電動ドライバーはどこで買える?ホームセンターから家電量販店、ネット通販まで徹底解説
こんにちは、モモストアです!
「よし、DIYを始めよう!」「IKEAで買った家具を組み立てたいけど、手回しドライバーは疲れる…」
そんな時に真っ先に欲しくなるのが、電動ドライバーですよね。
でも、いざ買おうと思っても、どこに売っているのか、どんな種類があるのか、意外とわからないことが多いもの。
ホームセンターに行けば売っているのはわかるけど、もっと手軽に買える場所はないの?
安くて手軽なものから、プロが使う本格的なものまで、種類が多すぎて選べない!
この記事では、DIY初心者の方や女性の方でも失敗しないように、
電動ドライバーがどこで売っているのかを徹底的に調査しました。
そして、それぞれの販売店の特徴と、あなたの用途にぴったりの選び方を、モモストアが分かりやすく解説していきますね!
・【定番】ホームセンターは種類豊富で初心者におすすめな理由
・実は穴場!家電量販店で電動ドライバーを探すメリット・デメリット
・ニトリやIKEAでも買える?家具メーカーの電動ドライバー事情
・プロも愛用!工具専門店・金物屋で手に入る本格派モデル
- 電動ドライバーが売っている販売店は主に5種類!
- 【定番】ホームセンターは種類豊富で初心者におすすめな理由
- 実は穴場!家電量販店で電動ドライバーを探すメリット・デメリット
- ニトリやIKEAでも買える?家具メーカーの電動ドライバー事情
- プロも愛用!工具専門店・金物屋で手に入る本格派モデル
- ドン・キホーテやバラエティショップの「格安モデル」の実力
- 電動ドライバーの価格相場はどのくらい?用途別比較テーブル
- 失敗しない電動ドライバーの選び方:パワーとトルクを理解しよう
- ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いを徹底解説
- 初心者や女性におすすめ!軽量・小型のペン型モデルの魅力
- ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリット
- 中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入はアリ?
- 【目的別】買う場所を使い分けよう!おすすめ購入先まとめ
- 電動ドライバーのバッテリー選び!長持ちさせる秘訣
- 作業音はどれくらい?近隣を気遣う「静音モデル」の存在
- 知っておきたい!電動ドライバーのメンテナンスと安全対策
- 電動ドライバーはどこで買える?モモストアまとめ
電動ドライバーが売っている販売店は主に5種類!

電動ドライバーを探す時、「ホームセンター一択!」と思っていませんか?
実は、私たちが思っている以上に、電動ドライバーは様々な場所で販売されているんです。
購入先を知っておくと、価格や品揃え、そして保証面などを比較して、自分に一番合った場所を選べるようになりますよ。
主に電動ドライバーを取り扱っているのは、以下の5つの販売店です。
| 販売店の種類 | 特徴・メリット | 向いている人 |
| ホームセンター | 実物を触って試せる。DIY用品全般が揃う。 | DIY初心者、実物を見て選びたい人。 |
| ネット通販(Amazonなど) | 価格競争が激しく安い。品揃えが豊富で比較しやすい。 | すぐに欲しい人、価格重視の人、プロモデルを探す人。 |
| 家電量販店 | 小型・軽量モデルや有名メーカー品(マキタなど)が手に入りやすい。 | 簡単な家具組み立てが主な目的の人。 |
| 工具専門店・金物屋 | プロ仕様の本格的なモデルが多い。専門知識のある店員に相談できる。 | 本格的なDIYや仕事で使用したい人。 |
| バラエティショップ・リユース店 | 手軽で安いモデルが多い。中古品でお得に手に入る場合も。 | 一時的に使いたい人、コストを抑えたい人。 |
このように、どこで購入するかによって、取り扱っている商品の種類や価格帯が大きく変わってくるのがわかりますね。
簡単な家具の組み立てだけなら家電量販店やネット通販で十分ですし、ウッドデッキを作るような本格的な作業ならホームセンターや工具専門店が最適です。
次の見出しからは、それぞれの販売店の「具体的なメリット・デメリット」や「どんな商品が置いてあるか」を詳しく解説していきますね!
読み進めるうちに、「私はここで買うのが一番良さそう!」という場所が見つかるはずですよ。
【定番】ホームセンターは種類豊富で初心者におすすめな理由
電動ドライバーを販売している場所として、やはり一番に思い浮かぶのはホームセンターではないでしょうか。カインズ、コメリ、DCM、コーナン、ビバホームなど、全国各地に店舗がありますよね。
ホームセンターがDIY初心者の方に特におすすめできるのには、いくつかの明確な理由があります。
実物を手に取って「重さ」「握りやすさ」を確かめられる
電動ドライバー選びで最も重要なことの一つが、「実際に使ってみてどうか」ということです。
カタログやネットの画像だけではわからないのが、本体の重さや重心、そして握ったときのフィット感です。特にDIY初心者の方や、女性の方にとっては、この「重さ」と「握りやすさ」が作業の快適さを大きく左右します。
重さの目安
簡単な家具組み立てなどであれば、本体重量が1kg未満のモデルを選ぶと腕が疲れにくいです。ペン型などの小型モデルも豊富にあります。
ホームセンターの工具売り場には、商品の見本が置いてあることがほとんどです。
実際に手に取ってみて、トリガー(引き金)を引いたときの感触や、バッテリーを装着したときのバランスを確かめてみましょう。重いと感じても、重心が手元に近いモデルは意外と扱いやすかったりしますよ。
豊富な品揃えとブランドの選択肢
ホームセンターは、プロの職人さんから週末DIYを楽しむ一般ユーザーまで、幅広い層をターゲットにしているため、品揃えが非常に豊富です。
主に以下の種類の電動ドライバーが並んでいます。
- ドリルドライバー:穴あけとネジ締めの両方が可能。初心者向け。
- インパクトドライバー:打撃力(インパクト)が加わり、硬い木材や長いネジも楽に締められる。
- 電動アシストドライバー:手回しドライバーに電動アシスト機能がついた小型モデル。
有名メーカーでは、マキタ(Makita)、HiKOKI(ハイコーキ)、リョービ(京セラ)、BOSCH(ボッシュ)といった、信頼性の高いブランドの製品が手に入ります。
また、ホームセンター独自のプライベートブランド(PB)製品も充実しており、これらは価格が安く、初めてのDIYには十分な性能を持っていることが多いです。
| メーカー・ブランド | 特徴 |
| 有名プロメーカー(マキタ、HiKOKIなど) | 高性能、耐久性抜群。バッテリーの共通化ができるため、他の工具も揃えやすい。 |
| 海外DIYブランド(BOSCHなど) | デザイン性が高く、初心者向けのセット商品が充実している。 |
| PBブランド(カインズ Kumimokuなど) | とにかく価格が安い。簡単な家具組み立てには最適。 |
店員さんに直接、自分のやりたい作業(例:カラーボックスの組み立て、棚の作成など)を伝えれば、適切なモデルをアドバイスしてもらえるのも大きなメリットですね。専門的な知識がなくても安心して選べるのがホームセンターの強みと言えます。
実は穴場!家電量販店で電動ドライバーを探すメリット・デメリット
ホームセンター以外の意外な購入先として注目したいのが、家電量販店です。ビッグカメラやヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの大手店舗でも、電動ドライバーの取り扱いが増えてきています。
「え?家電量販店で工具?」と思うかもしれませんが、実は簡単なDIYを目的としたモデルを探している人には、ぴったりの場所なんです。
家電量販店で見つかるのは「ライトユース」な小型モデル
家電量販店に置いてある電動ドライバーは、本格的なプロ仕様のモデルよりも、「家庭での使いやすさ」に特化した小型・軽量のものが中心です。
- ペン型・スティック型ドライバー:手のひらサイズで、日常的なネジ締めや家具の組み立てに最適。
- USB充電式モデル:専用の充電器が不要で、スマホと同じように手軽に充電できる。
- 電動アシストドライバー:手動での締め付けも可能な、ハイブリッドタイプ。
特に、「滅多に使わないけど、たまに必要になる」という方には、場所を取らない小型モデルがおすすめです。デザインもシンプルでスタイリッシュなものが多く、リビングに置いていても違和感がありません。
家電量販店のメリットとデメリット
家電量販店ならではのメリットと、注意すべきデメリットをまとめました。
メリット:ポイント還元と手軽さ
最大のメリットは、ポイント還元があることです。普段のお買い物で貯めているポイントを使えたり、購入でポイントが貯まったりするため、実質的な購入価格を抑えることができます。
また、お買い物ついでに立ち寄れる手軽さも魅力です。例えば、大型家具を購入した後、その足でドライバーも購入できるのは便利ですよね。
デメリット:本格派モデルの品揃えは少ない
一方で、家電量販店はあくまで「家電」がメインです。そのため、
- 高いトルク(締め付け力)を持つインパクトドライバーの品揃えは少ない。
- 木材の穴あけなど、本格的なDIYに必要なドリルビットの種類が少ない。
- 専門知識を持つ店員さんが少ないため、詳細なアドバイスは期待できない。
といったデメリットがあります。もしあなたがウッドデッキ作りや、家のリフォームなど、プロ並みの作業を考えているなら、ホームセンターや工具専門店を選ぶ方が確実でしょう。
ニトリやIKEAでも買える?家具メーカーの電動ドライバー事情
家具を購入する時、一緒に電動ドライバーをすすめられた経験はありませんか?
ニトリやIKEAといった大手家具メーカーでも、実は電動ドライバーやそれに近い工具の取り扱いがあります。これは、「家具の組み立て」という明確な目的に特化しているのが特徴です。
IKEA(イケア)の電動ドライバーは組み立てに最適
IKEAでは、家具の組み立てに必要な工具として、オリジナルの電動ドライバーを取り扱っています。
代表的なのは、FIXA(フィクサ)シリーズなどです。
- 目的が明確:IKEAの家具に使われるネジのサイズに合わせて設計されているため、サイズ違いの失敗がありません。
- 価格が手頃:非常にリーズナブルな価格設定で、初めて電動工具を持つ人には手を出しやすいです。
- コンパクト:収納場所にも困らない小型でシンプルなデザインです。
ただし、IKEAのドライバーは「家具の組み立て専用」と考えた方が良いでしょう。
木材に穴を開けるといった、家具組み立て以外の本格的なDIY作業にはパワーが不足しています。しかし、年に数回、IKEAやニトリ、その他通販で購入した家具を組み立てるのが主な目的なら、まさに最適な選択肢と言えます。
ニトリやその他の家具店では「電動アシストドライバー」が多い
ニトリでは、IKEAのような専門の電動ドライバーというよりは、「電動アシスト機能付きの手回しドライバー」に近いものが販売されていることがあります。これは、手回しでネジを少し締めた後、電動で最後まで締め付けるというもので、非常に手軽です。
家具組み立てにおける最大のメリット
手回しドライバーで家具を組み立てると、ネジを締める作業だけで数時間かかり、腕がパンパンになってしまいますよね。
電動ドライバーを使えば、その作業時間が劇的に短縮され、体力的な負担がゼロになると言っても過言ではありません。特に女性の一人暮らしの方や、力に自信がない方にとっては、家具メーカーが販売するこれらのドライバーは、買って後悔しないアイテムと言えるでしょう。
もし、あなたが「家具の組み立て」のために電動ドライバーを探しているなら、一度、ニトリやIKEAのオンラインストアや店頭をチェックしてみることを強くおすすめします。
プロも愛用!工具専門店・金物屋で手に入る本格派モデル
ここからは、「DIYの域を超えて、もはや職人!」という方や、「長く使える高性能な一台が欲しい!」という方に向けた購入先をご紹介します。それが、工具専門店や金物屋です。
金物屋の魅力:プロ仕様の工具と豊富な専門知識
地域の昔ながらの金物屋や、アクトツール、ツールオフなどの工具専門店は、一般のホームセンターとは一線を画しています。
ここでは、マキタ、HiKOKI、マックス、パナソニックといった、プロの職人さんが仕事で使うための、高性能で耐久性に優れたモデルが中心に並んでいます。
金物屋の具体的なメリット
- 専門的な知識:店員さんが工具に関する深い知識を持っているので、具体的な作業内容に合わせて最適なモデルを提案してくれます。例えば、「硬い集成材に直径8mmの穴を開けたい」といった相談にも的確に答えてくれるでしょう。
- プロ向けモデル:ホームセンターでは見かけない、高電圧(18Vや36Vなど)でパワフルなインパクトドライバーや、特殊な電動工具が手に入ります。
- アフターサービス:修理やメンテナンスの相談にも強く、購入後のサポートも充実していることが多いです。
価格はホームセンターのPBモデルよりも高くなりますが、その分、「一生モノ」として長く使い続けられる品質が手に入ります。特に、ブラシレスモーター搭載モデルなど、最新の技術が詰まった工具を探しているなら、まず工具専門店を訪れるべきです。
工具専門店がおすすめな人
次のような目的がある方は、工具専門店や金物屋での購入を検討してみてください。
| 目的 | 選ぶべき理由 |
| ウッドデッキ、自宅リフォーム | 長時間、硬い木材にネジを打ち込むための高いトルクと耐久性が必要。 |
| 頻繁なDIYや副業 | バッテリーの持ちが良く、壊れにくいプロ仕様のモデルの方が、結果的にコスパが良い。 |
| メーカー純正のバッテリー共通化 | マキタやHiKOKIなどのバッテリーを他の工具(丸のこ、サンダーなど)と共通化して使いたい場合。 |
もちろん、初心者の方でも安心して入店できます。
「これからDIYを始めたいのですが…」と伝えれば、親切に対応してくれるはずですよ。本格的な工具の世界を覗いてみるのも、楽しい経験になるでしょう。
ドン・キホーテやバラエティショップの「格安モデル」の実力
もっと手軽に、もっと安く電動ドライバーを手に入れたい!
そう考える方も多いですよね。実は、ドン・キホーテや一部の大型バラエティショップ、ディスカウントストアなどでも、電動ドライバーが売られていることがあります。
これらの店舗で売られているのは、主に「超格安モデル」です。
価格破壊!「一回限り」の使用なら十分すぎる性能
ドン・キホーテなどで見かける電動ドライバーは、3,000円以下で購入できるものも少なくありません。ホームセンターで売られている有名メーカーの最低価格帯よりも、さらに安いことが多いです。
格安モデルの主な用途
これらのモデルは、以下のような用途に使う分には、十分な実力を発揮してくれます。
- 引っ越し直後のカラーボックスや簡単な棚の組み立て。
- 家具のネジが緩んだ時の締め直しといった、日常的なメンテナンス。
- 年に1回程度の、ごく簡単なDIY作業。
特に、「とりあえず電動ドライバーというものを試してみたい」という初心者の方にとっては、最初に手を出すのに最適な価格帯と言えます。
格安モデルの注意点:パワーと耐久性
しかし、安いものには当然、それなりの理由があります。
格安モデルを購入する際には、以下の点に注意が必要です。
| 注意点 | 具体的な影響 |
| トルク(締め付け力)が弱い | 硬い木材や長いネジを締める途中でパワー不足になる。 |
| バッテリーの持ちが悪い | 充電してもすぐに電池切れになる。長時間の作業には不向き。 |
| 耐久性が低い | モーターやギアが弱く、頻繁に使用すると早く壊れてしまう可能性がある。 |
また、ドン・キホーテなどの店舗では、工具の専門知識を持つ店員さんがいないため、自己責任での購入となります。
もし、「将来的に本格的なDIYもやってみたい」という気持ちが少しでもあるなら、最初は少し奮発して、ホームセンターで有名メーカーの初心者向けモデル(7.2V~10.8V程度)を選んだ方が、後悔が少ないかもしれませんね。
電動ドライバーの価格相場はどのくらい?用途別比較テーブル
販売店によって価格帯が大きく異なる電動ドライバーですが、実際に皆さんが知りたいのは「私の目的に合ったものは、いくらくらいで買えるの?」という点ではないでしょうか。
ここでは、用途別に見た価格相場を分かりやすくまとめてみました。
3つの用途で見る!価格と必要な機能
電動ドライバーの価格は、主に「パワー(電圧・トルク)」と「モーターの質(ブラシレスかどうか)」によって決まります。
| 用途レベル | 主な作業内容 | 価格相場(目安) | 必要なスペック |
| レベル1:軽作業 | 家具の組み立て、PC分解、日常のネジ締め。 | 3,000円〜7,000円 | 3.6V〜7.2V、低トルク(5N・m未満)のペン型や小型モデル。 |
| レベル2:一般DIY | 棚の自作、簡単な木材への穴あけ、ウッドパネルの設置。 | 8,000円〜20,000円 | 10.8V〜14.4V、ドリルドライバー、トルク調整機能付き。 |
| レベル3:本格・プロ | ウッドデッキ、テラス作成、厚い木材へのビス打ち、リフォーム。 | 20,000円〜50,000円以上 | 18V以上、インパクトドライバー、ブラシレスモーター搭載モデル。 |
ご覧の通り、用途が上がるにつれて価格も比例して上がっていくのがわかりますね。
「とりあえず安いものを!」とレベル3の作業にレベル1のドライバーを使うと、作業が完了しないだけでなく、工具の故障にも繋がる可能性があります。ご自身の目的を明確にして、予算を組むようにしましょう。
価格を抑えるためのヒント
「レベル2くらいの作業をしたいけど、予算が厳しい…」という方もご安心ください。価格を抑えつつ、良い商品を手に入れる方法はあります。
- 付属品をチェック:バッテリーや充電器、各種ビットがセットになっている商品(フルセット)は、バラバラに買うよりお得です。
- バッテリー共通化:マキタなどのメーカーは、バッテリーが複数の工具で共通して使えます。既に他の工具を持っている場合は、本体のみ(バッテリー・充電器なし)で購入すると、大幅に価格を抑えられます。
- 型落ちモデル:毎年新しいモデルが発売されるため、少し前の型落ちモデルを狙うと、性能は十分なのに安く買えることがあります。
特にネット通販では、セールなどで型落ちモデルが狙い目になることが多いので、こまめにチェックしてみてくださいね。
失敗しない電動ドライバーの選び方:パワーとトルクを理解しよう
「結局、どれを選べばいいの?」という疑問に答えるため、電動ドライバー選びの最も重要なポイントである「パワー」と「トルク」について、詳しく解説していきます。 ここを理解しておけば、店頭やネットで商品スペックを見たときに、それが自分の作業に合っているかどうかがすぐに判断できるようになりますよ。
トルク(N・m)とは?締め付ける力のこと
「トルク」は、電動ドライバーがネジを「どれくらいの力で回転させ、締め付けることができるか」を示す数値です。単位は「N・m」(ニュートンメートル)で表されます。この数値が大きいほど、硬い素材や長いネジを楽に締め付けることができます。
| トルクの目安 | 適した作業 |
| 3〜5 N・m | 家具の組み立て、簡単な木ネジの締め付け(レベル1) |
| 10〜20 N・m | 厚めの木材への穴あけ、中程度の長さの木ネジの締め付け(レベル2) |
| 40 N・m以上 | 長いコーススレッド(太くて長いネジ)や硬い材料への打ち込み(レベル3/プロ仕様) |
初心者の方が注意したいのは、トルクが強すぎると、ネジの頭を潰してしまったり、木材を割ってしまったりする可能性がある点です。
そのため、ほとんどの電動ドライバーには「トルク調整機能(クラッチ機能)」が付いています。
これは、設定したトルクに達すると空回りして、それ以上ネジを締め付けないようにする機能です。この機能がついたモデルを選ぶことで、失敗を格段に減らすことができますよ。
電圧(V)とは?パワーの源のこと
電圧(V/ボルト)は、バッテリー式の場合に特に重要で、電動ドライバーの総合的な「パワーの源」を示します。
電圧が高いほど、トルクも高くなり、回転数も速くなる傾向があります。
- 3.6V〜7.2V:小型・軽量で、室内での軽作業向き。
- 10.8V〜14.4V:DIYのスタンダード。穴あけや様々な作業に対応できるバランス型。
- 18V〜36V:プロ仕様。高い負荷がかかる作業や、長時間の連続作業に最適。
DIY初心者の方なら、まずは10.8V前後のモデルから始めるのがおすすめです。重さも比較的軽く、パワーも家具組み立てから簡単な棚作りまでこなせる、まさに「黄金比」のスペックと言えます。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いを徹底解説
電動ドライバーを探していると、必ず出会うのが「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」という2種類です。
名前が似ていますが、この二つは全く違う仕組みで動いており、それぞれ得意な作業が異なります。間違って選んでしまうと、作業効率が大きく落ちてしまうので、しっかりと違いを理解しておきましょう。
ドリルドライバー(繊細な作業と穴あけの万能選手)
ドリルドライバーは、「ネジを回す」と「穴を開ける」という2つの基本動作に特化したモデルです。
- 仕組み:回転する力(トルク)のみでネジを締め付けます。
- 得意なこと:
- 木材や金属への穴あけ作業。
- トルク調整機能(クラッチ)を使って、ネジの締め付け具合を繊細にコントロールする作業。
- 比較的柔らかい木材や、短いネジの締め付け。
- 音:比較的静かで、マンションなどでの夜間の作業にも向いています。
ドリルドライバーは、DIY初心者の方や、家具の組み立てがメインの方に、最もおすすめできる万能な一台です。
締め付けが優しいため、ネジ頭を潰す失敗も少ないのが魅力です。
インパクトドライバー(強力な打撃力でネジをねじ込むパワー型)
インパクトドライバーは、回転の力に加えて、「回転方向への打撃力(インパクト)」が加わるのが最大の特徴です。
- 仕組み:ネジが硬くて回転が止まりそうになると、ハンマーで叩くような衝撃(打撃)を瞬間的に加えて、強引にネジをねじ込みます。
- 得意なこと:
- 硬い木材や分厚い材料への、長いネジ(コーススレッドなど)の打ち込み。
- 大量のネジを短時間で一気に締め付ける作業。
- 音:打撃音が「ダダダダッ!」と非常に大きく、集合住宅での作業には向いていません。
インパクトドライバーは、プロの職人さんが最も多用するモデルです。非常に強力なパワーを持つ反面、繊細なトルク調整が難しく、力加減を間違えるとネジ頭を一瞬で潰してしまいます。初心者の方は、まずはドリルドライバーから始めるのが安心でしょう。
選び方のまとめ
迷ったら、こう考えてみましょう。
- 家具組み立てや簡単なDIY → ドリルドライバー
- 本格的な屋外DIYやプロの仕事 → インパクトドライバー
初心者や女性におすすめ!軽量・小型のペン型モデルの魅力
「電動ドライバーは重くてゴツい」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんね。
しかし、最近の電動ドライバーは進化しており、特にDIY初心者や女性の方でも片手で軽々扱える「ペン型モデル」が非常に人気を集めています。
まるで文房具!取り回しの良さが段違い
ペン型電動ドライバーは、その名の通り、ボールペンのように細長く、非常にコンパクトな形状をしています。この形状が、作業のしやすさに直結しています。
| メリット | 具体的な恩恵 |
| 軽量 | 長時間使用しても腕が疲れにくい。天井などの高い場所での作業も楽々。 |
| スリム | 家具の隙間や、引き出しの奥など、狭い場所での作業に強い。 |
| 手動併用可能 | 電動で仮締めした後、最後の仕上げだけ手動で確実に締め付けることができるモデルが多い。 |
| USB充電 | モバイルバッテリーやPCから充電できるため、専用充電器が不要で手軽。 |
例えば、カラーボックスの組み立て時など、最後のネジを締める際に、壁との隙間が狭くて普通の電動ドライバーが入らない…という経験はありませんか?
ペン型なら、ほとんどの隙間にスッと入って作業できるため、ストレスなく作業を完了できます。
ペン型モデルの選び方
ペン型モデルにも、メーカーや種類によって若干の違いがあります。
- 電圧(V):3.6Vや7.2Vが主流です。家具組み立てには3.6Vでも十分ですが、少しパワーが欲しいなら7.2Vを選びましょう。
- トルク(N・m):トルクはそれほど高くありませんが、中には10N・m近く出るパワフルなモデルもあります。クラッチ機能(トルク調整機能)が付いているか確認しましょう。
- 形状:まっすぐな「ストレート型」と、グリップが曲がってピストル型にもなる「変形型」があります。変形型の方が、作業場所に合わせて使い分けができるため便利でおすすめです。
本格的な木工には向きませんが、「日常のちょっとした作業」を電動化したいという方には、ペン型ドライバーは最高のパートナーとなってくれますよ。
ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリット
今や、電動ドライバーの購入先として、ホームセンターと並んで主流になっているのがネット通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、膨大な数の電動ドライバーが販売されており、ここにしかないメリットがたくさんあります。
価格と品揃えの「圧倒的な自由度」
ネット通販の最大の魅力は、「品揃えの豊富さ」と「価格競争の激しさ」にあります。
- 有名メーカーからマイナーな海外メーカーまで:ホームセンターでは扱っていないような、ニッチな高性能モデルや、コストパフォーマンスに優れた海外ブランドの製品も簡単に見つけられます。
- 価格比較の容易さ:複数のサイトを一瞬で比較できるため、最安値を見つけやすいです。タイムセールやポイントアップキャンペーンなども頻繁に開催されるため、お得に購入できるチャンスが豊富です。
また、ネット通販なら「本体のみ」の販売も多いです。
すでにマキタなどのバッテリーを共通化している方は、本体だけを安く買い足せるので、プロ・アマ問わず利用者が多いのです。
レビューとスペックで「プロの目線」で選べる
実物を手に取れないというデメリットはありますが、それを補って余りあるのが「購入者のレビュー」です。
実際に使用した人の「このネジは締まらなかった」「バッテリーの持ちはこれくらい」といった生の声は、何よりも参考になります。
また、商品のスペック情報が詳細に記載されているため、トルク、回転数、重量などを正確に比較でき、失敗のリスクを減らすことができます。
ネット通販での選び方のコツ
- 自分の目的に合ったトルク値(N・m)を決め、その範囲内の商品に絞り込む。
- レビューの評価が星4.0以上のものを中心にチェックする。
- 付属品(バッテリー、充電器、ケース)が何が入っているかを確認する。フルセットは初心者におすすめです。
今日中に欲しい!という場合は、Amazonプライムなどの翌日配送サービスを利用すれば、ホームセンターに行く手間もなく、すぐに手元に届きますよ。
中古品やフリマアプリ(メルカリなど)での購入はアリ?
「できるだけ初期費用を抑えたい」「プロ仕様のハイエンドモデルを安く手に入れたい」という場合に選択肢に入るのが、中古品やフリマアプリでの購入です。
メルカリやヤフオク、そしてセカンドストリートなどのリユースショップでも、電動ドライバーは頻繁に出品・販売されています。ここでは、そのメリットと、絶対に注意すべきリスクについて解説します。
中古品の最大のメリット:プロモデルがお得に手に入る
プロの職人さんは、新しい高性能モデルが出るたびに、古いモデルを売却することが多いです。そのため、中古市場には、使用頻度が比較的低い「プロ仕様のハイエンドモデル」が安価に出回ることがあります。
例えば、新品では5万円以上するようなマキタのインパクトドライバーが、中古で2万円台で手に入ることも珍しくありません。これは、性能重視で、価格を抑えたい方にとっては非常に魅力的な選択肢です。
中古品・フリマアプリでの購入リスクとチェックポイント
しかし、中古品には新品にはないリスクも存在します。特に注意すべきは「バッテリー」と「モーターの状態」です。
| リスク | チェックポイント | 対処法 |
| バッテリー劣化 | 「バッテリーの残量表示」や「使用期間」を質問で確認する。 | 劣化している場合は、本体が安くても、新品の純正バッテリーの価格を考慮に入れる。 |
| モーター・ギアの異常 | 出品者に「異音やブレがないか」を尋ねる。可能であれば動作動画を要求する。 | 異音がする場合は、すぐに故障する可能性があるため購入を避ける。 |
| 保証がない | 初期不良以外の購入後の故障はすべて自己負担となる。 | 信頼できるリユースショップ(セカンドストリート、ハードオフなど)や、返品可能なフリマサイトを選ぶ。 |
フリマアプリで購入する場合は、「動作確認済み」であることや、「充電が問題なくできるか」を、出品者に丁寧に確認しましょう。
もし、これらの確認ができない場合は、リスクを避けてホームセンターやネット通販で新品の購入を検討する方が賢明です。
中古品は魅力的ですが、「知識がある人向け」の購入方法であると理解しておきましょう。
【目的別】買う場所を使い分けよう!おすすめ購入先まとめ
ここまで、電動ドライバーの様々な購入場所と、選び方のポイントを解説してきました。最後に、あなたの「目的別」に、どの販売店が一番おすすめかを分かりやすくまとめておきますね!
「家具の組み立て」がメインで、初期費用を抑えたい人
年に数回、IKEAやニトリ、ネット通販の家具を組み立てるのが主な目的であれば、「軽作業用」の小型モデルで十分です。
- おすすめ購入先:家電量販店、ネット通販(Amazonなど)、IKEAなどの家具メーカー
- 選ぶべきモデル:3.6V〜7.2Vのペン型ドライバー、電動アシストドライバー
- 理由:価格が安く、サイズが小さいため収納に困らない。高トルクは不要。ポイント還元やセット品のお得度が高い。
特に、家電量販店なら、お買い物ついでに手軽に購入できて、すぐに持ち帰れるのが魅力です。
「本格的なDIY」にチャレンジしたい初心者・中級者
これから棚の自作、ウッドボックス作り、簡単な壁への穴あけなど、「木工」を中心としたDIYを趣味にしたい方は、バランスの取れたモデルが必要です。
- おすすめ購入先:ホームセンター、ネット通販(Amazon、楽天市場など)
- 選ぶべきモデル:10.8V〜14.4Vのドリルドライバー(トルク調整機能付き)
- 理由:実物を手に取って重さを確認でき、ドリルビットなど関連商品も一緒に揃えられる。店員に相談しながら選べる安心感がある。ネット通販なら価格比較が容易。
まずはホームセンターで実物に触れてみて、気に入ったモデルの品番を控えてから、ネット通販で最安値を探すという方法もおすすめです。この方法だと「実物を確認できるメリット」と「ネットの価格メリット」の両方を享受できますよ。
「仕事」や「大規模DIY」で毎日使いたいプロ志向の人
ウッドデッキの作成や、自宅の全面リフォームなど、タフな作業を長時間行う予定の方は、パワーと耐久性を最優先に考える必要があります。
- おすすめ購入先:工具専門店・金物屋、ネット通販(プロ向けECサイト含む)
- 選ぶべきモデル:18V以上のインパクトドライバー(ブラシレスモーター推奨)
- 理由:圧倒的なパワーと耐久性が得られる。バッテリーの共通化など、システム的なメリットが大きい。専門知識を持つ店員からのアドバイスが貴重。
プロの工具は初期投資は高くなりますが、その分、作業効率が上がり、故障のリスクが少なくなるため、結果的に時間とコストの節約に繋がります。
この記事を参考に、あなたにぴったりの電動ドライバーを見つけて、快適で楽しいDIYライフをスタートさせてくださいね!
楽天市場で電動ドライバーを買うメリットとは?
ネット通販の中でも、特に楽天市場はポイント還元率が高いため、実質的な価格を抑えたい人におすすめです。楽天スーパーセールやお買い物マラソンといったイベントを狙うと、普段よりもはるかにお得に高性能な電動ドライバーを手に入れることができます。
また、楽天市場に出店しているのは、家電量販店や工具専門店など、多岐にわたるため、プロのショップが販売する本格的なモデルも、ポイントを貯めながら購入できるのが魅力です。
楽天カードをお持ちであれば、さらにポイントアップが期待できるため、他のネット通販よりもお得になるケースが多いですよ。
例えば、楽天市場で「マキタ 10.8V ドリルドライバー」を検索してみると、セット品や本体のみなど、様々な条件で比較検討できるので、一度チェックしてみてください。 → 楽天市場で電動ドライバーを探す
Amazonで手軽に買うなら翌日配送をチェック
とにかく「早く欲しい!」という方には、Amazonが圧倒的におすすめです。特にプライム会員であれば、最短で翌日配送が可能です。週末に急にDIYを思い立っても、すぐに工具を手に入れられるのは非常に心強いですね。
Amazonでは、独自のブランドだけでなく、国内有名メーカーの製品も豊富に扱っており、レビュー数も多いため、人気商品や失敗のない商品を見つけやすいのが特徴です。また、家具組み立て用のビットセットなど、関連アクセサリーも同時に購入できるため、「ワンストップ」で全ての準備を整えることができます。
Amazonでは、評価の高い小型電動ドライバーがランキング形式で紹介されていることも多いので、人気商品を参考に選ぶのも一つの手です。 → Amazonで人気モデルを見る
Yahoo!ショッピングでもポイント活用でお得に
TポイントやPayPayを利用している方は、Yahoo!ショッピングでの購入が最もお得になる場合があります。「5のつく日」や「PayPayジャンボ」といったキャンペーンを狙えば、驚くほど高還元率で電動ドライバーを購入できることがあります。
Yahoo!ショッピングは、ホームセンターのオンラインストアや、工具専門のECサイトが出店していることも多く、信頼性の高いショップから購入できる安心感があります。価格帯も幅広く、軽作業用の安価なものから、プロ向けのハイエンドモデルまで、様々な商品が揃っています。
また、SoftBankやY!mobileユーザーであれば、さらにポイントアップの特典があるため、普段からこれらのサービスを利用している方は、まずYahoo!ショッピングをチェックしてみましょう。 → Yahoo!ショッピングのお得な情報はこちら
メルカリやリユースショップで掘り出し物を探す
中古品の購入について深く掘り下げてみましょう。前述したように、中古品にはリスクもありますが、「掘り出し物」を見つける楽しみがあるのも事実です。
特に、フリマアプリのメルカリでは、「一度使ったけど、思っていたのと違った」というような、ほぼ新品に近い状態の電動ドライバーが出品されていることがよくあります。このような商品は、定価よりもかなり安く手に入るため、初心者の方にとっては非常にラッキーな買い物になるでしょう。
ただし、メルカリでの購入は「自己防衛」が非常に重要です。以下の点を参考に、失敗のないように取引を進めてください。
メルカリ・中古品購入の成功術
- 出品者の評価をチェック:評価が低すぎる、または取引実績が少なすぎる出品者は避けましょう。
- 質問を恐れない:「バッテリーはどれくらいの頻度で使っていましたか?」「最後に充電したのはいつですか?」など、具体的な質問を投げかけ、回答の速さや丁寧さも判断材料にしましょう。
- 付属品を確認:ビットやケースが全て揃っているか、写真で確認しましょう。
リサイクルショップの場合は、店頭で実際に動作をチェックできることが多いです。トリガーを引いて異音がないか、回転にムラがないかを確認してから購入しましょう。 → メルカリで中古の電動ドライバーを見る
ホームセンターのオリジナルブランドを徹底比較
ホームセンターのオリジナルブランド(PB)は、「価格の安さ」と「必要十分な性能」を両立させているため、特に最初の1台としておすすめです。各社のPBを比較してみました。
| ホームセンター名 | オリジナルブランド名(例) | 主な特徴 |
| カインズ | Kumimoku(クミモク) | DIY初心者向けのデザイン性が高い製品が多い。カラーバリエーションも豊富。 |
| コメリ | Power Build(パワービルド) | プロ用工具も扱うコメリならではの、安定した品質とコスパの良さが特徴。 |
| DCM(カーマ・ダイキなど) | DCMブランド | ベーシックで使いやすいモデルが多い。手頃な価格帯が魅力。 |
これらのPBブランドの多くは、簡単な家具組み立てに最適な7.2V程度のドリルドライバーを中心に取り扱っています。価格は5,000円〜10,000円程度で、初めての電動工具としては最適の価格帯です。
また、ホームセンターによっては、「工具レンタルサービス」を行っている場合もあります。
もし、本当に年に1回しか使わないという場合は、購入せずにレンタルで済ませてしまうのも、賢い選択肢の一つですよ。まずは、お近くのホームセンターのサービスをチェックしてみてください。 → カインズの店舗情報はこちら
電動ドライバーのバッテリー選び!長持ちさせる秘訣
電動ドライバーがコードレスで使えるのは、バッテリーのおかげです。
このバッテリー、実は電動ドライバーの「心臓部」と言っても過言ではなく、選び方や使い方一つで、作業の快適さや工具の寿命が大きく変わってきます。特に初心者の方は、バッテリーの種類と寿命を意識しておきましょう。
主流はリチウムイオンバッテリー
現在販売されている電動ドライバーのほとんどは、リチウムイオンバッテリーを採用しています。
- メリット:軽量で大容量、継ぎ足し充電によるメモリー効果(電池容量が減る現象)がないため、いつでも充電できるのが大きなメリットです。
- デメリット:完全に放電(使い切り)した状態で長時間放置すると、バッテリーが再起不能になるリスクがあります。
昔の電動工具に使われていたニッカドバッテリーなどとは違い、リチウムイオンバッテリーは「こまめに充電する」のが長持ちさせる秘訣です。完全に使い切る前に充電する習慣をつけましょう。
Ah(アンペアアワー)とV(ボルト)の関係
バッテリーのスペックには、電圧を示す「V(ボルト)」の他に、容量を示す「Ah(アンペアアワー)」という単位があります。
このAhの数値が大きいほど、「一回の充電で長時間使用できる」ということになります。
| 容量(Ah) | 適した作業 |
| 1.5Ah以下 | 軽作業、短時間の利用。本体が非常に軽量。 |
| 2.0Ah〜3.0Ah | 一般DIYに最適。パワーと持続時間のバランスが良い。 |
| 4.0Ah以上 | プロの長時間の連続作業。バッテリー自体は重くなる。 |
あなたが長時間作業をする予定なら、Ahの大きなバッテリーを選ぶか、予備のバッテリーを一つ用意しておくことを強くおすすめします。バッテリー切れで作業が中断するのは、想像以上にストレスですからね。
作業音はどれくらい?近隣を気遣う「静音モデル」の存在
電動ドライバーを使う上で、特に集合住宅にお住まいの方が気になるのが「作業音」ではないでしょうか。
「上の階の人のDIYの音がうるさい…」というトラブルは少なくありません。静かに作業をしたいというニーズに応えるため、最近では「静音モデル」の電動ドライバーも発売されています。
インパクトドライバーの「打撃音」に注意!
先ほど解説した通り、最も大きな音が出るのはインパクトドライバーの打撃音です。木材にネジが当たってから「ダダダダッ!」と鳴るあの音は、壁を突き抜けて響きやすく、夜間はもちろん、昼間でも近隣への配慮が必要です。
もし、あなたが集合住宅や隣家との距離が近い環境で作業をする予定なら、インパクトドライバーの購入は慎重に検討すべきです。
静音モデルの種類と選び方
音の大きさを気にするなら、以下の2つの選択肢がおすすめです。
ドリルドライバーを選ぶ
打撃音がない分、インパクトドライバーよりも圧倒的に静かです。回転音はしますが、掃除機やドライヤーの音に近く、昼間の使用であればほとんど問題にならないでしょう。
オイルパルスドライバー(静音インパクト)を選ぶ
これは、インパクトドライバーの一種ですが、金属のハンマーではなく、油圧(オイル)の力で衝撃を伝える仕組みになっています。打撃音が「ダダダダッ」ではなく「キュキュキュッ」というような、非常に静かでマイルドな音になります。
- メリット:インパクトドライバー並みのパワーがありながら、音が静か。
- デメリット:通常のインパクトドライバーよりも価格が高め。
プロの職人さんも、早朝や夜間の作業、病院や図書館などの静音が求められる現場でこのオイルパルスドライバーを使用することがあります。静音性を最重視するなら、このモデルを検討してみましょう。
いずれにしても、集合住宅で作業をする場合は、「作業時間」を平日の日中(午前10時〜午後5時くらいまで)に限定し、事前に近隣に一言伝えておくなどの配慮も忘れないようにしたいですね。
知っておきたい!電動ドライバーのメンテナンスと安全対策
電動ドライバーは、長く使えば使うほど愛着が湧くものです。安全に、そして長く使い続けるために、日常の簡単なメンテナンスと安全対策を知っておきましょう。
日常のメンテナンスは「掃除」と「保管」が基本
高性能な電動ドライバーでも、メンテナンスを怠るとすぐに寿命が縮んでしまいます。以下の2点を心がけましょう。
- 本体の掃除:作業が終わったら、木くずや粉塵をブラシやエアーダスターでしっかり取り除きましょう。特に、モーターの排気口にホコリが溜まると、オーバーヒートの原因になります。
- ビットの管理:ネジを回す先端部分(ビット)は消耗品です。ネジの頭が滑りやすくなったら、すぐに交換しましょう。また、使用後はサビ防止のために軽く油を塗っておくと長持ちします。
そして、最も重要なのが「保管」です。湿気の多い場所や直射日光の当たる場所に保管すると、本体が錆びたり、バッテリーの劣化が早まったりします。付属のケースに入れ、温度変化の少ない乾燥した場所で保管しましょう。
安全対策:服装と準備が命
電動ドライバーは非常に便利な工具ですが、使い方を間違えると怪我に繋がる危険性もあります。作業を始める前に、必ず以下の安全対策を行ってください。
- 服装:袖の長い服や、だぶついた服は回転部分に巻き込まれる危険があるため避けましょう。軍手も巻き込みのリスクがあるため、滑り止めのついたフィットする手袋がおすすめです。
- 保護具:木くずや金属片が飛んでくることがあるため、保護メガネ(ゴーグル)を必ず着用しましょう。これは、怪我を防ぐための必須アイテムです。
- 作業環境:足元にコードがないか、電源を抜く前にドライバーから手を離していないかなど、基本的な安全確認を徹底しましょう。
これらのメンテナンスと安全対策をしっかり行うことで、電動ドライバーはあなたのDIYライフを長くサポートしてくれる頼もしい相棒となってくれますよ。
電動ドライバーはどこで買える?モモストアまとめ
さて、電動ドライバーがどこで売っているのか、そしてどう選ぶべきか、全ての疑問は解決できましたでしょうか?
最後に、この記事でご紹介した購入先の選び方をもう一度おさらいしておきましょう。
| 目的 | おすすめの購入先 | モデルの種類 |
| とにかく安く、家具組み立てメイン | 家電量販店、ドン・キホーテ、IKEA、Amazon | 3.6V〜7.2Vのペン型・小型ドリルドライバー |
| 本格DIY(棚作り、穴あけ)を始めたい | ホームセンター、楽天市場、Yahoo!ショッピング | 10.8V〜14.4Vのドリルドライバー(トルク調整機能付き) |
| 仕事や長時間のプロ作業 | 工具専門店・金物屋、Amazon(プロモデル) | 18V以上のインパクトドライバー(高Ahバッテリー) |
電動ドライバーは、一度買えば何年も使える相棒のようなものです。
「安さ」だけを追い求めるのではなく、「自分の作業に合ったパワー」と「握りやすさ」を最優先に選ぶことで、あなたのDIYライフは格段に快適で楽しいものになります。
ネット通販なら、Amazonや楽天市場で、ぜひマキタやHiKOKIの10.8Vドリルドライバーをチェックしてみてください。
ホームセンターへ足を運んで、実際にその重さを体験してみるのも良いでしょう。
さあ、この記事を読んだら、次は電動ドライバーをゲットして、快適なDIYライフをスタートさせましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
モモストアでした。

