たとう紙はどこで買える?着物・帯用サイズ別販売店と選び方の完全ガイド
こんにちは、モモストアです!
着物を大切にされている皆さん、またはこれから着物を保管しようと考えている方にとって、「たとう紙」は絶対に欠かせないアイテムですよね。
いざ「たとう紙を買い足そう!」と思っても、「どこで売ってるんだろう?」「うちの着物に合うサイズは?」と迷ってしまうことは多いのではないでしょうか?
この記事では、たとう紙が買えるお店を実店舗、ネット通販問わず徹底的に調査しました!
特に、和装初心者の方でも迷わないように、失敗しない選び方や、着物・帯・羽織ごとのサイズ早見表まで詳しくご紹介していきます。
最後まで読めば、もうたとう紙の購入に困ることはありませんよ!さっそく、皆さんが知りたいポイントからチェックしていきましょう。
・【実店舗編】急ぎで欲しい!たとう紙を店頭で手に入れる方法
・着物ユーザー御用達!和装専門店・呉服店でのたとう紙のメリット
・デパートやショッピングモールで探すならココ!穴場フロアを解説
・手芸店・雑貨店でたとう紙は見つかる?意外な商品の取り扱い事情
- たとう紙が買える場所を一挙公開!店頭とネットの購入ルートまとめ
- 【実店舗編】急ぎで欲しい!たとう紙を店頭で手に入れる方法
- 着物ユーザー御用達!和装専門店・呉服店でのたとう紙のメリット
- デパートやショッピングモールで探すならココ!穴場フロアを解説
- 手芸店・雑貨店でたとう紙は見つかる?意外な商品の取り扱い事情
- 100均やホームセンターで代用はできる?プロが薦めない理由とは
- 【ネット通販編】たとう紙を安く、お得に購入する最強ルート
- 着物のプロが教える!失敗しないたとう紙の選び方4つのポイント
- たとう紙の「サイズ」早見表!着物用・帯用・羽織用の目安一覧
- 大切な着物を守る!たとう紙の素材(和紙と化学繊維)を徹底比較
- たとう紙の交換目安っていつ?長持ちさせるための保管テクニック
- たとう紙と文庫紙・畳紙(たとうがみ)の違いは?正しい名称を解説
- 【Q&A】たとう紙を「折らずに発送」してもらうメリット・デメリット
- たとう紙の販売場所と選び方:着物保管の疑問をすべて解消します
- たとう紙購入のまとめと、着物ライフを快適にするための秘訣
たとう紙が買える場所を一挙公開!店頭とネットの購入ルートまとめ

たとう紙を探している方がまず知りたいのは、「どこに行けば確実に手に入るの?」ということですよね。
実はたとう紙は、着物の専門品でありながら、意外な場所でも取り扱いがあります。
購入ルートは大きく分けて、「実店舗」と「ネット通販」の2つです。
それぞれのメリット・デメリットを把握して、ご自身のニーズに合った購入先を見つけましょう!
実店舗で購入するメリットとデメリット
実店舗の最大のメリットは、「すぐに手に入る」ことと、「実物を手に取って確認できる」ことです。
特に着物や帯のサイズが特殊で不安な場合や、紙の質感や厚みを確かめたい場合には、実店舗が向いています。
| メリット | デメリット |
| その日のうちに持ち帰れる | 価格がネット通販より高めになりがち |
| 紙の品質やサイズを直接確認できる | 種類や在庫が店舗によって限られる |
| 店員さんに相談しながら選べる(呉服店など) | 大型店や専門店まで足を運ぶ必要がある |
実店舗では、主に「和装専門店」「大型デパートの呉服売り場」「一部の大型雑貨店やホームセンター」などで見つけることができます。
ネット通販で購入するメリットとデメリット
最近は、ネット通販でたとう紙を購入する方が圧倒的に増えています。その理由は、やはり「価格」と「品揃え」にあります。
| メリット | デメリット |
| 価格が安く、セット販売でお得なことが多い | 届くまでに時間がかかる(特に在庫状況による) |
| サイズや種類、デザインの選択肢が豊富 | 紙の質感や実物の色味がわかりにくい |
| 自宅まで「折らずに」届けてもらえるサービスがある | 送料がかかる場合がある |
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、専門の和装小物店が出店していることが多く、非常に高品質なたとう紙をお得に購入できます。
特に、「折らずに発送」してくれるサービスは、たとう紙が折れ曲がる心配がなく、きれいな状態を保てるので、ネット通販ならではの大きな魅力です。
次の見出しからは、それぞれの購入ルートをさらに詳しく掘り下げていきますね!
ご自身が「早く欲しいのか」「安くたくさん欲しいのか」を考えながら、最適な場所を探していきましょう。
知っておきたい!たとう紙の豆知識
たとう紙は「文庫紙(ぶんこし)」や「畳紙(たとうがみ)」とも呼ばれ、着物を湿気やホコリ、虫から守るための大切な役割を果たしています。
昔ながらの和紙を使っているものを選ぶのが、着物にとっては一番良いとされていますよ。
詳しい選び方は、また後ほどご紹介しますのでお楽しみに!
【実店舗編】急ぎで欲しい!たとう紙を店頭で手に入れる方法
週末に着物を整理したいのに、たとう紙の在庫がない!そんな時、すぐに手に入れたいですよね。
実店舗でたとう紙を探す場合の、具体的な販売店と、それぞれの店舗で取り扱っている商品の傾向を解説していきます。
和装専門店(呉服店)
和装専門店や地域の呉服店は、たとう紙を購入する上での最も確実で高品質な選択肢です。
着物に関するプロフェッショナルがいるため、安心して選ぶことができます。
和装専門店の特徴
- 品質の高さ: 純粋な和紙を使った、吸湿性や通気性に優れた上質なものが揃っています。
- サイズの多様性: 着物用(大)、帯用(中)、小物用(小)はもちろん、長尺の着物用など、細かいサイズにも対応しています。
- 専門知識: 店員さんに「この着物にはどのたとう紙が良いですか?」と相談すれば、最適なものを教えてもらえます。
価格はネット通販に比べて少し高めになる傾向がありますが、品質の信頼性はピカイチです。
長く大切に着物を保管したい方は、まずは近所の呉服店を訪ねてみることをおすすめします。
大型デパート・百貨店
三越、伊勢丹、高島屋、大丸、松坂屋などの大型デパートや百貨店には、必ずと言っていいほど呉服売り場があります。
ここでは、たとう紙も取り扱っている場合が多いです。
デパート購入のポイント
- 場所: ほとんどの場合、着物や和装小物のフロア(一般的には高層階)にあります。
- 種類: 主に着物用(大)と帯用(中)のスタンダードなサイズが中心です。
- 注意点: 和装小物のコーナーに置いてあることが多いため、売り場を広く探す必要があります。在庫数も限られていることがあるため、心配な場合は事前に電話で確認するのがおすすめです。
お買い物のついでに寄れる手軽さが魅力ですね!
大型雑貨店・ホームセンター
東急ハンズやロフト、一部の大型ホームセンター(コーナン、カインズなど)でも、収納用品コーナーの一角でたとう紙が販売されていることがあります。
雑貨店・ホームセンターでの注意点
- 取り扱い商品の傾向: 専門性の高い和紙ではなく、比較的安価な化学繊維混合のたとう紙や、不織布などの代用品が並んでいることが多いです。
- 品質: 通気性や吸湿性が専門店の和紙に比べて劣る可能性があるため、一時的な保管や予備として利用するのがおすすめです。
急いでいて「とりあえず何かで包みたい!」という状況であれば助かりますが、大切な着物を長期保管する場合は、次に紹介する専門ルートを利用しましょう。
どの店舗も在庫状況は日々変わりますので、特に遠方まで買いに行く場合は、事前に店舗のウェブサイトをチェックするか、電話で在庫を確認してから向かうと安心です。無駄足にならずに済みますよ。
着物ユーザー御用達!和装専門店・呉服店でのたとう紙のメリット
着物愛好家が「やっぱり安心」と口を揃えるのが、和装専門店や呉服店で購入するたとう紙です。
単なる紙切れと思うなかれ、専門店ならではのこだわりとメリットが、大切な着物を守る上で非常に重要になるんです。
高品質な純和紙のたとう紙が手に入る
専門店では、着物の保管に最適な「純和紙」や「手漉き和紙」を使用したたとう紙が主流です。
現代の安価な製品には、パルプや化学繊維が多く含まれているものもありますが、純和紙にこだわる専門店には、以下のような強みがあります。
専門店たとう紙の「和紙力」
- 驚異の吸湿性: 日本の高温多湿な気候において、カビの発生を抑えるには湿気を吸い取る力が不可欠です。和紙はその吸湿性に優れています。
- 適度な通気性: 着物が「呼吸」できるように、空気は通しつつ、ホコリやチリはシャットアウトしてくれます。
- 強度と柔軟性: 畳んだ時の折り目がつきにくく、また着物が中で滑りにくい適度な凹凸(おうとつ)があり、シワを防ぐ効果も期待できます。
これらの機能は、何十年も着物を大切に保管するためには、本当に欠かせない要素なんです。
店員さんによる「オーダーメイド」のアドバイス
ネット通販では得られない、専門店ならではの最大のメリットが、店員さんによる専門的なアドバイスです。
例えば、以下のような相談が可能です。
| 相談内容 | 専門店の回答(例) |
| 「背の高い主人の着物用の特大サイズが欲しい」 | 「〇〇cmの長尺用があります。折り目がつかないよう、折らずに丸めてお渡ししますね。」 |
| 「カビの予防に特化したものが欲しい」 | 「純和紙の薄紙(中紙)付きで、防カビ効果のある特殊加工をしたものがございます。」 |
| 「古いシミがある着物なので、紙の色移りが心配」 | 「無地のシンプルな和紙で、経年劣化による変色がない高品質なものを選びましょう。」 |
このように、着物の種類や保管状態に合わせて、最適なサイズや素材を提案してくれるため、初心者の方でも失敗なく選ぶことができます。また、たとう紙の交換時期や保管場所の注意点など、日頃の疑問も解決できるチャンスです。
初めてのたとう紙選びや、高価な着物用をお探しの際は、ぜひ和装専門店に足を運んでみてください。価格以上の安心感を得られるはずですよ!
デパートやショッピングモールで探すならココ!穴場フロアを解説
「和装専門店は敷居が高い…」「もっと気軽に買いたい!」という方には、デパートやショッピングモールがおすすめです。
ただし、衣料品フロアをただ歩くだけでは見つけにくいかもしれません。たとう紙が隠れている「穴場」を具体的にご案内します。
デパート・百貨店の場合:呉服売り場の「小物」コーナー
前述の通り、デパートは最も確実な購入先の一つですが、探す場所が重要です。
デパートの呉服売り場は、一般的に「着物」「帯」「和装小物」の3つに分かれています。
たとう紙は、着物本体ではなく、「和装小物」のコーナーに置かれていることがほとんどです。
- 場所の目安: 帯締め、帯揚げ、足袋、草履などが並ぶ棚の近く。
- 見分け方: 「着物のお手入れ」「保管用品」といったポップが目印になります。
- ブランド: 呉服店に納品している老舗の文庫紙(たとう紙)専門メーカーの製品が並んでいることも多く、品質は保証されています。
また、季節の変わり目(衣替えの時期)には、期間限定の催事スペースで「和装収納フェア」のようなイベントが行われることもあります。
この時期を狙うと、普段は置いていないお買い得なセット商品や、特殊な防虫・防湿機能付きのたとう紙が見つかるかもしれません。デパートのウェブサイトで「催事情報」をチェックしてみましょう。(デパートの催事情報を検索する)
ショッピングモールの場合:イオン・ららぽーと内の「和装店」
最近の大型ショッピングモール(イオンモール、ららぽーと、アリオなど)には、テナントとして和装チェーン店や着物専門店が入っていることが増えました。
例えば、「きものやまと」や、地域に特化した和装ショップなどです。
こうしたモール内の和装店でも、たとう紙はほぼ確実に購入できます。
特に、初心者向けのセット商品や、使いやすい窓付きのたとう紙が充実している傾向があります。
ただし、週末や休日は混み合うため、ゆっくり選びたい場合は平日午前中を狙うのがおすすめです。
お近くのショッピングモールのフロアガイドで「きもの」「和装」などのキーワードで検索してみると、すぐに販売店が見つかりますよ!
デパート・モール購入の賢いコツ
デパートやモールでは、ポイントカードやクレジットカードの優待デーを狙うと、通常価格よりもお得にたとう紙をゲットできます。まとめ買いを検討している方は、ぜひ活用してくださいね。
手芸店・雑貨店でたとう紙は見つかる?意外な商品の取り扱い事情
和装専門店やデパート以外で、意外とたとう紙が見つかるかもしれないのが、手芸店や一部の大型雑貨店です。
ただし、これらの店舗で見つかるたとう紙は、一般的な和装専門店とは少し性質が異なることが多いので、注意が必要です。
ユザワヤ・オカダヤなどの大型手芸店
大型手芸店では、着物の仕立て直しや和裁用の生地、道具類が豊富に揃っています。
この「和裁・和装用品」のコーナーの一角で、たとう紙や和装の保管用品が販売されていることがあります。
ここでは、プロの和裁師さんが使用するような、汎用性の高いたとう紙が見つかる可能性があります。
ただし、販売されているのは「着物用」のスタンダードなサイズ(約83cm〜87cm)と「帯用」のミドルサイズ(約64cm)が中心で、デザイン性よりも実用性を重視した、無地でシンプルなものが目立ちます。
手芸店で見つかるたとう紙の傾向
- プロ仕様のシンプルな無地。
- 大量生産品で価格が抑えられているものもある。
- 洋服の収納用品と一緒に並んでいる場合もある。
もし、お近くに手芸店があれば、一度「和裁・和装小物コーナー」を覗いてみる価値はありますよ!
大型雑貨店(無印良品・IKEA・ニトリ)
「たとう紙」という名前の通りの製品が、無印良品やニトリなどの収納家具店で売られている可能性は非常に低いです。しかし、ここで探すべきは「代用品」です。
代用品として使えるアイテム
着物保管のプロとしては、たとう紙の代用はおすすめしませんが、もし「一時的に汚れやホコリから守りたい」という状況であれば、以下のようなアイテムが候補になります。
| 店舗 | 代用品となりうる商品 | 注意点(たとう紙との違い) |
| 無印良品 | 不織布製の衣類カバー(大きめ) | 吸湿性が低いため、湿気対策は別途必要。 |
| ニトリ | 衣類収納ボックス(和装対応サイズ) | あくまで箱なので、着物を包む紙としての機能はない。 |
| IKEA | 紙製収納ケース(大きめ) | 紙質が和紙ではないため、吸湿・通気性に期待できない。 |
化学繊維のカバーや普通の紙では、着物にとって一番怖い「湿気」を防ぐことができません。
特に不織布は通気性が低いため、かえって湿気がこもり、カビの原因になることもあります。
そのため、長期保管を目的とする場合は、必ず和紙製のたとう紙を選んでくださいね。
結論として、手芸店は穴場になる可能性がありますが、無印やニトリでは「たとう紙」そのものは見つからない可能性が高いということを覚えておきましょう。
100均やホームセンターで代用はできる?プロが薦めない理由とは
「たとう紙、結構高いな…」と感じて、100円ショップ(ダイソー、セリアなど)やホームセンターで安く済ませたいと考える方もいるかもしれません。
しかし、大切な着物を守るという観点から、モモストアは代用を強くおすすめしません。
100均で「たとう紙」は見つかる?
結論から言うと、100円ショップでは「たとう紙」という名前の商品が売られていることはほとんどありません。
代わりに「着物用収納袋」や「衣類カバー」といった、不織布などの化学繊維を使った製品が売られています。
これらの製品の最大の弱点は、「吸湿性の低さ」です。
着物の生地は、日本の湿気を吸ってカビが生えるのが最大の敵。たとう紙は、その名の通り「紙」の力で湿気を吸い取り、着物と外気の湿度のバランスを保つ「調湿」の役割を担っています。
100均の化学繊維製の袋は、
- 湿気を吸い取らないため、袋の中で湿気がこもりやすい。
- 通気性が悪いため、一度湿気た空気が外に逃げにくい。
- 長期保管には向かず、かえってカビや変色の原因になるリスクがある。
という理由から、プロは推奨しません。
安さだけで選ぶと、後々、着物のクリーニング代や修理代の方が高くつくことになりかねませんよ。(たとう紙とカビ予防について詳しく検索する)
ホームセンターの「湿気対策シート」は使える?
ホームセンターには、衣類収納用の「除湿剤」や「湿気対策シート」が豊富にあります。
これらをたとう紙と併用するのは大変有効ですが、シートそのものをたとう紙の代わりにはできません。
- たとう紙の役割: 湿気を吸い取る(調湿)+チリ・ホコリの付着を防ぐ。
- 除湿シートの役割: 湿気を強制的に取り除く(除湿)。
たとう紙は、着物の折り目に沿って優しく包み、摩擦やシワを防ぐクッション材の役割も兼ねています。
そのため、「紙」として着物を包むという基本的な役割は、和紙製のたとう紙でなければ果たせないのです。
どうしてもコストを抑えたい場合は、1枚あたり数百円で買えるネット通販のセット販売を利用することをおすすめします。
高品質な和紙製たとう紙を、まとめ買いで安く手に入れるのが、最も賢い選択です。
【ネット通販編】たとう紙を安く、お得に購入する最強ルート
品質と価格、そして利便性のバランスを考えると、やはりたとう紙の購入はネット通販が最強です。
ここでは、大手通販サイトでたとう紙を探すメリットと、チェックすべきポイントを詳しくご紹介します。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの共通メリット
大手通販サイトには、全国の老舗呉服問屋や和装小物専門メーカーが出店しています。
実店舗では見かけない、さまざまな種類のたとう紙を比較検討できるのが最大の魅力です。
ネット通販が最強な理由
- セット販売がお得: 5枚セット、10枚セットなど、まとめ買いで1枚あたりの価格が大幅に安くなります。
- 折らずに発送サービス: 「折らずに発送」を売りにしているショップが多く、たとう紙に折り目がつくのを防げます。
- サイズ・種類が豊富: 着物用(87cm/83cm)、帯用(64cm/55cm)、羽織用など、細かいたとう紙の種類が揃っています。
楽天市場やYahoo!ショッピングをチェック
特に楽天市場やYahoo!ショッピングには、たとう紙専門のショップが多く出店しています。
これらのお店は、たとう紙の製造元や卸元であることが多く、中間マージンがかからないため、高品質な純和紙製品を非常にリーズナブルな価格で提供している傾向があります。
検索する際は、「たとう紙 折らずに発送 10枚」や「文庫紙 和紙 窓付き」といった具体的なキーワードで検索すると、すぐに専門店のページにたどり着けますよ。
Amazonのスピードと多様性
Amazonでは、大手和装メーカーだけでなく、日用品メーカーからもたとう紙や関連商品が販売されています。
Amazonプライム会員であれば、最短で翌日に届くスピードが最大の魅力です。
急ぎで欲しい方、または他の日用品と一緒に注文したい方には大変便利です。
ただし、商品レビューをよく読んで、紙の品質が本当に和紙であるか、窓の素材は何か、といった点をしっかり確認してから購入しましょう。
ネット通販の注意点!
稀に、たとう紙ではなく「不織布の収納袋」が検索結果に混ざっていることがあります。必ず「和紙」「文庫紙」「畳紙」といったキーワードが入っているか確認してから購入手続きに進んでくださいね。
着物のプロが教える!失敗しないたとう紙の選び方4つのポイント
たとう紙を買う場所はわかったけど、実際にどんなものを選べばいいの?という疑問にお答えします。
着物保管のプロであるモモストアが、失敗しないための選び方を4つのポイントに絞って解説します。
ポイント1:必ず「和紙製」を選ぶこと
これは何度でも強調したいポイントです。着物保管において、和紙製以外は選ばないでください。
前述の通り、和紙は天然素材特有の「調湿性」を持っており、湿気を吸いすぎず、乾燥しすぎないように、着物にとって最適な湿度を保ってくれます。
安価なパルプや化学繊維混合の紙では、この調湿機能が期待できません。着物の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
商品情報に「和紙」「純和紙」「文庫紙」と記載されているか、購入前に必ず確認しましょう。
また、和紙の中でも、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などの伝統的な原料を使った「手漉き和紙」は最高級品とされています。
ポイント2:保管する着物の「サイズ」に合わせる
たとう紙にはサイズがあり、着物、帯、羽織、長襦袢(ながじゅばん)など、包むものによって大きさが変わります。
小さすぎるたとう紙に無理に入れると、着物に折りジワがついてしまいます。
特に、身長の高い方の着物や男性用の着物は「長尺(特大)」サイズが必要です。一般的な女性用の着物(本畳みで二つ折りにしたもの)なら「大」サイズでOKです。
一般的なサイズ目安(詳細はこの後のH2で解説)
- 着物用(大・特大): 約83cm〜87cm
- 帯・羽織用(中): 約64cm
- 短い帯・小物用(小): 約55cm
購入時には、必ずお手持ちの着物を畳んだサイズを測り、たとう紙の「折り畳み時の長さ」と比較して選んでください。
ポイント3:「薄紙(中紙)付き」が断然おすすめ
たとう紙の中には、さらに薄い和紙(薄紙、または中紙と呼ばれる)が1枚入っているものと、入っていないものがあります。 着物を大切に保管したいなら、薄紙付きを選びましょう。
この薄紙は、着物の間に挟み込むことで、着物の生地同士が直接触れ合うのを防ぎ、特に「金彩(きんさい)」や「刺繍」などの加工部分がくっついたり、傷んだりするのを防ぐ役割があります。
また、薄紙自体も湿気を吸収し、着物への調湿効果を高めてくれます。
ポイント4:「窓付き」で管理のしやすさを向上させる
最近のたとう紙の多くは、中に何が入っているか一目でわかるように、一部が透明なビニールなどで「窓」になっているものが多いです。
これは、着物を取り出す頻度を減らすというメリットがあります。
窓がない場合、何が入っているか確認するためにいちいち紐を解いて開けなければなりません。
この作業は、着物に触れる回数を増やし、手垢やホコリが付着するリスクを高めてしまいます。
窓付きであれば、タンスを開けるだけで中身を確認できるため、着物の管理が格段に楽になり、生地に余計なダメージを与えることもありません。窓の素材も、着物に優しいものが使われているか、レビューなどで確認するとさらに安心です。
これら4つのポイントを押さえれば、あなたの着物を何十年先も美しく保つことができる、最高のたとう紙が見つかりますよ!
たとう紙の「サイズ」早見表!着物用・帯用・羽織用の目安一覧
たとう紙選びで最も混乱しやすいのが、やはりサイズです。
着物のサイズは身長や裄(ゆき)によって異なり、また、畳み方(二つ折り、三つ折り)によっても、必要な紙の大きさが変わってきます。
ここでは、一般的に流通しているたとう紙のサイズと、それに適した着物・帯の種類をまとめた早見表をご紹介します。
購入前に、ぜひご自宅の着物と照らし合わせてみてくださいね。
たとう紙 サイズ別早見表
| たとう紙のサイズ(長さ) | 呼び名/用途 | 保管するもの(目安) | 畳み方(目安) |
| 約87cm(長尺) | 着物用(特大・長尺) | 背の高い方(165cm以上)の着物、男性の着物 | 本畳みの二つ折り |
| 約83cm(大) | 着物用(標準) | 一般的な女性の着物(165cm以下)、振袖、留袖 | 本畳みの二つ折り |
| 約64cm(中) | 帯・羽織・襦袢用 | 袋帯、名古屋帯、長襦袢、道行コート、羽織 | 三つ折り |
| 約55cm(小) | 帯・小物用 | 短い帯、半幅帯、帯揚げ・帯締めセット、子供の着物 | 三つ折り or 四つ折り |
| 約48cm(最小) | 帯・小物用(さらに小型) | 名古屋帯や小ぶりの帯を四つ折りで保管する場合 | 四つ折り |
サイズ選びの重要なポイント
「長尺」サイズは必要ですか?
身長165cmを超える女性や、男性の着物は、身丈(着物の縦の長さ)が長いため、通常の83cmのたとう紙では着物の裾がはみ出してしまうことがあります。
着物の端がたとう紙からはみ出していると、その部分だけ変色やカビのリスクが高まります。
長尺の着物をお持ちの場合は、必ず87cmの特大サイズを選んでください。
羽織や長襦袢の保管方法
羽織や長襦袢は、着物本体よりも短いため、83cmの着物用たとう紙に入れると、紙の中で動いてしまいシワの原因になることがあります。
これらは、64cmの「羽織用」「中」サイズに三つ折りにして入れるのが最適です。
帯と兼用できるサイズなので、何枚かストックしておくと便利ですよ。
「折らずに発送」の重要性
特に長尺サイズ(87cm)のたとう紙は、配送時に折られてしまうと、その折り目が着物にも影響を及ぼす可能性があります。
ネット通販で購入する際は、「折らずに発送」オプションがあるショップを選ぶことを強くおすすめします。丸めて筒状にして送ってくれるため、非常に綺麗な状態で手元に届きます。(たとう紙のおあつらえサイズについて検索する)
大切な着物ですから、少しの手間を惜しまずに、ジャストサイズのたとう紙を選んであげましょう!
大切な着物を守る!たとう紙の素材(和紙と化学繊維)を徹底比較
たとう紙の選び方で最も根本的な部分、それが「素材」です。
市場には「和紙製」と「不織布製(化学繊維)」の2種類が流通していますが、着物保管のプロとしては、断然「和紙」をおすすめします。
ここでは、それぞれの素材の持つ特性と、着物に与える影響を深掘りして比較します。
和紙製たとう紙の驚くべきメリット
伝統的な和紙は、日本の職人の知恵が詰まった、着物にとって最高の保管材です。
主に楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)といった天然の植物繊維から作られます。
和紙の3大機能
- 調湿効果: 湿気が高い時には吸い、乾燥している時には適度な水分を放出し、着物の周りの湿度を一定に保つ「調湿」作用があります。これは、着物の天敵であるカビの発生を抑える最強のバリアとなります。
- 高い通気性: 空気を通すため、紙の中に湿気や熱がこもるのを防ぎます。これにより、着物が呼吸できる状態を保ちます。
- 防虫・防カビ効果: 和紙の原料自体に自然な防虫・防カビ効果があると言われることもあり、さらに最近では、防虫剤を練り込んだり、特殊な加工を施した和紙も開発されています。
特に、手漉き和紙は繊維が長く丈夫で、何十年も劣化しにくいため、代々受け継ぐ大切な着物にはぜひ使っていただきたい素材です。
不織布(化学繊維)製たとう紙の落とし穴
近年、安価で販売されている「着物カバー」のようなものは、ポリエステルなどの化学繊維でできた不織布製であることが多いです。
一見すると丈夫で耐久性がありそうですが、着物保管においては大きな落とし穴があります。
不織布のデメリット
- 調湿機能がゼロ: 化学繊維は湿気を吸い取らないため、湿気の多い場所に置くと、袋の中の空気が飽和状態になり、逆に湿気がこもりやすくなります。カビの温床になりかねません。
- 静電気: 化学繊維は静電気を発生させやすく、静電気は空気中のホコリやチリを吸い寄せる原因になります。これにより、着物の表面に汚れがつきやすくなるリスクがあります。
- 長期的な影響: 長期間化学繊維に触れていることで、着物の繊細な生地に予期せぬ化学的な影響を与える可能性もゼロではありません。
不織布製のカバーは、着物を運ぶときや、ごく短期間の一時保管用としてなら使えますが、タンスや衣装ケースで何ヶ月、何年と保管する際には、必ず和紙製に切り替えてくださいね。
着物とたとう紙は一心同体。素材にこだわることこそが、着物を守るための最初の、そして最も重要な一歩です。
たとう紙の交換目安っていつ?長持ちさせるための保管テクニック
「たとう紙って、一度買ったら交換しなくてもいいの?」
答えはNOです。たとう紙は着物から吸い取った湿気を抱え込んでいるため、劣化したら必ず交換が必要です。 ここでは、交換の目安と、たとう紙を長持ちさせるための保管テクニックをご紹介します。
交換の目安は「3年〜5年」が一般的
たとう紙は、その吸湿性ゆえに、使っているうちに湿気を吸い、黄ばんできたり、フニャフニャと柔らかくなったり、時にはシミが出てきたりします。
これらの症状が見られたら、それは「寿命」のサインです。
たとう紙の交換チェックリスト
| 症状 | 交換の必要性 |
| 紙全体が茶色や黄色に変色している | 高:紙の劣化が進行。すぐに交換が必要。 |
| カビの斑点のような小さなシミがある | 特高:カビが着物に移る前に即交換。 |
| 紙が湿気を吸ってフニャフニャになっている | 中:吸湿力が落ちている証拠。近いうちに交換。 |
| 折り目部分が破れたり、繊維が毛羽立っている | 中:着物をホコリから守る機能が低下。 |
特に、紙が黄ばんできたら、それは酸性化が進んでいる証拠です。そのままにしておくと、その色が着物に移ってしまうリスクがあるため、迷わず新しいものに交換しましょう。
一般的には、3年〜5年に一度、すべてのたとう紙を見直して交換するのが理想とされています。
たとう紙を長持ちさせるためのテクニック
たとう紙の交換頻度を減らし、大切な着物を守るためには、日頃の保管方法が重要になります。
定期的に「虫干し」を行う
着物を取り出して風を通す「虫干し」は、着物だけでなく、たとう紙の寿命も延ばします。
年に一度(理想は年に二度)、晴れて乾燥した日にたとう紙から着物を取り出し、紙にも風を通して湿気を逃がしてあげましょう。
タンスや衣装ケースの底にも配慮
湿気は下からたまりやすい性質があります。タンスの引き出しや衣装ケースの底に「除湿シート」を敷くことで、たとう紙が吸収する湿気の量を減らすことができます。
この一手間が、たとう紙の交換サイクルを長く保ち、着物にとっても非常に良い環境を作ります。(着物保管用の除湿剤について検索する)
防虫剤は「紙の外側」に置く
たとう紙の中に直接防虫剤を入れると、着物や紙が防虫剤の成分に触れすぎて、変色や匂いの原因になることがあります。
防虫剤は、たとう紙の外側(タンスの角など)に置くようにしましょう。これにより、着物を守りつつ、たとう紙を劣化させることなく、効果的に虫害を防げます。
着物のお手入れは、少し面倒かもしれませんが、手をかけるほどに応えてくれるもの。
たとう紙の交換も、大切な着物への「ご褒美」だと思って、楽しみながら行ってみてくださいね。
たとう紙と文庫紙・畳紙(たとうがみ)の違いは?正しい名称を解説
着物の保管用品を探していると、「たとう紙」の他に「文庫紙(ぶんこし)」や「畳紙(たとうがみ)」といった呼び名を目にすることがあります。
「あれ?どれが正しいの?」と混乱しますよね。結論から言いますと、すべて同じものを指す言葉です。
呼び名が違う理由
この呼び方の違いは、地域や使われ方、そして歴史的な背景によるものです。
たとう紙(たとうし/たとうがみ)
「たとう紙」という名前は、着物を「たとう(畳む)」ための紙、という意味合いから来ています。
現代において、最も一般的に使われている呼称がこの「たとう紙」です。
特に、購入者が店頭やネットで探す際には、この呼び名が一番通じやすいでしょう。
文庫紙(ぶんこし)
「文庫」とは、もともと書物や貴重なものを収めておく箱や場所を指します。
この呼び名は、「着物という貴重なものを大切に納める紙」という意味が込められています。
老舗の呉服店や、たとう紙を専門に製造するメーカーでは、この「文庫紙」という名前を好んで使うことが多いです。この名称が使われている製品は、高品質な和紙を使っている傾向があります。
畳紙(たとうがみ/たたみがみ)
漢字の「畳」は「畳む」ことを意味し、「紙」と合わせて「畳むための紙」となります。
また、古くは「包む」という意味も持ち合わせていたため、「着物を包む紙」として最も古い呼び名の一つとされています。
読み方は「たとうがみ」と「たたみがみ」の2つがありますが、現代では「たとうがみ」として使われることが多いです。
呼び名による品質の違いはほぼない
どの名前で売られていても、着物や帯を包むための和紙であることに変わりはありません。
重要なのは、名前ではなく、「素材が和紙であること」と「サイズが合っていること」です。
ただし、「文庫紙」という名称を使っているメーカーは、品質に自信を持っている場合が多いので、一つの目安として覚えておくと良いかもしれません。
もし、お店で店員さんに尋ねる際も、「たとう紙」で完全に通じますのでご安心くださいね!
【Q&A】たとう紙を「折らずに発送」してもらうメリット・デメリット
ネット通販でたとう紙を購入する際に、必ず目にするのが「折らずに発送します!」というサービスです。
このサービス、一体どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット:着物を守る上で最も重要なたとう紙の「面」を守れる
たとう紙は、その名の通り「畳んで」使うものですが、販売されている時点では、着物と同じように二つ折りや三つ折りの状態になっています。
たとう紙の役割は、着物を湿気やホコリから守るクッションのような役割も果たします。
配送中に、紙自体に深い折り目やシワがついてしまうと、その折り目の部分からたとう紙の寿命が縮むことになりかねません。
「折らずに発送」を依頼すると、たとう紙は筒状に丸められた状態で、段ボールの筒や専用の箱に入れられて届きます。
これにより、紙に全く折り目がつかず、最高の状態のまま使い始めることができます。
特に、高価な着物用の長尺サイズ(87cm)を購入する場合や、プロ仕様の上質な和紙を選ぶ場合は、この「折らずに発送」サービスを利用することが、着物保護の観点から最も賢明な選択と言えます。
デメリット:送料や受け取りの手間が増える
「折らずに発送」には、当然ながらいくつかのデメリットも存在します。
知っておくべきデメリット
- 送料が高くなることがある: 筒状になるため、通常の梱包よりもサイズが大きくなり、宅配便の「大型荷物」扱いとなり、送料が割高になる場合があります。
- ポスト投函ができない: 筒状の梱包はポストに入らないため、対面での受け取りが必要になります。日中留守が多い方は、再配達の手間がかかるかもしれません。
- 梱包材が邪魔になる: 届いた後の大きな筒や箱を捨てる手間が増えます。
しかし、これらのデメリットと比較しても、大切な着物の保護というメリットの方がはるかに大きいとモモストアは考えます。
賢い選び方
- 着物用(大・特大): 必ず「折らずに発送」を選ぶ。
- 帯・小物用(中・小): 少量であれば、折り畳み発送でも許容できる。
- 大量購入時: 10枚セット以上など、枚数が多い場合は、送料が無料になったり、割安になったりするショップを優先的に選ぶ。
ネット通販で探す際は、「送料無料」と「折らずに発送」の両方の条件を満たすショップを探してみてください。(「折らずに発送」のたとう紙を検索する)
たとう紙の販売場所と選び方:着物保管の疑問をすべて解消します
この記事では、たとう紙の「どこで買える?」という疑問を徹底的に解消し、さらに着物のプロが薦める「正しい選び方」まで詳しく解説してきました。
最後に、着物保管に関する細かい疑問をQ&A形式でまとめて、皆さんの不安をすべて取り除きましょう!
Q1:たとう紙と一緒に防虫剤は入れるべきですか?
A:はい、入れましょう。ただし、たとう紙の中に直接ではなく、たとう紙の外、つまりタンスの引き出しの隅に置くのが正しい方法です。
たとう紙はホコリを防ぎ、防虫剤は虫害を防ぎます。特に「パラジクロルベンゼン系」など、着物に変色のリスクがある強い防虫剤は、着物に直接触れないように細心の注意を払ってくださいね。
最近は、匂いがなく、化学反応も起こしにくい「ピレスロイド系」の防虫剤が人気です。
Q2:たとう紙の窓はビニール製でも大丈夫ですか?
A:はい、問題ありません。窓の部分はあくまで中身を確認するためのものであり、着物が触れることはありません。
ただし、安価なビニール窓の場合、経年劣化でパリパリに割れてくることがあります。
もし気になるようでしたら、和紙を加工した窓や、特殊なポリエチレン素材を使った窓のものを選ぶと安心です。
いずれにせよ、窓の部分だけに着物が触れないように畳み方を工夫してください。
Q3:たとう紙を何枚か重ねて保管しても良いですか?
A:着物同士を重ねて保管するのはOKですが、重ねる枚数は3〜5枚程度までにしましょう。
着物やたとう紙は重さで潰されるのを嫌います。あまりに多くの枚数を重ねると、下の着物に重さがかかり、シワが定着したり、生地の厚みによっては潰れて風合いを損なう可能性があります。
また、湿気もこもりやすくなるため、タンスの引き出し1段につき、重ねる枚数を決めておくと良いですよ。
Q4:たとう紙がなくても、着物用衣装ケースに入れれば大丈夫ですか?
A:たとう紙は必須です。
着物用衣装ケース(プラスチック製など)は、着物をホコリや虫から守る「外側の箱」の役割を果たします。
しかし、これらのケースはほとんど「調湿性」がありません。着物とたとう紙が密着することで、たとう紙が湿気を吸い、着物本体を守るというメカニズムが成り立っています。
着物を裸のままケースに入れるのは、カビのリスクを非常に高める行為ですので、どんなに良いケースでも必ずたとう紙に包んで入れてくださいね。
たとう紙購入のまとめと、着物ライフを快適にするための秘訣
さて、たとう紙の購入と選び方について、たくさんの情報をお届けしました。
最後に、この記事のポイントをまとめておさらいしましょう。
たとう紙購入のチェックリスト
- 販売場所: 和装専門店、デパート(呉服売り場)、ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)が確実。
- 素材: 必ず「和紙製」を選ぶこと。不織布や化学繊維は長期保管には不向きです。
- サイズ: 着物(83cm/87cm)、帯・羽織(64cm)など、包むものに合わせたジャストサイズを選ぶ。
- 発送: ネット通販では「折らずに発送」サービスを優先的に利用する。
- 交換: 3年〜5年に一度、または紙が黄ばんだりシミが出たりしたら必ず交換する。
たとう紙は、着物本体に比べると目立たない存在かもしれませんが、大切な着物を長期間、カビや虫食いから守る「縁の下の力持ち」です。
正しい知識を持って、あなたの着物にぴったりのたとう紙を選び、快適な着物ライフを続けてくださいね!
モモストアが心を込めて、皆さんの着物のお手入れを応援しています。

