マットレスはどこに売ってる？主要な販売店と最適な選び方を徹底解説！

「最近どうも寝つきが悪い…」「朝起きると体が痛い」なんて感じていませんか？
もしかしたら、その不調の原因は今使っているマットレスにあるかもしれません。

快適な睡眠は日中のパフォーマンスを左右する大切な要素ですが、いざ「新しいマットレスを買おう！」と思っても、「どこに売っているの？」「種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」と悩んでしまいますよね。

マットレスはどこに売ってる？主要な販売店舗をチェック！

まず、「マットレスはどこで買えるの？」という根本的な疑問から解決していきましょう。
結論から言うと、マットレスは私たちが思っている以上に多種多様な場所で販売されています。

「家具屋さん」のイメージが強いかもしれませんが、近年は手軽に購入できる店舗が増えているんですよ。
主な販売チャネルとそれぞれの特徴を、分かりやすくリストにまとめました。

販売チャネル別！マットレス取り扱い店の特徴

マットレスは大きく分けて、実店舗とオンラインストアの2種類で購入できます。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、あなたのライフスタイルや購入したいマットレスの種類に合わせて選ぶのがポイントです。

販売チャネル	代表的な店舗	メリット	デメリット
① 家具・寝具専門店	シモンズ、フランスベッド、トゥルースリーパーなど	寝具のプロが選んだ高品質な商品が多い。保証やサービスが充実。	価格が高めになりがち。店舗が少ない場合がある。
② 家具量販店・ホームセンター	ニトリ、IKEA、無印良品、カインズ、コーナンなど	価格帯の幅が広く、手頃なものから高品質なものまで選べる。配送サービスも充実。	専門的な知識を持つスタッフが少ない場合がある。
③ 家電量販店・ディスカウントストア	ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ドン・キホーテなど	他の買い物ついでに手軽にチェックできる。セール品が見つかることも。	品揃えは限定的。本格的なマットレスは少ない。
④ オンラインストア	Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、メーカー直販サイト	実店舗より安い場合が多く、種類が豊富。自宅に居ながら比較検討できる。	実際に寝心地を試せない。返品・交換条件を事前に確認が必要。

見ての通り、本当に様々な選択肢がありますよね。
特に最近は、ニトリやIKEAのような身近な家具量販店での購入を検討される方が多いようです。

ここからは、それぞれの店舗の具体的な品揃えや価格帯について、モモストアが詳しく解説していきますね！
あなたにぴったりの購入先を見つけるヒントにしてください。

（出典：マットレス販売店に関する最新情報をGoogleでチェック）

ニトリやIKEAなど家具量販店のマットレスの特徴と価格帯

多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、ニトリやIKEA、そして無印良品のような大型家具量販店ではないでしょうか。
これらの店舗は、手軽さとコストパフォーマンスの良さから、マットレスを探す上で非常に人気が高い選択肢となっています。

ニトリのマットレス：お値段以上？の品揃え

ニトリは、その名の通り「お値段以上」の品質と幅広いラインナップが魅力です。
特に、ポケットコイルマットレスから、比較的安価なボンネルコイル、さらには寝心地にこだわった高反発・低反発のウレタンマットレスまで、ほぼすべての種類を取り扱っているのが強みですね。

価格帯は非常に幅広く、例えばシングルサイズのウレタンマットレスなら1万円台から手に入りますし、高品質なポケットコイルでも5万円前後で購入可能です。家族全員分をまとめて購入したい場合など、コストを抑えたい方には特におすすめです。

また、ニトリの大きなメリットは、店舗で実際に寝心地を試せること。
硬さや反発力をじっくり比較検討できるのは、通販にはない大きな魅力です。

IKEAのマットレス：北欧デザインと機能性を両立

IKEAのマットレスは、その北欧デザインのシンプルさと、環境に配慮した素材選びが特徴です。
IKEAらしいユニークな商品名が並びますが、中身はしっかりとした高品質なものが多いんですよ。

IKEAで特に人気があるのは、ロールパックされた状態で購入できるマットレスです。持ち帰りが簡単で、家で開封すればすぐに使用できる手軽さが受けています。
価格帯はニトリと近いですが、デザイン性が高く、より「おしゃれな寝室」を目指す方に人気があります。

ただし、IKEAのベッドフレームやマットレスは独自のサイズ規格を採用している場合があるので、購入時には日本の一般的なサイズ（シングル、セミダブルなど）と合っているか、必ず確認が必要です。サイズ選びで失敗しないように注意してくださいね。

家具量販店で購入する際の注意点

これらの大型量販店で購入する際に気を付けたいのが、配送と古いマットレスの引き取りサービスです。

大きなマットレスは自分で持ち帰るのは不可能なので、配送料がかかることがほとんどです。購入金額によっては無料になる場合もありますが、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

また、古いマットレスの引き取りサービスは、店舗や購入金額、時期によって条件が異なります。「無料で引き取ってくれると思っていたのに…」とならないように、必ずレジで確認するか、オンラインで利用条件を調べておきましょう。ニトリやIKEAは有料での引き取りサービスを提供していることが多いです。
このあたりのサービスも、賢く買い物をするための重要なチェックポイントですよ。

（出典：ニトリとIKEAのマットレス比較情報をGoogleで見てみる）

無印良品・ホームセンターのマットレスはどんな人におすすめ？

家具量販店以外にも、意外な場所で良質なマットレスが見つかることがあります。
それが、シンプルで人気の高い無印良品と、日用品が揃うホームセンターです。それぞれの店舗の特徴を見ていきましょう。

無印良品のマットレス：シンプル派に愛される理由

無印良品は、そのミニマルで飽きのこないデザインが最大の魅力です。
マットレスに関しても、「脚付きマットレス」など、機能性とデザインを両立させたアイテムが特に人気を集めています。

無印良品のマットレスは、種類こそニトリなどと比べると限定的ですが、その分「本当に良いもの」だけを厳選している印象があります。
例えば、脚付きマットレスは、ベッドフレームとマットレスが一体化しているため、部屋を広く見せたい一人暮らしの方や、シンプルさを追求したい方に最適です。

価格帯は、一般的な量販店より少し高めに設定されていることが多いですが、その分、天然素材や耐久性にこだわった作りになっています。
「長く使える、質の良いものを」と考えている方や、部屋のインテリアを統一したい方におすすめですよ。

ホームセンター（カインズ・コーナンなど）のマットレス：手軽さと実用性

カインズやコーナン、DCMなどのホームセンターでも、マットレスは取り扱われています。
ただし、ホームセンターで販売されているのは、本格的な寝具というよりも、「実用性」と「手軽さ」に特化したものが多いのが特徴です。

具体的には、車中泊やアウトドアにも使える折りたたみ式のウレタンマットレスや、一時的な来客用などに便利な安価なマットレスが中心です。
価格は非常にリーズナブルで、数千円から手に入るものが多く、急な入用やすぐに必要になった場合に重宝します。

しかし、日常的なメインベッドとして使うには、耐久性や寝心地の点で物足りなく感じる可能性が高いです。毎日使うマットレスを探しているなら、家具量販店以上の専門店を選ぶのが賢明でしょう。
「とにかく安く、一時的に使えればOK」という目的であれば、ホームセンターは賢い選択肢になります。

家電量販店やドラッグストアでマットレスが買えるって本当？

「え、家電量販店やドラッグストアでもマットレスが買えるの？」と驚く方もいるかもしれませんね。
実は、近年は異業種からの参入が増えており、特定の種類のマットレスが販売されているケースがあるんです。

ビックカメラ・ヨドバシカメラなど：健康志向のマットレスが中心

ビックカメラやヨドバシカメラなどの大型家電量販店では、「健康」「睡眠の質向上」をテーマにしたマットレスが置かれていることが多いです。

例えば、高反発マットレスのブランド「エアウィーヴ」や、寝具の老舗ブランド「西川」の製品など、機能性に特化した、やや高価格帯のマットレスが中心となります。

これは、家電量販店が「健康家電」や「美容家電」など、生活の質を高める商品を広く扱うようになった流れの一環です。
これらの店舗では、専門の店員さんがいるわけではありませんが、ポイント還元率が高いという大きなメリットがあります。
高額になりがちなマットレスの購入で、大量のポイントがゲットできるのは魅力ですよね。ポイントを重視する方は、ぜひチェックしてみてください。

ドラッグストア（マツキヨ・ウェルシアなど）：簡易的なマットがメイン

ドラッグストアでも、ごくまれにマットレスを見かけることがあります。ただし、これは本格的な寝具ではなく、「簡易的なマット」や「敷きパッド」の延長線上のものだと考えてください。

たとえば、低反発のクッションマットや、薄型の折りたたみ式マットなど、あくまで「補助的な寝具」としての位置づけです。
「急に宿泊者が来たとき」「少しだけ硬い床を和らげたいとき」といった緊急用や簡易的な用途には使えますが、日常的な睡眠には向いていません。

「ドン・キホーテ」のようなディスカウントストアも同様で、話題性のある安価なマットレスが並ぶことはありますが、耐久性や品質の面では専門店のものに劣る可能性が高いです。

意外な販売場所まとめ

このように、様々な場所でマットレスは売られていますが、あなたが求める「質」と「用途」によって、選ぶべきお店は変わってきます。

目的	おすすめの販売場所	理由
価格重視・手軽さ	ニトリ、ホームセンター（簡易マット）	ラインナップが豊富で安価なものが多い。
品質・寝心地重視	寝具専門店、家電量販店（高機能モデル）	機能性、耐久性に優れたハイエンドモデルがある。
デザイン・インテリア重視	IKEA、無印良品	シンプルで部屋に馴染むデザインが多い。

（出典：家電量販店のマットレス取り扱い状況をGoogleで確認する）

オンライン通販（Amazon・楽天・Yahoo!）で購入するメリットと注意点

実店舗を巡って寝心地を確かめるのも良いですが、忙しい現代人にとって、オンライン通販での購入は欠かせない選択肢となりました。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトは、もはやマットレス探しの主戦場と言っても過言ではありません。

通販の最大のメリット：豊富な選択肢と圧倒的なコストパフォーマンス

通販でマットレスを購入する最大のメリットは、何と言ってもその選択肢の多さと価格の安さにあります。
実店舗ではスペースの都合上、限られたメーカーの、限られた種類しか置けません。

しかし、オンラインでは、海外メーカーの直輸入モデルや、実店舗を持たない新興ブランドなど、多種多様なマットレスが競合しています。
特に、Amazonや楽天市場ではセールやポイントアップキャンペーンが頻繁に行われるため、実店舗よりもはるかに安く購入できるチャンスが多いです。

また、自宅まで配送してくれるため、大きなマットレスを運ぶ手間が一切かからないのも魅力ですよね。

通販ならではの注意点：寝心地を試せない問題をどうクリアするか

通販のデメリットはただ一つ。「実際に寝心地を試せない」ことです。
マットレスは人生の3分の1を共にする大切な家具なので、試さずに買うのは大きなリスクを伴います。

この問題をクリアするために、モモストアでは以下の対策をおすすめします。

通販で失敗しないための３つのチェックポイント

• ① 口コミ・レビューを徹底的に読む：特に「硬さ」や「体圧分散性」に関する具体的なコメントを探しましょう。体型が近い人の意見は参考になります。
• ② 「お試し期間」や「返品保証」の有無を確認：一部のブランドマットレスは、「〇日間のトライアル期間」を設けています。これがあれば、自宅でじっくり試すことができ、万が一合わなくても安心です。
• ③ サイズや厚さを厳密に測る：特に折りたたみマットレスや薄型マットレスを購入する際は、ベッドフレームのサイズと厚さが合うか、ミリ単位で確認してください。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、これらの情報を商品ページで確認できますので、購入ボタンを押す前に必ずチェックしましょう。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの選び方のコツ

筆者であるモモストアも、多くの寝具をオンラインで購入してきました。
通販サイトで賢くマットレスを選ぶには、「検索フィルター」を使いこなすのがコツです。

【通販サイトで使うべきフィルター】

フィルター項目	チェックする理由
硬さ（N/ニュートン）	硬い（150N以上）、普通（100N〜150N）、柔らかい（100N以下）など、自分の好みを絞り込む。
素材	ポケットコイル、高反発ウレタン、低反発ウレタンなど、予算と寝心地に直結する要素で絞り込む。
サイズ	シングル、セミダブル、ダブルなど、間違えないよう正確に絞り込む。
レビュー評価	評価が4.0以上の高評価商品を中心にチェックし、低評価レビューも目を通す。

これらのフィルターを使えば、膨大な商品の中から、あなたに合ったマットレスを効率よく見つけ出すことができますよ。

マットレスの選び方で失敗しないための３つの重要ポイント

マットレスの販売場所が分かったところで、いよいよ本題の「選び方」に移りましょう。
「ただ寝るだけ」と思ってはいけません。マットレスはあなたの健康を支える重要なアイテムです。

ここでは、絶対に失敗しないために押さえておくべき３つの重要ポイントを解説します。

① 身体への「フィット感」と「体圧分散性」を最優先にする

マットレス選びで最も大切なのは、「寝ているときにどれだけ体の一部に負担がかからないか」、つまり体圧分散性です。

硬すぎると肩やお尻などの出っ張った部分に圧力が集中し、血流が悪くなったり、痛みが出たりします。逆に柔らかすぎると、体が沈み込みすぎてしまい、腰が不自然に曲がった状態（ハンモックのような状態）になり、腰痛の原因になります。

理想的なのは、「立っているときと同じ姿勢」を寝ているときもキープできるマットレスです。

チェック方法：実際に横になってみる

実店舗で試す場合は、最低でも5分～10分は横になってみましょう。
お店のスタッフに遠慮して少ししか寝ない人がいますが、それでは本当の寝心地は分かりません。普段寝る姿勢（仰向け、横向きなど）で試すことが大切です。

また、オンラインで購入する場合は、前述したように「返品保証」や「お試し期間」のある製品を選び、自宅でじっくり試すのが最も確実な方法です。

② 「素材」と「硬さ（反発力）」があなたの寝姿勢に合っているか

マットレスの素材（コイル、ウレタン、ファイバーなど）によって、硬さや反発力、通気性が大きく変わります。

【寝姿勢別！おすすめの硬さ・反発力】

寝姿勢	推奨される反発力・硬さ	理由
仰向け	やや硬め〜普通（高反発寄り）	背骨がS字カーブを保ちやすく、腰が沈み込みすぎるのを防ぐため。
横向き	柔らかめ〜普通（低反発寄り）	肩の圧迫を和らげ、背骨が一直線になるのをサポートするため。
寝返りが多い人	高反発（反発力の高いもの）	軽い力でスムーズに寝返りが打てるため、体への負担が少ない。

自分が普段どんな姿勢で寝ているかを思い出し、それに合わせてマットレスの素材や硬さを選ぶことが、快適な睡眠への近道です。
この点については、次のH2見出しでさらに詳しく解説しますね。

③ 「通気性」と「耐久性」を見落とさない

寝心地に直結する「フィット感」と「硬さ」の次に重要なのが、「通気性」と「耐久性」です。

通気性：ジメジメした日本の気候には必須

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。特に高温多湿な日本では、マットレスに湿気が溜まりやすく、カビやダニの原因になりがちです。

通気性が高い素材（例：ポケットコイル、ファイバー素材、高通気性ウレタン）を選ぶことや、マットレスの下にすのこや除湿シートを敷くなどの対策も重要です。

耐久性：価格と寿命のバランスを考える

マットレスは安価なものではありませんから、数年でへたってしまうようでは困ります。
高品質なコイルマットレスなら10年以上の耐久性が期待できますが、安価なウレタンマットレスだと数年で寝心地が悪くなることもあります。

購入時には、メーカーが公表している「密度」（ウレタンの場合）や「保証期間」を確認し、価格と寿命のバランスを考慮して選びましょう。

（出典：マットレス選びで失敗しないための情報源をGoogleでチェック）

ポケットコイル、ボンネルコイル…マットレスの種類と寝心地の違い

マットレスを探し始めると、「コイル」と「ウレタン」という言葉をよく聞くようになりますよね。
これらの素材は、寝心地の「個性」を決定づける最も重要な要素です。

ここでは、代表的なマットレスの種類とその寝心地の違いについて、モモストアが丁寧に解説します。

① コイル系マットレス：スプリングで支える構造

コイル系のマットレスは、金属製のスプリングを内蔵しており、耐久性に優れているのが特徴です。

ポケットコイルマットレス

【寝心地：包み込まれるようなフィット感】
一つ一つのコイルが独立した袋（ポケット）に入っているため、それぞれのコイルが体の凹凸に合わせて単独で沈み込みます。

この構造のおかげで、体圧分散性に優れており、「点で体全体を支える」ような寝心地が実現します。横揺れが少ないため、二人で寝る場合でも相手の寝返りが気になりにくいという大きなメリットがあります。

価格はボンネルコイルよりも高めですが、その寝心地の良さから人気No.1の素材です。

ボンネルコイルマットレス

【寝心地：しっかりとした反発力と硬さ】
コイルが連結されており、「面」で体全体を支える構造です。

ポケットコイルに比べて硬めの寝心地で、体が沈み込みすぎるのを防ぎたい方や、体格の良い方に好まれます。また、構造上、通気性が良く、湿気の多い日本の気候に適しています。

デメリットとしては、コイルが連結しているため、隣の人の動きが伝わりやすい点、そして体圧分散性はポケットコイルに劣る点が挙げられます。しかし、価格はポケットコイルよりも安価です。

② ノンコイル系マットレス：ウレタンなどで支える構造

コイルを使わないマットレスは、主にウレタンフォームやファイバー素材でできており、軽量で扱いやすいのが特徴です。

ウレタンフォームマットレス（高反発・低反発）

ウレタンフォームは、スポンジのような素材ですが、密度や加工によって様々な硬さ・反発力を持たせることができます。

折りたたんで収納できるものが多いため、一人暮らしの方や来客用としても非常に人気があります。また、コイルがないため軽く、お手入れ（立てかけて湿気を逃がすなど）がしやすいのも魅力です。

「低反発と高反発の違い」については次のH2で詳しく解説しますが、ウレタンは通気性が悪いものもあるため、購入の際は「通気性加工」がされているかを確認しましょう。

ファイバー（樹脂）マットレス

釣り糸のような素材を絡み合わせて作られたマットレスで、圧倒的な通気性と丸洗いできる清潔さが最大の魅力です。

「エアウィーヴ」などが有名で、硬めの寝心地で体をしっかり支えます。へたりにくい耐久性も魅力ですが、その分、価格は高めに設定されています。

（出典：マットレスのコイル種類に関する情報をGoogleで詳しく検索）

低反発と高反発の違いを徹底比較！あなたに合うのはどっち？

ノンコイルマットレスの二大巨頭である「低反発」と「高反発」。
名前は聞いたことがあっても、「具体的にどう違うの？」「自分にはどっちが合っているの？」と疑問に感じている方も多いはず。

モモストアが、それぞれの特徴と、おすすめのタイプを分かりやすく比較しますね。

低反発マットレス：包み込まれるような優しい寝心地

低反発マットレスは、ゆっくりと沈み込み、体の形に合わせてフィットするのが特徴です。

まるでオーダーメイドのように体に密着するため、体の一点に集中しがちな体圧を見事に分散してくれます。横向き寝で肩に負担がかかりやすい方や、柔らかい寝心地が好みの方に最適です。

低反発のメリット・デメリット

• メリット：フィット感抜群で体圧分散性が高い、寝返りが少ない人に快適。
• デメリット：通気性が悪く蒸れやすいものが多い、沈み込みすぎるため寝返りが打ちにくい、寒いと硬くなりやすい。

低反発を選ぶ際は、特に「寝返りの打ちやすさ」と「通気性」を重視した製品を選ぶと失敗が少ないですよ。

高反発マットレス：しっかり支えてスムーズな寝返り

高反発マットレスは、強い反発力で体を押し返すように支えるのが特徴です。

体の重い部分だけが沈み込むのを防ぎ、寝ている間も背骨のS字カーブを自然な形でキープしてくれます。特に腰痛に悩んでいる方や、筋肉量が多くて体重が重めの方におすすめです。

また、反発力が強いため、少ない力でスムーズに寝返りが打てます。これは、同じ姿勢で長時間寝ることによる体の負担を軽減する上で非常に重要です。

高反発のメリット・デメリット

• メリット：寝返りが打ちやすい、体全体をバランス良く支える、通気性が良いものが多い。
• デメリット：柔らかい寝心地が好きな人には硬すぎることがある、慣れるまで違和感がある人もいる。

比較まとめ！あなたに合うのはどっち？

モモストアが考える、低反発と高反発の適正は以下の通りです。

	低反発マットレス	高反発マットレス
寝心地の好み	包み込まれるような柔らかい感触	硬めでしっかり体を支える感触
体型・体重	痩せ型、小柄な人、体重が軽めな人	がっしりした体型、アスリート、体重が重めな人
悩み	横向き寝での肩の圧迫感、体圧集中	腰痛、寝返りの少なさ、体の沈み込みすぎ
おすすめの用途	リラックスタイムを重視したい人	体のメンテナンス・機能性を重視したい人

迷ったら、まずは高反発を試してみるのがおすすめです。多くの方が「寝起きの体の軽さ」を実感できるはずですよ。

【サイズ別】シングル・セミダブル・ダブルの選び方と搬入のコツ

マットレスの種類を決めたら、次に大切なのがサイズ選びです。
サイズが合っていないと、寝ている間に体がはみ出したり、寝返りが制限されたりして、せっかくの良いマットレスも台無しになってしまいます。

主要なマットレスサイズの寸法と適正

日本の一般的なマットレスのサイズは以下の通りです。幅は目安であり、メーカーによって数cm程度の違いがあることを覚えておきましょう。

サイズ名	幅（目安）	長さ（目安）	適正な利用者
シングル	約97cm	約195cm	大人一人がゆったり寝るのに最適。一人暮らしの定番。
セミダブル	約120cm	約195cm	大人一人が広々寝るのに最適。寝返りが多い人、体格の良い人におすすめ。
ダブル	約140cm	約195cm	大人二人が寝るための最小サイズ。二人とも小柄な場合や、部屋が狭い場合。
クイーン	約160cm	約195cm	大人二人がゆったり寝るのに最適。最も快適な二人用サイズ。

ここで一つアドバイスです。
大人二人が寝る場合、「ダブル」は正直言ってかなり狭いです。快適さを求めるなら、最低でも「クイーン」サイズ、可能であれば「シングル」を二つ並べる「キング」サイズが理想的です。体のサイズを考慮し、幅に余裕を持たせて選びましょう。

部屋のサイズと搬入経路のチェックが命！

マットレスは家具の中でも特に大きく、「買ったはいいけど、部屋に入らなかった…」というトラブルが非常に多い商品です。

購入前に、以下の3つのポイントを必ず測っておきましょう。

【搬入経路をチェックする３つの場所】

• ① 玄関・エントランス：特にマンションなどの集合住宅は、エントランスのドア幅をチェック。
• ② 階段・エレベーター：エレベーターの高さや奥行き、階段の手すりと壁の間の幅を確認。
• ③ 部屋のドア・廊下：部屋のドアが全開できるか、廊下が曲がりくねっていないかを確認。

最近のマットレスは、圧縮されてロール状になっているものも多く、これなら搬入の心配はほとんどありません。特にオンラインで購入する際は、この「圧縮ロール梱包」であるかどうかもチェックポイントにすると良いでしょう。

圧縮ロールではないマットレスを購入する場合は、配送業者の「吊り上げサービス」の有無や料金についても、事前に確認しておくと安心ですよ。

（出典：マットレスのサイズ選びに関する情報をGoogleでチェック）

古いマットレスの処分はどうする？購入店での引き取りサービスを解説

新しいマットレスが手に入っても、問題になるのが古いマットレスの処分ですよね。
これが面倒で、なかなか買い替えに踏み切れないという方も多いと聞きます。

実は、多くの販売店では、新しいマットレスを購入する際に、古いものを引き取ってくれるサービスを提供しています。

主要な販売店の引き取りサービス比較

古いマットレスの引き取りサービスは、店舗によって料金や条件が大きく異なります。
購入時に慌てないように、主要な販売店の傾向を把握しておきましょう。

販売店	引き取りサービスの有無	料金（目安）	注意点
ニトリ	あり（有料）	4,000円〜5,000円程度	購入した商品と同数量・同容量のものに限る。
IKEA	あり（有料）	3,000円〜4,000円程度	対象商品が限定されている場合がある。オンライン購入時は要確認。
無印良品	あり（有料）	4,000円〜6,000円程度	「ベッド・マットレス類」の購入時に対象となる。
Amazon・楽天など通販	基本的になし	–	一部のメーカー直販サイトや、サービス付きの出品者でのみ対応。

ほとんどの大型店では有料ですが、自分で粗大ごみとして出す手間を考えれば、非常に便利なサービスと言えます。
特に、引き取りは配送と同時に行われるのが一般的なので、新しいマットレスが届く日に古いものを運び出してくれるのは助かりますよね。

自治体の粗大ごみとして出す場合の注意点

購入店の引き取りサービスを利用しない場合は、お住まいの自治体の粗大ごみとして処分することになります。

【粗大ごみ処分の手順】

• ① 事前予約：各自治体の粗大ごみ受付センターに電話またはインターネットで申し込みます。
• ② 処理券の購入：コンビニなどで、指定された金額の粗大ごみ処理券を購入します。
• ③ 貼り付け・排出：処理券に必要事項を記入し、マットレスに貼り付けて、指定された収集日に指定場所へ運び出します。

この場合、費用は自治体によって異なりますが、大体1,000円〜2,000円程度で済みます。ただし、自分でマットレスを指定場所まで運ぶ手間がかかることと、回収までに時間がかかる（予約が埋まっていることが多い）というデメリットがあります。

結論として、「手間」を重視するなら購入店の引き取り、「費用」を重視するなら自治体の粗大ごみ、と判断するのが良いでしょう。

（出典：マットレス引き取りサービスに関する情報をGoogleでチェック）

予算別！コスパ最強のおすすめマットレス紹介

「選び方は分かったけど、結局どのマットレスが一番良いの？」という質問は、モモストアにもよく寄せられます。

ここでは、あなたの予算に合わせて、コストパフォーマンス（コスパ）が最も高いと筆者が考えるマットレスのタイプを紹介していきますね。

① 【〜3万円台】とにかく安く、それなりの寝心地が欲しい場合

この価格帯で探すなら、狙い目は「ニトリなどの家具量販店のボンネルコイル」か、「オンラインで評判の良い高反発ウレタンマットレス」です。

• ボンネルコイル：耐久性が高く、硬めの寝心地が好きな人には十分な品質です。ただし、横揺れは覚悟しましょう。
• 高反発ウレタン：この価格帯のウレタンは密度が低い場合があるため、必ず「密度（D）」の表記をチェックし、できれば30D以上のものを選びましょう。折りたたみ式が多く、手軽さも魅力です。

この価格帯はへたりやすい製品も多いため、割り切って「数年で買い替える」つもりで購入するのがおすすめです。

② 【4万円〜7万円台】寝心地と耐久性のバランスを求める場合

最も人気があり、バランスの取れた価格帯がここです。
狙うべきは、迷わず「ポケットコイルマットレス」です。

• ポケットコイル：大手家具量販店やオンライン直販メーカーの主力商品が集中する価格帯です。コイルの数や配列にこだわった製品が多く、体圧分散性も期待できます。
• 寝心地：この価格帯なら、コイルの硬さをゾーンごとに変えた「多層構造」のマットレスも選べるようになります。寝心地のカスタマイズ性を重視するなら、この予算を確保したいところです。

この予算帯なら、耐久性も十分で、5年〜10年程度は快適に使用できるものが多いですよ。

③ 【8万円以上】最高の睡眠と長期的な耐久性を求める場合

予算を気にせず、睡眠の質を最優先したい方は、寝具専門店のハイエンドモデルや、ブランドの高反発・ファイバーマットレスが選択肢に入ります。

• 高級ポケットコイル：コイルの密度が非常に高く、詰め物（ウレタンやラテックスなど）の層も厚く高品質です。体全体を理想的な姿勢で支え、極上の寝心地を実現します。
• エアウィーヴなど：丸洗いできるファイバー素材は、清潔さを保ちたい方、湿気が気になる方に最適です。プロのアスリートも愛用するほどの高い機能性を持っています。

この価格帯のマットレスは、10年以上の耐久性や長期保証が付いていることが多く、長い目で見ればコスパが良いと言えますね。

目的別！おすすめのマットレス販売店まとめ

ここまでの情報を整理して、「結局、自分はどこで買えばいいの？」という疑問にお答えします。
あなたの「購入目的」と「重視するポイント」に応じて、最適な販売店をズバリご紹介しますね。

① 実物を見て、寝心地を試してから決めたい人

やはり、マットレスは実際に寝てみないと分からないものです。
「とにかく寝心地を確かめたい」という方は、大型家具量販店か寝具専門店へ行くのがベストです。

• ニトリ・IKEA：手頃な価格帯から試せる。
• 寝具専門店（シモンズ、フランスベッドなど）：専門知識豊富な店員に相談しながら、じっくりと高品質なモデルを試せる。

特に腰痛などの悩みがある方は、寝具専門店のスタッフに相談することで、自分に合った硬さや素材を的確にアドバイスしてもらえる可能性が高いですよ。

② 価格の安さと豊富な選択肢を重視したい人

「コスパを追求したい」「とにかくたくさんの種類を比較したい」という方は、オンライン通販（Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング）一択です。

• メリット：実店舗よりも安く、セール時にはさらにお得になる。メーカー直販モデルや、独自ブランドの製品など、選択肢が圧倒的に豊富。
• 購入のコツ：前述した通り、「お試し期間」や「返品保証」のある製品を選ぶことを強くおすすめします。高評価レビューの数だけでなく、具体的な内容まで読み込むことが、失敗しないための鍵です。

③ デザイン性やインテリアとの調和を重視したい人

マットレス単体だけでなく、「部屋全体の雰囲気を大切にしたい」という方は、無印良品やIKEAがおすすめです。

• 無印良品：シンプルでどんな部屋にも馴染むデザイン。特に脚付きマットレスは、ミニマリストに愛されています。
• IKEA：北欧テイストのスタイリッシュなデザインが多く、ベッドフレームとトータルでコーディネートしやすい。

これらの店舗は、マットレスだけでなく、シーツや布団カバーなどの寝具アクセサリーも統一感のあるデザインで販売しているので、寝室全体をトータルコーディネートしたい方には最適です。

④ 緊急性や一時的な利用を目的としている人

「急に来客があった」「車中泊に使いたい」など、メインの寝具ではない用途であれば、ホームセンターやディスカウントストアで安価な簡易マットを購入するのが最も手軽です。
この場合は、耐久性よりも持ち運びやすさや価格を重視して選びましょう。

【モモストア解説】よくある質問Q&A（店舗・購入に関する疑問）

最後に、マットレスの購入に関して、モモストアに寄せられる「よくある質問」とその回答をまとめました。
あなたの疑問解決に役立ててくださいね。

Q1: マットレスの寿命ってどれくらいですか？

A1: 種類や使い方によりますが、一般的な目安は以下の通りです。

種類	寿命の目安
ポケットコイル・ボンネルコイル	8年〜10年
高反発・低反発ウレタン	5年〜8年（密度による）
ファイバー（エアウィーヴなど）	10年以上

「へたり」を感じたり、朝起きたときに腰や背中に痛みを感じるようになったら、それが買い替えのサインです。寿命が来ていなくても、寝心地が悪くなったら迷わず買い替えを検討しましょう。

Q2: ネット通販で購入したマットレスが臭いのですが、どうすればいいですか？

A2: ウレタンフォームなどのノンコイルマットレスは、「開封時の臭い」が気になることがあります。
これは素材特有の臭いで、人体に影響はありません。

臭いを早く消すには、風通しの良い部屋でカバーを外して半日〜1日陰干しするのが最も効果的です。また、消臭スプレーを使用するのも良いでしょう。

Q3: マットレスにカビが生えてしまいました。どうすればいいですか？

A3: カビが生えてしまった場合は、放置せずにすぐに対処しましょう。

軽度であれば、消毒用エタノールを布に含ませて叩くように拭き取り、その後、十分に乾燥させます。しかし、カビが奥深くまで浸透している場合は、買い替えを検討することをおすすめします。

再発防止のためにも、マットレスの下に除湿シートを敷いたり、週に一度はマットレスを立てかけて風を通すなど、日頃から湿気対策を徹底してくださいね。

Q4: マットレスの上に敷布団や薄いマットを敷くのは効果的ですか？

A4: 基本的に、マットレスの上に敷布団を敷くのはおすすめしません。

マットレスは、その素材や構造自体で理想的な寝姿勢を保つように設計されています。その上に別の寝具を重ねることで、マットレス本来の体圧分散効果が損なわれてしまう可能性が高いからです。

薄手の敷きパッド（タオルケットのようなもの）であれば問題ありませんが、分厚い敷布団は避けて、マットレスの寝心地を最大限に活かすようにしましょう。

Q5: 忙しくて店舗に行く時間がないのですが、オンラインでも本当に失敗しませんか？

A5: 失敗のリスクはゼロではありませんが、前述の通り、「お試し期間」や「返品保証」のあるマットレスを選べば、リスクを大幅に下げることができます。

特に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで多くの高評価レビューを獲得している人気商品は、万人向けの寝心地である可能性が高いです。レビューと保証をチェックし、賢く選びましょう。

長くなりましたが、マットレス選びは、あなたの「健康への投資」です。
今回の解説を参考に、最適な一枚を見つけ、快適な睡眠ライフを送ってくださいね！