有線イヤホンはどこに売ってる？急ぎで買う方法から高音質モデルの選び方まで

「あれ？イヤホンが壊れちゃった！」「急いでいるけど、どこに売ってるの？」
そう思ってこの記事にたどり着いたあなた！ご安心ください。
有線イヤホンは、実は身近な場所から専門的なお店まで、幅広い場所で手に入るんですよ。
ワイヤレスイヤホン全盛の今だからこそ、改めて有線の音質の良さや充電不要のメリットが見直されています。
この記事では、急いでいるときの購入先から、じっくり選びたい高音質モデルの探し方、さらには失敗しないための選び方まで、モモストアが詳しく解説していきますね！

有線イヤホンが今でも人気の理由とは？ワイヤレスとの違いを徹底比較

「なんで今さら有線イヤホンなの？」
そう疑問に感じる方もいるかもしれませんね。ワイヤレスイヤホンの便利さが浸透した今でも、有線イヤホンには根強い人気と、ワイヤレスには真似できない独自の強みがあるんです。
特に音質にこだわる「オーディオファン」と呼ばれる人々や、ゲームで遅延を一切許さないシビアな環境でプレイするゲーマーにとって、有線はなくてはならない存在です。

有線イヤホンの圧倒的なメリットは「音質」と「安定性」

有線イヤホンの最大の魅力は、なんといっても音質の高さと接続の安定性にあります。

まず、音質についてですが、ワイヤレスイヤホンは音のデータをBluetoothなどの無線で飛ばす際に、必ず圧縮処理が必要になります。この圧縮・展開の過程で、音源が持っている情報の一部がどうしても失われてしまうんです。
一方、有線イヤホンはケーブルを通じてデジタルまたはアナログ信号が直接伝わるため、音源の情報を劣化させることなく、そのままの音を耳に届けることができます。特にクラシックやジャズ、繊細なボーカル曲を聴くとき、その解像度の違いは歴然ですよ！

次に、安定性です。ワイヤレスは、電波干渉やバッテリー残量によって接続が不安定になったり、音が途切れたりするトラブルがつきものです。特に人混みや駅構内など、電波が飛び交う場所ではストレスを感じることもありますよね。
しかし、有線イヤホンは物理的なケーブルで繋がっているため、接続が途切れる心配は一切ありません。音楽鑑賞はもちろん、オンライン会議やボイスチャットなど、音が途切れては困る場面で非常に頼りになります。

ワイヤレスとのデメリット比較表

有線とワイヤレス、それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身の用途にどちらが合っているか確認してみましょう。

	有線イヤホン	ワイヤレスイヤホン
音質	情報損失が少なく、高音質（◎）	圧縮されるため、有線に比べて情報量が減る（△～〇）
遅延	ほぼゼロ（◎）	わずかながら発生する（ゲームには不向きな場合あり）（△）
接続安定性	ケーブル接続のため非常に安定（◎）	電波状況や混雑で不安定になることがある（△）
充電	不要（◎）	定期的な充電が必要（△）
携帯性	ケーブルが絡まる、持ち運びにかさばる（✕）	コンパクトなケース収納で持ち運びやすい（◎）
価格帯	手頃なものから超高級機まで幅広い	安価なモデルが増加中だが、高機能モデルは高価

このように、充電の煩わしさがないことや、接続設定が不要で「繋げばすぐ使える」手軽さも、有線イヤホンが長く愛され続けている理由なんです。

もしあなたが、映画や音楽を最高の没入感で楽しみたい、あるいはバッテリー切れの心配なく長時間使いたいなら、有線イヤホンを選ぶのが賢明な選択と言えますよ。

【急ぎ】すぐに有線イヤホンを手に入れたい！当日買える場所

急にイヤホンが壊れてしまったり、旅行先や出張先で忘れてしまったり…そんな「今すぐ必要！」という状況は誰にでもありますよね。
ここでは、思い立ったらすぐに、最寄りの店舗で手に入れられる場所を詳しくご紹介します。急いでいるなら、迷わずここへ向かいましょう！

24時間対応！コンビニでの購入（セブンイレブンなど）

本当に急いでいるなら、コンビニエンスストアが最強の味方です。特にセブンイレブンは、Apple純正の「EarPods」を取り扱っている店舗があることが確認されています。（※ただし、全店ではありません）。
その他の大手コンビニ（ローソン、ファミリーマートなど）でも、自社ブランドや大手メーカーのシンプルな有線イヤホン（3.5mmプラグやLightning、USB-Cなど）が販売されていますよ。

コンビニで売っているイヤホンの特徴は、「必要最低限の機能」と「手軽な価格」です。音質はそこそこですが、緊急で音楽を聴いたり、オンライン通話に参加したりする用途には十分すぎる性能を持っています。
もしiPhoneユーザーで純正品を探しているなら、一度セブンイレブンのレジ周りやモバイルアクセサリーコーナーを覗いてみてくださいね。

品揃え豊富！大手家電量販店の在庫状況

急ぎの用件でも、「せっかく買うならある程度音の良いものが欲しい」という場合は、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの大手家電量販店がおすすめです。
これらの店舗は、イヤホンの在庫数が桁違いに多いだけでなく、低価格帯のものから数万円するハイエンドモデルまで、幅広いラインナップを実際に手に取って試聴できるのが最大のメリットです。

特に都市部の大型店舗なら、人気モデルや最新モデルの在庫が充実している可能性が高く、専門知識を持った店員さんに相談できるのも心強いですね。ただし、郊外の小型店舗だと在庫が限られる場合があるので、事前にウェブサイトで在庫を確認してから向かうと、無駄足にならずに済みますよ。

ドンキホーテのメリットと注意点

「安くて面白い商品が好き！」という方におすすめなのが、ドンキホーテです。ドンキでも、モバイルアクセサリーコーナーに有線イヤホンが豊富に並んでいます。
メリットは、驚くほど安い価格帯の商品や、ドンキオリジナルのユニークなデザインのイヤホンが見つかることです。急場をしのぐための非常に安価なものから、価格の割に頑張っている高コスパなモデルまで揃っています。

ただし、注意点としては、「音質は価格相応」という場合が多いこと、そして商品の入れ替わりが激しいため、特定のメーカーの特定モデルを探すのには向いていないことです。純粋に「急いで、とにかく音が出ればいい」という目的には最適ですよ。

急ぎで買う！当日手に入るお店比較

店舗名	強み	弱み
コンビニ	24時間営業、立地が豊富、即時性◎	品揃えが少ない、音質は期待できない
家電量販店	品揃え豊富、試聴可能、専門家の意見が聞ける	店舗数が限られる、閉店時間がある
ドンキホーテ	とにかく安価、ユニークな商品がある	音質はギャンブル、在庫が不安定

専門性が高い！高音質な有線イヤホンを探すなら「家電量販店」がベスト

「急ぎじゃないから、じっくりと自分の好きな音を奏でるイヤホンを見つけたい！」
そう考えているオーディオにこだわる方にとって、最も適しているのが、やはり家電量販店のオーディオフロアです。特に大型店舗であれば、イヤホンやヘッドホンに特化した専門コーナーが設けられていることがほとんどですよ。

専門店の品揃えと試聴環境の充実

家電量販店や、e☆イヤホンなどの専門店が優れているのは、試聴機が豊富に用意されている点です。イヤホンは、カタログスペックだけでは絶対に分からない「音の好み」が非常に重要になります。
例えば、同じ「高音質」と謳われるイヤホンでも、低音がドンドン響くタイプもあれば、ボーカルの繊細な息遣いまでクリアに聴こえるタイプもあります。実際に自分の耳で試すことが、失敗しないための唯一の方法と言えるでしょう。
試聴する際は、いつも聴き慣れた曲を何曲か持ち込んで、普段の環境に近い状態でチェックするのがおすすめですよ。

店員さんの知識レベルを活用する

家電量販店には、イヤホンやオーディオ機器に関する専門知識を持った店員さんが常駐しています。彼らは新製品の情報はもちろん、ユーザーが気づかないような相性問題や、接続機器との最適な組み合わせについても熟知しています。
例えば、「ロックをよく聴くので低音重視、予算は2万円くらいで、iPhoneに繋ぎたい」といった具体的な要望を伝えれば、最適なモデルをピンポイントで提案してくれるはずです。

また、ハイエンドモデルの中には、ケーブルを交換できる「リケーブル対応」のものもあります。店員さんに相談して、後からさらに音質を向上させるためのケーブル選びについてもアドバイスをもらうと、よりディープなイヤホン沼にハマれますよ！
じっくり相談しながら決めたい、最新のオーディオテクノロジーに触れたいという方は、ぜひ家電量販店を訪れてみてください。

価格重視！安く有線イヤホンを買うなら「ディスカウントストア・100円ショップ」

「音質は二の次で、とにかく安く手に入れたい！」というニーズも、もちろんありますよね。予備用や、一時的に使う用途であれば、コスパ最強の場所があります。それが、ディスカウントストアと100円ショップです。

100円ショップの有線イヤホンの進化と使い道

かつては「音が出ればいい」レベルだった100円ショップのイヤホンですが、侮るなかれ、最近は驚くほど品質が向上しているんです！
特にダイソーやセリア、キャンドゥなどの大手100円ショップでは、300円や500円といった価格帯で、マイク付きのモデルや、絡まりにくいフラットケーブルを採用したモデルなども販売されています。
会議用の予備、子供のタブレット学習用、あるいは「断線しやすい環境で使う」など、割り切った使い方をするには最適です。

ただ、やはり耐久性や音質は専門メーカーの製品には劣ります。数ヶ月で断線してしまう可能性も視野に入れつつ、「ダメ元で試してみる」くらいの気持ちで購入するのがおすすめですよ。

ディスカウントストアで掘り出し物を見つけるコツ

ドンキホーテや他のディスカウントストアでは、有名メーカーの旧モデルや、パッケージが少し古い在庫品などが安価で売られていることがあります。
これは、「型落ち」と呼ばれるもので、新品だけど最新モデルではないというだけで、品質自体に問題はありません。音質に定評のあるメーカーの製品が、驚くほど安く手に入るチャンスがあるんです。

掘り出し物を見つけるコツは、モバイルアクセサリーコーナーの隅々までチェックすること。特に目立たない棚や、在庫処分品が置かれているワゴンなどを探してみると、思わぬお宝に出会えるかもしれませんよ。ただし、保証期間が短い場合もあるので、購入時にはレシートを大切に保管しておきましょう。

安価な有線イヤホンの販売場所

店舗	主な価格帯	おすすめの用途
100円ショップ	110円～550円	緊急用、子供用、一時的な使い捨て
ディスカウントストア	500円～3,000円	予備、コスパ重視、掘り出し物探し

このように、予算に合わせて賢く購入場所を選ぶことで、有線イヤホンライフをもっと楽しめます。用途に応じて使い分けましょう！

手軽さが魅力！24時間いつでも買える「コンビニ」のラインナップ

急ぎの章でも少し触れましたが、コンビニエンスストアは私たちの生活に欠かせない存在です。
ここでは、主要なコンビニでどのような有線イヤホンが手に入るのか、そして音質や互換性に関する注意点を、もう少し深掘りして解説していきますね。

主要コンビニの有線イヤホン事情

コンビニのイヤホンは、主に以下の3つのタイプに分けられます。

1. 自社ブランド（プライベートブランド）製品：セブンイレブンの「セブンプレミアム」やローソンの「ローソンセレクト」など。非常に安価で、急場をしのぐのに最適です。
2. 提携メーカー製品：エレコムやバッファローといった、モバイルアクセサリーに強いメーカーの製品。品質はPBより少し上です。
3. Apple純正品：一部のセブンイレブンで取り扱いのある「EarPods」。iPhoneユーザーには嬉しい選択肢です。

特に注目したいのは、3.5mmプラグ以外の製品が増えていることです。最近のスマートフォンはイヤホンジャックがないモデルが主流なので、Lightning端子やUSB-C端子のイヤホンも、コンビニで手に入るようになってきました。購入前にご自身のスマートフォンの接続端子をしっかり確認してくださいね。

コンビニイヤホンの選び方のコツ

コンビニで買う際の「失敗しないコツ」は、用途を明確にすることです。

• 通話・会議用なら：必ず「マイク付き」であることを確認しましょう。パッケージにマイクのアイコンや「通話可能」などの記載があるかチェック！
• iPhoneなら：Apple純正の「EarPods」（セブンイレブンで探す）か、Lightning端子の製品を選びましょう。
• Androidなら：USB-C端子、または、もし持っていれば3.5mmプラグの製品を選びましょう。
• 音質を少しでも良くしたいなら：カナル型（耳栓のように耳の奥に入れるタイプ）を選ぶと、密閉性が高まり、音漏れも少なく、音質が良く感じられます。

コンビニは「緊急時の救世主」として活用し、音質にこだわる場合は、後ほど紹介するオンラインや家電量販店でじっくり探すのがベストな流れですよ。

【Apple純正品】iPhone用有線イヤホン（EarPods）の確実な購入場所

iPhoneユーザーの中には、「やっぱり純正のEarPods（イヤーポッズ）の音が好き！」という方も多いですよね。
あの独特の形状や、リモコンの操作感に慣れていると、他のイヤホンでは満足できないものです。EarPodsを確実に、そして安心して購入できる場所をまとめてご紹介します。

確実に入手するならApple公式ストア・公式サイト

最も偽物の心配がなく、確実に純正品を入手できるのは、Appleの公式ストア（Apple Store）か、公式オンラインストアです。
EarPodsには、古いiPhone向けの3.5mmヘッドフォンプラグ、現行機種向けのLightningコネクタ、そして最新機種向けのUSB-Cコネクタの3種類があります。公式ストアなら、すべての種類が揃っているので、間違える心配がありません。

オンラインで購入すれば、自宅に届けてくれるので手間いらずですが、「今すぐ欲しい！」という場合は、お近くのApple Storeの店舗を探してみるのも良いでしょう。ただし、店舗は都市部に限られているので、事前にチェックが必要です。

家電量販店のApple特設売り場

大手家電量販店には、Apple製品の特設売り場（コーナー）が設けられていることが多いです。この特設売り場では、EarPodsのような純正アクセサリーも豊富に取り扱われています。イヤホンコーナーとは別に、iPhoneやiPadの周辺機器として陳列されていることが多いので、探すときはAppleコーナーを重点的に見てみましょう。
家電量販店なら、ポイント還元を受けられる場合もあるので、公式ストアで買うよりもお得になる可能性がありますよ！

セブンイレブンとその他の販売ルートの注意点

先述の通り、一部のセブンイレブンでもEarPods（主にLightningかUSB-Cタイプ）が販売されていますが、これは店舗によって在庫状況が大きく異なるため、「確実」とは言えません。急いでいる場合は、事前に電話で在庫確認をすることをおすすめします。
また、Amazonや楽天市場などのオンライン通販でも純正品は販売されていますが、出品者がApple公式や正規の販売代理店であることを確認しないと、非純正品（偽物）を掴まされるリスクもあるため、注意が必要です。

EarPodsの購入先比較

購入先	確実性	価格帯	注意点
Apple公式	◎（純正品保証）	定価	店舗が少ない
家電量販店	〇（正規取扱店）	ポイント分お得になることも	郊外店は在庫がない場合がある
セブンイレブン	△（店舗による）	定価	在庫確認が必要

オンライン通販（Amazon・楽天など）で有線イヤホンを買うメリットと注意点

急いでいるわけではないけれど、お店に行く時間がない…そんな現代のライフスタイルにぴったりなのが、オンライン通販の活用です。
有線イヤホンは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なECサイトで非常に多くのモデルが販売されています。ここでは、オンラインで購入する際のメリットと、失敗しないための注意点をお伝えしますね。

Amazonと楽天市場の価格競争力

オンライン通販の最大のメリットは、何と言っても実店舗よりも安く買える可能性が高いことです。特にAmazonと楽天市場は、膨大な数の出品者がひしめき合っているため、激しい価格競争が起こっています。
家電量販店の店頭価格よりも数千円安く手に入るモデルも多く、セール期間やポイントアップ期間を狙えば、さらにお得に購入できますよ。
また、商品のレビューや評価を購入前にじっくり確認できるのも、オンラインならではの大きな強みです。

【モモストアからのアドバイス】
Amazonや楽天市場で検索するときは、「有線イヤホン 高音質」「有線イヤホン ゲーミング」など、具体的な用途や特徴を示すキーワードを追加して検索すると、より理想に近いモデルを見つけやすくなります。

Yahoo!ショッピングやメルカリの活用法

Amazonや楽天市場の他にも、Yahoo!ショッピングや、中古品・個人売買のプラットフォームであるメルカリも有線イヤホンを探す上で非常に有効です。

• Yahoo!ショッピング：PayPayポイントなどを活用している方には特におすすめです。ポイント還元率が高い日を狙って購入すれば、実質的な購入価格を大きく抑えることができます。
• メルカリ：ここでは、「開封済みだけど未使用に近い」状態のイヤホンや、限定モデル・生産終了モデルの掘り出し物が見つかる可能性があります。ただし、中古品であるため、衛生面や動作確認ができないリスクがある点には注意が必要です。出品者の評価をよく確認し、納得した上で購入しましょう。

オンライン購入時の最大の注意点は、「実物を試せないこと」と「偽物に注意すること」です。必ず正規の販売店やメーカー公式が出品しているかを確認し、レビューが極端に少ない、または価格が異常に安い商品は避けるようにしてくださいね。

失敗しない！有線イヤホンの種類（ダイナミック型・BA型・ハイブリッド型）と得意な音

さあ、いよいよ音質にこだわる方が最も知りたい情報です。有線イヤホンの音を出す仕組み（ドライバーユニット）には、主に3つの種類があり、それぞれ得意な音の傾向が全く異なります。
この違いを知っておくと、自分の好きな音楽ジャンルに最適なイヤホンを選ぶことができるようになりますよ！

ダイナミック型（DD）：力強い低音と自然な音場

ダイナミック型（Dynamic Driver, DD）は、最も一般的で歴史の長い方式です。簡単に言えば、小さなスピーカーが耳の中に入っているような構造です。

• 仕組み：振動板（ダイヤフラム）をコイルとマグネットで動かし、空気の振動を発生させます。
• 得意な音：力強くパンチのある低音、豊かな音の広がり（音場）。ロック、EDM、ポップスなど、リズムや迫力を重視する音楽ジャンルに非常に向いています。
• 特徴：比較的安価なモデルからハイエンドモデルまで幅広く存在し、どの音域も自然に鳴らす傾向があるため、「とりあえず迷ったらダイナミック型」を選ぶ方も多いです。

迫力満点のサウンドを楽しみたいなら、ダイナミック型を選んで間違いありません。

BA型（バランスド・アーマチュア型）：高い解像度と繊細な表現力

BA型（Balanced Armature, BA）は、もともと補聴器のために開発された技術を応用したものです。

• 仕組み：小さなパーツ（アーマチュア）を磁力で振動させ、その振動をロッドで振動板に伝えて音を出します。
• 得意な音：非常に高い解像度（クリアさ）と、ボーカルや楽器の繊細なニュアンスの表現。クラシック、ジャズ、アコースティック、またはボーカル曲を細部まで分析的に聴きたい方に最適です。
• 特徴：ダイナミック型に比べ、振動板が小さいため低音の迫力はやや控えめですが、一つのイヤホンの中に複数のBAドライバーを搭載し、高音・中音・低音を分担させることで、極めて緻密な音作りが可能です。

ハイブリッド型：ダイナミック型とBA型のいいとこ取り

最近の高級イヤホンで増えているのが、ハイブリッド型です。その名の通り、ダイナミック型とBA型、両方のドライバーを組み合わせた構造を持っています。

• 仕組み：主にBA型で中高音域の繊細さを、ダイナミック型でパワフルな低音域を担います。
• 得意な音：広い帯域をカバーし、バランスが非常に良いことです。万能型とも呼ばれ、どんなジャンルの音楽も高次元で楽しみたい方に選ばれています。

どのタイプを選ぶかは、最終的にあなたの「耳」と「好きな音楽」が決めます。もし家電量販店で試聴する機会があれば、それぞれのタイプを聞き比べてみることを強くおすすめしますよ！

プラグの形をチェック！3.5mm、Lightning、USB-Cの違いと接続機器

有線イヤホンを選ぶ際に、音質と同じくらい重要になるのが「プラグの形状」です。
せっかく良いイヤホンを見つけても、持っている機器に接続できなければ意味がありませんよね。現在主流の3種類のプラグについて、その特徴と接続機器を分かりやすく解説します。

① 3.5mmステレオミニプラグ（最も一般的）

これは、昔から最も普及しているプラグです。「イヤホンジャック」といえば、この3.5mmプラグを指します。

• 特徴：アナログ接続。接続が安定しており、多くのオーディオ機器、パソコン、古いスマートフォン、音楽プレーヤーに採用されています。
• 接続機器：ポータブルオーディオプレーヤー（ウォークマンなど）、パソコン、ゲーム機（Nintendo Switchなど）、古いiPhone/Androidスマートフォン。
• 注意点：最近のスマートフォンではイヤホンジャックが廃止されていることが多いため、その場合は変換アダプター（USB-C to 3.5mmなど）が必要になります。

高音質なオーディオプレーヤー（DAP）に接続して楽しみたい方は、この3.5mmプラグを選ぶことになります。

② Lightningコネクタ（iPhone専用）

Apple社が開発した、iPhoneやiPadに接続するための専用プラグです。

• 特徴：デジタル接続。3.5mmプラグのようにアナログ信号でなく、デジタル信号で音声が伝送されます。Apple純正のEarPodsなどがこのタイプです。
• 接続機器：Lightning端子を搭載したiPhone（iPhone 14以前の多く）、iPad。
• 注意点：iPhone 15以降の最新モデルはUSB-Cに移行しているため、現在お使いの機種に合わせて選ぶ必要があります。また、Androidなどの他の機器には接続できません。

③ USB-Cコネクタ（最新のトレンド）

Androidスマホやパソコン、そして最新のiPhone 15シリーズで採用されているのが、USB-C（Type-C）コネクタです。

• 特徴：デジタル接続。給電やデータ転送にも使われる万能な端子で、今後の主流になっていくことが予想されます。
• 接続機器：最新のiPhone 15シリーズ、多くのAndroidスマートフォン、最新のiPad、MacBookなどのノートパソコン。
• 注意点：すべてのUSB-C端子がイヤホン接続に対応しているわけではありませんが、イヤホン自体がUSB-Cタイプであれば、ほとんどの機器でそのまま使えます。

【プラグを選ぶ際のポイント】
接続したい機器が「どの端子を持っているか」、そして「変換アダプターを使わずに済むか」を基準に選ぶと、快適に有線イヤホンを使えますよ。特にスマホで使う場合は、3.5mmジャックがないことが多いので、LightningかUSB-Cタイプを選ぶのがおすすめです。

予算別！高性能・高音質な有線イヤホンを選ぶための重要ポイント

有線イヤホンは、数百円の使い捨てレベルのものから、数十万円の高級機まで、価格帯が非常に幅広いのが特徴です。
ここでは、あなたの予算内で最高の音質を手に入れるための重要ポイントを、価格帯別に分かりやすく解説します。

価格帯別：音質と機能の目安

有線イヤホン 予算別ガイド

予算の目安	期待できる音質・機能	主な用途
1,000円以下	音が出るレベル、耐久性は低い	緊急用、音声通話、消耗品と割り切る
1,000円～5,000円	価格以上のコスパモデル、マイク付きなど実用性向上	日常使い、動画視聴、Web会議
5,000円～15,000円	大手メーカーの本格派、音質へのこだわりが感じられる	本格的な音楽鑑賞の入門、ゲーミング
15,000円以上	ハイエンド、BA型やハイブリッド型が登場、リケーブル可能	オーディオファン向け、原音忠実、プロのモニター用

初めて本格的なイヤホンに手を出すなら、まずは5,000円～15,000円の価格帯から試してみるのがおすすめです。この価格帯になると、メーカー各社が音質に強いこだわりを持って開発しているため、「良い音」を実感しやすいですよ。

遮音性（ノイズアイソレーション）とフィット感

どれだけ音質の良いイヤホンでも、外部の騒音が入り込んできては、その魅力を十分に楽しめません。ここで重要になるのが遮音性とフィット感です。

多くの有線イヤホンは「カナル型」と呼ばれる、耳栓のようにイヤーピースを耳の奥に挿入するタイプです。
イヤーピースのサイズが自分の耳に合っているかどうかで、音質と遮音性は劇的に変わります。購入したイヤホンに複数のサイズのイヤーピースが付属しているか確認し、しっかりと密閉できるサイズを選ぶようにしてください。
フィット感が悪いと、低音が逃げてしまい、スカスカな音に聞こえてしまうことがあります。また、遮音性を高めるためのイヤーピースを探してみるのも一つの手ですよ。

リケーブル（ケーブル交換）の可否

15,000円以上のハイエンドモデルになると、「リケーブル（Re-Cable）」に対応しているものが増えてきます。
これは、イヤホン本体とケーブルを分離できる構造のことで、ケーブルを交換するだけで音質を大きく変えられるのが最大の魅力です。
断線したときにもケーブルだけ交換できるため、本体を長く使い続けることができます。もし「将来的に沼にハマるかも…」と思ったら、リケーブル対応モデルを選んでおくと、楽しみが広がりますよ！

断線や故障を防ぐ！有線イヤホンを長く愛用するためのメンテナンス方法

有線イヤホンの最大の弱点は、なんといっても「断線」です。特に毎日持ち歩いて使うものなので、ケーブルには常に負荷がかかっています。
しかし、ちょっとした心がけと正しい使い方をするだけで、お気に入りのイヤホンを何倍も長く愛用することができるんです！モモストアが実践している簡単なメンテナンス方法をご紹介しますね。

断線リスクを最小限にする「外し方」と「巻き方」

ほとんどの断線は、プラグ部分やイヤホン本体の付け根に負荷がかかることで発生します。

1. プラグを抜くときは：必ずケーブルではなく、プラグの硬い部分（根元）を持って抜き差ししましょう。ケーブルを引っ張って抜くのは絶対NGです！
2. ケーブルの巻き方：カバンやポケットに無造作に入れるのは断線の元です。ケーブルをまとめる際は、手のひらに巻く「8の字巻き」や、専用のケーブルクリップやケースに入れるのが理想的です。特にプラグの付け根に急激な曲げ負荷がかからないように注意してください。
3. 使用しないとき：無理な力が加わらないように、専用のポーチや小さなケースに入れて保管する習慣をつけましょう。

ケーブルとイヤーピースの簡単クリーニング術

ケーブルは意外と汚れています。皮脂や汗、ホコリが付着することで、ケーブルの劣化を早める原因になります。

• ケーブル：時々、乾いた柔らかい布（メガネ拭きなど）で優しく拭いてあげましょう。汚れがひどい場合は、少しだけ中性洗剤を薄めた水で湿らせた布で拭き、その後必ず乾拭きをしてください。
• イヤーピース：耳垢や皮脂が溜まりやすい部分です。ここが汚れていると、音質にも悪影響を与えます。定期的にイヤーピースを外し、水洗い（洗剤は使わない）をして、完全に乾かしてから装着し直しましょう。水洗いができない素材の場合は、綿棒で優しく汚れを拭き取ってください。

また、イヤホンの先端にある「音の出口（ノズル）」のメッシュ部分にゴミが詰まると、音が小さくなったり、左右で音量が異なったりする原因になります。ここは絶対に針などでつつかず、柔らかいブラシや粘着性の弱いテープで優しくゴミを取るようにしてくださいね。

目的別のおすすめ有線イヤホンモデルをモモストアが厳選紹介

最後に、これまで解説してきた情報を踏まえて、モモストアが自信を持っておすすめする、目的別のおすすめ有線イヤホンモデルをいくつかご紹介しますね。もちろん、これらのモデルはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入が可能です。

① コスパ最強！日常使いに最適なモデル

「まずは手軽に良い音を体験したい」という方におすすめの、5,000円前後の価格帯で音質と耐久性のバランスが取れたモデルです。

日常使いおすすめモデル

モデル名（例）	特徴	おすすめポイント
final Eシリーズ	音質と装着感に定評がある日本のブランド	どの音域もバランス良く、長時間のリスニングでも疲れない自然な音作り。
SONY MDR-EXシリーズ	パワフルな低音と安定した音場	SONYらしいダイナミックなサウンドで、ポップスやEDMを楽しく聴きたい方に最適。
SENNHEISER IE 200	（少し高めだが）本格的なオーディオ入門機	クリアでフラットな音質で、音楽のジャンルを選ばず楽しめる。

これらのモデルは、Amazonでの評価も高く、初めての有線イヤホンとしても安心しておすすめできます。

② ゲーマー必見！遅延ゼロを求めるあなたへ

FPSや音ゲーなど、一瞬の音の遅延が命取りになるゲームを楽しむなら、有線は必須です。ゲーム専用設計のモデルを選びましょう。

• SHURE SE215（例）：本来はモニター用ですが、遮音性が非常に高く、ゲームへの集中力を高めてくれます。足音や環境音の定位（音がどこから聞こえるか）が正確に把握しやすいと評判です。
• Razer Hammerhead Duo（例）：PCやゲーム機での利用を想定したマイク付きモデル。耐久性にも優れており、激しいゲーミング環境にも耐えられます。

③ リケーブル可能！将来を見据えた高音質モデル

「本格的なオーディオ沼に飛び込みたい！」という方は、リケーブル可能なモデルを選んで、自分だけの音を追求しましょう。

この価格帯では、中華系の高コスパメーカー（KZ、TRNなど）が非常に人気です。低価格ながらも複数のBAドライバーやハイブリッド構成を採用しており、価格からは想像できないほどの高音質を実現しています。

• KZ ZAX/ZSN Pro X（例）：数千円〜1万円程度でハイブリッド構成を体験でき、リケーブルにも対応。低音から高音までバランスが良く、初めての本格機として最適です。

これらのモデルは、Amazonや楽天市場、そして中古品のメルカリでも取引されていることが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。
あなたにぴったりの有線イヤホンが、きっと見つかりますよ！