことで、仕事終わりなどでも間に合う可能性が高くなります。

ネット通販の「当日配送」サービスを利用する

リアル店舗に行く時間がない、または近隣の店舗に在庫がない場合は、ネット通販の「当日配送」や「お急ぎ便」サービスを活用しましょう。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、対象エリアや時間帯に制限はありますが、注文したその日のうちに届けてくれるサービスを提供しています。

当日配送のポイント

通販サイト 当日配送の条件 注意点
Amazon 「当日お急ぎ便」対象商品であること。プライム会員優遇あり。 〆切時間が早い(午前中の注文が必要なことが多い)。
楽天市場 「あす楽」対応店舗の商品であること。 店舗によって〆切時間や対応エリアが大きく異なる。
Yahoo!ショッピング 「あすつく」対応店舗の商品であること。 楽天市場と同様、店舗ごとの確認が必須。

これらのサービスを利用する際は、必ず注文確定前に「お届け予定日」が当日になっていることを確認してください。
また、販売店が信頼できる医療機器取扱業者であるかどうかも、同時にチェックするようにしましょう。
急いでいる時ほど、冷静に販売者の評価やレビューを確認することが大切です。

もし、どうしても急ぎで必要なのに見つからない、という場合は、一度近くの病院やクリニックに電話相談してみるのも一つの手です。病院によっては貸し出しを行っている場合もありますが、これはあくまで緊急時の最終手段として考えてくださいね。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)は品揃えが豊富で安心

今日すぐに必要という緊急性が低い場合や、じっくりと機種を比較検討したい場合は、ネット通販が最もおすすめの購入先になります。
リアル店舗ではスペースの都合上、数機種しか置いていないことがほとんどですが、ネット通販なら国内外の多数のメーカー、様々な価格帯の製品を比較検討できます。

ネット通販のメリットとデメリット

ネット通販のメリット

  • 品揃えの豊富さ: 数多くのメーカー、モデル、価格帯から選べるため、自分の予算や必要な機能にぴったり合ったものを見つけやすい。
  • 価格比較の容易さ: Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングを横断して簡単に価格比較ができるため、最もお得に購入できる。
  • レビュー確認: 実際に購入した人のレビューや評価を確認できるため、使用感や信頼性を事前に把握しやすい。

ネット通販のデメリット

  • 実物に触れられない: ディスプレイの明るさや、指を挟む部分の感触など、細かい使用感が確認できない。
  • 到着までのタイムラグ: 当日配送を利用しない場合、到着まで数日かかる。
  • 模倣品のリスク: 極端に安い製品の中には、医療機器認証を受けていない粗悪な模倣品が紛れている可能性がある。

信頼できる販売店を選ぶことが重要

特に重要なのは、「どこから買うか」です。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったプラットフォーム自体は信頼できますが、そこに多数出店している「販売店」の中には、必ずしも優良ではない業者も存在します。
購入する際は、必ず以下の点を確認してください。

  1. 医療機器認証番号の記載: 商品ページに「医療機器認証番号:XXXXXX」といった具体的な記載があるか。
  2. 販売店の評価: 販売店の評価(レビュー)が十分な数あり、総合評価が高いか。
  3. 大手メーカーの正規販売店: オムロンやドリテック、日本精密測器などの大手メーカーの正規販売店、またはその直営店であるか。

少しでも不安を感じたら、その商品や店舗からの購入は避けるべきです。
また、フリマアプリのメルカリなどで販売されている中古品は、衛生面や精度の保証がないため、基本的に購入はおすすめしません。
自分の健康に関わる機器ですから、新品かつ信頼できるルートで購入するようにしましょう。

まずはネット通販のランキングで人気モデルをチェックしてみると、相場感やトレンドが分かりますよ。

パルスオキシメーターは医療機器!購入時に確認すべきポイント

パルスオキシメーターは、ただの健康グッズではなく、重要な「医療機器」です。
そのため、購入時にはいくつかの重要なチェックポイントがあります。これを知らないと、せっかく買っても正しい数値が測れない、または保証が受けられないといったトラブルにつながりかねません。

医療機器認証を受けているか

これは最も重要です。
日本国内で医療機器として販売されるには、国が定めた基準をクリアし、「医療機器認証番号」を取得している必要があります。
パッケージや本体、または製品の仕様書に、必ずこの番号が記載されています。
もし番号の記載がない、または曖昧な表現しかない場合は、それは正式な医療機器とは認められていない「雑貨品」の可能性が高く、測定精度が保証されていません。
特に海外製の安価な製品には注意が必要です。自分の命や健康に関わる数値を知るためのものですから、必ず認証済みの製品を選びましょう。

測定値の視認性と操作性

ディスプレイの種類と見やすさ

体調が優れない時でも、測定値が一目でわかることが大切です。
ディスプレイには主にOLED(有機EL)やLCD(液晶)が使われていますが、OLEDの方がコントラストが高く、暗い場所でも非常に見やすいという特徴があります。
また、表示される数値(SpO2値と脈拍数)の文字の大きさや、バックライトの有無もチェックしましょう。
製品によっては、表示の向きを4方向や6方向に切り替えられる機能があり、測定時に体勢を選ばないため便利です。

操作の簡単さ

パルスオキシメーターは、指を挟んでボタンをワンプッシュするだけで測定できる機種がほとんどですが、
中にはBluetoothでスマホと連携できるなど、多機能なものもあります。
家族全員が使う場合や、高齢の方が使う場合は、「指を挟む」「ボタンを押す」の二段階で完了する、シンプルな機種がおすすめです。

保証期間とメーカーの信頼性

精密機器であるため、故障や不具合は起こりえます。
購入前にメーカー保証が何年ついているか、そして修理や交換などのサポート体制がしっかりしているかを確認しましょう。
国内の大手メーカー(オムロン、日本精密測器など)の製品であれば、サポート体制が整っているため安心です。
保証期間は、短いもので1年間、長いものでは3年間ついているものもありますので、比較検討の材料にしてくださいね。

医療機器認証番号って何?家庭用と医療用の違い

パルスオキシメーターを選ぶ上で、避けて通れないのが「医療機器認証」と「家庭用・医療用」の違いです。
この違いを理解しておくと、自分にとって最適な、そして信頼できる製品を選ぶことができます。

「医療機器認証番号」とは信頼の証

先にも触れましたが、医療機器認証番号とは、その製品が日本の厚生労働省が定める医療機器としての安全性と有効性の基準を満たしていることを証明する、いわば「お墨付き」の番号です。
この番号がない製品は、どれだけ「血中酸素濃度を測れます」と謳っていても、その数値の正確性は公的に保証されていません。
認証番号は通常、以下のような形式で記載されています。

  • 227AKBZX00100000(オムロン製のある機種の例)
  • 228AGBZX00094000(別のメーカーの例)

この番号があることで、万が一の不具合があった際にも、製造販売業者の責任が明確になるため、購入者は安心して使用することができます。
特にネット通販で購入する場合は、商品画像だけでなく、必ず商品説明文でこの番号が確認できるかを見てください。

家庭用と医療用の明確な違い

一般的に、パルスオキシメーターは「家庭用」と「医療機関用(プロフェッショナル用)」に分けられることがありますが、日本国内の法的な分類では「管理医療機器」で統一されています。
しかし、機能や用途によって以下のような違いがあります。

種類 主な特徴 価格帯の目安
家庭用(一般向け) ワンプッシュ測定、軽量・コンパクト、表示がシンプル。単機能。 4,000円〜15,000円程度
医療機関用(プロ用) アラーム機能、データ保存・転送機能、耐久性、高精度。多機能。 20,000円以上(機種による)

家庭で自分の健康状態を把握するために使用するのであれば、シンプルで使いやすい「家庭用」で十分です。
重要なのは、繰り返しになりますが「医療機器認証」を受けているかどうかの一点です。
プロ用の高機能モデルは、医師や看護師が使用することを前提としているため、家庭で使うにはオーバースペックな場合が多く、価格も高くなります。

ご自身の目的に合わせて、必要な機能と価格のバランスを考えて選ぶのが賢明です。
ちなみに、信頼できるメーカーの製品は、その製品が「医療機器認証」を受けていることを公式ウェブサイトでも公開していますよ。

パルスオキシメーターの正しい測り方と注意点

パルスオキシメーターは非常に便利な機器ですが、正しく使わないと正確な数値が測れません。
「測るたびに数値が違う」「異常な数値が出た」と慌てないためにも、正しい使い方と注意点をしっかりマスターしましょう。

正しい測定手順

測定は以下の手順で簡単に行えます。

  1. 体勢を整える: 測定前に数分間、安静に座って深呼吸をするなど、体を落ち着かせます。測定中は動かないようにしましょう。
  2. 指を準備する: 測定する指(一般的には人差し指か中指)の爪にマニキュアや付け爪がないことを確認します。これらは光の透過を妨げ、誤った数値が出る最大の原因となります。
  3. 装着する: パルスオキシメーターのセンサー部分に指を挟み込みます。指の腹側と爪側が正しくセンサーに当たるように、奥までしっかり入れましょう。
  4. 測定開始: 電源を入れます。機種によっては自動で測定が始まります。
  5. 数値を待つ: 測定値が安定するまで、約30秒〜1分ほど待ちます。数秒で表示されても、すぐに動かずに安定した数値を確認してください。

測定値の変動が激しい場合や、脈拍の波形が表示されない場合は、指の入れ方が不十分であったり、指先が冷えている可能性があります。その場合は、手を温めてから再度測定してみてください。

測定時の重要な注意点

  • マニキュア・付け爪: 絶対にNGです。特に黒や青などの濃い色のマニキュアは、光の透過を著しく妨げます。
  • 外の光: 強い太陽光や蛍光灯の光が直接センサーに当たると、測定誤差の原因になります。静かな室内で測定しましょう。
  • 指先の冷え: 指先の血流が悪いと正確な測定ができません。手をこすり合わせたり、温かい飲み物を飲んだりして、指先を温めてから測定してください。
  • 動き: 測定中に指を動かしたり、体を動かしたりすると、ノイズ(アーチファクト)が発生し、正しい数値が出ません。じっとしていることが大切です。

測定エラーが出たときの確認リスト

もし「エラー」が表示されたり、明らかに異常な数値が出た場合は、機器の故障と判断する前に、以下のことを確認しましょう。

  1. 電池残量が十分か。
  2. 指を奥までしっかり入れているか。
  3. マニキュアや汚れがついていないか。
  4. 指先が冷えていないか。
  5. 測定中に動いていないか。

これらの基本を確認することで、ほとんどのエラーは解決します。
それでも解決しない場合は、製品の取扱説明書(メーカーサイトにある場合も)を再読するか、メーカーのサポート窓口に問い合わせてみましょう。

数値の目安は?危険な値と正常値を知っておこう

パルスオキシメーターで測定できる数値は主に2つ、SpO2(血中酸素飽和度)PR(脈拍数)です。
これらの数値が何を意味し、どのような値が「正常」で、どの値が「危険」なのかを知っておくことは、体調管理において非常に重要です。

SpO2(血中酸素飽和度)の目安

SpO2とは、血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの割合を示す数値です。簡単に言えば、体内にどれだけ酸素が十分に行き渡っているかを示す指標となります。

SpO2の数値 状態の目安 対応
96%〜100% 正常値 健康な成人の一般的な数値です。
93%〜95% 経過観察レベル 少し酸素が不足気味の可能性があります。安静にして様子を見る。
90%以下 要注意・危険レベル 速やかに医療機関に連絡・相談が必要です。呼吸不全の可能性があります。

特に90%を下回る値は、「チアノーゼ」と呼ばれる状態を示すことが多く、体の機能に重大な影響を及ぼす可能性があります。この数値が出た場合は、自己判断せずにすぐに専門家の指示を仰いでください。

PR(脈拍数)の目安

脈拍数は、心臓が1分間に拍動する回数を示す数値です。
この数値もSpO2と合わせて確認することで、より詳細な体調の変化を知ることができます。

  • 正常な安静時の脈拍数: 成人で1分間に60回〜100回程度が一般的です。
  • 徐脈(遅い): 50回/分以下
  • 頻脈(速い): 100回/分以上

発熱や激しい運動後には一時的に脈拍数が上がるのは自然なことですが、安静時にもかかわらず頻繁に100回を超えるような場合は、何らかの体調不良や心臓への負担が考えられます。
もちろん、正確な診断は医師にしかできませんので、あくまで自己チェックの目安として活用してくださいね。

高山病や睡眠時無呼吸症候群との関係

パルスオキシメーターは、高山病の予防や、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易的なチェックにも役立ちます。
標高の高い場所では酸素濃度が低くなるため、SpO2値が下がりやすくなります。登山などで活用する方も多いですよ。
また、SASの疑いがある場合、寝ている間にSpO2値が大きく低下する傾向が見られます。気になる方は、夜間の測定機能を搭載した機種を選び、データを記録してみるのも良いでしょう。

【メーカー別】人気・おすすめのパルスオキシメーター機種を比較

いざ購入しようと思っても、たくさんのメーカーや機種があって迷ってしまいますよね。
ここでは、信頼性の高い国内メーカーを中心に、人気の機種と特徴を比較してご紹介します。 どの機種も医療機器認証を受けている製品ばかりですので、安心して選んでいただけます。

国内主要メーカーの比較表

メーカー名 特徴 価格帯(目安) おすすめな人
オムロン (OMRON) 健康医療機器のトップメーカー。信頼性が高く、使いやすいモデルが多い。 8,000円〜20,000円 初めてパルスオキシメーターを使う人、ブランドの信頼性を重視する人。
日本精密測器 (NISSEI) 血圧計や体温計も手掛ける老舗メーカー。安定した測定精度に定評あり。 7,000円〜18,000円 正確性を求める人、小型で携帯しやすいものが欲しい人。
ドリテック (dretec) キッチン用品なども扱うが、医療機器も手掛ける。デザイン性が高いモデルもある。 5,000円〜12,000円 価格を抑えたい人、シンプルで最低限の機能で十分な人。

おすすめ機種のピックアップ

モモストアが特におすすめする機種を、用途別にピックアップしてみました。

機能と価格のバランス重視:日本精密測器 パルスフィット BO-750

このモデルは、非常に高い測定精度を持ちながら、価格も比較的リーズナブルなため、一般家庭での使用に最適です。
特徴としては、暗い場所でも見やすい有機EL(OLED)ディスプレイを採用している点や、電源を入れるとすぐに測定が始まる手軽さがあります。
また、コンパクトなサイズで持ち運びにも便利なので、旅行や外出先での体調管理にも役立ちます。

スマホ連携でデータ管理:オムロン HCR-6900T(仮称:Bluetooth対応モデル)

日々の測定値を細かく記録したい方には、Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンアプリと連携できるモデルがおすすめです。
測定したSpO2値や脈拍数を自動でアプリに転送してくれるため、手書きで記録する手間が省けます。
グラフで過去の推移を確認できるので、長期的な健康管理に非常に役立ちます。価格は高めになりますが、その利便性は抜群です。

最もシンプルで手軽:ドリテックOX-101 (仮称:シンプルモデル)

とにかく操作が簡単で、安価に済ませたい場合は、ドリテックなどのシンプルモデルが候補になります。
余計な機能は一切なく、測定値(SpO2と脈拍)だけが大きく表示されるため、高齢の方でも迷わず使えます。
ただし、耐久性やディスプレイの品質は上位機種に劣る場合もあるため、使用頻度と予算を考慮して選びましょう。

選ぶ際は、大手メーカーの保証期間やサポート体制も必ず比較検討してくださいね。

中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入は避けるべき?

「パルスオキシメーターを少しでも安く手に入れたい」という気持ちから、フリマアプリや中古品販売店での購入を検討される方もいるかもしれません。
しかし、モモストアとしては、中古品の購入は強くおすすめしません。
その理由と、避けられないリスクについて詳しく解説します。

避けるべき理由:衛生面と精度の問題

パルスオキシメーターは、指に直接触れて使用する医療機器です。中古品には、以下の2つの大きな問題が常につきまといます。

衛生面のリスク

指先は皮脂や汗が付着しやすい部分です。たとえ前使用者が丁寧に消毒していたとしても、機器の内部、特にセンサー部分の見えない汚れや細菌を完全に除去することは困難です。
特に皮膚に傷がある状態で使用したり、複数人で使い回したりする場合、感染症のリスクがゼロとは言い切れません。
自分の健康を守るための機器ですから、衛生面を考慮し、必ず新品を購入するべきです。

測定精度の劣化・保証なし

パルスオキシメーターの心臓部は、赤色光と赤外線を出すLEDと、それを受け取るフォトダイオードというセンサーです。
これらは精密部品であり、落下や強い衝撃、経年劣化によって測定精度が狂う可能性があります。
中古品の場合、過去にどのような使われ方をされたか(例えば、頻繁に落とされた、高温多湿な場所に放置されたなど)が分かりません。
そして何より、中古品はメーカー保証の対象外となることがほとんどです。
もし測定値が狂っていたとしても、自己責任となってしまい、正確な体調管理ができなくなるという最も危険な事態を招きかねません。

メルカリやヤフオクでの注意点

フリマアプリでは、以下のような製品が散見されます。

  • 医療機器認証番号の記載がない製品: そもそも日本の基準を満たしていない「雑貨品」です。
  • 高額な転売品: 需要が急増した時期に、定価よりも高い値段で売られていることがあります。
  • 海外製の模倣品: パッケージやデザインは似ていますが、中身の信頼性が低い製品です。

安物買いの銭失いになるだけでなく、誤った数値で健康状態を判断してしまうリスクを考えると、中古品やフリマアプリでの購入は絶対に避け、信頼できる新品を選びましょう。
大手通販サイトやドラッグストアで購入すれば、保証もサポートも受けられて安心ですよ。

パルスオキシメーターの価格帯は?相場をチェック

パルスオキシメーターの価格は、機能やメーカー、認証の有無によって幅広いです。
「どれくらいの予算を見ておけばいいの?」という疑問にお答えするため、主な価格帯と、それぞれの特徴を解説します。

価格帯別の特徴と相場

価格帯(目安) 主な特徴 メーカー・ブランド傾向
〜5,000円 最低限の測定機能のみ。医療機器認証がない「雑貨品」が多数混在。 海外メーカー、ノーブランド品。
5,000円〜10,000円 医療機器認証を取得したエントリーモデル。OLEDディスプレイ、シンプル操作。 ドリテック、一部の国内メーカーのエントリーモデル。
10,000円〜15,000円 品質と機能のバランスが良い価格帯。国内大手メーカーの主力モデル。 オムロン、日本精密測器など。耐久性や精度が高い。
15,000円以上 データ保存・Bluetooth連携、小児用対応、アラーム機能などの多機能モデル。 高機能モデル、プロフェッショナル向け、特定用途向け。

モモストアがおすすめするのは、5,000円〜15,000円の価格帯です。
特に10,000円前後の国内大手メーカーのモデルであれば、測定精度、耐久性、サポート体制のすべてにおいて満足できるでしょう。
5,000円以下の製品には、非常に品質が不安定なものが含まれるため、医療機器認証の有無を厳しくチェックしてください。

価格が変動しやすい時期

パルスオキシメーターの価格は、特に季節や社会情勢によって大きく変動する傾向があります。

  • 需要期: 風邪やインフルエンザが流行する冬場、または感染症が流行している時期は、需要が高まり一時的に品薄・価格高騰することがあります。
  • 決算期・キャンペーン時期: 家電量販店や大手通販サイトの決算期(3月、9月など)や、Amazonプライムデー、楽天スーパーセールなどの大型キャンペーン時には、割引価格で購入できるチャンスがあります。

急いでいない場合は、これらのキャンペーン時期を狙って購入計画を立てるのも賢い方法です。
ネット通販では、お気に入りの商品をお気に入りリストに入れておくと、価格変動をチェックしやすいですよ。

購入時には、本体価格だけでなく、予備の電池代や、機種によっては専用ケース代なども考慮に入れて、トータルの予算を考えてみましょう。

測定できない・誤差がある時の対処法と原因

「いざ測ろうとしたらEroor表示が出た」「前回と比べて明らかに数値が低い」など、パルスオキシメーターの使用中にトラブルに遭遇することもあります。
機器の故障と決めつける前に、自分でできる簡単な対処法と、よくある原因を知っておきましょう。

よくある測定エラーの原因と対処法

測定エラー(Eroorや—表示)のほとんどは、機器の故障ではなく、使用環境や使い方に原因があります。

原因1: 指の冷えや血行不良

  • 現象: 指先が冷たい、または体調不良で血圧が下がっている時などに発生しやすい。
  • 対処法: 手をこすり合わせたり、温かい場所で温めたりして、指先の血流を改善してから再度測定してください。

原因2: マニキュアや汚れ

  • 現象: 爪にマニキュアが塗ってある、または指先の汚れがひどい。
  • 対処法: マニキュアは必ず落とす。汚れがある場合は、石鹸で優しく洗い、乾いた布で拭き取ってから測定しましょう。

原因3: 測定中の動き

  • 現象: 測定中に指を動かした、体を揺らした、咳をしたなど。
  • 対処法: 測定中は必ず安静にし、呼吸も穏やかに保つことが大切です。特に脈拍の波形が安定しているかを確認しましょう。

原因4: 電池切れまたは電池の接触不良

  • 現象: 電源が入らない、表示が暗い、Eroor表示が続く。
  • 対処法: 新品の電池に交換してみてください。また、電池の+-の向きが正しいか、接点部分が汚れていないかも確認しましょう。

誤差が生じやすいその他の要因

エラーは出ないものの、数値が安定しない、または不正確に感じる場合は、以下の要因が考えられます。

  • 貧血: 重度の貧血の場合、血液中のヘモグロビン量が少ないため、SpO2の値が正確に出にくいことがあります。
  • 一酸化炭素中毒: 一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすいため、パルスオキシメーターが誤って「高い酸素飽和度」と表示してしまう危険性があります。異常に高い数値が出た場合で、頭痛などの症状がある場合は要注意です。
  • 指のサイズ: 指が細すぎる(小児用モデルが必要なほど)または太すぎる場合、センサーが指を正しく挟めず、測定誤差が生じることがあります。

これらの対処法を試しても、測定が困難な場合や、機器自体が故障していると思われる場合は、購入したメーカーの修理・サポート窓口に連絡するのが確実です。

まとめ:パルスオキシメーターの購入は信頼できる場所で!

ここまで、パルスオキシメーターがどこで買えるのか、そして選び方や使い方について詳しく解説してきました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめて確認しておきましょう。

購入場所の最終チェックリスト

  1. 薬局・ドラッグストア: 〇。在庫確認(電話)が必須。薬剤師に相談できるメリットあり。
  2. 家電量販店: 〇。健康家電コーナーに陳列。ポイント利用や比較検討に便利。
  3. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング): ◎。品揃えが豊富で価格比較に最適。「当日配送」で急ぎにも対応可能。
  4. フリマアプリ・中古品: ×。衛生面・精度保証の観点から推奨しません。

失敗しないための最重要ポイント

パルスオキシメーター選びで最も重要なのは、「医療機器認証番号を取得している製品を選ぶこと」です。
安いからといって、認証のない「雑貨品」を購入してしまうと、正確な測定ができず、本来の目的を果たせなくなってしまいます。
自分の体調を知るための重要なツールですから、信頼できる国内大手メーカーの製品を、保証がしっかりしている販売店から購入しましょう。

この情報が、あなたが安心できるパルスオキシメーターを見つける手助けになれば、モモストアとしてとても嬉しいです。
正しい知識を持って、日々の健康管理に役立ててくださいね!

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