ピアッサーは薬局で本当に売ってない?市販の販売場所と確実に開ける方法を徹底解説!
「ピアスを開けたい!」そう思った時、手軽に手に入るイメージのあるピアッサーを求めて薬局やドラッグストアに行ったのに、見つからなかった……
そんな経験はありませんか?
実は、「ピアッサーは薬局では売ってない」という情報が広まっていますが、これは半分正しくて半分誤解なんです。
この記事では、ピアッサーが薬局やドラッグストアに置いていない理由を深掘りしつつ、
「じゃあ、どこに行けば確実に買えるの?」というあなたの疑問に徹底的にお答えします。
初めてピアスを開ける方でも安心してピアッシングに挑戦できるよう、失敗しないピアッサーの選び方から、アフターケアのコツまで、モモストアが詳しく解説していきますね!
この記事でわかること(目次代わりにご活用ください!)
・ピアッサーが「薬局・ドラッグストア」で売ってないと言われる理由とは?
・【結論】ピアッサーは主要な薬局・ドラッグストアで取り扱いがある?
・ピアッサーを確実に手に入れる!実店舗での販売場所を徹底チェック
・豊富な種類から選べる!オンライン通販でのピアッサー購入のススメ
・ピアッサーを選ぶ上で絶対に知っておきたい「ゲージ」と「素材」の基礎知識
- ピアッサーが「薬局・ドラッグストア」で売ってないと言われる理由とは?
- 【結論】ピアッサーは主要な薬局・ドラッグストアで取り扱いがある?
- ピアッサーを確実に手に入れる!実店舗での販売場所を徹底チェック
- 豊富な種類から選べる!オンライン通販でのピアッサー購入のススメ
- ピアッサーを選ぶ上で絶対に知っておきたい「ゲージ」と「素材」の基礎知識
- ファーストピアスはどれを選ぶべき?ピアッサー内蔵の材質を比較
- 耳たぶ用と軟骨用はどこが違う?部位別のピアッサーの選び方
- 初めてピアッシングに挑戦する方が準備すべき必須アイテムリスト
- 薬局で買えない場合の対処法!おすすめの信頼できるメーカー3選
- 未成年者がピアッサーを購入・使用する際の親権者の同意について
- ピアッシング後のアフターケアが最重要!ホールの安定に必要なこと
- ピアッサーの価格帯はいくらくらい?予算別のおすすめモデル
- 耳たぶの厚さや部位で変わる!ピアッサーの選び方と失敗しないコツ
- 【Q&A】ピアッサーに関するユーザーのよくある疑問を解消!
- まとめ:ピアッサーは薬局だけでなく実店舗とオンラインで賢く手に入れよう!
ピアッサーが「薬局・ドラッグストア」で売ってないと言われる理由とは?

まず、多くの人が「ピアッサーを薬局で見かけない」と感じるのには、いくつかの理由があります。
結論から言うと、薬局・ドラッグストアでもピアッサー自体は「医療機器」として分類されるため、取り扱っている店舗は存在しますが、全店舗で簡単に手に入るわけではない、というのが実情なのです。
販売・管理体制の厳しさ:なぜ店頭に並びにくいのか
ピアッサーは、皮膚に穴を開けるという行為に使用されるため、薬事法上「管理医療機器」に分類されます。これは、私たちが普段目にする風邪薬やサプリメントとは異なり、販売や陳列、管理に特別な規制がかかるということです。
特に、薬剤師や登録販売者が常駐している店舗でなければ販売が難しかったり、販売に関する指導や説明が必要とされたりするため、一般の小売商品と同じように気軽に陳列できないケースが多いのです。
また、薬局の主要な役割はあくまで「医薬品の調剤・販売」や「健康に関する相談対応」であり、ピアッサーのような趣味・美容に関する商品は、店舗の主力商品ではありません。
そのため、店舗側も在庫リスクや管理の手間を考慮し、取り扱いをやめてしまったり、一部の大型店舗のみでの販売に限定したりする傾向があります。特に地方の小規模な薬局では、全く見かけないということも珍しくありません。
客層と需要の違い:薬局のメインユーザーは?
薬局やドラッグストアの主要な客層は、風邪薬、日用品、コスメ、食品などを求めて来店する人々です。その中で「ピアッサーを探している」という若年層や美容目的の層は、全体の客層から見ると少数派になりがちです。
対照的に、バラエティショップのドン・キホーテやロフトなどは、そもそも美容やトレンド、遊び心のある商品を求めている客層がメインです。
ピアッサーメーカー側も、販売ルートを検討する際、客層と需要がマッチする店舗を優先するため、自然とバラエティショップやオンラインショップに力を入れる傾向があります。
「あの薬局で見かけなかったから、どこにも売ってないんだ」と感じてしまうのは、そもそも薬局の陳列棚の目につきやすい場所には置かれていない、という流通・販売戦略上の理由も大きく関係していると言えますね。
季節や地域による在庫の変動:時期によっては売り切れ?
もう一つの大きな理由として、在庫の変動があります。
ピアスを開ける人が増えるのは、学校が長期休みになる春休みや夏休みといった「長期休暇シーズン」です。
この時期になると、ピアッサーの需要が一時的に高まり、店頭から一時的に在庫がなくなることがあります。薬局のように在庫回転率が高くない店舗だと、一度売り切れてしまうと次の入荷までに時間がかかり、「売ってない」という状況になってしまうわけです。
また、地域によっても取り扱いの差は顕著です。都市部の大型ドラッグストアでは様々な美容アイテムが揃っていますが、地方の郊外店や駅前の小型店では、品揃えが日用品や医薬品に特化しているため、美容系のニッチな商品であるピアッサーは最初から置いていないという判断がされていることもあります。
だからこそ、お店に行く前に、まずはオンラインで在庫状況を検索したり、この記事で紹介する「確実な販売場所」をチェックしてから行動するのが賢明ですよ!
| 販売場所 | 主な客層 | 取り扱いの傾向 | 価格帯 |
| 薬局・ドラッグストア | 医薬品、日用品、一般コスメ購入者 | 一部店舗のみ、医療系ピアッサー中心 | やや高め~標準 |
| ドン・キホーテ | 若年層、トレンド、バラエティ好き | 種類豊富、多様なメーカー品を陳列 | リーズナブル~標準 |
| ロフト・ハンズ | デザイン、高品質な雑貨・コスメ好き | おしゃれなデザイン、信頼できるメーカー中心 | 標準~やや高め |
| オンライン通販 | 価格比較、利便性重視、専門性を求める人 | 全種類・全メーカーが揃う | 最安値も狙える |
【結論】ピアッサーは主要な薬局・ドラッグストアで取り扱いがある?
さきほど少し触れましたが、結論として、「ピアッサーは一部の主要な薬局・ドラッグストアで取り扱いがある」というのが、モモストアの調査結果です。
ただし、その「取り扱いがある」という事実には、いくつかの但し書きが付きます。具体的にどのチェーン店で、どんな商品が置かれているのか、詳しく見ていきましょう。
マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなど大手チェーンの状況
大手ドラッグストアチェーンは、地域によって大型店と小型店が混在しているため、一律で「ある/ない」を断言するのは難しいのですが、一般的には大型店舗やショッピングモール内の店舗で取り扱っている可能性が高いです。
- マツモトキヨシ(マツキヨ): 都心や駅前の大型店など、美容・コスメ用品の品揃えを強化している店舗では、ピアッサーコーナーやビューティケアコーナーの一角で販売されていることがあります。主にJPS(ジェイピーエス)などの信頼性の高い医療機器メーカーの製品が多い傾向です。
- スギ薬局: 地域密着型の店舗が多いですが、近年は美容アイテムの取り扱いを増やしています。こちらも医療用ピアッサーを中心に、耳たぶ用の比較的シンプルなものが販売されていることがあります。
- ウエルシア薬局: イオン系グループの強みを活かし、広い店舗が多い傾向にあります。一部の店舗では、ピアスケア用品と並んで陳列されていることがありますが、在庫は流動的です。
注意点として、これらの店舗でも「ボディピアス用」「軟骨用」といった特殊なピアッサーの取り扱いは非常に少ないです。
ほとんどが「耳たぶ用」であり、さらに言えば、在庫切れになっていることも多々ありますので、お目当ての店舗に行く前に、念のため電話で確認するか、オンラインストアの在庫状況をチェックすることをおすすめします。
薬局での購入を検討する際の大きなメリットとデメリット
薬局でピアッサーを買うことには、他の場所にはないメリットと、避けて通れないデメリットがあります。
薬局で購入するメリット
- 安心感と信頼性: 薬局で取り扱われているピアッサーは、ほとんどが「管理医療機器」として承認されている製品であり、信頼できるメーカーのものが中心です。安全性を最優先したい初心者の方には特に安心材料となります。
- 消毒液やケア用品が同時に揃う: ピアスのアフターケアに必要な消毒液や化膿止め、あるいは痛みを和らげるための冷却剤なども、同じ店舗内で一緒に購入できるという利便性があります。
- 薬剤師等に相談できる可能性: 薬剤師や登録販売者がいる場合、ピアッシング後の皮膚トラブルやアレルギーに関する一般的な相談ができる可能性があります。これはオンラインやディスカウントストアにはない大きな強みです。
薬局で購入するデメリット
- 品揃えの偏り: 前述の通り、耳たぶ用が中心で、軟骨用やデザイン性の高いものはほとんど置いていません。
- 在庫の不安定さ: 人気商品であるにもかかわらず、主力商品ではないため、在庫補充が遅れることがあり、「売ってない」状況に遭遇しやすいです。
- 価格: ドン・キホーテやオンライン通販と比較すると、定価販売が多く、セール価格で安く手に入る機会は少ない傾向にあります。
薬局で購入する場合は、安全性の高いシンプルな製品を求める方に向いていると言えるでしょう。一方、種類やデザインにこだわりたい、少しでも安く手に入れたいという方は、これからご紹介する他の販売場所も検討してみてくださいね。
ピアッサーを確実に手に入れる!実店舗での販売場所を徹底チェック
薬局で見つからなかったとしても、落ち込む必要はありません!ピアッサーは、特定の小売店やバラエティショップで安定して、かつ豊富な種類が販売されています。
特に、若者向けのトレンドアイテムを多く取り扱うお店は、ピアッサーも定番商品として充実させています。ここでは、確実に見つけられる実店舗を具体的にご紹介します。
驚きの品揃え!ディスカウントストア「ドン・キホーテ」
ピアッサーを探す上で、まず最初にチェックすべきは「ドン・キホーテ」です。
ドン・キホーテは、その圧倒的な品揃えと、24時間営業の店舗が多いという利便性から、「今すぐ欲しい!」というニーズに最も応えてくれる場所と言えます。
- 豊富な種類: 耳たぶ用はもちろん、軟骨用、へそ用といったボディピアッサーまで、薬局では見かけないような多種多様なピアッサーが揃っています。価格帯もリーズナブルなものが多く、初めての方でも手を出しやすいです。
- 陳列場所: 基本的に化粧品やアクセサリー、あるいは美容雑貨のコーナーに陳列されています。商品によっては、レジ周りの目立つ場所に置かれていることもあります。
- メリット: 種類が豊富で価格が安い。深夜でも購入できる店舗がある。
- デメリット: 種類が多すぎて選びきれない可能性がある。店員さんが医療的なアドバイスを提供してくれるわけではない。
ドン・キホーテでピアッサーを選ぶ際は、パッケージに記載されている「管理医療機器」の認証番号や、「滅菌済み」であることをしっかり確認してから購入するようにしてくださいね。
デザインや品質を重視するなら「ロフト・東急ハンズ(ハンズ)」
「ピアッサーは安全性が大事だけど、ファーストピアスのデザインにもこだわりたい」という方におすすめなのが、ロフトやハンズです。
これらのバラエティショップは、美容やライフスタイルに特化したセレクト商品を多く取り扱っており、ピアッサーも例外ではありません。
- 高品質な製品: ロフトやハンズでは、パッケージもおしゃれで、ファーストピアスが天然石や誕生石風のデザインになっているものなど、デザイン性の高いピアッサーを見つけることができます。
- 陳列場所: ヘルス&ビューティー、またはアクセサリー・雑貨コーナーの一角です。見つけにくい場合は、ビューティー用品のスタッフさんに聞いてみるのが確実です。
- 価格帯: ドン・キホーテよりも若干高めの価格帯が多いですが、その分、サージカルステンレスや純チタンなどのアレルギーに配慮された素材を使っている製品が多く、品質に安心感があります。
特にロフトは、トレンドを意識したアイテムが揃っているので、ピアッサーだけでなく、ピアッシング後のケアに使えるおしゃれな消毒ジェルやピアスキャッチなども一緒にチェックできるのが嬉しいポイントです。
大型スーパー・家電量販店の健康・美容コーナー
イオンやイトーヨーカドーといった大型ショッピングセンターや、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店の美容・健康家電コーナーでも、ピアッサーが販売されていることがあります。
- 利便性: 買い物のついでに購入できるため、非常に便利です。家族連れで訪れることが多い大型スーパーでは、親御さんがお子様のために購入するケースも多いようです。
- 陳列場所: 化粧品・日用品売り場ではなく、体温計や血圧計などの「健康グッズ」の近く、あるいは小型の美容家電(脱毛器など)のコーナーに置かれていることが多いです。
大型店舗は在庫管理がしっかりしていることが多いため、品切れになっている可能性は薬局より低い傾向にありますが、こちらも店舗によって取り扱いが大きく異なるので、事前に確認することが確実です。
もしお近くにこれらの店舗がある場合は、一度足を運んでみる価値はありますよ!
豊富な種類から選べる!オンライン通販でのピアッサー購入のススメ
「実店舗を何軒も回るのは面倒」「とにかく豊富な種類から選びたい」「価格を比較したい」という方に、モモストアが最もおすすめしたいのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったオンライン通販の活用です。
薬局で「売ってない!」とがっかりする心配は一切なく、自宅にいながら、自分の開けたい部位や、予算、好みのデザインにぴったりのピアッサーを確実に見つけられます。
オンライン通販の圧倒的なメリットとは?
なぜオンライン通販がピアッサー購入に最適なのか、そのメリットを具体的に見ていきましょう。
1. 種類が桁違いに豊富
実店舗ではスペースの制約上、定番商品しか置けませんが、オンラインでは、耳たぶ用、軟骨用、透明ピアス内蔵型、へそ用、鼻用、さらにはニードルタイプ(ピアッサーではありませんが、上級者に人気)まで、あらゆる種類のピアッシングツールが揃っています。マイナーなメーカーや、特定の素材に特化した専門店の製品も簡単に見つけられます。
2. 口コミや評価を参考にできる
オンライン通販最大の強みは、実際にそのピアッサーを使った人の「生の声」であるレビューや口コミを参考にできることです。
「痛みは少なかった」「狙った場所に開けやすかった」「ファーストピアスのデザインが可愛い」といったポジティブな意見だけでなく、「使い方が少し難しかった」「ファーストピアスが小さすぎた」などのネガティブな意見も参考にすることで、購入後の失敗を防ぐことができます。
3. 価格比較が簡単
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大モールをチェックすれば、同じ商品でも価格を簡単に比較できます。また、定期的に行われるポイントアップキャンペーンやセールを利用すれば、実店舗よりもかなりお得な価格で購入できるチャンスも多いです。
4. ピアッシング関連商品も同時購入可能
ピアッサーと一緒に、ピアスホール専用の消毒ジェル、予備のキャッチ、アフターケア用のセカンドピアスなどをまとめて購入できるのも魅力です。
「買い忘れ」を防げるため、ピアッシング後に慌てて薬局に走る必要がなくなります。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリの活用術
各オンラインプラットフォームには、それぞれ特徴があります。
Amazon:
配送スピードの速さが最大の魅力です。「明日には開けたい!」という緊急性の高い場合に最適です。
ただし、出店者が多岐にわたるため、「管理医療機器」の認証があるか、信頼できる販売店かをしっかりチェックしましょう。特に安すぎる海外製品には注意が必要です。
楽天市場/Yahoo!ショッピング:
ポイント還元率が高く、ボディピアス専門店が出店していることが多いため、専門的な知識を持ったお店から購入したい場合に適しています。質問欄からピアッサーの種類や使い方について問い合わせることも可能です。
メルカリ:
メルカリなどのフリマアプリでもピアッサーが出品されていることがありますが、未開封であっても衛生面や品質管理の面で不安が残ります。ピアッサーは「管理医療機器」であり、滅菌状態が非常に重要です。モモストアとしては、新品・未開封であってもフリマアプリでの購入はおすすめしません。安全のため、正規の販売店や公式オンラインストアからの購入を強く推奨します。
ピアッサーを選ぶ上で絶対に知っておきたい「ゲージ」と「素材」の基礎知識
ピアッサーをいざ購入するとなると、「ゲージ?」「サージカルステンレス?」と聞き慣れない言葉に戸惑うかもしれません。しかし、この「ゲージ」と「素材」の知識は、ピアスホールの安定と、アレルギー対策のために最も重要です。
適当に選んでしまうと、後々トラブルになる可能性があるので、ここでしっかり基礎知識を身につけましょう!
ゲージ(G)とは?太さの基本ルールを解説!
「ゲージ(Gauge)」とは、ピアスやピアッサーの軸の太さ(直径)を表す単位で、「G」と表記されます。
ここで注意してほしいのが、この数値が大きいほど、軸は細くなるという点です。例えば、14Gよりも18Gの方が細いということです。
一般的なピアッサーのゲージサイズ
- 18G (約1.0mm): 市販の最も細いサイズで、初めてピアスを開ける人に人気があります。開ける時の痛みが少なく、負担も少ないですが、細いためホールが安定しにくいという意見もあります。
- 16G (約1.2mm): 耳たぶ用のピアッサーで最も主流なサイズです。太すぎず細すぎず、ホールが安定しやすいとされています。市販のファッションピアスも16Gや18Gが中心です。
- 14G (約1.6mm): 軟骨用やボディピアスに多く使われるサイズです。太いため開ける時の衝撃は増しますが、ホールの安定性が高く、ピアッシング後に装着できるピアスの種類も増えます。
初めて耳たぶを開ける方は、迷ったら16Gを選ぶのが無難です。安定したホールを作ることで、セカンドピアス移行後のトラブルを防げます。
アレルギー対策の要!ファーストピアスの素材選び
ファーストピアスは、最低でも1ヶ月以上、長い場合は数ヶ月間、皮膚の中に埋まっている状態になります。そのため、「素材」の選び方は、金属アレルギーや炎症のリスクを避けるために極めて重要です。
安全性の高い主要な素材
| 素材名 | 特徴 | アレルギーリスク |
| 純チタン/チタン | 最もアレルギーが起きにくい素材。医療現場でも使われる。軽くて丈夫。 | 極めて低い |
| サージカルステンレス(316L/304L) | 医療用ステンレス。サビにくく、強度が高い。体液に触れても変質しにくい。 | 低い(ニッケル含有量が少ないため) |
| PT(プラチナ)/ K18(18金) | 純度が高く、金属アレルギーを起こしにくい。非常に高価。 | 低い(純度による) |
| 樹脂(プラスチック) | 金属を一切含まないためアレルギーフリー。透明ピアスが多い。強度と衛生面で劣る場合がある。 | 極めて低い(金属アレルギー対策) |
特にアレルギー体質の方は、「純チタン」または「医療用サージカルステンレス(316L)」を選ぶようにしましょう。
ピアッサーのパッケージに必ず素材の記載がありますので、サージカルステンレスについて詳しく調べるなど、購入前にしっかり確認してくださいね。
ファーストピアスはどれを選ぶべき?ピアッサー内蔵の材質を比較
ピアッサーを購入する際、同時にファーストピアスも選んでいることになります。なぜなら、ほとんどのピアッサーは、最初から滅菌されたファーストピアスが内蔵されている一体型構造になっているからです。
この内蔵されているファーストピアスの「材質」こそが、ピアッシング後のホール育成の成功を左右すると言っても過言ではありません。
最も安全性が高いのは「純チタン」か「サージカルステンレス」
前述の通り、アレルギーリスクを最小限に抑えるためには、純チタンか、グレードの高いサージカルステンレス(316Lなど)が断然おすすめです。
- 純チタン製ピアッサー:
価格は少し高めになりますが、金属アレルギーのリスクを極限まで避けたい方に最適です。特に汗をかきやすい方や、過去に金属製品で肌トラブルを起こしたことがある方は、チタンを選んでおくと安心です。医療機器メーカーが提供しているピアッサーに多く採用されています。 - サージカルステンレス製ピアッサー:
手頃な価格帯で、強度も高く、広く流通しています。ただし、サージカルステンレスの中でも「316L」というグレードを選ぶようにしましょう。この数字が、ニッケルの含有量が少なく、アレルギーを引き起こしにくいことを示しています。安価なピアッサーで使われている「ステンレス」とだけ書かれたものは避けた方が無難です。
ファーストピアスは、ホールが完成するまでの「土台」となる非常に大切な存在です。多少値段が高くても、安全な素材に投資することが、後々のトラブル回避に繋がりますよ。
透明ピアス内蔵型ピアッサーの注意点
学校や職場の都合で「ピアスホールを開けていることを目立たせたくない」という理由から、透明ピアスが内蔵されたピアッサーを選びたいという方も多いかと思います。
透明ピアスは樹脂(プラスチック)でできているため、金属アレルギーの心配はありませんが、以下の点に注意が必要です。
注意点1: 樹脂は傷がつきやすい
樹脂は金属に比べて表面が柔らかく、ピアッシング後のケア中に傷がつきやすいです。その傷に雑菌が繁殖しやすく、結果的に炎症やトラブルを引き起こすリスクが高まります。
注意点2: ホールの安定が遅れる可能性
樹脂は金属に比べて滑らかさに欠けるため、ホール内で摩擦が起きやすく、ホールの完成(安定)までに時間がかかることがあります。ファーストピアスはホールを安定させるためのものであり、樹脂製の使用は、本来推奨される期間(1ヶ月~2ヶ月)よりも長くかかる可能性を頭に入れておく必要があります。
モモストアとしては、最初の1ヶ月は金属製(チタンやサージカルステンレス)でしっかりホールを安定させ、その後、やむを得ない場合にのみ透明ピアス(セカンドピアスとして)を使うことをおすすめします。どうしても最初から透明にしたい場合は、より丁寧な消毒とケアを心がけてください。
ピアッサーの軸の長さ(有効軸)にも注目!
ピアッサーを選ぶ際、ゲージと素材の他に「有効軸の長さ(ポストの長さ)」も重要な要素です。
有効軸とは、ピアスが耳たぶを貫通して突き出る部分の長さのことです。
- 有効軸の一般的な長さ: 耳たぶ用で6mm~8mmが主流です。
- 短い場合のリスク: 軸が短すぎると、ピアッシング後に耳たぶが腫れた際、ピアスが皮膚に食い込んでしまい、ホールが圧迫されて炎症や化膿の原因になります。
- 厚い耳たぶの方: ご自身の耳たぶが厚めだと感じる方は、8mm以上のロングタイプを選ぶと安心です。
特に冬場など乾燥しやすい時期は、腫れやすい傾向にあるため、有効軸の長さはゆとりを持って選ぶことが大切です。
耳たぶ用と軟骨用はどこが違う?部位別のピアッサーの選び方
ピアスを開ける場所は、耳たぶ(イヤーロブ)だけでなく、ヘリックス、トラガス、インダストリアルといった軟骨部位など様々です。開ける部位が変われば、ピアッサーの選び方も大きく変わってきます。特に軟骨は耳たぶに比べて硬く、ピアッシング後のトラブルも多いため、専用のピアッサーを選ぶことが絶対条件です。
耳たぶ用ピアッサーの特徴と選び方
耳たぶは軟骨と違い、脂肪組織が中心なので、比較的ピアッシングしやすい部位です。
- ゲージ: 16Gまたは18Gが主流です。初めての方は18Gから始めても構いませんが、将来的に少し太めのピアスをしたい場合は16Gを選んでおくと汎用性が高いです。
- 有効軸の長さ: 前述の通り、6mm〜8mmが一般的です。
- 機能: 多くの製品が「瞬間ピアッサー」と呼ばれる、バネの力で一瞬で針を貫通させる仕組みになっています。「2度打ち防止機能」が付いているものを選ぶと、ピアッシング中に手が滑って失敗するリスクを減らせます。
- おすすめの選び方: 「滅菌済み」「管理医療機器」の表示があることを大前提とし、シンプルな構造で、レビュー評価の高いメーカーの16G、サージカルステンレスまたはチタン製を選ぶのが王道です。
耳たぶはトラブルが少ない部位ですが、ホールの位置が顔の印象を左右します。鏡でよく確認し、マーキングしてから開けるようにしてください。
軟骨用ピアッサーの特徴と専用品を選ぶ理由
軟骨(ヘリックス、アウターコンクなど)へのピアッシングは、耳たぶとは比べ物にならないほど大きな負担がかかります。そのため、軟骨用のピアッサーは、耳たぶ用とは全く異なる構造と特徴を持っています。
専用品を選ぶ理由:硬い軟骨を確実に貫通させるため
軟骨は非常に硬い組織です。耳たぶ用のピアッサーで無理やり軟骨を貫通させようとすると、ピアッサーの針が途中で止まってしまったり、軟骨が砕けたり、最悪の場合、ピアッサー自体が破損したりする危険があります。
軟骨用ピアッサーは、より強力なバネが内蔵されており、硬い軟骨を一瞬で、かつ真っ直ぐに貫通させるための設計になっています。
- ゲージ: 14Gが一般的です。軟骨は安定までに時間がかかるため、太めのホールを作って安定性を高める必要があります。
- 有効軸の長さ: 8mm〜10mmのロングタイプが多いです。軟骨は耳たぶより厚く、さらにピアッシング後は大きく腫れるため、長めの軸が必要です。
- 素材: 純チタン製が強く推奨されます。軟骨は炎症を起こしやすく、金属アレルギーのリスクを徹底的に排除することが成功の鍵となります。
- おすすめの選び方: パッケージに「軟骨用」「カーティレッジ」と明確に記載されている製品を選びましょう。安価なものは避け、信頼できる医療機器メーカー(JPSなど)のものを選ぶのが賢明です。
軟骨へのピアッシングは、耳たぶに比べて難易度が高く、トラブルも発生しやすいため、セルフで行うのが不安な場合は、皮膚科や提携の病院で開けてもらうことも検討してください。プロに任せるのが最も安全で確実な方法です。
初めてピアッシングに挑戦する方が準備すべき必須アイテムリスト
ピアッサーを無事に手に入れたら、次に考えるべきは「準備」です。
「ピアッサーさえあれば大丈夫!」と思いがちですが、ピアッシングを成功させ、その後のホール育成期間を快適に、そしてトラブルなく乗り切るためには、いくつかの必須アイテムが必要になります。
薬局でピアッサーが見つからなかったとしても、これらのアイテムはドラッグストアで簡単に手に入りますので、チェックリストとして活用してくださいね。
ピアッシング前に準備しておくべきもの
ピアッシングは一瞬ですが、準備が整っているかどうかで、成功率と痛みが大きく変わります。
- 消毒液(マーキング用):
ピアッサーで穴を開ける場所を正確に決めるために、耳たぶを清潔にしておきます。アルコール綿や消毒用エタノール、あるいは低刺激の消毒ジェルを用意しましょう。特に油分をしっかり拭き取ることが、正確な位置決めには重要です。 - マーキングペン:
必ず「インクが落ちにくい」「消毒できる」医療用のマーキングペンを用意しましょう。アイライナーやボールペンは雑菌が入る可能性があるため、絶対に避けてください。十字に印をつけると、ピアッサーの針を正確に合わせやすくなります。 - 鏡(手鏡と全身鏡):
真正面からだけでなく、横から、そして後ろから、ホールの位置を確認するための手鏡を用意しましょう。特に利き手でない方を開ける際は、全身鏡の前で体制を整えることも役立ちます。 - 保冷剤・氷:
痛みに弱い方は、ピアッシング直前に耳たぶを冷やすことで、痛みをかなり軽減できます。タオルなどに包んだ保冷剤を数分間当てて、感覚を麻痺させてからピアッシングに挑みましょう。
準備が整ったら、深呼吸をしてリラックス。緊張しすぎると、無駄な力が入ってしまい、かえって痛く感じることがあります。「一瞬で終わる!」と自分に言い聞かせることが大切ですよ。
ピアッシング後に必ず使うケアアイテム
ピアッシング後のケアは、ホールを安定させるために最も重要です。
| アイテム | 目的 | 選び方のポイント |
| ピアスホール専用の消毒液・洗浄液 | ホールの清潔保持、雑菌の繁殖予防 | 低刺激で、泡タイプやジェルタイプなど使いやすいもの。アルコールがきついものは避ける。 |
| 滅菌された綿棒・コットン | 消毒液を塗布、汚れや分泌物を優しく拭き取る | ホールの周りを傷つけないよう、やわらかいものを選ぶ。 |
| 傷口保護用の軟膏(化膿止め) | 軽度の炎症や化膿の予防・治療 | 薬局で薬剤師に相談して、ピアスホールに使用できるものを選ぶ。 |
特に、ピアスホール専用の洗浄液(ソープ)は、耳たぶに負担をかけずに分泌物や汚れを優しく落とせるため、一つ持っておくと非常に便利です。
ピアッシング後のケアを怠ると、ホールが完成しないばかりか、化膿や肉芽といった重大なトラブルに発展する可能性がありますので、面倒くさがらずに、朝晩の2回、欠かさずケアを行うようにしてくださいね。
薬局で買えない場合の対処法!おすすめの信頼できるメーカー3選
もし近所の薬局を回っても、信頼できるピアッサーが見つからなかった場合、またはオンラインでの購入を検討している場合は、メーカー選びが非常に重要になります。
「どこのピアッサーを選べば失敗しないの?」という疑問に対し、モモストアが自信を持っておすすめできる、医療機器としての信頼性が高く、初めての方にも使いやすいメーカーを3つご紹介します。これらのメーカーの商品は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで簡単に見つけることができます。
JPS (ジェイピーエス) / セイフティピアッサー
JPSは、日本におけるピアッシングツールのトップメーカーの一つと言っても過言ではありません。特に「セイフティピアッサー」シリーズは、多くの皮膚科医や病院でも採用されているほど、安全性が高く信頼されています。
- 信頼性: 医療機器として承認されており、ピアッサー全体が滅菌パックされています。
- 特徴: シンプルで確実な操作性。力を入れすぎなくても、バネの力で一瞬でピアッシングが完了します。
- 素材: サージカルステンレス、チタン、ゴールドなど、アレルギー対応の素材が豊富に揃っています。
- おすすめポイント: 「初めてでとにかく安全性を重視したい」という方には、JPSの製品を選んでおけば間違いありません。特に、軟骨用ピアッサーも充実しており、本格的なピアッシングに挑む方にも適しています。
価格は他のメーカーよりやや高めかもしれませんが、安心を買うという意味では、費用対効果は非常に高いと言えます。
ワンダーワークス / ピアチェーレ (piace)
ワンダーワークス社の「ピアチェーレ」シリーズも、初心者から高い支持を得ているピアッサーです。
- 信頼性: こちらも管理医療機器として承認されています。
- 特徴: 「透明ピアス」が内蔵されているモデルが充実しているのが大きな特徴です。学校や仕事の事情で目立ちたくない方に特に人気があります。
- 素材: 金属アレルギーに配慮した素材(樹脂やチタン)を使用した製品が多いです。
- おすすめポイント: 「どうしても最初から透明ピアスで開けたい」という方や、「比較的リーズナブルに、かつ安全に開けたい」という方におすすめです。
透明ピアスタイプを選ぶ際は、前述の通り、金属製に比べてホールが安定するまでに時間がかかる可能性があることを理解しておきましょう。
ROQUE / ボディピアス専門店が開発したピアッサー
ROQUEは、ボディピアス専門のオンラインストアとして非常に有名ですが、専門店ならではのノウハウを活かしたピアッサーも販売しています。
- 信頼性: 専門店としてのアドバイスやサポート体制がしっかりしています。
- 特徴: ピアッサーだけでなく、ピアッシング後のセカンドピアスやケア用品までトータルで提案している点が魅力です。デザイン性の高いファーストピアスが内蔵されているモデルも多いです。
- 素材: サージカルステンレス(316L)など、アレルギー対応素材が中心です。
- おすすめポイント: 「ピアッシング後のファッションまで見据えて選びたい」という方や、専門的な情報も一緒に得たいという方におすすめです。楽天市場やYahoo!ショッピングでのレビュー数も非常に多く、購入者の満足度が高いことが分かります。
どのメーカーを選ぶにしても、必ず「片耳用なのか両耳用なのか」「有効軸の長さ」を確認してから購入してくださいね。
未成年者がピアッサーを購入・使用する際の親権者の同意について
ピアッシングは、未成年者にとっては非常に魅力的なファッションですが、身体に穴を開けるという行為である以上、保護者の同意なく行うことはできません。
ピアッサーを販売するメーカーや店舗も、未成年者への販売に関しては非常に慎重な対応を取っています。安全なピアッシングのためにも、このルールはしっかり守るようにしましょう。
薬局・実店舗での未成年者への販売対応
薬局やドラッグストア、あるいはドン・キホーテやロフトといった実店舗では、ピアッサーの購入時に年齢確認や同意書の提出を求められることは基本的にありません。
これは、これらの店舗が「ピアッサー」を単なる医療機器または美容雑貨として扱っているためです。
しかし、これは「同意なしで開けてもいい」という意味では全くありません。
ピアッシングを希望する未成年者は、必ず事前に保護者(親権者)に相談し、同意を得るようにしましょう。
もしピアッシング後に炎症や化膿といったトラブルが起こった場合、病院での治療が必要になりますが、その際に保護者の同意や付き添いがなければ適切な処置を受けられない場合があります。
ピアッシングを行う際の病院・クリニックでの同意書
最も安全なピアッシング方法である「病院やクリニックでのピアッシング」を選択した場合、未成年者は例外なく親権者の同意書が必要になります。
多くの医療機関では、公式サイトから同意書をダウンロードできるようになっていますので、事前に保護者にサインをもらい、当日持参する必要があります。
また、病院やクリニックによっては、ピアッシング当日に保護者の同伴を必須としている場合もあります。これは、診察時にピアッシング後のケア方法などを保護者にも理解してもらうためです。
| 場所 | 購入時の同意書の必要性(店頭) | ピアッシング時の同意書の必要性(医療機関) |
| 実店舗(薬局・ドンキなど) | 基本なし(ただし自己責任) | – |
| オンライン通販 | 基本なし | – |
| 病院・クリニック | – | 必須(多くの場合は保護者同伴も推奨) |
親に相談しにくいと感じるかもしれませんが、身体の安全に関わることです。正直に話して、理解を得てからピアッシングに臨むことが、最も大切で責任ある行動ですよ。保護者の同意を得ることで、万が一のトラブル時も心強いサポートが得られます。
ピアッシング後のアフターケアが最重要!ホールの安定に必要なこと
ピアッサーで無事に穴を開けられたら、ゴールではありません!むしろ、ここからが本当のスタートです。
ピアッシング後の数ヶ月間は「ホール育成期間」と呼ばれ、この期間のケアを怠ると、せっかく開けたホールが感染症や炎症を起こし、最悪の場合、ピアスを諦めなければならなくなることもあります。
モモストアが、ピアッシング後の正しいケア方法と、ホール安定の目安を詳しく解説しますね。
「消毒」ではなく「洗浄」が基本のケア
昔は「消毒液をたっぷりつけて、ぐるぐる回す」のが正しいケアだと言われていましたが、現在の主流なケア方法は「低刺激の洗浄(ソープ)で洗い、優しく乾燥させる」です。
なぜ消毒がNG?
消毒液に含まれる成分は、確かに雑菌を殺しますが、同時に皮膚の細胞にも強い刺激を与え、ホールの治りを遅らせてしまう可能性があります。また、消毒液がホール内に残ることで、かえって炎症を引き起こす原因になることもあります。
正しいケアの手順(朝晩2回):
- 手を洗う: まず、石鹸で手を綺麗に洗います。
- 洗浄: ピアスを装着したまま、ピアスホール専用の洗浄液や、低刺激性の泡ソープをホールの周りにつけます。
- 優しく洗う: ピアスを前後に優しく動かし、ホール内部に泡を行き渡らせます。このとき、ピアスを回したり、強く引っ張ったりするのはNGです。
- 洗い流し: シャワーのぬるま湯で、泡を完全に洗い流します。
- 乾燥: 清潔なタオルやティッシュで、ホールの周りの水分を優しく拭き取ります。水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなるので、しっかり乾燥させてください。
このケアを、耳たぶで最低1ヶ月、軟骨では最低3ヶ月間は毎日続けるようにしましょう。
ホール安定の目安とセカンドピアスへの交換時期
「いつになったら、ファーストピアスを外していいの?」というのは、誰もが抱く疑問です。
ピアスホールが完全に安定するまでの期間には個人差がありますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 部位 | 最低期間(ファーストピアス装着期間) | 完全に安定するまでの期間 |
| 耳たぶ(イヤーロブ) | 1ヶ月〜2ヶ月 | 3ヶ月〜6ヶ月 |
| 軟骨(ヘリックスなど) | 2ヶ月〜6ヶ月 | 6ヶ月〜1年 |
セカンドピアスに交換しても大丈夫なサイン:
- ピアスの周りに分泌物(体液)が出なくなった。
- ホールに赤みや腫れがない。
- ピアスを前後に動かしても痛みがない。
これらのサインが確認できたら、いよいよセカンドピアスへの交換です。初めての交換時は、お風呂上がりなど皮膚が柔らかくなっている時に、慎重に行うようにしてください。無理やり入れると、せっかくできたホールを傷つけてしまう可能性があります。
ピアッシング後の正しいアフターケア方法を検索して、再度確認しておくのも大切ですよ!
ピアッサーの価格帯はいくらくらい?予算別のおすすめモデル
ピアッサーの価格は、種類、素材、メーカーによって大きく異なります。「せっかくなら安く手に入れたいけれど、安全性も捨てがたい」というのが本音ですよね。
ここでは、一般的なピアッサーの価格帯と、予算別にどのようなモデルを選ぶべきかをモモストアがアドバイスします。
価格帯別のピアッサー選びの基準
市販されているピアッサーは、主に3つの価格帯に分けられます。
1. リーズナブル帯 (1,000円以下)
- 含まれるもの: 片耳用の瞬間ピアッサー。ファーストピアスの素材は、安価なステンレスや樹脂が中心。
- 選ぶ際の注意点: 「管理医療機器」の認証があるか、滅菌済みであるかを必ずチェックしてください。安すぎるものは、素材やバネの品質が劣る可能性があり、ピアッシング失敗やアレルギーのリスクが高まることがあります。ドン・キホーテやオンラインの一部店舗で多く見られます。
- おすすめな人: とにかく試しに開けてみたい、耳たぶが薄いなど、リスクを理解している上級者向け。初心者にはあまり推奨しません。
2. 標準帯 (1,000円〜2,000円)
- 含まれるもの: 片耳または両耳セット。JPSやワンダーワークスなど、信頼できるメーカーの主力製品が多いです。サージカルステンレスやチタン処理のファーストピアスが内蔵されています。
- 選ぶ際の注意点: この価格帯であれば、品質は安心できます。あとは、ゲージ(16Gが主流)と有効軸の長さが自分の耳に合っているかを確認しましょう。
- おすすめな人: 初めてピアスを開けるほとんどの方におすすめです。安全性と価格のバランスが最も取れています。薬局、ロフト、オンライン通販のメイン商品です。
3. 高価格帯 (2,000円〜5,000円)
- 含まれるもの: 軟骨用(カーティレッジ)ピアッサー、純チタン製やK18金製のファーストピアスが内蔵された高級モデル、または複数のピアッサーとケア用品がセットになったもの。
- 選ぶ際の注意点: 軟骨用は必ずこの価格帯の専用品を選びましょう。高価な分、ファーストピアスのデザイン性が高いものも多く、おしゃれを楽しめます。
- おすすめな人: 軟骨に開けたい方、金属アレルギーの心配が特に大きい方、ファーストピアスの素材やデザインにこだわりたい方。
ピアッサーは一生モノのホールを作るためのツールです。価格だけで判断せず、「医療機器認証」と「素材」を最優先して選ぶことが、結果的に安上がりになることが多いですよ。
耳たぶの厚さや部位で変わる!ピアッサーの選び方と失敗しないコツ
ピアッサーを選ぶ上で、自分の耳たぶの厚さや、開けたい部位の特性を理解しておくことは非常に重要です。いくら高性能なピアッサーを選んでも、自分の耳に合っていなければ、ピアッシングに失敗したり、開けた後のトラブルの原因になったりするからです。
ここでは、部位の特性に合わせたピアッサー選びのコツと、ピアッシングを成功させるための秘訣を伝授します。
有効軸の長さは「厚み+ゆとり」で選ぶ!
前述の通り、ピアッサーに内蔵されているファーストピアスの軸の長さ(有効軸)は、非常に重要です。
耳たぶが標準的な厚さ(約4mm〜6mm)の場合:
一般的に流通している有効軸6mm〜8mmのピアッサーで問題ありません。ただし、ピアッシング後に耳たぶが腫れることを考慮し、できれば8mmのものを選ぶと安心です。
耳たぶが厚め(約7mm以上)の場合:
「自分の耳たぶは分厚いかも?」と感じる方は、必ず有効軸が10mm以上のロングタイプを選びましょう。
軸が短いと、腫れた際にファーストピアスが食い込んでしまい、ピアスの取り外しができなくなる、ホールの掃除ができなくなるといった深刻な事態を招きます。ロングタイプは、オンライン通販のボディピアス専門店などで確実に見つけることができます。
軟骨ピアッシングは部位ごとの特性を把握する
軟骨と言っても、場所によって厚さや皮膚の動きが全く違います。
| 部位 | 特徴 | 推奨ゲージ | 推奨軸の長さ |
| ヘリックス(耳のふち) | 厚さは比較的薄いものの、カーブしており負荷がかかりやすい | 14G〜16G | 8mm〜10mm |
| トラガス(耳の穴の前の突起) | 厚みがあり、ピアッサーでのピアッシングは難しい。病院推奨 | 14G〜16G | 6mm〜8mm(短い方が邪魔にならない) |
| アウターコンク(耳の平らな部分) | 厚みがあり、腫れやすい | 14G | 8mm〜10mm |
軟骨ピアッサーは、耳たぶ用と比べて構造が複雑で、失敗した際のリスクも大きくなります。
軟骨の場合は、トラガスのようにピアッサーの使用が推奨されない部位もありますので、自分の開けたい部位がピアッサーで開けられるのか、ニードル(病院での使用が一般的)が必要なのかを、事前にしっかり調べるようにしてくださいね。
軟骨ピアス各部位の開け方と注意点を調べると、より詳しい情報が見つかるはずです。
【Q&A】ピアッサーに関するユーザーのよくある疑問を解消!
ピアッサーに関する疑問は尽きませんよね。ここでは、モモストアがこれまでに寄せられた質問や、検索ユーザーがよく抱く疑問をQ&A形式でまとめて、皆さんの不安を解消します!
Q1: ピアッサーでのピアッシングは、やっぱり痛いですか?
A: 痛みには個人差がありますが、ピアッサーのほとんどが「瞬間ピアッサー」であるため、痛みを感じるのは「一瞬」で済みます。
「バチン!」という音と共に、一瞬チクッとする程度で、注射の痛みよりも弱いと感じる人も多いです。
痛みを軽減するコツ:
- 事前に耳たぶをしっかり冷やす(保冷剤をタオルで包んで数分間当てておく)。
- ピアッサーを垂直にセットし、一気に力を加える(躊躇すると、針が中途半端に止まって痛みが長引く原因になります)。
- 深呼吸をして、体がリラックスした状態でピアッシングを行う。
瞬間で終わるため、「痛い」というよりは「びっくりした」という感想を持つ人が多いですよ!
Q2: ピアッサーの失敗例にはどんなものがありますか?
A: ピアッサーの失敗例として多いのは、主に以下の3つです。
- 位置のずれ: マーキングが不十分だったり、鏡で確認せずに開けてしまったりして、希望の位置からずれてしまうケース。特に両耳を開ける場合、左右の位置がずれると目立ちます。
- ホールが斜めになる: ピアッサーを耳たぶに対して垂直に当てられず、斜めに貫通してしまうケース。斜めになると、セカンドピアスが入れにくくなったり、トラブルの原因になったりします。
- ピアッシングの途中で止まる: 軟骨を耳たぶ用で開けようとしたり、耳たぶが厚すぎるのに軸が短いピアッサーを使ったりして、針が途中で止まってしまうケース。これは大変危険なので、無理せず病院に行きましょう。
これらの失敗を防ぐためには、適切なピアッサー選びと、ピアッシング前の正確なマーキングが最も重要です。
Q3: ファーストピアスはいつまでつけっぱなしですか?
A: 最低でも1ヶ月〜2ヶ月はつけっぱなしにしてください。
ピアッシング直後のホールは、穴を開けただけの「傷」の状態です。この期間にピアスを外してしまうと、穴がすぐに塞がってしまったり、まだ皮膚が安定していないホールを傷つけたりする原因になります。
ホールが完全に安定するまでは、お風呂や寝る時も外さずに、ファーストピアスをホールに定着させることを最優先にしましょう。
もし、どうしてもデザインを変えたい場合は、「セカンドピアス」として、軸の太さがファーストピアスと同じもの(16Gなど)を用意し、慎重に交換してくださいね。
まとめ:ピアッサーは薬局だけでなく実店舗とオンラインで賢く手に入れよう!
モモストアの記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます!
「ピアッサーは薬局で売ってない」という疑問から始まりましたが、今回の調査で、ピアッサーは薬局の一部大型店舗でも取り扱いがあるものの、在庫や種類は不安定であることが分かりましたね。
確実に、そして豊富な種類の中から自分にぴったりのピアッサーを手に入れるなら、以下の販売場所が最適です。
- 実店舗で手軽に: ドン・キホーテ、ロフト、ハンズ
- 種類と価格で選ぶ: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
ピアッシング成功の秘訣は、ピアッサーの「ゲージ」と「素材」を正しく選び、そして何よりも「アフターケア」を徹底することに尽きます。
特に初めてピアッシングに挑戦する方は、安全性を最優先し、JPSなどの信頼できるメーカーの「管理医療機器」認証を受けたピアッサーを選ぶようにしてください。
この記事が、あなたのピアスライフの第一歩を安全で素敵なものにするためのお役に立てれば、モモストアとしてとても嬉しいです!
正しい知識と準備で、自信を持ってピアッシングに挑戦してくださいね!

