手首サポーターはどこに売ってる?主要な販売店と最適な選び方を徹底解説!

手首サポーターはどこに売ってる?主要な販売店と最適な選び方を徹底解説!

「最近、パソコン作業や家事で手首が痛い…」「スポーツ中に手首をしっかり保護したいけど、どこでサポーターを買えばいいんだろう?」と悩んでいませんか?
手首の痛みは日常生活に大きな影響を与えますし、早く自分に合ったサポーターを見つけたいですよね。

結論からお伝えすると、手首サポーターは様々な場所で手軽に購入できますが、
用途によって最適な購入場所が変わってきます

この記事では、筆者モモストアが、ドラッグストア、スポーツ用品店、100均などの実際の販売状況を徹底的に調べ、
あなたにぴったりの手首サポーターを見つけるための「場所別購入ガイドと選び方のコツ」を詳しく解説します。
ぜひ、この記事を最後まで読んで、今日から快適な毎日を取り戻してくださいね。

・手首サポーターが売ってる場所は?【販売店リスト】
・ドラッグストア(薬局)で買える手首サポーターの傾向と種類
・スポーツ用品店ならどんな手首サポーターが見つかる?
・意外な穴場!ホームセンターや家電量販店の取り扱い状況
・100均(ダイソー・セリア)の手首サポーターは本当に使えるの?
  1. 手首サポーターが売ってる場所は?【販売店リスト】
  2. ドラッグストア(薬局)で買える手首サポーターの傾向と種類
    1. ドラッグストアの鉄板!大手メーカーの製品
    2. 購入時のチェックポイント
  3. スポーツ用品店ならどんな手首サポーターが見つかる?
    1. プロ仕様の高機能サポーターが充実
      1. ZAMST(ザムスト)
      2. ミズノ・アディダス・ナイキ
    2. スポーツ用品店での購入メリットとデメリット
      1. スポーツ用品店を利用する際の注意点
  4. 意外な穴場!ホームセンターや家電量販店の取り扱い状況
    1. ホームセンターで見つかるのは「作業用」サポーター
    2. 家電量販店の健康グッズコーナー
  5. 100均(ダイソー・セリア)の手首サポーターは本当に使えるの?
    1. 100均サポーターの「メリット」と「限界」
      1. 固定力は期待しないこと
      2. サイズと素材の選択肢が少ない
  6. 腱鞘炎や医療用サポーターを探すならどこがベスト?
    1. 医療用具店と専門的なネット通販
      1. 医療用具の専門店
      2. 専門メーカーの公式ネット通販
    2. 医師への相談が最優先
  7. 失敗しない手首サポーターの選び方!3つの重要ポイント
    1. ポイント1:最も重要な「使用目的」を明確にする
      1. A. 痛みの軽減・固定が目的(腱鞘炎、捻挫)
      2. B. スポーツ中の保護・予防が目的(野球、ゴルフなど)
      3. C. 日常生活や軽作業での負担軽減が目的(家事、PC作業)
    2. ポイント2:「サイズ」が合っているか確認する
    3. ポイント3:「素材」と「着脱のしやすさ」をチェック
  8. 【用途別】人気メーカー&おすすめ手首サポーターを徹底比較
    1. 人気手首サポーターメーカーの比較表
    2. 日常使い・腱鞘炎に強いバンテリンの魅力
    3. スポーツ特化のザムストが高評価の理由
    4. 本気で治したい人向けのメディエイド
  9. 手首の悩みを解決!サポーターの種類と固定力の違い
    1. タイプ別:固定力と適した症状
      1. ハードサポート(強力固定タイプ)
      2. ミドルサポート(中程度固定タイプ)
      3. ソフトサポート(軽度サポートタイプ)
    2. サポーターの「形」にも注目!
  10. 手首サポーターを購入する前にチェックすべき注意点
    1. 注意点1:必ず「利き手・非利き手」を確認
    2. 注意点2:素材の「アレルギー」と「肌トラブル」
    3. 注意点3:就寝時の使用はメーカー推奨か確認
  11. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で購入するメリットと注意点
    1. ネット通販の圧倒的なメリット
    2. ネット通販ならではの注意点
  12. 筆者が選ぶ!目的別おすすめ手首サポーター3選
    1. 【日常・軽作業向け】バンテリンコーワサポーター 手くび専用
    2. 【スポーツ・高固定向け】ZAMST(ザムスト) リストラップ
    3. 【腱鞘炎・ガッチリ固定向け】メディエイド しっかりガード手首 スタンダード
  13. サポーターと合わせて考えたい「手首のケア」と対策
    1. ケアその1:適切な休憩とストレッチ
    2. ケアその2:環境の見直し(エルゴノミクス)
    3. ケアその3:温めるか冷やすかの判断
  14. 手首の痛みが長引く場合の対処法と医療機関の選び方
    1. セルフケアの限界を見極める
    2. 受診すべき医療機関の選び方
      1. 整形外科
      2. 整骨院・接骨院
  15. 手首の冷え対策とサポーターの「保温」効果
    1. 冷えが手首の痛みを悪化させるメカニズム
    2. 保温サポーターの選び方と効果
    3. 就寝時の「おやすみ用」サポーター
  16. 手首サポーターの適切な「洗い方」と衛生管理
    1. サポーターの「手洗い」が基本
      1. 正しい手洗いの手順
    2. 洗濯機を使う場合の例外と注意点
  17. サポーターの「寿命」はどれくらい?買い替えのサイン
    1. 一般的なサポーターの寿命と耐久性
    2. 買い替えを検討すべき4つのサイン
      1. サイン1:伸びて圧迫感がなくなった
      2. サイン2:マジックテープがくっつかない
      3. サイン3:生地のほつれや毛玉がひどい
      4. サイン4:嫌なニオイが取れなくなった
  18. 【応用編】手首サポーターを着用する際のワンポイントアドバイス
    1. アドバイス1:肌荒れ防止には「インナー」を
    2. アドバイス2:痛みの種類に合わせて「ジェル」を併用
    3. アドバイス3:手首だけでなく「肘」もチェック
  19. まとめ:あなたに最適な手首サポーターを見つけるロードマップ
    1. ロードマップ:3ステップで最適解にたどり着く!

手首サポーターが売ってる場所は?【販売店リスト】

momo-store.jp

手首サポーターを探している方が最初に知りたいのは、「どこに行けば確実に手に入るか」ですよね。
実は、手首サポーターは私たちが思っている以上に身近な場所で販売されています。ただし、お店によって取り扱っている商品の種類や価格帯に大きな違いがあるため、
ご自身の「用途」に合わせて購入先を選ぶのが賢明です。

まずは、主要な販売チャネルとそれぞれの特徴をまとめたリストをご覧ください。

販売チャネル 取り扱い商品の特徴 購入のメリット 向いている人
ドラッグストア・薬局 一般医療機器、大手メーカー(バンテリンなど)の日常・軽作業用サポーター 手軽に購入できる、薬剤師に相談できる、ポイントが貯まる 日常生活での
軽度な痛みを和らげたい人
スポーツ用品店 スポーツ専用、高機能・高固定力(ザムスト、ミズノなど)、サイズ展開が豊富 専門的なアドバイスを受けられる、試着しやすい 運動時のパフォーマンス向上や
怪我の予防をしたい人
ネット通販(Amazon, 楽天など) 全種類(医療用から安価なものまで)、海外製品、ニッチな商品 価格比較が容易、口コミが豊富、自宅から購入できる 特定の機能やデザインを求める人、
忙しくて店舗に行けない人
100円ショップ(ダイソー、セリア) 簡易的なサポート、薄手のタイプ、フリーサイズ とにかく安価、緊急時の応急処置に使える 「とりあえず」試したい人、
一時的な利用を目的とする人
ホームセンター 作業用、DIY、安価なもの、一部大手メーカー品 作業中に使うためのサポーターを探している人 力仕事やガーデニングをする人
家電量販店 健康グッズコーナーに一部(主に大手メーカー品) 他の買い物ついでにチェックしたい人 急いでいないが選択肢を増やしたい人

このように、どこで売っているかを知ることはもちろん大切ですが、
そのお店で「探しているサポーターが手に入るか」という視点を持つことが、無駄な買い物を避けるための重要なポイントになりますよ。

ここからは、それぞれの販売場所について、さらに具体的な情報を見ていきましょう。

ドラッグストア(薬局)で買える手首サポーターの傾向と種類

日常生活で最も手軽に手首サポーターを購入できる場所といえば、やはりドラッグストアや薬局ですよね。マツモトキヨシ、スギ薬局、ウェルシアといった主要なチェーン店には、必ずといっていいほどサポーターコーナーが設けられています。

ドラッグストアで販売されているサポーターの最大の特徴は、「日常使い」に特化している点です。
重い荷物を持ったり、スマートフォンを長時間操作したりする際に感じる「ちょっとした痛み」や「だるさ」を緩和することを目的とした商品が主流です。

ドラッグストアの鉄板!大手メーカーの製品

店頭に並ぶサポーターの中で、特に目立つのは以下の大手メーカーの製品です。

  • バンテリンコーワサポーター(興和):CMでもおなじみで、テーピング理論に基づいた「生活テーピング」構造が特徴です。関節をしっかりサポートしつつ、日常生活での動きを妨げにくい設計が人気を集めています。
    サイズや部位ごとの種類も豊富で、特に手首用は指を通すタイプ、リストバンドタイプなど複数あります。
  • メディエイド(シグマックス):医療現場で使われるサポーターの技術を応用したブランドです。固定力が高めの設計で、本格的に痛みを和らげたい人向けの商品が多く、薬剤師さんのいる店舗では相談しやすいのもメリットです。
  • ファイテン:独自の技術「アクアチタン」を用いた商品が多く、リラックス効果やパフォーマンス向上を謳うタイプも販売されています。素材にこだわりたい人におすすめです。

これらの製品はパッケージに「一般医療機器」と記載されていることが多く、一定の品質が担保されているため、初めて手首サポーターを使う方にも安心です。

購入時のチェックポイント

ドラッグストアで購入する際は、以下の点に注意してください。

  • 試着が難しい場合がある:衛生上の理由から、試着用サンプルがない店舗もあります。パッケージに記載されたサイズ表を参考に、必ずメジャーで自分の手首周りを測ってから購入しましょう。
  • 種類が限定的:あくまで「日常用」「軽作業用」がメインです。バスケットボールやテニスなどの激しいスポーツ専用のサポーターは、基本的に取り扱いがありません。
  • セールを狙う:ドラッグストアは定期的にポイントアップデーやセールを実施しています。大手メーカーのサポーターは比較的高価なので、こうしたタイミングを狙うとお得に購入できますよ。

もし、「どれがいいか分からない」と迷ったら、その場にいる薬剤師や登録販売者に「腱鞘炎で痛い」「パソコン作業で使いたい」など、具体的な用途を伝えて相談してみるのが一番確実な方法です。専門家の意見を聞きながら選べるのは、実店舗ならではの大きなメリットですね。

スポーツ用品店ならどんな手首サポーターが見つかる?

野球、ゴルフ、テニス、バスケットボールなど、特定のスポーツをしている方や、より高い固定力や機能性を求める方は、迷わずスポーツ用品店へ足を運ぶべきです。
ゼビオ(XEBIO)、アルペン(Alpen)、スポーツデポといった大型店では、ドラッグストアでは見られない専門性の高い手首サポーターが豊富に取り揃えられています。

プロ仕様の高機能サポーターが充実

スポーツ用品店のサポーターコーナーは、「運動中の負荷軽減」と「パフォーマンスの最大化」を目的とした商品が中心です。

ZAMST(ザムスト)

スポーツサポーターの代表格ともいえるのがザムストです。特に「リストバンド」や「リストラップ」といった、より激しい動きに対応できるモデルが人気です。
手首の関節だけでなく、親指まで固定するタイプ(親指の使いすぎによる腱鞘炎対策)や、
特定のスポーツの動きを分析して設計されたモデルもあり、
「この動きをするときに痛む」といった具体的な悩みを解決するための製品が見つかりやすいのが特徴です。

ミズノ・アディダス・ナイキ

大手スポーツブランドも、独自の技術を取り入れたサポーターを販売しています。
これらのサポーターは、デザイン性が高く、ウェアとのコーディネートを意識したものが多いのも魅力です。
固定力よりも「フィット感」「通気性」「速乾性」といった、運動中に快適に過ごすための機能を重視する人におすすめです。

スポーツ用品店での購入メリットとデメリット

スポーツ用品店で購入する最大のメリットは、試しに装着できることです。店員さんに声をかけ、実際に試着して、手首を動かしてみましょう。
特にラケットを振る動作や、ボールを投げる動作など、普段の運動に近い動きをしてみることで、
サポーターが自分の動きを妨げないか、適切な固定力があるかを判断できます。

また、店員さんがスポーツごとの専門知識を持っていることが多いため、「テニスでサーブを打つときに手首がブレるのを防ぎたい」など、より具体的な相談ができる点も大きな強みです。

スポーツ用品店を利用する際の注意点

  • 価格帯は高め:高機能な分、ドラッグストアやネット通販の簡易的なサポーターに比べると、価格は高くなる傾向があります。
  • 日常用は少ない:スポーツをしない日常使いを目的としたシンプルなサポーターは、あまり種類がありません。

もし、あなたが「運動中に最高のパフォーマンスを発揮したい」「怪我のリスクを徹底的に抑えたい」と考えているなら、スポーツ用品店を訪れるのが最も確実で満足度の高い購入方法だと言えるでしょう。

意外な穴場!ホームセンターや家電量販店の取り扱い状況

ドラッグストアとスポーツ用品店の次に、手首サポーターが売られている意外な穴場、それがホームセンターと家電量販店です。これらの店舗はメインの販売商品ではないため、品揃えは限定的ですが、特定のニーズを持つ人にとっては非常に便利な購入先となります。

ホームセンターで見つかるのは「作業用」サポーター

カインズ、DCM、コメリなどのホームセンターでは、主に「作業者のためのサポーター」が販売されています。

  • 力仕事・DIY向け:重いものを持ち上げたり、工具を使ったりする際に手首にかかる負担を軽減するための、しっかりとした厚手のサポーターが多いです。
  • 保温タイプ:冬場の寒い環境で作業する人のために、保温性を重視したウールや特殊素材を使ったサポーターも見られます。
  • リーズナブルな価格:日常的に買い替えが必要な作業者に配慮し、価格は比較的リーズナブルな設定になっていることが多いです。

ホームセンターのサポーターは、デザイン性よりも「耐久性」と「実用性」が重視されているため、
例えば「ガーデニングをする時に土を掘り返すのが辛い」「引越し作業で手首を保護したい」といった
特定の肉体労働の際に使いたい方には最適です。

家電量販店の健康グッズコーナー

ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店は、その名の通り電化製品がメインですが、近年は健康グッズや理美容品にも力を入れています。手首サポーターもその一部として、「デジタルライフの補助」という観点から取り扱われています。

  • 大手メーカーのベーシックモデル:バンテリンなど、知名度の高いメーカーの最もベーシックなモデルが少数陳列されていることが多いです。
  • 付加価値の高い商品:血行促進や疲労回復を謳う磁気治療器や、温熱機能付きの商品など、家電の技術を応用した付加価値の高いサポーターが見つかることもあります。

家電量販店で手首サポーターを探すのは、他の買い物のついでに「ついで買い」をしたいときや、「ちょっとした手首のサポートで十分」という方に特におすすめの方法です。ただし、専門的なアドバイスは期待できないため、事前に商品の情報をインターネットで調べておくことをおすすめします。

100均(ダイソー・セリア)の手首サポーターは本当に使えるの?

「とりあえず試してみたい」「急な痛みで、今すぐ応急処置で使いたい」という時、真っ先に思い浮かぶのがダイソーやセリアといった100円ショップですよね。もちろん、100円ショップでも手首サポーターは販売されています。では、その品質や用途はどうなのでしょうか?

100均サポーターの「メリット」と「限界」

100均サポーターの最大のメリットは、言うまでもなく圧倒的な安さです。これにより、
「サポーターを使う習慣をつけられるか試したい」
「洗い替えとして複数枚欲しい」
「一時的な軽作業の間だけ使いたい」
といったニーズを満たすことができます。

しかし、品質や機能性においては、やはり限界があることも理解しておく必要があります。

固定力は期待しないこと

100均のサポーターは、基本的に薄手のニット素材や伸縮性の低い素材で作られていることが多く、
手首を「がっちり」固定する力はほとんどありません。どちらかというと、「保温」や「摩擦の軽減」といった、優しいサポートが主な役割となります。
腱鞘炎や捻挫など、強い固定が必要な症状には向いていません。

サイズと素材の選択肢が少ない

ほとんどがフリーサイズ(またはM/Lの2種類程度)で、特定のサイズの人が使うと、緩すぎたり締め付けすぎたりすることがあります。また、通気性や肌触りといった素材の質も、大手メーカー品に比べると劣るケースがあるため、肌が敏感な方は注意が必要です。

筆者モモストアがおすすめする100均サポーターの賢い使い方は、
本命のサポーターの下に着用するインナー」としての利用です。
汗を吸い取り、メインのサポーターを清潔に保つための「消耗品」と割り切って使うと、100円以上の価値を感じられるでしょう。

もし、少しでも痛みが強い場合や、長時間使用したい場合は、迷わずドラッグストア以上の品質のサポーターを選ぶことを強くおすすめします。無理に100均で済ませようとせず、症状に合わせて適切なものを使い分けることが大切です。

腱鞘炎や医療用サポーターを探すならどこがベスト?

手首の悩みが「軽い疲れ」ではなく、「腱鞘炎」や「捻挫後のリハビリ」といった専門的なケアが必要な症状である場合、サポーター選びはより慎重になる必要があります。この場合、ドラッグストアやスポーツ用品店では見つからない、より高度な固定具や医療用品のカテゴリーに入るサポーターを探す必要があります。

医療用具店と専門的なネット通販

腱鞘炎やバネ指など、痛みを伴う症状の場合、最も信頼できるのは「医療用具」として認可されたサポーターです。これらは、一般的な店舗ではなく、以下のような場所で手に入ります。

医療用具の専門店

病院の近くにある医療用具の専門店や、一部の大きな調剤薬局では、アルミ板や樹脂製のステー(支柱)が入った、強力な固定具が取り扱われています。これらは医師や理学療法士のアドバイスに基づいて使用することが多く、痛む部分を完全に安静に保つことを目的としています。

専門メーカーの公式ネット通販

前述したシグマックス(メディエイドの親会社)などの医療用品メーカーは、自社の公式オンラインストアや、Amazon、楽天市場などの大手ネット通販に「医療用」と明記されたサポーターを出品しています。
特に「手首用固定帯」や「装具」といった名称で販売されており、
通常の手首サポーターとは一線を画す固定力を持っています。

医師への相談が最優先

ただし、ここで最も重要なことは、自己判断で「医療用」と名のつくサポーターを購入する前に、必ず整形外科を受診することです。医師の診断なく強い固定具を使ってしまうと、逆に血行不良を引き起こしたり、症状が重くなったりするリスクがあります。

  • 症状の悪化防止:医師に適切な固定の強度や期間を指示してもらいましょう。
  • 保険適用:医師の診断に基づいてサポーターが処方された場合、医療費控除の対象になったり、健康保険が適用されるケースもあります。

もし、今すぐにでも強い固定が欲しいという緊急性がある場合は、アルミステーが入った簡易的な固定サポーターをネット通販で見つけることは可能ですが、購入後できるだけ早く病院に行くことを強くおすすめします。手首の痛みは我慢せず、専門家の助けを借りることが早期回復への近道です。

失敗しない手首サポーターの選び方!3つの重要ポイント

手首サポーターが売っている場所は分かりましたが、店頭には本当にたくさんの種類が並んでいますよね。どれを選んでも同じだろうと適当に選んでしまうと、かえって痛みが悪化したり、動かしにくくなったりする可能性があります。

ここでは、失敗しないために必ず押さえておくべき「手首サポーター選びの3つの重要ポイント」をモモストアが解説します。

ポイント1:最も重要な「使用目的」を明確にする

サポーターは「何のために使うか」によって、選ぶべき種類が180度変わってきます。

A. 痛みの軽減・固定が目的(腱鞘炎、捻挫)

手首の関節の動きを制限し、安静を保つことが最優先です。
固定力の高い「ハードサポート」タイプを選びましょう。アルミやプラスチックのステーが入った、ガッチリと固定するものが適しています。親指の動きを制限するタイプも有効です。

B. スポーツ中の保護・予防が目的(野球、ゴルフなど)

適度な圧迫で関節のブレを防ぎつつ、動作を妨げないことが大切です。
中程度の固定力の「ミドルサポート」や「ソフトサポート」タイプを選びましょう。伸縮性のある素材で、テーピングのような圧迫感を得られるものがおすすめです。

C. 日常生活や軽作業での負担軽減が目的(家事、PC作業)

軽い圧迫感で安心感を与え、血行を妨げないものが理想です。
低固定力の「ソフトサポート」タイプや、リストバンドタイプを選びましょう。薄手で通気性が良く、長時間つけていても蒸れにくい素材が快適です。

ポイント2:「サイズ」が合っているか確認する

サイズ選びは、サポーターの機能が発揮されるかどうかを決定づける最重要ポイントです。
「ちょっと小さいかな」「少し大きいけど大丈夫かな」という妥協は絶対にNGです。

サイズが小さい場合 サイズが大きい場合
・血行が悪くなり、しびれや冷えの原因になる ・手首の動きを適切に制限できず、サポート効果がない
・皮膚が擦れてかぶれや痛みの原因になる ・装着中にずれたり、外れたりして不快

ほとんどのメーカーは、手首の一番細い部分の「手首周り(cm)」を測ってサイズを決めるよう推奨しています。
購入前には必ずメジャーで自分の手首周りを測定し、メーカーが提示しているサイズ表と照らし合わせましょう。

ポイント3:「素材」と「着脱のしやすさ」をチェック

サポーターは長時間着用することが多いため、肌に触れる素材の快適性と、毎日の着脱のしやすさが重要になります。

  • 通気性:夏場や運動時に使用する場合は、メッシュ素材や薄手のナイロン素材など、汗をかいても蒸れにくいものが最適です。
  • 保温性:冷えからくる痛みがある場合は、ウール混や特殊な発熱素材を使ったものがおすすめです。
  • 着脱方法:サポーターには、手首をくぐらせる「筒型」と、マジックテープで巻き付ける「ラップ型」があります。
    ラップ型は締め付けの強さを自由に調整できるため、むくみやすい方や症状に合わせて調整したい方に便利です。
    筒型は着脱は楽ですが、締め付け調整はできません。

手首サポーターのサイズと選び方(Google検索)を参考に、これらのポイントを総合的に判断して、最適な一枚を見つけてくださいね。

【用途別】人気メーカー&おすすめ手首サポーターを徹底比較

前項で「選び方」の基本を学びましたので、ここでは具体的な人気メーカーと、それぞれのメーカーがどのような用途に強いのかを比較していきます。
店頭やネット通販でよく見かける主要ブランドを知っておくと、迷わずに商品を選べるようになりますよ。

人気手首サポーターメーカーの比較表

主要なメーカーを「固定力」「用途」「価格帯」の視点からまとめました。

メーカー名 得意な用途・特徴 固定力レベル 価格帯(目安)
バンテリン(興和) 日常生活、家事、PC作業、軽いサポート ソフト~ミドル 1,500円~2,500円
ザムスト(ZAMST) スポーツ全般、怪我の予防・再発防止、高いフィット感 ミドル~ハード 2,500円~4,000円
メディエイド(シグマックス) 医療現場からのノウハウ、本格的な固定、腱鞘炎ケア ミドル~ハード 2,000円~3,500円
ファイテン(Phiten) リラックス、血行促進、素材へのこだわり ソフト 1,000円~2,000円
ミズノ(MIZUNO) ゴルフ・野球など特定スポーツ、高い伸縮性、ファッション性 ソフト~ミドル 1,500円~3,000円

日常使い・腱鞘炎に強いバンテリンの魅力

バンテリンは、ドラッグストアで最も手に入れやすく、老若男女問わず支持されているブランドです。
その人気の秘密は、「生活テーピング理論」に基づいた設計にあります。

手首の動きを「制限しすぎない」適度な固定力で、家事や育児、デスクワークなど、
日常生活の中でどうしても動かしてしまう手首を、優しくブレから守ってくれます。
「手首を使いすぎたな」という時の予防や、痛みが軽度な時におすすめです。
特に「親指固定タイプ」は、スマホ腱鞘炎で悩む方に人気が高いですよ。

スポーツ特化のザムストが高評価の理由

ザムストは、プロのアスリートも愛用するほどの高い機能性を誇ります。
スポーツ中の激しい動きにも耐えうる耐久性と、緻密に計算された固定構造が特徴です。
例えば、テニスやゴルフのように手首を返す動作が多いスポーツでは、特定の方向へのブレだけを防ぐようなモデルがあり、
専門性の高いサポーターが欲しいなら第一候補となります。

価格は高めですが、その分、素材の通気性や耐久性にも優れており、長く愛用できることを考えるとコストパフォーマンスは高いと言えます。

本気で治したい人向けのメディエイド

メディエイドは、もともと医療用の固定具を製造している会社が一般向けに展開しているブランドです。
そのため、市販品でありながら、その固定力やサポートの正確性は非常に高いレベルにあります。
「病院に行くほどではないけど、この痛みをどうにかしたい」「家でしっかりケアしたい」という、
痛みの症状が比較的重い方に特に選ばれています。
購入時には、装着方法を間違えないようにパッケージの説明書をよく読むことが大切です。

手首の悩みを解決!サポーターの種類と固定力の違い

サポーターは、大きく分けて「ソフト」「ミドル」「ハード」の3つの固定力レベルに分類されます。あなたの手首の症状や目的に合わせて、適切な固定力のものを選ぶことが、効果を最大化するための秘訣です。

タイプ別:固定力と適した症状

サポーターの種類と固定力について、もう少し詳しく見ていきましょう。

ハードサポート(強力固定タイプ)

  • 特徴:アルミやプラスチックのステー(金属や樹脂の支柱)が内蔵されており、手首の関節の動きをほぼ完全に制限します。
  • 適した症状重度の腱鞘炎、捻挫直後、骨折後のリハビリ初期など、手首を絶対に動かしたくない場合。
  • 注意点:長期間の過度な使用は、かえって筋力を低下させる可能性があるため、医師の指導のもとで短期間の使用にとどめることが推奨されます。

ミドルサポート(中程度固定タイプ)

  • 特徴:伸縮性の高い素材と、内蔵された樹脂ボーンや幅広のベルトで、手首のブレを効果的に防ぎます。動きすぎは制限しつつ、日常生活に必要な動作は可能です。
  • 適した症状スポーツ時の再発予防、軽度の腱鞘炎、慢性的な痛みがあるが、仕事などで動かす必要がある場合。
  • 代表的な製品:ザムストのミドルクラス、バンテリンのしっかり加圧タイプなど。

ソフトサポート(軽度サポートタイプ)

  • 特徴:薄手のニット素材や布素材で、主に手首に優しい圧迫感と保温性を与えます。固定力は弱く、動きの制限はほとんどありません。
  • 適した症状予防、疲労回復、冷え対策、PC作業での安心感、痛みがほぼないが不安な場合。
  • 代表的な製品:100均のサポーター、ファイテン製品、薄手のリストバンドなど。

サポーターの「形」にも注目!

固定力だけでなく、サポーターの形状も使い心地に大きく影響します。

形状 特徴 向いている人
筒形(スリーブタイプ) 手首を通して着用するシンプルな形状。 着脱を早くしたい、軽い圧迫感だけで良い、洗い替えが欲しい人。
ラップ型(巻き付けタイプ) マジックテープで手首に巻き付ける形状。 締め付けの強さを自分で調整したい、むくみやすい、細かい調整が必要な人。
親指固定タイプ 親指の付け根から手首にかけて固定する形状。 腱鞘炎(ドケルバン病)など、親指の動きによる痛みが強い人。
リストバンド型 手首の最も細い部分だけを覆う形状。 汗止めが主な目的、ごく軽いサポートで十分なスポーツ選手や作業者。

もし、どの固定力が良いか迷ったら、まずはミドルサポートから試してみるのがおすすめです。ミドルサポートは固定と動きやすさのバランスが取れているため、多くの症状に対応しやすい万能タイプと言えます。

腱鞘炎向けサポーターの種類(Google検索)も合わせて確認してみてくださいね。

手首サポーターを購入する前にチェックすべき注意点

サポーターは医療機器に近い役割を果たすため、購入前にはいくつか注意しておくべき点があります。これらのポイントをチェックするだけで、無駄な出費や肌トラブル、症状の悪化を防ぐことができます。

注意点1:必ず「利き手・非利き手」を確認

サポーターの中には、左右の手に合わせて立体的に作られている「左右別設計」の商品があります。特に、固定力の高いハードサポートタイプや、親指を固定するタイプに多いです。

パッケージに「右用」「左用」と明記されている場合は、間違って逆のものを購入しないように十分注意しましょう。
左右兼用と書かれていても、微妙なフィット感が違う場合もあるため、店頭で試着できる場合は、両手に装着してみて確認するのが理想です。

注意点2:素材の「アレルギー」と「肌トラブル」

サポーターは皮膚に直接触れる時間が長いため、素材による肌トラブルのリスクがあります。

  • ゴム・ラテックスアレルギー:天然ゴム(ラテックス)が使われているサポーターは、アレルギーを持つ人にとって危険です。パッケージの素材表示を必ず確認し、「ナイロン」「ポリエステル」「ポリウレタン」など、合成繊維が主成分のものを選びましょう。
  • 蒸れによるかぶれ:通気性の悪い素材や、必要以上に分厚いサポーターを長時間着用すると、汗がこもり、かぶれ(皮膚炎)を引き起こすことがあります。
    夏場や運動時は、メッシュ構造や吸湿速乾性の高い素材を選ぶか、こまめに外して休憩を挟むようにしましょう。

注意点3:就寝時の使用はメーカー推奨か確認

「寝ている間に手首を安静にしたい」と考えて、サポーターをつけたまま寝たい人もいるかもしれません。
しかし、多くのサポーターは、日中の活動を前提として設計されています。

  • 血行不良のリスク:就寝中は血流が穏やかになるため、日中と同じ強さで締め付けていると、血行不良や神経の圧迫を引き起こし、朝起きた時にしびれを感じる可能性があります。
  • 「寝る時用」のサポーターを選ぶ:もし寝ている間も使いたい場合は、パッケージに「就寝時着用可」「おやすみ用」などと明記されている、弱い圧迫感と保温性に特化した製品を選びましょう。

サポーターは「治療器具」ではなく「補助器具」です。無理のない範囲で、正しく付き合っていくことが大切です。

就寝時のサポーター使用に関する情報(Google検索)

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で購入するメリットと注意点

店舗で実物を見て触れるのも大切ですが、現代のサポーター購入の主流はやはりネット通販です。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったプラットフォームは、実店舗を遥かに凌駕する商品数と利便性を持っています。

ネット通販の圧倒的なメリット

ネット通販で購入することには、多くのメリットがあります。

  • 商品の種類が無限大:国内の大手メーカー品はもちろん、実店舗ではまず見かけない海外のニッチな高性能サポーターや、安価なノーブランド品まで、選択肢が非常に豊富です。
  • 価格比較が容易:同じ商品でも、複数のショップやプラットフォームで価格を簡単に比較できます。セールやポイントアップキャンペーンを狙えば、実店舗よりも格段にお得に購入できる可能性があります。
  • 口コミや評価が豊富:実際に購入・使用した人のリアルなレビュー(口コミ)を事前に読むことができます。「固定力が強すぎる」「すぐズレる」「肌触りが良い」など、商品の具体的な使用感を把握できるのは、試着ができないネット通販において非常に重要な判断材料となります。
  • 医療用や専門性の高い商品が見つかる:店舗で扱っていない、より医療用に近い本格的な固定具も、ネット通販なら簡単に見つけることができます。

ネット通販ならではの注意点

利便性が高い一方で、ネット通販には特有の注意点もあります。

  • サイズ選びの失敗:試着ができないため、サイズ選びを失敗するリスクが最も高いです。
    必ず購入前に、自宅にあるメジャーで手首周りを測定し、メーカーのサイズ表と二重チェックを行ってください。
  • 品質のバラつき:特に安価なノーブランド品は、パッケージ写真と実物の質感が大きく異なることがあります。口コミで「縫製が甘い」「すぐ破れた」といった評価がないか、十分に確認しましょう。
  • 返品・交換の手間:サイズが合わなかった場合の返品・交換手続きは、ショップによって異なります。購入前に、返品ポリシー(特に衛生用品であるサポーターの交換可否)を確認しておきましょう。

ネット通販を活用する際は、「口コミの評価が高い」商品を絞り込み、「サイズ計測を正確に行う」という2点を徹底すれば、失敗する確率は大幅に減らせます。

Amazonや楽天市場で「手首サポーター」と検索すると、たくさんの種類が表示されますよ。ぜひ比較してみてください。

筆者が選ぶ!目的別おすすめ手首サポーター3選

これまでの解説を踏まえ、筆者モモストアが、特に多くの方におすすめしたい「目的別」手首サポーターを3種類ピックアップしてご紹介します。どれにしようか迷ったら、まずはこちらの3つの中から選んでみてくださいね。

【日常・軽作業向け】バンテリンコーワサポーター 手くび専用

最も万能で、ほとんどのドラッグストアで手に入る定番中の定番です。
このサポーターは、テーピング機能が手首をしっかりとホールドし、動かすことによる不安感を軽減してくれます。
薄手で衣類の下にも着用しやすく、適度な通気性もあるため、家事やデスクワークで一日中つけていても快適です。特に、痛みが軽度で「予防」や「安心感」を重視したい方に最適です。迷ったらまずはこれを試してみることをおすすめします。

【スポーツ・高固定向け】ZAMST(ザムスト) リストラップ

スポーツ中に手首の関節がブレるのを防ぎたい、または過去の怪我を再発させたくないアスリートにおすすめです。
このリストラップは、自分好みの締め付け具合に調整できるため、特定のスポーツの動きに合わせてピンポイントで圧迫をかけられます。
高い耐久性を持つ素材が使われており、汗をかいても快適性が持続するため、野球、テニス、ゴルフ、バスケットボールなど、あらゆるスポーツシーンで活躍します。

【腱鞘炎・ガッチリ固定向け】メディエイド しっかりガード手首 スタンダード

「バネ指や腱鞘炎で、手首をできる限り動かしたくない」という方のために、医療用品メーカーのノウハウを詰め込んだ本格派サポーターです。
内蔵されたステー(支柱)が手首を手のひら側からしっかり固定し、不必要な動きを強力に制限します。
これにより、痛みの原因となる動きを抑え、患部の安静を保つことができます。
ただし、固定力が非常に強いため、長時間の連続使用は避け、痛みが強い期間だけ使用するようにしましょう。

これらのサポーターは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで比較検討し、自分のサイズに合ったものを選んでくださいね。

サポーターと合わせて考えたい「手首のケア」と対策

手首サポーターは非常に便利なアイテムですが、サポーターだけに頼るのではなく、根本的な原因解決と日々のケアを同時に行うことが大切です。
ここでは、手首の痛みを和らげ、再発を防ぐためのケア方法について解説します。

ケアその1:適切な休憩とストレッチ

手首の痛みの多くは、使いすぎによるものです。特にパソコン作業やスマートフォン操作が原因の場合、意識的に休憩を取り入れることが重要です。

  • 20-20-20ルール:PC作業の場合、20分ごとに20秒間、20フィート(約6メートル)先の遠くを見る休憩法が目の疲れに有名ですが、手首にも応用できます。20分ごとに手を止めて、ストレッチを行いましょう。
  • 手首の曲げ伸ばしストレッチ
    1. 腕を前にまっすぐ伸ばし、手のひらを下に向ける。
    2. もう一方の手で、指先をゆっくり下に曲げるように引き、手首の甲側を伸ばす。
    3. 次に手のひらを上に向ける。
    4. 指先をゆっくり下に曲げるように引き、手首の内側(腱鞘炎になりやすい部分)を伸ばす。
    これを左右10秒ずつ、数回繰り返すだけで、腱にかかる負担を軽減できます。

ケアその2:環境の見直し(エルゴノミクス)

サポーターは一時的な補助ですが、作業環境を変えることで、手首への負担を恒久的に減らせます。

  • キーボードの高さ:キーボードを打つ際、手首が上向きに反り返っている状態は、腱鞘炎の大きな原因になります。肘が90度になるように椅子の高さを調整し、手首が真っすぐになるようにしましょう。
  • リストレストの活用:キーボードやマウスの前に、手首や前腕を支えるリストレスト(クッション)を置くと、手首の角度をニュートラルに保ちやすくなります。
  • マウスの変更:手のひら全体で握るタイプではなく、手首のひねりを減らせる「縦型マウス」や「トラックボールマウス」などに変えることも、有効な対策の一つです。

ケアその3:温めるか冷やすかの判断

痛みがどのフェーズにあるかによって、適切な処置が変わります。

  • 「急性の痛み」・腫れや熱がある場合:これは炎症を起こしている状態なので、冷やすのが正解です。冷湿布や氷嚢で患部を冷やし、炎症を鎮めましょう。
  • 「慢性の痛み」・だるさやこわばりがある場合:血行不良が原因の可能性が高いため、温めるのが正解です。お風呂で温めたり、温湿布や温かいサポーターを使ったりして、血流を良くしましょう。

サポーターを着用している間も、適度なマッサージやストレッチを行うことで、より効果的に手首の回復を促すことができます。サポーターは「一時的に守るもの」、日々のケアは「根本的に治すためのもの」として、両方をバランスよく取り入れてくださいね。

腱鞘炎に効くストレッチ方法(Google検索)

手首の痛みが長引く場合の対処法と医療機関の選び方

手首サポーターを着用し、ストレッチや環境改善も試みたけれど、一向に痛みが引かない…という場合もあります。痛みを我慢し続けるのは生活の質(QOL)を大きく低下させますし、放置すると症状が悪化する可能性もあります。ここでは、痛みが長引く場合の適切な対処法と、受診すべき医療機関について解説します。

セルフケアの限界を見極める

一般的に、軽度の腱鞘炎や筋肉の疲労であれば、安静やサポーター着用、市販の湿布薬などで数週間から1ヶ月程度で改善に向かうことが多いです。
もし、これらのセルフケアを続けても、2ヶ月以上症状が改善しない場合や、痛みが悪化していると感じる場合は、セルフケアの限界を超えていると判断し、専門の医療機関を受診すべきです。

特に以下のような症状がある場合は、すぐに受診を検討してください。

  • ズキズキとした激しい痛みが続き、夜中に目が覚める。
  • 手首だけでなく、指の付け根や肘まで痛みが広がってきた。
  • 手首や指が腫れて熱を持っている(炎症のサイン)。
  • 指の動きが制限され、曲げ伸ばしが困難になった(バネ指の進行など)。
  • 痺れや感覚の麻痺が伴う(神経が圧迫されている可能性)。

受診すべき医療機関の選び方

手首の痛みで受診するべきなのは、主に「整形外科」です。

整形外科

骨や関節、腱、筋肉といった運動器系の疾患を専門としています。手首の痛みの原因が、腱鞘炎、関節炎、リウマチ、変形、神経の圧迫など、多岐にわたるため、まず最初に受診すべき場所です。
病院を選ぶ際は、
「手の外科」や「リハビリテーション科」を併設している、または
「理学療法士」が常駐している病院を選ぶと、
サポーター指導やリハビリ指導といった、より専門的な治療を受けられます。

整骨院・接骨院

こちらは骨折や脱臼、捻挫、打撲といった「急性」の怪我に対して、応急処置やリハビリを行う場所です。
慢性的な腱鞘炎などの痛みの根本的な原因究明や治療(注射や内服薬の処方)はできませんが、
手技によるマッサージや電気治療などで、痛みの緩和をサポートしてくれる場合があります。

まずは整形外科で痛みの原因を特定してもらい、診断に基づいて、必要な治療(投薬、注射、リハビリ、手術など)を受けるという流れが最も確実です。

手首の痛みで受診する際の病院選び(Google検索)

手首の冷え対策とサポーターの「保温」効果

手首の痛みは、炎症や使いすぎだけでなく、冷えによっても悪化することがあります。特に冬場や、エアコンが効きすぎたオフィスでの作業は、手首の血行が悪くなり、痛みやだるさが増す原因となります。
ここでは、サポーターが持つ「保温効果」に焦点を当て、冷え対策の重要性について解説します。

冷えが手首の痛みを悪化させるメカニズム

手首が冷えると、血管が収縮し、血流が悪くなります。これにより、疲労物質や痛みの原因物質(発痛物質)が滞りやすくなり、痛みが感じやすくなります。また、冷えによって筋肉や腱が硬くなるため、動かした際の負担が増加し、腱鞘炎などの症状を悪化させることにもつながります。

「冷えは万病のもと」と言われるように、手首にとっても冷えは大敵なのです。

保温サポーターの選び方と効果

保温を主な目的とするサポーターを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 素材:ウール、カシミヤ、アクリルなどの熱を逃しにくい素材や、遠赤外線効果を謳う特殊な素材が使われているものがおすすめです。
  • 厚み:薄手のサポーターよりも、少し厚手のものの方が、空気の層を作り熱を閉じ込める効果が高くなります。
  • 圧迫感:保温サポーターは、血流を妨げないように、締め付けが非常に弱い「ソフトサポート」タイプを選ぶことが大切です。

保温サポーターは、特に痛みが慢性化している方や、関節がこわばりやすい方に効果的です。温めることで血行が良くなり、痛みが緩和され、関節の動きもスムーズになることが期待できます。

就寝時の「おやすみ用」サポーター

前述の通り、就寝時は特に体温が下がりやすいため、冷え対策が必要です。
「おやすみ用」として販売されているサポーターは、締め付けがほとんどなく、代わりに高い保温性を持たせてあります。
日中使うサポーターとは分けて、夜専用のものを用意することで、
血行不良のリスクなく、快適に手首を温めながら休ませることができます。

手首の冷えを感じる方は、ぜひ日々のサポーター選びに「保温」という視点を加えてみてくださいね。

手首サポーターの適切な「洗い方」と衛生管理

サポーターは肌に直接触れるものですし、特に夏場やスポーツ時に使用すると汗や皮脂が付着し、雑菌が繁殖しやすい状態になります。適切なお手入れをしないと、嫌なニオイや肌トラブルの原因になるだけでなく、サポーター自体の機能や耐久性を損なってしまいます。ここでは、サポーターを長く、清潔に使うための正しい洗い方をご紹介します。

サポーターの「手洗い」が基本

ほとんどの手首サポーターは、洗濯機ではなく手洗いが推奨されています。特に、樹脂や金属のステー(支柱)が入っているもの、マジックテープで固定するものは、洗濯機にかけると生地が傷んだり、形が崩れたりするリスクがあります。

正しい手洗いの手順

  1. 下準備:マジックテープが付いている場合は、必ず全てを閉じてから洗います。開いたままだと、他の生地に引っかかって傷つけてしまうことがあります。
  2. 洗い方:水またはぬるま湯(30℃以下)に、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)を少量溶かします。
    サポーターを浸し、優しく押し洗いや振り洗いをします。強く揉んだり擦ったりするのはNGです。
  3. すすぎ:洗剤の成分が残らないよう、水を何度か替えながら、丁寧にすすぎます。洗剤の残留は肌荒れの原因になります。
  4. 水気の切り:タオルでサポーターを挟み、優しく押さえて水気を吸い取ります。ねじって絞るのは絶対にやめましょう。
  5. 乾燥:形を整え、風通しの良い日陰で平干しします。直射日光に当てると、素材が劣化したり、変色したりする可能性があるため避けましょう。

洗濯機を使う場合の例外と注意点

一部のメーカー(特に筒型のソフトサポートタイプ)は、洗濯機使用可としているものもあります。その場合は、必ず以下の注意点を守ってください。

  • 洗濯ネットに入れる:必ず目の細かい洗濯ネットに入れ、他の洗濯物との摩擦を防ぎます。
  • 「手洗いコース」や「弱水流コース」:洗濯機の最も優しいコースを選びましょう。
  • 乾燥機の使用は厳禁:熱で素材が縮んだり、弾力性が失われたりするため、乾燥機は絶対に使用しないでください。

サポーターを清潔に保つためには、洗い替えが複数枚あると安心です。ネット通販などで、まとめて購入するのも一つの方法ですよ。

サポーターの正しいお手入れ方法(Google検索)

サポーターの「寿命」はどれくらい?買い替えのサイン

「このサポーター、いつ買ったんだっけ…?」サポーターは使い続けるうちに劣化しますが、意外と買い替えのタイミングが分かりにくいものです。劣化したサポーターを使い続けると、期待したサポート効果が得られず、結果として手首の症状を悪化させる可能性もあります。サポーターの適切な寿命と、買い替えのサインを知っておきましょう。

一般的なサポーターの寿命と耐久性

サポーターの寿命は、使用頻度や洗い方によって大きく異なりますが、一般的には毎日使用する場合で「3ヶ月〜6ヶ月程度」が目安とされています。

  • 高機能・スポーツ用:ザムストなどの高価格帯の商品は、耐久性の高い素材を使用しているため、比較的長持ちします。
  • 低価格・簡易用:100均や安価なノーブランド品は、素材の耐久性が低いため、数週間〜1ヶ月で伸びてしまうこともあります。

買い替えを検討すべき4つのサイン

以下のいずれかのサインが現れたら、サポーターの買い替え時期だと判断しましょう。

サイン1:伸びて圧迫感がなくなった

サポーターの最も重要な機能である「圧迫力(コンプレッション)」が失われた状態です。
手首につけても緩く感じる、以前のように手首が安定しない、という場合は、生地のゴムやポリウレタンが伸びきってしまっている証拠です。すぐに新しいものに交換が必要です。

サイン2:マジックテープがくっつかない

ラップ型(巻き付け型)サポーターの場合、マジックテープ(面ファスナー)の粘着力が弱くなると、着用中に剥がれてきてしまいます。これはサポーターの固定力をゼロにしてしまうため、非常に危険なサインです。

サイン3:生地のほつれや毛玉がひどい

サポーター表面に目立つ毛玉やほつれができ、内側の縫い目が破れて肌に当たって痛い、という場合は、耐久性が限界に達していることを示します。また、見た目が悪くなるだけでなく、破れ目から劣化が一気に進むこともあります。

サイン4:嫌なニオイが取れなくなった

適切に洗っても、汗や皮脂のニオイが生地の奥に残ってしまい、どうしても取れない場合があります。これは雑菌が繊維に深く入り込んでいるサインで、衛生面から買い替えを推奨します。

サポーターを複数枚持っておき、ローテーションで使うことで、一枚あたりの寿命を延ばすことができます。大切な手首を守るためにも、惜しまずに交換することが大切です。

【応用編】手首サポーターを着用する際のワンポイントアドバイス

サポーターをただ着用するだけでも効果はありますが、ちょっとした工夫でその効果をさらに高めることができます。筆者モモストアが実践している、サポーター着用の際のワンポイントアドバイスをご紹介します。

アドバイス1:肌荒れ防止には「インナー」を

サポーターの素材によっては、肌に直接触れることで、かゆみや赤みといった肌荒れを引き起こすことがあります。
この対策として有効なのが、サポーターの下に薄いインナーを着用することです。

  • 薄手の綿素材:手首まで届く薄手の綿素材のインナーや、100均などで売っている薄手のリストバンドをサポーターの下につけることで、肌とサポーターの摩擦を軽減できます。
  • 汗を吸収:インナーが汗を吸ってくれるため、サポーター本体が汚れにくくなり、衛生的にもメリットがあります。

これにより、肌トラブルを防ぎつつ、サポーター本体の汚れによる劣化も防ぐことができます。

アドバイス2:痛みの種類に合わせて「ジェル」を併用

サポーターは固定と圧迫が主な役割ですが、痛みや炎症には直接働きかけません。そこで、市販の塗り薬(外用鎮痛消炎剤)や温感・冷感ジェルを併用すると、相乗効果が期待できます。

  • 炎症がある場合:冷感ジェルや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を含む塗り薬を患部に塗り、乾いてからサポーターを着用します。
  • 冷えや慢性的な痛みがある場合:温感ジェルや血行促進作用のある塗り薬を塗布し、保温性のあるサポーターを着用します。

ただし、塗り薬によってはサポーターの素材を傷める可能性があるため、必ず薬が乾いてから着用するように注意してください。

アドバイス3:手首だけでなく「肘」もチェック

手首の痛みは、実は肘や肩の使い方が原因になっていることがあります。例えば、マウス操作で肘が浮いた状態になっていると、その負担が手首に集中しやすくなります。

サポーターで手首を守ると同時に、肘の高さや、肩の力を抜くことを意識するなど、腕全体の使い方を見直すことも、痛みの根本解決につながりますよ。

サポーターはあくまでサポート役。これらのワンポイントアドバイスと合わせて、手首の健康を守りましょう。

まとめ:あなたに最適な手首サポーターを見つけるロードマップ

手首サポーターはどこに売っているか、そしてどのように選ぶべきかについて、詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最後に、あなたに最適なサポーターを見つけるための「ロードマップ」をまとめました。

ロードマップ:3ステップで最適解にたどり着く!

Step 1:使用目的と症状の確認

  • 症状は?:軽い疲れか、痛みがあるか、腫れや熱はあるか?
  • 目的は?:日常使いか、スポーツか、固定して安静にしたいのか?
  • 痛みが強い場合は、まず整形外科へ!

Step 2:固定力レベルとサイズの決定

  • 固定力:日常ならソフト、スポーツならミドル、安静ならハードを選択。
  • サイズ:必ずメジャーで手首周りを測り、メーカーのサイズ表と照合。

Step 3:購入場所の選定

目的 推奨購入場所
日常使い・軽度な痛み ドラッグストア(バンテリン、ファイテン)
スポーツ・高機能 スポーツ用品店(ザムスト、ミズノ)
種類豊富・価格重視 ネット通販(Amazon、楽天市場)
応急処置・試用 100円ショップ(ダイソー、セリア)

手首のサポーターは、正しく選んで使えば、日常生活や趣味を快適に送るための強力な味方になってくれます。今日の情報を参考に、あなたにとってベストな一枚を見つけて、痛みに悩まされない毎日を送ってくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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