スペインでしか買えないお土産決定版!現地在住者が選ぶ食品・雑貨のおすすめ15選
¡Hola! スペイン旅行、本当に楽しみですよね!
情熱的なフラメンコ、美食のタパス、そしてガウディの美しい建築物など、魅力があふれる国スペイン。
せっかく行くなら、日本で手に入らない、とっておきの「限定お土産」を見つけたいですよね。
この記事では、現地在住者のモモストアが、本当に喜ばれる「スペインでしか買えない」と言われる、食品から雑貨までのおすすめアイテムを厳選してご紹介します。
ばらまき土産から、大切な人へのとっておきの一品まで、お土産選びのヒントがきっと見つかりますよ!
これさえ読めば、あなたのお土産選びは完璧です!
・自宅で本場の味を再現!料理好き必見の調味料とキット
・ホロホロ食感に夢中!スペインの伝統的な焼き菓子・チョコレート
・バルセロナ発祥の高級ブランド!カカオサンパカの絶対買うべき逸品
・スペインの食卓を彩る!本場産オリーブオイルと美味しい食べ方
- スペインでしか買えないお土産はコレ!食品編の定番人気3選
- 自宅で本場の味を再現!料理好き必見の調味料とキット
- ホロホロ食感に夢中!スペインの伝統的な焼き菓子・チョコレート
- バルセロナ発祥の高級ブランド!カカオサンパカの絶対買うべき逸品
- スペインの食卓を彩る!本場産オリーブオイルと美味しい食べ方
- イベリコ豚の生ハム(ハモン・イベリコ)をお土産にする際の注意点
- 飾って使って楽しめる!女子ウケ抜群のおしゃれ雑貨アイテム
- 足元からスペイン気分!人気のエスパドリーユと専門店
- 旅の思い出を形に!地方色豊かなスペイン陶器(タラベラ焼き・アズレージョ)
- スペインの夏には欠かせない!伝統的な扇子(アバニコ)の魅力
- ばらまき土産に最適!スーパーで手軽に買えるお菓子・ドリンク
- スペインワインと変わり種リキュール!お酒好きが唸る一本
- 【モモストア流】お土産選びで失敗しないための3つの鉄則
- スペインお土産はどこで買う?購入場所別おすすめガイド
スペインでしか買えないお土産はコレ!食品編の定番人気3選

まずは、スペインの食文化を凝縮したような、定番かつ人気の高い食品のお土産を3つご紹介します。
これらのアイテムは、スペインを訪れたら絶対に見逃せない、マストバイなものばかりです。
帰国後もスペインの味を楽しめるので、自分用にもぜひ買って帰ってくださいね。
トゥロン(Turrón):500年の歴史を持つ伝統菓子
トゥロンは、アーモンドやナッツをふんだんに使い、ハチミツや砂糖で固めた、スペインの500年以上の歴史を持つ伝統的なヌガー菓子です。
特にクリスマスシーズンには国民的なお菓子として親しまれていますが、専門店やデパートでは一年中購入することができますよ。
このお菓子は、スペイン国内でも特にバレンシア州のアリカンテ県とヒホナが産地として有名で、地域によって製法や食感が大きく異なります。
トゥロンには主に2種類あるのが特徴です。どちらを選ぶかによって、食感や味わいが全く変わってくるので、ぜひ試食して自分の好みのものを見つけてみてください。
| 種類 | 特徴 | 食感と味わい | おすすめの購入場所 |
| アリカンテ(Alicante) | アーモンドを丸ごと、または粗く砕いて固めたハードタイプ。 | ガリガリとした歯ごたえが楽しい、硬質な食感。 アーモンドの風味をダイレクトに感じられます。 |
スーパー、デパート、専門店(Vicensや1880) |
| ヒホナ(Jijona) | アーモンドをペースト状にしてハチミツと練り上げたソフトタイプ。 | キャラメルのようなねっとりとして、口どけ滑らかな食感。 甘みが強く、濃厚な味わいです。 |
トゥロンは個包装になっているものも多く、配りやすいのも嬉しいポイントです。老舗ブランド「1880」や「Vicens」のものはパッケージも豪華でお土産にぴったりですよ。
また、伝統的な味だけでなく、チョコレートやトリュフ、ヨーグルトなど、現代風にアレンジされた新しいフレーバーもたくさん登場しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
常温で保存ができて日持ちも長いので、お土産として持ち帰るのにも適しています。
パエリアキット:本格的な味を自宅で簡単に
スペイン料理の代名詞ともいえるパエリア。
本場バレンシア地方の味を自宅で手軽に再現できる「パエリアキット」は、料理好きの方へのお土産として、また、旅の思い出に浸りたい自分用としても非常に人気が高いアイテムです。
キットには、本格的なパエリアを作るために必要なものが一通り揃っています。
主な内容物は以下の通りです。
- パエリア専用のお米:日本のものとは異なり、粘り気が少なく、スープをよく吸い込む種類のお米が使われています。
- サフランやパプリカなどのスパイス:パエリアの美しい色と風味を決定づける、本場スペイン産のスパイスがセットになっています。
- ブイヨンまたはシーズニング:魚介や鶏肉の旨味が凝縮された、パエリアのベースとなる出汁です。
さらに、本格的な調理を楽しみたい方には、専用の浅い鍋「パエリアパン(パエジェーラ)」がセットになったものもおすすめです。
大小様々なサイズがあるので、家族構成に合わせて選んでみてください。
パエリアキットは、調理が簡単なのに本格的な味が楽しめるため、「あの時の旅行の味をもう一度!」という思い出を共有できる素晴らしいお土産になりますよ。
もし、自宅でパエリアを作ることに興味がある方は、こちらのサイトで本場のパエリアのレシピを検索してみてはいかがでしょうか?新しいレシピが見つかるかもしれません。
コラカオ(ColaCao):スペインの国民的チョコレートドリンク
スペインで「チョコレートドリンク」と言えば、老若男女問わず愛されているのがこのコラカオです。
濃厚なココアパウダーで、スペインでは朝食や夕食後のデザートとして、温かいミルクに溶かして飲むのが一般的です。
日本のココアとは少し違い、カカオの風味が強く、甘さ控えめでスッキリとした後味が特徴です。
特に、牛乳と混ぜたときにわずかに残る、あの独特の粒々の食感がたまらないというファンも多いんですよ。
コラカオはスーパーに行けば必ずと言っていいほど置いてあり、様々な種類が販売されています。
お土産におすすめなのは、かさばらず、配りやすい以下のタイプです。
- スティックタイプ(個包装):一杯分ずつ小分けになっているので、ばらまき土産に最適です。職場や友人にも手軽に配れます。
- コラカオタワー:筒状の可愛らしいパッケージに50袋ほどのスティックが入ったもので、見た目も豪華でお土産映えします。
子供から大人まで楽しめるコラカオは、「スペインの日常の味」を持ち帰るのに最適な一品です。
寒い日に温かいコラカオを飲めば、たちまちスペインのカフェにいるような気分に浸れますよ。
モモストアは個人的に、温めた牛乳にたっぷりのコラカオを入れて、朝に飲むのが最高の贅沢だと思っています。
自宅で本場の味を再現!料理好き必見の調味料とキット
スペインは世界有数の美食の国です。その味の秘密は、良質なオリーブオイルや、料理を彩るスパイス、そして独特の調味料にあります。
料理好きの方や、自宅で本格的なスペイン料理に挑戦したい方へのお土産として、特におすすめしたい調味料とキットをご紹介します。
パプリカとサフラン:料理の色と香りを決定づけるスパイス
スペイン料理において、「色」と「香り」を決定づけるのがパプリカ(ピメントン)とサフランです。
これらのスパイスは、日本でも手に入りますが、スペイン産は品質、種類、価格の面で格段に優れており、現地で買う価値が非常に高いです。
パプリカ(Pimentón)
スペインのパプリカは、ただの粉末ではありません。燻製されたパプリカパウダー(ピメントン・デ・ラ・ベラ)は、豊かな燻製の香りを持ち、ソーセージのチョリソーやパエリアの風味付けに欠かせない、スペイン独自のスパイスです。
甘口(Dulce)、辛口(Picante)、中間(Agridulce)の3種類があるので、料理に合わせて選びましょう。
サフラン(Azafrán)
世界で最も高価なスパイスの一つであるサフランも、スペインのラ・マンチャ地方で最高品質のものが生産されています。
パエリアの鮮やかな黄色と独特の香りを出すためには欠かせません。
日本では高価でなかなか手が出ませんが、現地では比較的リーズナブルに、質の高いものを手に入れることができます。
小瓶に入ったサフランは見た目も美しく、高級感があるので、特別なお土産としても喜ばれます。
購入の際は、スーパーや市場のスパイス専門店を覗いてみてください。
特にサフランは、品質の証明である「D.O.P. La Mancha」マークが付いているものを選ぶと安心です。
燻製オリーブオイル:新感覚のフレーバーオイル
オリーブオイルについては後述しますが、ここでは一味違う「燻製オリーブオイル」をご紹介します。
「FINCA LA BARCA(フィンカ・ラ・バルカ)」などのブランドが有名で、高品質なオリーブオイルをスペインの熟練職人が燻製しています。
芳醇な燻製の香りがオリーブオイルに移り、まるでベーコンのような深い旨味とコクが生まれるのが特徴です。
このオイルは、いつもの料理に数滴加えるだけで、全く新しい風味を生み出します。
- サラダにかけるだけで、まるで燻製チーズのような風味に。
- スープやパスタの仕上げに垂らすと、料理の奥行きがぐっと深まります。
- トーストや卵料理にかけるのもおすすめです。
日本ではまだまだ珍しいフレーバーオイルなので、料理好きのご友人へのサプライズなお土産として、間違いなく喜ばれますよ。
通常のオリーブオイルに比べて価格は少し上がりますが、その価値は十分にあります。
お土産として持ち帰る際は、瓶が割れないよう、タオルなどで丁寧に包んでスーツケースの真ん中に入れるようにしましょう。
ホロホロ食感に夢中!スペインの伝統的な焼き菓子・チョコレート
スペインには、クリスマスや特別な祝いの日に食べられる、伝統的で素朴ながらも魅力的な焼き菓子がたくさんあります。
特に口の中でホロホロと崩れる食感が特徴のポルボロンは、一度食べたら忘れられないほどの美味しさです。
ここでは、そんなスペインの伝統菓子と、国民的なチョコレートをご紹介します。
ポルボロン(Polvorón):幸せを呼ぶ口どけ
ポルボロンは、アーモンドパウダーやラード、小麦粉を主原料とする、アンダルシア地方発祥の伝統的な焼き菓子です。
このお菓子の最大の特徴は、その名の通り「粉っぽさ」を感じさせるような、ホロホロとした独特の食感にあります。
口に入れると同時に崩れて、アーモンドの香ばしさと優しい甘さが広がります。
スペインでは「ポルボロンを口に入れたら、溶けてなくなるまでに3回『ポルボロン』と唱えると幸せが訪れる」というジンクスがあるほど、縁起の良いお菓子とされています。
このホロホロ感を保つために、生地は非常にデリケートに作られており、日本ではなかなかこの食感を再現したものを手に入れるのは難しいでしょう。
ポルボロンは、定番のプレーン味の他に、シナモンやカカオ、レモン味など様々なフレーバーがあります。
個包装されているものがほとんどなので、会社や学校へのばらまき土産としても最適です。
また、老舗の修道院で作られているポルボロンは、伝統的な製法を守り、素朴ながらも非常に質の高い味わいを楽しめます。観光地のお土産屋だけでなく、修道院や専門店を探してみるのも楽しいですよ。
ポルボロンを食べる際は、周りの紙を剥がす前に、手のひらで軽く握って固めてから食べるのが現地流です。そうすることで、口に入れたときに粉が飛び散るのを防ぐことができます。
このユニークな食べ方も含めて、ぜひお土産話と一緒に渡してみてくださいね。
ポルボロンの詳しい食べ方や歴史については、Googleで検索してみるのも面白いでしょう。
マサパン(Mazapán)とカルキニョーリス(Carquinyolis)
スペインには、ポルボロン以外にも魅力的な伝統菓子があります。
マサパン(Mazapán)
マサパンは、アーモンドと砂糖を練り上げて作る、非常にシンプルなお菓子です。
トレドが有名で、様々な動物や花などの形に成形された見た目も可愛らしいものが多く、お饅頭のような素朴な甘さが特徴です。
これは、アーモンドの香りと風味を最大限に楽しむためのお菓子で、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。
トレドの老舗には、芸術品のようなマサパンが並んでおり、見て回るだけでも楽しいですよ。
カルキニョーリス(Carquinyolis)
カタルーニャ地方で親しまれている伝統的な硬めのクッキーです。
アーモンドやナッツが生地に練り込まれており、二度焼きされているため、サクッとした食感とナッツの香ばしさが特徴です。
イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)と似ていますが、カルキニョーリスはより軽く、甘さも控えめなものが多いです。
日持ちがするので、旅行中に少しずつ食べたり、帰国後も長く楽しめたりするのも魅力です。
軽い朝食代わりや、ワインのおつまみとしても楽しまれています。
これらの伝統菓子は、それぞれ地域色が強く、その土地に行かなければなかなか手に入らないものもあります。旅行の移動中に、各地方の伝統菓子を探してみるのも醍醐味の一つです。
| 菓子名 | 主な産地 | 特徴 | おすすめの食べ方 |
| ポルボロン | アンダルシア地方 | ホロホロと崩れる口どけの良さ。 | 手のひらで固めてから一口で。 |
| マサパン | トレド | アーモンドと砂糖のねっとりした甘さ。 | エスプレッソや紅茶と一緒に。 |
| カルキニョーリス | カタルーニャ地方 | ナッツ入りの硬めで香ばしいクッキー。 | ワインや食後のデザートに。 |
バルセロナ発祥の高級ブランド!カカオサンパカの絶対買うべき逸品
バルセロナは、ガウディ建築だけでなく、実はチョコレートブランドの宝庫でもあります。
その中でも、世界的な知名度を誇る高級チョコレートブランドが「CACAO SAMPAKA(カカオサンパカ)」です。
日本にも店舗はありますが、やはり本場のバルセロナ本店やマドリードの支店で購入すると、品揃えや限定商品の多さ、そして価格の面で大きなメリットがあります。
高品質なカカオ豆にこだわる芸術的なチョコレート
カカオサンパカは、厳選された高品質なカカオ豆を使用し、カカオ本来の味を最大限に引き出した、非常に濃厚で洗練された味わいが特徴です。
ただ甘いだけでなく、カカオの持つ酸味や苦味、フルーティーな香りが絶妙に調和しており、まるで芸術作品のようなチョコレートばかりです。
お土産として特に人気があるのは以下のアイテムです。
- ボンボン・ショコラ:カラフルで繊細なデザインのボンボンは、見た目も華やかで、特に女性へのお土産として喜ばれます。オリジナルで詰め合わせを作れるのも魅力です。
- タブレット・チョコレート:世界各地のカカオ豆を使ったシングルオリジンのタブレットは、カカオの産地ごとの個性を楽しむことができ、チョコレート通の方へのお土産に最適です。
- カカオのドリンク:濃厚なチョコレートドリンクは、日本で飲むものとは一線を画す深い味わいです。粉末タイプや瓶入りの液体タイプがあり、自宅で贅沢なひとときを過ごせます。
パッケージデザインも非常に洗練されており、高級感があるため、目上の方や特別な方へのお土産としても最適です。
バルセロナ本店では、イートインスペースもあり、濃厚なホットチョコレートをその場で楽しむこともできます。旅行の合間に立ち寄って、一息つくのもおすすめですよ。
日本で購入するよりも、現地で買った方が種類が豊富で、価格も抑えられることが多いので、チョコレート好きなら絶対に立ち寄るべきスポットです。
スペインの食卓を彩る!本場産オリーブオイルと美味しい食べ方
スペインは、世界最大のオリーブオイル生産国であり、その品質は世界最高峰とされています。
スーパーに行けば、棚いっぱいに様々な種類のオリーブオイルが並んでおり、まさにオリーブオイル天国です。
日本で購入できる高級オイルよりも、現地でははるかに新鮮で高品質なオイルを、手頃な価格で手に入れることができます。
O.P.認定!地域の個性を楽しむオリーブオイル
スペインのオリーブオイルの魅力は、その多様性にあります。
アンダルシア地方、カタルーニャ地方など、地域によって栽培されるオリーブの品種や気候が異なるため、それぞれに個性が光るオイルが生まれます。
お土産として選ぶ際に注目すべきは、「D.O.P.(原産地呼称保護)」マークです。
これは、その地域の伝統的な方法で生産され、品質基準を満たしていることを証明するものです。
特に以下の品種や産地のオイルは人気があります。
- ピクアル種(Picual):アンダルシア地方で主に栽培され、フルーティーな香りと、喉に感じるピリッとした辛みが特徴です。安定性が高く、加熱調理にも向いています。
- アルベキーナ種(Arbequina):カタルーニャ地方が有名で、非常にフルーティーで甘みが強く、繊細でマイルドな味わいです。サラダや魚料理、そのままパンにつけて食べるのに最適です。
自宅でのオリーブオイルの楽しみ方と保存方法
新鮮なエキストラバージンオリーブオイルは、できるだけ生のまま、その香りと風味を楽しむのが一番です。
モモストアがおすすめする現地流のシンプルな楽しみ方は以下の通りです。
- パンにつけて:焼いたバゲットにオイルをたっぷりかけ、塩を少々振るだけ。これだけで最高のタパスになります。
- サラダのドレッシングとして:レモン汁や少量のビネガーと混ぜて、新鮮な野菜にかける。
- 魚料理の仕上げに:焼いた魚や、ガスパチョなどの冷製スープに、風味付けとして数滴垂らす。
また、オリーブオイルは光と熱に弱いので、持ち帰った後の保存にも注意が必要です。
購入した後は、光を通さない缶や濃い色の瓶に入ったものを選び、帰国後も涼しい暗所で保管するようにしてください。
オリーブオイルの最適な保存方法を調べて、最後まで美味しく楽しんでくださいね。
専門店では試飲ができるところもありますので、ぜひ色々な種類を試して、お気に入りの一本を見つけてください。
イベリコ豚の生ハム(ハモン・イベリコ)をお土産にする際の注意点
スペインの食文化の頂点に君臨すると言っても過言ではないのが、イベリコ豚の生ハム、「ハモン・イベリコ(Jamón Ibérico)」です。
その中でも、ドングリを食べて育ったイベリコ豚から作られる「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ(Jamón Ibérico de Bellota)」は、ナッツのような芳醇な香りと、口の中でとろける上質な脂が特徴で、まさに絶品です。 しかし、これを日本に持ち帰る際には、いくつかの重要な注意点があります。
日本への持ち込み規制と真空パックの選び方
日本には、動物検疫制度があるため、生肉製品(骨付きの生ハム原木など)を個人が日本へ持ち込むことは厳しく禁止されています。
ですが、安心してください。
以下の条件を満たした製品であれば、お土産として持ち帰ることが可能です。
- 加熱処理済みの製品、または完全に乾燥・塩漬けされ、長期保存可能な真空パック製品。
- 販売店で検疫証明書(公的なもの)のコピーを添付してもらえる、または、元々検疫済みとして販売されているもの。
実際には、空港やデパート、専門店の多くが、お土産として日本への持ち込みが可能な「スライスされた真空パック」を販売しています。
この真空パック製品を選ぶのが、最も安全で確実な方法です。
真空パック製品の選び方と保存のコツ
スライスされた生ハムの真空パックを選ぶ際にも、少しこだわりを持つと、より美味しく楽しめます。
| チェックポイント | 理由とアドバイス | 備考 |
| 銘柄(ランク) | 「ベジョータ(Bellota)」が最高級です。 「セボ・デ・カンポ(Cebo de Campo)」なども美味しいですが、ベジョータが最も風味が豊かです。 |
パッケージの表記をよく確認しましょう。 |
| カット(厚さ) | 手切り(Corte a Cuchillo)のスライスは、機械切りよりも風味が保たれやすいと言われています。 | 手切りは少し厚めで、肉の食感を楽しめます。 |
| 保存方法 | 帰国後も、できるだけ涼しい場所(冷蔵庫の野菜室など)で保管し、 開封後はすぐに食べるのが理想です。 |
開封前に常温に戻すと、脂が溶けて風味がよくなります。 |
お店によっては、その場で生ハムをスライスし、お土産用に真空パックにしてくれるサービスもあります。
これは、新鮮な香りをそのまま封じ込めることができるので、非常におすすめです。
購入時に、店員さんに「Para llevar a Japón. ¿Es posible?」(日本に持って帰りたいのですが、可能ですか?)と尋ねてみると親切に対応してくれるはずですよ。
せっかくの最高級生ハムですから、自宅でも上手にカットして、ワインと一緒に楽しんでくださいね。
飾って使って楽しめる!女子ウケ抜群のおしゃれ雑貨アイテム
食品だけでなく、スペインには日常を彩る、センスの良い雑貨がたくさんあります。
ここでは、特に女性へのお土産として喜ばれる、デザイン性と実用性を兼ね備えたアイテムをご紹介します。
スペインの情熱や色彩、伝統を感じられる雑貨は、旅の思い出を形にして残すのにぴったりです。
デシグアル(Desigual)の小物:遊び心のあるデザイン
デシグアルは、バルセロナ発祥のファッションブランドで、カラフルで大胆なパッチワークや、アーティスティックなプリントが特徴です。
その名の通り、「Desigual(不均一、他とは違う)」というコンセプトの通り、個性的で遊び心に溢れたデザインが世界中で愛されています。
ファッションアイテムは少し派手すぎて躊躇してしまうかもしれませんが、お土産としておすすめなのは、以下の小物類です。
- エコバッグ:軽量でコンパクトにたためるエコバッグは、マヨルカ島の風景など、スペインの魅力をモチーフにした美しいデザインが多く、実用性も高いです。
- ポーチや財布:デシグアルらしいカラフルなデザインのポーチや小さめの財布は、バッグの中でも見つけやすく、持つだけで気分が上がります。
- スカーフやストール:シルクやコットンのスカーフは、シンプルな洋服のアクセントになり、スペインらしい華やかさをプラスしてくれます。
これらの小物類は、日本国内の店舗やオンラインショップで購入するよりも、現地で買った方が価格が抑えられることが多く、品揃えも豊富です。
特にセール時期を狙うと、かなりお得に手に入れることができますよ。
お土産を渡す相手の個性に合わせて、最もデシグアルらしい「他とは違う」一品を選んでみてください。
ブボ・バルセロナ(bubo BARCELONA)のスイーツ雑貨
カカオサンパカに並ぶ、バルセロナの高級パティスリー&チョコレートブランドが「ブボ・バルセロナ」です。
こちらは、その芸術的なケーキやマカロンだけでなく、パッケージの美しさや雑貨類も非常に人気があります。
特にお土産としておすすめしたいのが、「ブボ・バルセロナ」のロゴが入ったトートバッグやマグカップです。
シンプルながらも洗練されたデザインは、日常使いしやすく、ブランドの高級感をさりげなくアピールできます。
また、こちらのブランドの焼き菓子やジャムは、パッケージが可愛らしく、食べ終わった後も箱を小物入れとして使えるなど、二度楽しめるのも魅力です。
バルセロナのシウタ・ベリャ地区に本店があり、店内はまるで美術館のように美しいチョコレートやスイーツが並んでいます。お土産を選ぶだけでなく、その空間にいること自体が、素敵な思い出になりますよ。
足元からスペイン気分!人気のエスパドリーユと専門店
スペイン発祥の伝統的な履物であるエスパドリーユ(Espadrilles)は、夏のファッションには欠かせない、軽量で快適な麻底の靴です。
かつては農民の作業靴でしたが、今では世界中のファッショニスタに愛されるおしゃれアイテムへと進化しました。
このエスパドリーユも、本場スペインでしか手に入らない、手作りの温かみがこもった逸品です。
カジュアルからエレガントまで揃う魅力
エスパドリーユの魅力は、何と言ってもその多様性です。
伝統的なフラットシューズタイプから、ウェッジソールでエレガントなタイプ、リボンを足首に巻くタイプまで、デザインは無限にあります。
スペインで買うべきエスパドリーユのポイントは、以下の通りです。
- 豊富なカラーバリエーション:日本では見かけないような鮮やかな色や、大胆な柄のものが豊富に揃っています。
- 職人の手仕事:特に老舗の専門店では、靴職人による手縫いのエスパドリーユが手に入ります。履き心地が良く、耐久性にも優れています。
- 価格:現地では、高品質な手作り品でも、日本で購入するよりはるかにリーズナブルな価格で手に入ることが多いです。
サンダルがわりとして日常使いできるだけでなく、ウェッジソールタイプは、夏のパーティーやリゾート地でのエレガントな装いにもぴったりです。
旅行中に履き潰す用と、お土産用、自分用の少し良いものなど、複数足購入する方も多いんですよ。
マドリードの老舗「Casa Hernanz」
マドリードの中心地にある「Casa Hernanz(カサ・エルナンデス)」は、1840年創業の老舗エスパドリーユ専門店です。
このお店では、昔ながらの製法で作られた高品質なエスパドリーユを、驚くほど手頃な価格で購入できます。
店内にはシンプルなものから、カラフルなものまで、壁一面にエスパドリーユが並べられており、その光景は圧巻です。
地元の人や観光客でいつも賑わっていますが、待ってでも購入する価値のあるお店です。
自分の足にぴったりのサイズと色を見つける喜びは、忘れられないお土産体験になるでしょう。
エスパドリーユは軽量でスーツケースにも入れやすいため、たくさん買って帰っても邪魔になりませんよ。
また、天然素材で作られているため、通気性が良く、夏の暑い日には本当に快適な履き心地です。
旅の思い出を形に!地方色豊かなスペイン陶器(タラベラ焼き・アズレージョ)
スペインの街並みを歩くと、その随所に見られるのが、美しい陶器やタイルの装飾です。
スペイン陶器は、何世紀にもわたる歴史と、アラブ文化の影響を受けた独特の意匠が特徴で、飾っても使っても楽しい、一生ものの素敵なお土産になります。
タラベラ焼きとアズレージョの魅力
スペイン陶器には、地域によって様々なスタイルがあります。
タラベラ焼き(Talavera de la Reina)
マドリード近郊のタラベラ・デ・ラ・レイナが産地として有名なタラベラ焼きは、鮮やかな青と黄色を基調とした、緻密で大胆な手書きの絵付けが特徴です。
皿やボウル、花瓶といった食器類だけでなく、壁掛けの装飾タイルなども作られています。
特に、アンダルシア地方のセビリア焼なども人気が高く、大胆な色使いとアラベスク模様が美しいです。
陶器は重さがありますが、丁寧に梱包して持ち帰れば、帰国後もスペインの色彩を日常に取り入れることができますよ。
アズレージョ(Azulejo)
ポルトガルが有名ですが、スペインのアンダルシア地方でも、アズレージョ(装飾タイル)の文化が深く根付いています。
白、黒、緑、黄色の伝統的なイスラム模様を取り入れたタイルは、建築物の装飾に使われるだけでなく、コースターや鍋敷きとして使えるお土産用の小さなサイズも販売されています。
小さくても、その美しさは一級品で、キッチンや食卓を華やかに彩ってくれます。
お土産を選ぶ際は、裏側がコルクなどで保護されているものを選ぶと、テーブルを傷つけずに使えます。
購入の際の注意点とおすすめの品
陶器やタイルは割れやすいので、購入する場所と梱包方法が非常に重要です。
- 専門店や工房:観光地のお土産屋よりも、職人が運営する工房や専門店で購入することをおすすめします。
品質が高く、壊れないように丁寧に梱包してくれます。 - 実用的な食器:ティーカップ、エスプレッソカップ、タパス皿など、日常的に使えるサイズのものを揃えると、使うたびにスペインを思い出せます。
現地で購入した陶器で、イベリコ豚の生ハムやオリーブオイルを楽しむという贅沢なセットをお土産にするのも素敵ですね。
アズレージョの歴史を少し調べてから見学すると、その美しさがさらに深く理解できますよ。
スペインの夏には欠かせない!伝統的な扇子(アバニコ)の魅力
スペインの暑い夏には、どこに行っても地元の人が優雅に扇子を扇いでいる姿を見かけます。
この扇子を「アバニコ(Abanico)」と呼び、ただの涼をとる道具としてだけでなく、ファッションアイテムやフラメンコの小道具として、スペイン文化に深く根付いています。
アバニコは、軽くてかさばらず、そして非常に「スペインらしい」お土産として人気が高いです。
アバニコの素材とデザインの選び方
アバニコは、素材やデザインによって価格や雰囲気が大きく変わってきます。 お土産にするなら、ぜひ観光地のお土産屋だけでなく、老舗の専門店や工房を覗いてみてください。
素材
- 木製(ウッド):サンダルウッドやナシの木など、様々な木材が使われます。特に透かし彫りが施されたものは美しく、扇ぐたびに木の香りが広がるものもあります。
- 布製(ファブリック):レースやシルク、綿などが使われます。華やかな絵付けや刺繍が施されたものは、フラメンコダンサーが使うような、より本格的な雰囲気があります。
デザイン
伝統的な風景や花のモチーフ、またはアズレージョのような幾何学模様が描かれたものが定番です。
シンプルな無地のものも、ファッションに合わせて使いやすく、モダンなデザインのものも増えてきています。
アバニコが持つ文化的な意味
アバニコは、かつてスペインでは女性たちが「秘密のメッセージ」を伝えるための道具としても使われていました。
開け方、扇ぎ方、持ち方一つ一つに意味があり、それを使って男性とコミュニケーションを取っていたという、ロマンチックな歴史があります。
例えば、「扇子をゆっくり扇ぐのは『あなたに興味がある』」といった具合です。
このアバニコは、実用性だけでなく、スペインの歴史と文化を感じさせてくれる、非常に魅力的なお土産です。
帰国後、日本の夏に使えば、周りの目を引くこと間違いなしですよ。
| 使用シーン | アバニコの種類 | 選ぶ際のポイント |
| 日常使い(涼をとる) | 木製、またはシンプルな布製。 | 軽さ、耐久性、開閉のスムーズさ。 |
| フォーマルな場やダンス | レース、手描きのエレガントな布製。 | デザインの華やかさ、扇いだときの「音」。 |
| ばらまき土産 | プラスチックや簡単な木製の安価なもの。 | 色違いで揃えやすい価格帯のもの。 |
ばらまき土産に最適!スーパーで手軽に買えるお菓子・ドリンク
職場や友人など、たくさんの人に配るお土産を探しているなら、地元のスーパーマーケットに行くのが一番です。
スーパーには、安くて美味しく、かさばらない、ばらまき土産にぴったりの掘り出し物がたくさんあります。
ここでは、特に人気の高いお菓子とドリンクをご紹介します。
トーレスのポテトチップス:グルメなフレーバー
スペイン発祥の高級ポテトチップスブランド「TORRES SELECTA(トーレス・セレクタ)」は、グルメなフレーバーと、上質な油で揚げたサクサクの食感が特徴で、世界中の美食家から注目されています。
日本では高級輸入食品店でしか見かけませんが、現地スーパーでは手軽に購入できます。
特におすすめのフレーバーは以下の通りです。
- イベリコハム味:スペインならではのフレーバーで、濃厚な生ハムの風味と塩味が絶妙にマッチしています。
- 黒トリュフ味:トリュフの芳醇な香りが口いっぱいに広がり、まるで高級レストランで出てくるような味わいです。
- キャビア味:珍しいキャビアフレーバーは、少し贅沢で、お土産話にもなります。
油っぽさが少なく、ポテト本来の味と上質な調味料の風味が際立っており、普通のポテトチップスとは一線を画す美味しさです。
パッケージが海外サイズで少し大きいですが、スーツケースに余裕があれば、ぜひ複数種類買って帰りましょう。
チュッパチャプスとスミレのキャンディー
実は、世界中で愛されているロリポップキャンディー「チュッパチャプス」は、スペイン・バルセロナ発祥です。
現地では、空港や売店で大容量のセットや、日本未発売の限定フレーバーが手に入ることがあります。
特に、通常の10倍ほどもある巨大なチュッパチャプスは、見た目のインパクト大で、子供たちへのお土産に最適です。
軽くてかさばらず、手軽に配れるので、ばらまき土産の定番として非常に人気があります。
また、マドリードの老舗キャンディーショップ「La Violeta(ヴィオレータ)」で売られている「スミレのエキス入りキャンディー」もおすすめです。
エレガントなデザインの缶や包装紙に包まれており、スミレの優しい香りと上品な甘さが特徴です。
缶に入ったものは、キャンディーを食べ終わった後も小物入れとして使えるため、女性へのお土産として非常に喜ばれますよ。
スーパーやコンビニ、キオスクなど、どこでも手に入る身近なアイテムの中に、スペインらしいユニークなお土産が隠れています。探すのも楽しいですよ。
スペインワインと変わり種リキュール!お酒好きが唸る一本
スペインは、フランス、イタリアと並ぶ世界有数のワイン生産国です。
特にリオハやリベラ・デル・ドゥエロなど、原産地呼称(D.O.)に認定された高品質なワインは、日本で買うよりも格段に安く手に入るため、お酒好きの方へのお土産には最適です。 また、ワイン以外にも、スペインならではのユニークなリキュールや飲み物があります。
スペインワインとカヴァ(Cava)
ワイン(Vino)
スペインワインの魅力は、その土着品種の多様性と、テンプラニーリョやガルナッチャといったブドウ品種から生まれる、力強くも繊細な味わいにあります。
ワイナリー巡りやテイスティングツアーに参加し、その場で気に入った一本を購入するのが最もおすすめですが、街中のワインショップやデパートでも、ソムリエに相談しながら選ぶことができます。
特に、「レセルバ(Reserva)」や「グラン・レセルバ(Gran Reserva)」といった熟成期間の長いワインは、深みが増し、特別な日の一本として最適です。
カヴァ(Cava)
カヴァは、フランスのシャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵」という伝統的な製法で作られる、スペインを代表するスパークリングワインです。
ほとんどがカタルーニャ地方で生産されており、フルーティーでキレがあり、非常にコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
日本で買うよりもずっと安く、デイリーワインとしても楽しめるので、数本買って帰るのもおすすめです。
お祝い事やパーティーにもぴったりの、華やかなお土産になります。
アニスのリキュールとブルーワイン
ワイン以外にも、スペインには面白い飲み物があります。
アニス(Anís)のリキュール
アニスは、アニスシードというスパイスの風味をつけたリキュールで、独特の甘い香りが特徴です。
そのままストレートで飲むほか、水で割ると白濁する性質があり、食後酒として親しまれています。
「アニス・デル・モノ(Anís del Mono)」という銘柄が有名で、猿のラベルが可愛らしく、インパクトのあるお土産になります。
ブルーワイン(Blue Wine)
2016年にスペインの企業が開発し、一躍話題になったのが、その名の通り鮮やかな青色のワインです。
赤ブドウと白ブドウをブレンドし、天然の着色料とフレーバーで色付けされています。
伝統的なワインではありませんが、見た目のユニークさから、若い層やSNSユーザーの間で人気があります。
ノベルティ的なお土産として、友人やパーティー好きの方に贈ると、驚きと話題を提供できるでしょう。
ただし、お酒は重いので、スーツケースの重量制限には十分注意して選んでくださいね。
【モモストア流】お土産選びで失敗しないための3つの鉄則
たくさんのおすすめをご紹介しましたが、「結局何を買ったらいいか迷ってしまう」という方もいるかもしれません。
ここでは、お土産選びで後悔しないために、モモストアが実践している3つの簡単な鉄則をお伝えします。
これを守れば、あなたのお土産選びはきっと成功しますよ。
鉄則1:食品は「試食」と「日持ち」を最優先にする
スペインの食品は美味しいものが多いですが、人によっては好き嫌いが分かれるものもあります。特にトゥロンやマサパンなどは、独特の甘さや食感があります。
- 試食の活用:市場や専門店では、試食ができることが多いです。
必ず試食をして、自分が本当に美味しいと感じたものを選ぶようにしましょう。 - 賞味期限の確認:伝統菓子の中には、意外と日持ちしないものもあります。特に生ハムの真空パックや、フレッシュなチョコレートなどは、帰国後すぐに渡せるか、相手がすぐに食べられるかを確認しましょう。
できれば、1ヶ月以上の賞味期限があるものを選ぶと安心です。
また、スペインの空港のセキュリティチェックでは、オリーブオイルなどの液体物の量には制限がありますので、機内持ち込みではなく、預け入れ荷物に入れるように注意しましょう。
鉄則2:雑貨は「実用性」と「軽さ」で選ぶ
スペイン陶器やフラメンコ衣装など、見た目が豪華なものは魅力的ですが、重さや持ち帰りの大変さ、そして帰国後の使い道に困ってしまうこともあります。
- 実用性の確認:お土産は、使ってもらってこそ価値があります。
キーホルダーよりも、アバニコやエスパドリーユ、またはデシグアルのポーチなど、日常的に使えるものを選ぶと喜ばれます。 - 軽さの意識:陶器を選ぶ際も、重い大皿ではなく、エスプレッソカップやタパス皿など、小さくて軽いものに絞りましょう。
スーツケースの重量制限は、思ったよりも早く上限に達してしまいます。
旅の思い出を形に残すのは素敵ですが、相手にとって負担にならないものを選ぶのが、「粋なお土産」の条件です。
鉄則3:購入場所は「専門店」と「市場」を使い分ける
どこで買うかによって、商品の品質や価格が大きく変わってきます。
- 専門店やデパート:品質とパッケージを重視したい、特別な人へのお土産は、カカオサンパカや老舗のトゥロン店、デパートの「エル・コルテ・イングレス」などで購入しましょう。丁寧な梱包や免税手続きが受けられるメリットもあります。
- 地元の市場(メルカド):安くて新鮮な食品、ばらまき土産、地元の雰囲気を楽しみたい場合は、市場へ行きましょう。
バルセロナの「ラ・ボケリア市場」やマドリードの「サン・ミゲル市場」などは、見ているだけでも楽しいです。
空港の免税店でも購入できますが、種類が限られていることや、価格が割高になることがあるため、できるだけ街中で購入するように計画を立てましょう。
スペインお土産はどこで買う?購入場所別おすすめガイド
最後に、お土産を効率良く、そしてお得に購入するための購入場所別のおすすめアイテムとポイントをまとめます。
お店の雰囲気を楽しむのも、お土産選びの醍醐味の一つです。ぜひ、それぞれの場所を巡って、お気に入りの一品を見つけてくださいね。
デパート(エル・コルテ・イングレスなど)
スペイン最大のデパート「エル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés)」は、高品質なものが一箇所に集まっており、お土産選びに失敗したくない方には最適な場所です。
特に以下のアイテムは、デパートで購入するのがおすすめです。
- 高級オリーブオイル:受賞歴のある「Castillo de Canena」などの高級ブランドオイルが揃っています。
- 高品質なトゥロンやマサパン:老舗メーカーのパッケージが美しいものが豊富にあります。
- 真空パックの生ハム:検疫を通過した、持ち込み可能な真空パック製品が充実しています。
店員さんが英語や日本語で対応してくれることもあり、免税手続きもスムーズに行えるので、安心して買い物ができます。
市場(Mercado)と専門店
地元の活気を感じながら、新鮮な食品や、ユニークなアイテムを探すなら市場や専門店が一番です。
- 市場(生鮮品・スパイス):サフランやパプリカ、地元のチーズ、新鮮なオリーブなどを買うなら市場へ。
バルセロナの「ラ・ボケリア市場」などは、観光地としても楽しめます。 - アバニコ専門店:手描きの美しいアバニコや、木製の扇子など、高品質なものが見つかります。
- エスパドリーユ専門店:「Casa Hernanz」のような老舗では、手作りの靴をリーズナブルに購入できます。
市場での買い物は、値段交渉の余地がある場合もありますが、基本的には品質が良いものが多いので、色々見比べてみてください。
スーパーマーケット(Mercadona、Carrefourなど)
ばらまき土産や、日常使いできるものを探すなら、地元のスーパーが最もコスパが高いです。
- ポテトチップス:トーレスのポテトチップスはもちろん、地元スーパーのオリジナルブランドのお菓子も安くて美味しいものが多いです。
- コラカオ:大容量のコラカオや個包装パックは、スーパーで買うのが一番安いです。
- 缶詰:スペインはイワシやタコなどの海産物の缶詰も美味しいです。パエリア缶詰や、オイルサーディンなどもおすすめです。
スーパーでの買い物は、現地の生活を垣間見ることができるので、それ自体が楽しい体験になりますよ。

