AirPods第一世代はもう売ってない?どこで買える?後継機との違いまで徹底解説!
「AirPods(エアーポッズ)の最初のモデル、第一世代ってまだ売ってるのかな?」
そう思って探している方は、残念ながら新品を見つけるのはかなり難しい状況です。Appleの公式サイトでも、家電量販店でも、すでに販売は終了しているモデルだからです。
でも、ご安心ください!「もう手に入らない」と諦めるのは早すぎますよ!
この記事では、AirPods第一世代を今から手に入れるための具体的な方法から、後継機である第二世代や第三世代と比べて「本当にまだ使えるの?」という疑問まで、モモストアが詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたが求めているAirPods第一世代の最新情報がすべて分かりますよ!
・AirPods第一世代を今すぐ手に入れる3つの方法【中古・フリマ・専門店】
・新品は絶望的?第一世代の在庫が残っている可能性のある場所
・AirPods第一世代の中古品を購入する際のチェックポイント
・AirPods第二世代との比較!主な違いと買い替えるべき理由
- AirPods第一世代は本当に売ってない?現在の公式販売状況
- AirPods第一世代を今すぐ手に入れる3つの方法【中古・フリマ・専門店】
- 新品は絶望的?第一世代の在庫が残っている可能性のある場所
- AirPods第一世代の中古品を購入する際のチェックポイント
- AirPods第二世代との比較!主な違いと買い替えるべき理由
- AirPods第三世代まで進化!デザインと機能でココが大きく違う
- AirPods Proシリーズとの価格と性能を徹底比較
- 第一世代を長く愛用するために知っておきたいバッテリー交換の現実
- 故障したときの対処法!片耳だけの購入や修理はできる?
- AirPods第一世代の買取価格は今いくら?売却時の注意点
- 偽物に注意!フリマサイトでAirPodsの偽物を見分ける方法
- AirPods第一世代は今でも使い続ける価値があるのか?
AirPods第一世代は本当に売ってない?現在の公式販売状況

結論からお伝えすると、AirPods第一世代の新品を正規ルートで手に入れることは、ほぼ不可能です。
AirPods第一世代は、2016年12月に発売されて以来、ワイヤレスイヤホンの代名詞となるほどの人気を博しましたが、Apple製品の宿命として、新しいモデルが出ると旧モデルは徐々に姿を消していきます。
第一世代は、2019年3月にAirPods第二世代が発売されたタイミングで、Apple Storeや主要な家電量販店での公式な販売が終了となりました。これは、Appleが新しい技術を搭載した後継機にラインナップを集中させるための自然な流れです。
Apple公式サイトでは完全にラインナップから消滅済み
まず、AirPodsを製造・販売しているAppleの公式サイトを見てみましょう。
現在、公式サイトに掲載されているのは、AirPods第二世代、AirPods第三世代、そして最上位モデルのAirPods Pro(各世代)のみです。第一世代のページは製品情報としては残っていても、購入ボタンは存在しません。
もしあなたが「新品・未開封」にこだわりたいのであれば、Apple公式からの入手は諦めるべき、という現実を受け止める必要があります。
大手家電量販店やキャリアショップの在庫状況
「じゃあ、在庫処分で残っているお店はないの?」と考える方もいるでしょう。
確かに、販売終了直後は、家電量販店や携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の在庫が一部残っているケースもありました。しかし、AirPods第一世代の販売終了からかなりの時間が経過しているため、現在、大手量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機など)の店頭やオンラインショップで新品の在庫を見つけることは奇跡に近いと言えます。
なぜなら、AirPodsのような人気商品は、販売終了が決定してもすぐに市場から在庫が掃けてしまうからです。もし見つかったとしても、それは本当に稀なケースか、店頭の片隅で忘れ去られていた「デッドストック」のような状態でしょう。新品を探し続けるよりも、後述する中古市場に目を向ける方が、現実的で時間も節約できます。
AirPods第一世代が販売終了になった理由と後継機への移行
AirPods第一世代が販売を終了し、第二世代へと移行した主な理由は、技術の進化にあります。
第一世代にはAppleのW1チップが搭載されていましたが、第二世代ではさらに進化したH1チップが搭載されました。H1チップにより、「Hey Siri」と呼びかけるだけでSiriを起動できるようになり、デバイスとの接続速度や通話時の品質が大幅に向上しました。また、オプションでワイヤレス充電ケースが選べるようになったのも、この世代からです。
メーカーがより高性能で便利な新製品を出すことは、ユーザーにとっては喜ばしいことですが、その分、古いモデルは退場していく運命にあります。
AirPods第一世代が販売を終えたのは、より快適なワイヤレス体験を提供するというAppleの製品戦略に基づいたものなのです。
AirPods第一世代を今すぐ手に入れる3つの方法【中古・フリマ・専門店】
新品が難しいとなると、次に考えるべきは「どうやって中古品を手に入れるか?」です。
AirPods第一世代は依然として需要が高いため、中古市場は活発です。ここでは、具体的な入手方法とそれぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)を徹底活用する
最も手軽で出品数が多いのが、メルカリやラクマなどのフリマアプリです。
個人間で売買されるため、価格交渉の余地があったり、運が良ければ非常に安価で手に入れることができる可能性があります。しかし、その分、リスクも伴います。
| メリット | デメリット |
| 価格が安い可能性がある | 状態の保証がない(自己責任) |
| 出品数が多く、見つけやすい | バッテリーが劣化している可能性大 |
| 交渉次第で価格が下がることも | 偽物や片耳だけの出品が混ざっている |
フリマアプリを利用する際は、商品の説明文を隅々まで読み、出品者に質問をするなど、細心の注意を払うことが重要です。
特に、購入前に「左右の音量差はないか」「バッテリーの持ちはどうか」といった具体的な質問を投げかけることで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。また、後述しますが、偽物対策も絶対に必要です。
中古専門店(ゲオ・ブックオフ・じゃんぱらなど)のオンラインストアを狙う
「多少高くても、プロのチェックが入った安心感が欲しい」という方には、中古のスマホ・家電専門店がおすすめです。
これらの専門店では、AirPodsを買い取った際に動作確認やクリーニングを行うため、フリマアプリよりも品質の信頼性が高いのが特徴です。
中古専門店では、以下のようなメリットがあります。
- 保証期間がある: 多くの場合、購入後1週間~1ヶ月程度の初期不良保証が付いています。
- 動作確認済み: 専門のスタッフが動作確認を行っているため、届いてすぐに使えないというリスクが低いです。
- 偽物の心配が少ない: 買取時に真贋判定を行っているため、フリマアプリに比べて偽物を掴まされる心配が格段に少ないです。
ただし、フリマアプリに比べて価格は高めに設定されていることが多いため、価格と安心感のバランスを考えて選ぶことになります。
特にオンラインストアでは、在庫がリアルタイムで変動するため、欲しい状態のものがリストアップされたら、迷わずすぐに購入手続きをすることをおすすめします。人気商品はすぐに売れてしまうためです。
オークションサイト(ヤフオク!)で掘り出し物を探す
フリマアプリよりもさらに安く、あるいは珍しいセット(例えば、専用ケース付きやカスタムモデルなど)を探したい場合は、ヤフオク!などのオークションサイトも有効です。
オークションは、競争入札になるため、最終価格が読みづらいという側面はありますが、終了間際を狙うなど戦略的な入札ができれば、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
オークションサイトを利用する際の注意点は、フリマアプリと同様に「出品者の評価」を必ず確認することです。
特に評価が低い出品者や、取引履歴が少ない出品者からの高額な商品は、トラブルのリスクが高いため避けた方が賢明です。
また、即決価格が設定されている場合は、それが適正価格か中古専門店の価格と比較検討するのも大切です。
新品は絶望的?第一世代の在庫が残っている可能性のある場所
前述の通り、新品のAirPods第一世代は市場からほぼ姿を消していますが、「もしも」の可能性を信じて探してみたい方もいるでしょう。ここでは、一般的な店舗以外で、わずかながら在庫が残っているかもしれない場所について深掘りします。
地域密着型の小さな電気店や中古パソコンショップ
大手家電量販店はPOSシステムで在庫管理が徹底されていますが、昔ながらの地域密着型の小さな電気店では、棚の奥や倉庫に古い在庫が残っていることがごく稀にあります。
特に、Apple製品の取り扱いがメインではない店舗や、在庫回転率が低い店舗などが狙い目です。
ただし、この方法は時間と労力がかかります。実際に足を運び、店員さんに直接尋ねるというアナログな作業が必要です。オンラインでの検索では見つからない「隠れた在庫」を掘り当てるロマンはありますが、期待値は低めに設定しておきましょう。
海外のECサイトや並行輸入品を扱う業者
国内では完売していても、海外のECサイトではまだ在庫を抱えている業者や、並行輸入品として販売している業者がいる可能性はあります。
特に、AirPodsのような人気商品は、アジア圏や一部のヨーロッパ諸国で、長期間にわたって在庫が残っているケースが報告されています。
しかし、このルートはリスクが非常に高いです。
- 保証の問題: 国内のApple保証を受けられない可能性が高いです。
- 偽物のリスク: 海外サイトでは偽物(コピー品)の販売も多く、真贋を見極めるのが非常に困難です。
- トラブル時の対応: 言葉の壁や国際送料、関税などの問題もあり、トラブルが発生した場合の解決が非常に面倒です。
「どうしても新品未開封が良い」という強いこだわりがない限りは、この方法は避けた方が安全です。もし利用する場合は、信頼できる代行業者や、評価の高いサイトのみを利用し、自己責任で検討しましょう。
Apple認定の整備済み製品のチェック(極めて稀)
Appleには、ユーザーが返品した製品や、修理で交換されたパーツなどを使用して、新品同様に整備された「整備済み製品(リファービッシュ品)」を販売するプログラムがあります。
AirPods第一世代がこのラインナップに並ぶことは、現在のところほぼありませんが、極めて稀に、短期間だけリストアップされる可能性があります。
整備済み製品は、新品同様の品質保証と、Apple公式の保証が付くため、中古品の中でも最も安心できる選択肢の一つです。
ただし、AirPodsの場合、整備済み製品のリストには基本的に最新モデルしか登場しないため、こまめにAppleの整備済み製品ページをチェックする必要があるものの、あまり現実的な方法とは言えません。
新品のAirPods第一世代を探すのは、まさに「砂漠で針を探す」ような行為です。時間と労力を考えると、安心できる中古専門店や、状態の良いフリマ出品を狙うのが、賢明な判断と言えるでしょう。
AirPods第一世代の中古品を購入する際のチェックポイント
中古品を手に入れることが現実的な選択肢だとわかったところで、次に重要なのは「失敗しないためのチェックポイント」です。
AirPodsは精密機器であり、特にバッテリーは消耗品です。購入後に後悔しないよう、以下の点を徹底的に確認してください。
最重要:バッテリーの劣化具合と動作時間
AirPodsの生命線はバッテリーです。
AirPods第一世代は発売から数年が経過しているため、新品同様のバッテリー容量を期待するのは不可能です。しかし、使い物にならないほど劣化しているかどうかの判断は重要です。
理想としては、出品者に「音楽再生で連続何時間持ちますか?」と具体的に質問し、回答を得ることです。
第一世代の公称の連続音楽再生時間は最大5時間でしたが、中古品であれば、最低でも2~3時間は持つものを選びたいところです。
| チェック項目 | 確認方法 |
| 連続再生時間 | 出品者に具体的な持続時間を質問する |
| 充電ケースの充電能力 | ケースがAirPodsを何回フル充電できるか確認する |
| バッテリーの減り方 | 左右のバッテリー残量が極端に異なって減らないか |
フリマアプリの場合、具体的な回答が得られないことも多いですが、その場合は「購入時期」「使用頻度」などを参考に、バッテリーが「かなり消耗している」前提で価格交渉をするのも一つの手です。
ケースと本体のシリアルナンバーの確認
AirPodsには、充電ケースとAirPods本体にそれぞれシリアルナンバーが記載されています。
フリマサイトなどで購入する場合、必ず出品画像でケースの蓋の裏側(または外箱)に記載されたシリアルナンバーを確認させてもらいましょう。
これは、偽物対策だけでなく、「ケースと本体がセットで売られていたものか」を確認するためにも重要です。
Appleのサポートページでシリアルナンバーを入力すると、保証状況(期間が終了しているかなど)を確認できるため、可能であればこの確認も行いましょう。
シリアルナンバーを尋ねても教えてくれない出品者は、何か隠したい事情がある可能性が高いため、取引を避けるべきです。
目視できる外観の傷や汚れ、メッシュ部分の状態
外観のチェックも重要です。
特に以下の部分に注意してください。
- 充電ケース: 細かい擦り傷は避けられませんが、落下による大きなひび割れや、充電ポートの破損がないか。
- AirPods本体: 耳に入れる部分に耳垢などの汚れが残っていないか(クリーニングできる範囲か)。
- スピーカーメッシュ部分: 音が出る部分のメッシュが詰まっていないか、破れていないか。メッシュが詰まっていると、音量が極端に小さくなることがあります。
もちろん、中古品なので多少の傷は仕方ありませんが、「清潔感があるかどうか」は非常に重要な判断基準です。
画像が不鮮明な場合は、必ず「もっと鮮明なアップの画像を見せてほしい」と依頼しましょう。
AirPods第二世代との比較!主な違いと買い替えるべき理由
中古のAirPods第一世代を探す際、「少し予算を足して第二世代を買った方が良いのでは?」と迷う方も多いはずです。
AirPods第一世代と第二世代は外観がほとんど同じですが、中身は大きく進化しています。この違いを知ることで、どちらを選ぶべきか明確になりますよ。
コアテクノロジー:W1チップ vs H1チップの決定的な差
AirPods第一世代は「W1チップ」を、第二世代は「H1チップ」を搭載しています。このチップの差が、使用感に最も大きな影響を与えます。
| 機能 | AirPods 第一世代 (W1) | AirPods 第二世代 (H1) |
| 音声アシスタント起動 | ダブルタップ操作が必要 | 「Hey Siri」と呼びかけOK |
| 接続速度 | 標準的 | デバイスとの接続速度が高速化 |
| 通話切り替え速度 | 標準的 | 通話の接続・切り替えが最大2倍高速 |
| ゲーミングレイテンシ | 標準的 | ゲーム時の遅延が最大30%低減 |
特に「Hey Siri」機能は、iPhoneを取り出さずにハンズフリーで操作できるため、一度慣れると第一世代には戻れなくなるほど便利です。
また、H1チップは通信の安定性が向上しているため、人混みでの音切れなどが改善されている点も、第二世代を選ぶ大きな理由になります。
ワイヤレス充電ケースの有無
AirPods第一世代の充電ケースは、有線充電(Lightningケーブル)のみに対応しています。
一方、AirPods第二世代からは、別売オプションとして「ワイヤレス充電ケース」が選択できるようになりました。
ワイヤレス充電ケースを使えば、Qi規格対応の充電マットに置くだけで充電が完了します。ケーブルの抜き差しが不要になるのは、日常使いにおいて非常に快適です。
もし、あなたがすでにワイヤレス充電マットをデスクや枕元に置いているなら、ワイヤレス充電ケース付きの第二世代を選ぶ価値は非常に高いと言えます。第一世代のケースはワイヤレス充電に対応していないため、後からケースだけを買い替える必要が出てきてしまいます。
結論:第二世代への買い替えを検討すべき人
もしあなたが以下の項目に当てはまるなら、AirPods第二世代への買い替え、または最初から第二世代の中古品を選ぶことを強くおすすめします。
- ハンズフリーでSiriを使いたい人(「Hey Siri」で操作したい)
- 音ゲーや動画視聴をよくする人(H1チップによる低遅延の恩恵が大きい)
- ワイヤレス充電を生活に取り入れたい人
- より長く使いたい人(第二世代の方が製造年が新しく、バッテリーの劣化リスクが相対的に低い)
第一世代は「とにかく安くAirPodsが欲しい」という方に限定されますが、H1チップによる快適性は、価格差以上の価値があると感じる人が多いでしょう。
中古市場でも第二世代は豊富に出回っており、第一世代と価格差が縮まっていることもあるため、中古価格を比較検討してみてください。
AirPods第三世代まで進化!デザインと機能でココが大きく違う
AirPodsは第二世代で性能が向上した後、第三世代でデザインと機能が再び大きく進化しました。
第三世代は、第一世代・第二世代とは全く異なる使用感を提供します。もし、最新のトレンドや快適性を重視するなら、第三世代も選択肢に入れるべきです。
最大の違いは「デザイン」と「装着感」
AirPods第三世代は、最上位モデルであるAirPods Proのような、ステム(軸)が短くなったデザインに変更されました。
第一世代・第二世代は「うどん」と呼ばれることもある長いステムが特徴でしたが、第三世代はよりコンパクトで目立ちにくくなっています。
また、本体の形状も耳の形にフィットするように再設計され、装着感が向上しています。ただし、イヤーチップ(カナル型)ではないため、密閉性はProシリーズに劣りますが、耳への圧迫感が少なく長時間使用しやすいのが魅力です。
Pro譲りの「空間オーディオ」と「耐汗耐水性能」
AirPods第三世代の最大の進化点は、AirPods Proシリーズの主要な機能の一部を受け継いだことです。
- 空間オーディオ(ダイナミックヘッドトラッキング対応):まるで映画館にいるかのように、音の発生源が頭の周りのどこに固定されているかを感じられる機能です。音楽や映画の没入感が格段に向上します。第一世代や第二世代にはない、第三世代の最大の魅力です。
- 耐汗耐水性能:本体と充電ケースの両方がIPX4等級の耐汗耐水性能を持っています。これにより、軽い雨の中での使用や、ランニングなどの運動時の汗にも強くなりました。第一世代・第二世代にはこの機能がないため、スポーツ時に使う予定があるなら第三世代を選ぶべきです。
第一世代と第三世代を比べると、デザイン、音響技術、耐久性において、もはや全く別の製品と言えるほどの差があります。
AirPods第三世代のバッテリーと充電ケースの進化
バッテリー性能も向上しています。
| AirPods 第一世代 | AirPods 第三世代 | |
| 連続再生時間 | 最大5時間 | 最大6時間(空間オーディオ使用時5時間) |
| 充電ケース込みの再生時間 | 24時間以上 | 最大30時間 |
| 急速充電 | なし | 5分充電で約1時間再生可能 |
第三世代の充電ケースは、ワイヤレス充電に加え、Apple Watchなどで使われるMagSafe充電にも対応しています。より幅広い充電方法に対応しているのも、新しい世代ならではの利便性です。
もしあなたが、AirPods第一世代の「うどん」デザインにこだわりがないなら、第三世代の快適性と高音質は一考の価値ありです。
AirPods Proシリーズとの価格と性能を徹底比較
AirPodsを探す上で、ハイエンドモデルである「AirPods Pro」シリーズも無視できません。第一世代とは価格帯が大きく異なりますが、機能性の違いを理解すれば、どちらがあなたの用途に合っているか判断できます。
AirPods Proの最大の武器:「ノイズキャンセリング」と「外部音取り込み」
AirPods Pro(第一世代・第二世代)が、AirPodsの通常モデル(第一~第三世代)と最も決定的に違うのは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能と、その対となる外部音取り込みモードの搭載です。
- ノイズキャンセリング:電車の中やカフェの騒音を大幅にカットし、音楽や通話に集中できる環境を作り出します。これは、AirPods第一世代では実現不可能な機能です。
- 外部音取り込みモード:イヤホンを装着したまま、周囲の音を自然に聞くことができます。レジでの会話や、駅のアナウンスを聞きたい時に非常に便利です。AirPods Pro第二世代では、さらに自然で高性能な「アダプティブオーディオ」へと進化しています。
第一世代は、これらの機能がないため、静かな環境での使用や、一時的な遮音で十分な場合に適しています。しかし、通勤・通学で騒音を遮断したいなら、迷わずAirPods Proを選ぶべきです。
装着形式:カナル型 vs インナーイヤー型
AirPods Proは、耳栓のように耳の奥まで入れるカナル型です。
これにより、物理的な密閉性が高まり、ノイズキャンセリング効果を最大限に引き出すことができます。また、AirPods第一世代の装着感が合わなかった人でも、Proならフィットする可能性が高いです。
AirPods第一世代は、耳に引っ掛けるインナーイヤー型です。密閉性はありませんが、長時間着けていても疲れにくいという利点があります。
自分の耳の形や、重視するポイント(遮音性か、快適性か)に合わせて、形状を選ぶことが大切です。
AirPods Proとの価格差をどう考えるか?
AirPods第一世代(中古)が数千円~1万円台で手に入るのに対し、AirPods Proシリーズは新品で3万円前後と、価格帯が大きく異なります。
この価格差は、ノイズキャンセリング機能と高音質、そして耐水性能という付加価値によるものです。
| 重視するポイント | おすすめモデル | 価格帯(目安) |
| 価格とシンプルさ | AirPods 第一世代(中古) | 〜1.5万円 |
| 利便性と安定性 | AirPods 第二世代(新品・中古) | 1.5万〜2万円台 |
| ノイズ遮断・高音質 | AirPods Pro | 3万円前後 |
AirPods第一世代を検討している方は、おそらく「安さ」と「シンプルな機能」を求めているはずです。
しかし、もし「ノイズキャンセリングさえあれば…」と少しでも思うなら、中古のAirPods Pro(第一世代)も視野に入れることで、満足度の高いワイヤレスイヤホン生活を送れるはずですよ。
第一世代を長く愛用するために知っておきたいバッテリー交換の現実
中古のAirPods第一世代を購入する上で、最も避けられない問題が「バッテリーの劣化」です。
AirPodsは消耗品であり、バッテリーの寿命が本体の寿命と言っても過言ではありません。ここでは、AirPodsのバッテリー交換に関する現実と、長く使うためのヒントをお伝えします。
AirPodsは「修理」ではなく「交換」が基本
残念ながら、AirPods本体は分解やバッテリーの交換が非常に難しく作られているため、Appleや正規サービスプロバイダでの対応は「修理」ではなく「本体交換」が基本になります。
つまり、バッテリーが劣化したAirPods本体を預けると、新しい(または整備済みの)AirPods本体と交換されることになります。充電ケースも同様です。
問題は、その「交換費用」です。保証対象外の場合、AirPodsは片耳ずつ、充電ケースも個別に交換費用がかかります。第一世代の場合でも、後継機とほとんど変わらない費用がかかるため、交換費用を出すなら新しいAirPodsを買った方が良い、という判断になることが多いです。
| 交換対象 | Appleでの保証対象外サービス料金(目安) |
| AirPods本体(片方) | 約7,500円~8,800円(税込) |
| 充電ケース(有線) | 約7,500円~8,800円(税込) |
| 合計(両耳+ケース) | 約22,500円~26,400円 |
この料金は、中古のAirPods第一世代の購入価格を遥かに超えます。そのため、AirPods第一世代を中古で購入する際は、「バッテリー交換はしない前提」で、現在のバッテリーが持つ期間を使い切る、という考え方を持つべきです。
バッテリーを長持ちさせるための日々の使い方
今からできる、AirPodsのバッテリーを少しでも長持ちさせるための使い方を実践しましょう。これは、中古品だけでなく、新品のAirPodsを購入した場合にも共通する鉄則です。
- 頻繁な満充電を避ける:リチウムイオンバッテリーは、満充電(100%)の状態や、過放電(0%)の状態が長く続くと劣化が早まります。50%~80%の範囲を維持するのが理想ですが、AirPodsの性質上難しいので、長時間100%のまま放置しないことを意識しましょう。
- 高温を避ける:熱はバッテリーの最大の敵です。夏の車内や、直射日光が当たる場所に放置するのは絶対に避けてください。
- ケースはこまめに掃除する:ケースの中にホコリやゴミが溜まると、充電接点を阻害したり、ケース内の熱がこもりやすくなったりします。乾いた綿棒などで定期的に掃除をしましょう。
中古のAirPods第一世代を愛用し続けるには、「消耗品として割り切って使う」という考え方が大切です。
故障したときの対処法!片耳だけの購入や修理はできる?
AirPods第一世代のような古いモデルを使っていると、いつか「片耳だけ音が聞こえなくなった」「充電ケースの調子が悪い」といった故障に直面する可能性があります。そんな時に焦らないよう、対処法を知っておきましょう。
片耳だけ紛失・故障した場合はどうする?
AirPodsの片耳だけを失くしたり、故障させたりした場合でも、Appleは「片方だけ」の交換サービスを提供しています。これは第一世代でも利用可能です。しかし、前述の通り、これは「修理」ではなく「交換」サービスなので、費用はかかります。
ただし、ここで注意が必要です。AirPodsは、本体とケース、そして失くした片方だけを交換した新しいAirPodsをペアリング(設定)し直す必要があります。この設定は比較的簡単ですが、完全に初期化してから行う必要があります。
また、中古のAirPods第一世代を「片耳だけ」で探す方法もあります。
フリマサイトでは、片耳だけを売っている出品者がいるため、安価に済ませたい場合はそちらを探すのも手です。ただし、その場合はファームウェアのバージョンが合うかなど、互換性の問題が起こる可能性もゼロではないため、中古専門店での購入の方が安心です。
自分でできる簡単なトラブルシューティング
「故障かな?」と思った時に、すぐに交換サービスに申し込む前に、自分で試せる簡単な対処法があります。
- 再起動とリセット:まず、iPhoneやiPadのBluetooth設定でAirPodsを「接続を解除」し、ケースのボタンを長押しして完全にリセットし、再ペアリングしてみてください。ソフトウェアの一時的なバグで解決することがあります。
- クリーニング:音量が小さいと感じた場合、スピーカーのメッシュ部分にゴミが詰まっている可能性が高いです。乾いた綿棒や、柔らかいブラシ(歯ブラシなど)で優しく掃除してください。この掃除だけで、音が蘇ることが多々あります。
- 充電接点の確認:本体とケースの充電接点(金属部分)が汚れていないか確認し、乾いた布で拭き取ってみてください。接触不良で充電ができていないだけの可能性もあります。
これらの簡単な手順で解決しない場合は、内部の基盤やバッテリーの問題である可能性が高いため、Appleのサポートに問い合わせるのが確実です。
保証期間が過ぎている場合の選択肢
AirPods第一世代は、確実に保証期間が終了しています。
そのため、もし故障した場合は、以下の3つの選択肢から選ぶことになります。
- Appleで交換サービスを利用する:費用はかかりますが、確実に新しい(整備済みの)AirPods本体を手に入れられます。
- 中古で片耳だけ購入する:費用は安く済みますが、状態や互換性の保証はありません。
- AirPodsの新しい世代に買い替える:これを機に第二世代やProに乗り換えるのが、最も長期的な満足度が高い選択肢かもしれません。
古いモデルだからこそ、故障時の対応を事前に考えておくことで、いざという時にスムーズに行動できますね。
AirPods第一世代の買取価格は今いくら?売却時の注意点
もしあなたが「新しいAirPodsに買い替えたいから、古い第一世代を売りたい」と考えているなら、現在の買取市場の状況を知っておくことは非常に重要です。
古いモデルとはいえ、AirPodsは依然として需要があるため、買取価格がつく可能性は十分にあります。
第一世代の買取価格は状態と業者によって大きく変動する
AirPods第一世代の現在の買取価格は、数千円から1万円前後で推移しています。
ただし、この価格は以下のような要因で大きく変動します。
- バッテリーの状態:最も重要な要素です。バッテリーの劣化が激しいと、買取価格は一気に下がります。連続使用時間が短いと判断されると、買取不可になる可能性もあります。
- 外観の状態:ケースや本体に目立つ傷や汚れ、特に充電ケースのヒンジ(蓋のつなぎ目)の緩みがあると減額対象になります。
- 付属品の有無:外箱やLightningケーブルが全て揃っていると、査定額がアップします。
- 買取業者の種類:専門の中古スマホ・ガジェット買取店、家電量販店の下取り、フリマサイトなど、売却先によって価格は大きく変わります。
より高い価格で売りたいなら、フリマサイトで個人に売却するのが最も高値になる可能性がありますが、手間やトラブルのリスクも伴います。
手間をかけたくないなら、買取専門業者に査定を依頼するのが手っ取り早いです。
売却前に必ず行うべき3つの準備
AirPodsを売却する前に、査定額を下げないために、そして個人情報保護のために、以下の3つの準備を必ず行ってください。
- 徹底的なクリーニング:耳垢や皮脂汚れ、充電ケース内部のホコリを徹底的に掃除してください。見た目の清潔感は査定士の印象を大きく左右します。
- iPhoneとのペアリング解除:AirPodsを「探す」機能から削除し、iPhoneのBluetooth設定から「このデバイスを削除」してください。これにより、次の購入者が問題なくペアリングできるようになります。
- 初期化(ファクトリーリセット):ケースの蓋を開け、背面のセットアップボタンをオレンジ色のライトが点滅するまで長押しし、工場出荷時の状態に戻します。
これらの手順を行うことで、安心して次の持ち主に引き継ぐことができ、査定額の交渉もしやすくなります。
「AirPods第一世代はもう古いから…」と諦めずに、ぜひ一度買取価格をチェックしてみてください。その売却益で、新しいAirPodsの購入資金に充てることもできますよ。
偽物に注意!フリマサイトでAirPodsの偽物を見分ける方法
AirPods第一世代の中古品を探している方に、最も注意していただきたいのが「偽物(フェイク品)」の存在です。
特にフリマサイトには、見た目だけでは区別がつかない精巧な偽物が出回っています。高額な買い物で失敗しないよう、偽物を見分けるための具体的な方法をモモストアが解説します。
パッケージや印字の「違和感」を見逃さない
偽物は、本物に似せて作られていますが、細部に必ずアラがあります。
| チェック箇所 | 本物の特徴 | 偽物の特徴 |
| パッケージのフォント | 非常にシャープで均一 | 太すぎたり、細すぎたり、滲んでいる |
| 説明書の言語 | 日本語表記が自然で丁寧 | 不自然な翻訳、変な改行、誤字がある |
| 充電ケースの印字 | 蓋の裏側の印字がシャープで薄いグレー | 印字が濃すぎる、雑、位置がズレている |
| ケーブルの品質 | Lightningケーブルの質感がマットで硬い | テカテカしている、コネクタ部分の作りが粗い |
特に、ケースの印字や、同梱されているLightningケーブルの品質は、偽物を見分ける上で非常に有効です。本物のApple純正ケーブルは細部まで作り込まれているため、少しでも違和感を感じたら疑うべきです。
最も確実な方法:シリアルナンバーのチェック
前述の通り、AirPodsには固有のシリアルナンバーがあります。
購入前に、出品者にシリアルナンバーの写真を要求し、自分でAppleの公式サイトにある「保証状況の確認」ページで入力してみるのが最も確実な方法です。
- 本物の場合:「AirPods(第1世代)」などのモデル名と、シリアルナンバーが一致し、保証期間(既に終了しているはずですが)などが表示されます。
- 偽物の場合:「このシリアル番号は有効ではありません」と表示されるか、全く別のApple製品(iPhoneやMacなど)のシリアルとして認識されることがあります。ただし、非常に巧妙な偽物は、本物のシリアルナンバーをコピーしている可能性もあるため、これだけで100%判断できるわけではありませんが、有効な手段です。
接続時の挙動や機能の確認
手元に届いた後に試せる最終確認として、iPhoneに接続した際の挙動をチェックしましょう。
- 接続時のポップアップ:本物のAirPodsは、iPhoneの近くでケースの蓋を開けると、画面下にアニメーション付きのポップアップが表示されます。偽物の中には、このポップアップが出ない、またはアニメーションが不自然なものがあります。
- 設定画面の表示:iPhoneの「設定」アプリのBluetooth項目で、AirPodsの設定画面を開いた際、ノイズキャンセリングや外部音取り込みの選択肢が表示される(※AirPods Proの偽物の場合)など、本来第一世代にはない機能が表示されていたら、それは偽物の証拠です。
「安すぎる」と感じる商品には、必ず裏があるものです。焦って購入せず、これらのチェックを怠らないことが、失敗を避ける唯一の方法です。
AirPods第一世代は今でも使い続ける価値があるのか?
最後に、AirPods第一世代の購入を検討している方、あるいは今も愛用し続けている方に向けて、「今の時代に使い続ける価値があるのか?」という根本的な疑問について、モモストアの視点から正直にお答えします。
「シンプルさ」と「形状」にこだわる人にはまだ価値あり
AirPods第一世代が今でも評価されているのは、その「シンプルさ」と「普遍的なデザイン」にあります。
- インナーイヤー型が好き:カナル型のAirPods Proや他社製品のように耳栓のような密閉感が苦手で、耳に軽く引っ掛けるインナーイヤー型が好きな人にとっては、第三世代よりも第一・第二世代の形状が好みであるケースが多いです。
- ノイズキャンセリングは不要:静かな室内や、散歩などで周囲の音も聞きながら使いたい人にとっては、ノイズキャンセリング機能は不要です。余計な機能がない分、操作もシンプルです。
- 中古で安く手に入る:ワイヤレスイヤホンの入門機として、あるいは予備機として、「とにかく安く、Apple製品のエコシステムを体験したい」という目的であれば、中古の第一世代は最適な選択肢の一つです。
ノイズキャンセリングや空間オーディオなどの最新機能はなくても、音楽を聴く、通話をするという基本的な機能は十分に満たしているため、用途が限定的であれば今でも現役で活躍できます。
第三世代やProシリーズに買い替えるべきサイン
一方で、AirPods第一世代から買い替えを強く推奨するサインもあります。
- バッテリーが1時間持たない:これが最も大きなサインです。バッテリー劣化が進むと、交換費用を考えると新しいAirPodsを買うべき時です。
- H1チップの恩恵が欲しい:「Hey Siri」や、動画・ゲームでの遅延のなさは、一度体験すると第一世代には戻れなくなります。日常的なストレスを軽減したいなら、第二世代以降への買い替えは必須です。
- 耐水性能が欲しい:ランニングやジムなどで汗をかく機会が多い方は、第三世代やProシリーズの耐汗耐水性能は必須です。第一世代を濡らして壊してしまうリスクを負う必要はありません。
AirPods第一世代は、確かに名機ですが、技術の進化は止まりません。
あなたの「何を重視するか」によって、第一世代が最高の選択肢になることもあれば、最新モデルへの買い替えが最善となることもあるでしょう。この記事で得た情報を元に、ご自身の用途に最適なAirPodsを見つけてくださいね。




