体温計が薬局で売り切れ?今すぐ買える販売店と在庫を賢く見つけるコツ

体温計が薬局で売り切れ?今すぐ買える販売店と在庫を賢く見つけるコツ

「あれ、体温計がない!」と慌てて近所の薬局に行ったのに、まさかの「売り切れ」の貼り紙を見て、愕然とした経験はありませんか?
特に家族やご自身が熱を出してしまった時、すぐに体温を測れないのは本当に不安になりますよね。

体温計は普段意識しない日用品ですが、いざという時には命綱。
薬局で手に入らないとなると、「他にどこで売ってるの?」「ネットだとすぐ届かないし…」とパニックになってしまうかもしれません。

ご安心ください!
この記事では、薬局以外で体温計を確実に手に入れることができる意外な販売場所から、在庫切れの波に飲まれないための賢い体温計の選び方まで、モモストアが詳しく解説していきます。

・体温計が薬局で「売ってない」状況が起こる理由とは?
・薬局・ドラッグストア以外で体温計が買える意外な場所リスト
・コンビニ(セブン、ローソン、ファミマ)に体温計の在庫はある?
・ホームセンターやディスカウントストアでの体温計の取り扱い
・ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で体温計を買うメリットと注意点
  1. 体温計が薬局で「売ってない」状況が起こる理由とは?
    1. 季節性インフルエンザや感染症の流行
    2. メーカーの生産体制と流通のタイムラグ
    3. 転売ヤーの買い占め問題と対策
  2. 薬局・ドラッグストア以外で体温計が買える意外な場所リスト
    1. 家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシなど)の穴場
    2. 大型スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど)の健康用品コーナー
    3. ベビー用品店(アカチャンホンポ、バースデイなど)の体温計
  3. コンビニ(セブン、ローソン、ファミマ)に体温計の在庫はある?
    1. 24時間営業のコンビニが最後の砦になる理由
    2. 置いてある体温計のメーカーや種類の特徴
  4. ホームセンターやディスカウントストアでの体温計の取り扱い
    1. ドン・キホーテは意外と健康家電が充実している
    2. カインズやコーナンなどホームセンターの医療用品
  5. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で体温計を買うメリットと注意点
    1. 価格と在庫の安定性!比較が簡単なのが魅力
    2. 信頼できる出品者を見分けるためのチェックポイント
  6. 非接触型?予測式?自分に合った体温計の「賢い選び方」
    1. 短時間で測れる「予測式」体温計のメリットとデメリット
    2. 正確性が命!「実測式」体温計の正しい使い方
    3. 赤ちゃんや寝ている人にも使える「非接触型」の注意点
  7. 急いで体温を測りたい!体温計がない時の「応急処置」と代替手段
    1. 体温計以外の方法で「体温に近い状態」を知る方法
    2. スマホアプリで体温を測ることはできるのか?
  8. 体温計の種類別!価格帯と特徴を徹底比較
    1. 体温計の種類別比較表
    2. 選び方のポイント:機能と予算のバランス
  9. オンラインで体温計を買うなら「このメーカー」がおすすめ
    1. オムロン (OMRON)の信頼性と多機能性
    2. シチズン (CITIZEN)の使いやすさとコスパ
    3. ケンコー(KENKO)やその他の注目ブランド
  10. 中古やフリマアプリ(メルカリなど)で体温計を買うのはアリ?ナシ?
    1. 衛生面・機能面から見た中古体温計のリスク
    2. 「未使用品」と書かれていても注意すべきこと
  11. 売り切れる前に知っておきたい!体温計の正しい保管方法と寿命
    1. 体温計の電池寿命と交換のタイミング
    2. 測定エラーを防ぐための保管場所のコツ
  12. 結論:体温計は〇〇の時期に〇〇で買うのが一番確実!
    1. 体温計のベストバイ!時期と場所の黄金パターン
    2. 【緊急時】薬局で買えない時の最終的な推奨ルート

体温計が薬局で「売ってない」状況が起こる理由とは?

momo-store.jp

なぜ体温計が薬局から忽然と姿を消してしまうのでしょうか?
実はこの「売り切れ」の裏側には、いくつかの理由が複合的に絡み合っています。この原因を知っておくだけで、次に品薄になった時に慌てずに対策を打つことができるようになりますよ。

季節性インフルエンザや感染症の流行

これは最も分かりやすい理由かもしれませんね。
毎年冬になると、インフルエンザや風邪が流行します。さらに近年は、新型コロナウイルスのような新たな感染症が突発的に流行するリスクも高まりました。
ニュースで「感染拡大」といった報道がされると、多くの方が予防策とともに体調管理の必需品として体温計を買いに走ります。

特に、
・年末年始の長期休暇前
・学級閉鎖などの情報が流れた直後
・寒暖差が激しくなる季節の変わり目

といった時期は、需要が爆発的に高まります。
ドラッグストアや薬局ももちろん在庫を増やして対応していますが、需要のスピードには追いつけないことが多々あるのです。この現象は、全国どこでも発生するわけですが、特に都市部のアクセスしやすい店舗から真っ先に在庫が消えていく傾向にあります。
多くの人が同じタイミングで「必要だ!」と感じるため、人気メーカーの高性能な体温計から順に棚が空になっていきます。この時、在庫が豊富にあるのは、むしろ普段あまり人が行かない場所、または専門外と思われがちな店舗だったりするんですよ。たとえば、大型病院の売店や、郊外のマイナーな薬局チェーンなど、意外な場所が穴場になることも珍しくありません。

メーカーの生産体制と流通のタイムラグ

体温計のような精密な医療機器は、急な需要増に備えてすぐに生産量を倍増させるのが難しいという側面もあります。
特に高性能な体温計は、センサーの製造や品質管理に時間がかかるため、生産から店舗に並ぶまでにタイムラグが発生します。
また、全国の薬局に平等に分配するための物流の過程でも時間がかかります。工場で大量に生産されても、倉庫から問屋へ、問屋から各地域の配送センターへ、さらにそこから店舗へと運ばれる間に、数日から数週間を要することがあります。この流通網のボトルネックが、店頭の品薄状態を長引かせる一因になっているのです。

例えば、人気メーカーが「今週から生産量を3倍にしました!」と発表しても、それがあなたの近所の薬局の店頭に並ぶのは、早くて1週間後、遅ければ数週間後ということも珍しくありません。特に新製品や人気モデルは、予約で埋まってしまい、一般の店頭に並ぶ頃には次の品薄期に入ってしまう、という悪循環に陥ることもあります。
そのため、SNSなどで「どこどこの薬局に入荷した!」という情報を見つけたら、すぐに売り切れる前に体温計の入荷状況をGoogleで調べるのが賢明です。ただし、情報の真偽を確かめることも重要です。

転売ヤーの買い占め問題と対策

残念ながら、体温計が品薄になる大きな原因の一つに、転売を目的とした買い占めが挙げられます。これは、需要が高まり供給が追いつかなくなることを予測し、大量に購入してインターネット上で高額販売することで利益を得ようとする行為です。
特に非接触型体温計や、特定の高性能な予測式体温計は、一時的に定価よりも高値で取引されることがありました。これは、緊急性の高い商品であるため、多少高価でも手に入れたいという消費者心理につけ込んだものです。

薬局側も対策として、

  • 購入制限(「お一人様1点まで」など)の設定
  • 店頭での目立たない陳列
  • 入荷時間の非公開

などを設けていますが、完全に防ぐのは難しいのが現状です。組織的な買い占めや、店舗をはしごする行為を全て取り締まることはできません。

この転売の動きがあるため、「薬局で買えないならネットで買おう」と考えてAmazonや楽天市場を見ると、定価よりも高い値段で売られていることがあります。購入する際は、必ずメーカーの希望小売価格を把握し、不当に高額な商品には手を出さないように注意が必要です。信頼できる正規のネット販売店や、メーカー直営のショップを選ぶようにしましょう。特に、出品者の評価が極端に低い、または出品されたばかりの新規アカウントからの購入は避けるべきです。

薬局・ドラッグストア以外で体温計が買える意外な場所リスト

薬局やドラッグストアの棚が空でも、諦めるのはまだ早いです!
体温計は意外にも様々な場所で販売されています。しかも、これらの穴場スポットは、薬局とは別の流通ルートを持っているため、薬局が品薄でも在庫がある可能性が非常に高いのです。
特に、熱を出してフラフラな状態では、何軒も薬局を回るのは大変です。以下に、薬局以外で体温計が手に入りやすい「穴場スポット」をご紹介します。

家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシなど)の穴場

多くの方が「体温計=薬局」と考えがちですが、家電量販店は実は健康家電コーナーが非常に充実しています。
特に大型店舗では、薬局では見かけないような高性能な非接触型体温計や、有名メーカーの最新モデルが豊富に揃っていることが多いです。
体温計は「健康管理機器」というカテゴリーに分類されるため、薬のコーナーではなく、マッサージ器や血圧計、フィットネス機器などが並ぶフロアに置かれています。このエリアは、健康意識の高い人がターゲットなので、薬局よりも高機能なモデルが充実している傾向があります。

家電量販店の最大のメリットは、スタッフが製品知識に詳しく、体温計の種類や機能について専門的なアドバイスをもらえる点です。また、実際に手に取って試せるデモ機を置いている場合もあり、非接触型体温計の操作感などを確かめてから購入できます。

メリット 詳細
在庫の多さ 薬局とは別ルートで仕入れをしているため、薬局が品薄でも在庫がある場合が多い。
種類 オムロン、シチズンなどの有名メーカーの最新モデルが手に入りやすい。
ポイント 独自のポイントシステムを利用して、お得に購入できる。高額な体温計ほどポイント還元率が高くなり、実質的な割引になることもあります。

急ぎの時は、まず最寄りの家電量販店のオンライン在庫をチェックすることをおすすめします。オンラインで在庫を確認できれば、無駄足を踏まずに済みますね。

大型スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど)の健康用品コーナー

食料品や日用品のついでに体温計を探すなら、大型スーパーの健康用品コーナーも要チェックです。
スーパーは「薬局」のイメージがない分、他の人が見落としがち。特に、敷地内にテナントとして薬局が入っていない大型スーパーほど、自前のヘルスケア商品コーナーに体温計を置いている可能性が高いです。

体温計は、絆創膏やマスク、サプリメント、歯ブラシなどが陳列されているエリアにひっそりと置かれていることが多いですよ。スーパーの強みは、その「立地の多さ」と「広範な営業時間」です。駅前や住宅街に必ずと言っていいほど存在するため、急な発熱時にもアクセスしやすいのが魅力です。

スーパーで販売されている体温計は、

  • 価格が手頃で、基本的な機能に絞られたモデル
  • 家族全員が使えるシンプルなデザイン
  • 予測時間が比較的短いスタンダードな予測式

が多い傾向にあります。品揃えは専門店ほどではありませんが、急場をしのぐ一台としては十分すぎる性能を持っています。また、スーパーは夜遅くまで営業している店舗も多いため、仕事帰りや夜間に体温計が必要になった時にも助かりますね。ただし、在庫の変動が激しいため、売り場をくまなく探す根気が必要です。

ベビー用品店(アカチャンホンポ、バースデイなど)の体温計

意外な盲点として、ベビー用品店があります。
赤ちゃんは大人よりも体調を崩しやすく、また正確な体温測定が難しいため、ベビー用品店では高性能かつ安全性の高い体温計を常時取り扱っていることが多いのです。特に、乳幼児向けの体温計は、大人用とは異なるニーズに基づいて開発されています。

ベビー用品店で扱う体温計の種類:

  • 耳式体温計:数秒で測れるため、じっとしていられない赤ちゃんに最適。
  • 非接触型(ベビー向け):寝ている間にそっとおでこで測れるタイプ。
  • わきの下用予測式:脇に挟む部分が柔らかく、赤ちゃんを傷つけないよう配慮されたデザイン。
  • 専用アプリ連動型:測定した体温を自動で記録し、体調管理に役立てる高機能モデル。

これらの体温計は、大人用としてももちろん使えますし、特に「すぐに泣いてしまう赤ちゃん」や「じっとしていられない子ども」がいるご家庭には、これらの高性能モデルが非常に役立ちます。在庫状況も薬局とは連動しにくいので、一度足を運んでみる価値はありますよ。また、ベビー用品店は店内の通路が広く、ベビーカーでも移動しやすい設計になっているため、体調が優れない時でも比較的楽に買い物ができるというメリットもあります。

コンビニ(セブン、ローソン、ファミマ)に体温計の在庫はある?

深夜や早朝、突然の発熱で一番に思いつくのは、やはり24時間開いているコンビニではないでしょうか。
「もしかして売ってるかも…」と淡い期待を抱いて向かう方も多いはず。実際、コンビニでの体温計の取り扱いはどうなっているのでしょうか?

24時間営業のコンビニが最後の砦になる理由

結論から言うと、主要なコンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)では、体温計を取り扱っている店舗がほとんどです。ただし、注意が必要です。コンビニで売られているのは、主に「医療機器」としてではなく、「雑貨」または「一般医療機器」として扱われる比較的安価でシンプルな予測式体温計が多いです。つまり、高性能なモデルや多機能な非接触型は期待できません。

また、コンビニは薬局のように専門のスタッフが常駐しているわけではないため、品揃えは最小限。店舗によっては、レジ横の目立たない場所や、マスクや絆創膏、冷却シートのコーナーにひっそりと置かれていることもあります。在庫も店頭在庫のみで、裏にストックがない場合がほとんどです。そのため、前の客が買い占めてしまうと、次回の入荷まで棚が空になってしまいます。

コンビニ利用のチェックポイント:

ポイント 詳細 注意点
販売時間 24時間いつでも購入可能(店舗による) 深夜帯は在庫補充が行われないことが多いため、夕方以降に売り切れると厳しい
在庫状況 薬局の品薄時でも、意外と残っている場合がある 店頭在庫のみで、在庫数が非常に少ない。人気商品はすぐに売り切れる
価格帯 薬局やネット通販より割高になる傾向がある 緊急時の利用と割り切り、価格にこだわらないことが重要

「とにかく今すぐ測りたい!」「一時的に体温を知りたい!」という緊急時においては、コンビニは最後の砦として非常に頼りになります。もし、コンビニで体温計が見つからなくても、冷却シートや経口補水液などは確実に手に入りますから、まずは立ち寄ってみることをおすすめします。

置いてある体温計のメーカーや種類の特徴

コンビニでよく見かける体温計は、短時間で測定できる予測式体温計のスタンダードモデルが多いです。特定の有名メーカー(オムロンやシチズンなど)の商品もありますが、流通経路の関係で、コンビニオリジナルの体温計や、比較的マイナーなメーカーの商品が並んでいることもあります。

コンビニで扱われる体温計の特徴は、「測定時間の短さ」に特化していることです。顧客が緊急性を求めていることを理解しているため、約60秒で測定完了する予測式が主流です。逆に、正確性を重視する「実測式」(測定に10分かかるもの)や、非接触型はほとんど見かけません。

購入する際は、パッケージに記載されている「予測測定時間」を確認しておくと良いでしょう。また、コンビニの体温計は電池交換ができない使い切りタイプの場合もあるため、長く使いたい方は購入前にその点もチェックしておくべきです。高機能なモデルを求める場合は、やはり家電量販店やネット通販を選ぶのが賢明です。

もし、購入した体温計の使い方に不安がある場合は、後ほど紹介する正しい体温計の使い方をGoogleで検索して、測定誤差が出ないように注意してくださいね。特に予測式は、脇にしっかりと密着させることが正確な測定の鍵となります。

ホームセンターやディスカウントストアでの体温計の取り扱い

「日用品なら何でも揃う」イメージのホームセンターやディスカウントストアも、体温計の在庫を探す上で非常に有力な選択肢です。
これらの店舗は、薬局やコンビニとはまた違った顧客層をターゲットにしているため、思わぬ在庫の宝庫になっていることがあります。特に郊外の大型店舗では、在庫が豊富に残っている可能性が高いです。

ドン・キホーテは意外と健康家電が充実している

あの「驚安の殿堂」ドン・キホーテは、食料品からブランド品まで、ありとあらゆるものが揃うカオスな場所ですが、健康家電コーナーも侮れません。
特に大型店の場合、血圧計やマッサージ器、美容器具などの隣に、体温計がまとまって陳列されていることが多いです。陳列場所が他の店舗と異なるため、他の客が見つけにくいという点が、逆に在庫が残る要因になっていることもあります。

ドン・キホーテの強みは、「高機能な商品」と「格安なプライベートブランド商品」の両方を扱っている点です。
「とにかく安くて動けばOK」という方には、PB(プライベートブランド)のシンプルな予測式体温計がおすすめです。価格が非常に手頃で、緊急時の使い捨て感覚で購入しやすいのが魅力です。
一方、他店では見かけないようなデザイン性の高い非接触型体温計や、海外製の高性能なモデルが売られていることもあり、探すのが楽しいというメリットもあります。ただし、ドン・キホーテのPB商品を購入する際は、医療機器認証番号が記載されているかを確認し、信頼できる製品を選ぶようにしましょう。

深夜まで営業している店舗も多いため、夜間に急に必要になった時にも頼りになりますが、事前に店舗に電話で問い合わせるのが確実でしょう。

カインズやコーナンなどホームセンターの医療用品

カインズ、コーナン、DCMホーマックなどのホームセンターも、体温計を探す上での有力な候補です。
ホームセンターでは、主に「衛生用品」や「防災グッズ」のコーナーに体温計が置かれています。特に、DIY用品のレジ付近や、作業着のコーナー近くなど、薬局とは全く異なる場所に置かれていることがあるため、注意深く探す必要があります。

防災グッズとしての需要もあるため、薬局の在庫が尽きていても、防災コーナーの片隅に体温計のセットが残っているというラッキーなケースも存在します。防災用品として売られている体温計は、電池が長持ちするよう工夫されていたり、耐久性の高いケースに入っていたりする場合もあり、普段使いにも適しています。

ホームセンターの体温計の特徴は、

  • 業務用としても使える耐久性の高い実測式体温計の取り扱いがある
  • ペット用の体温計(人間用とは異なりますが、参考として)が近くに置かれていることがある
  • 電池やその他必要な衛生用品(マスク、消毒液、ウェットティッシュなど)とまとめて購入できる
  • 特に地方の大型ホームセンターは、医療用品の品揃えを強化している傾向がある

「まさかこんなところに?」という場所が、あなたの探している体温計の隠れた販売場所かもしれませんよ。熱がある時は無理せず、家族や友人にこれらの店舗を探してもらうのも一つの手です。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で体温計を買うメリットと注意点

急ぎでなければ、やはりネット通販は体温計購入の最も確実で賢い方法と言えます。
自宅にいながらにして、膨大な在庫と選択肢の中から最適な一台を選ぶことができるのは、ネットならではの大きなメリットです。ただし、ネット通販ならではの注意点も存在します。

価格と在庫の安定性!比較が簡単なのが魅力

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なECサイトの最大の魅力は、その在庫の豊富さと価格の安定性です。
実店舗で品薄になっている時期でも、ネット通販では複数の販売店やメーカーが在庫を抱えているため、売り切れを心配する必要が少ないです。特に、Amazonプライム会員やお急ぎ便を利用すれば、最短で注文した当日、または翌日には手元に届くため、急ぎの場合でも対応可能です。

また、価格競争が激しいため、セール時期やポイントアップ期間を狙えば、薬局や家電量販店よりも遥かに安く高性能な体温計を手に入れることも可能です。価格比較サイトや、各ECサイトの「売れ筋ランキング」を参考にすることで、今最も人気があり、コスパの良い体温計を簡単に見つけられます。

さらに、購入者のレビューを参考にできるため、実際に使った人の意見を見てから購入を決められるのも大きな利点。「測定時間が短い」「誤差が少ない」「バックライトが見やすい」といった、人気の体温計の最新レビューをチェックしてから購入するのも良いでしょう。ただし、レビューの中にはサクラレビューも紛れている可能性があるため、評価の低いレビューも併せて確認するのが重要です。

ネット通販のメリット 詳細
在庫の確認 リアルタイムで在庫が確認でき、すぐに購入できる
種類 海外製品も含め、実店舗の比ではない種類から選べる
スピード Amazonプライムやお急ぎ便などを利用すれば最短翌日、または当日中に届く
価格 セールやポイントを利用すれば、実店舗よりお得に購入できる

信頼できる出品者を見分けるためのチェックポイント

ネット通販で体温計を購入する際、特に注意したいのが「非正規の出品者」「転売業者」から購入してしまうことです。高額な値段設定はもちろんですが、保証が受けられなかったり、海外からの並行輸入品で説明書が日本語ではなかったりといったトラブルに巻き込まれる可能性があります。

信頼できる出品者を見分けるには、以下の点を必ずチェックしてください。

  • 販売元:「Amazon.co.jpが販売」または「メーカーの公式ストア」であることを確認。これらが最も信頼できます。
  • 価格:定価と比べて極端に高額、または安すぎる場合は注意が必要。特に相場より安すぎる場合は、粗悪なコピー品である可能性もあります。
  • レビュー:販売者に対する評価やレビュー件数をチェック。低評価が多い、またはレビューがゼロの新しい出品者は避ける。
  • 製品情報:日本の正規流通品である証拠として、医療機器認証番号(例:認証番号 223AGBZX00xxx)が明記されているかをチェック。

また、中古の体温計がフリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)で出品されていることもありますが、衛生面や精度の問題から、体温計は新品の購入を強くおすすめします。中古品の危険性については、後ほど詳しく解説しますが、安易に手を出すのは危険です。

非接触型?予測式?自分に合った体温計の「賢い選び方」

体温計が欲しいと思っても、店頭には様々な種類の体温計が並んでいます。「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
体温計は大きく分けて「予測式」「実測式」「非接触型(おでこ/耳)」の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身のライフスタイルや用途に合わせた「賢い選び方」をモモストアがご紹介します。

短時間で測れる「予測式」体温計のメリットとデメリット

私たちが最も一般的に使用しているのが、この「予測式」体温計です。測定時間が短い(約10秒~60秒)のが最大のメリットで、特に忙しい朝や、すぐに体温を知りたい時に非常に便利です。

【予測式の仕組み】
体温が上昇していくカーブをコンピューターが分析し、平衡温(体温計を長時間はさみ続けた時の最終的な体温)を予測して表示します。この予測計算は、過去の膨大なデータに基づいて行われるため、非常に高性能なモデルでは実測値との誤差がほとんどありません。

メリット:

  • 測定時間が短い(すぐに結果が出るため、時間のない時や子供の検温に最適)
  • 比較的安価なモデルが多い
  • 薬局やコンビニなど、どこでも手に入りやすい
  • 「わきの下」で測るため、体温の安定した部位の温度が測れる

デメリット:

  • あくまで「予測」であるため、実測値とは若干の誤差が生じる可能性がある
  • メーカーやモデルによって予測精度に差がある
  • 正しい方法(脇をしっかり締める)で測らないと誤差が大きい

予測式体温計を使う際は、メーカーが推奨する測定時間(例えば「15秒ブザー」など)で測定を終えた後、そのまま「実測」モードで10分間測り続けると、より正確な体温を知ることができますよ。特に体調が優れない時は、予測値だけでなく実測値も確認するのがベストです。

正確性が命!「実測式」体温計の正しい使い方

予測式よりも「正確な体温」を知りたい時に選ぶべきなのが、「実測式」体温計です。
体温が完全に安定するまで(約10分程度)測定し続けるため、時間はかかりますが、最も信頼性の高い体温を知ることができます。予測機能がない分、構造がシンプルで故障しにくいという側面もあります。

実測式の正しい使い方:

  1. 脇の下の汗をしっかり拭き取る。(汗が残っていると気化熱で体温が低く出るため、これは実測式、予測式問わず重要です)
  2. 体温計の先端を脇の窪みの中心に当て、体温計を挟む。先端が皮膚に完全に密着しているかを指で確認しましょう。
  3. 腕をしっかり閉じ、体温計が皮膚に密着するように固定する。
  4. ブザーが鳴っても、そのまま10分間(メーカー推奨時間)測り続ける。ブザーは「予測測定が完了しました」の合図ではないことに注意してください。

特に病院で提出する検温記録や、平熱を知るための「基礎体温の測定」には実測式が必須です。時間がかかるからこそ、寝る前や安静にしている時に測る習慣をつけましょう。実測式は、電源を入れてすぐに使うのではなく、体温計自体を室温に慣らしてから使うと、より誤差が少なくなります。

赤ちゃんや寝ている人にも使える「非接触型」の注意点

近年、感染症対策や手軽さから人気を集めているのが「非接触型」体温計です。おでこや耳で測るタイプがあり、非接触型の技術は日々進化しています。

メリット:

  • 皮膚に触れずに測定できるため衛生的(特に集団検温で威力を発揮)
  • 測定時間が非常に短い(1秒~数秒で完了する)
  • 寝ている赤ちゃんや病人、ペットの体温測定にも使える
  • 体温計をアルコール消毒する手間が省ける

デメリット:

  • 環境温度に左右されやすい(寒い部屋で測ると低く出るなど)
  • 実測式に比べて高価なものが多い
  • 額の汗や髪の毛、冷たい外気の影響を受けやすい
  • 「表面温度」を測っているため、体の「中心温度」とは差が出やすい

非接触型を使う際の最大の注意点は、「測定環境」と「測定部位」です。外から帰ってきたばかりの時や、エアコンの風が当たっている場所で測ると、正確な体温が出ません。測る前に、額の汗を拭き取り、室温に5分程度慣らしてから、非接触型体温計の正しい使い方を再確認し、取扱説明書通りに測定するように心がけましょう。連続して何度も測ると、測定部位の皮膚温度が変化して誤差が生じるため、間隔を空けて測ることも重要です。

急いで体温を測りたい!体温計がない時の「応急処置」と代替手段

薬局もコンビニも売り切れ!ネット通販は届くまでに時間がかかる!
そんな「体温計が手元に一つもない」という絶体絶命のピンチに陥った時、体温計の代わりになる応急処置や代替手段を知っておくと、不安を少しでも和らげることができます。これはあくまで「目安」を知るための方法であり、正確な診断は医療機関で行う必要があります。

体温計以外の方法で「体温に近い状態」を知る方法

もちろん、体温計のように正確な数値は測れませんが、ご自身の体調を把握するための「手がかり」はあります。体温計が到着するまでの間、冷静に体調の変化を観察するために役立ちます。
体温計がない時の簡易的なチェック方法:

 

チェック項目 熱がある可能性が高いサイン チェックのコツ
額・首筋 手で触れてみて、明らかに熱い、または火照りがある 自分の手の甲や、周りの人の額と比較すると分かりやすい。手のひらではなく、体温が低い手の甲で触れる方が敏感に感じ取れます。
手のひら 手のひらが乾燥していて、熱を持っている 手のひらが熱く、汗ばんでいる場合は発熱の初期段階である可能性があります。
脈拍 安静時にもかかわらず、脈が速い(普段より1分間に20回以上多いなど) 手首の親指側で脈拍を1分間計測してみる。熱があると心臓が体温を下げるために活発に働くため、脈拍が上昇します。
顔色 顔が赤く、呼吸が荒い、または逆に青白い 鏡でチェックし、普段の状態と比べてみる。顔の紅潮は血行が良くなっているサインで、熱の可能性があります。
排泄(おしっこ) おしっこの量が極端に少ない、色が濃い 脱水症状のチェックにもなります。熱がある時は水分補給が追いつかず、脱水が進んでいる可能性があります。

最も信頼できるのは「脇の下」を触って熱を持つ感覚です。自分の平熱を普段から把握している人ほど、この感覚で「いつもより熱い」という判断がつきやすいものです。これらの応急処置は、あくまで「熱があるかどうか」の目安であり、正確な体温が知りたい場合は、すぐに体温計を確保する必要があります。

スマホアプリで体温を測ることはできるのか?

スマートフォンアプリの中には、「体温計」を謳っているものを見かけることがありますが、結論から言うと、スマートフォン(iPhoneやAndroid)の本体機能やカメラで、正確な体温を測定することはできません。

これらのアプリの多くは、

  • ユーザーが手入力した体温を記録・管理するためのもの
  • 気分や症状を入力させて、体調を記録するもの
  • カメラで顔色を認識し、「熱がありそう」と予測するもの(精度は非常に低い)

であり、医療機器として認証されているわけではありません。体温計は、体温センサー(サーミスタ)が熱を感知して数値に変換する仕組みであり、スマホのカメラやフラッシュの熱では、正確な体温は測れないのです。

ただし、最近では、スマートフォンと連携できる高機能な体温計が多く販売されています。これは、測定自体は正規の体温計で行い、その結果をBluetoothなどでスマホアプリに自動転送・記録するものです。日々の体温の推移をグラフで確認できたり、家族全員のデータを管理できたりと非常に便利です。体温計がないわけではないが、「体温の記録・管理」をより簡単に行いたいという方には、こうしたスマート体温計がおすすめです。

体温を測るふりをして遊ぶアプリなどはありますが、緊急時に頼りになるのは、やはり正規の医療機器として認証された体温計のみであることを覚えておきましょう。

体温計の種類別!価格帯と特徴を徹底比較

賢く体温計を選ぶためには、それぞれの種類の特性を深く理解しておくことが重要です。
ここでは、主要な3つの体温計について、価格帯や向いている用途を比較表にまとめました。ご自身の求める機能と予算を照らし合わせて、最適な体温計を見つけてください。

体温計の種類別比較表

種類 測定時間(目安) 価格帯(目安) 測定精度 主な用途 選ぶ際の注意点
予測式 約10秒〜60秒 1,000円〜3,000円 実測式にやや劣る 忙しい朝、急いでいる時、家族全員の日常検温 予測値に頼りすぎず、正しい方法で測る必要がある
実測式 約5分〜10分 1,500円〜4,000円 最も高い 基礎体温測定、病院への報告用、厳密な健康管理 測定に時間がかかるため、安静にしている時しか使えない
非接触型 約1秒〜数秒 3,000円〜6,000円 環境に左右されやすい 赤ちゃんや子供、集団検温、衛生を重視する時 室温や測定部位の汗などで誤差が生じやすいため、取扱いに注意が必要

選び方のポイント:機能と予算のバランス

どの体温計を選ぶかは、「誰が」「いつ」「何を目的で」測るかによって大きく変わってきます。一つの体温計で全てをカバーしようとせず、用途に応じて2種類持つことも視野に入れると、より賢い選択ができます。

  1. スピード重視の会社員・学生:
    忙しい時間帯に毎日測る必要があるなら、15秒測定の高性能な予測式を選びましょう。電源を入れたらすぐに測れるシンプルな操作性、そして前回値が記録できるメモリー機能があると非常に便利です。水洗いできる防水機能付きなら、より衛生的で安心です。
  2. 乳幼児のいる家庭:
    予測式や実測式は、動いてしまう子どもには不向きです。非接触型(おでこ)や、数秒で測れる耳式体温計が圧倒的におすすめです。特に耳式は、鼓膜に近い温度を測るため、比較的正確性が高いとされていますが、イヤーチップのコストがかかる点も考慮が必要です。非接触型は、寝ている間に起こさずに測れるのが最大の魅力です。
  3. 妊活中の女性や健康オタク:
    体温の微細な変化を記録する必要があるため、婦人体温計(実測式)が必須です。小数点以下2桁まで測れるものが主流で、Bluetoothでスマホに自動転送できる機能があると、毎日の記録の手間が大幅に省けます。通常の体温計とは別に、婦人体温計専用のものを用意しましょう。

このように、一口に「体温計」と言っても、求める機能によって価格も大きく変わってきます。一度購入すれば長く使えるものなので、少し高くなっても信頼できるメーカーの製品を選ぶのが後悔しないコツですよ。保証期間の長さも、信頼性のバロメーターになります。

オンラインで体温計を買うなら「このメーカー」がおすすめ

ネット通販で体温計を探すと、聞いたことのない海外メーカーの商品が大量に表示されて、どれが良いのか迷ってしまうことがあります。特に価格が安い非接触型には、信頼性の低い製品も紛れていることがあるので要注意です。
そんな時、やはり頼りになるのは、長年の実績と信頼がある日本の大手メーカーです。ここでは、モモストアが自信を持っておすすめする「失敗しない体温計メーカー」をご紹介します。

オムロン (OMRON)の信頼性と多機能性

体温計だけでなく、血圧計など様々な健康管理機器で絶大な信頼を得ているのが、オムロン (OMRON)です。オムロンの体温計は、「予測精度の高さ」と「使いやすさ」のバランスが非常に優れています。多くの方が知っている安心感は、緊急時には特に重要です。

オムロン製品の特長:

  • 高速測定:最短10秒で予測検温が完了するモデルが豊富。忙しい現代人にとって、このスピードは大きな魅力です。
  • 大型表示:熱で体が弱っている時でも見やすい大型ディスプレイを採用している。バックライト付きのモデルも多く、夜間の検温にも便利です。
  • メモリー機能:前回の測定値を自動で記録してくれる機能があり、日々の体温変化を把握しやすい。
  • 独自のセンサー技術:体温計の先端部に独自の技術が詰め込まれており、実測値に近い予測値を実現している。

価格帯は少し高めですが、その分長期間安心して使える品質が保証されています。特に、「オムロン けんおんくん」シリーズは非常に人気があり、薬局で売り切れていてもAmazonや楽天市場の正規代理店では在庫がある可能性が高いです。アプリ連携機能付きモデルを選べば、さらに高度な健康管理が可能になります。

シチズン (CITIZEN)の使いやすさとコスパ

時計メーカーとしても知られるシチズン (CITIZEN)も、体温計の分野で高い評価を得ています。シチズンの体温計は、特に「シンプルで使いやすいデザイン」と「優れたコストパフォーマンス」が魅力です。複雑な機能は不要で、とにかく正確に測れれば良い、という方に特におすすめできます。

シチズン製品の特長:

  • 抗菌仕様:体温計本体が抗菌仕様になっているものが多く、家族で使い回す際にも衛生的。
  • 防水機能:水洗いできるモデルもあり、清潔に保ちやすい。常に清潔にしておきたい方には必須の機能です。
  • 平均価格帯:高性能ながらも比較的安価で手に入りやすいモデルが多く、初めての体温計にもおすすめ。
  • デザイン:シンプルで飽きのこないデザインが多く、置き場所を選びません。

「多機能性よりも、まずは測れれば十分」という方や、「予備の体温計」として用意したい方に、シチズンの体温計は非常に適しています。ネット通販では、シチズンの体温計がセット販売されていることもあり、まとめて購入するとさらにお得になる場合もありますよ。AmazonやYahoo!ショッピングでまとめ買いを検討するのも賢い方法です。

ケンコー(KENKO)やその他の注目ブランド

上記2大メーカー以外にも、特定の分野で注目すべきブランドがあります。ネット通販では、こうした専門分野に特化したブランドも簡単に見つけることができます。

例えば、ケンコー(KENKO)テルモ(TERUMO)、そしてドリテック(dretec)などのブランドも要チェックです。

・テルモ:医療現場でのシェアも高く、特に正確性と耐久性に優れたモデルが多い。プロ仕様の体温計を探している方におすすめ。長く使うならテルモの製品は間違いないでしょう。
・ケンコー:非接触型体温計や、ユニークなデザインの体温計を多く販売しており、新しい機能やデザインを求める方に人気。特に赤外線技術を応用した製品に強みがあります。
・ドリテック:キッチンタイマーなどでも有名ですが、シンプルで安価な体温計も多く、コスパ重視の方に人気があります。

オンラインで体温計を購入する際は、メーカー保証期間やカスタマーサポートの体制も比較のポイントに加えることをおすすめします。特に非接触型は、測定誤差が出やすいという性質上、困った時に相談できる窓口があるかどうかは非常に重要になりますね。

中古やフリマアプリ(メルカリなど)で体温計を買うのはアリ?ナシ?

薬局で体温計が売り切れの時、「メルカリやラクマなどのフリマアプリで探そうかな…」と考える方もいるかもしれません。特に非接触型は、高値で取引されているのを見かけることもあります。
しかし、モモストアとしては、体温計の中古品購入は、衛生面と機能面の両方から「原則として推奨しません」
なぜ体温計の中古購入には大きなリスクが伴うのか、詳しくご説明します。

衛生面・機能面から見た中古体温計のリスク

体温計は、脇の下や口内、耳など、人の粘膜や皮膚に直接触れて使用する医療機器です。いくらアルコールなどで拭き取っても、目に見えない細菌やウイルス、体液などが残っている可能性を完全に否定することはできません。特に、耳式体温計のイヤーチップは、使い回しが絶対に推奨されない部分です。

中古品購入の主要なリスク:

 

リスクの種類 具体的な問題点 対処の難しさ
衛生面 過去のユーザーの唾液や汗、病原菌が付着している可能性がある 水洗いできる防水モデルでも、完璧な消毒は困難。熱湯消毒は故障の原因になる。
精度(機能面) 落下や衝撃により、センサーが劣化し正確な測定ができなくなっている 一般家庭では体温計の精度をチェックする手段がない。表示された数字を信じるしかない。
電池寿命 古い電池が内蔵されたままで、液漏れや故障の原因になる 液漏れが発生している場合、本体の基盤が損傷している可能性があり、修理も難しい。
付属品 取扱説明書や保証書が付属していないことが多く、正しい使い方が分からない、保証が受けられない メーカーに問い合わせても、保証期間外として対応してもらえないことが多い。

価格が安くても、正確な体温が測れなければ、体温計としての価値はゼロどころか、誤った判断で体調管理を間違えてしまう危険性があります。ご自身の健康に関わるものなので、必ず新品を購入するようにしてください。特に、乳幼児がいるご家庭では、衛生面への配慮から中古品は避けるべきです。

「未使用品」と書かれていても注意すべきこと

フリマアプリで「新品」「未使用」「未開封」と書かれた体温計を見かけることがあります。一見するとお得に見えますが、ここにもいくつか注意点があります。

  • 長期在庫のリスク:「未使用」でも、購入から何年も経過している「長期在庫品」である可能性があります。体温計は内蔵電池の寿命があるため、未使用でも電池切れや液漏れが起きている場合があります。特に、箱に書かれた製造年や販売店での購入時期を尋ねてみるべきです。
  • 並行輸入品:海外からの並行輸入品である場合、日本の医療機器認証マーク(管理医療機器など)がない場合があります。万が一の故障や不具合の際に、メーカーの正規保証が受けられないことが多いです。並行輸入品は、日本の法律に基づいた品質チェックを受けていない可能性があるため、安心できません。
  • 転売品:人気メーカーの体温計が定価を遥かに超える高額で出品されている場合は、悪質な転売品です。そのような商品を購入することは、転売行為を助長することに繋がります。

中古やフリマアプリでの購入は、あくまで「最終手段」と考えてください。まずは、ご紹介した家電量販店や大型スーパー、そしてAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった信頼できるオンラインショップから新品を探すのが最も賢明な選択です。もしフリマアプリで購入するとしても、最低限、水洗い可能で消毒がしやすい防水モデルを選び、徹底的に消毒を行うべきでしょう。

売り切れる前に知っておきたい!体温計の正しい保管方法と寿命

体温計は、いざという時に使えないと困るものですが、普段は忘れられがちです。「あれ?電池が切れてる」「なんか変な数字が出るな…」といったトラブルを未然に防ぐためにも、体温計の正しい保管方法と、意外と知られていない「寿命」について知っておきましょう。

体温計の電池寿命と交換のタイミング

ほとんどのデジタル体温計は、ボタン電池やリチウム電池で動いています。体温計の電池寿命は、一般的に約2年〜5年と言われています。ただし、これはメーカーや使用頻度によって大きく異なります。特に、毎日基礎体温を測るような使い方をすると、寿命は短くなります。

電池交換のタイミングは?

  • 電源を入れても液晶表示が薄い、または完全に消えている時。
  • 体温が普段より極端に低く表示されるようになった時。
  • ブザー音が小さくなった時、または鳴らなくなった時。
  • 電源をオフにしたはずなのに、すぐに電源が入ってしまうような誤作動がある時。

電池が切れかけている状態で測定すると、正確な温度が測れない原因となります。特に予測式の体温計は、電池の電圧が低下すると予測計算に狂いが生じやすくなります。
ほとんどの体温計は、自分で電池交換が可能です。交換する際は、説明書に記載されている「電池の種類(型番)」を間違えないように注意し、交換後には必ず電源が入るか、正しくブザーが鳴るかを確認しましょう。ボタン電池は誤飲の危険があるため、小さな子供の手の届かない場所で交換作業を行うことも重要です。

測定エラーを防ぐための保管場所のコツ

体温計をどこに保管しているかで、体温計の寿命や測定精度に大きな影響が出ることがあります。体温計は精密機器であるため、以下の場所での保管は避けてください。

体温計のNG保管場所:

 

場所 NGな理由 正しい保管場所
直射日光の当たる場所 センサーが高温になり、精度が狂う原因となる。液晶の劣化も早まる。 引き出しの中や、救急箱の中など、光が当たらない場所
浴室や洗面台などの湿気の多い場所 内部に水滴が侵入し、故障の原因となる。特に防水機能がないモデルは要注意。 乾燥した、常温の場所(リビングの棚など)
冷蔵庫の近くや寒い窓際 極端な低温はセンサーに負荷をかける。低温で測ると、正確な測定結果が得られないことがある。 室温が一定の、体温計を保管する最適な場所(リビングの棚や寝室のサイドテーブル)
火のそばやストーブの近く 高温は体温計の変形や故障の原因となる。 熱源から離れた場所。

体温計を常に正しい状態で保つことで、いざ熱が出た時に「使えない!」という事態を防ぐことができます。理想は、「常温で、湿気が少なく、光の当たらない、すぐに取り出せる場所」です。救急箱や常備薬と一緒にまとめて保管しておくのがおすすめですよ。また、体温計のケースは捨てずに、必ずケースに入れて保管するようにしましょう。ケースに入れることで、落下や衝撃から体温計を守ることができます。

結論:体温計は〇〇の時期に〇〇で買うのが一番確実!

ここまで、体温計が薬局で売り切れてしまう理由から、薬局以外の販売店、そして賢い体温計の選び方までを詳しく解説してきました。体温計は、平時にこそ備えておくべき重要な医療機器です。
最後に、この経験を踏まえて、モモストアが考える「体温計を最も確実に入手できるタイミングと場所」をまとめておきましょう。

体温計のベストバイ!時期と場所の黄金パターン

体温計の在庫が最も豊富で、価格も安定している「ベストバイ」の時期と場所は、以下の通りです。

ベストバイの黄金パターン:

  1. 時期:インフルエンザ流行前、具体的には「夏の終わりから秋口(8月〜9月頃)」
  2. 場所:ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)または大型家電量販店

感染症が流行し始める前に、余裕を持ってネット通販で「高性能な体温計」を吟味し、購入しておくのが最も確実です。ネット通販なら、自宅に届くまでのわずかな期間で在庫がなくなる心配もありませんし、ポイントを利用して実店舗よりも安く手に入れられる可能性も高いです。特に、Amazonのプライムデーや楽天スーパーセールなどを利用すれば、普段よりもずっとお得に購入できますよ。

【緊急時】薬局で買えない時の最終的な推奨ルート

もし、今、まさに熱が出ていてすぐに体温計が必要な「緊急事態」の場合は、以下のルートで探すのが最短です。無駄足を踏まないためにも、この順番で探すことを強くおすすめします。

緊急時の推奨ルート:

  1. 第1優先:最寄りの大型家電量販店の健康家電コーナー(在庫が豊富で、高性能なモデルが見つかりやすい。薬局とは別の仕入れルートがあるため)
  2. 第2優先:夜間であれば24時間営業のコンビニ(価格は高いが、緊急の一台は手に入る。ただし品切れの可能性も高い)
  3. 第3優先:昼間であれば、ベビー用品店大型ホームセンター(意外な穴場で、ベビー用高性能モデルが見つかる可能性がある)
  4. 最終手段:翌日以降の到着で良ければAmazonのお急ぎ便で人気メーカーの正規販売品を注文

大切なのは、「体温計がない」という不安を抱えたままにしないことです。特に発熱時は、精神的な不安が体調をさらに悪化させることもあります。この記事でご紹介した様々な販売場所を参考に、ご自身とご家族の健康を守るための体温計を、確実に手に入れてくださいね。そして、体温計を確保したら、まずはゆっくりと休むことを忘れないでください。

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