株はどこで買える?初心者でも失敗しない!購入方法と証券会社選びの極意

株はどこで買える?初心者でも失敗しない!購入方法と証券会社選びの極意

「株を買ってみたいけど、どこで買えるんだろう?」「難しそう…」と、最初の一歩を踏み出せずにいませんか?
実は、今の時代、株を買うのは昔に比べてものすごく簡単で、身近なものになっています。
この記事では、株式投資を始めたいと考えている初心者の方に向けて、株の購入場所から、失敗しないための証券会社の選び方、そして最低限知っておきたい取引の基本まで、モモストアがわかりやすく解説していきますね!

・株はどこで買える?購入できる場所の全体像をわかりやすく解説
・【初心者向け】株取引を始めるための準備ステップ
・株を買うなら「ネット証券」一択な理由とメリット
・初心者におすすめ!主要ネット証券会社を徹底比較
・知らないと損する!株を買うのに必要な最低金額はいくら?
  1. 株はどこで買える?購入できる場所の全体像をわかりやすく解説
    1. 証券会社が株取引の窓口!2つの主なタイプ
      1. 証券口座開設の基本:どこの株も買えるの?
  2. 【初心者向け】株取引を始めるための準備ステップを解説
    1. ステップ1:証券会社を選ぶ(最も重要!)
    2. ステップ2:証券口座を開設する
    3. ステップ3:証券口座に入金する
  3. 株を買うなら「ネット証券」一択な理由とメリット
    1. メリット1:手数料が圧倒的に安い、または無料!
    2. メリット2:スマホでいつでもどこでも取引が可能
    3. メリット3:少額(1株)から株が買える
  4. 初心者におすすめ!主要ネット証券会社を徹底比較
    1. 人気ツートップ!SBI証券と楽天証券
    2. 「ポイント連携」で選ぶのが今の主流
  5. 知らないと損する!株を買うのに必要な最低金額はいくら?
    1. 単元株取引の原則:100株単位が基本
    2. 少額投資の救世主!単元未満株なら数千円から
  6. 単元未満株(S株/ミニ株)の魅力とは?少額投資の始め方
    1. 単元未満株の三大魅力
    2. 単元未満株を始めるための具体的な手順
  7. NISA制度を使って株を買うメリットと注意点
    1. NISA最大のメリット:利益が非課税になる
    2. 新NISA制度のポイントと株の買い方
    3. NISA口座開設時の注意点
  8. 証券会社以外で株を買う方法はある?(iDeCo、るいとう、ETFなど)
    1. 代替手段1:iDeCo(イデコ)
    2. 代替手段2:るいとう(株式累積投資)
    3. 代替手段3:ETF(上場投資信託)
  9. 株取引の流れを徹底解説!注文方法の種類と注意点
    1. 注文方法の基本:指値注文と成行注文
    2. 株を買うまでの具体的な4ステップ
  10. 【モモストア流】損をしないための心構えと買い時のヒント
    1. 心構え1:長期保有を前提に「応援したい企業」を選ぶ
    2. 心構え2:「卵は一つのカゴに盛るな」を徹底する
    3. 買い時のヒント:タイミングより「継続」を重視
  11. 株式投資を始める前に知っておきたいリスクと対策
    1. リスク1:株価変動リスク(価格が下がるリスク)
    2. リスク2:信用リスク(倒産リスク)
    3. リスク3:流動性リスク(売りたいときに売れないリスク)
  12. 株を買う際のよくある疑問Q&A
    1. Q1. 銀行口座と証券口座は何が違うの?
    2. Q2. 株主優待って必ずもらえるの?
    3. Q3. 株を買うのに「勉強」は必須ですか?
    4. Q4. 株はすぐに売ったほうがいい?どれくらい保有すべき?
  13. 株を買うならネット証券!口座開設の具体的な流れ
    1. ステップ1:必要書類の準備
    2. ステップ2:オンラインで申し込み情報の入力
    3. ステップ3:本人確認書類のアップロード
    4. ステップ4:審査・口座開設完了通知の受け取り
    5. ステップ5:初回ログインと初期設定
  14. まとめ:今日から始める株式投資の最初の一歩
    1. 今日からできることリスト

株はどこで買える?購入できる場所の全体像をわかりやすく解説

momo-store.jp

さて、早速ですが、株がどこで買えるのかという疑問にお答えしますね。
結論から言うと、私たちは株を直接、東京証券取引所などの「取引所」で買うことはできません。自動車工場で直接車を買えないのと同じイメージです。
私たちが株を売買するためには、必ず「証券会社」というプロの仲介役を通す必要があります。

証券会社が株取引の窓口!2つの主なタイプ

株の購入窓口となる証券会社には、大きく分けて「ネット証券」と「対面証券」の2つのタイプがあります。

タイプ 特徴 メリット デメリット
ネット証券(オンライン) スマホやPCで取引が完結する 手数料が圧倒的に安い、少額から始めやすい、24時間注文可能 自己判断が基本、すべて自分で調べる必要がある
対面証券(店舗型) 店舗や担当者がいる昔ながらの証券会社 専門家に相談できる、手厚いサポートを受けられる 手数料が高額になりがち、営業時間が限られる

このように、それぞれ特徴が異なりますが、株の購入場所=「証券会社の口座」と考えて間違いありません。
特に、これから投資を始める初心者の方には、手数料が格安で、自分のペースでいつでも取引ができるネット証券が断然おすすめです!
銀行やコンビニエンスストアでは株の個別銘柄を直接買うことはできないので、まずは「証券口座を開設すること」が、株を買うための最初の一歩だと覚えておきましょう。

証券口座開設の基本:どこの株も買えるの?

証券会社に口座を開設すると、その会社が取り扱っている銘柄であれば、日本の主要な証券取引所(主に東京証券取引所)に上場している会社の株を買うことができます。複数の証券会社に口座を持つことも可能ですので、まずは自分に合った証券会社を一つ選ぶことが大切です。

ちなみに、もしあなたが「身近な企業の株」や「応援したい企業の株」を買いたいと思っているなら、その企業が上場しているかどうかを調べてみてくださいね。上場していれば、証券口座から購入可能です。

もし、どの証券会社が良いか迷ったら、この後の見出しで大手ネット証券の比較もしているので、ぜひ参考にしてくださいね。購入場所の選択肢はシンプルに「証券会社」と割り切ってしまえば、次に進む準備ができますよ!

【初心者向け】株取引を始めるための準備ステップを解説

株を買う場所が「証券会社の口座」だと分かったら、次は実際に購入を始めるための具体的なステップを見ていきましょう。株式投資を始めるための準備は、意外とシンプルで、大きく分けて3つのステップで完了します。

ステップ1:証券会社を選ぶ(最も重要!)

株取引の土台となるのが証券会社です。選び方を間違えると、手数料で損をしたり、使いにくいツールでストレスを感じたりすることになります。
初心者の方が重視すべきポイントは以下の3つです。

  • 取引手数料の安さ:特に少額取引やデイトレードを考えているなら、手数料無料の「ゼロコース」があるネット証券を選びましょう。
  • ツールの使いやすさ:スマホアプリが直感的で操作しやすいか、PC用の分析ツールが充実しているかを確認しましょう。
  • 取扱商品・サービス:日本株だけでなく、米国株、投資信託、NISAなど、将来的に幅広く投資したい場合に備えてラインナップが豊富かを見ておきましょう。

ほとんどの大手ネット証券は口座開設費用や維持費用が無料なので、複数の口座を開設してみて、実際に使い勝手を比べてみるのも一つの手ですよ。

ステップ2:証券口座を開設する

証券会社を決めたら、いよいよ口座開設です。最近はすべてオンラインで完結し、最短で翌営業日から取引を始められる会社もあります。必要なものは主に以下の2点です。

  1. マイナンバーカード(または通知カードと本人確認書類):運転免許証や健康保険証など、公的な身分証明書が必要です。
  2. 銀行口座:取引資金を入金・出金するための連携口座が必要です。

開設手続きの際には、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめです。これは、株で利益が出た場合に、証券会社が代わりに税金を計算して納めてくれる制度のこと。確定申告の手間が省けるので、忙しいサラリーマンや主婦の方には必須の選択肢ですよ。

ステップ3:証券口座に入金する

口座開設が完了したら、株を買うための資金を入金します。ほとんどのネット証券では、「即時入金サービス」があり、提携している銀行口座から手数料無料でリアルタイムに入金が可能です。これなら「今買いたい!」と思ったときにすぐに対応できて便利ですよね。

ちなみに、初めての株取引なら、「生活に支障のない余剰資金」から始めることが鉄則です。無理のない範囲で、投資を楽しめる金額からスタートしてみてください。

この3ステップで、あなたはもう株を買う準備が整います。思っていたよりも簡単じゃなかったでしょうか?次では、なぜネット証券がおすすめなのか、もっと詳しく見ていきましょう。

わからない点があれば、公式サイトで確認してみるのが一番確実です!SBI証券の公式ページなどを参考に、準備を進めてみてくださいね。

株を買うなら「ネット証券」一択な理由とメリット

株を買う場所として「証券会社」があることはお伝えしましたが、今、初心者からベテランまで、ほとんどの個人投資家が利用しているのが「ネット証券」です。なぜネット証券がこれほどまでに支持されているのか、その圧倒的なメリットをモモストアが解説しますね。

メリット1:手数料が圧倒的に安い、または無料!

ネット証券最大の魅力は、その取引コストの安さです。昔ながらの対面証券では、担当者が人件費をかけてサービスを提供するため、株の売買ごとに高額な手数料がかかるのが一般的でした。

しかし、ネット証券はインターネット上でシステムが取引を処理するため、人件費がほとんどかかりません。その結果、手数料が劇的に安くなっています。特に、SBI証券や楽天証券などの大手では、国内株の現物取引手数料が実質無料になるサービスも提供されており、コストを気にせず取引できる環境が整っています。手数料が安いということは、それだけ利益を出しやすいということですから、初心者にとってこれほど心強いことはありません。

メリット2:スマホでいつでもどこでも取引が可能

ネット証券では、高性能なスマートフォンアプリやPCツールが無料で提供されています。これにより、会社の休憩時間、移動中の電車の中、自宅のリビングなど、場所や時間を選ばずに株の売買や情報収集ができます。

株価のチェックや注文、入出金まですべて指先一つで完結するため、「株取引=平日の昼間にパソコンに張り付くもの」という古い常識は完全に崩れ去りました。忙しい現代人にとって、この機動性の高さは非常に大きなメリットと言えます。

メリット3:少額(1株)から株が買える

本来、日本の株は「単元株」といって、通常100株単位でしか購入できませんでした。しかし、ネット証券の多くが「単元未満株(S株やミニ株)」というサービスを提供しており、たった1株から、つまり数千円から有名企業の株を買うことができるようになりました。

この少額投資が可能になったことで、「いきなり数十万円も投資するのは怖い」と感じている初心者でも、お小遣い感覚で気軽に株式投資をスタートできるようになりました。リスクを抑えつつ、投資経験を積むことができる素晴らしい仕組みです。

対面証券の「担当者に相談できる」というメリットは魅力的かもしれませんが、そのために高い手数料を払い続けるのはもったいないですよね。ネット証券でも、最近はチャットサポートやAIによる情報提供が充実しており、基本的な疑問はすぐに解決できます。まずは低コストでスタートし、経験を積むことが成功への近道だとモモストアは考えています!

ネット証券のサービスは常に進化しています。最新の手数料体系を知るためにも、一度、株式手数料の比較サイトをチェックしてみてくださいね。

初心者におすすめ!主要ネット証券会社を徹底比較

ネット証券が良いことはわかったけれど、具体的にどこを選べばいいの?という疑問が出てくる頃かと思います。現在、日本では複数のネット証券がしのぎを削っており、それぞれに独自の強みを持っています。
ここでは、特に初心者の方に人気が高く、信頼できる大手ネット証券をモモストアが比較し、あなたに最適な一社を見つけるお手伝いをしますね。

人気ツートップ!SBI証券と楽天証券

迷ったらこの2社から選べば間違いありません。まさに日本のネット証券界の「ツートップ」です。両社とも、手数料の安さ、ツールの充実度、取扱商品の幅広さにおいて群を抜いています。

証券会社 強み・特徴 おすすめな人
SBI証券 口座数・IPO(新規公開株)取扱数トップクラス。TポイントやVポイントとの連携も強力。 バランス重視。IPOを狙いたい人、ポイントを貯めている人。
楽天証券 楽天ポイントとの連携が最強。スマホアプリ「iSPEED」の使いやすさも抜群。 楽天経済圏(楽天市場、楽天カードなど)を利用している人。
マネックス証券 米国株の取扱銘柄が豊富。高機能分析ツール「銘柄スカウター」が無料。 米国株投資に興味がある人、分析ツールを重視する人。
松井証券 老舗ネット証券でサポート体制が充実。独自の投資情報サービスも人気。 手厚いサポートを求める人、少額のデイトレードをしたい人。

どちらも国内株の取引手数料をゼロコースに設定できるため、コスト面での差はほとんどありません。選び方の決め手は、「自分が普段使っているサービスとの連携」や「アプリの見た目の好み」で決めてしまっても大丈夫ですよ。

「ポイント連携」で選ぶのが今の主流

特に注目していただきたいのが「ポイント連携」です。
楽天証券なら、楽天カードでの投資信託の積立で楽天ポイントが貯まりますし、貯まったポイントで株を買うこともできます。SBI証券もVポイントやTポイントなど、複数のポイントに対応しています。

投資で利益を出す以外にも、日々の買い物で貯めたポイントを投資に回すことができるのは、実質的なリターンを高めることにつながります。これは今の時代ならではの賢い選び方ですよね。

あなたが日常的に利用しているポイントサービスに合わせて証券会社を選べば、モチベーションも維持しやすく、無理なく投資を続けられるはずです。どの証券会社も無料で口座開設ができるので、まずは資料請求やウェブサイトで詳細をチェックしてみることをお勧めします。

最新のキャンペーン情報やツールの使い勝手は、各社のウェブサイトで確認するのが一番確実です。ぜひ、ネット証券の比較情報を検索して、あなたにぴったりの一社を見つけてくださいね。

知らないと損する!株を買うのに必要な最低金額はいくら?

「株って始めるのに何十万円も必要なんじゃないの?」と心配している方も多いかもしれません。確かに、昔はまとまったお金が必要でしたが、今の株式投資は非常に少額からスタートできるようになっています。株を買うのに必要な最低金額について、詳しく見ていきましょう。

単元株取引の原則:100株単位が基本

日本の株式市場では、一つの銘柄を購入する際の基本単位が「1単元=100株」と定められています。これを「単元株取引」と呼びます。

例えば、ある企業の株価が1,000円だった場合、100株買うためには、

$$ 1,000円 \times 100株 = 100,000円 $$

最低でも10万円が必要になります(手数料は除く)。株価が高い銘柄だと、最低購入金額が数十万円、数百万円になることも珍しくありません。これが、従来の「株は高い」というイメージの原因でした。

少額投資の救世主!単元未満株なら数千円から

しかし、ご安心ください!前述の通り、ほとんどの大手ネット証券では「単元未満株」というサービスを提供しています。これは、1単元(100株)に満たない、1株単位から株が買える仕組みのことです。

この単元未満株を利用すれば、株価が1,000円の銘柄でも、

$$ 1,000円 \times 1株 = 1,000円 $$

つまり、たった数千円から、有名な企業の株主になることができるんです。単元未満株には、SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ®」など、証券会社によって様々な名称が付けられています。

購入方法 購入単位 最低金額の目安 主なメリット
単元株取引 100株単位 数万円~数百万円 議決権がある、株主優待がもらえることが多い
単元未満株取引 1株単位 数百円~数万円 少額から始められる、リスク分散しやすい、初心者向き

投資初心者の方は、まずこの単元未満株から始めてみて、実際に株価が動く感覚や、取引の雰囲気に慣れるのがおすすめです。大きなリスクを取らずに経験を積むことができますよ。

「いくらから」という具体的な金額は、選ぶ銘柄によって大きく変わりますが、単元未満株を利用すれば、お小遣い程度の金額でもスタート可能だと覚えておいてくださいね。

単元未満株(S株/ミニ株)の魅力とは?少額投資の始め方

前述の通り、単元未満株は初心者にとっての救世主です。ここでは、その単元未満株のさらに具体的なメリットと、どうやって始めるのかを深掘りしていきましょう。

単元未満株の三大魅力

単元未満株には、単に「少額で買える」というだけでなく、長期的な資産形成に役立つ魅力がたくさんあります。

魅力1:リスクを抑えた分散投資が可能
投資の世界で最も重要なのは「分散投資」です。一つの銘柄に集中投資すると、その会社が傾いたときに資産を大きく減らしてしまうリスクがあります。
単元未満株なら、限られた資金で多くの銘柄に分けて投資できるため、自然とリスクを分散させることができます。「トヨタ株を1株、ソニー株を1株、キーエンス株を1株…」といった具合に、ポートフォリオを細かく構築できるのが強みです。

魅力2:価格変動を気にせず積立投資ができる
単元未満株は、毎月一定額を自動で買い付ける「積立投資」にも最適です。この「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法は、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことになるため、結果的に平均購入単価を抑える効果が期待できます。

魅力3:有名企業の株主になれる体験価値
誰もが知る大企業、例えばAmazonやGoogle(米国株ですが、単元未満株サービスを利用できる証券会社もあります)の株を、数千円で保有できるのはワクワクしますよね。
自分が株主になった企業のニュースや業績を追うようになることで、経済やニュースへの関心が高まり、投資の勉強にもつながります。これは金額以上の価値がある体験です。

単元未満株を始めるための具体的な手順

単元未満株の取引は、通常の株取引とほとんど変わりません。

  1. 単元未満株を取り扱っている証券会社で口座を開設する(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)
  2. 口座に入金する
  3. 取引ツールで銘柄を検索し、「単元未満株」の注文画面に進む
  4. 買いたい株数(1株以上)または金額を指定して注文する

ただし、単元未満株には注意点もあります。

  • 株主優待や議決権はない:これらは基本的に単元株(100株)以上の保有者に限定されます。
  • リアルタイム取引ができない場合がある:単元株は市場が開いている間、好きなタイミングで売買できますが、単元未満株は注文が1日に数回(または1回)に限定されることが多いです。

この注意点を理解した上で、まずは「お試し」として単元未満株からスタートしてみることを、モモストアは強くおすすめします。そこから投資の面白さを知り、徐々に単元株にも挑戦していくのが王道パターンですよ。

NISA制度を使って株を買うメリットと注意点

株を買う場所として証券会社を選ぶ際、絶対に無視できないのが「NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」です。この制度を理解し、活用できるかどうかで、あなたの将来の資産形成に大きな差がつきます。NISAとは何か、そして株の購入とどう関係してくるのかを見ていきましょう。

NISA最大のメリット:利益が非課税になる

通常、株式投資で利益が出た場合(売却益や配当金)、その利益に対して約20%の税金がかかります。例えば、株で10万円の利益が出ても、約2万円は税金として引かれてしまい、手元に残るのは8万円程度です。

しかし、NISA口座内で株を購入し、そこで得られた利益(売却益や配当金)は、すべて非課税、つまり税金がゼロになります!
これは国が「個人の資産形成を応援しますよ」という制度ですから、使わない手はありません。

$$ NISA口座内での利益 \times 0\% = 税金ゼロ $$

この非課税の恩恵は非常に大きく、特に長期的に運用するほど、複利効果と相まって資産を大きく増やしやすくなります。

新NISA制度のポイントと株の買い方

2024年から始まった新NISA制度では、成長投資枠とつみたて投資枠の2種類があり、株の購入に関わるのは主に「成長投資枠」です。

NISAの枠 対象となる商品 年間投資上限額 特徴
成長投資枠 上場株式(国内・外国)、投資信託など 年間240万円 一括購入や個別株の売買が可能。
つみたて投資枠 長期・積立・分散に適した投資信託 年間120万円 毎月定額を自動で積立。個別株は対象外。

あなたが個別株(特定の企業の株)を買いたい場合は、この「成長投資枠」を利用することになります。証券会社でNISA口座を開設し、その口座内で株を購入するだけで、非課税の恩恵を受けられます。

NISA口座開設時の注意点

非常にメリットの大きいNISAですが、いくつか注意すべき点があります。

  • 一人一口座のみ:NISA口座は、すべての金融機関を通じて一人一口座しか開設できません。慎重に、メインで使う証券会社を選びましょう。
  • 損益通算・繰越控除ができない:もしNISA口座で損失が出てしまっても、他の課税口座の利益と相殺する「損益通算」や、損失を翌年以降に繰り越す「繰越控除」はできません。非課税のメリットを享受できるのは、あくまで利益が出た場合のみです。
  • 外国株の取り扱いに注意:成長投資枠で外国株を取引できる証券会社が多いですが、その中でさらに単元未満株(1株)の取引ができるかどうかも証券会社によって異なります。

まずは手数料無料で、NISAの取扱商品が豊富な大手ネット証券を選ぶことが、NISA活用の第一歩です。税制優遇は投資家にとって最も強力な武器の一つですから、必ず活用を検討してくださいね。

証券会社以外で株を買う方法はある?(iDeCo、るいとう、ETFなど)

株は証券会社で買うのが原則ですが、「証券会社の口座を開かずに、株に投資する方法はないの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。厳密には、個別株そのものを買うわけではありませんが、株と同じような資産形成効果を期待できる手段はいくつか存在します。モモストアがその代替手段を解説します。

代替手段1:iDeCo(イデコ)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、私的年金制度の一つで、自分で掛金を積み立て、自分で運用方法を選び、将来の年金を作る制度です。主なメリットは、掛金が全額所得控除の対象になるという強力な税制優遇です。

  • 株との関連:iDeCoでは個別株を直接買うことはできませんが、株式を主な投資対象とする「投資信託」を選んで運用することができます。
  • 注意点:原則として60歳まで資金を引き出せないため、老後資金のための超長期投資に向いています。

代替手段2:るいとう(株式累積投資)

るいとうは、毎月一定額を積み立てて、自動的に株を買い付けていく方法です。これは、証券会社が提供するサービスの一つですが、購入手続き自体は自動で行われるため、手間がかかりません。

  • 株との関連:指定した企業の株を、自動で少しずつ買い付けていきます。単元未満株の仕組みと似ていますが、証券会社によって「るいとう」という名称で提供されていることがあります。
  • メリット:毎月決まった日に自動で買い付けられるため、買い時を迷う必要がなく、ドルコスト平均法の恩恵を受けやすいです。

代替手段3:ETF(上場投資信託)

ETF(Exchange Traded Fund)は、「株と投資信託のいいとこ取り」のような金融商品です。日経平均株価やS&P500などの特定の指数に連動するように運用される投資信託で、証券取引所に上場しているため、個別株と同じように売買できます

  • 株との関連:ETFを1つ買うだけで、その中に数十〜数百社の株が組み込まれている状態になります。例えば、日経平均ETFを買えば、それだけで日経平均採用銘柄全体に分散投資しているのと同じ効果が得られます。
  • メリット:個別株を選ぶのが難しい初心者でも、これ一つで手軽に分散投資が完了し、信託報酬(手数料)も比較的安いものが多いです。

個別株投資に慣れてきたら、ETFやiDeCoなども組み合わせることで、より強固な資産ポートフォリオを築くことができますよ。まずは証券口座を開設し、メインとなる「株を買う場所」を確保することが最優先です。

これらの制度について、さらに詳しい情報を知りたい方は、証券会社以外で株を学ぶ方法を検索してみてください。

株取引の流れを徹底解説!注文方法の種類と注意点

証券口座を開設し、資金を入金したら、いよいよ株を買う「注文」の段階です。「売りたい」「買いたい」という意思を市場に伝えるこの注文方法には、いくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。この注文方法を理解しておかないと、思わぬ高値で買ってしまったり、安値で売ってしまったりすることになるので、しっかり覚えておきましょう。

注文方法の基本:指値注文と成行注文

株取引で使う基本的な注文方法は、この2つです。

注文方法 特徴 メリット デメリット こんな時に使う
指値(さしね)注文 自分で価格を指定する(例:1,000円で買いたい) 希望の価格で売買できる、想定外の価格で約定しない 指定した価格に到達しないと、いつまでたっても買えないことがある 「どうしてもこの価格以下で買いたい」時
成行(なりゆき)注文 価格を指定せず、すぐに売買することを優先する 即座に約定(取引成立)しやすい 相場が急変した時など、想定外の価格で約定することがある 「とにかく今すぐ買いたい(売りたい)」時

初心者の方は、まず「指値注文」から始めることをモモストアはおすすめします。指値注文であれば、「この価格なら買ってもいい」という自分の決めたルールを守って取引できるため、焦って高値掴みをするリスクを減らせるからです。株取引に慣れてきたら、ここぞという場面で成行注文を使うようにすると良いでしょう。

株を買うまでの具体的な4ステップ

証券会社の取引ツールでの操作は、非常に簡単です。

  1. 銘柄の検索・選択:買いたい企業のティッカーコード(銘柄コード)や会社名を入力して、銘柄を選択します。
  2. 注文画面へ移動:「現物買い」または「NISA買い」を選択します。
  3. 注文内容の入力
    • 株数:100株(単元株)か、1株(単元未満株)か、購入したい株数を入力します。
    • 注文方法:指値か成行かを選択し、指値の場合は価格を入力します。
    • 期間:注文の有効期間(当日限り、週末までなど)を選択します。
  4. 最終確認・発注:内容に間違いがないか確認し、パスワードなどを入力して注文を確定させます。

注文が証券取引所に流れ、売り手と買い手の条件が合致したときに「約定(やくじょう)」となり、取引が成立します。約定が成立すれば、あなたの証券口座にその企業の株が反映されます。最初の約定はきっとドキドキする瞬間ですよ!

注文方法をマスターすることは、株取引の第一歩です。デモトレード(仮想取引)機能を提供している証券会社もあるので、ぜひ活用して練習してみてくださいね。

【モモストア流】損をしないための心構えと買い時のヒント

株を買う場所や方法がわかったところで、次は投資家として最も大切な「心構え」と「買い時のヒント」を、モモストア流にお伝えしたいと思います。感情に流されず、冷静に投資を続けることが、最終的に利益を出すための秘訣ですよ。

心構え1:長期保有を前提に「応援したい企業」を選ぶ

初心者のうちは、デイトレード(1日で売買を完結させる取引)のような短期的な売買で利益を出そうとしないことです。それはプロの領域であり、情報収集や分析に膨大な時間が必要です。

むしろ、あなたが普段から利用している商品やサービスを提供している企業、「この会社は将来性がある」「ずっと応援したい」と思える企業に投資しましょう。長期保有を前提にすれば、短期的な株価の上下に一喜一憂することなく、企業の成長と共に資産を増やすことができます。これが、多くの著名投資家が推奨する最も堅実な方法です。

心構え2:「卵は一つのカゴに盛るな」を徹底する

これは投資の世界で最も有名な格言の一つです。前述の「分散投資」の重要性と同じで、どれほどその企業が好きでも、すべての資金を一つの銘柄に集中させるのは絶対に避けてください。もしその企業が倒産や不祥事を起こせば、あなたの資産はゼロになってしまいます。

最低でも5〜10銘柄以上に分散すること、さらには日本株だけでなく米国株や投資信託なども組み合わせることで、リスクは大きく軽減されます。

買い時のヒント:タイミングより「継続」を重視

「いつ株を買うのがベストなの?」という疑問は、投資家共通の悩みです。しかし、「底値で買って高値で売る」という完璧なタイミングを当てるのは、プロでも至難の業です。

初心者に最もおすすめしたい買い時の戦略は、「ドルコスト平均法」です。これは、毎月、決まった日に決まった金額(例えば1万円)で株や投資信託を買い続ける方法です。

株価が高い月 少ない株数を買う
株価が安い月 多い株数を買う

これにより、長期間で見ると平均購入単価が平準化され、高値掴みのリスクを回避できます。特に単元未満株やNISAの積立投資機能を利用すれば、この戦略を誰でも簡単に実行できますよ。買い時を気に病むよりも、「継続して投資し続けること」が、資産形成の鍵だと覚えておいてくださいね。

株式投資を始める前に知っておきたいリスクと対策

株式投資は資産を増やす魅力的な手段ですが、もちろんリスクも存在します。「投資は自己責任」と言われるように、リスクを理解し、対策を講じておくことが、安心して取引を続けるための前提となります。モモストアが特に初心者の方に知っておいてほしい主なリスクとその対策を解説します。

リスク1:株価変動リスク(価格が下がるリスク)

これが最もイメージしやすいリスクです。企業業績の悪化、世界的な経済情勢の不安、政治的な出来事など、様々な要因で株価は日々変動します。購入時よりも株価が下がってしまい、売却時に損失が出てしまう可能性があります。

  • 対策
    • 長期・分散投資の徹底:短期的な値動きで売買せず、長期目線で複数の銘柄に分けて投資することで、一時的な価格変動の影響を軽減します。
    • 生活費とは分けて投資する:すぐに使う予定のない「余剰資金」で投資し、精神的な余裕を持つことが大切です。

リスク2:信用リスク(倒産リスク)

投資した企業が経営不振に陥り、最悪の場合、倒産してしまうリスクです。企業が倒産すると、その株の価値はゼロになるか、ほとんど価値がなくなってしまいます。

  • 対策
    • 財務状況のチェック:投資する前に、企業の「自己資本比率」や「現預金残高」など、倒産しにくいかどうかの安全性を確認しましょう。
    • 業界分散:特定の業界(例:IT業界だけ、製造業だけ)に集中せず、複数の異なる業界の企業に投資しましょう。

リスク3:流動性リスク(売りたいときに売れないリスク)

一般的に、人気があって取引量が多い大企業の株は、いつでも売買が成立します。しかし、市場での取引量が極端に少ない「不人気株」の場合、「売りたい」と思っても、買ってくれる人が見つからず、希望する価格で売却できないことがあります。

  • 対策
    • 東証プライム市場などの大型株を中心に選ぶ:初心者のうちは、市場の流動性が高い、知名度の高い大型株から始めるのが安全です。
    • 取引量をチェック:注文を出す前に、過去数日間の「出来高」(取引量)を確認する習慣をつけましょう。

これらのリスクを完全にゼロにすることはできませんが、リスクを理解し、「分散」「長期」「余剰資金」の三原則を守ることで、健全な投資生活を送ることができます。リスクを恐れすぎず、知識で武装して株式投資に臨んでくださいね。

株を買う際のよくある疑問Q&A

株式投資を始めるにあたって、初心者の方からよく寄せられる疑問にお答えします。これらの疑問が解決すれば、より安心して最初の一歩を踏み出せるはずですよ!

Q1. 銀行口座と証券口座は何が違うの?

A. 銀行口座は「お金を預ける(=貯める)」ための口座です。預けたお金は、利息は低いですが、基本的には元本が保証されています。
一方、証券口座は「株や投資信託といった金融商品を売買する(=運用する)」ための口座です。銀行口座から証券口座にお金を移して、そのお金で株を購入します。証券口座に預けている資金(買付余力)自体は元本保証ではありませんが、「投資者保護基金」という制度により、万が一証券会社が破綻しても、預けていた資金と株は一定額まで保護される仕組みがあります。

Q2. 株主優待って必ずもらえるの?

A. 株主優待は、企業が株主に日頃の感謝を込めて提供するもので、自社製品や割引券、クオカードなど様々です。しかし、すべての企業が優待制度を実施しているわけではありません。優待を実施している企業であること、そして、優待を受け取るための「最低保有株数」(通常は1単元=100株)を満たしていることが条件です。単元未満株(1株など)を買っても、基本的に優待はもらえないので注意が必要です。

Q3. 株を買うのに「勉強」は必須ですか?

A. 必須、とは言いませんが、「最低限の知識」は必須です。難解な専門知識は不要ですが、例えば「NISAの仕組み」「指値と成行の違い」「リスク分散の重要性」など、基本的なルールを知っておくことは、損を防ぎ、利益を伸ばすために不可欠です。
幸い、今の時代はYouTubeやブログ、証券会社の無料セミナーなどで質の高い情報を手軽に入手できます。まずはこのモモストアの記事を読み、わからない単語を一つずつ検索するところから始めれば大丈夫ですよ。例えば、株式投資の入門書を1冊読むだけでも、世界観が変わるはずです。

Q4. 株はすぐに売ったほうがいい?どれくらい保有すべき?

A. 投資目的によりますが、初心者は「長期保有」を基本に考えてください。企業の成長を信じて数年〜十数年単位で持つことで、短期的な相場変動に惑わされずに済みます。特にNISA口座は長期保有の非課税メリットを最大限に活かせる設計になっています。もし株価が上がったからといってすぐに売ってしまうと、その後の大きな利益のチャンスを逃してしまうかもしれませんよ。

株を買うならネット証券!口座開設の具体的な流れ

これまでの解説で、株を買う場所がネット証券であり、少額からでも始められることがお分かりいただけたかと思います。最後にもう一度、行動に移すための具体的な「口座開設の流れ」を、迷わないように整理しておきましょう。

ステップ1:必要書類の準備

オンラインでの申し込みが主流ですが、本人確認とマイナンバー確認のために、以下のいずれかを事前に用意しておくとスムーズです。

  1. マイナンバーカード(これ一つで本人確認とマイナンバー確認が完了するので一番おすすめ)
  2. 通知カード + 運転免許証などの本人確認書類

スマホでこれらの画像をアップロードするだけで手続きが進むので、非常に手軽です。

ステップ2:オンラインで申し込み情報の入力

選んだネット証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンから申し込みを開始します。
入力するのは、氏名、住所、電話番号といった基本情報と、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶこと、そして「NISA口座も同時に申し込む」ことがポイントです。特にNISA口座は同時に申し込むことで手続きが楽になります。

ステップ3:本人確認書類のアップロード

準備したマイナンバーカードなどの画像を、スマホのカメラで撮影してアップロードします。

ステップ4:審査・口座開設完了通知の受け取り

申し込み後、証券会社側で審査が行われ、数日〜1週間程度で口座開設完了の通知が届きます。通知には、IDやパスワードなど、ログインに必要な情報が記載されています。

ステップ5:初回ログインと初期設定

通知に従って証券会社のサイトまたはアプリにログインし、取引に必要な初期設定(銀行口座の登録など)を行います。これで、株を買うための準備は完全に整います。

株取引の第一歩は「口座開設」です。この一歩を踏み出すことで、あなたの資産形成の旅が始まります。最初の一社を選ぶことにあまり時間をかけすぎず、まずは人気と実績のある大手ネット証券を選んで、申し込みをスタートさせてみましょう。もし使い勝手が悪ければ、後から別の証券会社に口座を開けばいいだけですから、気楽に考えて大丈夫ですよ!

不安な方は、各証券会社の口座開設手順を解説した動画などを参考にすると、よりイメージが湧きやすいでしょう。

まとめ:今日から始める株式投資の最初の一歩

いかがでしたでしょうか?株はどこで買えるのか、そしてどうやって始めるのかについて、疑問は解消されましたか?
株式投資は、特別な人だけがやるものではなく、今や誰でも、そして少額からでも始められる、身近な資産形成の手段となっています。

今日からできることリスト

「よし、やってみよう!」と思ったあなたのために、今日からすぐにできる最初の一歩をまとめました。

  1. 証券会社を選ぶ:SBI証券、楽天証券など、手数料が安く、NISAに対応している大手ネット証券を一つ選びます。
  2. 口座開設を申し込む:マイナンバーカードを用意して、オンラインで申し込みます。その際、特定口座(源泉徴収あり)NISA口座を同時に申し込みましょう。
  3. 少額からスタートする:いきなり大金を投じるのではなく、まずは数千円〜数万円の余剰資金を口座に入金し、単元未満株やETFから購入を試してみます。

投資は焦らず、ご自身のペースで続けることが何よりも大切です。
この記事が、あなたの株式投資デビューのきっかけになれば、モモストアとしてとても嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました