NFCタグはどこに売ってる?百均・家電量販店など販売店と購入方法を徹底解説!
「NFCタグを試してみたいけど、どこに売っているんだろう?」「100均で買えるのかな?」と疑問に思っている方は多いですよね。
NFCタグはスマートフォンの設定変更や、自宅のIoT化を劇的に便利にしてくれるアイテムとして、近年注目を集めています。
このページでは、筆者であるモモストアが、NFCタグの主要な販売店から、種類、価格帯、そして失敗しない購入方法まで、徹底的に解説します!
身近な店舗での取り扱い状況はもちろん、大量購入や特殊な種類を探している方向けの情報も満載です。
ぜひこの記事を読んで、あなたの目的に合ったNFCタグを見つけ、スマートライフをスタートさせてくださいね。
・ダイソーやセリアなど100均でNFCタグは見つかる?
・家電量販店(ヨドバシ・ビック)でのNFCタグの取り扱い状況
・ドン・キホーテやホームセンターでのNFCタグの陳列場所
・NFCタグの価格帯は?販売店ごとの比較
- NFCタグはどこに売ってる?販売店の種類と購入場所
- ダイソーやセリアなど100均でNFCタグは見つかる?
- 家電量販店(ヨドバシ・ビック)でのNFCタグの取り扱い状況
- ドン・キホーテやホームセンターでのNFCタグの陳列場所
- NFCタグの価格帯は?販売店ごとの比較
- NFCタグの種類と選び方!NTAG215が人気の理由
- オンラインショップ(Amazon・楽天)での購入がおすすめな理由
- NFCタグの代表的な使い方と活用事例
- NFCタグを使う上で知っておきたい注意点とQ&A
- NFCタグをスマホで使うための設定方法(iPhone/Android)
- 失敗しない!NFCタグを購入する前に確認すべきこと
- 中古でも大丈夫?メルカリなどでNFCタグを購入する際の注意
- まとめ:NFCタグは目的と種類に合わせて購入場所を選ぼう
NFCタグはどこに売ってる?販売店の種類と購入場所

NFCタグを探し始める際、「どこに行けば確実に手に入るの?」と迷ってしまうかもしれませんね。
結論から言うと、NFCタグは主に「実店舗」と「オンラインショップ」の2つのルートで手に入れることができますが、販売されている店舗や品揃えには大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの販売ルートの特徴と、具体的な販売店の種類を詳しく見ていきましょう。
実店舗で購入するメリット・デメリットと種類
実店舗で購入する最大のメリットは、現物を手に取って確認できることと、「今すぐ欲しい」というニーズに応えられることです。
しかし、特定の種類や大量のNFCタグを探している場合は、品揃えが限られるというデメリットもあります。
実店舗の主な種類と特徴
| 店舗の種類 | 主なブランド・店舗名 | 特徴・見つけやすさ |
| 100円ショップ | ダイソー、セリア、キャンドゥ | 安価で手軽。取り扱いがない店舗もあるため、事前に確認が必要。 |
| 家電量販店 | ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機 | 品質が安定しており、種類も豊富。スマートフォンアクセサリーコーナーに陳列されることが多い。 |
| ディスカウントストア | ドン・キホーテ | 店舗や時期によって取り扱いが大きく変わる。バラエティ雑貨コーナーにある可能性あり。 |
| ホームセンター | カインズ、コーナンなど | DIYや防犯・防災コーナーなどにひっそり置かれている場合がある。 |
筆者モモストアとしては、初めてNFCタグを購入するなら、品揃えが安定している家電量販店やオンラインショップから始めるのがおすすめです。
100円ショップは価格が魅力的ですが、在庫が不安定なことが多く、特定規格のNFCタグを探すのには向いていません。
オンラインショップでの購入
オンラインショップは、NFCタグを最も確実かつ豊富に取り扱っている場所です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、様々な規格(NTAG213、NTAG215、NTAG216など)や形状(シール、カード、キーホルダー)のNFCタグを比較検討し、レビューを参考にしながら購入できます。
特に大量に欲しい場合や、日本では珍しい特殊なNFCタグを探している場合に非常に便利です。
また、メルカリやラクマなどのフリマアプリでも出品されていますが、商品の状態や規格に注意が必要です。
ダイソーやセリアなど100均でNFCタグは見つかる?
多くの方が最初に気になるのが、「100円ショップにNFCタグは売っているのか?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップでも、NFCタグは販売されていることがあります。ただし、いくつかの注意点があります。
100均NFCタグのメリットと探し方
100均で購入する最大のメリットは、やはりその価格の安さです。試しに使ってみたい、という初心者の方には最適でしょう。
しかし、一般的なスマホアクセサリーコーナーではなく、意外な場所に置かれていることがあるため、探す際には少しコツが必要です。
100均での探し方のポイント
- スマホアクセサリーコーナーの隅: スマートフォン関連商品の棚の一番下にひっそりと置かれていることがあります。
- ICカードケースの近く: SuicaやPasmoなどのICカード関連商品の近くに、カード型NFCタグが陳列されていることがあります。
- 店舗の規模: 大型店舗や品揃えが良い店舗の方が、取り扱いがある可能性が高まります。
- 店員さんに聞く: 「NFCタグ」で通じない場合は、「スマホ設定を自動化するシール」や「ICチップ付きのシール」などと伝えてみましょう。
100均NFCタグの注意点:規格と容量
100均のNFCタグを購入する際に最も注意したいのが、NFCタグの規格(チップの種類)とメモリ容量です。
一般的なNFCタグには「NTAG213」「NTAG215」「NTAG216」などの規格があり、それぞれメモリ容量が異なります。
100均で販売されているNFCタグは、容量が少ない「NTAG213」規格である場合が多いです。
簡単なURLの書き込みやWi-Fi設定のショートカットなどには十分ですが、複雑な動作設定や、ゲームキャラクターのデータ保存(amiiboなど)に使うには容量不足になる可能性があります。
特に「NTAG215」はamiibo作成に使えることから非常に人気がありますが、100均での取り扱いはほぼありません。
結論: 100均NFCタグは「試用」や「簡単な設定」には最適ですが、本格的に活用したい場合は、次に紹介する家電量販店やオンラインショップを検討しましょう。
家電量販店(ヨドバシ・ビック)でのNFCタグの取り扱い状況
100円ショップの次にNFCタグを探す場所として有力なのが、ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機といった大手家電量販店です。
これらの店舗は、品質や規格が保証されたNFCタグを安定して取り扱っているため、安心して購入できます。
陳列場所は「スマホアクセサリー」か「記録メディア」コーナー
家電量販店でのNFCタグの主な陳列場所は、以下の2つのコーナーに絞られます。探す際は、この2点を中心に探してみてください。
スマートフォンアクセサリーコーナー
最も取り扱いが多いのがここです。スマホの保護フィルムや充電ケーブル、ワイヤレスイヤホンなどが並んでいる棚の一角を見てみましょう。
NFCタグは、「スマホのショートカットツール」として販売されていることが多いため、「ガジェット系」のアクセサリーと一緒に並んでいます。
記録メディア・ICカードリーダーコーナー
稀ですが、USBメモリやSDカードといった記録メディアの近く、またはICカードリーダーの周辺に陳列されていることがあります。
これは、NFCタグが「情報を記録するメディア」という側面を持っているためです。
もしスマホアクセサリーコーナーに見当たらなかったら、こちらの棚もチェックしてみましょう。
家電量販店で購入するメリット
家電量販店で購入する最大のメリットは、購入前に製品パッケージに記載された規格(NTAG215など)や容量をしっかりと確認できることと、店員さんに質問できることです。
- 品質の保証: 信頼できるメーカーの製品が多く、不良品のリスクが低いです。
- 豊富な規格: NTAG213だけでなく、大容量のNTAG215やNTAG216の取り扱いも見つかりやすいです。
- ポイント還元: 各社のポイントプログラムを利用して、お得に購入できます。
特に「NTAG215」など、特定の規格を探している場合は、大手家電量販店のオンラインサイトで在庫を検索してから店舗に向かうと、無駄足にならずに済みますよ。
ドン・キホーテやホームセンターでのNFCタグの陳列場所
「家電量販店に行くほどでもないけど、ついでに身近な店で探したい」という方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、ディスカウントストアのドン・キホーテや、生活用品が揃うホームセンターでのNFCタグの取り扱いについて解説します。
ドン・キホーテの取り扱いと特徴
ドン・キホーテは、その名の通り、驚くほど多種多様な商品を扱っていますが、NFCタグについても取り扱いがある場合があります。
ただし、店舗の規模や立地、そして時期によって、品揃えが非常に不安定になるのが特徴です。
ドン・キホーテでの主な陳列場所
- スマホ・ガジェット系バラエティコーナー: ドンキ特有の面白ガジェットや、安価なスマホアクセサリーが集まる棚を探してみましょう。
- レジ付近のワゴン: 急速充電ケーブルやちょっとした便利グッズと一緒に、NFCタグがワゴンで販売されていることもあります。
ドンキで販売されているNFCタグは、安価なノーブランド品や、特定の用途に特化したもの(例:車載用ショートカットタグ)が多い印象です。
規格や品質に強いこだわりがなく、「とりあえず使えればいい」という方には選択肢の一つになりますが、確実に購入したい場合は避けた方が賢明かもしれません。
ホームセンターの取り扱いと意外な活用場所
ホームセンター(カインズ、コーナンなど)は、一見するとNFCタグとは無縁そうですが、意外なコーナーで発見できることがあります。
ホームセンターでNFCタグが使われるのは、主に「DIY」や「防犯・防災」の分野だからです。
ホームセンターでの主な陳列場所
- セキュリティ・鍵コーナー: 防犯グッズやセンサーライトの近くに、NFCタグを使った簡易的な入退室管理システムや、鍵管理用のタグとして販売されていることがあります。
- DIY・電子部品コーナー: 一部の大型ホームセンターには、電子工作用の部品が売られているコーナーがあり、そこにNFCタグのチップやシールが置かれている場合があります。
ホームセンターで見つけるNFCタグは、耐久性の高いキーホルダー型や、屋外でも使える防水・耐熱仕様など、実用性を重視した製品が多い傾向にあります。
自宅のガレージや倉庫の管理など、屋外での活用を考えている方は、ホームセンターの製品もチェックしてみてください。
NFCタグの価格帯は?販売店ごとの比較
NFCタグの購入を検討する上で、価格は重要な判断基準の一つです。販売店や種類によって、NFCタグの価格帯は大きく変動します。
ここでは、主要な販売店ごとの価格相場を比較し、コストパフォーマンスに優れた購入方法を解説します。
販売店別NFCタグの価格相場(1枚あたり)
NFCタグは基本的にまとめ売りされていることが多いですが、ここでは1枚あたりの単価に換算したおおよその相場を見てみましょう。
| 販売店 | 相場(1枚あたり) | 特徴・備考 |
| 100円ショップ | 約110円 | 安価だが、在庫不安定。容量(NTAG213)が少ない傾向。 |
| 家電量販店 | 200円〜400円 | パッケージ化された信頼性の高い製品。少量(2〜5枚)セットが多い。 |
| オンラインショップ(EC) | 30円〜300円 | 価格の幅が最も広い。大量購入(50枚〜100枚セット)で単価が劇的に安くなる。 |
| 専門店(ニッチ) | 400円〜1,000円 | 防水性・金属耐性など特殊機能付きや、キーホルダー型などデザイン性の高い製品。 |
最もコストパフォーマンスが良いのは「オンラインでの大量購入」
NFCタグを複数箇所で活用する予定があるなら、迷わずオンラインショップでの大量購入が最もお得です。
例えば、家電量販店で5枚セットを1,500円(1枚300円)で購入する代わりに、Amazonや楽天市場で50枚セットを2,500円(1枚50円)で購入できるケースも珍しくありません。
特にNTAG215など特定の規格が欲しい場合、実店舗では単価が高くなりがちですが、オンラインならまとめ買いで単価を抑えることができます。
モモストアの経験上、頻繁に利用する方は最初から10枚〜20枚程度のセットを購入しておくことを強くおすすめします。
一度設定してしまえば場所を変えることは少ないため、予備を含めて多めに持っていると安心です。
NFCタグの種類と選び方!NTAG215が人気の理由
NFCタグは、ただの「シール」や「カード」のように見えますが、内部に搭載されているチップの種類によって、性能や価格が大きく異なります。
この違いを理解することが、NFCタグ選びで失敗しないための最大のポイントです。
NFCタグの主要な規格(チップの種類)
現在流通しているNFCタグのチップは、主に「NTAG」シリーズが主流で、その中でも特に以下の3種類がよく使われています。
NTAG213、NTAG215、NTAG216の比較
| 規格名 | メモリ容量(バイト) | 特徴と推奨用途 |
| NTAG213 | 144バイト | 最も安価で普及。URL、Wi-Fi設定、簡単なショートカットなど。 |
| NTAG215 | 504バイト | 最も人気。amiiboなどの複雑なデータ保存、複数の動作設定。バランスが良い。 |
| NTAG216 | 888バイト | 大容量。名刺情報、連絡先、長いテキストデータなど、より多くの情報を書き込みたい場合に最適。 |
なぜ「NTAG215」が特に人気なのか?
NTAG215が市場で特に人気を集めている理由は、その「絶妙な容量」と、特定の用途、特に「amiibo(アミーボ)の代用」に使える点にあります。
amiiboのデータ書き込みには、一定以上の容量が必要であり、NTAG213では容量不足で対応できません。一方、NTAG215は十分な容量があり、amiiboとして機能させることが可能です。
ゲーム用途だけでなく、日常的なショートカット設定においても、NTAG213より多くの情報を書き込めるため、「迷ったらNTAG215を選べば間違いない」と言えるほど汎用性が高いのです。
形状で選ぶ:シール型・カード型・キーホルダー型
チップの規格だけでなく、NFCタグの「形状」も、用途に応じて選び分ける必要があります。
- シール型: 最も一般的で安価。家具の裏、壁、車のダッシュボードなど、どこにでも貼り付けられる汎用性が魅力。
- カード型: お財布や名刺入れに入れて持ち運びたい場合に最適。非接触ICカードと同じサイズで、耐久性にも優れています。
- キーホルダー型: 鍵束やバッグに付けられるので、持ち運びの便利さが抜群。防水仕様になっているものが多いです。
また、特殊なものとして、金属面に貼っても動作するように設計された「金属対応型」もあります。
金属はNFCタグの電波を遮断してしまうため、冷蔵庫やPC、スマートフォンケースの裏などに貼りたい場合は、必ずこの金属対応型を選んでくださいね。
オンラインショップ(Amazon・楽天)での購入がおすすめな理由
前述の通り、NFCタグを購入する上で、オンラインショップは最も「賢い選択」と言えます。
実店舗にはないオンラインショップならではのメリットを深掘りし、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要プラットフォームでの選び方のコツを解説します。
オンライン購入の圧倒的なメリット3選
規格・容量・形状の選択肢が無限大
実店舗ではNTAG213のシール型しか見つからないこともありますが、オンラインショップでは、NTAG215、NTAG216といった高性能なチップから、木製、ガラス製、耐熱・防水など、特殊な素材や機能を持つNFCタグまで、あらゆる選択肢があります。
特定の用途(例えば、サウナの温度管理に使う耐熱タグなど)で使う場合は、オンラインで専門性の高い商品をピンポイントで探すのが確実です。
圧倒的なコストパフォーマンス(大量購入)
繰り返しますが、オンラインでは大量購入セットが非常に安価です。
例えば、100枚セットで売られているNFCタグを購入すれば、単価を数十円まで下げることが可能です。
モモストアでは、自宅の複数の部屋や家電にNFCタグを仕掛ける「スマートホーム化」を進める方には、最初から50枚程度のセットをおすすめしています。
購入者のレビューで品質を判断できる
NFCタグは見た目がどれも似ているため、品質の違いが分かりにくい商品です。
オンラインショップであれば、実際に購入し、書き込みや読み取りを行ったユーザーのレビューを確認できます。
「書き込みエラーが少ない」「耐久性がある」といった評価の高い商品を選べば、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの比較
どこのオンラインショップを選ぶべきか迷ったら、以下の特徴を参考にしてください。
- Amazon: 最も品揃えが豊富で、海外製品やマイナーな規格のタグも見つけやすい。プライム会員なら配送も迅速。
- 楽天市場: ポイントアップキャンペーンを狙えば、実質的な価格を抑えられる。ショップ独自のセット販売が多い。
- Yahoo!ショッピング: PayPayユーザーやソフトバンクユーザーならポイント還元が優遇される。
いずれのサイトでも、「NFCタグ NTAG215 50枚」といった具体的なキーワードで検索し、レビュー評価の高い出品者から購入するようにしましょう。
NFCタグの代表的な使い方と活用事例
NFCタグを購入したら、次は実際にどう使うかというアイデアが必要です。
NFCタグの活用方法は多岐にわたりますが、ここでは特に便利で人気の高い代表的な使い方を、具体的なシーンと合わせてご紹介します。
日常が劇的に変わる!自宅での活用事例
寝室で「おやすみモード」を自動設定
NFCタグの最も人気で実用的な使い方の一つです。
ベッドサイドのテーブルにNFCタグを貼り付け、それにスマホをかざすだけで、以下の動作を同時に実行できます。
- マナーモードON(またはサイレントモード)
- Wi-Fi OFF(または低電力モードON)
- 目覚まし時計をセット
- 特定の音楽アプリを起動(ホワイトノイズなど)
「寝る前に設定し忘れた!」ということがなくなり、睡眠の質向上にもつながります。
玄関で「外出モード」を一括ON/OFF
玄関のドアや靴箱の上にNFCタグを設置し、家を出る時とかざします。
これにより、家族全員に「今から帰る」というメッセージを送信したり、「自宅のWi-FiをOFF」にしてモバイルデータ通信に切り替えたりできます。
家に帰ってきたら、同じようにかざすだけで「Wi-Fi ON」に自動で切り替える設定も可能です。
車内で「カーナビモード」を起動
車のダッシュボードにNFCタグを貼り付け、乗車時にかざします。
すると、カーナビアプリ(Google Mapなど)を起動し、BluetoothをONにして車のスピーカーと接続、さらに音量を最大にするといった一連の動作が瞬時に完了します。
運転前の煩わしい操作が一切不要になるので、非常に便利です。
ビジネス・趣味での活用事例
- デジタル名刺: NFCタグを名刺の裏に仕込み、スマホをかざすだけで連絡先情報(vCard)を相手に登録してもらう。
- Wi-Fi共有: 来客が多い店舗や自宅で、SSIDとパスワードを書き込んだNFCタグをテーブルに置いておき、かざすだけでWi-Fiに接続できるようにする。
- ゲーム・イベント: 特定のゲームやイベントで、NFCタグをアイテムやチケットとして利用する。特にNTAG215はゲーム愛好家から重宝されています。
このように、NFCタグはあなたの想像力次第で、無限の可能性を秘めたアイテムなのです。
NFCタグを使う上で知っておきたい注意点とQ&A
NFCタグは非常に便利なアイテムですが、初めて使う方にはいくつかの疑問や、知っておくべき注意点があります。
ここでは、NFCタグを安全かつ効果的に使うためのポイントをQ&A形式で解説します。
NFCタグに関するよくあるQ&A
Q1. NFCタグは書き換え可能ですか?
A. はい、可能です。
ほとんどのNFCタグは、何度もデータを書き換えられる仕様になっています。
ただし、「書き込みロック(パスワード保護)」をかける機能もあり、一度ロックをかけると、そのタグは読み取り専用となり、二度と書き換えができなくなるので注意が必要です。
大事なURLや情報が書き換えられるのを防ぎたい場合に利用しましょう。
Q2. iPhoneでもNFCタグは使えますか?
A. はい、使えます。
iPhone 7以降のモデル(iOS 11以降)であれば、NFCタグの読み取りは可能です。
特にiPhone XS/XR以降のモデルでは、アプリを起動しなくても、画面が点灯していればバックグラウンドでNFCタグを検知して動作する機能が搭載されています(NFCタグの読み取りアプリやショートカットアプリを使う必要があります)。
Androidは、ほとんどの機種でNFC機能が標準搭載されています。
Q3. NFCタグが反応しないのはなぜですか?
反応しない主な原因は以下の3つです。
- スマホのNFC設定OFF: Androidの場合、NFC機能がOFFになっている可能性があります。設定からONにしましょう。
- 金属の影響: NFCタグが金属面に貼られている、または近くに金属がある場合、電波が遮断されて反応しません。前述の「金属対応型」を使いましょう。
- 読み取り位置のズレ: スマホによってNFCリーダーの位置が異なります。iPhoneの場合はカメラ付近、Androidは背面の中心付近にあることが多いです。ゆっくり探しながらかざしてみてください。
絶対にやってはいけない注意点
- 水濡れ: 防水仕様と記載されていないNFCタグを水に濡らすと、内部チップが破損して使えなくなります。
- 高温・高熱: 極端な高温環境(夏の車内など)に放置すると、タグが変形したり、チップが故障したりする恐れがあります。
- ロックの安易な使用: 一度書き込みロックをかけると解除できないため、書き込む内容を十分に確認してからロックするようにしましょう。
NFCタグをスマホで使うための設定方法(iPhone/Android)
NFCタグの購入と設置場所が決まったら、いよいよデータの書き込みと設定です。
iPhoneとAndroidでは、書き込みに使うアプリや手順が少し異なりますので、ご自身のスマートフォンに合わせて確認してください。
iPhone(iOS)での書き込み手順
iPhoneでNFCタグにデータを書き込むには、Apple純正の「ショートカット」アプリ、もしくはサードパーティ製のNFC書き込みアプリを使用するのが一般的です。
「ショートカット」アプリを使う方法(推奨)
この方法は、iPhoneユーザーにとって最も簡単で便利な方法です。
- 「オートメーション」を作成: 「ショートカット」アプリを開き、「オートメーション」タブを選択し、「新規オートメーション」をタップします。
- 「NFC」を選択: トリガー(きっかけ)として「NFC」を選択し、「スキャン」をタップして、購入したNFCタグをiPhoneの上部にかざして読み取らせます。タグに名前を付けます(例:玄関の鍵)。
- 「アクション」を設定: 「アクションを追加」から、「Wi-Fiをオフにする」「アプリを開く」「テキストを話す」など、タグに触れた時に実行したい動作を設定します。
- 確認を解除: 実行前に通知を出したくない場合は、「実行前に尋ねる」をオフにして完了です。
この設定により、タグをかざすだけで、設定したアクションが自動で実行されるようになります。
Androidでの書き込み手順
Androidの場合、NFCリーダー機能は標準で搭載されていますが、タグにデータを書き込むためには、専用のアプリが必要です。
「NFC Tools」「NFC Writer」といったアプリが有名で、Google Playストアで無料でダウンロードできます。
専用アプリ(NFC Toolsなど)を使う方法
ここでは「NFC Tools」を例に解説します。
- アプリを起動し「書き込み」タブへ: アプリを開き、「書き込み」メニューを選択します。
- 「レコードを追加」でデータを入力: タグに書き込みたい内容(URL、連絡先、テキストなど)を選択し、内容を入力します。
- 「書き込み」を実行: 画面下部の「書き込み」ボタンをタップし、スマホのNFCリーダー部分(多くは背面中央)にNFCタグをかざします。
- 書き込み完了: 「書き込みが完了しました」と表示されれば成功です。
Androidでは、NFCタグに書き込んだ内容を直接読み取るだけでなく、「Tasker」などの高度な自動化アプリと連携させることで、さらに複雑な設定(例:特定のアプリを起動し、その後に画面の明るさを調整するなど)も可能です。
失敗しない!NFCタグを購入する前に確認すべきこと
NFCタグは安価なものですが、用途に合わないものを購入してしまうと、使い物にならずに無駄になってしまいます。
購入後に後悔しないために、モモストアが推奨する「購入前に必ず確認すべき3つのこと」をリストアップしました。
【重要】「容量」と「規格」が自分の用途に合っているか
これが最も重要です。前述したように、NFCタグには容量の違いがあります。
- 簡単なショートカット、URLだけ: NTAG213(100均でもOK)で十分です。
- 複雑なショートカット、amiibo用途: 必ずNTAG215以上を選んでください。
- 連絡先など大量のテキスト: NTAG216など大容量を選びましょう。
特にオンラインで購入する際は、商品名や説明文に「NTAG215」などと明記されているか、パッケージの表記を拡大して確認するなど、慎重になりましょう。
貼りたい場所に合わせて「形状」と「耐性」をチェック
NFCタグの形状や素材は、設置場所の環境に大きく左右されます。
- 金属面に貼る予定があるか?: 冷蔵庫やパソコン、金属製の棚などに貼りたい場合は、「金属対応(On-Metal)」と記載されたNFCタグを選びましょう。普通のタグは全く反応しません。
- 屋外や水回りでの使用か?: 玄関の外や浴室などで使いたい場合は、「防水・耐熱」仕様のキーホルダー型やエポキシシール型を選ぶ必要があります。
書き換え回数とロック機能の有無
ほとんどのNFCタグは数十万回の書き換えが可能ですが、メーカーや品質によってはこの回数が低いものもあります。
また、重要な情報(例えば社外秘のアクセスキーなど)を書き込む場合は、「書き込みロック機能」が搭載されているかを確認しておくと、安心です。
ロック機能がないタグは、誰でもスマホをかざせば情報が上書きされてしまうリスクがあるからです。
中古でも大丈夫?メルカリなどでNFCタグを購入する際の注意
「メルカリやラクマで安く出品されているNFCタグを見つけたけど、中古でも大丈夫かな?」と疑問に思う方もいるでしょう。
中古のNFCタグは、安価に入手できるというメリットがある一方で、いくつか注意すべきリスクが存在します。
中古NFCタグ購入のメリット・デメリット
メリット:価格の安さ
オンラインショップでの大量購入セットの一部が、未使用のまま安く出品されていることがあります。
特に、試しに使ってみたい方や、NTAG215などの人気規格を少量だけ欲しい方には魅力的な選択肢です。
デメリット:見えないリスクが存在する
中古品のNFCタグには、以下のような見えないリスクが潜んでいるため、オンラインの新品購入が基本的には推奨されます。
- 「ロック済み」の可能性: 前の利用者が誤って書き込みロックをかけている場合、そのタグは一切データを変更できません。完全に使えないタグを購入してしまうリスクがあります。
- 「書き込み済み」のデータ: タグにまだ前のデータが残っている場合、上書きは可能ですが、見知らぬURLや悪意のある情報が残っている可能性もゼロではありません。購入後は必ず「初期化(フォーマット)」してから使用しましょう。
- 「規格」の誤認: 出品者がNFCタグの規格(NTAG213か215か)を理解しておらず、間違った情報を記載していることがあります。購入前にコメント欄で容量や規格を質問するなど、念入りな確認が必要です。
メルカリで購入する際のチェックポイント
もしフリマアプリで購入する場合は、以下の3点を確認しましょう。
- 「未開封」または「初期化済み」の記載があるか: 「未開封」と記載されているものが最も安全です。
- 「NTAG215」など、具体的な規格名が明記されているか: 「NFCタグ」だけの表記は避け、規格名を確認しましょう。
- 評価の高い出品者から購入する: 信頼できる出品者であるか、過去の取引評価を見て判断しましょう。
安さを求めるのは理解できますが、NFCタグはそこまで高価なものではありません。
失敗や手間を避けたい場合は、Amazonや楽天市場で信頼できる販売者から新品の大量セットを購入するのが、結果的に最も満足度の高い選択肢となりますよ。
まとめ:NFCタグは目的と種類に合わせて購入場所を選ぼう
NFCタグの販売場所から、種類、そして活用方法まで、幅広い情報を解説しました。
最後に、あなたの購入目的別に、最適な購入場所をまとめておきましょう。
目的別!NFCタグの最適購入ルート
| 目的 | 推奨規格 | 最適購入場所 | 選ぶ際のポイント |
| 簡単な動作を試したい | NTAG213 | 100円ショップ | 品揃えは不安定だが、初期投資を抑えられる。 |
| amiibo作成など複雑な用途 | NTAG215(必須) | オンラインショップ(Amazon/楽天) | 大量セットがお得。パッケージに規格の明記があるか確認。 |
| 今すぐ欲しい、規格を確認したい | NTAG215以上 | 家電量販店 | 品質が安定しており、パッケージ記載の規格を確認しやすい。 |
| 自宅を徹底的にスマート化したい | NTAG215/216 | オンラインショップ(大量購入) | 1枚あたりの単価が最も安くなる。予備を含めて多めに購入。 |
NFCタグは、一度設定してしまえば、あなたの日常を劇的にスムーズに変えてくれる魔法のようなアイテムです。
特に「NTAG215」を選び、オンラインでまとめ買いするという方法が、品質・価格・汎用性のすべてにおいて最もおすすめです。
もし、どの種類のNFCタグが良いか、どんなショートカットが組めるかなど、さらに詳しいチュートリアルが必要でしたら、いつでもモモストアにご相談くださいね。
最高のNFCタグを見つけて、スマートな毎日を始めてください!

