ピアッサーは薬局のどこで買える?販売店舗から選び方まで徹底解説!
こんにちは、モモストアです!
初めてピアスを開けるときや、久しぶりに新しい場所に開けるとき、「ピアッサーってどこで売ってるの?」って迷いますよね。
特に一番手軽そうな薬局やドラッグストアで買えるのかは、多くの方が抱える疑問だと思います!
このページでは、主要な薬局からドンキ、ネット通販まで、
ピアッサーが手に入る場所を徹底的に調査しました。さらに、失敗しないための選び方や開け方、アフターケアまで
安全で快適なピアスライフをスタートさせるための情報をぎゅっと詰め込んでいます!
ぜひ最後まで読んで、疑問をスッキリ解決してくださいね!
・ドン・キホーテでのピアッサーの品揃えと特徴
・ロフトや東急ハンズなどバラエティショップの取扱いは?
・大型ショッピングモール(イオンなど)の販売コーナー
・ネット通販(Amazon, 楽天, Yahoo!)で買うメリット・デメリット
- 薬局・ドラッグストアでのピアッサー販売状況
- ドン・キホーテでのピアッサーの品揃えと特徴
- ロフトや東急ハンズなどバラエティショップの取扱いは?
- 大型ショッピングモール(イオンなど)の販売コーナー
- ネット通販(Amazon, 楽天, Yahoo!)で買うメリット・デメリット
- 【JPS】セイフティピアッサーなど有名メーカーの紹介と特徴
- ピアッサーの種類と選び方:ゲージ(G)と有効軸長を理解しよう
- 耳たぶ用と軟骨用のピアッサーの違いと見分け方
- 金属アレルギー対応素材(チタン、樹脂など)の選び方
- ピアッサーとニードル、どっちで開けるべき?
- 初めてのピアッシングで失敗しないための準備とコツ
- ピアッシング後の正しいアフターケア方法
- 使用済みピアッサーの安全な廃棄方法と注意点
- ピアッサーに関するよくある質問Q&A
薬局・ドラッグストアでのピアッサー販売状況

まず、皆さんが一番気になる「薬局やドラッグストアでピアッサーは買えるのか?」という疑問についてお答えしますね!
結論から言うと、ほとんどの主要なドラッグストアで取り扱いがあります。ただし、店舗の規模や地域によって、置いてある商品や陳列場所が大きく異なるのが実情です。
ピアッサーは、正確には「管理医療機器」に分類されるため、通常の化粧品や雑貨とは少し扱いが違います。そのため、誰でも手に取れる棚ではなく、レジ裏のカウンターや、鍵のかかったガラスケースの中に陳列されているケースが非常に多いんです。これは、未成年者による購入を抑制したり、盗難を防いだりする目的もあります。
主要ドラッグストア各店の販売傾向
具体的にどのドラッグストアでどんな傾向があるか、モモストアが調べた情報をまとめました。
| 店舗名 | 販売の有無 | 商品の種類 | 陳列場所の傾向 |
| マツモトキヨシ | あり(高確率) | JPSなどの有名メーカー、耳たぶ用、軟骨用、チタン製など豊富。 | レジ裏のカウンター、または薬剤師がいる医薬品コーナーの奥。 |
| スギ薬局 | あり(高確率) | 耳たぶ用が中心。一部店舗で軟骨用も。価格帯は標準的。 | 医薬品の棚の近く、またはレジスタッフに声をかける必要あり。 |
| ウェルシア薬局 | あり(中〜高確率) | 医療用ステンレス製が中心。店舗により品揃えに差が出る。 | 医薬品や衛生用品のコーナー。見当たらない場合は店員に確認必須。 |
| ココカラファイン | あり(中確率) | 取り扱いはあるものの、店舗規模に左右されやすい。 | ピアスやアクセサリー類の近く、もしくはレジ付近。 |
このように、どの店舗でも取り扱いはあるのですが、もし見つからなかった場合は、遠慮なく店員さんに「ピアッサーはありますか?」と尋ねてみましょう。レジ裏からサッと出してきてくれることがほとんどです。
また、医薬品と同じエリアにあるため、不安な点があれば薬剤師さんに相談してみるのもおすすめです。
薬局でピアッサーを買うメリット・デメリット
メリット
- 即日入手が可能: 今すぐ開けたい!というときにすぐ手に入ります。
- 衛生面での安心感: 医療機器として管理されているため、品質の信頼性が高いです。
- 価格帯が安定している: ネット通販のような極端な価格差がなく、適正価格で手に入ります。
デメリット
- 種類が少ない: ドンキやネット通販と比べると、ファーストピアスのデザインやゲージの選択肢が限られます。
- 見つけにくい: 陳列場所が分かりにくく、店員さんに声をかける手間がかかることがあります。
特に「JPS(日本ピアスシステム)」製のピアッサーは、多くの薬局で取り扱われている定番品ですので、迷ったらそちらを選ぶと安心ですよ。
ドン・キホーテでのピアッサーの品揃えと特徴
「ピアッサーを買うならドンキ!」という方も多いのではないでしょうか?
ドン・キホーテは、そのディスカウントストアとしての特性上、他の店舗にはないような、非常に幅広い種類のピアッサーを取り揃えているのが最大の魅力です。モモストアの調査でも、その品揃えの豊富さはピカイチでした。
ドンキが「ピアッサーの聖地」と呼ばれる理由
ドンキホーテでは、薬局やバラエティショップの「定番品」に加え、ニッチなニーズに応える商品も充実しています。
- ゲージの幅広さ: 耳たぶ用の18Gや16Gはもちろん、軟骨用の14G、へそや舌などのボディピアスに対応した太いゲージまで見つかることがあります。
- 素材の多様性: 医療用ステンレス、チタン、樹脂製など、アレルギー対応の素材も豊富に揃っています。
- デザイン性: シンプルなボールや立爪のデザインだけでなく、誕生石をモチーフにしたものや、小さなハート、星型など、ファーストピアスとは思えないほどおしゃれなデザインが選べるのも嬉しいポイントです。
「初めて開けるけど、最初のピアスも可愛いのがいい!」という方には特におすすめできますよ。
ドンキでのピアッサーの探し方と注意点
では、ドンキの広大な売り場でピアッサーはどこにあるのでしょうか?
ピアッサーは通常、「アクセサリー売り場」のピアスコーナーの近く、またはビューティーケア用品の棚に陳列されています。
ただし、前述の通り管理医療機器であるため、通常のアクセサリーピアスとは分けられ、ガラスケースの中や、鍵のかかった棚にしまわれていることがほとんどです。
ドンキでピアッサーを探すときのポイント
- まず、アクセサリーや化粧品、香水などが並ぶビューティー関連のエリアを探します。
- ピアスコーナーを見つけたら、そこに鍵付きのガラスケースがないか確認しましょう。
- もし見つからなければ、迷わず近くの店員さんに「ピアッサーの場所」を尋ねるのが一番早いです。
価格については、ディスカウントストアとはいえ、ピアッサーは定価販売されていることが多く、薬局や他の店舗と大差ない場合がほとんどです。しかし、圧倒的な種類の中から比較検討できることが、ドンキで買う最大のメリットと言えますね。
また、ドンキではセルフで開けるためのニードル(別売)なども取り扱っていることがありますが、初心者の方は安全性の高い「ピアッサー」を選ぶことを強くおすすめします。
ロフトや東急ハンズなどバラエティショップの取扱いは?
ドンキが「種類と価格」なら、ロフトや東急ハンズ(ハンズ)などのバラエティショップは「デザインと安心感」でピアッサーを選びたい方におすすめの場所です。
これらの店舗は、化粧品や美容、雑貨に特化した商品展開をしているため、ピアッサーも例外なく取り扱いがあります。
バラエティショップのピアッサーの特徴
ロフトやハンズでピアッサーを探す場合、多くは「ビューティー・コスメ用品コーナー」や「アクセサリーコーナー」の一角に設置されています。
これらの店舗では、特に「初めてピアスを開ける人」をターゲットにした商品が多い傾向があります。
- おしゃれなデザイン重視: 薬局のピアッサーはシンプルなものが多いですが、バラエティショップではファーストピアスにパールやラインストーンがあしらわれた、よりファッション性の高いデザインが多く見られます。
- 安心のパッケージ: アフターケア用品がセットになったパッケージや、使い方ガイドが分かりやすく記載されている商品が多いです。
- 透明ピアッサー: 学校や職場の事情で目立たせたくない方向けの、医療用樹脂でできた透明ピアッサーの取り扱いも豊富です。
ロフトやハンズは、ドンキほど極端なディスカウントは期待できませんが、陳列が見やすく、ゆっくりと商品を選べる雰囲気があります。店員さんも美容や雑貨に詳しい方が多いので、素材の違いやアフターケアについて気軽に相談しやすいのもメリットです。
ロフト、ハンズ、プラザのピアッサー比較
| 店舗名 | 品揃えの傾向 | 強み |
| ロフト | デザイン性の高いファーストピアス付きピアッサー。美容関連の品が豊富。 | トレンドに合わせた可愛いデザイン、透明ピアッサーも人気。 |
| 東急ハンズ(ハンズ) | JPSなどの定番品に加え、工具や素材の視点から選べる商品も。 | 衛生用品やセルフケア用品と一緒に購入しやすい。 |
| PLAZA(プラザ) | アクセサリー雑貨やコスメに連動した、特に若い女性向けのものが中心。 | パッケージがおしゃれ、ギフトにもしやすい。 |
おしゃれに敏感な方や、どうせ開けるなら最初から可愛いピアスがいい!という方は、ぜひこれらのバラエティショップを覗いてみてくださいね。最新のトレンドに合ったピアッサーが見つかるかもしれません。
大型ショッピングモール(イオンなど)の販売コーナー
お住まいの地域によっては、近くにドンキやロフトがない、という方もいらっしゃるかもしれません。そんな時に頼りになるのが、イオンやアリオなどの大型ショッピングモールです。
モール内には様々な専門店が入っていますが、ピアッサーが売られている場所は主に2パターンに分けられます。
パターン1:モール内のドラッグストア・薬局
これは前述した「薬局・ドラッグストア」の販売状況と同じです。イオンモール内には必ずと言っていいほどマツキヨやウェルシアなどが入っていますので、まずはそちらをチェックしてみましょう。
ただし、モール内の店舗はスペースの関係で品揃えが路面店よりも少ない場合がある点に注意が必要です。
パターン2:モール内のバラエティショップ・雑貨店
イオン内には、ロフトやハンズのような大型のバラエティショップが入っていることもありますが、それ以外にも「パンドラハウス(手芸・雑貨)」や「R.O.U(アール・オー・ユー)」などの雑貨・コスメ系の専門店でも取り扱いがある場合があります。
- アクセサリーコーナー: モール内のアクセサリーショップでも、稀にピアッサーを取り扱っていることがあります。ただし、基本的には販売のみで、穴あけサービスを行っている店舗は少ないです。
- コスメ・ビューティー売り場: イオンやヨーカドーなどの総合スーパー(GMS)の直営売場(コスメコーナー)でも、衛生用品や美容ツールとして陳列されていることがあります。
ショッピングモールで買う最大のメリットは、駐車場が完備されていることが多く、他の買い物ついでに立ち寄りやすい点です。また、家族や友人と一緒に来店し、相談しながら選ぶこともできるため、初めてのピアッシングで不安な方にはおすすめの選択肢と言えます。
販売コーナーの探し方ヒント
広大なモール内で迷わないために、インフォメーションカウンターで「ピアッサーを取り扱っているお店はありますか?」と尋ねるのが最も確実ですが、ご自身で探す際は以下の場所を優先的に探してみてください。
- マツモトキヨシ、スギ薬局などのドラッグストア
- ロフト、ハンズ、PLAZAなどの大型雑貨店
- イオンやイトーヨーカドー直営のビューティー・コスメ売り場
- アクセサリーやボディピアス専門店
これらの場所を順に見ていけば、ほぼ間違いなくピアッサーを見つけられるはずですよ。お近くのイオンモールの店舗一覧を確認してみると、どんなお店が入っているか事前に分かって便利です。
ネット通販(Amazon, 楽天, Yahoo!)で買うメリット・デメリット
「お店で店員さんに声をかけるのはちょっと恥ずかしい…」
「とにかく色々な種類をじっくり比較してから決めたい!」
そんな方には、ネット通販での購入が最もおすすめです。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なECサイトでは、実店舗を遥かに凌ぐ種類のピアッサーが販売されています。
ネット通販の圧倒的なメリット
ネット通販の最大の強みは、その選択肢の多さと情報の網羅性です。
- 専門性の高い商品: JPSの純正品はもちろん、海外製のニードル、ボディピアス専門店のオリジナルピアッサー、舌用やへそ用といった特殊な部位用のピアッサーまで、実店舗では見かけない商品が手に入ります。
- 徹底的な比較検討: ゲージ、軸長、素材(チタン、サージカルステンレス)、ファーストピアスのデザイン、価格などを一覧で見比べることができます。また、実際の購入者のレビューを参考にできるのは、失敗を防ぐ上で非常に重要です。
- 安く買えるチャンス: セール期間中や、複数のピアッサーがセットになった「両耳用セット」などを購入することで、実店舗よりも安価に手に入れられる可能性があります。
特にピアスの種類が豊富なネットショップでは、ピアッサーだけでなく、ファーストピアスの種類が豊富なため、ホールが完成した後のセカンドピアスを選ぶ参考にもなります。
ネット通販のデメリットと注意点
便利なネット通販ですが、いくつか注意しておきたい点もあります。
| デメリット | 具体的な注意点 |
| 即日入手不可 | 配送に時間がかかるため、思い立ったらすぐ開けたいという人には向きません。 |
| 品質の見極め | 粗悪なコピー品や、医療機器承認を受けていない商品が紛れている場合があります。 |
| サイズ感 | 耳の厚さに合うか(軸長)、デザインの大きさ(玉の直径)など、実物を見て確認できないため、レビューや寸法表記をよく確認する必要があります。 |
【重要】品質の見極め方
ネットでピアッサーを購入する際は、必ず「管理医療機器承認番号」が記載されているかを確認しましょう。特に極端に安い商品や、パッケージが簡素すぎるものは注意が必要です。信頼できる専門店や、Amazon、楽天市場などの大手ECサイトの公式ストアや高評価のショップを選ぶようにしてください。
最近では、メルカリなどのフリマサイトで未使用品が出品されていることもありますが、衛生面や滅菌状態に不安が残るため、ピアッサーのような医療機器は新品・未開封品を購入することを強くおすすめします。
【JPS】セイフティピアッサーなど有名メーカーの紹介と特徴
「ピアッサー」と聞いて、まず頭に浮かぶのが「JPS(ジェイピーエス)」の製品ではないでしょうか?
JPSが販売する「セイフティピアッサー」は、日本の薬局や病院、専門店で最も広く取り扱われている定番中の定番です。なぜこれほど信頼されているのか、そして他にもどんなメーカーがあるのか、詳しく見ていきましょう。
JPS(日本ピアスシステム)のセイフティピアッサー
セイフティピアッサーの最大の強みは、その「医療機器としての信頼性」と「使いやすさ」です。
- 滅菌済み: 完全に滅菌された状態で個包装されており、非常に衛生的です。
- ワンタッチ操作: ハンドルを握り込むだけで、ピアスが自動的に装着されるため、開ける位置がブレにくく、初めての方でも失敗しにくい設計になっています。
- 豊富な素材: 医療用ステンレス製(サージカルステンレス)、純チタン製、樹脂製など、幅広い素材が用意されており、金属アレルギーの方も安心して選べます。
- ロングタイプ: 耳たぶの厚い方のために、有効軸長が8mmのロングタイプも展開されており、腫れ対策にも役立ちます。
もしあなたがピアッサー選びに迷ったら、まずはJPSのセイフティピアッサーのラインナップから探してみることを強くおすすめします。
その他の主要メーカーと商品
JPS以外にも、使いやすさやデザインに特化した様々なメーカーが存在します。
ピアチェーレ (Piacere)
- 特徴: 樹脂製で透明ピアスが多いのが特徴です。金属アレルギーの心配が少ない医療用樹脂を使用しており、学校や職場でピアスを隠したい方に人気があります。
- 用途: 主に耳たぶ用ですが、ファーストピアスとして使いやすく、目立ちにくい点が強みです。
瞬間ピアッサー(株式会社ヒーローなど)
- 特徴: 「瞬間」という名前の通り、非常に速いスピードでピアッシングが完了することを謳っています。痛みを極力抑えたい、一瞬で終わらせたいという方に選ばれています。
- 素材: 医療用ステンレス製やチタン製が中心です。
海外メーカー(インバネスなど)
- 特徴: 日本の薬局ではあまり見かけませんが、海外では「インバネス(Inverness)」のような、独自の安全システムを持つピアッシングシステムが使われていることがあります。これらはよりクリニックでの使用を想定したものが多いです。
それぞれのメーカーには独自の工夫がありますので、ご自身の耳の厚さ、アレルギーの有無、そしてデザインの好みに合わせて、最適な一本を見つけてくださいね。
ピアッサーの種類と選び方:ゲージ(G)と有効軸長を理解しよう
いざピアッサーを選ぼうと思っても、「16Gって何?」「有効軸長って何?」と、専門用語に戸惑うかもしれません。でも大丈夫!この2つのポイントを理解すれば、あなたの耳にぴったりのピアッサーを選べるようになりますよ。
ピアッサーを選ぶ上で、最も重要な要素は「ゲージ(G)」と「有効軸長」の2つです。
ゲージ(G):ピアスの太さを示す単位
ゲージ(G)は、ピアスの軸の太さを示す単位です。数字が小さくなるほど、ピアスの軸は太くなります。
| ゲージ | 太さ(mm) | 主な用途 | 特徴 |
| 18G | 約1.0mm | 最も一般的な耳たぶ用。 | 細めで開けやすく、市販の多くのピアスに対応。 |
| 16G | 約1.2mm | 耳たぶ、軟骨(ヘリックスなど)にも。 | 18Gよりホールが安定しやすく、ボディピアス専門店で主流。 |
| 14G | 約1.6mm | 軟骨(トラガス、ロックなど)、ボディピアス。 | 太く安定性が高いが、ピアッシング時に痛みを感じやすい。 |
初めて耳たぶに開ける場合、18Gか16Gを選ぶのが一般的です。16Gの方がホールが安定しやすいというメリットがありますが、ピアッシング時の衝撃は18Gの方が少ないと感じる方が多いようです。迷ったら、市販の一般的なピアスが通しやすい16Gを選んでおくと良いでしょう。
有効軸長:耳の厚さに合わせた長さ
有効軸長(ポストの長さ)とは、ピアスのキャッチとヘッドの間隔のことです。この長さが短いと、ピアッシング後に耳が腫れたときにピアスが食い込んでしまい、炎症やトラブルの原因になります。
- 通常軸(6mm): 耳たぶが薄い方(約4mm程度)向け。
- ロング軸(8mm): 日本人に最も一般的な長さ。耳たぶが標準〜厚めの方、ピアッシング後の腫れを考慮したい方におすすめです。
- 超ロング軸(10mm以上): 軟骨用や、特に耳たぶが厚い方、ボディピアス用。
迷ったら「ロング軸(8mm)」を選ぶのが最も安全です。初めてのピアッシングでは、必ず耳が腫れることを前提に、少し長めのものを選んで、ホールに余裕を持たせることが大切です。後々、トラブルでピアスが外せなくなってしまう前に、適切な長さのものを選んでくださいね。
耳たぶ用と軟骨用のピアッサーの違いと見分け方
ピアッサーは、開ける部位によって構造や強度が異なります。耳たぶと軟骨では、皮膚の厚さも骨(軟骨)の硬さも全く違うため、必ず用途に合ったピアッサーを選ぶことが重要です。
もし軟骨用のピアッサーを耳たぶに使っても大きな問題はありませんが、その逆、耳たぶ用のピアッサーを軟骨に使ってしまうと、ピアッシングに失敗したり、耳に大きな負担がかかったりする危険性があります。
硬さを考慮した設計の違い
耳たぶ用と軟骨用では、主に以下の3つの点で大きな違いがあります。
| 項目 | 耳たぶ用ピアッサー | 軟骨用ピアッサー |
| ゲージ(太さ) | 16Gまたは18G(細め) | 14Gが主流(太め) |
| 有効軸長 | 6mm〜8mm(標準) | 8mm〜10mm(ロングタイプが多い) |
| ピアッシングの力 | 比較的弱いバネ圧 | 硬い軟骨を貫通するための強いバネ圧 |
特に注目すべきは「ピアッシングの力(バネ圧)」です。軟骨は非常に硬いため、耳たぶ用のピアッサーでは途中で止まってしまい、完全に貫通しないという失敗が起こりやすいです。軟骨用は、硬い組織を確実に貫通させるために、より強力なバネが内蔵されています。
軟骨用のピアッサーを見分ける方法
パッケージを見れば、そのピアッサーがどの部位用かすぐに分かりますが、念のため見分けるポイントを知っておきましょう。
- パッケージの記載: 「軟骨用」「ヘリックス用」「トラガス用」といった明確な表記があるか確認します。
- ゲージ: 14G(1.6mm)であれば、まず間違いなく軟骨用と考えてOKです。16Gも軟骨に使えますが、軟骨用として販売されているものはバネ圧が強化されています。
- 軸長: 有効軸長が8mm以上(特に10mmなど)のロングタイプは、軟骨用として設計されています。
また、軟骨用ピアッサーの中には、軟骨の特定の位置を狙いやすいように先端がカーブしているものもありますので、開けたい部位によってさらに細かく選ぶことができます。
絶対にしてはいけないことは、耳たぶ用ピアッサーを、トラガスやインダストリアルといった硬い軟骨部位に使うことです。耳の組織を傷つけるだけでなく、ピアスが斜めに刺さって抜けなくなるなど、重大なトラブルにつながる可能性がありますので、必ず専用のピアッサーを選んでくださいね。
金属アレルギー対応素材(チタン、樹脂など)の選び方
ピアスホールを開ける際に最も避けたいトラブルの一つが、金属アレルギーによる炎症です。特にファーストピアスは、ホールが完成するまでの約1~3ヶ月間、ずっと肌に触れ続けるため、素材選びはデザインよりもはるかに重要だと言えます。
もし、あなたがアレルギー体質である、または過去にアクセサリーでかゆみを感じた経験があるなら、特に慎重に素材を選びましょう。
アレルギーリスクの低い素材トップ3
アレルギー対応としてピアッサーに使用されている素材はいくつかありますが、特に安心できるものをリスクの低い順に紹介します。
純チタン製(最も安全)
- 特徴: 最も金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。体内に埋め込むインプラントにも使われるほど生体適合性が高く、アレルギー体質の方に最適です。
- 注意点: 高価になりがちですが、ホールを綺麗に完成させるための「保険」と考えれば安い投資です。
医療用樹脂製(目立ちにくい)
- 特徴: 金属を一切含まないため、金属アレルギーの心配がゼロです。透明なものが多く、学校や仕事でピアスが禁止されている方に人気です。
- 注意点: 樹脂は金属に比べて表面が滑らかさに欠けるため、ホールが安定するまでに時間がかかることがあります。
純金処理済み医療用ステンレス製(高耐久性)
- 特徴: 一般的なサージカルステンレスの上に、純度の高い金でコーティングを施したものです。耐久性が高く、ほとんどの方が問題なく使用できます。
- 注意点: コーティングが剥がれて下のステンレス(微量のニッケルを含む可能性あり)が露出すると、アレルギー反応が出るリスクがあります。
避けるべき素材と、サージカルステンレスの注意点
「サージカルステンレス」はアレルギー対応として広く使われますが、厳密にはニッケルなどのアレルゲンを含む場合があります(サージカルステンレス316Lなど)。
もしあなたが重度の金属アレルギーであれば、「純チタン」または「医療用樹脂」を選ぶのが鉄則です。
逆に、絶対に避けるべきなのは、ニッケルやコバルトなどのアレルゲンを多く含む「メッキ製品」や「安価な合金」です。これらはホールが未完成のデリケートな肌に触れると、すぐに炎症を引き起こし、せっかく開けたホールを台無しにしてしまう可能性があります。
購入する際は、パッケージの素材表記をしっかりチェックし、「純チタン」などの表記があるものを優先的に選びましょう。
ピアッサーとニードル、どっちで開けるべき?
ピアスを開ける方法として、「ピアッサー」と「ニードル」の2つがよく比較されます。
「ピアッサーは簡単そうだけど、ニードルの方がきれいに開くって聞くし…」と悩む方も多いですよね。モモストアが、それぞれのメリットとデメリットを徹底比較します!
初心者には圧倒的に「ピアッサー」がおすすめな理由
結論から言うと、初めて自分でピアスを開ける方には、断然ピアッサーをおすすめします。
| 比較ポイント | ピアッサー(Pierce Gun) | ニードル(Hollow Needle) |
| 手軽さ・簡単さ | 非常に簡単。ワンタッチで終了。 | 難易度が高い。ホールにピアスを接続する技術が必要。 |
| 衛生面 | 滅菌済みの状態で安心。使い捨て。 | 針の滅菌、器具の消毒、接続時の衛生管理など自己責任。 |
| 価格 | 1,000円〜3,000円程度(ピアス付き) | ニードル自体は安価だが、ファーストピアスを別途用意する必要がある。 |
| ホールの仕上がり | 衝撃でホール周辺の組織が潰れやすい。 | 組織を削り取るため、ホールの治りが綺麗で安定しやすい。 |
| 痛み | 一瞬の衝撃(ドン!)。 | 貫通時より、ピアスを接続する時に痛みを感じやすい。 |
ピアッサーの最大のメリットは、「滅菌されたファーストピアスが、瞬時に、正しい位置でホールに装着される」ことです。ピアッシングで最も怖いのは、雑菌の侵入やピアスの食い込みですが、ピアッサーならそのリスクを大幅に減らせます。
ニードルを選ぶのはどんな人?
ニードルは、プロのピアススタジオや医療機関でも使われる方法です。
- 軟骨など、治りにくい部位を開ける方: ニードルで開けたホールは、組織へのダメージが少なく、治りが早いと言われています。特に軟骨は安定しにくいため、ニードルを選ぶ方が多いです。
- 太いゲージ(14Gなど)で開けたい方: 太いゲージはピアッサーのバネ圧だけでは貫通しにくい場合があるため、ニードルが適しています。
- セルフピアッシング経験者: ピアッサーでは難しい角度の調整や、正確な位置決めが可能です。
ただし、ニードルは滅菌済みのものを選ぶのはもちろん、使用後の針の廃棄にも細心の注意が必要です。初めてのピアッシングで「ニードルに挑戦したい!」という方は、まずは医療機関でのピアッシングも検討してみてください。プロに任せるのが最も安心・安全な方法ですよ。
初めてのピアッシングで失敗しないための準備とコツ
「ピアッサーは買ったけど、いざ開けるとなると緊張する…」という方は多いはず。ピアッシングは一瞬で終わりますが、その前の準備と、開ける瞬間のコツを知っているかどうかで、成功率とトラブルのリスクは大きく変わってきます。
モモストアが、初めてのピアッシングを成功させるための具体的な手順とコツを伝授しますね!
STEP1:完璧な準備と環境設定
開ける当日までに、以下の準備を整えておきましょう。
- 体調を整える: 体調が優れないときはピアッシングを避けましょう。免疫力が落ちていると、感染症や炎症を起こしやすくなります。
- 冷却の準備: 保冷剤や氷をタオルに包んだものを準備します。開ける直前に耳を冷やすことで、感覚を麻痺させて痛みを軽減できます。ただし、冷やしすぎると皮膚が硬くなり、ピアッサーが通りにくくなることもあるため、適度に冷やしましょう。
- マーキング: これが一番重要かもしれません!水性のマーカーやアイライナーで、開けたい位置に小さな点を打ちます。鏡で何度も確認し、左右対称か、顔のバランスに合っているかを徹底的にチェックしましょう。
STEP2:ピアッシングの瞬間のコツ
いよいよ開ける瞬間です。緊張するかもしれませんが、深呼吸して、思い切りが肝心です!
- まっすぐに: 鏡で見て、ピアッサーが耳たぶに対して「垂直」になっているか確認してください。斜めになるとホールが歪み、後のピアス交換時に苦労します。
- 一気に握り込む: ピアッサーは、ゆっくり握ると途中で止まったり、失敗したりする原因になります。「ためらわずに、一気に、勢いよく」最後まで握り込みましょう。「パチン!」という音と共に、ピアスが装着されれば成功です。
- 友人と協力する: もし可能であれば、信頼できる友人やご家族に協力してもらうのも一つの手です。マーキングの確認や、ピアッサーを垂直に保つサポートをしてもらうと安心です。
【失敗を防ぐための最終チェック】
ピアッサーを耳から外す前に、ピアスのキャッチ(留め具)が耳たぶの裏側でしっかり固定されているかを確認してください。キャッチが浅いと、ファーストピアスが抜け落ちる原因になります。
ピアッシング後の正しいアフターケア方法
ピアッシングが無事に成功しても、これで終わりではありません!
ピアスホールは傷と同じです。ここから約1ヶ月〜3ヶ月の期間、「いかに清潔に、いかに刺激を与えずに」過ごせるかが、美しく安定したホール(セカンドピアスをつけられる状態)を作るための鍵となります。
「消毒すれば大丈夫」という古い常識はもう古いですよ!モモストアが最新の正しいケア方法をお伝えします。
古い常識はNG!消毒液は使わない
以前は「消毒液で毎日消毒しましょう」と言われていましたが、現在では、消毒液の使用は推奨されていません。
- なぜ消毒液がNGか?: 消毒液に含まれる成分が、傷口の治癒に必要な細胞まで殺してしまい、かえって治りを遅らせたり、肌を乾燥させてトラブルの原因になるためです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
答えはシンプル。「優しく洗浄すること」です。
正しいアフターケア「泡洗浄」
ピアスホールの正しいケアは、以下の手順で行ってください。
- 洗浄: 1日1~2回、入浴時やお風呂上がりに、低刺激性の液体石鹸や泡ソープを使い、泡でピアスホールを包み込むように優しく洗浄します。
- 洗い流し: 泡が残らないように、シャワーの優しい水流で十分に洗い流します。
- 乾燥: 清潔なタオルやティッシュで、水分を優しく拭き取ります。ゴシゴシ擦るのは厳禁です。
【重要】ピアスを回すのはNG!
「ピアスを回して、皮膚とくっつくのを防ぐ」という情報もありますが、これはホール内のデリケートな皮膚を傷つけ、雑菌の侵入や炎症の原因になるため、極力避けるべきです。ファーストピアスは動かさず、触らないのが一番です。
トラブル時の対処法
もし、赤みや腫れ、透明〜黄色っぽい体液(浸出液)が出るなどのトラブルが発生した場合は、まずは洗浄を徹底してください。それでも改善しない場合は、すぐに皮膚科や提携病院を受診することを強くおすすめします。自己判断で市販の薬を塗ったりするのは避けましょう。
使用済みピアッサーの安全な廃棄方法と注意点
無事にピアッシングが終わり、使い終わったピアッサー。しかし、そのままゴミ箱にポイッと捨てるのは絶対にNGです!
ピアッサーは「医療機器」であり、使用済みの針(ピアス針)には血液や体液が付着している可能性があるため、「感染性廃棄物」に準じた適切な処理が必要になります。
ピアッサーを捨てる際の基本ルール
一般的に、使い捨てのピアッサーを家庭ごみとして廃棄する場合、以下の手順を踏む必要があります。
- 針を安全に収納・固定する: ほとんどのピアッサーは、ピアッシング後に針がピアッサー本体のプラスチック部分に収納される安全設計になっています。もし針先が見えている場合は、絶対に素手で触らず、ペンチなどで折ってから本体に固定するか、キャッチをしっかり装着して針先が出ないようにします。
- 「密閉された容器」に入れる: 使用済みのピアッサーを、厚手のジップロックや、中身が見えない厚手の紙袋や箱に入れます。これは、回収業者が怪我をしないようにするための重要な配慮です。
- 「燃えないゴミ」として出す: 地域の自治体によって異なりますが、多くの地域では「燃えないゴミ(不燃ゴミ)」または「資源ごみ」として分類されます。
- 目印を付ける: 容器の外側に「針金注意」や「危険物」といったメモを貼り付けておくと、回収業者がより安全に処理できます。
自治体ごとの違いと確認の重要性
ピアッサーの廃棄方法は、実は自治体によってルールが異なります。
| 自治体のルール | 具体的な対応 |
| 一般廃棄物(不燃ゴミ) | 上記の手順(密閉、目印を付けて)で回収日に出す。 |
| 危険物・処理困難物 | 回収ボックスが設置されている場合がある。 |
| 医療廃棄物扱い | 購入した薬局や、ピアスを開けた病院に相談して引き取ってもらう。 |
最も安全で確実な方法は、お住まいの地域の自治体のホームページで「注射針」や「医療廃棄物」の処理方法を確認することです。
もし少しでも不安がある場合は、ピアッサーを購入した薬局やドラッグストアに持ち込んで、「使用済みピアッサーの回収はできますか?」と相談してみるのが良いでしょう。特にJPS製品などは、販売店での回収ルートが確立されている場合があります。
ピアッサーに関するよくある質問Q&A
最後に、ピアッサーやピアッシングに関して、多くの方が抱える疑問や不安をQ&A形式でまとめてみました。あなたの「気になる!」をここで解消してくださいね。
Q1: ピアッサーの痛みはどれくらいですか?
A: 痛みの感じ方には個人差がありますが、ピアッサーは「一瞬で終わる」のが特徴です。
「バチン!」という音と共に、一瞬だけ「熱い」あるいは「つねられたような」感覚がありますが、すぐに引きます。軟骨は耳たぶよりも痛みを感じやすい傾向がありますが、麻酔なしで耐えられるレベルです。痛みよりも、「開ける瞬間の緊張感」の方が大きいと感じる方がほとんどですよ。
Q2: 未成年でも薬局でピアッサーを買えますか?
A: 法律上の年齢制限はありませんので、購入は可能です。ただし、ピアッサーは「管理医療機器」であり、未成年者のピアッシングによるトラブル防止のため、購入時に年齢確認や保護者の同意を確認される薬局や店舗もあります。特にドンキなどのバラエティショップでは、鍵のかかった棚から出してもらう際に、店員さんが声をかけてくることがあります。
トラブルを避けるためにも、親御さんの同意を得てから購入・ピアッシングを行うことを強くおすすめします。
Q3: ファーストピアスに透明ピアスは使えますか?
A: 基本的にファーストピアスに透明ピアス(樹脂製ピアス)は使えません。ピアッサーには、医療用樹脂製のものもありますが、これはホールを作るための専用品です。
一般的な透明ピアスは、ピアッサーの針のように先端が鋭利ではなく、ホールを傷つけずにスムーズに装着するのが難しいため、未完成のホールに無理に入れると炎症やトラブルの原因になります。ホールが完全に完成するまでの約1ヶ月〜3ヶ月は、金属(チタンやサージカルステンレス)のファーストピアスを装着し続けるようにしてください。
Q4: ピアッサーで開けた後、ファーストピアスはいつまでつけていればいいですか?
A: 耳たぶで約1ヶ月〜1ヶ月半、軟骨で約2ヶ月〜3ヶ月が目安です。この期間は「ホールを安定させる期間」であり、ピアスを外したり交換したりするのは厳禁です。
ファーストピアスを外してみて、ホール周辺が赤くなく、体液(浸出液)が出ていない状態であれば、セカンドピアスに交換しても大丈夫です。しかし、少しでも不安があれば、もうしばらくファーストピアスをつけておく方が安心です。
Q5: ピアッシング後の化膿・腫れがひどい場合の対処法は?
A: ピアッシング後に多少の腫れや赤みが出るのは自然なことですが、痛みが強く、耳全体が熱を持っている、または黄色や緑色の粘り気のある膿が出ている場合は、化膿している可能性が高いです。
この場合は、すぐに皮膚科を受診してください。自己判断で市販の軟膏を塗ったり、無理にピアスを外したりすると、ホールが塞がって化膿が閉じ込められてしまうことがあります。医師の指示に従い、適切な処置を受けることが最も大切ですよ。

