栄養補助食品エンシュアはどこで買える?市販の場所と入手方法を徹底解説!
皆さん、こんにちは!モモストアです。
ご自身やご家族の栄養補給のために「エンシュア」を探している方は多いのではないでしょうか。病院で使われているのを見て、手軽に買えると思っている方もいらっしゃいますが、実はこの「エンシュア」、一般的な市販ルートでは購入が難しい商品なんです。
この記事では、エンシュアが「どこで」「どうすれば」手に入るのか、また、市販品を探している方に向けて安心して利用できる代替品まで、モモストアが詳しく解説していきますね。この記事を読めば、あなたの疑問はスッキリ解決しますよ!
・エンシュアの正規の入手ルートは「医療機関での処方」が基本
・病院やクリニックで処方してもらう際の手順と注意点
・【保険適用は?】エンシュアを医療用医薬品として購入する際の費用
・Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでの「エンシュア」の取り扱い実態
さっそく、エンシュアの購入ルートについて掘り下げていきましょう。
- エンシュアは市販されているの?ドラッグストアや薬局の取扱をチェック!
- エンシュアの正規の入手ルートは「医療機関での処方」が基本
- 病院やクリニックで処方してもらう際の手順と注意点
- 【保険適用は?】エンシュアを医療用医薬品として購入する際の費用
- Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでの「エンシュア」の取り扱い実態
- 通販で買える「エンシュア」と名前が似ている類似の栄養補助食品
- 市販されている栄養補助食品の選び方とおすすめメーカー
- エンシュア・リキッドとエンシュアH、そしてゼリー!種類ごとの違いを徹底比較
- エンシュアをフリマサイト(メルカリなど)で購入するのは危険?
- 自費で購入したい!「アボットジャパン」の製品を通販で手に入れる方法
- エンシュアを継続的に利用する際に知っておきたい制度やサポート
- 【まとめ】エンシュアを安全に、そして確実に入手するためのルート
エンシュアは市販されているの?ドラッグストアや薬局の取扱をチェック!

「エンシュアを近所のドラッグストアで見かけないのは、たまたま品切れなのかな?」
そう思っている方もいるかもしれませんが、結論から申し上げますと、エンシュアは基本的に一般の店舗では市販されていません。
私たちが「エンシュア」と呼んでいる製品は、製造元であるアボットジャパン合同会社が提供している「医療用医薬品」に分類される栄養剤だからです。これは非常に重要なポイントです。医療用医薬品ということは、私たちが風邪薬などを購入するのとは違い、医師の処方に基づいて使用するものとして位置づけられています。
なぜドラッグストアやコンビニでは売っていないの?
エンシュアがドラッグストアやコンビニに並ばない理由は、その「医療用」としての性質にあります。エンシュアは、病気や手術後の栄養補給、あるいは食事を摂ることが難しい方のための特別な栄養管理を目的として作られています。
そのため、安易な自己判断での使用は、かえって体調を崩す原因になる可能性があるんです。例えば、腎臓病や糖尿病など、特定の病状を持つ方にとっては、栄養バランスの調整が非常にデリケートになります。医師や管理栄養士の指導のもとで、適切な量と期間で使用することが、その効果を最大限に引き出し、安全性を保つために不可欠とされているわけです。
さらに、多くの医療用医薬品は、厳格な品質管理と流通経路が定められており、病院や調剤薬局といった専門のルートを通じた販売が義務付けられています。このため、「マツモトキヨシ」や「スギ薬局」といった大手ドラッグストアはもちろん、「セブンイレブン」や「ローソン」といったコンビニエンスストアでも、エンシュア・リキッドやエンシュアHといった製品が棚に並ぶことはありません。
もしドラッグストアで栄養補助食品を見かけたとしたら、それは「エンシュア」ではなく、一般の消費者向けに市販されている「病者用食品」や「栄養機能食品」に該当する別のメーカーの製品だと考えて間違いありません。後ほど、そういった市販の代替品についても詳しくご紹介しますね。
まずは、エンシュアを入手する唯一の正規ルートである「医療機関での処方」について、その仕組みと手続きをしっかりと理解しておきましょう。この情報こそが、エンシュアを求めている方にとって最も大切な情報になるからです。
<豆知識>
エンシュアの主な用途は、病気による食欲不振や栄養不良、手術後の回復期などです。単なる健康増進のためのサプリメントとは異なり、治療の一環として利用されるものだと認識しておくと、その入手の難しさも納得できるかと思います。
エンシュアの正規の入手ルートは「医療機関での処方」が基本
エンシュアを手に入れるための最も確実で安全な方法は、医師の診察を受け、処方箋を出してもらうことです。これは、エンシュアが「医療用医薬品」である以上、避けて通れない道です。
「え、栄養剤なのに薬なの?」と驚かれるかもしれませんが、エンシュアは濃厚流動食と呼ばれるカテゴリーに属し、必要な栄養素がバランス良く高濃度で含まれているため、使用にあたっては専門家の管理が必要とされています。
処方箋をもらうためのステップ
では、具体的にどうすれば処方箋をもらえるのでしょうか。手順は一般的な医療用医薬品と同じです。
- 医療機関を受診する:
内科、消化器内科、あるいは栄養サポートチーム(NST)がある病院など、栄養状態の管理に詳しい医療機関を選びましょう。 - 栄養状態を相談・評価してもらう:
医師に、ご自身の現在の食欲不振や体重減少、あるいは病状によって食事量が確保できない状況を詳しく伝えます。医師は血液検査や体重の変化などから、エンシュアの必要性を判断します。 - 処方箋の発行:
医師がエンシュアが必要だと判断すれば、処方箋が発行されます。種類(リキッド、H、ゼリー)やフレーバー、本数などが記載されます。 - 調剤薬局で受け取る:
処方箋を持って、病院内または近隣の調剤薬局へ行き、薬剤師から説明を受けてエンシュアを受け取ります。
この一連の流れが、健康保険を適用してエンシュアを入手する唯一の方法となります。自己判断で「飲みたい」と言っても、医師が医学的な必要性を認めなければ処方はされません。
かかりつけ医に相談するのが最もスムーズ
もし、すでに何らかの病気で治療を受けている場合や、定期的に通院している病院がある場合は、まずはかかりつけの医師に相談するのが最もスムーズです。あなたの病状やこれまでの治療経過を理解しているため、エンシュアが必要かどうか、また適切な種類や量をすぐに判断してもらえるでしょう。
特に、高齢の方や病気の回復期にある方の場合、栄養指導を専門とする管理栄養士が介入することで、エンシュアを食事の補助としてどのように取り入れるか、より効果的な方法を提案してもらえるケースもあります。栄養サポートはチームで行われることが多く、医師だけでなく、看護師や薬剤師、管理栄養士と連携して進められるのが理想的です。
エンシュアは、その栄養価の高さゆえに、使用方法を誤ると予期せぬ副作用や体調不良を引き起こす可能性もゼロではありません。例えば、急激な栄養補給によって、電解質異常などが生じる「リフィーディング症候群」のリスクなどがあります。
そのため、必ず医療の専門家を通じた入手を心がけてください。安全に、そして確実に栄養状態を改善していくためにも、正規のルートを守ることが何よりも大切なのです。
病院やクリニックで処方してもらう際の手順と注意点
エンシュアの処方を受ける際、ただ「エンシュアが欲しい」と伝えるだけでは不十分な場合があります。スムーズに、そして自分に合った形で処方してもらうためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。モモストアでは、その具体的な手順と、事前に知っておくべき注意点をまとめました。
スムーズな処方のために伝えるべきこと
医師の診察を受ける際、以下の点を具体的に伝えられるように準備しておきましょう。
| 伝えるべきポイント | 具体的な内容 |
| 現在の栄養状態 | 食欲はどのくらいあるか(以前と比べてどうか)、体重はどれくらい減ったか(期間も)、食事で摂れているカロリーや栄養素が不足していると感じる点。 |
| 基礎疾患・既往歴 | 糖尿病や腎臓病など、栄養管理が特に重要になる疾患の有無。アレルギーの有無。 |
| 希望する種類・フレーバー | エンシュアにはリキッドやゼリー、H(高カロリー)など種類があり、味もバニラ、コーヒーなどがあります。苦手なものがあれば伝えておきましょう。 |
| 在宅での利用環境 | 自宅で飲むのか、介護施設で飲むのか。保管場所(常温か冷蔵か)や、飲ませてくれる人がいるかなど。 |
特に、「なぜエンシュアが必要なのか」という医学的な理由を医師が診断できるように、正確な情報を提供することが大切です。「家族が心配している」という気持ちだけでなく、「この1ヶ月で体重が〇kg減ってしまった」といった具体的な事実を伝えるようにしてください。
処方と同時に受けるべき栄養指導
エンシュアが処方される際、管理栄養士による栄養指導が同時に行われることが理想的です。特に初めて利用する場合、以下の点について必ず確認しましょう。
- 一日の摂取量: 医師の指示量を守る。食事とのバランスをどう取るか。
- 飲み方・食べ方: 一気に飲むと胃腸に負担がかかるため、ゆっくり時間をかけて飲む方法。冷やした方が美味しいフレーバーなど。
- 副作用や体調の変化: 下痢、腹痛、吐き気などの消化器症状が出た場合の対処法。
- 保険適用の条件: 自分の病状で保険が適用されているのかどうか。
エンシュアは濃厚流動食ですから、通常の食事に置き換えるのではなく、「食事で不足する栄養を補う」という位置づけで利用することが多いです。指導内容をしっかりメモして、安全に利用してくださいね。
もし、かかりつけのクリニックに管理栄養士がいない場合は、大きな病院の栄養サポートチーム(NST)に相談してみるのも一つの手です。より専門的なアドバイスを受けることができますよ。 【栄養サポートチーム(NST)について詳しく調べる】
【保険適用は?】エンシュアを医療用医薬品として購入する際の費用
エンシュアが医療用医薬品であることから、多くの方が気になるのが「費用」ではないでしょうか。保険が適用されるかどうかで、経済的な負担は大きく変わってきます。モモストアが、エンシュアの購入費用について解説します。
保険適用の可否は「病状」で決まる
エンシュアは医療用医薬品なので、原則として健康保険の適用対象です。しかし、全てのケースで適用されるわけではありません。
保険が適用されるのは、「食事だけでは必要な栄養を確保できない」という医学的な必要性が認められた場合です。具体的には、以下のような病状が該当します。
- 消化器系の疾患で、経口摂取が制限されている場合(胃を切除した後など)
- がん治療などで、著しく食欲が低下し、体重減少が続いている場合
- 摂食・嚥下機能が低下し、通常の食事が難しい場合
- 重度の栄養不良状態にあると医師が判断した場合
一方で、「ダイエットで食事量を減らしたい」「なんとなく栄養が心配だから」といった自己都合や予防的な目的では、保険は適用されません。この場合は、全て自己負担(全額自費)となります。
費用は保険適用で大きく変わる
保険が適用された場合と、自費購入の場合で、どれくらい費用が変わるのかを見てみましょう。
| 購入パターン | 負担割合 | 費用の目安(1本あたり) | 備考 |
| 保険適用(3割負担) | 3割 | 約100円~150円程度 | 別途、診察料や処方箋料がかかります。 |
| 自費購入(全額負担) | 10割 | 約350円~500円程度 | 医療機関や薬局によって価格は変動します。 |
※上記はあくまで目安です。実際の価格は調剤薬局や医療機関にご確認ください。
見ての通り、保険適用になれば、負担額は大幅に軽減されます。ただし、忘れてはいけないのが、エンシュアは1本で済むものではなく、毎日複数本を継続的に利用することが前提となる場合が多いということです。
例えば、1日3本を30日間利用すると、90本になります。自費購入だと、単純計算で1本400円×90本=36,000円。これに診察料などが加わるため、毎月の負担は決して小さくありません。
もし保険適用外で利用したい場合は、無理にエンシュアにこだわるよりも、次に解説する市販の栄養補助食品(エンシュアの類似品)を検討する方が、費用を抑えられる可能性が高いです。市販品であれば、処方箋も不要で、ネット通販やドラッグストアで手軽に購入できますからね。
まずは、医師としっかり相談し、保険適用の可否を確認することが、エンシュア購入の第一歩となります。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでの「エンシュア」の取り扱い実態
「病院に行くのは面倒だから、Amazonや楽天でポチッと買いたい!」
そう思ってネット通販サイトで「エンシュア」と検索してみた方も多いのではないでしょうか。しかし、そこで表示される結果には、実は少しトリックがあります。
検索結果に出てくるのは「エンシュア」ではない?
多くの大手通販サイトで「エンシュア」と検索すると、以下のような製品がヒットします。
- アボットジャパンが製造している「アバンド」や「プロシュア」といった、一般の消費者向けに販売されている栄養補助食品。
- 「メイバランス」「アイソカル」「クリミール」など、他社メーカーの濃厚流動食・栄養補助飲料。
- 病院や施設への納入を目的とした「業務用」のエンシュアのセット販売(ただし、一般の購入が非常に難しいか、非常に割高なケースが多い)。
ここで注意していただきたいのは、「エンシュア・リキッド」や「エンシュアH」といった、処方箋が必要な医療用医薬品の「エンシュア」そのものが、Amazonや楽天の一般向けページで公式に販売されていることは非常に稀であるということです。
医療用医薬品のネット販売規制
これは、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づき、医療用医薬品のネット販売には厳しい規制があるためです。原則として、処方箋が必要な医薬品は、対面またはオンライン診療を通じた医師の指示なしには販売できません。
もし、検索結果に「エンシュア」という名前の製品があったとしても、それは医療用医薬品のエンシュアではなく、「同じアボット社製の別の栄養剤」である可能性が極めて高いです。例えば、アボット社の「アバンド」は、HMBという成分を配合した筋力維持をサポートする製品で、医療用ではありません。
ネット通販を利用する際は、商品の「区分」を必ず確認しましょう。「医療用医薬品」と記載があるにもかかわらず、処方箋なしで簡単に買えるようなサイトは、信頼性に欠けるか、違法な販売を行っている可能性があります。安全と品質を確保するためにも、正規ルートではない場所での購入は避けるべきです。
どうしてもネットで手に入れたい、という方は、次に紹介する「エンシュアに極めて近い成分を持つ市販の栄養補助食品」をチェックするのがおすすめです。これらは品質が保証されており、安心して利用できますよ。
通販で買える「エンシュア」と名前が似ている類似の栄養補助食品
エンシュアが処方箋なしでは手に入らないとわかると、「じゃあ、代わりに使えるものは何?」と次の疑問が生まれますよね。ご安心ください。エンシュアと同様に栄養バランスが優れていて、しかも通販やドラッグストアで手軽に買える製品はたくさんあります。
市販の濃厚流動食・栄養補助飲料の「三強」
エンシュアの代わりとして、病院や介護施設でも利用されることが多く、一般に市販もされている代表的な濃厚流動食・栄養補助飲料を3つご紹介します。
| 製品名 | メーカー | 特徴 |
| メイバランス | 明治(Meiji) | ラインナップが豊富で、特に「Mini」シリーズは少量で高カロリー。多くの医療機関で採用実績あり。 |
| アイソカル | ネスレ日本(Nestlé) | 味のバリエーションが豊富で、飲みやすいと評判。ゼリータイプも人気が高い。 |
| クリミール | 森永乳業 | 独自のミルクプロテインを使用。ドリンクタイプに加え、飲むヨーグルトタイプもあり、食が進まない方にも。 |
類似品を選ぶ際のチェックポイント
エンシュアの代わりに市販品を選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしてください。
- カロリー(エネルギー)量:
エンシュアHは1mlあたり1.5kcalと高カロリーですが、市販品では1mlあたり1.0kcalや1.2kcalの製品が多いです。例えば、200mlパックなら200kcalなのか、240kcalなのか。ご自身の必要カロリーに合わせて選びましょう。 - タンパク質(プロテイン)含有量:
病状によっては、特にタンパク質をしっかり摂る必要がある場合があります。製品ごとに含まれているタンパク質の量を確認し、高タンパクを謳っている製品を選ぶのも手です。 - 飲みやすさ(フレーバー):
栄養剤は毎日継続して飲むことが大切ですから、味の好みは非常に重要です。バニラ、コーヒー、いちご、コーンスープ味など、様々なフレーバーがあるので、最初は少量セットでお試しすることをおすすめします。
これらの製品は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで、セット購入が可能で、定期購入割引なども利用できる場合があります。エンシュアと同等の栄養サポートを求めるなら、これら市販のトップブランドの製品を試してみるのが賢明な選択と言えるでしょう。
もし、特定の病状(例えば糖尿病)がある場合は、その病状に対応した「特定用途食品」として販売されている製品もありますので、購入前にパッケージの記載をよく確認するか、薬剤師や管理栄養士に相談できるとより安心です。
市販されている栄養補助食品の選び方とおすすめメーカー
市販の栄養補助食品には非常に多くの種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。この章では、エンシュアの代わりとなる製品を、どのような基準で選ぶべきか、そしておすすめのメーカーとその製品ラインナップを詳しくご紹介します。
用途別・製品選びの「虎の巻」
まずは、あなたの利用目的や身体の状態に合わせて、製品を分類してみましょう。
| 目的・状態 | 選ぶべき製品タイプ | 注目すべき栄養素 |
| ① 食欲不振・低栄養 | 少量で高カロリー(1mlあたり1.5kcal前後)のドリンク | 総カロリー、タンパク質、ビタミンD |
| ② 筋力維持・サルコペニア対策 | 高タンパク・アミノ酸(HMBなど)強化タイプ | タンパク質、BCAA、HMB |
| ③ 嚥下困難(飲み込みにくい) | ゼリータイプ、またはとろみがついた(トロミ調整)ドリンク | 水分、テクスチャー(硬さ・とろみ) |
| ④ 糖尿病など食事制限がある | 糖質や脂質が調整された「特定用途食品」 | 血糖値に配慮した栄養バランス |
エンシュアに一番近いのは、上記①の「少量で高カロリー」のドリンクタイプです。特に「明治 メイバランスMini」や「ネスレ アイソカル 1.5kcal」といった製品は、エンシュアHと同様に高濃度で栄養を摂れるように設計されています。
メーカー別・おすすめ製品ラインナップ
大手メーカーの製品は、品質管理がしっかりしており、味のバリエーションも豊富なので安心です。
【明治 (Meiji) のおすすめ】
明治は、長年の経験から幅広い栄養食品を展開しています。
- メイバランス Miniカップ:1本125mlで200kcalと効率的。フレーバーが10種類以上あり、毎日飲んでも飽きにくいのが魅力です。
- メイバランス ソフトJelly:嚥下困難な方でも食べやすいゼリー状。食事が喉を通りにくい時に重宝します。
【ネスレ日本 (Nestlé) のおすすめ】
グローバル企業ならではの知見で、飲みやすい製品が多いです。
- アイソカル 1.5kcal Bag:バッグタイプは経管栄養にも対応できる高カロリータイプ。家庭で口から飲む場合は「アイソカル 100」がおすすめです。
- アイソカル ゼリー ハイカロリー:こちらも少量で高カロリーを摂取できるゼリー。冷やすとさらにおいしく食べられます。
【森永乳業のおすすめ】
牛乳や乳製品の専門技術を活かした、優しい味わいが特徴です。
- クリミール:ドリンクタイプとヨーグルトタイプがあり、特に牛乳が苦手な方でも比較的飲みやすいと人気があります。
このように、市販品でもエンシュアに匹敵する、あるいは特定のニーズに特化した優れた製品がたくさんあります。
まずは、Amazonや楽天市場で「栄養補助食品 比較」といったキーワードで検索し、レビューなどを参考にしながら、いくつかのメーカーの製品を試してみることをおすすめします。そして、継続することが最も大切なので、「これなら毎日続けられる」と思える味を見つけてくださいね。
エンシュア・リキッドとエンシュアH、そしてゼリー!種類ごとの違いを徹底比較
エンシュアには、主に「エンシュア・リキッド」「エンシュアH」「エンシュア・ゼリー」という3つの主要なラインナップがあります。どれも同じ「エンシュア」という名前ですが、それぞれ目的やカロリー、利用方法が大きく異なります。この違いを理解しておくと、医師との相談もスムーズになりますよ。
エンシュア3種類を徹底比較!
まずは、一番気になるカロリーと濃度を中心に比較してみましょう。
| 製品名 | カロリー濃度 | 主な特徴 | 適した用途 |
| エンシュア・リキッド | 1.0 kcal/ml | 一般的な栄養剤の標準濃度。 | 経口または経管で、比較的長期間の栄養管理。 |
| エンシュアH | 1.5 kcal/ml | 高カロリー・高濃度タイプ。水分制限が必要な場合にも。 | 水分摂取量を制限しつつ、高いエネルギーが必要な状態。 |
| エンシュア・ゼリー | 1.0 kcal/g | ゼリー状で飲み込みやすいテクスチャー。 | 嚥下(えんげ)困難のある方、水分を摂りたくない方。 |
「リキッド」と「H」の違いはカロリー密度
この中で最もよく処方されるのが「エンシュア・リキッド」と「エンシュアH」です。
その一番の違いは、上記にある通り「カロリーの密度」、つまり1mlあたりに含まれるエネルギーの量です。
- リキッド(1.0kcal/ml):
これは一般的な栄養剤の基準で、比較的体に負担がかかりにくい濃度です。主に、通常の食事が少し難しい方や、長期的な栄養サポートが必要な方に使われます。 - H(1.5kcal/ml):
「High Calorie(ハイカロリー)」の「H」を意味します。同じ量を飲んでも、リキッドの1.5倍のカロリーを摂取できます。心不全や腎不全など、病気の関係で水分摂取量を厳しく制限しなければならない方や、より高いエネルギーを少量で摂りたい場合に選択されます。
もし医師からどちらかを勧められたら、「なぜその濃度が必要なのか」をしっかり聞いておきましょう。例えば、高濃度の「H」は、胃腸に負担をかけやすいため、体調によってはリキッドから始める方が良い場合もあるからです。
ゼリータイプの進化と利用シーン
そして、もう一つ注目なのが「エンシュア・ゼリー」です。
これは、飲み込む力(嚥下機能)が衰えてしまった方のために開発されました。水分ではなく、固形と液体の間のようなゼリー状になっているため、誤嚥(ごえん:食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)のリスクを減らしつつ、安全に栄養を摂ることができます。
また、味も通常のドリンクタイプよりも食べやすく工夫されており、「おやつ感覚で食べられる」と好評なこともあります。嚥下機能に不安がある方はもちろん、食欲が全くない時に、「つるっとしたゼリーなら食べられる」という方もいるため、非常に有用な選択肢です。
このように、エンシュアは患者さんの状態に合わせて様々な形で提供されています。ご自身やご家族の状況を鑑みて、どのタイプが最も適しているか、ぜひ医療従事者と相談してみてくださいね。
エンシュアをフリマサイト(メルカリなど)で購入するのは危険?
「処方箋なしでは買えないけど、メルカリやヤフオクなどのフリマサイト・オークションサイトで見かけた!」
そういった経験を持つ方もいるかもしれません。実際に、エンシュア・リキッドやエンシュアHがフリマサイトで出品されているケースはありますが、モモストアとしては、フリマサイトでの購入は強くおすすめできません。
フリマサイト購入の3つの大きなリスク
医療用医薬品であるエンシュアを、フリマサイトなどの個人間取引で購入・入手することには、以下のような重大なリスクが伴います。
| リスク | 具体的な問題点 |
| ① 品質管理の不安 | エンシュアは常温保存が可能ですが、高温多湿の環境(例えば、真夏の車内や結露する倉庫など)で保管されると、中身の栄養成分が変質したり、風味や品質が劣化したりする可能性があります。個人間の取引では、適切な温度管理がされていたかを確認する手段がありません。 |
| ② 消費期限・賞味期限の偽装 | 商品のパッケージの期限を偽って記載したり、期限切れ間近のものを販売したりする可能性があります。特に、病状が不安定な方が口にするものですから、期限切れは絶対に避けたい問題です。 |
| ③ 法律上の問題(グレーゾーン) | 医療用医薬品の譲渡は、薬機法上、原則として禁止されています。たとえ個人が医療機関で処方されたものを「不要になったから」と出品する行為も、厳密には問題となる場合があります。購入者側も、違法な取引に加担することになりかねません。 |
「少しでも安く」の気持ちは理解できるが…
保険適用外で自費購入している方にとって、フリマサイトで安く手に入るなら、という気持ちは非常によくわかります。しかし、栄養状態の改善という最も重要な目的を果たすためにも、安全性が最優先です。
万が一、変質したエンシュアを飲んで体調を崩してしまった場合、かかった医療費や手間を考えると、フリマサイトでのわずかな節約は、全く割に合わないどころか、健康被害という取り返しのつかない結果を招く可能性があります。
どうしても処方箋なしで手に入れたい場合は、必ず品質が保証された市販の栄養補助食品(メイバランス、アイソカルなど)を、Amazonや楽天の【公式ストア】から購入するようにしてください。正規のルートで購入すれば、品質に関する心配は一切ありませんからね。
自費で購入したい!「アボットジャパン」の製品を通販で手に入れる方法
「エンシュアという製品名にこだわりがあるわけではないけれど、エンシュアを作っているアボットジャパン社の高品質な栄養製品を使いたい」
そういった方のために、アボットジャパン社が一般の消費者向けに市販している栄養補助食品と、それを通販で購入する方法をご紹介します。
アボットジャパンの市販製品「アバンド」「プロシュア」
アボットジャパン社は、医療用のエンシュアとは別に、特定の栄養素に特化した一般向けの栄養補助食品も販売しています。これらは処方箋なしで、誰でもネット通販で購入が可能です。
- アバンド(Abound):
特に「傷の治りを早める」「手術後の回復をサポートする」ことを目的とした製品です。アミノ酸の一種であるHMBやアルギニン、グルタミンなどが配合されており、エンシュアとは異なる特定の栄養強化に役立ちます。 - プロシュア(ProSure):
主にがん治療中の栄養サポートを目的とした高エネルギー・高タンパク製品です。EPA(エイコサペンタエン酸)というDHAと同じオメガ3脂肪酸の一種を配合し、食欲不振や体重減少をサポートする目的で利用されます。
これらの製品を通販で買う方法
これらの製品は、大手通販サイトのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで、アボットジャパンの公式ストアまたは正規代理店のストアから購入できます。
<購入ルートの確認ポイント>
- 公式サイトの確認:
アボット社の公式サイト(【アボットジャパン公式サイト】)から、販売ルートとして指定されているオンラインショップを確認するのが一番確実です。 - レビューと販売者情報のチェック:
Amazonなどで購入する際は、必ず「販売元」が信頼できる会社名になっているか、そしてレビューで「偽物だった」「期限が近かった」といった書き込みがないかをチェックしましょう。 - 定期購入の利用:
継続的に利用する場合、定期購入サービスを利用すると、割引価格で購入できたり、買い忘れを防げたりするメリットがあります。
エンシュアに比べると専門性が高い製品もありますので、初めて利用する場合は、やはり医師や管理栄養士に相談して、自分の体調に合った製品かどうか確認することをおすすめします。「アバンド」や「プロシュア」も、非常に優れた製品ですが、あくまで医療の専門家の指導のもとで利用することが、その効果を最大限に発揮するために重要です。
エンシュアを継続的に利用する際に知っておきたい制度やサポート
エンシュアを長期的に、あるいは大量に利用しなければならない場合、費用や手続きの負担は大きくなります。特に、高齢の方や慢性疾患を持つ方のために、国や自治体が提供しているサポート制度や、知っておくと便利なサービスがあります。モモストアが、継続利用を助ける情報をお届けします。
高額療養費制度の活用
エンシュアが保険適用となり、かつひと月の自己負担額が高額になった場合は、高額療養費制度を利用できます。
- 制度の概要:
同じ月(1日~末日)にかかった医療費の自己負担額が、年齢や所得に応じて定められた上限額を超えた場合、その超えた分の金額が払い戻される制度です。 - エンシュアの場合:
エンシュアの購入費だけでなく、診察費や他の治療費と合算できます。特に、入院中やがん治療などで医療費が高額になりやすい方は、この制度の活用が必須となります。 - 申請方法:
加入している健康保険(協会けんぽ、健康保険組合、国民健康保険など)に申請することで払い戻しを受けられます。事前に「限度額適用認定証」を申請しておくと、窓口での支払いを上限額までに抑えることも可能です。
高額療養費制度について詳しくは、お住まいの自治体やご加入の健康保険にご確認ください。複雑に感じるかもしれませんが、窓口で丁寧に教えてもらえますよ。
在宅訪問栄養食事指導の利用
エンシュアを自宅で利用する場合、「自宅での栄養管理が本当にできているのか」不安になることがあります。そんな時は、在宅訪問栄養食事指導の利用を検討しましょう。
- サービス内容:
医師の指示に基づき、管理栄養士がご自宅を訪問し、エンシュアの適切な利用方法、食事との組み合わせ方、調理方法、保管方法などを個別に指導してくれます。 - 対象者:
退院後の栄養管理が必要な方、通院が困難な方、自宅での食事管理に不安がある方などです。 - 保険適用:
これも医師が必要性を認めた場合に、介護保険や医療保険が適用される場合があります。
特に、エンシュアをチューブ(経管)から投与している方にとっては、専門家による指導が安全管理の上で非常に重要になります。ケアマネジャーや訪問看護師、あるいはかかりつけ医に相談して、訪問指導の利用を検討してみてください。
エンシュアは、あなたの栄養を支える大切なパートナーです。その利用をサポートするための制度も整っていますので、遠慮せずに医療機関や公的な窓口を活用しましょう。
【まとめ】エンシュアを安全に、そして確実に入手するためのルート
ここまで、栄養補助食品「エンシュア」の入手方法について、市販の可否から、処方、費用、そして代替品に至るまで、かなり詳しく解説してきました。最後に、エンシュアを求める方が安全かつ確実に入手するためのルートを、改めて整理してまとめますね。
エンシュア入手のための最重要3つの原則
エンシュアを手に入れるために、絶対に忘れないでほしい3つの原則がこちらです。
- 【原則1:正規のルート】
医療用医薬品であるエンシュア(リキッド、H、ゼリー)は、必ず医師の処方箋が必要です。近所のドラッグストアやコンビニには売っていません。 - 【原則2:安全な購入】
フリマサイトや個人間取引は、品質の保証がなく、法律的な問題も絡むため絶対に避けてください。安全と健康を守るため、正規のルートを厳守しましょう。 - 【原則3:自費なら代替品】
保険適用外で自費購入を検討しているなら、エンシュアにこだわる必要はありません。Amazonや楽天で「メイバランス」や「アイソカル」といった、品質が保証された市販の栄養補助食品を利用する方が、安価で手軽、かつ安全です。
あなたの状況に合わせたアクションプラン
あなたの今の状況に合わせて、取るべき行動をまとめました。
| あなたの状況 | 取るべきアクション | 確認すべきこと |
| 病状があり、医師から必要と言われた | 医療機関(病院・薬局)で処方を受ける。 | 保険適用の可否、飲み方(量・回数)、体調変化のサイン。 |
| 食欲不振だが、病院に行くほどではない | 市販の栄養補助食品を試す。 | カロリー、タンパク質の量、飲みやすいフレーバー。 |
| エンシュアを安く大量に手に入れたい | 高額療養費制度などのサポート制度を確認する。 | フリマサイトは危険!公式ルートでの割引や定期購入を探す。 |
エンシュアは、必要な栄養を効率よく摂取できる素晴らしい製品ですが、あくまで「治療」や「栄養管理」の目的で使われるものです。あなたの健康を第一に考え、安全で安心できる方法で、必要な栄養サポートを続けてくださいね。
エンシュア、またはそれに代わる栄養補助食品について、もっと詳しく知りたいことや、どの製品が良いか迷っていることがあれば、いつでもモモストアにご相談ください!

