岩手県でしか買えないお土産はこれ！絶対喜ばれる限定品と販売場所を徹底紹介

旅行の楽しみの一つといえば、その土地ならではの素敵なお土産選びですよね。特に岩手県は、広大な土地と豊かな自然に恵まれているため、他では手に入らない限定品や、地元で長年愛されているソウルフードがたくさんあります。

「でも、岩手のお土産って『かもめの玉子』と『南部せんべい』くらいしか思い浮かばないな…」「もっと地元の人しか知らないような隠れた名品を知りたい！」そう思っている方も多いのではないでしょうか？

このページでは、そんな岩手県を訪れた際に「これは絶対買って帰るべき！」という、本当におすすめの限定お土産を厳選してご紹介します。定番から、なかなか見かけない実用的な工芸品、さらにはネット通販でも手に入る情報まで、モモストアが徹底的に深掘りしてお届けしますね！

岩手限定！絶対に外せない定番お菓子系お土産5選

岩手県のお土産として真っ先に名前が挙がるのは、やはり「お菓子」です。ただ、定番だからこそ、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。ここでは、その中でも「岩手でしか味わえない」限定感があり、もらって絶対に喜ばれる、特に人気のあるお菓子系お土産を5つ厳選してご紹介します。

かもめの玉子（さいとう製菓）：定番にして王道の進化系

岩手のお土産の顔とも言える「かもめの玉子」ですが、ただの定番で終わらない魅力があります。基本的な構造は、黄味餡をカステラ生地で包み、それをホワイトチョコレートでコーティングした卵型の和洋菓子です。このバランスが絶妙で、日本茶にもコーヒーにも合うと評判です。

しかし、「かもめの玉子」の真骨頂は、季節や地域限定のフレーバーの多さにあるんです！
例えば、「ミニかもめの玉子 季節限定いちご」や、東北地方限定で販売される「黄金かもめの玉子」など、通常品とは一線を画すリッチな味わいのものが存在します。これらは販売期間や販売店舗が限られているため、見つけたら即ゲットが鉄則です。

特に、岩手県内の「かもめテラス」などの直営店や、盛岡駅直結の「フェザン」などに行くと、限定品に出会える確率が高くなりますよ。個包装されているため、職場や友人へのばらまきお土産としても非常に優秀です。日持ちも比較的長いため、安心して持ち帰ることができますね。

この「かもめの玉子」の魅力は、その可愛らしい見た目と、老若男女問わず愛される優しい甘さにあります。一つ一つが丁寧に作られており、長年愛されている理由がよくわかります。お土産選びに迷ったら、まずはこの王道を選ぶのが間違いありません。

巖手屋「南部せんべい」：素朴さの中に潜む限定味

南部せんべい自体は全国的に有名ですが、巖手屋（いわたや）が展開している多種多様なフレーバーは、岩手県内でしか揃わない限定品と言えます。定番の「ごま」や「落花生」はもちろんのこと、ぜひ探していただきたいのが、変わり種せんべいです。

例えば、「いかせんべい」は三陸の海の幸の風味が香ばしく、お茶請けだけでなくお酒のおつまみにもなる逸品です。また、甘いものが好きな方には、チョコレートをコーティングした「チョコ南部」がおすすめです。これは南部せんべいのパリッとした食感とチョコレートの甘さが組み合わさった、新感覚の和洋菓子で、若い世代にも大人気なんです。

巖手屋の直営店では、製造工程が見られたり、焼き立ての南部せんべいを試食できたりすることもあります。店舗限定のセット商品も充実しているので、ぜひ足を運んでみてください。素朴な郷土菓子が、現代風に進化を遂げた姿を楽しめますよ。

南部せんべいの魅力は、そのパリッとした軽やかな食感と、小麦の持つ素朴な味わいです。様々な種類を詰め合わせたセットは、ご家族で色々な味を楽しむのに最適ですし、個包装で日持ちも抜群なので、遠方の方へのお土産にも最適です。

回進堂「岩谷堂羊羹」：伝統と品質の贅沢な味わい

岩谷堂羊羹は、岩手県奥州市で江戸時代から受け継がれている伝統銘菓で、その製造には手間暇がかかる独自の製法が用いられています。この羊羹の特徴は、そのしっとりとした質感と、小豆の持つ豊かな風味が最大限に引き出されている点にあります。

回進堂では、定番のこし餡だけでなく、岩手県産の栗を使った「栗羊羹」や、抹茶の風味が香る「抹茶羊羹」など、多彩なバリエーションを展開しています。特に注目したいのは、一本一本手作業で丁寧に仕上げられた高級感あふれるパッケージです。贈答品として非常に喜ばれるのはもちろん、自分へのご褒美としてもぴったりな逸品です。

日持ちが長く、常温で持ち運びができるため、遠方への旅行者にとっては非常に便利な商品です。伝統的な製法を守りつつ、新しい味にも挑戦し続けている回進堂の姿勢は、まさに岩手の「おもてなしの心」を体現していると言えるでしょう。羊羹と聞くと少し敷居が高いかもしれませんが、一度食べるとその上品な甘さに魅了されること間違いなしです。

プランタンブラン by 花月堂「八幡平の樹氷」：幻想的な雪景色をイメージした銘菓

冬の八幡平に現れる幻想的な「樹氷」をモチーフにしたこのお菓子は、見た目も美しく、女性や若い世代に特に人気があります。ソフトクッキーにマシュマロをサンドし、それをホワイトチョコレートでコーティングした洋菓子です。このサクッ、ふわっとした独特の食感が、雪景色を思い起こさせます。

定番のプレーン味の他に、抹茶や黒糖など、和の要素を取り入れたフレーバーも楽しめます。個包装でパッケージも可愛らしく、「ばらまき」お土産としても優秀です。岩手の自然の美しさを表現したこの銘菓は、旅の思い出を美味しく持ち帰るのに最適です。

販売店は盛岡市内の花月堂直営店を中心に、主要な駅や空港のお土産コーナーでも取り扱いがあります。特に、季節限定のいちご味など、特別なフレーバーに出会えたらラッキーですよ。軽やかな口当たりと上品な甘さは、紅茶やミルクティーとの相性も抜群です。

金清堂菓子舗「栗まんじゅう」：北上を代表する老舗の看板商品

北上市の老舗和菓子店「金清堂菓子舗」の看板商品である「栗まんじゅう」も、岩手でしか手に入らない絶品お土産の一つです。黄身餡の中に刻み栗がたっぷり入っており、しっとりとした食感と、つややかな焼き色が食欲をそそります。

この栗まんじゅうの魅力は、何といっても餡と皮の調和です。控えめな甘さの餡が栗の風味を引き立て、口の中で優しく広がります。県外からの注文も多く、遠方からわざわざ買いに来るファンもいるほどだそうです。素朴ながらも職人の技が光る、まさに岩手の誇るべき和菓子です。

一つから購入できるため、試食用にも最適です。手土産として持参すれば、きっとその上品な味わいに驚かれることでしょう。和菓子好きの方には特におすすめしたい、隠れた名品です。

お土産名	主な特徴	おすすめポイント
かもめの玉子	黄味餡、カステラ、ホワイトチョコ	季節限定品が豊富、ばらまきにも最適、日持ち良し
巖手屋 南部せんべい	ごま・落花生など、多彩なフレーバー	「チョコ南部」など進化系が人気、老若男女に愛される
岩谷堂羊羹	伝統製法のしっとり高級羊羹	贈答用に最適、日持ち抜群、栗や抹茶などのバリエーション
八幡平の樹氷	ソフトクッキー＋マシュマロ＋チョコ	サクふわ食感、見た目が可愛らしい洋菓子、女性に人気
栗まんじゅう（金清堂）	刻み栗入りの黄身餡、しっとり食感	北上の老舗の看板商品、餡と皮のバランスが絶妙

南部せんべいだけじゃない！岩手の「煎餅・米菓」進化系ラインナップ

岩手のお土産の代名詞ともいえる南部せんべいですが、「南部せんべい乃巖手屋」さんを筆頭に、岩手県内には独創的で美味しい煎餅や米菓がたくさん存在します。素朴な小麦粉ベースのせんべいだけでなく、海産物を使ったものや、もち米を活かしたもちもち食感の進化系まで、その多様性は驚くほどです。

八重吉煎餅店「亀の子せんべい」：手焼きの伝統が息づく

盛岡市にある八重吉煎餅店は、昔ながらの製法を守り、一枚一枚手焼きで南部せんべいを焼き続けている老舗です。こちらの名物は、亀の甲羅のような形をした「亀の子せんべい」。定番のごまや落花生の他にも、味噌味や唐辛子味など、手焼きならではの香ばしさと素朴な味わいが楽しめます。

手焼きならではの厚みのあるザクザクとした食感は、機械で焼かれたせんべいとは一味違います。お店を訪れると、その手焼きの温かさが伝わってくるような気がしますね。特に、甘いものが苦手な方や、お酒のおつまみを探している方には、この亀の子せんべいの味噌味や唐辛子味がおすすめです。

こうした老舗のせんべいは、大量生産されていないため、主要な観光地のお土産屋よりも、地元の小さな商店や直営店でしか見かけないことが多いです。盛岡の街歩きを楽しみながら、ちょっとした探検気分で探してみるのも楽しいですよ。

すが田「元祖いかせんべい」：三陸の海の香りが凝縮

南部せんべい系では、巖手屋さんのいかせんべいも人気ですが、宮古市にある「すが田」さんの「元祖いかせんべい」も、海産物系お土産として外せません。こちらは、新鮮なイカを生地に練り込み、パリッと焼き上げた煎餅で、口に入れた瞬間に磯の香りがふわっと広がります。

このせんべいの魅力は、その強烈なイカの風味と、軽い食感にあります。お茶請けはもちろん、ビールのつまみとしても最高です。宮古市周辺の土産店や、盛岡駅の海産物コーナーなどで見かけることが多いですが、元祖の味を求めるなら、やはり宮古市まで足を延ばしてみたいところですね。

個包装で日持ちも良く、価格も手頃なため、職場でのばらまきや、ちょっとしたお礼の品としても重宝します。岩手の豊かな海の恵みを手軽に味わえる、素晴らしいお土産です。

御菓子司 山善「もちもち焼」：外カリッ、中もちもちの新食感

盛岡の老舗和菓子店「御菓子司 山善」さんが手掛ける「もちもち焼」は、その名の通り、もち粉を使った独特のもちもち食感が特徴の和菓子です。外側は香ばしくカリッと、中はもちもちとした生地で、甘さ控えめの粒あんをサンドしています。これは、従来の煎餅とは全く異なる、新しい岩手のお土産の形と言えるでしょう。

和菓子でありながら、洋菓子のようなモダンな魅力も兼ね備えており、若い方にも受け入れやすい味わいです。店舗の人気No.1商品というだけあって、その美味しさは折り紙付き。特に、もちもち食感が好きな方には、ぜひ一度試していただきたい逸品です。こちらも製造数が限られているため、見かけたら迷わず購入をおすすめします。

このように、岩手には南部せんべいという伝統を守りつつも、新しい発想で進化を遂げた様々な米菓や煎餅があります。一つ一つのお店に物語があり、その土地の風土が詰まっているのが岩手のお土産の深い魅力なんですね。

【とろーり濃厚】松栄堂「ごま摺り団子」と「田むらの梅」の魅力

岩手県の松栄堂（しょうえいどう）は、創業100年を超える老舗であり、その中でも特に二大看板商品として人気を博しているのが「ごま摺り団子」と「田むらの梅」です。これらは、その独特な食感と濃厚な味わいから、一度食べたら忘れられないと評判のお土産です。

ごま摺り団子：噛むととろ～り溢れる濃厚な黒ごま蜜

「ごま摺り団子」は、小さくて可愛らしい一口サイズのお団子の中に、とろりとした濃厚な黒ごま蜜がたっぷり入っているのが特徴です。もちもちとした団子生地には、地元産の良質なもち米が使われており、噛んだ瞬間に中から蜜が溢れ出すサプライズ感がたまりません。

初めて食べる人は、この「とろ～り」とした食感と、黒ごまの風味が口いっぱいに広がる濃厚さに感動することでしょう。最近では、定番の黒ごま味以外にも、ずんだ味（枝豆餡）や抹茶味、さらには季節限定のフレーバーも登場しており、何度食べても飽きさせない工夫がされています。ずんだは東北地方ならではの味わいなので、岩手らしい味覚を楽しみたい方におすすめです。

冷凍販売されていることが多いため、持ち帰って食べる際に、少し解凍して半解凍でアイスのように楽しむのも通な食べ方です。個包装で日持ちもするため、お土産としても最適ですね。販売場所は、盛岡駅ビル「フェザン」の直営店や、県内の主要な土産店で購入可能です。特に松栄堂の直営店では、全種類のフレーバーが揃っていることが多いので、チェックしてみてください。

ごま摺り団子のバリエーション例

黒ごま	王道の味。濃厚なごまの風味ととろける蜜。
ずんだ	枝豆のつぶつぶ感と優しい甘さ。東北限定の味わい。
抹茶	ほろ苦い抹茶のクリーム餡。大人向けのフレーバー。

田むらの梅：梅と青紫蘇が織りなす気品ある和の宝石

「田むらの梅」は、旧一関藩主・田村家に由来を持つ、歴史と気品あふれる松栄堂のもう一つの銘菓です。こちらは、梅あんと求肥（ぎゅうひ）を蜜につけた青紫蘇（あおじそ）の葉で手包みして丁寧に仕上げた逸品です。

このお菓子の特徴は、その複雑な味わいのハーモニーにあります。
梅あんの程よい酸味と求肥の優しい甘さ、そして青紫蘇の爽やかな香りが口の中で見事に調和します。まるで和の宝石のような美しさと、上品で繊細な味わいは、贈答品や目上の方への手土産として特に喜ばれます。

見た目も梅の花を模した愛らしい形で、一つ一つが個別に包装されています。日持ちはしますが、青紫蘇の風味が落ちないうちに、なるべく早めに召し上がっていただきたいですね。松栄堂の職人技が光るこの「田むらの梅」は、岩手の伝統的な和菓子文化を象徴する存在と言えるでしょう。お茶請けとしてはもちろん、日本茶との相性を確かめてみるのも楽しいですよ。

どちらも松栄堂を代表する銘菓ですが、「ごま摺り団子」はエンターテイメント性のある親しみやすい美味しさ、「田むらの梅」は伝統と気品を感じさせる繊細な美味しさ、という違いがあります。贈る相手の好みに合わせて選んでみてくださいね。

岩手県民のソウルフード！「福田パン」と関連限定品をGETする方法

岩手県のお土産を語る上で、絶対に欠かせないのが、県民のソウルフードとして絶大な支持を集める「福田パン」です。特に盛岡市に本店を構えるこのパン屋さんは、その場で好みのフィリングを挟んでくれる「コッペパン」のオーダーメイドスタイルで有名です。

本店でしか味わえない！出来立てコッペパンの魅力

福田パンのコッペパンは、ふっくらとしていて、ほんのり甘いのが特徴です。その場で「あんバター」や「ピーナツバター」など、数十種類の中から好きな組み合わせを選べるのが醍醐味ですが、本店や一部の直営店でしか味わえない出来立てのコッペパンこそが、究極の限定品と言えます。

コッペパンは日持ちしないため、基本的にはお土産として遠方に持ち帰ることは難しいですが、岩手旅行の記念として、現地で味わうこと自体が素晴らしい体験になります。特に人気メニューは「あんバター」で、たっぷりの餡子とバタークリームの組み合わせが絶妙です。朝早くから行列ができることも多いので、訪問する際は時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

「でも、どうしてもあの味をお土産にしたい！」という方のために、福田パンの味を再現したクッキーやスナック菓子が、岩手県内の主要なお土産屋さんで販売されています。これらは日持ちがするため、遠方の方へのお土産として非常に人気があります。パッケージデザインも可愛らしく、福田パンのロゴが入っているため、話題性も抜群です。

福田パンの味を自宅で再現したいなら、再現レシピを探してみるのも楽しいかもしれませんね。ただし、本物の持つ「ふっくら感」や「出来立ての温かさ」は、岩手でしか味わえない特別なものですよ。

あんバターを再現！岩手限定のお菓子・パン・ドリンク

福田パンの「あんバター」の人気を受けて、岩手県内では様々なメーカーがあんバター味のお土産や関連商品を発売しています。

• あんバターサンドクッキー：サクサクのクッキー生地で、風味豊かなあんバタークリームをサンドしたお菓子。日持ちがするため、お土産として最適です。
• あんバター風味のスナック：ポテトチップスやおかきなど、スナック菓子とコラボレーションした限定品。塩味と甘さのバランスがクセになります。
• あんバター味のパン：コンビニエンスストアやスーパーのパンコーナーで、福田パンとコラボした商品や、インスパイアされたパンが期間限定で販売されることがあります。

これらの関連商品は、盛岡駅のお土産コーナーはもちろん、地元のスーパーマーケットでも見つけることができます。スーパーは観光客が立ち寄る場所ではないため、よりディープな地元限定品を探す穴場と言えますね。

福田パンのコッペパン自体は持ち帰りが難しいですが、この「あんバター」という文化をお土産として持ち帰ることは可能です。岩手県民の愛情が詰まったソウルフードの味を、ぜひ様々な形で楽しんでみてください。

三陸海岸の恵み！海産物・瓶ドンなど「しょっぱい系」限定お土産

岩手県といえば、世界三大漁場の一つである三陸海岸の豊かな海の恵みを忘れてはいけません。海産物系のお土産は、甘いものが苦手な方や、お酒を飲む方に特におすすめできる限定品が豊富に揃っています。特に注目なのが、近年人気急上昇中の「瓶ドン」と、伝統的な「瓶ウニ」です。

久慈市発祥！ユニークな見た目の「瓶ドン」

「瓶ドン」は、久慈市発祥の新しい海鮮グルメで、牛乳瓶の中に新鮮な刺身、イクラ、めかぶ、とろろなどの具材をぎっしり詰め込んだものです。見た目のインパクトが非常に大きく、SNS映えすると話題になっています。

この瓶ドンは、具材をご飯に盛り付けるだけで、簡単に本格的な海鮮丼が楽しめるのが最大の魅力です。冷凍された状態で販売されていることが多いため、クール便での発送が基本となりますが、自宅で岩手の新鮮な海の味を堪能できるのは感動的です。様々なメーカーや店舗が独自の瓶ドンを開発しており、ウニやアワビ、ホタテなど、具材のバリエーションが豊富なのも楽しいですね。

久慈市の道の駅「やませ土風館」や、盛岡駅の海産物売り場、一部の道の駅などで販売されています。賞味期限や持ち運びには注意が必要ですが、岩手旅行の締めくくりに、複数のメーカーの瓶ドンを食べ比べるのも贅沢な楽しみ方です。

山口屋「瓶ウニ」：濃厚な岩手の夏の味

三陸の海で獲れた新鮮なウニを、海水のみで漬け込み、保存料を使わずに牛乳瓶に詰めたのが、山口屋などの「瓶ウニ」です。これは岩手の夏の風物詩であり、ウニ本来の濃厚な甘みと磯の香りをストレートに楽しめる逸品です。

瓶ウニは、獲れたての味をそのまま閉じ込めているため、新鮮なものが手に入るのはまさに岩手ならではの贅沢。ご飯に乗せて食べるのはもちろん、贅沢にパスタソースに使ったり、酒の肴にしたりと、様々な楽しみ方ができます。こちらも鮮度維持のため、クール便での配送となります。

瓶ドンや瓶ウニ以外にも、三陸のワカメやホタテを使った加工品、珍味系の魚介せんべいなど、しょっぱい系のお土産は充実しています。特に「弁慶のほろほろ漬け」（只勝市兵衛本店）のように、ご飯のお供として優秀な漬物も、岩手ならではの限定品として人気が高いです。東北地方で採れた野菜を独自の製法で漬け込んだこの漬物は、シャキシャキとした食感と程よい辛さが特徴で、ご飯が何杯でも進むと評判ですよ。

これらの海産物系お土産は、現地でしか買えない、または現地からしか送れないという特別感があります。ぜひ、岩手の海の恵みを大切な人に届けてみてください。

岩手の伝統工芸品「南部鉄器」をお土産にする際の選び方と注意点

岩手県のお土産は食べ物だけではありません。国の伝統的工芸品に指定されている「南部鉄器」は、実用性と美術的な美しさを兼ね備えた、非常に価値のあるお土産です。盛岡市や奥州市を中心に生産されており、その歴史は古く、約400年前にまで遡ります。

南部鉄器の魅力と現代的な進化

南部鉄器の主な魅力は以下の3点です。

1. 高い実用性：鉄瓶で沸かしたお湯は、水道水のカルキを抑え、まろやかな味わいになります。また、鉄分が溶け出すため、手軽に鉄分補給ができるとされています。
2. 優れた保温性：鉄の性質上、熱を逃がしにくく、湯冷めしにくいのが特徴です。
3. 独特の美しさ：伝統的なアラレ模様や、現代の暮らしに溶け込むモダンなデザインなど、様々な美しい形があります。

最近では、伝統的な鉄瓶だけでなく、カラーポットや風鈴、鍋敷きなど、カラフルでモダンなデザインの南部鉄器が若者や海外の観光客にも人気です。特にカラーポットは、お土産として持ち帰りやすく、日常のティータイムを豊かに彩ってくれるでしょう。

お土産として選ぶ際のポイントと注意点

南部鉄器は高価なものが多いため、お土産として選ぶ際にはいくつかのポイントと注意点があります。

南部鉄器を選ぶ際のポイント

用途で選ぶ	実用重視なら鉄瓶や急須。インテリア・手軽さ重視なら風鈴や小さな鍋敷きがおすすめ。
サイズで選ぶ	持ち運びを考えるなら、手のひらサイズの風鈴やマグカップが理想的。鉄瓶は重いため、配送を検討しましょう。
手入れを確認する	鉄瓶はサビやすいので、使用後に水気を切るなど、適切な手入れが必要です。贈る相手に手入れ方法を伝えるか、内側がホーロー加工された急須を選ぶと手軽です。

南部鉄器は、盛岡市内の工房や直営店、または盛岡駅の「フェザン」などのお土産コーナーで取り扱いがあります。現地の職人さんから直接話を聞ける工房見学ができる場所もあるので、岩手の伝統文化に触れる良い機会になりますよ。単なるお土産ではなく、一生使える道具として、大切な人への贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。

知る人ぞ知る！地元で愛される隠れた名酒・地ビールの限定品

お酒好きの方へのお土産として、岩手の「地酒」や「地ビール」は非常に喜ばれます。岩手県は、霊峰早池峰山系や龍泉洞の清らかな水に恵まれているため、質の高い酒造りが古くから盛んです。地元でしか手に入らない、限定の銘柄をいくつかご紹介します。

龍泉洞の地底湖の水で仕込まれた日本酒「龍泉八重桜」

岩手県岩泉町の老舗酒蔵「泉金酒造」が醸す「龍泉八重桜」は、国の天然記念物である龍泉洞の石灰岩でろ過され、自然のミネラル分を含んだ地底湖の水で仕込まれています。この水のおかげで、しっかりとした口当たりでありながら、爽やかな後味が特徴の非常に飲みやすい日本酒に仕上がっています。

特に、純米大吟醸や生貯蔵酒など、様々な種類があり、酒蔵や地元の酒屋、龍泉洞の観光施設内の売店などで限定販売されていることが多いです。地底湖の水というロマンも相まって、お土産としての価値も高いと言えます。日本酒好きの方には、ぜひこの岩手ならではの清らかさを感じていただきたいですね。

岩手発のクラフトビール「ベアレンビール」の限定醸造

盛岡市に醸造所を構える「ベアレン醸造所」は、ドイツの伝統的な製法を守りつつ、岩手の素材を活かしたクラフトビールを製造しています。定番の「クラシック」や「シュバルツ」なども美味しいですが、お土産として狙いたいのは、季節限定や地域限定の特別なビールです。

例えば、岩手県産の雑穀を使ったビールや、地元のフルーツを使った限定醸造品など、その時々で新しい味に出会える楽しみがあります。これらの限定品は、ベアレン醸造所の直営レストランや、盛岡駅の「フェザン」内にある一部の酒販店、または地元のスーパーなどで見つけることができます。ビール好きな友人や家族には、この岩手発のこだわり地ビールをセットで贈ってみてはいかがでしょうか。

また、日本酒ではありませんが、宮古市川井地域で収穫されるブランド紫蘇「川井赤しそ」を使った「川井ペリーラ」（紫蘇ドリンク）も、岩手限定のユニークな飲み物として人気です。早池峰山麓の純粋蜂蜜をブレンドした爽やかな味わいで、鉄分などの栄養も豊富。お酒が飲めない方や、健康志向の方へのお土産にも最適ですよ。

岩手の美味しい水が生み出すお酒やドリンクは、旅の思い出を豊かにしてくれること間違いなしです。

【日持ちする】お家で岩手を味わう！盛岡冷麺・じゃじゃ麺のお土産セット

岩手県盛岡市は、「盛岡三大麺」と呼ばれる独自の麺文化を持つ都市です。この三大麺（盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺、わんこそば）の中でも、特に「盛岡冷麺」と「盛岡じゃじゃ麺」は、お家で簡単に調理できるお土産セットが充実しており、日持ちもするため、非常に人気があります。

盛岡冷麺：ぴょんぴょん舎や白龍の味を自宅で再現

盛岡冷麺といえば、コシの強い独特な麺と、牛肉や鶏ガラベースの旨味たっぷりのスープ、そしてキムチの辛さが特徴です。有名店である「ぴょんぴょん舎」や「盛楼閣」、「白龍」などの人気店の冷麺セットが、お土産として販売されています。

これらのセットには、麺、スープ、キムチ、さらにはお店によってはスライス肉や茹で卵まで含まれており、自宅で本格的な冷麺の味を再現できるのが嬉しいポイントです。特に、夏場のお土産としてはもちろん、冬場でも暖かい部屋で食べる冷麺は格別です。

日持ちは、商品にもよりますが、常温で数週間から数ヶ月保つものも多く、急いで渡す必要がないのが便利です。販売場所は、盛岡駅ビル「フェザン」内の各店舗や、地元のスーパーマーケットの麺コーナーでも見つけることができます。特にぴょんぴょん舎の冷麺は、オンラインでも人気が高いため、岩手県内のお土産屋さんでは多くの種類が取り揃えられています。

盛岡じゃじゃ麺：独特の肉味噌を絡めるディープな味

じゃじゃ麺は、平たいきしめんのような麺に、特製の肉味噌ときゅうり、ネギなどを乗せ、ラー油や酢をかけて混ぜて食べる、独特な汁なし麺です。食べ終わった後に、茹で汁と卵で割って飲む「ちーたんたん」まで楽しむのが盛岡流です。

じゃじゃ麺の有名店である「白龍（パイロン）」などの専門店から、お土産用のじゃじゃ麺セットが販売されています。冷麺に比べて、じゃじゃ麺はよりディープな盛岡の味であり、なかなか他県で再現が難しい味のため、お土産としての特別感があります。

これらの麺類のお土産セットは、かさばらず、比較的日持ちもするため、家族や友人へのちょっとしたギフトとしてもおすすめです。岩手旅行の思い出話とともに、三大麺の味を自宅で楽しんでもらいましょう。

盛岡三大麺お土産セット比較

麺の種類	盛岡冷麺	盛岡じゃじゃ麺
特徴	コシの強い麺と冷たいピリ辛スープ。さっぱり。	平たい麺と特製肉味噌を絡める。濃厚で複雑な味。
人気店	ぴょんぴょん舎、盛楼閣	白龍、ちーたん
おすすめする相手	老若男女、辛いものが好きな方	麺好き、ディープなご当地グルメ好き

岩手のお土産はどこで買うのが正解？主要な販売場所を徹底比較

せっかく岩手に行ったのに、「お土産を買い忘れた！」「あの限定品はどこで売っているの？」とならないよう、主要な販売場所ごとの特徴を把握しておきましょう。効率よく、目当てのお土産をゲットするための販売場所を徹底比較します。

盛岡駅ビル「フェザン」：品揃え最強のワンストップスポット

盛岡駅に直結している駅ビル「フェザン」は、岩手のお土産探しの最強のワンストップスポットです。特に「おでんせ館」や「フェザンテラス」の1階には、様々なお土産屋さんが集結しており、岩手県内全域の有名なお菓子や工芸品、海産物のお土産セットなどが手に入ります。

メリットは、品揃えが非常に豊富であること、そして新幹線や在来線に乗る直前まで買い物ができることです。時間が限られている方や、定番品から限定品まで幅広くチェックしたい方には、まずここを訪れることをおすすめします。

ただし、人気商品が多い反面、早朝や夕方以降は混雑することがあります。また、あくまで「お土産」としてパッケージ化された商品が中心なので、地元のスーパーで売られているようなディープな限定品は少ないかもしれません。

道の駅・サービスエリア：現地限定品や生鮮品を狙う

岩手県内各地にある道の駅やサービスエリア（SA）は、その地域ならではの新鮮な農産物や、その道の駅限定のオリジナル商品を探すのに最適な場所です。例えば、久慈市の「道の駅くじ やませ土風館」では、久慈市発祥の「瓶ドン」が充実していたり、平泉周辺の道の駅ではもち米を使ったお菓子が豊富だったりします。

特に、新鮮な岩泉ヨーグルトや、地元のパン屋さんの限定コッペパンなど、日持ちの短い地元のグルメを探すなら、道の駅は外せません。車で移動している方は、休憩がてら各地の道の駅を巡る「お土産巡り」を楽しむのもおすすめです。

直営店・工房：限定フレーバーや作り手の想いに触れる

松栄堂（ごま摺り団子）やさいとう製菓（かもめの玉子）、巖手屋（南部せんべい）などのお菓子メーカーの総本店や直営店を訪れるのも、特別な体験になります。

直営店では、店舗限定のフレーバーや、焼き立ての試食、工場見学（実施している場合）ができることがあります。南部鉄器の工房なども同様で、作り手のこだわりや想いに触れることで、お土産の価値がさらに高まります。時間に余裕がある方は、ぜひ足を運んでみてください。

お土産購入場所の使い分け

場所	特徴	最適な人
盛岡駅 フェザン	品揃え豊富、アクセス抜群、定番品が充実。	時間がない人、効率重視の人。
道の駅・SA	地域限定品、新鮮な農産物、地元のパンなど。	車移動の人、ディープな地元品を探す人。
メーカー直営店	店舗限定品、焼き立て、試食、特別感。	特定の銘菓のファン、時間に余裕がある人。

盛岡駅「フェザン」と花巻空港で買える！直前でも間に合うリスト

旅行最終日、新幹線や飛行機の時間ギリギリまで観光を楽しみたい！という方のために、盛岡駅と花巻空港という二大ターミナルで購入できる、人気の限定お土産リストをご紹介します。ここで紹介するものは、基本的に日持ちも良く、失敗のない定番品なので安心ですよ。

盛岡駅ビル「フェザン」で確実に買える限定品

前述の通り、盛岡駅のフェザンは「お土産のデパート」です。特に以下の商品は、ほとんどの確率で手に入ります。

• かもめの玉子（さいとう製菓）：ミニサイズや季節限定品も豊富。
• ごま摺り団子（松栄堂）：冷凍コーナーで販売されていることが多いです。
• 南部せんべい（巖手屋）：詰め合わせからチョコ南部まで、ラインナップが充実。
• 盛岡三大麺セット：ぴょんぴょん舎や白龍など、有名店の持ち帰りセット。
• 岩泉ヨーグルト：冷蔵コーナーで販売。プレーン味が濃厚で人気。
• 南部鉄器（小さなもの）：風鈴やマグカップなど、手軽なものがセレクトショップ「イワテテトテト」などで販売。

フェザンでは、お土産の地方発送も受け付けていることが多いので、重いものや冷蔵品は、ここから自宅に送ってしまうのも賢い方法です。最終日の朝にゆっくりと選ぶ時間を作るためにも、あらかじめリストアップしておくとスムーズです。

いわて花巻空港で狙いたい限定品

いわて花巻空港の売店は、規模は小さめですが、岩手を代表する銘菓やお酒がギュッと凝縮されています。飛行機の搭乗手続き後でも買える場所があるので、最後の最後までお土産選びが楽しめます。

• 宮古の「元祖いかせんべい」：三陸方面に行けなかった人にも嬉しい、海産物系のお菓子。
• 岩谷堂羊羹（回進堂）：日持ちがするため、海外へのお土産にも人気。
• ベアレンビール：地ビールは空港で買うと、そのまま持ち帰りやすいのでおすすめ。
• 川井ペリーラ：紫蘇ドリンクはユニークで健康志向の方に喜ばれます。
• 花巻・北上エリアの限定スイーツ：空港限定の北上ポテト（奥州ポテト）など、花巻や北上に近いエリアの銘菓が充実しています。

空港では、「空港限定」のパッケージや、少量のお試しセットなどが販売されていることもあります。搭乗前の限られた時間で、ぜひ自分へのお土産も見つけてみてくださいね。

遠方でも楽しめる！岩手限定お土産を確実に手に入れる通販術

「岩手に行く時間はないけれど、あの限定品が食べたい！」「お土産を買い足したいけど遠くて買いに行けない…」そんな時に便利なのが、オンライン通販です。岩手のお土産の多くは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも購入が可能です。

大手ECサイトで探す際のポイント

大手ECサイトでは、メーカーの公式ショップが出店していることも多く、岩手県内のお土産屋さんと同じラインナップを購入できる場合があります。特に以下の人気商品は、ほぼ確実にオンラインで見つかります。

オンラインで見つかりやすい岩手銘菓

商品名	ECサイトでの検索キーワード
かもめの玉子	かもめの玉子 さいとう製菓
ごま摺り団子	松栄堂 ごま摺り団子
岩谷堂羊羹	回進堂 岩谷堂羊羹
盛岡冷麺	ぴょんぴょん舎 冷麺 お土産
南部せんべい	巖手屋 南部せんべい 詰め合わせ

オンラインで購入する際のメリットは、重いものやかさばるものも手軽に購入できる点、そして「クール便」対応の商品も多いため、瓶ドンや岩泉ヨーグルトなどの冷蔵・冷凍品も手に入れやすい点です。また、ふるさと納税の返礼品として岩手のお土産を選ぶという方法もありますよ。

ただし、注意点として、「本店限定」や「期間限定」のフレーバーは、ECサイトでは取り扱いがない場合もあります。そうした本当にレアな限定品は、やはり現地でのお楽しみということになりますね。まずはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで検索してみることをおすすめします。

メルカリなどのフリマサイト利用の注意点

メルカリなどのフリマサイトでは、現地でしか手に入らない福田パンのクッキー版や、地域限定の変わり種スナック菓子などが「限定品」として出品されていることがあります。

しかし、食品のフリマサイトでの購入は、品質管理や賞味期限に関して自己責任となるため、十分に注意が必要です。特に生鮮食品や日持ちしないお菓子については、公式の通販や現地の店舗で購入することをおすすめします。日持ちが長い個包装のお菓子などに限定して利用するのが安心です。

遠方にお住まいの方でも、岩手の美味しいお土産は手に入れることが可能です。ぜひ通販も活用して、岩手の味覚を楽しんでくださいね。

迷ったらこれ！年代別に喜ばれる岩手お土産の選び方

お土産選びで一番頭を悩ませるのは、「相手が本当に喜んでくれるか？」という点ですよね。岩手のお土産は種類が豊富なので、贈る相手の年代や好みに合わせて選ぶと、失敗が少なくなります。ここでは、年代別の喜ばれやすいお土産の傾向と、具体的な商品例をご紹介します。

20代・30代の友人・同僚向け：話題性とSNS映え、モダンなデザイン

若い世代には、味はもちろんのこと、パッケージの可愛さや、話題性があるものが喜ばれます。また、コーヒーや紅茶と合うモダンな洋菓子も人気です。

• 八幡平の樹氷（花月堂）：サクふわ食感と可愛らしい見た目、個包装で配りやすい。
• 福田パン関連のクッキー・スナック：ソウルフードという話題性があり、パッケージもレトロで可愛い。
• 南部鉄器のカラーポットや風鈴：伝統工芸品でありながらモダンなデザインで、インテリアとして使える。
• ベアレンビールの限定醸造：クラフトビール好きの友人には特に喜ばれます。

特に、岩手のカフェやセレクトショップで販売されている、地元のデザイナーとコラボした商品なども、若い世代に刺さりやすいでしょう。

40代・50代の家族・上司向け：伝統と品質、高級感

この年代の方には、岩手の伝統と品質を感じさせる、少し高級感のあるお土産が最適です。家族で楽しめる個包装のものや、お酒の肴になるものも良いでしょう。

• 岩谷堂羊羹（回進堂）：伝統的な製法と上品な甘さは、贈答品として最適。
• 田むらの梅（松栄堂）：青紫蘇の香りが爽やかで、気品ある味わいが好まれます。
• 瓶ウニ・瓶ドン：三陸の海の幸は、食卓を豊かにしてくれるご馳走。
• 龍泉八重桜（日本酒）：清らかな水で仕込まれた日本酒は、お酒好きの上司にぴったり。
• 南部鉄瓶：特に健康を気遣う方には、鉄分補給ができる鉄瓶は最高の贈り物。

日持ちがするものが多く、「きちんと選んだ感」が伝わるものがポイントになります。

60代以上の方へ：素朴な味、食べやすさ、健康志向

年配の方には、昔ながらの素朴な味わいや、歯ざわりが優しいものが喜ばれます。また、健康を気遣ったものもおすすめです。

• 南部せんべい（ごま・落花生）：伝統的で素朴な味わいは、どの世代にも愛されます。
• 岩泉ヨーグルト：濃厚ですが酸味が少なく、体に優しい発酵食品。
• 只勝市兵衛本店 弁慶のほろほろ漬け：ご飯が進むおかず系の漬物は、食卓で重宝されます。
• 栗まんじゅう（金清堂菓子舗）：しっとりとした餡と栗の優しい甘さ。
• 川井ペリーラ（紫蘇ドリンク）：健康的な紫蘇のドリンクは、お茶の代わりにもなります。

食べきりサイズの個包装になっているものや、冷蔵庫で少しずつ楽しめるものが、特に喜ばれる傾向にあります。年代別のリストを参考に、岩手の高級和菓子を探してみるのも良いでしょう。

失敗しない！贈る相手別（職場・家族・友人）のお土産選びのコツ

特定のお相手へのお土産選びは、少しコツが必要です。特に、職場への「ばらまき」と、大切な家族や親友への「とっておき」では、選ぶ基準が大きく異なります。ここでは、シチュエーション別の具体的なお土産選びのコツを、モモストアが伝授します！

職場への「ばらまき」お土産の絶対条件

職場でのお土産選びで最も重要なのは、「日持ち」「個包装」「公平性」の3点です。どんなに美味しい限定品でも、この条件を満たしていないと、受け取る側が困ってしまうことがあります。

1. 個包装であること：人数分に分けやすく、席を外している人にも配りやすい。
2. 日持ちがすること：数日のうちに食べきる必要がないよう、賞味期限が長いものを選ぶ。
3. クセがなく、万人受けする味：好き嫌いが分かれにくい、プレーンやシンプルな甘さのものが無難。
4. 常温で持ち運びができること：冷蔵・冷凍が必要なものは避ける。

具体的には、「かもめの玉子ミニ」の詰め合わせや、「南部せんべい」の様々な味が楽しめるアソートパック、「八幡平の樹氷」などが最適です。これらは盛岡駅や空港の大型お土産店でまとめて購入できるのも魅力です。

大切な家族へのお土産：一緒に楽しむ体験型グルメ

家族へのお土産は、単なる「物」ではなく、「岩手の味を一緒に楽しむ時間」を贈るという視点で選ぶと喜ばれます。

• 盛岡三大麺セット：家族みんなで調理し、岩手のディナータイムを楽しむ。
• 瓶ドン・瓶ウニ：ちょっと贅沢な海鮮丼を囲んで、旅の思い出を語り合う。
• 岩泉ヨーグルト：毎朝の食卓で岩手の濃厚な味を味わってもらう。
• 松栄堂のごま摺り団子：冷凍で持ち帰り、半解凍の食感をみんなで楽しむ。

家族向けには、「福田パン」本店でしか味わえない出来立てのコッペパンを、当日中に持ち帰って家族に食べてもらう、というのも最高の限定お土産体験になりますね。

親しい友人への「とっておき」お土産：限定品とユニークさ

親しい友人へは、上記の条件に縛られず、「あなたのためにこれを選んだ」という特別感を重視しましょう。友人同士だからこそ、日持ちが短くても、冷蔵が必要でも、本当に美味しい限定品を選ぶことができます。

• 福田パン関連のレアな限定スナック：地元のスーパーでしか売っていないようなユニークなコラボ品。
• 南部鉄器のカラーポット（友人の好きな色）：友人の趣味や部屋の雰囲気に合わせた色やデザインを選ぶ。
• 龍泉八重桜や地ビール：お酒の好みを把握している友人へ、限定の銘柄を。
• 手焼きの「亀の子せんべい」：老舗の直営店でしか手に入らない、伝統の逸品。

友人へは、お土産と一緒に「岩手の旅でこれを見つけたよ！」というメッセージを添えると、さらに気持ちが伝わります。選び方のコツを押さえて、お相手に最高の岩手土産を届けてくださいね。

岩手の伝統が光る！和菓子・洋菓子の名店めぐり

岩手県には、長い歴史を持つ伝統的な和菓子店や、地元の素材を活かしたモダンな洋菓子店が点在しています。お土産として人気の商品以外にも、それぞれの名店が持つ独自の限定品を探して巡るのも、岩手旅行の醍醐味の一つです。

伝統の和菓子店：地域に根ざした独自の銘菓

岩手県は、梅や栗、紫蘇など、地元の農産物や豊かな自然の素材を活かした和菓子作りが盛んです。前述の松栄堂や回進堂以外にも、多くの老舗が独自の銘菓を守り続けています。

中松屋：岩手の豊かな自然を映す栗菓子

栗の産地としても知られる岩手県内で、特に栗菓子に力を入れているのが「中松屋」です。「栗蒸し羊羹」や「栗しぐれ」など、岩手県産の栗を贅沢に使った和菓子は、栗好きにはたまらない逸品です。これらの商品は、季節や収穫量によって製造数が限られるため、見かけたらぜひ手に取ってみてください。

特に、栗の豊かな風味と、上品な甘さの餡の組み合わせは絶妙で、日本茶だけでなく、コーヒーにも合うと評判です。伝統的な製法を守りつつも、時代に合わせた新しい栗菓子を開発し続けている姿勢も魅力的ですね。

関口屋菓子舗：昔ながらの盛岡駄菓子「焼酎糖」

明治26年創業の老舗「関口屋菓子舗」は、添加物を一切使わず、自然の素材で丁寧に作る昔ながらの盛岡駄菓子を作り続けています。中でも、「焼酎糖」は特に有名です。

アルコールを飛ばした焼酎を薄い砂糖で包んで作ったこのお菓子は、一粒一粒が手作りで非常に繊細です。山ぶどう、抹茶、ざくろなど様々なフレーバーがセットになっており、口の中でほろりと溶ける独特の食感が楽しめます。持ち運びに注意が必要なほど繊細なため、大切に持ち帰りたい、岩手ならではの限定品です。

モダンな洋菓子店：地元のフルーツを活かしたスイーツ

リンゴやブルーベリーなど、岩手県産の新鮮なフルーツを使った洋菓子も、お土産として人気が高まっています。

タルトタタン（Tarte Tatin）：岩手産リンゴを使ったアップルパイ

盛岡に本店を構える洋菓子店「タルトタタン」は、その名の通り、岩手県産のリンゴをたっぷり使ったアップルパイが有名です。サクサクのパイ生地と、甘酸っぱいリンゴの組み合わせが絶妙で、手土産として非常に人気があります。

ホールでの販売もありますが、食べやすいようにカットされたものもあります。日持ちは短いですが、その美味しさは格別で、当日中に渡せるお土産としては最高の選択肢の一つです。他にも、岩手産素材を使ったチーズケーキや焼き菓子も豊富に揃っています。

このように、岩手の名店を巡ることで、カタログには載っていない、作り手のこだわりが詰まった限定品に出会えるチャンスが増えます。ぜひ、観光の途中で気になるお店に立ち寄ってみてください。

観光地別（盛岡・平泉・宮古）のお土産の特徴と限定品

岩手県は非常に広大で、地域ごとに独自の文化やお土産が発展しています。旅行で訪れるエリアによって、手に入るお土産の傾向も変わってくるため、主要な観光地別のお土産の特徴を知っておくと、効率よくお土産を選ぶことができます。

盛岡エリア：ソウルフードと伝統工芸品が集中

盛岡は岩手県の県庁所在地であり、交通の要衝でもあります。そのため、お土産の種類が最も豊富で、岩手全域の有名なお土産が手に入りますが、特に「盛岡発祥」の限定品に注目しましょう。

• 盛岡三大麺（冷麺・じゃじゃ麺）のお土産セット
• 福田パン関連の限定お菓子
• 南部鉄器（特にモダンなカラーポットなど）
• 松栄堂、タルトタタンなど老舗の洋菓子・和菓子
• 地ビール（ベアレンビール）

盛岡駅のフェザンを中心に、ほとんどのお土産が手に入るため、時間が限られている方は盛岡でまとめて購入するのがおすすめです。盛岡城跡公園周辺の老舗和菓子店を巡るのも楽しいですよ。

平泉エリア：歴史と餅文化にちなんだ銘菓

世界遺産に登録されている平泉は、歴史的な背景を持つお土産が多いのが特徴です。特に、「もち米」を使ったお菓子や、梅などの素材を活かした銘菓が豊富です。

• 田むらの梅（松栄堂）：一関藩主ゆかりの銘菓で、平泉に隣接する一関市周辺で特に人気。
• くるみ餅やずんだ餅：平泉は餅文化が発達しており、餅を使ったお菓子が豊富です。
• 平泉限定のどら焼きや煎餅：世界遺産の金色堂などをモチーフにしたお菓子。

平泉エリアの道の駅やお土産店では、地元農家が作った新鮮なもち米や、その場で食べられるお餅の販売もあります。歴史を感じながら、ゆったりとしたお土産選びが楽しめます。

宮古・三陸海岸エリア：海の幸が中心の限定品

宮古市をはじめとする三陸海岸沿いのエリアは、新鮮な海の幸を使ったお土産が中心となります。しょっぱい系のお土産を探しているなら、このエリアが一番のおすすめです。

• 瓶ドン・瓶ウニ：久慈市や宮古市発祥の、見た目もユニークな海産物。
• 元祖いかせんべい（すが田）：磯の香りがたまらない海産物系煎餅。
• ワカメ、昆布などの海藻類：三陸産の質の高い海藻類は、日持ちも良く実用的。
• 海産物の加工品：ホタテやアワビを使った珍味やレトルト食品。

このエリアのお土産は、鮮度維持のため冷蔵・冷凍品が多いため、クール便での配送を前提に選ぶと良いでしょう。現地でしか味わえない新鮮な海産物を使ったお土産は、岩手旅行の最高の思い出になります。

【モモストア推し】編集部が選ぶ本当に買ってよかった絶品お土産

さて、ここまで岩手県でしか買えない様々なお土産をご紹介してきましたが、最後にモモストア編集部が「これは本当に買ってよかった！」と自信を持っておすすめできる、究極の「推し」お土産をいくつかご紹介させてください。初めて岩手を訪れる方はもちろん、リピーターの方にも新たな発見があるかもしれません。

推しその1：濃厚さの極み「岩泉ヨーグルト プレーン」

岩泉町で製造されている「岩泉ヨーグルト」は、その濃厚さ、なめらかさ、そして後味の良さが、一般的なヨーグルトとは一線を画しています。特にプレーン味は、酸味が控えめで、ミルク本来のコクと甘みが最大限に引き出されており、まるでデザートのような満足感があります。

このヨーグルトは、生乳にこだわって作られており、岩手県内でも一部のスーパーや道の駅、盛岡駅の冷蔵コーナーでしか手に入りにくい限定品です。日持ちはしますが、要冷蔵のため、保冷バッグに入れて持ち運ぶ必要があります。ご家族や健康志向の方へのお土産として、自信を持っておすすめできます。

推しその2：レトロで可愛い「たぬきさんケーキ」

岩手県岩泉町の洋菓子店が手掛ける「たぬきさんケーキ」は、そのレトロで可愛らしい見た目が、思わず笑みがこぼれるお土産です。バタークリームでコーティングされたスポンジケーキがたぬきの形になっており、どこか懐かしい味わいが特徴です。

近年、メディアでも取り上げられることが増えましたが、製造元の店舗周辺でしか手に入らないことが多く、非常にレアな限定品と言えます。見た目のユニークさから、若い友人や子供へのお土産として贈ると、話題になること間違いなしです。バタークリームが苦手な方もいますが、このレトロな可愛さには抗えない魅力がありますよ。

推しその3：究極の飯テロ「ひっつみ汁」お土産セット

「ひっつみ」とは、小麦粉を練って手でちぎった「すいとん」のようなもので、鶏肉やごぼう、人参などの根菜と煮込んだ岩手の郷土料理です。寒い冬には、体が芯から温まる岩手県民のソウルフードです。

これを自宅で簡単に作れるお土産セットが、道の駅や一部のお土産屋さんで販売されています。岩手の地鶏の出汁が効いたセットは、お家で岩手の温かい食文化を体験できる最高の「体験型」お土産です。特に、お味噌汁や煮物が好きな方、料理好きな方へのお土産として選んでみてはいかがでしょうか。

モモストアの推しお土産は、どれも岩手の風土と人の温かさが感じられるものばかりです。ぜひ、あなたにとって最高の岩手土産を見つけてくださいね。