ダイソーにLED蛍光灯は売ってない？　真相とおすすめ代替品を徹底解説！

「家の蛍光灯が切れたから、いつものダイソーでサクッとLED蛍光灯を買って交換したい！」
そう思ってダイソーへ足を運んだものの、探しても見つからずにがっかりした経験はありませんか？
結論からお伝えすると、
ダイソーでは「直管型」のLED蛍光灯は基本的に販売されていません。
この記事では、「じゃあ、どこで買えばいいの？」「ダイソーにはどんな代わりの商品があるの？」といった、あなたの疑問をモモストアが詳しく解説します！
安心して読み進めてくださいね。適切な情報とおすすめ商品を知って、明るく快適な生活を手に入れましょう！

ダイソーのLED蛍光灯は「売ってない」が結論？公式の回答をチェック

多くの方がダイソーでLED蛍光灯を探すとき、おそらく「直管型」、つまり棒状の蛍光灯を想像しているはずです。
しかし、結論から言うと、現在のところダイソーでは直管型のLED蛍光灯の取り扱いはありません。これは、ダイソーの公式オンラインショップや、多くの店舗での販売実績に基づいた事実です。
ただし、「LED照明」というくくりで見れば、ダイソーは非常に優秀なラインナップを誇っています。この後の章で詳しく解説しますが、直管型LED蛍光灯と混同しやすい商品が売られているのも事実です。

LED電球や小型ライトとの区別が重要です

ダイソーで販売されているLED製品の主流は、主に以下のカテゴリです。

• LED電球：口金（E26など）に取り付けて使うタイプ。
• LEDテープライト：棚の裏や間接照明として使う、粘着テープ付きの細長いライト。
• USB接続の小型LEDライト：手元やパソコン周りを照らすための補助的なライト。
• ランタンや懐中電灯：防災用品やアウトドア向けの電池式ライト。

これらはすべてLED照明ですが、既存の蛍光灯器具に取り付ける「直管型LED蛍光灯」とは全くの別物です。
もしあなたが探しているのが「天井の照明器具の棒状の蛍光管をLEDに替えたい」というものであれば、残念ながらダイソーでは見つからないということになります。
モモストアの調査では、直管型LED蛍光灯は、主に家電量販店やホームセンター、またはネット通販での購入が一般的です。

実際に店舗で確認してみた販売エリアの傾向

筆者（モモストア）も実際に複数のダイソー店舗を巡って調査しましたが、照明器具コーナーには、LED電球や電池、懐中電灯などが並んでおり、直管型のLED蛍光灯は見当たりませんでした。
お店のスタッフの方に尋ねてみても、「直管型の蛍光灯自体、取り扱いがございません」という回答がほとんどでした。これは、商品の陳列スペースや在庫管理の効率化、そして後述する「規格の複雑さ」が大きく関係していると考えられます。
ダイソーはあくまで日用品を中心とした均一価格ストアであり、専門的な規格が絡む製品は、安全面や顧客サポートの観点から慎重になっているのでしょう。

このように、ダイソーでは直管型LED蛍光灯は販売されていませんが、日常生活で役立つLED照明は豊富に揃っています。

なぜダイソーでLED蛍光灯の「直管型」を見かけないのか？その理由を深掘り

ダイソーの企業努力をもってすれば、直管型LED蛍光灯を100円や300円で販売することも技術的には可能かもしれません。しかし、実際には販売されていない背景には、単なる価格やサイズの都合ではない、「安全と規格」という重要な理由が隠されています。この点を理解しておくと、LED蛍光灯選びで失敗するリスクを大幅に減らせます。

最も大きな問題：「照明器具の配線方式」が複雑すぎる

一般的な蛍光灯器具は、大きく分けて以下の3種類があり、それぞれでLED蛍光灯の取り付け方法や選ぶべき製品が異なります。

方式	特徴	LED化に必要な工事
グロー式	点灯管（グローランプ）を使用。比較的古い器具に多い。	バイパス工事（安定器の取り外し）が推奨。工事不要タイプもあるが、安全性を考慮すべき。
ラピッドスタート式	点灯管不要。スイッチを入れるとすぐに点灯する。	安定器を外す電気工事が必須。
インバーター式（Hf式）	電子回路で高周波点灯。一番新しい器具。	安定器を外す電気工事が必須。

もしダイソーが安価なLED蛍光灯を販売し、「工事不要」としてしまった場合、ユーザーが間違った方式の器具に取り付け、火災や故障の原因となるリスクが非常に高いのです。
均一価格の店舗では、このような専門的なサポートや、万が一の事故に対する責任の所在が複雑になるため、取り扱いを見送っていると考えられます。消費者にとっては、安全のために専門的な場所で選ぶべき商品なのです。

販売後のクレーム対応の難しさ

LED蛍光灯は、器具との相性問題が非常に多く、「チカチカする」「点灯しない」「ノイズが出る」といったトラブルが頻繁に起こります。
これらのトラブルの原因が、LED蛍光灯本体にあるのか、それとも古い照明器具の安定器にあるのかを、一般のダイソー店員が判断するのは極めて困難です。
また、専門知識が必要な商品の返品・交換・問い合わせ対応は、多店舗展開するダイソーにとって大きな負担となります。
顧客満足度を維持し、店舗運営を円滑にするためにも、トラブルの原因になりやすい複雑な商品は扱わないという判断は、企業としては合理的と言えるでしょう。

LED照明への交換は節電効果が大きいですが、その分、事前にしっかりと規格を確認する手間が必要であることを覚えておきましょう。

ダイソーで買える「LED照明」の代わりになる便利グッズ３選

直管型LED蛍光灯は買えなくても、ダイソーには「ちょっと明かりが欲しい」というニーズに応えてくれる、優秀なLED照明グッズが豊富に揃っています。
これらを上手に使えば、メインの照明を付けなくても済む場所が増え、意外な節電にも繋がりますよ。モモストアが厳選した、特におすすめの代替品を３つご紹介します。

USB電源で使えるスティック型LEDライト

最近のダイソーで特に人気が高いのが、USB電源で使えるスティック型のLEDライトです。これは、パソコンのモニター裏や、キッチンの吊戸棚の下など、ちょっとした作業スペースを照らすのに最適です。

• 設置場所：デスク、本棚、クローゼット、フィギュアケース
• メリット：USB給電なので、モバイルバッテリーがあれば場所を選ばず使えます。薄型で目立たず、両面テープで簡単に取り付け可能です。
• 活用術：夜中に部屋のメイン照明を点けるほどではないけど、手元だけ明るくしたい時に非常に便利。間接照明としても使えて、お部屋の雰囲気が格段にアップします。

特に、暗いクローゼットの中や物置の照明をLED化したいと考えていた方には、配線工事なしで使えるこのスティックライトが最高の代替品になります。数百円でこのクオリティは驚きです。

人感センサー付きのLEDライト

廊下や玄関、階段など、「必要なときだけ点灯してほしい」場所に最適なのが、人感センサー付きのLEDライトです。
ダイソーでも300円〜500円程度で手に入ることがあり、電池式のため配線不要でどこにでも設置できるのが魅力です。
このライトを使うことで、メインの照明器具の出番が減り、結果的に節電に繋がります。

• おすすめ設置場所：玄関の足元、階段の踊り場、トイレ前の廊下、寝室のベッドサイド
• メリット：自動で点灯・消灯するため、スイッチを探す手間がありません。消し忘れの心配もなく、お子さんや高齢者がいる家庭でも安心です。

夜中にトイレに起きた時など、眩しい天井の照明を点ける必要がなくなり、生活の質（QOL）が向上します。
電池の交換は必要ですが、LEDなので消費電力は少なく、長期間使用できますよ。

タッチセンサー式またはマグネット式のLEDテープライト

間接照明として、あるいは作業台の照明として、「細いラインの光」が欲しい場合に活躍するのがLEDテープライトです。
ダイソーでは、短い長さのものが販売されており、裏面がシールになっているため、工具なしで自由に曲げて貼れるのが最大の特長です。

• 活用例：テレビボードの裏側に貼って壁を間接的に照らす、食器棚の内側に貼って中身を見やすくする、鏡の周りに貼って女優ミラー風にする。
• ポイント：マグネット式のものを選べば、冷蔵庫やスチール棚に貼り付けて、必要な時だけ取り外して使うことも可能です。

直管型蛍光灯ほどの明るさはありませんが、特定の場所をピンポイントで照らすことで、お部屋のムード作りや実用的な補助光として役立ちます。
これらのダイソーアイテムは、直管型LED蛍光灯の「代替品」というよりは、現代のライフスタイルに合わせた「補助照明」として、非常に優秀な選択肢と言えるでしょう。

LED電球やUSBライトなど！ダイソーの優秀な照明器具のラインナップ

直管型LED蛍光灯がなくても、ダイソーの照明器具コーナーは、他のカテゴリで驚くほど充実しています。特に、LED電球の進化は目覚ましく、最近では色温度（光の色）を選べる商品も登場しており、以前の「100均は暗い」というイメージは完全に過去のものとなりました。
ここでは、ダイソーで買える主要なLED照明と、その選び方について詳しく解説します。

LED電球の選び方：ルーメン（lm）と色温度（K）の基礎知識

ダイソーのLED電球を選ぶ際に、必ずチェックしてほしいのが「ルーメン（lm）」と「色温度（K）」の２つの数値です。

用語	意味	ダイソーでの目安
ルーメン（lm）	光の明るさ（全光束）。数値が大きいほど明るい。	補助照明なら400lm程度。
色温度（K）	光の色味（ケルビン）。数値が低いと温かい色、高いと白い色。	電球色（約3000K）：リラックス 昼白色（約5000K）：自然な光

例えば、寝室やリラックスしたい場所には「電球色」（オレンジっぽい光）を、キッチンや書斎など集中したい場所には「昼白色」（自然な白い光）を選ぶと良いでしょう。
ダイソーの電球は種類が豊富なので、用途に合わせて色を選べるのが嬉しいポイントです。

タッチライト・プッシュライトの活用法

昔からあるシンプルな「プッシュライト」も、現在はほとんどがLED化されています。これは、裏面の両面テープで壁や天井に貼り付け、中央を押し込むだけで点灯・消灯ができる非常に便利なアイテムです。
配線が一切不要で電池だけで作動するため、以下のような場所で大活躍します。

• 電源がない、ガレージや物置
• 夜間の介護や見守りが必要な部屋
• 押入れやタンスの引き出しの中

特に、停電時にも使えるので、防災リュックに一つ入れておくと安心です。100円〜300円で手に入るので、まとめて購入して家中を「光のバリアフリー」にすることも可能です。

進化するLEDテープライトの活用と注意点

前述の通り、LEDテープライトは間接照明として優秀ですが、最近ではカットして長さを調整できるタイプや、防水仕様（生活防水程度）のものまで登場しています。
ただし、注意点として、ダイソーのものは基本的にUSB給電か電池式であり、長時間の連続使用や、非常に明るいメイン照明としての利用には向いていません。
あくまで「補助的な光」「装飾的な光」として割り切って使うのが、賢いダイソー商品の利用法です。品質は価格相応ですが、ちょっとした工夫で空間をオシャレに変える力を持っています。

ダイソーを上手に活用するコツは、「直管型」は諦めて、他のLEDアイテムで代用するという柔軟な発想を持つことです。

【購入前に必須】LED蛍光灯の交換で失敗しないための３つの規格知識

さて、ダイソーに直管型LED蛍光灯が売っていないとわかった今、あなたはホームセンターやネット通販で製品を探すことになりますね。
ここで絶対に失敗しないために、購入前に知っておくべき「３つの規格知識」をモモストアが丁寧に解説します。この知識がないと、せっかく買ったLED蛍光灯が使えない、あるいは故障の原因になるかもしれません。

既存の蛍光灯器具の「配線方式」を確認する

先ほども少し触れましたが、ここが一番重要です。照明器具のフタを開けるか、器具の型番をチェックして、以下のどの方式かを確認してください。

• グロー式：点灯管（グローランプ）があればこれです。工事不要タイプもありますが、安全のためにグローランプを外す必要があります。
• ラピッドスタート式/インバーター式：点灯管がない場合はこれです。この方式の器具に「工事不要のグロー式対応LED」を挿すと、故障や発火の原因になります。必ず電気工事士によるバイパス工事（安定器の取り外し）が必要です。

特に古い器具は方式がわかりにくいこともあるため、不安な場合は照明器具の型番から配線方式を調べる方法を参考に、購入を慎重に進めてください。自己判断での無理な取り付けは絶対に避けてくださいね。

蛍光灯の「サイズ（長さ）」と「口金」を正確に測る

蛍光灯には20形、30形、40形など、様々なサイズ（長さ）があります。それぞれのサイズは微妙に異なり、数ミリの違いで取り付けられないことがあります。購入前にメジャーで正確な長さを測りましょう。

• 20形：約58cm（580mm）
• 40形：約119.8cm（1198mm）

また、蛍光灯を差し込む部分の形状（口金）も、G13（一般家庭用）が多いですが、念のため確認しておきましょう。間違ったサイズのLEDを購入すると、無駄になってしまいます。ネット通販で購入する場合は、商品の説明欄にある「全長」と「口金」の数値を、自宅の蛍光灯と何度も照らし合わせるのが成功の秘訣です。

「片側給電」か「両側給電」かをチェックする

LED蛍光灯には、電気を流すピン（口金）が片側にしかない「片側給電」タイプと、両側にある「両側給電」タイプがあります。
これは、どの配線方式に対応したLEDなのかを示す重要な情報です。
例えば、バイパス工事（安定器を外す工事）をする場合は、工事業者さんと相談して、どちらのタイプのLEDを使うかを決める必要があります。
一般的に、より安全で効率的なのは「片側給電」ですが、これは工事を前提とした話になります。もし「工事不要」タイプを選ぶ場合は、その製品が「両側給電」であるかなど、商品の説明書を熟読する必要があります。

この３つの知識があれば、あなたはもう初心者ではありません。自信を持って、最適なLED蛍光灯を探しに行きましょう。

ダイソー以外でLED蛍光灯を買うならどこ？購入場所別のメリット・デメリット

ダイソーで直管型LED蛍光灯が買えないとわかった今、次に考えるべきは「どこで買うのが一番自分に合っているか？」ということです。主要な購入場所にはそれぞれ特徴があり、あなたの状況や重視したい点によって最適な場所が変わってきます。
モモストアが、「実店舗」と「ネット通販」それぞれのメリット・デメリットを比較し、解説します。

実店舗（ホームセンター・家電量販店）のメリット・デメリット

カインズ、コーナンなどのホームセンターや、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの家電量販店は、LED蛍光灯を購入する最も一般的な場所です。

実店舗で購入するメリット

• 実物を見て明るさを確認できる：これが最大のメリットです。ルーメンの数値だけではわからない、光の広がり方や色味を実際に確認できます。
• 専門スタッフに相談できる：「うちの照明器具は何式ですか？」といった専門的な質問や、取り付け方について、知識豊富な店員さんに直接聞くことができます。
• すぐに持ち帰れる：蛍光灯が切れてすぐに使いたい、という緊急性の高い場合に対応できます。

実店舗で購入するデメリット

• 価格が高い場合がある：ネット通販と比較すると、中間マージンや人件費の関係で、価格が割高になる傾向があります。
• 在庫切れのリスク：特殊な長さや色温度のものは、店舗に在庫がない場合があります。
• 持ち運びが大変：40形（約120cm）の蛍光灯は非常に長く、車がないと持ち帰るのが大変です。

ネット通販（Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング）のメリット・デメリット

ネット通販は、ダイソーで見つからなかった専門的な商品を見つけるのに最適な場所です。

ネット通販で購入するメリット

• 圧倒的な品揃えと価格の安さ：様々なメーカーの製品を比較でき、中間業者を介さないため、価格が非常に安くなることが多いです。
• 自宅まで届けてもらえる：重い荷物や長い蛍光灯も、玄関先まで届けてもらえるのは大きな魅力です。
• ユーザーレビューが豊富：実際に使った人の「チカチカしないか」「本当に工事不要だったか」といった生の声を確認できます。

ネット通販で購入するデメリット

• 実物を見られない：明るさや色味は、画像や数値だけでは判断が難しいです。
• 不良品に当たるリスク：安すぎる海外メーカー品などは、すぐに故障したり、規格が合わなかったりするリスクがあります。レビューをしっかり読むことが重要です。
• 届くまでに時間がかかる：すぐに交換したいという場合には向きません。

もし、あなたが規格に自信がないなら「実店舗」で相談、価格と手軽さを重視するなら「ネット通販」という選び方をおすすめします。

ホームセンターのLED蛍光灯はダイソーより安い？価格帯を徹底比較

「どうせ買うなら、ホームセンターで一番安いのを探したい！」そう考える方も多いでしょう。
ホームセンターとネット通販の価格帯を比較することで、「どのくらいの価格が適正価格なのか」がわかります。ここでは、最も一般的な「40形・工事不要タイプ」の価格相場をモモストアが調査しました。

ホームセンター（大手チェーン）の価格帯

ホームセンターで販売されているLED蛍光灯は、基本的に日本国内のメーカー品、またはホームセンターのオリジナルブランド品が中心です。品質が安定しており、サポートも受けやすいのが特徴です。

商品カテゴリ	価格帯の目安（40形）	主な特徴
大手家電メーカー品	3,000円〜5,000円	高品質、長寿命、調光機能付きなど多機能。安心の保証付き。
ホームセンターPB（プライベートブランド）品	1,800円〜3,000円	コスパ良し。シンプルな機能。まずは試したい人向け。

ダイソーのLED電球が数百円であることを考えると、やはり直管型LED蛍光灯は高額に感じられますが、これは内部に安定器に対応するための回路が組み込まれているためであり、妥当な価格と言えます。
ホームセンターでは、週末のセールや改装のタイミングで、PB品がさらに安くなることもありますので、チラシをチェックしてみるのもおすすめです。

ネット通販（Amazon・楽天）の最安値帯

ネット通販では、特に無名の海外メーカー品が多く、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。

• 超格安品：1,000円〜1,500円（40形）
• 一般的な格安品：1,500円〜2,500円（40形）

この価格帯の商品は、品質にバラつきがあることを理解しておく必要があります。レビュー評価が極端に低いものや、日本語の説明が怪しい商品は避けた方が無難です。
特に、安価なものの中には「工事済み器具専用」なのに「工事不要」と誤解させるような表現を使っているケースもあるため、購入前に格安LED蛍光灯のレビューや注意点をしっかり確認しましょう。

「価格」だけでなく「寿命と保証」で判断すべき理由

LED蛍光灯は、一度取り付けてしまえば、その寿命は蛍光灯の約3〜5倍、約40,000時間と言われています。
つまり、交換頻度が大幅に減るため、多少高くても「保証期間が長い」「高品質な国産メーカー品」を選ぶ方が、結果的にコスパが良いことが多いのです。
特に、メーカー保証が1年未満のものは避けるのが賢明です。長期間使うものだからこそ、安心できる製品を選びましょう。

ネット通販（Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング）での賢いLED蛍光灯の選び方

前章でネット通販のメリット・デメリットを理解したところで、実際に通販サイトで商品を選ぶ際の「具体的なチェックリスト」をご紹介します。
数多くの商品の中から、あなたにとってベストな一本を見つけ出すためのポイントを押さえていきましょう。

検索キーワードの最適化：欲しい機能で絞り込む

まず、通販サイトの検索窓にただ「LED蛍光灯 40形」と入力するだけでは不十分です。以下のキーワードを組み合わせて検索することで、失敗のリスクを最小限に抑えられます。

• 「工事不要 グロー式」：最も手軽に交換したい人向け。
• 「バイパス工事専用」：電気工事士に依頼して、器具を長寿命化したい人向け。
• 「両側給電/片側給電」：特定の工事方法を指定したい人向け。
• 「ノイズ対策済み」：ラジオやテレビ、インターホンにノイズが入るのを防ぎたい人向け。

特に「工事不要」と謳っていても、グロー式対応なのか、ラピッドスタート式対応なのかが曖昧な商品がありますので、必ず商品名や商品説明文に「グロー式」の記載があるかを確認してください。

レビュー評価と販売元の信頼性をチェックする

ネット通販で最も頼りになるのは、実際に購入したユーザーのレビューです。以下の点を中心にチェックしましょう。

• 評価の「低い順」を見る：高い評価だけでなく、なぜ低評価になったのかを見ることで、商品の弱点がわかります。「チカチカする」「すぐに壊れた」「取り付けできなかった」といった意見は要注意です。
• 購入者の写真を確認する：実際に取り付けた写真が投稿されているか確認し、光の広がり方や色味が自分のイメージ通りかを見ましょう。
• 販売元をチェック：個人や聞き慣れない企業名ではなく、できれば実績のある法人や、メーカー直販のストアから購入する方が安心です。

レビュー数が極端に少ない商品や、サクラと思われる不自然な高評価（日本語がおかしいなど）が多い商品は、避けるのが賢明です。

色温度と明るさのシミュレーション

「昼白色（ちゅうはくしょく）」と「昼光色（ちゅうこうしょく）」で迷う方が非常に多いです。

色	色温度の目安	向いている場所
電球色	2700K〜3000K	寝室、和室、食卓（落ち着きたい空間）
昼白色	4500K〜5500K	リビング、洗面所、一般的な事務所（自然な光）
昼光色	6000K〜6500K	書斎、勉強部屋、工場（最も白く集中しやすい光）

今使っている蛍光灯の色を基準に、ワンランク明るいものを選ぶと、LED特有の光の直進性で暗く感じるのを防げることがあります。例えば、今の蛍光灯が「昼白色」なら、LEDでも「昼白色」を選ぶのが基本です。どうしても決められない場合は、LEDの色温度比較サイトなどで光の見え方をシミュレーションしてみるのがおすすめです。

【モモストアおすすめ】取り付け簡単！人気のLED蛍光灯代替商品３選

ダイソーでLED蛍光灯が見つからなかったあなたに、モモストアが自信を持っておすすめする「取り付けが簡単」で「安心できる」LED蛍光灯の代替商品や、今人気の照明器具を３つご紹介します。
ネット通販や家電量販店で探す際の参考にしてくださいね。

グロー式器具専用「工事不要」LED蛍光灯セット

最も手軽で人気があるのは、やはり「工事不要」タイプです。特に、「既存のグローランプを外すだけでOK」と明記されている製品を選びましょう。

• おすすめポイント：電気工事が一切不要。商品が届いたその日に交換完了。費用も本体代金だけで済みます。
• 選ぶ際の注意点：必ず「グローランプを外すこと」という指示を守ってください。外さないと、器具やLED蛍光灯が破損する可能性があります。また、ラピッドスタート式やインバーター式の器具には絶対に使わないでください。
• 購入方法：Amazonや楽天市場で「LED蛍光灯 40形 工事不要 グロー式」と検索すると、多くの有名メーカー品が見つかります。特に複数本セットで購入すると、一本あたりの価格が安くなるためおすすめです。

LEDシーリングライトへの交換

いっそのこと、直管型蛍光灯の器具自体を取り替えてしまうという選択肢も非常に人気です。既存の器具を外し、新しく「LEDシーリングライト」を取り付けます。これは、天井に付いている「引掛シーリング」があれば、ドライバー一本で自分でも交換可能なものがほとんどです。

• おすすめポイント：直管型特有のチカチカやノイズ問題から完全に解放されます。調光（明るさ調整）や調色（光の色調整）機能付きが豊富で、リモコンで操作できるものが主流です。
• 選ぶ際の注意点：天井の配線器具（引掛シーリング）の形状を必ず確認しましょう。ほとんどの製品は丸型や角型に対応していますが、特殊な形状の場合は電気工事が必要です。
• メリット：故障の原因となる安定器がなくなるため、器具自体の寿命も延び、メンテナンスの手間が激減します。

一体型LEDベースライト

オフィスや広い部屋など、照明器具のデザインにこだわりがなく、とにかく明るさと安定性を重視したい方におすすめなのが「一体型LEDベースライト」です。これは、LED光源と器具が一体化しており、配線もシンプルで非常に長寿命です。

• おすすめポイント：配線工事が必要ですが、一度設置すれば10年以上メンテナンスフリーで使えるものが多いです。薄型でデザインもシンプル。
• 選ぶ際の注意点：設置には電気工事士の資格が必要です。本体価格は高めですが、その後の電気代とメンテナンス費用を考えると、非常に経済的です。
• 購入方法：専門業者への依頼が前提となりますが、アイリスオーヤマやパナソニックなど、多くのメーカーから業務用としても使える高効率な製品が出ています。

LED照明への交換はDIYでできる？注意点と安全な取り付け方法

LED蛍光灯への交換は、「工事不要」タイプを選ぶことで、DIYで手軽に行うことができます。しかし、電気を扱う作業である以上、「安全」が最優先です。
ここでは、DIYで交換を行う場合の具体的な手順と、絶対に守ってほしい安全上の注意点を解説します。

「工事不要（グロー式）」のDIY交換手順

もしあなたの器具がグロー式（点灯管が付いているタイプ）であれば、以下の簡単な手順で交換できます。

1. 必ずブレーカーを落とす：これが最も重要です。念のため、スイッチを一度ONにして、電気が流れていないことを確認してから作業を開始してください。
2. 古い蛍光灯を外す：両端を回してソケットから外し、慎重に取り外します。
3. グローランプを外す：照明器具のどこかにある、小さな円筒形の点灯管（グローランプ）を回して外します。LED化したら、これは不要になるので捨ててOKです。
4. LED蛍光灯を取り付ける：新しいLED蛍光灯を、古い蛍光灯と同じようにソケットに差し込み、しっかり固定します。
5. 点灯確認：ブレーカーを戻し、スイッチを入れて点灯すれば完了です。

この手順で作業できるのは、「グロー式専用」の「工事不要」LED蛍光灯を選んだ場合のみです。この手順以外での取り付けは、危険が伴うため絶対にやめてください。

絶対にしてはいけない２つのこと

安全のため、以下の２つの行為は絶対に避けてください。

行為	危険性
ブレーカーを落とさずに作業する	感電の危険。最悪の場合、生命に関わります。必ず電気を遮断してください。
ラピッドスタート式やインバーター式で「工事不要」と自己判断する	器具内の安定器に過剰な負荷がかかり、LEDが故障したり、発熱・発火の原因になります。資格のない人が安定器を外す工事をすることは法律で禁止されています。

もしあなたの器具がグロー式でなかったり、判断に迷ったりする場合は、無理せず電気工事の専門業者に相談することを強くおすすめします。安全と安心には代えられません。

古い蛍光灯は正しく処分しよう！自治体ごとの回収方法

LED蛍光灯に交換した後、当然ながら古い蛍光灯やグローランプがゴミとして残りますね。
蛍光灯は一般の不燃ごみとは異なり、適切な処分が必要です。これは、蛍光灯のガラス管の中に微量の水銀が含まれているためです。
環境保護のため、自治体のルールに従って正しく処分しましょう。

蛍光灯は「有害ごみ」または「資源ごみ」に分類される

ほとんどの自治体では、蛍光灯を「有害ごみ」または「資源ごみ（ガラス類）」として、特別な回収日に出すよう定めています。

• 自治体Aの例（有害ごみ）：月一回の指定日に、割れないように購入時の箱に入れるか、新聞紙で包んで出す。
• 自治体Bの例（資源ごみ）：公共施設やスーパーなどに設置されている専用の回収ボックスに入れる。

一般の燃えないごみに混ぜて出してしまうと、収集や処理の過程でガラスが割れ、内部の水銀が飛散する恐れがあります。必ずお住まいの地域の役所や清掃センターのホームページで、最新の処分方法を確認してください。

割れてしまった蛍光灯の処理方法

もし蛍光灯をうっかり割ってしまった場合、水銀の飛散を防ぐため、以下の手順で処理してください。

1. 換気を行う：窓を開けて部屋の空気を入れ替えます。
2. 掃除機を使わない：掃除機の排気で水銀がさらに拡散する恐れがあるため、ほうきや粘着テープで破片を集めます。
3. 厳重に梱包：集めた破片をビニール袋に入れ、さらに新聞紙などで包み、「割れた蛍光灯」と明記して、指定の回収方法に従って出します。

グローランプは、ほとんどの場合、不燃ごみとして処分できますが、これも自治体によってルールが異なるため、念のため確認しておくと安心です。

そもそも蛍光灯とLEDの違いって何？電気代や寿命を比較！

ここまでLED蛍光灯への交換について話を進めてきましたが、「そもそも蛍光灯とLEDって何がそんなに違うの？」という根本的な疑問を持つ方もいるかもしれません。最後に、両者の決定的な違いと、LEDへの交換がどれだけお得になるのかを比較してみましょう。

電気代と寿命の比較：圧倒的なLEDの勝利

最も大きな違いは、電気代と寿命です。以下の比較表をご覧ください。（40形を基準とした一般的な目安です）

項目	蛍光灯（40W形）	LED蛍光灯（40W形代替）
消費電力	約36W〜40W	約16W〜20W
電気代（年間）※	約2,376円	約1,188円
寿命	約12,000時間	約40,000時間

※1日8時間点灯、電気代33円/kWhで試算

見ての通り、LEDは消費電力が約半分になるため、電気代も半分になります。さらに、寿命が約3倍以上長いため、交換の手間や費用も大幅に削減できます。オフィスや店舗など、たくさんの照明を使っている場所ほど、LED化のメリットは絶大です。

構造と安全性：環境への配慮

蛍光灯は、ガラス管の中に水銀ガスを封入し、紫外線を発して蛍光物質を光らせるという複雑な構造です。そのため、割れると水銀が漏れるリスクがあります。
一方、LED（Light Emitting Diode＝発光ダイオード）は、半導体を使った構造であり、水銀を一切使用していません。
また、蛍光灯は点灯時に紫外線も発するため、室内の展示物やポスターなどが日焼けすることがありましたが、LEDは紫外線がほとんど出ないため、美術館や店舗などでも安心して使えるというメリットもあります。

初期費用はかかりますが、長期的に見ればLEDは「節約」と「環境保護」の面で賢い選択と言えます。

まとめ：ダイソーでLED蛍光灯が見つからなかった時の次の一手

ダイソーでLED蛍光灯を探して見つからなかったという経験は、多くの人が通る道です。今回の記事で、その理由と、あなたが取るべき次の一手が明確になったかと思います。

改めて、重要なポイントをまとめておきましょう。

• ダイソーに直管型LED蛍光灯は売ってない：規格の複雑さや安全性の問題から、基本的に取り扱いはありません。
• 代替品は豊富：ダイソーでは、USBライトや人感センサー付きライトなど、便利な小型LED照明で代用しましょう。
• 購入の際は規格をチェック：ホームセンターやネット通販で買う際は、「グロー式か、ラピッドスタート式か」を必ず確認し、「工事不要」タイプでもグローランプを外すことを忘れないでください。
• 安心感を重視するなら：電気工事士に依頼して、器具をLED専用にバイパス工事してしまうのが、最も安全で長寿命な方法です。

LEDへの交換は、少し手間がかかるかもしれませんが、その後の電気代や交換の手間が大幅に減ることを考えれば、今やる価値は十分にあります。
この記事を参考に、あなたの家に最適な明るさを手に入れてくださいね！モモストアも応援しています。