テーピングはどこで買える？種類別に見る最適な購入場所と選び方を徹底解説！

急に運動することになったり、うっかり関節をひねってしまったりした時、「テーピングってどこで買えるんだろう？」と迷うこと、ありますよね。
ドラッグストア、スポーツ店、はたまたコンビニや100円ショップでも見かけるけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか？
この記事では、テーピングを売っている場所を徹底的に調査し、さらに用途に合わせた失敗しない選び方まで、モモストアが詳しく解説していきます。
読み終わる頃には、あなたにぴったりのテーピングを、迷わず手に入れられるようになりますよ！

【結論】テーピングが買える場所を一目でわかる比較表

まずは結論から！「すぐにどこに行けばいいか知りたい」という方のために、主な販売店と取り扱いやすいテーピングの種類をまとめた比較表を作成しました。
お店によって、取り扱っているメーカーや種類、価格帯が大きく変わってくるので、あなたの緊急度と目的に合わせて最適な購入先を見つけてみましょう。
もちろん、どの場所で買えるのか、それぞれの特徴を詳しく知りたい方は、この後の詳細解説を読み進めてくださいね。

主要販売店と取り扱いテーピングの比較

以下の表で、主要な購入先での取り扱い状況と特徴を比較しています。特に「専門性」と「手軽さ」に注目して見てください。

販売店	主な種類	価格帯	専門性	手軽さ
ドラッグストア	キネシオ、伸縮、非伸縮（軽度）	中〜高	中	◎（身近）
スポーツ用品店	キネシオ、非伸縮（強度高）、撥水、専門メーカー品	高	◎（非常に高い）	△（店舗による）
100円ショップ	伸縮、指用、簡易な固定用	低（均一価格）	低	◎（非常に身近）
コンビニ	サポーター一体型、簡易な伸縮タイプ	中〜高	低	◎（24時間）
ホームセンター	キネシオ、非伸縮（軽度）、大容量パック	中	中	○（駐車場あり）
ネット通販	全種類、海外メーカー、大容量	低〜高（比較しやすい）	◎（情報豊富）	◎（自宅で）

この表を見ていただくと、「急いでいるならコンビニかドラッグストア」「本格的に使いたいならスポーツ用品店かネット通販」という大まかな方向性が見えてくるかと思います。
次のセクションでは、それぞれの販売店の「どんな時に利用すべきか」という具体的なアドバイスを交えながら、さらに深掘りして解説していきますよ。

モモストアの結論としては、「日常的な軽度な使用ならドラッグストア」、「競技やリハビリなど本格的な使用ならスポーツ用品店かネット通販」の使い分けがおすすめです！

種類別！テーピングが売っている主な販売店の徹底解説

テーピングの購入先は多岐にわたりますが、種類によって「どこで買うのが一番コスパが良いか」や「専門的なアドバイスがもらえるか」が変わってきます。
ここでは、主要な販売店を種類別に深掘りし、それぞれの店舗のメリットとデメリット、そして取り扱いが期待できる具体的な商品を詳しく見ていきましょう。

伸縮性テープ（キネシオロジー）を探すならココ！

筋肉のサポートや疲労軽減を目的としたキネシオロジーテープは、スポーツ選手だけでなく、一般の方にも非常に人気が高い種類です。
このタイプを探すなら、以下の店舗がおすすめです。

• ドラッグストア: 多くのメーカーの主力商品（ニチバン、ピップなど）が並んでいます。色や幅のバリエーションはやや少ないものの、品質と価格のバランスが取れた商品が見つかります。
• ホームセンター: 大容量で比較的安価な、ファミリー向けの商品を取り扱っていることが多いです。家族みんなで使う方には最適かもしれません。
• ネット通販: 幅、長さ、カラーバリエーションが最も豊富です。海外メーカーの製品や、試したいけれど近隣の店舗には置いていない商品も手に入ります。

伸縮性テープは、「日常のちょっとした不調」から「軽い運動のサポート」まで幅広く使える万能型。迷ったらまずはドラッグストアで探してみるといいでしょう。

非伸縮性テープ（固定用）を探すならココ！

足首や手首の関節をガッチリと固定し、怪我の再発防止や応急処置に使われるのが非伸縮性テーピングです。
こちらは、専門性の高い商品になるため、購入場所が少し限定されます。

• スポーツ用品店: 最も確実な購入先です。高い固定力を持つプロ仕様の商品や、水に強い撥水タイプなど、本格的な品揃えが期待できます。
• ネット通販: 箱買いやセット購入など、単価を抑えたい場合に便利です。ただし、実際に触って粘着力や硬さを確認できないのがデメリットです。
• ドラッグストア: 簡易的な固定用として、小型のものが少数置かれている場合がありますが、本格的な固定力を求める場合は不向きなことが多いです。

非伸縮性テープは、関節を保護する重要な役割を果たすため、できるだけ専門性の高い場所で、品質の良いものを選ぶことをおすすめします。

ドラッグストア（マツキヨ・スギ薬局など）で買えるテーピングの種類と特徴

ドラッグストアは、私たちにとって最も身近なテーピングの購入場所ですよね。急に必要になった時や、仕事帰りにサッと立ち寄れるのが最大のメリットです。
しかし、「何でも揃う」わけではなく、取り扱いには特徴があるので、それを知っておくと無駄足を踏まずに済みます。

ドラッグストアの品揃えは「軽度・日常使い」が中心

ドラッグストアのテーピングコーナーで目立つのは、主に以下の商品です。

• キネシオロジーテープ: ニチバン、ピップ、興和（バンテリン）といった有名メーカーのものが必ずと言っていいほど置いてあります。肩や腰など、広範囲に貼るための幅広タイプも充実しています。
• 伸縮性固定テープ: 筋肉を動かしながらも、ある程度の圧迫感でサポートするタイプです。手首や足首の軽い捻挫の応急処置や、日常のちょっとしたサポーター代わりにもなります。
• 指専用テープ: スポーツや家事で指を痛めた際に便利な、細い幅のものが多く見られます。

価格帯は、スポーツ用品店よりも少し安価に設定されていることが多いですが、セールなどでさらに割引になるチャンスもあります。会員割引なども活用できますね。

特に人気が高いメーカーの商品

ドラッグストアで見かける頻度が高い、特に人気の高いメーカーの商品をいくつかご紹介します。

メーカー名	主力商品・特徴	用途
ニチバン	バトルウィン™シリーズ	プロから一般まで広く使われる定番。伸縮・非伸縮ともに高品質。
ピップ	キネシオロジー 快適通気	肌に優しく、通気性にこだわったキネシオテープが豊富。
興和	バンテリンコーワサポーター	テーピング機能を持たせたサポータータイプがメイン。巻く手間が不要。

「ニチバン バトルウィン」は、ドラッグストアでもスポーツ店でも見かける、品質と信頼性の高いブランドです。迷ったらこのブランドから試してみるのも良いでしょう。
ただし、ドラッグストアの店員さんは薬や健康食品の専門家ですが、テーピングの「巻き方」までは詳しくない場合がほとんどです。巻き方の相談はできないと考えておきましょう。

スポーツ用品店（ゼビオ・デポなど）は専門的なテーピングの宝庫

本格的なスポーツをしている方や、リハビリ目的でテーピングが必要な方にとって、スポーツ用品店はまさに「テーピングの聖地」と言えるでしょう。
ドラッグストアでは扱っていないような特殊な種類や、プロ仕様の商品が手に入ります。

専門性の高い非伸縮テープや撥水テープが充実

スポーツ用品店の最大の魅力は、その圧倒的な品揃えと専門性の高さにあります。

• プロ仕様の非伸縮テープ: 関節を完全に固定するための、強度の高い非伸縮テープが各種揃っています。野球やバスケなど、激しい動きをする競技者向けの商品が豊富です。
• 撥水・防水テープ: 水泳やトライアスロン、雨天時のスポーツにも対応できる、汗や水に強い特殊な撥水加工が施されたテープが充実しています。
• プレカットタイプ: 膝、肩、腰など、部位ごとにカット済みのテーピングも多く、初心者でも簡単に貼れるよう工夫されています。

価格は全体的に高めですが、その分、粘着力、通気性、耐久性に優れており、パフォーマンスを最大限に引き出すための品質が保証されています。特に、「ザムスト テーピング」やミューラーなどの海外メーカーの製品も豊富に揃っていることが多いです。

店員さんから専門的なアドバイスがもらえるメリット

スポーツ用品店で購入する大きなメリットの一つは、専門知識を持った店員さんからアドバイスをもらえる可能性があることです。
特に大型店舗の場合、元アスリートやトレーニングの知識を持つスタッフがいることも少なくありません。

「この競技にはどのテープが良いか」「この関節の動かし方を制限するにはどう巻けばいいか」など、具体的な疑問を投げかけることで、最適な商品選びだけでなく、正しい貼り方のヒントまで得られる場合があります。これはネット通販やドラッグストアにはない、貴重なサービスと言えるでしょう。

100円ショップ（ダイソー・セリア）のテーピングはどんな用途に使える？

「100円ショップにもテーピングが売っているの？」と驚かれるかもしれませんが、実はダイソーやセリアなどの大手100円ショップでは、簡易的なテーピングが販売されています。
もちろん、プロ仕様の品質を期待するのは難しいですが、ちょっとした用途には十分すぎるほどの活躍をしてくれますよ。

日常の「軽い固定」や「試したい」時に最適

100円ショップで売っているテーピングは、主に以下の用途に役立ちます。

• 簡易的な指・手首の固定: 軽度の腱鞘炎や、指の突き指の予防など、日常生活での「軽いサポーター代わり」として非常に便利です。
• 試供品として: テーピングを初めて使う方が、「自分に合うかどうか」「肌が荒れないか」を試すためのお試し用として使うのも賢い方法です。
• 応急処置用: 登山やレジャーなど、荷物を軽くしたい外出時に、万が一のための応急処置セットとして忍ばせておくのもおすすめです。

ただし、品質や粘着力は、数千円する専門メーカー品には及びません。激しいスポーツでのガッチリとした固定や、長時間水に濡れるような場面での使用は避けたほうが無難でしょう。
また、テープの伸びや肌への刺激が強いと感じる方もいるため、敏感肌の方はパッチテストをしてから使うのが安心です。

100円ショップのメリット・デメリットを整理

100円ショップでの購入は、その手軽さと価格が魅力ですが、デメリットも理解しておくことが大切です。

メリット	デメリット
価格が安く、失敗を恐れずに試せる。	品質や粘着力は専門品に劣る。
店舗数が多く、手軽に手に入る。	非伸縮性テープの本格的な取り扱いはない。
指用など、細かなニーズに対応した商品がある。	大容量パックや専門メーカーの取り扱いがない。

「とりあえず家に一つ置いておきたい」「急な出費を抑えたい」という方には、100円ショップのテーピングは最高の選択肢となります。賢く使い分けて、無駄のないテーピングライフを送りましょう。

コンビニ（セブン・ローソン）で急な時に手に入るテーピングはある？

「今すぐ必要！」という、緊急時に頼りになるのがコンビニエンスストアです。24時間営業で、どこにでもあるコンビニですが、果たして本格的なテーピングは手に入るのでしょうか？
答えは「場所によるが、簡易的なものなら手に入る可能性が高い」です。

コンビニで見つかるのは「サポーター一体型」が多い

通常のテーピングテープ（ロール状のもの）は、正直なところ、コンビニではあまり見かけません。置いてあるとしても、店舗の規模や立地（スポーツ施設の近くなど）に大きく左右されます。
しかし、その代わりによく見かけるのが、「貼る」手間が不要なサポーター一体型の製品です。

• 簡易サポーター: 伸縮性のある素材でできた、手首や足首、膝用のサポーターです。「巻く」技術が不要で、すぐに装着できるのが特徴です。
• 貼るサポーター: 湿布のように貼り付けるタイプで、肌に直接フィットしてサポート力を発揮します。
• 絆創膏・湿布コーナー: 応急処置用の小さなテーピングや、指用の絆創膏と並んで陳列されていることがあります。

コンビニで手に入るのは、あくまで「一時的なサポート」や「応急処置」が目的の商品がメインだと覚えておきましょう。本格的な固定が必要な場合は、ドラッグストアやスポーツ用品店を探すのが賢明です。

旅行先や外出先での「もしも」のために

コンビニのテーピングは、特に以下のようなシーンで活躍します。

• 旅行先で急に足首を痛めた時: 観光中に不意に捻挫をしてしまったなど、夜間や早朝で他の店舗が開いていない場合の応急処置に役立ちます。
• スポーツ観戦中: 競技中に軽い怪我をした友人の手当など、すぐに固定が必要な場面で便利です。

価格は、ドラッグストアと比べると若干高めに設定されていることが多いですが、24時間いつでも買えるという利便性を考えれば、納得のいく価格と言えるでしょう。
モモストアからのおすすめは、予備として車やバッグに一つ忍ばせておくことです。

ホームセンター（カインズ・コーナンなど）は日用品と合わせて買えて便利

ホームセンターは、日用品から専門工具まで何でも揃う巨大な店舗ですが、実はテーピングも意外なほど充実しています。
特に、家族全員で使う方や、DIYと合わせて購入したい方にとって、ホームセンターは非常に便利な購入先となります。

大容量パックやプライベートブランド商品も豊富

ホームセンターのテーピングの特徴は、「業務用」と「家庭用」の中間のような位置づけにあることです。

• 大容量のキネシオテープ: 長期間使用する方のために、数十メートル巻きの大容量パックが安価に販売されていることがあります。単価で見ると、非常にお得になるケースが多いです。
• プライベートブランド（PB）商品: 各ホームセンターのPB商品として、シンプルでコスパの良いテーピングが並んでいることがあります。品質も日常使いには十分です。
• サポーター・湿布との同時購入: 救急箱や医薬品コーナーと並んでいるため、絆創膏や消毒液など、他の救急用品とまとめて購入しやすいのも大きなメリットです。

取り扱いメーカーは、ドラッグストアと似ていることが多いですが、DIYコーナーや作業用品コーナーにも、軍手や作業着と一緒に「作業用テープ」として非伸縮テープが置かれていることがあるので、探してみる価値ありです。

作業用とスポーツ用、選び方の注意点

ホームセンターで購入する際に注意したいのが、「作業用」のテープと「スポーツ用」のテープを間違えないことです。
作業用のテープは、皮膚に直接貼ることを想定していないため、粘着力が強すぎて肌を傷めたり、通気性が悪くてかぶれたりする原因になります。

必ず「スポーツ用」「肌に貼る用」「キネシオロジーテープ」といった表記があるものを選びましょう。
もし迷ったら、必ず医薬品コーナーやサポーターコーナーにある商品を選ぶようにしてください。

ネット通販（Amazon・楽天）で購入する最大のメリットと注意点

「時間をかけてじっくり選びたい」「最もコスパの良いものを手に入れたい」という方には、ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど）が最もおすすめです。
実店舗ではまず見かけないような、ニッチな商品や海外メーカーの製品まで手に入るのが最大のメリットと言えるでしょう。

圧倒的な種類と価格比較のしやすさが魅力

ネット通販の魅力は、何といってもその品揃えと利便性です。

• 全種類のテーピング: キネシオ、非伸縮、アンダーラップ、防水、薄手、厚手など、すべての種類のテーピングが手に入ります。
• 大容量・箱買いがお得: スポーツチームや、頻繁にテーピングを使用する方は、箱単位で購入することで、単価を大幅に下げることができます。
• レビュー機能: 実際に使用した人の評価や感想（粘着力、肌への優しさ、使いやすさなど）を参考にできるため、失敗するリスクを減らせます。

また、メルカリなどのフリマサイトでも、新品・未使用のテーピングが出品されていることがあります。特に、「試しに少しだけ欲しい」という場合や、廃盤になった商品を探している場合には、フリマサイトもチェックしてみる価値があります。

ネット通販ならではの注意点とは？

便利すぎるネット通販ですが、いくつかの注意点もあります。

1. 使用期限の確認: 粘着剤にも寿命があります。極端に安い大容量品は、使用期限が迫っている可能性があるため、購入前に確認しましょう。
2. 粘着力の確認: 実際に触って確かめられないため、レビューで「粘着力が弱い」「すぐ剥がれる」といった評価がないかを必ずチェックしましょう。
3. 模倣品のリスク: 有名メーカー品の場合、ごく稀に模倣品が出回ることがあります。極端に価格が安い場合は、販売元が信頼できる業者かどうかを確認することが重要です。

品質とコスパを両立させたいなら、Amazonや楽天市場で評価の高い、ニチバンやザムストなどの正規代理店から購入するのが一番安心ですよ。

テーピングの基本的な「3つの種類」とそれぞれの使用目的

ここまでは「どこで買うか」を見てきましたが、ここからは「何を、何のために買うか」という、テーピング選びの核心に迫っていきましょう。
テーピングには主に3つの種類があり、それぞれ役割が全く異なります。間違った種類を選んでしまうと、効果がないどころか、怪我を悪化させてしまう可能性もあるので要注意です。

伸縮性テープ（キネシオロジーテープ）

H3: 筋肉の動きをサポートし、疲労を軽減する

キネシオロジーテープは、最も一般的に使われている種類で、肌と同じくらいの伸縮性（伸びる度合い）を持っています。
主な目的は、筋肉の動きに合わせて皮膚を持ち上げ、血液やリンパ液の流れを改善し、痛みや疲労を軽減することです。
関節を固定する目的ではなく、あくまで「サポート」や「リカバリー（回復）」が中心となります。

• 特徴: よく伸びる、通気性が高い、カラフルな色が多い。
• 用途: 肩こり、腰痛の緩和、スポーツ後の筋肉疲労軽減、軽いむくみのケア。
• 注意点: 関節を完全に固定するほどの強度はないため、重度の捻挫などには向きません。

最近では、貼るだけで特定の筋肉の動きを助けるようにデザインされた、あらかじめカットされたプレカットタイプも人気です。初めて使う方や、特定の部位に貼りたい方はプレカットから試してみるのもおすすめです。

非伸縮性テープ（ホワイトテープ・固定テープ）

H3: 関節をガッチリと固定し、可動域を制限する

非伸縮性テープは、その名の通り「全く伸びない」か、ごくわずかしか伸びないテープです。
このテープの目的はただ一つ、関節や靭帯の動きを強力に制限し、過度な動きによる怪我の再発を防いだり、応急処置として患部を安定させたりすることです。

• 特徴: 伸びない、粘着力が非常に強い、主に白（ホワイトテープ）。
• 用途: 足首の捻挫、指の突き指、膝の靭帯損傷など、強い固定が必要な場面。
• 注意点: 肌に直接貼ると、剥がす際に皮膚を傷めることがあるため、必ずアンダーラップ（薄いスポンジのような保護材）を下に巻いてから使用するのが基本です。

野球やバレーボールなど、特定の関節に負担がかかるスポーツでは、予防のために非伸縮テープを使用することが非常に多いです。

弾力性固定テープ（ライトフレックスなど）

H3: 伸縮性と固定力の「いいとこ取り」をする

この種類は、キネシオテープと非伸縮テープの中間に位置します。適度な伸縮性（キネシオテープほどは伸びない）と、適度な固定力を両立させたテープです。
主に、「動きを完全に止めずに、ある程度の制限をかけたい」場合に用いられます。

• 特徴: 適度に伸びる、固定力も持ち合わせている。
• 用途: 軽い捻挫後のリハビリ期間、筋肉の疲労と関節のサポートを同時に行いたい場合、テーピング初心者。

非伸縮テープのようにガッチリ固定しすぎると、かえって動きが制限されてパフォーマンスが落ちてしまうという場合に、この弾力性固定テープが活躍します。
「固定しすぎたくはないけど、不安だから少しサポートしたい」という、わがままなニーズに応えてくれるテープですよ。

用途別！失敗しないテーピングの選び方とチェックポイント

テーピングの3つの基本種類がわかったところで、次はあなたの目的や部位に合わせて、具体的にどの商品を選べば失敗しないかを解説していきます。
「なんとなく良さそう」ではなく、「これだ！」と確信を持って選べるように、重要なチェックポイントを学びましょう。

目的別チェックリスト：あなたのテーピングニーズは？

まずは、以下のチェックリストであなたの主な使用目的を確認してみましょう。

目的	選ぶべき種類	チェックポイント
筋肉の疲労軽減・痛み緩和	伸縮性テープ（キネシオ）	通気性、肌への優しさ（粘着力より優先）
関節の強力な固定・再発予防	非伸縮性テープ	固定力、幅（患部に合わせて選ぶ）
運動中の軽いサポート・予防	伸縮性テープ or 弾力性固定テープ	撥水性（汗をかく場合）、幅のバリエーション
水泳や雨天での使用	撥水性・防水テープ	水に強い特殊な粘着剤かどうか
敏感肌・かぶれやすい	低刺激性テープ（通気性重視）	アクリル系粘着剤、ウェーブ状カット

部位別！最適なテープの「幅」の選び方

テーピングは、幅が非常に重要です。部位に合わない幅を選ぶと、固定力が不足したり、逆に関節の動きを妨げたりしてしまいます。

• 指・手首: 25mm幅（約2.5cm）が基本です。細かい関節の固定に適しています。
• 足首・肘: 38mm幅（約3.8cm）が最も汎用性が高いです。多くの非伸縮テープがこの幅から展開されています。
• 膝・ふくらはぎ: 50mm幅（約5cm）以上がおすすめです。大きな筋肉や関節をサポート・固定するのに十分な面積が必要です。
• 腰・太もも（広範囲）: 75mm幅（約7.5cm）など、幅広タイプを選びます。広範囲の筋肉の緊張緩和や痛みのサポートに有効です。

特に非伸縮テープは、幅が広いほど固定力が強くなるので、「ガッチリ固定したい」場合は、少し太めの幅を選ぶようにしましょう。

初心者なら「プレカット」を選ぶのもアリ！

テーピングを自分でカットして貼るのは、意外と難しく、手間もかかります。
「初めてで上手く貼れるか不安」という方には、膝や肩など、特定の部位の形に最初からカットされている「プレカットテープ」がおすすめです。
プレカットタイプは、正しい貼り方の説明書も付いていることが多く、失敗なく貼れるので、ぜひドラッグストアやスポーツ用品店で探してみてください。

テーピングを使う上で知っておきたい正しい貼り方の基本

せっかく良いテーピングを選んでも、貼り方を間違えると効果が半減どころか、逆効果になることもあります。
ここでは、キネシオテープと非伸縮テープの、それぞれの基本的な貼り方のポイントをご紹介します。本格的な巻き方は専門家の指導が必要ですが、基本的な知識だけでも押さえておきましょう。

キネシオロジーテープ（伸縮性テープ）の貼り方ポイント

キネシオテープは、筋肉を伸ばした状態で貼るのが基本です。皮膚を持ち上げて血行を促進するのが目的だからです。

1. 筋肉を伸ばす: 貼りたい筋肉を最大まで伸ばした状態にします。（例：ふくらはぎに貼るなら、足首を上に反らせる）。
2. テープを引っ張らずに貼る: テープの端（アンカー）は引っ張らずに、そっと皮膚に密着させます。
3. テープの中央は少し引っ張る: テープの中央部分（作用させたい箇所）を、約50%〜70%程度の力で軽く引っ張って貼ります。
4. 末端も引っ張らない: テープの端も引っ張らずに、そっと皮膚に貼って終了です。

【重要】テープを引っ張りすぎると、かえって血行が悪くなったり、皮膚が強く引っ張られてかぶれの原因になったりします。優しく、筋肉の流れに沿って貼るのがコツです。

非伸縮性テープ（固定用）の貼り方ポイント

非伸縮性テープは、関節を動かさないように固定するのが目的です。より専門的な知識と技術が必要になりますが、基本的な流れは以下の通りです。

1. アンダーラップを巻く: 最初に、肌を保護するために薄いスポンジ状のアンダーラップを巻きます。（これをしないと肌が荒れやすいです）
2. アンカー（土台）を作る: 固定したい関節の上下に、テープを引っ張らずに一周巻いて土台（アンカー）を作ります。
3. スターアップ・ホースシューを貼る: 関節の動きを制限するために、テープを引っ張りながら「U字」や「X字」になるように重ねて貼り、固定していきます。
4. カバー（仕上げ）をする: 最後に、テープの端が剥がれないように、アンカーと固定部分を覆うようにテープを巻いて完成です。

非伸縮テープで足首などを固定する場合は、プロのトレーナーが巻いている動画を参考にしたり、正しいテーピングの巻き方の専門サイトなどで確認したりしながら、練習することをおすすめします。

テーピングを貼る時の肌トラブルを避けるための対策

テーピングの悩みとして非常に多いのが「肌がかぶれてしまった」という肌トラブルです。せっかく怪我のケアをしているのに、皮膚まで傷めてしまったら元も子もありませんよね。
ここでは、テーピングを安全に使うための、肌トラブル回避策をご紹介します。

テーピングかぶれの原因は「粘着剤」と「摩擦」

テーピングによる肌トラブルの主な原因は以下の2つです。

1. 粘着剤による化学的な刺激: 汗や湿気が粘着剤の下に閉じ込められることで、皮膚がふやけ、粘着剤の成分に過剰に反応して炎症を起こします。
2. 剥がす時の物理的な刺激: テーピングを勢いよく剥がすことで、皮膚の角質層（バリア機能）まで一緒に剥がしてしまい、肌が敏感になります。特に非伸縮テープは粘着力が強いため、注意が必要です。

特に敏感肌の方や、長時間貼り続ける場合は、テーピングを貼る前にしっかりと対策をしておくことが大切です。

肌トラブルを避けるための具体的な3つの対策

モモストアがおすすめする肌トラブル対策は以下の3点です。

対策1：アンダーラップやスプレーで皮膚を保護する
非伸縮テープを使う際は、先述の通りアンダーラップを必ず使いましょう。また、ドラッグストアでは「テーピング用スキンプロテクトスプレー」なども販売されています。これは、皮膚の表面に薄い膜を作り、粘着剤が直接肌に触れるのを防いでくれる優れものです。

対策2：毛の処理と石鹸で清潔に保つ
毛のある部位に貼ると、剥がす際に毛が引っ張られて痛いだけでなく、毛根に負担がかかって肌が炎症を起こしやすくなります。事前にシェーバーなどで優しく毛を処理しておくと、剥がす時の痛みも軽減されます。また、貼る前は石鹸で汗や皮脂を洗い流し、清潔な状態で貼るようにしましょう。

対策3：ゆっくり、優しく剥がす
これが最も重要かもしれません。剥がす際は、皮膚を押さえながら、テープを皮膚と平行になるようにゆっくりと剥がしていきます。
特に入浴時にお湯に浸しながら、または剥離剤を使いながら剥がすと、肌への負担を最小限に抑えることができますよ。

まとめ：用途に合わせた購入先で賢くテーピングを手に入れよう

さて、今回は「テーピングはどこで売っているのか」という疑問から、お店ごとの特徴や、失敗しない選び方、そして肌トラブル対策まで、幅広く解説してきました。

最後に、あなたに最適なテーピングの購入先をもう一度おさらいしましょう。

テーピング購入場所の使い分けまとめ

目的	最適な購入先	おすすめ商品
日常的なサポート・疲労回復	ドラッグストア、ホームセンター	ニチバン バトルウィン キネシオロジーテープ（伸縮）
本格的な固定・スポーツ用途	スポーツ用品店、ネット通販	非伸縮性の高強度テープ（ザムスト、ミューラーなど）
緊急時・とりあえずのお試し	コンビニ、100円ショップ	簡易サポーター、指用テープなど
大容量・価格重視・種類豊富さ	ネット通販（Amazon・楽天）	箱買い、海外メーカーの製品

テーピングは、正しい種類と貼り方で使用することで、怪我の予防やパフォーマンスの向上、そして何よりも安心感をもたらしてくれる素晴らしいアイテムです。
ご自身の目的と、立ち寄れるお店の状況に合わせて、賢く最適なテーピングを選んでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！