十万石饅頭は東京で買える？販売店舗と確実に手に入れる方法を解説

「うまい、うますぎる！」のキャッチフレーズで知られる埼玉銘菓の代表格、十万石饅頭。

TVや映画でも取り上げられ、その知名度は全国区になりつつありますが、「いざ東京で買おう！」と思っても、なかなか見つからない…という声をよく聞きますよね。

この記事では、筆者モモストアが十万石饅頭を東京で買える場所を徹底的に調査し、駅ナカやデパ地下での取り扱い状況、さらには確実に手に入れる裏ワザまで詳しく解説します。

「今日中に十万石饅頭が食べたい！」という方も、ぜひ参考にしてくださいね！

十万石饅頭は東京で買える？結論と販売状況

結論からお伝えすると、十万石饅頭は東京でも購入することが可能です。しかし、その販売場所は非常に限定的で、どこでも気軽に手に入るというわけではありません。

十万石饅頭の基本的な販売エリアは「埼玉県内」

十万石饅頭を製造・販売しているのは「十万石ふくさや」さんで、その名の通り、主な店舗は埼玉県の各地に集中しています。行田本店をはじめ、川越、熊谷、草加など、主要な駅や商業施設には店舗を構えていますが、これはあくまで「埼玉県の銘菓」としての位置づけが強いからです。

そのため、東京都心で一般的なお菓子のように、駅ナカのキオスクやコンビニ、スーパーなどで常時販売されていることは、まずありません。

東京での販売ルートは「アンテナショップ」か「催事」が中心

東京で十万石饅頭を探す場合、主な販売ルートは以下の2パターンに絞られます。

• 埼玉県関連のアンテナショップ: 埼玉県の特産品を扱うアンテナショップや、ご当地名産品に力を入れている特定の店舗で取り扱いがある場合があります。特に、埼玉県の玄関口に近いエリアで見かけることが多いです。
• 期間限定の催事・物産展: 百貨店や大規模な商業施設で行われる「埼玉物産展」などの期間限定イベントでは、ほぼ確実に購入できます。しかし、これは期間が限られているため、タイミングを逃すと手に入れられません。

もし、今すぐ十万石饅頭が食べたくなった！という方は、まずオンラインでの購入を検討するか、これからご紹介する「穴場」をチェックするのが最短ルートになります。

「賞味期限」も販売エリアを限定する理由の一つ

十万石饅頭は、保存料を使っていない生菓子であり、賞味期限が製造日から4〜6日程度と比較的短いのも特徴です。この日持ちの短さから、広範囲にわたる常時販売網を築くのが難しく、結果的に製造元から近い埼玉県内での販売が中心になっている側面もあります。

このため、遠方への発送や、東京での常時販売店が少ないのは、美味しさを保つためのこだわりでもあるわけですね。次に、東京で十万石饅頭を販売している具体的な店舗情報をご紹介します。

【要チェック】新宿で見つけた！十万石饅頭の穴場販売店

東京都内で十万石饅頭を販売している、数少ない「穴場」として知られているのが、特定のコンビニエンスストアです。これは、単なるコンビニではなく、地域の名産品を積極的に取り入れている店舗に限られます。

ナチュラルローソン新宿西店の伝説

過去の情報にはなりますが、新宿西口にある「ナチュラルローソン新宿西店」は、かつて埼玉県のアンテナショップ的な役割を果たしており、十万石饅頭を常時取り扱っていたことで有名でした。

オフィス街にあるこの店舗は、埼玉出身で東京に勤務している方々の「埼玉の味」を求める声に応える形で、十万石饅頭をはじめとする埼玉銘菓を販売していた時期があります。

ただし、商品の取り扱いは時期や店舗の方針によって変わることがあります。現在も確実に販売されているかを知りたい場合は、事前に店舗に直接電話で確認するのが最も確実です。

【確認する際のポイント】

確認事項	詳細
在庫の有無	「十万石まんじゅうの在庫はありますか？」と具体的に尋ねる。
入荷頻度	「もし売り切れていたら、次回の入荷はいつ頃ですか？」と聞く。
販売期間	「常時販売されていますか、それとも期間限定ですか？」と尋ねる。

このナチュラルローソン以外にも、都心にあるローソンの一部店舗や、地域密着型のスーパーマーケットが、埼玉フェアなどの際に一時的に取り扱うケースがあります。

埼玉県から東京への通勤ルート沿いの店舗を狙う

東京と埼玉を結ぶ主要な沿線、例えば埼京線、京浜東北線、東武東上線などの終点や主要駅に近いエリア（赤羽、池袋、上野など）では、埼玉の文化や商圏の影響を強く受けているため、稀に十万石饅頭を取り扱うお店が存在することがあります。

こうした店舗は、地元（埼玉）の人が「お土産」として購入したり、東京へ持っていくために利用することが多いため、もしかしたらひっそりと販売されているかもしれません。

筆者モモストアが調べた限りでは、現在、東京都内で十万石ふくさやの「直営店」として営業している店舗は確認できませんでした。そのため、店舗で手に入れたい場合は、こうしたアンテナショップ的な場所や、これからご紹介するオンライン販売を活用するのが賢明です。

もし、ご自宅や職場が新宿に近い場合は、一度ナチュラルローソン新宿西店、またはそれに近い他の店舗をチェックしてみる価値はありますよ！

ナチュラルローソン新宿西店（※場所の確認はご自身でお願いします）

東京駅や主要ターミナルでの取り扱いはある？

東京土産の定番が揃う東京駅や、巨大ターミナル駅の構内は、全国各地の銘菓が集まる場所として期待してしまいますよね。しかし、残念ながら十万石饅頭の常設販売は確認されていません。

東京駅「GRANSTA（グランスタ）」や「エキュート」の状況

東京駅構内の「グランスタ」や「エキュート」には、各地の有名なお菓子やスイーツが集まっていますが、十万石饅頭は「埼玉銘菓」としての位置づけが強いため、基本的にはラインナップに含まれていません。

これは、東京駅が「東京土産」を中心に取り扱う場所であることと、前述の通り十万石饅頭の賞味期限が短いことが影響しています。

ただし、年に数回、東京駅地下の催事スペースや、イベント広場などで「埼玉フェア」のようなイベントが開催されることがあります。その際には、十万石饅頭が出張販売される可能性が非常に高いです。この情報は、東京駅や各商業施設の公式ウェブサイトでイベント情報として告知されることが多いので、こまめにチェックしてみましょう。

上野駅、池袋駅、大宮駅の状況

東京に隣接する埼玉県民が多く利用するターミナル駅はどうでしょうか。

例えば、上野駅や池袋駅は、埼玉方面からのアクセスが良いため、もしかしたら…と期待しますが、こちらも常時販売の確認は取れていません。

しかし、乗り換えなしで行ける「大宮駅」は非常に有力な候補となります。

• 大宮駅構内や周辺の商業施設では、埼玉県土産のコーナーが充実していることが多いです。
• 大宮駅の駅ビル（ルミネなど）やエキナカのショップでは、一時的な催事として十万石饅頭を取り扱う実績があります。

もし、東京駅から少し足を延ばせるなら、大宮駅まで行ってしまうのが、十万石饅頭を実店舗で購入する一番現実的な方法かもしれません。大宮駅周辺には、他の埼玉県銘菓も豊富に揃っているので、お土産探しにも最適ですよ。

新幹線の停車駅周辺も要チェック！

東京駅や上野駅など新幹線が停車する駅の周辺には、各地のお土産を扱う専門店がありますが、やはり十万石饅頭は「埼玉」に特化した商品であり、全国の有名銘菓と同列に扱われることは少ないのが現状です。

旅行や出張で東京に来たついでに買いたい！という方は、残念ですが東京駅での購入は諦めて、オンライン通販か、これからご紹介するデパートの催事情報を活用するのがベストです。

JR東日本：東京駅（※催事情報の確認はこちらから）

デパート・百貨店での十万石饅頭の販売状況（デパ地下情報）

高級和菓子や全国の銘菓を取り扱うデパートの「デパ地下」は、十万石饅頭を見つけるための重要な手がかりになります。特に、埼玉県にゆかりのある百貨店や、大規模な催事を頻繁に開催する百貨店を狙うのがおすすめです。

常時販売はほぼ絶望的？デパ地下の現実

三越、伊勢丹、高島屋、大丸といった都内の主要なデパートのデパ地下では、和菓子コーナーに「十万石饅頭」が常時陳列されているケースはほとんどありません。

なぜなら、デパ地下の和菓子コーナーは、全国展開している有名老舗や、そのデパート独自のブランドが中心となるため、地域限定の色が強い十万石饅頭が定番商品として採用されることは稀だからです。

しかし、希望はあります！デパートの醍醐味である「催事・物産展」を狙いましょう。

狙うべきは「大埼玉展」や「味と技展」

デパートが主催する物産展の中でも、十万石饅頭を購入できる可能性が高いのは以下のイベントです。

• 大埼玉展・埼玉うまいもの市: 埼玉県をテーマにした物産展では、十万石ふくさやさんがブースを構えることが非常に多いです。出来立てのお饅頭が手に入ることもあり、毎回大盛況となります。
• 全国有名駅弁と日本の味: 広範囲なテーマの物産展でも、和菓子の代表として出店することがあります。

これらの催事は、主に春や秋の行楽シーズン、または年末年始などの贈答品需要が高まる時期に開催される傾向があります。

【チェックすべき百貨店】

百貨店名	チェックポイント
伊勢丹新宿店	大規模な全国の物産展が開催されやすい。
日本橋三越本店	老舗の和菓子とのコラボ企画などに注目。
東武百貨店 池袋本店	埼玉県からのアクセスが良く、地域フェアに積極的。

これらの百貨店の公式ウェブサイトや、DM、SNSなどで催事情報をこまめにチェックしておけば、購入のチャンスを逃さずに済みます。特に東武百貨店池袋本店は、池袋駅が埼玉県からのアクセスが集中するターミナルであるため、埼玉関連のイベントに力を入れる傾向にありますよ。

デパートでの「お取り寄せ」サービスも活用可能？

一部のデパートでは、店頭にない商品でも電話やオンラインでお取り寄せを受け付けている場合があります。十万石饅頭の場合、賞味期限が短いこともあり、通常のお取り寄せサービスは難しいことが多いですが、贈答品として百貨店経由で注文できるかどうか、確認してみるのも手です。

十万石饅頭のオンライン通販はどこで買える？

「店舗を探し回るのは大変…」「確実に手に入れたい！」という方にとって、オンライン通販は最も確実で便利な購入方法です。十万石饅頭は、複数のオンラインショップで取り扱いがあります。

オンライン通販の最大のメリットは「在庫の心配がないこと」

実店舗の場合、特に東京の穴場店舗では、人気のためすぐに売り切れてしまう心配がありますが、オンライン通販なら自宅にいながら確実に注文できます。ただし、先述の通り賞味期限が短いため、配送にかかる日数と消費するタイミングを考慮して注文する必要があります。

オンラインでの主要な購入先リスト

十万石饅頭をオンラインで購入できる主な場所は以下の通りです。

購入先	特徴
十万石ふくさや 公式オンラインショップ	最も確実。出来立てを直送してもらえる。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング	ポイント利用可能。ギフト包装や配送オプションが豊富。
丸広オンラインショップ	埼玉県を拠点とする百貨店のオンラインストア。
ふるさと納税サイト	寄付の返礼品として提供されている場合がある。

これらのうち、特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのECモールは、普段から利用している方も多く、手軽に購入できるためおすすめです。次のH2では、各ECモールの具体的な状況について詳しく見ていきましょう。

オンライン購入時の注意点：送料とクール便

十万石饅頭は生菓子のため、特に夏場など気温が高い時期は「クール便」での配送になることが多いです。クール便は通常の送料に加えて追加料金が発生するため、トータルの費用がどれくらいになるか確認が必要です。

また、賞味期限が短いため、まとめて大量に購入するよりも、食べきれる分だけを注文するのが賢明です。お土産や贈答品として利用する場合は、相手の都合に合わせて到着日を指定できるかどうかも、事前にチェックしておきましょう。

オンラインなら、遠い東京から埼玉の銘菓を自宅にいながら楽しめるので、この方法が「十万石饅頭を東京でゲットする最も簡単な方法」と言えるでしょう。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングでの取り扱い状況

大手ECモールであるAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング（ヤフーショッピング）は、十万石饅頭を取り扱う販売店が多数存在しており、手軽に購入できる非常に便利な場所です。

Amazonでの購入は「セット商品」が中心

Amazonでは、十万石饅頭を単品で購入するよりも、他の埼玉銘菓とのセットや、10個入り、20個入りといった詰め合わせセットでの販売が中心となっています。Amazonプライム会員であれば、配送が早いというメリットもありますが、販売元は「十万石ふくさや」の直営店ではなく、百貨店や専門のギフトショップが代理で販売していることが多いです。

購入する際は、必ず「発送元」と「賞味期限」をチェックしましょう。特に賞味期限については、到着後の日持ちが何日残っているのかを確認しておくと安心です。

楽天市場・Yahoo!ショッピングは選択肢が豊富

楽天市場やYahoo!ショッピングでは、「まるひろオンラインショップ」など、百貨店が公式に出店しているケースが多く、商品のラインナップも豊富です。また、これらはポイントがたまりやすいモールなので、普段からポイントを貯めている方には特におすすめです。

【楽天市場・Yahoo!ショッピングのメリット】

• レビューが多い: 実際に購入した人の評価や、配送状況に関する口コミが豊富で、信頼できるショップを選びやすいです。
• ギフト対応が充実: 熨斗（のし）やメッセージカード、ラッピングなど、贈答品としてのサービスが充実している販売店が多いです。
• セット商品が豊富: 十万石饅頭だけでなく、「きらら」や「一口羊羹」といった十万石ふくさやの他の商品との組み合わせセットも選びやすいです。

フリマサイト「メルカリ」での購入は推奨できる？

「メルカリ」などのフリマサイトでも十万石饅頭が出品されていることがありますが、筆者モモストアとしてはあまり推奨できません。

理由は、十万石饅頭は賞味期限が短い「生菓子」であり、個人での温度管理や配送時の品質保持が難しいためです。もし購入するなら、必ず公式オンラインショップや信頼できる大手ECサイトを利用しましょう。特に贈答品の場合は、品質保証のある正規ルートを使うべきです。

オンラインでの購入を検討する際は、ぜひこれらのECモールを覗いてみてください。すぐに十万石饅頭が手に入るはずですよ！

Amazonで十万石饅頭を探す

確実にゲット！公式オンラインショップからの注文方法

十万石饅頭を最も新鮮で、確実な形で手に入れたいなら、「十万石ふくさや」の公式オンラインショップを利用するのが一番です。ここでは、公式ならではのメリットと、スムーズな注文方法をご紹介します。

公式オンラインショップを利用する最大のメリット

公式オンラインショップの最大の魅力は、出来立てに近い状態の商品が手に入ることと、商品のラインナップが最も充実している点です。

• 新鮮さ: 製造元から直接発送されるため、賞味期限が最も長く残った状態で受け取ることができます。
• 全商品対応: 十万石饅頭だけでなく、季節限定の和菓子や、他の洋菓子など、すべての商品を取り扱っています。
• 安心感: 品質管理や配送に関して、製造元が責任を持って対応してくれるため、贈答品としても安心して利用できます。

特に、夏場はクール便（冷蔵便）での発送が必須となるため、公式ショップのほうが温度管理のノウハウがしっかりしており安心感があります。

注文から到着までの流れと注意点

公式オンラインショップでの注文は、一般的なECサイトと同様に非常に簡単です。

1. 商品を選ぶ: 5個入り、10個入り、詰め合わせなど、用途に合わせて商品を選びます。
2. 配送情報を入力: 配送先の住所や連絡先を入力します。
3. 支払い方法を選択: クレジットカード決済、代金引換など、利用可能な方法から選びます。

ここで重要な注意点があります。十万石ふくさやのオンラインショップは、注文を受けてから商品を製造・梱包することが多いため、即日発送は難しい場合があります。特に人気商品や週末は、発送までに数日かかることを念頭に置いて注文しましょう。

到着希望日が決まっている場合は、注文時にその旨を備考欄に記載するか、事前に電話で確認することをおすすめします。

オンラインショップ限定の商品も要チェック！

公式オンラインショップでは、店舗ではあまり見かけないオンライン限定のセット商品や、特定のキャラクターとコラボした十万石饅頭（過去には鬼滅の刃コラボなど）が販売されることがあります。

このような限定商品は非常に人気が高く、発売と同時に売り切れてしまうこともあります。十万石饅頭ファンの方は、公式オンラインショップのニュースやSNSをフォローしておくと、最新情報をキャッチアップしやすいですよ。

十万石饅頭は埼玉のアンテナショップで手に入る？

東京都内には、各地方の特産品を集めたアンテナショップが多数存在します。十万石饅頭の販売を期待するなら、やはり埼玉県をテーマにしたアンテナショップをチェックすべきです。

都内の埼玉県アンテナショップの状況

過去には、東京駅や有楽町駅の近くに埼玉県のアンテナショップが存在していましたが、現在は常設の大型店舗という形ではなく、イベントや期間限定の形で出店していることが多いようです。

もし、常設のアンテナショップを探す場合は、「埼玉物産館」や「埼玉名産品」といったキーワードで最新の情報をGoogle検索してみることをおすすめします。商品の入れ替わりが激しいため、訪れる前に電話で十万石饅頭の在庫を確認するのが確実です。

都内にある「ご当地グルメ」に特化したお店

都心には、各地域の名産品を専門に扱うセレクトショップや、ご当地レトルトカレー、ラーメンなどを集めたお店が増えています。これらのショップは、日持ちのする商品が中心ですが、「ご当地和菓子」コーナーが設けられていることもあります。

十万石饅頭は日持ちの短さから常設は難しいものの、期間限定のフェアで取り扱われる可能性はあります。特に、「銀座」や「日本橋」など、地方のアンテナショップが集まるエリアは要チェックです。

【アンテナショップを探す際の裏技】

エリア	チェックする商業施設
有楽町・銀座	交通会館や近隣の大型商業施設の催事情報。
日本橋	地方銀行のアンテナショップや老舗デパート。
池袋	東武百貨店や西武百貨店での埼玉関連フェア。

このように、アンテナショップをピンポイントで狙うよりも、「埼玉物産展」というイベントの情報を追うほうが、十万石饅頭に出会える確率は格段に上がります。アンテナショップの情報は変動しやすいため、常に最新の情報を確認することが重要です。

SNSで「#十万石饅頭 東京」といったハッシュタグを検索するのも、リアルタイムな販売情報を得るための有効な手段ですよ。

そもそも十万石饅頭ってどんなお饅頭？人気の秘密を徹底解説

「うまい、うますぎる」というフレーズは知っているけれど、実際どんなお饅頭なの？という方も多いかもしれません。ここで、十万石饅頭が長年愛され続ける人気の秘密を詳しく解説します。

国産つくね芋を使った「薯蕷（じょうよ）饅頭」

十万石饅頭は、一般的な小麦粉を使った饅頭ではなく、「薯蕷饅頭」に分類されます。これは、皮の部分に国産のつくね芋をすりおろしたものと、新潟県産のコシヒカリの粉を使用しているのが特徴です。

このつくね芋のおかげで、皮はしっとりとしていながらも、ふっくらとした独特の弾力と、ほんのりとした山芋の風味が感じられます。この上品で優しい口当たりこそが、十万石饅頭の美味しさの原点なのです。

自家炊きされた上品な「こしあん」

餡には、厳選された北海道十勝産の小豆を使用し、これを十万石ふくさやさんで丁寧に自家炊きしています。このこしあんは、口に入れるとスーッと溶けるようななめらかさがあり、甘さも控えめです。

この「なめらかなこしあん」と「ふっくらとした薯蕷皮」の絶妙なバランスが、「うまい、うますぎる」と評される理由です。甘すぎる和菓子が苦手な方でも、この上品な甘さならきっと気に入るはずですよ。

贈答品としての価値の高さ

十万石饅頭は、その高い品質と地域銘菓としての知名度から、贈答品や手土産としても非常に人気があります。

• 歴史と信頼: 創業以来、変わらぬ製法で愛され続けてきた歴史があります。
• 美術的なパッケージ: 棟方志功画伯の絵が描かれたパッケージは、贈り物としての品格を高めてくれます。
• 受け入れられやすい味: 老若男女問わず、誰にでも喜ばれる優しい味わいです。

もし、ビジネスやプライベートで埼玉方面へ行く機会があるなら、ぜひお土産として購入してみてはいかがでしょうか。その場で食べても、お土産として贈っても喜ばれること間違いなしのお饅頭です。

十万石饅頭の美味しさの秘密を知ると、さらに食べたくなる気持ちが高まりますね！

「うまい、うますぎる」棟方志功のフレーズ誕生秘話

十万石饅頭といえば、パッケージに描かれた独特の書と、「うまい、うますぎる」という強烈なキャッチフレーズが有名です。このフレーズは、実は世界的な版画家である棟方志功（むなかたしこう）画伯によって残された言葉なのです。

棟方志功画伯との出会い

十万石ふくさやの創業者が、十万石饅頭を世に出すにあたり、パッケージのデザインを誰に依頼するか検討していた際、当時、日本を代表する芸術家として知られていた棟方志功画伯に白羽の矢が立ちました。

志功画伯は、十万石饅頭を試食した際に、その美味しさに大変感動し、思わず筆をとり、「行田名物にしておくには、うますぎる」という言葉を書き残したとされています。この感動の言葉を、創業者が「うまい、うますぎる」というキャッチフレーズとして採用し、今日まで使われ続けているわけです。

パッケージに込められた「力強い書」

十万石饅頭のパッケージには、このフレーズとともに、志功画伯の力強い書と絵が描かれています。このデザインは、和菓子の枠を超えた芸術的な価値を持っており、贈答品としての魅力も高めています。

志功画伯は、自身の故郷である青森の文化や自然を愛した人物として知られていますが、埼玉の地で生まれたこの饅頭に、これほどまでの絶賛の言葉を残したという事実は、十万石饅頭の美味しさが本物であることを証明しています。

このエピソードを知ると、十万石饅頭を食べる際に、ただ美味しいというだけでなく、「この言葉を残した志功画伯も感動した味なんだな」と感じることができ、より一層味わい深く感じられます。

棟方志功と「翔んで埼玉」

近年、このキャッチフレーズとパッケージは、映画化された人気漫画「翔んで埼玉」にも登場し、再び大きな話題となりました。映画では、埼玉県の誇るべき銘菓として、コミカルながらも愛情を込めて描かれています。

この映画や漫画をきっかけに十万石饅頭を知ったという方も多いのではないでしょうか。芸術家のお墨付きと、現代のトレンドの両方で注目されるお饅頭、それが十万石饅頭なのです。

十万石ふくさや公式サイト（※棟方志功氏とのエピソードはこちら）

十万石饅頭の値段と賞味期限、日持ちについて

十万石饅頭を購入する上で、気になるのが価格と、どのくらい日持ちするのかという点です。特に遠方へのお土産や、まとめて購入する際には重要な情報となります。

十万石饅頭の基本的な価格設定

十万石饅頭は、バラ売りもありますが、贈答用の詰め合わせで購入するのが一般的です。公式価格（税込）は以下のようになっています。

個数	価格（税込）	1個あたりの価格（目安）
5個入	853.2円	約171円
10個入	1,792.8円	約179円
15個入	2,646.0円	約176円
20個入	3,456.0円	約173円

※価格は店舗やオンラインショップによって若干異なる場合があります。

1個あたり約170円前後と、上質な素材を使った薯蕷饅頭としては非常に手頃な価格帯にあります。ちょっとした手土産から、フォーマルな贈答品まで、予算に合わせて選べるのが魅力です。

気になる賞味期限と日持ち

十万石饅頭の賞味期限は、製造日から4日〜6日程度とされています。これは、添加物や保存料を極力使わず、素材本来の美味しさを大切にしているからです。

【日持ちに関する注意点】

• 購入日をチェック: 店舗で購入する場合は、製造日（または消費期限）を必ず確認しましょう。
• オンライン購入の場合: 配送にかかる日数（通常1〜2日）を差し引くと、自宅に届いた時点での日持ちは実質3〜5日程度になることが多いです。

賞味期限が短いため、特に東京へのお土産として持って帰る場合や、オンラインで注文する場合は、到着後すぐに食べきれる量を計算して購入することが大切です。

「賞味期限が切れてしまった！」とならないよう、計画的に購入・消費しましょう。美味しいうちに、家族や友人と分け合って食べるのがベストですよ。

薯蕷饅頭ならでは！美味しいアレンジと保存方法

十万石饅頭はそのまま食べるのが一番美味しいですが、もし一度に食べきれなかった場合や、ちょっと気分を変えたいときのために、美味しく食べるためのアレンジ方法と保存方法をご紹介します。

おすすめの温めアレンジ「レンジで数秒温める」

十万石饅頭は常温で食べるのが一般的ですが、冬場など寒い時期には、少しだけ温めて食べるアレンジがおすすめです。

1. ラップに包む: お饅頭を一つずつラップで軽く包みます。
2. レンジで加熱: 500Wで10秒〜15秒程度加熱します。（温めすぎると皮が硬くなるので注意！）

温めることで、薯蕷皮がふっくらと柔らかくなり、中のこしあんの香りが引き立ちます。出来立てのようなホカホカの食感を楽しめますよ。温かい緑茶と一緒にいただけば、心も体も温まります。

冷凍保存で美味しさを長持ちさせる方法

賞味期限内に食べきれない場合は、冷凍保存が可能です。

1. 一つずつラップで包む: 乾燥を防ぐため、空気が入らないようにしっかりとラップで包みます。
2. ジップ付き保存袋へ: さらにジップ付きの保存袋に入れ、冷凍庫に入れます。

【解凍方法】

食べる日の前日に冷蔵庫に移し、ゆっくりと自然解凍します。急いで解凍したい場合は、電子レンジの解凍モードを使うか、低めのワット数で少しずつ温めましょう。

冷凍保存することで、製造日から1ヶ月程度は美味しさを保つことができますが、できるだけ早く食べるのがベストです。一度解凍したものを再冷凍するのは品質が落ちるため避けましょう。

洋風アレンジとして「バター焼き」もおすすめ！

これは邪道かもしれませんが、十万石饅頭を洋風にアレンジするなら「バター焼き」がおすすめです。

• フライパンに少量のバターを溶かし、お饅頭の表面を軽く焼きます。
• 皮がカリッとなり、バターの香ばしい風味とあんこの甘さが絶妙にマッチします。

ちょっとしたおやつやデザートに、ぜひ試してみてください。薯蕷饅頭のしっとり感が、バターのコクとよく合いますよ。

東京から近い！埼玉県内の主要な十万石ふくさや店舗

オンラインも便利ですが、「やっぱりお店で出来立てを買いたい！」という方もいますよね。東京から日帰りで行ける範囲にある、埼玉県内の主要な十万石ふくさや店舗をご紹介します。

電車で行きやすい店舗：川越店・マルイ志木店

東京から比較的アクセスしやすく、観光やショッピングのついでに立ち寄れる店舗がおすすめです。

十万石 丸広川越店

• アクセス: 東武東上線・JR埼京線 川越駅から徒歩圏内。丸広百貨店のデパ地下（B1階名店街）にあります。
• 特徴: 川越は「小江戸」として観光地としても人気が高いため、観光のついでに立ち寄るのに最適です。百貨店内にあるため、他の和菓子と合わせて購入しやすいのも魅力です。

十万石 マルイ志木店

• アクセス: 東武東上線 志木駅からすぐ。マルイファミリー志木の中にあります。
• 特徴: 志木駅は東京のベッドタウンとして利用者が多いため、通勤・通学のついでに立ち寄りやすい立地です。

車で行きやすい店舗：ロードサイド店舗

車でのアクセスを優先したい場合は、ロードサイドにある店舗や、大型商業施設内の店舗がおすすめです。駐車場が完備されているため、まとめ買いにも便利です。

店舗名	場所の目安
十万石 イオンタウンふじみ野店	大型商業施設内なので駐車場が広い。
十万石 草加店	草加市役所そば。都内から近いエリアで比較的アクセスしやすい。

これらの店舗は、週末のお出かけ先として設定し、観光と十万石饅頭の購入をセットで楽しむのがおすすめです。特に川越は、十万石饅頭以外にも美味しいものがたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてください。

店舗の営業時間や定休日は、季節によって変動することがあります。訪れる前に、十万石ふくさやの公式サイト（店舗一覧）で確認してから出かけましょう。

十万石ふくさや 公式サイト 店舗一覧

十万石饅頭の販売に関するよくある疑問Q&A

最後に、十万石饅頭の購入に関して、よくある質問をQ&A形式でまとめました。疑問を解消して、スムーズに十万石饅頭をゲットしましょう。

Q1: コンビニ（セブンイレブン・ローソン・ファミマ）で買えますか？

A1: 基本的に大手コンビニチェーンでの常時販売はありません。十万石饅頭は地域限定の銘菓であり、日持ちが短いため、全国規模のコンビニで取り扱うのは難しいのが現状です。ただし、前述の「ナチュラルローソン新宿西店」のように、特定の地域に特化した店舗や、埼玉フェアなどの期間限定の催事で取り扱われる可能性はあります。ごく稀なケースとして、店舗オーナーの判断で仕入れている場合もありますが、期待はしない方が良いでしょう。

Q2: スーパー（イトーヨーカドー・西友など）での取り扱いはありますか？

A2: 埼玉県内の店舗や、埼玉県に隣接する地域のスーパーでは、地元銘菓コーナーで常時取り扱っている場合があります。しかし、東京都内のスーパーでは、これもまた「埼玉物産展」などの催事期間のみの取り扱いとなることがほとんどです。特に、西友など、地域に根差したスーパーのチラシや情報をチェックしてみましょう。

Q3: 十万石饅頭は冷蔵庫で保存すべきですか？

A3: 十万石饅頭は常温保存が基本です。高温多湿を避けて保存しましょう。冷蔵庫に入れると、薯蕷皮の水分が抜けてしまい、硬くなってしまうことがあります。もし冷やして食べたい場合は、食べる直前に短時間だけ冷やすか、前述の「冷凍保存」を活用して、自然解凍でいただくのがおすすめです。

Q4: 他の十万石ふくさやのお菓子は東京で買えますか？

A4: 十万石饅頭以外の和菓子（きらら、一口羊羹、季節の生菓子など）も、基本的に十万石饅頭と同じ販売ルート（埼玉の店舗、オンラインショップ、催事）でしか購入できません。日持ちのする「きらら」や「一口羊羹」は、オンラインショップでの購入が最も便利で確実です。

Q5: お歳暮やお中元として東京から送りたいのですが、どうすれば良いですか？

A5: お歳暮やお中元として贈る場合は、公式オンラインショップまたは百貨店のオンラインショップを利用するのが最も確実です。贈答用の熨斗（のし）や包装にも対応しており、相手の希望日に合わせて新鮮な状態で送ることができます。特に百貨店経由であれば、贈答品としての信頼性も高まります。