薬局で体温計は売ってる？種類や価格、賢い選び方を徹底解説！

急な発熱や体調不良の時、「薬局に体温計って売ってるのかな？」と不安になりますよね。
結論から言うと、ほとんどの薬局・ドラッグストアで販売されていますが、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。
この記事では、薬局で買える体温計の種類や選び方、購入場所の詳細まで、モモストアが徹底的に解説します。
もう検温で困らない、自分にぴったりの体温計を見つけるヒントが満載ですよ！

薬局（ドラッグストア）で体温計は売ってる？【結論】

ズバリ、ほとんど全ての薬局やドラッグストアで体温計は売っています！
これは、体温計が「管理医療機器」に分類されるものの、専門的な資格がなくても販売できる一般医療機器だからです。薬局やドラッグストアは、風邪薬やサプリメントといった日用品だけでなく、医療機器の取り扱いも重要な役割としているんですよ。
特に、都市部にある大型チェーン店や、処方箋を受け付けている調剤薬局併設のドラッグストアであれば、ほぼ確実に在庫がありますのでご安心ください。

体温計が置いてあるのはどのコーナー？見つけ方ガイド

いざ薬局に行っても、「どこにあるんだろう？」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
体温計は、主に以下のいずれかのコーナーに陳列されていることが多いです。

【体温計の主な陳列場所】

• 風邪薬・解熱剤コーナーの周辺：体温計を使うシーンが風邪や発熱時なので、これらの薬の近くに一緒に置かれていることが多いです。
• 医療雑貨・衛生用品コーナー：マスク、消毒液、絆創膏などが並ぶ一角にあります。
• ベビー用品コーナー：特に赤ちゃん用の非接触型体温計などは、おむつやミルクの近くに特設されている場合があります。
• レジ前（見本のみ）：高額な非接触型や最新機種は、万引き防止のためレジの後ろの棚に「見本」だけが置いてあり、購入時に店員さんに声をかける必要がある場合もあります。

もし見つからない場合は、遠慮せずに店員さんや薬剤師さんに「体温計はどこにありますか？」と尋ねるのが一番確実で早いですよ。特に、専門的な知識を持つ登録販売者や薬剤師さんがいれば、後述する種類や選び方についてもアドバイスをもらえるかもしれません。

「薬局」と「ドラッグストア」での品揃えの違いはある？

「薬局」と「ドラッグストア」は似ていますが、少し品揃えの傾向が異なります。

店舗種別	主な特徴と体温計の傾向	向いている人
ドラッグストア（大型チェーン）	実測式から予測式、非接触型まで幅広い種類とメーカーを扱う。価格帯も手頃なものから高機能なものまで豊富。	種類を比較したい人、ポイントを貯めたい人、日用品とまとめて買いたい人。
調剤薬局（処方箋受付がメイン）	種類は少ないが、信頼性の高い医療機器メーカー品が中心。専門的な相談もしやすい。	正確性重視の人、薬剤師に相談したい人、病院の帰りにすぐ買いたい人。
個人経営の小さな薬局	在庫が少ない場合があるが、地域密着型で親身に相談に乗ってくれることが多い。	地域の信頼できる店で買いたい人。

急ぎで「とりあえず測れればOK」という場合はドラッグストアで十分ですが、「赤ちゃん用に精度が高くて使いやすいものが欲しい」といったこだわりがある場合は、医療機器の取り扱いに力を入れている大型ドラッグストアの医療雑貨コーナーを覗いてみるのがおすすめです。

体温計が売っている薬局・ドラッグストアのチェーン店一覧

日本全国どこにでもある大手ドラッグストアチェーンであれば、体温計の取り扱いについては心配ありません。在庫状況は店舗によって異なりますが、基本的にどの店舗でも販売されています。
ここでは、特に品揃えが豊富で、立ち寄りやすい代表的なチェーン店をご紹介しますね。

大手ドラッグストアチェーン店の販売状況

普段お買い物をされる場所がリストアップされているか確認してみてください！

• マツモトキヨシ（マツキヨ）：
  言わずと知れた大手。PB商品（プライベートブランド）の体温計があることもあり、価格と機能のバランスが良い商品を見つけやすいです。医療雑貨コーナーが充実しています。
• スギ薬局：
  東海地方を中心に、全国展開しているチェーン。調剤薬局併設店が多く、専門性の高い商品も扱っています。薬剤師さんに相談しながら選べるのが大きなメリットです。
• ウエルシア薬局：
  Tポイントが貯まる・使えるのが魅力。食料品も豊富で、体温計ももちろん販売されています。夜遅くまで営業している店舗が多いので、急な発熱時にも頼りになります。
• サンドラッグ：
  比較的安価な商品が多い傾向にあり、シンプルな脇下式体温計などが手頃な価格で見つかることが多いです。
• ココカラファイン：
  都市部に多く、こちらも調剤薬局併設が多いです。オムロンやテルモといった主要メーカーの体温計が揃っています。

これらの店舗では、実測式、予測式、非接触式といった主要な体温計を、必ず数種類は取り扱っていますよ。また、各店舗のチラシやWebサイトで、セールの情報をチェックしておくと、少しお得に購入できるかもしれません。

地域密着型の薬局や化粧品店での取り扱いは？

大手チェーン店だけでなく、昔ながらの地域に根ざした薬局や、化粧品を中心とした小さな店舗でも体温計の取り扱いがある場合があります。

【地域店でのポイント】

1. 品揃えは限定的：大型ドラッグストアほどの多種類はありません。定番の脇下式予測計（オムロンやテルモなど）の在庫が中心となります。
2. 在庫切れのリスク：特にインフルエンザやコロナウイルスが流行する時期は、在庫を多めに持っていても売り切れてしまうことがあります。事前に電話で確認してみると確実です。
3. 対面販売のメリット：ご近所の方であれば、店主さんが親身になって、ご自身の家族の体験談なども交えながら、よりパーソナルなおすすめをしてくれることがあります。

地域店も立派な「薬局」ですので、不安なことがあれば相談してみましょう。大手にはない温かいサービスを受けられるかもしれません。ただし、最新の高機能な非接触型体温計を探している場合は、やはり大型店かネット通販の方が確実です。

コンビニやスーパーではどう？薬局以外での販売状況をチェック

薬局・ドラッグストア以外でも、体温計を売っているお店はあります。
特に「急いでいる」「深夜で薬局が閉まっている」という時に、どこで買えるかを知っておくと安心ですよね。主な販売場所と、それぞれの特徴をまとめました。

24時間営業のコンビニエンスストアは最後の砦？

深夜や早朝に体調が悪くなった時、真っ先に思い浮かぶのがコンビニエンスストアではないでしょうか。

【コンビニでの体温計の状況】

特徴	詳細
販売の有無	店舗によります。特に都市部の大型店舗や、医薬品の販売許可（登録販売者がいる時間帯）を持つ店舗では取り扱いがある可能性が高いです。
種類	非常に限定的です。電池交換不要のシンプルな実測式の安価なものか、予測式でも一番ベーシックなタイプが主です。
価格	薬局やネット通販に比べると、少し割高に設定されていることが多いです。緊急時の利用と割り切りましょう。

「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」といった大手チェーンでも、全店舗で確実に取り扱いがあるわけではありません。もしコンビニで購入を検討する場合は、事前に電話で確認するか、店舗の医療雑貨コーナーを注意深く探してみる必要があります。風邪薬の棚の近く、またはレジの後ろに陳列されていることが多いですよ。

大型スーパーやホームセンター、家電量販店での取り扱い

薬局以外で体温計を確実に手に入れられる場所として、大型スーパーやホームセンター、家電量販店が挙げられます。

大型スーパー（イオン、イトーヨーカドーなど）

これらの店舗には、日用品や医薬品を扱う「ドラッグコーナー」が併設されていることがほとんどです。品揃えは大手ドラッグストアに匹敵する場合もあり、特に家族向けの体温計や、ベビー用品コーナーに赤ちゃん用体温計が充実している傾向があります。ついでのお買い物と一緒に済ませられるのが便利ですね。

ホームセンター（カインズ、DCM、コメリなど）

DIY用品のイメージが強いですが、最近は日用品や衛生用品の品揃えを強化しており、体温計も販売されています。価格帯は幅広く、業務用の非接触式体温計など、少し特殊な商品が並んでいることもあります。

家電量販店（ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機など）

実は、高機能な最新体温計を探すならここが穴場です。オムロンやシチズンなどのメーカーは、健康家電として最新機種を家電量販店に先行して出すことがあります。特にBluetoothでスマホと連携できるタイプや、高性能な非接触型は、専門コーナーでじっくり比較検討できますよ。ポイント還元率が高い場合もあるので、高額商品を買うならお得になるかもしれません。

薬局で購入できる体温計の主な種類と特徴を解説

薬局に行くと、様々な種類の体温計が並んでいて、「どれを選べばいいの？」と迷ってしまいますよね。
体温計は大きく分けて「実測式」「予測式」「非接触式」の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴をしっかり把握して、用途に合ったものを選びましょう。

脇下式体温計の二大巨頭：実測式と予測式

私たちが最も一般的に使うのが「脇下式」の体温計です。この脇下式には、「実測式」と「予測式」の2種類があります。

実測式体温計

【実測式の特徴】

• 原理：文字通り、体温が上がりきって平衡状態になった時点の温度を測ります。
• 測定時間：5分〜10分と非常に長いですが、その分最も正確な体温を知ることができます。
• メリット：正確性が高い、構造がシンプルで安価なものが多い、電池が長持ちする。
• デメリット：測定に時間がかかりすぎるため、特に子供や高齢者の検温には不向き。

平熱を測って記録しておくなど、「正確さ」を最優先したい場合に適しています。薬局では、一番シンプルな棚に置いてあることが多いです。

予測式体温計

【予測式の特徴】

• 原理：体温上昇データを基に、短時間（15秒〜60秒）で5分後の体温を予測して表示します。
• 測定時間：平均15秒〜30秒と非常に速いです。
• メリット：短時間で測定できるため、忙しい朝や子供の検温に最適。最新機種は精度も高い。
• デメリット：あくまで「予測」なので、実測値とは若干の誤差が生じる可能性がある。（ただし、高性能なものほど誤差は少ないです）

薬局で最も売れているのは、この予測式体温計です。忙しい現代人にとって、短時間で検温できるのは大きな魅力ですよね。多くの製品は、予測測定後にそのままわきに挟み続けて実測測定もできる「予測・実測併用型」になっています。

額（ひたい）・耳・口中など、その他の体温計

脇下式以外にも、用途や測りたい対象（大人か子供か）によって様々な体温計があります。

非接触式体温計（おでこ/額用）

【非接触式の特徴】
額に近づけるだけで体温を測定できます。

• メリット：非接触なので衛生的、寝ている赤ちゃんを起こさずに測れる、一瞬で結果が出る。
• デメリット：外気の温度や汗の影響を受けやすく、他のタイプに比べて誤差が出やすい傾向があります。高価格帯のものが多いです。

耳式体温計

【耳式の特徴】
耳の穴にプローブを入れて測定します。

• メリット：鼓膜付近の温度を測るため、比較的正確で、測定時間が1秒程度と非常に速い。
• デメリット：正しい角度で挿入しないと誤差が出やすい。耳垢などが付着しやすいので、衛生カバーが必要なものが多い。

口中式体温計

【口中式の特徴】
先端を舌の下に入れて測るタイプ。

• メリット：体内の温度に近く、正確性が高い。
• デメリット：食事や飲み物の影響を受ける、衛生面で家族間での使い回しがしにくい。

薬局では、非接触式や耳式は、医療機器コーナーやベビー用品コーナーに特設されています。自分の生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

【価格帯別】体温計の相場はいくら？安く買う方法はある？

体温計の価格は、種類やメーカー、機能によって大きく異なります。
「だいたいどれくらいの値段で買えるんだろう？」という疑問にお答えするため、主要な体温計の価格相場をまとめました。

種類別！体温計の一般的な価格帯テーブル

以下の表は、薬局やネット通販での一般的な販売価格の目安です。最新の高性能モデルやセール品では変動があります。

種類	主な機能	価格帯の目安	よくある薬局での位置付け
実測式（脇下）	最もシンプルで正確。	800円 〜 2,000円程度	最安値帯、予備用。
予測式（脇下）	15秒〜30秒で測定。ブザー音、バックライト機能。	2,000円 〜 4,500円程度	最も売れ筋のメイン商品。
耳式	1秒測定。専用のプローブカバーが必要。	3,500円 〜 7,000円程度	乳幼児の検温用として人気。
非接触式（額）	非接触で衛生的。温度メモリ機能、室内温度測定機能など。	4,000円 〜 10,000円以上	高機能帯、感染症対策。

体温計は、頻繁に買い替えるものではないので、少し高くても測定時間の速さやバックライトなどの機能が充実している予測式・非接触式を選ぶ方が、後悔しない傾向があります。

体温計を安く買うための３つの裏ワザ

体温計は医療機器なので、極端に安すぎるものは心配ですが、少しでもお得に手に入れたいですよね。安く賢く購入するための方法を教えます。

H3:ドラッグストアのポイントデーを狙う

マツキヨ、ウエルシア、スギ薬局などのドラッグストアは、「ポイント○倍デー」や「お客様感謝デー」といった特定の日に割引やポイント還元を実施しています。
体温計は単価が高いものもあるため、ポイント還元率が高い日に買えば、実質的に数％〜数十％安く購入したのと同じことになります。特にウエルシアでは毎月20日にTポイントで1.5倍の買い物ができるので、この日を狙うのは賢い方法です。
「急ぎじゃないけどそろそろ買い替えたいな」という方は、各チェーン店のポイントカレンダーをチェックしてみてくださいね。

H3:ネット通販のセール期間を利用する

Amazonのプライムデー、楽天市場の楽天スーパーセール、Yahoo!ショッピングの超PayPay祭など、ネット通販では大型セールが定期的に開催されます。
メーカー品の体温計も、これらのセール期間に合わせて一時的に大幅に値下げされることがあります。急ぎでなければ、セールのタイミングを待つのも一つの手です。もちろん、ネット通販ならAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでいつでも手軽に比較検討が可能です。

H3:型落ちモデルやメーカーキャンペーンを活用する

メーカーは数年おきに体温計の新モデルを発売します。
新モデルが出た後、旧モデルが在庫処分として値下げされることがあります。機能的には旧モデルでも十分高性能な場合が多いので、最新機能にこだわらなければ非常にお得です。
また、メーカーによっては「新生活応援キャンペーン」などで、期間限定のキャッシュバックやノベルティを付けていることもあるので、公式サイトをチェックしてみるのもおすすめです。

メーカー別！薬局でよく見かける人気体温計ブランド

体温計は医療機器であるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
薬局の店頭でよく見かける、品質と人気を兼ね備えた主要な体温計ブランドをいくつかご紹介します。これらのメーカーを選んでおけば、まず間違いはありません。

日本の信頼を支える二大巨頭：オムロンとテルモ

体温計のシェアのほとんどを占めていると言っても過言ではないのが、この二大メーカーです。

オムロン ヘルスケア（OMRON）

【オムロンの特徴】
オムロンは、体温計だけでなく血圧計や体重計など、様々な健康機器を手掛けるメーカーです。

• 得意なこと：予測式のスピード測定技術に定評があります。特に「15秒予測」といった高速検温モデルは、オムロンの主力商品です。
• ラインナップ：シンプルな脇下式から、Bluetoothでスマホ連携できる高機能モデルまで幅広く展開しています。
• 薬局での印象：店頭で一番目立つ場所に陳列されていることが多く、迷ったらこれ、という安心感があります。

最新機種では、測定結果をアプリで自動管理できる機能があり、日々の体温変化をグラフ化したい方におすすめです。

テルモ（TERUMO）

【テルモの特徴】
テルモは、もともと医療現場で使われる医療機器の開発に強みを持つ企業です。

• 得意なこと：医療現場で培われた正確性と耐久性が魅力。予測式でも、より正確な実測値に近い結果を出すことにこだわった製品が多いです。
• ラインナップ：先端が平らでワキの下にしっかりフィットしやすい形状の製品など、使いやすさを追求したモデルが人気です。
• 薬局での印象：薬剤師さんからも信頼されており、「正確性」を重視したい方におすすめされることが多いです。

特に先端が曲がる「わきの下専用」モデルなどは、お子様の検温時にフィットしやすく安心感があります。

その他の注目ブランド：シチズンとピジョン

二大巨頭以外にも、薬局には魅力的なブランドが並んでいます。

シチズン・システムズ（CITIZEN）

【シチズンの特徴】
時計メーカーとしても有名ですが、健康機器にも力を入れています。

• 得意なこと：コストパフォーマンスの良さが魅力。シンプルな予測式体温計を、リーズナブルな価格で提供していることが多いです。
• ラインナップ：デザインがシンプルで使いやすく、初めて体温計を購入する方や、職場・学校用に予備が欲しい方におすすめです。

ピジョン（Pigeon）

【ピジョンの特徴】
ベビー用品の専門メーカーです。

• 得意なこと：赤ちゃんのための設計に特化。寝ている赤ちゃんを起こさずに測れる非接触式や、耳式体温計などが人気です。
• ラインナップ：デザインも可愛らしく、ママ・パパ目線で「使いやすさ」が考慮されています。

ご自身や家族の年齢、重視する点（スピード、正確性、携帯性、デザイン）に合わせて、最適なメーカーを選んでみてくださいね。

賢い体温計の選び方！失敗しないための３つのチェックポイント

体温計選びに失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ただ安いから、有名だからという理由だけで選ぶのではなく、「誰が」「いつ」「何を重視して」使うのかを明確にしてから選ぶことが大切です。

チェックポイント１：測定スピードと正確性のバランス

体温計選びで最も重要なのが、「スピード」と「正確性」のどちらを優先するかです。

H3:スピード重視なら「予測式」または「非接触式」一択

• 小さな子供がいる家庭：じっとしていられない赤ちゃんや、検温を嫌がる幼児には、予測式（15秒〜30秒）や非接触式（1秒）が必須です。測定時間が短いほど、親も子もストレスがありません。
• 忙しいビジネスパーソン：毎朝の検温をルーティン化しているなら、高速な予測式を選びましょう。数分の差が、出勤時間ギリギリの朝には大きく響きます。

予測式を選ぶ際は、パッケージに「予測15秒」「スピード検温」といった表示があるかを確認してください。

H3:正確性重視なら「実測式」または「予測後の実測」を

• 持病があり微熱を正確に把握したい方：実測式（5分〜10分）の体温計で、安定した環境でしっかり測るのが理想です。
• 婦人用基礎体温計：微細な体温変化を捉える必要があるため、予測機能がない実測式（または実測のみを使う）が基本となります。

多くの予測式体温計は、予測測定後にそのままわきに挟んでおけば、実測測定（約10分）に自動で切り替わります。日常は予測で済ませ、体調が優れない時だけ実測を行うという使い分けが賢い方法です。

チェックポイント２：付加機能（バックライト・防水・連携）を比較

最近の体温計は、単に体温を測るだけでなく、様々な便利機能が搭載されています。

1. バックライト機能：
   これが意外と重要です。夜中に子供の体温を測る時や、暗い寝室でこっそり測りたい時に、液晶画面が光ってくれると非常に便利です。バックライトがないと、スマホのライトなどで照らす手間がかかってしまいます。
2. 防水・水洗い可能：
   体温計は雑菌が付きやすいもの。先端部分だけでも水洗いできる「防水機能」は、清潔さを保つ上で非常に大切です。家族で共有する場合や、衛生面が気になる方は、必ずチェックしましょう。
3. メモリ機能・スマホ連携：
   直前の検温結果だけでなく、数十回分のデータを自動で保存してくれるメモリ機能があると、体温の変化を追うのに便利です。さらに、Bluetoothでスマホアプリと連携できるモデルなら、日々の体温記録を自動でグラフ化してくれるので、自己管理が格段に楽になります。

チェックポイント３：測定部位（わき・耳・ひたい）で選ぶ

前述の通り、体温計は測定する部位によって種類が異なります。

測定部位	メリット	デメリット	最適なユーザー
わき（脇下）	最も一般的で、安定した測定が可能。	測定に時間がかかる（予測式でも数秒〜数十秒）。	全年齢。特に一般的な家庭用。
ひたい（額）	非接触で衛生的、一瞬で測定完了。	外気温や汗に影響されやすく、精度にブレが出やすい。	乳幼児。感染症対策として入口での検温。
耳	鼓膜に近い温度で、比較的正確な体温を高速測定。	プローブカバーが必要。正しい位置に当てるのが難しい。	乳幼児。正確性とスピードの両方が必要な場合。

迷ったときは、汎用性が最も高い「予測式・脇下式」を選び、必要に応じて非接触式を買い足すのがおすすめです。

赤ちゃんの検温はどれがいい？ベビー向け体温計の選び方

赤ちゃんや乳幼児の検温は、大人と比べて非常に難しいですよね。
じっと動いてくれない、嫌がって泣いてしまう、そして何よりも「正確な体温を知りたい」という親御さんの願いがあります。
薬局にもベビー用品コーナーがあり、赤ちゃん用の体温計が販売されていますので、赤ちゃんに特化した選び方をご紹介します。

赤ちゃん検温の鉄則！「ストレスフリー」と「スピード」

赤ちゃんは体温が高めな上に、すぐに熱が上がったり下がったりします。また、機嫌が悪かったり、寝ていたりする時に無理に検温しようとすると、さらに泣き出してしまいます。

【赤ちゃん用体温計の優先順位】

1. 測定スピード：一瞬で測れることが最重要。
2. ストレスフリー：肌に触れない非接触式や、寝たままでも測れる形状。
3. 測定音：検温完了のブザー音が小さかったり、消音モードがあったりするか。

この優先順位から考えると、赤ちゃんには「非接触式」または「耳式」が強く推奨されます。

H3:非接触式体温計が最も人気な理由

非接触式は、おでこにかざすだけで1秒以内に検温が完了します。

• 寝起きでもOK：赤ちゃんが寝ている時でも、起こさずにサッと検温できます。
• 衛生的：複数人で使い回しても、誰の肌にも触れないため非常に衛生的です。
• 様々な用途：ミルクの温度や離乳食の温度、お風呂の温度など、体温以外も測定できるモデルが多いです。

ただし、前述の通り、外気の温度の影響を受けやすいので、測定環境（室内温度）を一定にすることと、汗をかいていない状態で測ることが大切です。

H3:耳式体温計と脇下式（予測式）の使い分け

耳式体温計も高速測定が可能ですが、赤ちゃんの小さな耳に正確にプローブを差し込むのが難しいという難点があります。ぐずっている時などは特に苦戦するかもしれません。

もし耳式を選ぶなら、プローブが太すぎないか、持ち手が安定しているかをチェックしましょう。

一方で、脇下式の予測式体温計は、体温計メーカー各社が幼児向けに開発した「先端が柔らかい」または「わきにフィットしやすい」モデルがあります。これは、日頃の正確な体温変化を追うために、非接触式と併用する「サブ体温計」として持っておくと安心です。

赤ちゃんの健康管理については、乳幼児の健康診断・検温に関する情報を確認して、平熱の把握に努めましょう。

急な発熱で困ったら！夜間や早朝に体温計を買う裏ワザ

子供や家族が急に夜中に発熱！体温計がない！という状況は、本当にパニックになりますよね。
薬局やドラッグストアは夜間に閉まってしまうことが多いですが、どうしてもすぐに体温計が必要な時に頼れる場所があります。

24時間営業のドラッグストアや調剤薬局を検索

最近は、コンビニエンスストアのように24時間営業、または深夜まで営業しているドラッグストアが増えてきました。

H3:深夜営業をしているドラッグストアチェーン

「ウエルシア」「マツモトキヨシ」「スギ薬局」などの大型チェーンの中には、一部の店舗で24時間営業を行っているところがあります。特に都市部の主要駅前や幹線道路沿いにある店舗に多い傾向があります。
ただし、24時間営業でも「医薬品」や「医療機器」の販売は、登録販売者または薬剤師がいる時間帯に限られている場合があるため注意が必要です。

【購入時の注意点】

• 医薬品販売時間：夜間は薬剤師が不在で、体温計が陳列されている棚に鍵がかかっている可能性があります。
• 在庫確認：深夜帯は品出し中で、陳列されていないことも。必ず店員さんに声をかけて在庫があるか確認しましょう。

お住まいの地域にあるドラッグストアの公式ウェブサイトで、「店舗検索」の機能を使って「24時間営業」や「深夜営業」の絞り込みを試してみると良いでしょう。

H3:夜間・休日の救急医療体制を活用する

本当に体温計が手に入らず、かつ高熱で救急を要する状況の場合は、地域の救急医療体制を頼ることも検討しなければなりません。

【地域医療の活用方法】

1. 夜間・休日診療所：地域の夜間診療所や急患センターでは、受診した際に体温を測る必要があります。体温計を販売しているわけではありませんが、病院の売店や隣接する調剤薬局が緊急で開いている場合があります。
2. 地域の薬局検索：自治体のウェブサイトや夜間対応している薬局の検索サービスを利用して、緊急で開いている調剤薬局を探してみましょう。

ただし、これはあくまで最終手段です。体温計一つを買いに行くために、夜間診療所に行くのは控えましょう。事前に予備の体温計を準備しておくことが、一番の備えになります。

体温計の正しい測り方と注意点！体温は時間帯で変わる？

体温計を持っていても、正しい方法で測らなければ、正確な体温は測れません。
「あれ？毎回測るたびに体温が違う」と不安になる方は、測り方に間違いがないか、一度確認してみましょう。

脇下式体温計の正しい測り方ステップ

最も一般的な脇下式の正しい測り方をステップで解説します。特に重要なのは「わきの中心」に当てることです。

1. わきの汗を拭き取る：
   わきの下に汗をかいていると、気化熱で体温計が冷やされ、正確な体温が測れません。タオルなどでしっかり拭き取ってから測りましょう。
2. 体温計の先端をわきの中心に当てる：
   体温計の先端（感温部）を、わきの下の一番くぼんだ場所（中心）に密着させます。
3. わきをしっかり閉じる：
   体温計を挟むだけでなく、ひじをわき腹に密着させ、手のひらを上に向けた状態でわきをしっかり閉じます。体温計が皮膚に密着し、外気の影響を受けないようにすることが重要です。
4. ブザーが鳴っても動かさずに待つ：
   予測式の場合、ブザーが鳴ったら測定完了ですが、さらに正確な実測値を知りたい場合は、そのまま約10分間挟み続けて実測測定が完了するのを待ちます。

特に、体を動かした後や、厚着をしている状態、お風呂上がりなどは体温が上昇しているため、測定前に5分ほど安静にしてから測るようにしましょう。

体温は時間帯や環境で変わる！平熱を知ることの重要性

「朝測ったら36.0℃だったのに、夜測ったら36.8℃だった！」と驚くかもしれませんが、体温は常に一定ではありません。

H3:体温が最も低い時間と高い時間

人間の体温は、一日のうちに約0.5℃〜1.0℃の幅で変動しています。

• 最も低い時間：早朝（午前3時〜6時頃）。寝ている間は代謝が下がるため、最も低くなります。
• 最も高い時間：夕方から夜（午後4時〜8時頃）。活動量が多くなり、代謝も活発になるため、体温が上がります。

そのため、「平熱」を正しく把握しておくことが非常に大切です。平熱を知るためには、毎日同じ時間（例えば、毎朝起床後と毎晩就寝前など）に測る習慣をつけましょう。

平熱の目安や正しい検温方法については、厚生労働省などの公的機関の情報も参考になります。

薬局で体温計を買うメリット・デメリットを徹底比較

体温計は薬局だけでなく、ネット通販や家電量販店でも購入できます。では、あえて薬局（ドラッグストア）で体温計を買うことには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか？
それぞれの長所と短所を比較して、最適な購入場所を選びましょう。

薬局購入の３つの大きなメリット

やはり薬局ならではの「安心感」と「専門性」が最大のメリットです。

1. 薬剤師・登録販売者に相談できる：
   これが薬局購入の最大の強みです。「赤ちゃんがいるんだけど、非接触式と耳式、どっちがいいですか？」「この体温計は風邪薬との併用で使って大丈夫ですか？」など、専門的な知識を持ったスタッフに直接質問し、アドバイスをもらえるのは大きな安心感につながります。
2. 今すぐ手に入る（緊急時に強い）：
   急な発熱で「今すぐ必要！」という場合、ネット通販では翌日以降の到着になってしまいます。すぐに手に取って持ち帰れる即時性は、薬局の大きなメリットです。
3. 実物を見て比較できる：
   体温計のサイズ感、ボタンの押しやすさ、液晶の文字の大きさなどは、実際に手に取ってみないと分かりません。薬局では、主要メーカーのモデルを手に取って、フィット感や操作性を確かめることができます。

薬局購入の２つのデメリットと対策

一方で、薬局での購入には、ネット通販と比べていくつかのデメリットもあります。

デメリット	詳細	対策
価格が割高になりやすい	ネット通販の特売品や、Amazon・楽天のセール価格に比べると、定価に近い価格設定の場合が多いです。	ドラッグストアのポイントデーや割引クーポンを積極的に利用しましょう。
品揃えに限りがある	特定の高機能モデルや、最新のスマホ連携モデルなどは、家電量販店やネット通販に先行して陳列され、薬局にはまだ置いていない場合があります。	事前にネットで欲しいモデルをリサーチし、薬局に電話で在庫確認をしてから向かいましょう。

緊急性や相談の必要性が高い場合は薬局、価格や種類の豊富さを重視するならネット通販と、賢く使い分けるのがベストです。

ネット通販（Amazon・楽天）で体温計を買うのはどう？

最近では、体温計をネット通販で購入する方も増えています。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトは、薬局にはない大きなメリットを提供してくれます。

通販サイトの圧倒的なメリット：種類と価格

ネット通販は、薬局では実現できないメリットが山積みです。

1. 比較検討の幅が無限大：
   国内主要メーカーはもちろん、海外メーカーの最新モデルや、薬局では取り扱いがないニッチな体温計（例：おしゃぶり型体温計）まで、一画面で簡単に比較できます。レビューや評価も参考にできるため、じっくり選びたい方に最適です。
2. 価格競争による最安値：
   多くの販売店が参入しているため、価格競争が起こりやすく、薬局で買うよりも安く手に入ることが多いです。特に大型セール時は、驚くほどの割引率になることもあります。
3. ポイント還元でお得：
   楽天ポイント、PayPayポイントなど、普段使いのポイントを貯めたり使ったりできるため、実質的な支出を抑えられます。
4. 基礎体温計が買いやすい：
   婦人体温計（基礎体温計）は、店頭で買うのが少し恥ずかしいと感じる方もいるかもしれません。ネット通販なら人目を気にせず購入できるのも、隠れたメリットです。

ただし、ネット通販で購入する場合は、「発送元が信頼できる正規販売店か」「医療機器認証番号が記載されているか」をしっかりチェックすることが重要です。安すぎる非正規品には注意が必要です。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの選び方

各サイトには、それぞれ独自の魅力があります。

通販サイト	特徴	向いている人
Amazon	配送スピードが最速。プライム会員なら翌日配達が多い。海外メーカー品も豊富。	すぐに欲しい人、海外製品も比較したい人。
楽天市場	楽天ポイントを貯めている人。ショップごとに独自のキャンペーンがある。	ポイントを効率よく貯めたい人、色々なショップを回って選びたい人。
Yahoo!ショッピング	PayPayユーザー。ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはポイント還元率が高い。	PayPayポイントを貯めている人。

ネット通販を賢く利用して、最もお得で最適な体温計を見つけましょう。

中古品（メルカリなど）の体温計ってぶっちゃけどうなの？

「少しでも安く済ませたいから、メルカリやヤフオクなどのフリマサイトで体温計を買うのはどうだろう？」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、モモストアとしては中古の体温計の購入は強くおすすめできません。

中古体温計をおすすめできない３つの理由

体温計は単なる電子機器ではなく、人の健康状態を測る「医療機器」です。中古品には、新品では考えられない大きなリスクが伴います。

1. 衛生面のリスク：
   これが最大の理由です。脇下式、耳式、口中式の体温計は、少なからず使用者の体液や皮膚に触れています。消毒をしていたとしても、目に見えない雑菌やウイルスが付着している可能性を完全に排除することはできません。特に、小さな子供や免疫力の低い方が使う場合は、衛生面でのリスクは避けるべきです。
2. 正確性の保証がない：
   体温計は精密機器であり、落下などの衝撃で精度が狂うことがあります。また、使用頻度が高いと内部のセンサーが劣化している可能性もあります。中古品にはメーカーの保証がなく、購入後に「壊れていた」「全然違う体温が出る」となっても自己責任になってしまいます。
3. 電池が消耗している：
   体温計は特殊なボタン電池を使っているものも多く、すぐに電池切れになる可能性があります。フリマサイトでは、電池の残量まで正確に把握することはできません。

体温計は、安ければ1,000円台から購入できます。少しの節約のために、ご自身の健康や家族の安心を犠牲にするのは、賢い選択とは言えません。メルカリなどの中古フリマサイトで体温計を探すのは避けたほうが無難でしょう。

体温計を捨てる際の注意点：正しい廃棄方法

中古品はおすすめできませんが、古くなった体温計を捨てる際には、正しい処分方法を知っておく必要があります。

H3:水銀体温計と電子体温計の廃棄方法

体温計は、種類によってゴミの分類が異なります。

体温計の種類	主なゴミの分類	注意点
電子体温計（予測式・実測式など）	不燃ごみ（自治体による）	内蔵電池を抜く必要があります。自治体によっては「小型家電リサイクル」の対象となる場合があります。
水銀体温計	有害ごみ、または特別収集品	水銀は環境負荷が高いため、他のゴミと分けて回収されます。割れないようにケースに入れ、自治体の指示に従って出してください。

お住まいの地域のごみ分別ルールは、自治体の公式ウェブサイトで必ず確認しましょう。

【まとめ】体温計は薬局で買える！購入前に知っておきたいこと

ここまで、薬局での体温計の販売状況から、種類、選び方、そして他の購入場所との比較について解説してきました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめて、賢く体温計を選ぶための最終チェックをしましょう！

体温計購入の重要ポイントおさらい

【薬局での体温計購入、３つのキーポイント】

1. ほとんどの薬局・ドラッグストアで販売されている！
   急な発熱でも慌てず、まずは近所のドラッグストアに向かいましょう。品揃えは大手チェーンが豊富です。
2. 用途で「スピード」か「正確性」かを決める！
   日常使いや子供用なら予測式（15秒〜30秒）または非接触式（1秒）。正確な平熱を測るなら実測式がおすすめです。
3. 困ったら必ず店員さんや薬剤師に相談する！
   医療機器なので、専門的な知識を持ったスタッフがいます。遠慮なく「子供用に適したもの」や「おすすめのメーカー」を聞いてみましょう。

あなたの体温計選びに最適な購入場所診断

あなたが体温計を買うべき場所は、状況によって異なります。以下の表で、最適な購入場所を診断してみてください。

あなたの状況	最適な購入場所	おすすめの体温計の種類
今すぐ必要！ （緊急性が高い）	薬局・ドラッグストア	予測式脇下式（在庫が豊富）
じっくり比較したい （種類と機能を重視）	ネット通販（Amazon, 楽天など）	高機能な非接触式、スマホ連携モデル
安く買いたい （価格を最優先）	ネット通販、またはドラッグストアのポイントデー	シチズンなどの安価な予測式、またはセール品
正確性を最優先したい （医療用に近い精度）	薬局（薬剤師に相談）、または家電量販店	実測式、またはテルモなどの実測に近い予測式

体温計は、ご家族の健康を守るための大切なツールです。この記事が、あなたにぴったりの一台を見つける手助けになれば、モモストアとしてとても嬉しいです！